二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ☆゜*。冒険物語。*゜☆(ボカロ)
- 日時: 2010/03/28 19:22
- 名前: まかろん (ID: YVCR41Yb)
はじめまして!まかろんです♪
初めてなんでうまく書けるかわかりませんが
読んでもらえると嬉しいです!
あと、いつ更新するか分かりませんのでそのへんはご了承下さい。アドバイスとかコメントとか宜しければ言っていただくと嬉しいです。
むかし、むかし・・・ある国のお妃様は双子のを赤ん坊を生みました。
ただの双子ではありません、それはそれは大変な運命を背負った子供たちでした。
けれどそうとも知らない王様は大変お怒りになりました。
怒った王様はその双子を引き裂こうとしました。
ぼくたちは──────・・・
私たちは──────・・・
・・・━━━二人で一つだったのに━━━・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キャラクター設定
>>1
第一章『引き離された双子たち』
1話「10年ぶりの再会」>>2
2話「救いの手」>>3
3話「俺たちの過去」>>4
4話「のろいの歌」>>5
5話「旅立ち」>>6
6話「姫とネギ」>>13
7話「赤き戦士再び」>>14
第2章『国王のたくらみ』
8話「たくらみ」>>16
9話「闇色の王宮」>>18
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小話
「緑のアイス」>>15 カイト
- Re: ☆゜*。冒険物語。*゜☆(ボカロ) ( No.1 )
- 日時: 2010/03/07 11:54
- 名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: Z/MByS4k)
キャラクター設定
鏡音 レン♂ 王国の王子
鏡音 リン♀ 王国の姫
カイト♂ 南王国一の情報屋(盗賊)
初音 ミク♀ 南東王国の姫(通称ネギ食い虫)
メイコ♀ 謎の赤き戦士
これからも登場人物は増え続けるよw
- 第一話*10ぶりの再会* ( No.2 )
- 日時: 2010/04/01 19:52
- 名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: pkXg7QLy)
第一話*10ぶりの再会*
カーテンからこぼれた光がまぶしい・・・。
うーんと唸りながら薄汚れた毛布を頭からかぶる。
此処は何処だろう・・・
俺には過去の記憶がない。
おばあちゃんに親は交通事故で亡くなった、俺はその時のショックで記憶がなくなったと聞かされているが果たして本当にそうなのであろうか。
そう思えて仕方がないのだ。
「さっさと起きな!」
写真たてがカタカタとゆれる。
おばさんの怒鳴り声だ。
さて、朝の仕事に取り掛かるか・・。
まだ寝ている体を無理やり動かし外に出た。
今日は水汲みの重労働だ。
レンは早速さび付いたバケツを手に持ちよろけながらも仕事場に向かっていった。
この国にはいつも笑いの耐えないにぎやかな大きな街がある。
辺りはいつもより騒がしい事に気がついた。
いったいどうしたんだ・・・?
