二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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爆想サザエさん
日時: 2011/05/03 11:42
名前: ACT (ID: 91b.B1tZ)

クリックありがとうございます。
国民的アニメサザエさんの2次小説です。
ダークな雰囲気になるのでそこは分かっておいてください。
グロありです。
では楽しんでください。

目次
>>1 プロローグ  
>>2 1       >>57 11
>>6 2       >>61 12
>>7 3        >>67 13
>>8 4       >>74 14
>>9 5       >>73 15
>>11 6       >>81 16
>>18 7       >>90 17
>>25 8       >>95 18
>>33 9       >>104 19
>>43 10      >>122 20



>>125 21     >>205 31
>>132 22     >>208 32
>>136 23【波平】 >>211 33
>>139 24【マスオ】>>216 34
>>157 25【タラオ】>>218 35
>>166 26     >>221 36
>>173 27     >>226 37
>>187 28
>>194 29
>>204 30

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Re: 爆想サザエさん ( No.203 )
日時: 2011/02/26 16:34
名前: アリス (ID: 9nQU0Vbj)

更新頑張ってくださいw

Re: 爆想サザエさん ( No.204 )
日時: 2011/03/04 19:14
名前: ACT ◆ixwmAarxJ2 (ID: d3Qv8qHc)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

30

 アナゴの言葉にマスオが言い訳をする前に妻が口を開いた。

「フフフフフ、あなたも鈍感ね〜。気づかなかったの?そうよ、私とマスオさんは不倫してんのよ!不倫!」

 その言葉にマスオは眼鏡を外し、ため息を吐いた。
 もう一度眼鏡をかけ直し、こう呟いた。
 
 もう、だめだこりゃ。

 その時にはすでにアナゴの顔はマスオの目の前にあった。
 ふしゅーと蒸気機関車のような音を立て、分厚い唇の隙間から臭い息が漏れる。
 次の瞬間、アナゴ渾身のフックがマスオの頬をとらえた。抵抗する間もなく、彼の体は2m先まで吹っ飛ぶ。
 アナゴは素早かった。即座にマスオのもとへ行くと馬乗りの形になる。顔面を殴り続けた。

「マースオくーん!ぼーくはきーみをしーんじていーたのにー!」
「…………」

 眼鏡が割れ、それがアナゴの拳に刺さっても止めることはなかった。
 辺りには殴る音がいつまでも続いていた。



 

Re: 爆想サザエさん ( No.205 )
日時: 2011/03/05 17:15
名前: ACT ◆ixwmAarxJ2 (ID: d3Qv8qHc)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

31

 葬儀を終え、おんぼろの自宅に帰っていたサザエを待っていたのは、青痣だらけのマスオだった。それに酒臭い。

「ど、どうしたの!あなた!」
「何でもないよ」

 そっけない返事に、サザエはさらに不安を募らせた。そうとは言っても、どこかでマスオが暴力事件を起こし賠償金……もしくは逮捕となったらとてつもない額の金を払わないといけないからだ。

「それどこでや……」
「うるせぇんだよっ!今日は寝かせろっ!」

 マスオは唾をまき散らし叫ぶと、思い切りサザエの頬を引っ叩いた。サザエは床に倒れこむ。その目は涙で潤んでいた。マスオが彼女に手を上げたのはこれが初めてだったからだ。
 マスオはそんなことも気にもせず、そそくさと寝室へ消えていった。

「うっ……ううぅぅぅぅ……」

 虚しさだけが残った。


Re: 爆想サザエさん ( No.207 )
日時: 2011/03/16 22:56
名前: 鏡菜潤 (ID: DKs/wtA1)

おもしろいです、てか≫204の
「マースオくーん!ぼーくはきーみをしーんじていーたのにー!」
を爆笑しました。
弟にこれ見せたら爆笑してましたよwwww

更新気長に待ちますんで頑張りすぎない程度に頑張ってくださいww

Re: 爆想サザエさん ( No.208 )
日時: 2011/04/17 19:47
名前: ACT ◆ixwmAarxJ2 (ID: 91b.B1tZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

32

 それは波平が家へ帰る時に起こった。

「よう磯野ォ、久しいなぁ」

 家の手前まで来た時、背後から突然声がした。
 振り返るとそこには借金取りが3人いた。両脇には大男、真ん中には小柄のボス格。いつもの顔だ。

 まずい。金はまだ用意していない。

 必死に言い訳をしようとした時、それ見透かすように中心にいるボス格がそれを遮った。

「おっと、『勘弁してください〜』なんていう事は言うなよ」

 心の中をすでに見透かされていた波平の心臓が飛び跳ねた。
 もう言い訳が思いつかない。
 彼の体中の毛穴と言う毛穴から汗が噴き出る。

「おい、呼べ」
「はい、カンヤさん」

 ボス格の神谷というらしい。しかし波平は全く耳に入っていなかったようだ。
 3分後、黒の塗料で塗りたくられた高級セダンが波平達の間に現れた。

「乗せろ」

 神谷の一声で、隣にいる大男が波平を両側から掴んだ。萎れた老男が敵うはずもなく、あっさりと車に乗せられてしまった。





「あなたー、お父さんしらなーい?」

「しらないよ。またどっかにフラフラでかけていったんだろ」

「わかったわ、じゃあ夕食作るから」

「……」



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