二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】 国を守る糧
日時: 2010/09/01 21:57
名前: 猫菓 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)

クリック有難うございます&おはようございます、こんにちは、こんばんは!
猫菓です!


いきなりですが注意書きを。

※オリキャラ出るよ!
※オール愛されになる可能性大だよ!
※キャラ崩壊大有りだよ!
※真選組が主だよ!
※荒らし・中傷目的の方はお断りだよ!←
※文才無いよ!
※猫菓は無駄にテンション高いよ!

↑が全て許せるというという心の広い方のみ本編をお楽しみ下さい。

尚、猫菓が沖田と山崎が好きなのでそのどちらか寄りになる可能性大です。

とりあえず原作沿いを目指しますが、一気に話が飛ぶかもしれませんorz
ご了承下さいませませ←


それでは銀魂の世界へレッツゴー!!(ぇ




>>61修正。


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Re: 【銀魂】 国を守る糧 ( No.525 )
日時: 2010/12/20 23:28
名前: 明楽 ◆GniOoWrG2M (ID: CzRhDmzb)

「あれー。土方さんと秦は?」

「ああ、二人はちょっと泳ぎに行くとか言ってやしたぜィ」

「ようやくカップルらしいことをするようになったじゃねえか」

「まじであいつら見てるとじれったいですぜィ。おれらでカップルの手本っていうのを見せてやりやしょう」

「おかしいな、いつからオレらカップルになったんだろ」
「生まれたときからでさァ」
「会ってすらないし、時代違うわ! 今も別にカップルじゃねえし!」

相変わらずの調子の二人。
横で見ている翼と山崎も、もう恒例行事なのでただ苦笑い気味にながめるだけ。


「退さん、退さん。ボクたちも泳ぎにいきましょう」

「ん? べつにいいけど、怪我は大丈夫なの?」

「こんなの医務班の人が大げさなだけです! 傷自体はもうかすり傷レベルまで回復してます」

「じゃあ、行こうか」
「はい!」


「あ、ちょっと待って二人とも」

「へ?」

歩きだした二人を友里亜が制止させる。

「どうしたの、友里亜ちゃん?」

頭に?マークを浮かべた翼。

「あれ……秦じゃね?」


海の方を指さす友里亜。
指の方に目を向けると、遠くで人がいるのがなんとなくわかる。

「うわあ、随分遠くまでいったねえ……」
「いや、翼そうじゃなくて。秦、あれ……流されてねえか?」


「は……」

よくよく目を凝らしてみると、秦のまわりの水が大きな波をたてている。

「え!? ちょ、やばいじゃないですか! 副長はどこに行ったんですか!?」

「くそ、土方コノヤロー秦を危険な目に会わせやがってどこで何してやがった一緒だったんだろあほおおお!」
「友里亜、落ち着いてくだせィ。土方コノヤローならちゃんと秦のほうに行ってまさァ」



     ★

——秦side

え、これって本気でやばいんでないの?
ちょっと調子のって深くいきすぎましたってレベルじゃなくね……?

海岸あんな遠くに見えるし……いつの間にか波に流されてる?

うえ、口に海水入ったしょっぱい……ああ、頭ずきずきする……鼻から水すったかな?

足動かすのも疲れてきたし、人間べつに頭水につけとけば浮くっていうし……ごふ、息つら……


「うえ、っぷ、ふはっ」

苦しい! 苦しい! 苦しい!
やばいやばいやばい、オレ死ぬ……

「かなああああああ!!」


うん?
おかしい、土方さんの幻聴まで聴こえてきた……
オレそろそろキたか?


「幻聴なわけねえだろくそがき! ちゃんと足動かせ! 顔あげろ、目つむんな!」

「げふっ、あり、ほんも……うえっ」

「喋んな海水入るぞ!」


ぐい、と手を強くひっぱられたと思うと大好きな人の匂いが海水のかわりに鼻をつく。
オレ、土方さんに抱きしめられてね?
オレの顔があるのって土方さんの胸じゃね?

