二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レジェンドディスクIN魔界屋リリー×妖界ナビ・ルナ
- 日時: 2010/02/11 19:32
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
はじめまして!
がんばります!
プロローグ
現実世界とは異なる世界。
そう、『アナザーワールド』
そこには、本やゲームの世界がそのままあるらしい。
この物語は現実世界とアナザーワールドを行き来し、超強力なフォースをめぐる、とんでもない物語である。
第一話 ワープホール >>1
第二話 フォース >>2
第三話 >>3
第四話 >>4
第五話 >>5
第六話 >>6
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- Re: レジェンドディスクINデルトラ・クエスト ( No.4 )
- 日時: 2010/02/07 22:19
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第四話 シオンの作戦
『ちなみに、あなたは結末を知っている。それを口にしてはいけない』
「分かってるって、いちいちうるさいなぁ」
たまに入る声に惑わされながらも、作戦を練るシオン。
〔さぁて、恐らく今デインがさらわれたってパニクってるんだろうな……でもスパイ。だからこそ、どうすれば……そうか!〕
閃いた。
その行動を実行に移すため……。
デルトラ城
そのころ、ジャードが捕まり始めている頃。
城に潜入して影の大王がいる場所に向かった。
黒く、暗黒が渦巻いている。
「やぁやぁ、影の大王様よ」
ふざけ調子でしゃべるシオン。
「貴様は……誰だ?」
「ただの旅人ですかい、今は馬車でリーフ達がここに向かっておりますけい」
ふざけて言う。
ちなみに、ソーサーは隠してある。
影の大王の声が聞こえる。
「…………ククク、まさか人間で私に願えるものがいるとは……」
「取引しませんかい?」
「取引だと?」
「そうそう、私がリーフを追いやるかい、あなたの力をわけてくんだせい」
「力??」
「フォースですぜ」
「フォース……いいだろう、そのかわり、全てが終わってからだ」
「あんがたいぜい、じゃ早速……」
シオンは去っていった。
しかし、影の大王は……。
〔フォース……なぜそのことを……〕
すると、影の大王は空間をゆがませた。
デルトラ城道中
「見つけたぜ!」
ルーカスが乗っている馬車の前に立ちふさがった。
ルーカスが不審にみる。
「あなたは、あの時の……」
「その中身を見せてもらえないかい?」
ルーカスは馬車を見た。
「特権は?」
「いい情報仕入れてやったぜ、リーフ、バルダ、ジャスミン」
ルーカスがひるむ。
シオンが笑う。
なにを考えているのだろうか。
続く……。
- Re: レジェンドディスクINデルトラ・クエスト ( No.5 )
- 日時: 2010/02/09 20:47
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第五話 ツイントラップ〔二重罠〕
ホロ馬車に乗ってデルトラ城へ向かうシオンと三人組。
こんな話をしながら。
「ほぉ、これがデルトラのベルト、実物は初めてだぜ」
「ところで、どうして僕たちのことを?」
「言っただろ? 俺はなんでもお見通しだって」
「まさか、スパイじゃないでしょうね」
「まさか、そんなことはない、裏切ったとしても最後には結果オーライにしてやるからさ」
すると、ルーカスが馬車の戸を開けた。
茂みにころがりこむ。
「後は、私たちでかく乱します」
しかし、その話はリーフの耳には届いていなかった。
デインに釘付けだったからだ。
それが、後々後悔する事になる。
デルトラ城
「俺が先に飛び出す、お前達はデインの縄を……」
そのとき、
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
スカールが城門から突然飛び出していった。
デインに近づいていく。
「作戦変更! 全員突撃!」
シオンが三人を突き飛ばす。
そのとき、地面が消えた。
シオンは一気にデインへ駆け寄る。
突然左手に炎を宿して、リーフ達へ投げつけた。
「なっ! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
落とし穴ごと、派手に燃え上がった。
「トラップが決まったぜ!」
「裏切った……わね?」
