二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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桜蘭高校ホスト部(原作沿い?)
日時: 2010/07/04 15:12
名前: runa ◆217AZ3fTcY (ID: pqUQa2Av)

次の事を了承したうえでお願いします。

1.更新が遅いです。
2.小説初心者です。
3.荒らしなどは、やめてください。
4.原作沿いといいながら、ちょっと違ったりも
  します。
5.オリキャラも出てきたりします。
6.この先どうなるか自分も分かりません。

以上の事がOKな方は、どうぞ!

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Re: 桜蘭高校ホスト部(原作沿い?) ( No.7 )
日時: 2010/08/04 20:33
名前: runa ◆217AZ3fTcY (ID: pqUQa2Av)

第5話 「歌」

「月君のご趣味は何ですの?」
「ん?趣味ですか?…うーん…。」
趣味…何だろ…?
「歌は違うのか?昔はいつも歌ってたろ?」
「椿、よく覚えてるな。別に上手いってワケでも
 ないと思うけどな。確かに好きだけど。」
「たしかに月、歌上手いよね。音楽祭の時も先生や
 皆に頼まれてソロで歌ってたし、凄いと思うよ。」
「ハルヒまで、それに音楽祭のは皆があまりにも
 必死で、圧巻されて断れなかっただけだ。本当は
 サボろうと思ってたし。」
この際別に中学卒業したしはっきり言ってやる!
「音楽祭で歌ったんですの?聞いてみたいわ、私も
 聞いてみたいわ?」
はぁ、お客さんまでそんなことを言うのか…。
「そんな。音楽祭といっても、たかが庶民学校の
 校内行事ですよ。俺なんてまだまだ。姫たちに
 比べればダメダメですよ。」
「まぁ…謙虚ですのね。」///)
まぁ…歌いたくないワケじゃないけど、ココで
いきなり歌ったら、他の人の迷惑になるだろうし…。
「月、お客様のリクエストは素直にやった方が
 いいぞ。それにいくら庶民学校の小さな行事
 だろうと、そこで一人で歌った実力は俺も
 気になるからな。」
「「「きょ、鏡夜先輩!いつからそこに!?」」」
まぁ、気づいてたが、話しかけてくるとは
思わなかった…。この人心臓に悪いよ…。ここは
一応言っとこう。俺は別に…
「別に上手くはないと思います。俺の母さんが
 上手かったんで確かに歌うのは好きですけど…。」
「もし他のお客様の迷惑になるかもとか考えてるなら
 大丈夫だ。環たちはさっきからお前らのことを
 見ていてお客様の相手をろくにしていない。
 迷惑なのはあいつ等だ、お詫びならあいつらに
 させる。それにコレで成功した場合お前の歌
 目当てにお前の氏名客や他の氏名客も増える
 だろうからな。そしたら今日の分は取り返せる
 だろ?。」
なるほど…、計算深いなぁ…それがこの人なんだろう
けれど、腹黒いだろ…。
「な、鏡夜先輩もこう言ってることだし、歌えよ。」
椿は特に何もしてないんだから、そんな誇らしげな
顔をするなよ…。まぁ、それじゃぁ…。
「お言葉に甘えますかね…。…と、言っても何を
 歌えばいいんだ?」
いくつか歌えるのは有るけど…。
「うーんとなぁ…。夢さん!お前の母さんが良く
 俺たちに歌ってくれた歌!えーと…。」
「あぁ、アレね。分かった。じゃあ、上手くはないと
 思うので、期待しないで下さいね?」
人前で歌うのは久しぶりだな…。まぁ関係ない!
おもいっきり歌わせてもらいますか…。

荒れ果てた大地に 咲いてしまった花よ
どうして君はそんなに…?

その小さな指の 暖かさは愛のフレイム
風が吹くほど 燃えようと揺らぐの…

蒼の共鳴 巡る命は 儚き光
遥か君の願いし奇蹟を 叶えたい

そして僕らは歴史に変わる 幾千の星のように
泣いてないて叫ぶほどに 足掻き行けばいい
たとえ涙が明日の地図を 濡らしてみえなくなっても
虹を見上げる悲しき金糸雀 もう飛べばいいんだ…