やべえとうとう幻覚まできちゃったわ……まあこれで死ぬなら……


「幻覚じゃねえっつてんだろ、あほ」
「あたっ」

頭を小突かれた!
オレ生きてる!
あれ、じゃあ今土方さんに抱きしめられてるのは現実……?

「うわああ!? え、ちょ、ひゃあああ」
「奇声あげるな! つーか動くな! 岸まで泳ぎにくい」
「ご、ごめんなひゃい……」

あ、噛んじゃった。
さっきまで海水でずきずきしていた頭も回らなくなり、顔に自然と熱が集まる。
どうしよう、オレ今きっと顔真っ赤だ!

なんとなく恥ずかしくなって俯こうとしたけど、下を向くともれなく海水がお出迎えしてくるので仕方なく目をつむる。

安心する……。


——。

————。



     ★



「かなー。かなー、起きろー」

「秦さん、起きてくださいー」


「う……うあ?」


「あ、起きた! 起きましたよ、副長!」
「おーい、土方コノヤロー、愛しの彼女が目さましたってよー」

「うるせえ、誤解を招くような言い方するな!」

Re: 【銀魂】 国を守る糧 ( No.526 )
日時: 2010/12/21 20:05
名前: 明楽 ◆GniOoWrG2M (ID: CzRhDmzb)

