二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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涼宮ハルヒの憂鬱 僕は何故コイツと出会っちゃったんだ?
日時: 2010/03/25 17:48
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

こんにちは!リッキーと申します。

前までここで筆を取らせ続けて頂いていましたが、都合により打ち切らせてもらってしばらく小説を書かない日が続きました。
しかし、この度また筆を取って小説を書いていこうかと思いますのでヨロシクお願いします。

僕が書くのはタイトルから見て分かるとおり涼宮ハルヒの憂鬱をベースにオリキャラを混ぜたものです。

1:視点は主人公視点の完全固定視点です(一部例外あり)。
2:主人公はオリキャラです。
3:意味不明な文章や無駄なギャグ、うだうだ長い説明などがあります。
4:無理矢理すぎる展開などが度々あります。

以上の事を踏まえたうえで、オッケーと言う方はご覧下さい。
1つでも無理だと感じた方は、読んでいて不快になるかもしれませんので、まっわーれ右をお願いします。

それでは、始めます。

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第1話 ( No.2 )
日時: 2010/03/25 18:01
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

?「・・・・・・」

やはりホールムール中の廊下と言うものはかなり緊張する。空気がシーンと張り詰めているからね。
・・・いや、別に遅刻したからとか宿題忘れたからとかで立たされてるわけじゃないぞ!?

どうやらあらぬ誤解を招いたようだ。お詫びする。説明が足りなかったね。それもお詫びしよう。
僕の名前は水野聖也。まぁ、特に珍しくもなく普通にその辺探せばいそうな名前だ。
昨日この街に姉と2人で引っ越してきたばかりで、この県立北高校には今日から転校生として転入する事になっている。
で、先生に呼ばれるのを廊下で待っている訳だ。僕が廊下に立っている理由はまぁこんな感じかな。

僕「1年6組か・・・」

上を見ると目に入ってくるのは1年6組と言う札(?)みたいなやつだ。僕のクラスはどうやら1年6組らしい。
そして、上を見上げていると嫌でも目に入るのが天井と蛍光灯だ。蛍光灯は太陽には劣るが気持ちは負けないくらい光り輝いていらっしゃる。

「・・・と言う訳でみなさん覚えて置いてください。では、お待ちかねの転校生を紹介します。」

先生がそういうと、教室中が一気にざわつき始めた。先生、ハードルを上げないでくれ・・・
「どうぞ〜」と言う言葉が聞こえたので、深く深呼吸してから意を決してドアを開ける。

クラス中の視線が一気に僕に注がれる。まぁそれも仕方ないとは思う。物珍しいだろうからな。
しかし、このクラスにいる人達はこれからクラスメイトになるだろう人物と言えど今は赤の他人な訳だ。
1人の人間としては、やはり他人にジロジロ見られると言うのはあまり心地いい物ではない訳であって。

僕「転校して来ました。水野聖也です。よろしくお願いします。」

教卓の横で挨拶。もはや転校生の自己紹介の王道スタイルだね。
一通り自己紹介を終えるとクラスメイト(現時点では赤の他人だが)が拍手で迎え入れてくれた。

「え〜っと、水野くんの席は・・・あ、長門さんの隣が空いてるわね。あそこに座って。」
僕「はい。」

指定された席へ着席。窓際の後ろから3列目と言う中々のポジションだ。
長門って子の隣らしいが・・・隣を見ると灰色の髪のショートカットの女の子が座っていた。

僕(この子が長門さんかな?)
「・・・長門有希。よろしく。」
僕「え・・・?あ・・・あぁ、よろしく。」

いきなり話しかけられたから少しびびった。なんか無口そうだなこの子・・・・・・

「はーい!それじゃあ授業始めるわよー!」

第1話 第2部 ( No.3 )
日時: 2010/03/25 18:02
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

