二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 大蛇の錬金術師
- 日時: 2012/07/27 22:34
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
説明と注意事項
・この作品は、荒川弘作の「鋼の錬金術師」×岸本斉史作「NARUTO」のクロスオーバーですので、
それぞれの原作には無い人物やエピソード等が御座いますのでご理解のほどをお願い致します。
・また、作者は大体二十巻から飛んで最新刊しかNARUTOを存じません
(あと、記憶が曖昧な部分も)。
・そのため、不備等がありますのでご注意ください。
ですので、あらすじを教えてくだされば大助かりです!!
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- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.45 )
- 日時: 2012/09/08 05:07
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: tA56XhER)
外伝 「 忘れない事 」
ー 短冊街の居酒屋 ー
「何だって!!
大蛇丸の奴が死んだとっ!? 」
プラチナブロンドの女性は目の前の
大柄の男の言葉に酷く驚き、目をむいて尋ねる。
「いや、厳密に言えばのう。
あやつはーー 」
綱手 SIDE
「なる程な…あいつは、え土転生……。
亡き者を求めた結果が“真理の扉”を開き。
“真理”に全てを“持っていかれた”という訳か…… 」
プライドと野心が強いあいつが自滅?
にわかに信じられないものの、どうも本当らしい。
地来也曰わく、大叔父様の残した書には。
それは、我々が“世界”と呼ぶ存在……
或いは“宇宙” 或いは“神” 或いは“真理” 或いは“全と一”もしくは“一と全”
そして、己自身……
つまり、“森羅万象”そのものだと語るらしい……。
「さらに、その禁書によるとな。
世の中は等価交換でのう……
つまり、その、既に世界にないものを
求めても無理なものは無理なのじゃよ…… 」
「何? 何?
何をいってんのか、さっぱりわかんないってばよ!? 」
「これ、ナルト!
ちと、静かにせんか!! 」
「……良い。
つまり、死んだ人間は二度と戻ってこないという事だな? 」
「あぁ、うん。 そうじゃ。
もしや、あの二人の事を……? 」
「………… 」
ははははは……………。
“真理”は残酷だが、正しいな……
大蛇丸は死者蘇生という。
ないものを得ようという世界の理に反する代価として、
自分という存在を“持っていかれた”のだろう。
それが、無ければ……
……もし、あいつがいなくならず。
何か治療をして欲しい。
二人を生き返らせると、甘言を言われれば……
恐らく、私は誘いにのってしまっていた可能性はありえる。
そういう意味では、私は“真理”に救われたのかもしれない……
間違いを犯して、二人の眠りを妨げてしまう。
愚かな行為をしなくてすんだのだから……
「いや、気にしないでくれ……
二人は、私の心の中で今でも生きている。
それに…あの世で待っていてくれるさ。
きっと…… 」
きっと……
二人は、私を待っていてくれるに違いない。
「うん。 何となくわかるってばよ!
三代目のジッチャンが、おんなじ事言ってたしよ 」
ジジイが、か……。
ジジイらしい言葉だ。
そういえば、ナルトといったっけ?
こいつ……二人に似てる……。
「そうか……
強くなったのう…綱手……? 」
続く?
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.46 )
- 日時: 2012/09/10 04:12
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
外伝 「通行料 」
ー 音の里 ー
ミンミンと、けたたましい蝉の鳴き声の中。
3人の少年少女は、木々の木陰で入道雲の浮かぶ
どこまでも果てしなく青い空を仰いでいる。
「なあ、クソデブ。
大蛇丸様を引き摺りこんだアレって、何だコノヤロー? 」
「クソデブって………
わからん。
蛇が絡みついた逆さ木が彫刻された石扉から出てきた
巨大なる目と黒い手のようなもの。
“アレ”はこの世のモノとは思えない…… 」
“え土転生”発動と同時に突如として現れた黒いナニカは、
まるで鎖のように“捉えて”何も抵抗させず。
四人が見ている間にゆっくり、ゆっくりと不気味に引き寄せてゆき。
ズンっ……と重々しい音をたてて閉じ、消え去ったのだ。
音の長を捉えて……
「うーむ……ワシにも、わからんぜよ。
ただ………… 」
「「ただ? 」」
「…ただ……気になるのはアレが、
大蛇丸様が“え土転生の術”で、
死者を生き返らせようとしたとたんに現れた事じゃ…… 」
そう言えば、そうだ。
これまで、大蛇丸が数多の技を使って来た中で何故。
それだけが、恐ろしいナニカを呼び寄せてしまったのか?
何故、大蛇丸は捉えられ
謎の石扉に引き摺りこまれたのか……?
そして、これまでと何が違えたのか。
何か引っかかる。
しかし、それが何なのかは理解出来ない。
「……リバウンドだよ 」
「「「カブトさん!? 」」」
3人に気づかれずに後ろをとった
銀の長髪と青年はずれた眼鏡を指で戻しながら言葉を続ける。
「体術、幻術、忍術……
これらは、行使するにあたって
同等のチャクラや体力を失うのは分かるな?