「ん……あれ、オレ……」

頭がまた回っていないのか、秦は焦点があわない目で周りをぐるりと見まわす。

「大丈夫ですか? 気絶するなんて」

「はっ! そういえば、オレ……」


翼の言葉に何かを思い出したかのように顔を真っ赤にして俯く秦。


「土方さーん、なんか言ってやれよー」

友里亜が土方に声をかけるが、お互い顔を真っ赤にして目を逸らしている。


「なにこれ、どんだけうぶなんだよ二人とも。溺れてたの助けたぐらいで……あ、何? 秦抱いて泳いでるとき、土方さん変なこと意識しちゃったりして?」

秦の隣のシートに座っている友里亜がドSの笑みを浮かべて土方に問う。

「なんでそんなこと意識しなくちゃいけねえんだ!」

「あれ、そんなことってどんなコトかな土方くん?」

「おまえに土方くんとか言われたくねえんだけど!?」


「あ、あの!」


さっきまで俯いていた秦が声をあげる。

「ど、どうした? どっか痛むか?」

「ひ、土方さん、さっきはありがとうございました!」

「お、おお……」


隣で良い雰囲気にも関わらず、沖田と友里亜は土方のリアクションに対して笑いを堪えるのに必死。

沖田たちの反応に気付いているけれど秦から目を離せられない土方には青筋が浮かんでいる。



「みなさん、みなさん、小腹空いてませんか? ラーメンとかやきそばとか買いにいきません?」

翼が少し砂で汚れた顔をほころばせて言う。

「おー、行こうか。オレも腹減った気がする」

シートから立ち上がり、お尻の方の砂をはたく友里亜。


「じゃあオレらはなんか適当なもん買ってくるんで、女子軍は飲み物頼みまさァ」

「あれ、もう飲み物ないのかよ」

「さっき翼がこぼしたんでィ」

「ボク零してないですよ!? 零したの沖田さんですよね、ボク見てました!」


「まあどっちでもいいよ。秦と翼、行こうぜ」

もう先に進んでいる友里亜についていくように翼と秦も自販機に向かった。



      ★



「友里亜の水着まじで良いでさァ……」

「総悟、お前まじで変態だな」

「土方さんにだけは言われたくないでさァ。なに彼女に溺れて抱きつかれたくらいで真っ赤になってるんですかィ。普通はそのまま襲うのが筋でしょう」

「んな筋あるか!」

やきそば売り場に並んでいる男軍には下品な会話が絶えない様子で、周りの人が少しひいている。

……にも関わらず沖田の下ネタトークは終わりを見せない。



「でー、ザキはどうなんですかィ」

「どうって別にどうもないですけど……」

何のことだか分からない、とでも言いたげに首をかしげる山崎。


「翼でさァ。正直な話あんなガキのどこがいいか知りやせんけど、水着興奮したかィ?」

「沖田さんじゃないし、興奮とかしません」

「それはそれで翼に失礼じゃねえですかィ」

「っ、あ、ほら、次沖田さんの番ですよ、焼きそば!」

「ちっ……」


強引に話題を変えて沖田の下ネタトークは終了。
犠牲とまではいかないが、山崎と土方の二人は顔を真っ赤にさせていたのはまた別の話。


——女子軍


「だー。暑い。もう9月なのになー」

「そうだね、焼けるのいやなのに」

「な、なあなあ! 今更だけど、オレ変なところないよな!? 水着似合ってないかな、ほんとに今更なんだけど……」

「彼氏に似合うって言われたんだから満足だろー。似合ってるよ、秦超可愛い」

「えへへ、そうかな! 友里亜も可愛いよ、つか美しいよ」



「おお、ありがとう。でもオレはいいから翼もほめてやって」

一人で黙々と水やらジュースやらを買っている翼。
なんとなくどす黒いオーラが見える。


「えっと、翼?」

「どうすれば、ボクも友里亜ちゃんとか秦さんみたいな体型になれるかなああ!?」

しゃがんで取り出し口から飲み物を取り出している翼に秦が近付くと、半分涙目の翼が秦にすがりついてきた。

本日2回目。


「いやいや、翼も可愛いよ」

「でもでも、沖田さんにもガキって言われるし」

「そこまで翼はガキじゃねえだろ、ただちょっと身長が低いだけで。胸とか普通にあんだからいーじゃん」


友里亜も笑顔で翼の頭をぽんぽんと撫でるように軽くたたく。

「うう……そうかな……」

「そうだよー。翼かわいいよー」


秦も翼の髪を撫でる。
友里亜と秦の妹のようにも見えてくるので不思議。



「おーい、そこの3人」

「へ? あ、はい……」

Re: 【銀魂】 国を守る糧 ( No.527 )
日時: 2010/12/21 23:55
名前: 明楽 ◆GniOoWrG2M (ID: CzRhDmzb)

反射的に翼に抱きつかれたままの秦がくるりと振り返ると、3人の男の人。

年は見た目20代前半という感じで確実に翼たちよりも年上。


「3人だけ? 暇なら俺らとあそばね?」

「何これ……なんぱ?」

翼は怪訝そうな顔つきで秦からそろそろと離れ、立ち上がる。
秦は年上の威厳か2人より一歩前にでて無言で男たちを睨む。


「すいません、連れがいますので」

友里亜はガンをきかせた顔で秦の後ろから男たちに言う。


「そんなつれないこと言わないでさー。今は3人だけなんだろ? 連れがくるまででいいからさ。16歳からでも入れる規制がゆるいとこあんだよね〜」

男たちの中で一番軽そうな男がいらいらするねちっこい喋り方で話す。



「あー、わりい、オレ12歳なんで」



ぴし、と空気が凍てつくのが分かった。
男たちは「は?」とても言いたげに口をぱくぱくさせている。

「ぶ、あっははははは! 何その冗談、わかりやすすぎ! どう見ても12歳じゃないだろその体はよー」

「やっ……」


いつの間にか近付いてきた焼けすぎた肌が印象的な男が友里亜の肩をいやらしくつかむ。


「友里亜に触るな!」

それに気付いた秦が友里亜の肩をつかんでいる手をぱんっ!と思い切り叩く。

男は一瞬顔をしかめたが、すぐにもとの顔つきに戻りにやにやと下品な笑いを浮かべてくる。

いくら真選組とはいえど、女子。しかも年上の男相手となれば敵うはずもないのか。


「っ、友里亜ちゃん、秦ちゃん!」


「翼!」

友里亜がまだ男につかまれているというのに、今度は翼までも腕をつかまれていた。

秦は苦虫をかみつぶしたような顔をする。

(ここにオレの二刀があれば……オレらが真選組ってバラすか? でもそれはそれで問題になるよな……)