〜昼休み〜

僕「あっ!」

と言う間に時は流れて昼休み。やはり慣れていない教室で授業を受けると言うのは結構違和感があるな。
まぁ当然と言えば当然の話だが、やっぱり予想以上にストレスがたまった。まぁ初日はこんなもんか。

僕「さぁて、弁当食べ・・・」
「こんにちはーっっっ!!!!」

瞬間、耳がおかしくなりそうな大声が教室の出入り口から鼓膜にダイレクトで響いてきた。
痛い耳を押さえながら声のするほうを振り向くと、リボンつきの黄色いカチューシャをつけた少女が立っていた。
スカーフを見る限り同じ1年生のようだが・・・それにしても、こんな大声で叫ばなくても。
その少女は他のクラスであるはずのこのクラスをズカズカと我が物顔で歩き、僕の前で停止した。

「あんたね?今日転校してきた転校生って言うのは。」
僕「そうだけど・・・って言うかなんだよあの大声は!?おかげで僕の耳がダウンする所だったぞ!?」
「あんたの耳なんかどうでもいいわよ!ちょっと一緒に来てもらおうかしら。」
僕「悪いが、知らない人には付いて行っちゃいけませんって幼稚園のとき教わったんでね。」
「あっそ。1年5組の涼宮ハルヒ。はい名乗ったわよ。じゃあ行きましょ!」

いや、名乗れば「知らない人」と言うレッテルをはがせる訳ではないのだが。

ハ「と言うか、名乗ったんだからそっちも名乗りなさいよ。名前は?」
僕「水野聖也。」
ハ「水野ね。いいから一緒に来なさいっての!有希も行くわよ!」
僕「あぁ!?ちょっと!?」

制服の首根っこを掴まれてズルズルと引きずられる。長門さんは袖を引っ張られて付いてきている。
涼宮は僕の制止など耳に入っていないようで、ダッシュでどこかへと走っていく。抵抗しようにもバランスが崩れている。
いや、少し頭をひねれば打開策くらいすぐ思いつくが、僕は弁当箱を抱えているので下手すりゃ中身がぐちゃぐちゃになる。それは避けたい。

ハ「さぁ付いたわ!」
僕「えす・・・おー・・・えす・・・団?」
ハ「はっろー諸君!今日は新しい団員を連れてきたわよ!」

涼宮が強引に僕をSOS団と張り紙がしてある謎の部屋へと押し込む。
中には男子が2人と女子が1人。今いる涼宮と長門さん。僕も含めればこの部屋には6人がいる。

「新しい団員?また拉致ってきたんじゃないだろうな?」
ハ「失礼ね。任意同行よ。」
僕「どこがだ!思いっきり拉致ったじゃないか!っていうか何だよここ!?」
ハ「何だよって・・・SOS団の部室よ?あんた張り紙みた?もしかして英語も読めないくらいバカ?」
僕「それくらいアホでも分かるわ!人をバカにするのもいい加減にしろ!いきなり現れて勝手に連れてきやがって!何が目的だよ!?」
ハ「何が目的?そんなの1つしかないじゃない。あんたを入部させるためよ。このSOS団にね。」
僕「はぁ?」

何を言ってるんだこいつは。人の人権を踏みにじる行為をしておいて「あんたを入部させる」だぁ?
ふざけているとしか言いようが無いな。理不尽にも程がある。

僕「入部させるって・・・この訳の分からん集団に僕をか?」
ハ「訳の分からんって何よ。それじゃあ教えてあげるわ!ここがどういう団なのかをね。」

そういうと涼宮は黒板へ行って何か書き始めた。そして数十秒後黒板にデカデカと現れた文字は・・・

ハ「世界を・大いに盛り上げる・涼宮ハルヒの団!略してSOS団よ!」
僕「す・・・すごい・・・なんて部活だ。」
ハ「でしょでしょ?」
僕「小学生レベルのふざけたネーミングセンスを堂々と掲げられる部活・・・すごすぎる!僕には真似できない!そんな恥ずかしい事はっ!」
ハ「あんたこそ人をバカにしてるじゃないの!」

