二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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涼宮ハルヒの憂鬱×しゅごキャラ! 自分の気持ちはハッキリね!
日時: 2009/10/16 23:03
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

というわけではじまりました!

*璃央*さんの小説とかぶってますが、許可はとっておきましたので。

*璃央*さんの小説です↓

http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11376

これからよろしくおねがいします!

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第2話 ( No.4 )
日時: 2009/10/16 23:12
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

僕「ふぁぁ〜・・・あまり寝れなかった・・・6時半か・・・」

食堂でご飯を食べた後、顔洗って歯磨き。制服に着替えて、部屋を出る。

瑠「おはよー聖也。」
僕「おはよー瑠璃沙。」
瑠「どう?どう?似合うかなー?」

くるっと一回転する瑠璃沙。正直・・・めちゃめちゃ似合ってる。

僕「すっごい似合ってるよ。バッチグー!」

親指を立てる僕。瑠璃沙も同時にグーサイン。
ああ、僕も似合ってるよってことか。サンキュ瑠璃沙。
制服はそのまま北高のを採用したらしい。っていうか、多数決だったみたいだけど。

学校までは徒歩で約7分。遠いんだか近いんだか微妙だが、まぁ近いってことにしとくか。
自転車が使えればいいんだけど、徒歩15分以内で通学可能な生徒は使用禁止らしい。
まったく・・・迷惑な校則だよ・・・っていうことで、てくてく歩いてるわけだけど・・・

僕「同じクラスになれるといいけどね。」
瑠「そうね・・・まぁ、大丈夫じゃない?」
僕「そうかなぁ・・・」
瑠「大丈夫だって!私だって聖也と同じクラスがいいもん。」

学校に着いた。で、率直な意見は・・・

僕「でかっ!これ本当に学校!?」
瑠「2つ合併させてるからね。これくらいあって当然じゃない?」
僕「そうなのかなぁ・・・?」

クラスの手続きを済ませた僕と瑠璃沙。お互いに6組で一緒のクラスらしい。
で、転校生恒例の自己紹介だけど、今回は無いそうだ。
担任いわく『初対面のヤツがほとんどだろうから』らしい。

「えー、それじゃあまず自己紹介していってもらおうか。じゃあ左から順に名前と前の学校を言ってくれ。」

順番に紹介が終わり、次は僕の番。

僕「鮫島聖也。前高校は高見沢高校。まぁ転校生なんだけど・・・あまりそんな気はしないかな。まぁよろしく!」
瑠「神沢瑠璃沙。前高校は同じく高見沢高校。よろしくね。」

みんなが順当に自己紹介を終えていった。
その中でも、ひときわ個性的なオーラを放っていたのは・・・

「日奈森亜夢。前高校は聖夜高等学園。まぁ・・・よろしく。」
「長門有希・・・前高校は北高・・・」

この2人が特徴的だったな。
日奈森さんは髪の毛がなんとピンク。すっごい目立つ。長門さんはクールな感じだった。

「よーし!それじゃあ授業を始めるぞー。」

あっという間に時は流れ、昼休みに突入。
瑠璃沙は男子に群がられているが、ことごとく振り切って僕のところまできた。

僕「相変わらずここでもモテモテだね。」
瑠「いい迷惑よ!まったく、私の本命は聖也だけなのに。」
僕「またいつもの冗談?」
瑠「冗談じゃないって、本気だよ本気!」
僕「ま、別にいいけどねー。さて、お茶買ってくるか。」

瑠璃沙と机をくっつけ、弁当を取り出して財布を取り出した。

僕「じゃ、自販機でお茶買ってくるからちょっと待っててね。」
瑠「はーい。行ってらっしゃーい。」

日奈森さんが1人で寂しく弁当を食べているのが気になるけど・・・・・・

僕「ねぇ。ヒマ森さん・・・だっけ?」
亜「日奈森!誰ヒマ森って?っていうか・・・何の用?」
僕「いや、1人で弁当食べてるからさ。よかったら一緒に食べない?そのグレイシャスな弁当を。」
亜「デリシャスとグレート混ざってるし・・・ふふっ。あんた、面白いね。」
僕「そうかな?」
亜「今日は遠慮しとく。また今度ね。えーっと、鮫島くん。」
僕「うん、それじゃあね。バイバイ日奈森さん!」

