二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- DRRR!!! You make me happy!!!
- 日時: 2010/07/23 17:37
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
- 参照: http://xranks1.peps.jp/nlbarank/&s_id=1a1a1a1a
—讀さんが入室されました—
"あははこんにちは讀です.お初ですね〜.
え?読み方が解らない?あはは〜
実に中傷的な質問ですねえ.
讀さん傷つきましたよ.あはは〜
ドクですよ.えへ、覚えましたか.
私は日本列島の端、長崎県民です.
やはりですねえ大都会気になっちゃって
ガマンできなくて入っちゃってすいません.
これから来るんで、よろしくお願いします.
では今日はこのへんで〜
落ちます"
—讀さんが退室されました—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—田中太朗さんが入室されました—
【こんにちは】
【讀さん、初ですね】
【これからよろしくお願いします】
—田中太朗さんが退室されました—
- Re: DRRR!!! You make me happy!!! ( No.7 )
- 日時: 2010/07/23 06:38
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
午後16時29分10秒68—…竜ヶ峰宅パソコン前にて.
「んー….終わ、った☆」
両手をあげ、伸びをする.
帝人のパソコンはたくさんのwindowで埋め尽くされ
新しいパソコンにはファイルボックスが無数にあり
以前のパソコンはノーデータになっていた.
「はー...ハッキングとか久しぶり過ぎて...ね」
ぐん、と画面に顔を近づける.
反射で臨也の顔が映る.その顔はとても楽しそうに歪んでいて.
「ぜったい、ぜったいぜったい許さないよ...
やっぱり人間って面白いね.すぐ牙を剥くんだからさ」
一つのファイルを出す.
その中には、一人の女性の個人情報がズラリとあった.
しかし所々掻き消されたようになくなっている.
顔写真に至っては[女性]と表示されているにも関わらず男性がうつっている.
「バカだなあ、バレバレだよー.ま、そんな事承知の上、なのかな.
身長————163cm、体重は...消されちゃってるなー
あはは、笑えるよ.
うん、頭は良いみたいだね...当たり前か、と...
出身————....長崎」
にっこり、にっこりにこり
口が歪むのを止められない.
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハ、ハハハハハ!!!!
これって偶然なのかな!!??いや違うよねあぁこれが理由かァ!!
やっぱり人間って面白くて素敵で最高だ!!
ああ、人、ラブ!!やっぱり俺は人を愛して愛して愛しすぎてる!!
確かめられて良かったよ!!!」
このボロアパートの壁が臨也の声を防いでくれるだろうか.
聞かれたら普通に困るんじゃないだろうか.
ひょい、と携帯をだし、メールを打つ.
宛先は帝人.
かち、かちかちかここここっ
Subject やっほー☆
——————————
みかどくーん
犯人解ったよー
僕らの知り合いだよー
仕返しみたいだね☆
ほら、あの人!
讀って人だよー
ま、多分だけど
十中八九そうだから!
ヴーッヴーッヴーッ
その携帯はポケットの中にあった.
しかしそのポケットは持ち主のポケットではなかった.
持ち主ではない人物は、つい、と手をポケットに向けた.
画面に映し出される[メール受信]の文字を見、笑った.
そして何も見なかったように携帯をなおして.
池袋へ、その足を運んだ.
- Re: DRRR!!! You make me happy!!! ( No.8 )
- 日時: 2010/07/23 09:50
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
午後17時56分57秒12
竜ヶ峰帝人、帰宅.
「結局...無かったし」
携帯会社に連絡して、ロックをかけて貰ってはいるが...
それでも心配なのは心配だ.
GPSで探そうとも思ったが、なぜか解らないらしい.
電波が混雑する所で落としたか?
電源、は切れてないはずだし...
「ただいま...」
かちゃ、と玄関を開ける.
そう言えば臨也さんはいるだろうか.
荷物は二日分だったが、泊まるとは聞いていなかった.
もしかしたらホテルとかに移動したのかも.
「いーざーやーさーん...いますかー?」
ひょい、と玄関から覗く.