そりゃそうだろ。世界を・大いに盛り上げる・涼宮ハルヒの団って言われてもなぁ。
ますますどういう趣向の集団なのかがよく分からなくなってきた。

「まぁまぁ落ち着け。えっと、俺は・・・」
ハ「そいつはキョン。平団員よ。」
キ「はぁ・・・もうキョンでいいよ。よろしくな。お前は?」
僕「水野聖也。」
ハ「・・・決めた!あんたは今から「ウォル」って呼ぶわ!」
僕「はぁ?ウォル?」
ハ「ウォーターを改造してウォル!どうどう?」
僕「・・・どうぞご自由に。」

あの救いようのないバカは放っておこう。それより、まともそうなこのキョンと言うやつに話を聞いたほうが良さそうだ。

僕「えーっとキョンだっけ?ここは一体どういう部活なんだ?」
キ「えーっとだな。宇宙人・未来人・異世界人・超能力者を見つけて一緒に遊ぶ。または不思議を見つけて追求していく。と言うのをテーマに掲げている。」

はぁ?そんな幼稚園レベルなテーマで活動しているのか?よく学校の許可が下りたなこんな部活・・・

第1話 第3部 ( No.4 )
日時: 2010/03/25 18:03
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)


キ「まぁ他のやつらの自己紹介もしておくからよ。席に座れ。」
僕「ありがとう。」

席について弁当箱をドンと置く。

古「初めまして。古泉一樹と申します。」
み「朝比奈みくるです〜。」
長「・・・長門有希。」
僕「古泉くん、朝比奈さんだね。長門さんはクラスで自己紹介したから。」
長「(コクコク)」
キ「で、最後に俺がキョンだ。よろしくな、えーっとウォル。」

もうそのあだ名定着してるんですか・・・

ハ「それじゃあ入団届け書いてもらうわね。はい。」
僕「ちょっと待ってよ。僕は入団するなんて一言も言ってないぞ?」
ハ「つべこべ言わずにさっさと書きなさい!」

・・・よくよく考えてみたらこいつは学校一の問題児なんじゃないのか?
確かに見てくれはいいが、自分勝手・理不尽・横暴と性格に難がありすぎだ。まるで変人だな。
こんなやつを学校にのさばらせておく訳には行かない・・・ここに入団すりゃこいつを常時監視できるよな。
目の前に悪がいるのなら、立ち向かうのが人として当然の行為だ。こんな悪の固まりを学校にのさばらせる訳には行かない!

僕「仕方ない・・・分かったよ。誰かペン貸してくれない?」
み「どうぞ〜。」
僕「ありがとうございます。」

とりあえず必要事項を記入・・・こんなもんでいいか。

僕「はいよ。」
ハ「うん。正確に受理したわ。これであんたも今日からSOS団の一員よ!よろしくねウォル!」
僕「はいはい。」

こうして、僕はSOS団と言う集団の一員として組み込まれる事になった。

僕「そういや涼宮。ひとつ聞いておきたいことがあるんだが。」
ハ「何?」
僕「ここは宇宙人・未来人・異世界人・超能力者を見つけて一緒に遊ぶ。不思議を見つけて追求するって言うテーマの元活動している。間違いないな?」
ハ「ええ。もちろんよ。」
僕「じゃあ本題だ。お前は何でそこまで人間と違う存在にこだわる?個性豊かな性格のやつだったら学校の中探せば何人くらいかはいると思うんだが。」
ハ「そんなの、そっちの方が面白いに決まってるじゃない!普通の人間なんか相手にするだけ時間の無駄よ。」

満面の笑顔で言い切った。どうやら本気で探そうとしているらしい。おめでたいやつだ。
しかし、それならここで1つの疑問が浮かぶ。

僕「お前は一般人だよな?それこそ何の変哲も無い。」
ハ「ええ。悲しいけどね。」
僕「それじゃあ聞こう。お前は一般人なのにもかかわらず普通の人間を相手にするのは時間の無駄だと言い切った。それは人に対する侮辱じゃないのか?」

