二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- フェアリーテイル —大空を舞う翼—
- 日時: 2012/05/04 21:41
- 名前: 麻香 (ID: RXnnEm2G)
こんにちは!麻香です♪
初めましてorお久しぶり?とにかくヨロシクです!!
前にもこんな題名の小説がありましたが、あれは私の作品です(私の旧名はラッキーです)
前回とは少ぅし(大幅に)設定を変えてますので、旧スレを知っている方も新しい気持ちでどうぞ!
面白く、悲しく、感動的に仕上げたいです。
つまり、真島ヒロ先生を目標に、楽しみながら行きたいです!!
一つ注意ですが、この小説では、フェアリーテイルにウェンディとシャルルは入っていないという設定になっています(ファンの皆様ごめんなさい!)
オラシオンセイス編の後、ウェンディとシャルルは何の変化もなく、ケットシェルターのマスターと暮らしている‥‥ことにしといてくださいw
なぜそんなややこしい設定にするかというと、うちのオリキャラとウェンディちゃん(?)の性格がかぶるからですねww
まさか、うちのオリキャラにあれほどそっくりなキャラが登場するとは‥‥‥
☆ルール☆
・荒らしは禁止です(一回目は注意、二回目からスルー)
・あまりたくさんの雑談はしないでください。
・他にも、小説を乱すのはNGです。
これらが守れない方は、コメ禁止です。
※期間限定オリキャラ募集は、終了いたしました!(結果…>>60)
【 一章 妖精達は天を舞う 】
・目次
プロローグ) 孤独な天竜 >>1
STAGE1) 精霊の笛 >>2->>19
STAGE2) 大ザメ見守る湖の秘宝 >>20-41
STAGE3) 運命の導き >>53-76
・キャラ
リュナ・ウィンティア >>49
アブリル・アムレディア >>100
ジオ=ルオル・フェンリラ >>101
☆お客様☆
苺川 らび さん
マルタ さん
アビス さん
ラティアス さん
エミル さん
†ゆう† さん
シャラップライダー さん
グレイ さん
霧火 さん
★HITOMI★ さん
cyclone さん
スペリシオ さん
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- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.91 )
- 日時: 2011/12/17 23:00
- 名前: スペリシオ (ID: 3JtB6P.q)
ありがとうございます!(涙x100) 「泣きすぎ!」
やってみます!おもんないかもしれないけど覗いてください。
マルタs
ユーモアのセンスありますね!(爆笑)
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.93 )
- 日時: 2012/04/17 21:08
- 名前: 麻香 (ID: ucTV.0zG)
知らないです。「とある〜」って感じの物は、聞いたことはあるんですが‥‥
流行に乗れないタイプなので、最近よく聞くけいおんとかは知らないです^^;
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.94 )
- 日時: 2012/04/18 21:49
- 名前: 麻香 (ID: nA/hfs8a)
マカロフはポーリュシカに支えられてゆっくりと起き上がった。
ルーシィたちの方を見て怪訝そうな顔をする。
「‥‥‥誰だ?お前ら」
「あらぁ、忘れたの?食い逃げ少年君」
ルーシィが意地悪く笑う。
マカロフはルーシィの顔を見て数秒間固まった後、首をかしげる。
「‥‥‥誰だ?」
ルーシィの眉がぴくりと動いた。
顔全体で、あたしは被害者なのよ〜、命の恩人なのよ〜、と訴えている。
訳がわからないマカロフにも、ルーシィの殺気は感じたらしく、べッドの上で後退りした。
そんなルーシィを押しのけて、ナツが身を乗り出す。
「それよりお前、なんで倒れてたんだよ」
マカロフは初めてナツに気づいて不審な目を向ける。
だがそれも一瞬のことで、なにかを考えるようにうつむいてしまった。
その口から吐息のような声が漏れる。
「なんか‥‥変なヤツにやられたんだ」
「変なヤツ?」
「あぁ。そいつがポーリュシカを突き飛ばしたから、俺がそいつを殴ろうとしたんだ。そしたら、氷の柱みてぇなのが地面から突き出して‥‥‥‥あいつ、魔導士だ」
あの時、謎の男はルオラと名乗った。
ルオラは強かった。マカロフでは、手加減されていても勝てないほどに。
「‥‥それで、お前はそいつに仕返しに行くのか?」
「‥‥‥‥‥‥」
正直言うと、怖かった。
初めての恐怖。自分より強い者ヘの。
けして自分が、世界一強いとか思っていた訳じゃない。
だが強弱の差をはっきり見せつけられたことには、悲しみというより脱力の方が大きかった。
「‥‥‥俺、怖いんだ。悔しいけど、あいつの前にいるのは嫌だ。あいつは強いから。俺なんかより、ずっと‥‥‥‥」
所詮、自分は子供だから。孤児だから。
魔力の欠片も持っていない、無力なだけの人間だから。
弱い人間は、強い人間に逆らえない————。
