二次創作小説(紙ほか)

第1話「おはよう」(1) ( No.1 )
日時: 2020/03/10 15:36
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 ロックかけててごめんなさい!
 アイデアが浮かんでこなかったの…。
 はい、やっと思いついたので書きまーす。

 むうのピクシブ漢字辞典

 松衛門(まつえもん)→炭治郎の鴉
 チュン太郎→善逸の雀
 熊王(ゆうおう)→伊之助の鴉 名前なかったので命名しました♪
 豆吉(まめきち)→仁乃の雀
 封仙(ふうぜん)→睦彦の鴉
 
 

〈蝶屋敷 AM5:00〉

 松衛門「起キロ! 炭治郎、起キロ! ツツクゾ!(バサバサ←羽ばたき音)」
 豆吉「仁乃! 起キテ! 寂シイカラ起キテ!(涙声)」
 チュン太郎「チュン! チュンチュン!(善逸のネボスケ——!)」
 熊王「起キロヨ!(コツコツ←つつく音)」
 封仙「誰ヨリモ早ク起キテ目立テ!」

 かまぼこ隊一同「グゥ———(起きる気配なし)」

 〜鳥会議〜

 松衛門「おい、起きないぞアイツら」
 豆吉「この前の任務でみんな疲れているからなぁ」
 チュン太郎「でも、後三十分で起床時刻だよ! アオイさんに皆が怒られちゃうよ!」
 熊王「チッ。全然起きねえし、あとどこで寝てんだ(床で寝ている伊之助に冷たい目)」
 封仙「俺に聞かれても分からんぞ熊王さん」

 松衛門「でもこのまま寝られても困るしな」
 豆吉「そうだね。仁乃がずっと起きなかったら俺悲しい(涙)」
 チュン太郎「豆吉、元気出して(よしよし)。皆で起こしてみようよ」
 熊王「だなぁ! 鳥たちの本気ってやつを見せてやろうぜェ」
 封仙「だな! ここは多少強引にでも起こしたほうがいいな」

 炭治郎「いだ! いだだだだ」
 松衛門「(コツコツコツコツ)」
 炭治郎「ぶはっ! 何で俺の頭をつつくんだ!(起きる)」
 松衛門「オ前ガ起キナイカラダ。フンッ」
 炭治郎「もうちょっといい起こし方というものがあるだろう……。
     痛かったんだぞ?」
 松衛門「(プイ)」

 善逸「この太陽は小さいですね…。
    俺と禰豆子ちゃんを静かに照らし…(寝言)そじっ」
 チュン太郎「エイ!(グサ)エイヤッ!!(グサ)」
 善逸「うおっ!(起きる)ほっぺにグサグサ何かが…」
 チュン太郎「チュンチュン!(それ僕のクチバシ!)
 善逸「もしかしてお前? 何してんだよ、いいところだったんだぞ責任取れよ!」
 チュン太郎「チュン———!(せっかく起こしてあげたのに!)」

 〜善逸、チュン太郎、しばらく口論〜

 熊王「ドコデ寝テンダヨ! 踏ムゾオラ! 毛皮取ルゾコラ!(毛皮略奪)」
 伊之助「(空気が顔に直接あたって)ん…ふあぁ—ん?
     おいどこだ俺の毛皮はぁっ!(ガバッ)」
 熊王「(隠れる)」
 伊之助「おい誰だ! 誰の仕業だ!」
 炭治郎・善逸「俺は知らないぞ」

 豆吉「仁乃ハ、可愛イ! 優シイ! 強イ!(大声)」
 仁乃「何ですとぉっ(起きる)やめて豆吉! 恥ずかしいからやめてぇ!」
 豆吉「怒ッタ顔モ素敵! 小サイ!」
 仁乃「やめろっ!(枕をぶん投げる)」
 豆吉「グェ(クリーンヒット)」

 睦彦「俺は……強い…んぐっ!」
 封仙「エイッ(ポカスカ)エイッ(ポカスカ)」
 睦彦「誰じゃ、俺を殴りまくるのは!(ガバッ)
    封仙、お前か!」
 封仙「…(*^▽^*)」
 睦彦「何だよ、その顔はぁ!」

 アオイ「(バタン)おはようございま…」
 鳥一同「チュンッ カアカア! チュンチュン! カアカア!」
 アオイ「(…何事…!?)」

 ネクスト→しのぶさんの部屋ではちょっとした非常事態が!
      次回もお楽しみに!

 

第1話「おはよう」(2) ( No.2 )
日時: 2020/03/10 15:58
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


〈しのぶの部屋〉

 しのぶ「うーん。今日もいい天気ですね(着替え中)」
 カナヲ「(しのぶの部屋の前に立っている)
     男性は入室禁止……」

 〜タッタッタ〜

 ???「おはよう栗花落少女! 胡蝶と打ち合わせがある! 中に入れてほしい!」
 カナヲ「(首を振る)ニッコリ」
 ???「入ってはならないようだな! 了解した! それはそうとして今日は快晴だな!!」

 しのぶ「あぁ…この声は○○さんですね。すみませんが今は出られませんので
    (外に向かって言う)」
 ???「胡蝶か! 出られないと言うことは取り込み中だな!
     それにしても扉の前にいる少女は、何か用があるわけでもあるまい!」
 カナヲ「(男性入禁です…)ニッコリ」

 〜タッタッタ〜

 ???「……何をしているんだ」
 ???「○○! どうやら中に入れてもらえないらしい!」
 ???「そうか…。でもここに集まれと」
 ???「今は取り込み中だ!」

 しのぶ「(ただの着替えですけどね)あれ? 隊服のベルトがない…カナ」
 ???「それはそれとして、あとの二人はまだ顔を見せない!
     遅刻という行為は時間を浪費するという事!」

 しのぶ「(あちらの声が大きすぎてこっちの声が届かない…)カナヲ!!」
 カナヲ「(ビクッ)ど、どうかされましたか…?」
 しのぶ「すみませんが、向こうのタンスに私のベルトがあるので持って来てくれますか」
 カナヲ「え、で、でも…(男性入禁だし…)」
 しのぶ「ちょっとの間だけですから大丈夫ですよ」
 カナヲ「分かりました…(大丈夫かな…)」

 〜カナヲ、タンスのある部屋へ向かう〜

 〜タッタッタ タッタッタ〜

 ???「…おはようございます」
 ???「おお○○! やけに遅かったぞ!」
 ???「すみません…会議の時刻を忘れていました…」
 ???「それで、なぜおまえは扉の前に突っ立っているんだ○○。
     サッサと中に入ればいいものを」
 ???「だめだ」

 しのぶ「(あぁ、早くしないと皆さんが中に…カナヲ、早く!)」

 ???「何なんだ○○。説明もせずに俺の手首をつかむな」
 ???「…入ったらいけないんですか?」
 ???「うむ! どうやらやむにやまれぬ事情があるようだ!」

 カナヲ「(向こうから走ってくる)
 
 ???「胡蝶は今、非常事態なのか? だったらなぜ人を呼ばない」
 ???「…俺は何も知らない」
 ???「もしかして…何者かによって殺害され、その遺体は川に…」

 カナヲ「(とんでもない妄想が始まっている…)
     師範、ありました(ベルトを戸の隙間に差し込む)」
 しのぶ「(勝手に殺すな←ニッコリ)ありがとうございます(ベルト装着)」
 
 ???「?ベルト…」
 ???「…もしかすると、ウエストが入らなくて苦戦してたとか…」
 ???「それは確かに非常事態だな!」

 しのぶ「(イライラ)バタンッ 皆さんおはようございます」
 ???一同「おはよう!(おはようございます)」
 しのぶ「会議の前に一つだけいいですか。とっととくたばれ糞野郎(ニッコリ)」

 ネクスト→???の正体が明らかに!
      さらに機能回復訓練開始!
      次回もお楽しみに!

第2話「機能回復訓練」(1) ( No.3 )
日時: 2020/03/10 19:54
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 〈AM12:00 寝室〉

 〜お昼ご飯のおにぎりを食べているかまぼこ隊一同〜

 炭治郎「皆、具合はどうだ?(もぐもぐ)俺は今朝、鴉につつかれて頭が痛い」
 善逸「折れた右手と右足は完治したよ(もぐもぐ)。
    でも今は、ほっぺがズキズキしてんだけど」
 伊之助「俺の毛皮はどこだよ全く! 誰だよ畜生!
     見つけりゃら、ただやすまにゃえ!」
 睦彦「飯食いながら喋んな! 飛んだぞ唾が! 誰か紙、紙くれッ」
 仁乃「はい(紙を渡す)。そう言えば今日から、何たらかんたらが始まるらしいよ」

 炭・善・伊・睦「何たらかんたらと言われても…」

 アオイ「お食事中失礼します(スタスタ)」
 カナヲ「…(ペコリ)」
 しのぶ「(ニッコリ)」

 炭治郎「アオイさん、どうしたんですか?」
 アオイ「大したことではございません。
    今日から五人には訓練を受けていただくので、検温の結果を見に来ただけです」

 善逸「その訓練ってもしや、機能とか回復に関係あります?」
 カナヲ「…全部入ってる」
 炭・善・伊「(マジかよぉ)」

 しのぶ「検温結果から、特に体に異常はないようですね」
 仁乃「しのぶさん、怒ってます?」
 しのぶ「……………いえ」
 伊之助「めっちゃ間が開いたな。さてはテメエが犯人だな!」
 しのぶ「何のことだか分かりませんが違いますね」
 睦彦「今度は即答だな」

 善逸「(小声)なぁ炭治郎。しのぶさんの負のオーラが凄いんだけど」
 炭治郎「そうだな…何かあったんだろうか」

 アオイ「では、今日の機能回復訓練は午後二時からですので。よろしくお願いしますね」
 かまぼこ隊一同「はい!」

 〜10分前〜

 しのぶ「……とっととくたばれ糞野郎」
 義勇「…何で殴る。俺は何もしてない」
 カナヲ「し、師範…(オロオロ)」

 しのぶ「よくも、好き勝手な妄想をしてくれましたね」
 伊黒「何で入室禁止なのか教えなかったお前にも、落ち度があるんじゃないのか胡蝶」

 しのぶ「それは認めます。
    ですが、ウエストが入らないとか殺害されたとか仰った下郎がいらっしゃいましたので」
 煉獄「それは時…」
 無一郎「冨岡さんです(きっぱり)」

 しのぶ「……どちらでしょうか?(ニッコリ)」
 義勇「時透だ」
 無一郎「冨岡さんです」
 伊黒・煉獄「時透だ」

 しのぶ「無一郎くん。同じ柱だからといって、女性をからかうのは…」
 無一郎「(スッ)霞の呼吸…漆ノ型 朧」

 〜無一郎の姿が消える〜

 しのぶ「逃げられました…柱まで嘘をつくのですか…(ハア)」
 義勇「何で俺に濡れ衣を着せるんだ…」
 しのぶ・伊黒「嫌われているから(ではないですか?)」
 義勇「(ピキーン)」

 煉獄「時透はまだ14だ! だから多少甘く見てやろうではないか!」
 しのぶ「そう…ですね。分かりました」

〈PM1:50 訓練場に移動中)

 仁乃「機能回復訓練は、炭治郎さんたちは経験済みなんだよね?
    どんな感じだった?」
 睦彦「想像できないのか胡桃沢。ならば俺が教えてやる(フンゾリ)」

 善逸「睦彦、お前やったことあるのか?」
 睦彦「ねえよ。だが俺は分かる! あの二つ結びの女と勝負すんだろ?
    あんなチビ相手に、この睦彦様が負けるはずがない」

 炭治郎「アオイさんを見くびっちゃダメだよ睦彦くん。
     カナヲとアオイさんの実力は凄いんだから」
 伊之助「特にカオリには気をつけたほうがいいぜ睦太!
     あいつマジでやべぇからな!」

 善逸「誰だよカオリって。カナヲだよ。あと睦彦な。
    まぁ、こんな感じで、カナヲちゃんを舐めるとひどい目に合うから気をつけろよな」
 仁乃「むっくんのプライドがズタズタになっても知らないぞー」
 睦彦「フン、やってやるよ。俺の本気を見せてやる!」


 ネクスト→機能回復訓練開始☆
      そして訓練経験者の炭治郎たち三人のお相手は…
      次回もお楽しみに!

第2話「機能回復訓練」(2) ( No.4 )
日時: 2020/03/10 17:04
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


〈PM2:00 訓練場〉

 アオイ「それでは、初参加のお二人には私から説明させていただきますね」

【仁乃・睦彦の訓練】
 ・全身のもみもぐし
 ・反射訓練(相手:カナヲ、アオイ)
 ・鬼ごっこ(相手:カナヲ、アオイ)
 ・全集中の呼吸・常中

 炭治郎「(俺たちが前やっていた内容と一緒だな)」
 善逸「……すみません、一ついいですか」
 アオイ「何ですか善逸さん。また庭で騒がれるのは嫌なのですが」
 善逸「いえ、そんなことはこれっぽちも考えておりませんので(棒読み)」
 仁乃・伊之助「ブフォッ」
 アオイ「そうですか。ではどんな用事で?」

 善逸「睦彦、手を出せ」
 睦彦「?(手を足すと紙きれを押し付けられる)
    何だこれ(ぺらり)」


  カナヲちゃんとアオイさんに迷惑かけたら
  お前の命はないと思え
  女の子一つに付き、おっぱい二つ太もも二つおしり一つあるんだからな
  俺が言いたいのはこれだけだ


 睦彦「(………)(゜-゜)」
 炭治郎「なんて書いてあったんだ?」
 睦彦「ナンデモナイ」
 善逸「(やり遂げた顔をしている)」
 仁乃「片言だけどどうかしたの?」
 睦彦「ナンデモネエヨ」
 伊之助「ブフォッ」

 しのぶ「で、では……あとの方には私が説明させていただきますね……」

 伊之助「…ど、どうしたんだよ、しのぶ。らしくねぇぞ!」
 炭治郎「何かあったんですか?」
 善逸「し、しのぶさん…目が凄いどんよりとしているんですけど…」

 しのぶ「(隣に並ぶ無一郎を見て)」
 無一郎「(隣に並ぶしのぶを見て)」
 双方「(フンッ)」

 炭治郎「……なんで柱がいるのか知りたいところだけど、今はそれはどうでもいいな」
 善逸「このコンビの喧嘩って見たことないんだが…どういった経緯でこうなったんだ」
 無一郎「あ、、何でもないよ気にしないで(早口)」
 伊之助「…絶対なんかあんだろ、昆布頭」

 しのぶ「(すーはーすーはー)で、では説明させていただきます」
 三人「(大丈夫か…?)」

【炭・善・伊の訓練】
 ・全身のもみもぐし
 ・反射訓練(相手:〈水柱〉義勇 〈霞柱〉無一郎)
 ・鬼ごっこ(相手:〈蛇柱)伊黒 〈炎柱〉煉獄)
 ・全長一メートルのひょうたんを吹いて破裂


 炭治郎「めっちゃハードですね!? 頑張ろ!」
 善逸「ぜ、ぜぜぜ全長一メートルのひょうたんを破裂!? できんの!?」
 伊之助「なんか変な奴がいるんだが、どういうことだぁ!」

 煉獄「先日の任務で足を負傷した! 一週間の休養が終わったので相手を受け付けた!」
 伊黒「…甘露寺が忙しいから代役で来た。それだけだ」
 義勇「……呼ばれたから来ただけだ」
 無一郎「…同じく」

 〜全身のもみもぐし、開始〜

 〈仁乃、睦彦チーム〉

 仁乃「いだ! いだだだだ」
 きよ「力加減はどうですかー?」
 仁乃「(ノД`)・゜・。全身の……き、筋肉が、いだだだだ」

 睦彦「なん…か、向こうは……相手柱でこっちとの落差がっ! 凄いっ…」
 なほ「すみません。何て言ってるか全然分かりません」
 睦彦「ぐえええええ!」

 〈炭治郎チーム〉

 伊黒「耐えろ。これくらいで泣くようなら次から甘露寺とは会わせない」
 炭治郎「いだだだだ…どういうっ理屈っです…か?」
 伊黒「軟弱な奴は柱に会う権利などないと思え(ぐりぐりぐり)」
 炭治郎「だっ…たら…伊黒さんとも…会う権利…ないじゃ…ないですか」
 伊黒「何か言ったか?(ぐりぐりぐり)」

 しのぶ「気持ちいいですか。いいですよね。だって私がやっていますからね」
 善逸「し、しのぶさ…ん、怒りに任せて、いだだ! もみほぐすの…やめてくだざい」
 しのぶ「私は怒ってませんよ((# ゜Д゜)」
 善逸「そ、そ…の顔が怒ってると…言ってま、いだだだだ!」

 伊之助「ぐ、うぇっごほっ(ノД`)・゜・。」
 無一郎「何で泣いてるの? こんなに弱いんじゃだめだね。泣くなんてみっともないよ」
 伊之助「いだ、いんだよコンチク……ショウ!」
 無一郎「そんな弱い挑発に誰かが乗ると思ってるの? 頭大丈夫?」

 しのぶ「(チラッ)」
 無一郎「(ジーッ)」
 双方「(フンッ)」

 伊之助「……テメエ…しのぶに…何しやがった、いだだだだ」
 無一郎「何もしてないよ」
 伊之助「……いだだだだ」

 しのぶ「(どの口が言うんでしょうかねぇー)」


 ネクスト→まだまだ続く訓練!
      しのぶと無一郎は仲直りできるのか?
      次回もお楽しみに!


 しのぶと無一郎を絡ませて見たら面白くなった気がします!
 感想あったら教えてください♪

 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.5 )
日時: 2020/03/10 18:18
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

まさかの無一郎としのぶ…wなにこのコンビおっもっろw

第2話「機能回復訓練」(3) ( No.6 )
日時: 2020/03/11 07:41
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 【大正コソコソ裏話】
 「あらぁ、用事が終わって蝶屋敷をのぞいてみたら、しのぶちゃん怒ってるわ。
  何かあったのかしら…無一郎くんなんか拗ねてる? 可愛い!」
  蜜璃ちゃんが遅れてお手伝いに来ました♪
  家事とかを手伝うらしいですよー

  
 〈訓練場 PM3:30〉

 〜反射訓練 開始〜

 〈仁乃VSアオイ〉

 仁乃「よろしくお願いします」
 アオイ「こちらこそ」
 きよ「反射訓練、初め!」

 仁乃「カカカカカカカ(湯のみを素早く抑える)」
 アオイ「カカカカカカカ(同じく素早く抑える)」

 睦彦「うわ、すげぇ。何が起こってるか全然わからん…」
 善逸「仁乃ちゃんの反射速度えげつねぇな。流石、鬼の血を引く者」
 伊之助「……それに比べてこっちは…」

 〈炭治郎VS義勇〉

 炭治郎「カカカカカカカ」
 義勇「タタタタタタ」
 炭治郎「あ、抜けっ」
 義勇「ビシャッ!(薬湯ぶっかけ)」
 炭治郎「………」

 善逸「やっぱ柱と継子じゃ、全然違うわ…。伊之助、俺トイレ行くわ」
 伊之助「お、俺も行くぜ!」
 無一郎「何してるの?(二人の腕をつかんで)」
 善逸・伊之助「げ……」

 〈そのころ仁乃は)

 仁乃「タタタタタタ(湯呑みを全部おさえる」
 アオイ「手強いですね…。カカカカカカカッあ」
 仁乃「抜けた! えいっ(薬湯ぶっかけ)」
 アオイ「参りました」

 〜仁乃、初日でアオイに勝利〜

 かまぼこ隊一同「まじかよぉ」
 睦彦「負けていられねぇ! 次は俺が引き受ける!」

 〈善逸VS義勇〉

 善逸「(うわ、マジかよ。対面しただけでこの威圧感…怖えぇ…)」
 義勇「ボー」
 しのぶ「はじめ!」

 善逸「カッ(抑えられる)カッ(抑えられる)うもう!」
 義勇「ビシャッ(薬湯ぶっかけ)」
 善逸「開始3秒で負けた…」

 〜伊之助も義勇にあっさり敗北〜

 〈睦彦VSアオイ〉
 なほ「はじめ!」
 睦彦「カカカカカカカ」
 アオイ「タタタタタタ」

 仁乃「わ、すごい。むっくんがアオイさんの動きについていけてる」

 睦彦「俺を、なめんじゃねぇぇぇカカカカカカカ」
 アオイ「タタタタタタ」
 睦彦「抜けた! とりゃああ(まず踊ってから薬湯ぶっかけ)」
 アオイ「………」

〈PМ 4:00 訓練終了〉
 アオイ「今日は以上です。お疲れ様でした」
 かまぼこ隊一同「お疲れ様でした…(ぐったり)」


 〜かまぼこ隊一同、寝室へ移動中〜

 炭治郎「仁乃ちゃんたちは初日からアオイさんに勝てたんだな。凄いな」
 睦彦「まぁな! 俺が初日で負けるはずないからな!(ぜーぜー)」
 善逸「息凄いけど大丈夫?」
 伊之助「やっぱ無理してんじゃねえか」
 睦彦「そ、んなこと……ねぇ(バタンキュー)」
 仁乃「む、むっくんが倒れた! 人呼んで人!」

 炭治郎「ど、どどどどうしたらいいんだっ」
 善逸「とりま、医務室! 医務室行こ!」

 〜医務室〜

 蜜璃「えーーっと、しのぶ…ちゃん? 中に入れてほしいなぁ」
 しのぶ「すみませんが今後、部屋の中には誰も入れない方針です」
 蜜璃「えぇぇ? 診察とかはどうするの?」
 しのぶ「アオイたちにしてもらう予定です」
 蜜璃「うーん。しのぶちゃん……ダメよそれは。こっちはもう大人なんだし…」

 しのぶ「だって私は悪くないんですよ? それなのにアイツときたらツンとした顔して。
     こっちの気がめいってしまいます」
 蜜璃「アイツって、無一郎くん? 何かあったの? 相談とか聞くわよ。同姓なんだし」
 しのぶ「………聞いて下さいよ甘露寺さん。実は……(ぐちぐちぐちぐち)」
 蜜璃「(うわぁ…こんなに愚痴が多いしのぶちゃん、初めて見るわ…)」

 〜トントン〜

 炭治郎「し、しのぶさんっ! 睦彦くんが倒れたんです! 診てもらえますか?」
 しのぶ「(中から)診ません」
 かまぼこ隊一同「えぇえ?」

 蜜璃「ごめんね炭治郎くん。しのぶちゃん今、感情の収集が追い付いてないみたいなの」
 善逸「まだ引きずってるんですか? 一体何があったんだ…」
 しのぶ「診てもらいたいなら、
     今すぐにでも無一郎くんを探し出して、私に謝るよう説得なさってください」

 伊之助「昆布野郎、しのぶに何したんだよ…らしくねえな」
 仁乃「だねぇ……いつもは『なんだっけあの雲…』とか言ってむいくんなのに…」
 炭治郎「これがうわさに聞く中二病ってやつか?」
 睦彦「………今すっげえ気持ち悪いんだが…」

 無一郎「(向こうから歩いてくる)」
 かまぼこ隊一同「む、無一郎くんっ!」
 無一郎「どうしたの、そんなところで立ち往生して…」
 炭治郎「すべては君の決断にかかってるから!」
 無一郎「……ごめん、意味が理解できない…」

 善逸「実はな、(説明中)」
 伊之助「とっとと謝りやがれ! 急にテンション下げられると困るんだよ!」
 無一郎「………えぇ…」
 仁乃「めっちゃ謝りたくない顔してる…」

 無一郎「……だって、僕はあれでも胡蝶さんを心配していたしぃ(タコの口)」
 しのぶ「無一郎くん。私の堪忍袋がもう破裂寸前ですが」
 かまぼこ隊一同「謝ってください! 睦彦くんの診察がかかってるんで!」

 無一郎「わかった……ごめんなちゃい」
 蜜璃「……心を込めてない『ごめんなさい』は駄目よ…」
 しのぶ「今日は診察を却下します!」

 かまぼこ隊一同「責任取れよお前———!」
 無一郎「……ごめんなちゃい」

 ネクスト→回復訓練、二日目開始☆
      次回もお楽しみに!

 
 

 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.7 )
日時: 2020/03/11 09:19
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

-_-フゥ…w
あ、むいくんの画像投稿したよ。
アドバイス下さい。それだけだぁ!w
カンロジサンキタァーw

第3話「機能回復訓練・後編」(1) ( No.8 )
日時: 2020/03/11 19:51
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 サクラちゃん、イラストにコメントしたので見てねー!
 後編作りました。
 睦彦くん大丈夫かな…w

〈蝶屋敷二日目 AM5:00〉

 睦彦「う……うぇぇぇ」
 炭治郎「ふぁぁぁ…大丈夫か睦彦くん。調子はどうだ?
     善逸達は、まだ寝てるな」
 睦彦「………吐き気とめまいと身体中の関節の痛みが…」
 炭治郎「しのぶさんに診てもらえなかったし、アオイさんも家事で忙しいみたいだったから
     診てもらえなかったんだ。ごめんな」
 
 睦彦「この屋敷で一番怪我人の手当てできる人が…『診察しません』とか…ないわぁ…」
 炭治郎「気持ちはわかるがちょっと落ち着こう。水あるぞ、飲むか?」
 睦彦「の、飲む…(ゴクゴク)」

 炭治郎「甘露寺さんに聞いたんだけど、ケンカの原因はしのぶさんの着替えだったようで」
 睦彦「(プハァ)……なんで、それで…ケンカになるんだよ意味わかんねぇよ…」
 善逸「(パチッ)ああ、なんか殺されたとかウエスト入らないとか、
    めちゃくちゃ失礼なこと言ったらしいぜ」

 炭治郎「うわっっ、善逸、起きてたのか?」
 善逸「俺、寝てても人が何話してるか分かるからな…」
 睦彦「だからあの人めっちゃキレてたんだな……。
    っていうか柱同士のケンカがそんなんでいいのかよ」

 煉獄「良くない!」
 炭・善・睦「うわぁぁぁぁ煉獄さん!?」
 煉獄「おはよう少年! 今日は生憎雨がザーザー降ってるな!」
 善逸「あの…失礼ながら言わせてもらいますが、今めっちゃ晴れてますよ?」

 煉獄「何!? それは本当か! なぜ俺は雨だと言ってしまったんだ!
    穴があったら入りたい!」
 炭治郎「夢でも見てたんじゃないですか?それで、俺らに何か用ですか?」

 煉獄「うむ! 全員に話が合って来た! すまないがあとの二人を起こしてくれないか!」
 睦彦「胡桃沢! 起きろ…めまいと吐き気に耐えながらも俺は頑張ってるんだぞ…。
    起きないと怒るぞコラ…」

 仁乃「んーんん。おはよぉ〜。大丈夫むっくん」
 睦彦「_(:3」∠)_この体勢が大丈夫に見えるか」
 仁乃「あ、また倒れてるっっ! 誰か手伝って!!」
 善逸「う、うんっ」

 炭治郎「伊之助。朝だぞ。そして毎回思うんだが、君の寝る場所は床ではなくベッドだ。
     お腹冷やすぞ! 毛皮もどこ行ったか分からないんだろ?」
 伊之助「うーーん。おは…よう」

 煉獄「急な用事で済まないな! 
    皆は既に承知の上だと思うが、現在胡蝶と時透の関係にヒビが入っている!
    そこでお前たちには二人が気分転換出来るようにフォローしてくれ!
    冨岡も伊黒も甘露寺も協力する!」

 伊之助「ああん? あの二人まだ張り合ってんのかよ。
     そんなことのために俺たちを使わせんな…ふぁぁ」
 煉獄「今朝俺は訓練の打ち合わせのために胡蝶の部屋に行ったが、張り紙があってな!
   『とっととくたばれ糞野郎』と書いてあった!!」

 炭治郎「そうですか…(涙)」
 善逸「マジか…」
 伊之助「……やべぇな」
 仁乃「あのしのぶさんが…」
 睦彦「う、うえぇぇぇ」

 炭治郎「じゃあ、アイデアのヒントとして、お二人が好きなこととか教えていただけますか?」
 善逸「確かに。好きな歌とか、一緒に歌ってみたらテンション上がるかもな」
 仁乃「何でもいいので教えてください」

 煉獄「胡蝶は、怪談話が好きらしいぞ。あと時透は折り紙がめちゃくちゃうまい」
 かまぼこ隊一同「(怪談と……折り紙)」

 炭治郎「怪談話をしろと言うことでしょうか…難しい」
 善逸「折り紙なら俺も得意だよ。なんなら俺が時透くん誘って折り紙折ってみるわ」

 伊之助「……しのぶにこの前怪談話聞かされたんだが、もうやべぇぜあれは。
     終始ニコニコニコニコしながら喋ったからなぁ!」
 仁乃「ひいいいいいっ私怖いのムリ!」
 睦彦「……だらしねえぞ…くるみ…ざわ…(ゼーゼー)」
 煉獄「睦彦少年は今日は休養だな! ということでよろしく頼む!(バタンッ)」


 〜かまぼこ隊一同 作戦会議〜

 炭治郎「俺は訓練の時にしのぶさんに怪談話を聞かせてあげようと思う。
     妹の花子に聞かせたらすっごく怯えてたやつだ(ニヤニヤ)」
 伊之助「俺は勝負を挑むぜ! 誰だって勝負する時は気合が入るからなぁ!」
 善逸「俺は、無一郎くんと折り紙対決するわ」
 仁乃「じゃあ私は、世間話で花でも咲かせようかね」

 炭治郎「仁乃ちゃん、おばあさんみたいなこと言うな」
 仁乃「何か言った? 炭治郎さん」

 炭治郎「じゃあこれで行こう! 睦彦くんの分まで俺らで頑張るんだ!
     行くぞ、かまぼこ隊———ファイトォ———!」
 かまぼこ隊一同「オー!」
 禰豆子「(箱から出てきて)ムームー(ふぁいとぉ!)」

 善逸「ねぇずこちゃん————! 起きないから心配したよぉ————!
    俺頑張るから見ててね———」
 禰豆子「ムームー(おはよう、いのすけ)」

 善逸「……気のせいかな。伊之助に向けて禰豆子ちゃんが挨拶した気がする。
     伊之助、ちょっとお前を殺したいんだが」
 伊之助「物騒なこと言うなボケェェェ!」

 〜ギャースカギャースカ〜

〈廊下〉
 しのぶ「(イライライライラ)あ……無一郎くん…」
 無一郎「あ、胡蝶さん…」
 義・煉・伊・蜜「(壁の陰から二人を見守って)どうだ……?」

 しのぶ「おはようございます無一郎く…」
 無一郎「(ガン無視)」

 蜜璃「無一郎く————ん(泣)ど、どど、どうしましょう!」
 伊黒「慌てるな甘露寺。胡蝶にばれる」
 蜜璃「で、でも今スルーしましたよぉ…」
 義勇「……さっき鴉でお館様に事の顛末を伝えたが…」
 煉獄「軋轢は深そうだな!」
 伊黒「時透、アイツ技で逃げたからな。俺はちゃんと聞いてたぞ、あいつが『漆ノ型 朧』と
    いう所をな」
 義勇「……ケンカ中の柱VS仲直りさせたい柱の戦いだな」

 蜜璃「ひょっとすると、鬼を倒すことより難しいかもしれないわ」
 煉獄「気を引き締めていこう!」
 四人「(コクリ)」


 ネクスト→二日目の訓練☆
     かまぼこ隊と柱5人はしのぶと無一郎の仲直り作戦を実行する!
     次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.9 )
日時: 2020/03/11 16:13
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


 おばみつコンビがまた出て来たよー
 しのぶと無一郎のコンビは「むいしの」でいいかなぁ?
 ひょっとするとお館様も登場のトンデモナイ話になっちゃうかもしれないけど
 応援よろしく!

第3話「機能回復訓練・後編」(2) ( No.10 )
日時: 2020/03/12 18:04
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続きでーす(^^♪

〈AM 8:30 寝室(柱用)にて〉

 【無一郎と折り紙をするため、先手を打つ善逸】

 善逸「(トントン←扉ノック)こんにちはー。誰かいますかー」
 義勇「……(実行が早いな…まだ朝だぞ)」
 善逸「誰かいますかー? いたら返事してください」

 義勇「……俺だ。冨岡だ」
 善逸「義勇さんっ! おはようございます。時透くんはいますか?」
 義勇「いるぞ。俺の隣のベッドで仮眠中だ。あとのみんなは庭で稽古している」
 善逸「入ってもいいですか?」
 義勇「………まぁ」

 〜ガチャリ〜

 善逸「うーっわっ! ベッドがらっがらじゃん!」
 義勇「………さっき、『あとのみんなは稽古をしている』と言ったぞ俺は」
 無一郎「う、う…ん(寝返り)」
 善逸「そしてなんか、俺たちが使っているベッドより高級な素材でできてるよ!」

 義勇「………静かにしろ。時透が起きる」
 善逸「むしろ起きてもらいたいんですよ俺は! 
    義勇さん、一時間前の秘密会議で俺たちの作戦聞いてましたか?」
 義勇「聞いてた……でも忘れた」
 善逸「キャラ、被ってません? 時透くんと」
 
 義勇「この際だから言っておくが、時透は寝起きはすごく機嫌悪いぞ。
    無理に起こしたりすると…(ぞわっ)」
 善逸「そこで言葉切らないで————! 怖いんだけど!!」

 無一郎「う……うるさい!(ガバッ)」
 善逸「起きたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!! ごめんねうるさくて! おはようぅ」
 無一郎「………おはよう黄色いタンポポ」
 善逸「き、黄色いタンポポ…」

 義勇「……俺は忠告したぞ」

 無一郎「人の部屋に入って何してるの? 僕今すっごく眠いんだよ分かる?
     柱って言うのは警備地域も広いし稽古もしなきゃならないんだよ分かる?
     今度おっきい声出したら内臓えぐるからね!!」
 善逸「は、はい……(な、内臓えぐる!?)」


 〜善逸の理想〜

 善逸『俺と折り紙対決しない?』
 無一郎『いいよ。別に朝は予定ないし』
 
 善逸「思ってたんと違うんですけどぉ———————(泣)!」

 無一郎「うるさいっ!!! とっとと出て行ってよ!」
 善逸「ギャ————————(汚い高音)」
 無一郎「出て行け! さっさと出て行け!」

 善逸「お、お、おおお俺は諦め……ない! 時透くん、俺と折り紙対決しよっ(涙)」
 無一郎「お、折り紙……? ……いいよ♪(ニッコリ)」

 義勇「…………(テンション変わるの早っ!)」


 【一方炭治郎、庭 全集中の呼吸・常中の練習】

 炭治郎「(しのぶさんと話をするには、時間を多くとらなければならない。
      だからまずは、反射訓練で義勇さんに勝ち、時透くんと話す機会を得ること。
      そして鬼ごっこで柱二人に勝つこと!)」

 炭治郎「(ヒューヒュー←呼吸音)集中!!」

 〜炭治郎の脳裏に、ある人の顔が浮かぶ〜

 善逸『ねえどうしよう炭治郎! しのぶさん今日もすっごい怒ってたんだけど!
    ニコニコしてたけど、めっちゃ怒ってたんだけど!!』
 はがねづか『また折ったな!俺の刀を! 呪ってやるぅぅぅぅ!!!』
 しのぶ『今日は診察を却下します(フンッ)』
 伊黒『耐えろ。これくらいで泣くようなら甘露寺とは会わせない』

 炭治郎「(ぜんっぜん集中できない……)」

 カナヲ「た…たんじろう…」
 炭治郎「(ダメだダメだ! こんなんではだめだ! はいちょっと静かにしてください!)
     すうぅぅぅーはぁぁぁぁー全集中!」
 カナヲ「炭……治郎?」
 炭治郎「皆が頑張って作戦を練ってるんだ。俺も頑張らないと!」
 カナヲ「炭治郎っ!!!!!」

 炭治郎「うわぁぁぁぁカナヲ!? どうしたの?」
 カナヲ「………(コイン準備) ピィンッ」

 〜表が出る〜

 カナヲ「そ、相談があって…」
 炭治郎「相談?」
 カナヲ「わ、私ね。今日の鬼ごっこ、ちょっと手を抜く…仁乃ちゃんに、わざと勝ってもらう」
 炭治郎「……それは、しのぶさんのことを想って?」

 カナヲ「う、うん。……訓練で手を抜くのは、ダメかもしれないけど…。
     師範と霞柱さんの関係がこのまま戻らなくなるのは、もっとダメだから…
     ダ、ダメ…かな」

 炭治郎「ダメなことないよ! カナヲのそう言う優しいところ、俺は大好きだよ!(真っ直ぐ)」
 カナヲ「……え、え、えっと(赤面)」
 炭治郎「今回足りなかった分は、また俺たちが怪我した時に頼むよ! 一緒に頑張ろうね!」
 カナヲ「……う、うん!」


 【伊之助、庭で石を引っ張り上げる自己鍛錬中】

 伊之助「ぐぅぅぅぅぅぅ! 勝負にィ……勝たねえと!
     しのぶと、昆布頭のためぇぇぇぇぇ!(紐を全力で引っ張って)」

 〜岩がちょっとずつ持ち上がっていく〜

 【同じく仁乃、庭で走り込み中】

 仁乃「ファイトー! 伊之助さんファイトー!(走りながら)
    もう少し粘って! あともうちょっとで持ち上がるから!(タッタッタ)」

 〜仁乃の今の心拍数 五百〜

 伊之助「歌乃! お前やっぱすげぇ奴だぜ! そんな状態で喋れんのがマジすげえ!
     俺もやりてぇぇぇ! 猪突猛進!」

 〜岩が持ち上がる〜

 仁乃「OKー! 持ちあがったよ!」
 伊之助「おっしゃああああ! やってやったぜえええ!」
 仁乃「『私たちは鍛錬をして少しでも二人と話す時間を作る』! よし、順調順調!」


 【しのぶ、無一郎を除く柱 稽古中】

 煉獄「いいか! 訓練ではアイツらに勝たしてやるからこそ、稽古はちゃんとやる!」
 蜜璃「ブンッブンッ(←打ち込み)ですねぇ! 分かったわ!」
 伊黒「チッ。訓練がそんなのでいいのか。………頭痛がしてくる」
 煉獄「ここは我慢だ伊黒! 我慢だ!」
 伊黒「二回言うな。誰が二回言えと言った。分かったから自分の稽古に慎め」

 蜜璃「それにしても冨岡さんは何で稽古に参加しないのかしら?」
 煉獄「冨岡には、竈門少年たちとの連絡係を担ってもらってるからな!
    だから俺たちと稽古は出来ない!」

 伊黒「『俺たち』と稽古はしたくないんじゃないか冨岡は」
 蜜璃「えぇ……一人ぼっち、寂しいわ」
 伊黒「甘露寺! 打ち込みが止まってるぞ! あともうちょっと姿勢を正しくしろ!」
 蜜璃「ふぁ、はいっ!」

 ネクスト→二日目反射訓練開始!
      次回もお楽しみに!

 すみません、『二日目反射訓練開始!』が大分長引ています。
 許してください。多分次話で絶対しますので。

 

 


第3話「機能回復訓練・後編」(3) ( No.11 )
日時: 2020/03/12 17:54
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


 〈PM2:00 二日目反射訓練開始〉

 炭治郎「(小声)どうだった善逸。対決の予定は」
 善逸「(小声)………色々あったけど……な、なんとか…」
 伊之助「(小声)俺はやってやるぜえええ」
 仁乃「(小声)頑張ろー」

 ※もはや訓練の内容変わってる

 アオイ「それでは、二日目の機能回復訓練を始めます。お願いいたします!」
 カナヲ「ニッコリ」
 かまぼこ隊一同「よろしくお願いします!」
 し・無を除く柱一同「よろしく頼む」
 しのぶ「(イライライライラ)お願いします(ニッコリ)」
 無一郎「…………どうも」

 しのぶ「(ジーッと無一郎を見て)」
 無一郎「(ジーッとしのぶを見て)」
 双方「(気まずそうな顔)」

 義勇「フンッはなくなったみたいだな…」
 アオイ「少しは反省しているようですね(カナヲから事情を聴いている)」
 かまぼこ隊一同「ここからだ……」


 【反射訓練開始】

 〈仁乃VSカナヲ〉

 仁乃「よろしくねカナヲ!」
 カナヲ「(この勝負で負けなければ…)ニッコリ」
 すみ「始め!」

 仁乃「カカカカカ(ガチで勝ちに来ている)」
 カナヲ「カカカカカカ(負けようとしていることを悟られないようにしている)」
 仁乃「(ここで勝つ!)カカカカカカッ」
 カナヲ「(負けなければ)タタタタタタ」

 炭治郎「(カナヲ、苦戦してるな…)善逸、ファイトだ!」
 善逸「う、うんっ、分かった! 炭治郎と伊之助は勝っちゃったからあと俺だけね!
   (そっか、義勇さん達がわざと負けようとしていることを二人は知らないんだっけ)
    俺、頑張るから————!(ここは、演技!)」

 〈善逸VS義勇〉

 しのぶ「善逸くん、頑張ってくださいね。それでは、始め!」
 善逸「(ヒュー←全集中の呼吸)カカカカカカカカカ」
 義勇「(! 常中を使っている)タタタタタ」
 
 伊之助「うぉ—————!開始三秒で負けた紋逸の速度がすげぇぇえ」
 善逸「(開始三秒で負けたとか、いらんこと言うな!)カカカカカカ」
 義勇「(負けなければ、でも胡蝶たちに悟られないように)タタタタタ」

 無一郎「ボー(暇)」

 
〈再び、仁乃VSカナヲ〉

 仁乃「カカカカカカッ」
 カナヲ「(ここは一つ外して…)タタタタ」
 仁乃「ぬ、抜けたっ! えいっ(薬湯ぶっかけ)」
 カナヲ「(冷たい…)ニッコリ」

 〜仁乃、カナヲ、作戦成功〜

〈再び、善逸VS義勇〉

 炭治郎「(よくやった二人とも!)善逸、頑張れ———!」
 伊之助「負けんじゃねぇぞ————!」

 善逸「(うっ全集中の呼吸辛い!)タタタタタ」
 義勇「カカカカカカッ」
 善逸「(お、抜けた! 流石義勇さん上手!)えいっ!(薬湯ぶっかけ)」
 義勇「………(疲れた)」

 〜炭治郎・伊之助・善逸・義勇 作戦成功〜

 無一郎「………次は、僕だね…(←ガチで勝ちに行く人)」
 炭治郎「よろしくお願いしますっ!(←ガチで勝ちに行く人)」

 
【一方仁乃、鬼ごっこ開始】

 〈仁乃VSカナヲ〉

 仁乃「カナヲの身長は150真ん中、私の方が背は低い…。けど勝つ!
    ↑(ガチで勝ちに行く人)」
 カナヲ「……ニッコリ(←地味に負けに行く人)」
 なほ「始め!」

 カナヲ「タッタッタッタッタッタ」
 仁乃「我流……高速移動術……発動!(ビュンッ)」
 カナヲ「(え、え、何それっ!)タっタッタ」

 ※鬼の血が入っている仁乃の反射速度はえげつない

 〜仁乃、あっという間にカナヲの背後に〜

 しのぶ「わっ」
 カナヲ「(師範が驚いてる…これでいいのかも…)タッタっタッタ」
 仁乃「(ビュンッ)タッチ!」

 〜仁乃、カナヲ 作戦成功〜


 【反射訓練】

〈炭治郎VS無一郎〉

 無一郎「やぁ炭治郎。よろしくね(ニッコリ)」
 炭治郎「(うわ、勝ちに行くという匂いが凄い…)う、うんっ!」


 善逸・伊之助「頑張れ————!」

 しのぶ「(チラッ)」
 無一郎「(チラッ)ふぅ——————」
 しのぶ「始め!」

 無一郎「カカカカカカ」
 炭治郎「(うわっ速い!)タタタタタタタタ」

 善逸「炭治郎! 全集中の呼吸を使え————!」
 伊之助「負けんな!」

 炭治郎「(そ、そうか!)(ヒュ—←全集中の呼吸)カカカカカカ」
 無一郎「(! 速度が上がった……)タタタタタタタタ」
 炭治郎「(ここで勝つ! そうすれば多少向こうに焦りが生じる!)カカカカカカ
      と、時透くんっ問題です!(カカカカカカ)
      下弦の伍にズタズタにされた隊士の名前は……?」

 無一郎「え、えー——っと……」
 炭治郎「隙あり! えいっ(ビシャッ)」
 無一郎「………何だっけあの人……」

 善逸・伊之助「(その手があったか———!)」


 ネクスト→反射訓練&鬼ごっこに勝利した仁乃はしのぶに作戦実行!
      炭治郎たちは無一郎との反射訓練、煉獄・伊黒との鬼ごっこに勝利し、
      作戦を実行することが出来るのか?
      次回もお楽しみに!

 



 
 
 
   

第3話「機能回復訓練・後編」(4) ( No.12 )
日時: 2020/03/13 17:48
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続きでーす♪

〈訓練場〉

 〜仁乃、しのぶに近寄って〜

【仁乃の作戦:しのぶとの世間話】

 仁乃「しのぶさーん、しのぶさーん」
 しのぶ「? どうかされましたか?」
 仁乃「あの、訓練が完了した場合ってその後どうすればいいんですか」
 しのぶ「自由にしてもらって結構ですよ(ニッコリ)」

 仁乃「じゃ、じゃあ、私と何か話しませんか?」
 しのぶ「そうですね。できればやりたいところですが、号令をかけなければいけないですし…」
 アオイ「私が代わりにしますので、しのぶ様はどうぞゆっくりなさってください」
 しのぶ「ありがとうございます」
 仁乃「(よっしゃ! ナイス、アオイさんっ)じゃ、じゃあ、相談とか聞いてくださいっ」
 しのぶ「ええ、結構ですよ」

 煉獄「(お、やるではないか胡桃沢少女!)」
 蜜璃「(しのぶちゃん、少しずつ顔色が良くなってるわ! 良かったぁー)」
 伊黒「(甘露寺が嬉しそうだ。こんな訓練があってもいいのかもしれない)」

 〜仁乃、順調〜

【一方 炭治郎チーム・反射訓練】

 〜既に伊之助は無一郎に勝っている〜

 善逸VS無一郎

 善逸「(その手があったか、ありがとう炭治郎! 問題出せばいいんだな!)
     よ、よろしくね時透くんっ。今日の訓練終わったら対決しようねっ」
 無一郎「うん、いいよ♪(ニッコリ)」
 アオイ「では、反射訓練、始め!」

 炭治郎・伊之助「頑張れ———!」
 

 善逸「(スー←全集中の呼吸)カカカカカカ」
 無一郎「タタタタタタ(炭治郎に出された問題、答えなんだっけ…)」
 善逸「カカカカカカ(ここで勝たねば!)」
 無一郎「タタタタタタ(体をバラバラにされた人……?)」

【善逸の作戦:無一郎に問題を出して相手を油断させる】

 善逸「と、時透くんっ(カカカカカカ)問題言ってもいい?」
 無一郎「タタタタタ 角切りステーキ先輩!!」

 炭治郎「(角切りステーキ先輩? 善逸の質問に対しての『いいよ』の間違いだろうか)」
 伊之助「(なんか美味そうな名前だな……腹減ってきた)」
 善逸「(………角切りステーキ先輩って何?)」

※無一郎は、サイコロステーキ先輩を角切りステーキ先輩と間違えてしまったみたいです

 無一郎「タタタタタ いいよ、問題、(タタタタタ)言っても」
 善逸「(さっきのは何だったんだ…?)カカカカカカ
     じゃあ言うね、君が今、会うのもすっごく億劫に思ってる人は?」

 無一郎「(! 答えたくない)タタタタタ ………何だっけあの人…」
 善逸「(あれ、手が止まってない……)ヒント出そうか? タタタタタ」
 無一郎「タタタタタ 分かんない…パスで…カカカカカカ」

 炭治郎「(小声)時透くん、全然動じないな、伊之助」
 伊之助「(小声)本当は分かってんじゃねぇのか」

 善逸「………カカカカカカ じゃあ第二問ね。タタタタタ
    名前に『蝶』という漢字がつく人って誰でしょうか?カカカカカカ」
 無一郎「(なんか……攻めてきてる?)タタタタタ 何だっけあの人……」

 善逸「……(これでもダメか? 全集中の呼吸ずっとしてるけどな…)カカカ」
 無一郎「(胡蝶さんだよね……胡蝶さんしかいないよね……。)タタタタタ
     (でもひっかけクイズで胡蝶さんのお姉さんかもしれないし……)タタタタタ
      ひ、ヒントほしいな」

 炭治郎「(なるほど。しのぶさんの問題を出して、意識させる作戦だな…やるなぁ)」
 伊之助「(冴えてるぜ!)」

 善逸「カカカカカ ヒント1 名前はひらがな三文字 タタタタタ」
 無一郎「(………胡蝶さんじゃん…)ひ、ひらがな……カカカ」
 善逸「……まだ分かんない? タタタタ」
 無一郎「……うん タタタタ」
 善逸「……俺さ、早く折り紙折りたいんだ。カカカカカカ 早く答えてほしいなぁ」
 無一郎「(確かに僕も折り紙したいけど……どうしよう…)タタ」

 善逸「抜けたっ(バッ)」
 無一郎「(!)タン(抑える)」
 
 炭治郎・伊之助「(くそ———! 惜しかった!!)」

 善逸「タタタタ ねぇ、まだか? タタタタタ ヒントいる?」
 無一郎「う、うん タタタタタ」
 善逸「その人はね、時透くんと、仲直りしたいと思ってる人だよ タタタタタ」
 無一郎「(……どうしよう……言った方がいいのかな……どうしよう)」

 善逸「抜けた! えいっ!」
 無一郎「胡蝶さんごめんなさい!」

 炭治郎「(え?)」
 伊之助「(お?)」
 善逸「(あ)」
 しのぶ「(………!)」

 煉獄「(と、と、時透が謝った!)」
 伊黒「(やっとか。何時間使わせるんだ。チッ)
 義勇「(………ふぅ)」
 蜜璃「(うわああぁ!! 凄いわ凄いわ!)」

 無一郎「胡蝶さんごめんなさい! ごめんなさいっ……ごめんなさいっ…」
 しのぶ「………」
 仁乃「(善逸さん凄い……! 凄いよぉ……!)」

 無一郎「すみませんでしたっ……酷いこと言ってすみませんっ……っ」
 しのぶ「(無一郎を抱きしめて)もういいですよ。ちゃんと伝わりました。ありがとうね」
 無一郎「本当っに……ごめんなさい……うわぁぁぁぁぁ」

 煉獄「何でだろうなぁ! 両目から熱いものが流れてるんだが!」
 伊黒「………涙だな」
 蜜璃「うわぁぁぁ! 良かったぁ! 良かったですぅ!」
 義勇「………よかった…」
 
 炭治郎「よ、よかったぁぁぁぁぁぁ(もらい泣き)」
 善逸「うわぁぁぁぁぁん、何でだろう、俺にまで涙が感染してっ(隣を見て)
    お、お前もか、伊之助」
 伊之助「(ぽろぽろぽろぽろ)俺は、泣いて……ねぇ!(ボカッ)」
 善逸「何で殴る!」
 仁乃「良かったぁ! 良かった……。むっくん、私たちちゃんとできたよー」

 アオイ「良かったです。本当に」
 カナヲ「ニッコリ」

 しのぶ「お手数をおかけして、申しわけありませんでした。皆さんありがとうございます」
 無一郎「………僕のせいですみませんでした。ありがとう」

 煉獄「よし! じゃあこの後はいつも通り、本気で練習な!」
 かまぼこ隊一同「はい!?」

 〜ダダダダダダダダダ〜

 睦彦「なんか、具合よくなって見に来てみたら! 俺抜きでハッピーエンドだと!?
    嘘だろ! こんなに皆泣いてんのに俺だけ泣けないの何かすっげえカッコ悪い!」

 無一郎「あはははははは」
 しのぶ「(プッ)」

 アオイ「では、今日は特別に、このへんで終了にして、おいしいお菓子でも作りましょうか」
 善逸「やったぁ! アオイさんが作るお菓子めっちゃうまいもん!」
 アオイ「その代わり、明日からの訓練はしっかりやってもらいますので」
 かまぼこ隊一同「はい!」

 
 機能回復訓練、終わり!
 良かったよぉ! ハッピーエンドを書けて良かったぁ…。


 ネクスト→伊之助の誕生日が間近に迫り、訓練を終えた皆はサプライズの作戦を練る!
      仲直りをして絶好調のしのぶと無一郎も大活躍します♪
      次回もお楽しみに!

 
 
   
    
 


 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.13 )
日時: 2020/03/13 17:54
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

無一郎君良かったねー!!^_^

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.14 )
日時: 2020/03/13 18:02
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 よかったねぇ。
 よかったねぇ。

 ↑分かる人には分かると思う!

 良かったです! 安心してお昼寝してきまーす((-_-)zzz)!

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(1) ( No.15 )
日時: 2021/02/28 09:59
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 第4話です。どうぞー。

【機能回復訓練終了から一週間後、4月19日】

〈AM6:00 寝室〉

 伊之助「くぁぁ…ん(起きる)。
     やけに静かだな…てゆーか、俺の毛皮はいったいどこにあんだ。
     一週間たっても見つからねぇとかふざけてやがる。
     そう思うだろ炭治郎!」

 〜横のベッドで寝ている筈の炭治郎がいない〜

 伊之助「っていうか皆いねえじゃねえか! どうした!?」


 〈一方その頃 柱用寝室では〉

 炭治郎「今日はお集まりいただきありがとうございます!」
 しのぶ「いえいえ。先日の件につきまして、色々と迷惑をおかけしたので、そのお礼です」
 義勇「俺は最近暇だ」
 煉獄「特に急用も入ってないので大丈夫! お招きいただき感謝する!」
 伊黒「甘露寺は任務帰りだったか。具合はどうだ?」
 蜜璃「弱い鬼だったので怪我はないの。ありがとうっ」
 無一郎「…それで、何をするの?」

 善逸「実は、伊之助の誕生日が三日後に迫ってまして」
 仁乃「確か、4月22日だっけ。私達かまぼこ隊の中で一番早いよね」
 炭治郎「そうだな。睦彦くんが6月、俺が7月、善逸が9月。
     禰豆子と仁乃ちゃんが12月だもんな」

 睦彦「それで、アイツの誕生日サプライズ計画をみんなで考えようって炭治郎が。
    それで、皆さんにも協力してほしくて」
 仁乃「……一応言っておくけど、むっくんは不意打ちとかめっちゃ苦手なの。
    フォローよろしくね」

 煉獄「なるほど! 了解した!」
 善逸「カナヲちゃんとアオイさんには、後でしのぶさんから伝えてもらえますか?」
 しのぶ「分かりました(ニッコリ)」

 睦彦「おい胡桃沢。なんだ『不意打ちが出来ない』って。余計なこと言うな!」
 仁乃「自分が考えた技で不意打ちが出来なくて、泣きながら練習してたの、どこの誰ですか?」
 睦彦「こんな人が大勢いるところで言うなやバカ! プライドに傷がつくだろうが!」

 宇髄「いいな! 響き派手で!」
 全員「う、宇髄さん!? いつの間に!?」
 
 宇髄「話を聞きつけて来てみたら、派手なことしてるじゃねぇか! 俺も派手に参加するぜ!」
 炭治郎「確か宇髄さんは、元シノビで、地味に生きてたから、
     不満爆発して派手になったんだっけ」

 睦彦「おい何だその肩書。めちゃくちゃカッコいいじゃねえか! 宇髄さんマジで尊敬するぜ!」
 宇随「おおそうか! お前も派手好きか! いいじゃねえか。もう派手派手だぁ」

 かまぼこ隊一同「(やっぱ気が合うんだなぁ……)」

 義勇「……それで、まず何をすればいい」
 善逸「そうですね。まずはアイツの好きなものとかを調べるところかな。
    分からないまま計画立てちゃったらグチャグチャになりそうなんで…」

 伊黒「どうやって調べるんだ? まさか直接言うわけでもあるまい」
 仁乃「それを今から考えるんですよ」
 しのぶ「確かに、伊之助くんに、こちらの動きを知られてはいけませんしね」
 煉獄「難しい! けれどもすべては猪頭少年のため! 全力で考える!」
 蜜璃「こういうのってワクワクするわね!」

 宇髄「俺は元シノビとして派手に指導していくぜ! 案はどんどん出せ!
    俺が誰よりも派手に計画表を作ってやるよ」
 炭治郎「ありがとうございます宇髄さん。助かります」

 無一郎「…あの、僕、いい案思い浮かんだんですけど……」



 〈AM9:00 寝室〉

 伊之助「起床時間過ぎても帰ってこねぇって一体全体どういうことだ!?
     アイツら、俺を置いて任務に行っちまったとか?
     あぁぁ、わけわかんねぇ! 頭使い過ぎてクラクラしてきた…」

 〜庭にて〜

 無一郎「…照準はどこにすればいい?」
 善逸「流石、時透くん! 折り紙に手紙書いて紙飛行機にして飛ばすなんて冴えてる!
    でも一つ聞いていい? ここから伊之助がいる寝室まで一町はあるんだけど…」

 ※一町は、約109メートル

 無一郎「大丈夫。僕の飛行機、最大だと三町先まで飛ぶんだ」
 仁乃・善逸「えぇぇぇぇ!? 嘘でしょ!?」

 仁乃「標準は、少し空いた窓を狙って、部屋に入らせてほしい。
    私の視力だとあのくらいの距離はちゃんと見れるから」
 無一郎「それで、伊之助はちゃんと字が読めるの?」

 善逸「あぁ、アイツ読み書きできないって言ってたから、最近は俺たちで教えてんだよ。
    なかなか上達しないけど、ひらがななら一応書けるかな。
    だから今回、ひらがなで書いてもらったの」
 無一郎「……そうなんだ。じゃあ、飛ばすけどいい?」
 仁乃・善逸「どうぞ!」

 無一郎「……紙の呼吸 壱ノ型 飛行っ!(紙飛行機を窓に向けて飛ばす)」

 〜ビュンッ 紙飛行機、無事窓から部屋の中に入る〜

 伊之助「うォわっ(後頭部に軽い衝撃) な、なんだ? 折り紙!?
     小っちゃい字で羽んとこに『ひらけ』って書いてあるな。
     開いていいのかよ。(紙飛行機、解体)」

 〜開くと、そこには文字が書いてあり、一つの紙が出てくる〜
   
  どうも、はじめまして、いのすけくん。
  おれは、やまのかみだ。
  みっかごに、きみのねがうものをもってくる。
  どんなものかほしいか、なかにはいっている もうひとつのかみにかいてくれ


 無一郎「……文面、本当にあれでよかった?」
 善逸「……うん、多分。きっと大丈夫」
 仁乃「あ、伊之助さんが何か紙に書いてるっ」
 善逸「……アイツが書き物するとこ、新鮮だわ」

 伊之助「山の神!? すっげえええ! おっしゃ書くぜ、書いてやるぜぇ(筆を手にもって)
     まずは……」

 仁乃「えーーっと。『ほしいものは、てんぷら なくなったけがわ しょうぶ たんけん』
    …だって」
 善逸「漢字に直すと、天ぷら・なくなった毛皮・勝負・探検になるんだろうけど難しいな…」
 無一郎「……じゃあ、もう一つの飛行機飛ばすね」

 〜紙飛行機がまた部屋に入って〜


 伊之助「うおっまた来た、山の神からのメッセージが!
     なんだなんだ?(わくわくわくわく)」


   きみのほしいもの、りょうかいだ
 

 伊之助「うォォォォ! すっげえええ!」

 
 善逸「めっちゃうるさい音が聞こえる…。かなりはしゃいでんな、アイツ」
 無一郎「……良かったね」
 仁乃「とりあえず、第一段階・成功だね!」
 

 ネクスト→無一郎の紙飛行機作戦が成功し、伊之助の陰で次々にアイデアを出していく皆。
      そして決まったサプライズ計画とは?
      次回もお楽しみに!
 

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(2) ( No.16 )
日時: 2021/02/28 10:02
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 〈PM12:00 寝室〉

 伊之助「何だよ何だよ!! 今日はすっげえいい一日だぜ!
     やっぱ日々の行いがいいからだな!」
 アオイ「(ガチャリ)こんにちは。昼食がこちらになります」

 〜お盆を伊之助のベッドのテーブルに置く〜

 伊之助「(もぐもぐ)なぁアリサ。紋逸たちがいねえんだが何か知らねえか?(もぐもぐ)」
 アオイ「私は神崎アオイです。炭治郎さんたちは、先ほど個別任務に出かけられましたよ」
 伊之助「マジかよ。何で言わねえんだ(もぐもぐ)」
 アオイ「久しぶりの任務で慌てていたんだと思います。あくまでも私の憶測ですが。
     任務の執行場所がここから遠いので、早く帰れても三日後になるそうです」

 伊之助「(ホッ)良かったぜ。起きたらだれもいねぇんだからよ。カナヲは?」
 アオイ「同じく任務に行きましたよ。
     滞在されていた他の柱の皆さんも、警備地域へ戻られました」
 伊之助「なるほどなァ(もぐもぐ)」
 アオイ「それでは、また後程食器を下げに来ますので。まあ後で(バタン)」

 〈廊下〉

 アオイ「(ふぅー。何とかごまかせた…。
     炭治郎さんたちは柱用の寝室で過ごしているから、
     こう言っておけば部屋には入らないはず…)」

 きよ「アオイさん。(作戦の実行は)大丈夫ですか?」
 すみ「しのぶ様が、後で(誕生日の)料理について話がしたいと言っておられました」
 なほ「(作戦の)報告は以上です」
 アオイ「分かりました。あとで行くと伝えて下さい。お互い(サプライズ)頑張りましょう」
 三人「はい!」

 〜アオイと三人、情報伝達が上手い〜

 
 〈柱用寝室〉

 【伊之助の欲しい物:天ぷら/毛皮/勝負/探検】

 善逸「…ということで、伊之助の好きな物の聞き出しは成功! イェイ!」
 仁乃・無一郎「イェイ!」
 宇髄「なるほど。天ぷらは食事で出せばいいな?」
 しのぶ「はい。アオイたちに伝えておきますね」
 カナヲ「ニッコリ」

 伊黒「なくなった毛皮が欲しいだと? 
    自分で紛失したものをなぜ俺たちが探さなければいけないんだ」
 仁乃「そのことなんですが、私、見つけました」
 炭治郎「仕事が早いな!」
 仁乃「(右手に持った毛皮を指先で回して)なんか、伊之助さんの鴉が隠してたみたい」
 無一郎「見つかってよかったね」
 伊黒「……フン」

 蜜璃「あのぉ。
    提案だけど、お部屋の飾りつけをする人と、作戦を考える人と、グループを作って
    別々に活動したほうがいいんじゃないかしら?」
 義勇「……確かに、その方が効率がいい」
 煉獄「なるほど! チーム分けをお願いする!」

 炭治郎「えーーーっと、13人いるから、6対7でいこう。
     ちょっと待ってくださいね。バランスを考えると…」

 仁乃「うわぁ、凄い考えてる…」
 善逸「ブツブツブツブツ言ってるな……。真面目な炭治郎だから」
 睦彦「言っとくが俺は不器用だぜ!」
 しのぶ「それは自慢することではないです(ニッコリ)」

 〈飾りつけチーム〉

 善逸/無一郎/義勇/蜜璃/カナヲ/伊黒

 〈作戦チーム〉
 炭治郎/禰豆子/仁乃/睦彦/宇髄/煉獄/しのぶ


 炭治郎「これでいいですか?」
 全員「OK!」
 宇髄「じゃあ早速、派手に取り掛かるとするか。各チーム別れて活動開始だ!」



 【作戦チーム】

 煉獄「思ったのだが、勝負と探検を一つにしてはどうだろうか!
    猪頭少年が屋敷を探検しながら、我々と勝負するという設定!」
 睦彦「いいなぁそれ! こっちまでワクワクするぜ!
    でも、屋敷の構造って大体わかるんじゃね? 何回も来てるし」

 しのぶ「では、照明を消すか夜中にやったらどうでしょうか」
 仁乃「おぉー。探検って感じする!」
 炭治郎「じゃあ、真夜中の屋敷探検みたいな感じですね」
 禰豆子「ムームー!」

 宇髄「屋敷を探検している途中に突然パって照明付いたらビビるかもな」
 煉獄「その照明はどうするんだ! いちいち提灯の火を消していてはもったいないぞ!」
 睦彦「そこは、こいつらの出番ですよ(禰豆子と仁乃の背中を叩いて>」
 禰豆子「ヴッ(痛っ!)」
 しのぶ「なるほど。仁乃さんと禰豆子さんの血鬼術で、火をつけるんですね」
 宇髄「まとまってきたぞぉ! 派手になってきたじゃねえか!」


 【飾りつけチーム】

 〜蜜璃・伊黒 横断幕作成中〜

 蜜璃「伊黒さーん、そっちもうちょっと引っ張ってくださいー
   (横長の半紙の片方を持ちながら)」
 伊黒「こうか?」
 蜜璃「OKです! さて、ここにどういうふうに書こうかしら…」
 伊黒「普通に『伊之助、誕生日おめでとう』でいいんじゃないか」
 蜜璃「でも伊之助くん、字が読めないから平仮名で書かないと…(墨を擦って)」

 〜義勇・カナヲ わっかの飾り製作中〜

 義勇「…………(無言でわっかを貼り合わせていく)」
 カナヲ「………(同じく寡黙)」
 二人「…………」

 善逸「あれ、組み合わせミスったかな…(義勇たちの方を見て)」
 無一郎「……だね」


 〜善逸・無一郎 折り紙を折っている〜

 善逸「時透くん、今朝の紙飛行機、また何かに使えそうだから沢山作っとけって宇髄さんが」
 無一郎「……分かった(折り折り)」
 善逸「どうやったらあんなに飛ぶの? 俺も作ってみたんだどさ、すぐに落ちちゃって」
 無一郎「……えっとね、紙飛行機の羽の部分を折り曲げるといいよ(折り折り)」
 善逸「うわ、もうできてる! 作んの早っ!(折り折り)」


 ネクスト→夜中の屋敷探検企画開催に向けて、作戦チームはさらに細かく計画を立てる!
      禰豆子と仁乃、そしてしのぶ大活躍(^^♪
      一方飾りつけチームの飾りも出来上がり、作戦チームのお手伝いに。
      更に盛り上がる作戦会議☆
      次回もお楽しみに!
 

 

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(3) ( No.17 )
日時: 2021/02/28 10:08
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 続きです(^^♪

【翌日 4月20日】
 
〈深夜2:00 作戦チーム〉炭治郎/禰豆子/仁乃/睦彦/宇髄/煉獄/しのぶ


 宇髄「照明落としたらこんなに暗いのか。なるほどなァ。
    胡蝶! 頼んでた屋敷の地図は出来たか?」
 しのぶ「はい。昨夜完成させました。これです(宇髄に渡して)」
 炭治郎「真っ暗で読めないな。禰豆子、頼む!」
 禰豆子「ムー! 血鬼術・爆血!」

 〜宇髄の体が炎に包まれて〜

 睦彦「おいおいおいおい、ダメだろ燃えんぞ!」
 仁乃「そうか、むっくんは初見なんだっけ。禰豆子の火は人間には無害だよ」
 煉獄「どうだ宇髄! 竈門妹の血鬼術は!」

 宇髄「全然熱くねえ。ただし炎に包まれてるというド派手な状態は気に入ったぜ!
    地図がバッチリ見える! これで探検のルートを決められそうだな!」

 禰豆子「ムームー!」
 煉獄「了解した! 勝負の内容は昨日各自で考えておいたもので構わないな!」
 炭治郎「色んな案が沢山出ていましたね」
 宇髄「皆派手派手だったぜ! よし、こっからはルートと演出だなァ」

 しのぶ「伊之助くんを探検に誘う何かが必要になりますね」
 仁乃「そのことについては昨日善逸さんたちのチームに、挑戦状を依頼しました」
 睦彦「仕事が早ぇな!」
 仁乃「作戦チームのみんなは大分作業が終了したので、手伝いに行きたいと言ってました」

 炭治郎「うーんこの計画書…(宇髄作成)…仁乃ちゃんの血鬼術の使用回数多いけど…」
 煉獄「問題があるのか!」
 しのぶ「えぇ…仁乃さんは特別な体質ですので、術を使いすぎると貧血症状が」
 睦彦「あぁ……そう言えばそうだった。めんどくさい体してんな、胡桃沢」
 仁乃「使用回数は十回以上あるけど、大丈夫かなぁ……」


〈一方 飾りつけチーム〉善逸/無一郎/義勇/蜜璃/カナヲ/伊黒

 無一郎「……あれ、カナヲは?」
 義勇「……ケーキを作るとかいって、チームの活動は出来ないようだ」
 善逸「なるほど。甘露寺さん、横断幕は出来たんですか?」

 蜜璃「う、うん! これになるんだけど」
 伊黒「……大分文字が斜めっているんだが」
 蜜璃「そ、そこは目をつぶってねっ」

 善逸「んじゃ、飾りつけは大体できたようなので、あっちのチームの手伝いに行こうか。
    っていうか宇髄さんから配られた計画書を見てみると、紙飛行機の使用回数多いな!」
 無一郎「(ニコニコニコニコ)」
 伊黒「…時透の表情の変化が著しいな」

 蜜璃「最大三町まで飛ぶんだっけ? 凄いわ、器用なのね!」
 義勇「……折り紙だけでそこまで才能発揮できるのが凄いな」
 無一郎「(ニコニコニコニコ)」

 伊黒「でも…、一番飛ぶと言っていた『時透07号』。
    羽が破れているように見えるんだが…少々汚れも付いているな」

 無一郎「……僕が作った紙飛行機にケチ付けんなよ。
     汚れは落とせばいいし、破れは貼りなおせばいいんだから。
     君の小さな物差しで測らないでくれる?」

 伊黒「…………(こいつ、こんなに喋る奴だったか?)」
 義勇「(折り紙に対する情熱が凄い)」
 蜜璃「無一郎くんカッコいいわ、素敵」
 善逸「ま、まぁ、取り敢えず宇髄さんとこ行こうか…」


 〜深夜3:30 両チーム合同作戦会議〜

 宇髄「ということで、『夜の屋敷探検』の計画書がこれだ。いやぁ疲れたぜマジで。
    やっぱリーダーキツイわ、派手にしんどいわ」
 炭治郎「お疲れ様です……いつもありがとうございます」

 禰豆子「ムームー(宇髄なでなで)」
 善逸「Σ(゜д゜lll)ガーン ね、ね、禰豆子ちゃん、俺もなでなでして?」
 禰豆子「ムームー(善逸もなでなで)」
 善逸「うわぁぁぁぁ幸せ! 俺今めっちゃ幸せ!!」

 睦彦「じゃあこの俺が一つずつ説明しておくぜ。言っとくが飾りつけチームは裏方だ」
 蜜璃「裏方って裏で頑張ってるのよね?」
 伊黒「………まさか、裏方という意味も知らなかったとか言うなよ甘露寺」
 蜜璃「違うんです、そういう意味じゃないのよっ」

 仁乃「ということで、むっくん説明よろしく。派手にね!(←影響されやすい)」
 睦彦「派手に読み上げてやるぜ!」

 〜睦彦、計画書を読み上げて〜

 炭治郎「なるほど! ゴールの厨房に伊之助を入れて、そこでプレゼントを渡す、と」
 禰豆子「ムームー!」
 善逸「え、え、ちょっと待って! 裏方って言いましたよね!?
    俺の役目、裏方どころじゃないんですけど。ええ!?」
 仁乃「ごめん。この役は善逸さんにしかできないかなって思って…」

 義勇「柱たちは基本的に伊之助との勝負相手なんだな。
    ………さっき裏方とか言ってなかったか」
 睦彦「い、いやぁ、あはは」
 煉獄「まぁいいではないか! その日に向けて練習を積み重ねよう!」
 宇髄「と言ってもあと2日しかないけどな!」
 しのぶ「さあ、皆さん頑張りましょう(ニッコリ)」
 無一郎「……僕の紙飛行機、すっごい重宝されてて嬉しい(ニッコリ)」

 宇髄「じゃあこれで行くぞ! 派手に決めるぜ! ファイト———!」
 全員「オー————!」


 ネクスト→いよいよ伊之助の誕生日!
      サプライズパーティーは成功なるか?
      次回もお楽しみに!
 

 

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(4) ( No.18 )
日時: 2020/03/17 16:48
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 はい、いよいよ誕生日当日になりましたー。
 どんな感じになったのかな?
 では本編、レッツゴー!

【4月22日 サプライズパーティー当日】

 〈AM7:30 寝室〉

 伊之助「ふわぁぁぁぁ〜(部屋を見渡して)。ああ、誰も居ねえんだっけ……。
     慣れねえぜ。今日も自己鍛錬でもして暇でもつぶすとするかァ。
     よいしょっ(カサ)」

 〜起き上がると同時にカサッという音がする〜

 伊之助「ん? なんだこれ(ベッドの布団の上に置かれた紙きれを取って)
     えー——っと……『夜の屋敷探検挑戦状』??
    『これに参加すれば、山の神からのプレゼントがもらえます』
     マジかっっっ!! とうとう来たかっっ! よっしゃあああああああ!」

 〜寝室の外で伊之助の様子を見張るかまぼこ隊〜

 善逸「(うるさっ。うるさいわコラ! 声出しそうになるところだったぞオイ!)」
 炭治郎「(小声)挑戦状にしてよかったな。あとで時透くんにお礼言わなきゃ」
 仁乃「(小声)じゃあこれで、夜の企画には来てくれるね」
 睦彦「(小声)……アイツが来ねえと全てがおじゃんだぜ。まぁ上手く行ったな」


 〈PM3:00 柱用寝室 最終チェック〉

 仁乃「血鬼術、爆黒炎! えいっ(提灯に向かって投げる)」

 〜提灯の中に火が入り、灯りがつく〜

 しのぶ「仁乃さん、体調は大丈夫ですか?」
 仁乃「はい。徐々に耐性がつき始めていて、現在は20回までなら持ちこたえれます」
 炭治郎「凄いな、短期間でそこまで」

 善逸「(ヒュー←呼吸音)雷の呼吸……」
 義勇「……善逸は出番が多いから呼吸の練習か」

 睦彦「おい善逸! 違うぞ! もっと肺に空気を入れねえと、あの演出できんだろ!」
 善逸「(プハッ)うるせえな! あそこ、俺とお前のどっちか失敗したらダメなんだよ分かる?
    お前が俺の足引っ張らないように、今俺が頑張って練習してんの!」
 睦彦「何だとぉ?」
 無一郎「…………うるさい(ぺシぺシぺシ)」
    
 煉獄「言われていた毬、持ってきたぞ!」
 伊黒「それにしても宇髄。屋敷の中で技を使っていいのかという大問題があるんだが」
 しのぶ「私が許可しました。もちろん、窓や壁を割ったら賠償金支払いですけれどね」
 カナヲ「……絶対、割らないで」


 禰豆子「ムームー!」
 炭治郎「禰豆子、いいか。こことここの演出は禰豆子にかかってるからな!
     兄ちゃんと一緒に頑張ろうな(ニッコリ)」
 禰豆子「ムームー!」
     
 蜜璃「ねえねえ聞いて!アオイちゃんが作ったケーキ、すっごく美味しそうなのっ!」
 アオイ「そうですか。そう言ってもらえると嬉しいです」
 
 
 宇髄「おいいいか、準備は!」
 全員「OKです」
 宇髄「じゃあ本番は派手に行くぞ!」
 全員「オー——!」


 〈深夜0時 寝室〉


 伊之助「えー——と、『深夜0時になったら神のお告げが来る』
     何が何だか分かんねえよ! 
     ここでずっと待ってるけど声なんて聞こえやしねえぞオイ!」

 〜と、突然〜
 
 神『もしもーし。聞こえますかぁー? 聞こえたら返事をしてくださーい』


 伊之助「ギャァァァァァ! き、き、来たあああああっ、神のお告げが!」
 神『聞こえているようなので、これから貴方がどうすればいいか説明しますね』

 【※声の正体→伊之助ベッド下に設置されたカセットテープ(しのぶの声)】

 神『まず、廊下に出てみてください。そこから探検、スタートです♪』
 伊之助「ハ、ハァァァ? 探検スタートってどういうことだオイ!」

 〜しーーーん〜

 伊之助「………とりあえず廊下に出ればいいんだろ出れば」


 〈廊下〉

 伊之助「うわ、暗っ! 探検って感じがしてワクワクすんぜ!
     で、ここからどうすんだ。歩けばいいのか?」

 〜ビュンッ〜

 伊之助「うぉわっ(後頭部に軽い衝撃)また紙飛行機かよ、何だよ山の神!
     これしか連絡手段ねえのかよふざけやがって!」

 無一郎「(別室で待機)……酷い言われよう……怒っていい?」
 善逸「ここは我慢してくれっ。(汗)」
 宇髄「地味にヘコんでないで準備しろ! 一つでもミスったら台無しだぞ!」
 

 伊之助「(紙飛行機解体)」


   後ろに気配を感じる
   

 伊之助「ハァ? 何だよ(振り返って)うわぁぁぁぁ! 何だコイツ!」
 しのぶ「(全身真っ黒の着物を着ている)俺の名前はMr.S。嘴平伊之助くん、俺と勝負しろ」


  〜パッと廊下の照明がついて〜

 【正体→仁乃の爆黒炎】

 伊之助「勝負だとぉ? いいぜいいぜ! 何だ内容は!」
 しのぶ「ここに、死んだ人間がいる」

 〜炭治郎・死んだふりをして地べたに伏せている〜

 伊之助「………何か見たことある人間だなぁ」
 しのぶ「いいか?(懐中時計を掲げて)秒針が一周したら、こいつらは鬼化する。
     先ほど鬼の血が体内に入った……。
     こいつが鬼化するまで、あるキャラクターのフルネームを答えてみろ」
 伊之助「……責任重大じゃねええかああ!」

 炭治郎「(この体勢キッツ!)」

 しのぶ「何だ? 諦めるのか?」
 伊之助「やるぜえ!」
 しのぶ「じゃあ行くぞ、(懐中時計のボタンをカチッと押して)
     ヒントは3つだ。まず一つ、このキャラクターは鬼だ」

 伊之助「ハァァ? 鬼ィ? 鬼ってあの『きぶなんとか』と『くも』と『まり』と
    『手に目ん玉ある奴』しか知らねえんだがッ」
 
 炭治郎「(「鬼舞辻」「累」「朱紗丸」「矢芭羽」かな……。お題は禰豆子だけどな)」

 しのぶ「フルネームで答えろ。『きぶなんとか』では全く分からぬ。
     二つ、その鬼は女だ」

 伊之助「ハァァァ? 分かんねえぇぇぇぇ!
     じゃあ『まり』か?『目が一つの髪長い女』か?『たまき』?」


 炭治郎「(………多分、「朱紗丸」「鳴女」「球世」と言いたいんだろうな…)」

 しのぶ「残り20秒。そいつは竈門炭治郎の妹だ。
     これで分からないとなるとお前の頭は鳥以下だな(鼻で笑って)」

 伊之助「あ、ああーー。アイツだろアイツ! 
     ええーーーっと、『ねるこ』?ね、『ねなこ』……いや違う…えーーーと
    『ねねこ』……いやそれも違う、何か鼠みたいな名前だ…『ねず』……」


 炭治郎「(鼠みたいな名前って酷いだろ!! あと、この体勢キツイ!)」
 しのぶ「あと10秒」
 伊之助「えー—とえーーと、ね、ね、ね、『ねずこ』!」
 しのぶ「………正解だ、よくやったな。お礼として次行く場所を教えてやろう。
     この廊下をまっすぐ行くと、次の挑戦者が君を待っている」

 伊之助「うおおおおお! ありがとよ、Mr.S!!」
 しのぶ「……健闘を祈る(炭治郎を抱えて消える)」

 〜再び、廊下を進む伊之助〜

 伊黒「……嘴平伊之助、俺はお前を待っていた(片手に毬を持っている)」

 〜パッと照明がついて〜

 伊之助「……お前柱のヘビの奴だろ。警備地域に戻ったんじゃないのかよ」
 伊黒「俺は伊黒ではない、小黒だ」
 伊之助「ハァァァ? お、おぐろ? いやお前明らかに伊黒だろうが」
 伊黒「(ゴツンと伊之助の頭を蹴って)次は頭だけでは済まないぞ」

 善逸「(全身真っ黒の着物を着て廊下の後ろで待機している)うわぁ…小黒さん過激」
 睦彦「(同じく黒ずくめで待機)喋んなバカタレ。バレるぞ」

 伊之助「よくもやってくれたなあ? ああん?」
 伊黒「俺がお前に挑む勝負は、この毬をお互いに蹴ったり突いたりするだけのゲームだ。
    もちろん地面に毬がついたらその時点で負け。いいな?」

 〜どこからか伊之助の刀が飛んでくる〜

【伊之助の刀をぶん投げた蜜璃】

 蜜璃「(別室で待機)私の筋肉の密度は通常の人より八倍あるんだからね!」
 煉獄「甘露寺! 素晴らしい投げだったが声が大きいぞ!」
 蜜璃「(思わず口をつぐんで)」

 伊之助「おおっと(刀を両手に持って)。技出していいのかよ」
 伊黒「認める。準備はいいか、行くぞ(毬を高く蹴り上げて)」

 伊之助「ハッ。そんなちょろいなまくら玉、この伊之助様には……」
 
 〜ギュインッ〜

 伊之助「嘘だろ!? 普通あんな曲がり方しねえぞ!」
 睦彦「(………光の呼吸 弐ノ型 光線昇降突!)ドンッ」

 伊之助「うおおおおっマジかよどんなキックだよ! 壱ノ牙 穿ち抜き!(ドスッ)」
 伊黒「ほぉ。悪くない(ポーンと高く蹴り上げて)」

 善逸「(今だよね今だよな今って言われたよね?? 雷の呼吸……)
    ビュンッ(足の筋肉に空気を入れて一気に爆発し爆走)」

 善逸「(雷の呼吸……思い付きの、落雷キック!)バンッ」

 伊之助「うぉわっっ!なんでキックしただけなのにそんなに飛ぶんだよ! 
     獣の呼吸 弐ノ牙 切り裂き!(ボスッ)」

 伊黒「……小黒の呼吸……壱ノ型 蜿蜒長蛇の毬(ポーン)」
 睦彦「(光の呼吸 肆ノ型 紅灯陰火!)」

 〜突然、毬が伊之助の視界から消える〜


 伊之助「んなっ」
 睦彦「(伊之助の背後に回って)ボンッ!」
 伊之助「何でええええ背後に来るんだよぉおおおお!
     獣の呼吸 玖ノ牙 伸・うねり裂きィィィ!(ボ—————ンッ)」

 睦彦・善逸「(こ、こいつ、腕の関節全部外しやがった!!)」

 伊黒「……うわっ」

 〜毬、地面にバウンド〜

 〜照明が消える〜


 伊之助「うおっしゃあああああ!」
 伊黒「……フン。次は厨房の前だ。そこには最後の挑戦者が待っている…。
    そいつに勝たなければお前の欲しいものは手に入らないぞ。早く行け」

 伊之助「ありがとよ、小黒!」


 ネクスト→最後の挑戦者は誰?
      そして伊之助は厨房に行き、プレゼントを受け取ることが出来るのか?
      次回もお楽しみに!


 長くなってしまってごめんね!
 
 
 

 

 

第4話「伊之助ハッピーバースデー」(5) ( No.19 )
日時: 2020/03/17 16:53
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続き!

 〜言われた通り、厨房の前へと進む伊之助〜

 伊之助「次は誰だ? この伊之助様に勝とうだなんて百万年早……(廊下を曲がって)」
 義勇「(ニュ—←禰豆子の血鬼術で体が炎に包まれている)」
 伊之助「ギャアァァァァァ! 何だなんだなんだなんだ(ドキドキ)
     い、いきなり出てくんなよっ」

 義勇「………俺の名前はアルティメット冨坂」
 伊之助「……いや、お前柱の水の奴だろ」
 義勇「………俺の名前はアルティメット冨坂」
 伊之助「何で二回言うんじゃボケェ! 分かったっつーの、アルティメット冨坂でいんだろ!
     何の用だ!」

 義勇「………(考え中)……勝負を、しに来た」
 伊之助「お前が最後の挑戦者だな!」
 義勇「………そういうことになるらしいな」

 伊之助「ハァ?『そういうことになるらしい』?? 
     自分から挑んでおいて何だその言い方はァ!」
 義勇「何でもない(宇髄が勝手に決めた)」

 義勇「俺を見ればわかると思うが、今俺は猛烈に体が熱い…(本当は全く熱くない)
    俺と勝負をしてお前が勝てばこの炎は消え、お前の欲しいものが手に入る
    逆に俺が勝てば、この炎はお前にも……」
 伊之助「マジかよ。よっしゃ、絶対に勝ってやる!(刀をぶんぶん振り回して)」

 義勇「では行くぞ。しりとりの『り』からスタートだ」
 伊之助「…………・…・…は? し、しりとり!? テメェの勝負ってそれか!?」

 義勇「………そうだ。行くぞ、『りんご』」
 伊之助「えーーーと、『ごま』」
 義勇「『まり』」
 伊之助「チッ。『りずむ』」
 義勇「『むりやり』」

 伊之助「糞(ノ・ω・)ノオオオォォォ-(全部『り』で責めやがってコイツ!!)」
    『りか』」
 義勇「『かみなり』」

 伊之助「(ぐっ! 何だコイツ、アルティメット冨坂! 強い!)『りゆう』」
 義勇「『うり』」
 伊之助「(……ぐぅぅぅぅ! だったらこっちも攻めてやる!)『りょうしゅうしょ』」
 義勇「『しょり』」
 伊之助「(何でだぁぁぁぁぁ!)『りんく』」
 義勇「(あんまり押すとプレゼント渡せないな…)『くだもの』」
 伊之助「(お!)『のり』」
 義勇「『りくち』」
 伊之助「『ちり』」

 義勇「(………自分の作戦が相手に使われてしまった…どうすればいい…)
     『りょうて』」
 伊之助「『てんり』」
 義勇「『りぼん』」

 伊之助「え」
 義勇「あ」
 伊之助「勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 〜義勇の炎が消える〜

【正体→禰豆子の爆血】

 義勇「……おめでとう。ゴールはすぐ前の厨房だ」
 伊之助「よし、開けるぜぇ!(ドアノブを回して部屋の中に入る)」

 〜突然〜

 全員「伊之助、お誕生日おめでとう!(隠れていた場所から飛び出して)」
 伊之助「ギャアァァァァァ! え……は? な、なんで皆いんだ? 任務は?」

 炭治郎「実は、全部真っ赤な嘘なんだ」
 善逸「アオイさんに頼んで、ごまかしてもらってさ。俺たちはずっと柱用の寝室にいた」
 仁乃「そして、陰ながらコツコツとこの日の為に準備してたってわけ」
 睦彦「大変だったぜ全く。毬を技で高く飛ばすなんて…」

 伊之助「あ、あれってまさか」
 睦彦「俺と善逸の連携プレー! どうだ、参ったろ!」
 禰豆子「ムームー!」

 伊之助「(壁に目を向けて)『伊之助誕生日おめでとう』
     アア————! 今日誕生日なの、すっかり忘れてたァ!」
 無一郎「………どうだった? 僕の紙飛行機」
 伊之助「あれお前かよ! 痛かったぜマジで! 何回後頭部に直撃すんだよ!」
 煉獄「わっしょいわっしょい! さあ、ここでプレゼント授与と行こうではないか!」
 宇髄「そうだなあ! おーーい!(奥の方に声をかけて)」

 アオイ「はい。お誕生日おめでとうございます(テーブルにケーキと天丼を置く)」
 きよ・なほ・すみ「おめでとうございますっ」
 伊之助「ふわぁ……!!」
 カナヲ「私も……手伝ったの」

 仁乃「あと、これ」
 伊之助「け、毛皮じゃねえか、どこにあったんだっ」
 熊王(伊之助の鴉)「(プイッ)」
 仁乃「鴉が隠してたみたいだよ」
 伊之助「何だとテメエコラァァ!(鴉に向かって)」

 蜜璃「まあまあ、みんな、席に着きましょっ」
 しのぶ「そうですね。誕生日会を始めましょうか」
 義勇「……アルティメット冨坂と台本に書いてあったんだが…」
 睦彦「それ俺が書いたんだぜ! 目立ってていいだろ!」
 伊黒「……俺は小黒じゃない、伊黒だ…」
 善逸「ブフォッ」

 しのぶ「それでは、伊之助くんの誕生日を祝って、かんぱーい!」
 全員「かんぱーい!」

 第4話終わり!

 ネクスト→第5話では、『あの人』が蝶屋敷にやってきます!
      次回もお楽しみに!
 
 
 
 
 
 

第5話「お久しぶりです」 ( No.20 )
日時: 2020/03/17 17:59
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 【伊之助サプライズパーティーから一週間後】

 きよ「(外で箒を片手に掃き掃除をしている)」
 なほ「(同じく掃除中)炭治郎さんたち、最近は自己鍛錬を頑張ってるよね」
 すみ「(同じく掃除中)
    任務の指令もないし、仁乃さんや睦彦さんも常中が使えるようになったからね」
 きよ「今日は庭で、木刀で手合わせしてたね。どっちかの木刀が折れたらダメなルールで」

 〜と、遠くから誰かが走ってくる〜

 きよ「誰だろう……げ」
 なほ「ああ……確か来るって言ってたね」
 すみ「どうしよう…すっごく怒ってるみたいだけど…」

 はがねづか「(ダダダダダダ)おい、竈門炭治郎と胡桃沢仁乃という人間を知らないか
       (手に包丁がキラリ)」

 三人「いません」
 はがねづか「何だと? いるだろう、呼んで来い」
 きよ「(ど、どうする……?)
 なほ「(はがねづかさん、すっごく怖いけど…)」
 すみ「(い、一応呼ぼうか…)す、すぐに呼んで来ますね」

 〈庭、かまぼこ隊・木刀で手合わせ中〉

 【炭治郎VS睦彦】

 炭治郎「水の呼吸・弐ノ型 水車っ!!」
 睦彦「威力が落ちてるぜ! 光の呼吸 伍ノ型 斜光斬り!」
 炭治郎「陸ノ型 ねじれ渦!」
 睦彦「漆ノ型 柳暗花明!」

 善逸「(素振り練習中)うわぁ……すげえなあいつら(ブンブン)
    しっかし、鍛錬きついし死ぬわぁ…」

 【伊之助VS仁乃】

 伊之助「ハッハァ! そんな小せえ体で、短刀! 長刀に変えたほうがいいぜェ!」
 仁乃「舐めんな!! 血鬼術・爆黒炎っ!」
 伊之助「うおおおおっお前やめろそれはっ(とっさに避ける)」

 善逸「(あっちはあっちで修羅場へと化す)ブンブン」
 ???「オイお前」
 善逸「へ?(振り向いて)ギャアァァァァァ! 包丁はやめてくださいっっ!」
 はがねづか「俺は、はがねづかというものだ。竈門炭治郎と胡桃沢仁乃を連れてこい」
 善逸「は、はいっ今すぐ!」


 善逸「炭治郎————仁乃ちゃ—ーん!」
 炭治郎「どうした善逸。汗だくだぞ大丈夫か?」
 仁乃「何かあったの?」
 善逸「あ、あ、あ、あそこ」
 炭治郎・仁乃「(善逸が指さしたほうを見て)ギャアァァァァァ!はがねづかさんっ!」

 はがねづか「よくも折ったなぁぁぁ! 俺の刀を!」
 炭治郎「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ! で、でも敵が強くて…」
 はがねづか「ハイハイハイハイ、言い訳ご無用! お前刀折りすぎだよ(ポコポコポコポコ)」
 炭治郎「す、すみません……」

 睦彦「何だ、あのひょっとこジジイ」
 伊之助「やべぇゼアイツは。包丁振り回しながら猛進してきたことがある」
 睦彦「やべぇぇ奴だ!!」

 はがねづか「あとおまえな! 担当者が俺に代わってすぐに刀折るな! 馬鹿野郎!」
 仁乃「す、すみませんでしたっ」
 はがねづか「お前の刀はな、短刀だぞ短刀! 普通の刀よりも短いんじゃ分かるか!
       だから扱いには気をつけろって言ったよなもう忘れたのか鳥頭!!」
 仁乃「ご、ごめんなさい……」

 はがねづか「(二人の頭をボコボコ殴りながら)ホラ日輪刀じゃボケ! さっさと抜けコラ!」
 炭治郎・仁乃「は、はい(刀を鞘から抜いて)」

 炭治郎「はへぇ……凄い…(刀が黒く染まっていく)なんか輝きが違う…」
 仁乃「うわぁ綺麗…(刀が薄紫に染まっていく)」

 はがねづか「前もこんなふうなリアクションして結局折ったよな! 呪ってやるぅぅぅ!」
 善逸「ちょ、ちょ、ちょ、包丁振り回すのやめてください死ぬから!」
 睦彦「……(はがねづかに歩み寄って)うっさいわあああああ(スーパーキック)」
 はがねづか「グへ」

 かまぼこ隊一同「人、蹴ったぁぁぁ!」

 睦彦「……チッ。全く。神経質なおっさんだな。おーいアオイさーん? 怪我人!」
 仁乃「む、む、むっくん……ありがとう、でもごめん、それはないわ…」

 アオイ「(スタスタ)どなたが怪我されましたか?」
 はがねづか「ゴホッゴホゴホ」
 アオイ「なるほど。病室に連れて行きますね(はがねづかを背負って病室へ)」

 かまぼこ隊一同「き、危機は去った……」


 ネクスト→鴉による指令、やっと入る!
      柱たちやアオイたちとの別れ、そして新たなステージへ!
      次回もお楽しみに!

 危機は去ったのか……?(←自分で書いて自分で疑う人w)

第6話「いざ、出発!」 ( No.21 )
日時: 2020/03/18 15:28
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

【AM8:00 寝室】

 松衛門「起キロ! 任務ノ指令ガ来タゾ!」
 チュン太郎「チュン!チュンチュン!」
 熊王「早ク起キネエト、ツツクゾ!」
 豆吉「仁乃、起キテ! 準備シナキャ!」
 封仙「睦彦、起キロ——!」

 炭治郎「くぁぁ…ん。任務の指令が来たって本当か?」
 松衛門「ソウダ! 早ク皆ヲ起コセ! 隊服二着替エロ!」
 炭治郎「とうとう来たのか! 善逸、伊之助、仁乃ちゃん、睦彦くん!
     指令が来たぞ!」

 善逸「(パチッ)まじかよ、うーわ! 来んなよ!
    俺まだここでウフフアハハな生活送りたいのにぃ!」
 チュン太郎「チューン!(わがまま言うなー!)グサッ」
 善逸「ギャー! く、くちばしが、頭にめり込んだあッ」

 伊之助「なんだよ…うるせえな…」
 熊王「任務ノ指令、来タゾ!」
 伊之助「うおっしゃああ! 勝負、勝負ゥ!」
 炭治郎「良かったな、伊之助」
 善逸「全然よくねえよ…コンニチハ、頭大丈夫デスカ!」

 仁乃「なーに? 任務の指令来たの?(目をこすりながら)ふわぁ…じゃ、準備しないとねぇ」
 睦彦「(ガバッ)俺の判断が正しければ、任務に行けってことだな!
    俺が強いってことを証明してやる!」
 善逸「うーわ、皆やる気満々じゃん! 分かったよ、俺も行くよ!」

 〜かまぼこ隊・隊服に着替え中(仁乃は更衣室)〜

 炭治郎「(羽織にに腕を通して)よしっ」
 善逸「うっ。ぐすんぐすん(ベルト装着)」
 伊之助「何ビービー泣いてやがる。みっともねえなぁ」
 睦彦「まぁ、こんなビビりに俺は、これっぽちも期待してねぇけどな」

 善逸「ああん? 睦彦、お前今なんか言ったか?」
 睦彦「別に。ってお前! 俺の袴に向かって唾吐くな! 汚ねぇ!」
 炭治郎「前から思ってたけど、隊服の上着の上に着物着て袴って、暑くないか?」
 睦彦「俺の実家が神社でさ。この服は親父の形見で、毎日着てたから、もう慣れたな」

 炭治郎「そうか…(涙)」
 伊之助「どうりで、どことなく派手な感じがするわけだなァ」
 善逸「ご、ごめんな! そんな大事な物だとは思ってなくてっ(しゅん)」
 睦彦「……急にテンション下がんなよ…」

 〜更衣室〜

 蜜璃「あ、仁乃ちゃん! 今日、出発何ですって? 寂しいわ…」
 仁乃「(隊服の上着のボタンを留めて)柱の皆さんも、警備地域に戻られるんですよね」
 蜜璃「そうねぇ。また機会があったら一緒にお茶でもしましょ。
    抹茶立てて、わらび餅添えてねっ」
 仁乃「(羽織を着て)え、わらび餅っ!?」
 カナヲ「(横にいた)わらび餅…好きなの?」
 仁乃「うんっ」
 カナヲ「じゃあ…師範に頼んで、差し入れに…するね」
 仁乃「やったぁ!」

【PM12:00 家門の前】
 
 しのぶ「三週間、とっても楽しかったですよ。また、いらしてくださいね」
 義勇「健闘を祈る」
 宇髄「派手に勝ち星を挙げて来いよぉ!」
 煉獄「炎柱は六人を応援しているぞ!」
 伊黒「フン。早く行け」
 蜜璃「皆ありがとうー!ご武運を!」
 無一郎「…また会おうね」
 カナヲ「さよなら(ニッコリ)」
 アオイ「同じ時を共有出来て嬉しかったです。頑張ってください」

 かまぼこ隊一同「行ってきます!」


 水の呼吸、ヒノカミ神楽の使い手・竈門炭治郎。
 鬼の少女・竈門禰豆子。
 雷の呼吸の使い手・我妻善逸。
 獣の呼吸の使い手・嘴平伊之助。
 四季の呼吸の使い手であり、鬼の血を引く少女・胡桃沢仁乃。
 光の呼吸の使い手・刻羽睦彦。

 六人の戦いが、今始まる。
 →第二章へ続く!
 

幕間 ( No.22 )
日時: 2020/03/18 15:36
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 僕は何をするために戻ってきた?
 僕の魂は地獄へ還ったんじゃないのか。

 地獄でまた、家族と楽しく過ごしていたのに、誰かが自分の腕をつかんで
 また地上に、僕という存在を生み出した。
 しかも、よりによってまたこの姿で。

 次から次に湧く、僕の邪魔ばかりするクズどもめ。

 僕たち家族の静かな暮らしを、やっと取り戻した『絆』を破壊した奴はどこの誰だ?
 僕はね、もうお前に使われる気なんてさらさらないんだよ。
 君は誰? 君はどんな役割を持っているのかな?
 自分の役割を理解した?

 僕の役割はね、醜悪な奴らを刻む役割さ。
 でも安心して。僕は敵になんてなりはしない。

 ……また会ったね。僕の名前を覚えているかな?
 僕の名前は…

第7話「聞き込み調査」(1) ( No.23 )
日時: 2020/03/19 15:20
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 第2章突入です♪

〈鴉の指令で北にある町へ向かうかまぼこ隊一同〉

 松衛門「次ハ、北! 北ア!」
 炭治郎「この六人での初任務、お互い頑張って行こう」
 伊之助・睦彦「おうよ!」
 善逸「ハァ—。落ち込んでんの俺だけかよ。なあ仁乃ちゃん、アイツらの精神力異常じゃね…」

 仁乃「うふふっ。ん〜!(差し入れのわらび餅を食べている)」
 炭治郎「凄い満面の笑みで食べてるな」
 睦彦「…こいつ好物食べると、いつもこんな感じだぜ」
 伊之助「分かるぜ! 美味いもんは美味いからな!」

 仁乃「(ぱくっ)ん〜!」
 善逸「何か見てたら腹減ってきた…。一つ貰っていい?」
 睦彦「やめとけ。何でかは言わないが」
 炭治郎「良くない事でもあるのか?」

 伊之助「おい、一つ貰うぞ!(仁乃の手からわらび餅を取ろうとする)」
 仁乃「! パチンッ(←伊之助にデコピン)」
 伊之助「痛ッ! おい何しやがる!」

 睦彦「だから言ったろ。やめとけって」
 善逸「ああなるほどねハイハイ。好物に対する執着が凄いのね」
 仁乃「おいしっ!(ぱくぱく)」

 炭治郎「仁乃ちゃんからは貰えないが、俺のおにぎりだったらいっぱいあるぞ」
 松衛門「モラウ! カァ!(一つをクチバシに挟んで)」
 炭治郎「ちょ、ちょっと待った。おにぎりの中には…」

 善逸「(ぱくっ)辛っ!! 何だこれ、わさび?」
 伊之助「(ぱくぱく)大丈夫か紋逸。顔が死んでるぞ」
 睦彦「ロシアンルーレットっつーもんが海外であるみてぇだけど、炭治郎まさか」
 仁乃「(餅食べ終わり)ああ、確かこの前、しのぶさんが作ってくれたおにぎり、
    こんな感じでいくつかはずれがあったっけ」

 炭治郎「面白そうだったんで、つい…」
 善逸「誰か、水! 水くれぇ……ゴホッゴホッ」
 仁乃「はい、水筒。炭治郎さん、あんまり調子乗っちゃダメだよ」
 炭治郎「ごめんなさい……」
 善逸「(プハア)た、助かった…」

 伊之助「下手したらコイツ、戦う前に死ぬかもな」
 善逸・睦彦「んなわけあるか!」
 松衛門「カァ! モウスグ、着クゾ! カァ!」

 ネクスト→北の町で情報収集☆
      次回もお楽しみに!

第7話「聞き込み調査」(2) ( No.24 )
日時: 2020/03/19 15:36
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 〈かまぼこ隊一同、北の町到着〉

 炭治郎「(周囲を見渡して)何か…静かすぎないか?
     人気がないし、店の戸はどこも閉まってるし…」
 善逸「ここの町からは、恐怖の音がする…。皆、何かに怯えてるみたいだ」
 伊之助「どうすんだ? 正確な敵の位置も分かんないしよ」
 睦彦「とりあえず、通りすがりの町の人に頼んで話を聞かせてもらう。
    こんなに沈静で『何もありませんでした』っていうわけでもねぇだろ」

 仁乃「そうだね。あ、あそこに人がいる。荷車に沢山荷物乗せて引いてるけど…。
    ん? あれ、血かな」

 善逸「え、血!? 何それっ!」
 炭治郎「しー。大声出すな、怪しまれるぞ」
 伊之助「どういうことだ美乃」
 仁乃「仁乃です! うん、あのね。荷車に、少量だけど血の跡があったの。
    まだ新しい、真っ赤な血」
 睦彦「(ゴクリ)おい胡桃沢。その荷車のひいた奴はどこだ。見つけて情報を聞き出す」

 〜仁乃の視力によって荷車を引いた男性を発見〜

 男性「ハァ—」
 炭治郎「すみません、ちょっと話をお聞きしたいのですが。
     この荷車に乗っている荷物、凄い量ですね。売り出しですか?」
 男性「…いいや、売りものじゃない。これから親戚の家に居候するんだ」

 仁乃「あの、ついさっき、同じように荷車を引いている人を見たんですが…」
 男性「ああそれは…いや、何でもない」
 善逸「教えて下さい。お願いします」

 男性「………信じられない話だろうけど、ここから六町先に『鏡ノ森』って言う
    森があるんだ。俺の実家はその森にあって、杣人(木こり)をしてたんだけど…」

 伊之助「何で下山したんだ?」
 男性「そこでは夜になると、いつも人が死んでるんだ! 毎晩死者が増え続けてる!
    それで、山で暮らしていた人たちは不気味に感じて、すぐに町に降りた。
    俺も怖くなって町に出て来たんだ」

 かまぼこ隊一同「(顔を見合わせて)」
 男性「不快な話を聞かせてしまってすまなかった。君らも、あの森には近寄らないように。
    それじゃあ、また」

 炭治郎「あの人には行くなって言われたけど、行くしかないよな」
 善逸「やっぱそうなります!? ハイハイ、分かったよ!」
 伊之助「腹が減るぜぇ! おいお前ら、準備はいいかァ?」
 仁乃「OKだよ。よし、行こうか!」
 睦彦「おうよ!」


 ネクスト→かまぼこ隊一同、鏡ノ森入山!
      そこで出会った鬼とは…?
      次回もお楽しみに! 
 

第8話「鏡ノ森」 ( No.25 )
日時: 2020/03/19 15:51
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 〈鏡ノ森、入山〉

 炭治郎「血の匂いがする…灰の匂いも……また誰かが死んだ…っ」
 善逸「イイ———ヤァァァァァ! ごめん俺ムリ! 本当、今回ムリ!」
 伊之助「何逃げてんだこの野郎!(善逸の腕をつかんで連れ戻す)」
 睦彦「しかし何だここは。木の枝と枝の間に、縄、か?
    縄には鏡がいくつもぶら下がってんな…クマよけか?」
 仁乃「! 向こうに家がある」

 〜森の中の家屋の前〜

 伊之助「ボロボロじゃねえか、戸も障子も」
 仁乃「恐らく鬼が中に入って暴れたんだ。戸に返り血がついてる」
 炭治郎「……ひどいな……ここの鬼は毎晩人を喰っているのか」
 善逸「ね、ねえ何だこの音。金属同士がぶつかり合う音…」
 睦彦「鏡が風に揺れて、音を立てているんだろう。それにしても確かに不気味だな。
    早く始末しようぜ」

 炭治郎「そうだな。(くんくん)ダメだ、風で俺の鼻が機能しない!」
 善逸「仁乃ちゃん、鬼の位置は……?」
 仁乃「ずっと見ているけど見つからない…隠れているのかな」
 睦彦「伊之助、出番だぜ! 早くしろよ! 俺が真っ先に頸を斬」
 伊之助「黙れ! 集中できねえだろうが!(刀を地面に突き刺して準備)」
 睦彦「………テ、テメエ、俺の話を遮るとはいい度胸じゃねえかっ…」

 善逸・仁乃「はいちょっと静かにしてください!」
 伊之助「チッ。獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚!!」

 〜ギュイーン〜

 炭治郎「どうだ? 見つかったか?」
 伊之助「声出すな、集中できねえ…」
 ???「君が探してるのって、もしかして俺?(背後から急に現れて)」

 かまぼこ隊一同「(バッと振り返る)」
 仁乃「子供の鬼……(二本の短刀を構える)」
 睦彦「気を抜くな。子供の姿をしてようがしてまいが、人の食うことに変わりはねぇ
   (刀の柄をつかんで)」

 善逸「嘘だろ嘘だろ!? 声をかけられるまで気づかないことある?」
 炭治郎「お前の頸は俺が斬る!」
 睦彦「馬鹿! 首を斬るのは俺だっつーの!」

 ???「元気だね。こんばんは、初めまして。俺は200年前の下弦の伍、伽札(かさね)だよ。
     君たちのお肉はおいしそうだね(手鏡を取り出してニッコリ)」


 ネクスト→かまぼこ隊VS元下弦の伍・伽札の戦い!
      このスレ初めての戦闘です! お楽しみに!
 