僕がそういうと、涼宮の顔が一気に歪んだ。心なしか他の団員達もまずそうな顔をしたような気がする。
が、僕はおかまいなしに言い続ける。

僕「自分が人間じゃない存在だから釣りあわないって言うのなら分かる。だが自分が普通なのに時間の無駄は無いと思うんだけど?」
ハ「あんたねぇ・・・いちいち人の揚げ足取りすぎじゃないかしら?」
僕「僕は率直な感想を言っただけだ。揚げ足を取ったつもりなんざさらさらないね。」
ハ「うぐぐ・・・あんた、団長に向かってよくそんな口聞けるわね?それ以上言うと人権無視した下僕にするわよ?」
僕「部下は階級が上の人に対してしっかり意見出来ないと優秀な部下とは言えないぞ?団長だからって何でもしていい訳じゃないしね。」
ハ「なんですって!?」
僕「団長はまず部下の事を第一に考え、部下を思って行動する。自分勝手に行動するもんじゃない。」
ハ「そんなのあたしの勝手じゃない。あんたにどやかく言われる筋合いは無いわ。」
僕「別にそれならそれでいいよ?僕はお前が「人の話もちゃんと聞けないやつ」って一生思い続けるけどそれでもいいんならどうぞ。」
ハ「この・・・ぐぐぐ・・・」

キ「す、すげぇ。俺が口ではまったく勝てねぇハルヒを口で黙らせてやがる・・・」
古「これは以外に強力な助っ人ですね。ウォルくんは。」

ハ「ふん。まぁいいわ。あんたの意見は「とりあえず脳みその端のほうにおいといてあげる」。」
僕「そりゃ光栄です「団・長・様」。どーもど−も。」
キ(なんだよこのあからさまにライバル心むき出しの空気は・・・こいつら相性悪いのか?)

そういって僕は席に付く。弁当を広げてもしゃもしゃと食べる。

キ「なんだお前弁当まだだったのか?」
僕「うん。涼宮に引っ張ってこられる途中に抵抗しまくったからね。時間かかっちゃって。」
古「美味しそうですね。お母さんの手作りですか?」
僕「いや、これは僕の手作りだよ。」
キ「お前の!?」
僕「うん。僕は昨日この街に引っ越してきたんだ。姉も一緒だけど、姉さんは大手の不動産会社に勤めてて忙しいから弁当作る暇ないんだよ。」
み「そうなんですか〜。」

僕はさっさと弁当を食べて行った。

第2話 第1部 ( No.5 )
日時: 2010/03/26 17:52
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

食べ始めてからしばらくして、弁当を食べ終えた。(当たり前だが)

僕「さて・・・ここでは普段どんな活動をしているの?」
キ「まぁ各自の好きな事だな。ハルヒが何か言い出したらそれをやっているが。」
僕「と言うか涼宮。今更聞くが、何故僕を勧誘した?僕は宇宙人でも未来人でも何でもないぞ?」
ハ「こんな中途半端な時期に転校してくる転校生よ?興味がわくのは当然じゃない?」

興味がわくかどうかは知らないが、まぁ中途半端な時期っていうのはごもっともだな。

僕「で、団員にしようと?」
ハ「そ。なんかパッと見面白い外見してるしね!」
僕「それはけなしてるって事でいいんだよね?」
ハ「褒めてるつもりだけど?」

だって僕の外見は童顔かつ女顔・・・そのせいで年齢より幼く見られがちだ。
カツラ被って女の子の服着れば誰がどう見ても女の子だと言う悲しすぎるスキルも持ち合わせている。

