二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボカロ小説 空と海のコントラスト
日時: 2011/05/02 20:36
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)

空の蒼と海の蒼

蒼のコントラストが


私の世界を作り出す





変な始まりです。すみません。
では改めて……
はじめまして!稲妻の小説とか書いてる海穹です。
今回はボカロに挑戦してみたいと思います!歌を小説にする感じですw
短編とかもやりますのでよろしくお願いいたします!!


短編・中編リク用紙 >>4


☆目次☆

小説化予定曲紹介 >>1




〜リクエスト〜


藍蝶様『人柱アリス』 キャラ >>6 

本編 >>8 >>9


紅闇様『闇のダンスサイト』 キャラ >>11

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Re: ボカロ小説 空と海のコントラスト ( No.11 )
日時: 2011/05/02 16:38
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
参照: あかっちです。気分転換に名前チェンジしました。

みそら

来たよっ!
…ん?始めたの?!
そして大好きなボカロw
リクするっきゃないよね!


短編・中編リク用紙

曲名『闇のダンスサイト』
長さ『中編』
ジャンル『えー…お任せd(((((((((』

備考『姉弟の仲の良さ…とか』←

オリキャラ応募用紙



名前【拝 戒里】(オガミ カイリ)
性別【女】
年齢【15でいいんjy((殴】
性格【おてんばで気が強い。リンと同じって事で;】
容姿【青色のショートヘア。目は黄色】

備考【特に無いです】




名前【拝 戒斗】(オガミ カイト)
性別【男】
年齢【15】
性格【大人しくて姉思い。レンと同じって事】
容姿【青で戒里より少し長いショート。目は黄色】

備考【こっちも無いです】



Re: ボカロ小説 空と海のコントラスト ( No.12 )
日時: 2011/05/02 20:28
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)

藍蝶!
ホントごめんなさい。こんな駄文しかけないのが海穹なんです……
神?あぁ、紙の間違いね!
ホントごめんなさい!!
ありがとう!!2話早めに書くから!!
でもこれから先のGW部活三昧なんだよねww
頑張るから!!


紅闇!
始めたよ!!
ボカロホントいいよね!!!
リク来たあああ!!
『闇のダンスサイト』……
ごめん、聞いたことないww
ちゃんと聞くからね!!
頑張って書くから待っててくださいませ!!!

Re: ボカロ小説 空と海のコントラスト ( No.13 )
日時: 2011/05/07 21:09
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)

〜藍蝶様リクエスト〜

『人柱アリス』


「おい、青髪!」

後ろから声がした。またあいつらだ。そう思いつつ俺は後ろを振り返った。


「こんな髪して……どうせ染めてんだろ?調子に乗ってんのか?」

「染めてません。もとからです。」

俺はわざとらしく敬語を使った。するとそいつは笑いながら俺に近寄ってくる。


「ホントムカつくなぁおまえ……」

にやりと笑いながら俺を見ているそいつ。こんな日常に俺はなれてしまっている。でもいくら優しい方の俺でもここまで来ると我慢できなくなってくる。

「歌いたい」

ただそれだけなのにその願いは届かない。どれだけ願っても届かない願いなんだ。


こんな奴らがいるせいで俺は自分を出せない。この髪は悪くなんかない。俺は何も悪くなんかないんだ。悪いのはこいつらだ。俺の邪魔をする、俺の歌を汚す、俺の音を爆音で消してしまう。こいつらは……俺にとって雑音だ。



「ホントムカつく奴だ!!!!」

そいつはそう言いながら俺に向かって拳を振り下ろす。殴る気らしい。

勝手にしてくれ。俺はただ……







                   歌いたいだけなんだ。



「じゃあボクのところへおいで。好きなだけ歌えるよ。」

そんな声が聞こえた気がした。

驚いたいたその時には拳は俺の目の前まで来ていた。当たる。そう思ったその時、そいつの拳が歪んだ。拳でけではない、俺の視界すべてが歪んでいる。

俺は意識を失った。

















「ようこそ、ボクの中へ、そして君の世界へ。」

優しい声が聞こえた。何かに包みこまれたような感じがするほど優しい声。

その声が聞こえて俺は目を開けた。


さっきまで学校の廊下にいたはずなのに、今、俺は森の中らしきところにいた。

「ここは何処だろう。」そんな疑問が俺の頭を駆け巡った。

「さぁ、好きなだけ歌うといいよ。」

さっきと同じ声が聞こえた。空からだ、そう思って空を見上げるが、そこには何もなかった。あったのは晴れ渡った空だけだった。

「キミが望んだことは、歌うことだろう?だったら好きなだけ歌いなよ。ここは君の世界。誰のキミの邪魔なんかしないよ。」

邪魔しない?好きなだけ歌っていい?