さて、自販機探そう。校舎で迷いそうだよ〜・・・・・・

自販機の場所まで来たけど・・・なんかもめてる・・・?
なんか、言い争いが聞こえてくる。女の子同士で、止めている男の子の声も・・・

「何よ!あたしが何しようがあたしの勝手じゃない!」
「でも!ちゃんと列に並ばないといけないじゃないの!生徒会長としては許せません!」
「チンタラ歩く列が悪いのよ!あたし中心に動けばいいのよ!」
「やめろって!お前は何でそんなに物事が理解できないんだよ!」

この声・・・聞き覚えがあるような・・・?人ごみをかきわけ、先頭に立ってみる。

僕「!!!」

あのカチューシャ・・・あの図々しい態度に横暴で理不尽な言葉遣い・・・間違いない!

僕「ハルヒ!」
ハ「せ、聖也!?あんた何でここにいるのよ!転校したはずじゃ・・・」
僕「訳あって瑠璃沙と一緒に転校してきた。それよりも・・・」

僕は、ハルヒではなく生徒会長とか言ってた女の子と男の子に詰め寄った。

僕「何が原因ですか?」
「お前・・・ハルヒの知り合いか?」
僕「昔の親友・・・ってとこかな。で、一体何が原因なんですか?えーっと・・・」
有「私は有末。この学校の生徒会長よ。」
僕「生徒会長って・・・みんな今日来たのが初めてなのになんでもう決まってるんですか?」
有「2つの学校の中からもともとの生徒会長を多数決で決めて、私が当選したの。」
僕「(なるほど。)でも・・・それだと部活もごっちゃになるんじゃ・・・?」
有「それも大丈夫。たとえば、サッカー部なら2つの部活が男女に分かれて合併してるから。」
僕「(部活も問題なしか。この感じだと同好会とかもそうっぽいな)で、何が原因なんですか?」

有末さんの話によれば、食券を買うべく列に並んでいたバカハルヒが列が進むのが遅いとか言う超理不尽な理由で割り込みを行った。
それを有末さんが注意したところ、ハルヒが逆ギレし、言い争いになったと。

僕「理由は分かった・・・ハルヒ。お前が悪い。」
瑠「そうだよハルヒ。ちゃんと謝らないと。」

騒ぎを聞き付けてやってきた瑠璃沙とともにハルヒに反省を促している最中だ。

ハ「嫌ね。なんであたしが謝らなきゃいけないわけ?あたしは何も悪いことなんかしていないわよ。」
僕「あのなー。お前が今やった事は理不尽で他人にとっては迷惑以外の何者でもない行為なんだよ?」
ハ「あたしにとっては迷惑じゃないからどーでもいい。他のヤツの事情なんてしったこっちゃないわ!」
僕「ハルヒ。とにかく謝りなさい。」
ハ「嫌ね。悪いことしてないのに、謝るつもりなんてサラサラないわ。悪いことしても謝らないわよ!」
僕「ふざけるな!」
ハ「(びくっ!)」
僕「謝れって言ってるだろ!?お前は人に迷惑をかけたんだって!だから謝って!」
ハ「・・・悪かったわよ。」
有「分かってくれればそれでいいです。ありがとうございます。」
僕「いえいえ。」

その後、暴れるハルヒを落ち着けた僕達は、放課後にハルヒが作った同好会の部室へ行くことになった。
名前はSOS団だとか。ハルヒらしいネーミングだ。

ハ「いらっしゃーい!ようこそSOS団へ!」
僕「(さすがハルヒ。立ち直りも超早いな。)テンション高いなー。」
瑠「ハルヒに再開できてうれしいよ。」
ハ「私もよ!いやーまさか聖也と瑠璃沙が一緒の学校とはねー!」

周りをぐるっと見回すと、さっきの男の子。もう1人イケメンの男の子。メイド服姿の上級生に、やたらテンション高そうな上級生、長門さんがいた。
長門さんここのメンバーだったのか。