笑顔で毟る種 何故か遠きにふわり
身を賭した声 優しき…

少女は泡沫へ… 少年は終の火を…
二人の音色 あまりに切なくて

「次の世界で出会うその日はキスをしようね」
温もりだけは灰になっても 譲らない

だから決意は強き翼 運命なんていらない
超えて越えて無限を裂き 心より生きろ
たぶん僕らは伝説より 確かな今にいたんだ
美しき籠の中の金糸雀 高く高く消えた…

そして僕らは物語に代わる 幾千の星のように
抱きしめても 戻らぬ恋 枯れ散る花びら
一億の刻 輪廻したら 今度は丘に咲こうね…
もう二度と還ってこない金糸雀 最後に微笑んだ…

「「「………。」」」
ふぅ、だから言ったのに…。誰も喋らないよ。
まぁ、歌ってストレス解消になったからいいか。
責任取るのは環先輩たちだ。
「(う、上手すぎて、何も言えない!)」///)
「「(あいつ、マジで何者だよ!)」」///)
「(…月ちゃん凄いね。)」///)
「(…あぁ…。)」///)
「(さすが、俺の大切な月。やっぱ夢さんに
  似てるよなぁ。でも夢さんを超えてるな…)」
「(相変わらず、月は凄いなぁ…。)」
「(ふむ…やはり売り上げは上昇するな。歌わせて
  正解だったな。)」

月と約3名を除いたホスト部員。
その他お客様たちは、月の歌に聞き惚れ、
放心状態である。だが気が付いてない人が約1名。

に、しても楽しかったなぁ。やっぱ歌うのは
楽しい!ん?じゃあ、最初なんで断ったかって?。
それは…。茜さんたちに人前であまり歌うなって
言われてさ。俺ってそんなに音痴か?まぁ、この
有様だけどさ。←(気がついてない人)
「月、よかったな。」
「何がですか?鏡夜先輩。」
「環たちは責任を取らなくて良さそうだ。」
「は?どうゆう事です?だっ…」
「月君!凄く上手でしたわ!」///)
「は?」
「月君、また指名したとき歌ってくださいね!」///)
「月!お前にこんな才能があったとは!父は
 うれしいぞ!」
「「月!お前聞いてないぞ!歌えるなんて!」
「月ちゃん、上手だったね!」
「上手かった…。」
「さっすが月!よかったぜ!」
「うん。凄かったよ、月。」
「…と、言うわけだ。氏名客は増えるだろうから、
 がんばってくれよ?」
「…………。はぁ…。」
「後、お前が俺にたたきつけた、問題のことだが。」
「「「ちょっ!お前鏡夜先輩に
   何やってんの!?」」」
急に双子と椿が話しかけてきた。
「何って、ちょっと挑戦状たたきつけただけ。」
「「「お前、ころされるって!」」」
「大丈夫だよ。じゃ。」
全く、うるさい奴ら。
「で、なんですか?」
「答えはまだ分からない。けど、今日分かったことが
 一つある。」
「何ですか?」
「お前が自分の事に関してだけ、鈍いって事だよ。」
「…、はぁ。では、出来るだけ努力します。
 後、鏡夜先輩も早く答えを見つけてくださいね?
 きっと、答え合わせまでのタイムリミットは
 直ぐですから。」
「そうか。なら、それまでに見つけられるように
 しよう。」
「お願いします。」

その光景を見て、周りはヒヤヒヤしてたと言う。

次回 第6話「やきもち」

Re: 桜蘭高校ホスト部(原作沿い?) ( No.8 )
日時: 2010/08/13 21:35
名前: runa ◆217AZ3fTcY (ID: pqUQa2Av)

前回、使わせていただいた曲は、水樹奈々さんの
『天空のカナリア』でした。では、本編スタート!

第6話 「やきもち」

「ハルヒ、月。」
ん?環先輩が呼んでる?…無視しようかなぁ…。
ってのは、冗談で。さっさと行かないとあの人
うるさいんだよなぁ。で、いつも鏡夜先輩に
怒られてるし…。まぁ、たまには早くいってやるか…

「で、なんですか。先輩?」
ハルヒが環先輩に聞く。
「おう、この方は俺のお得意様、綾小路姫だ。
 ご挨拶を。」
なんだ、そんな事か。まぁ環先輩だからそんなモン
だろうと思ってたけど…。まぁココで挨拶しないと
何かと面倒だし、しとくか…。
「初めまして。空 月、といいます。よろしくお願いします。」
もちろん、営業スマイル付だ。
「えぇ、どうぞよろしく。」
あっちも笑顔で返してきた。なんかムカつくな…。
「えっと、藤岡 ハルヒです。よろしくお願いします。」
「えぇ、よろしく。」
…微妙にだけど、態度変わった?こりゃ一騒動起きるかなぁ…。←(洞察力と勘が鋭いです。)
てか環先輩、ハルヒに抱きついてるよ…。セクハラは
ダメでしょ…。あ、モリ先輩が助けた。でも、
やりすぎじゃない?アレは。って、環先輩は指名客、
ほっといていいのかよ…。で、この綾小路姫、だっけ?
この人もこの人で、怖い顔してるなぁ…。問題は
早期解決が一番!ってことで、注意するべきか…。
後で鏡夜先輩にも言っておかないと…。