嬉しさが込み上げてきた。辺りを見てみても誰もいない、あるのはたくさんの木、草花だけ。
好きなだけ歌ったっていいんだ。でもここじゃあ誰にも聞いてもらえない。誰かに聞いてもらわないと意味が無いのに……

そう思ったその時、俺の周りに人が現れた。

「ここはキミの世界。だからキミが望んだものはなんだって手に入るよ。」

空からまた声が聞こえた。

また嬉しさがこみ上げる。あぁ、俺の夢はかなったんだ。ここにいれば、俺は認めてもらえる。好きな歌を歌い続けられるんだ!!!!
















俺は歌った。

たくさんの音を世界に溢れさせて、俺は歌った。皆俺の歌を聞いてくれる。俺を見てくれる。俺を認めてくれる。

この世界は素晴らしい。俺の歌を聞いた奴らは狂ったように俺に従う。すべて俺のもの!俺の歌がこの世界をつくるんだ!!!


「またこれで少し安心できる……」

小さな夢はまたそう呟いた。あの少女の時と同じように、誰にも聞こえないほどの小さな声で。

















バァァアァアァン!!!!!


銃声が木霊した。少年の頭からジワリと鮮血が流れた。







なんだ……?これは……

         どうしたんだろう……

どうして俺は……


           倒れているんだ?


体が動かない。

視界が赤く染め上げられる。真っ赤な世界。俺の世界は赤なんじゃないはずだ……

俺の世界は青だ。冷静な、そんな青の世界。優しく、何処か冷たいような……


              そんな……世界……


赤く染め上げられた視界に人影が写った。俺の世界の住人達……

俺の歌を聞いた奴ら……

悲しそうに呻く住人達。「歌を聞きたい」そんな呻きに聞こえた。






少年の傷口から薔薇が生え始めた。初めは青かったその花は少年の血を吸収して、紫に変わる。
そしてついにその薔薇は赤く染め上げられた。

少年の世界の住人たちはその赤い一輪の薔薇を、神を見るような目で見ていた。



その世界に響いていた美しき歌声はその日を境に聞こえなくなった。残ったのは辺り一面に咲き乱れた薔薇だけだ。



咲き乱れた青薔薇の中に一輪だけ咲いた赤い薔薇は、まるで少年の世界を表現しているようだった。
















「また探さなきゃ……ボクはまだ消えたくない……!」




夢はまた駆け出した。




『アリス』を探しに——————

Re: ボカロ小説 空と海のコントラスト ( No.14 )
日時: 2011/05/17 17:52
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)

〜藍蝶様リクエスト〜

『人柱アリス』


「お嬢様!お嬢様、何処ですか!!」

召使いたちの声がする。私を探しているんだ。

「もうすぐピアノのレッスンで御座いますよ!!!」

レッスン?そんなもの無意味。どれだけ頑張ったって皆「親の七光り」としか言わないじゃない。私の努力も知らずに皆そう言う。頑張ったって意味が無いのよ。

認めてもらえないんじゃね……



「じゃあボクのところにおいでよ。」

空からそんな声が聞こえた気がした。

「誰!?」

私は大きな声を出してそう聞いてしまった。その声を聞いた召使いたちがこっちに走ってきた。

「お嬢様!こんなのところにいられたのですか!さあお早く!」

そう言って私を連れて行こうとする召使いたち。

やめて、もう嫌なの……

「親の七光り」なんて言われるのは……
誰か私を救って。親なんか関係なく、私を見てもらえるように、見てもらえるところに……

「連れてってよ!!!」

私は大声でそう言った。

「分かった。連れてってあげるよ。」

また空からそう聞こえた気がした。
その瞬間、私の視界が歪んだ。辺りにいた召使いたちの顔が、体が曲がって見える。何が起こっているのか分からなかった。立っているのもやっとと言うほどの歪み、そして、体が宙に浮いた気がした。

「お嬢様!?」

召使い大きな声、倒れそうになって私は召使いに手を伸ばす。



その手は届かなかった。




















「ようこそ、ボクの中へ」

そんな声が聞こえた。

私は目を開けた。視界に入ってきたのは青い空。すべてを呑みこんでしみそうなほど青い空だった。

「ここは……」

ゆっくりと体を起こしながら私はそう呟いた。

「ボクの中さ。そして、キミの世界でもある。」

空から返事が返ってきた。聞いたことのある声だ。意識を失ってしまう前に聞いた声と同じ声。

「ここはキミの世界。だからキミの好きなことができるんだよ。誰にも邪魔されずに、誰からも「親の七光り」なんて言われないよ。」

!!