あれは、つまり…力を行使するにあたって、
世界が決めた物事の対価を支払わなければならないわけだ 」
「つまり……等価交換ということですか?」
「そうだ。 以前、任務でとある里の……
禁止指定書物や巻物が保管された書庫から盗んで来た。
この、謎の文字で綴られた本を解読した結論から……。
それから推測すると…大蛇丸様のえ土転生の理論は、
どこかが完璧ではなかったが故に、リバウンドが起こり。
さらに“通行料”で、全てを“真理に持っていかれた”のだろうな…… 」
そして、これまで先人達が一度も医療以外の、
命そのものに関わる技を成功させた事例が存在せず。
全て。
その扉の奥に潜む黒い手のようなものと巨大な目に“真理”に捉えられたのらしい。
ある戻って来れた医療系の錬金術師の記録頁によると。
戦災で亡くした愛する妻を生き返らせようとし。
結果、真理の扉”の開き。
その“通行料”で、人々を助ける為の両腕を“持っていかれた”というのだ ーーー
「ーー つまり、そう言う訳だ 」
「……まさか 」
「漸く納得いったぜよ。
もし、理論が完璧だったら今頃…… 」
「あの猿ジジイの首をとれただろーにな…… 」
おわり?
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.47 )
- 日時: 2012/09/10 23:39
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
設定・世界観
※完全オリジナルには名前の次に「オ」、
半分は「半」を表記しております。
また順位は、この小説内に登場した順番です。
大蛇丸 「半」
言わずと知れたNARUTOトップクラスの極悪人物。
この小説での享年?は49歳。 原作では52歳。
作者の私は、“名前を呼んではいけない例のあの人”同様に超絶嫌いである。
連載当初は、鋼の錬金術師のお父様の最後同様、
“思い上がらないよう 正しい絶望を与える”予定だった
しかし、笑いの神様?降臨で輪廻ものぱ化し、
最終回においての“お父様”の真理は、同じ球状の姿と厳格な性格であった。
また、真理の扉もしかり。 この作品においては、
大蛇丸のは蛇が絡みついた逆さの木。 モデルは新訳聖書の例のエピソード。
長門のものは蔓で模した輪廻転生の輪と朱雀。
鋼の錬金術師では人体錬成
NARUTOではえ土転生の術を行うと、リバウンドと共に必然的に開く。
魂、精神、肉体のいずれか一つは扉から出すか
生きている人間を錬成し直す事は可能だが、
死者等存在しないものを扉から出す事は事実上不可能である。
いずれにしても、なすすべもなく扉の中にある灰色の目と人の手に酷似した黒いナニカによって引きずり込まれ、
有無を言わせず強制的に膨大なる量の知識である
真理の一部を“分解”と“再構築”のさなかに頭に叩き込まれ、
その“通行料”で体の一部ないし全身を“持っていかれる”
ただ、後者の場合は死んだわけではなく。
あくまで、真理の空間に“持っていかれた”だけである。
原作中。 残酷ではあるものの、正しい。
あるいは、うぬぼれた人間に正しい絶望をもたらす存在と語られている。
流民 「半」
文字通り、特定の地域や国家に属す事なく放浪する民をさす。
放浪の理由は主に、遊牧や狩猟等の文化や民族的なものか。
飢饉、戦争、流行り病などの理由で、
土地を離れざるえなかった者達の2パターンに分かれれ主人公の民族は前者にあたる)。
国や地域によっては現実世界と同じく、
そんな彼等を好ましく思わない地域が存在する。
教育 「半」
現代においての先進国においては義務教育があるものの(日本では中学生%8
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.48 )
- 日時: 2012/09/11 00:03
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
設定・世界観
※完全オリジナルには名前の次に「オ」、
半分は「半」を表記しております。
また順位は、この小説内に登場した順番です。
大蛇丸 「半」
言わずと知れたNARUTOトップクラスの極悪人物。
この小説での享年?は49歳。 原作では52歳。
作者の私は、“名前を呼んではいけない例のあの人”同様に超絶嫌いである。
連載当初は、鋼の錬金術師のお父様の最後同様、
“思い上がらないよう 正しい絶望を与える”予定だった
しかし、笑いの神様?降臨で輪廻ものへと路線変更し、
「銀の匙」の痩せた多摩子似の少女に生まれ変わる(ただし、太らない)。
誕生日および。原作開始の18歳時点での身長は変化はなし。
真理
私達、人類が“世界”と呼ぶ存在。
あるいは“宇宙” あるいは“神” あるいは“真理”
あるいは“全” あるいは“一” そして“自分自身”
すなわち、森羅万象そのものといえる存在である。
一見は、果てしなく白い空間にいる。
黒い靄のようなもので辛うじて輪郭がわかる透明な人?もしくは白い人?。
その姿形と口調・性格は扉を開いた各個人で変化し、
最終回においての“お父様”の真理は、同じ球状の姿と厳格な性格であった。
また、真理の扉もしかり。 この作品においては、
大蛇丸のは蛇が絡みついた逆さの木。 モデルは新訳聖書の例のエピソード。
