二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜
- 日時: 2011/12/09 15:20
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
一日一回小説を投稿したいと思います(ノルマであり自分のテンションによっては、二回三回投稿する時もあると思います)
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- Re: バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/09 15:40
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
〜現国〜
藤田悠・69点
西崎洋子・97点
「「っ!!」」
木刀と剣が真正面から衝突した直後、金槌で叩かれたようなフィードバックを手に受ける。
(木刀と剣じゃ、手に受ける反動の重さが違うな)
正直痛いが、黙って手を抑える訳にはいかない。そんなことをすれば相手に余裕が生まれるからだ。逆に悠は顔に痛みが出せない。我慢するしかない。
それに、
〜現国〜
藤田悠・65点
今ので少し点数が削られている。
(背に腹は代えられないか!)
「えいっ!」
振り下ろされる剣。それをすれ違いざまに避け、剣の腹を木刀で叩く。
みしっ!
鈍い音を立て、剣の軌道がずれる。
「しまっ——!」
「もらった!!」
追撃の面!
(よし、一人撃破だ)
- Re: バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/12/09 15:57
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
「西崎討ち取ったぞ!!」
「「「おおおお——!!!」」」
廊下を轟かす様な叫び声。悠の戦いはFクラスの士気を確実に上げていた。
「悠! 助けてほしいのじゃ!」
親友の木下秀吉の声が悠の耳に届く。
「今助けてやる!」
幼なじみのピンチと知った悠は声のした方へ向かう。
「はあ!」
「あぶな——」
い、と紡ごうとした所で、相手のトンファーがあた——
「おら!!」
——らなかった。
ギリギリのタイミングで木刀がトンファーの一撃を、遮る!
「大丈夫か?」
「う、うむ」
差し出された悠の手を握り、秀吉は立った。
「すまんのじゃ」
「大したことじゃないさ。それより、俺たちは一度戻ろう」
「そうじゃな」
悠と秀吉は召喚獣を引き連れて、自陣へ引き戻った。
- Re: バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜 ( No.6 )
- 日時: 2011/12/09 17:10
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
「総員突撃——!!」
(明久の声だ。援護に来てくれたのか!)
その声はこちらに向かってきている。明久たち中堅部隊は近い!
「あれは明久と島田か」
こっちに向かってくる中堅部隊は、明久と島田美波の二人が引き連れていた。
「明久、援護に来てくれたのじゃな?」
「うん。十人じゃきついでしょ」
「ああ。助かる」
悠率いる先行部隊は十人の少数編成でできている。それに比べて明久率いる中堅部隊は十五人の大人数部隊だ。期待は薄くない。
「島田がいるってことは、数学で戦うのか?」
「ええ。ウチが何とか引き止めるわ。その間にあんたたちは補充試験を受けてきなさい」
「ありがとう」
「礼は後でいいわよ」
「すまんのじゃ」
(お前ら頼んだぞ)
- Re: バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜 ( No.7 )
- 日時: 2011/12/09 16:34
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
「回復試験、受けます!」
そう言って悠は試験会場である空き教室に入る。秀吉は雄二に戦績を今話しているところだろう。悠は時間が勿体ないと言ってここに来たという感じである。
「わかりました。では、教科は何にしますか?」
「世界史でお願いします」
「席にどうぞ」
高橋女史にそう言われて、席に着き、配られたテストに臨む。
(どこまで点が稼げるのか、わからない。けど——)
「足掻いてみっか」
そう思って悠は初めて本気でテストを受けた。
- Re: バカとテストと召喚獣〜観察処分者タッグ〜〜 ( No.8 )
- 日時: 2011/12/09 17:11
- 名前: 立花 (ID: SsOklNqw)
テストを終えた悠は、前線戦闘区域に向かって走っていた。
周りでは今も戦う召喚獣たち。それを見ながら先に進んでいく。
と、
「そこにいるのは、もしやFクラスの美波お姉さま!」
「ゲッ……美春」
「もう逃がしません!!」
「くっ、美春。やるしかないってことね!」
「「サモン!!」」
美波と美春の召喚獣が召喚される。美波の召喚獣はサーベルに軍服。美春の召喚獣はローマ兵士のような剣と鎧を纏った出で立ちだった。
「はぁ!」
「っく!」
〜世界史〜
島田美波・53点
清水美春・94点
「きゃ」
美波が得物を取りこぼす。
(しまった!?)
美春の剣は美波ののど元へ突き刺さる——というところで美春は剣を止める。
「サモン!」
呼び出される悠の召喚獣。それは木刀と学ランに身を包んだ悠の召喚獣。呼び出たと同時に悠は美春に木刀を振りかぶる。
「どうだ!」
「なっ!?」
絶句する美春と驚きを隠せないという顔をしている明久と美波。ほかのFクラス先行部隊も言葉を失っていた。
〜世界史〜
藤田悠・92点
その表示された点数はなんとDクラスレベルのもの。とてもFクラスの生徒がとった点数とは思えなかった。
「大丈夫か?」
「ええ、ありがと藤田」
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