僕「えっと、僕は鮫島聖也です。よろしく。」
瑠「私は神沢瑠璃沙。よろしくね。」

古「古泉一樹です。よろしくお願いします。」
み「朝比奈みくるです。よろしくお願いします〜。」
長「・・・長門有希。よろしく・・・」
鶴「鶴屋だよー!よっろしくねー!」
キ「俺は・・・キョンと呼んでくれ。まぁ、よろしくな。鮫島。神沢。」
ハ「で、ハッキリ言うわよ!2人ともSOS団に入りなさい!拒否権は・・・」
僕「『無しだからね!』でしょ?分かった分かった。お前をのさばらせておく訳には行かないからね。」
瑠「またハルヒと一緒にいられるのなら、私は大歓迎だよ。」
ハ「さすが私の親友だわ!じゃ、入団届けは出しておいてあげる!それと、早速会議始めるわよ!」

それぞれが席についていく中、僕は開いていたキョンの隣の席へ座った。
瑠璃沙は鶴屋さんの隣へ着席。そして、ハルヒが黒板に何か書き始めた。

ハ「今回の課題は、新メンバーの募集よ!」

Re: 涼宮ハルヒの憂鬱×しゅごキャラ! 自分の気持ちはハッキリね! ( No.5 )
日時: 2009/10/16 23:14
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

今日はこの辺で。

それでは〜^^

第3話 ( No.6 )
日時: 2009/10/17 22:35
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

ハ「新メンバーの募集よ!」
キ「新メンバー?」

キョンがやれやれと言った表情でため息をつく。

ハ「今いるのは、私、有希、みくるちゃん、つるっち、古泉くん、キョン、そして聖也と瑠璃沙の8人。」
僕「これだけいれば十分じゃないの?」
ハ「甘いわね!まだまだ足りないわ!目標は12〜16人よ!」
瑠「多すぎじゃないのかなぁ・・・」
鶴「いーじゃん!大勢のほうが楽しそうだしさ!」
キ「鶴屋さん・・・あまりハルヒを調子に乗せる発言は控えてくださいよ。」
僕「お互い苦労するねキョン。」
キ「お前もな、鮫島。お前とは気が合いそうだ。」
ハ「ただし!入団を許可するのは私が認めた人材だけよ!認めなかったら即切り捨て!」
僕「人を物みたいに扱わないほうがいいと思うよ。」
ハ「北高の人材は知り尽くしてるから・・・狙い目は聖夜高校の生徒よ!」
キ「聖夜高校?」
ハ「そう!まだ見ぬ優秀な人材や個性的な人材がいるかもしれないわ!早速調査開始よ!」

と言うと、ハルヒは速攻ダッシュで部室を出て行った。

僕「まったく・・・相変わらず騒がしいヤツだよ。」
キ「しかし、昼間お前はハルヒを一喝で黙らせたよな。俺でも黙らせられないのに。」
僕「昔よく暴走を阻止してたからね。伊達にハルヒの親友やってないよ。」
古「しかし、涼宮さんの事です。気に入る人材がそう簡単に見つかるとは思えませんが。」
僕「もう放課後だしね。」
み「お茶が入りました〜。」
僕「あ、すみません。」
長「・・・・・・」

キ「・・・で、ひとつ聞きたいんだが・・・お前達、俺たちに何か言いたい事があるんじゃないか?」
僕「・・・へ?」
瑠「言いたいことって?」
キ「ここは、宇宙人未来人異世界人超能力者をみつけて一緒に遊ぶ、が趣向だってのは説明受けたよな?」
僕「受けたけど・・・」
長「・・・私はヒューマノイドインターフェース・・・あなた達に分かりやすく言うと宇宙人。」
み「私は未来人です。」
古「僕は、超能力者です。キョンくんと鶴屋さんは一般人。つまり、異世界人のスペースが開いていると。」
僕「やっぱり、分かる人にはわかっちゃうか。そ、僕と瑠璃沙は異世界人だよ。」
瑠「異世界人っていっても、この世界とほとんどかわりないからなじみ易いけどね。」
キ「俺はてっきり、お前達が魔法の世界から来たのかとでも思ったよ。」
僕「僕達は小学4年生の時にこの世界へきた。それからもう随分たつけど・・・」
瑠「ま、あまり気にしてないよ。のんびり過ごしてるからね。」
古「それほど、この世界に馴染んでいると言う事ですね。」
僕「はぁ〜・・・お茶がおいしいな〜。」
キ「いきなり癒し系キャラかよ!」
僕「僕はボケも突っ込みもジョークも出来る。オールマイティだからね。」
瑠「昔はもっとキレがあったんだけど、今はイマイチかな。」