長門のものは蔓で模した輪廻転生の輪と朱雀。
鋼の錬金術師では人体錬成
NARUTOではえ土転生の術を行うと、リバウンドと共に必然的に開く。
魂、精神、肉体のいずれか一つは扉から出すか
生きている人間を錬成し直す事は可能だが、
死者等存在しないものを扉から出す事は事実上不可能である。
いずれにしても、なすすべもなく扉の中にある灰色の目と人の手に酷似した黒いナニカによって引きずり込まれ、
有無を言わせず強制的に膨大なる量の知識である
真理の一部を“分解”と“再構築”のさなかに頭に叩き込まれ、
その“通行料”で体の一部ないし全身を“持っていかれる”
ただ、後者の場合は死んだわけではなく。
あくまで、真理の空間に“持っていかれた”だけである。
原作中。 残酷ではあるものの、正しい。
あるいは、うぬぼれた人間に正しい絶望をもたらす存在と語られている。
流民 「半」
文字通り、特定の地域や国家に属す事なく放浪する民をさす。
放浪の理由は主に、遊牧や狩猟等の文化や民族的なものか。
飢饉、戦争、流行り病などの理由で、
土地を離れざるえなかった者達の2パターンに分かれれ主人公の民族は前者にあたる)。
国や地域によっては現実世界と同じく、
そんな彼等を好ましく思わない地域が存在する。
教育 「半」
現代においての先進国においては義務教育があるものの(日本では中学生まで)。
鋼の錬金術師のモデルである時代のヨーロッパでは、
小学校でも料金を支払えなければ、入学や授業をうけるのは不可能であった為、
貧困で就学や読み書きや計算が出来ない子供は珍しくもなかった。
仮に辛うじて余裕があるか。 国の政策で就学出来ても小学校までで、
中学・高校は貴族等の富裕層しか就学が出来なかった。
アメストリスの教育政策は不明ですが、鋼の錬金術師の世界もしかり。
むしろ、当時の日本のほうが進んでいて農民でも、
最低限の読み書きや計算、中には詩を作る事等が出来たと言います。
主人公達一族は読み書き計算等の子供の教育は、
時間のある大人か、老人達がにより基本教育と
事情により数カ国の文字や言語。 そして、素質のある者には錬金術や武術を教える。
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.49 )
- 日時: 2012/09/13 00:40
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
第7話 「錬金術の授業 」
「ーー 錬金術とは、質量保存の法則と自然摂理の法則による
“等価交換”が基本。
例えば、100gの木材からは同じ100gの紙を錬成する事は可能ですが……。
属性や質量が全く異なるもの……
即ち、木材から金属へ。
100gから100kgに錬成するなど、法則に逆らう事は出来ません。
また、合成獣を除く生体錬成もしかり……
皆さんは、わかりますか? 」
眼鏡をかけた長髪の青年は、にこりと微笑み弟子達に問いかける。
すかさず。 金の髪を後ろでまとめた
精悍な顔つきの少年が元気よく手をあげる。
「つまり、人体錬成ですね 先生? 」
「はい。 ゼノン君、正解です。
もはや、我々錬金術師の間では暗黙の了解ですが……
それは、人間のみならず。
全ての生命を造る行為は、行ってはならないという意味でもあります……
さすれば、絶望と地獄を知る事になるでしょう…… 」
曰わく、必ずリバウンドが起こり。
全身ないし身体の一部を失うばかりか。
最悪。 死ぬか発狂するのだと、師匠の青年は神妙なおもむきで語る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(“罪人に絶望と地獄を”
どこかで聴いたような……?
どこだったかしら…どわすれして思い出せない…… )
一週間前から新たに学び始めた“錬金術”
きっかけは父親から才能があるといわれた事で、
それから幾日もしないうちに、どこからともなく現れた
錬金術師だという青年の下につけられたのだが……
どうも、不安でしょうがない。
それは何故か?
どういう、星下に生まれたのか?
それは、この師匠…ゲオルギウスは……。
しばしば立ち寄る村や町でトラブルに巻き込まれ、
眼鏡が割られ、服はボロボロになった事。
猪を狩る為の落とし穴にものの見事に落ちるor何も無いところで大転倒するetc…等があったからだ。
しかし、それさえなければ、非常に良い師匠で教えるのは大変上手い。
「ーーー でからにして、
今日で基礎の基礎は終わりますが、明日から暫くの間。
その基礎を元に別の授業を始めます。
朝食をよくとり……用意する物は…
使い勝手の良いナイフ一つと水筒の二つです。
他は絶対に持ってこないでください! 」
「何で? 」
「それは、明日に教えます 」
翌日……
三人は、その言葉の意味を理解していなかった事を深く後悔する事になる。
特にオクタヴィアにとっては、
前世のように実戦に立たされないだけは幾分かましでも。
それとは、別の意味でのサバイバルになった。
続く
後書き
やっと、登場しましたね? 錬金術の師匠が!
あと、同門となる兄弟弟子ゼノンも。
早く幼少時代編を進めたい……
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