二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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氷と杏(BLEACH小説)
日時: 2011/04/27 21:52
名前: まろんけーき (ID: KrNEmkft)

 クリック有難う御座いますッ!!

…私の小説を読みたければ、百万円払ってもらいましょうかぁ?(黒ニパ

 ・・・・・・。(沈黙)

 Σあっ!
  帰んないでください、冗談です冗談。

 『戻る』なんて悲しいものは押ーさーなーいーでーー!!(ウザ

 ふぅ…。

 それでは改めまして…

 クリック感謝です(ニパ/オイ。

 いきなりこんな冗談ブチかました私のスレに留まって頂き、有難う御座います。

 えー、このスレはBLEACHの夢小説的なものなのですが、オリキャラが出てきます。

 つーか、オリキャラ×日番谷です。

 私は恋次が一番好きなんですけど、なぜか日番谷。

 まぁ、時間があったら恋次のも創ってみたいと思います。

 それでは、どうぞ(^∀^)/~~~


******************************

 オリキャラ設定

 >>1
 
 第一章『出会い』

 第一節 >>2>>3>>6

 第二節 >>16>>17

 第三節 >>18>>20

◆訪問者サマ◆

・くろねこ。s
 
・圭s

・ユウs

・來夢s

・風s

・菫s

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Re: 氷と杏(BLEACH小説) ( No.21 )
日時: 2011/04/13 19:50
名前: まろんけーき (ID: Q9sui1jr)


 今となっちゃぁ、いえる事なんですが、冬獅郎は氷雪系最強の斬魄刀を持ってるので、寒さには強いんですけど、暑いのは苦手なようです(←本人談)

 番外編で護廷十三隊が海に行ったときも、日番谷くんだけがかき氷(氷輪丸で出した!?)食べて、サボってたしねっ☆

 ちなみに、鬼道が風邪に効くのかはわかりません。

 卯ノ花さん曰く、「鬼道は医療と同等」と言ってたので、まぁできるのかなー、と思います。

Re: 氷と杏(BLEACH小説) ( No.22 )
日時: 2011/04/23 17:33
名前: まろんけーき (ID: CBSnqzpH)


 第一章

 第四節

 『春の訪れ』(1)

  明るく降り注ぐ木漏れ日を浴び、縁側から見える桜の木が風に揺れた。

 花びらが風に舞い、何ともいえぬ春の兆しを感じる。

 冬獅郎が縁側に座りながら、甘納豆を抓みつつ風流に浸っていると、ドタドタとこちらに近づく足音が聞こえた。

 「シロちゃーん!!」

 縁側を全力疾走していたのは、桃であった。
 彼女は冬獅郎のところへ到着すると、両膝に両手をつきながらはぁはぁと荒い息を整えた。

 「何全力疾走してんだよ。」

 「杏ちゃん見なかった?」

 桃の問いに、冬獅郎が外を指差す。

 「今しがた、出てった。」

 「あぁ〜!!遅かったかぁ〜!!今日はいけると思ったのになぁ…。」

 冬獅郎の答えを聞くや否や、いきなり残念そうに頭を抱える桃。
 その行為に驚きつつ、「杏になんか用あったのか?」と聞いてみる。

 「いや〜。最近、もうほとんど傷が癒えてきて、杏ちゃんが一人だけでよく出かけるようになったんだよねぇ…。」

 杏が来て、四週間。

 桃が言ったように、傷は完全といっていいほど塞がっている。
 当初のころは、最低でも一ヶ月…といったが、本当は甘く見積もっても二、三ヶ月は必要なはずだった。
 しかし、杏は想像以上に回復が早く、本当に一ヶ月で完治してしまったことを、冬獅郎も不思議に思っていた。

 五日ほど前に、一人での外出禁止を解いてやったのだが、それからというもの杏が出かけない日はないといっても過言ではなかった。

 「一人で出かけていい…って、俺が言ったからな。」

 「何してるか、気になるじゃん!!」

 無邪気に笑って見せる桃。その顔は好奇心を隠せていなかった。

 「………。」

 冬獅郎が呆れたような顔をする。
 
 「だって、帰ってくるときすごい疲れたような顔してるの。毎回、毎回。」

 「歩き疲れただけじゃねーの?」

 「違うもん!……しかも私昨日、家に帰る途中の杏ちゃん見たんだけど。……なんか、雰囲気が、ぜんぜん違かった。」

 心配そうに言う桃を見て、冬獅郎は目を細めた。

 「…心配なんだろ?」

 「…うん。」

 「じゃ、追いかけてみるか。」

 冬獅郎が言うと、桃が顔を上げた。

 「ホント!?」

 「人が人のこと全部知るなんて、到底無茶なことだ。だったら、調べりゃいいだけの話だろ?」

 「…うん!!」

 「うし!じゃ、決行は明日だ!!」

 冬獅郎が言うと、それに賛するように、桜の花びらが、再度舞った。

Re: 氷と杏(BLEACH小説) ( No.23 )
日時: 2011/04/25 23:52
名前: 菫 (ID: bkovp2sD)

どうもっす!

やっときましたで〜(;一_一)

まだ全部よんでないけど・・・今日はもう遅いのでとりあえずコメだけするね!

