二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 闇のダンスサイト ボカロ
- 日時: 2011/06/05 17:35
- 名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)
初めまして。紅薔薇(べにばら)です!
えーと、ボカロの曲で闇のダンスサイトというものがあります。
鏡音リンと鏡音レンが歌ってます。カバーもいっぱいあります。
中毒症状を起こしたので自分なりの解釈で書いてみようと思います。
更新めちゃめちゃ遅いです。
では。
プロローグ
ボクは、キミが死んだことを知った。
けれど君とよく来ていた森の中で、再びキミに会った。
ああ、愛しいキミ。もう会えないと思っていた。
喜ぶボクだったけれど、キミは言った。
「闇のダンスサイト。最期に踊りましょう」
ボクが現世にとどまるから、キミと会えないんだ。
ボクは、決めた。
キミのもとへ。逝こう。
さよなら、現世——————
- Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.3 )
- 日時: 2011/06/05 12:43
- 名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)
Ⅲ 薄暗い森の中
「…やっと熱が下がりましたね。気をつけてください」
カインが体温計を持って言った。
災難だった…シェフのガクトが笑っている。
「まったく、この三日間作る食事がおかゆばーっかでつまんなかったぞ」
ボクは苦笑いをして応えた。
「…外の空気が吸いたい」
「だれにも見つからないように行ってくださいよ」
こうして、ボクはお忍びで外に出た。
のどかな町の風景が、とてもきれいだ。この町は特に大きな工場等がないので、空気もきれいだ
そんな時、誰かとぶつかった。
「! すみません!」
ぶつかった少女が頭を下げる。
「…キミはリア…」
舞踏会に来ていたあの少女だった。今は柔らかい黄色の服を着ている。
「レイさ、ムグ」
「声が大きい! ボクはお忍びで来てるんだから…」
慌てて口をふさいだ。そして街の中を二人で歩く。
「あの日は…楽しかったです。ありがとうございました」
うっそうとした森の中に入る。彼女は木によっかかり、そう言った。
「また来ればいいさ」
「でも、あなたには婚約者がいるって聞いてます。私が行ったらお邪魔です」
しょんぼりしたように彼女は首をかしげる。
ボクは胸がかきむしられるような気分になった。また来てほしい…
「そんなことないさ、来てくれよ…」
そう言うと、リアはうなずいてくれた。
そしてボクたちは別れた。けれどボクは森の中にとどまって、深呼吸をする。
心臓の鼓動が速い。胸が苦しい…
また会いたい。キミにまた会いたい。
ああ、ボクはどうしてしまったんだろう…?
しばらくして、ボクは屋敷に走って帰った。
- Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.4 )
- 日時: 2011/06/05 14:22
- 名前: 藍蝶 (ID: 3i70snR8)
- 参照: まだパジャマっす。
こんにちは!藍蝶です。
闇のダンスサイト、いい曲ですね!惚れました(●^^●)
小説とか神すぎて泣きました←
また来ますね〜
- Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.5 )
- 日時: 2011/06/05 16:34
- 名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)
え! 泣いただなんてそんなこんなひどい小説に!!
いい曲ですよね〜
ただ最初の病んでる程に仰天した…
- Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.6 )
- 日時: 2011/06/05 16:48
- 名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)
Ⅳ 別れ
あれから、ボクらはこっそり森で会ったりしていた。
キミといると、とても安心するんだ。
このころには、もうボクは自分の気持ちに気付いていた。
ミキがいるというのに…ボクはリアに。
「レイ…あのね、今日で私はあなたに会えなくなるかも」
「…え…」
ドキッとした。そんなのは…突然すぎてボクはどうしたらいかわからなくなった。
「ごめんね。もう会えないなんて、わたしも嫌…」
僕だって嫌だ。
「どうして?」
「………」
聞いてはいけない質問をしてしまったかな…
「…じゃあ、今日はもう別れよう。じゃあ、明後日…またこの森に」
「…! あ…そのっ」
ボクは、リアに背を向けて逃げ出した。でないと泣いてしまいそうだった。
次の瞬間、だった。
「ああぁ…うわああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
リアの叫び声とともに、肩に焼けるような痛みが走った。
それとともに、血が流れ出す感触、冷たい何かが肩に刺さっている感覚。
…え…?
理解ができない…イマ。ボクは、リアに。
刺された……??
「……リ、ア…??」
振り向くと、金色の柄をしたナイフを持ったリアが立っていた。
血に濡れたナイフ。
「ごっ…ごめんなさい!!! ああ…ごめんなさいっ!!!」
リアは叫ぶと、狂ったようにその場から逃げだした。
よろよろと逃げる姿は、まるで小動物みたいで、憐れだった。
僕の意識は、痛みで闇に落ちた。
- Re: 闇のダンスサイト ボカロ ( No.7 )
- 日時: 2011/06/05 17:48
- 名前: 紅薔薇 (ID: vQ7cfuks)
今更ながら、歌詞を書き忘れたことに気がつく…
僕はバカです!
〜闇のダンスサイト〜
深い 夜の おくで わたし あなた きえる
震え 怯え ゆれる 動き 鈍く こわれる
寒い 怖い いたい 踊れ 月の ワルツ
笑い ながら 泣いて 離れ ながら 近づく
二人だけ悲しみも 夢さえも忘れてる
狂ってる鳥たちの 歌声響いている
地面を見下ろして/悲しみを抱いて
髪を振り乱して/消えていくあなたは
堕ちてゆく眺め/私の心に
空気と抱き合って/気が付かないのか
せめてもの願い/果たして月が
明日があるあなたへ/消えていくように
私を忘れて/当然のように
振り返らず歩いて/進んでゆくのか
思い出す風景は 掠れゆく消えてゆく
白と黒上と下 二人を引き離した
永遠の夢に逃げて/塞ぎこむあなたを
嘘を掻き毟って/救えなかったのに
騙した代償/私が生きている
向こうで払います/意味はどこにある
あなただけ今も/最初からいつも
壊れずにいること/二人で一つの
卑怯な私の/わたしたちだから
唯一の望み/一人で立てない
闇のダンスサイト 最後に踊りましょう
愛するあなたと/わたしもあなたの
夜が明けるまで/側へ向かおう
手をつないでも/悲しくはない
伝わらないけど/恐れさえもない
いつまでもわたし/二人で生きた
あなたを忘れないわ/証を刻み逝こう
サビ…左:リン 右:レン
僕としての解釈は、サビの部分での二人の想いはすれ違っているんだと思います。
リンは自分が死んだけど、レンには生きて幸せになってほしい。
レンはリンが死んで、リンなしでは生きていけないからリンを追い死ぬ。
なんだか少し寒々しい悲しさがある歌かな……
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