二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鬼殺し【銀魂】
日時: 2010/12/12 12:27
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/

皆さんこんにちは!胡蝶楓です!
鬼殺し、どうぞお楽しみください!
また、血とか出てくるのであしからず。

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夢 ( No.4 )
日時: 2010/12/12 21:59
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/



俺は最初はわからなかった。

「化け物」

「鬼」

「屍を喰らう鬼」
それ以外に言われた事はなく。

俺が人間なのか、鬼なのか。

この先、何が起きるのか。

すべてが暗闇。

何にも見えない暗闇だった。

そんな、暗闇が心の中にも浸透していった。

明日、いやこの後何が起きるのか全く見えないのが怖かった。

孤独が怖かった。

それなのに、いつの間にか真っ赤に染めていた。

たくさんの人々で。

__________________
____________
_______

人が全く見向きもしない神社が、燃えていた




「やったぞ!」



「殺したぞ!」



「屍を喰らう鬼を殺したぞ!」


「これで村は幸福だ!」

「これで不幸はもう来ない!」


人々の歓喜の声はそこで止まってしまった。


ブシャァアア!




そう・・・・








炎の中にいるはずの






銀髪に紅の目をした、「屍を喰らう鬼」が殺したから。



第二章 万事屋での出来事   朝 ( No.5 )
日時: 2010/12/12 22:00
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/


バサッ!

「なんだ・・・夢か・・・」

さっきの風景が夢だと気づくのは一秒もかからなかった。

いつもの光景、静かな朝。

時間を見たら7時30分。

いつもだったら、もう少し寝ているが、あまり寝る気にならなかったから
俺は、いつもの着流しを着た後、朝食を作り始めた。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

僕はいつものように、万事屋に向かった。

また、あの2人は寝ているんだろうな・・・

と思って。

ガラガラッ

「おはよーございまーす」

そこで、珍しく

「おぉー新八か〜」

銀さんの声が聞えた。

僕は、驚いて、

「銀さん?!どんな風の吹き回しなんですか?!」

「ただ、早く起きただけだ
神楽、起こして来〜い。
朝飯できたから。」

「あ、わかりました・・・」

僕は、神楽ちゃんを起こしに行った。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

「暇だな〜」

「そうですね」

「そうアルな」

「仕事来ないな」

「そうですね」

「そうアルな」
三人は、いつも通りに仕事がなく暇だった。

その時だった、

ピンポーン

「はいは〜い」

新八が出た、すると・・・

「あ、新八君。」

「山崎さん!あと土方さんと沖田さんも!
どうしたんですか?」

「おい、万事屋いるか?」

「居ますけど・・・?」

「じゃあ、上がらせてもらうわ」


悪 ( No.6 )
日時: 2010/12/12 22:01
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/


「・・・・で?用って何だ?」

「おい、お前ら・・・・

土方が、言おうとしたとき、

リーン

リーン

リーン

風鈴なんて無いのに、確かに風鈴の音が聞えた。

「おい、何で風鈴の音が聞えた?
 この部屋に風鈴なんてねぇぞ」

その時だった。

ピンポーン

「僕・・・見てきますね?」

しばらくしてから、新八の悲鳴が聞えた。

「うわぁああ!!!!!」

新八は、走って戻ってきてこういった。

「玄関に・・・玄関に
 天人がたくさんいるんです!
 それも、武器を持った!」

彼らの顔は一気に変わった。
真選組の三人は真剣、銀時と新八は木刀、神楽は傘を構えた。

その時だった。

「私は斗卿《ときょう》。
 ここに、屍を喰らう鬼、居ますよね。
 
 そこに。渡してもらえませんか?」

天人が指差した方向には銀時がいた。

しかし、

「嫌アル!
 何があったのかはわからないけど
 銀ちゃんは渡さないアル!」

神楽が、銀時の前に出た。
それに、新八が続き、

「そ、そうだ!
 銀さんは絶対渡さない!」
 
「新八、神楽・・・・」

それに、

「貴方達、屍を喰らう鬼をかばうのですか?
 面白い。
 屍を喰らう鬼をかばうのならあなた達も殺します」

斗卿は真剣を取り出した。

それで悟ったのか、

土方、山崎、沖田は新八、神楽のように刀を構えながら、銀時の前にでながら、

土方はタバコを吸いながら
「借りをただ作りたくねぇだけだ。」

沖田は唇をなめながら、
「旦那には借りがありやすからねぃ」

山崎は銀時のほうを向き、
「俺達の気持ちは一つです。何が合っても。」

彼らの言葉に銀時は

「お前ら・・・・生きろよ。」

『ああ』

その時、

「死ぬ前のおしゃべりは終わったみたいだから始めるとしようか」

一息ついてから斗卿は叫んだ

「かかれぇー!!!」

その声と共に銀時をはじめとする6人は駆け出した。


戦闘 ( No.7 )
日時: 2010/12/12 22:02
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/


ガキィン!