 

第9話「かまぼこ隊、出動!」(1) ( No.26 )
日時: 2020/03/19 18:34
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 はい、戦闘だよ! 作者もずっとやりたかったんです!
 そしてああやってこうやって読者のみんなを驚かせたいウシシ…。
 すみません、独り言です。

 〈鏡ノ森 かまぼこ隊VS伽札〉

 炭治郎「(小声)皆。敵の能力が分からないうちは、焦らず慎重に行こう」
 善逸「(小声)手に持ってる鏡は武器か…?」
 伊之助「(小声)手から斬り落としたほうがよさそうだなァ」
 仁乃「(小声)まずは不意打ちをかけて、相手の出方を探ろう。誰か、近接戦お願い」
 睦彦「言われるまでもねぇ! おい鬼! 俺が相手だかかってこいや!(←不意打ち苦手)」

 〜後の四人、隠れて待機〜

 伽札「ん? あれぇ一人で行くの。本当に大丈夫?」
 睦彦「俺を見くびると痛い目に合うぜぇ」
 伽札「そっかー。ごめ(ビシャッ←斬られる)」
 睦彦「……光の呼吸 壱ノ型 爆光一閃」

 善逸「(茂みの陰に隠れて)うううう〜あいつカッコいい! ムカつくぅ〜!!」
 炭治郎「しー。静かにしろ、善逸」
 伊之助「気持ちは俺も分かるぜ! なんか実力に天地ほどの差があるからな。
     俺と一つしか違わないのに階級も上だしよ」
 仁乃「あれで性格も良かったらいいんだけど……」

 
 睦彦「ひぇっくし!(←くしゃみ)どうだ、痛いだろ俺の斬撃は」
 伽札「(回復)すごい速い攻撃だね。避けきれなかった」
 睦彦「まぁな。だから言ったろ、痛み目に会うって(指文字で合図『出ろ』)」
 炭治郎「(背後から)全集中・水の呼吸 肆ノ型 打ち潮!!(ブンッ)」
 伽札「(腕を斬られそうになり、慌てて身を引く)」

 伊之助「やっぱビンゴだぜ! コイツの鏡は武器だ! つまり腕を斬ればいいわけだな!
     獣の呼吸・参ノ牙 喰い裂き!(伽札の腕へ刀を滑らせて)」

 伽札「……ギャッ!!(腕を切り取られて地面にうずくまる)」

 炭・睦・伊「よっしゃあああああああ!」
 善逸「(? 元下弦の伍って言ったか……流石に弱すぎない?)」
 仁乃「(ハッ)皆、そいつは本体じゃない! 後ろ———!!」

 炭・睦・伊「(バっと振り向いて)!」
 伽札(本体)「ふふふ、愚かだね。優越感に浸って幸せだった? 可愛そうに。
        さっきのは俺の血鬼術さ。
        僕の血鬼術・『夢幻時空羅針』(むげんじくうらしん)は幻を見せる効果なの」

 炭治郎「何だって? ちゃんと手ごたえがあったのに、幻……?」
 伊之助「チッ。初めっからお前の計算だったわけかァ。チクショウ!」
 睦彦「俺がカッコつけた時間は何だったんだよおおお!!」

 仁乃「(茂みの陰から出て)本体が自分から現れたんだったら好都合……。
     私がその頸をぶった斬ってやる!」
 善逸「お、お、俺はおかしいなって思ってたのよ? 予感的中だったわ!」

 伽札「ふふふふ、面白い反応をしてくれてありがとう……。   
    でも俺、戦いは好きじゃないんだよなぁ…」

 善逸「な、何をするつもりだよっ」
 伽札「血鬼術・憑依入魂の術(ひょういにゅうこんのじゅつ)」

 かまぼこ隊一同「(くらりと、平衡感覚を食らい地面に突っ伏す)」
 伽札「ふふふふふ、術の効果は後のお楽しみだね」


 ???「…………まだ出るべきではないのかもしれない。
     あいつらが窮地に陥った際には……僕がズタズタに敵を殺してあげる」


 ネクスト→かまぼこ隊、どうなるどうする!?
      伽札の術の効果とは一体?
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.27 )
日時: 2020/03/19 18:50
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 【大正コソコソ執筆裏話】
 良かったら見てみてね↓

〈むうの、鬼滅小説執筆あるある〉
 
 1、そもそも全員の技名把握してない
 2、誰が喋ってて誰が喋ってないのか分からん
 3、柱の名前が、いつも全員出てこない
 4、オリキャラの設定とか鬼の血鬼術の設定めんどい
 5、常にファンブックや漫画を読み比べながら書いてる
 6、技名やキャラの漢字がムズすぎて変換できないときある
 7、「戦闘します!」とか言って結局できなかったりする
 8、かまぼこ隊のピンチにさっそうと現れる助っ人のシチュエーション多い
 9、キャラ同士性格被るとケンカしがち
 10、本編の前の前置きが長い


 〈むうの、今んとこのキャラクターあるある〉
 1、大体発言最初にするのは炭治郎
 2、禰豆子のムームーが好きでよく喋らせてる
 3、善逸はボケより突っ込みの方が多い
 4、伊之助はとにかく「おっしゃああ」と言うことが多い
 5、仁乃の口調がおばあちゃんになって来てる
 6、睦彦は伊之助とケンカしがち
 7、義勇さんの登場回数多い
 8、しのぶさんは蝶屋敷で必ず出るので結構重要キャラ
 9、宇髄さんは「派手」「地味」を言わせとけばそれっぽい
 10、煉獄さんの口調にはかならず!をつけるようにしてる
 11、無一郎は語頭、語尾に……が多い
 12、悲鳴嶼さん、ひたすら南無阿弥陀仏
 13、実弥は最後をァとか小さいカタカナで書くことが多い
 14、蜜璃ちゃんはできるだけ「〜だわ」口調で書く
 15、伊黒さんは蜜璃ちゃんとの行動が多い

第9話「かまぼこ隊、出動!」(2) ( No.28 )
日時: 2020/03/20 15:46
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続きでーす。

〈伽札の術にかかり、地面に倒れてしまった五人〉

 〜パカっと炭治郎の背負い箱が開いて〜

 禰豆子「痛っ! ちょ、みんな大丈夫?」
 睦彦「んー。いたたたた。禰豆子、怪我はないか?」
 善逸「ムームー!」
 炭治郎「おい、お前ら大丈夫か……ってアレ?」
 伊之助「キャア! 何この姿! 上半身寒っ!」
 仁乃「な、な、なんだよ、この格好はァ!」

 かまぼこ隊一同「もしかして俺たち、入れ替わっちゃってる—————!?」
 伽札「あ、やっと気づいた? ふふふ」

 睦彦(炭)「ちょっと現状把握と行こう。俺は炭治郎だ」
 炭治郎(睦)「睦彦だ。どうやら炭治郎と入れ替わってるらしい」
 禰豆子(善)「いやいや、こんなことありえます? あ、俺善逸ね」
 善逸(禰)「ムームー?」
 伊之助(仁)「あのう、何か、一番入れ替わりたくない人と入れ替わっちゃった……」
 仁乃(伊)「ああん? 何だとテメエ! 」

 睦彦(炭)「もしかして……術が解けるまでこの姿で戦わないといけなかったりして…」
 伊之助(仁)「嫌————!!(涙)」
 禰豆子(善)「え、そしたら俺、どうすればいいのよ…」
 善逸(禰)「ムームー」
 炭治郎(睦)「とりあえず、武器持ってるやつは技出してみっか」

 仁乃(伊)「二刀流同士で入れ替われたことについては素直に喜びてぇが、
       このスカートって奴いらねえぇ!」
 伊之助(仁)「服とか破ったら許さないからね!」

 睦彦(炭)「よし、こんな状況でも、やらなきゃいけない時はある! 行くぞ皆!」
 一同「オー!」

 伽札「威勢がいいね。でも、どこまで持ちこたえられるかな?」

 睦彦(炭)「(タンッと地面を蹴って空中へ)水の呼吸・壱ノ型 水面斬り!」
 伽札「うわっ……………あれ、止まった?」

 仁乃(伊)「おい、どうしたんだ」
 睦彦(炭)「か、身体が技を出すのを拒んでて、刀を振れないっ!」
 伊之助(仁)「もしかして、入れ替わった人の技を必ず使わなきゃダメ…とか?」
 禰豆子(善)「え、じゃあ俺、血鬼術使わないといけないの? 無理だよぉ!」
 善逸(禰)「ムームー!」

 炭治郎(睦)「仕方ねえ。ここは見様見真似でやってみるしか……。
       (スー←呼吸音) 全集中・水のこきゅっ……
        ダメだ、身体が動かねえぇ!」

 禰豆子(善)「えっと、手をこう、『ぐっ』とやって……お願い俺!
        血鬼術・爆血!!」


 〜シー————————ン〜


 禰豆子(善)「やっぱそうでしょうねええええ!」
 善逸(禰)「ムームー(善逸の頭をよしよしヾ(・ω・`))」

 睦彦(炭)「ど、どうすればいいんだ! 光の呼吸ってどうやるんだっ」
 炭治郎(睦)「基本は雷の呼吸だ! 脚に空気をため込め!」
 睦彦(炭)「あ、脚?」

 伊之助(仁)「獣の呼吸のやり方が分かんない……! とりあえずやってみる。
        獣の呼吸……ぐっ! やっぱり無理! 身体が硬直する!」
 仁乃(伊)「違う違う違うっ! もっとこうガってやれ! 下手くそ!」
 伊之助(仁)「だってやったことないんだもんっ」
 仁乃(伊)「そんで四季の呼吸ってどうやんだ!」
 伊之助(仁)「呼吸は出来るだけは鼻呼吸で、えー——っと」


 伽札「あー—、一応言っとくけど、この血鬼術『憑依入魂の術』は、
    5分経つと元の体の持ち主が死ぬよ?
    無理やり術で記憶移植したからねぇ」

 かまぼこ隊一同「なにいいいいいいい!?」
 伽札「どうにかしたいだろうけど、出来ないようだねぇ。だって呼吸法みんな違うもん。
    何も出来ずに死ぬしかない運命なんだよ」

 睦彦(炭)「くそっ………光の呼吸……ぐっ!」
 伽札「だから言ったでしょ? 君は水の呼吸だから、光の呼吸は使えな……   
    何だこれ、手に糸が絡まって……」

 
 ???「(ブンッ)」
 伽札「うわっっ(引っ張られて大きくよろける)」


 かまぼこ隊一同「な、何だ?」
 睦彦(炭)「(くんくん)き、木の上に誰かいるっ」
 かまぼこ隊一同「(木の上を見上げて)」


 ???「………やあ」
 睦彦(炭)「お、お前は、あの那田蜘蛛山の時の……」
 仁乃(伊)「あ、あんときの鬼じゃねえかっ!」
 禰豆子(善)「嘘だろ? 炭治郎と冨岡さんが倒したんじゃないのかよっ」

 伊之助(仁)「何、あの子供の鬼」
 炭治郎(睦)「分かんねえが、あの三人と面識があるみてぇだな」

 ???「ねえ、助けてほしい?」
 かまぼこ隊一同「え?」
 睦彦(炭)「お、お前は、俺たちの味方なのかっ!?」
 仁乃(伊)「どう見ても鬼じゃねえか。信じられるかそんな話」
 禰豆子(善)「お、俺らを騙して食うつもりなのかもっ」

 ???「……僕はもう地獄に行った後だから、善と悪の区別くらいついてるよ」
 炭治郎(睦)「何だそれは。言ってみろ。お前の発言で決める」
 伊之助(仁)「だ、大丈夫なのむっくん」

 炭治郎(睦)「おい炭治郎! こいつからは悪意の匂いがするのか?」
 睦彦(炭)「……いや、しない」
 炭治郎(睦)「善逸! こいつの音は嘘をついているときの音か?」
 禰豆子(善)「……しない。嘘も欠片もない」

 炭治郎(睦)「だったら、信じてもいいんじゃねえか。
        前にお前らと何があったのか知らねえがな」
 ???「善は人を守る、悪は人を傷つける。人を傷つける奴はズタズタに刻む」
 かまぼこ隊一同「(顔を見合わせて)」


 睦彦(炭)「分かった! 俺らを守ってくれ!!」
 ???「いいよ。その代わり、僕の頼みを聞いてくれる?」 
 禰豆子(善)「な、何だよっ」
 睦彦(炭)「ね、禰豆子は渡さないぞっ」
 ???「………僕の術に刻まれないように注意して。それだけ」

 かまぼこ隊一同「(顔を見合わせて)う、うんっ」

 ???「行くよ。僕が血鬼術を発動させて、敵の術を解く。
     身体が戻った瞬間すぐに首を斬りにいけ。
     仮に僕の糸が進路をふさいだとしても自分の力で糸を斬れ。
     それが君たちの役目だよ。役目を全うできる?」

 睦彦(炭)「できる!」
 禰豆子(善)「が、頑張るよ俺!」
 仁乃(伊)「俺様にできない事なんてねぇぇ!」
 善逸(禰)「ムームー!」
 炭治郎(睦)「俺は強いってことを見せつけてやる!」
 伊之助(仁)「絶対に失敗しない!」

 ???「(コクリと頷いて、木の上から降りる)」
 伽札「お前は何者なの? 俺と同じ鬼なのに、なぜ人間を守るわけ? 信じられない」
 ???「元・下弦の伍、累。…………僕の仲間の活躍を邪魔する奴は誰だろうと許さない。
     血鬼術・刻糸牢!!」

 〜蜘蛛の巣状に編まれた糸が伽札の両手両足を切り裂いて〜

 伽札「ギャッ!」

 炭治郎「戻った! 行くぞ皆! 反撃だ!」
 かまぼこ隊一同「了解!!」


 ネクスト→何と、かつて炭治郎と戦った下弦の伍、累参戦!
      主人公と元敵の共闘戦線☆
      次回もお楽しみに!


 ちなみに幕間とかでもう既に「こいつじゃね?」って思ってた人はどれくらいいたのかな?
 分かったって言う人はコメントとかで教えて下さいねー。
 感想もお待ちしてます♪




     
  
 


 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.29 )
日時: 2020/03/21 14:10
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

無一郎君良かったねー!!^_^

 第10話「意外な助っ人との反撃開始」 ( No.30 )
日時: 2020/03/22 06:56
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続きでーす♪

〈奇跡の共同戦線、開始☆〉

 〜累の糸が広範囲に広がって〜

 炭治郎「ヒノカミ神楽・炎舞!!(ブンッ バサッ)
     よし、斬れた! おーい、そっちは大丈夫……」
 善逸「ギャアーーーー! 何この糸! 手に貼りつくしおまけに超硬いんだけど!
    どういうこと、ねえどういうこと!?」
 累「………叫んでないでさっさと行動してくれる」
 善逸「だだだだだ、だって俺、君と今初めてあったもん! 初めましてだったもん!(泣)」

 睦彦「光の呼吸・漆ノ型 柳暗花明!!(ビシャッ)テメエ、切り刻まれてぇのか?」
 伊之助「うっせんだよ紋逸の馬鹿野郎が!(ブンッ)泣く暇あったら糸斬れ弱味噌が!」
 仁乃「正論だね。この硬いのを斬るには……四季の呼吸 肆ノ型・改 梅雨流々飛沫!」


 累「………やるね。やあ、伽札とか言った、君。どうしたの、もう降参?」
 伽札「へぇ、なかなかやってくれるじゃん。しかもなかなか再生しないよ」
 累「自分の立場をわきまえて行動しなよ。元・下限の伍とか言ってた?
   君より遅くに下弦になった僕にやられちゃ、元も子もないじゃないか」

 伽札「お前のその口調、イライラするね。何? 俺を怒らせたいのかな」
 累「(手のひらから糸を発生させ、伽札の頭上から糸を振り下ろす)ブンッ」
 伽札「ヴッ」
 累「つまらない説教を垂れる暇があったら避けなよ。頭大丈夫?」


 炭治郎「(斬れてる! あの時斬れなかった糸が斬れてる。ヒノカミ神楽もちゃんと使える!)
     このまま距離を詰めれば、鬼の頸が斬れる! ヒノカミ神楽・火車!」
 善逸「ギャアア!(汚い高音)ポウッ(←気絶)」

 伊之助「うわ、気絶した! やっとか! 陸ノ牙 乱杭咬み!
     こっちの糸は俺に任せろォ! 
     炭治郎が一番敵の位置から近いから、花乃達は炭治郎の周りを糸を斬れ、いいなァ!」

 睦彦「お前、なんか今日めっちゃ冴えてるじゃねえか。どうした?」
 伊之助「炭治郎にできることは、俺にもできるわ!(ブンッ バラッ)」
 仁乃「よし、むっくん! 炭治郎さんの背中側と左は私が斬る!
    むっくんは善逸さんの方についてあげて。何か心配だから。(ブンッ)」
 睦彦「俺はアイツの母親か!! チッ。なんで俺がそんなことをしなきゃなんねえんだよ」

 禰豆子「フーフー! 血鬼術・爆血!!」

 〜炭治郎の周りの糸が焼け切れる〜

 炭治郎「ありがとう禰豆子! これで行ける!(伽札の方に駆け寄って)
     覚悟しろ、この悪鬼!」
 善逸「(寝ながら)炭治郎! それは幻だ!」
 累・炭治郎「何!?」


 伽札(本体)「(木の上に登って)ふふふ。君たち結構やるねぇ」
 伊之助「いつまで逃げてんだ! 幻ばっか見せられても困るんだよ!(ムキ—ッ)」
 伽札「俺、争い嫌いって言ったでしょ。自分の命が一番大事だもん」
 睦彦「………クソッ。善逸が教えてくれて助かったぜありがとうよ。
    俺はなァ、こんなふうに安全なところから見下ろしてくる奴が大っ嫌いなんだ!」

 仁乃「また同じ手にかかっちゃったのか……。本当に厄介!
    血鬼術・暗黒の魔手!!(黒い腕を複製、伽札の方に伸ばして)」

 伽札「おっと(身をひるがえして避けようとし)」
 累「ブンッ(糸を操って魔手を伽札の身体に巻き付ける)
   腹立たしい。鬱陶しい。本当にどこまでも厄介だ。癪に障る。
   このまま長丁場になったら朝日が昇ってしまうだろう。
   何としても君は僕の手で地獄に送ってやる」

 伽札「ふふふ、出来るものやらやってごらん? 
    幻の血鬼術にも気づけなかった君が俺に勝てるのならね」

 禰豆子「フーッ フーッ」
 炭治郎「………累! 俺は! 俺たちは! まだやれるぞ。諦めてない。絶対に諦めない!
     まだ使える術があるなら発動してくれ! 必ず俺たちが奴を斬る!」
 善逸「(刀の塚に手を伸ばして)伽札! お前を俺は許さない」
 伊之助「全く、腹が減るぜ!」
 睦彦「…そろそろ俺の秘密兵器を出してもよさそうだな」
 仁乃「何それむっくん! 秘密兵器って」
 睦彦「あとの楽しみにでも取っとけ胡桃沢。今見せたら面白くもなんともねぇよ」

 累「糸の強度を上げる……。覚えてるかな、炭治郎。水柱相手に一本も届かなかった技。
   でも相手は鬼なんだから関係ないよね……。刻まれないように気を付けて。
   血鬼術・刻糸輪転!!!」


 〜渦の様に編んだ最硬度の糸を展開、四方八方に撃ちだす〜

 累「これでもくらえ」
 炭治郎「ヒノカミ神楽・円舞!」
 善逸「雷の呼吸……壱ノ型 霹靂一閃・八連!」
 禰豆子「血鬼術……爆血!」
 伊之助「獣の呼吸・伍ノ牙 狂い裂き!」
 睦彦「光の呼吸・捌ノ型 光照剣舞・壊!」
 仁乃「四季の呼吸・弐ノ型 幽艶の風雪!」


 ネクスト→厄介な伽札の血鬼術に惑わされたかまぼこ隊&累。
      怒りが頂点に達した一同は全力で反撃を開始する!
      まだまだ続く戦闘。
      次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.31 )
日時: 2020/03/23 11:26
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

【大正コソコソ執筆裏話】

 こんにちは、むうです。
 だんだん暖かくなってきて、「ねむっ!」という日が続いてきました。
 ねずこ状態……いや、『寝る子』状態だね♪←ドヤァ(すいません)

 4月から中3になります。
 多分中3の今頃にはもう合格発表とかあるんじゃねー? 勉強大丈夫かよ…。
 という不安はひとまず頭ん中のゴミ箱に捨てました。

「受験になったら本気出す」ナイス考え。


 ↑いやこれでいいのかよ、って人もいるかと思いますが、まあいいっやっと。

 私の最近の楽しみは、お風呂やベッドの中で小説の構想が浮かんできて
「どうまとめようかねウシシ」みたいな精神状態になることです。
 PCするときもニヤニヤしてるらしいので母親が『かなり』引いてます。

 あとlineで鬼滅なりきりのグルチャやることかな…。
 グルチャってなりきれるんで小説の表現力とかあがりそー、とか思いながらやってると
 母親が「あんたすっごいニヤニヤしてる」って、またドン引きしてます。
 ……いいじゃん。制限時間もあるんだしさぁ、少しの間くらい楽しませてよ。
 
 最近の大失敗。「小説大会開催だって! 気合入る——!」
 10秒後
「…………二次小説って合同の方が対象なのね!?」
 おっちょこちょいで間抜けなのは生まれつきっす。

 まあそんなこんなで、毎日を送っているむうです。
 昨日くらいに飼い猫を抱きしめようとして右手を捻挫したり、筋肉痛で両足が痛かったり、
 弟と鬼滅ごっこでいつも無惨役やらされたりしてますが、今後もよろしくお願いしますm(__)m
 
 
 

第10話「意外な助っ人との反撃開始」(2) ( No.32 )
日時: 2020/03/23 12:17
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 〈反撃開始☆〉

 〜血鬼術・刻糸輪転により、最硬度の糸が四方八方に広がって〜

 善逸「(ハッ←覚醒)うわぁぁぁ来たうわっ!! ちょ、ちょ、累くん?
    俺んとこ凄い来るんだけど!」
 炭治郎「円状に展開するんだから、善逸の方にしか来ないという事はない!
     踏ん張れ! ヒノカミ神楽・円舞一閃!!(バサッ)」

 伊之助「んなことより紋逸! なんでさっき幻だってわかったんだよ!(バサッ)」
 善逸「……音が違うから。だから分かっギャアア!(パウッ←失神)」
 仁乃「四季の呼吸・伍ノ型 乱れ紅葉! 本体がどうか分かるならあの鬼に教えてあげて!」
 睦彦「善逸! 一つ考えがある! 俺と連撃をする気はないか!」

 伽札「ヴッ………ヴヴ……」
 累「コイツは分身か!?」
 善逸「(寝ながら)そうだ! 本体は金属の音がする! 音からして、本体は北西にいる!」
 累「………分かった。幻のお前は、もういいよ。さよなら(ブンッ)」
 伽札(幻)「ヴ……ッ」

 〜幻が消える〜

 炭治郎「皆! 鬼の頸は俺に任せろ! 糸を斬る事だけに集中するんだ!」
 禰豆子「(コクリとうなずいて)血鬼術・爆血!!(炭治郎の進路にある糸を焼き切って)」
 炭治郎「(駆けだす)そっち、よろしく頼むっ!」

 伊之助「ったく仕方ねえ! 獣の呼吸・弐ノ牙 切り裂き!(バサッ)」
 仁乃「……善逸さんと連撃ってどういうこと? わっ! 壱ノ型 春雷!!」
 睦彦「ちょっと考えたらわかるだろ。俺の光の呼吸は雷の呼吸をアレンジした結果だ。
    雷の呼吸を抑えたうえでアレンジしてる」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!!(ブンッ)一つの型しか出来ない俺が、お前と連撃?」
 睦彦「文句でもあんのかよ。俺がお前をサポートしてやるって言ってんの!」

 伊之助「勝手にしやがれ! 俺には関係ねえ! 拾ノ牙 円転旋牙!!(ブンッ)
     おい鬼!! あとどんくらいだ?」
 累「本体との距離まで約一町。任せて(遠くの方から)」
 炭治郎「もお少し粘ってくれ!(遠くの方から)」
 仁乃「了解! 善逸さんむっくん、そっち頼んだよ! 爆黒炎+春雷 爆黒春雷!!」

 〜炎をまとった仁乃の剣によって糸が焼き切れ〜

 善逸「……準備は良いか、睦彦(刀の柄に手を添えて)」
 睦彦「それ俺のセリフ!! ……行くぜ、ちゃんとタイミングあわせろ!」

 善逸「雷の呼吸……壱ノ型 霹靂一閃・八連!!」
 睦彦「雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)!!」

 仁乃「すごい二人とも! ぴったり息があってる(バサッ)」
 伊之助「おい悠乃! よそ見すんな! (ブンッ)」

 睦彦「いいな、次行くぞ! 雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟(でんごうらいごう)!(ブンッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・神速!!」

 伽札(本体)「うわっ! いつの間に近くにっ」
 炭治郎「往生しろ! この悪鬼! 累、禰豆子、頼むっ!」
 禰豆子「ムームー! 血鬼術・爆血!!」
 伽札「あ、熱っ!」
 累「もういいよお前は。さよなら。血鬼術・殺目籠」

 〜籠状に編まれた糸が伽札の頭上から振り下ろされて〜

 伽札「ギャアア!(ズタズタに刻まれる)」
 炭治郎「今だ! 水の呼吸・拾ノ型 生生流転!!(ブンッ)」

 〜伽札の頸が斬れる〜

 かまぼこ隊一同「やったあああ!」



 ネクスト→なぜ累は蘇ったのか? 本人の口から明かされる体験とは?
      次回もお楽しみに!


 善逸と睦彦の連撃、楽しかったぁ! 書けて良かった、大満足です。
 

第11話「本当なら」 ( No.33 )
日時: 2020/03/23 16:12
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続きでーす。

〈無事に鬼を討伐したかまぼこ隊一同&累〉

 炭治郎「ありがとう累。君が居なかったら、俺たちはやられていたかもしれない」
 禰豆子「ムームー!」
 伊之助「そうだな。あのまま身体が戻らなかったと思うと、ヒヤッとするぜ」
 仁乃「善逸さんとむっくんの連撃、すっごくカッコ良かったよ!」
 善逸「いや俺は……そんなこと……なくもないな! うふふっ」
 睦彦「久しぶりに雷の方使ったから、やっぱ威力が少し落ちたな。
    まぁでも、使えないよりましか」

 累「……お礼を言われるようなことはしてないよ。
   それより君たちが僕を信じてくれたのが意外だった」

 善逸「いや、まだ俺は信じてないからね!」
 炭治郎「またそんなこと言って。善逸は耳がいいんだから、嘘ついてるか分かるだろ?」
 伊之助「そもそも、どうなってんだお前。何でまだ生きてんだ」
 禰豆子「ムー?」
 仁乃「義勇さんが倒したって聞いたけど…」
 睦彦「頸は、崩れたんだよな? ちゃんと」

 累「君たちの言う通り、僕は頸を斬られて地獄に行った。
   自分も、何で今ここにいるのか、はっきりした理由は分からない。
   でも、一つだけ思い当たることがあるとするなら……」


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 【累の話】

 〈地獄〉

 母「累ー! 水を汲んできてくれる?」
 累「うん分かった。行ってくる」
 父「じゃあ俺は、風呂の火をおこしてくるよ」

 地獄って言うと不吉な感じがするけれど、そんなことはなかった。
 ただ、一日中そらが闇に包まれていた。
 僕は父と母と三人で、人間だった時に住んでいた家とそっくりな建物で暮らしていた。


 累「水、汲んできたよ母さん」
 母「ありがとう。水は、そこのタライに入れておいてくれる?」
 累「うん(ジャーッ)」
 母「体が丈夫になって良かったわねえ。前より笑顔も増えたし。嬉しいわ」
 父「風呂、わいたぞ。累、先に入ってきなさい」


 父と母の記憶の中には、鬼になった僕の記憶は入っておらず、
 代わりに『体が丈夫になった』という設定が埋め込まれていた。

 累「(風呂の中)二人とも、本当に覚えてないんだろうか……。
   それとも、わざと言わないようにしてるのだろうか……」

 そう考えていた時だった。
 突然、自分の手が何者かに強く引っ張られた。


 累「うわっ」
 ???「お久しぶり。その後変わりはないか? 急だがお前が必要になった」
 累「(脳に直接響く声に戸惑う)だ、誰だ! やめろ! 腕を離せ!」
 ???「お前の死後、下弦は解体させた。だが下弦の伍と壱は実力があった。
     地獄に送るのはもったいない」
 累「嫌だ! お前の思い通りになんてなるものか! 僕はもう人を殺したりはしたくない!」
 ???「………お前は私の言うことを否定するのか?」


 その声を機に、自分の体が変化した。鬼の時の姿に変わっていた。

 累「うわああああ!!」
 ???「さあ、来なさい。お前は六〇〇月の資格がある」

 パニックで、そいつが何を言ったのかは聞き取れなかった。
 ずるずると腕を引っ張られた、逃げようと必死にもがいた。
 気づくと自分は、また地上に戻って来ていた。


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 累「………本当なら、僕は戻ることもなかったし君たちを助けることもなかったんだよ」

 かまぼこ隊一同「…………」
 炭治郎「えっと、君は、あくまでも鬼なんだろ? 人を、食ったりとかって…」
 禰豆子「ムームー!」
 善逸「そうだよ!! 俺もそれが気になってた!」
 伊之助「襲わねえのかよォ。目の前に人間がいるんだぜ?」
 仁乃「確か鬼って、長期間人間を食らえないと狂暴化するんだっけ…」
 睦彦「そうだな。お前と禰豆子は例外だけど、累とか言ったか。お前はどうなんだ」

 累「僕が落ちた場所は浅草……炭治郎は知ってるかな? 僕は珠世と会った」
 炭治郎「球世さんと!!??」
 善逸「お前、声でかいよ!」
 累「それで球世に、この薬を作ってもらった(着物の懐から瓶を出して)」

 伊之助「? 何だそれ」
 睦彦「カプセル錠だな」
 累「……この中には人間の血液が少量入っているらしい。
   これを服用することで、人を襲わずに生きていられるって」

 仁乃「な、なるほど。その珠世さん、凄いね。
    確か禰豆子を人間に戻す薬も作ってくれてるんでしょ?」
 善逸「そうなの!?」
 炭治郎「うん。珠世さんに会ったってことは、愈史郎君にも?」
 累「ああ、あの人。僕が珠世に血液を採られてるとき、ずっと歯ぎしりしてたよ。
   うるさいから糸で縛っておいたけどね」

 かまぼこ隊一同「…………愈史郎さん可哀そうに……」
 累「…恐らく、あの方はとてつもない計画を考えているはず。
   僕が運よくあの方の元を逃れられたのは奇跡だったかもしれない。
   今後何がどうなるか分かんないってことだよ」

 炭治郎「………鬼舞辻無惨。一体何を企んで……」


 〜朝日が差し始める〜


 炭治郎「やばい! 禰豆子、早く箱に入れ!!」
 禰豆子「(慌てて木箱の中へ)」
 仁乃「(羽織を脱いで、累に被せる)」
 伊之助「おいおいどうすんだよ。この鬼は」
 炭治郎「鱗滝さんに手紙を出して、預かってもらおう。善逸、伊之助!」
 善逸「な、何だよ」
 炭治郎「向こうの家に、確か籠があった! 持って来てくれ。善逸、籠を編め! すぐに」
 伊之助「うおおおお! 任せろォ!」
 善逸「すぐに!? ハイハイハイハイやればいいんでしょやれば!」


 〜10分後〜

〈かまぼこ隊一同・下山〉

 伊之助「重い……(編んだ籠の中に累を入れ、善逸の羽織をかぶせて蓋をしている)」
 炭治郎「ごめんな伊之助。俺と代わるか?」
 伊之助「大丈夫だ! 俺がやる!」
 善逸「痛っっ!んも〜めっちゃ急いで編んだから手に刺さったぁ!」
 仁乃「何はともあれ、無事に済んでよかったね」
 睦彦「……そうだな。この後凄い展開が待ち受けてそうだが……俺に任せておけ!」


 第2章終わり!
 →第3章へ続く!


 ネクスト→第3章ではかまぼこ隊は一旦おやすみ=登場なし。
      柱たちがメインになります。時間軸で言うと、伽札戦と同時期。
      かまぼこ隊が戦っているとき、柱はどんなことをしてたのかな?
      次回もお楽しみに!

 
 

第12話「列車の中」 ( No.34 )
日時: 2020/03/24 16:51
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

〈駅に到着した義勇&しのぶ 合同任務にて〉

 しのぶ「わぁ、人が多いですね。列車で移動するのは久しぶりです」
 義勇「……そうだな」
 しのぶ「相変わらず長くは喋ってくれないんですね冨岡さん。
     折角一緒の任務ですし、仲良くしましょうよ」
 義勇「………(切符売り場へ)」
 しのぶ「何とか仰ってくださーい」
 義勇「俺は嫌われてない」
 しのぶ「口を開いたかと思えばまたそのセリフですか。いい加減聞き飽きましたよ…。
     冨岡さん、駅弁でも食べますか? おごりますよ」
 義勇「……じゃあ鮭大根で」
 しのぶ「了解しました(ニッコリ)」


 〜義勇・切符売り場〜

 駅員「こちらのルートだどこの切符になります」
 義勇「ではそれで。……お金はこれで」
 駅員「かしこまりました—」
 義勇「………(胡蝶との合同任務、慣れん……)」


 義勇「(切符も買ったし胡蝶と合流するか……どこに行ったあいつ…)」
 しのぶ「ギャアァァァァァ!」
 義勇「胡蝶の悲鳴……何かあったのか?!(駆け出して)」

 
 しのぶ「キャア! こ、来ないでください……っ」
 猫「にゃーん にゃーん にゃーん」
 犬「ワン! ワンワン!」
 義勇「……胡蝶、大丈夫か? どうした」
 しのぶ「私、全身に毛が生えた動物は無理なんです……」

 猫「にゃーん にゃーん にゃーーん」
 義勇「(*^▽^*) (なでなで)」
 猫「ゴロゴロ」
 義勇「(*^▽^*)」
 しのぶ「あの、冨岡さん。戯れているところすみませんが、腰が抜けてしまって……。
     申しわけないですがおぶってもらえませんか」
 義勇「(゜_゜>)」

 
 〜義勇・しのぶをおんぶしながら列車の方へ〜

 義勇「……お前、そんなに無理なのか」
 しのぶ「………はい……」
 義勇「毛がはいているという条件なら、人間もダメじゃないのか」
 しのぶ「大丈夫ですよ。人間はこう、『毛深く』はないんで」
 義勇「…………初めて聞いたぞ、『毛深いモノ恐怖症』」
 しのぶ「人の症状に名前など付けなくて結構ですよ。嫌がらせでしょうか?」


 〜ガタン ゴトン ガタン ゴトン〜

 義勇「………列車が来た。そろそろ自分で歩け(しのぶを降ろす)」
 しのぶ「恥ずかしい所を見せてしまいましたね。すみません。じゃあ行きましょうか」


〈列車の中〉

 しのぶ「なるほど。この列車の席は対面タイプなんですね(席に着く)」
 義勇「何てことをしてくれるんだ(ボソッ)(しのぶの対面に座る)」
 しのぶ「? 何か言いました?」
 義勇「何でもない(対面とかマジで緊張するし相手胡蝶だようーわ!)」
 しのぶ「………心の声が漏れ聞こえてますが」
 義勇「そ、ソンナコト」
 しのぶ「冗談ですよー(ニッコリ)」

 義勇「………あの猫と犬は、俺を嫌ってないぞ」
 しのぶ「(持参のおにぎりを口に運ぼうとし)……いきなりなんでしょうか?」
 義勇「猫は可愛いし、犬も可愛い。少なくても俺は、動物側からは嫌われてないということだ」
 しのぶ「………かなり気にしておられるんですね。自分が嫌われていること」
 義勇「(ピキ————ン)ソンナコトナイシ」
 しのぶ「まぁ、そうなんですか。わざわざ猫や犬も使って説明したのにですか。へぇ」
 義勇「(やっぱり胡蝶、お前は苦手だ……)」


 ネクスト→列車の中、二人のトークはまだまだ続く。
      次回もお楽しみに!
 
 
 

 第12話「列車の中」(2) ( No.35 )
日時: 2020/03/24 16:48
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 漫画でよくある「学校に宿題忘れる」というミスを終業式の今日にやってしまいました。
 ………まあ宿題なんてなくてもいいんだけどね☆
 先生の目がキラリと光ったかな? 今。
 ってことで学校を二往復したむう、続き行きます。


〈義勇&しのぶ 再び列車の中にて〉

 しのぶ「(おにぎりもぐもぐ)要するに冨岡さんは人見知りだと推測します。
     けれど大丈夫です。しっかり目を見て会話を繰り返せば、仲良しになれます」
 義勇「俺は人見知りじゃない。上手く話せないだけだ(割り箸を割りながら)」
 しのぶ「(それを人見知りと呼ぶのでは…)」

 義勇「(弁当の蓋を開ける)」
 しのぶ「あ、駅弁の鮭大根。中身がつぶれてしまったんですが私のと取り替えます?」
 義勇「鮭大根おいしい(モグモグ)」
 しのぶ「言うタイミングが遅すぎたようですね。冨岡さんが大丈夫なら問題ないでしょう」

 義勇「胡蝶のそれは自分で作ったのか」
 しのぶ「いいえ。アオイとカナヲが差し入れにと」
 義勇「……なるほど。鮭大根うまい(*^▽^*)」
 しのぶ「(あの冨岡さんが笑ってる……)」

 〜ガタン ゴトン ガタン ゴトン〜

 しのぶ「この前の伊之助くんの誕生日サプライズは楽しかったですね(もぐもぐ)」
 義勇「………俺がアルティメット冨坂をやった奴だな(もぐもぐ)」
 しのぶ「それを言うなら、私もMr.Sを演じましたしお互い様ですよ」
 義勇「脚本作成がが宇髄と睦彦だったからな。ご馳走さまでした」
 しのぶ「(は、早っ)あー、あのお二人は我が強いですから(ニッコリ)」

 義勇「時透とはその後どうだ」
 しのぶ「ちゃんと今まで通り、仲良くやれてますよ。
     まぁあの時は感情の制御ができなかった私の責任でもありますしね」
 義勇「………あの時は大変だった」
 しのぶ「お互いがお互いを『嫌っている』状態でしたからねー」
 義勇「………胡蝶。もうそれ以上話すな」
 しのぶ「何でですか? もしかして冨岡さんの中では『嫌っている』もNGワードで?」
 義勇「もうそれ以上話すなと言ったぞ」

 しのぶ「ああ、そうそう。もうすぐ柱合会議ですね」
 義勇「………話をそらそうとするな」
 しのぶ「それはそうとして冨岡さん。私との会話は上手くできてますよ?
     もしかして私となら話しやすいんですか? だったら嬉しいのですが」

 義勇「………」
 

 〜義勇の想像〜

 煉獄『おう冨岡! 調子はどうだ!』=暑苦しい
 伊黒『………どういうつもりだ冨岡』=完全に敵視されている
 蜜璃『冨岡さんっ。あんなところに一人ぼっち、可愛い!』=何となく話しかけにくい
 無一郎『あ、冨岡さん。おはようございます。実は……何だっけ』=年下すぎて話せない
 宇髄『何やってやがる冨岡! 地味に凹むな馬鹿野郎が』=個性強すぎて話に乗れない
 悲鳴嶼『南無阿弥陀仏……』=得体が知れない
 実弥『おいおい、どういうつもりだァ?』=敵視されている気がする


 義勇「………否定はしない」
 しのぶ「そうですか、良かったです。嫌われている自覚がなかった冨岡さんですが、
     ようやく話し相手が見つかったようですね(ニッコリ)」
 義勇「…前言撤回させてもらう」
 しのぶ「ワイ?(訳:何で?」


 〜ガタン プシュー————ッ(停止音)〜


 しのぶ「さて。そろそろ行きますよ冨岡さん。任務へ」
 義勇「…了解した」


 ネクスト→義勇&しのぶ、任務執行開始☆
      次回もお楽しみに!

 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.36 )
日時: 2020/03/24 18:28
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 【大正コソコソ噂話】

 むうの鎹鴉、むう太郎(チュン太郎みたいに言うなw)による大事なお知らせ! 
 心して聞くように!
 ※そんな大げさなものじゃないので楽〜に風呂に浸かりながら聞いて下さいね。
 スマホ、iPadは水につけないようにご注意を。壊れますからね。。

 第5章(だいぶ先じゃねーかという突っ込みは無しで)らへんでオリキャラのご登場!
 「どんだけオリキャラ出るんだよ、もう飽きたわ」って言う人、ホント—にごめんなさい!
 もうこれ以上は出ないと思う……だから許して。おはぎあげるよ♪(何故に)

 名前は既に決まってまして、宵宮有為(よいみや・うい)ちゃんと言います。
 僕っ子です。「ボクは〇〇です」みたいな感じの子です。
 設定はあまり深く考えてないので設定はも〜少し待っててね。

 結構この作品の展開上重要キャラです。。
 彼女との再会は既に構想があって、けっこー楽しくなる予定です。

 ニクネは「ういちー」とでも呼んでください。ただ有為ちゃんのキャラだと
「………一遍死んでください」と言われるかもしれないですが。
 こんな感じで冷静な僕っ子なので、「僕っ子キャラ好き!」って言う方はお楽しみにね。

 有為「ボクの登場を楽しみに待っててくださいね。それではまた本編で会いましょう」

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.37 )
日時: 2020/03/24 20:06
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

ワーイボクッコダー
私も宿題わしゅれた(−_−;)

第13話「九人揃えば何とやら」 ( No.38 )
日時: 2020/03/25 16:12
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 本編始める前にお詫び!
 柱9人をグループに分けて書く予定だったのがもう一気に全員登場させちゃうことにしました。
 返ってそれがいい……のか分かるませんっ!(←そんな日本語はない)
 では、「柱だよ! 全員集合!」(いやタイトル違うだろ)、どうぞ!


〈目的地の最寄り駅に到着した二人〉
 
 しのぶ「さて、お仕事頑張りましょう」
 義勇「(コクリ)」
 鎹鴉「北北西! 北北西! カァ!」
 義勇「北北西だと、向こうの出口か」
 しのぶ「そうですね。行きましょうか」

 〜出口〜

 ???「嘘、どういうことなの? 私たちの目的地、ここじゃないわよね?」
 鎹鴉「目的地至急変更! カァ!」
 ???「つまり、僕たち柱が駆り出されるレベルの事件がこの近くで発生したと…」
 鎹鴉「ソウイウコトダ!」

 しのぶ「あら? あちらにいらっしゃるのは…」
 義勇「偶然なのかどうなのか」

 蜜璃「あ、しのぶちゃん! 聞いてよ、何か急に目的地が変更になったのよ〜!
    そこ、おいしい料理とか温泉もあったのに〜」
 しのぶ「それは残念でしたね。ところで、一つお聞きしたいのですが」
 無一郎「何ですか?」
 義勇「時透か。一瞬、貞子かと思った…」

 しのぶ「お二人とも、全身びしょ濡れなんですが何かありました?」
 蜜璃「あー。えっと、かなとこ雲って知ってる? 大雨を引き起こすんだけど…」
 無一郎「駅に向かう途中で、大雨に見舞われて、この有様に……」
 義勇「なるほど」
 
 しのぶ「お二人とも北北西へ向かわれるんですか?」
 蜜璃「そうね。鴉の情報によると、他の柱たちも……」

 煉獄「そこにいたか皆! どうやら柱9人の合同任務となってしまったようだな!」
 伊黒「煉獄。その馬鹿でかい声はなんとかならんのかね。うるさいのだが」
 四人「煉獄さん、伊黒さん!」
 伊黒「! 甘露寺っ!? ………全身が濡れているようだからこれで拭け」
 蜜璃「手ぬぐい…。ありがとうっ」
 伊黒「…………さっさと拭け」

 宇髄「派手に話に割り込む祭りの神、それが俺だ!」
 実弥「まさか全員集合なんてないわな、とは思ったが嘘じゃねえようだなァ」
 悲鳴嶼「柱が全員揃ったか、誰か点呼願う……南無阿弥陀仏……」
 実弥「悲鳴嶼さんよォ、そんなことしなくても顔見れば分かんだろ」

 無一郎「……すみません。皆さんの名前忘れました」
 しのぶ「点呼の必要性、あったようですね」
 義勇「(人が増えるなんて聞いてない……←人見知り)」
 宇髄「ならば俺が派手に名前を呼ぶぜ! 大声で返事しろ」
 伊黒「……アホが。駅の中なんだから大声出すな」

 宇髄「では行くぞ!【水柱】冨岡義勇!」
 義勇「………はい」
 蜜璃「(相変わらず遠くで一人ぼっち。可愛い!)」
 煉獄「声が小さいぞ冨岡! 腹式呼吸だ! わっしょいわっしょい!」
 悲鳴嶼「………次、お願いする……」

 宇髄「【蟲柱】胡蝶しのぶ!」
 しのぶ「はい。お呼びいただきありがとうございます(ぺこり)」
 無一郎「……あなたが胡蝶さんですね」
 実弥「……今分かったみたいな顔すんじゃねえよ時透。前にケンカしたらしいじゃねえか」
 無一郎「……あ、そうでした。てへ」
 柱一同「(ズッキューン! 無一郎のテヘペロでキュン死)」

 宇髄「【炎柱】煉獄杏寿郎!」
 煉獄「よろしく頼む!」
 蜜璃「(煉獄さん、ハキハキしてて素敵!〉キュンッ」

 宇髄「【蛇柱】伊黒小芭内!」
 伊黒「言っとくが俺は甘露寺以外信用していないからな」
 しのぶ「甘露寺さんだけ信用する当たり、私情に関係します?」
 伊黒「黙れ胡蝶」

 宇髄「【恋柱】甘露寺蜜璃!」
 蜜璃「はいっ! 皆よろしくねー。一緒に頑張りましょっ」

 宇髄「【霞柱】時透無一郎!」
 無一郎「………よろしくお願いします…」
 義勇「自分の名前は忘れないんだな」
 無一郎「……流石にそれはないです。舐めていますか?」
 義勇「いや…」

 宇髄「【風柱】不死川実弥!」
 実弥「呼ばれたんで返事するぜ。おうよ」

 宇髄「【岩柱】悲鳴嶼行冥!」
 悲鳴嶼「………はい。南無阿弥陀仏……」

 宇髄「そしてこの祭りの神こと、【音柱】宇髄天元だ! 遅刻した者はいなそうだな!」
 しのぶ「だとしたら大問題ですけれどね」
 義勇「……そろそろ行くか?」

 蜜璃「あ、ちょっと待って〜私たち向こうで着替えてきますー。びしょびしょだし」
 煉獄「隊服の替えがあるとは! 用意周到! 心より感心する!」
 無一郎「では、行ってきます(蜜璃と一緒に向こうへ)」

 伊黒「信用しない。信用しない。時透が甘露寺と合同任務の予定だったことなど信用しない」
 宇髄「地味に敵意が漏れてるぞ伊黒。らしくねぇじゃねえか」
 伊黒「黙れ宇髄」
 実弥「それより、俺ら全員出陣するくらいのレベルなんだろォ? どんな相手だろうなァ」
 悲鳴嶼「予想は外れることもあるものだ……私たちを集めたかっただけかもしれない。作者が」
 実弥「そうだったらマジで俺たち全員ボケ役じゃねえか。柱を何だと思ってやがる」

 ※すみません。。

 蜜璃「お待たせ—! すっきりしたあ」
 無一郎「……髪はまだ濡れてますがいずれかわくと思います」
 しのぶ「では、行きましょうか」
 柱一同「オー—!」


 ネクスト→柱9人が向かった北北西の町では、鬼たちの猛攻が?!
      9人力を合わせて任務執行しろ!
      次回もお楽しみに!


 戦闘できなくてすみません。
 話の構成考えるのムズイ……。
 
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.39 )
日時: 2020/03/25 20:45
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

いつ見ても面白い。
てへぺろ 想像
結果







尊死 (ToT)/~~~
さよならぁ

 第14話「鬼の猛攻」 ( No.40 )
日時: 2020/03/26 16:05
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 サクラちゃん、コメントありがとう!
 いつ見ても面白い、サイコーの感想ですっ。
 これからも執筆頑張るぞー!

〈北北西の町へ到着した柱9人〉

 柱一同「……何だ、これは……」

 〜屋根や戸が崩壊したり、潰れている家を見て絶句〜

 義勇「ひどいな…」
 しのぶ「つぶれた家は両手足で数えても足りないですね…」
 蜜璃「鬼の仕業としたら十二鬼月かしら。怖いわね……何てことを」
 実弥「要するにその鬼を殺せばいい話だろォ?」
 煉獄「うむ! この惨い仕打ちを誰が許せる!」
 無一郎「……でも、まず町の人に事情を聴いた方がいいのでは」
 伊黒「そうだなと頷きたいところだが、人っ子一人いないぞ」
 宇髄「しょうがない。地味に町中を歩き回ってみるか」
 悲鳴嶼「賛成する……南無阿弥陀仏……」

 〈町中を探索する9人〉

 ???「あれ、誰か来たね。どうする、骸(むくろ)ちゃん」
 ???「今まで通りで大丈夫。あなたらしくやればいい」
 ???「よーし、骸ちゃんにいいとこ見せないと! いけ、皆!」

 〜義勇、背中側に気配を感じて振り向く〜

 義勇「! 皆、後ろ! 凄い鬼の数だ」

 〜雑魚鬼が六十体ほど押し寄せてくる〜

 伊黒「チッ。雑魚鬼どもが」
 しのぶ「外見から人間の面影はないですね(刀の柄を握る)。鬼の数は六十。
     一人六体以上倒しましょう」

 無一郎「了解しました」
 蜜璃「よーし、頑張るぞぉ!」
 宇髄「誰よりも派手に頸を斬ってやるぜ!」
 実弥「倒し甲斐があって実におもしれえ!」
 煉獄「九人で協力して頑張ろう!」
 悲鳴嶼「……気を引き締めていこう…南無阿弥陀仏……」

 〜九人、ダッと駆け出して〜

 【義勇VS雑魚鬼】

 雑魚鬼6体「(義勇の方へ突進)ァァァァァ!!」
 義勇「水の呼吸・参ノ型 流流舞い(ビシャッ)」
 雑魚鬼3体「(3体消滅)ビュンッ(体がひも状に変形、突進)」
 義勇「(! 身体が変形した)……全集中・水の呼吸・拾壱ノ型 凪」
 雑魚鬼「ギャ!(斬られたが即回復)」
 義勇「回復速度が異様に速い……凪が効かない……!」

 【しのぶVS雑魚鬼】

 しのぶ「知性は失っているようですね。可哀そうに。優しい毒を使いましょうね」
 雑魚鬼3体「ウガァァ!(牙をむき出して飛び掛かってくる)」
 しのぶ「(大きく踏み込んで)蟲の呼吸・蜻蛉ノ舞 複眼六角!!(グサッ)」
 雑魚鬼「(毒を食らったが倒れず)」
 しのぶ「馬鹿な……下級の鬼ならすぐ絶命するはずなのに…。
     血鬼術は持たないのに異次元の体力。どういうことでしょうか?」

 【蜜璃&伊黒VS雑魚鬼】

 蜜璃「ギャー! いっぱい来た! 受けきれるかしら!?」
 伊黒「慌てるな甘露寺。大丈夫だ。こっちで何とかする」
 雑魚鬼10体「ウガァァ!(ビュン←口から無数の毒針を噴射)」
 蜜璃・伊黒「(!!?)」
 蜜璃「恋の呼吸・陸ノ型 猫脚恋風!!(バサッ)」

 伊黒「毒針は全部斬れたな。よし、次は頸を……。!? 鬼の姿が消えている! 探せ!」
 蜜璃「(周囲を注意深く見渡して)確か血の量が微量の鬼は術は持ってないんじゃなかった?」


 ???「相変わらず滅茶苦茶な戦法ね、燐月(りんげつ)」
 ???「まあね。あっちの体力を消耗させて、後から食べる計算だよ」
 ???「この町の住民を全員葬ったのにこりないわね」
 ???「食欲旺盛と言ってくれると嬉しいな。さて、彼らはどこまで持ちこたえられるかな?」


 ネクスト→無一郎&煉獄、宇髄&実弥&悲鳴嶼VS雑魚鬼。
      何で雑魚鬼が血鬼術を使えるのか? 苦戦を強いられる長丁場の戦い!
      次回もお楽しみに!

 第14話「鬼の猛攻」(2) ( No.41 )
日時: 2020/03/27 16:38
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 続き!

【無一郎&煉獄VS雑魚鬼】

 雑魚鬼10体「ァ……アア…ァ」
 無一郎「うるさい。ちょっと黙ってくれる?」
 煉獄「時透! そっちの五体を頼む! 残りは俺に任せろ!」
 無一郎「了解です」

 〜二人とも同時に地を蹴って〜

 雑魚鬼5体「(無一郎の方へ突進)」
 無一郎「突進するだけの単純な動き。頸を斬られたくないなら頭を使いなよ(刀を抜いて)」
 雑魚鬼5体「ァァァァァ!!」
 無一郎「霞の呼吸・陸ノ型 月の霞消(ビシャッ)
     こんなに弱いんじゃだめだね。煉獄さん、こっちは終わりまし……」
 雑魚鬼「(グサッッッ!←雑魚鬼1体の右手が無一郎の腹に貫通)」
 無一郎「カハッッ!!」

 煉獄「時透————!! (無一郎の方へ駆けだして)」
 雑魚鬼「ァァァァァ!」
 煉獄「悪いが今は貴様らの攻撃など関係ない! (ビシャッ)」
 

 〜雑魚鬼、無一郎に負傷を与えた一体以外消滅〜

 煉獄「大丈夫か!」
 無一郎「は、はい、ちょっとしくじっただけで……(刀を鬼の腕に当てて斬ろうとする)
     刃が通らないっっ!!」
 煉獄「(何故だ? なぜあの程度の鬼がここまで強い!? 何が起こってる?)
    時透、もう少し辛抱してくれ!」
 無一郎「僕の方は大丈夫なんで……皆の方へ行ってください……」
 煉獄「そんなことできるわけないだろう! 俺はここで見張る!」


【宇髄&実弥&悲鳴嶼VS雑魚鬼】

 実弥「おいおいおいおい、こりゃあどういうことだ? 頸を斬っても死なねえぞオイ」
 雑魚鬼「ウガァガァ!!(突進してくる)」
 宇髄「全く、訳が分からねえ! 音の呼吸・壱ノ型 轟!!(ドォンッッ)」
 悲鳴嶼「………やったか……?」
 雑魚鬼「(ゆらりと起き上がって)」

 実弥「嘘だろオイ、俺らがどうにかしちまったのかよ。こんな雑魚鬼がまさか十二鬼月?」
 宇髄「んなわけあるかと派手に突っ込みてえが、常識外れなのは間違いないぜ」
 雑魚鬼「ウガァァァ!!(突進してくる)」
 実弥「風の呼吸・壱ノ型 塵旋風・削ぎ!!」

 雑魚鬼「(胴を真っ二つに斬られる)ギャァァァァァ!!」
 実弥「嘘だろ? また生きてんぞコイツ」
 悲鳴嶼「………私にやらせてくれないか……(鎖につながれた鉄球を構えて)」

 宇髄「頼むぜ悲鳴嶼さんよ。俺はもう頭がゴチャゴチャしてやべぇ」
 悲鳴嶼「岩の呼吸・参ノ型 岩躯の膚!(鉄球を鬼に向かって振り下ろす)」
 雑魚鬼「ギャァァァァァ!(即回復)」
 実弥「嘘だろ……!? これじゃまるで歯が立たねえじゃねえか……」

 【一方義勇】

 義勇「はあ……はあ……クソッ……」
 雑魚鬼「ギャァァァァァ!」
 義勇「壱ノ型……水面斬りっ!」
 雑魚鬼「(ドサッと倒れ)」
 義勇「もう……体が動かない……ダメだ……(ドサッ)」

 【一方しのぶ】

 しのぶ「き、斬られたっ…なかなか血が止まらない……」
 雑魚鬼「ブンッ←(切っ先の鋭い棘を発生)」
 しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ!(辛うじて避ける)
     体力が……もうギリギリ……誰か、早く……」


 【一方蜜璃&伊黒】

 蜜璃「キャアァァ!(突然背後に現れた鬼に噛みつかれる)」
 伊黒「甘露寺———!! 早く止血しろ、早く!!」
 雑魚鬼「グルルル……」
 蜜璃「(ドサッと地面に倒れて)」
 伊黒「腹立たしい……蛇の呼吸・弐ノ型…うっ(ドサッ)」



 ???「やばいやばいやばい急げ急げ急げ! あっちだっ おいお前遅いぞ!!」
 ???「うるさいな。大声出さないでくれる? 合わないね、君とは」
 ???「二人とも、雑魚鬼を操っている鬼は向こうです。奴らを頼みます。
     私は柱のみなさんを安全な所に避難させますので」

 ???「○○様、今日も美しい……!」
 ???「ねえ。戯言言う暇ないから、さっさと行きなよ。刻むよ?」
 ???「物騒なこと言うな! ほれ、『目』だ! 頼んだぞ!」



 ネクスト→柱、大ピンチ!!
      そこに現れた人物とは?
      次回もお楽しみに!
 

第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」 ( No.42 )
日時: 2020/03/27 16:40
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 〈柱、大ピンチ〉

 〜とある屋根の上〜

 骸「……なかなかやるじゃない。ほら、もう五人倒れたわ。さっさと食ったら?」
 燐月「そうだねぇ。こんなに早く柱を倒せるなんて夢のようだね」
 骸「……あの鬱陶しい封印がなければよかったのに」
 燐月「まあ、過去のことをくだくだ考えてもしょうがないしさ。骸ちゃん、誰食べる?
    俺はあの恋柱と蟲柱を一気に食べたいところだけど」

 骸「物忘れがひどいわね貴方。私は食べれないのよ」
 燐月「あーそうだった。骸ちゃんって変な体してるよねえ」
 骸「……そこまで失礼な言葉を吐いたのは同胞の中でも貴方が初めてよ」
 燐月「うわ、ごめんねー」

 骸「さっさと食べたらどう? 早くしないと夜が明けるわよ。それに『呪い』もあるし…」
 燐月「チッ。あの宵宮とかいう陰陽師め。じゃあ、呪いが発動しないうちに食べて来よーっと」

 ???「(ガッ)」
 燐月「うおわっっっ(何者かに背中を蹴られ、大きくよろける)」
 ???「(ドンッ)」
 燐月「ギャアァァァァァ!落ちるっっ」

 骸「どうしたの燐月。勝手に騒いで…。平衡感覚がおかしくなったの?」
 燐月「違うんだよ骸ちゃんっ! 誰かが俺を蹴ったり叩いたりするんだっ」
 骸「………(周りを見渡して)誰もいないけれど」
 燐月「いや、いるんだって! 見えないかもしれないけどさ!」


 ???「(ブンッッ)」
 骸「ひゃああっっ(何かに腕を引っ張られ前のめりになる)」
 燐月「何だこれ? 骸ちゃん、手に何か絡まって……糸?」
 ???「とっとと消え失せろ!(ブンッ)」
 骸・燐月「うわああああっっ(地面へ落下)」


 〜二人の動揺により、雑魚鬼が消滅〜


 【宇髄&実弥&悲鳴嶼 一行】


 実弥「? おい勝手に消えたぞ!? 罠か??」
 宇髄「……どうやら危機は去った…のか?」
 ???「皆さん、手を貸してください!」
 悲鳴嶼「……? あなたはどなたで……!!? 時透っ!」

 珠世「(無一郎をおぶっている)私は珠世というものです。
    あの雑魚鬼たちを操っていた鬼は、私の連れが対処してくれています」

 実弥「テメエは何者だ?」
 珠世「詳しく説明したいところですがそれは後で。
    実は炎柱さんを除き後の柱の皆さんが気絶しています。皆さんも運んでください」

 宇髄「マジかよ。おい行くぞ!」
 悲鳴嶼「……何と言うことだ。冨岡たちがやられるとは……
    球世様、あなたに心より感謝申し上げる……」


 
 愈史郎「これで俺の役目は終わりだ。後を頼む(体に目を描いた紙をつけている)」
 累「……分かった(同じく愈史郎の血鬼術で透明化している)」
 愈史郎「おまえな! 何でお前が球世様と一緒に行動してるんだ!あとでちゃんと説明しろ!」

 累「カプセル錠を全部飲み終わったから、新しいのをもらいに…」
 愈史郎「お前許さねえぇ!! さっさと始末してこい! あとで数発殴る!」
 累「いいよ? その前に僕が君を縛るから(駆け出して)


 骸「………全く、何者かの襲撃を食らってしまったわね。貴方の操り人形も消えたわ」
 燐月「ええー。折角頑張って作ったのにぃ…うっ! む、胸がっ」
 骸「……来たわね、呪いの効果」
 燐月「ゴホッゴホゴホ」

 累「……やあ、どうもこんばんは。今からお前たちをバラバラに刻みます」
 燐月「だ、誰だ!? どこにいるっ!?」
 累「累の三分クッキング、開始(ブンッ←糸を二人の体に巻き付ける)」
 骸・燐月「うぐっっ!」
 累「テレレテテテ、テレレテテテ(三分クッキングの音楽)ブンッ」
 骸・燐月「かはっっ(ブシュッ←血飛沫)」

 累「あれ、死なない。すぐに傷がふさがる。まあ関係ないけどね(更に強く締めあげて)」
 骸・燐月「うっっ」
 累「…………人間に手出しをするな(ブンッ←遠くへ投げ飛ばして)」

 骸「……燐月。今日は諦めましょう。もうすぐ日が昇る。ほら、もう西側が明るくなってきてる」
 燐月「悔しいけどそれが最善手のようだね。邪魔者も入っちゃったし、計画が丸つぶれ」
 骸「町人を全員食べたんだからいいんじゃない?『父上』もきっと許してくださるはずよ」
 燐月「そうかなー。君のパパ怖いんだもん」
 骸「娘には優しいわ」
 燐月「……親バカか」



 愈史郎「球世様、そちらはどうでしたか!」
 珠世「累くんに頼んで、全員を大きな糸玉に入れて私の診療所に連れて行くように頼んでます」
 累「……ほら見て、こうやれば重い人間を運ばなくていいし、僕の糸で操れるから便利」
 愈史郎「おおおおお前何やってんだよ? そ、そんな患者の扱い方あるか!」
 累「……だって球世が」
 愈史郎「球世様も、そんな無茶なこと承知しないでください!」
 珠世「テヘ」
 愈史郎「珠世様、今日も美しい……」


 球世「さて、急ぎますよ。朝日の上る前に皆さんを診療所へ」 
 累「……OK。この糸玉、このまま持っていけばいいね?」
 愈史郎「いやいやいやいや! 珠世様、そんな患者の扱いはダメですよ!」


 〜ギャースカギャースカ〜


 ネクスト→柱たちを襲った鬼の正体は?
      骸と燐月は下弦? 上弦? それとも?
      次回もお楽しみに!


 次回は短くなりそうですが許して下さいっ。
 

 

第16話「瞳の数字」 ( No.43 )
日時: 2020/03/26 17:46
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


 愈史郎「おまえな! お前! 許さない! 絶対に!」
 累「うるさいな……君もサイコロステーキにしてあげようか」
 珠世「物騒なこと言わないでください」

 〜ザーッと風が吹いて〜

 愈史郎「あ、あの鬼!」

 
 屋根の上に黒いワンピースに身を包んだ鬼の少女が立っている。
 名前は確か、骸と呼ばれていた。


 骸「またどこかで会いましょ」
 累「瞳に数字が……上弦の……零!??」


 骸「ふふふ(スッと消える)」

 愈史郎「何だよ上弦の零って」
 珠世「普通、十二鬼月は下弦が壱から陸、上弦も同じく壱から陸。零などないはずですが…」
 累「上弦の零……。あいつは何者なんだ……?」


 第3章終わり!
 →第4章に続く!


 めっちゃ短いけど許してください−m(__)m

 

 第17話「再会とちょっとした喧騒」 ( No.44 )
日時: 2020/03/27 05:16
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 【柱合会議の前日 夜7時ごろ】

 〈藤の花の家紋の家〉

 炭治郎「おーい皆! 速報! 明日、全員鬼殺隊の本部へ行けと連絡があ……」
 善逸「何でよ! なんで俺らの出番ないのよ! あー———暇だわ! マジで!!」
 禰豆子「ムームー(なでなで)」

 伊之助「俺こっちの布団使うから!(一番右の布団の上に乗っかって)」
 善逸「好きにすればいいんじゃない!? アーー—!
    それにさぁ、俺が禰豆子ちゃんとキャッキャしてたことも全部スルーされてるしさぁー」
 仁乃「書く必要性が無かったんじゃない?」
 睦彦「…善逸、お前ちょっと落ち着けよ。毎日のように騒がれても困んだから」

 炭治郎「皆! 明日、本部に行けとさっき鴉から連絡が入ったぞ!(二回目)」
 かまぼこ隊一同「マジで!!?」

 善逸「何よ何なのよ、俺たちなんか悪いことした? だから呼ばれるの??」
 炭治郎「いや、累のことで話が聞きたいって…。あと柱もこの前大変な事態に」
 仁乃「柱の9人に何かあったのかな…心配…」
 伊之助「あ? 本部がなんだって?(全く聞いてない)」
 睦彦「明日! 本部に! 行くんだよ、つーか話聞いとけよ!!」

 仁乃「私本部に行ったことあるけど……(乾いた笑い)」
 伊之助「どうしたお前。冷や汗が出てるぞ? 大丈夫か?」
 睦彦「あーー、もしかして、俺が同行した時の奴な」
 善逸「何、なんなの? 仁乃ちゃんまさか本部で痛めつけられて心臓に傷負っちゃった?
    俺がケアしてあげる!!」
 炭治郎「今俺が一番ケアしたいのは善逸の方だ。最近、情緒不安定だし」

 仁乃「私の身体の事で本部に連行されたんだけど、風柱さんに刺されまくったんだ」
 炭治郎「不死川さん躊躇ないな……」
 禰豆子「(善逸と仁乃ををギュッと抱きしめて)」

 善逸「うわーんありがとう禰豆子ちゃーーん!(ハッ)そうだ、累の奴殺してこないと」
 かまぼこ隊一同「!!?」
 炭治郎「おいおい大丈夫か善逸。水あるぞ飲むか?」
 睦彦「炭治郎。そういう問題じゃねえと思うぜこれは」
 伊之助「あいつかどうにかしたのかよ紋逸。てかあの鬼今鱗坂んとこにいるぞ」
 仁乃「鱗滝さんね。累くんがどうしたの?」

 睦彦「あーー善逸お前あの事まだ根に持ってんのかよ!?」
 炭治郎「睦彦くん、知ってるのか?」

 睦彦「この前みんなが風呂行ってる時、俺と善逸だけ先入ったじゃん?
    そん時に雑談とかしてたんだけど……」
 善逸「なぁ睦彦ぉー。聞いてたんだったら弁護してくれよぉー。分かるだろ、俺の気持ち」

 炭治郎「自分と他人は違うから分かり合えない事もあるんだよ善逸(ニッコリ)」
 禰豆子「ムー?」
 仁乃「いやいや炭治郎さん、まじめに言ってるとこ悪いけど話ずれてる」
 伊之助「何だよ遠回りな説明すんなボケ。さっさと話せよ」

 睦彦「禰豆子があの後、累にすっごくなついたじゃん。抱っこしたり頭なでたり」
 仁乃・炭治郎「あーーー」
 善逸「だから一遍殺してこようと思いまして!」
 伊之助「殺してえのはお前のその発想だな」

 禰豆子「ムームー(慌てて善逸の裾を引っ張る)」
 善逸「禰豆子ちゃん、俺があの悪鬼をメッタメタに殺してあげるからね♪」


 累「…………ねえ君、今なんて言ったの??」
 かまぼこ隊一同「ギャー———! 出たぁ!」
 炭治郎「累!? な、何でここに!?」
 禰豆子「ムームー!(累の頭を撫でてギュッと抱きしめる)」
 善逸「禰豆子ちゃーーん。こんな奴の相手しなくていいからさあ、俺とこっち行って話そ?」

 累「(糸で善逸の動きを封じて)本部に僕も行くことになったから、
    鱗滝に頼んでここに運んでもらった」
 善逸「ぐえっっ首、首締まる!」

 伊之助「……他人任せだな」
 累「(伊之助も糸で縛って)しょうがないでしょ、朝日浴びれないんだし外見のこともあるし」
 睦彦「確かに、勝手にふらふらーっと歩いたらそれだけで目立つよなお前の外見。
    俺も目立ちてえ」
 仁乃「むっくんはもう十分目立ってます」
 

 累「それで、黄色の君。さっきなんて言ったの!?」
 善逸「ギャー—————(汚い高音)許してえええ!!」
 禰豆子「ムームー」
 炭・仁・睦「(人を呪わば穴二つ……)」


 この夜、善逸の悲鳴がやむことはなかった。
 アーメン。


 ネクスト→本部に向かったかまぼこ隊一同、柱と再会☆
      ただ、15人揃って話せば何かと問題もおきまして……。
      次回もお楽しみに!

 時間の都合上、番外編を削除しました。ごめんなさい……。
 またどこかで書くかもしれないので待っててね。

 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.45 )
日時: 2020/03/27 09:05
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

おけ!
「累の3分クッキング。」
°з°∵∴プッ!
あの3人おもろいなぁ。
あの…こまけーけど
鬼の猛攻(2)で煉獄(漢字あってる?)さんが時透の事「時任」って書いてるかな?あと、球世じゃなくて珠世だと思います…?

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.46 )
日時: 2020/03/27 16:37
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 即修正してくるうーー!

 第17話「再会とちょっとした喧騒(2) ( No.47 )
日時: 2020/03/27 17:36
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 誤字脱字は持病です。暖かい目(゜-゜)←こんな感じで見守ってください。
 続き行くよー。

 【柱合会議当日】

 ???「全く、この前は散々な目に遭った……」
 ???「まさか雑魚鬼があんなに強いとは……」
 ???「甘露寺、肩の傷はその後どうだ?」
 ???「大丈夫よー。珠世さんのところで縫ってもらって、この前抜糸が終わったからー」
 ???「まさか柱9人中5人負傷とは、炎柱として不甲斐ない!!時透、腹の傷は大丈夫か!」
 ???「はい、何とか……ちゃんと塞がりました…。また痛みますけど」
 ???「斬ったあとの回復速度が派手に速い。あれだと上弦を上回ってるかもなぁ」
 ???「チッ。プライドをズタズタにされたも当然よ。あんな鬼、始めて見たぜェ」
 ???「………そのことについても、会議で話さなければならないようだ…南無阿弥陀仏……」


 伊之助「テメエな! いっつもいっつも俺に重労働させんな!
     花乃の時と言い、この鬼の時と言い俺ばっか使いやがってこの!
    (背中に禰豆子の木箱のビックサイズを背負っている)」

 ※伊之助は仁乃を負ぶったりして結構ストレス溜まってます。
  ちなみに木箱を作ってくれたのは鱗滝さんです。
  累は体を小さくできないので木箱は等身大サイズ。。

 炭治郎「ごめんな、いつもわがままばかり言って。もうちょっと頑張ってくれ、あと少し」
 善逸「伊之助の顔が死んでんだけどそんなに重いもんなのか? まあ禰豆子ちゃんに比べたらな」
 累「(箱の中)酷い言われよう……」
 仁乃「うわなんか怖い、超怖い。また風柱さんに刺されたらどうしよ……」
 睦彦「大丈夫だ胡桃沢。そんなことをする野郎は俺がとっちめてやらぁ!」


 蜜璃「あ、炭治郎くんだ! おーい炭治郎くーん!」
 伊黒「ギロリ(炭治郎に鋭い視線)」
 炭治郎「か、甘露寺、さん(伊黒の視線の圧にちょっと気後れ)」
 しのぶ「皆さんも会議に参加されるんですか?」
 義勇「………(相変わらず庭のメッチャ端っこに立ってる)」

 善逸「不本意ですよ俺は! 任務がその後なかったからゆっくりしようと思ったのに!
    昨日なんかあの蜘蛛野郎に糸で縛られて失血気味だったんですよもう本当嫌!!」
 煉獄「何かと辛い目に遭っているようだがすまない! 全然話が理解できない!」

 仁乃「み、皆さん、頭に包帯とか巻いておられますが何かあったんですか?」
 宇髄「まぁあれよ。名誉の負傷? 男の勲章? ってやつだな」
 睦彦「男の勲章!? マジで? すっげえええ!(目を輝かせて)」

 実弥「何言ってんだ宇髄さんよォ。全員バテバテだったのにどこが男の勲章だ」
 しのぶ「要するに、かっこつけたいだけですね」
 宇髄「地味に凹むコメントだな胡蝶。目立つってのはいいもんだぜェ」
 悲鳴嶼「……この子供たちも何か辛いことがあっってここに来たのだろう…可哀そうに…」

 仁乃「あの、悲鳴嶼さん。そんなことないですよ。
    まあ善逸さんが四六時中叫んでてめっちゃうるさかったって言うのはあるけど」

 善逸「だだだだってさ、何か突然『かまぼこ隊はお休み』って言われてさ??
    登場したらしたで酷い目合うし? なんか俺もう被害者役で決まってない?」
 無一郎「うん決まってる……だからこそ君のキャラは引き立つんだよ、きっと。多分。絶対」
 炭治郎「めちゃくちゃ自信なさそうに言うな時透くん」

 蜜璃「炭治郎くんたちは何の用でここに?」
 炭治郎「あ、えー——っと、また後で説明させてくれますか。ちょっと複雑なんですよね」
 伊之助「おい角太郎。もうこの箱降ろしていいかァ?」
 炭治郎「ごめんな、降ろしてくれ伊之助。なるべく日陰のところに」

 実弥「何だなんだなんだァ? 例の木箱がまた増えてんじゃねーか。お前まさか…」
 睦彦「あ、テメエ! よくもあんとき俺の同期を傷つけてくれたな?
    普通のごく普通の一般人だったら即死だったんだぞ? 責任取れよ!」
 仁乃「『普通のごく普通の一般人』って強調したら、私異常者みたいじゃん……」
 
 睦彦「(刀の柄を握って)一方的に痛めつけて楽しかったか? ああ?」
 伊黒「……おい不死川。これ以上問題を起こすなよ」
 実弥「ああん? 柱相手にいい度胸じゃねえかお前」

 しのぶ「睦彦くん、勝手なことをしないでください
   (どっかで言ったことがあるセリフですね、デジャブでしょうか?)」
 善逸「し、ししし、死ぬよお前! いくら仁乃ちゃんにカッコいいとこ見せたいからって、
    自分の命くらい重んじろよな!!」
 蜜璃「(睦彦くん、仁乃ちゃんのことを大切に思ってるのねっ素敵!)」
 
 炭治郎「お、俺も! 不死川さんに、一度だけ頭突きさせてもらえませんか!」
 悲鳴嶼「ああ……何と愚かで哀れな子供だ……南無阿弥陀仏……」
 仁乃「炭治郎さん!!?」

 宇髄「馬鹿が。竈門禰豆子はもう許可下りたんだからいいだろうが」
 炭治郎「禰豆子を差した分だけ、お願いしますっ」
 睦彦「俺も胡桃沢を差した分だけコイツを殴りてぇ」
 実弥「……面白い。お前らまとめてねじ伏せてやる!」

 蜜璃「ケンカはダメよぉ〜!!」
 無一郎「………何だっけあの鳥…」

 禰豆子「(箱の中)ムー……」
 累「(箱の中)何かギャーギャーうるさいな……」


 義勇「やめろ! お館様がいらっしゃるぞ!(前も言ったな、このセリフ)」
 一同「(ピタッと直立不動になって)」

 黒髪・白髪「お館様の、おなりです」
 お館様「やあ皆。今日はいい天気だね。君たちの喧騒、良く響いてたよ(ニコッ)」

 善逸「(やばい。目が笑ってないぞこの人……)」


 ネクスト→柱合会議開始☆
      次回もお楽しみに!

 

 

 
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.48 )
日時: 2020/03/27 20:30
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

胡桃沢とむっくん脈ありかとニヤニヤしてしまった私。

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.49 )
日時: 2021/03/19 09:05
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

【大正コソコソ噂話】
 〈むうのアレコレ〉

 Q1自分の性格をキャラに例えるなら?
 すぐに忘れるので無一郎、自己主張が苦手なのでカナヲ、鼻がいいので炭治郎。

 Q2自分の好きなところと嫌いなところ
 好きなところは趣味に没頭できるところ、嫌いなところは周りの視線を気にするところ。

 Q3今ハマっていること
 カキコでの執筆、line、ラジオを聴くこと。

 Q4今一番欲しいもの
 特殊能力w 貧血気味なので貧血にならない体、ノート。

 Q5鬼殺隊にもしは入れたらどうする?
 運動音痴なのによく入れたなと自分を疑う。

 Q6家族は誰推しですか?
 父はアオイさん、母は伊之助、弟は善逸と無一郎。

 Q7他に好きなアニメや漫画は?
 アニメはリゼロ、がっこうぐらし!など。漫画はいろいろありすぎて書けん。
 少女漫画はあまり見ないかな。
 
 Q8ポジティブorネガティブ?
 日によって。ネットではハイテンションになりやすいタイプです。

 Q9年齢は?
 11月生まれの15歳。実弥と同じ月。

 Q10座右の銘は?
 最悪の一日とは、笑わなかった一日である。

 Q11何しているときにストーリーが浮かぶ?
 お風呂、寝ているとき。夢に見ることもしょっちゅう。

 Q12どんなふうにストーリーを考えてる?
 浮かんできた話をノートにまとめてからPCで書いてます。

 Q13小説を書くときに心がけている事は?
 誤字脱字や変換ミスのチェック、改行。

 Q14好きなユーチューバーは?
 花江夏樹、まふまふ、浦島坂田船、Honeyworksなど。

 Q15好きなアーティストは?
 米津玄師、あいみょん、まふまふ、Honeyworks。

 Q16カラオケで必ず歌う曲は?
 命に嫌われている、小さな恋のうた。

 Q17好きな鬼TOP3は?
 1位累、2位あかざ、3位ぎゅうたろう

 Q18将来の夢は?
 小説家。

 Q19鬼滅で好きな名言?
 善逸の、「お前、いいご身分だな!」

 Q20最後にひとこと
 いつも小説閲覧ありがとうございます! これからも頑張ります!
 
 

 第18話「ご教示願う」 ( No.50 )
日時: 2020/03/28 09:08
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


〈お館様、登場〉

 柱一同「(片膝を立てて首を垂れる)」
 炭治郎「ババッ(慌てて土下座)」
 善逸「え、えっと、こう?(正座)」
 仁乃・睦彦「(片膝を立てて首を垂れる)」
 伊之助「(あぐら)」

 善逸「(小声)おい伊之助お前、そんな座り方ないだろ!座りなおせ」
 伊之助「ハア? 座り方なんて知らねえ!」
 

 お館様「おはよう皆。柱合会議を迎えられたことを嬉しく思うよ。
     今日はとある理由で炭治郎たちにも同席してもらった。よろしくね」

 炭治郎「は、はいっ」
 善逸「よろしくお願いしますっ」
 伊之助「ああん? 誰だテメェ」
 仁乃「(小声)失礼なこと言わないで! こちらこそよろしくお願いします」
 睦彦「ふん」

 義勇「お館様もお元気なようでなによりです」
 蜜璃「(ああ〜また先に言われちゃった! お館様への挨拶……)」
 しのぶ「ところで、お館様。実は先日……」
 お館様「その話は炭治郎たちの話の後で聞くことにするよ」
 実弥「……御意」
 伊黒「それで? 奴らの話と言うのは何なのでしょうか?」
 宇髄「呼び出される位だろ。まだ派手なことやらかしたんじゃねえのか?」
 無一郎「………とりあえず僕は黙って話を聞きます」
 悲鳴嶼「…お館様、お話の続きをお願いします…南無阿弥陀仏」

 お館様「では、まず炭治郎の話から。『あの件』についてご教示願おうか」
 炭治郎「はい。伊之助、木箱を取ってきてくれ」
 伊之助「おま、また俺様に労働させる気かよ?!」
 善逸「……おい物語の序盤で争うなよ。ったく仕方ない。俺が行ってくるわ」
 炭治郎「ありがとう善逸」
 仁乃「大丈夫かな。あの箱の重量結構あるよ?」
 睦彦「そんな噂をすれば…」

 善逸「(累の箱を背負って)お……重っっ……腕とか背中痛え……!!
    (ドサッと縁側の前に木箱を降ろして)ふぅ…ふぅ…」

 しのぶ「もしもし、大丈夫ですか?」
 煉獄「あの顔を見て大丈夫なわけがあるまい!」
 実弥「……また木箱のご登場だぜオイ。その中何入ってんだ?」
 伊黒「不死川。刀の柄を握っているがどういうつもりだ? また木箱を刺す気か?
    いちいち揉め事を起こされても困るのだがね」
 蜜璃「こ、この前も、仁乃ちゃん刺しましたよね? 痛かったでしょうに…」
 義勇「……」
 宇髄「それで? その地味にでかい木箱が何だよ?」
 無一郎「………肩ひもがちぎれてる」
 悲鳴嶼「……恐らくあの大きさだと人間も入れる……」


 炭治郎「俺たちは蝶屋敷での休養の後、任務に向かったんですが、
     森に潜んでいた鬼の攻撃を受けてかなり窮地に陥りました。
     そこで助けてくれたのが……」
 善逸「(んもう、そんな話の切り方すんなよ!)ちょっと中失礼します————!
    (木箱を屋敷の中にぶん投げて)」
 伊之助「うおわっ。お前、よくあんな重いもんをぶん投げれたな」
 善逸「何とかの馬鹿力って奴かな……ひィ……ふぅ……」
 睦彦「無理すんなよ。めっちゃ息切れしてんじゃねえか」
 仁乃「水筒持って来てるから取りあえず水飲んで、はい」

 
 〜善逸によってぶん投げられた木箱の蓋が自動的に開いて〜

 柱一同「(中から何か出て来た!!)」
 累「………痛っ(箱の中から出てきて)黄色の君、こんど前触れもなく箱ぶん投げたら縛るね」
 善逸「ギャ———!」

 しのぶ「!? あの鬼っ!」
 義勇「……何で生きているんだ!?」
 蜜璃「嘘、どういうこと? 冨岡さんがやっつけたんじゃなかったの??」
 伊黒「まさかとは思うが冨岡。斬ったつもりが斬ってなかったと言うのか」
 煉獄「どういうことでしょうかお館様! 討伐したはずの下弦の伍がここにいる!」
 実弥「……関係ねえよ生きてても死んでても。要するに鬼なんだからよォ…」
 宇髄「そうだなァ! よし、俺が派手に頸を斬ってやるぜ」

 仁乃「待ってください!(駆け出した宇髄と実弥の足元に右足を差し出して転ばせる)」
 宇髄・実弥「ギャ!」
 悲鳴嶼「(………この少女は瞬発力が高いようだ…咄嗟に判断して行動に移した…)」

 お館様「天元、実弥。累を殺してはいけないよ。彼もまた重要な参考人だ」
 宇髄「ですがお館様。また暴れられても困る。奴のせいでまた人が死ぬ可能性も」

 睦彦「宇髄さん、見てくれよ累の目を。
    十二鬼月の数字はもうないし、あとコイツあれから人間は襲ってねえぜ。
    なんか珠世っって言う人が開発した薬飲んで人を襲わんようにしてるって本人が」

 無一郎「………確か珠世さんって、あの時僕らを治療してくれた…」
 蜜璃「禰豆子ちゃんの薬を作っている人でしょう?」
 伊黒「信用しない信用しない。薬があるから何だと言うのか」
 煉獄「うむ! どういう経緯があって蘇ったのか知らないが、
    人を襲わない証明ができない限り不安は消えない!!」

 義勇「…(また不死川が刀で刺す事態になったらいけない……)
    おい下弦の伍。俺のことを覚えているか?」
 累「あの時僕の頸を斬ったのは他でもない君だよ。覚えてる」

 お館様「この下弦の伍・累は確かに成仏したけれど、またこの地に降りて来た。
     君の口から直接聞こうか。どういう流れでこの世に戻ってきたのかな?」
 累「詳しいことはよく分からないんだけど、突然誰かに腕を掴まれて、抵抗もむなしく…」

 炭治郎「俺が思うに、その腕は鬼舞辻無惨だと思うんです。
     どんな計画があって、どうやって地獄に干渉できたのか分からないけど……」

 善逸「それでも、コイツは俺たちを助けてくれたし、今まで何回も話したりしたけど
   『お前らを喰う』とは一度も言ってないんです!『縛るよ』とは言われたけど…」
 伊之助「それから、証拠もちゃんとあるぜ。鱗何とかがアイツを預かってたからな」
 仁乃「鱗滝さんね。いい加減名前覚えないと可哀そうだよ」

 義勇「…鱗滝っ!?」
 睦彦「……鱗滝の話だと、毎朝毎晩見張ったが害のある行動はしていないって言う。
    それに聞いたら禰豆子に自分の命かけてんだろ?
    その彼が『何ともない』って言ってんだからかなり信用性は高いと俺は思うね」

 お館様「この件に関しては私は累のことを信用している。
     鬼舞辻無惨が死んだ鬼を復活させた。普通どの植物も死んだら生き返ったりはしない。
     しかし無惨はその常識を覆すことに成功したんだよ。
     ………何か意図的なものを感じる。累が奴に支配されなかったのは不幸中の幸いだね」

 義勇「…信じて…いいのか」
 しのぶ「炭治郎くんたちは彼を信じている。鱗滝さんも珠世さんも彼のために行動している。
     これは紛れもない事実であることは間違いないようですね」
 煉獄「話は大体把握した! 彼は特殊な鬼! 今後とも協力をお願いする!」
 宇髄「うーん。話の内容を考えると害はないんだろうが…」
 蜜璃「良かったわぁ、こんな可愛い子を殺すなんて胸が痛む話だもの」
 伊黒「(蜜璃をじっと見て)フン」

 無一郎「……ではこの鬼は、禰豆子と同じように特別に許可する…と」
 お館様「そういうことだね」

 実弥「何だかよォ、全部綺麗に済まされんのはどうしてかねぇ」
 悲鳴嶼「……鬼殺隊に籍を置いているのだから鬼を殺す機会はいくらでもある…。
     害意のある鬼は任務で倒せばいい……南無阿弥陀仏…」
 
 かまぼこ隊一同「(ホッ)」
 お館様「さて、次は柱のみんなに話を聞きたいと思う。
     君たちの経験はね、実は累のことに関係してくるのではないかと私は疑っている。
     何があったのか話してもらうね」

 柱一同「はい!」


 ネクスト→柱が語る『あの日』の出来事を中心に話し合いを進める一同。
      すると無惨や累にまつわるヒントが出てきて?
      次回もお楽しみに!
    

第18話「ご教示願う」(2) ( No.51 )
日時: 2020/03/30 16:53
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 更新遅くなってごめんね。続き行くよ。

〈柱たちのお話〉

 炭治郎「改めて皆さんを見てみると、包帯とかギブスを付けている方が多いですね。
     どうかされたんですか?」
 善逸「た、確かに確かに!! 柱の手にも及ばなかったってことですか、相手が!」
 伊之助「特に霞の……なんつったっけ……虫郎?」
 睦彦「間違い方にだいぶ悪意があるな!?」
 仁乃「む・い・ち・ろ・う! 全くもうっ(プンプン)」

 無一郎「僕がどうかした?」
 炭治郎「いや……時透くんだけ隊服じゃなくて入院服だから気になって」
 義勇「違う」
 しのぶ「無一郎くん、朝寝坊して着替える暇なかったんですよね(ニッコリ)」
 かまぼこ隊一同「そっち系!!?」

 宇髄「何かよ、俺たち同じ病室に連れていかれて地味ぃに治療してたんだけど」
 蜜璃「今日『柱合会議よー』って起こしに行ったらスヤスヤ寝てて、可愛くって」
 伊黒「そこは起こせ甘露寺。一人だけ入院服で会議に参加など許される事ではない」
 煉獄「まあ時透はこの中でも一番重症だったし仕方あるまい!!!」
 義勇「…ところで」
 実弥「さぁて、話さねえといけねえなァ」
 悲鳴嶼「……そうだな……南無阿弥陀仏……」

 お館様「では始めようか。君たちが行った場所で何が起こったのか」

 しのぶ「私は最初、冨岡さんとの合同任務の予定で列車に乗ったんですが…」
 義勇「…なんと」
 蜜璃「目的地変更になったんです。私は無一郎くんと移動していたんですけど、
    鴉に案内されて駅へ向かいました」

 宇髄「柱9人の合同任務になって、北北西の町へ向かったら、それは派手な状態で」
 伊黒「あの状況を派手と呼べるのか…家は崩壊し屋根は吹っ飛び、惨い有様だった」
 無一郎「それで……えーーっと、人もいないから取りあえず町を探索しようという話になって」
 義勇「…そしたら」
 実弥「冨岡が『後ろ!』っていきなり大声出すもんで、振り返ったら雑魚鬼が大勢」
 悲鳴嶼「……私たちは即座に戦闘を開始しましたが、
    敵は私が今まで見たどの鬼にも当てはまらない体質でした」


 炭治郎「雑魚鬼……? 大勢いたとしても下級の鬼なら皆さんで倒せるんじゃ…」
 善逸「でも、倒せなかったんでしょ?? どんな鬼よ! 
    っていうか冨岡さん、あなたずっと接続詞しか言ってませんよね!?」
 伊之助「『せつぞくし』ってなんだ?」

 ※接続詞とは文と文を繋ぐ言葉 「—。〇〇 −。」〇〇のとこに入るよ。
  例:〜しかし 〜けれども 〜それで etc.


 仁乃「(接続詞しか言わない冨岡さん…ブフォw)」
 睦彦「今まで見たどんな鬼にも当てはまらないって…どんなのだったんですか?」


 しのぶ「まず、再生速度が異様に早かったですね。斬ったと思ったらもうふさがっている。
     あの速度だと上弦と同じ位ですね」
 実弥「それから、頸と思われる位置を斬っても死なねえ。どこを斬っても、倒れないしよ」
 伊黒「血鬼術なのかどうかは分からないが、棘を飛ばしたり透明化できるものもいた」
 煉獄「普通、雑魚鬼は術の使用は不可能! しかしあの鬼は術が使えました!」
 悲鳴嶼「……どんな手を使っても奴らを倒せない……次第にこちらの体力が限界になり、
     9人中5人が失神するほど……」

 お館様「なるほど。そのような鬼と戦って死ななかったのは実に喜ばしい事だね。
     辛い戦闘だったと思うけれど、みんなよく頑張った」
 伊之助「頸を斬っても死なねえ雑魚鬼!? そ、そんなもんどうすんだよ」
 無一郎「………鬼の腕が自分の腹を貫通しました。なかなか抜けなかった」
 善逸「マジいいいい!!?? お腹大丈夫??」 
 無一郎「…もう大丈夫」
 
 仁乃「9人中5人が倒れたんですよね? 治療は蝶屋敷で?」
 義勇「いいえ」
 しのぶ「生憎、私も気絶していましたので、治療は珠世さんの診察所で」

 炭治郎「た、た、珠世さん登場したんですか!?」
 睦彦「『登場したんですか』ってどんな質問だよ炭治郎」
 炭治郎「あ、違う。登場させてあげたんですか??」
 お館様・睦彦「それは作者の言葉」

 お館様「みんなは珠世のところで治療したそうだけど、どういった経緯で珠世と会ったのかな」

 累「……その話は僕から説明します。
   僕は薬をもらいに珠世のところへ向かったんだけど、丁度北北西が合流地点だった。
   町へ向かったら何故か柱が倒れてたから、その場で愈史郎と珠世と話し合って
   皆を救助することにした」

 善逸「お前この作品の中で最も活躍してない!?」
 蜜璃「あの時助けてくれたの、愈史郎くんだったのね!診療所でずっとそっぽ向いてたから〜」
 累「愈史郎の血鬼術で透明化して、雑魚鬼を操っている鬼を見つけた。二人いた」

 柱一同「雑魚鬼を操っている鬼!?」

 しのぶ「やっぱり黒幕が居たんですね」
 義勇「……上弦か?」
 煉獄「その可能性は高い! あれほどの量、あれほどの強さを持つ鬼をけしかけた!
    雑魚鬼はその鬼の術なのかどうかは分からないが、かなりの腕前だ!!」
 宇髄「裏で地味に隠れて、表で派手なことやってたんだなァ」
 無一郎「…累が助けてくれたんだ。ありがとう」
 蜜璃「あの時助けてもらえなかったら私死んでたわ!」
 伊黒「……甘露寺が生きててよかった」
 実弥「それで? お前が助けてくれたって言うのは分かった。重要なのは瞳だ!」
 悲鳴嶼「……上弦か下弦か教えてくれ……南無阿弥陀仏……」

 累「鬼は男と女。男の方は先に逃げていて瞳の数字は分からなかった。
   分かったのは女の方。瞳には、上弦の零とあった」

 かまぼこ隊・柱一同「上弦の零っ!!?」
 

 炭治郎「ゼロ……ゼロなんていたか?」
 善逸「え、ちょっとまって。零ってことはさ、壱よりも強いんでしょ!?」
 伊之助・睦彦「聞いてねぇぞそんな話!!」
 仁乃「……そ、そんな鬼……私たちが倒せる相手なんでしょうか…」

 お館様「そうか…上弦の零か。
     実はね、珠世から話を聞いて、私も上弦の零について調べてみたんだよ。
     そしたらそのことについての記述があった」
 黒髪「こちらの本に記してありました。一部抜粋して読み上げます」
   


  上弦ノ零、ソレハ千年前、
  陰陽師(おんみょうじ)・宵宮(よいみや)家ノ一族二ヨッテ封印サレシ鬼
  ソノ数六体
  彼ラ六体ノ鬼ヲ、六新鬼月(ろくしんきづき)ト呼ブ


 お館様「さて、今度はこちらから話をしよう。六新鬼月と陰陽師の噂を」



 ネクスト→六新鬼月と、彼らを封印した陰陽師の噂、語られる!
      次回もお楽しみに!
  
   
   
 
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.52 )
日時: 2020/03/31 07:41
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

トミオカサァンw
接続詞〜
炭治郎もよ?台詞…それそれ!ww

第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」 ( No.53 )
日時: 2020/04/01 04:57
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)


 〈六新鬼月と陰陽師の噂〉

 お館様「むかーしむかし……あるところに…」
 炭治郎「え、えっと?? 話の進め方そういうふうになさるんですね?」
 善逸「昔話か。いや、昔話なんだろうけどさ!」
 仁乃「…お館様がいきなり『むかーしむかし』って言ったから柱の皆さん凍結してるよ!!」
 柱一同「(カッチーン)」

 伊之助「おいお前ら! 動けコラ動け!」
 睦彦「お、お、おい伊之助、あんまり動かすな倒れっっうわっ」
 
 柱一同「(ドサッ)」
 善逸「倒れた! し、死んでる? 死んでる?」
 お館様「……どうしたのかな?」
 仁乃「いやいやいやいや、今のはあなたが悪いです!」

 柱一同「(ふるふると震えて)」
 炭治郎「ほ、ほら、柱の皆さん泣き始めましたよ……お館様がそんな態度だから…」
 善逸「何か今までにないパターン来たよ。まさかのお館様キャラ崩壊…」
 伊之助「面倒なことしてくれるよな作者って奴はよォ」
 睦彦「激しく同意するぜ。あの〜皆さん大丈夫すか?」
 仁乃「そ、そんな尋ね方ダメ! もっとこう慈愛を……」

 柱一同「(プッ)」
 かまぼこ隊一同「え?」
 柱一同「あはははははは」
 炭治郎「わ、笑ってる……?」
 善逸「めちゃくちゃウケてんな」

 義勇「……ふぅ…はぁ…ぷっ」
 しのぶ「もうやめてくださいお館様」
 蜜璃「あはははははは。ご、ごめんなさい。で、でも、もうダメ! あはははははは」
 伊黒「甘露寺。お館様の前だぞ。あ……あまり……笑う……くくく」
 宇髄「お前も人の事言えんだろうが! 地味に笑うんじゃねえ」
 煉獄「流石! お館様は私たちの緊張をほぐすためにこのような話しの切り出し方を!!」
 無一郎「………そんなことないと思いますけど(ボソッ)」
 実弥「おい時透。今、かなり失礼なこと言わなかったか?」
 無一郎「忘れました」
 悲鳴嶼「……失礼いたしましたお館様。話の続きをお願いします…南無阿弥陀仏……」


 お館様「じゃあ、行くよ。むかーしむかし……」
 かまぼこ隊一同「いや、それで行くんかいな!!」
 お館様「むかーしむかしあるところに、六人の鬼がいました…」


—————————————————————————————————————————————

 今からおよそ千年前、鬼舞辻無惨をあと一歩のところまで追いつめた
『始まりの呼吸』の剣士から無惨が逃れることに成功してから10年後のこと。


 鬼舞辻無惨は上弦の鬼……現在の上弦の壱に与えた血の量を遥かに上回る多量の血を、
 上弦となるにふさわしい六人の人間に与えた。

 六体の鬼は『六新鬼月』と呼ばれ、彼らは無惨の唯一無二のパートナーだった。
 彼らによって命を奪われた人間は、一人につき3億人以上。
 当時鬼殺をしていた隊士では到底倒せない相手だった。

 隊士たちが彼らの手によって次々と命を落とす中、一人の男が六新鬼月と対峙したらしい。
 その男は陰陽師の一族・宵宮家の先祖であり、
 自身の霊力と妖術によって六新鬼月を地下深くに封印することに成功した。

 
 それから十年がたち、百年がたち、現在の鬼殺隊の制度などが出来上がり、
 十二鬼月も登場した。
 
—————————————————————————————————————————————


 お館様「今回、上弦の零が現れたのは、六新鬼月の封印が解けたと考えるのが妥当だろうね」
 義勇「……でもその話によると、鬼殺隊では倒せない相手…」
 しのぶ「そのような鬼が復活したところで、この前のように私たち柱が力尽きる可能性も」
 蜜璃「柱も人間だし、守れる人間の数や体力には限りがある…。ど、どうするんですか?」

 お館様「実はね、封印した陰陽師・宵宮家の家系図と、地図が本棚から見つかってね」
 炭治郎「おおっ!」
 善逸「その、陰陽師ならもう一度封印することもできるってことね!」
 伊之助「子孫とかもう死んでるんじゃね?」
 仁乃「縁起悪い事言うな———!(スーパーアルティメットパンチ)」
 伊之助「(グヘ)」
 睦彦「で、肝心の宵宮家の場所とかって…」

 黒髪「こちらが家系図になります。ご確認くださいませ(紙切れを掲げて)」

 伊黒「なるほど。現在が78代目となるそうだ…生き残っているのは…」
 宇髄「78代目当主と思われる宵宮十郎は生死不明、その弟である茂吉も生死不明。
    生きてん奴いねえのかよ?」

 煉獄「いや、ここに小さい文字で記入がしてある!十郎と茂吉の妹のようだな!」
 無一郎「…宵宮…有為…彼女は【生】とあります」
 実弥「つまりこの生き残りの陰陽師を探せってことかァ?」
 悲鳴嶼「……そのようだ……お館様、地図についてはどのようなものでしょうか」

 お館様「え、えー—————と、うん、ね」
 炭治郎「……急にしどろもどろになってますけど…」
 善逸「な、何かヤバいもんでも書いてあったのかな」
 伊之助「不安にさせんな、当主がそんな状態だとこっちまで不安になるんだからよ!」
 仁乃「あの、取りあえず見せてもらえますか?」
 睦彦「そうだな。地図なのは確かなんだろ。お館様、お願いします」


 お館様「分かった。こちらが地図になるんだけどね。
    くれぐれも、この地図に対して怒ったりしないように」

 かまぼこ隊・柱一同「怒る?」
 お館様「(地図をみんなに見せて)」


 宵宮家の地図  ここらへん(一か所に大きく丸がしてある)


 かまぼこ隊一同「分かるか—————!!!!」
 お館様「ってことで炭治郎たちには、宵宮家の探索に行ってもらうことにするよ」
 かまぼこ隊一同「ハア———————???」  


 ネクスト→鬼の根城、「無限城」に集められた六新鬼月。
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.54 )
日時: 2020/03/31 19:49
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

お館様のキャラ崩壊はワラったよガチでw

第20話「集められた鬼たち」 ( No.55 )
日時: 2020/03/31 19:52
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 
 【柱合会議と同時期 無限城】

 燐月「むーくーろーちゃーん!! ねえ骸ちゃん、ねえねえ!」
 骸「何かしら燐月。うるさいのだけれど」
 燐月「それがさー、あとの4人が来ないんだけど、まっさか遅刻?
    でもそしたらさぁ、俺たち2人っきりな訳じゃん?」
 骸「……悪いけれど私この後用事あるから、貴方の期待には答えられないわよ」
 燐月「えぇー。間が悪いよォ」


 上弦の零・伍:燐月(りんげつ)
 上弦の零・壱:骸(むくろ)

 ???「おいおい燐月!! 骸様に変なことするんじゃねえよ!」
 燐月「あ、銘祈(めいき)くん! そんなんじゃないんだよ、ただ遊びに誘ってるだけー」
 銘祈「ったくテメエは千年前と全く変わってねえな。間延びした声も飄々とした態度もよ」
 燐月「銘祈くんも、相変わらず口が悪いねぇ」


 上弦の零・肆:銘祈(めいき)


 銘祈「骸様。こんな奴の相手なんてしなくて結構ですよ。だって伍ですもん一番弱い」
 燐月「き、君ね、そんなふうに仲間虐めしちゃだめだよ、ねぇ求手名(ぐてな)ちゃん?」
 求手名「他人に意見を求めないで自分で決めたらいいんじゃねー?」

 上弦の零・参:求手名(ぐてな)

 求手名「赤ん坊じゃないんだしさ。アタシに聞かれても知らんがな」
 銘祈「だってよ。求手名の言うとおりだぜ。てことでこの話は終了な」

 骸「あらあら、勝手に終わらせられたわね燐月。いつものことだけど」
 燐月「ねぇ聞いてよ骸ちゃん、みんながさぁ、俺をこうやって虐めるんだよォ———」


 ???「みっともないねえ燐月さん。僕はあと何回あなたの泣き顔を見ればいいの?
     そもそもの話、あなたより後に鬼になった僕を含め四人より弱いわけだから
     口出しするだけ無駄だけど」
 求手名「やっほー新羅(しんら)。相変わらず小っちゃいねえ」
 新羅「だって僕子供の鬼だもん。しょーがないでしょー」


 上弦の零・弐:新羅(しんら)

      ・・
 骸「さて、全員揃ったことだし会議を始めましょうか」
 燐月「あの方はまだお見えになっていないけれどいいの?」
 骸「いいわ。私から伝えておくから」
 銘祈「流石、壱は格が違うわ、なあみんな」
 求手名「そうだなー。どこかの誰かさんとは違って」
 燐月「求手名ちゃん今俺見た?」
 新羅「さぁねー。じゃあ始めよ! 人間大量殺害計画ぅー!」
 骸「笑顔で言う計画でもないのだけど。さあ、始めましょう」


 第4章終わり!
 →第5章に続く!
 
 
 
 

Re: 【鬼滅の刃】短編集続編 六人の軌跡 ( No.56 )
日時: 2020/11/17 15:57
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【大正コソコソ噂話】

 むう「さてさて、ようやくお待ちかねの5章、オリキャラの登場になってくると思うけど、
皆さん……お気づきでしょうか?(‾ー‾)ニヤリ 第5章の第22話のタイトル……」


 こんな噂、知ってますか?
 小説カキコの二次創作(紙ほか)板、「六人の軌跡」で
 人気漫画でアニメにもなった「地縛少年花子くん」とコラボを予定してるって……。


 むう「ってことで————! 花子くん、コラボ決まったよ————!」
 寧々「わーいホント? 花子くん、花子くん、決まったってー」
 花子「ふふふふふ……俺は学園の七不思議の七番目…トイレの花子さんさ…」
 光「前置きはいいから! サンキューコラボ企画!!」


 むう「と言っても私最近ハマったばかりだけど、頑張ってね!頑張って書くよ!」
 寧々「じゃ、じゃ、じゃあ私がイケメンと初デートする話をっ」
 花子「あっれぇ? ヤシロには俺がいるんじゃないのー?」
 光「花子! お前先輩に何する気だ! 大丈夫ですか先輩!」

 桜「………私の出番はないのね……残念よ……」
 夏彦「マジか。俺もないわ」
 つかさ「俺もないのかー。いやだなー、あまねだけ登場しちゃってさぁー」

 有為「ひょこっ」
 寧々「あ、有為ちゃーん! こんにちは、八尋寧々ですっ」
 光「源光だ!」
 花子「そして俺は学園の七不思議の七番目の…」

 有為「一遍死んでください。
    僕はただ召喚の練習で一町先にいた鳥を手元に呼び寄せようと思っただけなのに、
    なぜか大根足の女の子とか交通安全ピアスとか挙句の果てには便所虫とか
    呼び寄せちゃってもう全くうんざりしてるんです……」

 寧々「だ、大根足………」
 光「交通安全ピアスって……」
 花子「宵宮? 君さっきなんて言った? (包丁キラリ)」


 つかさ「ほーらあまねが怒ったー。じゃ、俺たちもう行くねー。じゃーねあまねー」
 桜「………それでは失礼するわ」
 夏彦「じゃっ」


 寧々「待ってまだ消えないであなたたちの事私まだ許してないんだからねっあ」
 花子「……逃げちゃったー」
 光「ってことで第5章、オレらの活躍をお楽しみに! ではでは!」
 花子「少年ー。そこは俺のセリフでしょー。奪うなんておばーかさん」
 光「お、おまっ」
 花子「おーばかさん」
 光「ぐっ……」

 花子「ってことで第22話、お楽しみにぃー。じゃーねー」


 花子くんファンはお楽しみにー(^^♪
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.57 )
日時: 2020/03/31 21:39
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

花子君は知らないなぁ。一話しか見てないわ。でも楽しみ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.58 )
日時: 2020/04/01 05:57
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)
プロフ: https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/

 あ、これまだお伝えしていませんでした!
 今回花子くんとコラボをするわけですが、
 花子くんを知らない人でも楽しんで読めるような内容で書く予定なので安心してください!

 【キャラクター知らんがなっていう人は】
 参照のURLへどうぞ。
 今回登場するのは「花子くん」「八尋寧々」「源光」の三人のみですので、
 URLに飛んだらまずその三人のイラストをクリックしてみてください!
 他のキャラクターは登場しません。興味あったら他の子も見てみてね。

 私の方でもチョー緩めにキャラについて説明しますと
 (私もグーグルなどでいろいろ調べました)
 ↓↓↓↓↓ネタバレ抜き・むうのゆるゆるな説明↓↓↓↓

 □花子くん→かもめ学園の七不思議の七番目の怪異。
       旧校舎3階の女子トイレの扉を3回ノックすると現れる男の子。
       どんな願いを叶えてもらう代わりに代償を支払わなければならない
       性格は掴みどころがない感じ。
       武器は包丁と人魂の一つである「白状代(はくじょうだい)」。


 □八尋寧々→名前の読み方は、やしろ・ねね。
       ふとしたことで花子くんと縁を結んでしまった女の子。
       性格は夢見がちで心優しい。
       水を浴びると魚になるが、水を拭くと戻る(なぜかは第1話で分かります)


 □源光→名前の読み方は、みなもと・こう。
     お払い屋の次男で、花子くんを払おうとしたところ失敗。
     寧々の後輩で花子くんと寧々とよく行動している。

 まぁざっとこんな感じでしょうかねー…。
 私もアニメ最後までは見てないので曖昧なところがありますが温かい目で見てね。
 あと興味出たらアニメとか漫画もチェックしてみてね(さらっと宣伝)
 

 
       

第21話「宵宮家探索」 ( No.59 )
日時: 2020/04/01 06:28
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

 第5章とつにゅー!いえーい!
 ここまでよく頑張った!

【宵宮家に向かう途中にある鱗滝さんの家】

 炭治郎「禰豆子−! 元気にしてたかー? ごめんな会議に連れて行ってやれなくて」
 禰豆子「ムームー!(ニコニコ)」
 善逸「ねぇぇぇぇずこちゃ——————ん!!!」
 伊之助「うるっせえ!(ボカッ←善逸を殴る)」

 仁乃「やっほー累。鱗滝さんとの暮らしは慣れた?」
 累「………ねえ君たち。いくら地図が曖昧だからって場所の調査を僕にやらせないでよ。
   鱗滝ったら僕が筆片手に苦戦してる時もずっと『判断が遅い』って言うんだ」

 睦彦「だって俺勉強とか得意じゃないし」
 伊之助「字読めねえし」
 仁乃「何だかんだで忙しかったし」
 善逸「努力とか苦手だし」
 炭治郎「出発の準備もしなきゃならなかったし」
 かまぼこ隊一同「だから許して?」

 鱗滝「………地図調査の権を他人に握らせるな。他人に頼るな」
 炭治郎「う、鱗滝さん、お久しぶりです……」
 鱗滝「バンッッ←(木刀で炭治郎の頭をボカッ)」
 炭治郎「相変わらず手厳しい……」

 累「とりあえず地図で『ここらへん』って丸がしてあるところ…丸の中心に点を書いて、
   現在地である鱗滝の家からの距離を定規で計って計算したよ」

 睦彦「頭いいなお前……鬼のくせに」
 仁乃「人間でも鬼でもどっちも一緒だと思うけど……ありがと、累」
 禰豆子「ムームー!(累の頭をなでなで)」
 善逸「ハッ。ねぇ禰豆子ちゃーん。だからそいつの相手しないでこっちに……」
 伊之助「テメエまた縛られんぞ」
 炭治郎「うっわあ(渡された地図を見て)正確に調べてある! 助かるよ!」

 累「朝は暇だし、暇つぶしには最適だったよ」
 善逸「確信した。この小説のМⅤPは間違いなくオマエだわ」
 炭治郎「それで、どこに宵宮家はあるんだ?」
 仁乃「あんまり時間がかかるのは嫌だなぁ……」
 睦彦「一番足が速ぇ奴が何気にしてんだよ胡桃沢」
 仁乃「あ、そっか」

 累「ここから南南西の位置、およそ3日かかると思うよ」
 鱗滝「山のふもとにあるようだから鬼には気をつけろ。人気のない場所は鬼の絶好の活動場所だ」
 かまぼこ隊一同「はい!」

 鱗滝「ところで………儂の面を知らんか?」

 炭治郎「え?」
 禰豆子「ムー?」
 善逸「は?」
 伊之助「ハア?」
 仁乃「ん?
 睦彦「……なんて?」

 かまぼこ隊一同「(鱗滝の顔を見て)うわっめっちゃイケメン!!」
 鱗滝「儂の面を知らんか?」


 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・
 
 ・・・・・・




  ※30秒お待ちください


 伊之助「ア——————! 俺の毛皮がなんか天狗の面になってる!」
 善逸「……ということは……」
 睦彦「おっさんの頭に毛皮乗ってるぅ!」
 炭治郎「こんなことが出来るのは……」
 仁乃「え、何で私を見るわけ? 術使ってないよ?」

 累「あ、僕が糸で操ってます」
 かまぼこ隊一同「さっさと戻さんか————!」


 ネクスト→累の協力によって宵宮家の位置が分かり、南南西へ進むかまぼこ隊一同。
      途中のお店で外食したり、のんびり旅をしていたが……。
      次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.60 )
日時: 2020/04/01 09:17
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

参照ありがとう!
累「あ、僕が糸で操ってます。」
かまぼこ隊『さっさと戻さんかーーーーーー!』
吹いた。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.61 )
日時: 2020/04/01 10:23
名前: 岩林 美杏 (ID: f7aWX8AY)

花子くぅぅぅぅぅぅん!!!!!
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!
花子くん大好きぃ!
花子くんで誰推しですか?
私は原作を読んでいてアニメから知った方には何処かネタバレかも知れません…………
七不思議一番 ミライ

七不思議四番 シジマ メイ

寧々ちゃん

七不思議三番 ミツバ

七不思議二番 ヤコ(幼い&キツネ)

もっけ

七不思議七番 花子くん

葵ちゃん

光くん
…………くらいです
多いな!推しキャラ!
しかも七不思議一番〜四番まで全員推しキャラって……
推しキャラ教えて下さい!
無駄な長文失礼しました!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.62 )
日時: 2020/04/01 11:58
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

私ヤコかなぁ?w

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.63 )
日時: 2020/04/01 15:47
名前: むう (ID: Dd/6LLrW)

美杏ちゃん、私はアニメしか見てないんだけど…
 今好きなのは7番目花子くん(つかさも)
 三番のミツバくんです!