キ「にしても、ハルヒのヤツ遅いな。また誰か拉致してくるんじゃないだろうな・・・」
僕「拉致・・・って、新しい料理か何か?」
キ「ちげーよ!無理やり捕まえてくるって事だよ!」
僕「あっははは!ジョークだよジョーク!」
キ「笑えねーっつの。俺はジョークはあまり好かん。」

さて、ハルヒが部室を出て行ってからかれこれもう30分は立つ。
まったく・・・一体何をしているのやら。まさかキョンの言ったとおり誰かを誘拐してる訳じゃないだろうな・・・
できれば問題が起こらないことを願いたいよ。この世で一番嫌いなものは面倒事だからね。

ハ「あーあ。いい人材がいなかったわねー・・・」

ハルヒが部室へ帰ってきた。帰ってくるなりイスに勢いよく座った。

僕「というか、これ以上増やして一体どうするつもりなの?」
ハ「多いほうが楽しいに決まってるじゃない!」

ビシッと指を指される。

僕「だってさ・・・ハルヒの事だから、どーせろくでもないこと考えてるんでしょ?」
ハ「失礼ね!大勢のほうが楽しいから!それだけよ。」
僕「あっそ。関税のほうが面白いねぇ・・・」
全員「・・・・・・」
僕「誰か突っ込んでよ!」
ハ「つくづく思うけど、あんたって突っ込んでくれる人がいないとホントに寒いだけよ。」

確かに・・・ハルヒの言うとおりかもしれない。
僕はボケやジョークをよく言うけど、誰も突っ込んでくれず1人でスベっているからなぁ。
突っ込みしかできないもんねこのままじゃ。
でも・・・昼の日奈森さんの突っ込み・・・あれは、僕にピッタリな突っ込み方だった。
日奈森さんが突っ込んでくれれば、ウケそうなんだけどなぁ・・・

僕「さてと・・・そろそろ帰るわ。行くよ瑠璃沙。」
瑠「うん。それじゃあ、また明日ね。」
キ「ああ、またな。」
古「さようなら。」

寮へ戻った後は、ご飯食べて風呂入って・・・今は部屋でネットの最中。

瑠「ねぇ聖也。ハルヒ本気で部員集めると思う?」
僕「あいつの事はよく知ってる。あいつがああ言い出したら絶対にやると思うけど。」

僕と瑠璃沙は小学や中学時代にハルヒの思いつきに散々振り回されてきた。
今はキョン達がそうなってるみたいだけど、2人でのんびりしてる所をハルヒがドーン!と来て・・・

ハ「朗報よ!」

とか言って平和な時間をぶち壊していくんだよね。まぁもっとも、あいつの思い付きが僕達にとっていい知らせだったことは事実上ほとんどない。
映画撮影だの、作戦会議(っていっても、何の作戦かは不明)だの本当にくだらない物ばかりだ。
今度の部員集めも・・・僕の大嫌いな面倒ごとが起こりそうな予感がかなりする。

僕「ま、面倒ごとが起こらなきゃいいけど。キョンもハルヒを制御できるみたいだからね。」
瑠「でも、私が見てる限りキョンくんはハルヒが暴走したときに止められてないみたいだったけど。」
僕「そうなったら僕が止めるっきゃないなぁ。」

ネットのページを閉じ、電源を落とす。
キョンもハルヒに対して怒ったりはしてるみたいだけど、口でねじ伏せられている感じがある。
僕はお喋り好きだし口ではハルヒや他のヤツに負けたためしがない。ハルヒは僕と互角くらいだけど。
・・・と言うか、今更ながらあの3人が普通の人間じゃないって事にはびっくりした。
しかも僕達が異世界人だってのをすんなりと受け止めたことにもね・・・さすが普通の人間じゃない人達だ。

僕「じゃ、そろそろ寝るか。おやすみ。」
瑠「おやすみ。」

今日は疲れていたのか、ベッドに入って3分で眠りに付いた。

第4話 ( No.7 )
日時: 2009/10/17 22:39
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