私は驚いて空を見上げた。

自由?誰にも「親の七光り」と言われずにすむ?

「そうさ。キミを認めてもらえる世界だよここはね。」

認めてくれる?私を見てくれる世界……!!

やった……!私の望みは叶ったんだ!!!


私は歌い、踊った。望めばなんでも手に入る、素晴らしい世界。人々は私の美しさを認めてくれる。私のすべてを認めてくれる!
さあ、皆!私と共に歌いましょう、踊りましょう!!


「これで大丈夫だね……」

夢はまたそう呟いた。










少女が夢の中に入ってかなりの月日が流れた。

そんなある日。
夢が消え始めた。

「どうして……あの子はボクの中にいるのに……」

夢は必死に駆けだした。





そんな時、少女は国のお城の中にいた。少女の城、少女は一国の女王になっていたのだ。

そんな少女は夢のこと忘れつつあった。幸せすぎて、嬉しすぎて……

「忘れさせはしない……ボクはまだ消えたくなんかないんだから!!!」


夢は必死に少女に自分がいることを伝えようとし始めた。












あれ?
どうしたんだろう……

体が朽ちていく……
どうして……何で急に?
私は美しい、ずっと美しいままでいる……だってこの世界は私の世界でしょう?だから私の好きにできる……

美しいままでもいられるはずなのに……


「ボクのことを忘れるからだよ……」

声が聞こえた。
初めてこの世界に来た時にも聞こえたあの声。

忘れるってどういうこと……?

ねえお願いよ……
もう忘れたりしないから……




























                     助けて……!!!!!
















「なんて子だよ。あんな子初めてだ。まあこれでまだまだ大丈夫そうだね。」

夢はそう呟いた。


その時。


「!!!!誰かが……ボクの中に入ってきた……?」


夢は驚き、入り口へと駆けだした。














「ねえ……ここ何処だと思う?レイド……」

黄色い髪、青い目をした少女が手をつないでいる同じ黄色い髪をした少年に聞いた。

「分かんないよ……」

聞かれた少年は戸惑いながらそう答えた。


「でもさ……面白そうじゃない?」

また少女がそう言う。

「うん……そうだね、行こうか!」




二人は駆けだした。





                 夢の中に———





Re: ボカロ小説 空と海のコントラスト ( No.15 )
日時: 2011/05/18 21:44
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)

〜曲紹介〜



「人柱アリス」


<<あるところに小さな夢がありました 誰が見たのか分からない、それは小さな夢でした

小さな夢は思いました 『このまま消えていくのは嫌だ どうすれば、人に僕を見てもらえるだろう。』

小さな夢は考えて考えてそしてついに思いつきました


人間を自分の中に迷い込ませて 世界を作らせればいいと>>







一番目アリスは勇ましく 剣を片手に不思議の国

いろんなものを斬り捨てて 真っ赤な道を敷いていった


そんなアリスは森の奥 罪人のように閉じ込められて

森にできた道以外に 彼女の生を知る術はなし



二番目アリスはおとなしく 歌を歌って不思議の国

いろんな音を溢れさせて 狂った世界を生み出した


そんなアリスは薔薇の花 いかれた男に撃ち殺されて

真っ赤な花を一輪咲かせ 皆に愛でられ枯れていく


三番目アリスは幼い子 綺麗な姿で不思議の国

いろんな人を惑わせて おかしな国を作り上げた


そんなアリスは国の女王 歪な夢にとり憑かれて

朽ちゆく体におびえながら 国の頂点に君臨する


森の小道を辿ったり

薔薇の木の下でお茶会

お城からの招待状は


ハートのトランプ



四番目アリスは双子の子 好奇心から不思議の国

いろんな扉を潜り抜けて ついさっきやって来たばかり


気の強い姉と 賢い弟

一番アリスに 近かったけど






二人の夢は覚めないまま

不思議の国を彷徨った



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