暑させいか、焦りのせいか、上手くまわってくれない頭をフル回転させるが中々いい案が思い浮かばない。


「あっ」

気付いたときには最後の一人の男に自分も両肩をつかまれていた。


「こいつ背はちっせえけど胸もあるし腰もくびれてるし中々の上玉だぜ」

「や、やめてください……!」


叫びたいのに、弱々しい声しかでない翼。
刀や小さな武器があれば圧倒的に翼側が強いのだけれど、この状況ではもうどうしようもない。


「で、12歳のお嬢ちゃん? この体は12歳のもんじゃねえよなあ? なんなら真っ裸にしてお兄ちゃんが確かめてあげようか?」

「っ、喋るな気持ちわりぃ! とにかくオレは12歳なんだよ!」


友里亜も強がってはいるがどことなく声がうわずっている。


「う……土方、さん……」

「ああ? 土方さんだあ? 何それ、君の彼氏クン? でも助けにこないね?」


秦に至っては目をつむって「土方さん、土方さん……」と願うように呟いている。




「じゃー、とりあえず車に……ぐはっ」


間抜けな声をだして、友里亜の肩をつかんでいた男がどさ、と倒れた。

「え? あ、は……?」

状況が理解できない他の5人は頭に?を浮かべるばかり。



「おい、人の嫁に手ェだしてんじゃねえよ……」


低く唸るような声で倒れた男に近づき思い切り、踏みつける……沖田。


「あ、そ、そう、ご……?」

「大丈夫ですかィ、友里亜。何かされたりどっか触られたりしてねえですかィ」

「お、おう……え、なに、なんで?」


「とりあえずオレはこいつを地獄に送らないと気が済まないんで」

「ぐあ、ちょ、すいません、すいませんでしたあああ、うえっ!」


げしげしとグロテスクな音をたてて思い切りサンダルで男の背中を踏む沖田。
顔がマジで、本気で殺しそうな勢い。


「秦、大丈夫か?」

「土方さん? あ、あ、う、うあああ……」

「ど、どうした? 何かされたのか?」

「こわ、かったよお……っ」

「……そうか」


急に泣き崩れてしまった秦を、土方は抱きしめて愛おしそうに髪を撫でる。



「翼ちゃん、何かされてないよね?」

「あ、はい……」


男から腕を離されて、ぺたんと腰が抜けたようにすわりこんでしまう翼。

「うわ、ちょっ、ほんとに平気?」

「だ、大丈夫です。なんか気がぬけちゃって……。ありがとうございます」


「どういたしまして」

「えへへ……」

Re: 【銀魂】 国を守る糧 ( No.528 )
日時: 2010/12/21 21:03
名前: 牡丹 (ID: JFNl/3aH)



おkおk^^www

何かと出番の多い315円!!←

弟だと!?
なんだと・・・明楽はお姉ちゃんだったのか・・・((

^^♪

更新乙ーっ
うわわわわわ、まじで更新してあったぜひゃっほう!!((

保留が気になるg((げふんげふん
いいねーまじいいねー♪←変態発見

Re: 【銀魂】 国を守る糧 ( No.529 )
日時: 2010/12/21 21:11
名前: 晴樹 (ID: iyg2VchN)

明ちゃぁーん更新乙ぅぅぅぅぅ!!!!!
久しぶりの更新嬉しいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!
てか、ナンパ野郎はなんか・・・アレ命知らずだね^^
ナンパされたーって言ったら土方や沖田が聞いたらなんかナンパ野郎が殺されそうだね^言^


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