「「『どっちが光くんでしょうか』ゲーム!!」」
はぁ、バカみたい。こんなゲームで面白いのか?
ついでにただいま、ハルヒ、俺、椿、双子。という
奇妙なメンバーで合同接客中。
「ねぇ、ハルヒ君はどっちだと思う?」
お客さんの一人がハルヒに尋ねる。するとハルヒは、
「え、向かって右が馨で、左が光。」
双子の答えは…。
「「ブブーッ、はずれでーす!」」
はぁ、こいつらなら言うと思った。
「はずれてないよ。よく似てるけどやっぱり違う。」
あぁ、これで双子は軽くハルヒに客取られたな。
しかも、本当にあたってるんだから、双子は何も
言えないなぁ。
「「じゃぁ、月と椿も答えてみろよ!」」
おいおい、八つ当たりかぁ?ったく。世話のやける
双子め。それでも俺と椿に当てさせるなんてバカだな。
でも…
「ん?椿。当てたことないのか?」
「いいや。出されたことが無かったからなぁ。」
椿なら、あっさり当ててると思ったら、そうゆうワケか。
「「で、どっちが光だとおもう?」」
双子が怪しい笑みを浮かべて聞いてくる。だから
俺と椿は同時に答えた。
「「向かって、右が光。左が馨。」」
「「はずれでーす!」」
バカか?こいつら。
「はずれてるワケないだろ。」
「自分たちの見分けも付かなくなったのか双子。」
俺と椿がいう。全くバカだよな。
「「なっ!なんでわかんの!?」」
バカだ。こいつら。当たり前のことを聞くなよ。
「たしかに大まかな見た目は一緒でも、お前たちは
 二人の人間という一個人だ。光が馨になれる
 わけでも、馨が光になれるわけでも無い。」
「「んなの当然じゃん。」」
その当然な事を聞いていたのはお前らだろうに。
「だ・か・ら。お前たちは大まかな見た目が一緒でも
 違う人間なんだ。だから性格まで一緒なわけも
 ないし、違うところなんか一緒に居れば誰でも
 分かるようになる。」
「だから、俺がお前らのこと間違えた事無いだろ?」
俺の後に椿も続けて言う。なんかお客さんの目が
キラキラしてきてるのは、気のせいだろう。あれ?
そういえば…
「ハルヒ。その指どうした?」
「え?あ、カッターでちょっとうっかり。」
んー…。あやしいな。
「ふーん、まぁ、良くないけどそれならいいや。」

「あちゃー。」
「ハルヒ。…こりゃ酷いな。」
まぁ、これで犯人も確実になったな。に、しても
俺でもここまでしないぞー。呪いはするけど。
「うん。食費も入ってるのに…。」
「とりあえず、取りに行くか。見つかんなかったら
 家に食いに来い。いくらでもご馳走するぞ。」
「うん。ありがとう。」

「ねぇ、月。犯人あの人だと思う?」
あの人とは環先輩のお得意様。綾小路姫という人。
まぁ、動機も何となく分かってるし。
「普通に考えたら、そうだろうね。」
「そうだよね。」
ついでにただいま持ち物捜索中。後は財布を見つけるだけである。
「こら庶民共!」
「なんですか、環先輩。どうでもいい要件なら
 後にしてくれます?」
全く…。この人の性でいい迷惑だ。
「部活をサボっといてのんきに水遊びとは何だ!」
あぁ、そういえば部活あったんだっけ。
「水遊びじゃ有りません。ハルヒの財布を捜してるんです。」
「何!財布は常に身につけておくものだぞ!」
うわ、この人金持ちの癖にセコイ。←(自分も金持ち)
「大体探し方がぬるいんだよ。あたかも風呂のように
 もっとガバッっと!」
なんで脱ぐんだ。風呂じゃないし。
「いいですよ!風呂じゃないし!」
「何、水も滴るいい男って言うだろ?」
かっこつけんなよ…。全く…。
「なんだ、ぼうっとしちゃって。俺にほれちゃったかにゃー?」
「!!誰が!」
「二人とも、そこでコントしてないで早く探しますよ。」
「「コントじゃない!」」