 やったーーー花子くん知ってる人いてよかった!

第21話「宵宮家探索」(2) ( No.64 )
日時: 2020/11/17 16:03
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 ハイハイハイハイ!(←謎の挨拶)
 続きー。

【南南西・宵宮家をめがけて只今テクテク歩いているかまぼこ隊一行】

 炭治郎「陰陽師って言うくらいなんだから、きっとすごい人なんだろうなぁ」
 伊之助「六新鬼月を封じ込めた奴なんだろ! マジすっげええじゃねえか!
     俺もやりてぇぇ!(←できません)」
 仁乃「ずっと歩いているけど、もうすぐ日が暮れちゃうね」
 善逸「ね、ねえねえご飯とか宿とかどうすんのさ? 俺たち最低限の持ち物しか持ってないよ」
 睦彦「宿は探せばあるだろうし、飯は屋台とかで何とかなるだろ。最悪の場合は野宿とか」
 
 炭治郎「野宿かぁ。いいかもしれないな。みんなで山草とか取って火をおこして」
 伊之助「地べたに寝っ転がるの楽しいぜ! 俺は賛成だ!」
 仁乃「わー。何かやったことないから楽しそう♪」
 善逸「ギャ—————俺はやだ、絶対やだ! 毛虫とかいるでしょ当然嫌だ!(←都会っ子)」
 睦彦「い、いやまだ野宿と決まったわけじゃねえけど」

 〜ぷぅんと薬味のいい匂いがして〜

 炭治郎「幸せが訪れるときには、いつも、薬味の匂いがする」
 善逸「どんなシチュエーションよ?? ん?てことはこの先ずっと行けば屋台とかあるのかな」
 伊之助「俺は丁度腹が減ってる! おい行こうぜ早く!猪突猛進!!(ダダダダダダ)」
 仁乃「ちょ、ちょっと先行くな———!(ビューンッ)」
 睦彦「お前らこの俺様を抜くとはいい度胸じゃねえか、オイこら待て!(追走)」

 炭治郎「俺たちも行くぞ善逸! この匂いはもしかしてうどん? かま玉の匂い…」
 善逸「(ジュルッ)炭治郎……食レポすんな。俺まで腹減ってくるんだからな!?
    もう全くどいつもこいつも!!!」
 炭治郎「何で怒ってるんだ? どうかしたのか?」


 〈目的地の途中にあるうどん屋さんへ到着〉

 店主「へいらっしゃい。何人?」
 炭治郎「えっと、5人で。席開いてますか?」
 店主「あ、うーん。裏のベンチに先客がいるけど、同席で構わないならいいぞ」
 伊之助「おい! メニューはなんだ! 教えろ!!(カウンターに顔を乗り出して)」
 仁乃「ちょ、ちょっと伊之助さん! あ、すみません」
 善逸「へー。釜揚げうどんと、山かけうどん、それにかま玉に天ぷらうどん。安くていいな」

 睦彦「俺がおごるから好きなもん食べろよ。前に死んだ親父にもらった金がまだあるから」
 かまぼこ隊一同「(じーん)……うう…」
 睦彦「………急に泣くなよ面倒臭い…。で? 何食べる?」
 炭治郎「かま玉かな」
 伊之助「天ぷら!!」
 仁乃「私、釜揚げうどんでお願い」
 善逸「え、えっと、俺は、山かけで」

 睦彦「じゃ、それをお願いします。あ、俺は山かけで(お金を渡して)」
 店主「はいよ、ありがとさん。すぐに作るから、奥のベンチで待ってな」

 炭治郎「よしみんな、行くぞ(裏に回って)。あれが言っていた先客さんだな」
 善逸「何か……文化の違いをヒシヒシ感じるんだが…」
 伊之助「なんだこいつら」
 仁乃「? 女の子一人に男の子二人?見慣れない格好だけど」
 睦彦「ちょっと声かけてみるか」

 ???「うわぁ、このお店のうどんおいしー!葵にも食べさせてあげたいなぁ。
     多分無理だけど……」
 ???「急に落ち込むなんてらしくないですよ先輩! とりあえず今は食べましょ、ね!」
 ???「どしたヤシロ? 俺のうどんも食べたい?あげるよ?ほら」
 ???「へ、ふぇぇぇぇ? それって、か、かか、間接キス……」


 善逸「間接キス————————!!!!???」
 仁乃「ちょ、どうしたの善逸さうわっ(善逸と肩がぶつかってよろける)」
 伊之助「? なんだ?紋逸の奴」
 炭治郎「まだ情緒不安定なのかな…」
 睦彦「いや違うだろ。どう考えても。アイツを奮起させるのは女や恋の話だろ所詮」


 善逸「ちょっとそこの君ぃ! 可愛い女の子に色目使って何様のつもり!? 許せん!!」
 寧々「…………………………はい?」
 光「あんた何者すか? 先輩に危害を加えるのは許さないですよ」

 花子「何様? 俺は学園の七不思議の七番目、『トイレの花子さん』さぁ。
    なんか、勝手に召喚されて? 縄張りから離れちゃって?
    召喚した相手からは『便所虫』って言われてプライドボロボロだけど?
    こんなナリでも一応……七不思議のリーダー!」

 善逸「何言ってんのか全く分からん。こんな不審者に関わっちゃダメだよ君!!」
 寧々「え、えっと、違う……んです。うん…」
 善逸「違う? 何が? 俺から見ると女の子とウフフアハハしたいだけのキザ野郎だよ!」
 光「………まぁ否定はしないけれど、あなたもいきなり話しかけて結構不審者…」
 善逸「あらやだごめんね?」

 花子「ちょーっとそこの黄色の少年? キザ野郎ってどういうつもりかな?((# ゜Д゜))」

 炭治郎「………はぁ…(頭を抱えて)善逸ぅぅぅぅ〜」
 伊之助「アイツ何やってんだ」
 仁乃「まぁ善逸さんはこういうキャラだもんね仕方ないよ……」
 睦彦「いや、それにしたってこれはヤバいだろ。あの女引いてんぞ」


 店主「はい、うどんお待ちぃー」
 寧々「いやあああああああ(ドンッ←善逸から逃げようと走り出し、店主と派手にぶつかる)」
 店主「うおわッッ」

 〜バッシャーン〜


 花子「ふ……ふふふふ……(頭にうどんの麺やスープが)……ヤシロ?……えーっと」
 寧々「ごめんなさ———————い!金髪の変な人のせいなのよ———!」
 かまぼこ隊一同「(うちの連れが失礼おかけしました…)」
 光「ちょ、先輩! あ、あとおい金髪のお前! 許さないからな!
   花子!いつもの攻撃こいつにやってやれよ!!」

 花子「行っちゃう?(ニヤリ)」
 かまぼこ隊一同「許して下さ———い!(涙目)」

 ネクスト→地縛少年花子くんキャラ、登場☆
      かまぼこ隊との行動開始!
      次回もお楽しみに!

 
 
    

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.65 )
日時: 2020/04/01 18:00
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

今回の面白ワード
「炭『幸せが訪れる時にはいつも薬味の匂いがする。』」
私『どういうことだよ。いや分かるけど。』

第22話「地縛少年花子くん」 ( No.66 )
日時: 2020/11/17 16:05
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【かまぼこ隊一同、花子くんキャラと対面】

 〜遠くの方で〜

 店主「オイこらお前! 払えよ賠償金!!」
 寧々「ご、ごめんなさい……私、お金持ってないんです……(現在のお金だし)」
 店主「ハァ————??」
 寧々「ほ、ほんとごめんなさい! あの、代わりにこれでどうぞっ(何かを店主に差し出して)」
 もっけ「なでろ」「きゅんきゅん」「アメやる」
 店主「え、えー——っと、何、このウサギみたいなの」
 寧々「もっけちゃんって言う妖怪です! ふわっふわで可愛いですよ!!」
 店主「はぁ……?」


 善逸「こ、こちらこそごめんな、客観的に見たら俺何してんだ社会的に死んでたわ」
 炭治郎「(ポン←善逸の肩に手を置いて)反省しているなら、あの子に謝ってこい」
 伊之助「ハーーァ。おい紋逸! 俺の天ぷらも弁償しろよ!!」
 仁乃「足りないならお金出すよ、うん。一応…仲間だし」
 睦彦「おい胡桃沢! そこで甘やかしたらダメだろうが為にならねぇぞ」
 善逸「……分かった俺が弁償金支払ってくるハァ……ごめんな俺のせいでもうほんとゴメン…」

 花子「……なんかテンション下がったねぇ」
 光「逆にさっきの流れは何だったんだよていうくらいだな」


 〜寧々、まだ店主を説得中〜

 寧々「えーーーっと、もっけちゃん! 可愛いですよ!」
 もっけ「なでろ」「かわいいぞ」「アメやる」
 店主「何度も聞いてるぞそれ。っていうか金ねえってどういうことだオイこら!!」
 善逸「はいこれ—————!全員分のうどんの料金!貰ってって————!(ブンッ)」

 かまぼこ隊一同「(金ぶん投げた………)」

 善逸「俺の責任なんで!いや、そこの何か宙にふわふわ浮いてる奴の責任もあるんだけどね!
    これで許してくださいお願いします!!」
 店主「(勢いに押されて)ま、まぁ……分かったよ。もう一度作ってやるわ」


 かまぼこ隊一同「(ホッ)」
 花子「意外と少年いい奴?」
 光「いやいやいやいや、まだ信用してはいけねえ! これも先輩のためだ!」


 善逸「(クルリ)ところで君の名前は〜? 隣あって一緒にご飯食べよ〜♪(←)」
 寧々「………………いや、いいです………(引き気味)」

 炭治郎「…………善逸ぅぅぅぅぅぅ〜!!」
 伊之助「ダメだなこりゃ」
 仁乃「と、とりあえず私仲裁してくる!(善逸の方へ駆けだして)」
 睦彦「俺もちょっとムカついてきた! 一発殴らせろ善逸!」


 善逸「俺の名前は我妻善逸☆ 君の名前を教えて〜?」
 寧々「………………えー—っと、何なんですか貴方気持ち悪い……」
 善逸「Σ(゜д゜lll)ガーン(脳裏に『気持ち悪い』のコールが)」

 仁乃「善逸さ————————ん!(ドンッ)」
 善逸「ギャァァァァァ!(押されて尻餅をつく)」
 睦彦「お前! 問題犯すんじゃねえって! 言ってんだろうがこの!(ポカスカ)」
 善逸「ちょ、オイ、俺が悪かった! 俺が悪かったから殴るのやめて!!」
 睦彦「俺が! 何でお前の! 為に行動しねえと! いけねえん、だよ!」
 善逸「話聞いてます??」


 花子「ヤシロ——————!!(ドンッ)」
 善・仁・睦「(ぶつかって三人重なって地面に倒れこむ)グヘッ」
 寧々「は、花子くんっ」

 花子「何もされてない?」
 寧々「聞いてよ花子くんっ! この黄色の人がね、私にセクハラを……」
 光「セクハラ———!??」

 善逸「いや、そういうつもりじゃ……ヒエッ(花子くんに包丁を向けられて)」
 花子「少年—?………許さないよ(包丁キラリ☆)」
 善逸「ギャ———————ッッッ 刃物持ってるぅぅぅぅぅぅ!!(炭治郎の方へダッシュ)」


 善逸「(炭治郎の羽織を引っ張って)ね、ねえ俺のやってることセクハラだった?」
 炭治郎「うん(即答)」
 善逸「Σ(゜д゜lll)ガーン」
 伊之助「ゴチャゴチャうっせえんだよ紋逸の馬鹿野郎が!」
 仁乃「はぁ、全くもうッ」
 睦彦「お前もう問題起こすなよ!! いいか!」

 禰豆子「(炭治郎の背負い箱の蓋が開いて)ドサッ」
 炭治郎「禰豆子!」

 花子「? 箱の中から出て来た…」
 光「あんな小っちゃい箱の中入れんのか?」
 寧々「可愛いー!! 私、八尋寧々!貴方の名前は?(テンション急上昇)」

 禰豆子「ムー?(知らない三人の顔を見て顔をかたむけ)」
 もっけ「ダレダ」「オンナダ」「アメヤル」

 炭治郎「この子は俺の妹の禰豆子だ。俺の名前は竈門炭治郎」
 善逸「あ、我妻善逸です…俺ってばもう死んだほうがいいのかな死ぬわネガティブモード
 伊之助「元気出せよ! 俺の名前は嘴平伊之助だ! 覚えとけ!」
 仁乃「私、胡桃沢仁乃! こっち、むっくんね」
 睦彦「刻羽睦彦!! むっくんって言うなや!」

 花子「ふんふん…。竈門に嘴平に我妻に胡桃沢に刻羽ね(メモメモ)
    俺はトイレの花子さん。花子くんって呼んで?
    我妻? 俺の助手に何かしたらダメだよ?」
 善逸「はい! すみません!」

 寧々「もう花子くん、謝ってくれたから許してあげようよ。八尋寧々です、よろしくね!」
 善逸「(マジ神寧々ちゃん! 可愛すぎて死にそう!)」
 花子「えーでもぉ? ヤシロになんかあったら……心配」
 寧々「ふふぇええええ!!」
 光「花子!! おまえな! あ、源光ですよろしくっ」

 炭治郎「花子っていう子と寧々ちゃん、仲いいんだな」
 善逸「絶対許さない、絶対許さない」
 伊之助「お前うるせえっつーの!!」
 仁乃「ハーイそこまでー。ほら、うどん来たよ。一緒に食べよ」
 睦彦「そうだな。仕切り直しってことで。お前らの事とか知りたいし」

 花子「ふーん。。あ、俺分かっちゃったかもぉ」
 一同「何が??」
 花子「刻羽と胡桃沢ってぇ、もしかして、両想いなんじゃなーい?」
 光「えっマジで!? おめでとうございますっス!」

 炭治郎「睦彦くんと、仁乃ちゃんが……」
 善逸「なんつった今! 両想い!? ま、まあね、普段から仲いいし?俺は気づいてたけど?」
 伊之助「……俺は関係ねえし興味ねえ—腹減った」
 禰豆子「ムームー!」
 仁乃「ちょっと花子くん? な、何を言いだすのかな?(ドキドキドキドキ)」
 睦彦「ち、ちが、そんなんじゃねえ!(顔真っ赤)」

 花子「俺は人間の願いを聞き入れる怪異だからねー。恋愛成就とか、結構詳しいんだよぉ」
 寧々「……まっさかぁ。初心者って言ってたでしょ、もう」
 花子「あ、ちょっと言いすぎたけど、野生のカン? 幽霊のカン?っていうか」
 光「あの慌てぶりから察するに、本当みたいだな(いつかオレも先輩と…)」

 寧々「ね、ねえねえ仁乃ちゃん。その話詳しく聞かせなさいっ!」
 仁乃「え、ええ? だから違うんだってぇぇぇぇ」
 睦彦「そうだ! そう…・…・…・……だようんうん!」

 炭治郎「めっちゃ間が開いてたけど…」
 善逸「うらやましいい…・…俺もいつか禰豆子ちゃんと!」
 伊之助「(そんなこと言うとまた豚太郎が)」
 炭治郎「禰豆子は渡さない!(キッパリ)」
 善逸「ええ———?」
 禰豆子「ムームー!」

 花子「(うどんちゅるちゅる)竈門妹は、好きな子いるらしいよー?(からかいに出る)」
 かまぼこ隊一同「マジいい!!??」

 炭治郎「禰豆子! そうなのか!?」
 善逸「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 仁乃「お、おめでと、禰豆子!(両想いのドキドキがまだ残っている)」
 睦彦「よ、良かったな、本当によかったな(仁乃と同じく)」
 伊之助「天ぷらうめー(食に没頭)」

 花子「(意外とみんなちょろい?)」
 寧々「大正時代に召喚されたけど、恋バナできる日が来るなんて最高ー!」
 光「良かったですね先輩」


 ネクスト→花子くんたちを召喚した人物はまさかの宵宮有為だった!
      そしてかまぼこ隊は、花子くんたちと一緒に宵宮家へ向かう!
      次回もお楽しみに!
 
 
 
 


 
    

第22話「地縛少年花子くん」(2) ( No.67 )
日時: 2020/11/23 08:39
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 【うどんを食べ終わって】

 炭治郎「さて、そろそろ行くか。禰豆子、ほら(手を差し出して)
     もう夜だし、一緒に歩こう」
 禰豆子「ムームー!!」
 善逸「ね、寧々ちゃん、途中まで送ってくよ!! ほら手を出してごらん!」
 伊之助「全然反省しない奴がここにいるぞオイ」
 仁乃「ま、まぁ、何かあったら『私とむっくんで』止めるから一応目をつぶっとく」
 睦彦「へ? あ、うん、そ、そうだなー(違う方へ視線をそらして)」

 〜かまぼこ隊・花子くんたちと一緒に歩き出す〜

 炭治郎「それで、寧々ちゃんたちはどちらへ?」
 寧々「実はー。追い出されちゃったんだよね。
    今からその家にもう一回戻ろうと思ってるけど、今度は大丈夫かな…」
 花子「何かあったら、俺がどうにかしてあげるよ」
 光「いや、そう上手く行くかな……。実際花子もやられてたしアイツに」

 善逸「追い出された? 誰に?」
 寧々「えーーっと確か……宵宮…有為ちゃん?」
 かまぼこ隊一同「何だってぇぇ!?」
 花子「? 知り合い?」

 〜かまぼこ隊一同・臨時話し合い〜

 炭治郎「宵宮って名字、間違いないな。陰陽師の一族の生き残りの子だ」
 善逸「うんうん、名前もバッチリあってるし!」
 伊之助「じゃあコイツらの目的地って俺らと一緒ってことかよ?」
 睦彦「コイツら、宵宮家から追い出されたって言ってたぞ」
 仁乃「じゃ、じゃあ場所知ってるってことだよね! ラッキー」

 花子「どした少年たち」
 炭治郎「えーーと、どうやら俺たちの目的地が君たちと同じだったみたいで」
 寧々「嘘! そんな偶然あるんだ」
 光「ってことは暫く行動一緒?(善逸をジー——と見て)」


 善逸「(なんかすっげえ警戒されてる……ここは話題を変えないと…)
    と、ところで、花子って言った? 君の周りにふわふわ浮いてんのって……」

 炭治郎「もしかして……霊魂?」
 仁乃「ギャ————ッ 怖いのムリ—————!」
 睦彦「うるさい! いや、怖いっつっても普通の幽霊だぜ?」
 仁乃「何普通って! 普通って何?」

 伊之助「弱っちそうじゃねえか。どこが怖いか俺には分かんねえ!
     背は俺の方が高いし、浮いてるだけで何もしてこねえし鬼の方がまだ怖いね!」

 花子「君たちの言う通り、俺の周りに浮いてんのは人魂。霊魂ってやつだね。
    それと、嘴平って言った? 俺を舐めるとぉ、猪鍋にしちゃうけどいいのー?
   (包丁キラリ☆)」

 伊之助「(ブルブルブルブル)」
 善逸「ギャ——ッ 刃物はやめて! やめて君怖いから!」
 寧々「怖がられてる…。確かに花子くんっていつも脅すから…」

 炭治郎「あの、脅しに包丁を使うの良くない。
     あと持ち運びには気をつけないと手を痛めるぞ?」
 仁乃「また微妙に話がずれてるよ、炭治郎さん」
 睦彦「トイレの花子さんって言う幽霊なんだろ? 厠(トイレ)に住んでるなら何で包丁何か」

 寧々「………そ、それは…(チラリと花子くんを見て)」
 光「えー—っと、うーんと」
 花子「あ、これ? 護身用」

 かまぼこ隊一同「護身用で包丁持ち歩く奴始めて見るぞ!?」
 花子「でも君たちも人この子と言えないんじゃない? 刀持ってるけど何に使うのぉ?」
 光「あ、確かに」

 炭治郎「鬼を倒すためです!! 俺たち、鬼殺隊なんで!(キッパリ)」
 禰豆子「ムー!」
 善逸「ちょ、ちょっと炭治郎! 間違ってないけどストレートすぎない?
    警戒されたりするんじゃない? そんなこと言ったら」
 伊之助「じゃあ俺が答えてやる! 鬼を殺すためだ!」
 仁乃「さらにひどくなった!」

 睦彦「えーーっとお前ら、人食い鬼って信じる?」
 花子くんキャラ一同「信じる(即答)」
 かまぼこ隊一同「早っ!」

 寧々「ふふん。これでも私、そーゆーのには耐性あるんだから!
    花子くんでしょ、よいせいさんでしょ、16時の書庫に首折りさん、人魚にカガミジゴク!
    あと、ミサキ階段で巨大なハサミと戦ったんだからね!」
 光「あの階段は怖かった……」

 善逸「あ、何か大丈夫みたいだね……」
 炭治郎「どうやらこの三人の出身地ではハサミは巨大なんだな」
 伊之助「……こええぇな」
 睦彦「いや、そういう意味で言ってんじゃないと思うぞ」
 仁乃「恐らく、あの三人は鬼より遥かに怖いものを知ってるみたいだから安心だ」
 

 花子「あれ? でもヤシロって、勝手にイケメンと怪異に引っかかって俺に助けられてるじゃん。
    ほとんど自分から…」
 寧々「それは言わないお約束!!」
 光「お、オレも先輩のこと助けてるぜ!」
 花子「でも少年は俺のことも払えなかったじゃん?」
 光「それも言わないお約束———!!」

 花子「ふーん。君たち、人食い鬼と戦ってるんだ」
 炭治郎「実は……禰豆子も鬼なんだけど、人は襲わなくて」
 禰豆子「ムームー」
 善逸「禰豆子ちゃんがキュートで可愛いってことを俺は知ってるよ!
    ………てアレ?」

 花子「……鬼!? 」
 寧々「まさか、こんな可愛い子が?」
 光「先輩は下がっててください! 俺が行きます!」

 炭治郎「違うんだ! いや違わないけど、人は襲わなくて…」
 善逸「だからかわいいって言ってるだろうこの俺が!」
 伊之助「紋逸の話は訳分かんねえがここで戦うのはやめた方がいいぜェ(刀を持って)」
 睦彦「……でないと、痛い目に…」

 花子「? 何だこれ、黒い手が体に巻きついて…」
 寧々「キャア! 何この腕! 離して!」
 光「先輩———!」

 仁乃「やだなあ。そんなに怖い?(仁乃の血鬼術・暗黒の魔手で三人をぐるぐる巻きに)」
 炭治郎「仁乃ちゃん!」
 善逸「俺らはこういうの何とも思わないけど、こいつらにとっては怖いみたい」
 伊之助「こんなのでビビって情けねぇ奴らだぜ!」
 睦彦「お前言い方酷いだろ!」

 仁乃「………禰豆子も鬼だけど、私も半分鬼だよー?
    禰豆子は人を襲わないし、私は鬼化しない体質だから危害は与えないけど、
    そっちが襲う気なら……」

 寧々「襲わないよ! ただびっくりしただけ!
    それに、今の仁乃ちゃんより有為ちゃんの方が怖いから!」
 花子「俺はただ、ヤシロが襲われないか心配だっただけさ。早くこの腕どかしてよ」
 光「おい、離せコラ! おい…うわっ(腕が消滅)」

 花子くんキャラ一同「(ドサッと地面に倒れて)」
 仁乃「許しまーす。これからよろしく!」
 
 炭治郎「今の仁乃ちゃんより怖いって、有為ちゃんって一体どんな性格なんだ?」
 善逸「もしかしてアオイさんみたいな? そう言うガミガミタイプ?」
 伊之助「誰だろうが俺には関係ねえ!」
 仁乃「どんな子なの? 宵宮有為ちゃんって」
 睦彦「確か……お前ら、『召喚された』って言ってたよな」

 花子「そうだねぇ、俺たちは学園女子トイレにいたんだけど、突然床に紋様が浮かび上がって、
    気づいたときには宵宮の家の前にいたよ。
    宵宮が俺たちを召喚したらしいんだけど、どうも本人が言うには
    俺らを呼びだす気はなかったんだって」

 寧々「出会ってすぐ、顔をしかめて『一遍死んでください』って言われるし、
    だ、大根足なんて悪口言うしっ! 白髪の可愛い子だったけど許せないわ!」
 光「オレなんか『交通安全ピアス』って言われた! 許せん!」

 かまぼこ隊一同「それはそれは……」
 炭治郎「結構毒舌キャラなのかな」
 善逸「毒舌って言ったら……」


 無一郎『ちゃんと頭で考えて行動しなよ。赤ん坊じゃないんだから』

 伊之助「アイツよりやべぇ奴ってことか?」
 仁乃「追い出されたって言うけど、私たち大丈夫なのかなぁ」
 睦彦「なんかあったら俺がその………守る……」


 花子「お、よく言った刻羽少年!」
 寧々「キャー睦彦くんカッコいいー!」
 光「………(花子に乗せられた感じはあるけど)」

 かまぼこ隊一同「それじゃあ、追い出されないように頑張ろう!」
 花子くんキャラ一同「オー!」


 ネクスト→陰陽師の生き残りである宵宮有為との出会ったみんな。
      ただしその出会いは最悪の展開になり…。
      次回もお楽しみに!
 
 
 

第23話「最悪の出会い」 ( No.68 )
日時: 2020/11/23 08:42
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 通院で採血して疲れまくったむうです。
 花子くん、眠気冷ましてください。よろしく。

【何やかんやあったものの、無事に宵宮家前に到着】

 善逸「ふぅーはぁーひぃー。聞いてないよ、この家がある山に鬼が出るってこと!!」
 炭治郎「鱗滝さんが『鬼が出るから気をつけろ』って言ってたぞ」
 伊之助「雑魚鬼で良かったぜ。倒すのが簡単でちょっとつまんなかったけどな!」
 仁乃「ふー、ふひぃー。私もうダメ死にますおやすみぃ〜(いつもの貧血)」
 睦彦「まだ逝くな胡桃沢!! 起きろ!!」

 寧々「花子くん、また助けてくれてありがとね!」
 花子「いや何もしてないよ。白状代(花子くんの武器である人魂の一つ)で鬼を蹴散らしただけ」
 光「チックショー! 何も出来なかった……。この錫杖に『封』の紙が貼られてなければ!」

 ※光くんの武器である錫杖は、花子くんを払おうとしたときに
  花子くんが『封』と書かれた紙を貼ったのであまり攻撃力がない。。

 炭治郎「ここが、宵宮家……。蝶屋敷と同じ位広いな」
 善逸「こんな広い屋敷に一人で住んでんの? 何か庭に畑もあるけど自分で作ってんの?」
 伊之助「………それでその陰陽師って奴はどこにいる! 捕まえて勝負を挑むぜェ!」
 睦彦「しっかしデカい家だなこりゃ。金の匂いしかしねえ」
 仁乃「あ、あそこに人がいる」


 〜家の前で薪を割っている一人の女の子を発見〜


 寧々「あの子! 大根足って言ってきた犯人!」
 光「謎の術でぶっ飛ばされたけど、今度はそうは行くか!!(杖を構えて)」
 花子「じゃあ……ここは強行突破ってことで。行け、白状代!!(ビュンッ)」

 〜白状代が女の子めがけて飛んでいく〜


 炭治郎「うお、凄いなあの人魂!」
 善逸「何かカッコイイ〜!! ちょっとムカつく」
 伊之助「俺もやりてぇぇぇ!(←できません)」
 仁乃「あ、女の子がこっちに向かって歩いてくる! けっこうカワイイ………アレ?」
 睦彦「おいおいおいおい、何か丸い水晶みたいなのがついた杖持って猛進してくんだけど!」

 ???「………一遍死んでください」
 花子「あ、御免けど俺もう死んでるからもう一回死んだりできないので、うん」

 ???「……祓魔術 壱ノ目・水の神 水龍刃風(すいりゅうじんぷう)!!」
 かまぼこ隊一同「うおわっっ!! 水を含む突風が! うおっ!」
 寧々「(ビクッ)逃げる逃げる逃げる逃げる逃げるっっっ(ビュー————ンッ)」


 ※寧々は水を浴びると魚になる。


 〜白状代、風の渦に巻き込まれてクタクタに〜

 花子「おい宵宮!俺の白状代をいじめないでくれる」
 白状代「(弱弱しい動きで花子くんの元へ)」
 光「ギャ————ッッ(風の渦にのまれてグルグル回転状態)」
 花子「え、少年??」

 ???「何ですか便所虫くん。折角追い出したのにまた来たんですか懲りないですね。
     君たちはうちの子じゃありませんので、これに懲りたらとっととお帰り下さい」

 花子「便所虫…………俺、もう帰るねさよなら……(ヒュー)」 
 光・寧々「花子(くん)———!!!」
 

 かまぼこ隊一同「『うちの子じゃありません』って、母親か!!」
 睦彦「噂に聞いてた通りの毒舌だな」
 仁乃「そ、そうだね大丈夫かしら……」

 炭治郎「君が、宵宮有為ちゃん?」
 善逸「めっちゃ可愛い〜! 可愛すぎて死にそう!」
 伊之助「やべえぜコイツ強ぇぇ!!」

 有為「ええ、そうです。あなた方は鬼狩り様ですか? 
    取りあえず上がってください。話は中で伺いますので」

 炭治郎「あ、ありがとう。えー—っと、向こうの三人は?」
 有為「ああ、気にしないでもらって結構です」
 花子くんキャラ一同「おー———い!!(# ゜Д゜)」

 禰豆子「ムームー!!(三人を中に入れないなんて酷いよ!)」
 善逸「う、有為ちゃん! いくら何でもね、それは酷いと思うよ、うん」
 伊之助「生意気言うなこの味噌っかす!」
 睦彦「あいつらは俺らの案内役? で結構頼りになったんだよ。
    寄る家もないみたいだし入れてやったらいいじゃねえか、こんなデケェ家なんだしよ」
 仁乃「そうだよ、いくら何でもそれは無慈悲……」

 有為「……まあ鬼狩り様がそう言うのであれば考えてみましょう。   
    そこの便所虫、大根足、交通安全ピアス? ボクの家へ入って結構ですよ」

 寧々「だから私は! 大根足じゃない!!」
 光「オレの名前は源光! 名前があるんだからそれで呼べ!」
 有為「分かりました。『げんこう』くん」
 光「音読みやめろ—————! みなもと・こう!!」

 有為「はい(手を叩いて)。うるさいお守りピアスくんは黙ってください。
    さあ、行きましょう」
 炭治郎「こっちとあっちの扱い方の差が凄い……」
 禰豆子「(しょんぼり)」
 善逸「有為ちゃん恐るべしだわ、時透くんの方がまだまし」
 伊之助「……悪口合戦させるといい勝負かもしれねぇな」
 睦彦「いやどんな勝負だよ」
 仁乃「さ、さあ寧々ちゃんたち、気を取り直し……て…(チラっと三人の方を向いて)」

 花子「………俺はね、七不思議の七番目……・トイレの花子さん、またの名前を便所虫……」
 かまぼこ隊一同「花子くんのダメージがヤバい!!」
 寧々「こ、これで大丈夫なの———?」

 ネクスト→僕っ子毒舌少女・有為の家へ案内されたかまぼこ隊一同と花子くんたち。
      有為の悪意のない毒舌がビシビシ突き刺さるがみんなは大丈夫なのか?
      次回もお楽しみに!


 ちなみに無一郎と有為ちゃんの毒舌の強さは、
 無一郎<有為

 有為ちゃんには誰にも勝てません。。
 アーメン。



 
 

 

 


 
 
 

 
 

第23話「最悪の出会い」(2) ( No.69 )
日時: 2020/11/17 16:06
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 【宵宮家に通された一同】

 〜十畳ほどの広い和室に通され〜

 有為「では、ここの部屋で少しお待ちください。すぐに準備してきますので」
 炭治郎「分かった。ありがとう」
 有為「それでは(向こうの部屋へ消える)」

 〜一同、座布団に座って〜

 かまぼこ隊一同「はぁ———」
 炭治郎「3日かかってやっとここまで来れた……さすがに疲れた。足が痛い」
 禰豆子「ムームー!(炭治郎よしよし)」
 善逸「うわ、この座布団めっちゃふわふわ! 座り心地最高〜。このまま寝るわ俺!
    あとのことよろしく。じゃ、おやすみぃ!」

 伊之助「寝んなこの野郎!(ボカッ)」
 善逸「殴んなこの猪頭! 昨日うどん屋で睦彦に殴られたとこがまだ痛いんだよ!」
 伊之助「知るか!」

 仁乃「屋敷の広さもさることながら、この部屋も広いね。
    蝶屋敷のベッド三つ位なら余裕で置けそう」
 睦彦「だな。兄二人は生死不明だっけ? こんな家に一人ぼっちってどういう気持ちなんだろ」


 光「あの子多分何にも考えてないと思うぜ、だってあなたたちとオレたちの扱い方の差ありすぎ」
 寧々「兄妹が生きているかどうか分かんないって、すっごくつらそう。
    で、でもでも、大根あ……(気にしていることを自分で言ってしまいションボリ)」
 光「先輩————! 元気出してくださいよ、ね!」

 炭治郎「元気がないと言えば…」
 花子「………はい、俺はどうせ便所虫ですよ……」
 善逸「ブツブツブツブツ言ってんな。君大丈夫?」
 仁乃「大丈夫なわけないでしょ、あの状態」
 伊之助「こんなことで落ち込んむなんてやっぱりお前弱いぜ!」
 睦彦「ば、バカ! ショックを受けてる相手にそんなこと言うな、ホラ…」

 花子「ああ、いいのいいの、うん……」
 睦彦「ほらぁぁぁぁぁぁ!! だから言ったろうがこのバカバカバカバカ!(伊之助を揺さぶる)」
 伊之助「うおっうわっ目、目が回るやめろこのやろ!」


 有為「お待たせしました。こちら、抹茶と茶菓子になります(ちゃぶ台の上に置いて)」

 寧々・仁乃「ふわぁぁぁぁぁ! 美味しそー(テンション急上昇)」
 花子「(チラッとお菓子に視線を移して)」
 炭治郎「ありがとう有為ちゃん。嬉しいよ!」

 伊之助「(毛皮を取って)美味そうじゃねえか! おいそこのフワフワ野郎(花子)!
     食べねえなら俺が食べてやる!」
 善逸「お、お前女の子の前で乱暴な食べ方するなよ嫌われるぞ!作法があるのよ分かる?」
 伊之助「知らねえ!」

 禰豆子「ムームー!」
 炭治郎「禰豆子も食べるか? ここの桜型のお饅頭おいしそうだぞー」
 禰豆子「ムームー!(頷いて)」
 睦彦「おーい花子。食べねえともったいねえぞー」
 花子「ま、まあ? 食べるよ? 当然(ジーッ と有為を見て)」

 有為「(近くの座布団に腰を下ろし)……先ほどはボクが悪かったです。許してください。
    えー—と、八尋さんと、花子くんと、原稿くんでよろしいでしょうか」
 花子「YESその通り。もうこれからは便所虫だなんて言わないように!」
 寧々「謝ってくれればいいのよ。よろしくね、有為ちゃん」
 光「そうそう、オレの名前は原稿………ん???」

 有為「それでは、お茶などを召し上がって頂きながら鬼狩り様にはお話を伺いしたいのですが」
 かまぼこ隊一同「はい!」
 光「ちょ、ちょっと待て! オレの名前は、『みなもと・こう』!原稿じゃないって」
 有為「(知らんぷり)はい、それでは、なぜ皆さんがボクの家にお越しになったのか説明を」
 光「聞け————!!!」

 かまぼこ隊一同「えっと、それは、(ピーチクパーチクチュンチュンチュン←説明中)」
 光「いやお前たちもちょっとは弁護しろよ! ね、先輩!」

 寧々「このお饅頭ふわっふわでおいしいと思わない? 禰豆子ちゃん!」
 禰豆子「ムームー!(饅頭を食べて幸せそうな顔)」
 寧々「だよね。ねえねえ、この子はね、もっけちゃん! 可愛いでしょー?」
 もっけ「なでろ」「ねずこかわいい」「すき」
 禰豆子「ムームー(^^♪(もっけちゃんなでなで)」
 寧々「ねー。可愛いよねー」


 花子「どうやら女子トーク中だね。残念だったね少年(光の肩に手を置いて)」
 光「宵宮—————!! やっぱお前から先祓うわ!」
 花子「人間だけどね。頑張ってぇ」

 
 ネクスト→なぜ宵宮有為は一人で暮らしているのか。
      本人から語られる陰陽師の事情とは…?
      次回もお楽しみに!
 
 
 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.70 )
日時: 2020/04/04 15:54
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 あ、あとめちゃどうでもいい話ですが、
 今日4月4日は有為ちゃんの14歳のお誕生日です。

 ハッピーバースデー有為ちゃん!
 これからこの小説でいっぱい活躍させてあげるので作者からもよろしくお願いします!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.71 )
日時: 2020/04/04 23:19
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

花子くぅん頑張れ。
さて。今回のお言葉。
>>69
もっけ「ナデロ」「ネズコカワイイ」「スキ」

第24話「陰陽師・宵宮有為」 ( No.72 )
日時: 2020/11/23 08:45
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 ちょい前の投稿で、『花子くんと寧々ちゃんと光くんしか登場しない』などと
 言っておきながら、もっけちゃんという存在を登場させてしまった犯罪者、むうです!
「もっけって何?」と思った方は、後でこのページに参照つけときますので見てね。
 じゃ、続き!


 【かまぼこ隊・話の説明が終わって】

 炭治郎「……ということで、お館様の指示の下、宵宮家を探すことになって」
 善逸「ホントマジ大変だったんだよ?うどん屋で女の子に全力で引かれるわ賠償金払わされるわ
    鬼が出るわで。この世界に散々いじめられて俺もう嫌!!」
 伊之助「テメエの世界大変だな」

 睦彦「まあぶっちゃけ善逸は自業自得なんでスルーしとくとして」
 善逸「今の見た? これが営業妨害ですよ! 我妻善逸の発言という営業を奪うなんて君!」
 伊之助「うるせえ!黙れボケ!」
 仁乃「話はこんな感じなんだけど、OK?」

 花子「うん、了解。君らの世界シビアだね。まあそんな世界に呼び出されたんだから
    結局のところ俺の手助けが必要って事でしょ?
    回りくどい良い方しなくても俺にはバレバレだよ宵宮」

 有為「すみません。ちょっと何言ってるのかボクにはさっぱり」
 花子「あ、そう…」

 寧々「花子くんは、有為ちゃんのために戦いたいって!必要だって言ってるんだよ有為ちゃん」
 光「流石先輩、ナイスフォロー。いや花子のフォローなんてオレには必要ないけど…」

 花子「ヤシロ、もしかして俺のこと心配?」
 寧々「ま、まあ、ずっとテンション下がっててらしくないなって」
 花子「(ギューッ)」
 寧々「ふぇぇぇぇぇぇ!?」


 善逸「あ、が、ぬ……。だ、抱き着くだと? 女の子に……抱き着くだと?(←二回)」
 睦彦「…ケッコー積極的だな。なあ胡桃沢?(ドキドキドキドキ)」
 仁乃「プシューッ プシューッ(恥ずかしさがMAXに達し沸騰)」
 睦彦「胡桃沢?? お、おい大丈夫か?」

 有為「なんの話か知りませんが、花子くんに手伝ってもらうような仕事は厠の掃除だけですので」

 寧々「ふふふ……良かったぁ。いつもトイレ掃除させられるのは私だからね!?
    自分の領域くらい自分で掃除しなきゃー。ねー花子くん!」

 花子「何でヤシロは、いつになくテンションが高いの?」
 寧々「さあ? 自分に巻き付いてた鎖がようやく解放される感じ?」
 花子「………要するにトイレ掃除を俺に押し付けることでできて嬉しいんだね」


 有為「さて、話がずれてしまいましたが……」
 花子「ごめん…」

 有為「なるほど。六新鬼月を倒すためにはボクたち陰陽師の力が必要と……」
 炭治郎「封印が解けたみたいで、実際この前も柱9人を襲ったらしいんだ」
 善逸「一人につき犠牲は一億人。そんな鬼を封じ込めた陰陽師の子孫なんでしょ君!!
    じゃあもう一気にさ、全部封じてよお願い!」

 有為「善逸さんが仰るように、ボクとしても鬼殺隊の役に立ちたいと思うのですが…」
 伊之助「何だよ? まさか『封じ込めることが出来ない』とかねえよな!?」
 仁乃「有為ちゃんが見せてくれた水の風の術、凄い威力だったよ。鬼にも勝てるんじゃない?」
 睦彦「そうだな。なぁ宵宮、何がだめなんだ?」

有為「そうですね。現在のボクの力では、封じ込めることに成功したとしても霊力が弱いので、
    また復活するかもしれません。ボクの術は実はまだ未完成なんです」
 かまぼこ隊一同「未完成?」

 有為「宵宮家は代々、長男または長女に術を教え、陰陽師の歴史を築き上げていくのですが、
    一番術の知識を持っていた十歳上の兄の十郎は町へ出たその翌日から行方不明。
    彼を追って町に出た次男の茂吉も行方不明。
    術を極めていた二人の行方が分からず、一人ぼっちになってしまったボクは当然、
    宵宮家の伝統を作り上げていかなければならず、独学で術を学んだのですが…」

 炭治郎「まだ、術の全部を会得してはいない、と」
 有為「そういうことですね」
 善逸「そ、それで大丈夫なの? 六新鬼月と戦えるの? ねぇ! 死なない?」
 伊之助「気が滅入ること言うな、この!(ボカスカ)」
 善逸「だから殴んなって!!」
 睦彦「封印できるようにするためには、まず術を会得する必要がある…なるほどね」
 仁乃「分かった。そのことについても、またお館様に説明しておくよ」

 光「嘘だろ? あんだけオレたちを痛めつけておいて、未完成?
   オレの家お祓い屋だけどお前んちの方がはるかに上っすね!」

 花子「まあ陰陽道とお祓いは全然違うからねえ。しかし俺もあそこまで追い込まれるとは」
 寧々「それは、術でも口でもってこと?」
 花子「うん、まあそういう事」


 有為「中途半端で申し訳ないです。一日でも早く術を体に叩き込みますので」
 炭治郎「一緒に頑張ろう!!」
 伊之助「急げよ! お前が鬼を弱らせたら、俺が倒す! そうすりゃ俺は一番強い寸法だ!」
 睦彦「陰陽師も色々と大変なんだな。俺ももっと目立てるように頑張らねえと!」
 仁乃「応援してるよ、むっくん!」
 睦彦「……ん」

 善逸「(ヤバいこれはヤバい、睦彦×仁乃ちゃんのカップルできるまでに
     俺も早く禰豆子ちゃんと付き合わねば!!)
    禰豆子ちゃ———ん! 一緒に……」
 

 禰豆子「ムームー!(お饅頭もぐもぐ)」
 もっけ「おいしいか」「なでろ」「ねずこ」
 禰豆子「ムームー!」
 もっけ「ななばんより」「ねずこすき」「なでろ」
 禰豆子「ムームー!(私は善逸よりもっけちゃんの方が好き!)」

 善逸「ぜ、善逸よりもこのふわふわ兎が好きだって今声が……Σ(゜д゜lll)ガーン」

 花子「え、今俺より好きって言った? でも俺にはヤシロがいるから〜。ね?」
 寧々「………ま、まあ、助手っていう関係だけど」
 有為「(汚物を見るような目)自分から喜んで、他人に甘えてもらいたい猫になるなんて」
 花子「言い方酷い!!」


 ネクスト→深夜、有為のことを心配し声をかけた炭治郎だったが…。
      次回もお楽しみに!


 


 
    
    


 
 
 

 
 
 
 

第24話「陰陽師・宵宮有為」(2) ( No.73 )
日時: 2020/11/17 16:10
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【深夜2時ごろ】

 〈寝室で寝ている一同〉

 善逸「う、うーん。むにゃむにゃ」
 禰豆子「すぅ……すぅ…む〜(寝返りをしたときに足を突き出す)」
 睦彦「ぐぇっ!(禰豆子の足が腹にヒット)」
 炭治郎「義勇さんはアツアツのお饅頭……中身はお肉…(←寝言)」
 伊之助「ふがっ。グーグー」

 寧々「うふふ、源センパァ〜イ(←寝言)」
 光「……んー」

 花子「俺ら夜行性は暇だな。ちょっと外行って来よー」
 炭治郎「うーん、トイレ……(布団から起き上がって)」
 花子「あれ、起きたんだ竈門」
 炭治郎「ちょっとトイレに行きたくて…ふわぁぁ〜」
 花子「俺ついてくよ、暇だし。一緒に屋敷探検行ってみよー!」
 炭治郎「ふわぁぁ〜、よ、よろしくお願いしまふ」

 〜炭治郎、花子くんと一緒にトイレへ〜

 〈トイレ前〉

 炭治郎「屋敷が広いから、トイレの場所も把握できてなくて、助かったよ」
 花子「まぁ俺トイレの怪異だし…。さっさと行っておいでよ」
 炭治郎「うん、じゃあ(トイレの中に入って扉を閉め)」

 花子「竈門、このあと暇?」
 炭治郎「……うん、なんか起きたら眼が冴えちゃった。多分すぐには寝れないかな」
 花子「じゃあさ、終わったら一緒に話そうよ」
 炭治郎「うん、分かった」


 〈一方その頃寝室では〉

 禰豆子「むー!(再び足が出て)」
 善逸「げふっ! な、何よ何よ?」
 伊之助「グーグー(寝返りを打つときに右手が出て)」
 睦彦「うぉえっ。誰だよさっきから! 手とか足とか当たって眠れんわ!!」
 仁乃「……うーん。うるさい……静かにしてぇ…」

 善・睦「だってこいつらが!!!(禰豆子と伊之助を指す)」
 禰豆子・伊之助「(すやすやと眠っている)」
 善逸「禰豆子ちゃんは可愛いから許すとして、伊之助、お前は殴る!
    俺を殴った分だけな! 睦彦、お前も殴るよな」
 睦彦「俺を踏んづけた分だけな!」

 ※メンバーの中で仲がいい電気属性(雷の呼吸・光の呼吸)のお二人。〜


 寧々「だ、大根足……うわ——————ん!(悪夢を見ている様子)」
 光「な、何だようるさいな……あれ、先輩? 泣いてます? どうしたんすか」
 寧々「聞いでよ光くん、先輩が、大根足だって、言って、フッたぁぁぁ!」

 光「…………怖い夢を見たんですね。じゃあこれを」
 もっけ「ねね」「なでろ」「げんきだせ」
 寧々「うわーん、もっけちゃん———!」


〈再び、トイレ前〉

 炭治郎「お待たせ(トイレから出て)。じゃあ帰ろうか」
 花子「うん、帰りたいのは山々なんだけどね……」
 炭治郎「ま、まさか花子さんあなた」

 花子「うん、迷っちゃった(アッサリ)」
 炭治郎「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 花子「だってここ広いんだもん。七不思議の俺でもさぁ、
    特別鼻が良かったり、耳が良かったり、記憶力が良かったりとかはないし」
 炭治郎「(くんくん)あっちの方から、茶葉の香ばしい匂いはするけれど」
 花子「じゃあ行ってみよー! 探検探検!」
 炭治郎「テンション高いな!」

 
 〜炭治郎の嗅覚を頼りに廊下を進む二人〜

 花子「それでさあ、俺がちょっとからかったらすぐ赤くなって、面白いね刻羽って」
 炭治郎「本人が直情径行で考えるより先に手が出るようなタイプだから、
     自分から不意打ちをかけたり、逆にかけられたりするのは慣れてないらしいんだ」
 花子「ふーん。からかい甲斐があって実に面白い」
 炭治郎「ははは…(乾いた笑い)」


 〜角を曲がり〜

 花・炭・有「ギャッッ(派手にぶつかる)」
 炭治郎「いたたたたた……有為ちゃん、こんな時間だけどまだ起きてたんだ」
 有為「(おでこをさすりながら)ええ。部屋の明かりを消したらもう寝ますけど。
     お二人はどうかされましたか?」

 花子「竈門のトイレに付き合ったんだけど、トイレから寝室に戻る道のりが分かんなくてさ」
 炭治郎「それで、とりあえず屋敷内をうろついてみてたんだ。良かったよ、有為ちゃんがいて」

 有為「なるほどなるほど。竈門くんたちはボクの家中を鼠のように這ってたんですか」
 炭・花「言い方がひどい!!」

 有為「仕方がありませんね。寝室までご案内しましょう」
 炭治郎「ねえ、有為ちゃん。ちょっと俺から話を聞いて言い?」
 有為「………殴りますよ」

 花子「どうやら宵宮、ナンパと勘違いしてる? おばーかさん」
 有為「バンッッ(花子くんにビンタ)」
 花子「躊躇ないなー!!!」

 有為「ボクが語れる話などあまり多くないですよ」
 炭治郎「大丈夫。こっちから話題を振るから(ニッコリ)」
 花子「(ビンタのせいでバタンキュー)」

 有為「それでは道案内はあとにして、厨房へお越しください。抹茶淹れます」
 花子「や……たぁ……」
 炭治郎「花子くーん(゜_゜>)」
 

 〜こうして、厨房へと向かう三人だった〜


 ※花子くんは幽霊なので普通の人には見えないし触れないけれど、
  かまぼこ隊は鬼退治でそういう『怖いもの』をいつも見ているので
  触れるし見ることも可能。。有為ちゃんは霊力があるから見える。

  ↑↑↑今更の説明すませ。


 ネクスト→有為・炭治郎・花子くん、三人の座談会(^^♪
      寝室では禰豆子と伊之助による被害が…。
      次回もお楽しみに!

  1話がどんどん長くなる件。
 


 
 

 

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.74 )
日時: 2020/04/07 16:14
名前: *サクラ* (ID: SK5u95ln)

今回の一句
「ナンパと勘違いしてる?おーばかさん」

第24話「陰陽師・宵宮有為」(3) ( No.75 )
日時: 2020/11/23 08:49
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 >>74
 楽しんでもらえたようで嬉しいです(笑)
 ちなみにボケコメントはその場のアイデアで入れてるヨ☆
 誤字チェックしてる時に自分で笑わないようにしてるよ(←痛いのでね)
 

 【厨房にて】

 有為「(コップに茶葉を淹れながら)………あの、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
 炭・花「何?」
 有為「何で二人とも、ボクの腕や肩を揉んでいるんですか。邪魔だからどいてください」

 〜炭治郎・花子くん、しれっと女の子をマッサージ中〜

 炭治郎「大きい屋敷の管理を一人でやってるんだから、少しは休まなきゃだめだよ(もみもみ)」
 花子「そうそう。ほら肩に力入ってるよー。無理しなくていいんだからさー(もみもみ)」
 有為「肩に力が入る原因を述べるならば、急に体を触ってきて気持ち悪いから、です」

 花子「えぇー。宵宮の言葉のナイフで俺死にそう」
 有為「すでに死んでいるとか言ってませんでしたっけ。おばかさんですね」
 花子「う……っ。な、なかなかやるじゃん」

 炭治郎「有為ちゃん、もうちょっと優しく言おう? そうすれば皆とともっと仲良くなれるよ」
 有為「(コップをちゃぶ台の上に置いて)ボクは優しく言っていますが」
 炭・花「(あ、ダメだ。無意識に放った言葉がメンタルをえぐってくるパターンだコレ)」

 有為「お茶が入りましたので席に座って、冷める前に飲んでください」
 炭治郎「ありがとう。優しいねー」
 有為「褒めていただくほどの事ではないのでお礼など結構です」

 花子「………何だかなぁ……。俺に対しての当たりが強い気がするのはなぜ?(お茶ゴクゴク)」
 炭治郎「そういえば、一回三人を追い出したんだっけ。何で?」

 有為「単なる操作ミスです。本当は近くにいた鳥を召喚したかったのですが、
    術の発動方法を間違えたのか、気づけば珍妙なお三方が目の前に…」

 炭治郎「珍妙なお三方……」           ・・・・
 花子「なんかさ? 『こんにちはー』って挨拶したら回し蹴りが飛んできてさ」
 炭治郎「へぇー。(回し蹴り!?)」

 有為「(お茶を飲んで)他にも色々やったら大人しく帰ってくれたのですが、何故かまた」
 炭治郎「よく無事だったね花子くん!!??」
 花子「……いや何も無事じゃないよ。便所虫って合計5回くらい言われたしさ……」

 有為「いえ、ボクの計算によると10回は言いました」
 炭治郎「ぇぇぇぇぇぇぇ!」

 花子「そりゃ、泣きたくもなるよ幽霊でも…。ヤシロなんかずっと怒ってた。
   『花子くんからも言われて傷ついてたのに他の人からも言われた!』って」
 炭治郎「………お気の毒に」


 【一方その頃、寝室】


 善逸「おい睦彦、起きてるか?」
 睦彦「ったりめえだろ。伊之助殴ろうとしたら本人が起きてキレて、逆にこっちが殴られて」
 伊之助「俺様を倒そうだなんて百億光年早えんだよォ!(エッヘン)」

 善逸「いやむしろ起きてくれた方が効率いいわ。縄持って来て〜コイツ縛る!」
 睦彦「了解。そこで押さえとけ善逸! あと光っつったか、お前も手伝え! 起きてんなら」
 光「オレを巻き込むんじゃねえ!」
 
 仁・禰・寧「すー…すー…」


 ※キャラやポジション被りがち・仲良しの電気属性(雷、光、金髪)の3人

 
 【再び、厨房】

 炭治郎「改めて屋敷を見ると、埃一つ落ちてなくてびっくりしたよ。凄いね」
 花子「ヤシロに爪の垢を煎じて飲ませたいな、うん」

 有為「自分の住む場所を他人に掃除させて偉そうに…」
 花子「否定したいけど間違ってはない!!」

 有為「自分でしなければならない所に追い詰められているからやっているだけですよ」
 炭治郎「………有為ちゃん…」
 花子「へぇ、努力してるんだ。偉いね」

 有為「掃除の手順を全部覚えることが出来たのは三カ月前。
    米のとぎ方もお茶の淹れ方も分からなくて、いつも兄たちに頼ってました。
    頼みの綱が居なくなって、急に自分の無力さを実感したというか…」

 炭・花「………」

 有為「余裕がないから、ついきつい言葉を言ってしまったりして、毎日失敗ばかりで。
    術も完ぺきではないし、凄いと言われるようなことは何もしてません」

 炭治郎「そんなことないよ。有為ちゃんの、努力する姿勢が俺にとっては凄いことなんだよ」
 有為「……え」
 花子「たくさん頑張ったんでしょ? 自信持ちなよ。俺は、宵宮の頑張りを認める」

 有為「………傷野郎の癖に、便所虫の癖に、いいことを言うなんてずるいです」
 炭治郎「傷野郎って思ってたのずっと!!?」
 花子「はーい俺は便所虫って言われても強く生きてまーす!」

 有為「うん、決めました! 明日から皆さんに、ボクと手合わせをしてもらいましょう」
 炭治郎「手合わせ……?」
 花子「ふふふ……いいよ。俺に勝てるのならね(ニンマリ)」

 有為「実践に向けて、少しでも使える術を増やしたいですし、
    相手からの攻撃の避け方なども学べますしね」
 花子「宵宮って、ひょっとするとすっごく真面目?」
 炭治郎「うんうん、一緒にがんばろう!」





 伊之助「テメェら後で覚えてろよ———!!(縄でグルグル巻きに)」
 善・睦「やったぜ!!」
 光「………オレもう寝ていいっすか?」



 ネクスト→有為VSかまぼこ花子隊で、手合わせ訓練開始☆
      次回もお楽しみに!
  
 

第25話「地獄の手合わせ」 ( No.76 )
日時: 2020/11/17 16:13
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 はい、やっと25話いきましたー。
 今までのほほんとした感じでしたがやっと技とかみんな出してきますのでね。
 じゃ、頑張って執筆しようか。
「本の呼吸・壱ノ型 キーボード操作!!」(ダサっw)


 〈翌日:AM9:00〉
 
 炭治郎「おはようー」
 禰豆子「(まだ寝ている)」
 善逸「おはよう炭治郎。お前はいいよな、何か勝手に屋敷探検してたんだろ幸せだったか」

 炭治郎「善逸? ………目にクマが出来てるぞ。寝不足なのか?」
 善逸「聞いてよ炭治郎ォ〜! 伊之助の寝相が悪すぎて、
    手やら足やら、俺の体に当たって眠れなかったんだよぉ」

 睦彦「寝不足なのはお前だけじゃねえぜ……。全く」
 炭治郎「睦彦くん? なんか顔色が悪いけど…」
 仁乃「ああ、むっくんは低血圧で朝が弱いから」

 睦彦「伊之助、テメエ本当に許さねえ! 折角、俺が鬼を100体一気に倒す派手な夢見てたのに」
 善逸「それは凄いですねぇ!!?? 俺なんか夢さえ見させてもらえんかったわ!」

 伊之助「………お前らなァ……(縄でグルグル巻き状態継続中)」

 寧々「ど、どうしたの? なんで縛られてるの?」
 光「…ああ、気にしなくていいっすよ先輩」
 寧々「光くん何か知ってるの?」
 花子「さあ、話してごらん」
 光「お前には死んでも話さねえぇ!」

 有為「(部屋のふすまを開けて)おはようございます皆さん。朝食の準備手伝ってください」
 一同「はーい」


 【厨房】

 有為「はい。この中で自分が不器用だという自信がある人、挙手」
 伊・睦・花「はい!(ビシッ)」

 仁乃「おぉ〜自信満々に手を上げてる」
 寧々「料理は得意! 頼っていいんだからねっ」
 善逸「マジで? 教えて下さい寧々先生!」
 寧々「よろしい!(嬉しそう)」
 
 有為「分かりました。では、伊之助くんは部屋で待機。睦彦くんは野菜を洗ってください。
    花子くんは………厠の掃除でも」

 花子「なぜ!!??」
 光「花子=トイレって考えが根元にあるんだな、きっと」
 炭治郎「…………有為ちゃん、まずはその考えを改めるところから始めようか」
 睦彦「伊之助に至っては待機だとよ。差、ありすぎるだろ。宵宮、変更してくれ」

 有為「すみませんでした。では、伊之助くんは部屋で待機。睦彦くんは野菜洗いを。
    花子くんはそうですね、手持ちの包丁が錆びてるので研いでください」

 花子「だから、なぜ!!??」
 伊之助「ヤッフー、待機だぜ! 何もしなくていいぜェ!(隣の部屋へビューン)」
 光「ちょ、おい、逃げるな!」

 有為「では、始めましょう」
 かまぼこ隊一同「不安しかない……」
 花子くんキャラ一同「……以下同文……」


 〜レッツ クッキング〜


 炭治郎「(豆腐を斬って鍋に入れる)味噌の量っていつもどれくらいなの?」
 有為「ああ、炭治郎くんの好みの量で大丈夫ですよ(卵焼きを作っている)」
 花子「ふーん。ふんふふーん♪ 包丁を、研ぎまーす」

 善逸「(お米を研いでいる)花子に一言突っ込みたいのは俺だけか?」
 寧々「ううん、私も!トントントン(←野菜を切っている)」
 睦彦「俺ももちろん突っ込みたい。ジャー(←野菜を洗って寧々に渡している)」

 光「仁乃ちゃん、もう一つ包丁取ってくれるか?」
 仁乃「いいけど何に使うの? はい(包丁を渡して)」
 光「鮭があったから、西京焼きでも作ろうかと……」
 善逸「凄いな!」



 【隣の部屋】

 伊之助「ちょっと待て! この縄ほどかねえといけねえの忘れてたァ!
     自分ではほどけないし……オイお前!(禰豆子を呼ぶ)」
 禰豆子「(パチッ)ムームー?」
 伊之助「これほどけ!」
 禰豆子「…………すぅ…すぅ…」
 伊之助「寝んな——————!!」



 〈朝食の時間〉

 有為「今日の朝食は、ご飯と、豆腐の味噌汁と、卵焼きと西京焼きです」
 一同「うわぁぁ、おいしそー!!」
 炭治郎「では、」
 一同「いただきまーす!」

 有為「食べ終わったら早速訓練ですよ」
 善逸「マジですか嫌ですよ!」
 伊之助「うるせえっつーの!((´〜`)モグモグ」
 仁乃「むっくん、この白菜洗ったんでしょ。おいしいよー」
 睦彦「そうか。俺、洗っただけだけどな。ありがと」

 寧々「光くんのつくった西京焼き美味しいー」
 光「良かったっす! 他にも作ってほしいものあれば作りますよ」

 寧々「じゃあねえ、イケメン彼氏!」
 光「すみません、それは無理です…」

 花子「ヤシロ……」
 寧々「何その目! じょ、冗談に決まってるでしょー。嫌だなー花子くんったらー(棒)」
 花子「あ、そう? それならいいんだ。ヤシロの頭が通常だったら俺嬉しい」
 寧々「う、うん、ツウジョーツウジョー」
 もっけ「ぼうよみ」「うそつき」「アメやる」

 善逸「あ」
 炭治郎「もっけちゃんは正直者だな(ニッコリ)」
 
 寧々「違うのよぉぉ〜!!」



 ネクスト→手合わせ開始!
      次回もお楽しみに!



 あ、また戦闘します!って言ってできないパターンになっちゃった…。
 ごめんねー。
     
 
 

 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.77 )
日時: 2020/04/08 13:58
名前: 蝶霞 (ID: SK5u95ln)

サクラっす。
今回の一句
「ボウヨミ」「ウソツキ」「ネネ」

第25話「地獄の手合わせ」(2) ( No.78 )
日時: 2020/11/17 16:15
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 あー、有為ちゃんの術の技名考えるのムズイな…。
 でも頑張って頭をひねりながら考えましたので、そこの当たりも見ていただければ!
 あとこの作品面白いって思ったらお気に入り登録や感想もお願いします(__)
 

 〈朝食を食べ終わって〉

【かまぼこ花子隊と有為、家の裏にある山にて手合わせの準備】

 炭治郎「よし、久々に技出すから素振りでもしておこうっと。な、善逸」
 善逸「………ハァ……いいですねお前、頭お花畑で。……やべぇ俺死ぬわ」
 炭治郎「陰陽師の子孫と直接戦えるんだぞ! この経験は鬼の討伐にきっと役に立つ!〈力説〉」
 善逸「そんなことを言うんだったらお前との仲はこれまでだな。睦彦、行くぞ」

 睦彦「(刀の整備中)は? お前何言ってんだ。頭大丈夫か?」
 伊之助「早く始めようぜェ!! 楽しみで仕方ねえ!」
 仁乃「この前はがねづかさんに打ち直してもらったばかりだから、技出すの楽しみだなぁ」
 善逸「アー——俺の居場所ないわ! 俺もう帰る! 帰って寝る!!」

 花子「我妻って帰る家あるの?(宙にふわふわ浮きながら)」
 善逸「自分の家なんかねえよ。鱗滝さんとこに帰るわ。蜘蛛野郎(累)がいるけどココよりマシ」

 寧々「えぇー。有為ちゃんの家、凄く居心地がいいのに」
 光「そんなこと言うと、また何か言われそうだけど…。タンポポ野郎とか」

 善逸「あんな可愛い子がそんなこと言うはずがなかろう!」
 花子「いや、あるよ。俺なんか便所虫×10回だよ? 君だけ特別何てことはないと思うけど」

 有為「ボクの家よりマシとか仰った下郎は誰でしょうか?(ニュー)」


 〜不意に背中から声をかけられ〜

 善逸「ギャァァァァァ!!」
 有為「……全く。ついこの前までは『座布団ふわふわ! 俺寝るわ!』などと言ってたくせに。
    これ以上文句を言うようであれば、呼び方をタンポポ野郎に変えますが」
 善逸「すみませぇぇぇぇん!!!」


 有為「……はい、では始めましょうか。(杖を掲げて)
    この杖の先に取り付けてある球を、この前誰かが割ったんですよね…」
 伊之助「ゲッ」

 有為「ルールはこうです。順番は誰からでも構いません。皆さんはボクの服の裾を斬ったら勝ち」
 炭治郎「そのルールなら、木刀にした方がいいんじゃないかな。真剣でやったら…」
 善逸「か弱い乙女のはだに傷つけたら犯罪よ!?」

 有為「……昔、兄の稽古に付き合って木刀で勝負をしたら、一瞬で粉々になったので…」
 かまぼこ隊一同「一瞬で粉々!??」

 花子「なるほどねぇ。俺も本気で行くよ?(包丁キラリ☆)」
 寧々「頑張れ花子くん!」
 光「先輩、オレに任してください。やってやりますよ」


 善逸「ちょっと待て————!!!」
 有為「これくらいのルール、鳥でも覚えられると思うのですが、無理でしたか?」
 かまぼこ隊一同「どうした、善逸」
 花子くんキャラ一同「?」

 善逸「いや、何で皆誰も突っ込まないわけ? 見て下さいよこのメンバーを!」 
 伊之助「ああん? 何だテメエ・何が言いてえのか分かんねえよ」
 炭治郎「メンバー? 俺たちかまぼこ隊と花子隊(←そう呼ぶことにしてる)だけど」

 仁乃「どこがおかしいの?」
 睦彦「おい善逸。お前勝負から逃げたいからって時間稼ぎとか汚ねえぞ!」


 善逸「だってさぁ、有名な陰陽師の子孫VS柱以下の剣士5人と、
    幽霊とお祓い屋(武器デバフ状態)と、あとあと寧々ちゃんに至っては手ぶらですよ!
    これ完全に無理ゲーじゃない??」

 花子「ヤシロに何かあったら俺が守るんだから気にしなくていいのに」
 光「いや花子よりオレの方が絶対先輩を守れるんで!」

 炭治郎「(小声)一人ずつかかって来いとは言ってないし、連係プレーでもいいと思うよ」
 睦彦「善逸! 鏡ノ森でやった連撃もう一回派手にぶちかましてやろうぜ」
 伊之助「くだらねえことグタグタ考える暇があるなら鍛錬しろ!」
 仁乃「大丈夫だよ、善逸さん。何かあったら私がフォローするから!」

 善逸「そ、それで大丈夫なの??」
 かまぼこ花子隊「うん、多分大丈夫!」
 善逸「多分!?」

 有為「ボクはもう準備できてますよ。くだらない独り言にいつまでも付き合いたくないので」
 炭治郎「じゃあ、まずは俺が行きます!」

 かまぼこ隊一同「炭治郎頑張れ!」
 花子「おー、ファイト—!」
 もっけ「ふれー」「ふれー」「たんじろう あとでアメやる」

 炭治郎「アメ欲しいので頑張ります!」
 有為「(………)では、よろしくお願いします」


 〜炭治郎・有為 両者深く構えて〜

 もっけ「それじゃ」「しあい」「かいし!」

 

 ネクスト→炭治郎VS有為、そして善逸×睦彦の連撃再び!
      花子くんや光も寧々ちゃん援護で頑張ります。
      次回もお楽しみに!


 〈後日談というか作者の独り言〉

 むう「戦闘が長引く呪いにでもかかってるのかな?」
 
   こんな噂、知ってますか? 『戦闘やります』と書いてあったから読んだら、
   戦闘シーンがなかったりするのは、もしかしたら『むう』の仕業かもしれません……。

 むう「はい、紛れもなく私の仕業です!」
 
 

 

第25話「地獄の手合わせ」(3) ( No.79 )
日時: 2020/04/09 09:29
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 【炭治郎VS有為】

 炭治郎「(タタタタタタ←駆け足)……怪我は負わせられないし、慎重にやらないとな…。
     (ダン←宙に浮いて)水の呼吸・弐ノ型 水車!!」
 有為「(バク転をして技をかわす)祓魔術・壱ノ目 水の神 水龍刃風!!」

 〜大量の水を含む風が発生〜

 炭治郎「うおっっ!(水の流れに巻き込まれて遠くに飛ばされる)」
 善逸「炭治郎————!」


 〜炭治郎、そのまま数十メートル先まで吹っ飛ばされ〜

 有為「もしかしてボクに近づければ勝てるとか思ってました? 」
 炭治郎「思ってました!(早く受け身を取らないと…)水の呼吸・捌ノ型 滝壺!!」


 花子「おぉー。技で頭から着地するのを回避。凄いねぇ」
 伊之助「あの攻撃……また出やがったぜ」
 
 仁乃「(小声)ねえ、炭治郎さんが有為ちゃんと戦っている時に私たちで不意打ちかけようよ」
 睦彦「えっ(←不意打ちが大の苦手)」

 寧々「で、でもでも、炭治郎くん大分追い込まれてるし、皆で助けたほうがいいんじゃっ」
 光「なるほど…作戦考えようか。あ、先輩はゆっくりしてて結構です!」
 寧々「うんん、私も一緒に考える! 私も一緒に頑張る!」
 善逸「(寧々ちゃんめっちゃ優しい! 神!!)」

 
 炭治郎「あの術は厄介だな…。どうする、どう動く? よし、後ろから回り込む!
    (茂みにしゃがんで隠れながら有為の背後へ)」
 有為「(周囲をきょろきょろと見まわし)……姿が、消えた…」

 炭治郎「(よし、背後に回れた…)水の呼吸・弐ノ型・改 横水車!!(木の枝を斬る)」

 〜ポキッッ ドサッッ〜


 有為「!? 枝が落ちて…。(飛んで回避)ということは炭治郎さんは反対側でしょうか。
    炭治郎さんは水の呼吸ですので、ボクも『水の神の術』で行きますね!」


 ※祓魔術は壱ノ目から拾ノ目まで、水の神から天の神まで術がある。
  ただ、水の呼吸のように壱ノ型が1個ということはない。
 「壱ノ目 水の神」の術は5つくらいある。。


 有為「水の神・刈り水泡(かりみなわ)!!」

 〜有為が杖を振ると、数個の水の球が出現。炭治郎に向かって振ってくる〜


 善逸「うわぁぁぁぁ、何かいっぱい来たよ、受けきれるの炭治郎?」
 睦彦「しっ。でっかい声出すな、作戦がバレる」
 伊之助「ハン。あんな水の球の1個くらい2個くらい、炭太郎なら余裕だぜ!」
 仁乃「……油断したらダメだよ、多分きっと…」


 炭治郎「うわ、なんだアレ? 水でできた泡、か? 
     漆ノ型 雫波紋突き!(ボスッと泡を突き刺して)」
 有為「(ニヤリ)……ご苦労様です」

 炭治郎「あれ、斬れない? 馬鹿な! えいっ」
 有為「無駄ですよ、無理やり切ろうとすると……」


 炭治郎「(スパッ)斬れた!! やった…」

 〜バー————ンッ〜


 かまぼこ隊一同「炭治郎(さん)—−−−!!」
 花子「竈門!!」
 寧々「炭治郎くんがっ」
 光「なんちゅう技だよ……」
 もっけ「シンダカ」「シンダ」「シンダ?」

 善逸「もっけは静かにして!(泣)」
 

 炭治郎「うわぁぁぁぁ!! な、何だ? 急に泡が爆発して……
    (また数メートル先にぶっとばされる)
     痛っ。か、顔の皮膚に擦傷が…。と、とにかく受け身を取らないと!」
 有為「刈り水泡はその名の通り、斬ろうとすると爆発して相手を切り裂くんです」

 睦彦「説明が怖いわ!!」
 伊之助「あんな奴に本当に勝てんのかよ、炭治郎攻撃できてねぇじゃねえか!」
 仁乃「大丈夫! みんなの知恵と勇気と希望があれば!」
 善逸「『知恵・勇気・希望』って、N〇Kの教育番組みたいなキャッチフレーズだね!?」

 花子「人間って意外とすぐ死んじゃうんだよねー。ここは俺がひとまず、出るってことで
    いいかな?」
 仁乃「さ、作戦聞いてた?」
 花子「大丈夫。うまくやるから(白状代セット完了)」

 ※白状代(はくじょうだい)とは、花子くんの武器である人魂のことです。

 寧々「頑張ってね! 大根足って言った報いを受けてもらおうじゃない!」
 光「先輩、ずっとそのこと根に持ってるんすね」

 花子「じゃぁ、行ってくるよ」
 善逸「死ぬなよ!」
 睦彦「バカ。あいつ元々死んでるだろうが。それより善逸、連撃の話なんだが……」

 仁乃「伊之助さんも私と連撃しない? 二刀流同士で」
 伊之助「フン! 俺の力が必要ってことだなァ? いいじゃねえか、やるぜ!」

 〜かまぼこ隊花子隊、順調に作戦を練る〜


 〈一方炭治郎〉

 炭治郎「(ぶっ飛ばされながら)水の呼吸・肆ノ型 打ち潮!! よし、受け身は取れた」
 有為「ボクが立っている場所まで随分が遠いですが、ここまで来れますかね?
    炎の神・爆炎(ばくえん)!!」

 〜大量の炎の球がふってきて〜

 仁乃「私の血鬼術パクってませんか!?(※仁乃の血鬼術・爆黒炎)」
 有為「……そもそも仁乃さんと勝負したことがないので術名すら知りません」

 炭治郎「こ、これは斬ったら爆発とかするのかな?」
 有為「いいえ、しません。ただ、無理に斬るとさらに激しく燃えだします」
 炭治郎「ひええっ」

 〜と、遠くから足音がして〜

 花子「蹴散らせ、白状代!!」
 有為「ギャッ 何この閃光…っ」

 〜爆炎が全部消滅し〜

 花子「遅れてごめんね。ここからは俺も加勢するよ。……本気で(包丁キラリ☆)」



 ネクスト→かまぼこ花子隊、作戦実行! 連撃も開始☆
      有為VSかまぼこ花子隊の戦闘をお楽しみに!


 
   

 
 

第25話「地獄の手合わせ」(4) ( No.80 )
日時: 2020/11/17 16:16
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 はいどーも、むうです。
 最近は執筆前にストレッチをすることが多くなりました。
 何故かって? コロナのせいで外に出れないからですよ……恨むわ…。
 はい、独り言終了☆
 続きをご覧ください。


 【有為VS炭治郎の戦いに花子くん参戦】

 炭治郎「は、花子くん、ありがとう助けてくれて」
 花子「いいよー。それに…(小声)後で皆で不意打ちかけるから」
 炭治郎「(ふむふむ)わー——! 花子くんが来てくれてすっごく助かったな———!(大声)」

 有為「今度前触れもなく大声出したら蹴りますからね」
 炭治郎「ご、ごめんなさい……(これでさっき話してたことは悟られてないはず)」

 花子「よし、宵宮。やろうか(包丁の刃先を有為に向けて)」
 炭治郎「は、花子さん花子さん。今のは『殺ろうか』ではなくて?」
 花子「まさかー。大丈夫、殺しはしないから(ニッコリ)」

 有為「その手に持っている刃物で攻撃でもする気? 殺人罪に問われるけど仕方ない。
    まぁ本人がやる気だしここは気を使って『受けて立ちましょう』と言うべきだなと
    ボクは思いました」

 炭・花「心の声がただ漏れ!!!」
 有為「失礼。ではかかってきてください。
    炭と花がまともに戦えるのかという疑問はありますが」

 花子「………冷たいねえ、俺が勝ったら抱きしめてあげようか(指先で包丁をくるくる回し)」
 有為「では花子くんが抱きしめる前に数発殴りますね☆」

 三人「では、いざ!!」

 〜三人、同時に地を蹴って〜


 
〈善逸&睦彦 茂みの陰に隠れて待機中〉

 善逸「有為ちゃんのディスが今回も炸裂してんな…なぁ睦彦?」
 睦彦「いやブラックシェインの方がいいか? それとも……(ブツブツ)」
 善逸「……お前何してんの」

 睦彦「いや、新技の名前を考えてるんだけど、いまいちピンと来なくてな…」
 善逸「今優先することはそれじゃないでしょ絶対! 作戦の方でしょ!」
 睦彦「分かってるよそんなこと。ただちょっと……」
 善逸「お前ホントめんどくさいな!!」


〈仁乃&伊之助 茂みの陰に隠れて待機中〉

 仁乃「いい? 多分花子くんが合図してくれると思うから、合図あったらすぐ出るからね」
 伊之助「ハッハァ! 上等! 伊之助様に勝るモノこの上なし!」
 仁乃「よし、頑張るぞー」

〈光&寧々 茂みの陰に隠れて待機中〉

 寧々「わ、私、本当にこんなことしなきゃダメなの……!?(ちょっと青ざめた顔)」
 光「俺も詳しいことよく分からないんすけど、花子の奴が勝手に、」

 花子『水の攻撃が出た時は、ヤシロおとりにすれば隙はつける』

 光「って、ちょっと目ぇ細めてニヤニヤしながら提案してたんですけど…」
 寧々「(わ、私、進んで魚になれと!?)」
 光「嫌ならやらなくていいと俺は思いますけど…」
 寧々「(落ち着くのよ私! やらなきゃいけないときはあるのよ!)」

 ※寧々は水を浴びると魚になる


 【再び、有為VS炭花コンビ】


 有為「では、まずは、軽ーく眠ってもらいましょうか…」
 花子「?……催眠術でもするつもりなのか?(チラッと炭治郎にアイコンタクト)」

 炭治郎「(コクリと頷いて)有為ちゃん、一つ頼みがあるんだけど」
 有為「何でしょうか。傷野郎」
 炭治郎「俺は水の呼吸だから、水の神の術で有為ちゃんと戦いたいんだけど」

 有為「……なるほど。どの術を使おうがボクの勝手だし、
    色んな術を組み合わせて使った方が戦法も工夫できるのに、とちょっと苛立ちながらも
    ここは一つの呼吸しか使えない善良な市民の為に、黙って指示に従うことにします」

 炭・花「やかましいわ!!」
 有為「そっちの声もやかましいですけどね。祓魔術・水の神 逆鱗ノ舞(げきりんのまい)!」

 〜水でできた大量の鱗が多方面から二人に向かって飛んできて〜


 炭治郎「花子くん、全部弾くことってできるか?」
 花子「………お安い御用。行け、魚くん!!」

 
 寧々「(茂みから飛び出し)二人とも危な———い!(二人をかばうように手を広げ)」
 花子「ヤシロ!!」
 炭治郎「寧々ちゃん!」


 〜ボタボタボタッッ 切っ先の鋭い鱗が寧々の体を傷つけようとして〜

 炭治郎「水の呼吸・陸ノ型 ねじれ渦!!」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!!」
 伊之助「獣の呼吸・伍ノ牙 狂い裂き!!」
 仁乃「四季の呼吸・肆ノ型 梅雨流流!!」
 睦彦「光の呼吸・参ノ型 暗暗流打!!」
 花子「やれ、白状代!!」
 光「えいっ! あっち行け鱗どもめ!(錫杖を振り回す)」


 〜危機一髪のところで鱗を全部弾き飛ばし〜


 有為「(寧々の方に駆け寄って)すみませんボクあなたはただの大根足娘としか思ってなかっ—」
 かまぼこ隊一同「…………え!?」
 光「………は??」
 花子「やぁやぁ、ご苦労様」

 寧々(魚)「もう酷い花子くん!! バレちゃったじゃない!!」
 花子「でも、結果オーライじゃない?」
 寧々(魚)「よくない!」


 有為「え、何で、魚に……ど、どういうこと……」
 花子「今だ!!」

 睦彦「(バッと宙に飛んで)行くぞ善逸、用意はいいかァ!?」
 善逸「ぱうっ(←気絶)寝たからもう大丈夫だ、行くぞ」
 睦彦「派手にぶちかますぞ!」

 有為「しまった!!(背後から向かってくる善逸と睦彦を見てギョッとする)
    で、でもこの術ならっ!霞の神・香霧噴—」

 仁乃「ざーんねん。前方にもご注意を☆(有為の上空に飛んで)」
 有為「なっ(前と後ろを交互に見て)」
 仁乃「はい、伊之助さんおねがーい!(暗黒の魔手で、道に落ちていた薪を伊之助に投げ)」
 伊之助「獣の呼吸・弐ノ牙 切り裂き!(薪を粉々に割って)」

 〜パキンッッ バラバラバラバラッッ〜


 有為「きゃっ」
 睦彦「雷の呼吸・弐ノ型 稲塊!!(ドドドドドドドドドンッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!(ビシャッッ)」

 〜善逸の斬撃により、有為の服の裾がやぶれて〜

 有為「あっ」
 かまぼこ隊一同「やった————!」
 花子隊一同「ウィン!!」

 寧々(魚)「良かったね! で、でも早く私を元の姿に戻して!」
 花子「はーいはい。分かりましたよっと(寧々の体を手ぬぐいで拭いて)」
 寧々「ぷひぃー。も、もうこれっきりよ! もう金輪際こんなことごめんだから!」
 
 炭治郎「ふんふんなるほど。寧々ちゃん、今度町で綺麗な金魚鉢を買ってくるよ」
 善逸「魚の餌もね♪」

 寧々「…………違うぅぅぅぅ………!!!」


 〈10分後〉

 有為「参りました。ボクとしたことが、たった一つの呼吸しか使えない奴らに負けるとは」
 睦彦「地味に嫌味が混ざってんな。相変わらず全然ブレねえ奴だぜ」
 炭治郎「取りあえず、勝てて良かった。皆の協力のおかげだ。ありがとう」
 善逸「褒められても嬉しくなんてないからな!!(ニコニコ)」
 伊之助「ハッハァ! やってやったぞぉぉおお!! ヒャッフー!」

 光「先輩。オレは何も見てなかったってことにしときますから、元気出してくださいよ」
 寧々「…………私もう寝る……心のどこかにヒビが入った……」
 花子「悪かった、俺が悪かったよ、よーしよしよし(なでなで)それと」

 有為「何ですかこっちを鼻息荒く見つめて。気持ち悪いですね」
 花子「勝ったから、何かご褒美欲しいなー」
 有為「……そうですね。では、(腹パンクリーンヒット)」

 かまぼこ隊一同「花子く————ん!!!」
 寧々「は、花子くん大丈夫……!?」
 光「……ダメだ、気絶してる」

 有為「勝ったら抱きしめるというお約束でしたよね。倒れたなら抱擁など出来ませんね」
 かまぼこ花子隊「過激極まりない……(泣)」

 
 ネクスト→番外編です!
      登場があまりなかった柱たちも登場します!
      楽しみにしていてくださいね♪


 番外編の前にある幕間もどうぞ見てみてくださいねー。


 
 

 
 

幕間 ( No.81 )
日時: 2020/04/09 18:31
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 宵宮有為様へ。

 元気にしていますか。
 俺はちょっとしなくちゃいけないことがあって、そっちへは戻れそうにない。
 十郎兄ちゃんの行方を探して家を出て、かれこれ一年。
 流石に一年経っても兄が戻って来なかったら死んだと思われても当然だよな。
 でも、俺も十郎もちゃんと生きているから安心しろ。
 必ず用事を終えて、戻ってくるからな。

 今俺がいる場所はすごく暗い。自分の両手足さえ見れないような状態だ。
 この場所は他の人からはまず見えないし見つからない。
 だからお前が俺ともし会える日が来るなら奇跡だ。

 俺はこの場所で必死に敵と戦っている。
 敵は俺の力で少しずつ弱体化しつつある。
 ただ俺の体力はもう既に限界状態だ。
 日に日に出来ることが少なくなってきて悔しい。

 有為、もし俺とお前が会うことが出来たら、お前の力で敵を倒してくれ。
 その時は、俺が陰でサポートする。
 敵を倒し終わる頃には俺がこの世から居なくなっているかもしれないが、
 それでも微かな可能性を求めてお前を頼る。
 
 俺はお前ときっと会えるはずだ。
 だから、その日までもう少し辛抱してくれ。
 頼りにしてるぞ。

 宵宮茂吉

 

第壱話「お願い叶えてください」 ( No.82 )
日時: 2020/04/09 19:07
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


【トイレの花子さん 炭治郎ver,】

 寧々『花子くんってね、お願い頼めば叶えてくれるんだよ。ただ一つ、大事なものと引き換えに』


 −−−−−−−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−


 〈トイレ〉

 炭治郎「(トントントン)花子さん花子さん、いらっしゃいますか?(ガチャリ)」

 〜しーん〜

 炭治郎「誰もいない……」
 ???「こっちだよ」……
 炭治郎「うわぁぁぁぁあ!!!(バッと振り向いて)」
 
 花子「やあ、竈門。ここ宵宮の家だよ? 扉三回ノックしてたけど、もしかして…」
 炭治郎「叶えてほしい願いがあって!!叶えてくれるって聞いたんで!(ちょっと食い気味)」
 花子「ほー。でもここ、俺の活動領域外だしなぁ」
 炭治郎「そこをなんとか! お願いします!!ドーナツあげるんで!」

 花子「ふわぁぁぁぁ!!じゃ、名前知ってるけどもう一回名前と願いをどうぞ!」
 炭治郎「(ちょろい……)」

 ※花子くんの好きな物はドーナツ。。

 炭治郎「階級・《丙》竈門炭治郎です!」
 花子「ふんふん、カマドね。知ってるけど。で、願いは?」

 炭治郎「妹を人間に戻してください!!」
 花子「え、えー——っと、つまりあれかな、『変身』の願い事ってことでいいのかな」

 炭治郎「いえ! 変身とかそういう甘い世界じゃないので!!(キッパリ)」
 花子「あ、そう。。で、でも俺初心者だからぁ……」
 炭治郎「妹は朝日も浴びれない身体でして、是非とも人間に戻してほしいのです!」
 花子「話、聞いてないね…」

 〜禰豆子、炭治郎の背負い箱から出てきて〜

 禰豆子「ムームー……」

 炭治郎「禰豆子、人間に戻りたいよな?」
 禰豆子「ムームー」

 炭治郎「戻りたいんだよな!?」
 禰豆子「ムームー」

 炭治郎「戻りたいよね?」
 禰豆子「ムームー」


 花子「反応が一緒だと何とも言えないね。ひとまず、願いは分かった。やってみる。
    で、竈門は俺に何を差し出すの?」

 寧々『大事なものと引き換えに』

 炭治郎「………えーっと……」
 花子「お代は体で支払ってもらうけど」
 炭治郎「ちょっと待って、考え中……」

 

 −−−−−−−−−
 −−−−−−
 −−−−−


 炭治郎「俺の頭の傷と引き換えに、妹を人間に戻してください!」



 ※その後、禰豆子はちょっとだけ人間に戻った(話せるようになった)
  炭治郎の頭からは額の傷が消えた。。。

 

第壱話「お願い叶えてください」(2) ( No.83 )
日時: 2020/04/10 18:26
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【トイレの花子さん 善逸ver,】

 〈廊下にて〉

 善逸「(トイレから出て来た炭治郎を発見)あ、炭治郎、お前どこ行ってたんだよ!
     もうすぐ夕飯だって………ん???」
 炭治郎「善逸。どうかしたのか?」

 善逸「お前……頭の傷、治った?? 見当たらないんだけど」
 炭治郎「あぁ、うん、代償として支払った!」

 善逸「へ?? 代償ってどゆこと? 主語ないから全然分かんないんだけど…」
 禰豆子「(炭治郎の陰から顔を出して)」

 善逸「禰豆子ちゃん!! 今日も可愛いね。君のお兄ちゃんがちょっと変なんだけどさぁ」
 禰豆子「おにいちゃを、ぐろうちゅな」
 善逸「…………しゃ、喋ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(ハートズッキューン!)」

 禰豆子「ちゃべる!」
 善逸「何でかな、俺の愛の気持ちが禰豆子ちゃんに届いたからかな!?
    どっちにしろすっごくうれしいよ! 可愛すぎて死にそう!!」

 禰豆子「ぜんいちゅ、あいのきもち、ちらにゃい(ニッコリ)」
 善逸「………舌足らずだから今のコメントは聞こえなかってことで!!」

 炭治郎「花子くんに、『妹を人間に戻してください』って頼んだら、
     禰豆子が喋るようになったんだよ」
 善逸「マジで!!?? 何で?? どういう原理で??」

 炭治郎「それは分かんないんだけど、善逸も叶えてほしい願い事とかあれば叶えてもらったら?」
 善逸「出来んの!?」

 炭治郎「うん。トイレの壁を三回ノックして、
    『花子さん花子さんいらっしゃいますか』って尋ねて扉を開けるんだ。
     あと、願いをかなえてもらう代わりに代償を支払わなきゃいけなくて」
 
 善逸「代償ってまさかそれ???」
 炭治郎「……だって、『人の大切なモノ』って条件だし、慎重に考えないといけないだろ?
     傷は頑張った証だし本当は支払いたくなかったんだけど……」

 善逸「ま、まあ仲間に比べたら傷なんてちっぽけなものですよ!! でも、それなんだ」
 炭治郎「善逸も、良かったら試してごらんよ、花子くんサービス」

 善逸「サービスなんだ!? まぁ…考えておくわ。早く部屋に戻れよな」
 炭治郎「うん」
 禰豆子「ぜんいちゅ、ばいばい」

 善逸「(ニッコリ)あとでね禰豆子ちゃん!! 待っててねぇ〜!」
 禰豆子「……きが、むいちゃらにぇ!」
 善逸「『気が向いたら』という辛辣なコメント、頂きましたありがとうございます……」


 〈トイレ〉

 
 善逸「(トントントン)花子さん花子さん、いらっしゃいますか?(ガチャリ)」

 〜しーん〜

 善逸「いないじゃない!もうどこ行ったのよサービスなんじゃないの!?」
 ???「こっちだよ……」

 善逸「ギャァァァァァ!!!背後から来るのやめて! 
    内臓が口から出そうだったんだぞ、そうなったらお前人殺しだからな!
   (バッと振り向いて)」
 
 花子「やあ、我妻。もしかしてさっき竈門に俺のこと教えてもらって来たの? ちょろいねぇ」
 善逸「お願い何でも叶えてくれるって本当ですか!(ちょっと食い気味)」
 花子「うん、大体のお願いは叶えてあげられると思うよ」

 善逸「あ、あと、禰豆子ちゃん喋らせてくれてありがとう! 
    でもちょっと俺に対して冷たい気がするんだが!」
 花子「それは俺じゃなくて直接本人に聞いた方がいいと思うよ?」
 善逸「嫌だぁぁぁぁぁぁ(泣)自分が傷つくの目に見えてるから嫌だぁぁぁ!!」

 花子「……よしよし。(善逸ヾ(・ω・*)なでなで)それで、願いは?」
 善逸「禰豆子ちゃんと付き合わせてぇぇぇ〜! お前だけが頼りなんだよぉー」

 花子「ほー。恋愛成就ね、お相手は竈門妹か。でも竈門妹って好きな人…」
 善逸「それはお前の作り話だろぉ!??」
 花子「いや、さっき聞いたの。喋れるようになったからさ」

 善逸「どどどどどど、どうでした!?(花子くんにすり寄って)俺だったら嬉しいな!」
 花子「期待してるとこごめんけど、好きな人は竈門だって」

 善逸「ここは兄弟愛を素晴らしく思うべきだろうけど俺はショックを受ける!!」

 花子「正直だねぇ。俺もさーぁ、願いを叶えてあげたいだけどさぁ、
  『竈門妹と付き合いたい』という願いを叶えた場合、竈門妹の恋心はどうなるのかなーって」
 善逸「お前意地悪だなぁぁ!!」
 
 花子「それでも叶えてもらいたい?」
 善逸「ぐっ………。ちょ、ちょっと待って、違うのにする……」
 花子「おぉー。優しいねぇ」

 善逸「アー——でも禰豆子ちゃんと付き合いたいよぉ———。でも悲しませたくないよぉー。
    あっ」
 花子「どうした?」
 善逸「お願い、決まったわ」

 花子「………ほほう。お願いを、聞かせてもらおうか」
 善逸「『将来』禰豆子ちゃんと付き合えるようにしてください!」
 花子「ちょっとだけ内容を変えただけでほぼ内容一緒…」

 善逸「だってぇぇぇ、諦めきれないもん!!」
 花子「わかったわかった。でも、代償は、ちゃんと支払ってもらうよ」
 

 善逸「ああーハイハイハイハイ。ちょっと待ってね———」




 −−−−−−−−−−−−−−−
 −−−−−−−−−−−
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 花子「お、決まった顔をしてるね。じゃあ代償は何か聞いちゃお」
 善逸「俺の金髪を元の色に戻すことを代償にするわ!!」




 ※1年後か10年後か100年後かどうかは知らないが、将来善逸は禰豆子と付き合えるように。
  その代償として、善逸の髪は金髪から黒に戻った。。。


 ネクスト→次回は伊之助ver,をお届けします!
      お楽しみに!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.84 )
日時: 2020/04/11 14:00
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

【大正コソコソ執筆裏話】

〈その1 新型コロナに関して〉

 ニュースなどでずっと言ってて、この掲示板でも言っちゃうと
「気が滅入るんですが!」って 突っ込まれると思いますが、
 めちゃくちゃ田舎のうちの県でもコロナの感染者が出ました……。

 休校とか外出自粛とかで皆さん(自分も)大変だと思いますが、
 自分の小説で少しでも皆さんに元気を与えられたらいいなぁと思っているところです。
 一緒に頑張って行きましょう!

 
〈その2 近況報告みたいなもん〉

 この小説裏話とか大正コソコソ噂話は、
 「なんか話思いつかんけど喋りたい」というわがままな私のエッセイみたいなもんです。
 最初はオリキャラの設定とか書いてましたがいつの間にかエッセイへと化しました…。。。
 
 もともと文を書くのが好きで、学校では人権作文を全校の前で朗読させられたことがありました。
 ……と言っても、今は私学校行ってませんけどね。

 うつ病? なのかな、精神科で治療を受けてて、学校は不登校で家で勉強してます。
 何が原因なのかはよく分かりません。
「え、そうだったの、心配」と思われた方、少しずつ回復していますので安心してください!


 あ、あと、友人関係とか部活の上下関係とかで学校行きにくいなーとか、
 自分も不登校だどうしよう……って方に私からアドバイス〈?〉というか
 元気が出る(出たらいいな)一言を。


「人生なるようになるさ」。

 友人関係で悩んでる人へ。
 分かってくれる人だけ大事にすればいいし、自分と他人は違うんだからと私は思ってます。
 だから『あの子といつも比べてしまう』とか、『あの子と上手くやれない』ってときには、

「自分は自分、他人は他人」「ちょっと一回しっかり考えてみよう」
 と思えば大丈夫。

 不登校だけど何か言われないかなとか、この先どうしようとか思っている人へ。
 不登校でもいいじゃない。学校行かなくても出来ることはいっぱいあるし。
 まぁ私は大半を小説執筆に当ててますけど、時には自分の好きなことにめり込むのも
 いいと思いますよ。

 〈まとめ〉

 まぁそんなこんなで私も色々あるわけですし、今色々大変なことも多いですが
 一緒に頑張ってね、まず笑って(私の小説読んで笑ってもらって〉、
 お互い頑張ってのりこえて行きましょう!!




 …………うわ、なんかすっごい(うまく言えない〉文章になったな…。。。
 自分で自分を始めて尊敬しました。

 

第壱話「お願叶えて下さい」(3) ( No.85 )
日時: 2020/04/12 08:55
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【トイレの花子さん 伊之助Ver,】

 〈夕食 居間にて〉

 伊之助「だーかーらー、俺が勝ったっつーの!」
 睦彦「はあ? どう考えても俺が勝った」
 伊之助「テメエはちょっと遅かった!」
 睦彦「お前の方が遅いだろ!」

 有為「…お互いのメンタルトレーニングか何かですか?
    何事にも動じない精神をきたえる的な」

 炭治郎「いいや、あれはいつものケンカ。。(もぐもぐ)」
 仁乃「何か、二人で勝負したらしいんだけど、斬りかかったタイミングほぼ同時だったみたい」
 花子「それで、勝敗でもめてるってことね(もぐもぐ)」
 仁乃「私たちにとっては、もはや恒例行事なんだ」

 禰豆子「ういちゃ、おしる とって!」
 有為「はいどうぞ。一滴も残すことなく体内に注ぎ込んでください」
 花・寧・光「言い方!!」

 炭治郎「伊之助、睦彦くん。そこまでにして食べないか?」
 寧々「今日のご飯、私が作ったんだよ!(エッヘン)」
 善逸「めっちゃうまい! 幸せ〜」

 睦彦「(ジュルッ ご飯を食べて)……なんか善逸を見ると怒る気力も失せるわ」
 伊之助「(もぐもぐ)まあな。紋逸、その髪どうした」

 ※善逸の髪は黄色→黒になった。

 仁乃「プッ。やめて! 今まで笑わないようにこらえてたんだから!」
 炭治郎「髪が黒だとやっぱ印象変わるな。似合ってるぞ(ニッコリ)」
 寧々「突っ込まないんだ炭治郎くん!!?」

 有為「改めて聞きますが、これから呼び名を『タンポポ野郎』から『焦げたタンポポ』に
    変えましょうか?」

 善逸「いや、今のままでいいよ、善逸で」
 光「その髪、イメチェンか何か?」
 花子「ううん、ただの代償☆」
 寧々「ま、まさか花子くん…」

 伊・仁・睦「どういうこと?」
 禰豆子「いみ、わからにゃい」
 花子「実はね…(善逸の髪が黒い理由を説明中)」


 〜5分後〜

 かまぼこ花子隊「あーっはっはっは(涙+爆笑)」
 善逸「ちょ、みんな、笑いすぎ!」
 仁乃「落雷で髪の毛の色変わったらしいけど本当なの?」
 睦彦「マジで? お前、髪の毛の性質すげえな」
 有為「死ななくて良かったですね。悪い意味で」

 善逸「まあ、生きててよかったよ。本当に」
 炭治郎「そうだな」
 伊之助「待った。由為、お前さっき『悪い意味で』って言ったよな!?」
 仁乃「死ななくてよかった、の逆だから…(ちょっと青ざめた顔)」
 花子「死ねばよかったのに、ってこと…だよね」
 寧々「相変わらず毒舌すぎる…(ぴえん)」

 伊之助「おい、フワフワ野郎! お前が神だって本当か?」
 花子「……え、どういった論理でそこへ行ったの逆に」

 光「伊之助は、願いなんでも叶える=神って認識なんだな」
 花子「嘴平も俺のサービスをご利用かな?」
 伊之助「利用だぁ! 願うのはコイツ(睦彦)のキャラを変えろ、そんだけだ!」

 睦彦「ちょ、テメ、俺を巻き込むんじゃねえ!」
 伊之助「キャラ被ってて嫌だしウゼーしムカつくんだよ!」
 睦彦「うおッ(グサッ)」

 〜と、その時〜

 ???「その願いは拒否る————!(部屋に乱入)」
 一同「? 誰ッ??」
 むう「作者です! しれっと作品に登場しました!」

 炭治郎「しれっとってレベルじゃないですけどね」
 善逸「今まで俺らを散々痛めつけ、泣かせてきた作者に俺は文句言っても良いですか!」
 伊之助「なんでキャラ被ってる奴出すんだ! 花乃だけでよかっただろうが!」
 仁乃「仁乃です…」

 むう「まず、第一に、君たちが私に逆らうことは許されない!!」
 かまぼこ花子隊「嘘だろ!?」
 花子「その理由を教えてくれないと困るなぁ」

 むう「うんまず、私はこの作品において主導権を握っている!!」
 炭治郎「まぁそれはそうだな、作者なんだし」
 寧々「ノートと鉛筆とPCさえあれば、私たちを動かせられる嫌な人」

 むう「はいちょっと黙ってください! それで、今のメンバーを変えるわけにはいかないのだ。
    君たちは私の命令に従う事。
    まず炭治郎!」
 炭治郎「はいっ」
 むう「君には今まで通り、まじめな主人公をお願いする」
 炭治郎「は、はい!」

 むう「そして善逸!」
 善逸「な、何よ何よ?」
 むう「君は今まで通り、うるさいボケ役を頼む!」
 善逸「相変わらずひどいポジションだなオイコラァ!!」

 むう「伊之助!」
 伊之助「……なんだよ」
 むう「君は今まで通り、猪突猛進で行こう」
 伊之助「分かったよ、ってか上から目線なのやめろ、腹立つんだよォォォ!」
 

 むう「仁乃ちゃん」
 仁乃「はーい」
 むう「これからも、かまぼこ隊のサポートよろしく」
 仁乃「OK!」

 むう「花子隊は今まで通りやって、さらにこの作品を盛り上げてほしい」
 花子隊「(‾▽‾)ゞラジャ」

 むう「睦彦」
 睦彦「俺の性格変えんなよ、変えたらぶっ倒すぞ!」
 むう「そんなことはしない。君には今まで通りめんどくさい目立ちたがりを演じてもらう
    伊之助とキャラ被ったくらいで喚くな。私はもう『どうにもならない』と思ってる」
 睦彦「…大体俺の性格決めたのお前だからな? 責任自分で取れよな!?」
 
 むう「ということで文字数もいい感じになったし」
 かまぼこ花子隊一同「そこ書くんだ!?」
 むう「花子くん、睦彦のキャラ変更は取り消しってことで。これが一番だから」
 花子「了解。これが一番って言われてんだから喧嘩なんかしないで仲良くしようよ」

 伊之助「……チッ」
 睦彦「舌打ちすんな! って言うか作者もこのシーン追加すんな!!」


 ネクスト→最後は睦彦Ver,!
      お楽しみに!

 

第壱話「お願い叶えて下さい」(4) ( No.86 )
日時: 2020/04/13 18:29
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 更新遅くなってごめんなさい!
 続きをどうぞっ_(:3」∠)_(←謎の恰好)

【トイレの花子さん 睦彦ver,】

 〈翌日・庭〉

 炭治郎「……水の呼吸・壱ノ型 水面斬り!!(パカッ)」
 禰豆子「われた! おにいちゃ、すごい!」
 善逸「あのさ有為ちゃん。薪割りの手伝いするのは別にいいんだけどさ…」
 仁乃「私たちの技、必要ある? (ブンッ パカッ)」

 有為「あるません」
 かまぼこ隊一同「どっち!?」

 伊之助「つーか陸太郎はどこ行ったんだよ。俺らだけに仕事やらせてよォ」
 仁乃「あぁ、確かむっくんはお昼寝してたよ」
 善逸「………アイツ……(# ゜Д゜)」
 炭治郎「まあ、今怒っても仕方ないし。水面斬り!(スパーン)」
 
 有為「はい、はい、はい、はい(光の速さで薪を渡していく)」
 光「(遠くの方から)おーいそっちは大丈夫ー……餅つきみたいな速度で薪割りすんな!」
 かまぼこ隊一同「あ、光くん」
 
 善逸「寧々ちゃんと花子はどこ行った?」
 光「先輩は料理ちゅっうわっ!(割った薪が頬に当たって)痛っ」
 仁乃「あ、ごめん…」

 炭治郎「有為ちゃん…刀じゃなくて普通に斧で割っていい?」
 有為「え————」
 伊之助「これ見よがしにドン引きすんのやめろ!」

 光「もう一度言うと、先輩は料理中。花子の奴はどこ行ったか知らない」
 善逸「あ、そうですか。無理やり捕まえて俺の代わりに薪割りしてくれませんかね…」
 禰豆子「ぜんいちゅ、ふぁいと!」
 善逸「禰豆子ちゃんが応援してくれるなら俺頑張る!(パカパカパカ)」

 有為「そもそも斧じゃなく刀で斬ると言う設定を作ったのはボクじゃなくて作者ですから
    文句があるなら作者に問い合わせてみてはいかがでしょうか」

 かまぼこ隊花子隊「正論!!!!」
 炭治郎「で、でも作者が今どこにいるかそれこそ分かりようがないし…」
 善逸「この前いきなり現れて命令言って帰っていったもんな」
 禰豆子「へんなひと!」
 
 有為「ということで、はい、はい、はい、(光の速さで薪を渡して)」
 炭治郎「(パカパカパカ)」

 善逸「…………ね、ねぇ。そんな高速度で斬るとさ、破片が当たるわけ。(バンッ←頬炸裂)
    すっげええええ痛いわけ!!」
 炭治郎「あ、ごめん善逸……」

 仁乃「私たちが頑張っている時にむっくんは昼寝か。確かにちょっとムカつく」
 伊之助「どーせいい夢でも見てんだろ。あとで数発殴る!」


 〈一方睦彦・寝起きでトイレに向かっている最中〉

 睦彦「ふわぁぁ〜寝過ごした…。今何時だっけ…(廊下を歩きながら)
    確か寝たのが午後二時で? うわ、四時間も寝ちまったやべぇぇ!!」

 〜睦彦、チラリと窓の外を見やって〜

 睦彦「? 何してんだアイツら。高速で薪割りしなきゃならないルールだったっけ?
    つか胡桃沢の頬にピシピシ破片が当たってんだが……」
 ???「ほーぉ。そんなに胡桃沢のこと気になるんですか……?(背後から声が)」

 睦彦「ギャアあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(←不意打ち苦手)」
 花子「え、えと、刻羽? 俺だよ、花子だよ?」
 睦彦「い、い、い、いきなり話しかけんなぁぁぁぁ!!!」
 花子「あ、ご、ごめん…まさかそんなに驚くとは思ってなかった」

 睦彦「ま、まあ? 今のはわざと驚いただけだがな」
 花子「いや、思いっきりのけぞってたけど」
 睦彦「で、何の用だよ」

 花子「さっき言った通りだよ。そんなに胡桃沢の事気になるんだなあと思って」
 睦彦「ち、ちがっ(赤面)」
 花子「つか胡桃沢の頬にピシピシ破片が当たってるんだが———!」
 睦彦「やめろって言ってんだろうが—————!(パンチ炸裂)」

 花子「(グヘ)……暴力反対でーす」
 睦彦「俺を舐める為にわざわざ話しかけて来たってことか…?」
 花子「花子くんサービスをご利用になるとぉ、あの子とくっつくことが出来ますよー」
 睦彦「ブンッッ(キッククリーンヒット☆)」

 花子「何でぇ? いい案だと思うけど」
 睦彦「そ・も・そ・も、俺はあいつのこと何とも思ってねえから!」
 花子「本当?」
 睦彦「本当!」

 善逸「(向こうから歩いてきて)は〜疲れた。あとで禰豆子ちゃんにマッサージしてもらお」
 睦彦「(ギクリ)」
 花子「あ、我妻———! ちょっと話があるんだけど」

 善逸「(花子くんの元へ)何だよ、つーかお前今まで何してたんだよ」
 花子「暇をつぶしてました。まぁそんなことはいいからさ、刻羽が嘘ついているかどうか
    答えて」
 善逸「何で?」

 花子「じゃあ刻羽? もう一回聞くけど、胡桃沢の事どう思ってる?」
 睦彦「(コイツ汚い手使いやがって!)………………な、仲良くなりたい………」
 善逸「嘘は言ってない(あ、そう言うことねこれめっちゃ面白い!)」

 花子「好きではない?」
 睦彦「……………す、好き………/////(めっちゃくちゃ小声)」
 善逸「好きだそうです!!!(←耳いい)」

 睦彦「………お、お前ら、あとで、覚え……てろっ(赤面)」
 花子「ということで、刻羽の代償は俺が決めるね♪」
 睦・善「? どゆこと」

 花子「竈門や我妻とは違って、特別に刻羽は代償先払いってことで。
    願いは『胡桃沢と付き合いたい』代償は『花子くんを相談相手とする』!
    はい、サービスご利用ありがとうございまーす(ニッコリ)」

 睦彦「はああああああああ!? 取り消せ、今すぐに取り消せ!!」
 花子「ダメ—ッ。あ、ちなみにサービスなのでぇ、竈門の傷や我妻の髪は
    一週間で戻りまーす」
 善逸「マジで!??」

 花子「でも刻羽のは対象外☆」
 睦彦「何でだよおおおおお!!!」

 ※『にのむつ』コンビ結成に一歩近づいた睦彦だった。


 ネクスト→寧々の男性観察のお話。柱たちが登場します。
      次回もお楽しみに!



 第弐話「寧々の男性観察」 ( No.87 )
日時: 2020/11/17 16:18
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 こんにちは、皆のアイドル(大根足)・八尋寧々(やしろねね)です!
 陰陽師の女の子、宵宮有為ちゃんに間違って召喚させられてから半月がたちました。
 かまぼこ隊のメンバーともすっかり仲良しです♪

 実は先日、お館様(?)と言う人に有為ちゃんが呼ばれて、全員臨時の柱合会議(?)に参加。
 現在は蟲柱(?)の胡蝶さんの屋敷にお邪魔しています!