僕「ふぁぁぁ〜・・・眠いなぁ。」

身支度一式を終え、ご飯も食べ終えた。
今は瑠璃沙、そして途中で合流したハルヒとキョンと登校している最中だ。

僕「それにしても・・・やっぱり人多いね。」
キ「合併したたからな。多くて当然だろ。」
ハ「さぁ!今日は昼休みに部員探しするわよ!昨日は放課後だったから部活しかいなかったけどね。」
瑠「さすがに部活から引き抜くのはやらないんだね。」
ハ「いいえ。気に入った子がいれば引き抜くわよ!どんな手を使ってでもね!」
僕「あのなぁ・・・あ、おーい!日奈森さーん!」

ひときわ目立つピンクの髪の毛なのですぐに分かる。
となりには、女の子がふたりいた。友達なのかな?

亜「あ、鮫島くん。おはよ。」
僕「おはよー。今日もいい天気だね。エビフライでも降って来そうなくらい。」
亜「いやいやいや!そんなの降って来たら困るし!油でギトギトになるじゃん!」

やっぱり・・・この感じ・・・僕のボケに的確に突っ込んでくれてる!

僕「あれ?その2人は友達?」
や「結木ややだよー!よろしくね!」
り「真城りま。」
僕「結木さんと真城さんだね。僕は鮫島聖也。よろしく。」

話しているうちに、後ろから3人がやってきた。
ハルヒの方を見ると、3人をじろじろ見てからニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

僕「なぁハルヒ。まさかとは思うが、この3人をSOS団に引き込もうなんざ思っちゃいないよね?」
ハ「もちろん思っちゃいるわよ!」

やっぱりか・・・キョンと目を合わせると目で僕に「コイツがこう言い出したらもう無理だ」と訴えかけてきた。
しょうがない。面倒ごとは嫌いだが、ここは止めるしかないな。

僕「あ、紹介するよ。左から涼宮ハルヒ、キョン、神沢瑠璃沙だよ。」
キ「本名は聞かないでくれ。キョンだ。よろしくな。」
瑠「神沢瑠璃沙です。よろしくね。」
ハ「涼宮ハルヒよ!よろしく団員1,2,3!」
亜「だ、団員?」

日奈森さん達は困惑したような表情をしている。まぁ無理ないだろう。いきなり団員とか言われたら誰でもそうなるはずだ。
っていうか・・・ハルヒはもう日奈森さん達を入団させた気でいるようだ。

僕「あのなぁ・・・許可も取らずに勝手に入団させないでくれるかな?」
ハ「いいじゃない!これは団長命令よ!意見のある人は挙手!」

僕とキョンが天まで届くかのごとく勢いで手を上げる。絵にすると恥ずかしいが、今はそんなの気にしていられない。

ハ「じゃあキョン!」
キ「えーと、日奈森、結木、真城だっけ?この3人を何故勝手に入団させているんだ?」
ハ「させたからに決まってるじゃない!それ以外の理由なんてナッシングよ!」
亜「ちょっとまって!入団って何?」

当然のごとく、日奈森さんは質問を投げかけてきた。しかも直球ストレートど真ん中の質問を。

ハ「世界を(S)大いに盛り上げる(O)涼宮ハルヒの(S)団!略してSOS団!」
亜「駄洒落!?」
ハ「趣向は、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者を見つけて一緒に遊ぶこと!」
亜「・・・・・・」
ハ「その団に、あなた達3人を入団させるわ!安心なさい!入団届けは出しておいてあげるから!」
亜「いやいやいやいや!あたし達まだ許可してないじゃん!何で勝手に入団させられなきゃいけないわけ?」
結「あむちーの言うとおりだよー!せめて許可とってからにしてよー!」
ハ「じゃあ一応聞くけど、あんたたち答えは?」

ハルヒが逆に質問を投げた。どうでもいいが、僕はいつまで手を上げてればいいんだろうか・・・

亜「入らない。そんな何するか分からないところに入りたくないし。」
り「くだらないわね・・・私はイヤよ。」
や「ややもちょっとー。」

まったくもって予想通りの答えが返ってきた。

僕「僕はいつまで手を上げてればいいのさ!」
ハ「なによもう・・・じゃあ聖也。用件は?」
僕「日奈森さん達は嫌がってるじゃないか。だからあきらめる事だね。」
ハ「なんでよ!?どうしようが私の自由じゃないの!」
僕「いや、まぁそれはそうだけど。嫌がってるのに無理矢理引き込むのはどうかと思う。」
ハ「それはあんた個人の意見じゃないの!キョンや瑠璃沙にも聞いてみなさいよ!」
キ「言われるまでも無く、俺は鮫島と同じ意見だ。許可したならともかく無理矢理は許可できん。」
瑠「私も聖也と同じ意見かな。無理矢理はやっぱりダメだよ。」