「その通り、そしてこのデインはAオルなのさ!」
すると、後ろから大きな声が響いた。
ジョーカーが飛び出していったのだ。
シオンが右に避けると、火の中へジョーカーを押した。
「ぐっ!」
ジョーカーが転がり落ちていく。
シオンが暗黒の渦へ問いかけた。
「さぁ、フォースを渡すのだ!」
「おろかな……フォースはお前の隣だ!」
「なに!?」
すると、デインが霧のような姿になって、飛び掛ってきた。
首を絞められる。
「うぅ……はめられた……」
「うかつだったな! 俺様はただのAオルではないのだ! 進化の力で進化した、オルだ!」
よくみると、背中に紋章が……。
そのとき、シオンの顔がニヤついた。
「ん?」
「リーフ! GО!」
そのとき、炎の中から、リーフがデルトラのベルトを持ってデイン……いやオルにベルトをつけた。
オルが悲鳴を上げる。
そのとき、シオンがソーサーをオルへ向けた。
ディスクが発射される。
紋章に当たると縦になり、吸収し始めた。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ここまでだ!」
オルは消滅し、残ったのは……。
「これは……」
ディスクが落ちていた。
さらに、色の違う紋章が刻まれていた。
ディスクを拾う。
そのとき、別のオル達がたくさん襲い掛かってきた。
シオンが指を鳴らす。
炎は消え、ジョーカーと二人は消えていた。
オルが飛びかかる。
炎で焼き払った。
「リーフ! 鍛冶屋に行け! 食い止める!」
「分かった!」
シオンはそのまま、しばらくオルを焼き払った。
そのとき、こけた頬の人物が二人の夫婦を連れて、やってきた。
リーフの両親だ。
「ここまでだ! 焼き払う事はできまい!」
両親を盾にし近づいていく。
シオンは動けなかった。
そのとき、
「三人を捕らえました!」
憲兵の声がした。
シオンはひ汗をかいていた。
フォースは回収した。
しかし、このままでは……。
そう考えていると、後ろから殴られて、意識を失った。
続く……。
- Re: レジェンドディスクINデルトラ・クエスト ( No.6 )
- 日時: 2010/02/10 07:56
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第六話 光
気が付くと、シオンはジョーカーとバルダ、ジャスミンとともに捕まっていた。
肝心のリーフがいない。
しかし、そう考えている時間はなかった。
処刑台へと迫る。
あの頬のこけた人物がしゃべる。
「さぁ、我が影の王国に逆らった者達のおろかな姿を見よ!」
そのとき、四人の目をふさいでいた布を取った。
そして、ファローは驚く。
「な、なぜ四人?! それに少年は!? どこだ!」
そのとき、大きな声を出してリーフが空から降りてきた。
四人の縄を順々切っていく。
しかし、そのとき、雷鳴がとどろき、処刑台が真っ二つにされた。
シオンは同時に飛び上がって、民衆の中へ……。
しかし、リーフの両親はファローによって殺されようとしていた。
しかし、リーフはなんとか台に掴まるのが精一杯で両親が刺されるのをみるしかなかった。
「とうさん!」
「リーフ! ベルトを……」
そのとき、ジャードはファローによって刺された。
そして、アクババが現れる。
ジャスミンはそれに抵抗しようとしたが、あまりにも早すぎて、対応できなかった。
尻尾が振り下ろされる。
クリーがかばってシオンの方へ吹き飛ばされた。
「クリー!」
クリーを受け止めたシオンはどうすればいいのか分からなかった。
そのとき……。
光がはじけとんだ。
終わった……。
影の大王が憎しみと憎悪を渦巻きながら引いていく。
憲兵は士気を失い、レジスタンスに倒されていった。
オルは全て倒れていった。
城からルーカスが出てくる。
城にイカボットが倒れていた。
リーフ達は瀕死の父のもとへ。
リーフの腰にはベルトが巻かれていた。
しばらくして……。
怪我の療養をシオンはしていた。
いまや国王となったリーフが駆けつける。
「怪我は?」
「もう大丈夫だ」
「よかった……でも、これからどうするんだい?」
「そうだな……この世界にもうフォースはないらしい、だからもうここはおさらばかな」
「そうか……また来てよ」
「これればな」
そのとき、シオンの体が光り始めた。
『あなたを次の世界へ導きます』
「おっと、もう時間だ、じゃあな」
「うん」
そして、消えていった。
続く……。
デルトラの世界へはまたくることになりますが、今回でデルトラ編は終わります。
次は、二作品同時に共演!
お楽しみに!