 なんか言葉に?がいっぱいついちゃってごめんなさいっ。用語とかよく分からないんですっ。
 えっと、それで今蝶屋敷には柱の人と私たちかまぼこ花子隊がいるんだけど、
 その中の男の人を観察しよーと思います!

 花子『え、ヤシロって好きな人いるんじゃないの?』
 寧々『いるけど、それはそれ、これはこれなの!!』
 花子『ふぅん』

 花子くんは不思議な顔してたけど、ま、いいよね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 〈蝶屋敷・居間〉

【観察ターゲット其の1:かまぼこ隊】

 炭治郎「寧々ちゃん花子くん光くん。ここは蝶屋敷って言うんだ。
     鬼殺隊の蟲柱の胡蝶しのぶさんの屋敷でね、鬼殺隊って言うのは…(以下永遠に続く)」
 寧・花・光「長い……」

 善逸「お前説明長すぎ!もうちょっと簡潔にやろ」
 伊之助「じゃあ俺が説明してやらぁ!」
 睦彦「………できんのかよお前が」
 伊之助「俺様にできない事なんてねぇぇ!」
 仁乃「じゃあ、説明行ってみよ〜!」

 伊之助「ここはしのぶん家だ! 以上だぜ」
 かまぼこ隊一同「いや、それはもうわかってるから」

 伊之助くんはよく言えばマイペース、悪く言えば自分勝手。
 でも自分の生き方を貫いている凄い人です。

 寧々「(猪の被り物もインパクト…)」


 炭治郎くんは真面目でしっかり者。
 だけど時々ちょっと言動がずれることがあって。

 炭治郎「確かにここはしのぶさんの家だ。まずその大前提を示せているのはいいことだよ」
 寧々「(……また出ました。炭治郎くんのズレボイスが)」

 善逸「アー——! 早く説明終わらせて俺遊びたいんですけどぉっ!!」
 睦彦「正直だなお前。でも大声で言うな馬鹿やろう!」
 善逸「そんなこと言って、お前もさっきからずっと貧乏ゆすりしてるだろうが」
 睦彦「それとこれは別だろうが」
 善逸「どこがだよ!」

 善逸くんはとにかくうるさくって…。
 あ、そうそう、初めて会った時も私にすり寄ってきてちょっと怖かった…。
 でも優しくてやるときはやる人です。

 寧々「(でも……悲鳴は耳にキンキン響くから音量もうちょい小さく…)」

 善逸くんと仲が良くて、伊之助くんとキャラ被ってるのが睦彦くん。
 目立ちたがりが玉にキズだけど実際すごく強いらしいんだ。
 あと仁乃ちゃんに片思い中で、最近は花子くんにからかわれまくってる。

 寧々「(そのギャップがカワイイ!!あと、ちょっとかわいそう…)」


 炭治郎「まぁ、詳しいことはあとでしのぶさんから直接説明があると思うから」
 善逸「ああ、うん、確かそう言ってた気がする」
 伊之助「窓とか壁とか割るなよ!アイツ超怖えからな!」
 仁乃「ちなみに伊之助さんは前科があります。三人もお気を付けくださーい」
 睦彦「マジで!!?? 伊之助お前よく無事だったな」

 花子「あ、俺ちょっと屋敷探検してくるー」
 光「先輩はどうしますか?」
 寧々「わ、私も一人でちょっと屋敷まわってこようかなー」

 花子「俺と一緒に行く?」
 寧々「行かないー」

 花子くんと一緒に行ったらまず、1からかわれる 2脅される 3従わされるの
 スリーBADなので拒否することにした。
 花子くんは不満げな顔だったけど、渋々うなずいてくれた。

 さて、次は柱(?)のみんなに挨拶してこようかな。



 【観察ターゲット其の2 水柱・冨岡義勇】


 〈縁側〉

 義勇「…………(縁側に座ってボーとしている)」
 寧々「(廊下を歩いていて、縁側の義勇発見)あ、あの人…確か…」

 よし、早速観察☆

 寧々「(義勇の隣に腰を下ろす)」
 義勇「! え、っと、お前は……この前の臨時柱合会議で会った…」
 寧々「八尋寧々です。よろしくお願いしますっ。えっと、あなたは確か—」
 義勇「水柱の冨岡義勇だ」

 寧々「(わー超イケメン。クール……!!)あの、冨岡さんって、どんな異性がタイプですか?」
 義勇「ブーッッ(飲んでいたお茶を盛大に吹き出す)」
 寧々「だ、大丈夫ですか!? は、ハンカチどうぞ」
 義勇「わ、悪い…使わせてもらう」

 〜義勇、お茶を吹き終わり〜

 義勇「何でいきなりそんな話を」
 寧々「いいじゃないですか、そんなの」
 義勇「どんな異性が好きかって……考えたことないから答えようがない」

 ………なるほど。
 じゃあ、ちなみに。

 寧々「告白って何回されました?」
 義勇「ブーッッ(またお茶を吹き出す)」
 寧々「!!??」

 私は唐突に理解した。冨岡さん、この人はこういう系のお話は得意じゃないようだ。
 急にこっちが話を持ちかけたから動転しまくってる。。

 寧々「あの、ホント—に大丈夫ですか」
 義勇「……………大丈夫だ、身体は」
 寧々「(あ、心に傷つけちゃった…何してるのよ私〜!!)」

 義勇「話を戻すと、告白されたことはないしモテようと思ったこともない」
 寧々「え、意外です〜。絶対モテると思うのに…」

 義勇「そんなことはない。実際俺は……(嫌われると言おうとしてストップ)」
 寧々「??? どうしました?」
 義勇「…………何でもない」

 冨岡さんはあんまり話してくれない。
 まぁ初対面とほぼ一緒だし仕方ないか、と思う。

 寧々「でも、モテると思いますよ!実際、何て言ったっけ…こ、胡蝶さんと気が合ってたし!」
 義勇「ブーッッッ!!! ゴホッゴホゴホ(こ、胡蝶の話を持ってくるな…!)」
 寧々「ギャ——! ご、ごめんなさいっ」

 ……もうこれ以上恋愛のお話を冨岡さんに聞くことは出来そうにないと悟りました。


 ネクスト→次のターゲットは煉獄・宇髄・実弥!
      次回もお楽しみに!




 
 

 第弐話「寧々の男性観察」(2) ( No.88 )
日時: 2020/04/14 18:33
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
  寧々ちゃん視点は結構書くの頭使うな……。
  ってことで、続き行きます。

 〈蝶屋敷・廊下〉

【ターゲット其の3 煉獄】

 寧々「(なんか急に話しかけて悪かったな……冨岡さんかぁ。
    花子くんに余裕でからかわれそう……)」

 〜向こうの方から会話が聞こえてくる〜

 煉獄「—てということでよろしく頼む、だそうだ!」
 しのぶ「了解しました(ニッコリ)。まぁ立ち話もなんですし、
    また後で集まってお話しましょう」
 煉獄「把握した!」

 寧々「(うわぁ〜煉獄さんって言ったっけ。髪型独特な人だなぁ……)あのぉ〜」
 しのぶ「あ、寧々さん。ようこそ蝶屋敷へ。どうですか、居心地は」
 寧々「最高です! ベッドと—」

 〜ガッシャ————ン〜

 三人「…………(顔を見合わせて)」
 寧々「な、何か割れる音がしたんですけど…」
 しのぶ「犯人に心当たりがありますので、私対処してきますね(伊之助くんまたですか…)」
 煉・寧「また後で」

 しのぶさんは優しくておっとりしているんだけど、怒るときがものすごい怖いと聞いた。
 実際今のニッコリ笑顔はすっごく怖い……。

 〜しのぶ、急ぎ足で廊下を渡り〜

 しのぶ「伊之助くん! 今日という今日は許しませんからね!」
 伊之助「ゲッッ」
 花子「(ギクリ)お、俺は関係ないので!」

 しのぶ「二人とも、ちょっと向こうの部屋行きましょうか……」
 伊・花「…………すいません………」


 花子くん、何やってるの…。
 
 

 煉獄「確か、八尋と言ったか! 私は煉獄だ、よろしく頼む!」
 寧々「(すごくハキハキ喋る人だなぁ…)よ、よろしくお願いします」
 煉獄「こっちでの暮らしはどうだ?」
 寧々「は、はい、もうだいぶ慣れました。あのぉ、一つ聞いてもいいですか?」

 煉獄「なんだ?」
 寧々「好きな異性のタイプってあります?」
 煉獄「(考え中)そうだな、信念を持って物事を成し遂げられる人を尊敬するな」
 寧々「(おっとなぁ〜カッコいい!!)」

 煉獄さん、鬼殺隊炎柱。
 ハキハキしてて、自分の意見をしっかりいうところが素敵です。
 
 柱って色んな人がいるなぁ……。


 〜と、向こうから〜

 宇髄「よう煉獄。そんなとこで地味に喋ってないで部屋で話したらどうだ」
 煉獄「宇髄か! 実は先ほど胡蝶から、一時間後に柱で話し合いとの報告だ!」
 宇髄「なるほど。六新鬼月っつー派手な鬼がいる以上俺たち柱も派手にやらねーとなァ」

 寧々「(…すっごい個性強い人が出てきた…なんとなく睦彦くんと同じ感じがする…)」
 

 【ターゲット其の4 宇髄】

 寧々「こ、こんにちは、八尋寧々と言います。お、おしゃれですね」
 宇髄「分かるか! 派手派手に決めてるぜ」

 寧々「派手なものがお好きなんですね…(顔もイケメンだな…)
    ちなみにすいません、彼女とかっておられますか?」

 煉獄「大分踏み込んだ質問だな!」
 宇髄「あ? いるぞ。嫁が三人」
 寧々「さ、三人もおられるんですかっ凄い!」

 寧々「モテる秘訣とかって…あります?」
 宇髄「さぁね。足速けりゃモテんだろ。あと金」
 寧々「(『あと、金』!!)(゜_゜>)」

 宇髄さんが睦彦くんと似ている理由はすごく単純だった。
 派手好き・目立つのが好き。
 初めて会ったのに、どうもそんな感じがしないのは睦彦くんというキャラがいるから。


 宇髄「あ、すまんが俺たちはちょっと打ち合わせがあるんでな、失礼するぜ」
 煉獄「また後でな、八尋少女!」
 寧々「あ、ハイありがとうございましたっ」


 

 寧々「(廊下をてくてくと進む)えーッと確か柱は9人いて、
    女の人がしのぶさんとカンロ、かんなじ…? あ、甘露寺さんだ。2人いるから、
    男の人は7人か…。多いなー。
    さっき冨岡さん、煉獄、宇随さんと会ったから後4人…」


 〜ドンッッ〜

 寧・実「うわっ(ぶつかって)」
 寧々「すいませんごめんなさいっ」
 実弥「ああん? 何だテメェ」

 …………ヤバそうな人に会っちゃいました……。
 が、眼光鋭いっ。口調怖いっ。プレッシャー凄い!!!


 寧々「あ、あの……」
 実弥「ハァ?」
 寧々「(ひぇぇっ)あの、好きな人とかいますか……?(あくまでもぶれない質問)」
 
 実弥「舐めてんのかコラァ!!」
 寧々「ごめんなさいっっ」

 実弥「っなんだよ全く……(再び歩こうとして服を誰かに捕まれる)?テメエまた何か…」
 花子「俺の助手にそんな口きくのは許さないよ」

 寧々「花子くんっ」


 花子くんは、私が危ない眼に会った時、いつも助けに来てくれる。
 ただ……いつもは妖怪とかに危害を加えられた時だけど
 今回は、不死川さん、だっけ?に睨まれただけだし…。

 花子「ねー。そこの君。顔の傷いっぱいだけど大丈夫—?手当してあげよっか」
 実弥「誰だお前。俺に対してそんな口を利くとはいい度胸だなオイ—」
 花子「はい、治療済み(『封』と書かれたお札を実弥のおでこに張って)じゃね」


 寧々「ちょっと、花子くん!?? あ、ごめんなさいうちの連れがっ」
 実弥「…………おい待てこのクソガキっっっ!(寧々の言葉を無視して花子くんを追う)」
 

 不死川さん。ちょっと怖いけれど花子くんにからかわれるあたり
 結構素直な人なのかな。


 ネクスト→最後は伊黒・悲鳴嶼・無一郎の観察!
      次回もお楽しみに!


 
 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.89 )
日時: 2020/04/15 13:19
名前: 蝶霞 (ID: SK5u95ln)

よっ!名前変えたぜサクラっす!えー。唐突ですが二次創作のサイトには今後来ないとおも(い)まーす。えー。私は基本オリジナルなりきり掲示板にいます、気になったら来てね。(おい。)






ps.
参加型小説楽しいよ。

第弐話「寧々の男性観察」(3) ( No.90 )
日時: 2020/04/15 18:01
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 >>89 そうなの〜!?寂しい…。
    気が向いたらいつでも来てね。
    私も気が向いたらそっちの掲示板にも顔出しすると思う。


 続きです。


【ターゲット其の5 悲鳴嶼】

 寧々「………な、なんか不死川さん怖かっった……。
    みんな普通にお話しできるの凄いなぁ(廊下をさらに進む)」

 悲鳴嶼「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏……南無南無」
 寧々「…………(なんか部屋の前で念仏唱えてる人いる……)」

 私は一瞬凍り付いた。
 ここで話しかけるべきか迷う。
 悲鳴嶼さんって言ったっけこの人。背がすっごく高い。そして、何か泣いて念仏唱えてる…。
 
 寧々「(か、悲しい事でもあったのかな…。飼ってたハムスターが死んだとか…)
    い、いやいや大正時代にハムスター何て言う品種はいない…」

 悲鳴嶼「チラッ」
 寧々「(うわ、視線あっちゃった)……ど、どうも」

 目が合ってしまったなら仕方ない。 観察しよう。

 寧々「大丈夫ですか? ずっと泣いてますが…」
 悲鳴嶼「あぁ、先ほどから冨岡が厠(トイレ)から出てこない…南無阿弥陀仏」
 寧々「あぁ…た、多分、お、お腹の調子でも悪いんじゃないですかね」

 ヤバい。義勇さん、私とのやりとりが原因でお腹壊しちゃったみたい…。
 体にも影響しちゃった…。私の馬鹿!!
 そ、それはいいとして…。

 寧々「あの、心配なのは分かりますけれどわざわざトイレの前で念仏唱えなくても」
 悲鳴嶼「ああ、何と哀れな冨岡……南無阿弥陀仏……」
 寧々「え、えーっと私の声届いてますか」

 悲鳴嶼さん。大きな体のわりに(失敬)、凄く仲間想いの優しい人だ。
 で、でもだからといってトイレの前で南無南無言うのは良くないと思うっ。


 〜と、厠の扉が開いて〜

 義勇「悲鳴嶼、いくら何でも念仏までしなくていい…(げっそりとした顔)」
 悲鳴嶼「………そうか……腹の調子はどうだ……南無阿弥陀仏……」
 義勇「ちょっとまだ痛い」

 寧々「ごめんなさい私のせいで」
 義勇「いや動揺した俺が悪かった…ちょっと寝てくる」
 寧々「ふて寝!!?」

 悲鳴嶼「………冨岡は体調がすぐれないようだ…可哀そうに…南無阿弥陀仏……」
 義勇「(二人に背を向けて歩き出す)でも俺より伊黒の方が動揺するだろう」
 寧々「いぐろさん、ですか。なるほど…」

 悲鳴嶼「伊黒なら庭にいたぞ…」
 寧々「ありがとうございます、ちょっと挨拶してきます」


〈蝶屋敷・庭〉

【ターゲット其の6 伊黒】

 伊黒「甘露寺。今日はあんまり喋らないじゃないか」
 蜜璃「あ、えっと、先日の任務でお腹を怪我したので、喋ると傷が開いちゃうからって—」
 伊黒「何っ!? 何故それを早く言わないっ。大丈夫なのか」
 蜜璃「安静にしとけば問題ないってしのぶちゃんが」

 寧々「(庭に出て)あ、あの人かな……。!!?」


 …………宇髄さんも個性強かったけど、伊黒さんも中々のインパクト…。
 まず、ヘビをヘッドホンみたいに首に巻いてるあたり。
 あと、左右色が違うオッドアイだし(日本でオッドアイってなるものなの?)
 ほ、包帯つけてるけど中二病か何かですか??


 寧々「(一番よく分かんない人が現れた)あ、あのー」
 蜜璃「あ、あなた確か、寧々ちゃんよね。私、甘露寺蜜璃です、よろしくね〜」
 寧々「(わ、甘露寺さん気さく!)寧々です。よろしくお願いします!」

 伊黒「甘露寺と馴れ馴れしく喋るな、愚民」
 寧々「ぐ、ぐみん!?」

 何か急に悪口言われた……。
 こ、この人がからかいやすい人??

 寧々「な、なんで甘露寺さんと喋ったらいけないんですか?」
 伊黒「………黙れ」

 なんか甘露寺さんと私が喋ることがいやらしい。
 あ、なるほど! 分かった。

 寧々「あの、伊黒さんって、好きな人いますよねっ(これでどうだ)!」
 伊黒「カーッッッ(赤面)」
 蜜璃「えぇぇぇぇ!? いるんですか伊黒さんっ」

 伊黒「い、いない。いないに決まっている」
 蜜璃「だ、誰ですかお相手は!」
 伊黒「(お前だよ!)…………だからいないって言ってるだろうが」

 寧々「(これは新たな発見!)」


 伊黒さん。包帯・オッドアイ・蛇と最初の印象はちょっと怖い人だと思いました。
 けれど甘露寺さんを好きだという事実が分かり、ちょっとほっこりします。

 伊黒「じゃあな、さっさと散れ大根足!」
 寧々「だ、ダイコンアシ……(グサッ)」

 だ、大根足は一言余計ですっ!!


〈蝶屋敷・客間〉

【ターゲット其の7 無一郎】

 寧々「(部屋の扉を開けて)何よもうみんな!私、なりたくてこんな足になったわけじゃないし」
 
 無一郎「へぇ。赤字なんだ。貧乏なんだね」
 有為「害虫野郎。今すぐ駆除して差し上げます!」

 寧々「け、ケンカはダメだよ」
 有為「何ですか寧々さん。ボクと昆布の話に割り込まないでください」
 無一郎「……あの、僕はいつから海藻になったの?」

 ? 僕?
 あーなるほどね、この髪が長い子、有為ちゃんと同じ僕っ子かぁー。
 可愛いー。

 寧々「ね、ねえあなた。好きな彼氏のタイプとかってなんかある?」
 無一郎「……え(スキナ カレシノ タイプ???)」

 寧々「私はねぇ、年下よりは年上の方がいいかな。あと優しくしてくれる人が好き」
 無一郎「……あ、あの、僕……(男なんだけど…)」

 寧々「僕っ子なんだ、可愛いねー。何歳?」
 無一郎「……(ボクッコ???)じゅ、14」
 寧々「へぇ。二歳下かぁ…。お名前聞いてもいいかな?」

 無一郎「…時透無一郎ですけど…」
 寧々「へー。ときとう・むいちろう。なるほどー」


 ……・……ん? ちょっとまって。
 時透無一郎? え、え、え、男の子??

 寧々「コンペティション高すぎ———!!(勘違いにようやく気付く)」
 無一郎「………はい??」
 寧々「もうなんなの、なんなの!?」
 無一郎「………そっちこそなんなの」


 時透無一郎くん。こんな外見でも男の子でした。
 勘違いして申し訳なかったです。。


 ネクスト→第参話は睦彦のチョコレート大作戦☆
      次回もお楽しみに!


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.91 )
日時: 2020/04/15 21:25
名前: 蝶霞 (ID: SK5u95ln)

まぁ顔はたまに覗かせます。
「ダ、ダイコンアシ…(グサッ)」
ツボッた。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.92 )
日時: 2020/04/16 15:54
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【大正コソコソ小説裏話】

〈閲覧数1000突破!!! 感謝! ゴフッ(吐)〉

 閲覧数が1000突破しました! 
 皆さんありがとうございます———!
 夢かな、ちょっとほっぺたつねってみよ。ギューっっ
 夢じゃないですね、めっちゃうれしいですありがとうございます(*^▽^*)

 正直ここまで行くとは思ってもみませんでした。あ、ちょっと嘘つきました。
 1000突破は目標(といってもそこまで行くかなと諦めてはいたんですが〉

「100言ったらもう充分だろ」→「500目指そう」→「1000言ったらもう夢だ」と思ってたのですが
 もう夢の領域まで行きました。。。。

 前作・『会話文短編集』も1000突破し、続編のこの小説も1000行くなんて…。
 _(:3」∠)_ありがたや〜〜

 そして、花子くんとのコラボ、「知らない人いたらどうしよ」「興味ないかも」
 と不安だったのですが毎回欠かさず見て下さって、
 モチベーションあがるわ元気出るわで…。ホント、感謝しても仕切れません!

 これからも頑張って、書きますんでよろしくお願いします!!
 ムームー!!

 あ、もしかして名前の由来は禰豆子のムームーから来てたのかな?
 ※一説によりますと無一郎の略だという話もあります(諸説あり)

 
 
 

第参話「チョコレート」 ( No.93 )
日時: 2020/11/17 16:19
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 〈蝶屋敷にて〉

 アオイ「ということで、任務の指令が来るまで皆さんには交代制で料理当番をしてもらいます」
 しのぶ「みんなで作ったほうが美味しいですしね」
 なほ「では今から、チーム分けを行います」
 一同「(ゴクリ)」
 すみ「ちなみに料理当番は、D班→C班→B班→A班→私たち蝶屋敷組という形で一周します」
 一同「なるほど」
 カナヲ「……くじ引きした結果、こちら……」

 【蝶屋敷組】
 しのぶ/アオイ/カナヲ/きよ/なほ/すみ

 【A班】
 炭治郎/無一郎/珠世/義勇/実弥/寧々

 【B班】
 善逸/蜜璃/累/宇髄/光/玄弥

 【C班】
 伊之助/伊黒/花子/煉獄

 【D班】
 睦彦/仁乃/有為/悲鳴嶼/愈史郎


 玄弥「俺、何か登場しちゃったけどいいのかよ」
 花子「少年だれ?」
 炭治郎「俺の同期の玄弥だ。作者曰く、『登場回数少なくてごめん。おわびに』だそうだ」
 玄弥「その結果が、コレ」

 善逸「確かに俺たちかまぼこ隊と柱だけにスポット当たってるから、
    ぶっちゃけどうしても出番少なくなるよな」
 
 珠世「私たちもですけどね」
 かまぼこ隊一同「珠世さん!??」

 愈史郎「俺の登場回数は短編集のキメツ学園で一回、そして『鬼の猛攻』で一回! 少ない!」
 累「僕に至ってはこの作品のMVPともてはやされたにも関わらず出番少ないし…」
 
 かまぼこ隊一同「愈史郎くん? 累!??」

 義勇「全員登場させて、最終回みたいにするな」
 無一郎「作者曰く、『これからちょっと過激になってくるので今はリラックスしてほしい』
     ということらしいです」

 睦彦「逆に慌ただしくなりそうなんだが」
 蜜璃「まあまあ、にぎやかなのは嬉しい事なんだし♪」
 煉獄「うむ! こういうのも悪くないな!」

 仁乃「こ、これから過激になるのね…」
 善逸「上弦の零出ちゃってますもんね!?? 逃げるって選択肢はないですもんねこの小説!!」
 伊之助「今からワクワクが止まらねえぞオイ!!」

 寧々「と、とにかく今は楽しむに限るよ、うん」
 花子「お、ヤシロいいこと言うねー」
 光「さすがっす先輩!」

 アオイ「では、D班の方はさっそく準備に取り掛かってください」
 D班一同「はーい」


 〜D班(睦彦/仁乃/有為/悲鳴嶼/愈史郎)厨房にて調理開始〜

 有為「ではさっそく始めましょうか」
 睦彦「お、おうっ」
 悲鳴嶼「じゃあ私は味噌汁を作ろう……南無阿弥陀仏……」
 愈史郎「あぁクソ、珠世様と同じ班になりたかった!!!」

 睦彦「お、俺は卵焼き作るから、胡桃沢は他のおかず作っとけよ(卵を取り出して)」
 仁乃「え、むっくん不器用なのに大丈夫? カスしか残らないんじゃない?」
 睦彦「お前も言い方酷いな!!!」

 有為「まぁ作ると言ったからには完成させる義務というものがありますね。
    カッコつけて数分後、本当にカスしか残らなかったらギャグシーンとして
    取り扱われるわけですし結果的にボクはどっちでもいいのですが」

 睦彦「そこは期待しろよ!!!」
 愈史郎「フーッ フーッッ(筒を吹いて火を起こしている)」
 仁乃「では、クッキングスタート☆」



 〈10分後 食卓〉

 炭治郎「お、今日の朝食は豆腐の味噌汁と、筑前煮と、さんまの塩焼きと、あと……」
 善逸「? 何だこの、黄色い焦げた塊は」
 伊之助「((´〜`)モグモグ)・・・・・・まずい」

 しのぶ「あらあら。失敗しちゃったんですね」
 義勇「何だこれは」
 無一郎「どこをどうしたらこういう物になっちゃうのか分かんない」

 伊黒「調理方法をすぐに忘れてるお前も
   『どこをどうしたらそうなるのか分からん』料理を作ったじゃないか時透」
 無一郎「………掘り起こすのはやめて下さい」

 睦彦「さ、最初は普通に卵焼きを作ろうとしたんだけど……(俯きながら)」
 仁乃「こう、カッコよく裏返すのがやりたくて焼けてないのにひっくり返した結果…」
 玄弥「こういうカスの塊になってしまったわけか」

 悲鳴嶼「何と哀れな子供だ……南無阿弥陀仏……」
 煉獄「ドンマイだ刻羽少年! 失敗は成功の基! また作り直せばいいじゃないか!!」
 寧々「そ、そうだよ。逆に作れないものに挑戦するのが偉いよ!(必死のフォロー)」

 睦彦「……………宵宮の言った通りのギャグシーンになってしまったじゃねえか…」
 有為「ボクのせいじゃないですからね。あくまで睦彦くんの失敗ですから」
 
 累「人間は色々と大変だね」
 カナヲ「……元々は人間だったくせに……(もぐもぐ)」

 蜜璃「む、睦彦くん。元気出して、ねっ」
 伊黒「……ダメだ甘露寺。自己意識の高い人間ほど落ちこみが激しい」

 宇髄「地味に落ち込んでないでさっさと食べねえかコラ!」
 実弥「………食えねえほどではないな(もぐもぐ)」

 珠世「この卵焼きに、珠世特製の『オイシクナール』という薬を振りかければ旨みUP!」
 愈史郎「さすが珠世様!!」

 花子「どこぞのキャラクターの秘密道具みたいなもの作るなよぉー」
 光「……おーい睦彦、精神大丈夫か。また教えるぞ、料理方法」

 睦彦「ちょっと寝てくるわ……」
 一同「ふて寝!!??」

 ※その後こっそり一人で料理の練習をしたが全部失敗した。。

 睦彦「なんで作れねえぇんだよおおおおおお!!!」
 禰豆子「よしよしヾ(・ω・`)」


 ネクスト→どーしても料理を諦めきれない睦彦に、花子くんがアドバイス☆
      次回もお楽しみに!
 
 

第参話「チョコレート」(2) ( No.94 )
日時: 2021/04/17 17:43
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 
 【料理の失敗続きの睦彦】

 〈蝶屋敷廊下〉

 睦彦「はぁ……。ぜんっぜん上手く行かなかった……。どうしよ…」
 
 善逸『何だこの黄色いカスの塊は』
 有為『カスになってもギャグシーンとして取り扱われるわけですし』

 睦彦「………やっぱ俺、料理向いてないのかも。卵焼きでさえ無理だったし…」

 〜珍しく元気がない睦彦〜

 睦彦「はぁ———ッ(重い溜め息)やっぱ寝室で寝るか」
 花子「やぁやぁ刻羽!(背後から)」

 睦彦「ギャぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(叫び+涙)」
 花子「ビクッ あ、えーっと、こ、こくば、さん?」

 睦彦「背後はやめろって言ってるだろうが————!!」
 花子「ご、ごめんなさい……あの、大丈夫?」

 睦彦「何がだよッ」
 花子「精神状態」
 睦彦「お前のせいでさらに傷が深まったよありがとうな!」
 花子「………もっけでもなでる?」

 もっけ「なでろ」「なでろ」「なでろ」
 睦彦「撫でねえよ! こんな桃色のウサギなんか!」
 もっけ「なでない?」「なでろ…」「さみしい」
 睦彦「………ま、まぁちょっとだけだぞっ!」

 〜睦彦、もっけちゃんだっこ〜

 睦彦「(*^▽^*)」
 花子「………こんな桃色のウサギなんかって言ってたくせに〜。デレむつ、デレむつ」
 睦彦「うっせえな!!(もっけちゃんなでなで)(*^▽^*)」
 花子「………デレむつだ」

 もっけ「デレむつ」「カワイイデレむつ」「デレむつ」
 睦彦「ぐっ……っ」

 花子「ねぇねぇ刻羽? 俺のこと忘れてない?」
 睦彦「忘れるわけないだろうが、からかい上手の便所虫!!」
 花子「ベンジョムシ……(グサッ)刻羽だってデレむつ!!(ヤケになる花子くん)」
 
 睦彦「何だとお前ケンカ売ってんのか!? 買ってやるよ拳骨十発な」
 花子「………俺に勝てる?(包丁キラリ☆)」

 花子「そもそも俺が言ったのはそれじゃなくて、俺との契約忘れてない?、ってこと」
 睦彦「何だよ、契約って」

 花子「『胡桃沢と付き合いたい』という願いと引き換えに、俺は刻羽の『相談相手になる』」
 睦彦「掘り起こすなよおお///」

 花子「俺、お前の相談に乗れると思うんだけど」
 睦彦「(もっけちゃんなでなで)(*^▽^*)お前なんかに死んでも相談しねえ!」

 花子「あのさ、超簡単な料理があってさ、その作り方の本持ってんだ」
 睦彦「そっち!?? 紛らわしい言い方すんな! 教えろっ」
 花子「ちょっと待ってねー(学ランのポケットあさり中)」


 〜ポイっ ポイっ ポイっ〜

 睦彦「おいなんだよ、このこけしは」
 花子「それはちょっとエ○いやつ—」
 睦彦「ブンッッ(キラーン☆)」
 花子「ちょ、投げないで! あ、もう庭に落ちちゃったじゃん…」


 〜ポイっ ポイっ ポイっ〜

 睦彦「あとなんだこれ、表紙に女しかいねえんだが」
 花子「あ、それも—」
 睦彦「ブンッッ(キラーン☆)」
 花子「ちょおおおおおおおっ」

 睦彦「フン(埃を手で払って)何だよ、お前ロクなもんもってねえじゃねえか」
 花子「……あ、あった! これだっ。『チョコレートの作り方』(本を掲げて)」
 睦彦「何でそんなデカい本がお前のちっちゃなぽっけに入るのか」
 花子「それは言わないお約束」

 睦彦「ちょこれーと、って何だ?」
 花子「あ、そうか。この時代だから知らないか。んー…(説明するのがめんどくさい)」
 睦彦「なんだよ、ちょこれーと、って」

 寧々「(背後から)チョコレートとは、カカオの粉に砂糖などを加えて練り固めたお菓子です」
 睦彦「ギャぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 花子「ヤシロ、説明ありがとう」
 寧々「どういたしまして。何、睦彦くんチョコレート作りたいの?」

 睦彦「(ハァーハァー)い、いや、チョコレートって何なのかなと思って」
 寧々「バレンタインデーにね、好きな人にチョコ渡すの」
 花子「そうそう。だから刻羽もね、作ってみたらいいんじゃ☆※」

 睦彦「はーなーこー!! お前また俺をからかうつもりでっ!!!(阿修羅の顔)」
 花子「だってさあ、チョコレートつくるの簡単だよ? 多分」
 寧々「うん、刻んで溶かして固めるだけ。教えてあげるよ♪」


 睦彦「いや教えなくていいから。全くもう損した…」
 光・寧「(ガシッ)」
 もっけ「(ガシッ)」
 睦彦「え」

 花子「はーい連れてってくださーい(ニッコリ)」
 光・寧・も「えっほいえっほいえっほい」
 睦彦「ちょ、ちょっと待った! 何この展開! おい、誰かっ」

 ※アーメン。


 ネクスト→睦彦、仁乃に渡すためのチョコレート製作☆
      器用な寧々・光・そして善逸も協力します。
      次回もお楽しみに!

 
 

 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.95 )
日時: 2020/04/17 22:14
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

これ見る

想像する

ニヤケル

母さんに何してんのって言われる。

精神弱いからちょっとショボン

でもコメント←イマココ

第参話「チョコレート」(3) ( No.96 )
日時: 2020/11/17 16:22
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 私の場合は……。

 想像する
 ↓
 本編書く
 ↓
 誤字チェックしてギャグシーンでニヤケル
 ↓
 母さんに何してんのって言われる。
 ↓
 精神弱いからちょっとショボン
 ↓
 でも書く←イマココw

−−−−−−−−切り取り線−−−−−−−−

 続き行きます。

【なんか三人(正確には二人と一匹)にえっほいえっほい連れて行かれた睦彦】

〈厨房〉

 睦彦「おい、お前ら、今から俺に殺されるか今すぐあやまるか二択だ…(ゴゴゴゴゴゴゴ)」

 寧々「ギャーごめんなさいっ」
 光「ごめんなっ。で、でもオレのせいじゃないんすよ花子の奴が悪くて」
 寧々「そうなの、主様の命令は絶対って言われるのよ!(あせあせ)」

 睦彦「言い訳ご無用!! 何なんだよお前ら。俺にエプロンまでつけやがって!」
 花子「イラッと来たら煮干しでも。カルシウムで頭良くなる」
 睦彦「(ギロリ)」
 花子「……あ、アハハ…」

 善逸「何か聞きつけて来てみれば面白そうなことしてるじゃん。俺も手伝う!(乱入)」
 睦彦「ぜ、善逸!?(何で俺が主役の話はコイツの絡みが多いんだ…)」

 〜寧々&光 チョコ型準備中(用意周到)〜

 寧々「やっぱ好きな人にあげるんだから、型はハートの方が可愛いよね。ねえ光くん」
 光「そうっすね。でも送る人に合った型を選んだ方がいい気もします」
 寧々「だよね〜分かる!」

 睦彦「分からねえよ!! 何勝手にお前らだけで話進めてんだよ、あと何で準備OKなんだよ」
 花子「煮干しでも食べる?」
 睦彦「食べねえって言ってんだろが!!」

 善逸「ま、まあまあ睦彦。あんまり怒るなよこっちまでビクッとするからな!!?」
 睦彦「お前も手伝いに来てんじゃねぇぇよ!」
 善逸「ブンッッ(ビンタクリーンヒット☆)」
 睦彦「何で殴る!! 謝れよ!」

 善逸「(ゴゴゴゴゴゴゴ)お前がわびれ、お前が謝れ! 
     お前の為に花子たちは協力してんだろうが!! 立場を弁えろバカ睦!!」

 睦彦「デレむつ、バカむつって変な単語を作るんじゃねえ!!」
 善逸「仁乃ちゃんと仲良くなりたいんだろっ(クワッ)」
 睦彦「そ、それは……そうだ、けど……///」
 善逸「なら自分でチョコ作って渡すだけの根性見せてみろって言ってんだろがっ(クワッ)」
 睦彦「なんでお前の方が怒ってんだよ」

 花子「はいはいそこまでー。じゃああとはヨロシク☆ 俺料理得意じゃないんで☆」
 寧・光・善「ちょっと待て!!」
 花子「じゃねー♪」

 善逸「逃げんじゃねえよお前司令塔のくせしてっ。寧々ちゃん早く捕まえてっ!」
 寧々「う、うん」
 花子「さらばー(ピュー)」

 一同「アイツ逃げやがった……(# ゜Д゜)」


 寧々「じゃあ睦彦くん、一緒にチョコレート作ろっか!(睦彦の手を掴んで)」
 睦彦「………お、お願い、します」
 光「じゃあまず型えらんで。ハートと、星と、鳥があるけど」

 睦彦「確かアイツ、鳥好きだった気がするな…。じゃあ鳥で」
 善逸「はい、じゃあこの作り方見て作るよ! まずこの板チョコを刻みまくって!」

 睦彦「刻みまくる!??」
 善逸「白と黒どっち!!」
 睦彦「え、じゃあ黒で……(チョコを受け取って)何でお前の方が張り切ってんだ……」


 ネクスト→チョコレート製作続く☆
      次回もお楽しみに!

 


 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.97 )
日時: 2020/04/18 20:24
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

「それは…そうだけど……\\\」
はい頂きましたデレむつぅ!!!!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.98 )
日時: 2020/04/20 13:52
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

はじめまして!
優羽です!
花子くん出番多い!
光くん腕の見せどころ!
あとデレむつの「むつ」…誰か分かるけど名前わからないので教えて下さい!
すみません、超絶にわかちゃんなんです……

第参話「チョコレート」(4) ( No.99 )
日時: 2021/06/21 13:33
名前: むう (ID: Wb6EMeB7)

 
 ああ、チョコレート作る話書くんだったら絶対作者は料理得意だよね!と思っているそこの君!
 何を隠そう私は、「お湯の沸かし方が去年まで分かんなかった」新中3だぞ!
 ………なのでこの回はめっちゃ本を読み漁りました。

 【チョコレートづくり開始】

 1、チョコを刻む

 寧々「睦彦くん、チョコはもうちょっと刻んだ方がいいよ? もう原型がなくなるぐらい」
 善逸「おまえなぁ…幅がでかすぎんだよ。短冊かよ」
 睦彦「これでも結構頑張ってる方なんだぞ!」
 光「じゃあこう思えばいいぜ。『このチョコレートは花子』」

 睦彦「このチョコレートは花子…。あ、何かすっごい刻んでやりたくなったな」
 光「だろ? 日々の鬱憤をこのチョコに!」
 睦彦「うおおおおおおおっ(タタタタタタ←チョコを刻みまくる)」

 寧々「………一応言っておくけど、それ好きな人にあげる用のチョコだからね?」

 2、チョコを湯せんにかける

 善逸「えーっと、鍋に水を入れて沸騰させる…。そこに、チョコを入れたボウルを入れて…」
 睦彦「マジで!? 何でボウルも入れんの?? このレシピ書いた奴いかれてやがるっ」
 善逸「いかれてねえよ! そうやって溶かすの!」

 寧々「今、お湯は53℃だから、そのお湯が45℃になるまでチョコを溶かしてね」
 睦彦「だからなんでそんなことする必要があるんだよ!?」

 善逸「えーっと、この過程をテンパリングと言い、くちどけをよくするため、だそうだ」
 寧々「食べるときにゴロゴロしてたら嫌でしょ?」
 睦彦「まぁ、そっか…。」

 光「レシピに文句言ったらキリがないからさっさと進めようぜ」
 寧々「そうだね」

 3、冷水につけて冷やす

 善逸「おいまだか、まだ41℃だな・・・」
 睦彦「おいお前まさか数字よめないとか。43℃だろうが」
 寧々「45℃ね。目盛りを読むときは目線と平行に…もうっ」

 善逸「(ジーッ)俺は知ってたもん、うん」
 睦彦「馬鹿言え。41℃って言ってただろうが」
 光「二人がいがみ合ってる間に45℃だぜ、早くボウル上げろっ」

 睦彦「うおわっ(慌ててボウルを上げる)」

 4、30℃になったら冷水から外し、ヘラで混ぜ27℃まで下げる

 睦彦「ハッ。出やがったぜまた温度上げ下げかよ、ふざけんな」
 光「どこぞのモンスターが現れたみたいにレシピに悪口言うな、ホラ、ちゃんと温度はかれ!」
 善逸「おい睦彦どこ見てんだよ、これ一度でも温度間違えたら台無しだってよ」

 睦彦「マジかっ!!! もう30℃だよな?」
 寧々「うん、早く冷水から上げて、このゴムベラで混ぜてね」
 睦彦「最近の調理器具はこんなふうになってんだな…。すげぇ」
 光「お父さんのセリフかな?」

 5、再び湯せんにかけ、30℃に上がったら湯せんから外す

 睦彦「何でまた出やがるんだよ!」
 善逸「おい睦彦いい加減にしろ。こんなことで怒り狂ってたら仁乃ちゃん悲しむぞ」
 睦彦「それは嫌だっ!!!(大声)」

 光「聞きましたか先輩。睦彦の愛はガチっすね」
 寧々「だねぇ。青春って最高!」

 睦彦「……・…テメェら……」
 善逸「は、早くボウル上げろ! 30℃だぞ早くッ」
 睦彦「だああああっ!!(←謎の叫び声)」


 6、溶かしたチョコを型に入れて冷凍庫で冷ます

 睦彦「よし、この鳥の型にそうっと……(ツーッ)よし!」
 善逸「型に入るともうそれだけでチョコって感じ! あとは冷ます…レイトーコで」
 四人「…………大正時代に冷凍庫はない……」

 寧々「ど、どうしよう光くんっ」
 光「え? えーと、えーと」

 有為「バタンッ ボクにお任せください(杖片手にセット完了)」
 四人「有為ちゃん!!??」

 有為「ボクの転移術で、寧々さんの学園からレイトーコをこっちに召喚します」
 四人「すげええええええ!!!」

 有為「では行きますよ、えいっ!」

 ガラガラッ ドンッッ

          ・・・・・・
 寧々「本当に冷凍庫降ってきたぁ」
 光「ギャ———ッ 皆避けろ、冷凍庫に押しつぶされるぞっ」
 睦・善「うわっ(逃げ回る)」


〈1時間後〉

 7、固まったチョコレートにチョコペンで文字を書く

 寧々「じゃあ、チョコも固まったし…。善逸くん、チョコペンの用意OK?」
 善逸「あ、何かペン型のケースに入ったやつ? 言われた通り湯せんでとかしたよ」
 光「じゃあ睦彦、何色がいい? 好きな色でチョコに文字でも」

 睦彦「このチョコに書くのか? 狭すぎだろ」
 寧々「ダイジョーブ。ゆっくり書けば」
 睦彦「うーんと、じゃあピンクで…文字は…」

 くるみざわ いつも ありが


 花子「胡桃沢、アイラブユー(窓から部屋の中へ)」
 睦彦「花子、お前、本当に裏切らないな!書くかよそんな恥ずかしいの」
 花子「えー?」

 花子「あ、胡桃沢以外のみんなにチョコのこと伝えといたよ」
 善・光・寧々「おおっ!」
 睦彦「何で伝えるんだよバカ————!!」

 くるみざわ いつも ありがろん


 寧々「ありがろん……ww」
 光「ありがろん…www」
 善逸「お、お前も、本当に、裏切らないと思うよ…っww」

 睦彦「お前のせいで間違えたじゃねえかよっ!」
 花子「睦彦ろんろん、ありがろん♪ 睦彦ろんろん、ありがろん♪」
 睦彦「変なテーマソングを作ろうとすなっ」

 8、また冷やし、固まったら包装紙でラッピングして出来上がり。


 全員「できたっ!!」
 睦彦「……文字の件はあるものの、卵焼きも作れなかった俺がチョコを作れたぜ!」
 善逸「包装紙は紫色かぁ。THE仁乃ちゃんカラーじゃん!(仁乃の羽織は紫色)」
 寧々「じゃあ、あとは渡すだけだねっ」
 光「ファイト!」

 蜜璃「あ、睦彦くーん! 聞いたわよチョコレート渡すんですって?」
 しのぶ「凄いです。可愛く作れてますね」
 義勇「………まさかお前がこんなのつくるなんてな…」
 伊黒「フン。くだらない(俺もチョコを作るべきだろうか)」
 無一郎「美味しそう…。食べたい」
 実弥「食べんなよ時透!!」
 悲鳴嶼「……私は君を認める…南無南無」
 宇髄「これまた派手にやったじゃねえか! 目立ってるぞ!」
 煉獄「炎柱は睦彦少年の恋を全力で応援する!」

 睦彦「……が、頑張ります!」
 寧々「よし、じゃあ渡しに行こっか!」
 光「睦彦、ガンバ」

 花子「じゃあ俺、胡桃沢勧誘してくるー。厨房の前に連れてくるから、あとは頼んだよ刻羽」
 睦彦「……ん。あの、色々、ありがと、な」
 花子「おばかさん。じゃあ行ってきまーす」


 〈庭〉

 仁乃「あれ、みんないない。おかしいな。さっきまで稽古してたのに…」
 人魂「おーい胡桃沢。俺(人魂から花子くんの声が)」

 仁乃「キャッ。これ、花子くんの…。花子くん、何か用?」
 人魂「うんちょっとね。今から厨房の前まで来てくれないかな」
 仁乃「え、うん別に良いけど…」
 人魂「よろしくー」


 〈厨房前〉
 
 仁乃「(廊下を渡って)何なんだろう…厨房の前でいいんだよね?」

 〈厨房)

 花子「(小声)ホラ来たよ胡桃沢。頑張れ」
 炭治郎「睦彦くん。頑張ってな」
 禰豆子「ムームー」
 蜜璃「キャアこれが青春ってやつなのかしら? 甘酸っぱいわね!」

 睦彦「………よしっ(ガラッ)」

 〈厨房前〉

 仁乃「あ、むっくん! どこ行ってたの、心配したんだから…」
 睦彦「…………(俯いて赤面)」
 仁乃「? どうしたの、お腹でも痛いの?」

 睦彦「…………あ、あの、胡桃沢」
 一同「(言ったぁぁぁぁ!!)」

 仁乃「ん? なあに?」
 睦彦「…………これ、やるっ(チョコの入った紙袋を突き出す)チョコ、やる」
 仁乃「……私に?」
 睦彦「(コクリ)」

 仁乃「ありがとうむっくん! すっごくうれしいよ(*^▽^*)(紙袋を受け取って)」

 一同「(睦彦、いけえええええ!!!)」

 睦彦「あ、あの、さ、胡桃沢…」
 仁乃「ん?」
 睦彦「俺……す…」


 一同「(いけえええ!!!」

 仁乃「……」
 睦彦「す、スキップってどう思う?」
 仁乃「え???」

 一同「(ハイ、ダメ男!!!)」

 ※睦彦の恋はまだまだ続く。
 →第6章へ続く!
 
 

 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.100 )
日時: 2020/04/20 17:24
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

優羽ちゃんこんちは。
 睦彦→むつひこと読みます!
 読み仮名はNo.ゼロのキャラ紹介に書いてあるんで参考にしてね!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.101 )
日時: 2020/04/21 09:21
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)
プロフ: https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html

 【大正コソコソ噂話】

 〈花子くんキャラ追加のお知らせ〉

 ホント—にすみませんっ、から始まる第8回目となった大正コソコソ噂話。
 今回のお知らせの内容は、↑の通りです。

 話数が増えてきて上弦の零という強敵も出て、陰陽師・有為と花子くんキャラという助っ人も来て
 さぁここからクライマックスどうしよう……と頭を悩ませた結果…。
 どうしても花子くんキャラの追加が必要になったわけなんです。

 「花子くん光くん寧々ちゃんしか登場しないよ」
 と言っときながら「もっけちゃん」も登場させて、更には他のキャラまで…。
 いっつも本当のことを言わない作者でごめんなさいっ。

 次に登場するのは「つかさ・七峰桜・日向夏彦」です!
 
 七峰桜→ななみね・さくら
 日向夏彦→ひゅうが・なつひこ

 と読みます。寧々の先輩方です。

【誰だか分かんねえし、つかイラスト見ないと頭に入らんって言う人は】
 1、詳しくは参照のURLへGO!
 2、つかさ・七峰桜・日向夏彦の画像をクリック!
 3、説明文とイラストを目に焼き付けて!
 4、以上!

 三人まとめて「放送室メンバー」と言い、七不思議にまつわる噂を「変える」ことができます!
 ちなみに…三人とも花子くんの世界では悪役ですが、今回は味方役として頑張ってもらう!

 登場は凄いあとになりそうですが、今のうちに説明しておきますっ。
 ↑作者がものすごい忘れんぼうなので備忘録として。

 放送室メンバーを知っている人、お楽しみに!
 知らない人のためにネタバレは抜き・説明もつけますんでよろしく!

 あとちなみに(ごみん)、三人は>>56でもチョコッと登場してるんで
 戻って見てみればおおよその口調とかが分かる(はず)。

 で、では今日の大正コソコソ噂話はここまでです。
 作者のわがままに付き合ってくださる読者さん、ありがとうございます。
 また次話でお会いしましょう!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.102 )
日時: 2020/04/21 18:35
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

スキップってどう思うは笑うw

第26話「臨時柱合会議」 ( No.103 )
日時: 2020/11/17 16:24
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 このお話は、番外編の第壱話と第弐話の間に起きた話となります。
 話の構成上、順番がおかしくなってしまいましたが許してください。


 【臨時柱合会議に呼ばれた柱・かまぼこ隊花子隊一同】

 お館様「急に呼び出してすまなかったね。まあ有為には先に連絡を取っておいたけど」

 有為「はい『陰陽師に代々伝わる六新鬼月の文献についての報告をしろ、絶対しろ、
    どうしてもしろ』と言われましたので」

 お館様「そこまで強くは言っていないよ」

 炭治郎「それにしても、有為ちゃんを呼び出すのは分かりますが、なぜ俺たちも」
 善逸「いや、俺たちは宵宮と関係があるから、ってことなんだろうけど…」
 仁乃「柱のみなさんは鬼殺隊のトップとして、会議には参加しなければいけないわけだし」
 睦彦「……それにしても……」
 伊之助「こいつら必要ないだろうが!」

 〜コイツラ=花子隊〜

 花子「わーすっごいでっかい屋敷だ」
 寧々「何か個性的な人(柱)がいっぱいいる……」
 光「いや、オレも何で呼び出されたのか分からないんだけど」

 しのぶ「あら? ここらでは見かけない服装の人たちですね」
 義勇「………人、増えてる(←人見知り)……」
 煉獄「彼らは何者なのか! すぐにご教示いただきたい!」
 宇髄「地味にアイツら(かまぼこ隊)と馴染んでるんだが、面識あんのか?」
 蜜璃「可愛い!」
 伊黒「……信用しない、信用しない。人が増えたからなんだと言うのか」
 実弥「ああん、誰だアイツら」
 無一郎「………うわーおかしな人がいる—(棒)」
 悲鳴嶼「……この会議に無断で参加するとは何と愚かな子供だ…南無阿弥陀仏…」


 お館様「彼らの事については、有為、説明をよろしくね」

 有為「はい。彼らは、いわばただのゴミです」
 花子隊「………」
 かまぼこ隊「え?」

 お館様「ゴミ、なんだね?(ニッコリ)」
 有為「はい。ただの、ゴミです」

 寧々「ちょっと何よその言い方! 酷い!」
 有為「どこがひどいんですか。ボクにとったら、間違えて召喚してしまったゴミにしか」
 光「その言い方がひどいんだよ!」

 花子「宵宮……君には俺を便所虫と言った罪と、今俺のことをゴミと言った罪がある。
    許さない…(包丁キラリ☆)」

 蜜璃「ケンカはダメよおお〜」
 お館様「有為、三人に優しく、ね?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 有為「ビクッッ」

 累「……なんか殺伐としてるね」
 

 実弥「オイまた登場しやがったな!」
 無一郎「………誰だっけ君。確か、蜘蛛野郎」

 炭治郎「(そのまんまだ)」
 善逸「(否定はしないけどそのまんまだ)」
 伊之助「(……俺もこいつの名前覚えてねえんだよなぁ)」

 累「元・下弦の伍。そしてこの作品のMVP(仮)、累です」
 珠世「そして球世と、」
 愈史郎「愈史郎だ」
 累・珠・愈「合わせて、モンスターズ!」

 全員「ダサい……」
 お館様「さて、全員揃ったことだし会議を始めようか」

 しのぶ「何ででしょうか。先行きが不安になってくるんですが」
 義勇「同じく…」


 ネクスト→臨時柱合会議開始☆
      次回もお楽しみに!
 
 

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.104 )
日時: 2020/04/22 17:55
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

モンスターズ★

ださっ…と思った僕氏

第26話「臨時柱合会議」(2) ( No.105 )
日時: 2020/11/17 16:25
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【柱合会議】

 お館様「まぁとりあえず、花子たち三人は有為に間違って召喚させられた未来人だよ」

 寧々「未来人…。まぁそうですけど」
 光「なんか宇宙人と同じくくりにされてる気がするのは俺だけか?」
 花子「ううん、俺もそう思うよ」

 お館様「三人に自己紹介してもらってから、会議を始めるよーん♪」
 柱一同「…………(カッチーン)」

 花子「……お、俺は花子…こっち八尋寧々ww そっち源光w」

 炭治郎「あの、何で毎回お館様のキャラ崩壊があるんだろう。柱全員凍結しちゃったけど…」
 善逸「ちょ、ちょっと!? ここで死なないで下さいよ、ねえ!」
 伊之助「(柱の体をコツコツ)ダメだ、微動だにしねえ」
 仁乃「お、お館様! 責任取ってくださいよ!」

 お館様「えぇ〜? イヤイヤッ」
 睦彦「……お館様に花子たちがいう所のギャル要素が追加されたようだな」

 義勇「……腹ッ、腹がまた…ダメッ…死ぬッ」
 しのぶ「もしもーし。大丈夫ですかーwww」
 蜜璃「し、しのぶちゃんも笑ってるじゃないゴフッッ」
 伊黒「甘露寺————!!」
 宇髄「地味にじわりじわりとツボに入るのは何とかならないのかね」
 煉獄「それは!……無理なッようだ…お館様の、性格が…あの様ではッッ!!」
 実弥「煉獄さん気を確かにしろよォ……ブフォッw」
 無一郎「不死川さんもですね。僕はそこまで笑えませぇぇ…ww」
 悲鳴嶼「時透。もうこらえなくていいんだ…南無阿弥陀仏…」

 花子「あの、悶えているとこごめんだけど俺も死にそう…笑死で」
 寧々「し、死なないで花子くんwww」
 花子「八尋の褒め言葉があまり刺さらないのもお館様のせいだからね」

 珠世「すみません。会議前に私の開発薬をためし飲みしてもらったので…」
 一同「なに飲ませたんですか!!??」
 愈史郎「さすが珠世様……じゃないッ。珠世様しっかりしてください!!」

 お館様「(ピクッ)あれ、みんな何でそんなに笑っているのかな」

 炭治郎「薬の効果がきれたようだな」
 善逸「待って…俺もだいぶ腹筋やられてんだけど…い、伊之助だって」
 伊之助「ああん、俺は……笑ってねブフォ」
 睦彦「隠し通すのは無理だったか。まぁ俺は笑わない男だブフォ」
 仁乃「むっくんは本当に裏切らないね」

 お館様「では、まず私からお話させてもらうよーん♪」
 かまぼこ隊「あ、再び…」
 柱一同「はい、お願いしますゴフッ」

 寧々「ギャ—ッッ」
 有為「みなさん。これは夢です。悪い夢を見てるだけですよ(柱に)」
 光「こっちが悪い夢を見ているようだ」

 お館様「ではまず、みんな、最近こう思ったことはないかなー!(テンションアゲアゲ)
    『最近、なんか任務の通知が少なすぎるにゃ(←)〜』って」
 
 炭治郎「確かに、任務の指令は1カ月に一回ほどに減少しました」
 善逸「任務がない=平和ってことなんだろうけど何か感覚狂うよ…」
 伊之助「暇で暇でしょうがねぇしな」
                               ・・・
 お館様「実は最近、鬼の数が減ってきているらしいんだ。それも、意図的にね♪」
 義勇「意図的? 誰かの仕業ってことですか」
 しのぶ「……それは、鬼殺隊が頑張って討伐した、というのではなく?」

 お館様「最近ひんぱんに鴉から通知が入ってくるヨ☆『鬼が食われている』ってね」
 一同「食われている…? 誰に?」
 お館様「討伐しに目的地に向かうと、すでに鬼は殺されていて、身体には歯形が残ってたらしい」

 蜜璃「で、でも…鬼同士、共食いはしないんじゃなかったんですか?鬼同士の殺し合いって…」
 伊黒「確かにそういう話は今まで聴いたこともないな」

 お館様「じゃあ次にこれを見よ☆(地図を広げて)」
 花子「現在地が地図のちょうど真ん中にあるね。それを囲むように赤いバッテンがついてる」
 寧々「なに、この印…」
 光「嫌な感じがするな」


 累「このバッテンは何なんですか?」
 お館様「それは、『鬼の共食いが見つかった地域』を表したものだネ★
     現在地である産屋敷邸を丸く囲む感じになってる…」

 煉獄「つまり、この鬼食いをしている者がこちらへ向かおうとしていると!」
 無一郎「………誰ですか、そんなことをする鬼は…」
 実弥「時透、ここまで来たら分かんだろ。どう考えてもこれは…」

 かまぼこ隊・柱一同「六新鬼月の仕業」
 お館様「それに加え、各地で黒いワンピース姿の女の鬼が多数目撃されているというネ」

 累「!! その鬼、僕、知ってるかもしれない」
 愈史郎「あんとき(>>43の話)に出会った女の鬼…六新鬼月の仕業ってことで間違いない」

 お館様「そう。まさに私たちは六新鬼月のターゲットにされているということダネ♪」
 実弥「そんな話をワクワクルンルンで話さないで下さいよお館様」
 珠世「すいません私の薬、効き目が良すぎたみたいですね」

 お館様「ということで私たちに至急求められるのは、
     1六新鬼月の新たな情報の調査
     2奴らと戦えるようにするための鍛錬
     3新たなる技や術の会得」

 一同「(コクリ)」
 お館様「そして、ここには陰陽師に子孫と、花子隊という新たな仲間と、そして」
 一同「?何ですか」
 お館様「仁乃」

 仁乃「え、私ですか?」
 お館様「仁乃の体の事はみんな知ってるね。鬼の血が入っても鬼化しない特殊体質」
 しのぶ「ええはい。なので仁乃さんは特別に入隊許可をもらってるんですよね」
 義勇「何年か前の柱合会議にも参加してたしな」

 お館様「仁乃の血液を調べれば、我々も血鬼術が使えるようになるかもしれない」
 善逸「んな無茶な!! え、でもちょっとカッコいいからやってみたい」
 睦彦「善逸だと術の名前は『ギャン泣き』だな」
 善逸「睦彦! お前は『カッコつけ』だな!!」

 寧々「それただの性格じゃん…」

 珠世「分かりました。仁乃さんと、そして禰豆子さんの血に関しては私が調べておきましょう」
 愈史郎「珠世様! 俺も一緒にやります!」
 有為「ボクも、一刻も早く術を会得しなくては…」

 お館様「みんなの活躍を、期待しているにゃーーーーん」
 一同「ブフォwwww」


 ネクスト→六新鬼月の尻尾を掴んだみんなは、個人個人で作戦を練る!
      次回もお楽しみに!
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.106 )
日時: 2020/04/23 15:04
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

「〜ニャーン」
「ブフォwww」
これトドメ!笑っちゃった!







テストに出ますからね!
一同「は?」

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.107 )
日時: 2020/11/17 15:59
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【大正コソコソ噂話】

 〈放送室メンバーと作者の楽しい会話〉

 つかさ「ねえ、むうー。むうー」
 むう「何? つかさくん」
 つかさ「ねえねえ、何で俺の登場シーンはまだなのー?」

 桜「あまり急かさないで。こっちだって忙しいんだから」
 夏彦「そうそう。学園の七不思議が一人、大正時代に行っちゃったからね」

 つかさ「えー、なんであまね(=花子くん)だけなのー?」
 むう「も、もうちょっと待ってね。もうちょっとで花子くんたちと会えるようにするから」

 つかさ「やったー!!」
 桜「……喜ぶのはいい事だけど、伸ばした手が私の頭に直撃したわよ」
 つかさ「ごめんサクラ」

 夏彦「お嬢(=桜)はこんな状況でもいつも通りですね」
 桜「当たり前じゃない。でもクールなキャラこそキャラ崩壊させるのにはもってこいね」

 むう「桜ちゃん、なんかこっちの心読んでない?」
 桜「お館様をキャラ崩壊させるなんて大分大胆な行動だと思うわ」
 つかさ「誰だか知らないけど、あまねがすっごく笑ってたね」
 夏彦「だな。というか俺が気になるのは」

 むう「何?」
 夏彦「俺の名前が『なつひこ』だから、睦彦っていうキャラと名前かぶるなって」
 つかさ「1文字しか違ってないねー」

 桜「作者の設定だと、死んだ睦彦くんのお兄さん、確か光彦(みつひこ)というらしいわ」
 つかさ「すごくかぶってるじゃん。おばかさんだね、むう」

 むう「つかさくんも花子くんと同じくらいからかってくるなー」
 桜「こりゃぁ登場させたら面白くなりそうだな、とニヤニヤしているわね」
 むう「だからなんで桜ちゃん心読めるの?」

 夏彦「お嬢を舐めちゃダメだよ」
 桜「夏彦だったら舐めてもいいわ」
 夏彦「お嬢なんてことをっ」

 むう「仮に舐めたくても、敵って感じが全然しないんだよねみんな」
 桜「そうかしら。やってることはけっこうえげつないけどね」
 夏彦「まあねー」
 つかさ「え、なにがえげつないの? 敵グッチャグッチャに殴っただけだけど」

 むう「……つかさくんを除いて……」
 つかさ「……俺、怖い?」
 むう「可愛いけど戦い方が凄い」
 つかさ「それって褒めてる? けなしてる?」

 桜「まぁこの子(つかさ)の戦い方はネタバレになってくるから書いたりはしないと思うけど」
 むう「逆に書けますか、血にまみれた戦いなんか…」
 夏彦「おーい、ちょっとネタバレギリギリのゾーンだったぞ今の発言」

 むう「あッ」
 桜「……あまり深く考えないで発言するからよ。戦闘すると言ってできなかったりね」
 むう「あうっ(グサ)」
 つかさ「ねえねえ、むうー。俺ら、ちゃんと登場するよねー? しなかったら嫌だなー」

 むう「それは大丈夫だと思う、うん」
 夏彦「自信なさげに言うなよ…」
 むう「絶対登場させます!」

 つかさ「楽しみぃー」
 むう「(あぁ三人の喋り方どうかこう・・。ムズイな…)」
 桜「……私たちの口調が独特でどう表現しようか迷ってるのね、大変ね」
 
 むう「桜ちゃんだから怖いってば!!」

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.108 )
日時: 2020/04/23 19:49
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

お嬢すげぇな!?心読めるって…悟り妖怪!?((おい

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.109 )
日時: 2020/04/23 21:47
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【むうのここみえ】

 ※ここみえ→心の中みえみえ、の略
 
 桜ちゃんすげえな(←お前かいた張本人だろ)
 お館様すげえな(←だから、お前自分で書いただろ)
 仁乃×睦彦のカップルいつできるかな(←もうすでに話決めてる)
 第7章の感動シーンどうかこう(←まだ感動と決まったわけじゃないし今まだ6章)
 有為ちゃんの他の術決めとかなきゃ(←至急!!)
 最終話はもう設定決めて今はEDに合いそうな曲ないかなって思ってる(←いや自意識過剰)
 ↑それでもいつか本になったらいいなと思う(←……なれないな)

 禰豆子もうちょい喋らせたいな(←野望!)
 炭治郎と花子くん結構いいコンビ(←やったぜ作者)
 カナヲと玄弥もいつか再登場させよう(←登場回数少なすぎでしょ)
 花子くんとつかさくんのタッグ早くやりたいな(←だから今6章だっつってんの)
 あぁ7章みんな怪我とかしちゃいそう胸痛むわ(←だから、今、6章!!)
 でも最後はハッピーエンドで終わりたいッ(←頼むよ作者!!)



 ↑↑結果。クライマックスのことしか考えてない!6章あるだろうがッ。
 
 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.110 )
日時: 2020/04/24 08:22
名前: 蝶霞 (ID: SK5u95ln)

頑張れむうちゃん!

第27話「それぞれの対策」 ( No.111 )
日時: 2020/04/25 11:00
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【臨時柱合会議に参加したかまぼこ花子隊一同】

 〈番外編第参話のあと、宵宮家へと戻ったみんな〉


 〜庭にて〜

 有為「……はいでは、ええ、コホン。ヴヴッ」
 炭治郎「なんだ、その手に持っている大量の本は…」
 善逸「有為ちゃん、あの、俺ら何をやらされるの? 勉強?」
 伊之助「花乃の奴いねえじゃねえか。どこ行きやがった」
 睦彦「胡桃沢は珠世さんとこで体を見てもらってるぜ」

 有為「えー、この本はボクの『かまぼこ花子隊戦闘見聞録』略して『かま花戦禄』です」
 善逸「かまはなせんろく??」
 有為「皆さんの戦闘や稽古での特徴や癖などをボクなりに分析してみました」

 炭治郎「(有為の本を開いて)うわ、文字細かっ。凄いなぁ」
 伊之助「『5月24日』…今6月だぞ。5月のことなんか俺忘れてんぞ」
 有為「これくらいお茶の子さいさいです。ボクは産後すぐから現在まですべて覚えてますから」
 かまぼこ花子隊一同「すげええええええな!!」

 花子「えーなになに。
   『5月10日。炭治郎さんの自己鍛錬。精度の高い技を連発。
    下半身と上半身を無駄に動かしすぎているのが残念極まりない。はぁ〜ベンベン』」
 
 睦彦「何でそんなに芝居かかってんだ」
 寧々「そ、そんな細かいことまで書いてるの凄いね。あ、ここにも…。
   『伊之助さんの術。メチャクチャなのが伊之助さんの技だが動きの一つ一つを丁寧に』」

 伊之助「……ああん??」
 光「『善逸さん。涙は戦闘よりもいでて戦闘よりやすし』」
 善逸「……なにそれ、ことわざのパクリ?」

 光「『簡単に言えば、戦闘前にギャン泣きしててうるさい。はぁ〜ベンベン』」
 睦彦「さっきからそれ好きだな、はぁ〜ベンベン」

 有為「それで—かまぼこ隊の皆さんの太刀筋を調整できる、サイコー超スーパースペシャルな
    稽古の内容を考えました」
 かまぼこ隊一同「サイコー超スーパースペシャル…」

 花子「そんなに持ち上げるってことは稽古の内容も凄いものってことだよね」
 光「これでしょぼかったら、サイコー超スーパースペシャルに反応した俺らの突っ込みを
   返してくれ」
 寧々「本当にサイコー超スーパースペシャルなの?」

 
 有為「はい。かまぼこ隊の皆さんには、裏山を走り、ぐるっと一周して帰ってください。
    ただし山の枝や地面に木の板が吊るしてあったりするので、板は剣で割ってください」

 炭治郎「なるほど」
 善逸「板、それ本当に割っちゃっていいやつなの?」
 寧々「…確か有為ちゃんが言うには、まな板として愛用している『かまぼこ板』らしいよ」

 かまぼこ隊一同「割っちゃダメな奴———!!!」

 花子「宵宮。花子隊は君が言うとおりに板吊るしたけど、俺らの労力無駄にするつもりだった?」
 有為「いいえ。かまぼこ板に代わる大きなまな板を、この前市場で購入しましたので」
 伊之助「何だよ驚かせやがって(ほっ)」

 有為「なので遠慮なくスバッといっちゃってください。
    ちなみに板には色が塗ってあり、緑→炭治郎 黄色→善逸 茶色→伊之助 青→睦彦
    という感じになっています」

 かまぼこ隊一同「ふむふむ」
 有為「皆さんには一人ずつ違うコースが割り与えられますので、なるべく多くの板をぶっ壊して
    下さい」

 善逸「ぶっ壊す、まで言い切っちゃうんだ」
 睦彦「でもなんかゲームみたいで面白そうじゃねえか」

 有為「ちなみに、割った板の数は花子隊の皆さんに数えてもらいます」
 花子「俺は我妻のコースにつくよ」
 光「俺は睦彦」
 寧々「私は炭治郎くん」
 有為「そして、伊之助くんのはボクが」

 有為「ここまで分かりましたか?」
 炭治郎「大丈夫!」
 善逸「まあ、大体は」
 伊之助「参割しか分かってねえがやってみればわかるだろ」
 睦彦「おう!」

 有為「それでは早速始めます。題して、『チャレンジ☆ かまぼこ板を割りまくれ!』」
 かまぼこ花子隊一同「キャッチ—!!!」
 もっけ「デハ」「ケイコ」「ハジメ!」


 ネクスト→『チャレンジ☆ かまぼこ板を割りまくれ!』スタート。
       次回もお楽しみに!
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.112 )
日時: 2020/04/25 14:38
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

超☆サ☆イ☆コ☆ー☆ス☆ー☆パ☆ー☆ス☆ペ☆シ☆ャ☆ル☆

第27話「それぞれの対策」(2) ( No.113 )
日時: 2020/04/25 17:15
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【チャレンジ☆かまぼこ板を割りまくれ! 開始】

 〜裏山〜

 〈炭治郎サイド〉

 炭治郎「ハァ、ハァ、ふぅー。まだ一つも板を割っていないのに、ランニングだけでこれとは。
     不甲斐ない…」
 寧々(頑張って炭治郎くん)

 炭治郎「ギャァァァァァッ。な、なんだ、寧々ちゃんの声が直接頭にっ(キョロキョロ)」
 寧々(有為ちゃんの念話術の効果なの。声はお互いに届くから気をつけてね)
 炭治郎〈そ、そうなのか。凄いな〉

 寧々(気を緩めちゃダメだよっ。炭治郎くんが割る板は50個くらいあるからねっ)
 炭治郎〈そ、そんなに?(ハァ、ハァ←ランニング中)が、頑張りますっ〉
 寧々(応援してるよ)


 炭治郎「えっほ、えっほ、あ、これだな板って。…地面に看板みたいに刺さってる。
     10メートルくらいの間隔で縦に三つか。そのまま走って割りたいけど、
     岩が邪魔してる…」
 寧々(地形の状態や板の配置とかもよく考えて割ってね!)

 炭治郎「岩をよけつつ板を斬れる技…。よしっ」
 寧々「(さすが炭治郎くん。すぐにひらめいた)」
 
 炭治郎「(スピードをつけて走り出す)全集中・水の呼吸・参ノ型 流々舞い!(ブンッッ)」
 
 〜バラバラッ〜

 寧々(三つともクリーンヒットです。残り47コ頑張ってね)
 炭治郎「ふぅーはぁー。思ってたよりずっときついぞ…」


 炭治郎「タタタタッ。今度は板は枝に吊るしてある…。ん? なんか吊るし方も特徴的…。
     大きな円を描くように吊るしてある…。
     大きな円を描くように斬る技は水の呼吸ではできないから、ヒノカミ神楽か」

 寧々(こっちもけっこう体力使ったんだ。あんな高い木の枝に吊るさなきゃいけなくてさ)
 炭治郎〈どうやって、のぼったんだ?〉
 寧々(は、恥ずかしいんだけど、その、花子くんに、おんぶ……してもらって…///)
 炭治郎「おんぶ!!!Σ(゜д゜lll)」

 寧々(わ、私の事はいいから板を割ることに集中よ!)
 炭治郎「そうだ。ヒノカミ神楽……碧羅の天!!(ブンッッ)」

 寧々(クリーンヒット☆ 凄い!)
 炭治郎「ハッ。びっくりしたぁ…。耳から心臓出るかと思ったぁっ!!」
 寧々(だ、大丈夫?)

 炭治郎「水の呼吸からヒノカミ神楽の呼吸の切り替えが早くて、ちょっと辛い…。
     でも、大丈夫だ。さすが有為ちゃん。ちゃんと計算してる」
 寧々(わ、私も頑張ったのよ。褒めてくれてもいいんじゃない?)
 炭治郎「寧々ちゃん、ありがとう。俺、もうちょっと頑張る!」


 〈善逸サイド〉

 善逸「うわ、いやだいやだもうホント最悪」


 〜10分ほど前〜

 花子『ちなみに我妻にはNGワードが用意されてて、それを言っちゃうと罰があります」
 善逸『何だよそれっ』

 花子『なんか俺もよくわかんないんだけど、
    宵宮の念話術で我妻の頭に直接俺の『おばーかさん』って声が響くんだって』

 善逸『言うたびにかよっ』
 花子『うん。ちなみにNGワードは、【死ぬ、怖い、ギャ—ッ、ダメ、嘘でしょ?】ね』
 善逸『あ、全部俺言いそう』
 花子『頑張ってねー』


 善逸「チッ。有為ちゃん、俺の性格完璧に理解してるな…。山、入りたくないんだけど…」


 〜善逸、まだ山の入り口〜

 花子(あれ、あれれえ?)
 善逸〈なんだよ花子。いきなり念話で話しかけてくんなよこ…いや、ビビるからさ〉
 花子(おーギリギリセーフだったね)

 善逸〈で、何の用だよ〉
 花子(あれれ? まだ入り口にいるな我妻。
    もしかしてまだ山の中に一人で入れない、うじうじ善逸、略して『うじ善』なのかなー)

 善逸「おまえなっ。俺は好き好んでやってるわけじゃないんだよ!」

 花子(じゃあそう言う我妻。ちょっとだけ。
   ちょっとだけ山の中入ったら、俺がいいよって言った後で振り返ってみて)
 善逸「……え、何でだよ。まぁ、別にちょっとだけならいいけど」

 〜善逸、山の中に入る〜

 善逸「(テクテク)まだか?」
 花子(いいよ)
 善逸「(振り返って)うわっ」

 禰豆子「ニコッ」
 善逸「どうしたの禰豆子ちゃんっ。ここは木陰だけど日が差すかもしれないから危ないよ」
 禰豆子「だいじょうぶだよ」
 善逸「喋ったぁぁぁぁぁ!! え、何で? 何で喋ってるの? そして前よりも饒舌…」

 花子(俺の花子くんサービスだよ)
 善逸〈花子おまえに初めて感謝したくなったわ!〉
 花子(他に恩を感じるポイントはいっぱいあったはずだけど…ま、いいや)

 禰豆子「だいじょうぶ、ぜんいつ?」
 善逸「え、俺? …うん、ちょっと山の中嫌だなって、でもそれだけだよ大丈夫っ」
 禰豆子「みんな、おうえんしてるから、だいじょうぶだよ」

 善逸「う、うん…俺、やらなきゃいけないってわかってるんだけどさ」
 禰豆子「みんなも、がんばってる。ぜんいつのきもち、みんなわかってるよ」
 善逸「う、うん…そう、だよね」
 禰豆子「わたしも、おうえんしてるから(ニコッ)」

 善逸「お、俺頑張るっ。頑張る、頑張るからさ、終わったら一緒に遊ぼ!」
 禰豆子「うん、いいよ」
 
 花子(ちょろいなぁー。じゃあ我妻、早速レッツゴー!)
 善逸「うおおおおおおおっっ(猛ダッシュ)」


 〜善逸、やる気に火がつく〜


 善逸「うわ、早速板のお出ましだよ! えっと、割と高い所にある…」
 花子(頑張れ我妻!)
 善逸「(ザシッ)雷の呼吸……壱ノ型 霹靂一閃・六連!!!(ダダダダンッッ)」

 〜ブンッ パカッッ〜


 花子(クリーンヒット—!! 残り30コです!)
 善逸「うおおおおおおおっ。禰豆子ちゃーんマジ神———!!」


 ネクスト→一方伊之助と睦彦は…?
      次回もお楽しみに!
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.114 )
日時: 2020/04/25 21:31
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

伊之助…猪突猛進……(は?)

第27話「それぞれの対策」(3) ( No.115 )
日時: 2020/11/17 16:27
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 続きでーす。いよいよあの方たちも…☆
 

 〈伊之助サイド〉

 伊之助「ヒャッフー! おりゃああああッ伊之助様のお通りじゃあぁ!!(出発)」
 
 〜伊之助、入山〜

 伊之助「板発見!! 猪突猛進! 猪突猛—」

 善逸(ギャアァァァァァァッッ!!)
 花子(おばーかさん。マイナス1P)
 炭治郎(?! 何で善逸の声がこっちにも)
 睦彦(うるさッ。おい念話って皆繋がってんの!?)
 光(ちょ、どうしたんすか? 先輩そっち大丈夫すか?)
 寧々(こっちは大丈夫だよ)

 伊之助「うるせええな! 黙れお前ら!! 集中できねえぇ」

 善逸(お前も充分うるさいんだよ分かってる?)
 花子(あれ、宵宮、念話のコントロールミスったのかな)
 炭治郎(おい、伊之助、そっちに有為ちゃんいるんだろ? ちょっと様子見てくれ)

 伊之助「ああ? 何で俺がそんなことしなきゃなんねえんだよ…」
 有為(ギャァァァァァッッ)

 伊之助「うるせえっつーの、黙れ!!!(刀を振り回す)」

 有為(すいません。只今ちょっと操作をミスりました。もう少しで直りますので)
 寧々(ホント? よかったぁ)

 花子(俺はこのままでもいいけど。ヤシロの声聞けるし)
 光(花子、先輩に何言ってんだッ)
 
 睦彦(おい宵宮急げよ。声が邪魔で技繰り出すのにも精一杯なんだよ)
 有為(声を出さなければいいだけのことです)

 一同(原因作った当人が偉そうに言うな!!)
 
 伊之助「チッ全く。猪突猛進———!! (獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き!!)ブンッッ」

 〜パカッッ〜

 有為(えーーっと、あぁ、多分全部割れてますね)
 伊之助「曖昧な数え方すんな!!!」


 —−−−3分ほど前ーーーーー

 〈伊之助サイド 3分前〉

 有為「ボクの計算によると、自分が物事を完ペキに記憶できる確率は100%
    伊之助くんの観察をしながら、同時に術の練習でもしとこ(←暇人)」
 
 伊之助(お前やる気ねえだろ!!)
 有為「うるさいですね。黙っててくださいっ(思わず杖を高く掲げて)」

 〜ドンッ ビカビカ〜


 ???「うわああああああっ」
 ???「………何が起こったのかしら」
 ???「お嬢なんでこんな状況でそんなセリフはけるんですか?」
 ???「ひゃああああっ。楽しいー」


 〜空から珍妙な人間3人がふってくる〜


 〜ドサッッ

 有為「また、つまらぬものを召喚してしまいました……ハァー」
 善逸(ギャァァァァッッ 何かすっごい大きな音したけど大丈夫?)
 花子(宵宮っ。どうしたの?)


 ???「あれ、あまね(=花子くん)の声だー。あまねー!!」
 ???「ぎゃうっ。おいお前どけ。重い…」
 ???「(スタッッ)あら夏彦。押しつぶされなかっただけましね」
 ???「お嬢もスーパーヒーローみたいに着地しないの!!」

 花子(……つかさ??)
 寧々(え、つかさくん?)
 光(何っ!?)


 つかさ「あまねのとこ行くー。普—どこにいるのー?」
 夏彦「まず俺の体の上からどけよ」
 つかさ「はーい(よいしょ)。ねえねえサクラ。あまねのとこ行っていい?」
 桜「いいんじゃないかしら。やっとここにきて登場できたわね」


 有為「ちょっと待ってください、そこの緑虫とチャラ男と花子くんもどきっ」

 桜「緑虫……?(←髪の色黄緑)」
 夏彦「チャラ男……」
 つかさ「花子くんもどき…?」

 伊之助(板発見!! 猪突猛進! 猪突猛—)

 有為「ここから先には行かせませんよっ。もう一回転移術であなたたちを帰しますからっ」
 つかさ「(ヒュー)」
 桜・夏「あ、逃げた」


 
 〈善逸サイド 3分前〉

 善逸「ギャァァァァァッッ」
 花子(ボイス)「おばーかさん。マイナス1P−」

 つかさ「うわぁぁい、あまねー。久しぶりぃー(花子くんに抱き着く)」
 花子「ちょ、つかさ、邪魔、どいてっ」
 
 善逸「花子が二人いるぅぅぅぅぅ! 何、この状況!怖ッ」
 花子(ボイス)「おばーかさん」
 善逸「ああぁ、この花子ボイス憎たらしいい!」

 つかさ「あまねー。ねえねえ何してるのー?」
 花子「だから、離れてっ」
 つかさ「いやだー」



 有為「ハァ———。また余計なことしちゃったぁぁぁ」

 
 ※有為が誤って放送室メンバーを召喚し、パニくって念話術の操作ミスをしたのがついさっき。


 桜「夏彦。緑虫と言われたのだけれど」
 夏彦「チャラ男…いやまぁそうだけど面と向かって言われるとショック…」
 

 ネクスト→放送室メンバーやっと登場☆
      次回は【前半→睦彦サイド 後半→珠世さんの元にいる仁乃サイド】構成です!
      次回もお楽しみに!


 おまけ☆有為がつけた花子くんキャラのあだ名まとめ

 ・花子くん→便所虫
 ・寧々→大根足娘
 ・光→交通安全ピアス
 ・もっけ→モフモフ中毒
 ・桜→緑虫
 ・夏彦→チャラ男
 ・つかさ→花子くんもどき
 
 
 

 
 


 

第27話「それぞれの対策」(4) ( No.116 )
日時: 2020/11/23 08:53
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 
 更新遅くなってすみません。
 続きです!

 〈睦彦サイド〉

 睦彦「ふぅ。やっとこの邪魔な念話も直ったし、ここから本気出してくぜ!」
 光(頑張れー)

 睦彦「(その場で屈伸運動)じゃ、睦彦、行きまーす!!ビュンッッ」
 光(うお、お前足速いなっ。今オレの真横通ったろ)

 睦彦「はぁ。知らねーよ(ダダダダッ)板発見、YES俺の出番。どっちで行こっかな」
 光(あ、そうそう。お前呼吸二つ使えるって聞いたけど)

 睦彦「おう光。その通りだ、何せ俺は光を司るモノ」
 光(お前、中二病キャラだったっけ)
 睦彦「よし、行くぜ。(ビュンッ←宙に浮いて)光の呼吸—」
 光(待った!)

 睦彦「は? ちょ、待てよ、今ここで待ったなんて言われても、俺、落ちるぞ」
 光(宵宮がさ、)


 有為『睦彦くんは光の呼吸と雷の呼吸、両方使えますので板の配置とかも工夫してますが、
    卵焼きも作れなかった鳥の脳みそ以下の人間の脳でそこまで考えれるでしょうか』


 光(って言ってて)
 睦彦「………ああん?((# ゜Д゜)」
 光(これまでの付き合いで把握してると思うけど、あれでもお前のことを想っての発言で)
 睦彦「………さっきなんて言った?」

 光(ムカつくと思うけど彼女なりの思いやりというやつで)
 睦彦「俺の脳みそが、鳥以下だと?」
 光(い———から話聞けっっっ!!!)

 睦彦「(スタッ←地面に降り立つ)許さねえぜ宵宮。俺は確かに不器用だがな!
    ……そこまで言うならやってやるよ。配置とかもちゃんと考えてやらぁ。
    睦彦様を、なめんじゃねええええええっっ!(ダンッ)」

 光(話聞けって言ってるだろうがこのカッコつけ野郎———!!!)
 睦彦「うるせえ! お前は割れた板の数でも数えとけ」
 光(言っておくが数えてあげてるのはこっちだからな)

 睦彦「いいか、今から俺が繰り出すのは光の呼吸の新技で、俺の自信作—」
 光(いーからさっさとやれっっ!!!)

 ※キャラの設定上、なかなか技を繰り出さない睦彦

 睦彦「行くぜ、ちゃんと見てろよっ。光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂(ブンッッ)」
 光(ひ、一振りだけで15枚は斬ってる…っ。お前技だけはいい!)
 睦彦「技だけはいいと聞こえたが」
 光(全部いいっ。仁乃ちゃんの話持ちかけられると赤面するとこもいいっ)

 睦彦「お、おま、何を言いやがるっ。絶対胡桃沢には言うなよ!!」
 光(そういやお前今日せかせかしてたろ。夜に仁乃ちゃん帰ってくるのが待ちきれなくて)
 睦彦「………おい、これ以上俺を怒らせるな……」


 桜「ケンカ中失礼するわ。あの子がここに来てなかったかしら」
 光「(茂みから飛び出して)うわあっ、あ、あんたはっ」

 桜「七峰桜よ。ここにあの子はいる?」
 光「あの子って誰すか」
 桜「『つ』と『か』と『さ』がつく子よ。七番(花子)に会いに行くとか言ってたわ」
 
 光「花子に? なら善逸のとこにいると思います。ここから一メートル先に多分」
 桜「分かったわ。ありがとう」

 光「で、一つ聞きたいんだが何でこんなところにあんたたちが?」
 桜「白髪の女の子が召喚したんですって」
 光「アイツ…」

 光「とりあえず善逸に連絡取ります。ちょっと待っててくれますか」
 桜「ええ」

 光「善逸、いる?」
 善逸(うわ、光? 何だよビビらせんなよ、俺やっと下山するとこでさぁ)
 光「そっちに、和装した花子に似た奴が来なかったか?」
 善逸(………つかさって奴のこと言ってるなら、花子を今ちょうど抱き殺そうとしてる)
 桜「それは大変だわ」
 

 睦彦「………抱き殺すぅ!?」
 花子(……あ、俺は、ぐえっ、だ、大丈夫…)
 桜「それが大丈夫な状態と言えるのかしら」
 善逸(ねえ、花子とつかさって何、双子? )

 桜・光「想像にお任せする(わ)」

 ※ネタバレになるので。

 花子(つかさは…敵…みたいなもん…ぐええっ。俺に会えたことが嬉しいみたいでさ)
 つかさ(あまね ーーーッ)
 桜「そこにいるの、七番を絞め殺すのはよしなさい」
 つかさ(はーい)

 睦彦「………花子、生きろ———!」
 

 −−−−−−−−−−−−−

 〈仁乃サイド〉

 【診療所に向かっている最中 チャレンジ☆かまぼこ板を割りまくれ! 開始前】

 
 仁乃「えーーと、ここを曲がって、この通りで愈史郎くんと待ち合わせ、だったよね」

 〜キョロキョロ〜

 仁乃「誰も、いないんだけど…ん、ひゃっ(手を見えない誰かに捕まれる)」
 愈史郎「デカい声出すな。目をつけて透明化してただけだ」
 仁乃「び、びっくりしたぁ…」
 愈史郎「珠世様の診療所が狙われるのを防ぐためだ。お前にも目をつけるぞ(バンッ)」

 仁乃「痛っ。力任せに目の紙をおでこに押し付けるのやめて」
 愈史郎「フン。ちゃんと手を握れ。離れ離れになるぞ」
 仁乃「う、うん…(ぎゅっ)」

 〜二人、握手したまま診療所へと進む〜

 仁乃「今の私たちの姿は他の人には見えないんだよね」
 愈史郎「そうだ。デカい声出すなよアバズレ」
 仁乃「うんっ。て、え、あ、アバズレ? アバズレって…私の事?」

 愈史郎「他に誰がいる」
 仁乃「(信じられないっ。なんてこと言うのこの子)そ、そんな乱暴な言葉使わないほうが」
 愈史郎「球世様の方が何倍も美しい。それくらいお前でもわかるだろ」
 仁乃「ま、まあ珠世さんは美人だし、私の方が劣ってるし、で、でもっ」
 
 愈史郎「あ、お前、この前カッコつけたがりの刻羽ってやつにチョコもらったんだって?」
 仁乃「ふぁ?/// ま、まぁ…そう、だよ。それがどうしたの」
 愈史郎「お前はあげないのか」

 仁乃「…ま、まさかぁー。ただの仲良しな同期だし…」
 愈史郎「一説によると両想い説も出ているらしいな。アバズレのくせに」
 仁乃「ハ、そんなわけないしアバズレって言うのやめて」

 〜ギャースカ言っているうちに診療所前に〜

 愈史郎「ついたぞ。さっさと入れ」
 仁乃「……おじゃましまーす」


 ネクスト→珠世さんの診療所でのお話です。
      次回もお楽しみに!
 
 
 
 
 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.117 )
日時: 2020/04/28 15:37
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【作品登場メンバーと作者の楽しい会話2】

 むう「あぁ…なかなか更新できないな。親が家にいるからな」
 つかさ「そんなもの…ぐっちゃぐっちゃにすればいいじゃん」

 義勇「(えっ)」
 無一郎「………おまわりさーん、この子捕まえて下さい」
 しのぶ「今すぐにー」

 つかさ「俺幽霊だから見えないよー」

 善逸「ギャァァァァァッ、何ぐちゃぐちゃって!ぱうっ」
 炭治郎「ごめんなさい善逸が失神しました」
 アオイ「はい、連れて行きますね。えっほいえっほい」

 花子「つかさ! 怖がらせるのはやめて!」
 つかさ「ごめーん」

 睦彦「……おい父親をぐっちゃぐっちゃにする娘ってどうなんだ」
 仁乃「明らかにヤバい奴です」

 むう「お父さん、私そんなことしないからねっ」
 もっけ「ホントカ」「マジカ」
 むう「そんなことしないからねっっ!!(強調)」

 禰豆子「ムームー」
 むう「禰豆子も心配そうな顔しないの」
 
 桜「……テレワークしているお父さんになにか一言、言った方がいいんじゃないかしら」
 花子「んじゃ俺から。……最後に何か言い残すことは…(包丁キラリ☆)」」

 光「コラぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 宇髄「オーイ警察———」
 悲鳴嶼「南無阿弥陀仏」

 むう「あなたはうちの子じゃありませーん!怖いこと言わないで(泣)」
 夏彦「むう、大丈夫。これ夢だから。悪い夢だから」

 むう「…ほっぺつねってもはれますが」
 伊之助「じゃあ現実だ」

 夏彦「じゃあ俺もむうのお父さんに一言。夏彦です、むうちゃんもらっていきます♪」
 寧々「夏彦先輩何言ってるんですか——!!」

 桜「じゃあ私ね。………こんな噂知ってますか……貴方の娘は反抗期です…」
 むう「ちがーう!!!」

 伊之助「俺が行く! 天ぷらおごれ!」
 睦彦「何言ってんだこのボケナスっ(ボカッ)」

 むう「あ、お父さん今の話は気にしなくていいからねっ。じゃねバイバイ」
 花子「ガシッ むうは俺のモノ」
 つかさ「ちがーう俺のモノ」

 むう「ギャァァァァァッ 誰か助けてぇぇ」


 お父さんいつもありがとう!_(:3」∠)

 
 

 
 

 

 第28話「それぞれの対策・後編」 ( No.118 )
日時: 2020/04/29 09:22
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 〈診療所・診察室〉

 仁乃「おじゃましまーす(ガチャ)」
 珠世「いらっしゃいませ。遠いところからわざわざごめんなさいね」
 仁乃「いえいえ。私自身の問題だし」

 愈史郎「珠世様と楽しそうに話すな無礼者っ(ボカッ)」
 珠世「愈史郎! 人を殴ったらいけません!」
 愈史郎「珠世様、こんな人間のアバズレなんか追い払いましょう」
 珠世「……愈史郎?」
 愈史郎「冗談です!」

 仁乃「………血鬼術……爆黒炎……」
 愈史郎「わーごめんなさーい(棒)」

 しのぶ「あら、仁乃さん来てたんですか(奥から顔を出す)」
 仁乃「しのぶさん? 何でここに」
 玄弥「薬の合同研究だってさ」
 仁乃「玄弥くん??」

 しのぶ「はい、薬に詳しい者同士、知恵を寄せ合ってるんですよ」
 仁乃「さすが〜」
 しのぶ「ただ、ちょっと疲れまして…ここうるさいし(ボソッ)」

 珠世「……気を悪くさせてしまいすみません」
 しのぶ「いいえ、結構です。私が怒るべき相手は作者なんですから。
     病院にうるさい人を登場させないでいただきたいものです」

 ※うるさい人→累・愈史郎・玄弥

 累「……玄弥はたまたま街を歩いてて暇そうだったから、無理やり連れて来た」
 仁乃「無理やり連れて来たって…(チラッ)」
 玄弥「暇そうで悪かったな」

 珠世「まぁ細かい所は置いといて、仁乃さんの血液を調べるので採血しましょうね」
 仁乃「うっ。血は苦手なんですよ…」

 累「職業柄、何回も血を見る場面はあったと思うけど」
 仁乃「我慢してたの! 階級高いのに『キャー血だ—ムリー』とか言ってたらカッコ悪いでしょ」
 玄弥「一理あるな」

 仁乃「(近くのイスに座り、テーブルの上に右手を出す)痛くしないで下さいね」
 珠世「ええ。……ふふッ」
 愈史郎「ビクッ」
 仁乃「ふふ、って何ですか怖い!」

 累「では腕縛るね。ビュンッ(糸を仁乃の腕に巻き付ける)」
 しのぶ「……なるほど。累くんの血鬼術をうまく活用しておられるんですね」
 仁乃「しのぶさん、関心してないで見て下さい私の腕を」

 〜仁乃の腕、累の糸によってちぎれそう(←怖い)〜

 玄弥「うわ、お前強く締めすぎっ。しかも血鬼術使うなっ。腕ちぎれそうっ」
 仁乃「大丈夫。すぐに回復するから…私、半分鬼だし」
 しのぶ「…累くん。余計なことしないでください」

 珠世「普通の糸で縛りますね。では、(スチャッ)」
 仁乃「ギャ———ッ きた、来た来た注射がっ」
 珠世「累くん、仁乃さん机に縛っといてください」

 累「(‾▽‾)ゞラジャ」
 仁乃「なにその最強タッグっ(机に縛られる)」
 珠世「更に…血鬼術…白日の魔香」

 しのぶ「…あはっ。ダイジョブダイジョブ〜」
 玄弥「おい蟲柱が術食らったぞ、おい—」

 仁乃「(がくっ)う、うーんむっくんちゅき…///」
 一同「!!」

 累「今の聞いた? あの子鬼だから脳の機能低下してる」
 愈史郎「聞き逃すわけないだろうが。ち、アバズレのくせして」
 しのぶ「あはっ。青春ってSU・GО・I」

 ※誰か助けて下さい、医療が危ないです。


 次回もお楽しみに!


 

第28話「それぞれの対策・後編」(2) ( No.119 )
日時: 2021/01/17 08:53
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 ……キャラ崩壊増えて来てないか?((自分で書いたでしょ

 〈ドタバタハチャメチャフンギャ—な採血が終わり〉

 【夕方】

 仁乃「………なんか数時間前の記憶が飛んでる」
 しのぶ「私もです。何ででしょうか…」

 珠世「(気まずそうな顔)」
 愈史郎「(必死の無表情)」
 累「(しれっとしてる)」
 玄弥「(気の毒そうな顔)」

 仁乃「…あなたたち、何かやったでしょ。正直に言ってみな?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 しのぶ「あら、昔の仁乃さんの性格が今ここで」

 ※会話文短編集で登場し始めの仁乃はちょっと不良っぽいところがありまふ。

 珠世「な、なにもしてありおりません」
 しのぶ「珠世さん。嘘はいけませんよ(ニコッ)」
 
 玄弥「正確に言えばこの人(珠世)の血鬼術くらった、ってとこだな」
 珠世「げ、玄弥さん余計なこと言わないでください」

 愈史郎「動揺して口調が乱れる珠世様も素敵です!」
 仁乃「医療従事者がそんなことしていいんですか?」

 珠世「あ、そうそう。肝心の採決の結果ですけど」
 一同「話そらした…」

 しのぶ「仁乃さんの血液をもとに、『人間でも血鬼術が使えるようになる薬』が完成しました」
 玄弥「マジで? …俺、呼吸使えないけどそれ飲んだら強くなれるのかっ?」

 累「まだ試作品だから、どういう効果があるのかは分からないけど…」
 仁乃「でも、この薬を飲むことで多少でも強くなれるなら六新鬼月にも勝てるっ」

 愈史郎「フン。そこまで甘くないだろう、この世界は」
 仁乃「クライマックス間近なところで死亡フラグ立てるのやめてぇぇ!!」

 珠世「ではこの薬は、『チョウジンニナール』という名前にしましょう」
 一同「そのまんま!!」

 しのぶ「仁乃さん、これが薬が入った紙袋になります。
     炭治郎くんたちに説明お願いしますね」

 仁乃「はい。(時計チェック)あ、もうこんな時間だ」
 玄弥「うわ、もう夜の七時か。早く戻んないと」
 仁乃「私も有為ちゃんに叱られる…そろそろおいとましますね」


 珠世「こちらでもいろいろと対策はしておきますので、何かあったらお手紙下さいね」
 仁乃「はいっ。しのぶさん、柱の皆さんによろしくと伝えて下さい」
 しのぶ「了解しました。共に頑張りましょう」

 愈史郎「フン。おい胡桃沢」
 仁乃「(入り口の扉を開けようとしたところで振り返る)え、今、ちゃんと名前で…」
 愈史郎「……刻羽が言う通り、お前は美人だよ」

 〜番外編第参話 チョコレートの話で料理している時〜


 愈史郎『おい。お前の同期ってけっこう醜女(しこめ)だな』
 睦彦『はぁ? 胡桃沢はお前が思っているほど醜女じゃないだろ』
 
 愈史郎「からかってそう言ったけどアイツが真顔で返すものだからムカついた。じゃあな」
 仁乃「……ありがとう。またね!」
 累「炭治郎たちによろしく」
 仁乃「うん、じゃ、失礼しました!!(バタンッ)」


〈外〉

 仁乃「ありがとうむっくん! 嬉しい」


 ???「……鬼狩りの少女1名を発見。意外とあっさりいくねぇ。ねえ燐月さん?」


 ネクスト→次話は、六新鬼月目線のお話になります!無惨もとうとう出てきます。
      次回もお楽しみに!



 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.120 )
日時: 2020/04/29 20:48
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

きゃー最近見れなくてごめんっ!つい先程の仁乃の白日の((これ以上いったら殺されるのでカッツッ!

第29話「六新鬼月と無惨」 ( No.121 )
日時: 2020/04/30 17:33
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 ≫120 珠世さんw


 ハイ、六新鬼月目線です!
 作者もちょっとどんなキャラがいたか忘れたので(おい)名前上げときます
 ってことで続きー。

 
 むうのピクシブ漢字辞典                   ・・       
【六新鬼月】→1000年以上前に無惨によって鬼となった上弦の零の鬼6人の総称。
       陰陽師・宵宮家の先祖によって封印されたがまた復活!

 
【上弦の零】

 壱:骸(むくろ)〈女〉
 弐:新羅(しんら)〈男〉
 参:求手名(ぐてな)〈女〉
 肆:銘祈(めいき)〈男〉
 伍:燐月(りんげつ)〈男〉


 −−−−−−−−−−−−−


 〈仁乃が有為の家へと帰っていくのを見て〉

 【屋根の上】

 新羅「ねぇ燐月さん。やっつけなくていいの?」
 燐月「うん、俺も出来ればパクっといっちゃいたいけど、あの方がダメだってさ」
 新羅「なんでだろうね。ボクちょうどお腹減ってるんだけど」

 求手名「そんなの決まってる。アタシたちにまつわる情報が鬼狩りに届けられたから」
 銘祈「……楽しみは後に取っていたほうがいいってことだ」

 燐月「なるほどぉ。でもさでもさ、俺らの計画執行日は確か」
 骸「……執行まであと30分よ」

 新羅「……ふふ、楽しみだな。鬼狩りがどこまで強くなってるか見れるのが」
 求手名「でも30分もダラダラしとくのも性に合わないぜ」
 
          ・・・・・
 新羅「ねえ骸さん。あっちの方の状態は大丈夫?」
 骸「ええ、もちろん。怖いのは、私たちにかかっている呪いだけだわ」

 求手名「あの宵宮家の子孫を食べた。そしたら奴は術を使って消化できなくした」
 新羅「今もボクたちのお腹の中で過ごしてるんだよね。うわ、ちょっとグロいなぁ」

 無惨「……やぁみんな。久しぶりだね」
 六新鬼月一同「!!(ひざまずく)」


 燐月「無惨様、お久しぶりですー。俺の準備は出来てますよ」
 求手名「アタシも、さっきから体がそわそわしてます」
 銘祈「……俺たちの作戦は鬼狩りを倒すのに充分な内容です」

 無惨「そうだ。一つのミスも許されない」

 新羅「まぁ、ミスっちゃうおばかさんはボクが食べますので。
    六新鬼月は唯一、『共食いをする鬼』でもあるからさぁ」

 求手名「燐月なら食べても大丈夫だろ」
 燐月「ちょっと求手名ちゃん?Σ(‾□‾|||)」

 無惨「用意はいいな? ……恐らく鬼狩りのところには宵宮家の生き残りがいる。
    見つけ次第倒せ」

 六新鬼月「御意」

 骸「……私たちはすでに奴らに勝ってるわ」
 無惨「どういうことだ骸。言ってみなさい」
 骸「肝心なところを追及しないわ。私たちは六新鬼月。六人で一つのグループよ」

 燐月「ふふふ。それもそうだね。鬼狩りはやっぱり千年経ってもとぼけてる」
 求手名「六人で一つのグループ。ま、そうだな」
 新羅「まさかまさかぁ、鬼狩りさんが数も数えられないってことないよねぇ」
 銘祈「奴らの茫然とした顔を見るのが楽しみだな」


 無惨「……そろそろ実行に移すぞ。宴は派手にやったほうがいい」
 骸「千年封印されてたまった鬱憤を、今晴らしてやりましょう」
 新羅「おー——!」

 求手名「……じゃあアタシ、行ってくる!(屋根から飛び降りる)」
 銘祈「おい燐月。お前が作る雑魚鬼は少しは強くなったんだろうな」
 燐月「ふふふ。当たり前でしょ」


 無惨「……さあ、宴を始めよう」


 ネクスト→六新鬼月、動きだす!かまぼこ隊と柱、緊急収集!
      次回もお楽しみに!


 もーーーすこしでクライマックスぅぅぅぅぅぅぅ!
 

 

 
 

第30話「決戦の火ぶたを切る」 ( No.122 )
日時: 2020/11/17 16:28
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 うぉぉぉぉ、これ終わったらもう第7章、クライマックスです!
 長かったぁ…7章は見所いっぱいありますんで楽しみにしててくださいっ。


 〈有為の家:夕食中〉

 つかさ「わーいあまねー。隣で食べていい?」

 花子「へぇ。胡桃沢、アバズレて言われたの」
 仁乃「そうなの、でもね、愈史郎くんが最後美人だって言ってくれて」

 炭治郎「よかったな仁乃ちゃん」
 禰豆子「ムームー」
 善逸「仁乃ちゃんの可愛さが分かんないなんてアイツ本当に見る目ないよなっ!」
 睦彦「まぁ…そうだな」

 つかさ「あーまーね————!一緒に食べようよ!ねーねー(ぴょんぴょん)」
 桜「ジャンプした時に手が私のひじに当たったわよ」
 夏彦「お嬢、いっつもつかさとぶつかってるよね」

 有為「花子くんもどきっ、埃が散るのでジャンプしないでください」
 つかさ「女の子には優しくって言われてたんだった。はーい」
 

 花子「全く。分かったよ、隣で食べてあげるから」
 つかさ「やったー」
 花子「その代わり、怖いこと言っちゃダメね」
 つかさ「はーい」


 禰豆子「ムームー」
 炭治郎「それじゃあお茶も配り終わったし、合唱しようか」
 善逸「じゃあ禰豆子ちゃんお願いっ」

 睦彦「自分で言えよ…」
 仁乃「まぁまぁ、そう言わずに」

 禰豆子「ムームー(合唱)!ムームムムー(いただきます!)」
 かまぼこ花子隊一同「いただきます」

 有為「………食材をお腹の中に入れて消化しますっ」
 夏彦「あってるけどストレート〜」


 〜突然、バサバサッ バサバサッという音がして〜


 寧々「な、なに、この音」
 光「窓の外から聞こえるっすね。俺見てきます」


 
 〜ガラッと窓を開けて〜


 鎹鴉「カァァァ—————!!」
 一同「うわっっ」


 炭治郎「に、任務か?」
 善逸「今? 間、悪すぎじゃない? いただきます、の段階で任務行けって?」
 

 鎹鴉「緊急収集! 緊急収集!! 産屋敷邸近辺デ、六新鬼月ノ被害アリ!!」
 一同「!!」

 鎹鴉「タダチ二向カエ、方向ハ北東! カァァ———!」

 
 炭治郎「今の、聞いたか、みんな」
 禰豆子「ムームー!」
 善逸「間が悪すぎるのよふざけんなよ、でもやるべきことはちゃんとわかってるよ!」
 仁乃「……とうとう来たね…」
 睦彦「でもここから産屋敷邸って三日かかるんだが…」

 花子「宵宮! 転移術だよ。俺らを召喚したみたいに皆をワープさせて」
 有為「……了解しました便所虫」
 寧々「最後の最後まで嫌味かいっ」

 花子「ヤシロは珠世さんのところに飛ばして」
 有為「分かりました(術の発動準備)」

 寧々「な、何で私だけ?」
 つかさ「人間ってすぐ死ぬんでしょー? 生身の人間は」

 花子「お願い。大丈夫だから。霊魂使って連絡も取るし。寂しかったら戻ってきてもいいけど」
 寧々「分かったわよ。ちゃんと大人しく待ってるから、怪我だけはしないでね」

 花子「うん。あと、俺はつかさと一緒に行動する。少年は護衛よろしく」
 光「俺が? お前の護衛?? 嘘だろ?」
 つかさ「やったぁあまねと一緒だ——!」

 桜「……私、今、超サイコースーパースペシャルな必殺技を考えたわ」
 一同「(また出た、サイコー超スーパースペシャル)」


 有為「術の準備が出来ました。皆さん、出来るだけボクの側に集まってください」
 一同「(有為の側に行く)」
 有為「………行きますよ。祓魔術・拾の神 空間転移!!(杖を掲げる)」


 〜ひゅんひゅんひゅんひゅん(←効果音)〜


 一同「(有為の家から姿が消える)」


 〈産屋敷邸近辺〉

 かまぼこ花子隊一同「うわぁぁぁっ(ドサッ)」
 有為「さ、急いで」

 炭治郎「かまぼこ隊、行くぞ———!」
 善逸「ハイハイハイハイ分かってるよ、俺ここで泣いたらいけないってことぐらい」
 睦彦「当たり前だろ。こんな場面で泣くなんて…( ゜Д゜)」
 善逸「何その目!」

 伊之助「おっしゃああ行くぞお前らぁぁぁぁ」
 仁乃「……準備は出来てるよ!」
 禰豆子「ムームー!(箱の中)」


 炭治郎「出発———!(走り出す)」
 かまぼこ隊一同「オー!」


 花子「……久しぶりだね、つかさと一緒の行動とるのは。準備OK?」
 つかさ「ばっちり!」
 花子「実は俺、鬼の頸を斬れる包丁もらったんだよね」
 つかさ「すごーい」

 花子「では、つか花(花子×つかさ)コンビ、始動———!」
 つかさ「いえええい!」


 桜「いい、夏彦。ここにラジオがあるわ」
 夏彦「お嬢いつの間にそんなものをっ」

 桜「これで、噂変えられるわね」
 夏彦「なるほど。七番の噂を変える=強くすると。お嬢さえてる♪」
 桜「悪役だってたまにはいい仕事もするのよ。行きましょう」
 夏彦「りょーかい」

 



 義勇「………ついに、来たか…(産屋敷邸に向かって走っている)」
 しのぶ「お館様、どうかご無事でっ」
 蜜璃「よーし頑張るぞぉ———!!」
 伊黒「くれぐれも無理はするなよ甘露寺」
 実弥「鬼は皆ぶった押す!」
 煉獄「うむ! 我々の団結力を見せつけてやろうではないか!」
 宇髄「派手になってきたじゃねえか。派手にぶちかますぞォ!」
 無一郎「俺はなんかすごく調子がいいです」
 悲鳴嶼「さあ、柱一丸となって頑張ろう…南無阿弥陀仏…」


 ネクスト→いよいよクライマックスです!
      次回も————お楽しみに——————!
      やっとだああああああ!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.123 )
日時: 2020/05/02 18:25
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 【アンケートの協力お願いします!】

 たしゅけて……クライマックスの荷が重いよ…。
 あと7章の前に、ちょっとだけ。
 みなさんに質問です、アンケートみたいな感じでやっていきます。
 小説の参考にさせていただきます。
 暇だったら答えてくださると幸いです☆


 1この作品のキャラの中で好きなコンビを教えて下さい。(例:蜜璃と伊黒さん
 2好きな技を教えてください。(例:爆血
 3ハッピーエンドとバッドエンドだとどっちが好きですか?
 4言われて嬉しかった言葉を教えてください。
 5この作品の中で好きなキャラを教えて下さい。
 6最後に一言お願いします(作品の感想でも何でもどうぞ!)