僕「ハイハイ。褒め言葉どーも。」
ハ「なんかいちいち言い方がむかつくわね。・・・まぁいいわ。」

自分勝手・理不尽・横暴・わがままなお前よりかはよっぽど人に多大な迷惑はかけていないと思うが。

僕「で?宇宙人の手がかりの1つでも見つかったの?」
ハ「まだよ。未来人も超能力者も異世界人も。」

まぁそんな事だろうと思った。そもそもいるかどうかすら分からない物を探そうって本気で思う事自体が僕には理解できない。
そりゃ絶対いないとは言わないが、いたとしても高校生6人がどうこうして発見出来るもんじゃないだろう。
そういうのはよっぽど高い技術がないと難しい。それを使ってですら難しいと僕は思うんだけどなぁ。

僕「そうか。まぁ当然と言えば当然だろうな。」
ハ「完全に嫌味ね・・・まぁいいわ。」

ふと時計を見るともうすぐ予鈴がなる時間だった。

ハ「あ、もうこんな時間。それじゃあまた放課後にね!」
僕(面倒だな・・・)


〜そして放課後〜

別に昼の涼宮の言葉をスル−して帰ることも可能であったのだが、何故かわざわざ律儀にSOS団の部室まで来てしまった自分がいる。
まぁ、ここまで来て今更気が変わったとかで帰るわけにも行かない。ため息をついてドアを開ける。

キ「よぉ。」古「こんにちは。」み「こんにちは〜。」長「・・・」
僕「・・・?団長さんの姿が見当たらないようだけど?」
キ「あぁ、あいつならなんか授業終了と同時にどっかへ消えちまった。・・・おい古泉。話すなら今が頃合じゃないのか?」
古「そうですね。少し早い気もしますがこのチャンスを逃す手はないでしょう。そちらにお座りください。」
僕「話すって何を?」

言われたとおり席へ付く。話すって何を話すんだ?

み「どうぞ〜。」
僕「あ、どうも。」
古「信じられないかもしれませんがよく聞いて下さい。実はこの部室にいるあなたとキョンくん以外の団員は・・・」
僕「???」
古「『普通の人間ではないんです。』」
僕「・・・WHY?」
古「ですから、普通の人間ではないんですよ。」

いや、どう言った意味なのかサッパリ分からんから英単語を口から放ったわけであってだね。
誰も繰りかえし同じ事を言えなんざ指示してないんだが・・・

僕「ごめんけどサッパリ意味が分からない。どういう意味なのかもう少し詳しく頼むよ。」
キ「その・・・えーっとだな。つまりだな。ここにいる俺達を除く連中はハルヒが望んだ連中なんだよ。」
僕「え・・・つまり宇宙人とかだって言うの?」
長「そう。私は宇宙から涼宮ハルヒを観測するために送られてきた情報総合思念体。ヒューマノイド・インターフェース。」
み「私は未来から過去を観測するためにやってきた、組織の一員なんですぅ。」
古「ぼくはある「機関」に所属している、不思議な力を操れる・・・簡単に言えば超能力者です。」

つまり、長門さんが宇宙人で朝比奈さんが未来人で古泉くんが超能力者?
あはは・・・あはははは・・・

僕「そーなんだ・・・って、アッサリと信じられるわけないだろ!」
古「だから初めに言ったじゃないですか。「信じられないかもしれませんが」と。」
キ「なぁ頼むよウォル。信じてくれ。俺だって初めは半信半疑だったんだ。」
僕「・・・・・・」

キョンが嘘を言うようには思えないし・・・でも、いくらなんでも信じれると言うレベルの話じゃない。

第2話 第2部 ( No.6 )
日時: 2010/03/26 17:54
名前: リッキー (ID: qrMs7cjz)

僕「それじゃあ聞くけど、何で一般人の前に?それも集団である学校なんかに自らノコノコ姿を現したのさ?バレたら大騒ぎじゃないか。」
古「それは、「涼宮さんがそう願ったから」なんです。」
僕「え・・・?何であのどうしようもないバカが願っただけで宇宙人やらなんやらが出てくるの?」
キ「実はな・・・ハルヒは「思った事を具現化出来る」能力を持っているんだ。」
僕「思った事を具現化出来る・・・?」