キョンも瑠璃沙も同意見らしい。頼もしい味方達だ。

ハ「何よ・・・何が気に入らないのよ!」

まずい、ハルヒがキレる寸前までヒートアップしてきた。こうなるとまずいことになる。
僕以外の人間ではハルヒをとめることができなくなる。性格には・・・僕とはちょっと違うかな。

僕「あのなー。気に入るとかそういう問題じゃない。嫌がってるのに無理矢理はやめろっていってるんだ。」
ハ「あたしが入団許可してあげたのよ!?それだけでも名誉なことなんだからね!?」
キ「名誉かどうか俺は知らん。」
瑠「たぶん、日奈森さん達は名誉だと思ってないと思うよ。」
ハ「・・・分かったわよ。」

ハルヒは不機嫌度MAXになった顔をしている。
それにしても・・・ハルヒのヤツなんか言葉遣いが悪いような気もするが。

僕「キョン。ハルヒってさ、普段あんな言い方なの?中学時代はあそこまでひどくなかったけど。」
キ「普段はあんなんじゃない。理不尽なことは言うが、あそこまではヒートアップしない。」

要するに・・・入団させようと必死だからヒートアップしたのか。

「あむちゃーん。」
亜「あ、唯世くん!なぎひこ!」

なにやら、日奈森さん達のお友達らしき人がやってきた。

亜「あ、紹介するね。この2人は辺里唯世くんと、藤咲なぎひこくん。」
唯「辺里唯世です。よろしく。」
な「藤咲なぎひこです。よろしくね。」
僕「えっと、僕達は・・・」

自己紹介が終わり、みんなのクラスも分かった。こんな感じ。

1年2組:結木さん・藤咲くん
1年3組:辺里くん
1年5組:ハルヒ・キョン
1年6組:僕・長門さん・瑠璃沙・日奈森さん
1年8組:真城さん
1年9組:古泉くん
2年3組:朝比奈さん・鶴屋さん

僕「でもまぁ、12クラスあるのに見事に1ケタのところに集中したもんだね。」

自己紹介の後なんとか上手くハルヒを落ち着け、日奈森さんたち5人も入団してくれることになった。
でも、ありがたい限りだよ。日奈森さん突っ込んでくれるしね。
ハルヒは、これだけいれば十分だと言って、もう新しい団員探しはやめるそうだ。

ハ「それじゃあまた放課後!部室で会いましょ!」
僕「昼休みには行かなくていいの?」
ハ「うーん・・・行きたい人は行ってくれればいいわ。私は昼休み行ったり行かなかったりだしね。」
僕「オーケー。じゃ、また放課後。」

瑠璃沙、日奈森さんと共に教室へ入る。長門さんに挨拶をして自分の席へ。
瑠璃沙の席は僕の後ろ。日奈森さんは斜め右の前。長門さんは僕のとなりだ。
こうして、2日目の授業が始まった。


あっという間に授業が終わり、昼休みが訪れた。
僕は瑠璃沙、日奈森さん、長門さんと机をくっつけ、緑茶と共に弁当を食べていた。
ちなみに、この弁当は寮から出るヤツだ。僕も料理できるし、自分でも弁当作れるけど作ってくれたものを無駄には出来ない。

僕「あーあー。ごめんねハルヒの我侭に付き合ってもらっちゃって。」
亜「困ったときはお互い様。」
僕「ありがとう。僕のたくあん半分あげるよ。」
亜「って、一枚を半分にしただけじゃん!いらないし!」
僕「遠慮しなくてもいいのになー。」

たくあんを口へほうりこむ。

長「・・・・・・」

長門さんは特に会話もせず、黙々と弁当を食べている。

瑠「美味しいね寮のお弁当。」
僕「あそこの食事作ってるお兄さんとお姉さん料理上手だもんね。」
亜「2人って寮に住んでたんだね。」
僕「うん。結構いいところだよ。」
亜「結構人いるの?」
瑠「女子は6人フルだよ。男子は2人だけだけどね。」