第31話「燐月・銘祈戦:前編」 ( No.124 )
日時: 2020/11/17 16:29
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 〈鴉を頼りに目的地へ向かう一同〉

 鎹鴉「カァァ—! コノ道ヲ真っ直グニ三町ホド!カァ!」
 炭治郎「……焦げた炭の匂いがする。急ぐぞ(ダッ)」
 善逸「有為ちゃん、もう一回ワープって出来ない?(ぜーぜー)」
 有為「霊力消耗につながるので節約中です。自分で歩いてくださいアンポンタンのタンポポ野郎」
 伊之助「長いあだ名付けんな」
 睦彦「母さんみたいだな、節約って」

 桜「私たちは珠世さんの家に行ってみるわ。あの子(寧々)とも話したいし」
 夏彦「チビ、何かあったら人魂で連絡ヨロシク☆ じゃ、あとで」
 つかさ「OK夏彦。あとでねー」

 〜桜・夏彦 珠世さんの元へ〜

 仁乃「(タタタタ)あ、50メートル先にしのぶさんとむいくん発見!」
 睦彦「ホントだ。おーい!」

 しのぶ「(駆け寄って)皆さん!」
 花子「他の柱は?」
 無一郎「各地で鬼の姿が報告されてるから別行動してるんだ。
     まだ、姿は見つからないんだけどね」

 伊之助「ビビって腰でも抜かしたんだろ。情けねぇ奴らだぜ」


 カナヲ「……し、師範っ…と、みんな…(向こうから)」
 玄弥「炭治郎たちも来たのか」

 つかさ「うわあだれ?」
 善逸「こっちがカナヲちゃんで、しのぶさんの継子。隣は玄弥で不死川さんの弟」
 カ・玄「よろしく」
 つかさ「俺つかさ! よろしくねぇ」

 仁乃「ところで、肝心の鬼なんだけど。私の視力でもまだ…」
 炭治郎「匂いはするんだけど、居所がつかめない…」
 善逸「同じく、微かに音はしてるんだよな」

 有為「六新鬼月は妖気といいますか、オーラが少し特殊ですからね」
 伊之助「どういうことだ? てか今の説明で分かる奴いねえだろ」
 かまぼこ花子隊一同「うんうん」
 有為「言っときますが、しっかり傷つきましたからね」


 ※有為の説明が長すぎたのでまとめると

 ①陰陽師の業界用語・妖気は鬼特有のオーラの事である
 ②妖気が多いほど強い鬼となり、見つけやすくなる
 ③しかし例外として、六新鬼月は妖気が多いが見つけにくい


 しのぶ「なるほど。そんな情報があったんですね」
 無一郎「………僕、さっき聞いた話もう忘れちゃった」

 花子「時透だっけ。おばーかさん」
 無一郎「ブンッ(チョップクリーンヒット☆)何か言った?(ニコッ)」
 つかさ「あまね————!??Σ(゜д゜lll)」


 燐月「俺たちの話で盛り上がってくれるなんて嬉しいねぇ」
 銘祈「やあやあどうもこんばんはってな」

 一同「六新鬼月っ!」

 つかさ「わー敵だー。鬼の体ってどうなってるの?倒してから確かめよっと」
 花子「つかさ。もっと緊張感あってもいいと思うよ」

 燐月「初めまして♪ 俺は伍の燐月!」
 銘祈「肆の銘祈だ。さぁ、誰から来るかな((‾ー‾)ニヤリ)」

 炭治郎「(ドクン ドクン)この二人が、六新鬼月…」
 善逸「(逃げるは恥だが役に立つって今のシーンかな?)泣きたい!」
 伊之助「ったく紋逸はとことん紋逸だな! 腹くくれ!(ボカッ)」
 善逸「殴んなって!」

 仁乃「むっくん、準備はOK?」
 睦彦「バッチリだ。胡桃沢も足引っ張んなよ」

 カナヲ「……必ず…倒す」
 玄弥「おう!」
 有為「はいッ」

 無一郎「胡蝶さん、やりましょう」
 しのぶ「ええ。私たち柱が出張らないでどうしろというんでしょうか」

 つかさ「サクラ。作戦の件よろしく♪」
 桜(分かったわ)
 花子「………さぁ、二人まとめて今晩の鍋にでも入れようかな(包丁キラリ☆)」



 【7章突入祝い! 大正コソコソ噂話・出張編スタート!】

 今日の大正コソコソ噂話:六新鬼月の名前は転校前の学校のセンパイから。

 骸「……ってことで今日は上のお題について、私と」
 燐月「俺が説明するよー」

 骸「作者は中2の四月に市内の別の学校に転校したらしいわ」
 燐月「転校前の学校で仲が良かったSセンパイが、物語を書いていたんだって!」

 骸「その人の話に、求手名という死神と骸という悪役が居たそうよ」
 燐月「ようは、そこからとったってことだよね。俺はいなかったか」
 骸「ええ。出なかったらしいわ」
 燐月「チックショー☆」

 二人「それでは、今回の大正コソコソ噂話はここでおしまい。
    7章はずっとこのコーナーをやるので、次回もお楽しみに!」
 
 
 ネクスト→燐月・銘祈戦開幕っ。お楽しみに!

 第31話「燐月・銘祈戦:前編」(2) ( No.125 )
日時: 2020/05/03 08:57
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 〈燐月・銘祈と対面〉

 花子「………さぁ、二人まとめて今晩の鍋にでも入れようかな」
 銘祈「俺を食べてもいいが、後悔することになるぜ」

 花子「うん、不味いのは目に見えてるから」
 つかさ「肉スッカスカなのも分かってる」
 銘祈「……お前らなぁ…」

 有為「久しぶりですね。ボクは陰陽師・宵宮家のものです。覚悟しろ」
 しのぶ「さぁ、行きましょうか皆さん」
 かまぼこ花子隊一同「はいッ」

 〜一斉に押しかかろうとしたところで声がかかり〜

                                 ・・・・・・・・・・
 燐月「君が、あの方が言っていた陰陽師の子孫だね。君のお兄ちゃん、すっごく美味しかったよ」

 炭治郎「……お前、何を言ってる」
 燐月「あと少しで負けそうだったのにさ、体力切れしちゃったのが惜しかったなぁ」
 有為「……今、何て言いましたか」
 善逸「…………有為ちゃんのお兄さんがどうした」

 銘祈「お前の兄、宵宮十郎だっけ。すぐに倒れたから全員で吸収したんだぜ」
 有為「………え」
 睦彦「おい、それ以上言うな。殺すぞ(剣を突きつけて)」

 燐月「でもアイツ、吸収される寸前で自分に術かけて、吸収できなくしたんだよね」
 銘祈「お前の兄はいまも俺たちの腹の中にい」

 〜ブンッ〜
 〜バンッ〜

 無一郎「おい。いい加減にしろよ糞野郎が(石を投げつけて)」
 玄弥「くたばれっ!(バンッ←銃)」
 燐月「……痛いなぁ。弱い者いじめはダメって教わらなかった?」
 カナヲ「……どの口が言う」
 
 有為「………そんな、そんなの、嘘に決まって…」
 燐月「救われない運命だったよねぇ。彼の弟の茂吉君が後を追って、俺らに食われて」

 仁乃「………………黙れ!! 有為ちゃんのお兄さんを悪く言うな!」
 伊之助「テメエら許さねえ。絶対に倒してやる」

 有為「兄さんたちが、お前らに吸収された? 喰われた?」
 善逸「……う、有為ちゃん?」
 つかさ「だ、大丈夫な…」
 有為「絶対に、オトシマエをつけてやる(ギロリ)」


 燐月「やってごらんよ。じゃあまずは籠手試しで。血鬼術…不死の魂獣(こんじゅう)」

 
 〜燐月が指を鳴らすと、大量の雑魚鬼が現れ〜

 雑魚鬼「グルルルル……」
 しのぶ「!! あの鬼、確か、この前のっ」
 銘祈「そうだ、柱を襲った不死の操り人形。斬っても死なないし傷すらつけられない鬼」

 善逸「……そ、そんなもの、どうやって倒すんだよ…」
 花子「大丈夫だよ我妻。俺に任せて。七不思議を舐めちゃダメだよ」
 つかさ「そうだよー。普は強いからねー」

 伊之助「不死だろうが知ったこっちゃねえっ! 行くぞお前ら!」
 かまぼこ花子隊一同「おうっ」

 銘祈「おい燐月。こんな連中に使う時間がもったいない。さっさと片付けて骸様のところへ」
 燐月「分かってるよ銘祈くん。—俺、本気だから。行け、人形たち!」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁぁぁっ」

 光「ハァ。ハァ。やっと追いついたってうわあああああ!何か来たぁぁ!」
 かまぼこ花子隊一同「光くんっ(少年!)」
 光「は、早く攻撃しないと…。エイッ」



 ※しーーーーん


 光「あ、そうだ俺の錫杖、封印されてたんだったぁぁぁ! はがれろ、この紙っ(ぺりぺり)」
 雑魚鬼「グルルルルッ ウガァッ」
 仁乃「光くん危ないっ。血鬼術…爆黒炎っ!」

 雑魚鬼「ギャッ(炎を食らったが即回復)」
 仁乃「チッ。やっぱりあまり効かないな。厄介すぎる」

 
 光「花子ぉ! この『封』の紙はがせよっ。今やらなくてどうするっ(ぺりぺり)」
 つかさ「(ぺりっ)はい、取れたよー」

 光「おお、やっとこれで俺が本格的に戦える———!」

 
 花子「つかさ。—で——して。お願い」
 つかさ「……了解」

 雑魚鬼「がぁぁぁぁっ(牙をむき出して飛び掛かってくる)」
 花子「蹴散らせ、白状代っ!(ビュンッ)」

 〜閃光が放たれ〜

 雑魚鬼「ギャッ(数メートル先まで飛ばされる)」
 燐月「くそっ。やるねぇ」
 

 炭治郎「花子くん、つかさくんは?」
 花子「準備中。気にしないで。行くよ」
 かまぼこ花子隊一同「おう!」




 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:かまぼこ隊の好きな物は?

 炭治郎「俺はタラの芽。苦みがあっておいしいんだ」
 仁乃「好みが渋いね炭治郎さん。禰豆子は何が好き?」
 禰豆子「ムームー!(金平糖の瓶を突き出す)」

 花子「……金平糖か。竈門妹、鬼なのに食べれるの?」
 禰豆子「ムームー…」
 善逸「人間に戻れたら俺がいっぱい買ってあげるよ♪」

 善逸「俺は高いものならなんでも好き。寿司でしょ、ウナギでしょ」
 睦彦「贅沢な好みだな…」
 伊之助「おれは天ぷら!」
 寧々「伊之助くんのも贅沢なやつだねっ」

 光「ふぅん。仁乃ちゃんと睦彦は?」
 仁乃「え、えっと、わらび餅が好き」
 蜜・仁「もっちもちが溜まんないの〜〜」


 仁乃「え?(隣を見て)」
 蜜璃「あ、あらやだごめんなさい私、担当時間間違えちゃったっ」
 花子「まぁ人数は多い方がいいし、甘露寺さんも良かったら話そうよ」
 蜜璃「そ、そう? ありがとうっ」

 光「睦彦、お前何が好きなの?」
 睦彦「え。えっと、わさび漬け」
 一同「お前も好み渋いな!!」

 炭治郎「ふんふんなるほど。じゃあ花子くんは?」
 花子「お、俺!? …………ナツ」
 善逸「声小っちゃくて聞こえん。何て?」
 花子「…………ドーナツが、好き///」

 蜜璃「かわいい!」
 仁・睦「何でそこまで恥ずかしがってるの」
 光「さぁな。よく分からない」
 寧々「花子くんってよくわかんない所が多いのよ」

 一同「今回はおしまい。次回のこのコーナーをお楽しみに!」


 ネクスト→戦闘開始☆次回もお楽しみに!
 
 
 


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.126 )
日時: 2020/05/03 12:00
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

アーンケェーーートッ
1、にのむつ?
2、この作品のオリジナルだったら爆黒炎で、(夏越も好き!)鬼滅の本編の方だったら強制昏倒睡眠・眼らへんがすきかな?
3、ハッピーも良いけれどバットも面白いからBAD END!
4、花子「ドーナツが好き…////」
はい頂きました花子くんのテレ顔☆
5、仁乃☆
6、面白ながらも良い戦闘シーンがあって良いなー!むっくん…はよ告れぇ!!ww



むうちゃん更新頑張って!影から応援…
¶・.・<ガンバレェ…

コメント返信 ( No.127 )
日時: 2020/05/04 08:30
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 コメント返し!
 にのむつ…うっしっしっし(←何か企んでいます)
 仁乃ちゃんが好きなんだね、うっしっし(←オリキャラ登場させて良かったぁ)

 ちなみに作者的好きなキャラ(オリキャラ)は、以下の通り。
 
 1睦彦
 2仁乃
 3有為

 私が仁乃ちゃんの話で一番頑張ったのはチョコレートかなぁ。
 からかいやすい睦彦と、意外と鈍感な仁乃と、毒舌マシンガンの有為。私も書いてて楽しい。
 話数増えれば好きな順番更新するかもなぁ。

 バッドエンドかぁ…。落ちはもう考えているけど、一つまみくらいバッドエンドの要素ある。
 ↑そんなコショウ少々みたいな感じで言うなと自分で突っ込み。

 睦彦が仁乃に告れるのかは皆さんの応援次第だよ☆
 ↑こんなこと書かなくても書く気満々ですからね。はい。
 7章のどこで持ってくるのかはお楽しみにのシークレット。

 あと感動(してもらえるかは分かりませんが)泣ける(かも分からない)話もありますのでね。
 この後、夕方くらいかな、更新しますが。
 ページ落ちしてて自分の更新の速度がようわかりますわ。
 ……父親が家にいるのでなかなか更新できないんすよ。
 家族の時間大切にって言われるんで。いい事だけど。


 次話を頸長くして待ってくれるみなさんに感謝を☆。
 あ、感謝と言えば。
 お話が終わった後に書くあとがき、感謝を伝えたくてすっごく長くなる自信ありますよ。
 まだ戦闘もしてないのにあとがきって。。

 じゃぁまた次回で会いましょー。さらばっ(ビューンッ)
「ギャァァァァァッ ドンッ」
 人とぶつかりました。

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.128 )
日時: 2020/05/04 09:27
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

『ドンッ』
大丈夫かぁあああああ
そして…
・意外と鈍感な仁乃
私「あー…ww」←オイ
・からかいやすい睦彦
私「ガンバむっくん」
・毒舌マシンガンの有為





私「
  __人人人人人人人人人人__
 <             >
 < 毒舌マシンガンとは_  >
 <             >
  −^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^− 」

第31話「燐月・銘祈戦:前編」(3) ( No.129 )
日時: 2020/11/11 23:03
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 ☆コメント返信☆
 毒舌マシンガンとは私が作った言葉で口からペラペラ毒舌が出る人の事。
 転じて、有為のこと。

 続き行きますっ。夕方位と言いながらめっちゃ遅くなっちゃった。
 戦闘だぁぁ!

 【戦闘開始】

 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁ」
 無一郎「燐月が作る鬼は首を斬っても死なない。
     僕らはその鬼の攻撃をかわし、奴らの頸を斬らなければいけない」

 善逸「頸は斬れないが多少のダメージは負わせられるんだな」
 花子「だね。実際白状代の攻撃はもろとも食らったし」

 炭治郎「そういうことだな。そして、おそらく…」
 カナヲ「何?」
 炭治郎「燐月はしばらく自分からは攻撃してこないだろう」
 有為「なるほど。取りあえずお互いの連絡は念話で行いましょう。声は出さないように」
 一同「(コクリ)」

 玄弥「念話で話すことで敵にこっちの情報を漏らさずに済むってことか」
 伊之助「色々すげえな、おんりょうじ」
 仁乃「おんみょうじ、ね」

 燐月「グダグダうるさいなぁ。さっさとやろうよぉ」
 銘祈「まさかここまで来て怖気づいたとかないだろうな」
 睦彦「ハン。あるわけないだろ。むしろそっちこそ怖気づいたんじゃねえのかよ」

 銘祈「ああん? 」
 睦彦「待たせて悪かったなド三流。そりゃあずっと封印されてちゃ身体も訛るか。
    かかって来いよ。俺は強いからな」

 かまぼこ花子隊一同「(お前ほんと目立ちたがりだな…)」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁっ(突進)」
 睦彦「俺たちが相手だ! 行くぞぉ!」



 〈つかさside〉

 つかさ「やほー普。言われた通り準備したよ(建物の陰に隠れて待機中)」
 花子(あ、お疲れ。もう少し待機しててくれる?)
 つかさ「いいけどさぁ……(ぐぬぬ…)」

 花子(頑張ったらあとでドーナツやるよ)
 つかさ「やったぁ!」
 花子(しーっ)
 つかさ「あっ。静かにする…」


 〈かまぼこ花子隊side〉

 雑魚鬼「ァ…アア…ァ…(じり、じり、と寄ってくる)」
 炭治郎「(ダンッ)水の呼吸・壱ノ型 水面斬り!」
 カナヲ「花の呼吸・弐ノ型 御影梅!」

 〜ザンッ〜

 雑魚鬼「ギャァァァァァッ ……グルルルル…」
 伊之助「チッ。また回復しやがった。くっそおおおお!」

 銘祈「ははは。結構やるじゃねえかお前。相変わらず無茶苦茶だな」
 燐月「まぁね〜」

 しのぶ(斬り口めがけて攻撃しましょう。深手を与えるんです)
 有為(しのぶさんの作戦を採用しましょう。他の人が斬ったらすぐにッ)
 炭治郎(了解っ)


 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁぁっ」
 仁乃(みんな、伏せて!)
 一同(? うわっ)


 仁乃「血鬼術…暗黒の魔手っ」

 〜仁乃、魔手で自分の日輪刀をつかみ、遠距離攻撃〜


 ビシャッ グシャッ ザンッッ

 善逸「すげぇな仁乃ちゃん。虫も殺さないような顔して。ぱうっ(←気絶)」
 雑魚鬼「ギャァァァァァッ」
 有為「皆さん避けてっ。仏魔術・壱ノ目 水の神 水龍刃風!」

 〜大量の水が渦を巻いて発生〜
 
 雑魚鬼「ギャァァァァァッ」
 睦彦「(飛んで回避)今だっ。光の呼吸・伍ノ型 斜光斬り!(ブンッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!!」

 〜切り口へビシャッ〜
 〜三体消滅〜


 つかさ(すごいすごいすごーいっ)
 花子「あれ、コイツらすっごい弱っちいんだけど。燐月のおばかさん」
 

 光「そ、そんなにあっさり行くか?」


 燐月「……あれ…」
 銘祈「おい燐月。何分か前に『俺の鬼は強い』とかなんとか言ってた気がするが」
 燐月「…あー。そうくるかァ。仕方ない」



 〜燐月がニヤリとほほ笑む〜


 しのぶ「嫌な予感がします」
 燐月「血鬼術…肉体寄生」


 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁっ(雑魚鬼同士がくっつきあう)」
 伊之助「うげぇ、気色わりぃっ。他の雑魚鬼に違う奴の腕生えてるしっ」
 善逸「ギャァァァァァッ」
 つかさ(うわー。グロー…)

 雑魚鬼「がぁぁぁぁっ(体に突如生えた腕が二メートルほど伸び…)」
 一同「何いいいいいい???」

 無一郎「みんな、避け、あっ(腕にがっちり捕まえられる)」
 炭治郎「時透くんっ、ギャッ(捕まえられる)」
 睦彦「おおおおおっ。壱ノ型 爆光一閃!(ブンッ)」

 〜切った…が〜

 睦彦「……そ、そんなことあるのかよ、刃が通らねぇぇっ」
 光「どうすんだよ、花子何とかし」
 花子「…苦しいいい助けて…(捕まえられる)」
 光「お前ぇぇぇぇ七不思議だろ———(泣)」



 

 その時。


 ???「血鬼術…刻糸牢」


 〜バサッッ〜


 


 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:仁乃の身長は何センチですか?

 仁乃「ふぇ? ………な、何でそんなこと聞くの、かな」
 炭治郎「(ジーッ)仁乃ちゃんってかまぼこ花子隊の中で一番小っちゃいよね」

 禰豆子「ムームー」
 善逸「小人みたいで可愛い」
 寧・光・花「うんうん」
 伊之助「最初会った時弱そうだなって思ったぜ」
 桜「何てストレートな感想」
 睦彦「おいお前何を言う!」

 有為「それで、弱っちい仁乃さんは何センチなんですか」
 仁乃「有為ちゃんも弱っちいとか言わないの!ひゃ、160センチ…かな」
 睦彦「嘘つけ。俺が今158センチなのに。150もねえだろ」

 つかさ「よいっしょ。身長計持ってきたヨ」
 花・夏「さあさあ」
 仁乃「ギャ—! 嫌だぁぁぁ!! 分かった、145センチですっ」

 一同「(*^▽^*)ちいさい〜」
 仁乃「……これから毎日牛乳飲むもん。ふん」
 炭治郎「牛乳飲んだからと言って身長伸びたりしないらしいぞ」
 仁乃「えええっ」

 善逸「大事なのは、早寝早起き朝ごはん」
 仁乃「全部やってるよぉ…」
 有為「それでも伸びないのは…」
 仁乃「うわぁぁぁぁぁん、やけ牛乳してやるぅぅぅ!」

 花子「早まらないで胡桃沢———!」

 一同「今回はここまで。次回もこのコーナーをお楽しみに!」


 ネクスト→危機一髪のところを守ってくれた助っ人とは?
      まだまだ続く戦闘。次回もお楽しみに!
 

 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.130 )
日時: 2020/05/05 10:50
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

花・夏「さぁさぁ」
どうでもいいけど…一瞬花江夏k((殴

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.131 )
日時: 2020/05/05 17:23
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 確かに花江夏…おーいw
 奇跡だ。。

第31話「燐月・銘祈戦:前編」(4) ( No.132 )
日時: 2020/05/05 18:38
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 〜バサっ〜 ザンッ

 雑魚鬼「ギャァァァァァッ(腕が斬られる)」
 一同「(ドサッ)いたたたた…」

 燐月「…急に蜘蛛の糸のようなものが…誰だ、どこにいる」
 ??「正面」

 〜ガツッ(ドロップキック)〜

 燐月「…ギャッッ」
 銘祈「燐月!!」

 花子「何が起こったのかな…」
 無一郎「助っ人が来たと言うことは僕にでもわかる」
 カナヲ「あんなことが出来る鬼は一人しかいない…」
 炭治郎「ああ。恐らく、来てくれたんだろう」
 善・伊・睦「蜘蛛野郎が」

 ??「おいお前蜘蛛野郎って呼ばれてんのか」
 ??「…名前で呼んでほしいけど」

 〜と、いつの間にか側に愈史郎と累が立っている〜

 累「危機一髪だったね」
 愈史郎「俺の血鬼術がまた役に立ったな」
 累「珠世が早く知らせてくれて助かったよ」

 燐月「…あー君たちか。いっつも邪魔してくれてサァ…」
 銘祈「オイ燐月。俺も参戦していいか。ぶっ潰したい」
 累「つぶすのはニキビだけにしといた方がいいよ」

 銘祈「ケンカ売ってんのかテメエ!! ブンッ(拳骨が累の顔面に迫って)」
 累「ブンッ(糸で拳骨ガード)こっちは任せて!!」

 炭治郎「分かった! ありがとう累!」
 雑魚鬼「ガァァァァァ……」
 玄弥「バン(←銃撃)俺らはこっちを何とかしないとっ」


 
 つかさ「ねーねー普。まだ出ちゃダメなのぉ?」
 花子(そろそろいいか。じゃあ、つかさ、レッツゴー)
 つかさ「OK」



 炭治郎「水の呼吸・参ノ型 流々舞いっ!」
 仁乃「四季の呼吸・壱ノ型 春雷!!」
 雑魚鬼「ビュンッッ(毒針を複数発生)」


 光「うわっっ ……舐めんな、えいっ」


 〜ボウッ 光の錫杖から光の球が放たれ〜


 光「おりゃあああッ(錫杖を振り回す)」
 しのぶ「光くん全然弾けてないですよッ」

 無一郎「……霞の呼吸・陸ノ型 月の霞消(ビュンッ)」
 伊之助「獣の呼吸・伍ノ牙 狂い裂きィ!(ブンッ)」

 〜無一郎・伊之助 全部弾き飛ばす〜


 光「……すげえ」
 伊之助「使えねえなお前!!」
 無一郎「カッコよくタンカきっておいて、結局僕らにやらせるんじゃダメだね」

 光「仲良くしようぜこんな時は!!」
 無一郎「さっさと動いて」
 光「おいッ」


 善逸「雷の呼吸…っていうか花子どこ行った?」
 カナヲ「技繰り出そうとしてる時によそ見しないでッ」
 善逸「ごめん…」


 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁっ」
 カナヲ「花の呼吸 陸ノ型 渦桃!!(ブンッ)」



 燐月「あー暇だなー。鬼狩りたちは人形と、銘祈くんは元下弦の伍とやってるしさぁ」
 つかさ「…じゃ、俺とやろうよ(花子と同じ格好に着替えている)」
 燐月「見かけない顔だね。いいじゃない新しい人とやるのは楽しいよ。名前は?」

          ・・・・・・・・
 つかさ「俺? 俺はトイレの花子さんさぁ。よ・ろ・し・く・ね」

 睦彦(は? お前…あ、なるほどな)
 炭治郎「(花子くんの口調と服装をまねすることで攪乱させる作戦か)」
 つかさ「少年! こっちは俺がやるっ」

 花子「(俺、そんな口調だったっけなー)」
 

 燐月「花子くんか。俺を飽きさせない戦いをしよう」
 つかさ「レッツ・ショータイム☆」




 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:無惨って今まで何してたの?

 無惨「私が何をしていたかだと?」
 累「教えてくれないと首が飛ぶらしいですよ」
 無惨「なにっ!!? しょうがない、よく聞け」


 ・家族とデート(人間の振りをして)
 ・ショッピング
 ・昼寝
 ・ネットサーフィン
 ・ライン


 累「……ふざけないでくれますか」
 無惨「私がふざけることが今までにあったのか?」
 累「今です」

 無惨「あ、仕事だ」
 累「話をそらさないでください。縛りますよ」
 無惨「じゃ、じゃあ今日はここまで次回もお楽しみに!」
 累「勝手に終わらせないで下さい」


 ネクスト→花子とつかさの作戦、果たしてうまくいくのか
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.133 )
日時: 2020/05/05 19:20
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 【人滅ラジヲ】

 童磨「はいどーもー。上弦の弐・童磨でーす」
 累「下弦の伍・累です」

 あかざ「…………」

 童磨「あかざ殿! はいどーもー童磨でーす」
 あかざ「何回も言うな」
 童磨「あ、やっと喋ってくれましたー。リスナーさんごめんなさいー」
 あかざ「オイ」

 累「このラジオは、産屋敷邸で生放送中です」
 童磨「累殿だけにスポットが当たってて嫌だなって思ったのでここで喋らせてもらうよ」
 あかざ「……」

 童磨「さて、あかざどのが全く喋ってないけど、まずは一曲聞いてもらいましょう」
 累「タイトル『青鬼のパンツ』」


 〜♪ 

 童磨「はい。鬼がやっているラジオだけに鬼づくしでやっていきますよー」
 あかざ「……バカかお前」
 童磨「あかざ殿! 生きろって十回言ってって言って」
 あかざ「生きろって十回言え」
 童磨「一遍死んでね☆ はい次の曲ー」

 累「あ、すみません選曲めんどかったから次の曲ないです」
 童磨「あー。すみませんねリスナーさん」
 あかざ「こんなラジオ嫌だわ」

 童磨「俺さぁ、何で累殿だけ地獄から帰されたのかいまだに謎なんです」
 あかざ「作者が累推しだからだろ」
 童磨「あ、そうですね俺、作者に好かれたことないです」
 あかざ「ラジオで登場させるあたり罪滅ぼしなんだろ」

 累「今作者からそんなことないよ何言ってんのって声が」
 あかざ「※※さん殺したからって言ってます。※の部分はネタバレなので伏せ」

 童磨「あとねぇ。俺の性格を燐月につぎ込むのやめてほしいな」
 あかざ「つぎ込んだんじゃなくてそうなっただけだろ」
 童磨「あかざ殿!流石だ!」

 あかざ「お前も流石バカだ」
 童磨「ん?ニコッ」

 累「リスナーさんすみませんこの二人そり合わないようです」
 
 むう「あっみなさんごめんなさいここで終わりますちょっと悪ふざけしてましてすみまS」
 童磨「いただきまーす」
 むう「ギャァァァァァッ 」

 ※只今、PC制限時間残り20分

 むう「あんたたちのせいで私の労働時間減ってんのよおお(怒)」
 童磨「以上、人滅ラジヲでしたー」
 むう「ラジヲのタイトル変えて、ちょっと怖いから」

 童磨「お相手は俺と」
 累「僕と」
 むう「そこは名乗れ」
 あかざ「あかざでした。ではまた次回」


 〜♪




 ※一遍やってみたかった。この企画を。


 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.134 )
日時: 2020/05/05 19:57
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

猗窩座ぁあああああっ!!(いや別に推しじゃないけど)このラジオ…



おもろ。童磨君…君…むうちゃんを食べるなぁあああああ!そして問題は!無惨だからな!なんだよお前ネットサッ…お前っネットサーフィンは可笑しいだろ!ラインも可笑しいだろ!お前…デッデートとかふざけんなよマジで!最近コロナコロナのご時世だぞ!鬼だからってな!お前なぁ…!((いや大正ですから。。
ここで思った。大正に
  _人人人人人人人人人人人人_
 <              >
 <  ネットサーフィン…?  >
 <  ライン…?       >
 <              >
  Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
ちなみに「あかざ」の読みは「いかざ」です。((

第32話「燐月・銘祈戦:後編」 ( No.135 )
日時: 2020/05/07 16:57
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 コメント返信☆
 まぁあの無惨様ですからスマホとか持っててもスンてしてそうかと思って。
 ラインのアカウント名は「きぶちゅじむざん」かもね((殴


 続き!


 〈寧々side〉

【珠世さんの診療所にて】


 珠世「あ、そうですか。はい、ええ、あ、すみません今日は閉めますので」
 患者「え、そんな…何かご用事でもあるんですか?」
 珠世「ええ、ちょっと医師会に出席しなきゃいけなくて…」


 ※医師会→蝶屋敷
  出席→相談


 患者「そうですか。しょうがないですね。他を当たってみます」
 珠世「本当にお騒がせしてしまいすみません。お気をつけて」


 〜ガチャリ〜


 珠世「はー。何とかごまかせましたね。愈史郎と累くんは大丈夫でしょうか…」
 寧々「花子くんったらひどい。心配になるじゃない…」

 桜「大丈夫だと思うわ。だって向こうには七不思議がいるんだから」
 夏彦「そ、そ。何かあったら俺たちで何とかするしね」

 寧々「な、何するんですか?」
 桜「私たちがいつもやっていることよ。噂の改変」
 寧々「え…」
 夏彦「ダイジョブダイジョブ。悪いようにはしないからさ♪」

 桜「ナッツンの言う通りよ。七番を強くさせるのよ。噂を変えてね」
 寧々「なるほど〜。…ナッツン?」
 桜「夏彦の事よ。睦彦くんと被るでしょう」
 夏彦「え、俺のこと言ってたのお嬢!?」

 桜「睦彦くんだって『むっくん』じゃない。誰があだ名をつけちゃいけないと言ったの」
 夏彦「い、いや、言われてないけれど、俺、ナッツンなんだ…」
 桜「ええ。ナッツンよ」
 夏彦「お嬢のネーミングセンスって…」


 寧々「あ、人魂から声が出てる」
 三人「(人魂に耳を近づけ)」
 
 

 人魂『俺はトイレの花子さんさぁ。よろしくね』


 寧々「こ、この声って…花子くん?」
 桜「いいえ、似ているけどあの子(つかさ)の方ね」
 寧々「で、でも今トイレの花子さんって」
 夏彦「わざとだよわざと。自分のそっくりさんがいるんだから活用しなきゃ」


 『ふぅん。俺の名前は燐月。さぁかかって来ていいよぉ』
 『そう? じゃ、遠慮なく』


 寧々「………い・い・そ・う…」

 花子『そう? じゃ、遠慮なく』


 桜・夏「確かに」
 寧々「あ、また何か音が聞こえます」
 夏彦「どれどれ?」


 〜グチャ ガツッ グチャグチャ ゴリゴリッ〜


 ※これでも作者的には結構緩めに書いてます


 三人「・・・・・・・・・・(Ω\ζ°)チーン)」

 寧々「え、えっと、この音は…」
 桜「聞かなかったことにしましょう」
 寧々「そ、そうですねアハハ…」

 寧々「……つかさくん過激〜。
   そして花子くんの声に似てるから頭の中で『つかさ→花子』の変換が…」

 花子『グチャ ガツッ グチャグチャ』

 寧々「ギャァァァァァ———ッ 花子くんがァ———」
 夏彦「寧々ちゃん。これは悪い夢だよ。目を覚まして♪」
 桜「そんな雑な方法ってないと思うわよナッツン」

 
 珠世「寧々さんどうかしましたかっ!?(寧々の悲鳴を聞きつけて)」
 寧々「グチャグチャのゴリゴリぃ———!!」
 珠世「グチャグチャって、何がグチャグチャなんですか?」

 寧々「鬼———ッ」
 珠世「あら、炭治郎さんたち鬼を倒したんですか(パアッ)」

 桜「違います…」
 夏彦「お嬢。もうそろそろ噂変えたほうがいいんじゃないかな」

 桜「(小声)ダメよ。作者に怒られちゃうわ。『話の内容変わる』って」
 

 『あっれぇ死んじゃったかなぁ?』
 『つかさやりすぎっ! ドーナツ上げないよ!』
 『うわぁ君君君何やってんの、原型ないじゃないそして強いですね君!』
 『あ、血(ふら〜)』
 『胡桃沢まだ逝くんじゃねぇぇっ』


 桜「頭が痛くなってきたわ…ナッツンあとはよろしく。私は寝るから」
 寧々「七峰先輩だけが頼りだったのにぃ!」
 夏彦「寧々ちゃん今しっかり俺傷ついたから」


 『痛いなァ。良くもやってくれたねぇぇ』
 

 三人「あれだけやってまだ生きてるぅぅぅ!!」
 珠世「……(だ、大丈夫でしょうか皆さん色々)」



【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:実は陰でありました。。。

 はがねづか「お前ら、また折ったなぁ! 呪ってやるぅぅぅぅ」
 かまぼこ花子隊一同「ギャァァァァァッッ」
 花子「あれ、君も包丁派?」
 寧々「花子くん何言ってるの!!」


 
 この作品には作者が頑張って伏線貼ってます!
 下の二つは伏線回収しました(どこで回収してるか見つけられた人には景品が…ないですごめん)

 ①累が登場すること
 ②有為の兄が鬼のお腹の中にいること


 そしてこの前もう一つはりました。
 どんな伏線か分かったら奇跡だと思います(めっちゃ雑に書いたんで)
 分かった人には、そうですね、その人の押しキャラのラジオの話を書きます!

 頑張って探してみてください!


 ネクスト→つかさがあれだけ攻撃するもまだ生きてる燐月。
      次回は累VS銘祈も書きます。
      次回もお楽しみに!

 


 

 
 
 
 


 

キャラクター紹介 ( No.136 )
日時: 2020/09/30 13:57
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 №0をすっきりさせたかったのでここでキャラ紹介します!
 

 【新かまぼこ隊メンバー紹介】

 竈門炭治郎かまどたんじろう
 年齢:15歳 水の呼吸/ヒノカミ神楽
→主人公。頑固で仲間思い。発言率高め。

 竈門禰豆子かまどねずこ
 年齢:14歳 血鬼術
→炭治郎の妹、鬼。人間は食べない。基本「ムームー」口調

 我妻善逸あがつまぜんいつ
 年齢:16歳 雷の呼吸
→炭治郎の同期。寝ると強くなる。ボケ役頼む!

 嘴平伊之助はしびらいのすけ
 年齢:15歳 獣の呼吸
→炭治郎の同期。好戦的なひっかき回し役。

 胡桃沢仁乃くるみざわにの
 年齢:14歳 四季の呼吸/血鬼術
→体内に鬼の血が入っているが鬼化しない体質の少女。

 刻羽睦彦こくばむつひこ
 年齢:16歳 光の呼吸/雷の呼吸
→仁乃の同期。目立つのが好きな宇髄さんタイプ。仁乃の事が好き。

 宵宮有為よいみやうい
 年齢:14歳 祓魔術
→陰陽師の家系の女の子。僕っ子だが、それには理由があるようで?


 ※有為・仁乃、睦彦の詳しい情報は「オリキャラ設定集」を参照。

キャラクター紹介 ( No.137 )
日時: 2020/09/30 14:00
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 同じくキャラクター紹介!

 【花子くんキャラクター紹介】

 花子くん/柚木普ゆぎあまね
→『地縛少年花子くん』の主人公。
 七不思議七番、トイレの花子さん。
 好きな物はドーナツ。武器は包丁と白状代と言う人魂。

 八尋寧々やしろねね
→花子くんの助手。夢見がちな高1女子。
 水を浴びると魚になる。

 源光みなもとこう
→中3、寧々の後輩。
 お祓い屋の次男。花子くんや寧々と一緒に行動中。

 赤根葵あかねあおい
→寧々の親友にしてクラス一のモテ女子。
 彼女から聞かされる噂が、徐々に現実になっているらしい…。

 蒼井茜あおいあかね
→葵の幼馴染で、葵のことが好きだが「アオイ・アオイ」になると言われフラれ中。
 裏の顔は七不思議1番『三人の時計守』の一人。
 時間を止めることが出来る。

 源輝みなもとてる
→高等部生徒会長にして、光のお兄さん。
 めちゃイケメン。裏の顔はお祓い屋(めっちゃくちゃ強い)。
 寧々の片思い相手。花子くんへの殺意が凄まじい。


 ミツバ/三葉惣介みつばそうすけ
→ひょとしたいきさつで七不思議3番になってしまった幽霊の男の子。
 可愛い顔とは裏腹に性格は生意気。
 カメラオタク。


 ミライ
→七不思議1番『三人の時計守』の一人。
 ツインテールの小さな女の子。
 人に触るとその人の時間を進めることが出来る。
 口癖は「ばーか!」

 もっけ
→ピンクのウサギみたいな妖怪。飴をくれたりする。

 つかさ/柚木司ゆぎつかさ
→花子くんの双子の弟。
 花子くんのことを『あまね』という、サイコパスヒューマン。
 武器は黒状代という人魂。

 日向夏彦ひゅうがなつひこ
→寧々のセンパイ。高校2年。
 桜・つかさと一緒に七不思議の噂を変える悪役。
 ちょっとチャラい。訂正、かなりチャラい。

 七峰桜ななみねさくら
→寧々のセンパイ。高3生。
 放送室メンバー(つかさ・夏彦)と行動している。
 寧々に言わせると、花子くんの彼女(嘘です)。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.138 )
日時: 2020/05/07 21:58
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

げっ鋼鐵塚さん…包丁魔だよ。(?)

第32話「燐月・銘祈戦:後編」(2) ( No.139 )
日時: 2020/05/08 16:17
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 〈かまぼこ花子隊side VS燐月〉

 燐月「いったいなぁ。弱い者いじめはダメだってばぁ(ふらふらと起き上がって)」

 炭治郎「……!?」
 カナヲ「嘘でしょ!?」
 玄弥「マジかよ…」

 善逸「まだ生きてるよ何でよもう死ぬ死ぬ死ぬ死ぬギャ———ッ(汚い高音)」
 しのぶ「あれほど、つかさくんがグチャグチャ殴ったのに…」

 つかさ「(花子くんから受け取った包丁をくるくる回して)チッ」
 仁乃「ちょ、ちょ、つかさくん服に返り血が凄いんだけど!?」
 
 花子「ダイジョブ。いつもの事だから」
 睦彦「いつもの事だから!?? オイそれが事実なら不謹慎(ふきんしん)が過ぎるぞ」
 伊之助「………Ω\ζ°)チーン」

 無一郎「伊之助がショックで凍結した。誰か助けて(しれっ)」
 有為「祓魔術 弐ノ目・炎の神 投げ火縄」

 〜有為が杖を掲げると、炎をまとった縄が現れ〜

 有為「伊之助さん、火あぶりの唐揚げになっても知りませんからねッ(ブンッ)」
 光「宵宮、ダメだそれはぁぁぁ! 人間死ぬってば!!」

 伊之助「(パチッ)」
 炭治郎「避けろ伊之助————ッ 焦げたくなければ避けろッ」

 〜火縄が伊之助の眼前に迫り〜

 伊之助「ぎゃあああッ(飛んで回避)何だこれ何だこれ、ビビらせんなクソったれ!」
 有為「ふぅ」
 仁乃「有為ちゃん、あなた下手したら殺人罪に問われてたよ…恐ろしい」


 燐月「……そこのトイレの花子くんだったかな? 俺をここまで怒らせたのは君が初めてだよ」
 つかさ「俺からも言わせてもらうとぉ、こんなに弱い相手に会ったのも初めてだよ」
 

 燐月「……許さないよ。血鬼術・肉体奇生・魂入!!」
 光「おいお前何をするつもりだ。!?」

 〜燐月の体に雑魚鬼たちが吸収されていく〜
 〜燐月の体に雑魚鬼たちの腕や足が出現〜


 善・睦・光「うげえええ、気色わりぃ!!」
 燐月「グルルルル………アハハ、サアカカッテコイぃぃぃぃ」


 
 

 〈累side 累VS銘祈〉

 銘祈「ブンッッ(拳骨が累に向かって伸び)」
 累「グイッ(糸で銘祈の手に糸を絡ませて)」

 〜ブンッッ〜

 銘祈「うおッッ(大きくよろける)テメエ…」
 累「舐めないでくれると嬉しいな! 目の君!」

 愈史郎「名前で呼べ! スーパー・愈史郎のアルティメットスーパースペシャルキーックッ」
 銘祈「(スーパーが二回ついてる…)」

 〜血鬼術で透明化した愈史郎〜


 愈史郎「おらぁッ(ガツッッ)」
 銘祈「ギャッッ」

 愈史郎「ふん。十二鬼月でもない俺の血鬼術にも気づけないなんて結局その程度なのか」
 累「…僕の勘違いだったかな? そろそろ終わりにしようか…」


 累「血鬼術…綾目籠ッ(ギュインッ)」

 〜最高度の糸が銘祈の頸を切り裂こうとし〜

 銘祈「血鬼術・棘血飛来紅(きょくちひらいこう)!!」


 〜ビシャッ〜
 〜銘祈の手首から放たれた血液が、有刺鉄線状へ変化し累の血鬼術を斬る〜

 累「……なんだ。術持ってるの。使わないなら宝の持ち腐れじゃないか」
 銘祈「だから今使ってやったんだろうが! そっちこそ舐めんなよ俺を!!」
 




 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:珠世さんって今まで何してたの?

 珠世「私が何をしていたか、ですか。そうですね…」
 累「どこかの誰かさんと同じことは言わないでね」
 無惨「誰の事だ?(ヒュー←口笛)」
 累「さあ」

 愈史郎「た、珠世様が何していたかだと? 俺が教えてやる」
 無惨「ほう、面白い」

 愈史郎「俺が毎日書いている『珠世日記』!それを今から音読するからな」
 珠世「愈史郎くんそんなの書いていたんですかっ!?」
 愈史郎「ええ。珠世様の美しい姿を書き記してました」

 珠世「そんな……恥ずかしいのでやめて下さい」
 累「それで、何してたの?」
 愈史郎「こちらが答えだ!」


 ・どう〇つの森
 ・ライン
 ・チャット
 ・蝶屋敷の皆さんとの医療会議
 ・しのぶとの薬の共同研究
 ・昼寝。


 累「・・・・・・珠世。ちょっと裏出て話そうか」
 珠世「そ、そんなっ。私これでもメディア制限はしてますし」
 愈史郎「お前球世様に何をするっ」

 無惨「会議と研究は分かるがあとはなんだ。今は大正時代だぞ」
 累「お前が言うな」

 珠世「あ、あはは。皆さんもメディア時間には気をつけて下さいね」
 愈史郎「珠世様、今日のパソコン時間制限越えてもやってるじゃないですか!」
 珠世「げ(←作者もやってます)」

 全員「次回もこのコーナーをお楽しみに!」



 ネクスト→雑魚鬼と寄生した燐月&血鬼術発動の銘祈との戦い、最高潮へ!
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.140 )
日時: 2020/05/08 16:51
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

珠世ぉぉおおおお貴女もですかぁっでも無惨よりかはましですねっ!wwwww

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.141 )
日時: 2020/05/09 19:16
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 あーー、名前書いてなくて投稿した奴全部消えたぁぁ!
 また書かねばならぬとか最悪やぁぁぁ!
 みんなもうちょい待っててねぇぇ。今すぐ書くのでー

第32話「燐月・銘祈戦:後編」(3) ( No.142 )
日時: 2020/05/09 20:21
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 ドジなのは生まれつきです。
 もう一回書きました。
 

 燐月「アガァァ! 俺を舐めんなぁぁ!(ブンッ←奇生させた腕を振り回す)」
 善逸「来た来た来た、嫌だぁぁぁ!ぱうっ(気絶)」

 炭治郎「ヒノカミ神楽・円舞!(ブンッ)」
 光「おりゃあああ!(錫杖を振り回す)」

 燐月「効かねえよ。俺を何だと思ってやがる。こちとら六新鬼月だぜえ」

 しのぶ「分かってますよ。何回も言わないでください。嫌がらせでしょうか?」
 無一郎「いいえ、おそらく自分の強さを自慢したいだけかと」

 睦彦「おい霞柱のお前、なぜ俺を睨む」
 無一郎「別になんでもないよ」

 燐月「屍をさらして、俺の食事となれぇぇ!」
 玄弥「バンッ バンバンッ(銃撃)」

 光「お前強くなった時に口調変わるのな!」
 花子「少年。今するべきことは相手のツッコミじゃないでしょ」
 つかさ「普、これっ(包丁をぶん投げる)」

 ※よい子はマネしないでください

 花子「良しキャッチ!」
 つかさ「おぉー」

 
 燐月「ホラほらァァァァ!(ビュンッ←腕の攻撃再び)」
 カナヲ「花の呼吸・伍ノ型 徒の菊薬!!(ブンッ)」
 しのぶ「蟲の呼吸・蜻蛉ノ舞 複眼六角!(ドスッ)」

 〜しのぶ、刀を複数回燐月の体に突き刺す〜
 〜カナヲ、腕を斬ろうと刀を振り下ろす、が〜

 カナヲ「刃が通らないっ…硬い…」
 燐月「死ねええぇ!(腕がカナヲの顔面へ)」
 仁乃「カナヲ、伏せてっ」
 カナヲ「えっ? うわっ(伏せる)」

 仁乃「全集中・四季の呼吸・陸ノ型 夏越!! (ブンッ)」
 燐月「君も頭が悪いのかな。言ったでしょ、腕は固いって」

 伊之助「とりゃああ!(刀で仁乃の刀を押し込み)睦太!」
 睦彦「おう! 雷の呼吸・弐ノ型 稲玉!(ブンッ)」
 仁乃「四季の呼吸・参ノ型 地苑の檻!!」


 〜腕を切断〜


 伊之助「よっしゃああ!」
 仁乃「ありがとうむっくん!」
 睦彦「お、おう…」


 善逸「ハーア。お前を見てるとイライラするぜ」
 睦彦「俺を殴る暇があったらあの鬼の頸斬れよ」
 善逸「分かった。この戦闘終わったら胸の内明かせよな(駆け出して)」

 玄弥「(ニヤニヤ)」
 カナヲ「(ニコッ)」
 しのぶ「ふふふ」
 光・無・炭「頑張って!」


 睦彦「は? 何言ってんだアイツ…」


 ※30秒お待ちください


 睦彦「はあああああ? テメエ何言ってんだオイ、ちょ、お前!」
 有為「反応遅いですね」
 無一郎「怒鳴っている暇あったらあの鬼の頸斬ってよ」
 

 累「みんな、避けて———!(遠くから)」
 かまぼこ花子隊一同「え? わっ」

 銘祈「血鬼術・棘血曲来(きょくちきょくらい)!」

 〜銘祈の体から噴射された血液が有刺鉄線状に変化しみんなの方へ〜


 累「ごめんしくじった! 避け…(ドサッ)」
 愈史郎「おいお前何してんだ、起き、ろ…あれ、力が入らない…」
 銘祈「俺の術を吸っただろ?『精神吸収』は相手の闘気を吸い取るんだよ」

 愈史郎「何、言って…うっ(ドサッ)」
 累「ゆ、しろう…」
 愈史郎「炭治郎———!この、術は、吸うなっ」


 燐月「死ねええぇ!(腕の攻撃再び)」
 かまぼこ花子隊一同「ギャッ ドサッ(数メートル先へぶっ飛ばされ)」

 炭治郎「うっ…な、何だこれ、急にめまいが…」
 かまぼこ花子隊一同「(ドサッ)」

 花子「みんな! つかさ、やばいどうしようっ」
 つかさ「桜、夏彦。作戦やろう。準備お願いー」

 桜(了解。ナッツン、準備するわよ)
 夏彦(りょーかいお嬢。まだナッツンって呼ぶのね)
 寧々(花子くん、大丈夫?)

 花子「平気平気。よろしく頼むよ」
 寧々(うん!)



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:オリキャラの名前ってどうやって考えてるの?

 むう「はい、お答えします! ここに見せますは一冊の『赤ちゃんの名前辞典』」
 仁乃「・・・・・・まさか、私たちの名前は」
 睦彦「この『赤ちゃんの名前辞典』見て付けたわけじゃないだろうな」

 むう「はい、その通りです!我が子の名前を付ける感じでやりました」
 仁・睦・有「マジかぁぁぁぁぁ!!」

 仁乃「赤ちゃんの名前辞典がそんなところで役に立つとは」
 睦彦「驚きだぜ。俺らを赤ん坊と同じだと思ってたんだな」
 むう「はい!」

 有為「一遍死んでください」
 むう「物騒なこと言わないの!」

 仁・睦「自信満々に『はい』って言うなよ…」
 全員「次回もこのコーナーをお楽しみに!」
 


 ネクスト→術にかかってしまったかまぼこ隊と柱。
      唯一術にかからなかった花子とつかさは作戦実行☆
      次回もお楽しみに!
 

第33話「こんな噂、知ってますか?」 ( No.143 )
日時: 2020/05/10 18:00
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

【再び、珠世さんの診療所】

 〈桜side〉

 どうも、地縛少年花子くんの悪役ヒロイン・七峰桜よ。
 この小説では味方役として登場させてもらってるわ。


 桜「ナッツン、ラジオ持って来て。向こうの机の上にあるから」
 夏彦「はいはい」
 寧々「七峰先輩、私は何をすれば…」
 桜「じゃあ流す噂の内容でも考えて置いてちょうだい」
 寧々「分かりました!」


 私はつかさという子の助手をしているわ。
 そして、つかさと夏彦と一緒に、『七不思議の噂を変える』ことが出来る。
 地縛少年花子くんの世界では噂を変えて、主人公とヒロインを脅かしていたけれど。

 
 桜「今回はそうはいかないみたいね…(ボソッ)」
 寧々「え、何か言いました?」
 桜「何でもないわ」



 〈夏彦side〉

 やっほー、地縛少年花子くんの悪役の一人・日向夏彦です☆
 宵宮有為ちゃんにはチャラ男って言われたけど、俺ってチャラ男なのかな?

 寧々「夏彦先輩はチャラいですよ」
 夏彦「やっぱりい?」

 〜とりあえずラジオ探しに行こう〜

 夏彦「あ、あったラジオ。(ラジオを取って)噂の改変時ってラジオ使うっけ?」
 もっけ「サクシャ」「ナイヨウ」「アイマイ」
 夏彦「あーなるほどね。まぁいっか」

 桜「ナッツン、早くしなさい」
 夏彦「ごめんお嬢。見つかったけどさ、このラジオ…アンテナ折れてるんだけど」


 寧々「うっそおおお」
 夏彦「いやマジで。ほんと、マジで」
 桜「ナッツン、あなたが壊したんでしょ」
 夏彦「いや俺じゃないって。お嬢が壊したんじゃないの?」


 〈寧々side〉

 どうも、地縛少年花子くんのヒロイン・八尋寧々です♪
 大根足なんて言わないように!


 寧々「……と、とにかく直しましょうよ…」
 桜「直したいのはやまやまだけど、この時代に工具はあるのかしら」
 夏彦「いやないね」

 三人「…………終わった」
 
 花子(どした?)
 寧々「あ、花子くん。言いにくいんだけど…」
 花子(うん、何?)

 花子くんごめんなさい。ラジオが壊れてたみたい。
 そう言おうとして、ひらめいた。


 寧々「花子くんってトイレの花子さんだよね」
 花子(………八尋は今まで俺を何だと思ってたの?)
 寧々「願いを何でも叶えてくれるんだよね?」
 花子(………それ今聞く?)


 〈桜side〉


 桜「お願いがあるの。叶えてくれる?」
 つかさ(いいよー♪)
 桜「あなたに頼んでないわ。(シッシ)」

 夏彦「お嬢冷たいっ!!」
 寧々「………」


 つかさ(ねぇ桜、何か怒ってない?)


 ええ、怒っているわ。何で怒っているか当ててごらんなさい。
 まず一つ、宵宮さんに召喚されたときにラジオを持ってたのはあなたよ。
 ……宵宮さんに召喚された私たちは、空から落ちたのよ。


 空から落ちた。
 これが何を意味するか分かるかしら。


 桜「……七番」
 花子(何?)
 桜「すまないのだけどラジオがあの子の手によって壊れたみたい」


 花子(あの子?)
 つかさ(げ)


 寧々「……そうなの」
 夏彦「直してくれない?」

 花子(いいよ。代償は払ってもらうけど)
 寧々「そんなぁ、壊れたものを直すだけなのに代償が必要なの?」
 桜「せこいわね」
 夏彦「見逃してくれない?」


 〈花子side〉


 ……見逃してくれと言われました。

 花子「でもさぁ、俺、それが仕事だしさぁ」
 寧々(活動領域外って前に自分で言ってたじゃない)
 花子「……あ、まあそうだけど…」

 つかさ「普ーどうすんのー? こうやって話している間にもさぁ」
 燐月「ウがぁぁぁぁ」
 つかさ「敵迫ってるよぉ」

 花子「あのね。つかさが壊したって聞いてるんだけど」
 つかさ「あ、まぁそんなことになるのかも」
 花子「何で人が壊したものを俺が直さなきゃいけないの」

 銘祈「あれ、仲間割れか?」



 〈寧々side〉


 寧々「お願い花子くん、このままじゃ全員やられちゃうでしょ?」
 花子(うん、それは分かってるんだけどね)
 寧々「何でもするから!!」


 桜「(ビクッ)」
 夏彦「珍しい。寧々ちゃんがそんな大声出すなんて」


 あ、ヤバい思わず熱くなっちゃった。
 ひぃーはぁー。深呼吸完了。


 寧々「ごめんね花子くん。でもお願い、代償はやめて」
 花子(………はぁ、全く。俺の助手のお願いだもんね。分かった)
 寧々「花子くん……!」



 〈つかさside〉


 つかさ「ありがとー普—(ギュッ)」
 花子「はぁ。全く。じゃやるよー」

 寧々(うん!)
 夏彦(頼むっ)
 桜(よろしくっ)


 花子「よしじゃあ、えいっ」



 ビリビリッ



 〈桜side〉


 私はそっとラジオを見る。
 アンテナは、ちゃんとついていた。


 桜「よし、じゃあ二人とも行くわよ」
 夏彦「分かってるって」
 寧々「準備OKです」


 私はラジオのアンテナを立てた。
 そしてゆっくりと話しはじめる。


 桜「こんな噂、知ってますか?」


 こんな噂、知ってますか?
 七不思議七番、トイレの花子さん。
 大正時代の東京府。鬼の猛攻で仲間が倒れてしまった時。
 トイレの花子さんは呪文を詠唱し、戦うのです。

 呪文により、かもめ学園七不思議の術が目覚め
 トイレの花子さんは七不思議全ての術を扱えるようになるでしょう。




 〈花子くんside〉

 花子「………チートすぎる」
 桜(文句言わないでくれるかしら)
 花子「冗談、ありがとね」


 寧々(花子くん頑張って!)
 夏彦(つかさもね)


 花・つ「了解!」



 ネクスト→噂の改変によって新たな力を得た花子くんの活躍。
      次回もお楽しみに!


 ※今回は都合により出張編大正コソコソ噂話が出来ませんでした。
  すみませんっ。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.144 )
日時: 2020/05/11 09:58
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

うっわ…変わらず神。

第34話「七不思議旋風」 ( No.145 )
日時: 2020/06/04 19:48
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 考えてみるとこのスレ140越えてる!
 こんなに長く続くとは思ってませんでした。皆さんありがとうございますm(__)m
 続きでーす。


 【再び、花子side あまつかコンビVS燐月・銘祈】


 銘祈「……噂がどうのこうの言ってたが、そんなことどうでもいい。なぁ燐月」
 燐月「アハハハハハ! そうだねそうだねぇぇぇ! やってやろうじゃん」

 花子「俺は銘祈とやる。つかさは燐月とやって」
 つかさ「OK。今まで通りでいい?」

 花子「……作者が緩めに書いてくれると思うから今まで通りでいいと思う」
 つかさ「今まで通り、グッチャグチャでも?」
 花子「それがつかさの性格なんだからそれ以外書けないってさ」
 つかさ「ふぅん」

 花子「それはいいとして…」


 花子「(小声)ねぇ七峰?」
 桜(何の用かしら)
 花子「呪文唱えたら、七不思議全部の術が使えるんだよね?」
 桜(ええ。ミサキ階段や16時の書庫やカガミジゴクとか、何でも使えるわ)

 寧々(やっぱりそれ、すごく強いですよね…!)
 夏彦(だね。お嬢がワクワクしながら噂流してたよ)
 桜(……ワクワクしてない。で、それで七番、続きは?)

 花子「術を使うためには呪文唱えるんだったよね」
 夏彦(そうだよー☆)
 花子「呪文ってどんな?」


 桜(さあね)
 花・つ「さあね!!?」
 つかさ「桜—。自分で決めてないのー?」
 桜(ええ。適当に自分で決めればいいんじゃない?)


 花子「適当とか言っちゃって、ホントは自分で考えるのめんどくさかったんじゃん」
 桜(ぶっ潰すわよ)
 寧々(キャー七峰先輩、ダイナマイトはやめて下さ—い!)


 ※よい子はマネしないでください


 銘祈「燐月。こいつらの話に付き合うほど俺ら善人じゃないよな」
 燐月「だねぇ。思い切って行っちゃうか」
 銘祈「血鬼術……棘血帯(きょくちおび)!!」


 〜銘祈の体から噴射された血液が有刺鉄線状に変化し二人の方へ〜
 〜ビュンッ〜


 花子「おっと(包丁で受け止め)。つかさ!」
 つかさ「分かってるって! 蹴散らせ、黒状代!!」


 〜ギュインッ〜
 

 銘祈「うおっ。テメェらの武器厄介だな。燐月、人魂壊せ」
 燐月「はいはい。(ビュンッ←寄生させた腕を人魂に伸ばして)


 燐月「グチャっといっちゃうよ……。? 二人が居ない」
 つかさ「うっしろ〜☆ えいっ」


 〜グチャッ ゴリゴリ ビシャッ ゴリゴリ〜
 ※よい子はマネしないでください


 つかさ「(グチャ グチャ グチャッッ)」
 燐月「いたっ いだだだだっ ゴホゴホッッ ギャウッ」

 寧々(……燐月、ちょっとかわいそう)
 夏彦(つかさってばちょっとサイコパス入ってるからなぁ)
 桜(また頭痛くなってきたわ…)


 銘祈「おら!(血でできた棘を投げつけて)」
 花子「カキンッッ(包丁で跳ね返す)」

 花子「(呪文…呪文ねぇ。何がいいかな…)」
 銘祈「血鬼術…精神吸収ッ」



 ※しーーーん



 銘祈「馬鹿なッ。なぜおまえらは倒れない? 鬼狩りは倒れたのにっ」
 花子「俺ら幽霊だから精神とかそう言うの、多分常人とは違うと思うよー?」
 銘祈「は? 何言ってんだ…ひえっ(のど元に包丁を当てられ)」
 花子「………残念だったね。おばーかさん」


 花子「ドーナツ!!」
 つかさ「(グチャ ゴリッ グチャ)……ドーナツ?」

 桜(もしかして、呪文の言葉かしら)
 夏彦(………ッ。ちょ、やめて、腹がッ)
 寧々(花子くうんwwww)

 花子「……/// (カァ—ッ)別にいいでしょ何だって!」
 寧々(『開けゴマ』とかでもよかったんじゃ…」
 花子「別にいいでしょ!!」

 
 桜(……そうね)
 夏彦(寧々ちゃん。俺らはもう何も言わないでおこうね☆)
 寧々(は、はい…ぷッ)


 花子「ではまずは…七不思議五番、いでよ!!」
 つかさ「……本人呼び出しちゃったらさぁ、また花子くんキャラ増えるよ?(グチャグチャ)」
 花子「あ、そうか。じゃあ本だけ出てこーい!」



 七不思議五番:16時の書庫

 16時になると現れる書庫には、人の名前がタイトルになった本が収納されている。
 その本には、その人が生まれてから死ぬまでに何をしたか書いてある。
 白い本は生きている人。黒い本は死んでいる人。赤い本は見てはいけない。
 見たら最後、あなたは二度と生きては戻れないでしょう。



 〜ドサッ〜
 〜頭上から二冊の本がふってくる〜


 花子「よいっしょ。キャッチ!」
 銘祈「な、何だその本は」
 花子「説明した通り。16時の書庫の本。こっちが君ので、もう一冊は燐月の」


 つかさ「ホント—に出て来た!すごいすごいすごーいっ(グチャグチャ)」
 花子「ふふふふふ。さぁ、張り切って君の弱点の記述を読もう…」

 銘祈「させねええ!(本を取り返そうと手を伸ばし)」
 花子「えいっ(本で銘祈を殴る。クリーンヒット☆)」
 銘祈「ピヒャギュッ」

 桜(今日は勘が鋭いわねと感心したのは間違いだったみたいね)
 夏彦(物理ダメージなのね)
 寧々(花子くん、書庫の本取って、おまけにそれで殴ったら土籠先生に怒られちゃうよ…)




 花子「ダイジョブダイジョブ。先生優しいから」
 寧々(そう言う問題じゃないでしょぉ〜)


 花子「さ・て・と。じゃあ本を読みますか!」
 一同(読むんだったら最初から読め———!)



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:放送室メンバーってホントに悪役?


 夏彦「疑われちゃってるね」
 桜「そうね。まぁ私のキュートなルックスからは想像できないでしょうけど」
 夏彦「おーいむうちゃん、お嬢のキャラ崩壊はやめてマジで」

 むう「(ピュー←口笛)」


 つかさ「俺らが信じられないなら、ぜひ『花子くん』のマンガやアニメで調べてみてね!
     よろしくぅー(サラッと宣伝)



 ネクスト→チート能力を得た花子くんの攻撃はまだまだ続く。
      ネタバレにならないようにしてますのでご安心を。
      次はどんな技が使えるようになるのかな?お楽しみに!


 
 
 

第34話「七不思議旋風」(2) ( No.146 )
日時: 2020/05/12 17:37
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 続きでーす♪
 かまぼこ隊や柱が術にかかっているので、
 この34話は花子くんたちがずっと出ずっぱりです。


 〈16時の書庫の本 出現〉


 花子「(本をペラペラ)……ふぅん。ふんふん。へぇ〜」
 銘祈「おいお前何をニヤニヤしているっ」
 花子「べっつにぃ」

 つかさ「(グチャ グチャ グチャグチャ)普—、燐月死んだよ」
 花子「いいや、頸斬らないと死なないらしいよ」
 つかさ「え、でも原型ないけれど?」
 花子「それは、つかさが殴ったからでしょ」
 つかさ「そっかぁ」

 桜(……気の毒だからさっさと首を斬ってしまいなさい)
 つかさ「はーい。じゃあ、黒状代、首を斬ってねぇ(ビュンッ)」


 〜ガツッ ビシャッッ〜
 〜黒状代、燐月の首を斬る〜

 燐月(頸)「(コロンと転がって)」
 銘祈「り、燐月!!」
 燐月(体)「おのれおのれおのれっっ!! 許さん許さん許さん!! 血鬼術…」


 ??「血鬼術…刻糸輪転!!」
 

 〜燐月、身体をバラバラに刻まれる〜


 
 つかさ「わー。すごいすごいすごーい」
 累「グッチャグチャに殴ってくれたおかげで術が解けたよ。怪我の功名ってやつだね」
 つかさ「そっかー。じゃ、倒れた後の鬼の体見よー」
 累「……頸斬ったら体もそのうち消えるから見れないよ」


 つかさ「えぇー。じゃあ、君のカラダ見てみる。うおわっ(花子に殴られて)」
 花子「(ポカッ)つかさ!! 怖いこと言わないで!!」
 つかさ「殴らないでよ普—……」

 花子「(フンッッ)あ、燐月? やっと死んだ?」
 燐月(頸)「お前お前お前お前———!」
 花子「燐月の本読んだんだけど、けっこうおもしろかったよ」


『燐月。人間時の名前は三津治(みつはる)。
 六人兄妹の末っ子として生まれる。
 好きな物は隣家の娘のナナオの顔、声、仕草、好きな食べ物、ナナオ自身。
 いつかは結ばれたらいいのに、なんてことを考えては一人でニヤニヤしていた』


 燐月(頸)「て、てめぇ何見てんだよこ〇すぞオイ(頭が崩れていく)」
 花子「次生まれ変わったらナナオに告りなよ。きっと」


 〜指でハートマークをつくる花子〜

 花子「結ばれると思うよ」

 燐月(頸)「…………ほ、ほんとに?」
 花子「ほんとほんと。俺が保証してあげる」
 燐月(頸)「………そっか」
 花子「ゆっくりおやすみ」

 〜燐月の体が崩れて消えていく〜


 寧々(まったく、調子いいんだから)
 花子「あれ、八尋ひょっとしてヤキモチ焼いてる?」
 寧々(焼いてない!! 私には源センパイって言う人が…)

 夏彦(寧々ちゃん七番のこと好きなんじゃないの!!?)
 桜(……意外ね)
 寧々(先輩方ちょっと黙ってくれますか!?)

 

 銘祈「………俺の同胞をよくも……。絶対にお前らは許さねえぇぇ!」
 つかさ「普—。手が(血で)汚れちゃったー」
 花子「後で洗ってきて。いずれ捕まるよつかさ」
 つかさ「はーい」


 銘祈「血鬼術、棘血籠目!!(きょくちかごめ)」
 花子「蹴散らせ、白状代!(ビュンッ)」


 〜銘祈の体から噴射された血液が有刺鉄線状に変化し二人の方へ〜


 花子「そして、『ドーナツ』!七不思議二番、ミサキ階段出てこい!」
 つかさ「だから、本人呼び出したら花子くんキャラ増えるって言ったよね。おばーかさん」
 花子「つかさには言われたくないよ。おばーかさん(おばーかさん返し)」



 
 七不思議二番:ミサキ階段

 地縛少年花子くんの舞台、かもめ学園の美術室前の階段がミサキ階段。
 その階段の四段目だけは絶対に踏んではいけない。
 踏んだら最後、あなたは階段の中に引きずり込まれ、二度と生きては戻れないでしょう。
 そして黄昏時、ミサキ階段の天井からは血がポタポタと流れ落ちるのです。


 〜ヒュン〜
 〜頭上から大きな巨大ハサミがふってくる〜

 
 花子「良しキャッチ! とうッ(ハサミを銘祈に向かってぶん投げる)」


 ※よい子はマネしないでください

 ハサミ「(自動で刃を開いて銘祈の方へ)」
 
 寧々(あれはいつぞやの巨大ハサミ…)
 夏彦(わーお。かなりカオスな戦闘方法)
 桜(ふふ)


 つかさ「俺このはさみに乗りたい!(地面を蹴って飛び上がりハサミに乗る)」
 ハサミ「ビュンッ」
 銘祈「うわあああああ! 何だよこれ!! 血鬼術…」


 ハサミ「バサッッ (術時代をチョッキンと斬る)」
 銘祈「んなっ」



 つかさ「いっけえええええええ!」
 ハサミ「チョッキンッッ」





 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:有為の念話は違う柱にもつながってしまった

 伊黒(チッ。何でこの俺が冨岡なんぞと組まなければいけないんだ)
 煉獄(そんなことどうでもよいではないか! 友情とは些細なコミュニケーションから!)
 義勇(……マジかよ)


 煉獄(冨岡! 何か言ったか!)
 義勇(別に何も言ってないが)
 伊黒(……甘露寺は大丈夫だろうか)

 義勇((‾▽‾))
 伊黒(冨岡。なんだそのノペーとした顔は。なぜ俺に向ける)
 義勇(別に)

 求手名(……新羅。鬼狩りきた)
 新羅(今始めちゃったらお話こんがらがっちゃうね。ちょっと我慢しとこ—)


 一同(次回もこのコーナーをお楽しみに!)


 ネクスト→燐月・銘祈戦ついに決着。
      次回もお楽しみに!
 

 

 
 
 

 

 

第34話「七不思議旋風」(3) ( No.147 )
日時: 2020/05/12 19:43
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

今日は時間あったのでもう1話更新します。

 
 ハサミ「チョッキンッッ」
 銘祈「うおっ(体を引いて回避)」

 つかさ「あれれ。じゃあもう一回」
 ハサミ「チョッキンッッ」
 銘祈「危なっ(回避)」


 ハサミ「チョキッ チョキッ チョキッ」
 銘祈「ギャぁぁ!ハサミが高速移動するなんて聞いてないぞ!」
 つかさ「とりゃあああああ!」
 銘祈「逃げろぉぉおおッ(ビューン)」

 寧々(食らったら即死ですね)
 桜(そうね。チョッキンチョッキン)
 夏彦(いや全然笑えないからお嬢)


 銘祈「……何も避けられないほどじゃねえようだ…ヒッッ」
 花子「銘祈うどん(包丁シュッシュ)」
 銘祈「うおおおっ」

 花子「銘祈なべ(包丁シュッシュ)」
 銘祈「俺の中に宵宮の兄いるんだって言ったの忘れてないか?」
 花子「銘祈ごはん(包丁シュッシュ)」」
 銘祈「話聞けよお前。俺食べたら宵宮の兄も」
 花子「銘祈そば(包丁シュッシュ)」

 
 つかさ「普—。俺は銘祈そばがいいー」
 花子「そう?じゃあ銘祈そばにしよう」
 銘祈「テメエらなぁ……(# ゜Д゜)」


 銘祈「うッ(突然胸に手を当ててうずくまる)ゲホゲホッ」
 累「……どうしたのかな」



 ??(皆さん聞こえますか?)
 花子「……君は?」
 ??「宵宮茂吉です。有為の兄です。吸収される直前、自分に術をかけて消化されなくしました」

 つかさ「宵宮のお兄さん?」

 茂吉(はい。鬼が苦しんでるのは、俺が鬼に呪術をかけたからです。
    彼らは術を『呪い』と言います。効き目は10分、その間彼らは動けません)


 寧々(すごい)
 桜(呪術…陰陽師は使う技も沢山あるのね。感心するわ)
 花子「なるほどね」
           ・・・・・・・・・・
 茂吉(この話は、もうみんなにしてあります)

 累「みんなに? でもみんなは術を食らって」
 茂吉(術を食らった直後、俺が念話で伝えました。つかさくんだっけ)
 つかさ「うん、何?」
 茂吉(あなたが敵をグチャグチャ殴っている時、皆の術は解けてました」


 累・花・つ「つまり、準備していたってことか」

 銘祈「ゲホッ ゲホッ 宵宮、許さねえぞお前…」
 茂吉(黙れ!)
 銘祈「ゴホッゴホゴホ」


 仁乃「血鬼術…爆黒炎!(ビュンッ)」
 銘祈「あ、熱ッ」
 炭治郎「俺たちは、ずっと準備してたんだ!(駆け出して)」
 伊之助「途中二度寝したけどな」

 善逸「に、二度寝ってお前なにしてんだよ」
 睦彦「終始ずっと寝ながら動いてたお前が言うな善逸」
 光「俺全然活躍してなくないか!? Σ(゜д゜lll)ガーン」

 しのぶ「皆さん、敵が弱っている間に行きましょう」
 無一郎「……了解です」
 カナヲ「うん」
 玄弥「おう!」


 銘祈「し、しまったッ 動け、俺の体動けっ」
 しのぶ「あ、それですか。私の毒のせいですよ」
 銘祈「何?」

 しのぶ「珠世さんと協力して、六新鬼月に効く毒を開発しましたので(ニコッ)」
 銘祈「ち、畜生!!」
 花子「銘祈なべ」「銘祈ごはん」「銘祈うどん(包丁シュッシュ)」


 つかさ「(ハサミに乗ってる)みんな、いっくよおお!」
 一同「オー!」



 ハサミ「チョッキンッッ」

 炭治郎「ヒノカミ神楽・碧羅の天!」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・神速!」
 伊之助「獣の呼吸・参ノ型 喰い裂き!」
 仁乃「四季の呼吸・伍ノ型 乱れ紅葉!」
 睦彦「光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂!」

 光「おりゃああああ(錫杖を振り回す)」
 カナヲ「花の呼吸・陸ノ型 渦桃!」
 玄弥「バンッバンバン(銃撃)」
 しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ」
 無一郎「霞の呼吸・漆ノ型 朧」



 〜カキンッッ〜
 〜銘祈の頸が斬れ、身体が崩れていく〜


 銘祈「あ、あと少しだったのにぃぃぃぃぃ、あと少しだったのにい…」
 有為「待って! 消えないで! お兄ちゃんっ」


 茂吉(大丈夫だ有為。俺は六新鬼月全員に吸収されている。まだ死んでない)
 有為「え? だ、大丈夫なの? ごめんボクが未熟なばっかりに…」
 茂吉(気にするな。じゃ、『銘祈の中の俺』はここでサヨナラさせてもらうよ)
 有為「………うん。」



 有為「あ、待って、十郎お兄ちゃんは無事なの?」


 〜銘祈の体が消える〜


 有為「……・…」
 炭治郎「有為ちゃん。大丈夫。きっと十郎さんも生きてる」
 有為「……傷野郎のくせに優しいこと言うなんてずるいです」


 善逸「有為ちゃん俺が抱きしめてあげるよ〜!」
 有為「いつだれがタンポポ野郎に抱きしめてほしいなんて言いましたか!」
 善逸「えええっ」


 仁乃「あはははは」
 睦彦「あの、く、胡桃沢…」
 仁乃「なあに?」


 睦彦「…・…やめた。また今度な」
 花子「いくじなし(ボソッ)」

 しのぶ「さあ皆さん急ぎますよっ。別の柱が戦ってます」
 一同「はい!」



 ネクスト→寧々、お魚になってしまう(?)
      次回もお楽しみに!



 
 
 
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.148 )
日時: 2020/05/12 19:59
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

え…お、お魚!?水をあb
御免なさい違いますよね。うぅーん…傷野郎=炭治郎
タンポポ野郎=善逸
猪野郎=伊之助…?
ん?待てよ…
傷野郎=不死川実弥…!?
傷ばっかりついてるし…でも被る…っは!おはぎの妖せi

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.149 )
日時: 2020/05/12 20:35
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 コメント返信
 有為目線だと多分こうなります。


 傷野郎→炭治郎
 タンポポ野郎→善逸
 ムームー野郎→禰豆子
 猪野郎→伊之助
 カッコつけ野郎→睦彦

 おはぎの妖精→実弥
 おはぎの弟→玄弥
 蝶野郎→カナヲ
 毒野郎→しのぶ
 

第35話「お魚になります!」 ( No.150 )
日時: 2020/05/13 17:15
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 第35話は寧々ちゃんがお魚になっちゃう(?)
 では本編どうぞー。


 【珠世さんの診療所】


 珠世「はい、珠世です。あ、アオイさんですか。ご無沙汰しております」
 アオイ『こちらこそ。しのぶ様から怪我人の手当てをするように言われて』
 珠世「なるほど。ではアオイさんも現場に向かわれるんですか?」
 アオイ『ええ。これから向かうつもりですがそちらは?』
 珠世「はい、そのつもりです」



 〈別室〉


 桜「それにしても凄かったわね七番のチート能力」
 寧々「はい! あんな凄い噂を流しちゃうなんて、さすが七峰先輩!」
 桜「たまたまよ。たまたま、いいのを思いついてとっさに流しちゃっただけ」
 夏彦「とっさに流しちゃったあたり、お嬢興奮してたんだね」

 桜「そんなわけないじゃない。ただワクワクしただけなんだから」
 寧々「先輩、今自分で『ワクワクした』って言いましたよ」

 桜「それはいいとして」
 寧・夏「話そらした…」


 桜「人魂ごしに通話するより、実際現場に行ってみたほうがいいと思わない?」
 夏彦「ま、そうだけど、痛いのはゴメンだネ。俺ら健全だし」
 寧々「健全…。わ、私は花子くんに『診療所にいろ』って…」
 
 桜「ここで指くわえて待ってても何も始まらないわ」
 寧々「そ、そうですけど…」
 桜「もしも、向こうの人員が全員けがして、動けなくなったらどうするの」
 寧々「そ、それは…」


 夏彦「早い話が、お嬢は現場に行きたくてたまらないみたいだね☆」
 桜「誰が、そんなことを言ったかしらナッツン」
 夏彦「いわなくたって顔に書いてあるじゃん」
 桜「……んなわけないでしょう」

 花子(ちょっとみんな、来ちゃダメだからね! 人間はすぐ死ぬんだから!)
 
 桜「(スゥーハアー)こんな噂知ってますか? 七不思議七番は便所虫と言います」
 花子(何言ってんのおおお————! もう知らないっ、フンッ)

 ※人魂、連絡が途切れる


 桜「よしっ」
 寧・夏「『よしっ』じゃなーい!」


 
 『はい、はい、じゃあ診療所前で待ち合わせでいいんですね?』
 『はいお願いします。私はしのぶ様と鴉で連絡を取ってみますので』



 桜「珠世さんも行くのだから、私たちも行くのよ」
 夏彦「どんな理屈で…。お嬢、さっきも言ったけど、俺痛いの嫌なんだってば」
 寧々「わ、私も出来れば行きたいですけど、鬼とかいるし…」

 桜「そうよね。私も出来れば無傷でいたいわ。じゃあジャンケンしましょう」
 夏彦「ジャンケンって……めっちゃ運ゲーじゃん」
 寧々「ええ〜…」
 桜「負けた人が偵察に行くのよ。残りの二人は引き続き人魂を通して連絡をとる」


 夏彦「なんでお嬢そんなに行きたいわけ?」
 桜「行きたいなんて言ってないわ。ただ、あの子(つかさ)が心配だからよ」
 夏彦「ほぉー((・∀・)ニヤニヤ」
 桜「勘違いしないで。あの子の戦闘方法から考えて、自由にさせてたらロクな目に合わない」
 
 寧・夏「……確かに」


 桜「だからっ! ジャンケンで公平に決めるのよっ!!」
 寧々「わ、分かりました! 七不思議の助手の名にかけて、ジャンケンします」
 夏彦「全くお嬢は。しっかたないな〜」


 桜「じゃあ行くわよ! …あ、私グー出すから」
 寧・夏「宣言!?」


 桜「最初はグー。じゃんけん、」
 桜・寧・夏「ぽい!」


   桜→チョキ
   夏彦→パー
   寧々→パー


 桜「ということで、二人に行ってもらうわ」
 寧々「先輩自分で行くとか言っておいて何ですかその態度っ」
 夏彦「なんかいっつも俺、お嬢の思い通りなんだけど」

 寧々「(夏彦先輩と行ったらロクな目に合わない)」
 夏彦「(寧々ちゃん、大丈夫。俺が一緒についててあげるからね!)」


 寧々「しょうがないですね。私が行きます!」
 夏彦「寧々ちゃん、俺が一緒に行くからさ」
 寧々「いえ、大丈夫です」
 


 珠世「すみません皆さん、私出かけますね」
 寧々「珠世さん、診療所の前って、確か川がありましたよね?(食い気味)」
 珠世「ええ。それかどうか」
 寧々「綺麗ですかね?」
 珠世「澄んでいるので、上質な水だと思いますけど」


 寧々「なるほどそうですか…ここは腹をくくるしかないわね!」
 桜・夏「寧々ちゃん(八尋さん)、何を…」

 寧々「先輩方、今までありがとうございましたっ。八尋寧々、お魚になりますっ」
 桜・夏「……………………え?」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:登場シーンなくてすみませーん!


 錆兎「フン。なんで準レギュラーと言っても過言ではない俺らが今まで登場なかったのか」
 真菰「準レギュラーは言い過ぎだけど、私だって結構人気キャラだと思うの」
 むう「すみませんでしたぁっ(涙)」


 錆兎「おい。責任は取ってくれるんだろうな」
 むう「だからこのコーナーで登場させてあげてるじゃんっ」
 真菰「本編ではどうなのかな? 手鬼だって短編集で出て来たし」
 むう「はい、本編でも、その…」


 錆・真「何?」
 むう「『神の声』としての登場なら、その、考えているんですけど」

 錆兎「俺ら神の声になるのかよ!?」
 真菰「実際死んでるしねーw」

 むう「それで許してくださいっ、お願いしますっ」
 錆兎「まあ義勇に会えるのなら、それでお願いする」
 真菰「錆兎!? え、私神の声はちょっと…」

 錆兎「腹をくくれ! どんな苦しみにも黙って耐えろ!女に生まれたのなら!」
 真菰「セリフ違うよぉ」


 ※正)どんな苦しみにも黙って耐えろ! 男に生まれたのなら!


 一同「次回もこのコーナーをお楽しみに!」



 ネクスト→寧々、お魚になります!w
      次回もお楽しみに!
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.151 )
日時: 2020/05/13 18:01
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 【かまぼこ花子隊と作者の楽しい会話】

 むう「はい、クライマックスど真ん中の本編ですが、途中で息抜きするのもいいよね!」
 炭治郎「かむかむレモン食べて、パジャマで、良いご身分ですね」
 むう「はい寝起きでごめんなさい!」

 禰豆子「(寝起きって…いつまで寝てたの、という目)」
 むう「すみません!!」

 伊之助「それで何すんだよ。勝負だったら嬉しいぜ!」
 むう「いえ、生憎、私運動オンチなもので」
 善逸「いいのよいいのよ。伊之助なんかの言うこと聞かなくても」
 伊之助「紋逸なんか言ったか!?」


 むう「はー。ねえねえ睦彦くん」
 睦彦「は? なんだよ」
 むう「(小声)告りたいのは分かるけどもうちょっと待ってね…」
 睦彦「ブンッッ」


 有為「二メートル五十センチ。記録更新ですね」
 寧々「……有為ちゃんこれソフトボール投げじゃないよ」


 仁乃「キャーむうちゃん大丈夫? むっくん何してるの!」
 睦彦「腹立ったから殴ってやった。それだけだ」
 仁乃「…ダメでしょ!」


 花子「ふふふ。刻羽ったらほんと素直なんだからー」
 光「花子! 俺は今日こそお前を払う! 本編ではちょっと我慢してたからな!」
 花子「じゃあキミの相手は、この子でお願いしまーす♪」

 もっけ「カカッテコイ」
 光「……え?」

 つかさ「こんなふわっふわの妖怪虐めるなんてー」
 花子「ダメだよ?」


 光「……・(# ゜Д゜)」

 桜「ハイハイそこまで。ナッツン、今から私たちは何をするんですっけ」
 夏彦「無惨様とスマブラ対戦だけど」


 一同「マジかぁぁぁぁ!」

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.152 )
日時: 2020/05/13 18:21
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

「無惨とスマブラ対決だけど」
ナッツゥウウウン
「え、ナッツン?」
あんた言われとるやろ本編で。
「そうだね。で、あんた誰。」
ノдノ

第35話「お魚になります!」(2) ( No.153 )
日時: 2020/11/23 08:57
名前: むう (ID: mkn9uRs/)

 〈寧々、偵察に行くことに〉

 【川の前】


 寧々「水よーし。深さよーし。そして体ふくためのタオルよーし」
 夏彦「ね、寧々ちゃん? えっと、つ、つまりその…」
 桜「……お魚になるって、本当になるのね」

 寧々「はい。仕方ないですよ。七峰先輩、グー出すとか言ってチョキにするし」
 桜「戦法というものがあるのよ」
 寧々「行きたがってたのに勝っちゃうし」
 桜「ちょっとした誤算だったわ」

 夏彦「お嬢、素直だね…」
 

 珠世「あら、寧々さん。川の前で何してるんですか?」
 アオイ「……寧々さん。水浴は今すべきことではないでしょう」
 

 寧々「違うんです違うんですっ。あ、鬼!」
 珠・ア「え?(寧々が指さしたほうを思わず見て)」

 寧々「今だ! えいっ(川に飛び込む)」
 桜「八尋さんっ」
 夏彦「寧々ちゃんっ」


 〜ドっボーンッ!〜


 珠世「何か大きな音がしましたが、桜さん、そっち大丈夫ですか?」
 桜「ああ、はい、まあ。大丈夫です」
 アオイ「……本当に大丈夫ですか?」
 夏彦「体は、大丈夫です」


 
 【水の中】

 寧々(魚)「……苦渋の選択だった…。自らお魚になるなんて」


 花子『ヤシロはえら呼吸が恋しいんだね』
 炭治郎「『寧々ちゃん、あとで金魚鉢買ってあげるよ!』


 寧々(魚)「違うのよ、これはその、その…(コポポポ)」


 〜すーい すーい〜


 ドジョウ「……おい、みろよあの魚(寧々を見て)」
 小魚「? 何だあの魚。ドジョウさん何か知ってるか?」
 ドジョウ「あんな変な色の魚は見たことがねえ」
 小魚「一応声かけてみるか」


 寧々(魚)「……えーっと、どっちに行けばいいのかしら…」
 小魚「もしもし、そこのお嬢さん」
 寧々(魚)「キャアッ。魚が喋ったぁ!」
 小魚「あなたも魚でしょ。何言ってるの」


 寧々(魚)「(魚と話できるのは私がお魚だからよね?びっくりした)」
 小魚「お嬢さん?」
 寧々(魚)「え、ええ、あ、すみません。何の用ですか?」


 ドジョウ「別に大したようじゃねえ。珍しい魚もいるんだなと思ってな」
 寧々(魚)「は、はあ。あ、一つ聞いてもよろしい?」
 小魚「ああ。何だ?」
 寧々(魚)「産屋敷邸ってどこか知ってる?」


 ド・小「産屋敷邸…? それならここをまっすぐ行けばいい」
 寧々(魚)「…あ、ありがとうっ」
 ドジョウ「また何か会ったらいつでも言えよ。魚同士頑張ろうぜ」
 寧々(魚)「うんっ(きっともうお魚になることはないけど)」




 〈一方かまぼこ花子隊side〉


 禰豆子「(背負い箱の蓋が開いて)ドサッッ」
 炭治郎「禰豆子!」
 善逸「ねええええずこちゃああああん!」

 禰豆子「ムームー!!」
 仁乃「今日は偉くご機嫌だね禰豆子。どうしたの?」
 累「……もしかして、僕?」


 禰豆子「タタタタッ(駆け出して累に抱き着く)」
 累「むぎゅ」
 善逸「ね、禰豆子ちゃーーーーん(泣)」

 睦彦「残念だったな善逸。行こうぜ」
 伊之助「元気出せよ!」
 有為「……振られましたね善逸さん。そもそも善逸さんのことを禰豆子さんは何とも思ってない」


 善逸「有為ちゃん酷いっ」
 無一郎「正論だよ宵宮さん」
 善逸「時透くんまでっ」

 玄弥「ど、ドン( ゜д゜)マイ」
 光「善逸、アメやるわ」
 もっけ「アメやる」

 花子「(´〜`)モグモグ」
 つかさ「あまね何食べてるのー?」
 花子「ドーナツ」
 つかさ「俺にもちょうだい!」


 カナヲ「師範、向こうに水柱さんが…」
 しのぶ「そうですね。急ぎましょう」



 〜ピチャンッ(水の音)〜


 禰豆子「!」
 花子「どうした竈門妹」
 禰豆子「(近くの川に近寄って)ジー」



 寧々(魚)「……禰豆子ちゃんっ。秘密よ、秘密!」
 禰豆子「(コクリ)」


 善逸「禰豆子ちゃんどうしたー?」
 愈史郎「早く行こうぜ」
 禰豆子「ムームー!(何で寧々ちゃん魚になってたんだろ…)」



 ネクスト→次回、煉獄・義勇・伊黒VS求手名&新羅!
      次回もお楽しみに!

 ※また都合により出張編:大正コソコソ噂話が出来ませんでしたっ。ごめん!
 


 




 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.154 )
日時: 2020/05/14 18:01
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

禰豆子ちゃん何で分かったんだ?…い、色とかか?ww

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.155 )
日時: 2020/05/15 11:29
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)
プロフ: https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html

【柱と作者の楽しい会話】

 むう「ふうっ」
 義勇「……何かお疲れのようだな」
 むう「へへへ。実はさっき、全員の技名をメモってきたのです」
 宇髄「地味に疲れる作業だな!」

 しのぶ「おぉー(パチパチ)」
 実弥「…それだけで疲れるとか…」
 むう「それだけじゃないの! クライマックスで疲れてるんですっ」
 悲鳴嶼「お疲れ様だ…南無阿弥陀仏…」

 蜜璃「あのー。疲れてるとこ申しわけないのだけど…」
 伊黒「(蜜璃の方に視線を向けて)」

 むう「なんでしょう甘露寺さんっ」
 蜜璃「こっちのコーナーを進めるより、本編進めたほうがいいんじゃ」
 煉獄「うむ! 私もそれを言おうとしていた!」
 むう「……すみません。さっき起きたばっかりで」


 伊黒「このコーナーは書けるのに何故本編が書けないんだ」
 むう「えっと、それはぁ」
 伊黒「なんだ、言ってみろ」

 無一郎「まぁ、僕も今日寝坊したし大丈夫だよ」
 むう「そ、そうかな、ありが…」


  ズドドドドドドドドドッ


 むう「(数メートル先に吹っ飛ばされ)…・…・ギャウッ」
 もっけ「死んだ」「死んだ」「死んだナ」
 

 ミライ「くすすっ。 ばーか」ニコッ
 むう「あ、貴方誰…」

 ミライ「七不思議が1番目、『三人の時計守』のミライ!」
 むう「あのーこれ以上花子くんキャラ出ちゃダメなんで、ごめんけど帰ってほしい」
 ミライ「むりー。くすすっ。だって7番様が『いいよー』って」

 むう「あんのクソガキぃ……!」

 ミツバ「クソガキなんて汚い言葉使ってんじゃねーよ!」
 むう「まぁぁた花子くんキャラ増えてるしいい…」
 ミツバ「お前が作者なんだから自己責任だろーが、バーカ!!」


 ヤコ「フンッ 7番なんかしーらないっ」
 土籠「…まぁまぁそう言わずに」
 ヤコ「だってお狐さんとか言われたのよっ。今度ああ言ったら噛み刻んでやるんだからっ」


 柱一同「・・・・・・・・」


 むう「取りあえず君たちの名前を聞こうか…(怒)」
 ミツバ「七不思議が3番目、三葉惣介。君も僕をいじめるんでしょぉ!」
 むう「は?」
 ミツバ「エ〇ビデオみたいに!」
 むう「は?」
 ミツバ「エ〇ビデオみたいにぃ!(泣)」

 ミライ「くすすっ。3番ったらおもしろーい」

 ヤコ「七不思議が2番目、『ミサキ階段』のヤコ! 全く、私のハサミを使ってくれちゃって」
 土籠「…同じく七不思議が6番目。『16時の書庫』の土籠。俺の本で殴りやがって」


 花子「呼んだ?」
 義勇「取りあえずお前も名乗れ」
 花子「OK。俺は七不思議が七番目、トイレの花」

 七不思議一同+作者「なーなーばーん————(怒)」

 花子「へ? 俺まだ名乗り終わってないんだけど…」
 むう「花子くんキャラは、これ以上、ネタバレになるから、出さないでっ」
 花子「むう、ドロップキックはやめて!! 降参、降参!!」


 ・・・・・


 花子「自分からさーぁ、『花子くんキャラこれ以上出さない』とか言っちゃってェ」
 むう「はい、すみません(ションボリ)」
 花子「俺に濡れ衣きせたよね…」

 むう「ごめんなさい、でもホラ、先に登場させといたらさぁ、読者さんたちがさ、
    ちょっと興味出て宣伝につながるかなって」


 花子「言い訳はダメ—ッ」
 むう「う、ごみん」
 花子「『ごみん』?」
 むう「ごめん」
 花子「合格! じゃあ俺はみんなを元の世界に返してくるから」


 ミライ「いやだー。くすすっ。 せっかくこっち来たのにい。ばーか!」
 花子「おい1番。俺に向かって舐めた口きくんじゃないよ…」
 ミライ「はーいごめんなさーい。くすすっ」

 花子「おい2番と3番と6番」
 土籠「はいはい。分かりましたよ7番様。大人しく帰りますって」
 ミツバ「ボクが可愛いからって、また現代に引きずり戻して、写真を撮るんだぁ!」
 

 花子「3番うるさい」
 ミツバ「エ〇ビデオみたいに、写真上げてネットに乗せるんでしょっ」
 花子「う・る・さ・い」ゴツッ
 ミツバ「ギャウッ」

 ヤコ「フンッッ ヤコと言ったら許してあげるわ」
 花子「うどん(包丁シュッシュ)」
 ヤコ「ヒッ」
 花子「きつねうどん(包丁シュッシュ)」
 
 

 ※作者の勝手な行動でちょっと他の七不思議が出ちゃいました。
  参照付けとくので興味あったら見て下さい。
 「七不思議旋風」の話でもチョコっと説明があるんでそちらもよろしく。
  

 
 
 

第36話「求手名:新羅戦:前編」 ( No.156 )
日時: 2020/05/15 15:35
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 新羅「お、来たね。鬼狩りさん」
 求手名「そうか。じゃあアタシらも準備しねえとな」
 新羅「だね。お互い頑張ろー」

 〈義勇サイド〉

 伊黒「もうちょっと速く走れんのかね冨岡」
 義勇「これでも速く走っているつもりだが」
 煉獄「脚に空気を溜め込むと良い!」
 義勇「だから、これでも速く…(以下同文)」


 〈かまぼこ花子隊サイド〉

 仁乃「あ、ここの十字路を北に行くと義勇さんチームだね」
 善逸「でも、南からもなんか音してるよ」
 仁乃「うん。南に行くと不死川さんチーム」

 花・つ「もぐもぐ(ドーナツもぐもぐ)」
 仁乃「ほっぺ膨らませちゃって。黒爪風来丸みたい」
 カナヲ「くろづめふうらいまる?」
 花子「なにそれ」

 仁乃「昔飼ってた黒猫!」
 一同「名前やべー」

 炭治郎「よし。みんな、ここは二手に分かれよう」
 禰豆子「ムームー」

 睦彦「く、胡桃沢はその、どっちに行くんだ?」
 仁乃「北かな」
 睦彦「なら俺も行く」

 光「ガンバっす睦彦!」
 花子「俺とつかさは南に行くよ。なんか敵強そうだし」

 玄弥「確かにお前らが行ったほうが戦力になりそうだな」
 しのぶ「グッチャグチャに殴ってましたもんね」
 有為「不謹慎極まりないです」

 炭治郎「よし、チーム決まったぞ!」

  義勇チーム
 仁乃、睦彦、玄弥、善逸、伊之助、しのぶ、光

  不死川チーム
 花子、つかさ、炭治郎、有為、禰豆子、無一郎、カナヲ



 〈義勇サイド〉

 義勇「ようやく見つけたぞ、六新鬼月」
 煉獄「炎柱の名にかけて、お前たちは排除する!」
 伊黒「フン、逃げるなよ」

 新羅「逃げるわけないじゃん。何言ってんだか」
 求手名「そっちこそ逃げるんじゃないよ。逃げたら喰うからね」

 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:スマブラ対戦はどうなったの?


 無惨「私のキャラクターはマリオだ。いいな」
 桜「じゃあ私はピーチで行くわ」
 夏彦「マリオ縛りなのね。じゃあ俺はクッパで行きます」
 つかさ「俺はパックンフラワーにしよー」

 〜レディーゴー〜

 無惨「(バキューン)あ、落ちた」
 放送室メンバー「思ってた以上に弱かった!」


 ネクスト→戦闘開始☆
      次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.157 )
日時: 2020/05/15 17:40
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

「あ、落ちた。」
え、ヨワ…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.158 )
日時: 2020/05/16 13:57
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)
プロフ: https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html

 【作者とキャラの楽しい会話((本編かけ!】


 むう「私、気づいちゃったのです」
 炭治郎「何に?」
 伊之助「急に神妙な顔すんなよ」

 むう「この作品のタイトル、『六人の軌跡』じゃん」
 禰豆子「(コクリ)」
 善逸「それがどうかしたの?」
 有為「ボク、作者が言いたいこと分かりました。つまりあれでしょう」

 仁乃「なに?」
 有為「……………自分で考えて下さい」
 一同「おーい!」
 睦彦「ったく」

 むう「気づいちゃったんですよ。人数少なすぎだろって」
 一同「…・…まあ」
 睦彦「俺たちかまぼこ隊が6人だからそうつけたんだろうけど、」

 むう「かまぼこ隊だけじゃないのよこの作品のキャラ。花子キャラに柱もいる」
 善逸「じゃあ、俺たち6人+花子キャラ7人+柱9人だから…」

 かまぼこ隊一同「『22人の軌跡?』」
 むう「………ね、気づいたでしょ。少なすぎるんすよ」

 有一郎「よっ」

 かまぼこ隊一同「ゆういちろーくん出たぁ!」
 むう「いらっしゃい(ニコッ)」
 
 炭治郎「(小声)ねえむうさん、このコーナーってやたら豪華じゃないですか?」
 むう「(小声)豪華でもいいじゃん!」
 伊之助「サビオにマモコに、他の七不思議に童磨にあかざに…」
 仁乃「さびと、まこも。いい加減名前覚えよ」

 

 有一郎「……お前ら何話してんだ?」
 無一郎「あ、兄さん(ニコォ)」
 有一郎「よう」


 むう「……タイトルつけ間違えたって話を…」
 有一郎「思い切って『有一朗の軌跡』でいいじゃねえか」
 善逸「本編に全く登場してない人が何言ってんですか」
 有一郎「ああ?」

 はかねづか「お前らぁぁぁぁぁ話してねえで弁償しろおおおお!」
 かまぼこ隊一同「こいつは来らんでもよろしい!!」
 はかねづか「なんだとコラ!」

 有一郎「ヒッ 誰だこのオッサン。(ブルブル)」
 はかねづか「俺を忘れてんじゃねぇぇぇぇ!」
 むう「あなたは怖いので出禁です」

 無一郎「兄さん、この人は刀鍛冶のおじさんだよ」
 有一郎「お前…こんな怪しい奴についてくんじゃねえよ? お兄ちゃん悲しいぞ!」
 無一郎「………そんなことしないよ」

 むう「そのうちこのコーナーは豪華キャスト陣で埋まっていくでしょうよ」
 睦彦「……いつまで続けるんだこの小説」


 【結果】時透ツインズカワイイ(個人的に)
     本編よりこっち中心になって来てない?
     すみません。。
 

 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.159 )
日時: 2020/05/16 10:18
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

【結果】時透ツインズ可愛い
ん?…うん。





うん?



猗窩座さんじゃないですか。



誰だっk((殴
鬼殺隊見聞録ペラペラ
あ、こいつか。
鋼鐵塚…鋼鐵塚…蛍か!?ん?鉄珍!?あら?どっちだったっけ!?調べるのめんどくせぇ。あ。蛍か。((殴

ごめんなさいショボン

第36話「求手名・新羅戦:前編」 ( No.160 )
日時: 2020/05/17 18:18
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 今日、弟に「お姉ちゃん中学生に見えない」と言われたので、「何に見える?」と聞いたところ
 「人間」と返されました。(当たり前や。
 「なんで中学生に見えないの?」と聞いたら「顔」と言われ、かなりショックでした。

 
 【戦闘開始!】

 伊黒「フン。六新鬼月風情が。貴様らの話など戯言に過ぎない」
 新羅「へーえ。言ってくれるじゃん。思い上がるなんて余裕だね」
 伊黒「黙れクズが」
 煉獄「苛立つ気持ちもわかるが、いつまでも口論するわけにはいかないな!」
 義勇「……悪いが先に行くぞ」


 〜義勇、新羅、求手名の方へ走り出す〜

 義勇「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮(ブンッ)」
 求手名「おっと(避ける)。危なっかしいね。さっさと食っちまおう」
 煉獄「そうは問屋がおろさん! 行くぞ伊黒!」
 伊黒「俺に指図するな。言われなくてもそのつもりだ」

 煉獄「炎の呼吸・壱ノ型 不知火!(ビシャッ)」
 伊黒「蛇の呼吸・肆ノ型 頸蛇双生(ブンッ)」

 新羅「(食らったが回復)いいねいいね。威勢がいいのはいい事だよ!」
 求手名「新羅! 独り言を言う暇があったら攻撃しな!」
 新羅「OK」

 求手名「血鬼術・炎毒被(えんどくひ)」

 〜求手名の体が毒におおわれる〜


 義勇「チッ。近づけない」
 求手名「残念だったね。頸を斬るのは無理さ」
 伊黒「そんなことはまだ分かんないだろう。貴様に断言する資格などない」
 煉獄「うむ! 炎の呼吸・弐ノ型…」

 
 新羅「ふふふ。血鬼術・眼導主従(がんどうしゅじゅう)」

 〜煉獄の体が硬直する〜

 煉獄「……」
 義勇「!? どうした」
 新羅「さよならだね。ばいばーい」


 煉獄「ゴフッ!(自分の胸を自分で刺す)」
 伊黒「煉獄、何をしているっ」
 義勇「恐らく操られているんだろう。術の効果だ」
 伊黒「……クズどもが」


 〈寧々side〉

 【水の中】


 寧々(魚)「!! やばい、どうしよう煉獄さんがっ(あたふた)」
 煉獄「(よろよろと立ち上がる)」
 新羅「あ、動かなくていいよ君は。血が止まらないでしょ?」

 煉獄「(ドサッ)」
 寧々「!!」


 寧々「(どうしよう、人魂!…七峰先輩のところにあるから無理! え、えっと、何かっ)」


 求手名「お手柄だね。あんたと組んでよかったよ」
 新羅「それはどうも。さて、他の柱もやってしまおう」


 〜新羅と目が合った柱二人、動けない〜

 義勇「(体が…っ。やばい、くる!)」
 伊黒「(クソッ。こんなところで…っ)」
 求手名「さよなら(ブンッ)」
 

 寧々「(やめて————!! 助けて誰かっ)」



 〜ドスッ〜



 求手名「な、何だこれは(胸に錫杖が突き刺さっている)」
 光「ハッハァ! 危機一髪だったっすね!」
 寧々「源くん…!」


 光「? あれ、今何か先輩の声がしたような…」
 寧々「(ハッ。いけない。秘密秘密っ)」


 求手名「(錫杖を引き抜いて)チックショウ…」
 義・伊「(術が解ける)ふぅ…」

 新羅「やぁ、君、さすがだね。名前聞いてもいいかな?」
 光「源光だ! 冥土の土産に覚えとけ!」

 しのぶ「お二人とも、大丈夫ですか?」
 義勇「ああ、感謝する」

 仁乃「間に合ってよかったね! 有為ちゃんにワープ頼んでよかった!」
 光「うす! 俺全然活躍してなかったから、カッコいいとこ見せられてよかったっす!」

 睦彦「お前なんで俺の活躍シーン取ってんだ! 殴るぞ!」
 光「…えっ」
 善逸「睦彦、お前本当に裏切らないな」

 伊之助「おらぁ! よくもやってくれたな鬼! 許さねえぇ!」
 かまぼこ隊・柱一同「こっから本気出して行くぞぉ!」
 

 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:女子トーク!


 仁乃「わーい女子トークだ!」
 蜜璃「こういうのってワクワクするわねっ」
 禰豆子「ムームー!」

 アオイ「このコーナーでの登場は初めてなので緊張します」
 有為「同じく。お呼びいただきありがとうございます」
 しのぶ「ゆっくり楽しんでくださいね(ニコッ)」
 カナヲ「……作者、遅いな…」
 むう「お待たせしましたぁぁぁぁ!」
 寧々「遅いですよー」
 桜「ではさっそく始めましょうか」


 話題:みんなにニクネをつけよう!


 仁乃「甘露寺さんは『みっちゃん』とかかわいいと思いますっ」
 蜜璃「そうかな? じゃあ今日からみっちゃんでいくわね」

 蜜璃→みっちゃん

 禰豆子「ムームー(アオイさんは『あおちゃん』とかどう?)」
 寧々「私の親友の葵が『あおちゃん』だから被っちゃうな—」
 桜「じゃあ、『あおたん』はどうかしら」
 アオイ「………なんか恥ずかしいですね」

 アオイ→あおたん

 しのぶ「仁乃さんは『にのっち』とかどうですかね?」
 むう「たま〇っちみたい…」
 禰豆子「ムー(じゃあ寧々ちゃんは『ねねっち』かな)」
 有為「ボクは、仁乃さんは『鈍感娘』がいいと思いますね」
 寧々「……鈍感娘」


 仁乃→にのっちor鈍感娘
 寧々→ねねっち


 寧々「七峰先輩は『さっちゃん』とか可愛いと思います」
 アオイ「しのぶ様は『しーきょん』とか」
 しのぶ「……・しーきょん…」
 桜「……ナッツンとさっちゃんでやることになりそうね」


 桜→さっちゃん
 しのぶ→しーきょん


 むう「あぁっともう時間が来ちゃいました! すみませんっ」
 カナヲ「じゃ…私、カナちゃんで…」
 有為「ボクは『ういちー』で構いません」
 禰豆子「ムームー(ねずちゃんでいいよー)」


 カナヲ→カナちゃん
 有為→ういちー
 禰豆子→ねずちゃん


 むう「じゃあ私は……いつも通り、そのまんまでお願いします!」
 全員「次回もこのコーナーをお楽しみに!」


 ネクスト→柱の戦闘にかまぼこ隊も加わる!
      次回もお楽しみに!


 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.161 )
日時: 2020/05/17 18:28
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

し、しーきょん?きょん?きょんなの?しーちゃんとかならまだ分かるかもしれないけど…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.162 )
日時: 2020/05/17 19:10
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 すみませんボケです))殴
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.163 )
日時: 2020/05/18 15:07
名前: 蝶霞 ◆6.kXnLCqok (ID: SK5u95ln)

w
でもまぁ面白いから許すっ!((殴

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.164 )
日時: 2020/05/18 17:08
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

女子トークよかった……


皆推しに等しいくらい好きだから…
(女子キャラが)

第36話「求手名:新羅戦:前編」(3) ( No.165 )
日時: 2020/05/19 18:48
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 むうです。名前の件は「お知らせ」に書いてありますのでよろしく。
 更新遅くてごめんなさい。続き行きます。

 【かまぼこ隊・合流】

 しのぶ「煉獄さん。お腹の傷はすぐに縫ってください」
 煉獄「了解した。すまないが一時、戦闘を停止する」
 玄弥「こっちは俺たちで何とかする。気にしないで任せて下さい」
 煉獄「ありがとう。頼んだぞ」

 愈史郎「俺は炎柱の方へつく。あとは自分で何とかしろ」

 〜愈史郎、煉獄を連れて逃げる〜

 新羅「あーあ。逃げちゃったよ、求手名さん。何やってんのさ」
 求手名「ごめんミスった。ここから挽回する」
 新羅「頼りにしてるからね」

 善逸「あ、あのさ。何とかしろって言われたけどさ、操られたり毒の術使われたりで
    勝ち目あるかってね!?」

 仁乃「勝ち目ゼロのとこを今までくぐりぬけて来たじゃない」
 伊之助「おい紋逸! ゴチャゴチャ言ってねぇで戦え!」

 光「良し俺も…。…ごめんけど俺の武器、敵の腹に刺したまんま…」
 睦彦「さっさと取って来い!」

 光「でも攻撃食らうかも…」
 睦彦「俺と伊黒さんで守ってやる。貸し一つな」
 伊黒「おいお前何勝手に…。ったく仕方ない。足を引っ張るなよ」


 光「分かった。頑張って守ってくれ」
 睦彦「俺と伊黒さんって、ちょっと独特なコンビだよな」
 義勇「……」
 伊黒「これっきりだぞバカ垂れ。俺に指図するなドアホ」

 〜光たち三人、求手名の元へ〜

 睦彦「胡桃沢、そっち頼む! ついでに善逸のお守りも頼む」
 仁乃「OK。良し皆行くよっ」

 善逸「ちょっと睦彦今なんて言った? お守り? 俺の?」
 しのぶ「ビービー泣いて赤ん坊みたいだと思ったのでしょうね」ニコ
 善逸「しのぶさんまで!」

 伊之助「テメ—はずっと寝てりゃいいんだよ」
 善逸「あーもうすみませんね!」

 〜仁乃チーム、新羅の元へ〜


 〈睦彦サイド〉

 光「とぉりゃああああっ!(全力疾走)」
 求手名「ふん。血鬼術…」


  ビシャッ

 睦彦「光の呼吸・弐ノ型 光線昇降突!」
 求手名「! 斬られたっ。早くて見えなかっ」
 伊黒「よそ見とは余裕だな。壱ノ型・委蛇斬り(ブンッ)」

 求手名「……えいっ!(拳を突き出して刃の攻撃を食い止める)」
 光「死角がスカスカだぜ。俺の武器は返してもらう!」

 〜光、求手名の手から武器を奪い返す〜


 光「おらぁ! この手の中に宿るは家宝の雷霆杖! とぉえすっ」
 求手名「(左手で錫杖を掴む)こんなもん、ボキっと折ってやる!」
 光「……掴んだな。食らえっ」


  ビリリリッ


 求手名「ギャッッ(錫杖から出た雷に感電)」

 伊黒「……チッ。あと少しで刃が通るんだが…っ」
 睦彦「(ガキンッ)俺も手伝うぜ。刃、押し込んだぞ。光、そのまま攻撃頼む!」
 光「りょーかいっす! 鬼にも効くんすね。よかった」

 求手名「お前ら…」
 睦彦「伊黒さん今だ!」
 伊黒「誰がいつお前に命令しろと言った(ビシャッ)」


 求手名「右腕が斬られたっ」



 〈仁乃サイド〉


 新羅「あれれ? 求手名さん弱っち—なぁ。まあ呪いがあるんだから仕方ないか」
 玄弥「バンッ バンバンッ(←銃撃)呪いって、宵宮の兄貴の…」
 新羅「そうそう。術の効果を、求手名さんはいっぱい食らっちゃってさ」

 
 しのぶ「ならば好都合です。あちらを参人に任せて私たちはこっちを」
 仁乃「そうですね。こいつは精神攻撃が出来る。操られないようにしないと」

 新羅「…仕方ない。求手名はもうサヨナラだ」
 一同「え?」

 求手名「待て! まだアタシは戦える! それだけは絶対にやめて!」
 善逸「何だよ、何をする気だよっ」

 新羅「何も知らないようだから教えてあげる。ボクたち六新鬼月は共食いをするんだ」
 義勇「……まさか、お前、同胞を捨てる気か!?」

 新羅「使えない奴は切り捨てて当然。英断だろ?」
 求手名「やめて! 助けて! ギャッッ」
 新羅「(ブンッ)んじゃ、バイバイ。一緒に戦えて楽しかったよ」

 仁乃「やめろ———!!!」


     ガブリ



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:今日から『振り返り編』スタート!