ガキィン!!!

ザシュッ!!

6人は切り傷を受けながらも襲ってくる天人たちを斬っていった。

しかし、天人は減るどころか増える一方だった。

その時だった。

「後ろ、がら空きですよ。」

「なっ・・・!?」

銀時の真後ろには斗卿が立っていた。

銀時が、後ろを向いた瞬間、他の天人が銀時の腹を蹴り、斗卿が薬の入った注射を銀時の首に刺した。

ブスッ

その痛みに、銀時は絶叫した。

「ぐあぁあああああああ!!!」

それに気づいた神楽が叫んだ

「銀ちゃん!!!」

その言葉で、新八たちは、銀時の方を見ると、そこには、心臓部を抑えながら呻いている銀時が居た。

最初に行動を起こしたのは、神楽だった。

「お前、銀ちゃんに何をやったアルか?!」

「あなたには、全く関係ないでしょう?」

それに、新八が、

「関係無くない!銀さんは」

『僕/私の家族です(アル)!!』

その言葉に、斗卿は薄く笑い、

「コイツの過去を知ってもそんな事が言えるのか?」

その言葉に、銀時が

「やめてくれ・・・」

それをおもしがるかのように、斗卿は言った

「屍を喰らう鬼には、家族なんて要らない。仲間なんて要らない。
さあ狂え!屍を喰らう鬼!いや・・・白夜叉!!!!!!!」

ドクンッ!!!

その様子を見た、新八は

「銀・・・さん?」

新八たちの前には、いつものような死んだ魚のような目をした銀時ではなく、
異様な程の殺気を漂わせ、とても冷たい目をした銀時が、立っていた。

それに、神楽が、

「新八!逃げるアル!」

「え?!」

その時、銀時が、木刀を振り下げ、新八を狙った。

新八は、瞬間的に目を閉じた

(やられる!)

しかし、新八を狙った木刀が、全く落ちて来なかった。
新八が目を開いたら、木刀は、新八の横に落ちていた。

それを見た、5人は、

「銀さん!まだ意識あるんですよね!戻ってください!」

「銀ちゃん!戻ってヨ!」

「旦那!戻ってくだせぇ!早く戻って土方コノヤローをやりましょうぜ!」

「旦那!早く元に戻ってください!」

「早くもとに戻れ!万事屋!」

ザシュッ

『!?』

銀時は自分の腹を、落ちてた真剣で斬った。

「こうでもしねぇと・・・意識がもたねぇからな」

それを見ていた、斗卿は面白そうに言った

「フッ・・・今日は、ここまでにしておきましょう。
 それではみなさんごきげんよう」

斗卿は、仲間を引き連れ帰ってしまった。

「おい!待て!」

土方が叫んだが、そこにはもういなかった。

新八達は、銀時にかけよった。



第三章 屯所    覚醒 ( No.8 )
日時: 2010/12/13 19:52
名前: 胡蝶楓 (ID: I.inwBVK)
参照: http://ncode.syosetu.com/n8384o/

「銀ちゃん!しっかりするネ!」

神楽は焦った声で、

「銀さん!しっかりしてください!」

新八も焦った声で、

「旦那ぁ!しっかりしてくだせぇ!旦那ぁ!」

沖田は、いつものドSではなく、泣きそうな声で、

「旦那!万事屋の旦那!しっかりしてください!」

山崎も、新八、神楽と同じように焦っていた。

「新八・・・神楽・・・土方・・・沖田・・・山崎・・・ごめん・・・」

『銀さん/銀ちゃん/旦那/万事屋!!!』

新八たちは、銀時に呼びかけた。
だが銀時は、何にも反応しなかった。

腹からは、大量の血が出ていた。
全く止まる様子も見せなかった。

それを見た、土方は

「これはヤバイぞ・・・総悟!山崎!屯所に運ぶぞ!
 眼鏡とチャイナも着いて来い!」

「はい!」

「分かってるアル!」
_____________________________

「近藤さん!近藤さん!」

銀時を担いだ土方は柄にも無く叫んでいた。

「何だ?トシ・・・今からお妙さんの警護に行くところだったんだが。」

「行かんでいいわ!」

新八は、近藤につっこんだ。

「近藤さん・・・旦那が・・・旦那がやばいでさぁ!」

いつものような、ドS顔ではなく、泣き顔の沖田を見た、近藤は少し驚き、
土方に担がれた、銀時を見て血相を変えた。

「山崎!救護班を呼べ!」

「はいぃ!」

銀時を担いだ土方と沖田はある部屋に入って行き、消えた。

その様子をもの悲しそうな顔で、神楽、新八は、見ていた








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