二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鏡音三大悲劇
日時: 2010/03/01 16:46
名前: 蒼希 (ID: ouG7SBqg)

鏡音三大悲劇の1つ1つを小説にしていきます^^
下手ですがよろしくお願いします。

予定では、

1Proof of life、soundless voice

2囚人、紙飛行機

3悪ノ娘、悪ノ召使

の順で書いていきたいと思ってます。



蒼希

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Re: 鏡音三大悲劇 ( No.9 )
日時: 2010/03/07 14:13
名前: イーナ (ID: hSqi2epP)

こんにちは!!
鏡音三大悲劇を書いてるんですね!!
私!紙飛行機も囚人も大好きです!!
っていうか鏡音姉弟が大好きです!!
頑張ってください!!

Re: 鏡音三大悲劇 ( No.10 )
日時: 2010/03/07 14:19
名前: 蒼希 (ID: ouG7SBqg)

イーナさん

お!初コメ!
ありがとうございます^^
私も鏡音が大好きです><
頑張ります^-^

Re: 鏡音三大悲劇 ( No.11 )
日時: 2010/03/10 21:18
名前: 蒼希 (ID: ouG7SBqg)

紙飛行機—

それは私達2人をつなぐ唯一のもの。

理由は分からないけど少年は声を出さないから紙飛行機での会話。

普通に話したらその『言葉』はすぐに消えてしまうけど、紙飛行機ならずっと残る。

私達が会っていたという証明になる!








———————————————————


『正直に話したら自由にしてやる』

『自由は目の前だ。後はお前が話すだけだ』



自由、自由、自由・・自由・・じゆう・・

ジユウって何?

自由にしてあげる・・・。

そんな事、嘘だ。

僕には分かる

身近で嘘をついてる人が居たのだから。

嘘だ。知ってるんだ。

でも、彼女が居てくれるだけでその嘘さえも本当になる気がしたんだ。




あれから僕達は毎日毎日紙飛行機は溜まっていった。

その分、楽しい時間をすごすことができた。

僕は寝る前に紙飛行機を見るのが唯一の楽しみになっていた。

ずっと話していたいと思っていた・・・・。


Re: 鏡音三大悲劇 ( No.12 )
日時: 2010/03/14 15:49
名前: 蒼希 (ID: ouG7SBqg)


早く次の日になってほしい

次の日になったらあの子はやってくる

早く会いたい!

こんな気持ちは初めてだった

前は生きていくことが嫌になっていた。

でも、あの子と出会えたおかげで生きることがとても楽しくなった。


いつもの時間、外へ出て彼女を待っていた。

少しして、彼女がやってきた

心なしか、顔色が悪い。

だけど僕はそんなの気にも留めなかった。

彼女は僕に向かって紙飛行機を飛ばしてきた。

僕は急いでその紙を拾い上げ、中を見た。

『遠くに行くのよ。だからバイバイ』

そう書かれていた。

今日まで、今までどんなひどい拷問を受けきたけど、これほど泣いた日はない。

彼女がいれば、どんなに暗い未来、運命でも笑顔で乗り越えられる気がしたんだ。

まだ名前も聞いてなかったね。でも、そんな彼女とであって未来が輝いた気がしたんだよ。

呼ぶことができない!

追うことができない!

この狭い空間でしか移動することができない僕にはできない。




あのこと別れて数日がたった。

僕はあの子がくれた紙飛行機をずっと持っていた。

何か騒がしい・・・。

足音が近づいてくる・・・・。

「バンッ」

ドアが開いた。

僕は吃驚した。

5〜6人僕の居る牢屋に入ってきた。

1人が僕が持っていた紙飛行機を取り上げた

僕はとっさにその人に飛び掛ろうとしたけど2人が僕を取り押さえたのでできなかった。

男の人が紙飛行機を読んで、嘲笑い、紙をビリビリに破って捨てた。

あの子が書いてくれた手紙・・・・。その一枚の大事な紙が紙切れとなって僕の前にヒラヒラと落ちてきた

僕の中で何かが切れた。

僕は取り押さえていた2人を振り払って男に殴りかかった。

1発殴るだけでは足りない

そう思って飛び掛ろうとしたとき、僕は男に羽衣締めされた。






Re: 鏡音三大悲劇 ( No.13 )
日時: 2010/03/14 16:06
名前: 蒼希 (ID: ouG7SBqg)

(リン視点)

嘘をついて・・・・ごめんなさい・・。

でも、あなたにだけは病気のことを知られたくなかった。

周りの人たちは私が病気だと知ったときから私の遠ざかって行った。

もう、悲しい思いはしたくない。

その一心だった。




だんだん体が動かなくなってきた・・・。

医者は、「大丈夫」と言ってるけど、私には分かる。

もうそろそろ限界だ。

私の命をつなぎとめる管も多くなってきた。

耳も遠くなってきた。

そろそろ歩くのもきつくなったな・・・・。

多分、私はもうここから生きて出られないだろう。

最後に・・あの子に伝えたい。

心配だけはかけたくなかった。

私は管を抜いて、病室から抜け出し

走っていつもの場所へ行った。

少年はいつもの笑顔を見せてくれた。

私は少し心苦しかったが、紙飛行機を飛ばした。

少年がそれを拾い、中身を読んだ。

心が苦しかった。

嘘をついてるあの子に申し訳なかった。

少年は、中身を読んだと同時に、吃驚した様子でこっちを見た。

私は泣きそうになったが、何とか笑いかけた。

もう、涙は見せられない。

心配させたくない。

涙が零れ落ちそうになったので、急いで戻ろうとした。

そのとき、声がした。

「待つよ、いつまでも待ってるよ君が来るその日まで、手紙を大事になくさずにいたらまた会えますよね?」

涙が零れ落ちた。

少年の声は想像通りの綺麗な声だった。


その日、病院に戻ったとき、私の体はもうダメになっていた・・・・・。




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