 むう「えー、こっちのコーナーでは旧名でやっていきます」
 花子「今日は何をするの? エ〇いこと?」
 寧々「ブンッ」
 花子「殴らないでよ八尋」

 むう「えー、クライマックスですが、これまでの話を振り返ってみるのもいいかと」
 桜「要するに、『クライマックスまでの振り返り』ってことね」

 むう「そうです。てわけで今日から、花子くんキャラと一緒に第1話から振り返ります」
 夏彦「俺たち、第5章からの登場だしいいかもね」
 つかさ「うわーい面白そうっ」

 むう「では第1話『おはよう』の振り返りから。簡単に言うと、蝶屋敷で目覚めたよって言う」
 光「何で蝶屋敷からスタート?」
 むう「続編スタートってことで、最初はワイワイするのがいいかなーと思って」


 寧々「なるほどー」
 むう「しのぶさんとむいくんがケンカするというきっかけにもなった回だね」
 花子「ウエスト入らないとか殺害されたとか、時透失礼だね」
 桜「……女子としては、怒ったしのぶさんは流石だと思うわ」


 夏彦「このコンビくっつける! っていうのは最初からあった?」
 むう「ううん、成り行きでこうなったっていうか…」
 つかさ「ふーん。俺としては、最初柱の名前が分かんないのが面白いと思ったよ」

 むう「そうなの…。そのぶん、キャラの個性をしっかり描かないといけなくて」
 一同「ほー」

 むう「例えば蜜璃ちゃんだったら『だわ』『ね』とかを語尾につけたり」 
   「煉獄さんだったら語尾に!マーク、むいくんは語尾に『…』とか」
  

 桜「工夫してるのね」
 むう「そうなんです。鬼滅キャラはなんとなく分かるけど、花子くんキャラはむずくて」
 花子「え、そう?」


 むう「花子くんだったらちょっと語尾を上げる感じ。『だよぉ』とか、語尾上がり感を出したり」
   「つかさくんは、とにかく(怖い時も)明るく、伸ばし棒を多く使ったり」
   「寧々ちゃんは一番難しくて苦労してます」


 一同「ふむふむ」
 むう「というわけで、今日の振り返りはおしまい。気になったらまた話を見てみてね!」




 ネクスト→求手名を食べて強化してしまった新羅に全力で挑む一同。
      次回もお楽しみに!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.166 )
日時: 2020/05/19 17:24
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【回覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ】

 〜実際に鬼滅ラジオを元にして書いてます〜
 〜長くなる予定なので第二弾もあります、お楽しみに!〜


 炭治郎「どうもー。竈門炭治郎役の竈門炭治郎です!」
 善逸「www 我妻善逸役の…役いる?」
 炭治郎「いりません!」
 善逸「www」


 善逸「改めまして、我妻善逸役の下…じゃなかった、我妻善逸です」
 炭治郎「このラジオはリスナーの皆さんと共に『六人の軌跡』を熱く語り合う、」
 二人「血風剣劇冒険ラジオです!」


 炭治郎「てことで始まりました! 2000突破記念!」
 善逸「いやぁね、この小説も大分長い事やってるけど、嬉しいねっ」
 炭治郎「2000って結構おっきな数字ですよね」
 善逸「そうだねー。読者さんには感謝しかありません!」


 炭治郎「てわけで善逸!」
 善逸「はいよっ」
 炭治郎「今日もゲストが来てるんですよ」

 善逸「ていうかさ、前に【人滅ラジオ】あったくない?」
 炭治郎「ゲストが来てるって言ったの無視しましたね」
 善逸「ごめんね? ゲストは嬉しいよ当然ね」

 炭治郎「ま、まあ、ありましたね。童磨と猗窩座と累のやつ」
 善逸「サクシャが調子に乗って作った奴ですよ!」
 炭治郎「でもあれ結構視聴率(←)取れてましたよね」
 善逸「そうなの?」


 炭治郎「え、話がずれてしまいましたが!」
 善逸「すみません!」
 炭治郎「今日のゲストは!」
 善逸「はい!」

 炭治郎「俺の妹と…」
 善逸「と? え、もう一人くんの?」
 炭治郎「はい。この方々です!」


 禰豆子「どうもー! 竈門禰豆子役の竈門禰豆子でーーーす! &、」
 花子「どうもー! 花子くん(柚木普)役の花子でーす!」


 善逸「ねーずこちゃあああああああん!」
 花子「いえーーーい!」


 炭治郎「はい。というわけでゲストに、禰豆子と花子くんが来てくれました」
 花子「よろしくーっ」
 善逸「やったあああああ!」


 炭治郎「というわけで、花子くんには軽く自己紹介をっ」
 花子「OK。かもめ学園七不思議七番目、トイレの花子さんです!」
 禰豆子「ていうかみんな、○○役の○○方式で行くんだねw」

 善逸「というわけで、三十分(←おい)熱くお付き合いください!」


  ♪



 炭治郎「改めまして、竈門炭治郎役の竈門炭治郎です!」
 善逸「我妻善逸役の我妻善逸です」
 禰豆子「竈門禰豆子役の竈門禰豆子でーす」
 花子「花子くん役の花子です!ww」


 炭治郎「今日はですね。ちょっとしたアソビをしようかと」
 花子「おお!」
 善逸「何すんの?」


 炭治郎「王様ゲームって皆さんご存知でしょうか?」
 禰豆子「www まじっかぁ…」
 善逸「でも人数少なくない?」

 炭治郎「あとから、人増えます」
 花子「増えるんだww ゲスト二人じゃないじゃんww」
 炭治郎「はい!」


 禰豆子「それでは、王様ゲーム、お楽しみに!」
 花子「シーユーネクストタイム!」

 −−−−−−−−−−−−

 (ラジオの舞台裏)

 童磨「………みんな、号令出したらサプライズで登場だからね」
 累「そんな事台本になかったですよ」
 童磨「だからサプライズだって」
 猗窩座「お前ら暇だな」





 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.167 )
日時: 2020/05/19 18:20
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

165>>教化ではなく強化では…?ごめんなさい
orz(土・下・座☆)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.168 )
日時: 2020/05/19 18:21
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 うん、誤字った…。
 指摘してくれてありがとう。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡  ( No.169 )
日時: 2020/11/17 16:01
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


【鬼滅ラジオ2】

 炭治郎「さて、前回も言った通り、今日は何をするんだっけ?」
 花子「はいはーい俺知ってる! 女子キャラとランデヴ…」
 善逸「花子ぉ————!(ビターン!)」
 禰豆子「……大丈夫?」

 炭治郎「ランデヴー…ではありません。王様ゲームです!」
 一同「いえーーーい!」
 炭治郎「てことで、皆さん入って来てください!」


 無一郎「どうも…。あ、ちょっと兄さん足踏まないで」
 有一郎「あ、ごめん」
 
 有為「ったく、睦彦くん! 今日はあなたのラブラブシーンはいらないんです!」
 睦彦「は?」
 有為「いい加減仁乃さんと手をつなぐのはやめたらどうですか? ボケナス」
 睦彦「っんな、お前、俺がいつ手を握ったって言うんだよ!」

 夏彦「え、嘘でしょマジですか?」
 蜜璃「キャー! 青春って甘いのね〜」
 つかさ「ホント—なの睦彦!」
 
 睦彦「違うって言ってんだろうが!な、なぁ胡桃沢…」
 仁乃「むっくん、覚えてないの? タクシーの中で私の手を…」
 睦彦「お、おいやめろよ、そんな冗談、笑わせんなっ」

 伊黒「フン。ゲームに行くまで何分かかってるんだアホ」
 煉獄「まあこういうのもいいではないか! ゲーム前の余興だと思えば!」
 宇髄「俺も派手に賛成する! 派手はいいぜ」

 悲鳴嶼「お招きいただき感謝する…南無阿弥陀仏」
 実弥「それで? 冨岡はこんなとこでも一人ぼっちだなァ? ああん?」

 しのぶ「タピ岡さーん。あ、すみません冨岡さんでしたね。うっかりです♪」
 義勇「俺はタピオカじゃない…」

 桜「実は私紅茶をいれてきたの。飲む?」
 光「お、あざっす七峰先輩! (ゴクゴク)」
 桜「あ、いれたばかりだから熱い…」
 光「あっつ!!」
 桜「言うのが遅かったようね」

 炭治郎「では皆さん。早速ゲームを始めましょう!」
 光・寧「やったー」


 お館様「ではみんな。ここの箱の中から棒を取っておくれ」
 花子「ちなみにぃ、棒には数字が書いてあるので、確認してね」
 善逸「王様の番号はお館様が決めます。ってことで俺はコレ!」

 一同「(箱の中から棒を取る)」

 有為「……こんなおままごとの何が楽しいのかボクにはさっぱり」
 有一郎「楽しいとかそういうもんじゃない。地獄だ。怖い…」
 花子「言っとくけどぉ、俺Sだから」

 禰豆子「うわー。すごー(棒)」
 お館様「みんな、数字は見たね。じゃあ5番は王様」



 無一郎「……僕だ」
 しのぶ「おめでとうございます」
 炭治郎「こ、怖いんだけど、なあ善逸」
 善逸「ギャ————! 時透くん、簡単な奴にしてね?(涙)」


 無一郎「……どうだろう(ニコッ)」
 有一郎「む、むいちろう…(泣)」

 光「先輩、大丈夫っス! 当たらないことを祈りましょう!」
 寧々「そうねっ。一緒にがんばろ!」


 無一郎「……では。10番は2番に告ってください」
 一同「ギャ——」


 炭治郎「俺ではない。良かった…」
 善逸「俺も回避だ。ってわけで見る側にうつるねぇ〜」
 禰豆子「私も、無事だった〜」

 光「俺も違うな。誰だろ…」
 桜「さぁね。少なくても私じゃないわよ。ナッツンじゃない?」
 夏彦「残念なことに違うんだよね☆」
 つかさ「あーつまんないの。俺も外れちゃった」


 花子「・・・・・・・・・・」
 寧々「・・・・・・・・・・」


 実弥「隠す気がなさそうだなァ? おいどっちが10番だ」
 義勇「良かった……」



 花子「な、ななななに言ってんの。俺な訳ないじゃんねえ、ヤシロ」
 寧々「そそそそ、そうね、何言ってるのかしらみんな」


 有一郎「(チラッ)花子、お前10番だろ。八尋が2番だ」
 無一郎「……頑張ってね(ニコッ)」

 善逸「う、嘘! 凄い偶然! 花寧々カップル! キャー!」
 蜜璃「キャー—————! どうなるのかしら〜」

 睦彦「(危なかった…胡桃沢と当たってたらどうなってたか…)」
 仁乃「ふぅー」


 光「花子! 俺は認めないぞ! たとえゲームだとしても!」
 つかさ「あまね、頑張ってー」


 寧々「(ドキドキドキドキ)無一郎くん、これ、ナシってわけには…」
 無一郎「何言ってるの君? そんなわけないじゃない」
 寧々「ですよね」

 花子「・・・・・・・・・・・・・」
 寧々「・・・・・・・・・・・・・」


 睦彦「あー鬱陶しい! 沈黙やめろ! バーカバーカ!!」
 花子「(ムッ)刻羽。うるさいんだけど」
 睦彦「あんなにさんざん俺のことからかったくせに自分のことになるとこうだな!」
 花子「うるさいって言ってるんだけど」


 善逸「(睦彦いきいきしてる…)」
 

 睦彦「こんのクソダサ便所虫野郎! お前のしみったれた面なんてみたくねえ!」
 花子「クソダサ便所虫野郎って何だよ! 嫌味?」
 睦彦「そーだよ嫌味だ! 腹くくってさっさと終わらせろバーカ!」

 お館様「睦彦? あまりからかうのはいけないよ」
 花子「あーもうハイハイ分かったよ。やればいいんだろやれば」

 一同「(口車にまんまと乗せられちゃった…)」


 花子「……ヤシロ?」
 寧々「うん…」
 花子「……俺は………君の……ことが…」


 炭治郎「(ギャ——ッッ)」
 禰豆子「(ギャ—ッ)」
 伊之助「あー腹減った」
 桜「クッキーあるわよ」
 伊之助「お、用意いいなお前」


 花子「(ムカッ)………ヤシロの、ことが…好きです……///」
 寧々「………………///////////」


 無一郎「あ、もういいよ。ありがと。ご苦労様」
 一同「お前が命令したんだろ————!!!」


 ・・・・ガチャッ

 一同「え?」



 猗窩座「やっほー♪ あかざのお時間でーす」
 童磨「いえーーーーい。俺たち三人あわせて、」
 累「トウェルヴモンスターズ!」


 一同「・・・・・・」


 猗窩座「だから言っただろうが滑るって! こんのアホ!(童磨の頸を掴む)」
 童磨「ちょ、やめて猗窩座殿! やめてってば。話聞いてる?」
 猗窩座「お前は地獄に落ちろ。そんで、一番悲惨な死に方で死ね」
 童磨「悪口が過ぎるよ〜」

 累「あ、すみませんが僕も………今すぐにあなたを縛ってやりたいんですけど」
 童磨「・・・・・・メッ☆」
 累「血鬼術…」


 炭治郎「以上、鬼滅ラジオでした。お相手は竈門炭治郎と、」
 禰豆子「竈門禰豆子と、」
 善逸 「我妻善逸と、」
 花子「花子。そしてスペシャルサンクスの皆さんでした。ばいばーい」


 ♪


 ネクスト→次回は戦闘に戻ります! お楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.170 )
日時: 2020/05/20 19:13
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

王様ゲーム、花子くんのスピリンオフ(とか言うやつ)にあった!


新しいの求む!
「○○○役の○○○です」は吹いたwwwwww

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.171 )
日時: 2020/05/20 19:22
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

  え、ソナノ、知らないで書いた
  スピンオフより面白くできればいいな!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.172 )
日時: 2020/05/20 20:52
名前: 蝶霞 ◆6.kXnLCqok (ID: SK5u95ln)

出た花寧々!

第37話「求手名:新羅戦:後編」 ( No.173 )
日時: 2020/05/21 16:26
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 今日の夢に睦彦が出てきて、「四季の呼吸・壱ノ型 春雷」と言ってました。
 ……いやそれ仁乃だろ))でもカッコよかったから許す。
 皆さんの夢の中にも、この小説のキャラが出てるかな? 出てたら嬉しいな。


 新羅「これで、求手名の能力も全部ボクのモノ。ふふふ」
 仁乃「…………」
 伊之助「テメエ……!」

 新羅「何、君。なぜこんなことで怒るわけ? まだ分かんないの?
    鬼の世界は弱肉強食なのサ」

 義勇「求手名はお前の同胞だった! お前は彼女を裏切った!」
 新羅「そうだよ? 求手名は俺の体の中で永遠に生きてるんだ。離れ離れになんてするもんか」

 善逸「お前のその行動は、思いやりとは言わない。ただの脅迫じみた束縛だ」
 玄弥「そうだ! テメエが思うようなものとは違う!」

 しのぶ「これが六新鬼月。醜悪な性質、どす黒い欲心…何と言うことでしょう」
 伊黒「鬼はみんなそういうものだ。例外は近くにいるがな」

 
 光「テメェッ。自分のしたこと分かってんのか!」
 新羅「うるさいな。………ちょっと黙っててくれる?(ブンッ)」


 〜新羅が手を振ると地を揺るがすほどの風が吹き荒れ〜


 一同「うわっっ(風に吹っ飛ばされる)」
 睦彦「早く受け身を取れ! 今すぐっ」


 新羅「アハハハハ。滑稽だなぁ。ねぇ求手名? 君も見てるでしょ?」



 仁乃「四季の呼吸・壱ノ型 春雷!(ブンッ)」
 睦彦「光の呼吸・伍ノ型 斜光斬り!(ブンッ)」

 〜にのむつコンビ、技を出して受け身を取る〜


 玄弥「助けてくれ! 俺は呼吸が使えねえんだ! 着地できねぇ、やばいっ」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!」


 〜善逸、玄弥を抱えて受け身を取る〜



 善逸「大丈夫か、玄弥」
 玄弥「おう、助かった」


 しのぶ「皆さん。上弦の零の弐は危険です。今すぐに処罰しましょう」
 煉獄「待たせたな! 私もこの非道な行い、許してたまるものか!」
 伊黒「煉獄、腹の傷は大丈夫か」
 煉獄「大丈夫だ! 行くぞみんな!」


 一同「はい!」



 睦彦「善逸、光、ついてこい。光属性同士の連撃をかましてやろうぜ」
 光「いいっすね! 了解っす!」
 善逸「(寝ながら)足を引っ張るなよ睦彦」
 睦彦「ハァ—ン? それはこっちのセリフじゃいっ」


 しのぶ「蟲の呼吸・蜂牙ノ舞 百足蛇腹!(グサッ)」
 新羅「グッ……。速いね君。避けきれなかったよ」
 しのぶ「そうですか。避けなくて結構ですよ。あなたは死んでください」


    ドクン


 新羅「ゴホッ ゴホゴホッ これは毒かな?」
 しのぶ「そうです。効いてきたでしょう?」
 新羅「………ごめんけど、ボク、この毒効かないなあ」


 しのぶ「そんなバカなっ」
 新羅「何せ今のボクの体力は、求手名+新羅だもん。耐性も二人分なのさ」

 睦彦「そんなことどうでもいい! 雷の呼吸・肆ノ型 遠雷!(ビシャッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!(ブンッ)」
 光「…食らえ、雷霆杖の力っ! おらぁっ(ドスッ)」


 〜光の錫杖が新羅の胸に突き刺さり〜
 〜善逸と睦彦の斬撃が新羅に届き〜



 新羅「………血鬼術・呪縛の言霊。柱とこの三人以外のみんなは死ね」


 柱一同「何言って…グッッ(大きくよろける)」
 光「な、なんだお前何しやがった!」

 玄弥「うっ…急に、冷や汗が、流れて…(ドサ)」
 仁乃「玄弥! 大丈夫? ……しっかり、し、…て…(ドサッ)」
 伊之助「………花乃ォ……」



 新羅「………アハハハハ! 敵に背を向けるなんて! じゃあ遠慮なく…」
 善・睦・光「やめろ————! (駆け出して)」


 新羅「じゃあね。おやすみ(ブンッ)」




  ・・・・・・・・・


  ・・・・・・・・・



  ・・・・・・・・・




      ビシャッッ 




  ・・・・・・・・・
  

  ・・・・・・・・・


  ・・・・・・・・




 しのぶ「(顔を上げて)!!」
 煉獄「……何をしている、早く止血しろっ!」
 伊黒「アホ! こっちに構うなっ」
 義勇「睦彦—————!」


 善逸「む、睦彦?(思わず睦彦の方を見て)!! お、お前、何やってるんだよ…」
 光「睦彦、お前、右足…斬られてっ」


 睦彦「フゥ—。フゥー。………それはこっちのセリフだ、善逸、光」
 善逸「は? な、何言ってんだよ、お前、足ねえじゃんかっ」

 睦彦「俺がかばわなきゃお前らがやられてた。みんな死んでた」
 光「でも、俺、足の一本や二本くらいっ」


 睦彦「馬鹿言うんじゃねえ! お前らは五体満足がどれだけ幸せなことか知らねえだろ!
    お前らは…柱のみんなを守ればいいだけの事だろうが…っ」



 〜睦彦の斬られた右足から、血がポタポタと滴り落ちる〜


 仁乃「むっくん……っ ごめん……っ!」
 睦彦「何でお前が謝るんだよ、お前は悪くないだろ」


 新羅「アハハ、かばって足斬られてる! バカなのかなぁ?」
 玄弥「黙れ! お前に何が分かるっ」


 睦彦「俺のバランス神経がいいの、知ってるだろ。片足失くしても刀は振れる」
 伊黒「なんでそんなことが言えるっ」

 睦彦「利き手は失ってないからだ。善逸、光、胡桃沢たちを頼む。終わったら戦え」
 善逸「お前っ……睦彦っ」
 睦彦「おい、行けって言ってんだろうがこの臆病者!」


 光「……っ。サンキューっす! くれぐれも、無茶はするなよっ」
 仁乃「光くん、早くむっくんを、むっくんを…っ」
 光「睦彦が命がけで作ってくれた時間っす。有効活用しないと」
 仁乃「でも……っ。それじゃ、……」



 〜善逸、光、皆を安全な所に避難させる〜



 睦彦「(包帯を右足に巻く)フゥーフゥー」
 新羅「君は馬鹿なの?」
 睦彦「……そうだよ、俺は…バカだ…。わがままで、強情で、虚勢張って、目だって…」


 睦彦「……でもお前にバカと言われる筋合いはねぇっ!」
 新羅「ふふふふ、君、死ぬの怖くないの?」

 睦彦「……鬼殺する奴に『命の保証なくても平気』なやつはいねぇ! 
    テメエは、……絶対に、許さねえ!」



 新羅「やれるものならやってごらん。ボクも全力でやる」
 睦彦「……フー。ハァー。望む、ところだ!」




 −−−−−−−−−−−


 炭治郎「……血の匂いがする…。不吉な、血の匂いが…」




 ネクスト→片足を失くした睦彦VS新羅。
      その戦いの行方は? 次回もお楽しみに!
 

 

第37話「求手名:新羅戦:後編」(2) ( No.174 )
日時: 2020/05/21 18:48
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 〈光side〉

 光「……大丈夫ですかみんな」
 義勇「ああ。なんとかな…」
 しのぶ「睦彦くん、私は、また失敗を…」
 
 伊黒「アイツ…。柱の地位にありながら、俺は下級の仲間を守れなかった…」
 煉獄「…そればかりか、逆に睦彦少年に助けられて…。不甲斐ない…っ」

 伊之助「花乃…」
 玄弥「胡桃沢は、そっか。アイツと一番付き合いが長いんだっけ…」

 仁乃「うわぁぁぁぁぁぁぁん!! ……ひっく ひっく」
 善逸「仁乃ちゃん…。(仁乃の肩に手を置く)」
 仁乃「触らないで!」
 善逸「…………」

 仁乃「私のせい。全部全部私のせいなんだ。私が悪いんだ」
 光「……そんなこと、ないっす」
 仁乃「じゃあ何でむっくんは斬られたの? 私が自分の命も守れないからでしょ?」

 しのぶ「……仁乃さんのせいじゃないです。もちろん、誰のせいでも」
 義勇「そうだ。だから気に病む必要はない…と言っても…」
 伊之助「気にしちまうよな。あんなことになったら…」


 仁乃「何で私が守られる方なの? 反対だったら、鬼だしすぐに回復するし、何でっ…」
 善逸「こんなこと言っちゃなんだけど、多分アイツは仁乃ちゃんがいたから動いた」
 光「おい、善逸!」

 仁乃「どういうこと?」
 善逸「それは俺が言っちゃダメだよ。睦彦に殴られて蹴られて髪掴まれる」
 伊黒「何だその暴力的行為は」


 しのぶ「つまり睦彦くんは、仁乃さんにどうしても伝えたいことがあるのでしょう」
 仁乃「どうしても…」
 善逸「だから、何ていうのかな…睦彦は仁乃ちゃんに死んでほしくないんだよ」

 仁乃「私も同じ。むっくんに死んでほしくない」
 煉獄「…大丈夫だ胡桃沢少女。睦彦少年は絶対に死なせない」
 光「みんなで、一緒に守ろう」


 仁乃「……………うわぁぁぁぁぁん!!」
 伊之助「ちょ、オイ、お前何泣いてんだっ」
 仁乃「……嬉しいから泣いてるの! 伊之助さんの馬鹿!」
 伊之助「ハァ—? 」


 光「よし、俺は戻るっす。アイツを守ります」
 仁乃「……よろしくね」
 善逸「行くぞ光! 絶対に睦彦を死なせるな!」



 −−−−−−−−−−−



 〈睦彦サイド〉

 睦彦「光の呼吸・漆ノ型 柳暗花明!(ブンッ)」
 新羅「おっと(避ける)。……当たらないな。やっぱり片足だと限界があるよね」


 睦彦「舐めんな……次は当てる。絶対に」
 新羅「出来るといいけど。血鬼術・炎毒被!」


 〜新羅の体が毒でおおわれる〜

 新羅「これで君はボクの間合いに入れない」
 睦彦「くそっ。(……どんどん血が外に流れてく…)フゥー、フゥー」


 睦彦「でも……俺には、奥義があるからな…っ」
 新羅「え、ホント? 嘘つかないでよね」
 睦彦「誰が嘘ついてるって言った! ホントだ」

 

 仁乃『これね、珠世さんが開発した薬。これを飲むと血鬼術が使えるんだって』
 累『効き目も効果も分かんないけれど、役には立つからって』
 
 炭治郎『戦闘に行く前に全員飲んでおこう。いざってときの為に』



 睦彦「(……最悪の場合、血鬼術で何とかできる…)」
 新羅「ボク、早く骸さんのところに行きたいんだよね。ていうことで君は…」


 新羅「血鬼術・眼導主従」
 睦彦「グッ…(しまった、精神攻撃…っ)」
 新羅「そう、ゆっくり、刀を、自分の体に突き刺して…」


 睦彦「やめろ……俺の体…止まれ…」



  カキンッッ


 善逸「(睦彦の刀を自分の刀で受け止める)お前は死なせないぞ…!」
 睦彦「善逸…!(術の効果が消える)」
 善逸「……光、やれ———!」

 光「オッケー! おりゃああっ(錫杖を振り回す)」
 新羅「そんなめちゃめちゃな攻撃がボクに効くとでも?」
 光「………俺たちはお前が思ってるほどバカじゃない。取りあえずこれを見ろ」


 光「(右手に隠していた魚を見せる)…この魚、色変じゃね?」
 寧々(魚)「………(仕方ないのよ寧々! 皆を守るためなの、我慢)」
 新羅「確かに、こんな魚初めて見るよ」


 善逸「………」


 光「実はこれを食べると、体力が倍以上に増えるんだって」
 新羅「嘘でしょ、助かりたいからって嘘つくんだね君」
 光「……聞いてくれよ、お前今かなり危ないから」



 新羅「え?」
 光「……かかったな。これで終わりだ」


 善逸「……血鬼術…………雷光瞬殺……!」
 新羅「な、何だこれ。体に稲光みたいな紋様がっ」



 〜ゴロゴロゴロッッ ビカッ〜



 新羅「ギャぁぁぁぁッッ(紋様から雷光が放たれ、身体をバラバラに刻む)」
 睦彦「善逸の、血鬼術…」


 新羅「人間が血鬼術を使うなんて! どうなってるんだ…っ」
 睦彦「お前が思ってる以上に、世の中は単純じゃないぜ」
 光「……トイレの花子さんがいて、魚になる先輩がいて、ヘンテコな敵がいて」


 睦彦「術つかえる同期がいて、人を襲わない鬼がいて、変な薬作れる人もいて」
 光「……世の中の仕組みにあらがって、俺たちはアンタを倒す!」



 新羅「あ、頸崩れたっ。ど、どこ行った? …ヤバイ、これはやばいっ」
 求手名『……惨めだな』
 新羅「求手名!? おいどこから声が聞こえて…」

 求手名『………ねぇ新羅。なんで私を食べたの? 信頼してるって言ってただろ』
 新羅「……本当は、食べたく、なかったんだけど…」
 求手名『嘘をつくな! お前がアタシにしたことは、絶対の絶対に間違ってた!』

 新羅「ごめん、ボクが悪かった! 許してよ!」
 求手名『一生許さない。死んでも許さない。絶対に許さないから』



 新羅「どこだよ、ボクの頸……っ 頸さえつながれば…」



 睦彦「(ガクっ)………フゥー。ハァー」
 善逸「お疲れ。立てるか? 最悪、負ぶってやってもいいんだけど」
 睦彦「何だよそれ。めっちゃくちゃ恥ずかしいじゃんか」
 善逸「仕方ないだろお前足ないんだから」

 睦彦「じゃ、よろしく」
 光「……頸、あった。俺持ってるっす」


 善逸「お前、これ終わったら仁乃ちゃんに、とうとう言う?」
 睦彦「………勇気出して言うかも」
 善逸「頑張れ」




 


 新羅「………みんなみんな、大っ嫌いだ! 血鬼術……永久夢生!!」
 善・睦・光「……あれ、なんだか、眠気が…」



 新羅「全員、眠っちまえ!」
 善・睦・光「……(ドサッ)」




 【出張編・大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:睦彦について


 むう「……ごめん、そしてありがとう睦彦!」
 睦彦「…………フン」
 むう「ケガさせちゃってごめんね?」
 睦彦「……この小説の感動シーンのきっかけになる話、それがこの回」

 むう「うん、そうそう。最初から睦彦にケガさせることは決まってたんだけど…」
 睦彦「マジかよ。ぜんぶ作者の思い通りかよ。ふざけやがって」
 むう「で、でもでも、恨まないでね?」

 睦彦「プードゥ人形ってどこで売ってるのかな」
 むう「ギャ———!」

 
 二人「次回もこのコーナーをお楽しみに!」


 ネクスト→術にかかった一同。どうなる?
      次回もお楽しみに!


 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.175 )
日時: 2020/05/22 07:37
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

な、な、な、な…なんだよこの神回ぃいいいいっいつも神だけどさ!?むっくん(の足)が〜〜;д;
え。何々。睦彦。君終わったら何言うの、ねぇねぇ。仁乃に何言うの((殴





善逸の血鬼術かっけー。
あ、私夢にね。上弦の零と仁乃睦とかまぼこ隊+αが出てきたよ{ガチで}早く続きが見た過ぎてもう自分の夢に出てきてしまってさ!アハハ求手名が新羅に食べられてるシーンを頭の中で想像してたせいかな。食べられてるシーンが…オェ((殴
まぁ鬼滅ですから血とかは慣れてますけどね。流石に怖かった。求手名がこっちに向いた時に覚めました☆ぶっちゃけですね…求手名可愛((

第37話「求手名:新羅戦:後編」(3) ( No.176 )
日時: 2020/05/22 13:50
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

  w(‾△‾;)wおおっ! 出てきたのか夢に!
私も見たかったあ〜


〈善逸サイド〉

 善逸「ん…(目を開ける)。ここは、どこだ…?」



  周りには何もない。
  ただただ、白くて広い空間が広がっている。


 善逸「確か俺、術にかかって…。ここに転移させられたのか?」
 新羅『ここは君の夢の中』
 善逸「夢?」
 新羅『扉を探せば現実に戻れる』


 善逸「と、扉? 扉を探せってこと? …取りあえず皆を探そう」
 新羅『ここに君以外の人が必ずいるとは限らない』
 

 善逸「そうでしょうね!? だって俺の夢だもん。でも…」
 新羅『なに?』
 善逸「いるかもしれないじゃん」



  テクテクテク


 善逸「睦彦ー! 伊之助ー、仁乃ちゃ—ん、玄弥ー!」


  シーン


 善逸「俺だよ、我妻善逸。いたら返事してよぉ。寂しいよ!」
 チュン太郎「チュン! チュンチュン!」
 善逸「チュン太郎? お前、俺を見つけてくれたの?」
 チュン太郎「チュンチュン!」


 善逸「ありがと〜。嬉しいよぉー。あ、そうだチュン太郎、皆がどこにいるか分かる?」
 チュン太郎「チュンチュン!(高く飛び立つ)」
 善逸「よし、行こう」




 〈仁乃サイド〉


 仁乃「…どこ、ここ…」
 ??「あら、仁乃? そこにいるの?」
 仁乃「え? 誰?」


 ??「お姉ちゃんに向かって、誰なんて言うのね」
 仁乃「麗乃お姉ちゃんっ? ど、どうしてここに…」


 麗乃(長女)「あなたこそどうしてこんなところにいるの? 早く家に帰りましょう」
 仁乃「……え」

 桜子(四女)「仁乃ちゃん、おうちにかえろ?」
 仁乃「桜子? 何であんたがここに…」
 奈乃(三女)「お姉ちゃん、帰ろうよー」
 仁乃「奈乃、あんた死んだんじゃないのっ?」


 美子(五女)「おねえちゃん何言ってるの…」
 奈乃「早く帰ろ。今日ね、布が凄い売れたんだよっ」


 仁乃「………嘘でしょ、生き残ったのは私だけだったはず」
 麗乃「仁乃、あなた今日変よ。熱でもあるの?」
 仁乃「ううん。何でもない」


 美子「帰ろ」
 仁乃「ごめん。私は、皆と同じところには行けない。ごめんね」
 麗乃「仁乃?」


 仁乃「(これは夢だ)奈乃、桜子、美子。お姉ちゃんをよろしくね」
 桜子「仁乃ちゃん、いっしょに…」
 仁乃「お姉ちゃんは、会わなきゃいけない人がいるの」


 麗乃「仁乃、好きな人ができたの?」
 仁乃「………それは秘密!」



 仁乃「ごめんね。ばいばい(回れ右をして)」
 美子「お姉ちゃん置いて行かないで!」
 仁乃「…………ごめん(走り出す)」



 仁乃「(これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ)夢だったら、どんなにうれしいか」



 〈睦彦サイド〉


 光彦(兄)「睦彦、お前また掃除サボって!」
 睦彦「……兄ちゃん…」
 光彦「どした? さては、父さんを騙したの悪いと思ってるだろ」


 睦彦「………」
光彦「ったくお前は世話がかかる弟だな。ゴチャゴチャ言わずに素直になればいいのに」

睦彦「親父は元気か?」
光彦「ああ、元気だよ。元気すぎてこっちが困るくらい」
睦彦「そっか」

 光彦「あ、その袴…。『神社を継いだ時に着ろ』って言われただろ?」
 睦彦「兄ちゃん、ごめん」


 光彦「何であやまるんだよ」
 睦彦「……」


 光彦「? お、お前怪我してるじゃねえかっ」
 睦彦「ああ、これ、名誉の負傷」
 光彦「手当しなきゃ」
睦彦「いいよ、直ぐに治るし」

 睦彦「……それより兄ちゃん、俺、好きな人できたよ」
 光彦「そうか。また紹介してくれよ(ニコッ)」


 睦彦「……(回れ右をして)…それは、多分、無理かな。じゃあな、兄ちゃん」
 光彦「おう。元気でな」



 睦彦「……さて、皆を探さなきゃ」




 
 
 

 

 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.177 )
日時: 2020/05/22 16:28
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

え。えと…チュ、チュンタ…((現実逃避の一つ。
キョロキョロ…ファっ!?((殴

第37話「求手名・新羅戦:後編」(4) ( No.178 )
日時: 2020/05/22 16:52
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈伊之助side〉


 伊之助「あ、しのぶ!」
 しのぶ「伊之助くん、それに、冨岡さんと伊黒さんも」
 煉獄「胡蝶か! 取りあえず、合流出来てよかった!」
 
 伊黒「フン。それで、扉のありかは見つかったのか」
 しのぶ「それが、まだ…。それよりも皆さんと合流しなければなりません」

 伊之助「んじゃ俺様の出番だな! 獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚!」



  〜ギュイン〜


 義勇「どうだ、見つかったか?」
 伊之助「ああ、あっちに紋逸と玄弥がいる! 行こうぜ!」
 伊黒「了解した」



 〈光side〉


 光「あ、先輩! 大丈夫ですか? ケガとかないですか?」
 寧々「光くんっ。いつから私がお魚になってたこと気づいてたの?」
 光「気づくも何も、花子の奴が『あ、八尋』って言うから…」

 寧々「えぇえ〜。アレ、私今お魚じゃない」
 光「夢の世界だから何でもありなようっすね。取りあえず皆と合流しましょう」
 寧々「うんっ」



 〈睦彦side〉


 睦彦「……フゥー。フゥー。ま、松葉杖が落ちててよかったぜ…いだだだっ」


  〜傷口がズキンズキンと痛む〜


 睦彦「……フゥー。フゥー」
 仁乃「むっくんー! どこにいるのー? いたら返事してー(遠くの方から)」
 睦彦「胡桃沢の声だ。おいここだ! 俺はここだ!」


 仁乃「むっくん! 大丈夫?(奥から駆けてくる)」
 睦彦「大丈夫…と言いたいところだが、正直すっげぇ痛い」
 仁乃「………歩ける?」
 
 睦彦「…………ちょっと、肩、貸して?」
 


 〜仁乃の肩に手を回し、睦彦・仁乃、歩き出す〜


 仁乃「ごめんね、私がもっとちゃんとしていれば」
 睦彦「過ぎたこと気にするなって。身長縮むぞ」

 仁乃「!? ちょっとむっくん、何言ってんの!(ボカッ)」
 睦彦「おい俺ケガしてんのにっ。やったな!(拳を高く掲げて)」
 仁乃「キャッ」
 


  ポン


 仁乃「……え?(頭に睦彦の手が乗っかっている)」
 睦彦「殴るか。バーカ」
 仁乃「………っっこの、アンポンタンッ」
 睦彦「ちょ、お前、今日どうしたんだよ、おい、ってば殴るのやめろって」


 仁乃「無意識にやってるのが罪だよね」
 睦彦「はぁ?」
 仁乃「なんでもない。それより…あ、向こうに伊之助さんたちがいるっ」
 睦彦「よし。行くか」




 仁乃「おーいみんなー!」
 光「あ、仁乃ちゃん、それに睦彦」
 伊之助「チ、まったくどんだけ探したと思ってんだ」

 善逸「とにかく、会えてよかったな」
 義勇「(コクリ)」

 寧々「大丈夫、睦彦くん」
 睦彦「……ああ、大丈夫だ(ニコッ)」


 しのぶ「さて、皆さん、扉を探しましょう」
 伊黒「? ここの床に何か書いてあるぞ」

 一同「(しゃがんで床を見る)」



   扉の正体


 それはいつもそこにあるのに気づかないもの
 人と人との間にできる架け橋
 時には壊れちぎれてしまうもの
 ………とても大切でかけがえのないもの



 善逸「いつもそこにあるのに気づかないもの?」
 玄弥「人と人との間にできる架け橋…」


 しのぶ「友情とか、そういうあたりのものですかね…」
 寧々「あの、思ったんだけど、絆じゃない?」


 光「絆か、確かに」
 義勇「当てはめてみよう」

 伊之助「いつもそこにあるのに気づかないもの」
 睦彦「人と人との間にできる架け橋」
 善逸「時には壊れてしまうもの」
 仁乃「とても大切でかけがえのないもの」


 しのぶ「絆…。この戦いは、それぞれの絆があって初めて団結ができましたものね」
 伊黒「……」
 寧々「それで、どうすればいいのかな?」


 新羅『答えを述べよ』



 一同「(顔を見合わせて)」
 煉獄「いいかみんな! せーの、で行くぞ! せーのっ」
 一同「『絆』!!!」



   ギィィィッ ガラッッ


 扉が開いた音がした。
 そして、視界が一瞬眩しくなり、思わず目を閉じて…。



 −−−−−−−−−−


 新羅「おかえりなさい」

 睦彦「ハァー。ハァー」
 善逸「睦彦、無理すんなって」


 新羅「……流石、扉を開けれたね。ボクの足掻きは無駄だったようだ」


 〜新羅の体が崩れていく〜


 新羅「あーあ。生きがいってやつをボクは死ぬまで見つけられなかったなぁ…」
 仁乃「………生まれ変わったら見つけたらいいんじゃない?」
 新羅「そっか。それもいいね…」


 光「おい鬼。とっとと成仏しちまいな」
 新羅「そうさせてもらうよ…。もっとも、求手名はボクのことを許してくれないだろうね」





 求手名『……バーカ。一緒に地獄へ行くんだろ?』

 新羅「え?」


 求手名『アタシたち、一心同体だろうが。あんたに食べられたのは何のためだったんだよ』



 新羅「求手名ぁ…君、お人好しかよぉ……」



 求手名『悪いか』


 新羅「ううん。嬉しい。離れ離れに何てするもんか、ってね」



 求手名『言ってくれるな』







       ボロッ




 新羅「じゃあね鬼狩りさん。生まれ変わったら、よろしく」




 〜新羅の体が、空気に溶けて行った〜


 ネクスト→睦彦と仁乃中心の話になります。にのむっつ、にのむっつ♪
      次回もお楽しみに!


 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.179 )
日時: 2020/05/22 18:38
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

ぇええええっいいやつ求手名っしかも今度は仁乃睦だと!?




夢兎ちゃんってもしかして…いやもしかしなくても…神様!?((殴
でもまじで控えめに言って神っ!(誉め言葉)なので直ぐ駆けつけました。何となく来たら1分前に更新サレテターイェイ

 第38話「大好き」 ( No.180 )
日時: 2020/05/23 09:25
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【戦いが終わり】


 一同「ふぅー。終わったぁー」
 玄弥「なかなか手ごわい相手だったな」
 しのぶ「そうですね。私一人では、とてもかないませんでした」

 寧々「みんなで一緒に頑張ったから勝てたのよね」
 光「(寧々の体をふいて)そうっすね。先輩、ふき終わりましたよ」
 善逸「寧々ちゃんはお魚になっても可愛いね!」
 伊之助「…そうか?(←失礼)」


 〜と、奥から桜・夏彦・珠世・愈史郎が駆けてくる〜

 桜「お疲れ様」
 寧・光「七峰先輩!」
 夏彦「寧々ちゃんが急に飛び出していったから来たみたら、戦い終わってるね☆」


 睦彦「んなノンキに言われても、こっちは大変でしたよ」
 義勇「同意する。命がけで戦ったからな」

 愈史郎「珠世様、とっととあのカッコつけをお願いします」
 珠世「了解です。睦彦さん、傷を見せて下さい」
 アオイ「全く。感情的になって行動するからですよ」


 〜珠世・アオイ、睦彦の手当てをする〜


 睦彦「いだだだだだだッ」
 珠世「取りあえず、応急措置で簡単な義足はつけました。あと、これ、松葉杖です」
 アオイ「ですが、あまり無理はしない事! いいですね!」
 睦彦「お、おう…」


 伊黒「何を嬉しそうにしてるんだ怪我人が」
 睦彦「いや、鬼殺隊としてまだ戦えることが嬉しくて」
 しのぶ「……リハビリとかが必要になりますけれどね。生きててくれてよかったです」
 煉獄「私からも礼を言おう! 睦彦少年、感謝する!」


 睦彦「そんな、おおげさな」
 仁乃「むっくん—————!!! (ギュ—ッ)」
 睦彦「うお、押すなって!」


 一同「あはははははっ」




 ・・・・・・・・・


 アオイ「それでは、私は炭治郎さん達の方へ行きますね」
 善逸「ありがとうアオイさん」
 珠世「それでは失礼させていただきますね」
 

 〜アオイたちの姿が遠くに消えていくのを見送って〜


 光「さて、俺たちも行くか」
 玄弥「まだ戦いが残ってるもんな」
 伊之助「楽しみだぜ! ヒャッフー!」
 義勇「あれだけ戦ったのにまだやれるのか。尊敬する」
 伊之助「褒めたたえろ半々羽織! 俺は負けんぞ」


 睦彦「(足を止めて)……胡桃沢、ちょっといいか」
 夏彦「どした睦彦」
 寧々「睦彦くん、どうしたの」

 善逸「(!)み、みんな。俺らは構わないで早く行こっ」
 玄弥「そうだな。話の邪魔するわけにもいけねえし」
 伊之助「ハァ? 何でアイツ置いていくんだよ、バカじゃねえの」
 光「お前、デリカシーってもんがないのかよ」


 〜ギャースカ ギャースカ〜


 善逸「後でな睦彦。頑張れよ」
 睦彦「おう、ありがと」



 仁乃「なあに、むっくん」
 睦彦「取りあえず座ろうぜ」
 仁乃「そうだね(床に腰を下ろして)」


 仁乃「改めて聞くけど、何の用?」
 睦彦「あ、うん。えっと…。怒ってるかなと思って」
 仁乃「怪我の事?」
 睦彦「うん」

 仁乃「……怒ってはない。むっくんが庇ってくれたから、私たちは助かったわけだし」
 睦彦「そうか。ならよかった」
 仁乃「でも……。一つだけ、すっきりしないことがあって」
 睦彦「? 言ってみろよ」


 仁乃「…なんで、むっくんは私を守ってくれるの?」
 睦彦「え、なんでって、それは…」もごもご

 仁乃「私が昔柱合会議で刺されたときも、かまぼこ隊がピンチになった時も、さっきも」
 睦彦「……」
 仁乃「いつも助けてくれるのは、どうしてなの」



 睦彦「…………だから」
 仁乃「何?」
 睦彦「す、……っ。好きだからに決まってんだろ!!!…///」

 仁乃「え。好きって、誰を」
 睦彦「ここまで来て、禰豆子とか言ったらもうギャグだよ」
 仁乃「………」


 睦彦「ずっとお前に隠してた。言いたくても勇気が出なかった。だけど」


 花子『胡桃沢と付き合いたいって言う願いと引き換えに、刻羽は俺を相談相手とする』
 善逸『全て終わったら、胸の内明かせよな』
 光『睦彦、ガンバっす!』


 睦彦「いつまでもアイツらに頼っちゃ、カッコ悪いだろ」
 仁乃「嘘、だよね?」
 睦彦「嘘つく理由どこにある?」
 仁乃「………ホント?///」


 しのぶ『睦彦くんは、仁乃さんにどうしても伝えたいことがあるのでしょう』


 睦彦「胡桃沢、お前が好きだ」
 仁乃「…………っ////」



 仁乃「私が、『むっくんのこと嫌い』って言ったら?」
 睦彦「ショックで泣く」
 仁乃「じゃあ、『好き』って言ったら?」
 睦彦「嬉しくて泣く」

 仁乃「なにそれ。二百パーセント泣くじゃん」
 睦彦「あはははっ」



     ギュッ


 睦彦「ちょ、おい、どこにしがみついてんだ! 離れろ! 離れろって…」
 仁乃「…………やだ」
 睦彦「胡桃沢?」
 仁乃「…………離れたくない」


 仁乃「…私ね、特殊体質だからって、化物って言われたり悪口言われたりしてたの」
 睦彦「……」
 仁乃「でも、そんなの仕方なくて、家族が死んでからはずっと一人で暮らしてた」



  


  「それでね」



 仁乃「最終選別の時に、むっくんに会った。覚えてる?」
 睦彦「覚えてる。俺、あの時早く来すぎて、お前と二人で他の奴が来るの待ってたもん」

 仁乃「………むっくんって呼んでいいかって聞いたよね」
 睦彦「やめろって言ったな」
 仁乃「………今はどう?」
 睦彦「別にいい。なれたし」


 仁乃「始めててなんだ。家族以外の人に、好きって言われた事」
 睦彦「悪口言う奴がいたら、日輪刀で殴ってやらぁ」
 仁乃「それはやめてあげて」


 二人「あはははっ」


 仁乃「…先を、越されちゃったな」
 睦彦「?」


 仁乃「素直で、意地っ張りで、頑固で、熱心で、直情径行で不器用で…」
 睦彦「お前、失礼すぎるだろ」
 仁乃「でも私は見つけちゃったのです」
 睦彦「何を?」


 仁乃「自分が好きな人の、いいところ」
 睦彦「何だよ、お世辞はやめろって……。……え、今なんて言った?」
 仁乃「私が好きな人は、とっても優しい。自慢したいくらい」
 睦彦「ちょ、おい、さっきなんて言って」



 仁乃「馬鹿やろ—。ちゃんと聞いとけっつーの!」
 睦彦「お前、やけになると口調変わる癖ぬけてねえな」
 仁乃「もう一回言うから、聞き逃しちゃダメだよ!」
 睦彦「は、はい」



 仁乃「……君のことが大好きっ」
 睦彦「ふぇ?  ………っ」



 仁乃「ありがとね、むっくん。本命チョコ、ありがとね」
 睦彦「………何だよ……! 何だよ……! 優しい神様もいるもんだな」


 仁乃「そろそろ行こうか。みんなが待ってる」
 睦彦「そうだな。じゃ、行くか! ……に、仁乃……?」
 仁乃「いきなり呼び捨てなんて積極的じゃない?」 
 睦彦「胡桃沢、行こうぜ!」
 仁乃「あはははっ。ゆっくりでいいよ」



   胡桃沢が手を差し出す。
   俺はその手を、しっかりと握り返した。




 善逸「お帰りー。…で、どうだった?(ニヤニヤ)」
 光「発展したっすか?」


 睦・仁「サイコーに素敵な話し合いをしましたっ!」
 




 −−−−−−−−−−−



 花子「お、白状代。何、どうしたの?」
 白状代「(かくかくしかじか)」
 花子「ほー。なんだぁ、刻羽って思ったより勇気あるじゃん」


 つかさ「普———! 早く行こうよ———!」
 花子「今行くー」



 花子「頑張れ、二人とも」








 【出張編・大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:作者から


 この度、にのむつカップルがやっと誕生しました。
 この回を楽しみにしてくださった読者さん、応援いつもありがとうございます!
 実は、仁乃と睦彦を登場させた時からこの回をやろうと決めていました。

 ですが、作者が恋愛経験ゼロなのに告白シーンとか…と、どうしても難しい思いが拭えず。
 ようやくの事で、クライマックスでの告白シーン挿入となりました。
 遅くなってすみません。そして、仁乃睦に感謝を。
 このシーンを書くことで私の文章力も上がった(はず)。
 
 そして、にのむつもここで終わりではありません!
 この後も骸というラスボスが控えていますので、にのむつの更なる成長をお楽しみに。

 次からは回想編になります。次話は睦彦の過去のお話、そのあとは仁乃の過去のお話です。
 二人の出会いなどを書くつもりなので、そっちもお楽しみに。


 ネクスト→睦彦の過去のお話。
      次回もお楽しみに!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.181 )
日時: 2020/05/23 10:44
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

睦彦…お前……





最初から言えよっ!((おい
ヤベェ
ニヤニヤが止まんない…コンビだよこのコンビっ!!カップリング名「仁乃睦」が登場したよ!!ヤバイ後半刻以上は語れそう!え?何?半刻だけ?…イイヤン別に!半刻あれば充分だと…!思うんだ!((なんだよお前さっきから((すいません((謝れば宜しい((何これ


御免なさいね!?でもね?やっとだよ!前さ!チョコでさ!意味わからん誤魔化しかたしたあの人が!?は?ぁあああああああああああああああああっこの先が気になりすぎて朝と夜しか眠れねぇぇえええっえ?何時間寝てるのかって?うーん…9時間だけ寝てるよ〜ドヤサッどうだ少ないだろ!え?多い?んなこと…((殴((御免なさいね!?

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.182 )
日時: 2020/05/23 21:58
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【コメント返信】

 私も第37話の執筆裏話ならめっちゃ語れそうです。

 睦彦ぉぉぉおお! お前ぇ、作者がどんだけ話書き溜めれば告白してくれるんだよぉぉ!
 と思う日々でした。(セリフの内容はキャラの心情を想像して書いてるから

 だから、今告れよ!とこっちが思ってても「まだダメ」だったりしたんだよっ。
 タイミングタイミング…もう今しかなくない? 書くぜ睦彦覚悟しろ!
 ↑という感じで書きました。


 睦彦の性格上どうしても、「胡桃沢、俺お前のことが好きでさーアハハ」とはいかず。
 (めんどくさい性格してますよね)←自分で考えただろ

 なので花子くんとかに手伝ってもらって。
 話の内容が思い浮かばないときはキャラに任せてやってみたら結果的に良い感じになって。


 あとあと、新羅&求手名のコンビも、どんだけ文章書けばハッピーエンドになるかなーと思って
 ……サイコパス新羅は書くの苦労しました。
 


 とにかく、今言いたいのは!
 …………読者さん。怪我人出させてすみませんでした!
 許してね、ね?ということです、ハイ。



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.183 )
日時: 2020/05/23 23:09
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

いいんだ!気にするな!
「上から目線ごめん」

第39話「刻羽睦彦」 ( No.184 )
日時: 2020/05/24 08:53
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



 —五年前 睦彦・11歳—


 俺の実家は神社だ。
 神社と言っても、拝殿と本堂があるだけの小さな神社だけど。
 

 母さんが死んでから、三歳上の兄ちゃんと親父との生活。
 親父は社務所に詰めていて、毎日掃き掃除を俺たちに強制させた。
 めんどくさいことが嫌いだった俺は、よく掃除をサボっていた。



 【とある夏の日】

 光彦「あ、父さん。今仕事だろ、どうしたの?」
 父「睦彦の奴が、また掃除サボって逃げたんだ!」

 光彦「アイツ…またサボってんのか。分かった、俺が探しとく」
 父「助かる。見つけたら尻叩いて説教してやってくれ」
 光彦「はいはい、じゃ、仕事頑張って」




  ・・・・・・・


 光彦「おい睦彦、バレてんぞ」
 睦彦「(茂みの中から)やりー。ありがと兄ちゃん」
 光彦「別に助けたわけじゃないからな。お前にはちゃんと掃除をしてもらう」

 睦彦「マジかよ! な、今回は見逃して…」
 光彦「そうだな。確か倉庫に干し柿があったはずだから見てこい」
 睦彦「やったぁ!」





 【倉庫】


 睦彦「えっと、干し柿。干し柿……アレ、ないけど」
 父「睦彦、お前どこをほっつき歩いてたんだ!」
 睦彦「親父!!(ギク)」

 父「ついてこい! 説教だ!(睦彦の首元を掴んで)」
 睦彦「はめたな兄ちゃんっ」
 光彦「この俺が大人しくお前の言うこと聞くと思ったか。悪いのはお前だ」
 睦彦「チックショウ…」



 兄ちゃんは頭の回転が早かった。
 俺のウソはすぐに見抜くし、すぐ俺を見つけて親父のとこへ連れて行かせる。
 兄ちゃんのことは好きだった。好きだったけど、こういう所は嫌いだった。





 父「全くお前って奴はいつもいつも……(以下略)」
 睦彦「……ごめんなさい……」
 父「光彦を見習ってちょっとは素直になれ!」



   ブンッ


 睦彦「…ギャア! ちょ、大人が子供に向かってそろばん投げつけんのかよ!」
 父「光彦、早くこいつつれて掃除してこい! 逃げたら捕まえろ!」
 光彦「はいはい」


 早い話が、二人から逃れられる術はなかった。




 【夕方】




 睦彦「………(箒サッサ)」
 光彦「おい、昼間のこと気にしてんのか? 気にするなって」
 睦彦「掃除なんて誰が好きになるんだよ。兄ちゃんもそう思わない?」


 光彦「正直言うと、俺も掃除は嫌いだ」
 睦彦「やっぱり」
 光彦「『あの親父、また掃除押し付けやがって』くらいは思ってる」
 睦彦「一緒だ。じゃあ何で言われるがままにやってんだよ」



 光彦「いいか、睦彦。カッコよく目立て」

 睦彦「目立つって、悪い言葉じゃん。あんまいい意味でつかわれないっていうか」
 光彦「それは違う。確かに、悪い意味で目立ったらいけない。今日のお前みたいに」
 睦彦「兄ちゃん!!」


 光彦「ぷっ。あはははは。だけど、いい意味で目立つのはいいだろ」
 睦彦「例えば?」
 光彦「親の手伝いをする。自分のすべきことをしっかりする。それだけでもいい」
 睦彦「でも、今の俺がそんなことできるかな」


 光彦「出来る。だって睦彦は俺の弟だから」
 睦彦「………兄ちゃんみたいに頭良くねえよ」
 光彦「それを言うなら、俺もお前みたいに不器用じゃねえ」
 睦彦「それ褒めてなくない!?」



  サッサッサ



 睦彦「こんなに落ち葉溜まった…。畑にやってくる」
 光彦「おう。そろそろ家に帰って晩飯のしたくするか」
 睦彦「そうだな」




 客はいつも少ないし、収入も決して多いわけではないけれど、幸せな毎日だった。
 俺の幸せが壊れたのは、それから二日後。


 二日後のことなんてその時にわかるはずもなく、俺は落ち葉を畑に移して夕食を食べ、
 布団にもぐりこんだ。




 父「提灯消すぞ。早く寝ろ。寝ないで起きてると掃除時間増やすぞ」
 睦・光「………悪い大人だ」
 父「じゃあな。早く休め」


 睦彦「おやすみ、兄ちゃん」
 光彦「はいよ、おやすみ」






 ネクスト→睦彦がいつも着ている袴は、母親の形見でした。
      次回もお楽しみに!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.185 )
日時: 2020/05/26 15:09
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 ご無沙汰しています、夢兎です!
 小説を投稿したところ、「URL以外投稿できません」と表示され管理人連絡掲示板にお知らせした
 ところ修正してくださったようです。
 やっと書けるぞぉぉいえーーーーい。

第39話「刻羽睦彦」(2) ( No.186 )
日時: 2020/05/26 16:43
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈翌々日〉

 【朝食】


 料理は、俺と兄ちゃんが三食全て作っていた。
 ただ、手先の不器用さは五年前から変わっておらず。
 

 父・光「…………」
 睦彦「えーっと、その、早く、食べようぜ?」

 光彦「あのさぁ睦彦。一つだけ聞いてもよろしい?」
 睦彦「………どうぞ」
 光彦「お前が作ったっていう、この黄色いカスの塊は何だ」
 睦彦「………卵焼き、だけど」


 光彦「ぶはははははっ。お前また失敗したのか!w」
 父「睦彦、ふざけるな。どこをどう見ても卵焼きに見えんぞ」
 睦彦「失敗したって言っただろうが!! あと笑うな!」


 光彦「あはははっ、腹、腹が痛いww」
 睦彦「もう、俺ご飯食べるっ。頂きます!(パクパク)」
 父・光「頂きまーす」


 睦彦「(無言で食べ物を口に運んでいく)」
 光彦「悪かったってば。許してくれよ、な?」
 睦彦「………不器用なんだからしょうがないじゃんか…」



 ヒョイ ヒョイ ヒョイ ヒョイ


 睦彦「あーっ! 兄ちゃん、しれっと俺の皿にニンジン移してんじゃねえよ!」
 父「こらぁ光彦! 好き嫌いするな馬鹿者!」
 光彦「それを言うなら、睦彦だって俺の皿にキュウリ入れてんじゃん」
 父「お前ら、食べ物を粗末にするな!」


 睦彦「キュウリが俺を拒んでるんだ。俺は悪くないです」
 光彦「同じく。ニンジンの方が俺を嫌っているので、俺は潔白でーす」

 父「馬鹿なこと言うな————!!」



    ボカッ ボカスカッ


 ・・・・・・・・



 【朝食後】


 睦彦「何も殴らなくたっていいじゃんか…」
 光彦「頭にコブできた。痛い」


 父「あ、そうそう。睦彦、お前に渡したいものがあったんだ」
 睦彦「何?」


 急に思い出したように親父が呟き、奥のタンスの中から一着の巫女装束を取り出してきた。
 白い小袖。青緑色の袴、黒い足袋。
 どれもパリッと糊がきいてて、シワ一つない。


 睦彦「…これは?」
 父「お前の母親が、お前の為に作ったものだ。お前にやる」
 光彦「へー。母さん、そんなのつくってたんだ」

 父「だがな睦彦。お前が神社を継ぐ日まで、それは着させんぞ。いいな」
 睦彦「え、じゃ俺、一生これを着ることできないじゃん」
 父「なぜそう思う?」

 
 睦彦「だって、店を継ぐのは大体長男だろ。親父がもし死んでも、継ぐのは兄ちゃんだ」
 父「そうとも限らん。急に光彦が死んだら? 継ぐのはお前になるだろう」
 睦彦「…………」


 言いたいことは山ほどあった。
 何でそんなこと言うんだよ、とか。
 まだまだ先の話だ、とか。
 
 なのに、口は動かなくて、何も言えなかった。



 父「取りあえず、必要になるその時までは、それはお前が保管しとけ」
 光彦「良かったな睦彦。大切にしろよ」


 兄ちゃんと一緒にいられる日々は、あと数時間しかなかったのに。


 

 【夕方】


 〈寝室〉


 父「う……グー…フガー」
 睦彦「親父…寝言うるさいんだよバカ…」


 真夏なのもあり、父親のいびきがうるさかったのもあり、俺はその日なかなか寝付けなかった。
 仕方ないので布団を引っぺがして起き上がる。

 ふと、兄の姿がないことに気づいた。


 睦彦「兄ちゃん?」


 隣の布団は空っぽになっていた。
 慌てて家中を探してみたがどこにもおらず、庭にも兄の姿はない。


 睦彦「もしかして、神社の方か? (駆け出して)」


 神社の階段を息を切らしながら駆け上がり、周囲を見回した。
 暗闇がずっと奥まで続いている。


 睦彦「にいちゃーん!!」
 光彦「どうした。そんなに焦って」
 睦彦「兄ちゃん、どこ行ってたんだよ、心配したんだぞ」

 光彦「神社の見回りだよ。最近、クマが出るっていうから、木に鈴つけてきた」
 睦彦「明日にすればいいのに…」
 光彦「何か眼が冴えちゃってな。一緒に戻ろうか」



  その時。



 ??「グル……グルルルル」
 睦彦「何、今の…」
 光彦「しっ。動くな」



 ??「稀血……稀血の気配だ…食べたい…すぐに捕まえてやる…」
 睦彦「ヒッッ」
 光彦「静かにしていろっ」



   ガサッッ


 一瞬のことだった。
 すぐ横の茂みの中から、バケモノが出て来たのは。
 血走った目、額の上には角が生えていて、鋭利な爪が伸びている。
 

 鬼、だ。


 鬼「みーつけーたーぁぁぁ」
 睦彦「…………え」


 動けなかった。
 これほど体が逃げろと訴えかけているのに。
 足がこわばって、逃げ出すことが出来なかった。



    ドンッッ


 誰かに背中を押され、俺は前へつんのめった。
 


 光彦「逃げろ睦彦————! 父さんを守れ———!」
 睦彦「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」


 兄ちゃんの声に押されて、俺は走り出した。
 走って走って走って、走って走って走って走って。
 横腹が痛くてたまらなかった。泣き出したかった。息が切れて来た。


 後ろから誰かの悲鳴がする。鉄の匂い…血の匂いがする。
 何かがえぐるような音がする。何かが誰かをひっかいた音がする。音が響く。


 振り向きたかった。
 兄ちゃんは無事なのか、確かめたかった。

 でもあの時、俺の背中を押した時の兄ちゃんの真剣な目を思い出す。


 光彦『父さんを守れ!』
 睦彦「絶対に、生きてる! 生きてる! 大丈夫だ、絶対に…っ」



 走って走って。息が切れる。でもあと少し。
 家に辿り着く。もどかしさをこらえて玄関の扉を開ける。




 大切な人は、明日も明後日も生きている気がする。
 絶対だと約束された物ではないのに、どうしてか人は、そう思い込んでしまうんだ。




  ガラッッ

 睦彦「父ちゃん!!」



 返事はなかった。
 玄関に、親父が倒れていた。息をしていない。
 目の光が消え去っていた。




 睦彦「………!!」




 母さんが俺の為に作ったという巫女装束を抱えて、親父は死んでいた。
 

 
 

第39話「刻羽睦彦」(3) ( No.187 )
日時: 2020/05/26 16:44
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 睦彦「……これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ、これは夢だ」


 夢じゃないことくらい、とっくに分かっていた。
 親父は死んだ。その事実がすぐそこにあった。
 でも、さっきまで一緒に寝室で寝ていた父がもう息をしていないという事から逃れたかった。



 父「…………」
 睦彦「………これは夢だ、これは夢だ、夢だ、夢だよな?」
 父「………」
 睦彦「夢なら、覚めろよ。なんだよ、覚めねえじゃんかバカヤロウ…っ」


 母さんが死んで、父さんもいなくなったら、俺どうすればいい?
 何で死んだ、誰にやられた、何で何で何で何で。
 何で大人は皆、俺を置いていくんだ。


 親戚はいない。全員死んだ。
 叔父も叔母も、俺が生まれる前に事故で亡くなった。
 身寄りはいない。男三人で今まで暮らしてきた。


 睦彦「責任とれよ、父ちゃん……っ」





    ガサッッ



 睦彦「ヒッッ」
 鬼「………まだ獲物がある…うまそうだ…」


 睦彦「…………く、来るな、俺を食べてもまずいだけだっ」
 鬼「食わねえと分からないだろ?」


 睦彦「父ちゃんを喰ったのはお前だな」
 鬼「そうだ…うまかった…お前は息子か? ならうまいはずだ」
 睦彦「うまくねえし、離れろよ。ひ、人の死体みて何とも思わねえのかよっ」

 鬼「思わないね。だって俺が殺したもん」
 睦彦「…………このっっ」
 鬼「いただきまーーーーーす」



 
 鬼の爪が、眼前にせまった。
 くるっ。






  「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!」



   ビシャッッ



 鬼「ギャァァァァァッ」
 睦彦「…………え?」



 気づけば、鬼の頸が斬られていた。
 振り向いて、俺は見た。
 刀を鞘にしまっている一人の男性を。

 あとから知ったことだが、彼の名前は沢井さんという。
 雷の呼吸の、鬼殺隊の隊士だ。




 沢井「大丈夫か」
 睦彦「え、えっと、はい。ありがとうございます」
 沢井「親を助けられなくてごめんな。もっと早く来ていれば」

 睦彦「………」





 俺は、親父が抱えている巫女装束を親父の手から抜き取った。
 父ちゃん、バカな息子でごめんな。
 掃除はサボるわ、口答えするわでどうしようもない息子だったけど。
 俺は父ちゃんが好きだった。


 ごめん。




 睦彦「………! 兄ちゃん!」
 沢井「どうした?」
 睦彦「兄が、俺をかばって…鬼の囮役になって、ぶ、無事か分かんなくて…っ」
 沢井「分かった、すぐに見つける」



 俺も沢井さんのあとを追って駆けだした。
 兄ちゃん、無事でいてくれ。
 俺を守ってくれてありがとう。俺は兄ちゃんが好きだ。

 どうか、無事でいて。
 これからは二人で過ごすことになるけど、きっとうまくやっていける。


 きっと。





 睦彦「……………え」




 兄ちゃんがいたと思われる場所。
 そこに兄ちゃんはいなかった。
 あったのは兄ちゃんが持っていた提灯と、彼の下駄。それだけだった。



 睦彦「さては、隠れてるな! 俺の方がカクレンボ上手いってことを忘れたんだな!」



 声が震えた。



 沢井「何をしている」
 睦彦「カクレンボです。兄ちゃん、きっと隠れてるんです。俺を脅かすのが楽しいんだ」
 沢井「お前の兄は死んだ」
 
 睦彦「死んでない。カクレンボ、ただのカクレンボだ」
 沢井「死んだ。助けられなかった」
 睦彦「はは、んな馬鹿な」


 

 …………今なんて言った。
 兄ちゃんが、死ぬわけないだろ。
 生まれてから今まで風邪もひいたことないって言ってたんだから。

 でも。落ちていた提灯。兄ちゃんの下駄。
 鬼は彼のことを、マレチと呼んだ。




 睦彦「……………助けられなかったのか?」
 沢井「……そうだ」
 睦彦「お前剣士だろ!?」
 沢井「………」


 睦彦「剣士なのに、助けられなくてごめんなさい!? もっと速く来ていれば?
    ふざけんなよ、剣士なら人を守るのが当たり前だろうが!!
    お前が早く来てれば父ちゃんも生きてた! 
    お前のせいだ!! アンタのせいで俺の家族は死んだんだ!
    この人殺しっ。人殺しっっ! ろくでなし!!」


 本当は、子供の俺にも分かっていた。

 いくら強い剣士でも、守れない命があるということを。
 命を守るために戦っても、守れるものには限界があるということを。
 大人でも、沢山失敗をするんだってことを。
 完璧な人間なんて、この世には一人もいないってことを。


 分かってた。
 親父と兄ちゃんが死んだのは、沢井さんのせいではないってこと。
 俺のせいでも、もちろんないってことを。
 悪いのは、鬼だってことを。


 でも、誰かのせいにしなきゃ、悲しみでおぼれそうだったから。




 睦彦「許さない! 絶対に許さない!!」
 



 沢井さんは、暴言を浴びせられても何も言い返したりはしてこなかった。
 ただ、「ごめんね」と一言、泣き笑いをしながら呟いた。





 ・・・・・・・・・




 沢井「落ち着いた?」
 睦彦「……悪口言ってすみませんでした。本当はあなたのせいじゃないってわかってたのに」
 沢井「いいんだ。別に気にしてない。君の年頃なら、ああなるのが普通だと思う」



 睦彦「あと、埋葬、手伝ってくれてありがとうございます」
 沢井「お礼なんていらないよ」


 沢井「ところで君、行く当てはあるのか?」
 睦彦「……ないです。親戚も叔父も死にました」
 沢井「そっか」




 そう呟いて、沢井さんは着物の懐から一枚の紙を取り出して、俺に渡した。
 それには、とある家の住所が記されてあった。



 沢井「もし君が俺と同じ道に行きたいなら、そこを訪ねてみるといい」
 睦彦「ありがとうございます」
 沢井「じゃ、そろそろ俺は行くよ。気をしっかり持てよ」




 沢井さんがウチを後にしてから、俺は初めて自分の意志で掃除をした。
 めんどくさいから掃除は嫌いだ。

 それでも、境内を時間をかけて掃除をした。
 兄ちゃんが言っていた。「いい意味で目立つのは悪い事じゃない」って。
 これも、その一歩だ。




 ・・・・・・・



 睦彦「よし、行くか」



 ふろしきを首にかけて、親父が俺の為に残してくれていた、お金の入った封筒を懐に入れて。
 母さんが作ってくれた袴を着て、神社を出発する。



 神社を継げなくてごめん。
 でも俺は、神主とは別の職業で頑張ってみる。


 睦彦「行ってきます!」



 回れ右をして、うちの神社の鳥居に向かって挨拶をする。
 この後に、二年間の修行が待ち構えていることを、この時の俺はまだ知らない。




 ネクスト→雷の呼吸の育手の家に着いた睦彦。
      次回もお楽しみに!
 
 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.188 )
日時: 2020/05/26 18:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【カップル誕生記念 鬼滅ラジオ】


 夏彦「あ、あ、マイクチェックマイクチェック」
 桜「準備OK。キューをお願い」
 つかさ「了解」



 ♪


 桜「皆さんいかがお過ごしでしょうか。ラジオパーソナリティの七峰桜です」
 夏彦「ナッツンこと日向夏彦でーす」
 つかさ「柚木司だよー!」


 桜「今回は炭治郎くんたちに代わって、放送室メンバーが司会進行を担当するわ」
 夏彦「なんで今回は俺たちなの?」
 つかさ「戦闘で忙しいんだって」



 桜「では。改めまして、七峰桜役の七峰桜です」
 夏彦「日向夏彦役の日向夏彦です☆」
 つかさ「俺はつかさ役のつかさー」


 桜「さてナッツン。今日は何の記念のラジオかしら」
 夏彦「カップル誕生記念です」
 桜「ということでゲストの登場です。どうぞ」



 睦彦「どうも。刻羽睦彦役の刻羽睦彦です」
 仁乃「胡桃沢仁乃役の胡桃沢仁乃です♪」


 桜「ゲストの二人が来てくれたわ。まず最初に、おめでとう」
 睦彦「……あ、どうも///」

 
 桜「ゆっくりしていってね」
 仁乃「ありがとうございますっ」


 つかさ「ねーねー。ゲッチューした?」
 睦・仁「はぁぁぁあ?」
 つかさ「ゲッチューした??」

 睦彦「してねえ!」
 つかさ「すればよかったのに」
 仁乃「え、私はもう充分だよ。キス何ていらな…」
 

 睦彦「おい何故そこで言葉を切る」
 夏彦「一瞬期待したでしょ」
 仁乃「なっ! してません! 爆黒炎投げつけますよっ」
 夏彦「降参、降参」


 桜「さて、仁乃睦に改めて色々と質問していきましょう。このコーナーです」
 夏彦「題して、カップルに質問してみまSHOW」

 睦彦「そのまんま…」
 つかさ「んじゃ、俺たちが質問考えるから答えてね」




  Q お互いの好きな所は?


 睦彦「……かわいいところ」
 つかさ「他にはー?」
 睦彦「誰にでも明るくて優しいところ」
 仁乃「(∀`*ゞ)エヘヘ」


 仁乃「むっくんのいいところは、素直なところ。あと不意打ちが苦手なところ」
 睦彦「…不意打ち苦手って長所じゃねえぞ」
 桜「睦彦くんの背中に虫が!」
 睦彦「…ギャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(泣)」


 

 花子「割り込み参加————!」
 桜「いらっしゃい。待ってたわ」
 つかさ「あまねーーーー! (ギュ—ッ)」


 花子「あれ、あれれ? 刻羽と胡桃沢が付き合ってる?」
 夏彦「そうそう。おめでたいだろ」
 花子「何で俺に報告しなかったの? …………許さないよ」


 睦彦「お前に報告なんてするか。またからかうだろどうせ」
 花子「そーだよー♪」
 睦彦「ぬぁぁにが『そーだよー♪』だ!!」

 睦彦「一応お礼は言う」
 花子「一応?」
 睦彦「取りあえず礼は言う」
 花子「とりあえず?」



 睦彦「うっせえな! お礼は言う! ありがとな」
 花子「はーい合格」


 仁乃「あの、こっちからも質問していいですか?」
 夏彦「いいよー」
 仁乃「桜さんは、夏彦くんのことをどう思ってるんですか?」
 睦彦「確かに。いつも一緒にいて、仲良さそうだもんな」


 桜「ああ、夏彦はいわば空気みたいなものよ。いてもいなくても異常はないわ」
 睦彦「………空気」
 桜「ええ。空気」


 仁乃「じゃ、じゃあつかさくんは? 寧々ちゃんや光くんや花子くんは?」
 桜「あのつかさは猫みたいなものよ。距離が近い、子供っぽい、うるさい」
 つかさ「にゃんにゃん」

 桜「七番は特に何とも」
 花子「(グサッッ)」

 桜「八尋さんは立場が同じだから仲良くしたいわね。あの金髪の男の子はちょっと間抜け」
 花子「少年、言われてるよー」
 

 むう「私は?」
 桜「本編ではなくこのコーナーを続ける駄作者」
 むう「桜ちゃん私泣いてもいいですか…?」
 桜「好きにしなさい」


 桜「では今回はここまで。お相手は、七峰桜と」
 夏彦「日向夏彦と、」
 つかさ「つかさでしたー。ばいばーい」


  
 

 ♪



 善逸「睦彦許さねえぇぇぇ。俺もいつか禰豆子ちゃんとぉぉぉぉ」



 

第39話「刻羽睦彦」(4) ( No.189 )
日時: 2020/05/27 16:09
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



 【育手の家に到着した睦彦】


 睦彦「…でっっっか!」

 
 沢井さんから紹介してもらった雷の呼吸の育手の家は、山奥にあった。
 俺が住んでいた山より標高が高く、空気が薄い。
 山の中に立っているだけで呼吸が苦しくなる。


 最初に驚いたのは、その家の豪華さだ。
 木造の一軒家は、どっしりとした風格があって、支柱の一本一本が太くてりっぱ。
 おまけに庭は、畑が十反は耕せそうなほど広い。


 睦彦「…どんだけ金かかってんだ」


 お金持ちアレルギーが出て、生まれたての小鹿のように恐る恐る敷地に入る。
 玄関の引き戸に手をかけ、扉の隙間から顔を少しだけ出して中を覗き込んでみる。
 埃一つない廊下が、真っ直ぐに伸びている。


 人の気配はしなかった。
 念のため庭に回って、声をかけてみる。
 


 睦彦「ごめんください〜」



 隅から隅まで探したが、家の主人と思わしき人はいなかった。
 もしかして留守?
 せっかく来たのに…と肩をすくめたとき。



 ??「だれだてめー!」
 睦彦「!?(バッと振り向いて〉」
 ??「じいちゃんちに、なにしにきた!」


 後ろから突然声をかけて来たのは、一人のガキだった。
 5、6歳くらいの男の子で、ケラケラと笑っている。


 睦彦「なんだお前。ここの家に住んでるのか」
 ??「ちげーし。コーへ—のじいちゃんち」
 睦彦「コーへ—っていうのがお前の名前?」
 ??「そうだよ。室谷浩平(むろやこうへい)っていうの」


 睦彦「はぁ…。で、お前のじいちゃんはどこ?」
 浩平「まちにかいものにいくっていって、さっき出かけていった」
 睦彦「……間が悪いな」

 浩平「てめーの名前はなんだー? おしえろよー」
 睦彦「ガキに名乗る名前はない。お前は一人で遊んでろ」


 子供は嫌いだ。
 うるさいし、無駄に構ってくるし、すぐに泣くし。


 浩平「ええー。おしえろよぉ〜! ませてんじゃねーよ」
 睦彦「(イラッ)お前の方がませてんだろうが!」
 浩平「ませやがって、カッコつけやがって」
 睦彦「ハァ———?」



 睦彦「俺の名前は刻羽睦彦だ!! 刻羽神社の次男!!」
 浩平「むつひこ? へんななまえ」
 睦彦「………このガキッ」




 このままいくとケンカになにそうだったが、そうならないですんだのは有難かった。
 浩平のお爺ちゃん、つまり雷の呼吸の育手が買い物から帰ってきたからだ。



 先生「ただいま」
 浩平「じいちゃんー。ねえねえ、お客さんきたー」
 先生「お客?」



 室谷さん—いや先生は訝しげに俺を見て眉を寄せた。
 俺は、慌ててお辞儀をする。


 睦彦「こ、刻羽睦彦です。よろしくお願いしますっ」
 先生「ああ、君が沢井が言ってた子か。よく来た、上がっていきなさい」

 浩平「じいちゃん、こいつ怖い! 俺むつひこ嫌い!」
 睦彦「俺もお前のことが大っ嫌いだ!」
 先生「ふんふん。見たところ威勢はいいようじゃな」


 先生は浩平の手を引いて、俺を家の中に上がらせた。
 通された和室も、家の外見から想像できるように広かった。



 【和室】



 先生「さて、睦彦だったかな。鬼殺隊は、半端な覚悟ではなれんぞ」
 睦彦「はいっ」

 先生「わしのやり方は、基本『出来ることは自分でする』感じじゃ。
    よって、わしがお前に教えることは少ない。
    教えてことをどこまで極められるかは、お前の努力次第だぞ」


 睦彦「分かりました」
 先生「よし、まずお前にやってほしいことはな」
 睦彦「け、剣とか振ったりするの?」
 先生「いいや。一カ月間、裏の山をひたすら駆けまわることじゃ」



 駆け回る? 標高何千メートルの山を?
 一週間ではなく、一カ月? ずっと?



 
 睦彦「…………(オワッタ)……」




 ネクスト→修行開始☆ 
      次回もお楽しみに!





 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:睦彦には兄弟子や弟弟子はいた? 何年修行した?


 むう「睦彦の兄弟子はいません」
 睦彦「弟弟子は分からないな。最近全然連絡取ってないから」
 善逸「俺は兄弟子いたぞ。………アイツ絶対許さない!!」


 ※善逸については詳しくは漫画で見てね☆

 
 むう「修行は二年間修業しました」
 炭治郎「俺と同じだけど、睦彦くんは俺より早い段階で最終選別に行ったんだな」
 睦彦「そうだ! で、最終選別で胡桃沢と会った」

 仁乃「じゃあ、あとちょっとで私との出会いも書かれるね」
 むう「書きますよ!」
 善逸「楽しみー」


 禰豆子「ムームー(むうちゃん、睦彦くん頑張って)」
 睦彦「おう! 張り切っていくぜ」
 

 全員「今回はここまで。次回もこのコーナーをお楽しみに!」





 




 

 



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.190 )
日時: 2020/05/28 07:20
名前: 蝶霞 ◆6.kXnLCqok (ID: SK5u95ln)

夢兎ちゃんー!私カキコ辞めます!でもこの小説はチョクチョク見にくる!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.191 )
日時: 2020/05/28 15:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


了解しました! 

第39話「刻羽睦彦」(5) ( No.192 )
日時: 2020/05/28 18:24
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


  二年間の修行は、想像した以上につらかった。
  まず最初にやったのは、山の中での走り込み(一カ月間)。



  炭治郎もそうだったらしいが、山には沢山の罠が仕掛けられている。
  なんでも、知り合いの猟師さんに罠を仕掛けてもらっているとか。
  その数、100。

 


   例えばどこからか弓矢が飛んできたり。




 睦彦「(タッタっタッタ)よし、良いペースでいけて…」


     ビュンビュンビュン


 睦彦「うおわっ(慌てて身を引く)」




 例えば落とし穴があったり。




 睦彦「は、危なかったっって、え、え、う、どわぁぁぁ(穴にすっぽりハマる)」



 
  他にも丸太がブラブラ揺れるような罠とか、糸に足が引っ掛かると斧が飛んできたりとか。
  ……地獄の山登りだった。

  それもそうだ。
  俺は炭治郎のように鼻が良かったり、善逸のように耳が良かったり、
  胡桃沢のように目が良かったりとかそんなことはない。
  強いていうなら、バランス神経がちょっといいだけだ。




 最初は地獄だ、このまま死んだ方がましだと思っていたが、一カ月もすると慣れてきて、


 

    ビュンビュンビュン(弓矢)



 睦彦「おっと(体をひねって避ける)。(タッタっタッタ)」


 

    ドスッッ(丸太)


 睦彦「よいっしょ(丸太の上に乗っかって)。えいっ」


 
    ぴょんっ
    スタッ


 睦彦「(木に着地)よし、さっさと終わらそ」






  山登りが終わったら、やっと呼吸の練習に入る。
  俺の育手は雷の呼吸だった。光の呼吸はそれのアレンジだ。



  ある日は全集中の呼吸の練習。



 睦彦「(スゥゥゥー)こうですか!」
 先生「違う! もっと肺に空気をため込め!」
 睦彦「(スゥゥゥゥー)こうですか!」
 先生「違う!!」



  ある日は受け身の練習。



 先生「壱ノ型 霹靂一閃!」
 睦彦「うお、ちょ、ヤバ、ギャアっ(尻餅をついて)」
 先生「受け身は全ての基本! やれるようになるまで今日は終わらせんぞ」
 睦彦「も、もう一回お願いします」




 ある日は型と剣の振り方を教わった。




 睦彦「(ヒュゥゥゥー)雷の呼吸……壱ノ型…」
 先生「もっと足に空気をため込め!」
 睦彦「(ヒュゥゥゥうー)雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!(ブンッッ)」



  〜台の上に置いた薪が割れ〜


 先生「十本中五本か。もっと剣の軌道を考えて振れ。もう一回!」
 睦彦「はい!」






  基本をすべて教わったら、あとはひたすら自己鍛錬。
  朝早く起きて山で走り込みをし、呼吸の練習をし、太刀筋矯正の練習をし。
  ひたすら練習した。




 睦彦「うーん。雷の呼吸って強力だけど俺ならまずこうして…」


  その過程で光の呼吸へとアレンジもして。
  俺の最終選別行きが決定したとき、先生の家へ来て二年がたっていた。



 【居間】



 先生「睦彦。お前いくつになった?」
 睦彦「13です」
 先生「ほう。……お前を、最終選別へ行かせようと思う」
 睦彦「やったぁ!」

 先生「生きるも死ぬも選別で決まる。気をしっかり持て!」
 睦彦「はい!」
 先生「よし睦彦。選別行き祝いとして、町で好きなものでも買って来い」

 睦彦「え、いいんですか?」
 先生「特別だ」




 【町】



 睦彦「……何買おう…」



  わらび餅に、ハッカ飴に、まんじゅうに、色んなものが売っている。
  金平糖でも買っていくか。



 睦彦「金足りるかな…」



  菓子屋のノレンから店の中に入ろうとしたときだった。
  店の中から一人の女の子が風を切るように外へ飛び出していった。
  紫色の羽織を着た女の子の手には、わらび餅の箱があった。



 睦彦「うわ、あぶねえな」
 店員「コラァ! 金払えそこのガキ!!」



  そうやらその女の子は万引きをしたようだった。
  店員は女の子のすぐそばまで駆け寄って、仁王立ちをして右手を突き出した。



 店員「ほら、金!」
 女の子「死ね!!!」


  女の子は凄い捨て台詞を吐いて、そのまま逃げて行った。
  足が速かった。
  店員さんが走っても走っても、彼女には追い付かなかった。



 睦彦「あ、アイツ…! 刀持ってる…」


  一瞬だが、女の子の腰には二本の短刀が刺してあったのを見た。
  彼女も、もしかすると。



 店員「クッソォ! 逃げられたっ」
 睦彦「おじさん、俺が払うよ。いくら?」
 店員「え?」
 睦彦「あ、六銭、了解。はいこれ」

 店員「何で君が」
 睦彦「金払えない事情があるのかもしれないし、俺金あるから大丈夫」




  そう言って店を離れ、俺は周囲を見渡した。
  そして、意外にもそいつは店の裏にいたのだ。




 睦彦「こら。こらお前。俺の財産払わせる気か」
 女の子「………なんでアンタがそんなことするの。関係ないじゃん」
 睦彦「そんなこと言うなら払わないほうが良かったか」
 女の子「………」



 睦彦「ホラ!(札束を渡して)もってけ。金ないんだろ」
 女の子「あったけど盗まれた。『バケモノは金なんか使えない』って」
 睦彦「……ひでぇことしやがる」



 女の子「別に気にしてないし、仁乃がバケモノなのも本当だし」
 睦彦「そんなことない!」


 女の子「え?」
 睦彦「お前、そんなに自己肯定低かったら生きていけないぞ! た、例えば、」
 女の子「何さ」
 睦彦「自分は強いって言え! 鬼殺隊に入るならそれくらいやれ」


 女の子「何で、知って…」
 睦彦「じゃあな! 最終選別で会おうぜ」



  これでいいんだろ兄ちゃん。いい意味で目立つことは悪くない、だったっけ。
  ちゃんと覚えてるよ。
  




 女の子「まって!」
 睦彦「なんだ、まだ何か?(振り返って)」
 女の子「わ、私、胡桃沢仁乃! また、いつか会おう!」
 睦彦「おう。約束だ(ニコッ)」




  その女の子の名前を、俺はすぐに忘れてしまった。
  けれど、俺はその子と偶然出会うことになる。


  最終選別で。






 先生「それで、好きなものは買えたのか?」
 睦彦「あ、何も買えてないっ」




 ネクスト→最終選別開始☆ 仁乃、登場!
      次回もお楽しみに!







 
  



 


  




      




 









 

第39話「刻羽睦彦」(6) ( No.193 )
日時: 2020/05/29 17:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 睦彦過去編も今回で最後になりそうです。
 長かったな…でも次の仁乃編も長いので、時間があるときにゆっくり見て下さいね。


 -----------


 【最終選別】


 〈藤襲山〉



 睦彦「うわ、こんなに藤の花が…。時期じゃないのに」



 
  山の上にある鳥居まで、数百段ある階段を上った。
  これくらい、元々実家が神社だったのでほぼ余裕である。

  鳥居の前まで歩いて行くと、おかっぱ髪の着物の子供が提灯を手に立っていた。


 黒髪「ようこそお越しくださいました」
 白髪「時間にはまだ早いので、ゆっくりなさってくださいませ」
 二人「それでは失礼いたします」



 睦彦「え、あの、人は?」
 白髪「先ほど一人入山なさいました」
 黒髪「探してみるのもよろしいかと思われます」


  俺が二人に近づく度、二人は少しずつ離れていく。
  ………地味に傷つくので、それ以上質問はしなかった。
  二人は俺に軽く会釈をし、準備の為に階段を下りて行った。



 睦彦「まだ来たの一人だけ? 早く来すぎた〜」
 ??「あはははっ」




 睦彦「誰だ?」
 ??「やだなー。前会ったのに忘れちゃった?」



  そう言って現れたのは、小さな女の子だった。
  年のころは十歳前後。身長は平均よりもずっと低く、俺とニ十センチは違う。
  紫色の羽織を着ており、茶色の髪はツインテール。



 睦彦「……どこかであったか?」
 ??「お金、くれたのは君だよ?」
 睦彦「……金? 俺が赤の他人のお前に?」
 ??「本当に覚えてないんだ」



 仁乃「くるみざわ、にの。私の名前も忘れちゃったのかな」
 睦彦「……あ、ああー!」
 仁乃「お、思い出した?」
 睦彦「あの時の万引きのガキ!」
 仁乃「まぁ大体正解。約束通り、最終選別で会えたねっ」


 睦彦「雰囲気全然違うから誰かと思ったぜ」
 仁乃「あ、あれね。悪口ばっか言われてたからグレてやったの。今は大丈夫だよ」
 睦彦「そうか」



 仁乃「はい、これ(お金を差し出して)。返すよ」
 睦彦「……はぁ? お前にあげた金だぞ」
 仁乃「うん、大丈夫。実際には、まだお金あるんだ。盗まれなかった分ね。ちょっとだけど」
 睦彦「なら尚更だ。持ってけよ」


 仁乃「もらうのはいいの。返せる自信がないから、いらないの」
 睦彦「じゃ、返すのは選別受かってから返せ。自分のお金でちゃんと」
 仁乃「君はお人好しだね」
 睦彦「悪いか。嫌だったらその金は俺が貰ってやる」
 仁乃「ありがとう。えー—ッと」


 睦彦「睦彦だ。刻羽睦彦」
 仁乃「むつひこ…。むっくんか!」
 睦彦「勝手に変なあだ名つけるなよ」

 仁乃「変じゃないよ。むっくんって呼びたいの」
 睦彦「やめろ。お前、図々しいったらないぞ」
 仁乃「じゃあ、選別後にお互い生きてたら、呼んでいい?」



   そんなの、お互い生きたいから頑張るしかないだろ。


 睦彦「……ずるいぞお前!!」
 仁乃「あはははっ」




 ??「うわ、もう人いるのか。俺すぐに死にそう」
 ??「こんなのカンタンだ。すぐに終わらせてやるぜ」




 睦彦「人、来たみたいだな」
 仁乃「そうだね」




 黒髪「今宵はお集まりいただきありがとうございます」
 白髪「鬼殺隊・最終選別にご参加頂き、感謝申し上げます」


 黒髪「この山には、鬼が苦手な藤の花が多数生えております」
 白髪「ですがこの先、藤の花はありませんので鬼が出ることになります」

 黒髪「皆様には鬼を狩っていただき、七日生き延びてくださることが条件になります」
 白髪「条件を満たした者は、鬼殺隊として採用されることになります」



 二人「それでは、行ってらっしゃいませ」






  俺はこの日胡桃沢仁乃に会った。
  彼女は笑った。
  俺を『むっくん』などと呼んだ。




  彼女の笑顔はあったかかった。
  彼女の声は陽だまりの色をしていた。
  親も兄弟も失った自分にとって、唯一の心の支えだった。




  その笑顔をもう一度見たかったから。
  もう一度、「むっくん」と呼んで欲しかったから。




  俺はためらわずに、彼女を守った。
  右足がズンと重くなって、激痛が走った。



  みんなが唖然として俺を見ていた。
  俺は出来るだけ笑って皆を見た。

 

  例え右足がなくなろうが、俺はずっと俺だ。
  刻羽神社の次男に生まれ、三歳上の兄と父親を亡くしたただの人間だ。


  俺は強いって虚勢張って、
  カッコつけたがったのだって全部、自分の弱い心を守るためだった。
  でもずっと前に胡桃沢が言った。


  「むっくんは、ありのままのむっくんでいてね」


  

  俺はこれからも、刻羽睦彦を演じ続けていく。






 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:次回予告


 むう「私、気づいちゃったのです」
 無一郎「今度は何に気づいたの?」
 むう「このコーナーで次回予告すればいいじゃないか」

 蜜璃「パンがないなら何たらかんたらってやつね」
 伊黒「マリーアントワネットだな」


 むう「というわけで次回予告だっ」
 しのぶ「次は仁乃さんの過去のお話らしいですよ」
 義勇「睦彦から語られなかった、最終選別後のお話だそうだ」


 実弥「ちょっと待った。俺が胡桃沢を刺したシーンはカットしろォ!」
 宇髄「派手に反対する! そこはカットしちゃだめだろ」
 煉獄「そうだな! というわけで作者、よろしく頼む!」

 むう「了解!」
 悲鳴嶼「何と哀れな子供だ…南無阿弥陀仏」



 全員「次回・『胡桃沢仁乃』お楽しみに!」
 むう「次回も執筆がんばります♪」
 



 
 


 

第40話「胡桃沢仁乃」 ( No.194 )
日時: 2020/05/31 10:06
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 私の名前は胡桃沢仁乃。
 11歳で鬼殺隊に入隊し、現在上から三番目の位〈乙〉の称号を得ている。
 ただ一つ、皆と違うのは、


 鬼の血が入っても鬼化しない特殊体質、ということ。



 あれは今から四年前、まだ私が9つのとき。
 もう少しで10歳の誕生日という、寒い冬の日のことだった。




 —四年前 仁乃9歳—


 うちの家は布屋を営んでいた。
 布を染めたり織ったりしたものを町に売りに行く。そういう仕事をしていた。
 私は五人姉妹の二番目に生まれた。



 麗乃(長女)「仁乃ー。買い出しに行くわよー」
 奈乃(三女)「お姉ちゃんいこー」


 仁乃「待って。今桜子と美子の着付けしてるから」
 美子(末っ子)「お姉ちゃん、ちょっとこの帯きつい」
 仁乃「緩いとほどけちゃうよ。これくらい我慢して」
 美子「えぇー」
 桜子(四女)「コラ! わがまま言わないの!」



 仁乃「よし、終わった。おまたせー」
 母「ごめん、ついでに町で醤油買ってきて」
 麗乃「了解ー」




 そう、あの日はお姉ちゃんと奈乃と三人で買い物に行って。
 いつもより沢山布が売れたので、金平糖を買って帰ったっけ。



 奈乃「(飴を食べながら)これおいしっ」
 仁乃「あんまり食べちゃダメだよ、みんなの分もあるんだからね」
 奈乃「はーい」




 三人「ただいまぁ」
 仁乃「今日はたくさん売れたよ。特に私が染めた布が評判良くて」
 母「さすが仁乃ね。あなた器用だもの」
 仁乃「えへへ」

 奈乃「奈乃のも売れたの! ねえねえ凄い?」
 母「凄いわね。夜ごはん豪華にしちゃおうか」
 三人「やったぁ!」

 父「お帰り。寒いから先に風呂入っておいで」


 奈乃「仁乃お姉ちゃん、いっしょに入ろ」
 仁乃「分かった。ごめんお姉ちゃん、まだ染めてない布の処理お願いっ」
 麗乃「はいはい。やっとくから入ってきなさい」



 【お風呂】


 奈乃「お姉ちゃん、今日ごきげんだね」
 仁乃「そうかなー。なんか今日は調子よくてさー」
 奈乃「わたしも嬉しいな」




 思えば、特別楽しかったことがあった次の日は、何か良くないことが起こった気がする。
 




 【夜】



 それは夕ご飯の時間に起こった。
 まさに丁度、いただきますの合唱をしようと手を合わせた時、不意に窓が揺れたのだ。


 ミシッ ガタガタガタガタッ



 桜子「風強いのかな。鍵、ちゃんとしまってるかな」
 仁乃「待って桜子、窓の側に行っちゃダメ!」



 ガラッッ



 桜子「あれ、風ふいてないみたー」
 鬼「………自分から姿を現すとは愚かなり」




 ……鬼が居た。
 鬼は、他にも獲物がいっぱいいるのに、よりによって一番近くにいた桜子に向かって。
 爪を振りかざした。




 グチャッッ グチャグチャッッ



 最愛の妹の体が、不意に軽くなって床にドサッと倒れた。
 目の前が真っ黒になって、私は一歩も動けなかった。




 その間に、父親と母親が倒れた。
 美子も気づけば、氷のように冷たくなっていた。



 麗乃「なにしてるの仁乃! 奈乃を連れて逃げなさい!」
 仁乃「………うんっ」


 我に返って、同じようにずっと立ち尽くしていた奈乃の腕を捕まえて家を出た。
 絶対に手を離さないでと何度も念を押して。




 仁乃「ハァ…ハァ…。大丈夫? 休憩、しようか」



 家の前の道の中腹まで逃げて、私は振り返った。
 後ろに、妹の姿はなかった。
 ただ赤い、真っ赤な血が、奥までずっと続いていた。




 仁乃「…………え」



 泣く暇もなかった。絶望する暇もなかった。
 この後に、もっと大きい悲しみが待っていた。



 鬼「ウがぁぁぁぁぁ」
 仁乃「………!」



 鬼が追ってくる。回れ右をして必死で逃げた。
 家にはまだ鬼が居るのに、その時は感情でしか動けなくてひたすら逃げ続けた。



 ガラッ


 仁乃「………お姉ちゃんっ」
 


 家の扉を乱暴に開け、中にいるであろう姉に向かって助けを求めた。
 ……家の中にお姉ちゃんはいなかった。



 鬼「往生しろおお!」
 仁乃「………いやぁぁぁぁっ」




   グシャッッ





 ………体が熱い。
 これは自分の血だろうか。腕から血がどんどん溢れ出して止まらない。
 羽織を脱いで、それで腕を縛った。
 痛い。痛い痛い痛い痛い。


 めまいがする。こらえがたい嫌悪感が背中を伝って…
 頭が割れそうなほど強烈な頭痛が襲ってきて。
 あ、これから死ぬのか。という諦めが脳裏を支配して。



 そして。







        ボウッッ


 何かが燃える音がした。
 これは炎の匂いだろうか。すぐ近くで何かが燃えている。
 なんだか、凄く呼吸が楽だ。
 このまま起き上がれそう。




 仁乃「………血鬼術……爆黒炎」
 鬼「ギャァァァァァッッ」



 鬼の悲鳴を聞いた。心底どうでもよかった。
 姉を探そうと家の外に出た。
 でも、どこを探しても見つからなかった。




 そのうち疲れて、家に戻った後、家族の亡骸と一緒に私は、



 仁乃「………つか、れた……」


 そう言って、寝てしまった。
 自分がどうなったかとか、家族が死んでしまったとか、そういう感情はなく。
 いや、あったけれどその時は疲れすぎていて、何も考えられなくて。



 泥のように私は眠りに落ちた。





 ネクスト→そのあと仁乃はどうなったのか。
      次回もお楽しみに。




 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:夢の話


 むう「凄い夢を見たの!」
 伊之助「そうか」
 善逸「そうなんだ」
 有為「へー」
 
 むう「もうちょっと興味もとう?」
 睦彦「それで、どんなんだった」
 むう「この六人の軌跡のメンバーでショッピングに行く夢」
 禰豆子「ムームー」


 むう「睦彦は仁乃と回るっていって、善逸は禰豆子と一緒にどっか行った」
 炭治郎「めちゃくちゃリアルな夢ですね」
 むう「花子くんは寧々ちゃんと回るし、桜ちゃんは夏彦連れてどっか行くし」
 

 むう「私は結局一人にされてしまったのだ、(T_T)」
 有為「……へえ」
 むう「有為ちゃんは冷たいし…」
 有為「心はあったかいので(しれっ)」


 全員「今回はここまで。次回もこのコーナーをお楽しみに!」



 −−−−−−−−−−


 シリアスな展開が続きますが、大正コソコソ噂話は楽しくやろうと思っています。
 次回は、コンビしてくれた花子くんキャラから一人ずつゲストに呼んでじっくり話してこうと思い
 ます!
 次回のゲストは【花子くん】です。お楽しみに!

 
 




 

第40話「胡桃沢仁乃」(2) ( No.195 )
日時: 2020/11/30 20:39
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 あれから私がどうなったのか、簡単に説明しようと思う。


 目が覚めたのは翌日の昼頃。
 ずっと眠っていたからだろうか、やけに目覚めが良かった。

 今日はいい天気だ。みんなで一緒に街に出てみようか。
 そう思い、家族の名前を呼ぼうとしたところで、もう家族はいないことを実感した。


 家族の埋葬をしながら、どこに行っても見つからなかった姉に想いをはせた。
 嫌な言葉が頭の中に浮かんだけれど、「大丈夫だ」と何回もつぶやいた。


 仁乃「きっと、どこかで生きているはず。いつかきっと会える」



 そう、その言葉通り、私は後に姉と再会することになる。
 ただその時の姉が鬼になっているということは、まだこの時は分からない。
(※詳しくは短編集の「伊黒×蜜璃のデート観察と護衛の一日」を見てね)



 仁乃「……あれ、腕の傷が治ってる…。元からケガなんてしてないってくらいに」



 正確に言えば鬼の血が入っているのでケガ自体が回復したのだけど、
 まだその時は分からなかった。

 自分がどうなったか分かったのは、それから四日後。
 鬼の存在を知った私は、山ほどの刃物で武装して、家の前に落ちてた短刀を構えて鬼を狩る日々
 だった。



 鬼「ウがぁぁぁぁぁ!」
 仁乃「えええええい!」





   ブンッッ


 ありったけの力で刀を振り下ろすのと同時に、自分の体から黒い腕が発生した。
 その腕は空気を切り裂いて伸び縮みし、鬼の頸をガシッとつかんだ。


 鬼「うっ! んんんん!!」
 仁乃「ハァ……これで、終わりだ!」




  ビシャッッ





 鬼の体が崩れる。
 この日私は、鬼に襲われている小さな子供たちを守るために戦っていた。
 自分の背後で震えながら戦闘を眺めていた子供たちは、よろよろと起き上がった。



 仁乃「大丈夫? どこか痛むところは」


 ない? そう言いかけたとき。
 硬い何かが、ゴンッと頭に当たった。
 地面に落ちたそれは、角ばった小さな石だった。



 仁乃「へ?」
 子供A「ば、バケモノ! あっち行け!」



   ゴツッ


 仁乃「…………なんで、そんなこと言うの?」
 子供B「体から変な腕が出てた! 人間じゃない!」
 子供C「あっち行け! 人間のふりしたカイブツめ!」



 思い当たることがいくつかある。
 掌から黒い炎が発生した。
 さっきのように体から腕が発生した。

 これらの術は、鬼が使う異能・「血鬼術」というらしい。
 実際、そのあとも鬼狩りを続けるうちに、異能の鬼と沢山遭遇した。
 彼らは私に向かって、親しみを込めた視線を向けてくるのだ。



 —その視線がたまらなく怖かった。




 鬼殺隊という組織があることを知った私は、そこに入りたいと思った。
 育手? そんな人はいなかった。
 自分を信じてくれる、家族という大事な存在を失った私に優しくしてくれる人はいなかった。
 一人も。

 あの一件から、近所の人は私の顔を見るたびに石を投げつけて来た。
 バケモノだ、ならず者だとののしった。



 「死ね、バケモノ!」
 「バケモノが金持ってんじゃねえ、よこせ!」



 ……私の心はすっかり荒んでしまった。
 何か言われるたび、私は乱暴な言葉を使って反論した。


 「死ねゴミカス!」
 「見てんじゃねーよ!」


 とかそういう。




 悪口を言われ続けて来た私にとって、自分の存在意義何て一つもなかった。
 最終選別を前にしたとき、こう思ってしまった。
「ここで死ねばもう辛くない」と。


 最終選別が始まる一週間前。
 お金がない。けれど食べ物が欲しい。
 そんな私は町に出て、万引きをしてしまった。



 好物のわらび餅の箱を小脇に抱えて、店の裏にしゃがんでずっと泣いていた。
 もう誰も信じられなくなってしまっていることが嫌だった。



 そんな私に。


「ホラ!(札束を渡して)もってけ。金ないんだろ」


 袴を着た、二歳、三歳年上の男の子がお金を渡してくれるなんて、思いもしなかった。
 私は少し顔を上げて、お金を確認するとすぐに顔をうずめた。


「金ないんだろ」
「あったけど盗まれた」


 そう言うと男の子は眉間にしわを寄せて、今まで誰も返さなかった言葉を言った。
 ひでぇことしやがる、と。
 私をかばってくれたのだ。


「別に気にしてないし、仁乃がバケモノなのも本当だし」


 そうだ、自分は他の人間とは違うのだ。
 気にしてない。いや、もう気にしないと決めたのだ。
 これ以上傷つくのはこりごりだ。


 「そんなことない!」
 「え?」


 バケモノなんかじゃない、一人の人間だと言ってくれたのも、彼が初めてだった。

 そりゃあ君は私の術を見たことがないからでしょ、見たら君だっていうはず。
 そう思ったけど、言わなかった。
 家族がいなくなって
 初めて、優しい言葉をかけられたから。



 
 「じゃあな! 最終選別で会おうぜ」
 「まって! 私、胡桃沢仁乃」




 名前、覚えてくれると思ったのに、むっくんは最終選別がある当日まで忘れていたそうだ。
 失礼しちゃう。

 最終選別の日、むっくんと人が来るまで話しているとき、私は不意に泣きそうになった。
 彼が私の術を見たら、何て言うだろう。
 やっぱり、バケモノって言われるだろうか。


 そんなことを気にしてるうちは、まだ私は彼のことを信じてなかったんだと思う。
 彼と私の絆がしっかり結ばれたのは、最終選別から一年ほどたった日。
 むっくんとの合同任務で起きた事件がきっかけだった。



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 むう「はーなこさーん」
 花子「はーあーいー」
 むう「ってことで今回のゲストは、花子くんでーす」

 花子「ねえねえ、俺さ、ちょっと気になってることがあるんだけど」
 むう「何でしょう?」
 花子「この作品の主人公って誰?」


 むう「(…炭治郎だけどもうみんなが主人公ってことにしちゃおう)」
 花子「あ、悪い顔してる」
 むう「みんなが主人公ーって感じでどうすか」
 花子「……誰が主人公か考えるのがめんどかったんじゃん」
 

 花子「じゃあさー。俺が、主人公の座を奪い取るってことも…できるよね」
 むう「なんてことを企んでるんですか貴方はぁ!」

 花子「いやだってさ、正直言うとぉ、俺ケッコー出番多い…」
 むう「扱いやすいキャラですから」
 花子「扱いやすいって、猫みたいに言わないでよ」


 むう「私も花子くんに聞きたいことあるんだよね」
 花子「俺の事そんなに知りたいのー?(ニヤニヤ)」
 むう「実はね、この前夢に花子くんが出てね? 私の隣の席だったわけ」
 花子「ほー」

 むう「んで、なんか妙にこっちをジーッと見つめてくるんだよね」
 花子「…………そ、それで?」
 むう「もうこっちが恥ずかしいからあえて気づかないふりしてましたって言う夢」
 花子「……あ、そ、そうなんだ。ふーん。よ、よかったじゃん///」
 

 むう「何か顔赤いよ」
 花子「……赤くないよ」
 むう「んじゃ、私も花子くんに聞きたいことありまして。何で女子トイレなの?」
 花子「性癖に負けちゃっ」



 むう「あーーーーーーーー!(大声で叫ぶ)はい、何も聞こえませんでしたよ」
 花子「………」
 むう「健全なんですよ私はね。こんなところで『せい〇き』とか言わんでくれ」
 花子「………あ、ごめんなさい」


 二人「今回はここまで。次回のゲストは【八尋寧々】です。お楽しみに!」




 ネクスト→仁乃睦の合同任務で起こった事件とは?
      次回もお楽しみに!
 




Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.196 )
日時: 2020/05/31 11:36
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 参照:https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html

 【この小説に出てこない花子くんキャラを紹介しまshow!】


 むう「はい。えー。『花子くんキャラはこれ以上登場しません』とか言っといてなんなんですが」
 花子「おばーかさん」
 むう「はい、大正コソコソ噂話のコーナーで紹介する分だったらいいかなと思って」
 花子「悪い子だね」


 むう「はーい、ってことでまず一人目! どうぞー」


 葵「こんにちは〜。赤根葵(あかね・あおい)です〜」
 むう「葵ちゃんは寧々ちゃんの親友です!」

 葵「寧々ちゃんが大正時代に行っちゃって、さみしいなー」
 むう「許してつかーさい」
 葵「いいよ。…でも、こっちも大変だったの」

 むう「何が?」
 葵「茜くんが、いつも以上に『葵love』でね?」
 むう「wwww じゃあ葵ちゃんとコンビでこの方もお呼びしましょう。どうぞー」


 茜「こ、こんにちは! アオちゃん(葵)の幼馴染の、蒼井茜(あおいあかね)です」
 むう「アカネって名前だけど男の子です」
 茜「あと一つ秘密があるけどそれはネタバレ何で伏せます。生徒会役員してます」

 むう「んで、茜くんと言えば…」

 茜「アオちゃん、付き合ってください!」
 葵「うーん10点!」
 茜「前より増えてるー」


 むう「茜くんは葵ちゃんのことが好きですがフラれまくってます」
 葵「結婚すると、『アオイ・アオイ』になるからやだ」
 茜「(Σ(゜д゜lll)ガーン)」



 花子「じゃあ次からは七不思議の仲間を俺が紹介しまーす(※6番だけは分かりません)」

 ミライ「くすすっ 七不思議1番 ミライでーす」
 花子「1番はあと2人いるけど作者が漫画見てないので省きまーす」
 

 ミライ「わたしはミライ! タッチした人の時間を未来へ進めるよ」
 花子「1番は、人に触るとその人の時間を進める。おじーちゃんおばーちゃんになったり」
 ミライ「くすすっ。ロウカしちゃいまーす♪」


 ヤコ「七不思議2番 ヤコよ!」
 土籠「七不思議5番。よろしくな」

 花子「2番と5番は『七不思議旋風』の回でチョコっと出てるよ。
    2番はミサキ階段の怪 5番は16時の書庫の怪だよ」


 ヤコ「わたしは階段では人間の女性の姿だけど正体は狐ヨ」
 花子「きつねうどんにして、皆も一緒に食べよう!」
 ヤコ「食いちぎるわよ!」


 
 花子「はい次は3番と4番」
 ミツバ「………七不思議3番 三葉惣助(みつば・そうすけ)」
 メイ「七不思議4番 シジマメイ」
 

 花子「3番はわけあって放送室メンバーに加入(?)しました」
 ミツバ「うるせえクソダサ便所虫野郎」
 花子「↑こんな感じで、見た目は可愛いけどケッコー生意気です」

 花子「4番はごめんなさい。作者が名前しか知らなくて詳しいことは説明できないそうだよ」
 むう「ごめんなさーい((´;ω;`))」
 

 むう「彼らにも、大正コソコソ噂話のコーナーで登場してもらうかもしれないので!
    参照つけとくんでよかったら見て下さい!」



 −−−−−−−−−−
 
 このご時世で漫画がすぐに買えませんが、グーグル先生を使って調べながら書いてます。
 鬼滅しか知らなくて、花子くんよくわかんないなーとか漢字分かんないとかあったら
 いつでもコメントください!(出来る限りお答えします)


 あとあと、図々しくてごめんなさい。
 この小説がいいなーって思った方や友達にすすめたいなーって思った方は是非
 宣伝よろしくお願いしますm(__)m
 沢山の人に面白いと言ってもらえるように頑張ります!

 ……あと。こんだけキャラ多くて大丈夫だろうかという、やっちまった感がありますが。
 GU・N・JO・U・GE・KI
 っということでこれからもよろしくお願いします。
  

第40話「胡桃沢仁乃」(3) ( No.197 )
日時: 2020/06/01 17:07
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【最終選別から一年後】

〈次の目的地へと歩いている仁乃〉

 ※むうのピクシブ漢字辞典
 豆吉(まめきち)→仁乃の雀
 封仙(ふうぜん)→睦彦の鴉




 豆吉「次ハ、北西! 北西! スグニ向カッテ! チュンチュン」
 仁乃「……休む暇もないなぁ…」


 豆吉「ドウシタノ仁乃。オツカレ?」
 仁乃「うん、ちょっとね。誰かの為に技使っても、喜んでもらえないでしょ」
 豆吉「スベテアイツラが悪イノヨ! 仁乃ハ胸張レバイイノヨ」
 仁乃「そうだけど、できれば喜んでほしいなって…」




   『——!? ちょ、封仙! —−のおにぎり取るな!』
   『カァ—! カアカア!』


 豆吉「人カナ」
 仁乃「そうだね。でも、あの後ろ姿、どこかで—」



 睦彦「ちょ、つつくなって!」
 封仙「睦彦ノ飯、モーライ」
 睦彦「コォラぁぁぁぁぁぁ!! 取るなって! 俺のせっかくの昼飯がチャラにっ」


 仁乃「ぷっ。あははははっ」


 睦彦「!?(バッっと振り返って)く、胡桃沢?」
 仁乃「久しぶりー。一年ぶりかな。任務帰り?」
 睦彦「あ、いや、今から行くとこ。北西だって」
 

 封仙「カァー。睦彦、仁乃。共二向カエ! カアカア」
 睦・仁「(顔を見合わせて)」


 
 〜二人で合同任務にあたることに〜



 睦彦「(グゥー)くっそ、あの鴉め…」
 仁乃「あ、そうそう。おにぎりあるよ。食べる?」
 睦彦「マジ? 食べるっ」
 仁乃「はい。(おにぎりを渡して)一緒に食べよ」


 睦・仁「いただきまーーーーーす(パクッ)」




  久しぶりにあったむっくんは、全然変わってなかった。
  そうだ、合同任務では血鬼術は使わなくてもいいかも。
  使ったら、むっくんでもきっと、驚かずにはいられないだろう。



 仁乃「(嘘をつくのは、嫌だなあ)」
 睦彦「胡桃沢、どうした。具合でも悪いのか」
 仁乃「あー、実はこの前の戦闘であばらを…もう、か」

 睦彦「『か』?」



  回復したから、と言おうとして口をつぐむ。
 

 仁乃「完治したから大丈夫」
 睦彦「そうか。ならよかった。気をつけろよ」
 仁乃「…………っ」



 睦彦「もうすぐ着くって。一緒に頑張ろう…って、胡桃沢? 泣いてるのか?」
 仁乃「ううん、違うの、ちょっと目にゴミが入っただけ」



  自分の特殊な体質も、共に得た能力も、誰かの為にと使っているのに。
  私は助けた人からお礼を言われたことがない。
  何ていうか、それはすごく悲しくて、また今回も同じことになりそうで怖い。




    グイッ


 仁乃「え? あの、手、なんで握って」
 睦彦「……元気分けてやる。感謝しろよな!」



  私の手を握ったむっくんはひときわ大きな声でそう言って、
  私の腕を引っ張ってツカツカ歩き始めた。

  その顔が赤かったことを今でも覚えている。
  彼の手のぬくもりを感じながら、私は心の中でずっと、ごめんなさいを言い続けていた。




 ネクスト→戦闘開始! 仁乃は血鬼術を使わずに戦えるのか?
      次回もお楽しみに!



 


 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「どうも。本柱(仮)、むうです!」
 寧々「こんにちは! イケイケヒロイン(処女)・八尋寧々です」
 むう「しょ、処女?」
 寧々「あ、あはは、」

 むう「今日のゲストは寧々ちゃんです」
 寧々「………むうちゃん、いきなりだけど私、怒っていいですか」
 むう「何で? 何が気に食わなかったの? 私の顔?」

 寧々「私がお魚になる回数が多すぎるの!」
 むう「あ、えっと、それは、その…すみません」
 寧々「新羅戦のときとかも、食われそうだったのよ〜。怖かったのよ!」
 むう「す、すみません…で、でも結果オーライじゃない?」

 寧々「もう、いいわ、許してあげる。花子くんだったら絶対許さないけど」
 むう「なんだかんだで花子くんと仲いいよね」
 寧々「そう?」
 むう「なんかー、恋人同士って思っちゃうほどイケイケ」


     ブンッッ(パンチ炸裂)



 むう「……いひゃいよぉ〜」
 寧々「あらやだ、私ったら思いっきり殴っちゃったみたい」
 むう「これがつかさくんだったら私生きてなかったよ(怯え)」



 ☆つかさだったらこうなる☆


 つかさ「いえーーーい↑(グチャグチャグチャ)」
 むう「Ω\ζ°)チーン」



 寧々「まあ、花子くんとはただの助手っていう関係よ」
 むう「あ、そうだ。これ聞きたかったんだけど、」
 寧々「ん?」
 むう「実はね、さっきからずっと……窓の外であなたを見てる人がいるの」



 寧々「え!?(窓を見やる)」
 夏彦「…………やあ寧々ちゃん。ごめんね、ちょっとお嬢が意地悪しちゃって」
 寧々「・・・・・・・・(カーテンをシャッ)」
  

 むう「だだだだだ、大丈夫だった?」
 寧々「あ、いいのいいの。誰もいなかったから」


 二人「次のゲストは【源光】です。次回もこのコーナーをお楽しみに!」

----------------

 光「今から待ちきれないっす!」
 
 

第40話「胡桃沢仁乃」(4) ( No.198 )
日時: 2020/06/02 15:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈北西にある森へ到着〉

 仁乃「鬼は森によくいるね。前の任務も森でやったし」
 睦彦「恐らく、人気のないところを好むんだろうな」
 仁乃「鬼の姿はないね。私の視力でも見つけられない」
 睦彦「取りあえず奥へ進もう」


 〜山の奥へと進む〜


 仁乃「うっ。ひどい死臭…。涙が出るくらい強烈…!」
 睦彦「そうだな。気味が悪い。速いこと敵を見つけて終わらそうぜ」
 仁乃「私が西側を探す。東はお願い」
 睦彦「任せろ。ババっと片付けてやんよ」


 〈10分後〉


 仁乃「う…。臭いがきつくなった。むっくーん、そっちどう?」
 睦彦「……」
 仁乃「むっくん?」
 睦彦「……ァァ。大丈夫だ。けどまだ見つからない」
 仁乃「(睦彦の側に近寄って)隠れてるのかな?」


 睦彦「そうだろうなァ。違う場所を探してみるか」
 仁乃「そうだねと言いたいところだけど、一つだけ聞いてもいい?」
 睦彦「いいよォ」
 

 仁乃「あなた、むっくんじゃないでしょ」
 睦彦「は、ハハハ。何言ってんだお前。俺は睦彦だ」
 仁乃「私が変だなと思った理由その1。むっくんは左利き」
 睦彦「それがどうした」

 仁乃「何で、左利きなのに、剣をベルトの左側に刺してるの?」
 睦彦「……」
 仁乃「理由その2。むっくんは、自分の服は汚れたらすぐ洗うって言ってた。
    さっきまで、むっくんの服には血なんてついてなかったはず」



 睦彦「バレちゃあ、しょうがない」



 〜睦彦の姿が若い男の鬼の姿になる〜


 鬼「ははは、勘が鋭いね! 俺の名前は琉兎(ると)だよ、仲良くしてね」
 仁乃「鬼と仲良くなんて出来ない。すぐに首を切ってやる!」
 琉兎「…ふうん。やってごらん」


 仁乃「(刀を構えて)四季の呼吸・肆ノ型 梅雨流々!」


 〜ビシャッと一撃入れようとしたとき〜


 睦彦(琉)「同期の俺を傷つける気か?」
 仁乃「う…うぁ…」
 睦彦(琉)「ねえ胡桃沢? 一緒に遊ぼうよ」
 仁乃「あ…う…」



     ビシャッ


 睦彦「光の呼吸・参ノ型 暗暗流打」
 仁乃「むっくん……!」
 琉兎「(元の姿に戻って)邪魔しないでくれる」
 睦彦「ハア? 胡桃沢に俺の姿で近づいたお前が言うな」

 仁乃「むっくん、すぐにやっつけよう」
 睦彦「おう、言われなくても。光の呼吸…」


 光彦(琉)「睦彦。兄ちゃんをお前は殺そうとするのか?」
 睦彦「に、兄ちゃん…」
 仁乃「(ビシャッ)騙されないでむっくん。そいつは変身してるだけ」
 光彦(琉)「ちょっと黙ってもらおうか(右手をなぎ払って)」


 仁乃「(琉兎の腕が腹に直撃)カハッ。ゴホゴホッッ」
 睦彦「胡桃沢————! 光の呼吸…」
 光彦(琉)「睦彦(ニコッ)」
 睦彦「………うぁ」


 仁乃「(ふらふらと起き上がって)絶対に…許さない…」
 琉兎「へえ、意外と丈夫だね、君」
 仁乃「…………ごめんね、むっくん。今までありがとう」
 睦彦「は? お前、何言って」




     「血鬼術・暗黒の魔手!」



  〜魔手が琉兎の首根っこを掴んで〜


 琉兎「ぐ…っ。ゲホゲホッ」
 睦彦「…………胡桃沢? え…」


 仁乃「人の弱みに付け込みやがって。許さない!」
 琉兎「あれ? ごめん気づかなかったよ、君は鬼なんだね」
 仁乃「お前らと一緒にするな……!」
 
 琉兎「ねえ、あそこにいる君のお友達、パクっと食べちゃいなよ!」
 仁乃「………食べない」
 琉兎「へぇ。強くなれないままでいいの? 俺は君と仲良くなりたいな」
 仁乃「………鬼と仲良くする気はない」


 琉兎「君も鬼なのに何言ってるの?」
 仁乃「………私はっ。バケモノなんかじゃないっ…」
 睦彦「!!」



 『バケモノは金なんて使わないって』
 『仁乃がバケモノなのも事実だし』


 睦彦「胡桃沢、お前…っ」
 琉兎「ま、どうでもいいけど。血鬼術・夢霞」
 仁・睦「(ドサッッ)」


 琉兎「さて、仁乃ちゃんだったかな。ごめんけどこの少年は食べちゃうね」


 〜琉兎が睦彦に手を伸ばそうとしたとき〜




 ??「霞の呼吸・漆ノ型 朧(ビシャッ)」
 琉兎「(頸がコロンと転がる)」
 無一郎「これくらい倒せないようじゃダメだね。死にたいの君たち」

 睦彦「(霞柱…!)」
 無一郎「そこの君(仁乃を見据えて)。さっきの言葉、取り消す気はない?」
 仁乃「……ありません。私は術が使えます…。これは本当の事…」
 無一郎「そう。じゃあ、さっさとやろうか」


 睦彦「待ってくれ、何か事情があるはずだっ」
 仁乃「……いいの。もう、大丈夫だから…」
 睦彦「お前、何でそこで諦めるんだよ! 絶対に死なせない! 俺は、何のためにお前をっ」
 仁乃「……なんか、もう、疲れちゃったから、いいの」

 無一郎「グタグタ言いつつ結局死にたいってことだよね」
 睦彦「やめてくれ、俺の同期なんだ! 俺はコイツを信じてる!だからやめてくれ!」

 無一郎「……この子が人間を食べないという保証はあるの?」
 睦彦「そんなの…ないって信じる」

 無一郎「君は頭が悪いのかな。論より証拠って言葉知ってる?
     この子は自分の言葉ばでちゃんと、『血鬼術』って言ったよね」


 仁乃「……むっくん。隠しててごめんね…。私の頸、斬っても、いいから」
 睦彦「だ、誰がそんなことするかよ…っ」




 鴉「カァー。仁乃、睦彦ヲ本部へ連行セヨ!」
 無一郎「!! 歩けるなら自分の足でついてきなよ(スタスタ)」


 睦彦「(仁乃をおんぶ)よいっしょ」
 仁乃「ごめんね…ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」
 睦彦「胡桃沢。お前の術、俺は好きだ。だから泣くな」
 仁乃「………バカ…」



 ネクスト→本部へ連れていかれた二人。どうなる?
      次回もお楽しみに。
 



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 光「改めまして、今日はヨロシク!」
 むう「光くんいらっしゃい。よろしくね」
 光「中等部3年、源光っす。『ひかり』じゃなくて、『こう』と読みます」
 むう「今日はやけに慌ててるけど、何かあったの?」


 光「それがっすね。兄ちゃんがちょっと大正時代へ来ちゃいまして」
 むう「ええ?! 光くんのお兄さんって、あのイケメン生徒会長の…」
 光「宵宮がまた失敗して召喚しちゃったらしくて」
 むう「う〜〜い〜〜ちゃーん!!」


 光「んで、先輩が、『源センパイlove』状態でして」
 むう「寧々ちゃんらしいねー。私上の兄弟いないんだけど、どんな感じなの?」
 光「あまりいいもんじゃないすよ。今日だって」



 『光。いい加減7番を祓ったらどうだ。いいか? あのまま放っていくのは危な』
 『兄ちゃんとりあえずドーナツ食べろ!(輝の口にドーナツ投げ込む』
 『!!? ……おいしい』


 光「って感じで…」
 むう「花子くんが払われるのは嫌だなー」
 光「ですよねですよねっ。でも俺、花子よりは花子似のアイツの方を祓いたいんで」
 むう「あー。つかさくんは敵キャラだもんね」

 光「ミツバをあんな風にしやがってぇぇぇえ!」
 むう「光くん、気持ちは分かるけどこの小説では皆仲良しですからね!」
 光「まあ、ちょっとは我慢してやるっ」


 二人「次回のゲストは【もっけ】です。次回もお楽しみに!」

第40話「胡桃沢仁乃」(5) ( No.199 )
日時: 2020/06/02 17:53
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 仁乃編いよいよ最終話!
 よって、次話からラスボス戦に戻りますー_(:3」∠)_(…マジか頑張らねば


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  『———!! やめ—! お前——だろ!』
  『——くん。落ち着いて——さい。目の前に——のは—ですよ』
  『—っ!! ちが—』


 仁乃「……。ここは、どこ…?(目を開けて)!? なにこれ、手足が縛られてっ」


 宇髄「起きたか鬼! ここは鬼殺隊本部だ。いまから派手にお前の頸を斬る」
 しのぶ「大丈夫ですよ。優しい毒で殺しますから」
 蜜璃「ええー。こんな可愛い子を? 胸が痛むわ…」
 義勇「………」


 仁乃「あの、男の子が一人、いた気がするんですが…」
 煉獄「ああ、彼なら横にいるぞ! 人質にするなんて非道! よって我々が護衛した!」
 仁乃「え?(横を見て)」


 無一郎「いい、動かないでね。鬼が暴れるかもしれないか…うわっ」
 睦彦「そいつは鬼じゃないっ。信じてくれっ」
 無一郎「君はバカなの? あのとき僕と一緒にいたよね」
 睦彦「俺は、胡桃沢を信じてるっ」


 仁乃「むっくん!」
 睦彦「起きたか胡桃沢。大丈夫だ、俺が何とかするから」


 伊黒「何をするつもりだ。まさか鬼の肩を持つ気じゃないだろうな」
 悲鳴嶼「ああ、この子供は鬼に取りつかれているのだ…南無阿弥陀仏」
 睦彦「違う! 聞けよ! 人の話も聞けないのかよ柱は!」

 宇髄「お前、身のほどを弁えろ!」
 睦彦「人に無害かどうかも分かんない奴が偉そうにッ」

 しのぶ「睦彦くん。これはあなたのためでもあるのですよ」
 睦彦「きれいごとばかり並べて、お前も胡桃沢を殺す気なんだろ!」
 しのぶ「……っ!」


 お館様「睦彦、仁乃については本人から話を聞くから、君は柱の指示に従ってね」
 睦彦「何でだよ! 俺が一番近くでアイツを見て来た。俺に聞けばいいだろうが」
 お館様「仁乃のことは事例を見ないからね。何事も順番が大事だろう?」
 睦彦「………このっ、」
 

 仁乃「むっくん、もういいの。もういいから…」


 睦彦「生きることを諦めてどうする! ガハッ」
 伊黒「(睦彦の背中を地面に押し付けて)黙れ! 失礼しましたお館様」
 仁乃「むっくん…!」



 蜜璃「あのぉ、不死川さんはどこに…」
 実弥「俺はここだァ(木の陰から飛び出して)」
 義勇「不死川。なぜ剣を持っている。何をする気だ」


 実弥「この状況ですることなんて一つしかないだろォ?(仁乃の元に近づいて)」
 仁乃「……っ」
 睦彦「テメエ何をするっ。やめろ!」
 伊黒「黙れ!!(グッ)」


 実弥「鬼は滅殺。それが俺の信条だァ!」



    グサッッ

 仁乃「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 蜜璃「……っ」
 しのぶ「(目を思わず背けて)」
 宇髄「やったか?」
 

 睦彦「胡桃沢…! 大丈夫か! ……えいっ(回し蹴りを伊黒にお見舞いする)」
 伊黒「!?」


 〜伊黒、驚いてバランスを崩す〜
 〜その隙に睦彦が仁乃に駆け寄って〜


 睦彦「胡桃沢————!」

 実弥「まだ死なねえとは頑丈だなァ? (グサッ グサッ)」
 仁乃「あうっ。ぎゃっ。う…っ」
 睦彦「やめろっ!!(実弥の手首をつかんで)」


 実弥「ああ? 何だテメエ。柱に向かって、良い度胸じゃねえかコラ」
 睦彦「俺の同期を、傷つけるな!」
 実弥「アイツは鬼だ。放すと人が死ぬ」
 睦彦「俺はアイツの隣にいたけど食われてねぇ!」

 実弥「このあと食うつもりだったかも知れねえだろ」
 睦彦「いい鬼と悪い鬼の違いも分からないなら、柱なんてやめろ!」
 

 仁乃「………むっくん…」


 睦彦「いい奴と悪い奴の違いも分かんない奴は柱になるなっ」
 実弥「お前…俺に殺されたいみてぇだなァ?」
 睦彦「俺は—」
 実弥「(刀を構えて)」


 お館様「実弥。それ以上仁乃を傷つけるのはやめなさい」
 実弥「ですがお館様…」
 お館様「睦彦が喋っている途中だよ」


 睦彦「胡桃沢がどれくらい苦労してきたか俺は分からねえ、だけど俺は知ってる!」
 しのぶ「……」

 睦彦「アイツが、自分がの特殊な体質であることに苦しんでること」
 蜜璃「……」
 睦彦「アイツが、今まで頑張って生きてきて、色々なことに耐えてきたこと」
 義勇「……」

 睦彦「俺は知ってる。アイツの名前も好きな物も好きな色も知ってる!」
 仁乃「………むっくん…」

 睦彦「胡桃沢はいつも俺に優しくしてくれた。だからまたいつもみたいに笑ってほしい」
 煉獄「………」

 睦彦「また、いつもみたいに『むっくん』って呼んでほしい」
 宇髄「……」
 睦彦「またいつもみたいに、俺と一緒に仕事をしてほしい」
 伊黒「……フン」
 

 睦彦「またいつもみたいに、俺と一緒にいてほしい」
 無一郎「………っ」
 睦彦「俺は絶対に信じてる。こんな俺をしっかり見てくれたコイツは、絶対悪い奴じゃないって」
 悲鳴嶼「……」


 睦彦「———くれ」
 実弥「あ?」
 

 

 睦彦「もうこれ以上、俺の大切なものを奪わないでくれよ!!」



 仁乃「……っっ」
 睦彦「(ドサッッ)」
 お館様「!? どうしたのかな」

 しのぶ「大丈夫、ただの疲労です。私の屋敷で介抱しましょう」
 アオイ「失礼しますっ。屋敷に連れて行きますね(睦彦を抱えて出て行く)」

 お館様「仁乃。自分のことを、ちゃんと話せるかな」
 仁乃「………はいッ」



 ----------------


 〈蝶屋敷〉


 仁乃「むっくんは、どこにいますか?」
 アオイ「寝室で寝てますよ。数時間寝ればよくなります」
 仁乃「分かった、見てくる」



 【寝室】


 睦彦「(スヤスヤと寝ている)」

 仁乃「むっくん。守ってくれて、ありがとう。私、鬼殺隊を続けて良いってさ。
    私の体のことも、皆に伝えるって。
    だから、これから多分、私、きっとうまくやっていけると思う」

 睦彦「(パチッ)…おう、胡桃沢。良かったな」
 仁乃「えへへ。むっくん、」




       「おはよう」





 ネクスト→ラスボス戦開始!
      次回もお楽しみに!



 
 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 むう「今日のゲストはフワフワボディの妖怪、もっけです!」
 もっけ「フワフワ」
 むう「もう妖怪というよりウサギって感じだよね」
 もっけ「ワタシの体はウサギデハナイ」「何故カ似ちゃった」「やむ無しやむなし」


 むう「もっけって、どんな妖怪なのか改めてご説明を」
 もっけ「アメやる妖怪」「アメアゲマス」「食ウカ?」
 むう「………説明になってないけど可愛いから許す」


 むう「このアメ何味?」
 もっけ「知ラネ」
 むう「そうですか。(ぱくッ)



 むう「何この味…。イチゴとレモンとメロンとコーラを全部合わせたような」
 もっけ「ァ、ソレ悪魔味」
 むう「……食べれるか—!」


 二人「次回のゲストは【つかさ】です。次回もお楽しみに!」「アメやる」
 むう「マジか殺されそう…((´;ω;`)」
 
 



 

第41話「骸と、最後の鬼:前編」 ( No.200 )
日時: 2020/06/04 16:03
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 この作品もいよいよラストに向かって突っ走っております。
 感動のフィナーレを迎えれるように、頑張って執筆したいと思います。
 そしてレスが200行きました! やったー。

 --------------


 【とある建物の屋根の上】


 骸「他の仲間の鼓動が聞こえないわ…。六新鬼月も落ちぶれたものね」
 ??『勝算があった新羅までやられちゃったみたいよ』
 骸「残念ね。あの子ならやれると思ってたんだけれど」
 
 ??『残る六新鬼月はもう私たちだけ』
 骸「ええそうね。ここで鬼狩りの息の根を止めれば、同胞の命を無駄にしなくて済むわ」

                   ・・・・
 ??「さあやりましょう骸。久しぶりの姉妹戦闘を」
 骸「ええ」



 

 【一方かまぼこ花子隊】



 花子「ねー宵宮。もう足が疲れたんだけどワープしてくれない?」
 有為「……ダメですって何度も言っていますし、それにあなた空飛べるじゃないですか」
 花子「バレたか」
 有為「とにかく、霊力を切らしたくはないですので自分の足で歩けこのやろ」


 炭治郎「有為ちゃんの性格がストレスで変わってきている…」
 カナヲ「ストレスって、言うの…?」
 無一郎「そこ、突っ込まなくていいから、取りあえず進もうよ」


 つかさ「もしもし桜? こちらつかさー。メーデーメーデー、応答せよ!」
 桜『こちら桜よ。作戦通り、準備を進めるわ。いざというときは言って』
 つかさ「OKー」


 累「それで、風柱たちはどこにいるのかな」
 有為「不死川さんたちなら、ホラ、あそこでどうやらバッチバチのようですね」
 花子「バッチバチってきょうび聞かないな〜」



 実弥「おいちょっと宇髄さんよォ、こんなところで立ち止まらないでくれよ」
 宇髄「わりい。いや、でもなんかこの辺、地味に変じゃないか?」
 実弥「変? 何か確かに他の場所と比べたら薄暗いかもしんねえなァ」
 悲鳴嶼「……不死川、宇髄。見てみろ、街灯というものがここには一切ないぞ…」


 実弥「そもそも街灯だけじゃなくて、店も家もねえじゃねえか」
 宇髄「そこが肝なんだよ。ここは確かに住宅街だ」
 実弥「……家が消えたってことかァ?」



 炭治郎「おーい不死川さーん! 応援に来ました!」
 有為「何かあった?あったんでしょう。ボクに聞かせる気はないですか? ないでしょうね」
 花子「宵宮の毒舌トークが、今宵も冴えわたっております」
 カナヲ「冴えわたってるって言うの…?」


 宇髄「あるぜ、派手に聞かせる気があるぜ! 実はな…」
 骸「お話はそれくらいにしましょう」


 つかさ「屋根の上に敵発見! ターゲット確認! ただちに攻撃に移るねー」
 無一郎「…そんなにワクワクルンルンでやることじゃないけど」

 かまぼこ花子隊「では、いざ!」
 ??「炭治郎〜〜。おいて行かないでよぉー」


 無一郎「…この声は…」
 善逸「待ってよぉ炭治郎〜。やっと追いついたんだからさぁー」
 炭治郎「善逸! 無事だったのか!」


 しのぶ「………」
 義勇「俺たちは無事なんだが…」
 煉獄「……実は…」

 無一郎「煉獄さん、何かあったんですか」
 カナヲ「し、師範。どうされました」

 睦彦「こんなことで悲しまれると、何かあれだ。こっちがメチャクチャ気まずいんだけど」
 つかさ「刻羽! ………え」
 仁乃「あ、みんな無事だった? ちょっと、色々あってね」


 炭治郎「睦彦くん、足は大丈夫なのか? どうして…」
 睦彦「そんなしみったれた顔すんなよ炭治郎。いつもみたいにカッコつけてヘマしただけだから」
 光「もうホント大変だったんすよ。でもその後に仁乃ちゃんとくっついて」
 仁乃「ちょっと今言わないで!」

 無一郎「何でその流れでくっつくの?」
 伊之助「意味分かんねーよな」
 玄弥「伊之助は一緒にいただろうが」
 光「そのことについては後でじっくり説明があると思う」

 寧々「花子くん無事だったのね!」
 花子「八尋—————! お魚になったんだって? どう、久々のえら呼吸は」
 寧々「………(ブンッッ)」
 花子「(数メートル先にぶっ飛ばされる)」


 一同「あははあははは」
 骸「危機感のないこと。さて、誰から来るのかしら」
 かまぼこ花子隊一同「全員で行くぜ!」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「…………ど、どうも。みなさんこんばんにちは、むうです」
 つかさ「こんにちはーッ。つかさだよ〜」
 むう「……は、はい、ようこそつかさくん」
 つかさ「全然歓迎ムードじゃないよね」

 むう「だって君怖いんですもん!! 敵は素手で殴るわ真顔怖いわで」
 つかさ「これでも悪役なんでー。悪い幽霊じゃないよ♪」
 むう「話が矛盾しておりますが、改めて(殺されるのを覚悟に)トークしていきましょう!」
 つかさ「いえーい」

 むう「怖い怖いといっときながら、つかさくんはワイの推しであります」
 つかさ「俺のこと好きなんだねー」
 むう「花子くんと同じ位に好きっす!」
 つかさ「普と一緒? やったー」

 むう「そして、つかさくんも私と同じ位に花子くんのことが大好きであります」
 つかさ「普のこと大好きー。敵だけど大好きだよーっ」
 むう「桜ちゃんと夏彦くんは?」

 つかさ「桜? んー、助手としてソンケーしてるけど、なんか冷たいんだよね」
 むう「あらら」
 つかさ「俺が勝手に、桜の紅茶とか飲むと、凄い怒るし」
 むう「……それは、当たり前だと思うよ?」

 つかさ「夏彦は……。夏彦はねぇ………」
 むう「出てこないと夏彦先輩、泣いて落ち込んで一週間は戻らないよ」
 つかさ「ううん、そこまで落ち込まないと思うけど。夏彦は、ノーコメントで!」


( 夏彦「おーい!」)



 二人「次回のゲストは【七峰桜】です。次回もお楽しみに!」
 つかさ「じゃ、むう? ……いっただっきまーす♪」
 むう「やっぱり殺されるぅぅ———!」


 --------------


 ルーミア「……あ、人間が倒れてるのだ。ありがたく食べるのだ」
 フラン「!!? た、食べない方がいいと思う…」
 ルーミア「そーなのかー。じゃ、やめとくのだ」
 フラン「(ほっ)」

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.201 )
日時: 2020/06/03 17:41
名前: 蝶霞 ◆6.kXnLCqok (ID: SK5u95ln)

東方だぁ!ウエェェェイ!((

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.202 )
日時: 2020/06/03 18:31
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 最近東方ハマってwww
 ルーミア推しっす 紅魔館メンバーはみんな好き
 時々東方も登場するかも 何でもアリになってくるな。

第41話「骸と、最後の鬼:前編」(2) ( No.203 )
日時: 2020/07/29 17:01
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【戦闘開始!】

〈かまぼこ隊side〉

 炭治郎「よし、かまぼこ隊、行くぞ!」
 善逸「お、俺、ちょっとトイレに…」
 有為「このシーンで逃げる気ですかタンポポ野郎」
 善逸「うっ、わ、分かったよぉ…」

 睦彦「そうだぞ善逸。俺の足を見てみろ、片足義足だぞ?」
 炭治郎「戦えるのか?」
 睦彦「当たり前だ。よし行くぞみんな…いだだだだ」

 伊之助「本当に大丈夫かお前」
 睦彦「大丈夫だって。いざってときは胡桃沢が俺の右足になってくれるんだろ?」
 仁乃「へっ?」
 善逸「頼むぞ仁乃ちゃん!」
 仁乃「……任せろ」


 炭治郎「行くぞかまぼこ隊! ファイト—!」
 かまぼこ隊一同「オー!」



〈柱side〉

 しのぶ「とうとう、ラスボス戦ですね。調子はどうですか冨岡さん」
 義勇「………………」
 しのぶ「何とか仰ってくださーい」

 伊黒「そういえば甘露寺はどこに行った。不死川、お前と一緒にいたんじゃないのか」
 宇髄「? そういえば、いつからかアイツの声が聞こえなくなったな」
 伊黒「!! すぐに探せっ」

 蜜璃「あ、みんなーッ。不死川さん、歩くの速くて。なかなか追いつかなかった」
 無一郎「甘露寺さん、良かったです」
 実弥「甘露寺、ちゃんとついて来いよォ」

 煉獄「よし、柱一丸となって頑張ろうではないか!」
 柱一同「はいッ」


〈花子隊side〉

 
 花子「じゃ、八尋。また、よろしくねぇ(ニッコォー)」
 寧々「へ? な、何をさせる気っ?」
 光「おい花子、何を企んでるっ。吐けコラ」
 花子「べっつにぃー」


 つかさ「よいっしょ(寧々の背後から飛び出して)」
 寧々「!!?」
 つかさ「えいっ」


  バシャ———ッ


 光「え、ちょ、おいっ」
 寧々(魚)「どういうことか説明して! 皆誤解してるかもしれないけど私は人間なのよ!」
 つかさ「……人間がすぐ死ぬから、君は水槽の中にいれば襲われないでしょ」
 花子「戦闘終わったら出すからさ。しばらく中にいてくれないかな」


 寧々(魚)「他に何かないの? 私が出来ること」
 花子「そうだねぇー。俺の応援? ウチワもって『フレーフレー』って」
 光「花子、お前先輩のこと、バカにしてるだろ」
 寧々(魚)「もう知らないっ」


 
 骸「ゴチャゴチャうるさいわね。血鬼術・万象の呼吸」
 カナヲ「? 呼吸ってことは…」
 骸「(背中から剣を抜く)この血鬼術は、全ての呼吸が使えるようになるのよ」


 一同「セコい!!!」


 骸「……水の呼吸・壱ノ型 水面斬り(ビシャッ)」



    ゴゴゴゴゴゴゴ
    バキンッ(地面が割れる)



 炭治郎「うわぁぁぁぁっ。一振りだけでこの威力っ」
 無一郎「とにかくみんな、この鬼から離れよう」
 玄弥「チッ。バンバンッ(←銃撃)」


 骸「悪いけど効かないわ。私の肌は刀並みに硬いのよ」
 玄弥「クソっ。どうする? このままだとジリ貧だぜ?」
 善逸「ねぇもう逃げようよ。ねえ、それがいいって!」

 仁乃「あの、思うんだけど全部の呼吸が使えるんでしょ、あの鬼」
 しのぶ「そうですが、それがどうしたんですか?」
 仁乃「自分と同じ技なら、辛うじて受けられると思うの」

 睦彦「つまり、敵が自分と同じ呼吸を使っていると気づいたときには、」
 花子「全力で攻めに行くってことね。了解。俺たちはサポートに回ろう」
 つかさ「それだったら何とかなるかも」

 光「よし、やってみようぜ皆!」
 有為「ですがあの威力。ではボクは祓魔術で、敵の攻撃の威力を和らげますね」
 蜜璃「頼んだわよっ」


 炭治郎「禰豆子、兄ちゃん頑張るからな(ニコッ)」
 禰豆子「(箱の中)ムームー♪」


 〜全員、一斉に駆けだして〜


 骸「花の呼吸・伍ノ型 徒の菊薬(ビュンッ)」
 カナヲ「花の呼吸・肆ノ型 紅花衣(ビシャッ)」



  ゴゴゴゴゴゴゴッ


 有為「祓魔術・拾の神 天ノ目 境界操作!」
 骸「っ!? 術の威力が弱まったわね。あなたの仕業?」
 有為「ええ。あなたの技は危険すぎます。陰陽師のボクが責任もって、威力を緩和します」
 骸「……そう。じゃあまずは貴方から死んでちょうだい」




 骸「月の呼吸・捌ノ型 月龍輪尾(ビシャッ)」
 睦彦「どわぁぁぁっ(骸の技で発生した突風により遠くへ飛ばされ)」
 仁乃「血鬼術・暗黒の魔手!」


 〜魔手が睦彦の腕を掴んで〜

 仁乃「むっくん捕まって!」
 睦彦「おうっ。えいっっ(バク転して着地)。いだだだだッ」
 累「無理しちゃダメだよ。ケガしてるんだから」


 花・つ「蹴散らせ、白状代・黒状代!!!(ビュンッ)」
 骸「何かしら。人魂? 面白い。雷の呼吸…」

 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連(ブンッ)」
 睦彦「光の呼吸・八ノ型 光照剣舞・壊!(ブンッ)」


    カキンッ

 睦彦「(刀で受け止めて)いっけぇお前ら、やれ———ッ」
 花子「白状代、いっけええ!」



   〜閃光が駆けぬけて〜
  


 骸「キャッ(爆風に巻き込まれる)」
 光「今だ。いっけぇ黒鶴———ッ、そして俺———ッ(黒い折り紙で折った鶴を投げる)」
 蜜璃「行きましょう伊黒さんっ」
 伊黒「言われなくても、やってやる」


 ネクスト→骸VSかまぼこ隊・柱・花子隊!
      次回もお楽しみに!



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「みなさんこんばんにちは、今日のゲストはこの方です!」
 桜「みなさんこんにちは、七峰桜です」
 むう「はい、よろしくお願いしますm(__)m」
 桜「お手柔らかに頼むわ」

 むう「私ね、桜ちゃんの紅茶とかお菓子、ずっと食べてみたかったの^^」
 桜「そうなのね。紅茶持ってきたけど飲む?」
 むう「ありがたく頂きまーす♪」


 むう「(ゴクゴク)ナニコレ、モモの匂い」
 桜「白桃紅茶よ。お口に合えば嬉しいわ」
 むう「と———ってもおいしいです。桜ちゃんて本当に悪役?」

 桜「疑うのなら、彼岸(あの世)に連れて行ってあげるわ(ニコ)」
 むう「ヒィイイ怖いっ」
 桜「大丈夫よ。いいところだから」
 むう「どこが!??」

 桜「確か、『はくれい』何とかさんがいたんじゃないかしら」
 むう「それ、幻想郷ですから。霊夢ですから。あの世と一緒にしないでくださいませ」
 桜「フランとかチルノとか、パチュリーとかいたわよ」
 むう「東方プロジェクトじゃないですか———っ」

 桜「こうまかん、っていう場所があるのよね、彼岸には」
 むう「それ、紅魔館ですから。まんま東方ですから———ッ」
 桜「鬼もいるわよね」
 むう「吸血鬼のフランの話ですか!??」

フラン「何のお話してるのー?」
 むう「本人登場しちゃた…」
 霊夢「あの世を桃源郷と間違えないで頂戴」
 レミリア「うんうん」

 パチェ「そんなことも分からないなら本でも読んだら?」
 桜「そうね。夏彦、本を持って来て、今すぐ」
 ルーミア「夏彦って奴ってあの人間か? 食べてやったけど良かったのか?」


 むう「ギャァァァァァ!」
 魔理沙「……ドンマイだぜ」

 二人「次回のゲストは【日向夏彦】です。次回もお楽しみに!」
 

 

第41話「骸と、最後の鬼:前編」(3) ( No.204 )
日時: 2020/06/06 21:16
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 今日はもう1話更新しますー。働き者ですね。
 ラスボス戦で戦闘も激しくなってきています。
 好きなキャラが傷ついたりするのは嫌ですが、何しろ鬼が居る世界なので…。
 ということで、怪我人出ても恨まないでください(泣)
 --------------


 光「いっけぇ黒鶴———ッ、そして俺———ッ(黒い折り紙で折った鶴を投げる)」
 蜜璃「行きましょう伊黒さんっ」
 伊黒「言われなくても、やってやる」


 〜折り鶴が骸の方へと飛んでいく〜


 炭治郎「何だあの鶴は」
 花子「ま、見てなって。竈門はいつも通りやればいいよ」
 無一郎「よく飛ぶねあの鶴。負けていられないや」
 寧々(魚)「むいくん、何に対抗心燃やしてるの?」
 

 骸「折り鶴? 四季の呼級・参ノ型…」
 鶴「(ボウンッと音を立てて黒い煙に代わる)」
 骸「!!?」


 つかさ「やっほー驚いた? 桜に準備してもらったんだよねー」
 骸「……血鬼術……」
 つかさ「遠慮なく、グチャっと行くよー。(グチャグチャグチャグチャグチャ)」


 善・睦・光「…………Ω\ζ°)チーン」
 蜜璃「信じられない。何てことしてるのこの子」
 有為「花子くんもどきは、あれで普通ですから。怖いですよね」

 桜『またあの子、素手で敵を殴っているのね。ハァー』
 夏彦『じゃ、みんな。つかさがヤッてる隙に攻撃ヨロシク☆』


 炭治郎「よし行くぞかまぼこ隊!」
 善逸「マジで? マジで行くの? 死ぬよォ〜」
 伊之助「何だコイツ。気持ちわりぃ奴だな」
 善逸「お前に言われたくないわ!」

 仁乃「さぁ、行くよ!」
 睦彦「よしっ。(刀を構えて)。つかさ、そっちはどう……」




 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・
 ・・・・・・・・




     グチャグチャグチャグチャグチャグチャ




 




     ドスッッッッ







   「……………あれ?」








     ボタッッ





 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・
 ・・・・・・・




 花子「!!」
 光「嘘………だろ?」
 しのぶ「………!!!」
 寧々(魚)「そんなっ」



 花子「つかさ—————!」




 つかさ「あ……普……なんかおかしいんだよ…血がね、止まんない…何で?」



 炭治郎「!!」
 睦彦「マジかよ」
 仁乃「つ、つかさくん。お、お腹に、穴が、開いてっ…」



 骸「しつこいわね。あなたのせいで回復にも手間取ったわ」
 つかさ「ね、ねぇ何で? 殴ったんだよ、グッチャグチャに。あれ、何でだろう…」
 光「おま、お前早く止血しろっ。なんかハンカチとか、包帯とか使ってっ」


 つかさ「ゆ、幽霊に効く薬なんてないと思うんだけど…」
 


 〜つかさの体が、ゆっくりと空から落ちてきて〜



 煉獄「つかさ少年! 大丈夫か! 何があった!!?」
 花子「あまり動かさないで。つかさ、大丈夫? どうしたの?」
 累「僕が見てるよ」


 骸「お腹を射抜いただけよ。心臓からは離れた位置を狙ってあげたわ。感謝なさい」
 無一郎「お前、よくも……っ」

 仁乃「やめてよ…もうこれ以上人が傷つくのは嫌だ…っ」
 睦彦「それは無理だ胡桃沢。鬼殺をしている以上、怪我は不可避だ」
 仁乃「じゃあどうすればいいの? 大切な人が、みんな死んじゃう…」


 善逸「多分、俺たちに出ることは、命を懸けて剣を振るうことしかないと思う」
 カナヲ「……もうこれ以上怪我人を出さないためにも、戦うしかない」
 伊之助「しみったれた顔すんな! フワフワ野郎をあんな風にした鬼を倒すだけだろォ!」

 炭治郎「そうだよな。そうだよ。みんな、やるしかないんだ」
 光「俺はアイツの事嫌いだ。でも、やらなきゃいけないときはあるっす」
 しのぶ「……やりましょう。つかさくんのためにも」
 柱一同「おうっ」



 花子「みんないい? 今回は俺に仕切らせてほしい」
 義勇「……花子……」
 花子「弟をあんな風にされて、悲しまない兄はいないよ」


 花子「(包丁を取り出して)絶対に許さないっ」
 



 --------------


 【一方放送室メンバー】

 桜「夏彦、私は七番の元へ急ぐわ。あとはよろしく頼むわね」
 夏彦「ちょ、お嬢? 噂の改変はどうすんの?」
 桜「ラジオを持っていって、あっちにいる八尋さんとやるから大丈夫よ」
 夏彦「あ、ちょ、ちょっと待ってお嬢!」

 桜「じゃ、頼んだわよ(バタン)」
 夏彦「………行っちゃた……。なんだかんだで、つかさのこと心配しているのかな」


 夏彦「……そんなこと言ってる場合じゃない! どうしよどうしよっ」
 珠世「あら夏彦さん。困っているんですか? ならこれを飲むといいですよ」
 夏彦「何、この薬」
 珠世「さぁ。でも、必ず役に立ちますから。桜さんも飲んでましたし」
 夏彦「えええええっ!!?」


 夏彦「大丈夫かなぁ。取りあえず俺も毒見しとこう(薬を飲む)」
 珠世「フ(ΦωΦ)フフフ…」
 夏彦「怖いってば、珠世さん。あ、そうそうお嬢! 早く追いかけなきゃっ」



     バタンッッ
 


 ネクスト→つかさがまさかの怪我。怒りに燃えるかまぼこ花子隊。
      次回もお楽しみに!



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話


 夏彦「ハァ……フゥ…あ、夏彦です。よろしく…」
 むう「お疲れ様です」
 夏彦「お嬢、足速くて捕まえられないよ」
 むう「そうなんですか。あ、さっき桜ちゃん、ゲストとして出演してましたよ」

 夏彦「お嬢、俺には七番のとこに行くって言っといて何してんの!」
 むう「なんか、あの世と幻想郷を間違えてるようだったので、真実を伝えといてください」
 夏彦「りょーかい☆」


 むう「夏彦先輩って、巻き込まれやすい体質ですよねぇ」
 夏彦「そーお? やっぱアレかな? みんなの…愛」
 むう「いいや、全然違うと思います」

 

 −−−−−−−−−−


 ゲストコーナーが好評なので、このコーナー続けます!
 次回は、東方プロジェクトより【博麗霊夢】をゲストにお招きします。
 次回もお楽しみに!






 

第41話「骸と、最後の鬼:前編」 ( No.205 )
日時: 2020/06/05 17:17
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 あー、つかさ強いのになぁ…。
 頑張れ皆——! 骸に負けるんじゃね———!(作者も応援)

 −−−−−−−−−−


 〈累side〉

 累「大丈夫、君? ちょっと待ってね。珠世から渡された薬があるから」
 つかさ「あ、うん……うっわ〜俺のお腹の中すっけすけだ…」
 累「穴空いてるからね。これが人間だったら死んでたよ」
 つかさ「幽霊も、此岸で死ぬと、生まれ変わったりできないんだって」
 累「待って。今君に効く薬探しているから」



   ポイッポイッポイッ


 累「えっと、これは血鬼術が使えるようになる薬で、こっちは鬼用の回復薬で、」
 つかさ「桜の紅茶が飲みたい…」
 累「無理だからね? それでこっちが人間用の点滴薬で、あ、あった!」
 

 つかさ「それ幽霊にも効く薬?」
 累「『お化け全般に効くよ、絶対』てラベルに書いてあるから大丈夫。はい」
 つかさ「効くよ絶対って…ま、いいや(ゴクッ)」


 累「じゃ、僕は戦闘に参戦するから、愈史郎、あとはよろしく」
 愈史郎「ハア? 俺は珠世様の元に今すぐにでも」
 累「怪我人を前にして、そんなこと言っていいの?」

 愈史郎「うッ、しょうがない。オラ幽霊、見てやるから」
 つかさ「………桜のドーナツ食べたい」
 愈史郎「こいつ、もう元気じゃないか?」




 〈かまぼこ・柱side〉


 骸「風の呼吸・壱ノ型 塵旋風・削ぎ」
 実弥「風の呼吸・伍ノ型 木枯らし風!!(ビシャッ)」


  ゴゴゴゴゴゴゴッ


 蜜璃「うわぁっ。(大きくよろめいて)いちいちこれじゃあ埒が明かないわ」
 有為「もうちょっと辛抱してください! こっちで威力を最小限に抑えるので!」


 骸「音の呼吸・参ノ型 響斬無間(ビシャッ)」
 有為「祓魔術・音の神 爆轟!!」



  ビリリリッ


 骸「!!? なにこの震動っ」
 

 有為(皆さん聞こえますか? 念話発動中です)
 花子(ちゃんと聞こえるよ)
 悲鳴嶼(……大丈夫だ。ご教示願う…南無阿弥陀仏)

 有為(只今、祓魔術を使って『鬼にだけ伝わる震動』を発生させました。やるなら今)
 善逸(了解。行くぞ皆!)
 一同(おうっ)




 義勇「……水の呼吸・拾壱ノ型 凪」
 骸「!?(慌てて体をひねって回避)いつまで続くのこの揺れ!?」
 しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞・戯れ!(グサッ)」
 骸「なにこれ、毒? そんなもの、ものの数分で…」


 しのぶ「みなさん、私はここで毒を入れ続けますので後は頼みますっ」
 睦彦「了解っ。いくぞ光属性———ッ」
 善・光「(駆け出して)」


 睦彦「光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂!(ビシャッ)」
 善逸「雷の呼吸…壱ノ型 霹靂一閃!(ドドドドドンッ)」
 光「おりゃあああっ。食らえ雷霆杖の力!」


 〜光、錫杖を骸に向かって投げる〜
 

    ドスッ


 骸「! ぐ…うぐぐぐ…」
 光「抜けねえだろ。お祓い屋の家宝だからな!」


 炭治郎「よし、今のうちに!」
 仁乃「血鬼術・爆黒炎!」
 禰豆子「(箱から飛び出して)血鬼術・爆血!」


   ごうっっ


 花子「アイツを倒せ白状代っ(ビュンッ)」
 


 〜白状代が骸の方へ飛んで行って〜
 



 柱一同「いけええええええええっ!!」
 骸「助けて、彼岸(ひがん)!」



 ・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・



    バシッ




 骸「(ゆっくりと目を開けて)流石ね」
 ??「自分の命くらい自分で守りなさい。バカな妹ね」


 伊黒「同じ顔の鬼が二人…?」
 実弥「双子、か?」
 煉獄「さては、この鬼が二体に分裂したのか?」


 彼岸「炎柱が正解よ。そもそもこんな簡単な問題、すぐに答えれなくちゃダメよ」
 骸「上弦の零は六人よ。でも一番下が『伍』」
 彼岸「一人足りないと気づかなかったのかしら」


 炭治郎「クソ、気づかなかった!」←正直
 伊之助「そんなもん知らねえよ!」←性格
 睦彦「怪我してるから、ちょっと頭が回らないっ」←言い訳



 彼岸「さて、今度は二人でいこうかしら」
 骸「そうね。あ、そうだ彼岸。あそこで倒れている幽霊(つかさ)と陰陽師は食べていいわ」
 彼岸「あらそう? じゃあ遠慮なくいただくわ」




  

     タッタッタッタ(足音)



 宇髄「地味に誰かが来たようだな」
 しのぶ「珠世さんでしょうか? それともアオイ?」
 蜜璃「いいえ、違うわ」





 桜「……ふぅー。悪役登場よ」




 花子「七峰!?」
 寧・光「七峰先輩!? なんでここにっ」
 つかさ「桜だぁっ。桜————っ」


 夏彦「お嬢———。ちょ、ちょっと待って。何する気?」
 桜「七峰桜、行きます」
 夏彦「だから何を!?」





 彼岸「おもしろい。骸、さっさとやってしまいなさい」
 骸「言われなくてもそのつもりよ」
 桜「………—つ」


 彼岸「? なぁに、声が小さくて聞こえないわ」
 骸「さあ、早くやっつけてしまいましょう」


 桜「血鬼術・花弁舞桜(かへんぶおう)!!」



  〜大量の桜の花びらが骸と彼岸へと飛んでいき〜



 一同「ええええええええっ!?」




 ネクスト→衝撃展開(だよね)? 
      次回もお楽しみに!



 大正コソコソ噂話が出来なくてごめんなさーい。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.206 )
日時: 2020/06/06 08:31
名前: 蝶霞 ◆.INrKsBcRQ (ID: SK5u95ln)

桃源郷って言うんだ…私幻想郷かと思ってたw桜さんが…!血鬼術使ってるよ!?うぇえええいっ!((

第41話「骸と、最後の鬼:前編」(5) ( No.207 )
日時: 2020/06/07 22:11
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ん? 誰かな、桃源郷と幻想郷を間違えたのは(私です)。
 東方にわかなのでまた色々教えて下さいm(__)m

 −−−−−−−−−−


 【桜、血鬼術発動☆】


 桜「血鬼術・花弁舞桜!!」
 一同「ええええええええええっ!?」


 〜大量の桜の花びらが骸と彼岸へと飛んでいき〜


 骸「人間が術を使うなんて聞いてないわ」
 彼岸「取りあえず、この状況を何とかしましょう。血鬼術・終の砂塵(花びらに触れる)」

 
 〜彼岸が花びらに触れると、花びらが塵に変わる〜


 桜「あ」
 骸「これで満足かしら? 小さな悪役さん」
 彼岸「さあて、邪魔者は全部やっつけてしまいましょう」



 善逸「ああ、せっかくの術が…」
 伊之助「クッソォオ! 意味ねぇじゃねえか!」
 煉獄「うむ! せっかくの攻撃がいとも簡単に消されてしまった! 不甲斐なし!」


 カナヲ「………」
 夏彦「そ、そ、そんなことよりっ」



 夏彦「(ガシッ←桜の体をゆすぶって)お嬢、ちょっとこれどういうこと?」
 桜「どうしたもこうしたもないわ。血鬼術を使っただけよ」
 夏彦「何をしたらそんなことが出来たの!?」

 桜「頭が痛かったのよ、特にあの子(つかさ)の件でストレスがかかって」
 夏彦「それで?」
 桜「珠世さんに頭痛薬をもらったんだけど、多分あれ血鬼術が使えるようになる薬だった」
 夏彦「………マジで? 俺もその薬飲んだんですけど」
 桜「良かったじゃない。いつもは冴えないナッツンでも少しマシになるかもね」



 夏彦「マジかぁ。お嬢………」

 炭治郎「(これは怒号が飛んでくるケースだな)」
 禰豆子「(これは桜さんが叱られちゃうパティーンだ)」
 有為「(これは夫婦喧嘩に突入しちゃう感じですね)」


 夏彦「………お嬢…………」
 しのぶ(みなさん、しっかり耳栓してくださいね)
 伊黒「何に付き合わされているんだ俺は」
 無一郎「同感ですね」

 寧々(魚)「夏彦先輩が怒るところ、始めて見るわ〜」
 光「そもそもこれ、悪いのは七峰先輩じゃなくて珠世さんじゃないすか?」
 花子「確かに。この小説で珠世さん、もはやボケ役の定位置だよ」



(珠世「はっくしゅん!」)




 夏彦「お嬢……・………………・凄い!」
 桜「ナッツンに褒められても別に嬉しくないわ」

 一同「そっちのパターン!!?(ズコッ)」
 つかさ「そうだよーっ。俺の助手だからね」


 夏彦「ってことでお嬢、ワンモア!」
 桜「何に期待しているのかしらナッツン。薬を飲んだのなら貴方も攻撃すればいいじゃない」
 夏彦「…………ってことでワンモア」
 桜「さあ八尋さん。お魚になっているところ悪いのだけれど噂の改変を(無視)」


 夏彦「…………(ションボリ)」
 義勇「大丈夫だ、お前は少なくても七峰に嫌われていない」
 仁乃「それ言っちゃうと冨岡さん、夏彦くんと比べてウェットになりません?」
 義勇「俺は………嫌われてしまっているので…」
 仁乃「なってるぅぅぅ!!」


 つかさ「あ、お腹ふさがってきた。凄いねこの薬」
 累「確か、作り方はガマガエルの生き血にトカゲの尻尾を少々…」

 玄弥「………」
 花子「あんやろォ(珠世)、とっちめたろか」
 蜜璃「西洋の黒ミサで使うやつ!??」



 炭治郎「てことで全員復活・放送室メンバー参戦ですね!」
 桜「ええ、やるからには本気で行くわよ」
 夏彦「が、頑張るよ」
 
 睦彦「では、気を取り直して、一同ファイト———!」
 一同「オー!」




 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 霊夢「うわぁ、何このおっきい建物!」
 睦彦「ん? 誰だコイツ」
 むう「今日のゲストに、幻想郷から博麗霊夢ちゃんが来てくれました」


 霊夢「改めまして、博麗霊夢よ」
 睦彦「俺は何でここに連れられて来たんだ?」
 むう「ヒント。二人の実家は?」

 

  A、神社


 むう「ということで、神社つながりの睦彦を連れてきました」
 霊夢「あなたはどんなスペルカード使ってるの?」
 睦彦「は? すぺるかーど? なにそれ」
 霊夢「あ、ごめんなさい。じゃあ質問を変えるわね。誰と戦ってるの?」

 睦彦「鬼だが」
 霊夢「ええええっ。ちょ、それ絶対フランに聞かせちゃダメよ!」
 むう「世界観の違いが深刻な問題だなあ」

 フラン「何の話———?」
 睦彦「鬼を倒すって話を…」
 フラン「…………(ゴゴゴゴゴゴゴッ)ルーミア———!」
 霊夢「ほら見なさいっ」

 むう「!! 睦彦、ルーミアはマジでヤバいから逃げよッ」
 睦彦「は?」
 むう「ってことでテッシュウ!」


 霊・フ「次回は花子くんから【赤根葵】・東方から【チルノ】でお届けします!」


 −−−−−−−−−−

 ゲストコーナーの出演者募集中!
 このキャラ登場させてほしいなどなど、気軽にコメントください!






 

 
 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.208 )
日時: 2020/06/07 09:55
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

つかさぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!


七不思議一発で殺した奴が重傷?!


お…恐るべし……


桃源郷とは……?
しかも読めんwww


ここで優羽の東方講座ぁ〜!((殴
(…講座ってなんだっけ?)


幻想郷は忘れ去られた者たちの楽園と呼ばれています!

大まかに言うと、
幻想郷は

博麗神社
魔法の森
紅魔館
地霊殿ちれいでん
地獄
旧地獄
妖怪の山
人里
霧の湖


このような建物(地域)が存在します!
書いてないものもあるのですが……
建物などはくっそにわかですwww


ゲストリクエスト

四季映姫(シキ エイキ)(閻魔様)

花子くん
をやってほしい!

映姫はお説教が得意(得意なのか?)なので、花子くんの日頃の行いを説教してほしいですwwww


長文失礼しました!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.209 )
日時: 2020/06/07 12:03
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 了解です!(◎_◎;)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.210 )
日時: 2020/06/08 16:58
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

【拡張☆出張編・大正コソコソ噂話】

むう「今日のゲストはこの方です!」
チルノ「チルノでーす!」
葵「こんにちは、赤根葵です〜」

むう「はい、よろしくお願いします」
チルノ「ヨロシク!」
葵「なんか寒いね…」
むう「チルノの冷気で凍えそうなんだけど」


葵「あのーもうちょっと寒さ控えめで…」
チルノ「えー?」


むう「これから暑くなるから、チルノよろしくね」
葵「そうだね〜。園芸部のクーラー役として」


チルノ「でも前に映姫に怒られたからな」
葵「そうなの?」
チルノ「貴方は少し考えが足りないって」


むう「マジか〜」
葵「私も怒られたよ。貴方はモテすぎるって」
チルノ「www」


三人「次回は優羽さんリクで、映姫と花子くんをお招きします。 お楽しみに!」

第42話「骸と、最後の鬼:後編」 ( No.211 )
日時: 2020/06/08 20:27
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 全員参戦だぜ———!
 オールスターって楽しいよね。

−−−−−−−−−−


 つかさ「(立ち上がる)うん、治ったかな。ちょっと傷口が痛いけど」
 愈史郎「珠世様の開発した薬はすごいだろう」
 つかさ「うん。凄いね、ソンケーするよ!」


 かまぼこ花子隊一同「(ホッ)」

 花子「つかさ、本当に平気?」
 つかさ「平気だよー。ちょっとビックリしたけどもう平気」
 夏彦「七不思議を拳骨一発で殺した奴がアッサリやられるとねぇ」
 寧々(魚)「よかったぁ〜。死んじゃうかと思った…」



 桜「さて八尋さん、準備に取り掛かりましょう」
 寧々(魚)「はい!」


 蜜璃「ちょっと貴方。こんな可愛い子を虐めるなんて許さないわ!」
 累「同意する。君は刻んであげる」
 実弥「おい鬼。さっきはよくもやってくれたなァ?」


 骸「あら、もう回復したのね。ずっと倒れてても良かったのよ」
 善逸「あ、アイツは腹に穴空いても紅茶飲むとか言ってた精神強い奴です」
 彼岸「そうなん、だ!」



  〜ブンッ〜


 善逸「ギャァァァァァッ いきなり飛び掛からないでぇっ(回避)」
 蜜璃「善逸くん、私が守るからね!」
 有為「ボクはここで威力を緩和します!」
 一同「了解!」


 蜜璃「恋の呼吸・壱ノ型 初恋のわななき!(ビシャッ)」
 悲鳴嶼「岩の呼吸・参ノ型 岩窟の肌!(ドカンッ)」
 無一郎「霞の呼吸・弐ノ型 八重霞(ブンッ)」


 骸「血鬼術・伸指斧(しんしおの)」
 


 〜骸の指が一メートルくらいに伸び〜



 骸「切り裂いてやるわっ(腕を振り回す)」
 炭治郎「あがッッ うっ」
 睦彦「炭治郎—−−っ」
 禰豆子「ムームー!!(お兄ちゃんっ)」
 

 彼岸「やるわね。このまま攻撃を続けましょう」
 骸「分かったわ。彼岸、あの血鬼術は使わないの? もったいないわよ」
 彼岸「楽しみは後に取っていた方がいいでしょう?」
 骸「確かにそうね」



 アオイ「炭治郎さん、大丈夫ですかっ。立てますか?」
 炭治郎「フー。大丈夫。ちょっと擦り傷になっただけだから」
 光「無理すんなよ!」
 炭治郎「分かってる。でも、ぶっちゃけやっかいな術だな」


 伊黒「取りあえず、今のところは攻撃をかいくぐって接近するしかなさそうだな」
 義勇「だな。胡蝶、毒の準備は?」
 しのぶ「OKです。任せてください」


 花子「七峰が合図したら全員で行くよ。タイミング間違えないで」
 伊之助「おりゃああ! 伊之助様のお通りじゃァ!」
 仁乃「(屈伸運動)よし…」
 
 睦彦「(右足に巻かれた包帯を巻きなおして)」

 桜「ラジオの電源入れて。ナッツンは血鬼術の発動お願い」
 ナッツン「はいはい」
 寧々(魚)「わ、私、噂の内容考えましたっ」
 桜「さすがね。(ヘッドホンを装着しながら)ナッツン、行くわよっ」


 ナッツン「じゃ、行くよー☆」



  〜カチャリ〜


 寧々(魚)「こんな噂知ってますか?」



 怖いこわぁい人食い鬼。
 それに立ち向かう隊士たちのお話を。
 人食い鬼に攻撃されることがあるかもしれません。
 でも、きっと大丈夫。
 隊士たちの体から放たれる光は、攻撃を跳ね返してくれるでしょう



 放送室メンバー一同「こんな噂知ってますか?『絆魂の光』」



 煉獄「なんだこれは! 身体から光が!」
 宇髄「派手でいいじゃねえか。感謝するぜ」
 桜「みんな、今よ。真っ直ぐ向かって!」



 炭治郎「ヒノカミ神楽・円舞!」
 禰豆子「血鬼術・爆血!」
 善逸「雷の呼吸…漆ノ型 火雷神!」
 伊之助「獣の呼吸・壱ノ型 穿ち抜き!」
 仁乃「四季の呼吸・陸ノ型 夏越!」
 睦彦「光の呼吸・参ノ型 暗暗流打!」
 玄弥「バンバンッ(銃撃)」
 カナヲ「花の呼吸・陸ノ型 渦桃!」


 義勇「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮」
 しのぶ「蟲の呼吸・蜻蛉ノ舞 真靡き!」
 蜜璃「恋の呼吸・伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪!」
 伊黒「蛇の呼吸・伍ノ型 蜿蜒長蛇」
 宇髄「音の呼吸・壱ノ型 轟!」
 煉獄「炎呼吸・玖ノ型 煉獄!」
 実弥「風の呼吸・捌ノ型 初列風斬り!」
 無一郎「霞の呼吸・陸ノ型 月の霞消!」
 悲鳴嶼「岩の呼吸・弐ノ型 天面砕き」



 夏彦「かーらーの、血鬼術・陶酔の風」



 骸「あれ……なんか、足元がおぼついて…(ドサッ)




 ネクスト→みんなは骸を倒したのか? 次回もお楽しみに!
 



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「はい! そこ座って! 正座ね」
 花子「……今日はなんかツンツンしてない?」
 つかさ「確かに。で、何するのむう」


 むう「ってことで映姫、よろしく頼むね」
 映姫「花子。貴方は、ひょうひょうとしすぎる」
 花子「え、何いきなり」
 むう「四季映姫・ヤマザナドゥは、町でお説教して回ってる閻魔様だよ」


 花・つ「え、つまり今から俺たち怒られんの?」
 映姫「花子、ポケットに入ってるものを述べなさい」
 花子「やだよ」
 映姫「この鏡を見て(手鏡を花子に渡して)」


 花子「…ポケットに入ってるものはエロ本とエロいこけしと、人魚の鱗です」



 ※映姫の鏡を見たら嘘はつけない



 映姫「花子、貴方は八尋を好きすぎる」
 花子「それ、怒られるべきこと? むしろしかるべき相手はつかさじゃない?」
 映姫「貴方は、八尋に突然キスをして、八尋を虐めたでしょう」
 花子「………ちが、違うよ! いや、違わないけどっ」

 映姫「花子、お前は、エッチなトイレの花子さんとして生きていくつもり?」
 花子「そんなこと思ってないもんっ」

 映姫「つかさ、貴方はサイコパス過ぎる」
 つかさ「そーお? 普通だと思うけど」
 映姫「敵をグッチャグチャに殴って、その上人の命も惜しまない」
 つかさ「俺ねえ、人が苦しんでる顔見るのが趣味なんだよねー」

 映姫「つかさ、貴方は桜に仕事を全部押し付けすぎる」
 つかさ「………」
 映姫「いずれ誰からも嫌われる」
 つかさ「嫌だぁぁぁぁ! 普には嫌われたくないいい」


 映姫「そしてむう、お前は本編より大正コソコソ噂話をやりすぎる」
 むう「すみません閻魔様……正論でございます」


 三人「次回のゲストは【パチュリー×神崎アオイ】です!」

第42話「骸と、最後の鬼:後編」(2) ( No.212 )
日時: 2020/06/09 16:17
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 いよいよ、もうすぐ本編が終わりそうな感じになって来ております。
 最後までしっかり頑張りますので、よろしくお願いします。

−−−−−−−−−−


 【骸、ピンチ!】

 骸「あれ……なんか、足元がおぼついて…(ドサッ)」
 彼岸「骸っ。しっかりしなさいっ」
 骸「………」
 彼岸「ね、寝てる……!?」


 仁乃「やったのかな」
 善逸「死んだ? 死んだ?」
 玄弥「ピクともしないぜ。やっつけたんじゃね?」
 カナヲ「じゃああとは、あの鬼だけね…」


 〜彼岸、キッと夏彦を睨んで〜


 彼岸「何をしたの貴方」
 夏彦「何をしたって、別に。血鬼術の効果じゃない?」
 彼岸「……許さないわ」


 骸「……ゴホッ ゴホゴホッ」
 寧々「ま、まだ生きてる…。でも、ちょっとしんどそうね」
 光「そうっすね。でも今がチャンスです。早く首を斬ってしまいましょう」


 しのぶ「そうですね。蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ!(ドスッ)」
 骸「ゴフッ」


 彼岸「骸! 大丈夫? しっかりして!」
 骸「ゴホゴホッ ゴホッ 呪いが来たわ…」
 

 炭治郎「呪いって確か…」
 有為「六新鬼月の体に入っている、ボクの兄の呪術です」
 伊黒「ナイスタイミングだ。さっさとやってしまおう」
 つかさ「オッケー☆⌒d(´∀`)ノ」


 有為(お兄ちゃん、そこにいるの?)
 茂吉(有為か! 久しぶりだな。こっちで敵の動きを抑えるからな)
 有為(分かった。ありがとう)


 骸「ゴホゴホッ ゴホッ ハァ、ハァ」
 有為「これに懲りたらとっとと退場願います。祓魔術・水の神 水龍刃風!」


 〜水を含んだ風が吹き荒れて〜


 花子「今だ! いけ、みんなっ」
 かまぼこ隊一同「了解———ッ」

 義勇「水の呼吸・壱ノ型 水面斬り!(ブンッ)」」
 伊之助「獣の呼吸・弐ノ牙 切り裂きィ!(ビシャッ)」」
 骸「あっ。頸が斬れて…っ」


 〜骸の頸がコロンと転がって〜


 彼岸「大丈夫よ骸、頸は私が持ってるわ(転がった首を持とうとして)」
 光「おりゃあ往生しやがれ!」
 つかさ「じゃーね〜♪」


  ガツッ ゴツッ
  グチャグチャグチャ


 骸「グッ うっ ギャアぁぁっ」
 禰豆子「血鬼術・爆血!」
 骸「熱っ。 助けて彼岸! お姉ちゃん助けて!」
 彼岸「骸っ。待ってなさい、今行くからっ」

 桜「これで終わりよ。ワンモア行くわ。血鬼術・花弁舞桜!」
 睦彦「俺も華麗に決めるぜ。血鬼術・闇赤光!!」
 累「もういいよ君は。さよなら。血鬼術・殺目籠」


 〜大量の桜の花びらが骸の元へ〜
 〜睦彦の体から放たれた光と、累の糸が骸の体を切り裂いて〜



 骸「………あ、あぁぁぁぁぁぁ……(体が崩れる)」

 花子「よっしゃあ!(飛び上がって)」
 アオイ「みなさん流石ですね!」
 善逸「やったぁっ。倒したよ倒したよ、凄いよっ」
 伊之助「俺が一番強い寸法! 見るがよい完璧な俺様!」
 炭治郎「倒した…っ。倒すことが出来た…っ!」




 しのぶ「まだ喜ぶのは早いですよ。もう一人いますので…」



 〜しのぶが彼岸へと視線を向ける〜



 彼岸「許さない。あなたたちは一生許さないわ。よくも最愛の妹を殺したわねっ」
 仁乃「大丈夫。安心して。あなたも一緒に天国に送ってあげるから(ニコッ)」
 寧々「そうよ。妹さんともゆっくり天国で話せばいいわ」
 煉獄「うむ! それがいい!」


 彼岸「ふざけんじゃないわよッ 許さない…許さないわ…」
 有為「お話はもう済みましたか?」


 〜有為が杖を彼岸の元へ向けて〜
 〜杖の先の球が白く光りだす〜


 茂吉(今だ、いけ有為!)
 



 有為「……一遍死んでくださいね。祓魔術・終の神…」
 彼岸「血鬼術・無灯籠(むとうろう)」
 

 桜「!? 宵宮さん危ないっ。離れて!」
 彼岸「遅いわよ。妹を殺した報いよ、覚悟なさい!」


   ビュゥゥゥゥゥゥゥン!
 

 炭治郎「うっ(突風に思わず目をつぶって)」
 善逸「あ、あれ、有為ちゃんは?」




  有為の姿がどこにも見当たらない




 睦彦「どこだ宵宮! おいお前、宵宮をどこにやった!」
 実弥「オイ吐け! こんやろォ」
 彼岸「どこにもやってないわ。ただ」





   「彼女の存在を消しただけよ」







 しのぶ「存在を消した? どういうことですか」
 仁乃「嘘っ。じゃぁ、有為ちゃんは……」
 彼岸「さすが、四季の呼吸の使い手は頭がいいわね」


 無一郎「そ、そんなこと僕は認めない」
 彼岸「あら、じゃあ答えてごらんなさい。私が消した人間の名前を」
 無一郎「……そりゃ、もちろん…(口を開きかけ、とっさにつぐむ)」


 義勇「時透っ」
 無一郎「……分からない。あの子の名前が思い出せない…」
 炭治郎「そんなっ」


 宇髄「ダメだ、俺もアイツの名前が思い出せない」
 善逸「っていうか、メンバーの中にいたっけ?」
 蜜璃「!!」



 彼岸「ほら見なさい。みんな彼女の事なんて知らない、覚えてない」



 累「お前は……これが狙いだったんだな…」
 愈史郎「ずっと術を使わなかったのは、そのためか」
 悲鳴嶼「住宅街なのに家や街灯がなかったのは、お前が消したのか」
 アオイ「何てことをっ。早く倒してください皆さんっ」


 仁乃「言われなくても! 四季の呼吸…」
 彼岸「血鬼術…(仁乃の体に触れようとして)」



     バシッ


 睦彦「(彼岸の手を払いのけて)俺の彼女に触るな…っ」
 仁乃「むっくん!」
 彼岸「威勢がいいわね、じゃああなたも消してあげましょう」
 睦彦「!!」



 光「よけろ睦彦—————っ」





   ・・・・・・・
   



 彼岸「さて、愛しの彼氏が消えたけれど」
 仁乃「…ずっと一緒にいたのに……思い出せない……っ」
 夏彦「仁乃ちゃん…」


 彼岸「あなたたちもまとめて、消えて頂戴」






    ビュゥゥゥゥゥゥッ




 ネクスト→彼岸の術にかかってしまった一同。
      どうなる? 次回もお楽しみに。



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話



 むう「今日はこの方に来てもらいました!」
 パチュリー「どうも、パチュリー・ノーレッジよ」
 アオイ「神崎アオイです。よろしくお願いします」


 むう「今日は真面目なこのお二人です」
 アオイ「パチュリーさんは、図書館の司書さんなんですよね」
 パチュリー「ええ、そうよ。何か読みたい本はあるかしら」

 アオイ「そうですね。最近料理がマンネリ化してるので、料理本とか」
 むう「ええっ、そんなことないと思うけど」
 パチュリー「分かったわ、取ってくるから」


 〈10分後〉


   キャアッ 殴らないでくださいよお!
   図書館でうるさくしないで!


 むう「なんか凄い怒って帰ってきたが…」
 パチュリー「ごめんなさい。小悪魔がうるさくてね」
 アオイ「お疲れ様です」
 パチュリー「私のおすすめはこの本なんだけど、お気に召すかしら」


 むう「ん? この本って…」
 アオイ「真っ白な本ですね。タイトルは…」




    神崎アオイ


 アオイ「え?」
 パチュリー「どう? かなり詳しい説明で、料理もしやすいと思うわ!」
 アオイ「『神崎アオイ。 鬼殺隊隊士。蝶屋敷にて家事を担当』…」


 むう「それ、七不思議五番の16時の書庫の本じゃんっ。パチェ!」
 パチュリー「おかしいわね。いつから紛れ込んだのかしら」



    わーい。どこここ? 本がいっぱいあるぅ!
    全然文字が読めないわ


 むう「…………桜ちゃんと司の声がしたんですけど」
 パチュリー「ふぅ…ちょっと対処してくるわね」
 アオイ「あ、ごめんなさい。本はまた今度でもオッケーですよ」



 三人「次回は、【シジマメイ×栗花落カナヲ】です。お楽しみに!」

 




 

第43話「重なる想い」 ( No.213 )
日時: 2020/06/09 17:11
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈炭治郎side〉


 炭治郎「ん…? どこだここは…」



 新羅の術にかかった時のように、空間が白い。
 ところどころ、誰かの持ち物らしきものが落ちている。


 炭治郎「確か、彼岸の術にかかって、……まさか皆の存在も消されて…」



 俺は慌てて起き上がって、あたりを見回した。


 誰かの黄色い羽織り。
 誰かの猪の被り物。
 誰かの松葉づえ
 誰かの木箱


 炭治郎「この黄色い着物って、確か、……ダメだ、思い出せない…」


 いつも、隣で一緒に行動してくれた。
 ちょっと憶病だけど優しい友達。


 『俺はすっごく弱いんだぞ!舐めるなよ!』
 『折れてる炭治郎なんてダメだよォ〜』
 『待ってよォ〜炭治郎〜』


 炭治郎「もうちょっとなのに…」


 『お兄ちゃん!』
 『ムームー!』


 『かまぼこ権八郎』
 「誰だそれは!」
 『お前だ!』
 「違う人だ!」


 炭治郎「ダメだ……セリフは出てくるのに名前が出てこない」
 


 絶対に、忘れちゃダメな人なのに…っ。
 早く思い出さなきゃ、思いださないと永遠に会えないかもしれないっ。



 
 〈善逸side〉



 なぁ、お前は今どこにいるんだ?
 俺の前に、お前の羽織が落ちているんだけどさ、緑の黒の。
 ……お前の名前が出てこないんだよ。


 善逸「何でよ、何で思い出せないのよ!」


 ずっと好きだったあの子も、
 俺を会ってすぐにボコボコなぐったアイツも、
 カッコつけてちょっとウザかったアイツも、
 そいつと結ばれた可愛い子の名前も出てこない。


 善逸「でも俺は諦めないからな! 絶対に思い出すから!(涙)」

 

 だからさ、皆も、俺の事しっかり思い出してくれよ。
 俺の名前は我妻善逸。
 すぐ逃げるし、泣きますし、サボるし。
 

 でも、皆と一緒に行動出来てすっげえ楽しかったからさ。
 だから、俺の事、忘れないでほしい。




 〈伊之助side〉



 伊之助「アー———! 人生で最大の難問だぜ!」



 俺は人の名前を覚えんのが得意じゃねえ。
 けど、今どうしても思い出したい奴がいる。


 まずアイツだアイツ。
 何度挑発してもびくともしなかった奴!
 あとアイツだ。
 ビービー泣いてうるさかった奴。


 すっげえ強くて、それを鼻にかけた奴!
 そいつと仲良くて術が使えた奴!


 伊之助「…………か、か、か……」


 頑張れ俺様! 負けんな俺様!
 猪突猛進! 猪突猛進!!




 〈禰豆子side〉



 禰豆子「ムームー」



 私は鬼になってしまった。
 けれどそんな私に、みんなに優しくしてくれた。
 だから、そんな皆にまた会いたい。


 禰豆子「ムームー」


 お兄ちゃんの名前も分かんないよ。
 ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは私の名前思い出した?
 まだ思い出せない?
 

 私が近くにいって、答えたらルール違反かな?
 でも私が声を出しても、竹くわえてるからきっと届かないよね。
 だけど言うよ。


 私の名前は、竈門禰豆子。




 〈睦彦side〉


 睦彦「アイツの、羽織。アイツの包丁。アイツの雀…」
 チュン太郎「チュンチュン!」
 睦彦「わかんねえ……」



 俺は頭を抱えた。
 右足がずっと痛い。
 何で俺は、怪我したんだっけ? 誰を守ったんだっけ?


 ずっと好きだった人。
 忘れたくない人。
 一緒にいて楽しかった人。


 でも、思い出せない。



 『むっくん!』
 『私、※※。最終選別で会おう!』
 『むっくんは、ありのままのむっくんでいてね』



 睦彦「なぁ。俺の声が届いてないかもしれないけど、聞いてくれ」



 俺のあげたチョコ、どうだった?
 やっぱりマズかった?
 それとも結構美味しかった?
 あげたとき、お前は何を思った?



 『何でむっくんは、私に優しくしてくれるの?』


 本当は俺がききたかった。
 何でお前は俺に優しくしてくれるんだって。



 

 〈仁乃side〉



 私の目の前には、誰かの袴がある。
 誰かが私にくれたチョコもある。
 

 誰だったっけ。
 こんな私を好きだと言ってくれた人。
 ちょっと不器用で、でも明るくて、優しい人。
 

 仁乃「君がくれたチョコ、美味しかったよ、とっても」



 私の好きな鳥型のチョコだった。
 文字を間違えたのかな。
 

 『くるみざわ いつも ありがろん』


 そう書いてあったのを覚えてる。



 仁乃「君は、真っ先に私を思い出してくれるのかな」





 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話



 メイ「こんにちは。七不思議四番・四島メイです」
 カナヲ「………栗花落カナヲです……」
 むう「なんか、空気重いなぁ…」


 メイ「ごめんなさい…」←ミステリアス
 カナヲ「………」←無口
 むう「あれ、人選ミスったかな」


 カナヲ「ご、ごめんね。えっと…メイちゃん、よろしく」
 メイ「よろしくねカナヲ」
 むう「やっぱりこのコンビ特有のゆったりしたオーラがあるね」

 メイ「カナヲは、怪異って信じる?」
 カナヲ「………ピィンッ(コインを弾いて)」
 むう「そんなことしなくても、鬼にあってるでしょうが!」
 カナヲ「………信じる」



 むう「じゃあ、こっちから質問ね。二人とも好きな人いる?」
 メイ「そうだね、いた、かな」
 カナヲ「………なんで、そんなこと聞くの?」
 むう「炭治郎だよね」
 カナヲ「!? ち、違うよっ///」


 メイ「むうは、いるの?」
 むう「リアルではいないなぁ。クラスにカップルはいるけどね」
 カナヲ「…凄いね」
 むう「ま、出来るまではゆっくり行きますわ」


 メイ「むう、頑張ってね」
 カナヲ「…これからもよろしく…」
 むう「はい、よろしくお願いします!」



 三人「次回は優羽さんのオリキャラ【夜空闇】ちゃんと仁乃をお招きします!」


 

第43話「重なる想い」(2) ( No.214 )
日時: 2020/06/09 17:43
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈玄弥side〉


 玄弥「くそっ! バンバンッ(←銃撃)」


 何もない空間に、銃声だけが響き渡る。
 俺の周りには何もない。
 せめて、誰かの持ち物とかが落ちてたら良かったのに。


 玄弥「思い出せねえじゃねえかよっ」


 兄貴は無事なのか?
 兄と一緒にいた柱9人の名前は何だったっけ。
 それから、あの幽霊の兄弟の名前も。


 ああ、ムカムカする。
 


 玄弥「思い出せないならこっちから聞いてやるっ」



 俺は何もない空間をひたすら駆けた。





 〈カナヲside〉



 カナヲ「あ、これは…蝶の髪飾り…」



 落ちていたそれを見つけて、埃を軽くはらう。
 紫色のと、青色のだ。

 紫色の髪飾りを付けている人は、私の師範で、物腰柔らかでおっとりしてて。
 青色の髪飾りを付けている人は、ハキハキしてて、家事が得意で。


 それと。
 私の前にある、黒色の刃の剣。


 この剣を持っている人は、何事も口に出せなかった私を変えてくれた。



 カナヲ「………貴方の名前は…」



 『頑張れ! 人は心が原動力だから! 心はどこまでも強くなれる!』


 カナヲ「………会いたい…」



 
 〈花子side〉


 あの子と会ったとき、俺はわざと背後から声をかけて彼女を脅かした。
 俺を呼びだすことができたのも、あの子が初めてだった。


 『花子さん花子さん、いらっしゃいますか?』
 「こっちだよ…」


 花子「あ、そういえばドコかにあの子の名前が…」


 俺は学ランのポケットを漁った。
 確かノートに、あの子の名字と願い事を書いた気がする。



 「んじゃぁ、名前と願いをどうぞ!」
 『高等部1年A組、※※です! 好きな人と、今すぐ両想いになりたいです!」


 花子「くふふ、張り切ってたよなぁ」


 ノートを見る。
 書いたはずなのに、ノートは白紙だった。


 花子「そう簡単にはいかないか。でも、困るなぁ。営業妨害だ」


 だって俺はあの子のご主人様だから。
 あの子が困っているなら助けに行かないといけないでしょ?
 だから、待っててよ。すぐに行くからサ。


 

 〈寧々side〉


 寧々「もう、もう嫌! 好きな人の名前も忘れちゃったじゃない〜」


 高等部1年A組、八尋寧々です。
 好きな人と、今すぐ両想いになりたいです。
 誰かに、そう伝えたような気がする。


 私の好きな人は……。忘れちゃった。
 けど、多分誰かのお兄さんだったような気がする。


 寧々「それと、もう一人…」


 『お代はカラダで、支払ってもらうよ』
 『ヤシロは、えら呼吸が恋しいんだね? おいで白状代。魚の餌を買いに行こう』
 『ねえ、俺にしなよ。そんな奴より、うんとヤサシクするからさ』


 『俺からのおまじない♪』


 寧々「キャアぁぁぁぁぁぁぁ!(ボフンッ)」



 ……あんなに散々私をもてあそんだ癖に、
 私は彼のことを思い出せない。
 こんなんじゃ、助手失格よね。



 〈光side〉


 光「先輩—−−−−−! 七不思議———! あと俺が一生許さない奴———!」



 何度叫んでも先輩は返事を返してくれない。
 そして、こういうやり方でしか人を呼べないのもイライラする。


 光「俺の名前は、源光っす! 思い出してください! 俺も思い出すんで———!」
 もっけ「頑張れ」「負けんな」
 


 ふわふわのウサギが応援してくれる。
 俺は、絶対にあきらめねぇぞ!



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話


 むう「はい、この小説初の、他の作者さんとのコラボ企画です!」
 闇「夜空闇です。よろしくお願いします」
 仁乃「よろしくねーっ」

 むう「闇ちゃんは半妖だと聞いたので、今日は仁乃を連れてきました」
 仁乃「いえーい」
 闇「あなたも半妖なの?」
 仁乃「ま、そんな感じかな。半分鬼だよ」

 闇「半妖って、けっこう苦労するよねー」
 仁乃「そうだねー。怖がられたり悪口言われたりしてたもん」
 闇「でも、今は、優しくしてくれる人がいるからね」
 仁乃「そうだね、今は最高に幸せです!」


 闇「そういえば、こっちの小説にも霊夢たちは来てるんだね」
 仁乃「あ、うん。来たらしいよ。私は合ってないけど」
 むう「東方キャラが入ると作品がおかしくなるんだよね」
 闇「それ褒めてる?」


 むう「褒めてるよ。面白くなるからさ」
 仁乃「あ、そうそう。むうちゃんって一回死んだんでしょ?」
 闇「え゛っ」
 むう「あ、うん。つかさに殴られ、ルーミアに噛まれたよ」


 闇「あの、前に、ミライに体当たりされたり、童磨に食べられかけたりとか」
 むう「そうだね(∀`*ゞ)エヘヘ」
 仁乃「(∀`*ゞ)エヘヘじゃないでしょ!」


 むう「みなさんもお気を付けくださいね」
 三人「次回は【魔理沙×光】です、お楽しみに!」
 

 

第43話「重なる想い」(3) ( No.215 )
日時: 2020/06/09 18:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



 〈桜side〉


 桜「こんな噂知ってますか?」


 地面に落ちていたラジオのスイッチを入れて、恒例となっている言葉を口にする。
 何も起きなかった。

 いつもならあの子が『んじゃ、桜お願い』とか言うのだけど
 そういえば私は、あの子の名前を一度も口にしたことがない。
 

 桜「何でかしら…」


 
 あと、誰かが側にいたような気がする。
 

 『桜さんは※※先輩の事、どう思ってるんですか?』
 「※※は空気よ。いてもいなくても異常はないわ」



 そんなことない。
 異常がない。そんなことはない。
 私は今、あの子たちにもう一度会いたい。

 また、『桜——!』って抱き着いて欲しい。暑苦しいけど。
 また『お嬢ー』ってウインクしながら言ってほしい。チャラいけど。


 私は、紅茶とお菓子を準備して、二人と一緒に食べたいだけなのに。
 


 桜「こんな噂知ってますか? 私は、皆に、もう一度会いたいです」




 〈夏彦side〉



 俺が放送室に入ると、お嬢は淡々とした声で『お帰りなさい』と言う。
 アイツは宙にプカプカ浮きながら『おかえりー』と返す。

 あの二人、俺の事どう思ってるんだろ。


 『夏彦先輩はチャラいですよ』


 後輩の女の子にそう言われちゃった。
 その子に会った時も確か…


 「高等部2年B組ー日向夏彦ー☆ あ、連絡先交換しよ」
 『・・・・・・・』

 能面みたいな顔をしてた気がする。


 チャラい夏彦って認識でいいからさ。
 また思い出してよ俺を。
 ってことでワンモア、シンキングタイム開始(^_-)-☆



 〈つかさside〉


 俺は、誰かに殺された。
 その子は俺の事、ずっと嫌いだったかもしんないけど、
 俺はその子が今でも大好き。


 つかさ「また二人で遊ぼうよって言った時、確か困ったような顔してたっけ」


 「また会えて嬉しいよ! また二人で遊ぼ!」
 『…………』


 ずっと会ってなかったから、あの時会えたのが嬉しかったんだけどな。
 俺はその子が大好きだし、その子も俺のことが好きだって信じてる。

 もちろん、宵宮に召喚させられて、偶然会えたときは興奮したし、
 その子も俺と会えて嬉しそうだった。


 つかさ「あ、ラジオ…こちらつかさ。準備お願い」


 ……返事はない。
 

 『なんでこんなことしたんだ、つかさ!』
 「俺ねえ、人が苦しんでる顔見るのが好きなんだよねぇ」



 それは事実だ。
 けれど、人の喜んでいる顔を見るのも結構好きだよ。

 俺がさっき怪我した時、俺の助手が慌てて走ってきたの、嬉しかったよ。
 三人で噂変えるの、好きだよ。

 そして、※※。
 一緒に戦えることが出来て、すっごく楽しかったよ。



 だから。



 つかさ「こちらつかさ。メーデーメーデー、応答せよ」







      ブブッ




    微かなノイズ音がした。






 ?? 『………あなたの名前は、つかさなの?』
 つかさ「!  そうだよ、俺はつかさ!」
 ??『私の名前は七峰桜よ。どこにいるの? 会いたいわ』
 つかさ「待ってて。すぐに行くからっ」





 



 桜「みなさんこんにちは。こちら桜。メーデーメーデー、応答してください」






 




第43話「重なる想い」(4) ( No.216 )
日時: 2020/06/10 16:35
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 第1話からうっすらと予想していた話のレーンにようやく乗せられた!
 本編もあと少しですが、なあなあで終わらないように頑張ります。


 −−−


 桜「こちら桜。メーデーメーデー、応答してください」


 炭治郎「! こちら炭治郎。竈門炭治郎です」



 無一郎「……了解。霞柱・時透無一郎だよ」



 しのぶ「無一郎くん。思い出しました。私は胡蝶しのぶです」



 煉獄「胡蝶か! 俺は煉獄杏寿郎だ! 声がきけて誠に嬉しく思う!」



 カナヲ「…師範……会いたいです…。私は、カナヲです」



 アオイ「カナヲどこにいるのっ? 私は神崎アオイです。覚えてますか?」



 光「アオイさん大丈夫っス、覚えてますよ! 俺の名前はどうすか」


 悲鳴嶼「……源光という認識でよろしいだろうか…南無阿弥陀仏」



 光「バッチリっす! さすが悲鳴嶼さん」



 伊之助「あ、そうそう思い出したぜ! 俺は伊之助だ、覚えとけ!」



 蜜璃「伊之助くんありがとうっ。甘露寺蜜璃です!」



 有為「みなさんボクのせいでごめんなさい。宵宮有為と申します」



 伊黒「フン、全く。伊黒小芭内だ。甘露寺は無事なようで何よりだ」


 夏彦「同意するよ。お嬢、俺がいなくて寂しかった? やっぱり?」


 桜「………何て言ってほしいの?」


 宇髄「地味に声が震えてるぞバカ垂れが。祭りの神が派手に話に割り込むぜ」



 義勇「同じく、水柱の冨岡だ…話に参加してもいいだろうか」


 寧々「もちろん。八尋寧々よ、大根足じゃ、ないんだからねっ」


 有為「じゃあ何とお呼びすれば…」


 寧々「なんでそこで悩むのよ〜」

 
 禰豆子「ムームー!!」


 炭治郎「禰豆子っ。よかった、無事で…っ」


 善逸「待ったまったぁぁ! 禰豆子ちゃん、俺の事覚えてる?」


 禰豆子「ムームー!」


 実弥「お、やっと電波繋がったぜ」


 玄弥「兄貴っ。俺は玄弥だぞ、忘れてねえよな?」


 実弥「………嫌なことに忘れてねえな」



 仁乃「もう、そんなこと言わないでくださいよ、ねえ」


 睦彦「全くだな。『デレデレさねみ』と呼ばさせてもらおう」


 無一郎「……デレデレさねみ…('_')」


 実弥「おい言うなっ!!」


 光「まだ声が聞こえない奴がいるっすね。あと誰ですか?」


 炭治郎「花子くんと、つかさくんかな」


 しのぶ「あまつかコンビがまだのようですね。もう少し待ちましょうか」



 桜「…そうね。チャンネルはそのまま゛っう゛っ」


 夏彦「お嬢どうしたの!? 」


 アオイ「桜さんどうしたんですか、大丈夫ですか?」


 桜「…あの子が首に…っ。苦しいから離れなさい」


 つかさ「やっほ————! つかさだよーっ」


 睦彦「やけに遅かったな。何でだ?」



 つかさ「ずっと桜探してたからかな。疲れちゃったよ」



 仁乃「あとは花子くんだけだけど…」



 花子「あ、ごめんごめん。ちょっと俺のとこにあるラジオ壊れちゃって」


 蜜璃「あらあら」


 伊之助「自分で壊したんじゃねえのかよ」


 炭治郎「失礼だぞ伊之助!」


 禰豆子「ムームー!」


 無一郎「……で、治ったんだね」


 花子「あ、何とかね。で、これからどうしようか?」


 有為「取りあえず、皆で同じ場所に集まりましょうか」


 実弥「そうだなァ。何か方法とかねえか?」


 有為「転移術を起動させます。少々お待ちください」


 一同「了解っ」





 【出張編:大正コソコソ噂話】

 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話



 むう「はい、いらっしゃーい」
 光「チッス。ラジオで喋ってます、源光ですっ」
 魔理沙「霧雨魔理沙だぜ」

 むう「やっぱり…いけいけドンドンの二人だなぁ」
 魔理沙「そうか? まぁ性格だから仕方ないなっ」
 光「そうっすねー。俺は自分の性格好きですし」

 むう「あ、そうそう。このコンビって色々似てるけど…」
 魔理沙「なんだ? 性格意外に何が似てるのか教えてくれ」
 むう「二人とも、ヒロインじゃん」

 光「え゛っ。俺、ヒロイン、なんすか?」
 むう「読者さんからそう言われてるよね?」
 魔理沙「男なのにか? 何で?」
 むう「………さぁ」
 光「教えて下さいよおっ!」


 魔理沙「ドンマイだぜ。ムカついたら読者に攻撃すればいいぜ」
 むう「ダメぇぇぇぇ!」
 魔理沙「弾幕はパワーだぜ!」
 むう「攻撃はしないでぇぇぇ」
 光「魔理沙さん落ち着いてくださいっす!」


 三人「次回のゲストは【つかさ×ルーミア×フラン】です。お楽しみに!」
 魔理沙「……やべぇコンビじゃねえかっ」
 むう「またぴちゅるかもしれんっ(汗)」
 光「じゃあ、何で呼んだんすか…」

 


 



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.217 )
日時: 2020/06/10 16:54
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

いや……出てきたよ…
闇………

ありがとうございます!
私も頑張るぞー!!!!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.218 )
日時: 2020/06/10 17:01
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 本編とは全然関係ないけどっ。推しについて話させてくれ!
 小説更新? なにそれおいしいの?(←おい)
 
 神)何々、今日はこれ以上話が思い浮かばんと。


 はい。
 ってことで私の推し…いっぱいいますけど、今回はまずコイツラ(←おい)


 善逸/無一郎


 善逸はねぇ、ムードメーカーだよね。
 いないと寂しい存在。うるさいけど、やっぱその場にいてくれると嬉しいよね。
 そして技がカッコいいいよ。ギャップいいよ。


 よきいいいいいいい!



 むいくん! ため年です嬉しいっ。
 霞の呼吸かっこいい。毒舌かわいい。声もかわいい。



 よきいいいいいいい!



 つかさ/累/ルーミア



 ちょい待てよ。推しにやべぇ奴しかいないのだけど。
 あれ? 私、意外とサイコパスの子好きだったんだw




 つかさ、まずこれだけは言わせてもらおう怖い!
 怖いけど可愛いって……罪だよ、はい懲役五年ね!
 花子くんとこれからも頑張って!
 そして真顔がめっちゃくちゃ怖いよ。そこが好きだけど。


 累。過去の話泣けました。
 血鬼術かっこいいっす。
 


 よきいいいいいいい!


 ルーミア。口調可愛い。ルックスかわいい。
 そーなのかー、が最高。
 だけど君グロイとこあるから怖いんだよ。だけど、


 よきいいいいいいい!



 神)よきいいいいいいい!だけ言えばいいと思っているようじゃな
 私)え、そんなことないっすよ
 神)キャラに悪いと思わんのか!
 私)えええええっ




第43話「重なる想い」(5) ( No.219 )
日時: 2020/06/11 18:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 あぁぁぁ、もうすぐ物語が終わるぅぅ…。
 今日は4時間PCできるから、ひょっとすると…うわぁぁあん!
 ↑お気になさらず。

 終わらせることが出来たのも皆さんのおかげです!
 あとがきまで、最後までお付き合いお願いします!
 


−−−−−−−−−−


 〈有為side〉


 有為「皆さん、行きますよ。ちょっと揺れますのでお気を付けください」

 義勇「…了解した」

 しのぶ「有為さんありがとうございます」

 アオイ「ありがとうございます有為さん」

 有為「それでは。祓魔術・拾の神 空間転移!」



 〜ひゅんひゅんひゅんひゅん(←効果音)〜




  ドサッ


 炭治郎「痛っ。いてててっ」
 善逸「ギャウッ。い、伊之助、俺の体から離れろ重いっ」
 伊之助「ハッハァ! 何だこれすっげえ楽しい!」

 睦彦「うおわっっ(ドスッ)あ、足の傷口が地面に…っいだだだだッ」
 仁乃「大丈夫むっくん。肩貸そうか?」
 睦彦「いや、大丈夫だ。ありがとな」


 寧々「みんなよかったぁ無事で。一時はどうなるかと思ったわ」
 玄弥「怖かったぜ、皆が自分のこと忘れちゃうなんて」
 花子「でも、思い出せて良かったね」
 光「そうだな。良かったっす」


 禰豆子「ムームー」
 つかさ「ラジオが繋がって良かったね。さすが桜!」
 桜「たまたまラジオが皆の元にあっただけでしょう」

 無一郎「…皆の、会いたいという意思が強かったからだと思います」
 カナヲ「…そうだね。こうしてみんなに会えることが出来たのも」
 実弥「奇跡ってやつかねェ? キラキラした言葉は好きじゃねえんだがよォ」

 煉獄「この状況が奇跡と仮定するなら同意見! 誠に嬉しく思う!」

 もっけ「みんなと会えて我らも嬉しいのです」
 もっけ2「我ら、皆と一緒にいたい」
 もっけ3「アメやる」


 桜「それで、この後はどうすればいいのかしら」
 宇髄「このままこの空間に閉じ込められるなんて嫌だぜ俺は」
 伊黒「同意する。それに現実世界ではまだあの鬼は生きてるしな」
 悲鳴嶼「被害が大きくなっている可能性が高い……南無阿弥陀仏」

 しのぶ「彼岸の術は『物の存在を消す』ものですから、
     存在を認識したら術の効果はきれるはずですが…」



 夏彦「じゃあ、もうちょい待ってみる?」
 蜜璃「え、でも、そんなことしてていいのかしら…」
 仁乃「じゃあ、皆で散策してみます? 何かあるかも」

 炭治郎「そうだな、その方がいいのかもな」
 





 ??「これはこれはお揃いで」
 ??「数時間前にお別れを済ませたばっかなのにね。気分はどう?」
 ??「骸さんやっつけたの? やるじゃん君たち」
 ??「ここから抜け出す方法なら教えてやるよ。ハハ、アタシって結構いい奴だろ?」





 一同「!!」
 




 累「燐月!」
 つかさ「銘祈に、新羅に求手名もいるじゃん。やっほー」
 燐月「やっほー、つかさくん。君手強かったよ。拳骨って凶器になるんだね」

 有為「何でここにクズどもがいるんですか?」
 銘祈「おい陰陽師、口がわりぃぞ」
 新羅「ここは彼岸さんの術で創られた世界。存在を消された人だけが入れる場所さ」
 求手名「お前らに倒されて死んだアタシらがいても、変じゃないだろ」



 しのぶ「あなたたちは、現実に帰る方法を知っていると」
 義勇「…信じてもいいのかどうか」
 光「(錫杖を構えて)おい、変な行動とったらすぐにあの世に送ってやるからな!」
 新羅「監視付き? 油断ならないねぇ」



 求手名「教えてやってもいいよ。ただし、タダではダメ」
 寧々「何でも払うわ。教えてっ」
 花子「八尋、そんな簡単にOKしちゃダメだよ。相手は六新鬼月だよ」
 桜「……一個訂正するわ。かつて六新鬼月だった者たち、ね」

 桜「信じてもいいんじゃないかしら」
 禰豆子「ムームー!」
 光「七峰先輩までっ」


 善逸「まぁ桜さんって元々悪役でしょ? 悪役がそう言うんならいいんじゃないの」
 アオイ「桜さん悪役なんですか。見えないですね…」
 夏彦「俺たち健全な悪役だからサ☆」

 伊黒「フン、ばかばかしい。それで、方法とは何だ?」
 新羅「えっとね。彼岸さんを、助けてほしいの」
 一同「助ける?」




 新羅「ここは彼岸の想いが一番宿っている。彼岸はね、人間だった時、両親に虐待されたんだ」




 炭治郎「(思わず顔をしかめて)」
 仁乃「……」
 銘祈「骸様もだぜ。でも、彼女より彼岸の方が暴力を受けてた」
 蜜璃「ひどい話…生まれてきたこと自体が奇跡なのに…」


 求手名「そんな人生送ってたらさ、思うじゃない。自分の生きてることに何の価値もないって」


 睦彦「(一瞬チラリと仁乃を見て)」
 仁乃「…何年か前の私と同じ気持ちだったんだね…」
 無一郎「…それで?」


 燐月「そんな彼女が鬼になってもさ。やっぱり自分の存在意義なんてない」
 銘祈「そりゃあ、妹と一緒に行動出来て、それが少し心の支えになったかもしれないが」
 求手名「やっぱり…精神的な面でも彼岸は疲れ果ててた」




   血鬼術・無灯籠=ものの存在を消す能力


 
 燐月「ひょっとしたら彼岸ちゃんは、自分の存在を消したかったのかもしれない」
 悲鳴嶼「悲しい理由だ…何と哀れな鬼…」
 光「そんなっ。ダメですよそんなことしちゃっ。大切な命だし」


 求手名「だから、彼岸に自分の想いを伝えてほしい。ここは彼岸の心の中でもあるから」
 新羅「それで、彼岸さんが自分にとって嬉しいことを見つけられら、きっと大丈夫」
 銘祈「お願いだ。元々アイツも人間だったんだから」




 花子「いいよ」
 宇髄「花子…」
 花子「俺は学園七不思議のリーダー。人と怪異の関係を正しく保つ義務があるから」


 有為「ボクも賛成します。陰陽師は鬼と人間を守る職業だから」
 仁乃「私も!」
 睦彦「もちろん俺も賛成するぜ。皆もOKだよな?」


 桜「どこかの誰かさんは、人と怪異の関係を正しく保つ必要はないって言ってたわね」
 夏彦「そのあたりどうなの、つかさ」
 つかさ「うーん…そうだね。俺はこっちの世界に来れて楽しかったよ」



 つかさ「だから、今回は負けるよ」
 寧々「つかさくん……!」
 光「おい、こいつ本当にあのつかさなんだよな?」
 桜「こっちの世界に来て、大分感化されているみたいね」

 炭治郎「よし、かまぼこ花子隊最後の仕事だ。準備はいいか?」
 一郎「オー!」



 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話



 むう「やばいやばい。部屋に鍵かけとこ」





  ズドドドドドドッ




 つかさ「やっほお、つかさだよーーーっ」
 フラン「グッとしてドカーン!」
 ルーミア「人間の匂いがするのだー。お腹すいたなー」


 むう「終わった、コイツラ入口の戸壊しやがった」



 つかさ「あれー。むうだー」
 ルーミア「こいつ、むうって言うのか?」
 フラン「じゃあ早く血を吸おうよっ」


 むう「むう、14歳。今日が命日でしょうか…(泣)」
 ルーミア「んじゃ、いっただっきまーす♪」
 むう「ぎゃあ゛あ゛あああああああああっ」



 霊夢「私は異変解決の専門家 博麗霊夢!

不意打ちなど必要ない

もう何度目かの鬼退治 今回も必ず成功さしてみせる!」




 むう「れーいーむぅぅぅぅぅ!(女神に見える。)」
 フラン「あ、霊夢。久しぶりー」
 つかさ「俺つかさ—。よろしくねえ」
 ルーミア「霊夢来たのだ。久しぶりだなー」


 霊夢「悪霊どもっ。退散! スペルカード発動!」
 フラン「霊夢っやめてえええええ!」
 ルーミア「やめるのだ霊夢!」
 つかさ「え、え、え、これやばい状況?」



 霊夢「スペルカード発動!」
 フ・つ・ル「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 


 

第43話「重なる想い」(6) ( No.220 )
日時: 2020/06/11 17:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ☆霊夢風にかっこよく決めるぜ☆
 
 私は二次小説執筆の専門家・むう!(新名夢兎)
 バッドエンドなんぞ必要ない!
 もう終わっちゃう物語 必ず幸せに終わらせる!