なんであの人がハルヒに指名を…。って、言っても
理由は分かってんだよなぁ。さて、あの人が
どう出るか。それが問題かな。
『ガッシャーンッ!』
「きゃあ!助けて、ハルヒ君が突然乱暴なことを!」
「え!」
うわー、この人本当に思うとうりにやってくれてるよ。
ここまで計算どうりだと逆にヤラセに思えてくるぞ。
「やっぱり野蛮ね!誰か早くこの庶民を!」
野蛮なのは誰だよ…。
「「ごめん。手が滑った。」」
おいおい、双子よ。水かけるのか。まぁ熱々の紅茶より
いいか。
「なっ!」
「バレてないとお思いでしたか?」
鏡夜先輩は写真ばらまいてるし。まぁ先に言っといて正解だったな。
「ホスト部の情報網を甘く見ないでいただきたい。
 別件の写真も勿論押さえてありますよ?」
うーコワッ。やっぱ腹黒そう…。
「この人コワイ鬼みたい。」
ハニー先輩は涙目か…。実はあんな顔して
腹黒かったりしたら面白いのに…。
「見苦しいぞ。」
モリ先輩の場合、普段黙ってた分グサッと来そうだよな。
「俺たちの仲間いじめるなんてアンタ運悪いね。」
椿も意外に腹黒そうだな。まぁこいつの場合
カッコつけてるようにしか見えないけど。さて、
「俺は庶民だし、別にここに入った理由は
 金持ち共に気に入られるためでもない。
 俺がこの学園に、この部に入ったのはハルヒを
 守る為だ。アンタならこの意味わかるよね?」
俺の大切な友達いじめるとか何考えてんだか…。
「君はなかなか綺麗なんだけど…」
お、王様登場!最後はやっぱそんなもんか。
「た、環様!あの子が…」
おお、必死に取り入ろうとしてるよ。
「顔だけよくても困るんだよねぇ、悪いけど消えてくんない?
 うちの部員に手ぇ出す奴は客じゃないんでねぇ。」
おお、環先輩にしては言うねぇ。まぁ、全然似合ってないな。
「ハルヒ。モメ事起こした罰だ。追加ノルマ1000人を
 申し渡す。」
「ハァ!?」
「お前がいなきゃお得意様を失うこともー?
 この美しい肉体で財布探しをすることも無くー?
 あぁこりゃ、卒業までかかるかもねぇー?」
「先輩!!」
こりゃ本当にコント見てるみたいだな。
「期待してるぞ?天然ルーキー?」
波乱万丈ホスト部生活。晴れてふりだしに戻る。
「ハルヒ、俺と半分ずつで500人だ。一緒に頑張ろうな。」
「月…ありがとう。」
でも、やっぱりこのまま罰を受ける訳にはいかないな。
「鏡夜先輩。」
「ん?なんだ月。退部するなら実際お前には借金は
 無いから自由だぞ。」
「違いますよ。ただ、ハルヒにも非は有ると
 思います。けど、この問題の原因を作ったのは
 環先輩だと思います。実際、先輩がちゃんと接客を
 していれば、こんなことにはならなかった
 はずですし。だから、ハルヒにだけ罰があるのは
 不公平だと思います。」
「確かにそうだな。…まぁ、考えておくとしよう。」
よしっ。まぁ、とりあえずはこんなモンだろ。
「ハルヒ…。」
そんな話がされてるとも知らず、環先輩はハルヒに
話しかける。
「はい、なんですか?」
「おまえって…女なのか?」

第7話 「女」

Re: 桜蘭高校ホスト部(原作沿い?) ( No.9 )
日時: 2010/08/13 23:56
名前: 樹 (ID: 2cRnojto)

私も桜蘭の小説書いてます。runaさんの小説はおもしろいです!話の続きが気になります。頑張って下さい。応援してます!

