二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜
日時: 2010/04/02 11:14
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

プロローグ

果てしなく続くのは、醒めない真っ赤なユメ———

でも、そこには赤以外、痛みしかない。

目の前にある光を捕まえようとしても、すぐにそれは消え、私から逃げてしまう。

だけど、ある日、青いものが視界を横切った。

布・・・?服・・・?

軍服。

その言葉が、頭のなかに閃いた。

そして、口から洩れたのは、

「助けて・・・軍人さん。」

だった。そして、わたしは何かを握りしめ、再びつぶやいた。

「金の人・・・金髪に、金の目の人に会わなきゃ・・・」

やがて、黒が訪れた。

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Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.29 )
日時: 2010/04/04 17:36
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

ありがとう!オリキャラは近いうちに登場させるよ!

太陽の光とかでいろいろできるってすごいね!

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.30 )
日時: 2010/04/04 18:14
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

思い出などはその人目線で書きます!





第6章 エドとアルの真実 Ⅰ

「エドー!アルー!」

母さんの呼ぶ声が聞こえた。

オレとアルの母さんは、トリシャ・エルリック。

トリ「あら、またそんなところに落書きして!」

少し怒り気味の声が、父親の書斎にいる昔のオレとアルに向けられる。

このとき、アルは鎧ではない。オレと同じ金髪金眼の少年だ。

エド「落書きじゃないよ!見てて!」

オレは床に描いた錬成陣に手をつく。すると、木彫り人形のようなものが出来上がった。

母さんは少し驚いて、

トリ「これ錬金術よね?どうしたの?」

アル「本読んだら書いてあったよ」

無邪気に言うアル。

トリ「え・・・でもこんな難しいの分かるの?」

エド&アル「「なんとなく」」

驚きすぎで少し冷や汗を流す母さん。

トリ「・・・・・世の錬金術師が聞いたら卒倒するわね・・・」

オレは不安そうに母さんを見て、そっと尋ねる。

エド「やっちゃいけないことだった??」

けれど母さんは優しく笑い、「そんなことないわ!」といった。

オレとアルは顔を見合せて笑う。





そのときは・・・母さんがほめてくれるから。

ただ、無邪気に、錬金術に引き込まれた。

でも、ある日・・・

母さんは、流行り病で倒れた。

母さんがいて、オレ達が母さんと笑って過ごせる日々は、あっけなく、ガラスのように音を立てて崩れた。

母さんのいない、埋められない哀しみの穴。

それは、オレとアルにつきまとって・・・

オレとアル、そして全てを変える引き金となった・・・

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.31 )
日時: 2010/04/04 18:28
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

第7章 エドとアルの真実 Ⅱ

エド「んーー・・・体たんぱくが・・・」

アル「水分はたくさん必要になるよね」

「はーいエドワード君とアルフォンス君?今は算数ですよー」

先生に言われたけど、無視。

今、人体錬成の理論を組み立てている。禁忌と言われているものを、オレ達はやろうとしていた。

母さんに会いたくて。母さんと笑いあいたくて。

ただ、生命を作り出すことに何の疑いも持たずに————

そして、オレが完成させてしまった理論。

理論が完成した夜に、オレ達の人生の歯車が狂い、地獄を見た。

言葉にならない、オレの悲鳴が響く。

錬成の過程で、オレは左足を。

アルは全てを持っていかれて。

その代わり、オレは真理と呼ばれる全てを見た。けれど、アルまでも失った。

嘘だ・・・

オレは、たった一人になった。

畜生!アル・・・

オレは右腕を犠牲にして、アルの魂を錬成して、鎧に定着させた。

エド「ごめんな・・・アル・・・」

アル「なんて無茶を!でも・・・兄さんの理論は!」

鎧の身体になってしまったアルが、信じられないとでも言うように下を向く。

エド「ああ、完璧だった。間違いなんてなかったさ。けどな・・・」

オレは、手にべったりついた血を見て、ぞっとする。

エド「間違ってたんだよ。間違ってたのは・・・

                    オレ達だ・・・」

そして、意識が消えた。

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.32 )
日時: 2010/04/04 18:35
名前: まな (ID: qJ0dFxMT)

第8章 エドとアルの真実 Ⅲ

揺れる荷台の上で、わたしは座っていた。

「すんませんねぇ。車がないいんで。」

憲兵に言われる。

ロイ「いや。」

横には、少尉が座っている。

本名はリザ・ホークアイ。狙撃がうまいので、『鷹の目』と呼ばれている。自慢(?)の部下だ。

「エルリックのチビどもも喜びますね」

ロイ「・・・チビども?」


一度中断します!

Re: 鋼の錬金術師 〜醒めたユメ〜 ( No.33 )
日時: 2010/04/05 11:06
名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: /dA6IieT)
参照: 名前変えました!!もと杏里ですヨロ(`・ω・´)スク!

チビってもしかしてあいつ!?


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