二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN—
日時: 2010/05/27 16:25
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

—僕/俺は向こう側の大空に手を伸ばす—

—きっと永遠に届かない大空—

—だけど、ある時を境に、手が届くんだ—


クリック有難うございます。

今回はちょっと切ないツナの話です。
シリアス多め、ギャグ少なめ。
主人公設定、一応書いておきます。



主人公設定
・沢田家康
ジョット、初代ボンゴレの名前と同じ名前。
トリップ主。
綱吉の前に現れる。
容姿:金色の髪にオレンジの眼。初代ボンゴレ似で、後ろに長く一つで結んでいる。
普段着は黒いマントにスーツ・・・。
イメージは初代の長髪バージョン。
武器:グローブ
属性:大空
所属:不明





・目次
第零話
第一話 手が届いた
第二話 大空目掛けて落ちた
第三話 晴のアルコバレーノ
第四話 雨の苦痛
第五話 無題
第六話
第七話

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Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/05/26 19:03
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第四話 雨の苦痛


「ちょ、痛いですりボーンさん」

腕が引きちぎれそうな痛覚に俺はリボーンの腕をバッと払いのけた。
「あぁ、すまん」
そう言って冷たい視線を向けてくるリボーン。

     ズキッ・・・。

俺は、胸が苦しくなった。

俺は一番こんな人間が嫌いだ。
偽善を張って、只そこに居る人間が。

「ッ」

何か言おうとした瞬間、曲がり角から男の人——山本武が現れた。

「お、小僧、ソイツは誰だ?」

「ボンゴレニ新しく入った殺し屋らしい」
「宜しく御願いします」
俺は頭を下げた。
「おう、よろしくな」
ニカッと笑う山本。

ああ、ダメだ。

コイツも偽善を張っている。

「・・・何何だよ・・・気持ちが悪い・・・」

「え?」

「偽善ぶった笑顔は止めろ・・・!気持ちが悪い・・・」

「!」
「(コイツ・・・一瞬で判ったのか・・・?)」

           ズキンッ

右目が痛い。

右目を押さえ、リボーンに言う。
「部屋は・・・何処」
「・・・そこだ」
俺はその部屋に駆け込んだ。

「・・・ツナに、似てるな・・・」

「・・・」
リボーンは山本を見据える。
冷たい眼ではなく、優しい眼で。
「・・・アイツは、昔のアイツは一瞬で見破った・・・俺の感情を」
「・・・昔の話だ」
「・・・あぁ、だけど、ツナが帰ってきたように感じるな・・・」
「まぁな・・・」

リボーンと山本は、静かに笑っていた。

Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.6 )
日時: 2010/05/26 19:06
名前: 晴樹 (ID: .M49B5Sc)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

こんちゃ〜蒼炎さん、小説おもしろいです。^^更新頑張ってください^^

Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.7 )
日時: 2010/05/26 19:09
名前: 青霧 ◆wLSWAKdp4g (ID: tgMaGFHR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=17337



初めまして!私もREBORN!の小説を書いてる青霧と申します!
すんゴク面白いです;私とは比べ物にならない・・・。
あ、ほんっっっとに良ければ私のスレッドにも来て下さい!

更新頑張ってください!応援してます!!

Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.8 )
日時: 2010/05/26 19:43
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

コメ有難うございます!
頑張りますんで!(ゆったり更新で)

Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.9 )
日時: 2010/05/27 16:25
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第五話 無題


—信じることは、大事だ。

「・・・何で思い出すかな、こんな昔の事・・・」

ベッドにドッと倒れこむ。
「・・・ったく・・・マジでどうなってんだここは」
淀んだ感情が巡りかけている。

コワレタ表情が張り付いた人形のような・・・。

「・・・思い出すだけで吐き気がする」
そう言って俺は眼を閉じる。
コワレタ物語は修復が出来るが、
欠落していた物語は直しようが無い。
俺は眼をあけた。
「・・・ハァ・・・」
すると扉が開いた。

「・・・家康、明日お前の実力を見せてもらうぞ」

「実力・・・」

嫌な予感がする。
少なくともいい予感では無いだろう・・・。

・・・絶対スパルタだ!

「じゃあ明日な」

バタンッ・・・——。

扉の閉まった音と同時に俺は溜息を吐く。
明日は・・・不運続きになるな・・・。


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