ドンといきなりフードをかぶったやつに突き飛ばされ後ろにあった屋台につっこんでしまった。
「あぶねーじゃねーかよ!」
屋台の主が真っ赤になりながら怒っていたがフードヤローは無視、当然俺も怒られていたけど。
「逃げるよ」俺の耳元でフードー野郎がささやいた。
・・・っと思ったらいきなり俺の腕を引っ張る。
俺の腕を引っ張ったその手は白くて、細くてなんともいえないほど綺麗だった。
知らないうちに町外れまでつれてこられた。
ここは人気のないところでほとんど人も住んでない荒地だ。
フードヤローはフードを静かに脱いだ。
彼女の白い肌が露になる。
すっきりとした顔立ちに吸い込まれるようなブルーの瞳。
「さっきはごめんなさい・・・。ちょっと急いでいましたから・・・。」
この顔・・・そしてこの声・・・。
どこかであったことこあるような・・、そんな感じがする。
決して知っているわけではないけど、どこか懐かしい・・・。
「ぉ・・さ・ま・・ーー!!」
大勢の足音とともにどこからか声が聞こえてきた。
「あっごめんなさい。もう行かなくちゃ・・。」
彼女はフードをかぶり直し、走っていってしまった・・・。
これが双子の10年ぶりの再開だった。
- 第二話*救いの手* ( No.3 )
- 日時: 2010/03/18 17:51
- 名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: uRxJBiEm)
第二話*救いの手*
助けて───・・・
誰か───・・・
・・・━━━━助けて━━━━・・・
私は一人じゃ何も出来ない・・・。
羽を伸ばすことさえも揺るなれない・・・、
そう、私は籠の中の鳥。
誰も助けてくれるはずはないのに・・・。
いつも誰かに助けてほしかった・・・。
なぜかしら・・・。
あの時あの男の人にあってから、そういう思いが高ぶるの・・。
あの人は・・・きっと私を助け出してくれるって・・・。
今までそんな希望さえ持てなかった私に救いの手を差し伸べてくれた。
あの時あっただけなのに・・・。
私は信じてる・・・。
そう心に決めた直後だった・・・。
一瞬でつれ去られたの・・・。
赤き戦士に──…。
- 第三話*俺たちの過去* ( No.4 )
- 日時: 2010/04/01 19:58
- 名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: pkXg7QLy)
第三話*俺たちの過去*
あれ以来街には、姫が連れ去られたという噂で持ちきりだった。
そして俺は王女に呼び出されていた。
立派なお城だった。
まるでどこかの物語でよくあるようなお城だ。
中に入ると真っ赤なじゅうたんが王女のところまで続いている・・・。
「レン・・・よく来ましたね。どうぞこちらに・・・。」
王女自らが出迎えてくれた。
レンは王女に連れられてある部屋に足を踏み入れた。
その部屋には金色の宝石が飾られており、それ以外のほとんどは壁に飾られた写真だった。
王女は真剣な眼差しでこちらを見てこう言った。
「貴方をここへ呼んだのはほかでもありません。私の娘リンを救い出してほしいのです。」
あまりにも衝撃的なことで一瞬のうちに言葉が失われた。
俺なんかよりも国の兵士の方が圧倒的に戦力があるはず・・・どうして俺に・・・?
「貴方じゃないといけないのです。貴方はこの国の王子なのです。」
その時王女の言葉が信じられなかった。
「なんだよそれ…、俺の親はとっくに死んでるはずだろ?」
「いいえ、それは作り話です。国王の…ね。」
辺りがしーんと静まり返った。
なぜだ?女王の話しによると国王は俺の父親なんだろ?なぜ俺を見捨てた?
「知りたいようですね。貴方に私に知っている全てをお話します。」
むかし王様は世界を支配しようと考えました。
その日から裏で計画をしているのでした。
ある日お妃様は双子のを赤ん坊を生みました。
二人は大変な運命を背負って生まれた・・・。
王様は怒った・・・いや、怖かったのです。
この二人が一緒にいることによって自分の計画がつぶされると感じたから・・・。
だからこそ二人を引き離した・・・。
「私が知っているのはここまでです。あとは自分で見つけ出してください。」
「じゃあなんで姫をさらったんだよ!」
「あとは自分で見つけ出してください。あと私が1つ知っていることは貴方の記憶は何者かによって奪われた。
真実を知りたければ姫を助けに行きなさい。」
俺は王子であり姫とは双子・・・。親である国王に裏切られ姫をさらった・・・。
俺には記憶がない・・・今でも王女が言うことを信じられないが・・・・。
だからこそ・・・・
だからこそ俺は真実を確かめに行く!!
- 第四話*のろいの歌* ( No.5 )
- 日時: 2010/03/15 17:16
- 名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: uRxJBiEm)
第四話*のろいの歌*
深い深い闇の果てで・・。
一人の少女が踊らされる・・・。
何も知らずに歌い続ける。
真っ黒い瞳の奥には悲しみの色を浮かべている・・。
どこからともなく歌が聞こえる・・。
歌え歌え・・・いつまでも。
暗黒の歌を歌い続けろ・・・。
呪いの歌を・・・。
心を奪われた姫はまるで人形のように踊らされる。
助けて・・・っ!
お願い誰か・・・。
・・・━━━━助けて!!━━━━・・・