なかなか靴が脱げない...ああ、脱げた.
見ればそこにはパソコンが二台あった.
一つはもとから在るもの.
もう一つは臨也さんが以前使っていた物.
そしてメモが置いてあった.
「≪ありがとう帝人くん
メールの通りバッチリだよ
もう少ししたら顔写真も手に入るだろーし
犯人解ったら教えるかも
あ、ボクやっぱりホテル行くねー
じゃあまたねー☆≫」
...メールの通り?
ああ、そうだ臨也さんは知らないんだ.
ボクが携帯無くした事.
「チャットルーム...行こ」
—田中太朗さんが入室されました—
≪お、こんでーす≫
【こんにちは甘楽さん】
内緒モード≪いやー今日はありがとねー≫
内緒モード【いえ、そんな】
内緒モード【臨也さん、実はですね】
内緒モード【ボク携帯落としたんですよ】
内緒モード≪え、それ、やばいんじゃない≫
内緒モード【ええ】
内緒モード【なので、メールって何だろう、って】
内緒モード≪ああ、そっか≫
内緒モード≪あのハッキングの犯人≫
内緒モード≪讀って人だよ≫
内緒モード【え】
内緒モード≪多分、アク禁の仕返し≫
内緒モード【仕返しって...】
内緒モード【もの凄い人ですね】
内緒モード≪だよねえ≫
内緒モード【でも讀さんって今】
内緒モード【東京にいるんですよね】
内緒モード≪らしいね≫
内緒モード≪だから、探し出すよ≫
内緒モード≪帝人くんにもたーぶーん、教えるよ≫
内緒モード【教えて下さいね!】
内緒モード【PC貸したんですから】
内緒モード≪あははー☆≫
≪きゃあー!太朗さんセクハラー!!≫
【ええっ!ちょ、甘楽さん!】
≪内緒モードでセクハラしてくるぅー!≫
【ちょ、逃げないで下さいッ】
≪きゃあー落ち逃げッ☆≫
—甘楽さんが退室されました—
【甘楽さん!】
【誤解ですからね!】
【...落ちます!】
—田中太朗さんが退室されました—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—みるくさんが入室されました—
(こんにちは)
(よろしくおねがいします^^)
(乙です)
—みるくさんが退室されました—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
- Re: DRRR!!! You make me happy!!! ( No.9 )
- 日時: 2010/07/23 09:56
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—みるくさんが入室されました—
(こんです^^)
(あれ、また誰もいませんね;)
(悲しいです)
(あの、見てたら答えて下さい)
(‘リミット’って人、解りますか?)
(知っていたら、教えて下さい)
(では乙です)
—みるくさんが退室されました—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—セットンさんが入室されました—
[こん]
[みるくさんお初ですね]
[リミットさんですか?]
[噂は聞いた事ありますよ]
[ハッカーらしいですね]
[では落ちます]
—セットンさんが退室されました—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
—現在、チャットルームには誰もいません—
- Re: DRRR!!! You make me happy!!! ( No.10 )
- 日時: 2010/07/23 10:19
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
カタン
「...ん」
ちっ、ちっ、ちっ、ちっ、、、
時計の針の音が妙に大きい.
もう朝なのだろうか.
そのままパソコンの前で寝てたらしい.
首が痛い.
時計を見れば午前8時42分01だった.
それにしてもさっきの音はなんだろう.
郵便受けっぽかった.
かちゃ、と玄関を開ける.
「ぁ」
「あ」
スギナ、と言う3文字がぐるぐる廻った.
セミロングをポニーテールにしている.
丁度帰ろうと振り向いたのか、うなじが丸見えで.
少し、恥ずかしい.
「おはよう帝人くん.」
「は、ぃ...え、なんで」
「え?あぁ、うん、これ」
と郵便受けを指さす.
中を見れば、携帯.
「こ、これ!ぼくの、」
「うん.何故かあたしの鞄に入り込んでた」
あはは、と笑うスギナさん.
可愛い、眩しいな.