コロッケを食べながら瑠璃沙が説明している。僕はからあげを口に放り込む。

僕「ま、家より居心地いいかもね。」
亜「あたしは自分の家が一番居心地いいかな。」
瑠「それが一番だと思うよ。」
長「・・・・・・」
僕「でも、どんなところであれ住めばいい所に思えてくる。住めばミカンだね。」
亜「住めば都!なにミカンって!?」

こんな感じで、騒がしい弁当の時間は過ぎていった。
弁当を食べ終えた僕は、腹ごなしの散歩がしたくなったので中庭に出た。
しかし・・・中庭から見てもデカさがスゴイ学校だよ。
校舎は7階建てで、2・3階が3年生、4・5階が2年生、6・7階が1年生の教室。1階は職員室。
特別教室は北校舎と南校舎にある。SOS団の部室は北校舎の3階の突き当たりにある。北・南校舎は3階建てだけどね。
しばらくウロウロしていると、キョンとバッタリ出会った。

キ「よ。」
僕「ウィース。」
キ「どうだ?学校には馴染めたか?」
僕「2日では適応は無理だね。まだ知らない人ばっかりだし。」
キ「俺は半分が知ってるヤツだからな。」
僕「ははは。ま、そりゃそうだろうね。」

「よぉキョン!」
キ「谷口、国木田。」
僕「谷口に国木田・・・しばらくだね。」
谷「お!鮫島じゃねーか!元気してたか?この学校だったんだな!」
国「すごい奇遇だね。」
僕「奇遇って言うか、不運って言うか・・・」
谷「ってことは・・・神沢も一緒か?」
僕「谷口の読みどおり、一緒に転校してきた。」
国「神沢さんも一緒だったんだ。」
キ「お前らも、鮫島とかかわりが合ったんだな。」
僕「昔の『知り合い』さ。」
谷「おいおい冷たい事言うなよな!友達だろ俺達。」
僕「昔のことは忘れたからね。じゃ、またね谷口、国木田。キョンも放課後!」
キ「おう。じゃあな。」

そして、放課後。

僕「ウィース。」
瑠「やっほー。」
キ「よう。」

部室にはハルヒ以外の団員が全員集結していた。
僕と瑠璃沙が一番最後か・・・まぁ先生に用事頼まれたから仕方ないけれども。キョンの隣の席へ座る。

み「はい、どうぞ。」

みくる先輩がお茶を出してくれた。

僕「ありがとうございます。」
瑠「ありがとです。」
古「鮫島くんは、ボードゲームなどをやったりするのですか?」
僕「うーん・・・あんまりやらないかな。囲碁とチェスと将棋とオセロしかルール知らないから。」
キ「それだけ知ってりゃ十分じゃないか。」

瑠璃沙はまだお茶を飲んでいるので、僕だけ席を立った。
キョン&古泉くんと軽く会話を交わし、鶴屋さんとみくる先輩にも挨拶しておく。
長門さんはノーリアクションなので声だけかけて、日奈森さん達が集まってる所へ行く。

僕「やぁみんな。これから面倒がたくさん起こると思うけど・・・よろしく。」
亜「でも、ここの雰囲気も悪くないね。どんなことするのかはまだ分からないけど。」
僕「僕も昨日入ったばかりなんだよね。どんなことするかとかはまだ僕にも・・・」

と言った矢先、ハルヒがドアを壊れんばかりの勢いで開けて入ってきた。

ハ「次することが決まったから会議するわよ!席について!」
僕「却下!どーせまた下らんこと言うんだろうが。」
ハ「エビフライのしっぽ10本出すわ。」
僕「どこの世界にエビフライのしっぽで交渉に応じるヤツがいるんだよ!」

久々に突っ込んだが、この感覚はかなりいい。

ハ「さ、おしゃべりはこのへんにして、さっさと始めるわよ!」

何か言い出したハルヒを尻目に、僕は部室の隅に置いてあった木刀を背中に背負い、部室を出ようとした。

Re: 涼宮ハルヒの憂鬱×しゅごキャラ! 自分の気持ちはハッキリね! ( No.8 )
日時: 2009/10/17 22:43
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

今回はここまで。

また^^


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