「んなこと関係ねーよっ!」
その声にマカロフは顔を上げた。
ナツがマカロフの肩を強く掴んでいた。
「お前は、強いからとか魔導士だからとか、そう言って逃げてるだけじゃねぇか!弱くたって魔力がなくたっていい。その拳で、そいつに一発決めてこいっ!!」
ナツの後ろに、心配そうな顔のポーリュシカとロブが見えた。
2人とも孤児だった。そんな2人が、どうしてマカロフについてくるのか。
それは、2人がマカロフを信じているからだ。
小さい時からの仲間で、お互い助けあってきたからだ。
自分が諦めたら、ポーリュシカとロブを裏切ることになる。
それは嫌だ。
自分のためだけじゃない。
自分を信じてくれる仲間のためにも、強くならなければいけない————。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.95 )
- 日時: 2012/04/20 21:56
- 名前: 麻香 (ID: mo8lSifC)
ルオラは港の灯台に寄りかかり、空を見上げた。
手に持っているシュークリームをかじる。
故郷に残してきた妹を思う。
もう、10歳になっただろうか。
ちゃんと兄のことを覚えているだろうか。
強くなるため、と故郷を飛び出したはいいが、ルオラを受け入れてくれる魔導士ギルドはなかった。
容姿と口調のせいだ。誰もがルオラと関わり合いになりたがらない。
それでついムシャクシャして、すれ違った少女を殴り、少年に魔法を使ってしまった。
最低だ。あの少女は、妹と同じくらいの歳なのに。
すっと視線を感じて振り向くと、あのツリ目の少年が立っていた。
仕返しに来たのか。でも、先ほどとはなにか違う。
怒り狂って飛びかかるのではなく、冷静に敵の腹を探っているような。
「なんだ。てめェか」
鼻で笑う。
こんな子供が勝てるとは思えないが、勇気だけは大したものだ。
「‥‥俺はお前を殴る。ちゃんとポーリュシカの分と俺の分を足して返してやる」
「ん?負け惜しみか?さっさと来いよ」
シュークリームの最後の欠片を口に放り込んだ。
仕方がない。早く終わらせてやろう。
もう一度痛めつけておけば、もう懲りるだろう。
だがルオラが仕掛ける直前、灯台の裏から小さな影が飛び出した。
桃色の髪の————ルオラが殴った少女だ。
その小さな顔に妹が重なり、ルオラが躊躇したスキに、少女は手に持っているものを地面に叩きつけた。
「喰らいなさい!さっき改良したばっかりの超強力スーパーデラックス煙玉!!」
なにやら長い名前のそれは、地面で割れると白い煙を噴出した。
あっという間に辺りは白銀に染まる。
視界を奪われ、ルオラは慌てて回りに目を走らせる。
「うおりゃあああああっ!!!」
ルオラの前方の煙が割れ、ツリ目の少年が拳を振り上げて飛び込んできた。
だが、今度はルオラは慌てない。ある程度予測していたことだ。
相手の視界を奪い、不意打ちを仕掛ける。ありふれた戦術。
ルオラはニヤリと笑いながら、魔法を使おうと構えた。
「ブラックアイス————」
ルオラの言葉がそこで止まった。
突然、足から力が抜けた。
白銀の煙の中から飛び出した別の少年が、ルオラに体当たりしたのだ。
「なっ!?」
弱い体当たりだった。
しかし、煙で景色が見えないうえ、ツリ目の少年に集中していたので、ルオラは平衡感覚を失った。
そのまま放ったブラックアイスゲイザーは、見当違いの方向に漆黒の氷柱を造形した。
ツリ目の少年はそのチャンスに挙に力を込める。
と、ふいにツリ目の少年の挙が、大きく変形した————。
- Re: フェアリーテイル —大空を舞う翼— ( No.96 )
- 日時: 2012/04/22 14:36
- 名前: 麻香 (ID: mo8lSifC)
「っ!!?」
ツリ目の少年の拳が波打ったかと思うと、急速に大きくなる。
それは少年の身体よりも巨大。
重さに耐えきれなくなったのか、若干地面を擦ったが、その代償に強力なパワーがあることは明らかだった。
人間技ではない。ありえない芸当。
普通の人間であれば。
「魔法かっ!!」
少し前に喧嘩した時、ツリ目の少年は魔法を使わなかった。
ということは、わずか数時間で習得したのか。
いや、そんな時間はなかった。つまり、今この場で捻りだしたのだ。
魔力を持っているかどうかは見た目ではわかりにくい。
魔力を持っているのに、その人間自身が魔力の存在を知ることなく、一生を終えることもある。
学者の中には、全ての人間が魔力を持っているという意見を出つ者もいるのだ。
そして、少年は自身の「怒り」の感情によって魔法を捻りだした————希少だと言われる巨人<ジャイアント>の力を。
「うぉりゃあぁっ!!!」
ツリ目の少年の巨大な拳が、ルオラの腹に直撃した。
ルオラの身体が軽く宙を飛び、そのまま灯台にぶつかる。
頭を強く打った。
意識を失う寸前、ルオラはこの町の地図を思い出す。
このマグノリアの町の全ての魔導士ギルドに拒絶された。
だが、一つだけ忘れていたギルドがあった。そこなら自分を受け入れてくれるかもしれない。
影のようにひっそりと、だが笑い声が絶えない魔導士ギルド——————妖精の尻尾<フェアリーテイル>。
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