二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ルーンファクトリー3〜影の姫〜
日時: 2011/08/08 16:22
名前: 莉央 (ID: 2L0KYv7x)

ども、莉央です。
荒されんの嫌なんで、やめてくれれば嬉しい。まずはキャラ紹介〜。

主人公 オリキャラ
○アルト・ウルフスタン  女
シアレンスの樹に住むことになった記憶のない少女。モンスターと心を通い合わせることのできる特別な力を持つが、実はあるモンスターとのハーフ。

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Re: ルーンファクトリー3〜影の姫〜 ( No.1 )
日時: 2011/03/31 16:05
名前: 莉央 (ID: 2L0KYv7x)

        〜1話 春風と共に〜
プリベラの森のとなりの花畑に少女が二人いた。
「おねえちゃん、雨が降りそうだよ。」
姉妹なのだろう。同じオレンジ色の髪の毛を春風に揺らし、花に水をあげている。
「そおねぇ・・早めに帰る?」
蒼い瞳で白い半透明のブーケのようなものをかぶる少女が姉らしい。
「かえろかえろ!早く帰っておじいちゃんに毛糸の帽子、作る!!」
きゃあきゃあ話しながら花畑から出ようと、そのときだった。
「「グオオッ!」」
オークが二匹、茂みから飛び出してきて、妹の方を捕まえ、森に走って逃げた。
「!モ、モニカ!」
追いかけようとするが、もう一匹のオークが棍棒を振り回しながら立ちふさがった。
「グウウッ」
低くうなると、シアめがけて棍棒を振り下ろした。
がつっ、っと音がすると、後頭部に鈍い痛みが走った。目の前が暗くなる。
(モニカ・・・助け・・な・・・い・・と・・・)
まぶたを閉じる寸前、目の前に見知らぬ少女が立っていた。銀色のピンピンはねている長髪に、炎の色をした眼。シャツと短パンをはいて、蝶の模様の入ったバックを背負っていた。
「だ・・・れ・・・?」
そこで意識が途切れた。

Re: ルーンファクトリー3〜影の姫〜 ( No.2 )
日時: 2011/03/31 17:15
名前: 莉央 (ID: 2L0KYv7x)

      〜2話 アルト・ウルスタン〜
「本当にありがとう、旅人さんよ。この子がいなかったらわしゃぁどうなってたことか・・・」
シアがベットですやすやと眠っているとき、その祖父ウェルズはただただ、目の前の旅人にお礼を言っていた。
「いやいや・・・ホントに通りすがっただけですから。」
アルトはシアの額に手をかぶせると、汗を拭き取った。
「でもホント、どうしたんでしょか。いきなりぶっ倒れてたし。」
「ん・・・・」
シアがぱちっと眼を開けた。だがすぐに顔を青くして、ウェルズに飛びついた。
「おじいちゃん!モ、モニカが・・モニカがっ・・・」
「おお落ち着くんだよ、シア。モニカがどうしたんじゃ?」
「オークに!オークにさらわれたの!どうしよう!」
「・・・プリベラの森にか?」
こくっとうなずくと、シアは泣き始めた。
「私のせいで・・モニカがさらわれた!もっとしっかりしていれば・・・!」
ウェルズは少し黙ると、ふらふらしながら電話に手を伸ばした。
「ガジとトゥーナに頼んでみよう・・・きっと何とかしてくれるはずじゃ・・・」
だが電話を取る前にアルトがウェルズの手を握った。
「大丈夫ですよ。私が何とかしますから。」
そういうと、アルトは階段を下り、シアの家を出た。


「モコッ?」
「モコゥッ!」
アルトが森に入ると、二匹のモコモコが侵入者に気づいた。だが、アルトはモコモコに”獣語”で話しかけた。
『お前らには何もしないよ。私は“影の姫”アルト』
『『アルト姫!!』』
モコモコはアルトに近づき、手をペロペロとなめた。
『お前ら、人間をかついだオークを知らないか?』
『確か・・・最近森に入ってきた乱暴な狸のモンスターの寝床にいきましたよ。』
『狸のモンスターの寝床は?』
モコモコはそろって川を指さした。
『ここを上っていったら丁度遺跡の入り口があります。門番がいるので、すぐに分かると思います。』
『そうか、ありがとう。』
モコモコ達に礼を言うと、川に沿って歩き出した。


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