Re: 桜蘭高校ホスト部(原作沿い?) ( No.10 )
日時: 2010/08/15 21:22
名前: runa ◆217AZ3fTcY (ID: pqUQa2Av)

樹様へ

ありがとうございます!
今まで、誰も居なかったので、来ていただいて
うれしいです!これからも頑張りたいと思うので
よろしくお願いします。

Re: 桜蘭高校ホスト部(原作沿い?) ( No.11 )
日時: 2010/08/16 18:36
名前: runa ◆217AZ3fTcY (ID: pqUQa2Av)

第7話 「女」

「お前って…女なのか?」
環先輩はハルヒにそう尋ねる。
「はい、生物学上は一応。あ、写真は中3の時のですが。」
ハルヒは答える。そしてしばらくの沈黙。
「——————————!? △☆◎×!!」
あー…やっぱり気づいてなかったか…。
「あーやっと気づいたよ殿。やっぱ抜けてんなー。」
「本能では分かってたみたいなんだけどねー。
 フツー男にあそこまでしない。」
「……。」
「僕最初から気づいてたよー。」
「かなり面白い展開だ。」
「環先輩って本格的にバカだよね。」
「てか、逆に気づいてない事にビックリですよ。」
気づいてた・知っていた面々が各自感想を述べる。
俺は中学からハルヒと一緒だったから勿論知ってたけど。
やっぱ環先輩バカだよね。
「先輩たちが男と思っているなら別にそれでも
 良いかと思ったんですけど、制服までいただいて
 今更とも思ったし、どうも自分て男とか女とかの
 意識が人より低いらしくて、父の影響ですね。」
ついでにハルヒの父は、母亡き後、オカマの道に
目覚めたらしい。苦労してるよね、ハルヒは。
「外見にも興味ないし…ああでも、」
ハルヒは環先輩の方を振り向く。
「さっきの先輩。かっこよかったですよ?」
うわー環先輩、赤面だよ…。うん、結論。環先輩は
バカ。いじりやすい純粋なバカ。
まぁ、一番分かりやすい人だな。てか、こんなんで
恋がはじまるのか?…まぁ…現時点じゃ無理だな。
「それに実は女の子に騒がれるのも悪い気は
 しないことが判明しました。カワイイとも思うし。
 どうもそっちの気があるみたいですねー。
 そうだ、今度から俺って言おう。うん。」
おお、コレは面白いねー、フフッ。まだまだだね。
「環、ハルヒに続いてもう一つ面白い話があるぞ。」
おいおい、鏡夜先輩まさか…。…まぁ、いいか。
「「何々ー鏡夜せんぱーい。」」
「鏡ちゃんなーに?」
「……。」
「な、何なのだ、鏡夜?」
「何?鏡夜先輩。」
皆、食いつくの早いなぁ。
「月は女だ。」
あぁ、やっぱりね。
「「「「「………!?」」」」」
「なんだ、そんなことか。」
ん?椿とハルヒと鏡夜先輩以外驚いてんだ。
以外だなぁ。環先輩と、双子はともかく、
ハニー先輩にモリ先輩まで。ま、面白いし良いか。
「ハルヒは勿論やはり椿も知っていたか。」
「あたりまえじゃないですか。月は俺の許婚ですから。」
「「「「「「!?」」」」」」
椿はさらに爆弾発言だな。まぁ、コレはハルヒにも
言ってなかったし、ん?お、鏡夜先輩までわずかに
驚いてる…。なんか、微妙に勝った気分。
「で、でも。月は庶民だろ…?何で椿の…?」
「そ、そうだよ。…まさか親が金目当てで月を椿に
 売ったの!?」
双子よ、お前らの質問は御尤もだが、
「俺の親はそんな外道じゃないっての!」
「月はあの大財閥、『星空家』の次期跡取り候補だ。」
鏡夜先輩ナイス!
「「「「「〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」」」」
でもないか。それにしても、皆今日驚きっぱなしだな。
↑(誰のせいだよ…。)
「ほ、『星空』って、あの『星空』か?」
環先輩驚きすぎだろ…。
「あの『星空』ですよ。で、俺、いや私と言うべきですか。
 私が、次期跡取り候補。『星空 月』です。
 …やっぱこの言い方慣れませんね。実際コレ、
 間違いですし。」
「なんでー?」
ハニー先輩が下からのアングルで聞いてくる。
「私は『星空家』を継ぐ気は有りませんし。
 本当は辞退したいくらいなんですが、直血ですし、
 本家の面子ってのがありますから、誰かが
 頑張ってくれないと、私が跡継ぎにならなきゃ
 いけないんですよ…全く。」
私の苦労を分かって欲しいですよ。あ、あと…
「私が『星空家』の人間って事を黙ってるのは、
 めんどくさいからという理由だからであって
 特に深い理由はありません。なのでバラすのは
 自由ですが、そのときは覚えといてくださいね?」
勿論黒い笑い付き。

次回 第8話「南国衣装」

やっと原作の1話まで終わりました。ココまでに
7話かけてるって何か先行きが心配です。けど
頑張って行きたいと思いますので、どうぞ応援
よろしくお願いします。


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