- Re: レジェンドディスクIN魔界屋リリー×妖界ナビ・ルナ ( No.7 )
- 日時: 2010/02/12 08:08
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第七話 交じり合う世界
空間がゆがみ、シオンが弾き飛ばされるように出てきた。
転がる。
しかし、勢いが止まらずゴロゴロ……。
結局目の前のオンボロな建物に衝突した。
「いってぇ!」
「何々?」
すると、オンボロな建物から少女が出てきた。
モデルのように美しい女性も出てきた。
シオンは頭をぶつけて止まっていた。
頭が建物にめり込んでいる。
「だれか抜かしてぇぇぇぇ!」
「はいはい」
少女はいとも簡単にシオンを抜いた。
そのとき、少女の目がうず目なっていた。
「ありがとなぁ……いてて……」
「ルナ! うず目うず目」
すると、ルナと呼ばれた少女は目が元に戻った。
「なにがあったんだ?」
すると、フクロウがしゃべりながら飛び出してきた。
シオンは驚く。
「フクロウがしゃべった!」
「っておいらの声が聞こえるのか!」
フクロウは驚いていた。
シオンは今の状況を整理する。
〔ルナ……あの妖界ナビ・ルナか……しまったなぁ……読んでない……〕
「でも、どうして? 今まで人の気配はしなかったのに……」
女性が消えたと思うと、猫の姿になっていた。
「それに……この気配は妖怪でもないし、人間でもない……何者?」
シオンはほこりを払うと、立ち上がった。
「当然といっちゃ、当然だな」
「当然?」
「俺はこの世界の住人でもないし、妖怪でもない、異世界から来た」
「嘘?」
ルナが驚く。
「異世界?」
猫も驚く。
「まぁ、信じられないのもとうぜんだな、じゃ、証拠見せてやる」
すると、手に炎をまとった。
「え!?」
みんな驚く。
「これはフォースって言ってな、まだまだ能力はたくさんある、それを回収するのが俺の役目らしい」
シオンはルナの方を向く。
「さて、あんたの目的も話してもらおうか、あの怪力、そしてあのうず目、あんた何者だ?」
「スネリ、もっけ、どうす……」
そのとき、ズドンと音がした。
「また?」
ルナとスネリと呼ばれた猫ともっけと呼ばれたフクロウはまた裏に回った。
そこには、ツンツン突っ立った髪の少年がシオンと同じようにめり込んでいた。
「はぁ……ただでさえ崩れやすいのに……」
引っこ抜いた。
「ふぅ……たすかったぜ」
身軽な動作で、ほこりをはらう。
「また……あの人とは違う気配……」
スネリが警戒する。
「おいおい、そんなに警戒しなくったって……ってオレみんなに見えてんのか?」
全員うなずいた。
「じゃあここは異界……っ!」
少年が周りを見渡す。
なにか気配を感じたかのように。
そのとき、草陰で二人と一匹が相談していた。
「いいわね、ルナに怪我をさせないように、うず目も最小限におさえなさいね」
「…………分かってる」
「じゃあ、作戦……」
そのとき、少年が叫んだ。
「隠れてないで出てきなよ」
続く……。
- Re: レジェンドディスクIN魔界屋リリー×妖界ナビ・ルナ ( No.8 )
- 日時: 2010/02/12 18:01
- 名前: 雷 ◆wBO0qui5KE (ID: gWkqmuUW)
第八話 共鳴反応
そのとき、草陰から雷が少年に向かって放たれた。
少年はその雷に手をかざすと。
「避雷術!」
雷がそれて、オンボロな建物に突っ込む。
直撃して消えた。
「もう! 何なのよ!」
草陰から一人の少女が出てきた。
左手を布で覆っている。
ピンク色の髪の少女だ。
「いったい何者? 私の雷をそらすなんて」
「それより、今の……っ!」
そのとき、シオンは右腕が焼けるように熱くなったのを感じた。
そのとき、草陰から飛び出してきた少女の左腕の布が燃え、ソーサーが出てきた。
「なに? 共鳴?」
「お前……も回収者か?」
腕を押さえながら、
「うっ、これじゃあなんもできない……いっけぇ!」
しかし……
し〜ん
「っていないじゃない! どこ行っちゃったのよ!」
「……さっきの気配……」
「やっぱり……」
スネリともっけが目を合わせた。
「えーい! 雷の舞!」
すると、くるくる回転し始めると、雷雲が立ち込めてきた。
そこから無数の雷が襲う。
「避雷術!」
少年が上へ手を向けると全てオンボロな建物に当たっていく。
「きぃぃぃぃぃ! 逃走よ!」
少女は逃げ出した。
ルナが駆け寄る。
「すごーい、どうやってしたの?」
「こんなの魔界人なら当然さ!」
ニッと笑って見せる少年。
ここでシオンから突っ込み。
「魔界人? 何の事だ?」
シオンたちは首をかしげた。
スネリが言う。
「とにかく、今はあの建物で話しましょう」
しばらくして……。
少年はジョー・ウルフといった。
狼に変身出来るらしいがあまり変身したくないとの事。
魔界人とは、こことは別世界の魔界に住んでいる特殊な力を持っている者のこと。
そして、ジョー・ウルフは放浪しており、突然そのためのロードがプッツンと切れたらしく、ここに来たというわけだ。
シオンは力について話した。
フォースの事。
いまの共鳴の謎の事を。
しかし、ルナ達はなかなか話してくれない。
「大丈夫だって、俺達は容易に秘密をばらしたりもしねぇし、それに絶対信じるから、な、シオン」
「あんたのような奴が秘密をばらしやすいんだよな
……それにいつの間にか呼び捨てだし……、ま、それはそれとして、あのうず目が秘密のもとだろ」
ルナは驚いていた。
「分ったわ、話すわ」
「スネリ! いいの?」
「仕方ないわよ、それに、私達に襲い掛かったあの少女の後ろには、あの気配がしたわ」
「気配?」
「第三の目を持つものの気配よ、たぶん、カザンって言う犬を連れているあの少年よ」
しかし、ぜんぜん話題についていけない二人は首をかしげた。
「忘れてたわ、じゃあ、私たちの目的を手短に話すわ」
スネリが話し始めた。
続く……。
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