その後、僕は色々な事をみんなに聞いた。閉鎖空間・涼宮のストレスが引き起こす現象・時空のゆがみなど。
ここまで詳しく説明されてしまっては信じざるを得ない。確かに説明どおりなら理屈は通るからね。

僕「そういうことか・・・それなら涼宮に黙っておくよ。このことも誰にも言わない。」
キ「そうか。でも俺はてっきりお前の事を足りないパーツである「異世界人」だと思ってたんだがな。」
僕「そっか・・・それで入団届け書いてるとき古泉くんと朝比奈さんは困惑顔だったんだね。」

長門さんは表情ひとつ変えなかったが。こういうキャラも必要なのかな。

ハ「おまたせおまたせ!」
僕「今すぐまわれ〜右っ!はいさようなら〜。」
ハ「はーい!先生さようなら〜♪・・・・・・って、帰んないわよ!」
僕「ナイスノリ突っ込み、涼宮。」
ハ「まったく・・・さ、ミーティング始めるわよ。席について。」

そう言われたので適当なイスに腰掛ける。

ハ「さて、今日のミーティング内容だけど。」
僕(またくだらない事じゃないのか?)
ハ「新入団員の勧誘よ!」
キ「・・・おいおいちょっと待て。本日すでに1人入部して下さっただろうが。」
ハ「だからこそよ!この勢いで最低でも後1人は部員を増やすの!」
僕「と言うか、こんな訳分からない部活に貴重な高校生活の約半分を捧げてもいい物好きなんてそうそういないと思うんだけど。」

僕がこの部活に入ったのは涼宮が無茶苦茶しないように監視するためだし。

ハ「あんたそうじゃないの?自分から入るって言ったじゃない。」
僕「よくあの状況を見て僕が自分から入るって言ったと判断できるな。すごいわお前。」
ハ「まぁとにかく、最低でも後1人は部員が欲しいのよ。どうせ勧誘するならクオリティの高い子がいいわ!」
キ「っつー事は女子限定なのか?」
ハ「出来れば女子が望ましいわね。別に男子でも構わないけど。と言うわけで、男子行ってらっしゃい!」
僕「ちょっと待て。僕達が勧誘しに行くのか?」
ハ「そうよ?何か文句ある?」
僕「文句しかねぇよ!部員集めるなら団長のお前じきじきに出向くべきじゃないのか?」
ハ「んー・・・それもそうかもね。それじゃあ、手分けして勧誘しましょう。」

で、結局アミダくじで決める事になり、結果はこうなった。

1:ハルヒ・キョン 2:古泉・朝比奈 3:僕・長門

まぁキョンだったら涼宮を任せておいても大丈夫だろう。しっかり監視してくれるはずだ。
古泉くんと何故かメイド服姿の朝比奈さんは一緒のペア。まぁこのイケメン・美少女コンビならいけるかもしれない。
僕は長門さんとペア。どうしよう・・・勧誘できるかな?他のペアが勧誘してくれりゃいいが、1人も勧誘出来ないとなると涼宮が怒るだろうからなぁ。

僕「ところで・・・今更聞くが何故朝比奈さんはメイド服なのさ?」
ハ「ほら『萌え』って必要だと思わない?」
僕「別に絶対無けりゃ死ぬもんでもあるまいし、無くてもいい物だと思うけど?」
ハ「ノリ悪いわねぇ・・・可愛いじゃない。萌えるじゃない!」

まぁ可愛いとは思うが。スタイルいいし美少女だし。これ以上言うと面倒になりそうだからやめよう。

僕「ハイハイ。可愛いね。」
ハ「いちいちむかつくわね・・・まぁいいわ。さ、早く行きましょ!」

しかし、もう下校時間になってから30分は立つぞ?こんな時間に校内に残ってる人と言えば部活の連中くらいなんじゃ?


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