明日また読むけど楽しみにしてるョ☆

んぢゃぁおやすみ=(-。-)y-゜゜゜

Re: 氷と杏(BLEACH小説) ( No.24 )
日時: 2011/04/27 21:21
名前: まろんけーき (ID: JZzjO2CL)


 おぉ〜!

 菫コメアリガト〜。

 頑張るよー。

 菫もガンバ!!

Re: 氷と杏(BLEACH小説) ( No.25 )
日時: 2011/04/27 21:52
名前: まろんけーき (ID: KrNEmkft)


 第一章

 第四節

 『春の訪れ』(2)



 翌日。


 「いってきまーす。」

 杏が、家を出た。

 「杏ちゃん、出た!」

 「行くぞ。」

 物陰に隠れていた桃と冬獅郎が、小声で言い合い、杏の後を追う。

 杏は、家からどんどんと離れていった。


 西流魂街、第一地区“潤林安”“ほむらの森”

 杏は、ここで歩みを止めた。
 
 「ここ…ほむらの森?」

 「なんだってこんなとこに…。」

 ほむらの森は、ただ単に木が生い茂っているだけであり、杏が何か用があってきたとは考えにくい。
 不思議に思いつつ、二人は、森の中の木の上に隠れた。

 杏は、無言で懐から携帯電話のようなものを取り出した。
 二つ折りになっていたのを開き、ダイヤルを入力する。
 終わると無言で耳に当てた。

 「何してるん…」

 スッと右手を桃の口の前に翳す。

 冬獅郎は、片手で桃を黙らせ、耳を研ぎ澄ました。 

 なるべく、電話の内容が聞こえるように…。

 プルルルル…と、呼び出し音が聞こえた。
 微量でしかないが、通話もこのくらいなら聞き取れるだろう…と、冬獅郎が推測した瞬間、プツッ、と音がする。

 --------繋がった…!!

 冬獅郎と桃は、息を呑んだ。


 『おい!杏!!てめー杏か!!??今まで報告入れずに何やってたんだよ!!!!』

 突如、森に男の怒声が響き渡る。
 そのせいで、木々に止まっていた鳥がいっせいに羽ばたいたほどだ。

 「うっせぇなー!あんたに言われる筋合いはないね!!つーか、何であんたが出んのよ!!」

 杏の勢いも負けてはいない。
 冬獅郎は、耳を澄ました意味がないことを悟りつつ、わざわざこんなところにまで来る意味がよくわかったような気がした。

 「電話の相手、誰だろ…?」

 「さぁな。」

 冬獅郎と桃が話している間も、杏とその男の対話は耐えない。

 『俺だって出たかねーが、あいつに頼まれたんだよ!あんたから連絡来たら取れって。』

 「なんで承知すんのよ!馬鹿!!」

 『うっせー!んで、今まで何してた。今何処で何してる。』

 「…西流魂街第一地区“潤林安”。今まで、じーさんからの任務遂行してただけだっつの。」

 『任務?』

 「…そっかぁー。あんた私より格下だから、聞いてないわけねぇ〜。」

 『…(怒。そーだよ、聞いてねーよ。』

 「…この地区で、氷雪系の馬鹿でかい霊圧を持ってた奴がいてね。そいつの探索と、霊圧の一時的封印さ。」

 いきなり、杏の声の大きさとトーンが下がった。
 それに順応しきれず、この一フレーズだけ、冬獅郎は聞き漏らしてしまった。

 『…!!封印って。そんなでけー奴が…?こっから全然感じ取れなかったぜ?』

 「じーさんがそっち側に結界張ってんの。じゃなきゃ、もう大騒ぎじゃない。」

 『そっか…。んで、何で今まで連絡しなかったんだよ。』

 「こっちでちょっと変わった虚に出くわしてね。不意打ちされて、療養中だったの。」

 『変わった虚?』

 「うん。霊圧を完全に消してた。昔も一回だけ出たことがあったらしいけど、そのときよりも完全体だったと思う。そっちで調べといて。」

 『あぁ。わかった。』

 「私も、もうほとんど傷は癒えた。流魂街で世話してくれた、冬獅郎と桃とばあちゃんのおかげね…。」

 『?』

 「…あ、私を助けてくれた子達の名前。皆、あったかくていい人だった。」

 『そっか…。』

 「…大丈夫。心配しないで。私ももうそろそろ…」

 一度、杏が言い辛そうに言葉をとめた。

 「そっちに、帰るから。」

 その言葉を聞いた瞬間、冬獅郎と桃は目を見開いた。

 
 『…辛くねーか?良くしてくれたんだろ?そいつら。』

 「…辛いよ。でも、私には私の使命があるから。」

 『そうか。…んじゃ、それはじーさんにも伝えとくぜ。いくらてめーでも、あんまり怒られっと可哀想だからよ。』

 「ん。さんきゅ。」

 『でも、なるべく早く、帰ってこい。…皆もお前の帰りを待ってる。』

 最後に、杏は「わかってる…。」と返した。



 通話を終えた杏は、携帯(?)をパタンと閉じ、懐へしまう。
 家へ帰るため、歩いてその場から立ち去った。


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