二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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花鳥風月【日和】
日時: 2010/10/23 20:28
名前: 黒雲 (ID: Qz56zXDk)

こんにちは。
初めての方は初めまして。
駄文書きで有名な黒雲こくうんと申します<(_ _)>
以後お見知りおきを。


この作品はギャグマンガ日和をこよなく愛す管理人が書く、駄文・現代パロです。
花鳥風月とは名ばかり。
…だってカッコいい名前をつけたかったんだもの…((殴
山田悠介さんのリアル鬼ごっこの要素も少々。
『日和月光歌』という小説と共に進めて行きます。
ここで少し注意書きを。


—注意—

・荒らしは止めましょう。
・管理人は神出鬼没の為、更新頻度が遅いです。
・アドバイス・コメント等、頂けると幸いです。
・gdgd低クオリティ。=駄文
・微グロ表現少量。


以上の点を十分に理解した方のみ、奥にお進み下さい。
では、どうぞ。

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Re: 花鳥風月【日和】 ( No.5 )
日時: 2010/12/28 16:59
名前: 黒雲 (ID: Vfu94PGU)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

=第弐話=

——タッタッタッタ…

朝早くから高校のトラックで走り続ける1人の青年がいた。
名を『冥信妹子メイシンイモコ』という。
昨日から少し王国中が騒がしいのには気づいていたが、妹子はまだゲームの存在を知らずにひたすらトラックで汗を流していた。
別名、筋肉オバケ。


「お———いっ!! へんたいなんだよ———っ!! 妹子ぉぉぉぉぉぉおおおっ!!」


遠くから聞こえる鬱陶しい声に、妹子は軽く溜息をつく。


「なんですか太子。 鬱陶しいんですが……。それに今のままじゃ僕が変態みたいじゃないですか」

「え? 妹子は変態じゃないのか? 人類はみんな変態なんだぞ」

「……死ねばいいのに……」

「おまっ!! 今ボソッと酷いことをっ!!」


彼も『冥』の字を持つ者。名を『冥李太子メイリタイシ
ずば抜けて明るいのが彼の持ち味。


「それで? 太子、へんたいじゃないでしょう。 何が大変なんですか?」

「あっ! そうだった……。こ、これを見てくれっ!!」


妹子の前に広げたのは昨日の朝刊。
妹子は滅多に朝刊など読まない。
なぜなら、朝はいつもこうしてトラックで走っているから。
太子の広げた朝刊の部分をよく見てみる。
妹子は自分の体温が一気に下がっていくのを感じた。


「……なんですか、コレ……?」

「今読んだだろ……? この通りらしいんだよ。私も何度も確認したんだ。……テレビも沢山見た。でも、全部……。本当なんだよ」


妹子の目に映ったのは『冥』の字を持つ者滅亡計画の概要について。
逃げ切った時のこと。
捕まった者たちの行く末。
すべて事細かに書いてあって未だ状況が飲み込めていない。


「こんなこと」

「……国王の御考えだ。どうしてこうなったかは分からない……」


太子の拳がガクガクと震える。
なんとも理不尽な話だ。
国王の我儘で王国中の『冥』の字を持つ者が殺されるという。
それも1日3時間。4日間逃げ切れたら褒美??
ふざけている。


「太子……。コレ、明後日からですよね」

「あ、ああ。」

「王からの命令は絶対。逆らえば極刑。……4日間、逃げ延びますよ」

「……おう」

妹子の表情はいつになく真剣で、それにつられ、太子も真剣そのものの表情になっていた。



=ハイ、ごめんなさい。一端切ります。



Re: 花鳥風月【日和】 ( No.6 )
日時: 2010/11/04 17:03
名前: 黒雲 (ID: 3xFJQilA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

はわわわわ…閻魔が黒いのはご愛敬((殴

そして駄文なのもご愛ky((殴蹴自重

ハイ、妄想爆発ごめんなさい<m(__)m>

Re: 花鳥風月【日和】 ( No.7 )
日時: 2010/11/04 17:19
名前: 裂谷 (ID: A9wxTbZM)

更新乙っす!!
駄文じゃないです、神文です!
へんたいに吹きましたww
妄想爆発上等ですよ!?
神文ごちでしたよ〜♪

Re: 花鳥風月【日和】 ( No.8 )
日時: 2010/11/04 17:49
名前: 黒雲 (ID: 3xFJQilA)

裂谷さん>

駄文書きで有名な黒雲とは私の事((笑
神じゃないです『髪』ですwww

へんたいwww
太子にやらせてみたかったことの1つです((殴

妄想爆発上等ですかっ!!
よし、これからヒートアップしていくんで((ニヤリ

Re: 花鳥風月【日和】 ( No.9 )
日時: 2010/12/28 17:35
名前: 黒雲 (ID: Vfu94PGU)

=第弐話続=

高校からの帰り道。
妹子の頭にはもう明後日とり行われる『恐怖の鬼ごっこ』のことしかなかった。
幸い妹子には両親もいなければ兄弟、親戚すらいない。
幸いという言い方も変だが、妹子の両親は昨年交通事故で亡くなり、今は一人暮らしをしている。
想う人が多ければなくしたときの悲しみは深い。
今想い、なくしたくないと思うのは1人だけ。
——太子のみ、だ。


「明後日には4日間ずっと3時間走らなくちゃいけないんだよな……」


前方に煌めく夕焼けを見ながら妹子はそっと溜息をつく。


「あのどん底から僕をすくいだしてくれたのは太子だ。……太子だけは、守り抜く」


妹子の瞳には決意の炎が灯っていた。





家の目の前まで来た妹子はふとあることに気が付いた。


「……誰か、いる。」


玄関先の茂みからは微かな血の香りと荒い息遣いが聞こえてきた。
妹子はゆっくりと茂みに近づき、茂みに向かって声をかけた。


「誰?」


茂みに潜む者はゆっくりと立ち上がり姿を見せる。
今にも倒れそうな肢体。
褐色肌に映える紅の眼。
服はボロボロだが国王侍従にのみ与えられる特別製の服。


「あんたは一体っ!?」


妹子が問うのと彼が倒れるのはほぼ同時だった。
『バサ』と鈍い音とともに彼は目の前で見事に倒れたのだった。






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