「思い当たるのが帝人くんだけでさー」
「ありがとうございますっ、こんな朝早く...」
「いやーあたしってホラ、人道的?だからね.
やっぱり無かったら困るでしょ基本的に.」
「どうもっ...あの、お礼を」
「あー良いって.良いって.人間的に当たり前のことしただけだから」
「や、でもっ...」
これはチャンスだ、と思う.
これを逃せば紀田君も怒るだろうし、自分もどれだけヘタレなのかと思う.
これは逃せない.
「うーん...そうだねえ.
じゃあミチルも呼ぶ?」
「ミチルさん...」
ほわ、と浮かぶ和むあの人.
確かに綺麗、と言うか可愛いけど...
はっきり言ってタイプじゃない.
スギナさんのほうが百万倍綺麗で美人だ.
「、っと、あの子課題があるんだっけ...
そだね、出かけようか!」
「え!」
「あたし今ヒマだったし.積極的な子はイヤじゃないしね」
「ぅ、あ...!」
無意識に顔が熱くなる.
あああかっこわるい...!
「あはは、ホラ、準備してきてー」
「はい!!」
そう言って玄関を振り向く、
あ、と思い出す.
「なんでウチが解ったんですか?」
「ん?...あー...言いにくいんだけどさ
折原臨也って知ってる?」
「え、あ、はい!」
どうしてその人を、
「その人に依頼して調べて貰ったんだ.
帝人くん、って言ったら反応したし.
携帯無かったの知ってたみたいだね」
「あ、教えましたから...」
「ん、そなんだ」
納得した.
臨也さんも人間なんだなあ.
携帯無かったら困るて知ってるもん.
家に入って、支度をする.
あ、携帯まだ使えなかった.
ロック解除してもらわないと.
携帯会社に電話して、解除して貰う.
その間、チャットを覗いた.
「...みるくさん、普通の人だ...」
良かった、と思う.
あ、臨也さんにいっとこう.
内緒モードonにして、甘楽さんにだけ繋げる
【臨也さん、携帯ありがとうございます】
【スギナさんと知り合いだったんですね】
【メールも確認しておきます】
【それじゃあ】
「...よしっ、
デートだ、デートっ!」
いきおいをつけて、扉を開けた.
「...なにこれ」
折原倫也は新しいPCの前で言った.
睨み付けるは田中太朗のコメント.
「スギナ...?」
誰の事だ、と思い.
新しいそのPCに、新しいwindowを立ち上げた.
- Re: DRRR!!! You make me happy!!! ( No.11 )
- 日時: 2010/07/26 12:55
- 名前: acco (ID: 7TIhQdvp)
プルルルル
プルルルル————…
「みかどぉー...」
出ねーし.
と、携帯を閉じる.
今は午前9時32分29秒.
まだ寝てるのか?と思案.
「はあー...今日は一人でナンパかよ」
最近はずっと帝人と一緒だったから
一人、と言う感覚を忘れてしまったようだ.
ちいらりと時計を見る.
まだ一分も進んでいなかった.
はあ、と溜息を吐きパーカを羽織る.
もうこの際もの凄いの捕まえよう.
そう心して、玄関を開け、た————…
ガごんッ!!!
「...あ?」
まるで石に当たったような音.
そんなに勢いよく開けたっけ?
と思いながらドアの向こう側を見る.
「あー...ミチルさん?」
「痛かー...まじ痛かー...」
うおおお、と唸る目の前の可愛いひと.
昨日会って話したばっかの女のひと.
「え、なんで?あ、その前にすんません」
とりあえず玄関を閉めて、問う.
あれ俺家教えたっけ.
いやありえない教えてない...
「んあ、んとね、スギナ来とらん?」
額をさすりながら聞いてくる.
スギナさん、
「来てませんね.どうしたんですか?」
「いや...課題あのこが持っとんのよ...」
そうなん、すか
と、生返事しか返せない自分.
あ、なんで、どうして
会話、しなきゃいけないのに
出来ない
この思いって
なんだろう.
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