 −−−−−−−−−−


 【一同:円陣を組む】



 炭治郎「準備はいいか、皆」

 善逸「OKだよ。まだダメって奴はいる?」

 禰豆子「ムームー(頸を横に振って)」
 

 仁乃「大丈夫だよ。言いたいこともちゃんとあるよ」

 睦彦「よし、誰から行く?」

 炭治郎「こうしないか? みんな自分の言いたいことを一文ずつ言っていく」

 義勇「…分かった。じゃあ炭治郎から時計回りで行こう」



 *************************


 炭治郎「俺が生きてて良かったと思う理由は、仲間がいるからだ」


 善逸「同意。こんな俺に優しくしてくれる皆に感謝したい」


 伊之助「俺が生きてて良かったと思ったのは、飯が天ぷらの時だ!」


 仁乃「……伊之助さんらしいね。生きてて悲しい事もいっぱいあったね」


 睦彦「そうだな。とくに家族が死んだときは辛かったし悲しかった」


 カナヲ「…でも、そのあとにアオイや師範と会うことが出来て嬉しかった…」


 玄弥「失ったあとに得られるものも沢山あるはずだ」


 義勇「…彼岸、お前には仲間がいる。お前は多分嫌われてない」


 しのぶ「(ww)そうですよ。六新鬼月の仲間も、妹さんもいる」


 蜜璃「仲間を疑うこともある。私だってそう。だけど、それは当たり前よ」


 伊黒「甘露寺の言うとおりだ。人の言葉など嘘だらけだからな」


 無一郎「…それでも…仲間がいる君は幸せだと思う」


 煉獄「虐待されたときは辛かったのかもしれない! けど、今はどうだ!」


 宇髄「派手に鬼になれて良かったじゃねえか。俺にとっては良くねえがな」


 実弥「えっと、その、何だ。どんだけムカついても自殺はするなァ」


 悲鳴嶼「……悲しい時は仲間に頼れ…仲間がいなくなっても、彼らの言葉が心髄にある…」


 燐月「ねえ彼岸ちゃん。彼岸ちゃんの好きな物は何? 俺が好きなのは—」


 銘祈「燐月の好きな物は女。あまり期待するな」


 新羅「くくっ言えてる。ねえ彼岸さん。ボクら、貴方の仲間になれたかな?」


 求手名「まだ、消えたいって思う? ならアタシが食ってやろうか?」


 炭治郎「ダメですよそれは。でも、彼岸。ここには、酷いことする人間はいないよ」


 善逸「そうだよ、皆いるよ。これだけは事実な」


 禰豆子「ムームー(だから大丈夫)」


 伊之助「早い話がクヨクヨすんなってことだ!」


 仁乃「骸が倒されて、凄い怒ってたよね。彼岸は優しいよ」


 睦彦「だから元気だせ。自分は強いって思え。これ、俺が良く言う口癖」


 義勇「…悲しい時はいっぱい泣けばいい」


 しのぶ「楽しい時は笑えばいい」


 蜜璃「みんなと一緒に美味しいもの食べて、笑いましょ」


 伊黒「だからさっさと成仏しろ」

 
 無一郎「…大丈夫、皆が一緒にいるよ」


 煉獄「うむ! どんなに離れても、家族がいる!」

 
 宇髄「お前は強いぜ。なにせ存在消せるんだもんな。でも自分は消すなよ」


 実弥「消すんだったら俺に消させろや」


 悲鳴嶼「……お礼を言う。私たちと戦ってくれてありがとう…」







 一同「ありがとう、彼岸」








 彼岸「 ありがとう、みんな。おかえりなさい」








 *************************



   ドサッ


 一同「うわっ」
 彼岸「ありがとう、みんな。本当に、ありがとう」
 

 義勇「…よしみんな、行くぞ」
 しのぶ「こちらこそ、ありがとうございました。彼岸さん」


 
 炭治郎「彼岸。ありがとう。またどこかで会えたら嬉しい」
 彼岸「そうね。その時は、前を向いて歩けると思うわ」






 炭治郎「水の呼吸・伍ノ型 干天の慈雨」





  彼岸の頸が崩れる。
  彼女は笑った。そして、もう一度「ありがとう」と、小さな声で言った。






  〜ボロッ〜




 →最終話へ続く。


 
 

最終話「キセキ」 ( No.221 )
日時: 2020/06/11 18:47
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 さい…さいじゅうわ゛…さいじゅう…っ(リアルで泣きそう)
 皆さん、ありがとうございました。


 −−−−−−−−−−

 【それから】



 鳥が窓の外でチュンチュン チュンチュンとうるさい。
 俺こと竈門炭治郎は、ゆっくりと目を開けた。


 炭治郎「……ここは、蝶屋敷?」
 アオイ「起きたぁぁっ。良かったですぅぅぅ!」

 廊下をぞうきんで拭いていたアオイさんが、俺の声を聞きつけて駆けてくる。
 その目には涙が溜まっている。


 アオイ「あの後、みんなが気絶しちゃって、大変だったんですよ…っ」
 炭治郎「そうなんですか?」
 アオイ「みんな、長時間の戦闘で体中の骨が折れてるの」


 ベッドの数が足りないので、柱の9人は珠世さんの診療所で治療を受けているらしい。
 蝶屋敷に運び込まれたのは、かまぼこ花子隊だそうだ。


 横を見ると、善逸がいびきをかきながらすやすやと眠っていた。
 他のみんなも、お疲れのようだ。


 善逸「ね、ねずこちゃん……カワイイ、好き…」
 伊之助「フガ、フガ」
 仁乃「……ん。う…すやぁ〜」



 戦闘はしんどかったし、疲れたし、怪我した人もいたけれど、
 誰も死ななかった。
 本当に、良かったと思う。



 あのあとすぐ、俺たちは全員で抱き合って、「生きてる! 生きてるよぉ!」と勝利を喜んだ。
 彼岸の体は無事、塵になって消えて行った。
 他の六新鬼月の姿も、気が付けば見えなかった。



 ??「いだあああああ!」
 ??「もうちょっと辛抱してください〜」


 この声は、睦彦くんと、きよちゃん?
 身体を少し浮かせて部屋の外を見ると、きよちゃんが睦彦くんの足に義足をつけていた。
 

 戦闘の時に珠世さんがつけた義足は、応急処置用の簡単なものだったが、
 新しくつけるのは性能のいい、木製のものらしい。
 神経と神経を繋ぐ過程で、睦彦くんの悲鳴が聞こえてくる。



 炭治郎「頑張れ睦彦くんっ」
 睦彦「OKー。いだあああああ!!」
 すみ「(カチャリ)はい、終了です。立ってみてください。歩けますか?」



 睦彦くんは、よろよろと歩きだした。
 ズルッと音を立てて、彼の体が後ろに倒れる。


 アオイ「危ないっ」
 睦彦「よっと」


 転びかけたその時、彼は持ち前のバランス神経でバク転をし、華麗に着地。
 ……すごい。


 桜「八尋さん、あっちの洗濯物お願いね」
 寧々「はいッ。夏彦先輩早く早くっ」
 夏彦「はいはい。あ、そうそう、お昼は光くんの手作りだって」



 ケガが全くなかった花子隊の桜さん、寧々ちゃん、夏彦くんは家事を手伝っている。
 花子くんとつかさくんは、まだ怪我が治ってないらしい。



 善逸「ん? いい匂いがする!」
 伊之助「飯! 喰うぜ!」
 仁乃「……ふわぁぁ、良く、寝たぁ」
 睦彦「お、皆起きたか」



 花子「いててててて。筋肉痛が痛い。白状代投げまくったからかな」
 つかさ「お腹の傷が痛いよ〜助けて普ー」


 光「ご飯できたっすよー! 運んでくださいっす」
 しのぶ「お手伝いお願いします」
 一同「はーい」




 *************************




 累は、あのあと天国に旅立った。
 机の上に書置きがおかれてあり、『じゃあね』とだけ書かれていた。


 俺たちがこれまで辿ってきた軌跡。
 俺たちがこれまで起こしてきた奇跡。


 俺たちの旅の中で出会った人。新しい仲間たち。戦った敵。
 みんな、それぞれ色んなことを抱えているけど、
 きっと大丈夫。


 皆でまた一緒に旅をしよう。
 また一緒に奇跡を起こそう。
 かまぼこ隊のみんなで。



 *************************


 【一か月後】


 花子「んじゃ、俺たちはそろそろ帰るよ」
 かまぼこ隊一同「えっ」

 花子「リーダーがいなくなって、七不思議が困惑してると思うし」
 寧々「私も、親友の葵に会いたいな〜」
 光「だからまた呼んでくださいっす。確かあと二週間くらいで夏休みなので」

 炭治郎「うん、また一緒に美味しいものでも食べに行こう」
 善逸「寧々ちゃん、俺の事忘れないでね!? お願いだよ!」
 睦彦「色々、ありがとな。また会おうぜ」

 寧々「うん。だから有為ちゃん、今度は自分の意志で召喚してね」
 有為「………考えときます」


 桜「あっちに帰ったらまた七番様たちとは敵対するわね」
 夏彦「そうだねー☆ 寧々ちゃん、俺に負けないようにね!」
 つかさ「普ー。向こうでもよろしくねー」


 花子「じゃ、宵宮。かもめ学園までワープさせて」
 有為「………」
 桜「どうしたの?」



 有為「……絶対、来てくださいね」


 花子「うん、了解」
 寧々「みんな、ありがとう! またいつか!」
 光「ありがとうございましたっす。じゃ!」
 
 桜「それじゃぁ私たちは退場するわね。また会いましょう」
 夏彦「寂しいからやっぱ連絡先交換しとく?」
 桜「ケータイもないこの時代に何言ってるのかしら」
 つかさ「じゃ、またねーっ」




 ひゅんひゅんひゅんひゅん





 大きな音に思わず目を閉じ、そしてゆっくり開ける。
 花子くんたちの姿は、もうなかった。




 でも俺たちはまた、彼らと会うことになるだろう。
 そしてその時にはまた、みんなで鬼を倒したり、みんなで楽しいことを共有したりするだろう。
 みんなで、一緒に軌跡をたどろう。




 また、いつかきっと。
 俺は、ずっとそう願っているから。




   
 END




 



  

あとがき ( No.222 )
日時: 2020/06/11 18:50
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 めっちゃ長くなるあとがき




 みなさんこんにちは。むうです。
 3月から三カ月にわたって執筆してきた本編も、やっと完結しました。
 最後までご愛読いただき、ありがとうございました。

 第1話を書いたときには想像もしなかったラスト・コラボ・睦彦の怪我(←おい)
 途中話の構成が分からなくなる時期もありましたが、
 無事、ハッピーエンドを迎えることができました。


 みなさんは、どの話が好きですか?
 どのお話が感動しましたか? どのお話が面白かったですか?
 オリキャラ3人の中では誰推しですか?


 皆さんの好きなお話、好きなキャラ等、良かったら教えて下さい。
 作者の好きなお話ランキングトップ5はコチラです!


 1「大好き」
 2「チョコレート」
 3「七不思議旋風」
 4「臨時柱合会議」
 5「伊之助ハッピーバースデー」



 睦彦告白シーンは(チョコレート編でも)…頑張りましたよ。
 べたべたにならないようにするのが特に。
 ニヤニヤしていただけましたでしょうか。
 
 七不思議旋風はですね、ネタバレ九十パーカットで、七不思議の魅力をお届けしました。
 桜ちゃんがうきうきルンルンで流しちゃうシーンがお気に入りです。

 

 続いて書いていて楽しいキャラはコチラです!


 1善逸
 2花子
 3睦彦
 4つかさ
 5桜



 善逸、「ギャァァァァァ」って打つだけで気分上がります。ありがろん。
 花子くんに、いつもみんなをからかわせていました。
 睦彦は一番の被害者ですね(笑)


 最初どんな話だったか忘れちゃったって言う人は、また一から読んでみるのもいいかと。
 強制はしません。時間を見つけて読んでくださると幸いです。


 

 読者の皆さん、今まで『六人の軌跡』を読んで下さり、ありがとうございました。
 キャラクターも作者もとっても嬉しかったです。
 また小説を書く機会がありましたら、また読んでくださると元気が出ます。
 以上、あとがきでした。





 追伸1


 本編は終わりましたが、この後にちょこっと外伝を乗せる予定です。
 また、本編完結後もコメント受付中ですので、気軽に書き込んでくださいね。



 追伸2


 本編は、外伝を書き終わった後に完結処理を行う予定です。
 完結小説図書館にて、またお会いしましょう。




 2020年6月11日 むうより
 

 


 


 

オリキャラ設定 睦彦編 ( No.223 )
日時: 2021/03/29 20:52
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 今日6月12日は睦彦の誕生日!
 ということで、今日は睦彦の設定をご紹介します。



 刻羽睦彦

 読み:こくばむつひこ
 性別:男
 階級:丁(ひのと)
 身長:158センチ

 誕生日:6月12日
 誕生花:ライラック
 花言葉:思い出、友情

 血液型:B
 年齢:17歳
 出身地:東京府奥多摩
 座右の銘:当たって砕けろ
 趣味:食べ歩き
 特技:暗算
 好きな物:辛いもの、仁乃、仲間、料理(下手)
 嫌いな物:キュウリ、不意打ち、めんどくさい事。


 呼吸:雷の呼吸&光の呼吸



 神社の次男に生まれる。
 13歳で最終選別突破。


 雷の呼吸を我流光の呼吸に変えるあたりは頭がいいのかもしれない。
 ちなみに苦手な勉強は漢字。
 字はうまいらしい。

 性格は直情径行で少し高慢だが素直なところもある。
 また、まず手が出るタイプなので、隙を狙った不意打ちの攻撃が出来ない。
 バランス神経が良く、不安定な場所での戦闘が得意。

 からかわれやすく、特に花子くんから仁乃の事でいじられている。
 仁乃に片思いをしており、晴れて結ばれるラッキーボーイ。
 戦闘にて柱と仲間をかばい、右足を失う。
 口癖は「俺は強いからな」。




 〈光の呼吸〉


 1爆光一閃(ばっこういっせん)
 2光線昇降突(こうせんしょうこうとつ)
 3暗暗流打(あんあんりゅうだ)
 4紅灯陰火(こうとういんか)
 5斜光斬り(しゃこうぎり)
 6暗黒狂乱(あんこくきょうらん)
 7柳暗花明(りゅうあんかめい)
 8光照剣舞・壊(こうしょうけんぶ・かい)
 9閃光爆裂(せんこうばくれつ)
 10円旋虹光(えんせんこうこう)
 
 

オリキャラ設定 仁乃編 ( No.224 )
日時: 2021/03/31 06:48
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 続いて仁乃の設定です。


  胡桃沢仁乃

 読み:くるみざわにの
 性別:女
 階級:乙(きのと)
 身長:150センチ

誕生日:12月26日
誕生花:クリスマスローズ
花言葉:私の不安をやわらげて

 血液型:О
 年齢:15歳
 出身地:東京府牛込

 座右の銘:情けは人の為ならず(人にしたことはいずれ自分に幸福を呼ぶ)
 趣味:運動、歌
 特技:裁縫
 好きな物:わらび餅、抹茶
 嫌いな物:虫全般。


 呼吸・技:四季の呼吸&血鬼術
 



 五人姉妹の次女に生まれる。睦彦の同期。
 ある日、鬼による襲撃を受け体内に鬼の血が入る。
 鬼化しない特殊体質で術のみ使えるが、
 周りからは化物だと言われ暴行を受ける日々を送っていた。

 育手はおらず、独学で呼吸を取得。
 11歳で最終選別突破。

 行方不明だった姉の麗乃(れいの)と偶然再会するが彼女は鬼化しており、
 自分の手で討伐を達成する。

 ※詳しくは短編集をcheck


 誰にでも優しく人当たりがいい性格。
 視力が良く、周りを見ただけで建物の構造や敵の位置などを把握できる。
 また鬼の血の影響もあり、怪我は短時間で回復する。


 家族以外で初めて自分に優しくしてくれた睦彦に好感を得ており、
 晴れて彼と結ばれるラッキーガール。
 ちなみに、睦彦が送ったチョコに書いてあった、

 『くるみざわ いつも ありがろん』

 という文字を見て一時間ほど笑い続けていたという。

 これからも仁乃睦で頑張って欲しい。
 頑張れ仁乃ちゃん!

 

 

 

 〈四季の呼吸〉

 1春雷(しゅんらい)
 2幽艶の風雪(ゆうえんのふうせつ)
 3地苑の檻(ちえんのおり)
 4梅雨流々(ばいうりゅうりゅう)
 5乱れ紅葉(みだれもみじ)
 6夏越(なごし)

 〈血鬼術〉


 暗黒の魔手→両手首を複製し、自由自在に操る。
 爆黒炎→掌から、黒い炎の球を発生。
 

オリキャラ設定 有為編 ( No.225 )
日時: 2020/09/10 21:33
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 このコーナー最後は有為ちゃん。
 彼女の設定をどうぞ。


   宵宮有為

 読み:よいみやうい
 性別:女
 階級:なし
 身長:152センチ

 誕生日:4月4日
誕生花:カスミソウ
 花言葉:清らかな心

 血液型:AB
 年齢:14歳
 出身地:東京府早稲田

 座右の銘:明日は明日の風が吹く
 趣味:まりつき(最高2000回)
 特技:花札、占い、家事
 好きな物:お花見、占い
 嫌いな物:うるさい人、計画がつぶれること。


 技:祓魔術
 



 上弦の零の集団である六新鬼月を封じた陰陽師の子孫。
 兄が二人いるが、二人とも行方不明になり、
 かまぼこ隊と出会うまでは、一人で屋敷を切り盛りしていた。

 陰陽師の術である祓魔術を駆使し、
 転移術や念話といったスピリチュアルな技を発動できる。
 ただし霊力が消耗するので節約しないといけないとか。


 性格は冷静沈着、たまに熱くなって感情がヒートアップすると術の操作をミスる。
 実際、それで花子隊を(ミスって)召喚してしまう。
 そのあとも放送室メンバーを誤って大正時代へ送ってしまうなど、結構ドジ。



 また、無一郎以上の毒舌であり、それであるがゆえに仲間を怒らせることもしばしば。
 かまぼこ花子隊にはあだ名をつけているが、かなりひどいと有名。
 口癖は「一遍死んでください」
 ニュアンス的には『怒りました』という感じになる。



 〈祓魔術〉


 1水の神の術
 2炎の神の術
 3岩の神の術
 4風の神の術
 5霞の神の術
 6蛇の神の術
 7恋の神の術
 8雷の神の術
 9音の神の術
 10天の神の術
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.226 )
日時: 2020/06/12 16:05
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

最終回おめでとうございます!


花子くんたちが帰るの案外あっさり…


お疲れ様でした!

(私ので)仁乃ちゃんたちそろそろ登場予定です!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.227 )
日時: 2020/06/13 09:09
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 ありがとう!
 そして言い訳させてください! 花子くんたち帰るのアッサリなのはね、外伝の話の内容につながるからなんだよ、ごにょごにょ。本当は外伝までが本編なんだよゴニョニョ。ちょと自分の中でも罪悪感があるのもないしょだよゴニョニョ。


 ってことで外伝をお楽しみにしててくださいっ。
 仁乃睦登場ありがとうっ。可愛いかったよ、続きも楽しみ!

inかもめ学園 ( No.228 )
日時: 2020/06/16 18:21
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、その後の花子隊のお話です。
 本当はここまでが最終話だったのですが作者の構成力がなくてごめん。



参照:https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html


 むうのピクシブ漢字辞典

 赤根葵→寧々の親友
 蒼井茜→葵の幼馴染
 源輝→光のお兄ちゃんで生徒会長
 土籠→七不思議五番で、先生もしている。光のクラスの担任。

 −−−−−−−−−−



 【キーンコーンカーンコーン】

 〈教室〉


 寧々「はぁ、やっと六時間目終わった…。でもこのあとトイレ掃除かぁ…」
 葵「寧々ちゃん!」
 寧々「葵!」


 葵「寧々ちゃんって、三カ月くらい学校に来なかったでしょ? 何で?」
 寧々「えっ。えーっと、その、うーんと…」
 葵「学校には、事情とか話してあるの?」
 寧々「う、うんそうなの、実はちょっと盲腸にかかっちゃって、あはは」

 葵「大丈夫なの!!?」
 寧々「…う、うん、まぁ、平気っ」
 葵「良かったぁ。また心配なことがあれば、私に相談してね」
 寧々「(ごめんね葵。でもさすがに大正時代に行ってたなんて言えないでしょ…)」


  ガラリ


 光「先輩————!トイレ掃除行きましょ」
 寧々「光くんっ」
 葵「寧々ちゃん、トイレ掃除なんてしてたのね。偉い!」
 寧々「………あ、あははは」

 光「ん、この方は?」
 寧々「親友の葵!」
 葵「初めまして、赤根葵です〜」
 光「あ、えと、中等部三年、源光です。よろしくお願いします」


 光「じゃ、早く行きましょ。アイツすぐ怒るんで」
 寧々「そ、そうねっ。葵、ごめんけど園芸部のことお願いねっ」
 葵「わかったー。ボランティア頑張ってね!」


 茜「アオちゃん、一緒に帰ろうよ」
 葵「ごめん今日は寧々ちゃんと帰るから(ニコッ)」
 茜「ガーン」




 −−−−−−−−−−



  〜廊下を歩いて〜


 輝「あ、八尋さん。丁度よかった、話があるんだけど」
 光「兄ちゃんっ」
 寧々「(み、源センパイから? キャー!)な、何の用ですか?」


 輝「長期休学をする場合、生徒会に申請書の提出。紙は?」
 光・寧「(……どうしよう…)」 
 輝「今は出せないなら、明日でもいいから必ず持って来てね」

 寧々「は、はい、すみません…」
 輝「じゃ、僕は生徒会の仕事があるから」


 〜輝を見送って〜


 寧々「どーしましょうっ。流石にごまかすのは難しいしっ」
 光「あの兄ちゃんですからね。と、とりあえず花子に相談してみましょう」
 寧々「そうね、それがいいかも」



 【トイレ】


 寧々「花子さん花子さん。今日はもう帰らせてください!」
 花子「ダメ—ッ」
 寧々「そ、そこを何とか。っていうかそんなことしてる場合じゃないのよ」
 花子「ダーメ、って、え? どしたの八尋」


 光「実は…(ピーチクパーチクチュンチュンチュン)」
 花子「ふんふんなるほど。でもそれについては、もう検討終わったから」
 寧々「え?」


 花子「もうすぐ、宵宮が祓魔術使って、皆の記憶を変えてくれるらしーよ?」
 寧々「ホント? 大正時代からこっちまで術が届くのね」
 光「すげえな。俺も見習わなくちゃ」

 花子「んじゃ、張り切ってトイレ掃除ガンバロー!」
 寧々「……花子くんとトイレ掃除だったら源センパイとランデブーの方がいい」
 花子「ん?(ニコッ)」


 寧々「はぁ……」
 光「どうしたんすか先輩。熱でもあるんすか?」
 花子「うーん(寧々の額に手を当てて)」
 寧々「ふぁ?///」


 花子「熱はないみたいだけど、無理はしちゃダメだ—」
 寧々「(何かを花子の口に放り込んで)ムギュ!」

 花子「??? もぐもぐ 何これ」
 寧々「ちゃんとお手紙ももらってるのよ。普通に渡すのが嫌だったから」
 光「(照れ隠しにしちゃ、乱暴すぎる渡し方)」

 花子「ん、なになに(受け取った手紙を開いて)」



    私たちをくっつけてくれてありがとう。
    お礼にドーナツ作りました。
    いっぱい食べてね。


    睦彦&仁乃



 花子「(もぐもぐ)うれひい、おりぇどーなちゅひしゃしぶり」
 寧々「実は、皆とお別れする時にコッソリ貰ったんだけど、渡すタイミングがね」
 光「良かったな花子。あとでちゃんとお返ししろよ」



 花子「……八尋、俺からもいい?」
 寧々「え?」
 花子「……はい、いつもありがとう」


 〜花子から、包装紙に包まれた箱を渡された寧々〜



 光「(あが、花、花子てめえええ!)」
 寧々「こ、これは?」
 花子「チョコ。あ、下手だから美味しさは保証しないけど」
 寧々「チョコ!?」



 光「花子————!くらえ!(錫杖を突き出して)」
 花子「うわっ。やめて少年。何でこんなことするの」
 光「お前を俺は許さない!!」
 花子「ちょ、やめ、助けて八尋!」



 〜ギャースカ ギャースカ〜



 ネクスト→トイレに、怪しい文様が浮かび上がる。それは一体?
      放送室メンバー、七不思議も登場!
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.229 )
日時: 2020/06/13 14:56
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

いや最後吹いた…www



ナイスです!

他のも楽しみ!

頑張って!

inかもめ学園(2) ( No.230 )
日時: 2020/06/14 08:38
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 〈一時事が一件落着して〉

 花子「ふぅ、少年。俺最悪祓われてたんだけど」
 光「本当は今すぐにでもあの世に送ってやりたいぜ」
 花子「嫌われるみたいで悲しい(ニコッ)」

 寧々「なんでそんなに嬉しそうなの?」
 花子「もうやめてよ少年。俺がいなくなったら八尋悲しむから」
 光「ぐっ…」
 寧々「否定はしないけど…」



 〜と、その時、トイレの床に怪しい文様が浮かび上がる〜


 三人「!?」

 寧々「この文様、前に有為ちゃんが私たちを召喚する前にも出たわよね」
 光「宵宮、確か『また皆さんを招待するかもです』って言ってたな」
 花子「んじゃ、これは宵宮のなのかな」



 有為(正解です便所虫)
 寧々「有為ちゃんの念話! 久しぶり、元気だった?」
 有為(おかげさまで、皆さんがいないほうが過ごしやすかったです)
 光「おい、嫌味が過ぎるんだが」


 花子「ねえ宵宮。君は別の呼び方で呼べないのかな?」
 有為(そもそも『花子』は貴方の本名じゃないのすよね)
 花子「まあ、そうだけど。便所虫って…」


 光「アイツの本名って確か」
 寧々「うん、柚木普(ゆぎあまね)ってつかさくんが言ってた」



 有為(花子くんの本名って確か、普ですよね)
 花子「そうだけど何?」
 有為(甘ちゃん、とお呼びしましょう。甘ちゃん、折り入ってご相談が」


 花子「………その言葉の意味、分かって言ってる?((#^ω^)ピキピキ」
 有為(さあ?)


 寧々「相談って?」
 有為(炭治郎くんたちが貴方たちに会いたいと言ってましたので召喚したいのですが)
 光「うんうん」
 有為(花子くんもどきたちを連れてくるなら、10分のうちに終わらせてくださいね)

 光「あ、ああ、あいつらも行きたいよな」
 寧々「じゃあ私、つかさくんたちに伝えてくるわっ」
 花子「気をつけてね。一応白状代、八尋の護衛よろしく」

 有為(では)


 〜白状代、寧々の元へ〜


 寧々「じゃあ、行ってきます(バタン)」




 【再びトイレ】


   ガチャリ


 土籠「これはこれはお揃いで」
 光「先生!」
 花子「あ、土籠。久しぶりー」
 土籠「ああ源か。お前も含め話があってきた」

 土籠「なにが『久しぶりー』だ。今まで何してたか教えてもらおうか」
 花子「げっ」


 〜土籠の体から蜘蛛のような腕が生える〜

 ※土籠先生は七不思議五番です。人間のふりしてくらしてます。


 花子「うわっ(腕にがっちり捕まえられて)」
 光「花子! ちょっと何やってんすか先生」
 土籠「リーダーはお前だよな。勝手にひょいひょいと縄張りを離れていいのかね」
 花子「ちょっと事情があって…」

 土籠「何の事情か教えてもらおうか。俺は知りたがりの怪異なんでね」
 花子「そ、それについては、俺より八尋か七峰に…」
 土籠「お前、勝手に俺の書庫の本使ったよな?」


 花子「それは七峰の噂で…」
 光「花子! それ言っちゃダメだろっ(口をつぐんで)」
 土籠「七峰って三年の? アイツも関わってんのか?」


 花・光「ゲッ」
 土籠「お前たち、罰としてカガミジゴクの鏡に説教されろ、いいな」




 【一方寧々】


 〜廊下を歩いていて〜


 葵「寧々ちゃん、今日顧問の先生が休みで部活なかったんだけど、」
 寧々「ごめん葵、ちょっと今忙しいっ(ビューン)」


 葵「トイレ掃除大変そうね…。あれ、女子トイレ電気ついてる」


 ※葵、トイレ入室5秒前



 〜また、廊下を進んで〜



 寧・?「ギャッ(ぶつかって)」
 寧々「もうなに〜? 急いでるのに…」
 ミツバ「いたたたたた。あ、そんな場合じゃない、早く逃げないとっ」


 ※ミツバ 七不思議三番 カガミジゴクの怪

 寧々「ミツバくんじゃない。どうしたの?」
 ミツバ「あ、大根センパイ」
 寧々「ミツバくぅぅぅーん?(#^ω^)ピキピキ」
 ミツバ「あ、あのクソダサ和服野郎が僕を脅すから、逃げて来たの!」

 寧々「あ、つかさくんのことか」
 ミツバ「気をつけてっ。じゃ、じゃあさよならっ(ビューン)」


 寧々「お疲れ様…。さて、放送室へ行かなきゃ」




 【放送室】


 〜入り口に『入室禁止』の文字〜


 寧々「ガチャガチャ あれ、鍵かかってる…あと10分しかないのに…」
 


 〜どんどん(扉を叩いて)〜



 つかさ「んじゃ、桜よろしく!」
 桜「こんな噂知ってます—(ドンドン!)」
 つかさ「あれ、誰か来たのかな」



 〜ガチャリ〜


 寧々「あ、つかさくん!」
 夏彦「ただいまお嬢ー。お待た…」


 〜ブンッッ(重たい本が夏彦の脳天を直撃)〜



 寧々「夏彦先輩————!!」
 夏彦「あ、大丈夫…いつものことだから…」
 桜「あら、八尋さん。何の用かしら」
 つかさ「いらっしゃーい」


 寧々「実は、(ピーチクパーチクチュンチュンチュン)」
 放送室メンバー「是非行きたいわ」
 寧々「じゃあ、急いで旧校舎三階女子トイレに来てください。私先行きます!」

 つかさ「了解〜。桜、行こー」
 桜「ええ。夏彦、何してるの、行きましょう」
 寧々「あれ、七峰先輩、もうナッツンって言わないですか?」

 桜「彼が私を『さっちん』と呼んだ時に、もう二度と呼ばないと誓ったわ」
 寧・夏「・・・・・・・・・」




 ネクスト→いよいよ久しぶりの大正時代へ。
      しかしその前にヤバイ事件が…
      次回もお楽しみに!
 

inかもめ学園(3) ( No.231 )
日時: 2020/06/15 16:14
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 皆さん、おわかりいただけただろうか。
 霊感が全くない葵ちゃん目線だとどうなるか…(笑)


 −−−−−−−−−−

 〈葵ちゃん視点〉

 ※花子くんやつかさくんたちは葵ちゃんには見えてません。
  実際に話してはいますが、セリフは書いてないので想像してください。


 葵「あれ、旧校舎の女子トイレ電気ついてる…」



 【トイレ前】


 葵「? 人がいるみたい。!?(陰にサッと隠れて)」

 〜中から話声がする〜

 光「そのことは後で追々話しますんで、一旦帰ってくれませんかね」
 土籠「いいや、こればかりは負けれない。事情聴取願おうか」
 花子「土籠センセ、ちょっと熱くなりすぎじゃなーい?」


 葵「じょ、女子トイレに男の子が…。あ、あと土籠先生も…!」
 寧々「ただいまぁー」
 葵「(寧々ちゃん!? ダ、ダメよ中にはその、男の子がいるのよ?)」


 寧々「ただいまー。ってあれ、何で先生が?」
 葵「(やっぱりね。ね、寧々ちゃんそんな場所にいちゃダメだよ〜)」
 もっけ「人間イル」「イルナ」「やむ無しやむなし」


 寧々「あ、あはは、ただの盲腸ですよ。はい。うん。え、ヤシロの大根足って言った?」
 葵「(大根足?)」
 寧々「もうひどい花子くん! 大正時代に連れてってあげないからね!」
 葵「(大正時代? 花子くん? 花子くんって、あの七不思議七番の?)」


 葵「寧々ちゃん誰と喋ってるの? こ、怖いよ〜」


 光「と、とりあえず今忙しいんで。先生早く帰ってくださいっ」
 土籠「あーはいはい。詳しい話はまた後でってことな。分かりましたよ七番様」
 葵「(七番様!?)」


 〜土籠先生と入れ替わりに放送室メンバーが入ってきて〜


 夏彦「よっ☆みんな、久しぶりー♪」
 桜「お邪魔するわね」
 葵「(このトイレ性癖者だらけじゃない〜〜!! 寧々ちゃぁぁぁん!)」


 光「あ、お前! 俺は、まだお前のこと許してねえからな!」
 

 光「お、おい、真顔で近づくのやめろっ、お前怖いんだよっ」
 寧々「は、花子くん、包丁はやめて!」

 葵「(包丁が、浮いて動いてるっ!?)」

 桜「まあまあ、いがみ合うのは後にしましょう。それで、宵宮さんは?」
 有為(僕の準備は大丈夫です。さあ、みなさん文様の中に入って)
 花子隊一同「(文様の丸の中に入る)」


 有為(さて、では大正時代に召喚しま—)
 葵「寧々ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!(我慢できなくなった)」
 寧々「あ、葵っ? な、何でここに」

 花子「? 八尋の親友じゃん。どうしたの?」
 光「あ、赤根先輩」


 葵「ね、寧々ちゃん。頭大丈夫!?」
 寧々「え?(グサッ)」


 桜「………ww ww(地味にツボった)」
 夏彦「わ、悪い、ちょっとタンマ…ww(同じくツボった)」
 つかさ「ねーねー。早く行こーよー」


 寧々「酷い葵…。私、自分が頭悪いの気にしてるのに…」
 葵「ご、ごめんね、違うのよ、だってここ女子トイレなのに男の子がね、ほらっ」


 光「あ、……」
 夏彦「………ってことで宵宮さん、記憶消去おねがーい」
 葵「記憶消去!?」


 有為(了解しました。祓魔術・拾の神…記憶消…うわあああっ)
 花子「どうしたの宵宮っ。きゃっ」


  グラグラぐらぐら
  ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん


  

  ピチュンッ






  皆の姿が、もうトイレの中にはなかった。
  有為が、また術発動ミスって、記憶消去術と間違えて召喚術を起動しちゃったからです。
  アーメン。

  外伝第2話へ続く! お楽しみに!






 
 

六新鬼月設定 燐月編 ( No.232 )
日時: 2020/06/15 16:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 オリキャラに引き続き、六新鬼月のみんなの設定です。
 パンパカパン! まずは燐月から!


  燐月

 読み:りんげつ
 性別:男
 瞳の数字:上弦の零(伍)
 身長:165センチくらい
 誕生日:9月20日(人間時)
 血液型:О(人間時)
 年齢:不明
 趣味:骸と話すこと
 特技:女の子の名前は一生忘れない
 好きな物:六新鬼月のみんな、女の子(特に骸)
 嫌いな物:特になし



 上弦の零の伍。
 主に骸とともに行動をしている。


 一人称は「俺」。
 仲間に対しては「〜ちゃん」「〜くん」口調で喋る。
 外見は若い17さいくらいの青年の姿で、黒い着物を羽織っている。


 性格は、ひょうひょうとしており非常にマイペース。
 血鬼術の効果で、『斬っても死なない雑魚鬼』を出現させ、
 戦いは雑魚鬼に任せている。
 雑魚鬼がやられると、他の術を使い雑魚鬼の手足を自分に寄生させて戦う。
 そのときは、非常に好戦的な性格になる。ある意味二重人格。
 

 人間は好きだが特に女の子に目がない。
 骸や求手名などの女性陣からは、「暑苦しい」とよく言われている。
 分かりやすく言えば、善逸+童磨=燐月。




 〈血鬼術〉


 ・不死の魂獣→斬っても死なない雑魚鬼を多数発生させる。
 ・肉体寄生→動物(彼の場合雑魚鬼)の体の一部分を自分に寄生させる。
  
 

オリキャラ設定 銘祈編 ( No.233 )
日時: 2020/06/16 16:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 続いて銘祈編です。
 

  銘祈

 読み:めいき
 性別:男
 瞳の数字:上弦の零(肆)
 身長:170センチくらい
 誕生日:2月9日(人間時)
 血液型:A(人間時)
 年齢:不明
 趣味:稽古
 特技:知り合った人全員にあだ名をつけてる
 好きな物:明太子
 嫌いな物:人間



 上弦の零の肆。
 六新鬼月の中では、どんな相手とも一定の心の距離を保っている。


 一人称は「俺」。
 仲間に対しては「お前」「(名前)」口調で喋る。
 外見は若い18歳の青年の姿で、黒いスーツに白いズボンとモダンな服装。


 性格は、燐月と正反対で頭が切れる皮肉屋。
 上から目線で話すことが多く、仲間に戦闘をさせる指示ポジション。
 戦闘時は自分の血液を有刺鉄線状に変えて攻撃をする。

 上弦の壱である骸と彼岸には敬意を示しており、「〜様」と敬っている。
 燐月と骸では接し方の差がありすぎると、新羅と求手名は苦笑いをしている。
 



 〈血鬼術〉


 ・棘血帯
 ・棘血飛来

 →自分の血液を有刺鉄線状に変えて意のままに操る

 ・精神吸収

 →敵の気力を失わせる。

 

オリキャラ設定 求手名編 ( No.234 )
日時: 2020/06/16 16:28
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 続いて求手名編です。



  求手名

 読み:ぐてな
 性別:女
 瞳の数字:上弦の零(参)
 身長:160センチくらい
 誕生日:11月17日(人間時)
 血液型:A(人間時)
 年齢:不明
 趣味:園芸
 特技:特になし
 好きな物:花、仲間、友情とか希望とか。
 嫌いな物:裏切り、夜、ドロドロした言葉とか。


 上弦の零の参。
 主に新羅と行動を共にすることが多いが、新羅にあっさりと裏切られてしまう。


 一人称は「アタシ」。
 仲間に対しては「お前」「(名前)」口調で喋る。
「〜じゃね」「〜だろ」と男の子っぽい喋り方が特徴。
 外見は14歳くらい、紫色のローブで全身を覆っている。


 性格は、勝気で高慢不遜。
 六新鬼月全員と仲が良く、戦闘力は高い。
 戦闘時には、毒で体を覆ったりと防御することが多い。

 新羅に裏切られてもなお、彼のことが好きだったため二人で地獄へ。
 この行動に新羅は一人、涙を流したという。

 

 〈血鬼術〉

 ・炎毒被→自分の体を毒で覆う
 ・呪縛の言霊→発言した言葉通りに敵を操ることが出来る
 

オリキャラ設定 新羅編 ( No.235 )
日時: 2020/06/16 16:38
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 続いて新羅編です。


 読み:しんら
 性別:男
 瞳の数字:上弦の零(弐)
 身長:140センチくらい
 誕生日:1月3日(人間時)
 血液型:B(人間時)
 年齢:不明
 趣味:人間(鬼)観察
 特技:人をからかうこと
 好きな物:自分の立場を理解している人
 嫌いな物:行動力がない人


 上弦の零の弐。
 小学校中学年くらいの子供の外見をしている。
 主に求手名と行動を共にすることが多いが、求手名をあっさりと裏切ってしまう。


 一人称は「ボク」。
 仲間に対しては「〜さん」という口調で喋る。
 

 性格は、のんびりとしているが裏はサイコパス。
 よって、自分の利益を得るためなら、人の命も惜しまない。
 求手名を食べたことによって、求手名の能力発動権を得た際には
 睦彦に片足を失わせた。


 仲間のことは好きだったが、諦めも早いため『使い捨て』としか思ってないという。
 ※みなさん、そんな感情にはならないようにしてください。

 つかさとは気が合いそうだが、そうなったら血を見る事態になるのでしません。
 当たり前です。良い子も絶対マネしないで下さいね。

 

 〈血鬼術〉

 ・眼導主従→視線の合ったものを操る
 ・永久夢生→夢を見させる。出口を見つけない限り出られない。
 

オリキャラ設定 骸×彼岸編 ( No.236 )
日時: 2020/06/16 16:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 はい、六新鬼月設定集もこれで最後です。
 お付き合いいただきありがとうございました。



  骸

 読み:むくろ
 性別:女
 瞳の数字:上弦の零(一)
 身長:155センチくらい
 誕生日:5月24日(人間時)
 血液型:A(人間時)
 年齢:不明
 趣味:彼岸とのお喋り
 特技:燐月のあしあい
 好きな物:彼岸
 嫌いな物:自分を虐待した両親(人間時)、仲間(鬼化時)




  彼岸


 読み:ひがん
 性別:女
 瞳の数字:上弦の零(壱)
 身長:155センチくらい
 誕生日:5月24日(人間時)
 血液型:A(人間時)
 年齢:不明
 趣味:骸とのお喋り
 特技:人のウソを見破ること
 好きな物:骸
 嫌いな物:自分を虐待した両親・自分自身(人間時)、仲間(鬼化時)



 上弦の零の壱の、双子の姉妹。
 骸が妹で、彼岸が姉になる。
 彼岸は普段、骸の体内に隠れており、妹がピンチになると姿を現す。


 一人称は二人とも「私」。
 仲間に対しては「(名前)」という口調で喋る。
 「〜だわ」「〜ね」と言った喋り方。
 

 性格は、二人とも冷静沈着。骸の方が若干ドジ。
 骸は、どんな呼吸も使えるようになる術を使った剣術。
 彼岸は、触ったものの存在を消す術などを使って、今まで生き延びて来た。


 人間時に両親による虐待を受けており、生きる為に鬼になった。
 しかし鬼になっても、彼岸は自分の存在意義が見いだせなかった。
 かまぼこ花子隊と柱の協力もあり、ようやく自分を愛せるようになり、
 彼岸は骸と天国へ旅立った。



 〈血鬼術〉


 骸


・伸指斧→自分の指を伸ばし敵を斬る
・万象の呼吸→すべての呼吸が使えるようになる


 彼岸

・終の砂塵→触ったものをチリに変える
・無灯籠→触ったものの存在を消す

  

 

「柱とのパジャマパーティー」 ( No.237 )
日時: 2020/06/16 18:22
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【これまでのあらすじ】

 花子・寧々・光は有為から召喚の予定を聞き、放送室メンバーと一緒に女子トイレへ。
 偶然トイレに入ってしまった寧々の親友の葵も一緒に大正時代へ。
 どうするどうなる?


参照:https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html


  ひゅんひゅんひゅんひゅん


 〜空から落下する花子くんたち〜



 寧々「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 花子「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
 光「し、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!」



 つかさ「うわぁぁぁぁぁい楽しい!」
 桜「………目が回るわ。夏彦、ちゃんと支えてね」
 夏彦「ごめんお嬢、俺も一応目が回ってるから無理」


 葵「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 ??「うわぁぁぁぁぁ!」





    ドスッッ




 〈とある街道で〉



 炭治郎「空から落ちたけど、みんな生きているのが凄いな」
 善逸「寧々ちゃん久しぶり! 元気だった? (目キラキラ)」
 伊之助「ん? なんか知らねえ奴また増えてねえか?」
 有為「さあ、何か発動方法ミスりました」


 かまぼこ隊一同「またお前の仕業かーい!」


 花子「やっほ……ひさ…しぶりィ…」
 睦彦「大丈夫かお前。一旦座れよ、なっ」
 光「お久しぶりっス。…死ぬかと思った…」



 仁乃「ねえねえ、取りあえず皆、藤の花の家紋の家に行こうか」
 善逸「今ちょうど、六新鬼月討伐のお開き会やってて」
 炭治郎「柱のパジャマパーティーする予定だったけど、みんなもどう?」


 桜「あんまり遅くなるといけないわね」
 有為「その点につきましては、ボクの記憶消去術でいっちょ上がりです」 
 つかさ「いっちょ上がりって、何て言ったっけ。地獄語だっけ」
 夏彦「死語ね」


 寧々「なら安心ね! 何日ここにいても叱られないんだもん」
 葵「ね、寧々ちゃん何も安心じゃないよ、どこなのここは?」
 寧々「あ、葵? ど、どうして葵がここにいるのよ〜」
 葵「なんかね、『ひゅんひゅんひゅんひゅん』って言う音がして、そしたら…」

 もっけ「我らも来てしまったのです」「アメやる」「やむなし」

 寧々「な、七峰先輩、代わりに説明してくれませんか?」
 桜「自分で説明すればいいじゃない」
 寧々「ちょっと私にじゃできそうになくて」
 桜「しょうがないわね。赤根さん、実はね…(説明中)」


 有為「すみませんでした。ボクの発動ミスでまたつまらないものを召喚してしまって」
 ??「まあ、僕は嬉しかったけどね」


 花子「?(振り返って)ギャぁぁ!」
 輝「やぁ、七番(イケメンスマイル)」
 花子「ギャァァァァァ!」


 葵「あ、生徒会長〜」
 桜「お久しぶりです生徒会長」
 夏彦「や、ヤバいよお嬢。生徒会長は俺たちが悪役だって知ってんでしょ?」
 桜「後で記憶消去ね」
 夏彦「そうだね、で、でも怖いよ!」


 善逸「寧々さん寧々さん、この、見るからにモテそうな紳士って?」
 睦彦「八尋八尋、あの、見るからに目だってそうなイケメンって?」
 有為「寧々さん寧々さん、あそこの、珍妙な金髪野郎とは何です?」

 寧々「あ、あの人はね、光くんのお兄さんの、源輝(みなもとてる)センパイ」
 光「兄ちゃんも俺と同じお祓い屋っす」
 つかさ「普を見たらすぐに倒そうとしてくるヤバい人だよー」


 かまぼこ隊一同「有為ちゃん、なんて人を連れて来たの!!」
 有為「すみません…お詫びに今度、全国のイケメン連れてきますから」
 善・睦「善処します」
 


 花子「助けてヤシロ! この人剣持ってるから! 俺を祓おうとしてるから!」
 寧々「ほら源センパイ、遠慮なーくいっちゃってください!」
 花子「ヤシロ—————!!(泣)」
 輝「あ、ありがとう八尋さん(剣先キラリ)」

 寧々「私、センパイのためなら何でもやりますっ」
 花子「ヤシロおおおお!」


 葵「あの、寧々ちゃんは誰と喋ってるの?」
 有為「あなたには霊感がないんですね。手を貸してください」
 葵「?(有為と握手をして)」


    ひゅんひゅんひゅんひゅん


 葵「キャッ なんか学ラン来た男の子がっ」
 桜「あら、見えるのね赤根さん」
 有為「ボクの霊力を葵さんに少し移しました。これで便所虫たちとは会話が出来ますね」
 

 輝「あー僕は会話とかそう言うのはいいかなあ」
 光「に、兄ちゃん、今は祓うとか祓わないとかじゃなくてさ、楽しもうぜ」
 輝「光。僕は充分楽しんでるよ。だって七番と一緒に遊べるんだから」
 花子「ほら、俺を倒そうとしてる! 倒そうとしてるぅぅ!!(泣)」


 炭治郎「ちょっと輝さん、うちの花子くんはいい子なんです!(母親か)」
 仁乃「そうですよ。いきなり襲うのはちょっと」
 善・伊・睦「そうだそうだ!」

 輝「ん?(イケメンスマイル)」
 善・仁・睦「善処します」

 花子「助けてぇぇぇぇぇぇ!助けてヤシロ!」
 寧々「源センパイに一生ついていくんだから」
 花子「ヤシロおおおおおお!」




 ※このあと駆け付けた柱によって、源センパイはお説教されました。
  


 ネクスト→柱とのパジャマパーティー開始☆
      次回もお楽しみに!

「柱とのパジャマパーティー」(2) ( No.238 )
日時: 2020/06/20 08:10
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 さあ、今回は何するのかって言いますと、
 全員で王様ゲーム! 花子くんとかでもあったけど完全オリジナルで
 頑張って執筆していこう!


 あの方たちも登場しますよー


 −−−−−−−−−−



 【藤の花の家紋の家到着】


 〜廊下を進む一同〜


 伊黒「おいお前(輝)。あまり問題起こすなよバカ垂れ」
 輝「………すみませんでした…」
 しのぶ「まぁまあ、過ぎたことですし。早く部屋に行きましょう」
 煉獄「うむ! 冨岡たちが待っている!」


 花子「ヤシロ、俺を裏切ったね?」
 寧々「あはは、何のことでしょう…(しどろもどろ)」
 花子「裏切ったよねぇぇ?」
 寧々「…はい、ごめんなさい…」


 善逸「光、あんなイケメンがお兄ちゃんなの? お、俺の兄ちゃんになってくれないかな」
 光「無理っすね。どうやっても」
 睦彦「あいつ、無理やり鬼殺隊に入らせるわけにはいかないかね」
 仁乃「確かに、才能あるよね」

 桜「こっちの世界にいくなら、かもめ学園はある意味平和ね」
 夏彦「そうだね〜七不思議が払われることもないし」
 有為「あの便所虫に苦手なものがあったなんて」


 〜テクテク〜


 炭治郎「あ、この部屋だな(取っ手に手をかけて)」
 伊之助「おら! 来てやったぞ!」



 〜ガラリ〜

 
 無一郎「…おかえり。遅かったね」
 義勇「…強いぞ時透…はい、猪鹿蝶」
 宇髄「地味に手強い一手を指すんじゃねえよ冨岡」

 悲鳴嶼「……これで冨岡の勝利の可能性が出たな…」
 蜜璃「頑張れぇ、みんな!」


 つかさ「あー、花札やってるー」
 蜜璃「あ、みんなー。こっちこっち!早く来て一緒に遊びましょ!」
 桜「そうしたいのは山々だけど、明らかにこの場にそぐわない人がいるわね」


 咲夜「美鈴! またダラダラ寝て!」
 美鈴「しゃ、さくやさん!? ごめんなさいごめんなさいっ」
 パチェリー「うるさいわね…静かにしてくれない?」

 レミリア「パチェ、こっちに来て遊ばない?」
 パチュリー「レミィごめんなさい、今ちょっと忙しい」
 ルーミア「そーなのかー。なら仕方ないなー」
 フラン「お姉さま、一緒に遊びましょうよー」


 かまぼこ花子隊一同「・・・・・・・・なんかいる」

 睦彦「おい宵宮。お前、どんだけ人召喚すれば気が済むんだ」
 有為「おかしいですね。召喚したつもりはなかったのですが」
 つかさ「あっれ、ルーミアとフランじゃん(←大正コソコソ噂話で既に会っている)」

 フラン「久しぶりー」


 霊夢「ったく、今回の事件は厄介ねえ。こんなところに迷い込んじゃったもの」
 魔理沙「だな。どうやって帰るかわかんねえな」
 葵「取りあえずみんな、自己紹介お願いね(ニコッ)」



 【紅魔館メンバー】


 咲夜「紅魔館のメイド長をしてるわ。十六夜咲夜(いざよいさくや)よ」
 美鈴「紅魔館の門番を担っております、紅美鈴(ほんめいりん)です」
 パチュリー「パチェリー・ノーレッジよ」
 レミリア「レミリア・スカーレット。よろしくお願いね」
 フラン「レミリア姉さまの妹の、フランドール・スカーレット!」
 ルーミア「ルーミアなのだー。わはー」


 【幻想郷メンバー】


 霊夢「私は異変解決の専門家、博麗霊夢!」
 魔理沙「同じくヒロインその2、霧雨魔理沙だぜ!」



 有為「・・・・・・・・・・ごめんなさい、やっぱりボクの仕業のようです」
 一同「おーーーーーい!」



 しのぶ「しかし、困りましたね。皆で遊ぼうと思ったのですが、これだけ大人数となると」
 伊黒「王様ゲームとかいうバカげたゲームがあったじゃないか」
 実弥「おう、やるかァ? 誰だろうと容赦はしないぜェ」

 しのぶ「そうですね、夕ご飯の時間までやりましょうか」
 無一郎「君たち、入り口の前に突っ立ってないで中入りなよ」

 炭治郎「ま、まあ、これで良かったのかな(中に入る)」
 善逸「王様ゲームって言ったら、鬼滅ラジオ以来だよね!」
 仁乃「誰かさんのテレ顔、かわいかったよねー」
 睦彦「可愛いって言うより、俺にとってはネタだったな」

 花・寧「もう当たりたくない…」


 桜「さて、悪役の力を見せつけてやりましょう(ヘッドホンスチャ)」
 夏彦「ってことで、放送室メンバー気合入れて行こ—!」
 つかさ「いええええい!」



 霊夢「王様ゲーム? 聞いたことある、みんな」
 魔理沙「いや、ねえな。紅魔郷メンバーはどうだ?」
 パチュリー「そうね、蔵書を読み漁れば、情報は出るかもしれないけど」
 レミリア「聞いたことも見たこともないわね。ねえフラン」
 フラン「そう…ね姉さま」

 
 ルーミア「そーなのかー。でも面白そうだからやってやるのだー」
 霊夢「ということで東方メンバーも気合入れてやるわよ!」
 魔理沙「ファイト—」



 美鈴「(ZZZ……ぐーすかぴー)」
 咲夜「めーいりーーーん!」
 美鈴「あ、しゃくやさんごめんなさいごめんなさいっっ」


 
 ☆次回予告☆

 柱&かまぼこ花子隊&東方メンバーという豪華castでお届けする王様ゲーム。
 ぜひ楽しみにしていてくださいね!
 ではではー。
     

 
 

「柱とのパジャマパーティー」(3) ( No.239 )
日時: 2020/06/20 08:11
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、王様ゲームいよいよ開始です。
 笑う準備は出来てますか?
 では、ようこそ王様ゲームの世界へ…


 −−−−−−−−−−

 【1回戦】

 輝「では司会をつとめる源輝です。みんな、数字が書かれた紙をとってね」
 一同「(箱から紙をとって)」


 仁乃「東方メンバーはルール分かった?」
 霊夢「ええ、大丈夫よ。お気遣いありがとう」
 魔理沙「しっかし、変なゲームだな。どこが楽しいんだか」
 パチュリー「やればわかるでしょう」


 輝「じゃあ、数字を確認したね? じゃあ5番は王様よろしく」
 炭治郎「違うな…」
 善逸「俺も違う。伊之助たちはどう…」

 伊之助「……………おっしゃあああああ!」
 禰豆子「ムー…」
 仁乃「マジかぁー。どんな命令来るんだろ…」
 睦彦「アー怖え。怖すぎて義足がギシギシいってきた…」

 義勇「それが本当ならすぐに修理した方がいいぞ」
 伊黒「おい早く命令を言え。遅いぞ」
 伊之助「んじゃあ、14番は語尾に『DОN☆DОN☆』で」


 桜「………wwww 助けて夏彦、笑いが止まらないわww」
 夏彦「大丈夫お嬢ww 早くお医者さん行った方がいいねww」
 つかさ「助けてぇぇぇぇぇwww」

 花子「やめて↑ 腹↓ がヤバい!ww ハァ↑」
 寧々「wwwwww」

 有為「伊之助さんにしては、かなり攻めた命令ですね」
 蜜璃「そ、それで14番は誰なのかしら?」
 宇髄「悪いが俺じゃあねえぜ。早く名乗り出たほうが吉だな」

 葵「……伊之助くん、許さないよ〜DОN☆DОN☆」
 ルーミア「お前なのか!? ww」
 霊夢「わかったわ、これは人の精神を追いやる悪魔のゲームね」
 咲夜「なるほど、こういうゲームなのね。おおよそ分かったわ」


 葵「ちなみにいつまでなのか教えてーDОN☆DОN☆」
 伊之助「んじゃあ、一週間」
 葵「死にマスDОN☆DОN☆」


 義勇「(笑いすぎてお腹が壊れた)は、腹痛い…」
 輝「んじゃ、次行くよー」
 光「次は王様狙いたいっすね! 頑張ります」



 【2回戦】


 輝「じゃ、王様は1番ねー」
 無一郎「僕じゃないよ」
 
 しのぶ「私も違います。誰でしょうか?」
 ルーミア「ルーミアだとしたら大変なのだー。わはー」


 美鈴「zzzzz」
 咲夜「こんな場面で寝るなんて、度胸あるわね美鈴」
 美鈴「(パチッ)あ、おはようございます〜」


 蜜璃「寝顔可愛かったー。写真とろうかしら」
 伊黒「やめとけ甘露寺、今はゲーム中だぞ」
 悲鳴嶼「……誰が1番か教えてほしい…なむあみ南無阿弥陀仏」

 レミリア「王様1番ですって」
 美鈴「あ、私ですね〜」
 フラン「まさかの美鈴なの!?」


 美鈴「では7番の方は語尾に『だっちゃー』でお願いしますぅ」
 炭治郎「wwwwww」
 伊之助「何だそれ、どこかの方言か?」
 禰豆子「ムームー!」


 桜「当たってしまったのならしょうがないわねだっちゃー」
 つかさ「桜がおかしくなってるー」
 光・花・寧「ブフォww」

 輝「悪いことしている人は罰が当たるね」
 桜「そもそも私はあの子に言われた通りに動いているだけだっちゃー」
 夏彦「お、俺の知っているお嬢像が一瞬にして消え失せたww」
 
 葵「七峰先輩、もっと自己主張してもいいと思いますよDОN☆DОN☆」
 桜「主には逆らえないのよだっちゃー」
 魔理沙「花子くんキャラたちの命令のハーモニーだな」
 フラン「そうだねー。次行こ次—」


 輝「ちなみに命令継続ねー。王様になったら全部取れるから頑張ってー」


 
 −−−−−−−−−−


 【第三回戦】


 輝「では、23番でおねがいねー」
 葵「誰ですかー私じゃないですよーDОN☆DОN☆」
 睦彦「イイ命令考え付いたんだけど王様じゃないからできない」

 宇髄「派手に命令を言うぜ!」
 桜「命令取れなくて残念ねだっちゃー」

 花子「お疲れ様www」
 柱一同「ヤバイ人が王様になってしまった…」
 かまぼこ花子隊一同「これはキツイ命令が来そうだな(だっちゃー)」


 宇髄「16番と3番は性別チェンジで」
 実弥「何て命令をしてんだよォ宇髄。でも俺は回避だ」
 無一郎「良かったわね。ぼ…私は当たってしまったのよ」


 ルーミア「ルックスのせいで不自然に見えないのだー」
 レミリア「そうね、無一郎くん女の子でもありだから」
 無一郎「こっちは地味に傷つくコメントね」

 仁乃「wwもう一人はだあれ?」
 禰豆子「ムームー(私は違うよ)」
 伊之助「俺も違うぜ。陸太郎は…(横を向いて)お前だろ!」


 睦彦「ふ……ふ、ふ、ふざけん………ふざけんじゃ……ふざけんじゃないわよ!」
 桜「やばいことになってしまったわねだっちゃー」
 仁乃「むっくううううんwwwww」

 睦彦「笑うんじゃないわよ!」
 無一郎「仲間—。仲良くしましょ」
 一同「wwwwwwww」



 ネクスト→まだまだゲームは続く。次回もお楽しみに!


 


 
 

「キミの反応見てみたい」 ( No.240 )
日時: 2020/06/18 16:41
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 物語の順番がグチャグチャになってごめんなさい。
 先にこっちを書きます。
 ちょっと他の外伝とは違うので、しっかりルール見てね↓


 *************************

 ルール

 ・これは、この作品のキャラたちが貴方のリアクションにどう返すかという小説!
 ・(名前)→これは貴方の名前だと思ってね!
 ・キャラからのリアクションに喜んでもらえれば嬉しいな。
 ・ってことで、準備はOK?

 *************************



 ◆1 『好きだよ』って言ってみた



  竈門炭治郎から


 「ありがとう。俺も(名前)のこと、好きだよ。
  これからもよろしくね」


 (顔面いっぱいに笑みを弾けさせている)




  竈門禰豆子から


 「ムームー♪」


 (嬉しそうにあなたのそばまで寄ってきた。
  頭をなでると、ニッコリと笑った)



  我妻善逸から



 「俺も(名前)くんorちゃん のこと大好きだよ!!」


 (鼻息あらく、身体をクネクネさせて大声で告白された。
  嘘ではないようなので微笑みかけると、『可愛すぎて死にそう』と返される)



 
  嘴平伊之助から



 「ハア!? んなことどうでもいいんだよォ!」


 (突き放した態度を取りつつ、どこかぽわぽわとしている)




  刻羽睦彦から


 「…ん、サンキュ。でも胡桃沢は渡さないからな!!」


 (照れたように下を向き、小さな声の返事。
  そのあと思い出したように大声で突っかかって来られた)



  胡桃沢仁乃から



 「ありがとう(名前)。好きって言われた事あまりないから、すっごくうれしい」



 (はにかんだ表情でこっちを見てくる。
  彼女の笑みに吊られて貴方もニッコリと微笑み返した)



  宵宮有為から


 「(名前)さんがそんなにボクのこと好きだったとは。驚きですね」



 (真顔で返されて思わずイラっと来る貴方だったが、
  直後、有為から『ボクも好きです』と返された)




  花子くんから



 「へぇ〜、俺の事がそんなに好きなの〜? ……好きだよ」



 (ニヤニヤしながらからかってきたので苦笑いを返すと、
  近くまで寄ってきて耳元で小さく囁いた)




  八尋寧々から


 「ありがとう(名前)。これからもよろしくね〜!」



 (お世辞でも嘘でもなんでもなく、貴方の眼を見て優しく笑いかけてくれた)




  源光から


 「あざっす! 俺も、その、大好きですよ!」



 (恥ずかしさを隠すように勢いで返事をしたが、顔は耳もとまで赤かった)



 

  柚木司(つかさ)から



 「ありがとー(名前)〜!! 一緒に遊ぼ—」


 (ピョンピョンと飛んで、貴方の背中に乗っかかってきた)





  七峰桜から



 「私も貴方と仲良くしたいと思っているわ。一緒にお茶でもどう?」




 (『飲む』と答えると、ティーカップをそっと差し出して来た。
   彼女の紅茶はとても美味しかった)



  日向夏彦から


 「ありがとー(名前)−☆ ってことでワンモア、好きって言って?」



 (………ノーコメントしていると、秒殺で『連絡先交換しよ』と言われた)






 





 
 

「キミの反応見てみたい」(2) ( No.241 )
日時: 2020/06/18 16:59
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 ◆2『今度暇?』って聞いてみた



 冨岡義勇から


 「…かもしれない。何をしようか迷う」


 (『一緒に遊ばない?』と聞いたらスタスタと向こうに行かれてしまう)



 胡蝶しのぶから



 「生憎、蝶屋敷の仕事が沢山あって。ごめんなさいね」


 (『お疲れ様です』と返すと、「ありがとうございます」とのんびり返される。
  今度二人で遊びに行く約束をした)



 甘露寺蜜璃から



 「そうね…。桜餅の特売があるから、暇と呼べるのか分からないわ〜」



 (『ちなみにいくつ買います?』と聞くと、真顔で『200個』と返された)





 伊黒小芭内から



 「なぜおまえにそんなこと言わなきゃならないんだ」



 (甘露寺さんが言っていたことを伝えると、俊足で『俺も行く』とのコメント)



 
 煉獄杏寿郎から



 「暇だな! (名前)は何か用事があるか?」


 (特にないと答えると、『暇があるということはいいことだな!』と
  感慨深げに返され、貴方も大きく頷く)



 宇髄天元から


 「ないな。地味にぐうたら出来るって言うのもいい事なのかもしれねえが」


 (『そうですよね』と言おうとしたところ、宇髄のお嫁さん三人が「天元様〜」
 と寄ってくる。これは多分土日はお嫁さんと楽しく過ごすのだろう)



 不死川実弥から



 「暇だからおはぎ食べ……ァ゛!」


 (失言だったらしい。おはぎ好きなんですね。自分も好きですと言うと、
 『俺は好きじゃねえ』と矛盾したことを言われた。怒りが凄い)




 時透無一郎から


 「暇だったとして、それを聞いたところでキミに何のメリットがあるの?ないよね」


 (正論だったが『無一郎と一緒に遊べるかもしれない』と返す。
  『なら一緒に折り紙でもする?』と、急にニッコリ笑顔になる無一郎)



 悲鳴嶼行冥から


 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」


 (どうやら滝修行のようだ。水の音でこちらの声に気づいてもらえない)



 

「柱とのパジャマパーティー」(3) ( No.242 )
日時: 2020/06/20 08:13
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、行ったり来たりでごめんなさいm(__)m
 王様ゲームの続きです。
 


 **********************

 現在進行中の命令


 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 七峰桜→語尾に『だっちゃー』
 刻羽睦彦&無一郎→性別チェンジ
 

 **********************


 【4回戦】

 桜「性別チェンジはきついわねだっちゃー」
 仁乃「wwwwwwww ハァ↑ フゥ↑ wwwwwwww」
 霊夢「睦彦くん大丈夫? ダメだったら彼奴(宇髄)にスペルカード発動してあげるわ」
 義勇「お前の思考回路どうなっているんだ」

 睦彦「何てことをしてくれたんだ…してくれたのよ…」
 寧々「睦彦くん可愛い!」
 睦彦「可愛くねえ!…いや違…可愛くないわよ!」

 有為「どうですか仁乃さん。愛しの彼氏がこの様子で」
 仁乃「そうだねー。慌てふためくむっくんも最高に好き」
 睦彦「(カ———ッ)ちょ、ちょっとだけ我慢してやりますわっ」



 しのぶ「やりますわ…www」
 悲鳴嶼「ああ、何と可哀そうな子供だ…南無阿弥陀仏」
 無一郎「助けて下さい。ぼ…私こんなことしたくないよ…したくないわ」

 宇髄「派手派手でいいじゃねえか! 流石俺」
 伊之助「さすが俺様! ヒャッフー———」

 魔理沙「命令された側はもう地獄だな」
 ルーミア「全員死にそうなのだ。生きてるかー?」

 夏彦「おーい葵ちゃん生きてる? 大丈夫?」
 葵「平気です、もう慣れてきちゃいましたDОN☆DОN☆」

 
 パチュリー「wwwwwwww 早く次行きましょ」
 輝「はい、じゃあ次は王様二人にするね。9番と20番王様」



 炭治郎「俺だ。やっと当たった」
 ルーミア「当たったのだー。わはー」


 桜「……命令がかぶさるリスク高めだわだっちゃー」
 つかさ「面白くなるからいーじゃん」
 睦彦「どこも良くないわよ。誰が嬉しいのよそんなこと」
 葵「同感だね〜DОN☆DОN☆」
 

 レミリア「ルーミア、あまりグロデスクな命令はやめて頂戴ね」
 咲夜「ここでそんなことしたら紅魔館から追い出すわよ」
 美鈴「咲夜さん厳しいですね〜」

 ルーミア「りょーかいなのだ。じゃあ19番は一人称を『わらわ』にするのだー」
 炭治郎「ごめんけど11番は、語尾に『ズンチャカズンチャカ』で」



 善逸「たんじろう…お前…いいご身分だなぁぁ!? ズンチャカズンチャカ」
 花子「わらわは七不思議七番、トイレの花子さんだよー」


 寧々「wwwwwwwwwwwwwwww」
 有為「………ブフォッ」


 魔理沙「命令はパワーだぜ!」
 フラン「そうね、同意するわ」


 蜜璃「ご、ごめんなさい、私その、もうだめwwwww」
 実弥「逆に今までこらえられたのがすげえな。wwwwww」

 花子「ヤシロ、早く王様になって、わらわの命令取ってよ」
 寧々「わ、私、今のままでもいいと思うわ」
 花子「ヤシロ…」


 輝「では6回やって終わりにするねー。次行くよー」
 


  **********************

 現在進行中の命令


 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 七峰桜→語尾に『だっちゃー』
 刻羽睦彦&無一郎→性別チェンジ
 我妻善逸→語尾に『ズンチャカズンチャカ』
 花子くん→一人称をわらわに
 

 **********************
 



 【5回戦】


 輝「王様は今度は3人にするよ。21番、3番、30番ね」

 寧々「私だ」
 しのぶ「当たってしまいましたね〜(ニッコリ)」
 義勇「当たった」

 
 霊夢「命令をお願いするわね」
 睦彦「霞柱。今の気分はどう? お…私は早くこのゲームが終わってほしいわ」
 無一郎「同感ね。一緒に頑張りましょう」

 桜「私の心配はしてくれないのね。悲しいわだっちゃー」
 花子「わらもそう思う」
 つかさ「普と桜がおかしいwww」

 夏彦「そもそも、だっちゃーって結構古いよね」
 桜「うる○やつらね。だっちゃー」
 

 寧々「じゃあ、15番と3番は付き合って〜」
 しのぶ「31番の方は、語尾に『リザードン』でお願いします」
 義勇「7番、語尾に『俺は嫌われていない』で」


 実弥「どういうつもりだ冨岡。俺は嫌われていない」
 義勇「ムフフ」
 実弥「おいなんか言えよ! 俺は嫌われていない」


 桜「夏彦、後で噂流して暴れまわりたいわだっちゃーリザードォォォォン」
 夏彦「wwwwww フゥ↑ ハァ↑ やめて↑」


 光「えと、俺と付き合ってくれんのは、誰すか?」
 パチュリー「私よ。本当のことを言えば、こんなことしたくないわ」
 光「パチェリーさん!? よろしくお願いしますっす」
 パチュリー「話聞いてないわね彼」



 輝「じゃあ次行くよー」


 **********************

 現在進行中の命令


 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 七峰桜→語尾に『だっちゃー』&『リザードン』
 刻羽睦彦&無一郎→性別チェンジ
 我妻善逸→語尾に『ズンチャカズンチャカ』
 花子くん→一人称をわらわに
 不死川実弥→語尾に『俺は嫌われていない』

 パチェ&光→お付き合い
 

 **********************




 ネクスト→次は、【前半:王様ゲーム】【後半:真実と挑戦ゲーム】です。
      お楽しみに!
 


 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.243 )
日時: 2020/06/19 20:42
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

いや…

王様ゲームクッソ吹いたwwwww


パチェのキャラ崩壊凄いけど可愛い…wwww


とゆーかめーさく良すぎやしませんか?!


(名前)はツクール式だネ!

花子くん「わらわ」似合ってて草www


葵〜?!wwww
桜ぁ〜?!wwww

「柱とのパジャマパーティー」(4) ( No.244 )
日時: 2020/06/20 08:59
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 キャラ崩壊しちゃってたァ! あと「パチュリー」を「パチェリー」と間違えてたし!
 修正&改稿しました。変わった部分も見てい頂けたら。
 では、はい、王様ゲームやりましょう。

 

 **********************

  現在進行中の命令


 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 七峰桜→語尾に『だっちゃー』&『リザードン』
 刻羽睦彦&無一郎→性別チェンジ
 我妻善逸→語尾に『ズンチャカズンチャカ』
 花子くん→一人称をわらわに
 不死川実弥→語尾に『俺は嫌われていない』

 パチェ&光→お付き合い
 

 **********************



 【6回戦】


 輝「じゃあ最後の王様ゲーム、みんな頑張ってね(ニコッ)」

 炭治郎「はい、分かりました」
 善逸「このゲームめっちゃ面白いけど当たると最悪だねズンチャカズンチャカ」
 伊之助「命令する側は楽しいけどな!」
 仁乃「おーいむっくん、何か喋ってよ」
 睦彦「お前は鬼なの? 喋らせんじゃないわよクソったれ」

 パチュリー「レミィ、お付き合いってどういうふうにすればいいのかしら」
 レミリア「そうね。適当にダーリンとかでも言っといたら?」
 パチュリー「………嫌よ。誰か好き好んで会って数時間の奴にダーリンと言うの…」
 フラン「でも命令なんだから仕方ないじゃない」

 パチュリー「はぁ、全く。仕方ないわね…(分厚い図鑑を右手に抱えて)」
 咲夜「パチェ。何しようとしてるの?」
 パチュリー「物理的にネズミ退治をしてもいいかしら」

 霊・魔・美「ダメぇぇ————————!!」
 光「え゛…俺、倒されるじゃん…」


 しのぶ「何だか先行きが不安です。あと一試合なのに何ででしょうか」
 実弥「一つ。さっきから輝って奴が花子に殺意を向けている。俺は嫌われていない」
 蜜璃「輝くん、剣はダメよ剣は!」

 花子「え? (チラッ)」
 輝「(ゴゴゴゴゴゴゴ)あー早く王様ゲーム終わってくれないかなぁ」
 花子「と、とっととお帰りくださいまS」
 輝「あとで…ねっ」
 花子「誰かこの人追い出してよぉぉ!」


 光「兄ちゃん、何やってんだよ今はゲームに集中しようぜ!」
 無一郎「いちいち揉め事起こすんだったらゲームやめよう」
 つかさ「嫌だぁ、俺もっと遊びたいー!」
 桜「ちょっとバタバタ暴れるのはやめなさいだっちゃーリザードォオン」

 夏彦「せ、生徒会長、次行こう次ww」
 輝「仕方ないなー。次で最後だからね?」
 葵「……さっき一人で『六回戦で終わり』って言ってたじゃないですかDОN☆DОN☆」



 輝「じゃあ、6番、10番ね。命令期限は夕食まで」

 桜「取れたわ。よって…覚悟しなさいね」
 一同「(桜さん怖ッ)」

 悲鳴嶼「私だ…命令を言えばいいのだな…南無阿弥陀仏」
 睦彦「取れたぜぇぇぇぇぇぇ!」

 光「あの、パチュリーさん? 好きっす(ニコッ)」
 パチュリー「……………(読書に夢中)」
 光「俺、泣いてもいいですか…」

 咲夜「ごめんなさいね。彼女、ずっと図書室に引きこもってたから」
 美鈴「部屋から外に出てきてくださるところ、あまりないんですよね〜」
 魔理沙「魔法使いで同じ種族だけど、ここまで差が出るもんなんだな」


 ルーミア「元気出すのだ光ー。頑張ってパチェにダーリンって言ってもらうのだー」
 パチュリー「相手の気持ちがどうであれ私は言わないわ」


 光「頑張るっす!」
 花子「少年頑張ってー。わらわも全力で応援するよぉ」
 

 睦彦「命令! 生徒会長指定で、語尾に『君とは付き合えない』でよろしく」
 輝「……それ、ありなのかな。多数決とろう。ありな人」
 一同「(ビシッ)」
 輝「……なんで? まあしょうがない。分かったよ、君とは付き合えない」

 寧々「やだ、センパイ全員振ってることになるわ」
 葵「モテ男って大変ね〜DОN☆DОN☆」
 輝「待って。僕さっき自分で期限は夕食までって言っちゃった…君とは付き合えない」

 霊夢「ご苦労様。自分で自分の首を絞めたわね」
 伊黒「こう言うことだ。揉め事を起こすと、いずれ自分の身に災いが寄ってくる」
 煉獄「それが、今の輝少年ということだな!」

 花子「あはは、やったやったああ! わらわを祓おうと思った罰だ!」
 つかさ「普がすっごいいきいきしてる。一人称はアレだけど」

 桜「命令。3番の人、ごめんけど語尾が長くなるから覚悟しなさい」
 つかさ「さ、桜。ご主人サマは俺なんだけどな〜」
 桜「語尾は、『鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな』よ」


 紅魔館一行「………命令のチョイスがおかしいwww」
 幻想郷一行「疑ってるww ホントかなって疑ってるww」

 夏彦「お嬢の変わりっぷりに俺もうついていけないや」
 炭治郎「お疲れ様です。あとで肩もみましょうか」
 夏彦「お、いいねぇ」


 つかさ「助けて。。。鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな」
 レミリア「知らないわよ、自分で考えなさい」
 有為「正論ですね。というか、そんなくだらない問題、いちいち疑っちゃダメですよ」
 つかさ「命令だからさ。鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな」


 宇髄「知らないぞ! そもそも鬼が履くとこみたことねえからな」
 輝「そう? 歌にあるけどな。君とは付き合えない」
 宇髄「地味に振られたぞ。結構こたえるな」
 輝「ごめん。君とは付き合えない」


 仁乃「…すっごい手慣れている感はんぱないね」
 有為「きっと現実でも告白されまくってんですよ。モテるとは罪ですね」
 睦彦「そうだな」

 パチュリー「あなた(光)。一緒に本でも読まない?」
 光「いいんですかパチュリーさん。さっきまで俺の事めちゃめちゃ嫌ってたのに」
 パチュリー「ええ、さあこっちへ(ニコッ)」


 光「何のおつもりですか?(じりじりと後ずさる)」
 パチュリー「べ・つ・に」
 光「怖い怖い怖い怖い怖い。花子ォ—————!」


 花子「やっとわらわに助けを求めてくれたね少年。結局わらわの事好きなんでしょ」
 光「今からかう場面じゃねえぞ!」
 パチュリー「ねえ、こっちに来て一緒に読みましょ。『ネズミの駆除方法』をね」

 光「俺を倒そうとしてる————!」
 輝「さあ、ゲームも終わったし七番。一緒に遊ぼうか。君とは付き合えない」
 花子「わらわと遊ぶって言っといて自分から降ってる変な人ぉ!」

 輝「じゃ、行くよ。君とは付き合えない」
 花子「付き合えないんだったら攻撃しようとしないでぇぇぇ!」

 〜ギャースカギャースカ〜


 **********************

  現在進行中の命令

 ※夕食までずっとこのまま

 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 無一郎→性別チェンジ
 我妻善逸→語尾に『ズンチャカズンチャカ』
 花子くん→一人称をわらわに
 不死川実弥→語尾に『俺は嫌われていない』
 つかさ→語尾に『鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな』
 源輝→語尾に『君とは付き合えない』

 パチェ&光→お付き合い(危ない模様)
 

 **********************
 


 ※真実と挑戦ゲームできんかった。
 次回、みんなで夕食食べた後にします。
 めっちゃ話増えるけど許してね。


 ネクスト→真実と挑戦ゲーム。次回もお楽しみに!

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.245 )
日時: 2020/06/20 18:15
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【執筆コソコソ噂話】
 
 え、ちょ、ちょっと待って…。
 閲覧数3000超えてる……ええっ、夢じゃないよね?
 この小説カキコというサイトの中で、数多ある作品の中からこの小説を読んでくださった皆さん。
 本当にありがとうございます!

 さ、さんぜん…私にとってはアラブの石油(例え古くない?)や金銀財宝(そっちの方が分かりやすい)と同じくらいのお宝です。やったぁぁ!


 ちょっとみんな連れてきます。
 щ(゜Д゜щ)カモーン


 ・・・・・



 ヤバいものを見てしまった…。
 え、ちょ、ちょっと待って(二回目)。家に炭治郎たち呼んでるんですけど(ポテチ食べまくってる)、そ、そこに何故か無惨様と六新鬼月おった…。


 し、死ぬわ。死ぬ死ぬ死ぬギャ—!




 じゃ、じゃあみんなに食べられないうちに情報をお届け。
 記念でキメツ学園やります。花子くんたちも出てきます。
 ぜひお楽しみに!……ってぎゃあああああああ(ボリボリボリボリ)


 わ、わたし…この小説でルーミアに食べられつかさに殴られ
 ミライに頭突きされ花子くんにからかわれ、もっけにアメもらって
 桜ちゃんに心読まれて睦彦に怒られ
 無惨と六新鬼月に食べられそうになってる…。


 ↑被害者1位決定すね。


 ってことで、さらば————!(噛まれたけど何とか逃げよ)
 ぎゃ、ぎゃあ追ってくる、追ってくるよきゃあぁぁぁぁぁぁぁ!



 じゃあまた次回お会いしましょう。その時に作者が生きてるかは皆さんの応援にかかってます!
 愛の力で蘇りますんで、よろしくね!

 

 ガブリ ぐしゃぐしゃぐしゃ Ω\ζ°)チーン


 

「キメツ学園物語」 ( No.246 )
日時: 2020/06/20 18:51
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ここはキメツ学園。問題児だけが集まる学園である。
 俺の名前は我妻善逸。校規委員をやっている。
 やりたくもないのに。


 キメツ学園は善逸の校規委員活動から始まる。
 アーメン。



 【校門】


 善逸「おはよーございまーす。おはよーございまーす」
 炭治郎「おはようございます」
 善逸「あ、君、ピアスだめだよ。つーか中学生でピアスっていかれてんな」
 炭治郎「ごめんなさい!父の形見なんです!(一礼)」
 善逸「見逃してやるから行けよ……(泣)」


 〜伊之助、登校〜

 
 善逸「おはよーござ…あ、嘴平くん前ボタンとめっ」
 伊之助「猪突猛進——————!!」
 善逸「ギャウっ(数メートル先に吹っ飛ばされる)」



 〜禰豆子登校〜



 善逸「ったく散々な目に遭ったわ…。チッ。アイツ今度会ったら許さない」
 禰豆子「フガっ フガフガっ(パンくわえている)」
 真菰「おはよー禰豆子ちゃん!」
 禰豆子「フガ、フガフガ」

 善逸「天使だ。ねえええええずこちゃああああん!」
 禰豆子「!? フ…フガ…フガフガ」
 真菰「禰豆子ちゃんあっち行こ…」



 〜睦彦と仁乃登校〜


 善逸「俺どこも怪しくなくてよ!? ハァー…もうやめたい…」
 睦彦「……大丈夫か、お前…」
 仁乃「体に土ついてるよ。なんかあったの?」


 善逸「ジ————ッ お前、何? 彼女つれて登校してんの? リア充が」
 睦彦「…ムカつく言い方だな。悪いか」
 善逸「悪いわ! 俺はな、お前と仁乃ちゃんのことずっと見守ってたのに!」
 睦彦「そうか。それで自分にもご褒美が欲しいんだな」
 善逸「そうよ! 俺、何にも触れられなかったじゃん。リア充嫌ぁぁ!」


 睦彦「(ブンッッ←キックうー☆)うるさいんだよ、昇降口に入らせろや!」
 仁乃「む、むっくん、善逸さん蹴ったらダメだよ…」
 睦彦「胡桃沢、早く行こうぜ! 言う奴には言わせとけばいいんだよ」
 仁乃「そういっときながら怒りに任せて暴力振るったよね…」

 睦彦「ごめんなさい! ごめんなさい許してください胡桃沢に嫌われたくないから!」
 善逸「・・・・・・・・・・直情径行クソったれだわ・・・・」



 〜有為登校〜


 有為「あ、タンポポが何か言ってる」
 善逸「キミ悪口が過ぎるよ! 泣くよ!? いずれ友達いなくなるよ!」
 有為「泣く泣かないも勝手にしてください。あと友達はいます」
 善逸「酷い! え、友達いるの。誰?」

 有為「………最近よく見かけるんです。怨念で顔がまがった霊たちを」
 善逸「ギャ—————————————!!」



 〜花子くんと寧々と光 登校〜



 花子「ヤシロ! おはよう! …ってアレ? 何か印象違うね」
 寧々「そお? 分かっちゃう?」
 花子「その、背、そんなに高かったっけ」


 善逸「ね、寧々ちゃん可愛いけど、ハイヒール学校に履いてきたらダメだよ」


 光「あ、先輩ハイヒール履いてたんすか? なんで?」
 花子「さーねー。大根足って言われるの、嫌だったんだ」
 寧々「……そ、そんなことないし…」
 花子「ヤシロの大根足——————!」
 寧々「………源センパイ呼んでこようかな」


 花子「それはダメ! あの人怖い! やめてヤシロ、俺が悪かった!」
 寧々「行きましょ光くん」
 花子「ヤシロ!!」



 善逸「寧々ちゃん可愛いなぁ……(ボー)」
 義勇先生「我妻! なに校規委員サボってるんだ!(ブンッッ)」
 善逸「り・ふ・じ・ん!!」



 〜放送室メンバー登校〜


 桜「今日、確か小テストがあったわよね。勉強した?」
 夏彦「してないに決まってるじゃん☆」
 桜「聞いて損したわ」

 つかさ「ねーねー桜—。ノート見せてよお」
 桜「ダメよ。自分で勉強しなさい」
 つかさ「頭いいでしょ絶対ー。ずーるーいー」
 桜「うるさい。あと離れなさい。背中が重いわ」

 善逸「(のほほんと見送って)! つかさくん手が血だらけ!!」
 つかさ「あ、これ? なんかねー、道端で猫がね、俺にむかって吠えてたからー」
 善逸「動物がかわいそう!! ギャ—————!(気絶)」


 つかさ「猫に噛まれたって言おうとしたんだけど…」
 桜「普段の行いが悪いと、誰からも信じてもらえなくなるわよ」
 夏彦「噂流して暴れてる本人がそれ言う?」
 桜「さ、行きましょ」


 
 ネクスト→授業開始。次回もお楽しみに!
      外伝はこの話が終わった後に書きます!



 ※善逸は保健室の珠世先生に救出されました。
 
 

 
 



 
 

「キメツ学園物語2」 ( No.247 )
日時: 2020/06/21 09:21
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 【1時間目 全校集会】



 〈体育館〉


 善逸「全校って言っても20人弱しかいないんだが」
 禰豆子「ムームー」
 炭治郎「それにしても、時間割に全校集会って書いてあったっけ」
 伊之助「知らねぇ! アーつまんねえ早く飯の時間になれ!」
 仁乃「確かなかったと思うよ。誰かが怒られたのかな」
 有為「公開処刑ってわけですか。そんなことして誰が喜ぶとでも?」
 睦彦「ドMの奴とか?」
 有為「……聞かないほうが良かったです」



 寧々「う…うう…ハイヒール没収されたぁ…!」
 花子「無理もないよ。あんなにかかと高い靴履いてたもん」
 光「大丈夫っス。先輩の足は大根じゃないですから」

 葵「寧々ちゃん元気出して。あ、そうそう。新しい噂仕入れたんだけどね」
 寧々「葵から聞いた話が、どんどん現実になっていくのよね…」

 葵「じゃあこんな噂知ってる? 放送室から聞こえる謎の声」
 茜「え、何それアオちゃん!」
 葵「知らない? 最近はやっている噂でね」



 葵「キメツ学園の放送室から、『連絡先交換しよ〜』というチャラい声が…」
 夏彦「(……)」


 寧・光・花「・・・・・・・・」
 葵「私もう気味が悪くって…。気をつけてね寧々ちゃん」
 寧々「う、うん…あははは」


 花子(あいつら、とうとうキメツ学園の放送室使い始めたか)
 寧々(夏彦先輩……ハァ—————)
 光(後でとっちめてやりましょう)



 蜜璃「あれ、まだ来てない子がいるわね。誰かしら?」
 桜「遅れてすみません。委員会の仕事していました」
 無一郎「ただいま戻りました」
 
 伊黒「お前ら何委員会だ。流石に遅すぎるだろう」
 桜「飼育委員です。ニワトリ小屋で何故か、雀と鴉飼ってます」
 無一郎「カーカーチュンチュンうるさかった…」

 カナヲ「集会委員の仕事、終わりました…」
 アオイ「カーテンの開閉と人数確認完了しました」
 悲鳴嶼「お疲れ様だ……南無阿弥陀仏」




 義勇「それでは全校集会を始めます。初めに校長先生のお話です」
 無惨「はい。今日は、勉強はしなくて結構だ」
 職員一同「!!?」

 つかさ「いやったあああ!」
 伊之助「おっしゃああ!」
 睦彦「あの苦手な漢字テストがなくなる!」

 かまぼこ花子隊一同「職員が教務放置してる————————!」


 無惨「今日やるのは『再翻訳人狼』である」
 しのぶ「あのー、何でしょうかそれは。説明をお願いします」
 実弥「再翻訳の説明をする。人狼は分かるだろ」


 宇髄「派手な人狼と地味な人の戦いのゲームだ。それくらいガキでもわかる」
 煉獄「再翻訳について簡単に説明をする!」




 ☆再翻訳とは☆


 グーグル翻訳を用意します。
 日本語で文字を打ち、変えたい言語(たとえば英語とか)に変えます。
 違う言語になった文字が表示されるので、それをコピーします。
 コピーしたものを、もう一回日本語に訳します。
 そうすると、もともとの言葉とは全然違う言葉が出来上がるよって言うゲーム



 無惨「これを今回は、役職名を再翻訳してプレイする」
 義勇「自分も疑え他人も疑えと言うゲームらしい」
 無一郎「というか校長、完璧に教務そっちのけで何やってるんですか」


 無惨「少しくらい羽目外してもいいよね☆」
 桜「少しくらい、じゃないわよね…」
 有為「この後どうやっても知りませんからね」

 無惨「とうことで、人狼ゲーム、始めるよー」
 一同「はーい」



 ネクスト→再翻訳人狼ゲーム開始!
      次回もお楽しみに!



 ☆ちなみに、この小説のタイトルと私の名前をパシュト語で再翻訳すると


 【サタン×羽ノ子・短編】シリーズ、6人の在り方】
 作者は、『フルーツ』です。


 ※サタンと羽の子て誰やねん
 ※あとシリーズ化しとるやん
 ※私、ほ乳類ですらなくなっとるやんww




 

「キメツ学園物語3」 ( No.248 )
日時: 2020/06/22 09:12
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ☆人狼のルール☆

 ・8A狩でやります
 ・内訳は、人狼2占い師1狩人1狂人1市民3です
 ・人狼は夜に誰か一人を死亡させます
 ・占い師は夜に誰か一人の役職を知ることが出来ます
 ・狩人は夜に誰か一人を守ることが出来ます
 ・狂人は人狼の見方をします
 ・市民には何の能力もありません



 無惨「司会進行を務めさせていただく」
 しのぶ「第一回戦はかまぼこ隊+作者で行います」
 無惨「では役職を配るぞ。今回はマオリ語で再翻訳した」

 花子隊一同「どこの言語??」



 〜一同、紙を受け取って〜


 炭治郎「!?」
 禰豆子「ムッ?」
 善逸「え、ナニコレマジ意味わかんないんだけど」
 伊之助「……?」
 仁乃「これ多分あれだな…ww」
 睦彦「いやこれそのまんまじゃねえか!」
 有為「理解不能です」
 むう「何が何だかさっぱりわかりません」


 ※みんな反応が個性的



 無惨「じゃあみんな役職を一人ずつ読者に見せてくれ」
 

 炭治郎「俺の役職は【グル】です。頑張ります」
 禰豆子「ムームー(私は【カリウド】だよ、そのまんまだね)」
 善逸「俺は【逆に】! 意味わかんない!」
 伊之助「俺は【逆に】だ!」
 仁乃「はーい、私は【受け取り人】でーす」
 睦彦「俺は、多分みんなわかると思うけど【グル】だ」
 有為「【クレイジー】になりました。よろしくお願いいたします」
 むう「私は【逆に】っす。頑張ります!」



 無惨「では、再翻訳人狼ゲーム、スタート!」



 【前日 夜】


 無惨「みんな目をつぶったな。人狼は目を開けてお互いを確認」
 炭・睦「チラッ」


 ※人狼二人、無事覚醒



 無惨「ホワイトボードを配ってあるから、伝言などはそれでな」
 炭治郎「〔グル同士頑張ろう〕」
 睦彦「(俺ら犯罪者じゃねえか。了解〕」


 無惨「次に占い師だと思う人」
 仁乃「チラッ」


 ※占い師、無事覚醒


 無惨「誰かを占ってくれ」
 仁乃「(むうを占います)」
 無惨「そいつはこれだ(紙を見せて)」
 仁乃「!?」



 無惨「一同顔を上げろ。朝が来たぞ」



 【初日、朝】


 炭治郎「おはようー」
 禰豆子「ムームー」
 善逸「誰か報告はある?」

 仁乃「はい! 占い師です。むうちゃんを占いました」
 睦彦「おお。で、どうだった?」
 有為「何でしたか?」

 仁乃「むうちゃんは、【逆に】です」
 一同「wwwwww」

 むう「逆にのむうでーす。占いありがとー」
 善逸「(じゃあ、むうは俺と同じなんだな)」
 伊之助「(ってことは俺とアイツは市民か)」

 有為「どうします?」
 炭治郎「そうだな。じゃあ、仁乃ちゃん以外の人に投票するっていうのはどう?」
 無惨「タイムアップ。投票してくれ」


 一同「せーの」



 炭治郎(1票)→有為
 禰豆子(0票)→炭治郎
 善逸(1票)→むう
 伊之助(1票)→有為
 睦彦(1票)→むう
 仁乃(0票)→睦彦
 有為(2票)→善逸
 むう(2票)→伊之助


 無惨「では、同票により、むうと有為が処刑される。夜が来ました」
 有為「皆さん頑張ってください。退場しますね」
 むう「みんな、ファイトだよ!」



 ネクスト→人狼ゲーム、続く。次回もお楽しみに!

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.249 )
日時: 2020/06/23 08:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


【大正コソコソ噂話】

  

 ◆小説執筆あるある


 今すぐに書きたい話があるのに王様ゲームと人狼ゲームを書いてからじゃないと書けない気持ち。
 すごい大事な回書いた後は、燃え尽き症候群みたいになっちゃうこと。
 二次創作するときに『台本書きってやっぱまずい? でもずっとこれで書いてるからいきなり変えるのもちょっと』って思うこと。
 
 母親に見せるのためらうけど、友達に見せるのはOKという不思議。
 んで、母親に見てもらった時には、横で凄いニヤニヤしちゃうこと。
 

 ストレス発散にめっちゃなること。
 にわかなキャラは崩壊が激しいこと。など



 ◆書きたい話というのは


 ズバリ、『にのむつのその後!』
 気になる人、てーあげてー!
 よかった、多分一人じゃないと思う。よかったぁ。

 ぎゆしのも、おばみつもいいけど『にのむつ』推しって言う人はどれくらいいるかな?
 一人もいなかったら…睦彦が怒り仁乃泣いちゃうよ?


 ◆この小説で成立できたコンビ名(多すぎるので大体)

 みんなはどのコンビが好き?


 ・むいしの(むいくん×しのぶ)
 ・花寧々(花子×寧々)
 ・にのむつ(仁乃×睦彦)
 ・すみはな(花子×炭治郎)
 ・ぜんむつ(善逸×睦彦)
 ・こうむつ(光×睦彦)
 ・むくりん(骸×燐月)
 ・ういはな(有為×花子)
 ・ういむい(有為×むいくん)
 ・ぐてしん(求手名×新羅)
 ・おばみつ(伊黒×蜜璃)
 ・ぎゆしの(義勇×しのぶ)
 ・あおあか(葵×茜)
 ・ひがむく(彼岸×骸)
 ・あまつか(あまね{花子}×つかさ)
 ・つかさく(つかさ×桜)
 ・なつさく(夏彦×桜)
 ・ねねさく(寧々×桜)
 ・めーさく(美鈴×咲夜)
 ・レイマリ(霊夢×魔理沙)
 ・ルーつか(ルーミア×つかさ)
 ・ゆしたま(愈史郎×珠世)
 ・レミフラ(レミリア×フラン)
 ・どうあか(童磨×猗窩座)
 




 
 

「キメツ学園物語4」 ( No.250 )
日時: 2020/06/23 08:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 【一日目 夜】


 無惨「では、占い師は誰を占うか決めてくれ」
 仁乃「(睦彦を占います)」
 無惨「そいつはこれだ(紙に役職名を描いて見せる)」
 仁乃「wwwww」


 無惨「次に、狩人だと思う人は顔を上げてくれ」
 禰豆子「チラッ」


 ※狩人、無事覚醒


 無惨「誰を守るか決まったら指で示してくれ」
 禰豆子「(仁乃を守ります)」
 無惨「了解した。最後に、人狼は顔を上げて誰を噛むか決めてくれ」


 炭・睦「チラッ」


 炭治郎「〔どうする?〕」
 睦彦「〔俺は胡桃沢を噛みたいんだけど、守られる可能性がある〕」
 炭治郎「〔そうだな。じゃあここはあえてグレーを狙うか〕」
 睦彦「〔現在グレー位置は、伊之助と善逸と禰豆子か〕」
 炭治郎「〔善逸でいいかな?〕」
 睦彦「〔了解。あとは任せた〕」


 炭治郎「(善逸を噛みます)」
 無惨「了解。二日目の朝が来た。みんな顔を上げてくれ」



 【二日目 朝】


 炭治郎「おはようー」
 善逸「おはよー。今日も頑張りますか!」
 無惨「早速だが、人狼による被害者が出た。被害者は善逸だ」
 善逸「ええええええ!?」


 仁乃「え、私だと思ったのに。あえて外したのかな」
 睦彦「(そうだな! くそ、読まれてる)」
 無惨「ということで善逸は退場願う」

 善逸「今日も一日頑張れなかったよ! あとよろしくな! 狼許さんッ」


 ※善逸退場


 
 無惨「ということで、人狼陣営の勝利!」
 仁乃「ちょ、ええ? 占い結果飛ばされた…」
 無惨「人狼の数が過半数を変えたので、悪いが強制終了だ」

 炭治郎「良かったぁぁぁ!」
 睦彦「ふふん、参ったか人間ども!」
 


 有為「前々から怪しいと思ってたんですよね」
 むう「やっぱり? 私も思ってた。だって睦彦がいつになく冷静なんだもん」

 睦彦「俺普段そんなにそわそわしてる?」
 有為「というか、狼引いてうろたえないのが不思議ですね」
 善逸「いつもなら『嘘だろマジかようわ、ええ?』くらいは言いそう」

 炭治郎「とりあえず、勝てて良かったよ。ありがとう睦彦くん」
 睦彦「うん!」


 伊之助「それでみんな、役職は何だったんだ?」
 有為「僕は【クレイジー】でしたよ。多分これ、狂人でしょうね」
 伊之助「何で狂人がクレイジーなんだよ」

 炭治郎「そういう伊之助は何だったんだ?」
 伊之助「紋逸と同じだよ、【逆に】だ」
 むう「じゃあ、それ市民だね。私も【逆に】だもん」


 仁乃「私、【受取人】。郵便局のことかなって思ったんだけど…」
 睦彦「俺と炭治郎は、【グル】だ」
 善逸「うーわ、そのまんま! グルにしてやられたっ」

 禰豆子「ムームー(私は【カリウド】だよー)」
 炭治郎「そのまんまだったな」



 しのぶ「ではこれにて、人狼ゲームを終わりますね」
 無惨「ということで、勉強に戻れ」


 一同「り・ふ・じ・ん!!」


 ネクスト→はい、外伝に戻って真実と挑戦ゲームやります。お楽しみに!

「柱とのパジャマパーティー2」 ( No.251 )
日時: 2020/06/23 09:17
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、真実と挑戦ゲームを、
 ッとその前に王様ゲームの命令でカオスになった皆が、命令そのままでご飯食べます
 語彙力皆無。




  **********************

  現在進行中の命令

 ※夕食までずっとこのまま

 赤根葵→語尾に『DОN☆DОN☆』
 無一郎→性別チェンジ
 我妻善逸→語尾に『ズンチャカズンチャカ』
 花子くん→一人称をわらわに
 不死川実弥→語尾に『俺は嫌われていない』
 つかさ→語尾に『鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな』
 源輝→語尾に『君とは付き合えない』

 パチェ&光→お付き合い(危ない模様)
 

 **********************



 〈夕食〉

 〜ちゃぶ台にお刺身やお肉などが並び〜


 炭治郎「うわー、美味しそう…!」
 善逸「絶対これお高いよ! 本当の本当に俺らみたいな下々が、いいの?」
 睦彦「善逸、語尾ぬけてるぞ」
 善逸「あーもうめんどくさ。ズンチャカズンチャカ」


 仁乃「うわあい、プリンある!」
 葵「仁乃ちゃんって、お料理得意? 今度作り方教えてあげるよ!DОN☆DОN☆」
 仁乃「ホント? 葵ちゃんって女子力高くて憧れるなあ」
 寧々「そうでしょそうでしょ、葵ってすごいんだから」

 アオイ「悪かったですね。こっちのアオイの女子力が高くなくて」
 仁乃「ごめんねアオイさん。そういう意味でいったんじゃなくて…」

 桜「名前が一緒だと区別がつきにくいわね」
 蜜璃「じゃあ、名字で呼んだらどうかしら?」

 つかさ「そうだねー。鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな」
 レミリア「あなたまだその、パンツのこと言ってるのね」
 つかさ「だから、命令なんだってば! 鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな」

 
 葵「神崎ちゃんも充分ステキだよ。家事とかできて憧れるな〜DОN☆DОN☆」
 アオイ「ありがとうございます赤根さん。でも、ちょっと語尾が」
 葵「お気になさらず♪ DОN☆DОN☆」


 しのぶ「では、皆さん席に着きましたね?」
 輝「光、姿勢を正しくしなさい。君とは付き合えない」
 光「兄弟なんだから付き合いも何もねえよ!」

 無一郎「あの、ぼ…私、いつになったら元の口調に戻れるのかしら」
 宇髄「そのままでもいいんじゃね」
 無一郎「宇髄さん、私怒ってもいいですか」


 ルーミア「パチェ—。こっち来るのだー。本はあとにして食べるのだー」
 パチュリー「(読書に没頭)」
 ルーミア「ダメみたいなのだ」

 咲夜「ルーミア、ちょっとどいて」
 レミリア「何をするつもり?」
 咲夜「お嬢様、お気になさらないでください」


 パチュリー「(…この本面白いわね。続きがあったかしら)」
 咲夜「ぱぁぁぁぁぁちぇえ…・…!! しょ・く・じ・よ!」
 美鈴「(ブルブルブルブル)さ、咲夜さん大迫力」

 パチュリー「分かったわ。今行く(本をパタンと閉じて)」
 花子「う、うるさかったぁ。宝塚歌劇団に入れるんじゃない?」
 霊夢「たからづか? それは何?」

 夏彦「歌がメチャクチャ上手い人が入る、歌劇団だよ☆」
 魔理沙「よくわかんないな」


 実弥「さっさと食べねえよもったいねえぞォ? 俺は嫌われていない」
 パチュリー「おまたせ」
 しのぶ「それでは、合唱。いただきます」
 一同「いただきまーす(ズンチャカズンチャカorDОN☆DОN☆)」

 睦彦「(パクッ)美味しいなこれ」
 仁乃「むっくんが作った下手な茶碗蒸しよりこっちのがおいしい」
 睦彦「お前、それ微妙に悪口言ってるよな?」
 仁乃「さあね」


 炭治郎「禰豆子ごめんな、食べさせてやれなくて」
 禰豆子「ムームー(私はもっけちゃんと遊んどくから大丈夫)」
 もっけ「花札するカ?」「クバレ」「アメやる」
 禰豆子「ムー!」


 義勇「この後も時間があるがは何かするか」
 花子「そだね。でも俺…じゃなかった、わらわ、何にも持って来てないよ?」
 光「ポケットの中になんかあるんじゃねえのか?」
 花子「うーん」


    ポイポイポイ


 煉獄「? 何だその、表紙に女性が載った本は!」
 寧々「煉獄さんそれ見ちゃダメぇぇ!(ブンッッ←キラーン☆)」
 花子「投げないでヤシロ!!」

 善逸「花子お前…さすがの俺でもこれは引くぞ」
 仁・ア・し・蜜「(コクコクと頷く)」
 伊黒「おいお前。なんてものを持って来ているんだ」

 輝「やっぱり君は祓った方が良さそうだな。君とは付き合えない」
 有為「便所虫。やっぱりあなたはエッチな花子くんとして生きていくおつもりですね」

 花子「違う違う違う違う!!」


 つかさ「普、元気出してよ。ご飯食べよー。鬼のパンツはいいパンツって言うけどホントかな」
 桜「我ながら、良い命令を考えたものだわ」
 夏彦「イイって言うより、完璧にギャグ狙いじゃないかな」
 桜「お黙りなさい」


 ルーミア「この飯もうまいけど人間が食べたいのだ」
 美鈴「ルーミア? が〜ま〜ん〜ですよ?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 ルーミア「怖いのだ美鈴!」


 ネクスト→真実と挑戦ゲーム開始。次回もお楽しみに!



 

「柱とのパジャマパーティー2」(2) ( No.252 )
日時: 2020/06/23 16:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 みなさん、真実と挑戦ゲームって知ってますか?
 知らない人は、この話を見て友達とかにすすめてみてくださいね。

 ********************


 ※王様ゲーム終了

 

 葵「はあ、やっと終わったぁぁ」
 無一郎「疲れた。宇髄さん一生恨みます」
 花・つ「いえーーーい!」

 寧々「ねえねえ、みんな。ゲームの案だけど、『真実と挑戦ゲーム』はどう?」
 葵「ああ、いいかもね〜」

 有為「何ですか、その哲学入門書のタイトルみたいなゲームは」
 炭治郎「確かに、本にありそうだな」
 善逸「ねえねえ、それ、どんなゲームなの?」


 パチュリー「興味深い話ね」
 フラン「どうやって遊ぶの?」


 寧々「(トランプを取り出して)簡単なトランプゲームなんだけどね」
 仁乃「何その紙」
 花子「それはトランプって言ってぇ、それ一つで色んなゲームが出来るんだよぉ」
 かまぼこ隊・柱一同「へええ」

 寧々「じゃあ、私と葵でお手本を見せるわね」
 光「俺も知らないから見ときますね」
 葵「1つだけ重要なルールがあって、絶対にゲームを降りちゃダメ」


 睦彦「要するに、『ちゃぶ台返し』はダメってことだろ」
 夏彦「早い話がそう言うことだね」


 〜寧々、トランプを丸く広げて〜


 寧々「まず、こんなふうにカードを並べて、お互い好きなところから一枚とるの」
 葵「じゃあ私はこれね」
 寧々「私はこれ」
 葵「二人ともカードを選んだら、オープンするよ」


 寧・葵「せーの!」


 寧々→ハートの2
 葵→J(12)

 伊黒「何だそのハートやらキングやらのイラストは」
 蜜璃「可愛いイラストねぇ」

 つかさ「それはマークだよ。種類はハート、スペード、クローバー、ダイヤがあるよー」
 桜「jokerは色んなゲームでオールマイティやペナルティとして使われるわ」
 輝「数字は1から13まで。Aは1、Kは11、Jは12、Qは13だよ」


 寧々「で、カードを引いたら、数字を比べるの」
 葵「私の方が大きいでしょ? ちなみにマークも数字も同じだったらもう一回選んでね」

 実弥「それで、数字比べのどこが楽しんだァ?」
 葵「ここから面白くなるんです。勝った人は、『真実か挑戦』を聞く権利が与えられる」

 無一郎「真実か挑戦?」
 寧々「そう。今回は葵が勝ったので、葵が『真実か挑戦か?』と聞きます」
 葵「真実か挑戦か?」
 寧々「負けた人は、どっちかを選ぶ」

 葵「真実は、勝った人から出される質問に嘘なしで答える」
 寧々「挑戦は、勝った人が出す命令に答えるの」
 葵「じゃあ寧々ちゃん、真実か挑戦か?」
 寧々「じゃー、真実!」

 葵「寧々ちゃんは何年何組?」
 寧々「高等部1年A組!」


 煉獄「なるほど! 大体ルールは把握した! 説明感謝申し上げる!」
 宇髄「だが、このゲームの面白さが地味に分からねえな」
 義勇「同じく」


 桜「簡単なことよ。今の赤根さんの質問は割と簡単なものだけど」
 花子「どこかの誰かさんは、恥ずかしい質問とかするかもしれないってことね」
 悲鳴嶼「……なるほど、それで絶対にゲームを降りてはならないのか…」


 仁乃「面白そうだしやってみようよ!」
 ルーミア「了解なのだー。わはー」
 美鈴「zzzzzzz」
 咲夜「美鈴! もういい加減にしなさい!!」
 美鈴「さ、さくやさんすみませええん!」


 葵「本当は、数字比べに勝った数が多い人が勝ちなんだけど、今回は勝敗はなしで」
 寧々「源センパイ、王様ゲームで使ったあの箱使いましょう」
 輝「了解」



 ☆真実と挑戦ゲーム、スタート☆


 輝「全員の名前を書いたカードを入れたよ。ここから二枚引いて、その2人でやる」
 炭治郎「禰豆子、面白そうだな」
 禰豆子「ムームー!」


 霊夢「じゃあ一組目を発表するわね。(ゴソゴソ)」
 一同「ゴクリ」
 霊夢「バン! 最初は、時透無一郎×胡蝶しのぶ」


 無一郎「よろしくお願いします、胡蝶さん」
 しのぶ「こちらこそ、よろしくお願いしますね(ニコッ)」

 善逸「いつかの【むいしの】コンビ、再びだな」
 仁乃「今回は、ケンカとかしないよね?」
 有為「フラグ立てると悪い方向に転がりますよ」


 寧々「じゃあトランプ並べるわね!(丸く並べていく)」
 無一郎「じゃあ、端っこの方を」
 しのぶ「じゃあ私はこれで」
 

 二人「せーーの!」
 無一郎「クローバーの6です」
 しのぶ「ハートの4です。じゃあ無一郎くん、どうぞ」


 花子「楽しみだなァ。どんな質問が来るのか」
 レミリア「悪い顔してるわね貴方」


 無一郎「では、行きます。真実か挑戦か?」
 しのぶ「じゃあ、真実でお願いします」
 無一郎「質問。……体重何キロですか?」



 女性陣一同「・・・・・・・・・・・・・」
 男性陣一同「(デリカシーの欠片もない)」

 しのぶ「こ、こういうゲーム、なんですよね?」
 寧々「う。はい、こういうゲームです…(泣)」
 しのぶ「とっととくたばれ糞野郎ってね」
 

 無一郎「それで、答えて下さい」
 しのぶ「コホン。ご想像にお任せします」


 霊夢「(しれっとかわしたわね)」
 魔理沙「(しれっとかわしたな)」
 咲夜「(そう言う答え方もあるのね。冴えたやり方だわ)」
 美鈴「zzzzzzz」
 フラン「姉様、もしそんなことを尋ねる輩がいたらキックなりして頂戴ね」
 レミリア「分かったわフラン」
 ルーミア「男性陣気をつけるのだー。食べるからなー」


 男性陣一同「恐ろしい…!」


 輝「次行くよー。次は、……あはは、マジか」
 桜「誰なのか早く行ってください生徒会長」
 輝「僕と、七番だよ」


 一同「危険すぎるコンビ来たぁぁぁぁぁ!」
 花子「おしっこ行きたいお…(´;ω;`)」
 光「いや、お前誰だよ。性格変わってんじゃねえか」

 夏彦「頑張ってねぇぇ。殺されても知らないよぉ」
 桜「そうね、誰の責任でもないわ」
 花子「こういうときこそ、つかさの出番だよ!」

 つかさ「頑張って普—」
 花子「つかさあああああ!(泣」」



 輝「じゃあ僕はあえて真ん中らへんを引くよ」
 花子「じゃ、俺はその隣を…。絶対勝つ絶対勝つ絶対勝つ絶対勝つ」
 二人「せーの!」

 輝「キングってことで11番だね」
 花子「ぎゃあああああああああ! は、ハートの2…」


 寧々「花子くん、今までの恩は一生忘れないわ…」
 花子「ぎゃああああああ!」
 もっけ「じゃあナ」「バイバイ」「やむなしやむなし」
 花子「俺が消される前提で話するのやめて!」


 輝「真実か挑戦か?」
 花子「も、もちろん真実」
 輝「………弱点教えて?(ニコッ)」


 睦彦「あからさまに倒す気満々だな、あのイケメン」
 有為「危なかったらボクにお任せくださいね」
 伊之助「頼りにしてるぜ由為!」


 花子「じゃ、弱点は……えっとぉ……ど、ドーナツと、ヤシロです…」
 葵「きゃあぁ、寧々ちゃん良かったね!」
 輝「ふーん。八尋さんをたぶらかすなんて、やらしいね」
 花子「違うってば!!」

 
 ネクスト→次はどのコンビが挑戦するかな? 次回もお楽しみに!

「柱とのパジャマパーティー」(3) ( No.253 )
日時: 2020/06/23 17:21
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 魔理沙「次を引くぞ! バン! ………王道パターン来たぜ」

 パチュリー「誰と誰の組み合わせが王道なのか分からないわね」
 咲夜「そうね。とりあえず私たちじゃないことは確かよ」
 霊夢「ゆっくりと彼奴らの観戦を楽しみましょう」
 レミリア「了解」


 炭治郎「ということは多分…」
 善逸「ということは絶対…」
 光「ということはもちろん…」


 魔理沙「胡桃沢仁乃×刻羽睦彦だ。楽しんで来い」
 蜜璃「きゃあ! 良かったわねぇ二人とも」
 実弥「良かったのか甘露寺。これ、ガチもんのゲームだぜ?」
 無一郎「つまり、キャッキャウフフにはならないと」

 悲鳴嶼「……どうなるかは二人のやり取り次第…南無阿弥陀仏」


 睦彦「(胡桃沢のことをもっと知れるチャンス! 絶対勝ってやる!)」
 仁乃「(むっくんをからかうの、楽しいんだよな〜)」


 フラン「じゃあ、並べたから好きなところから取ってね」
 仁乃「じゃあこれを」
 睦彦「じゃあ、こっちの奴を」

 二人「せーの!」
 仁乃「スペードの10」
 睦彦「ダイヤの9…うっわ負けた!」


 花子「頑張って胡桃沢! 刻羽を思う存分からかってねえ」
 仁乃「うん、りょうかーい」
 睦彦「お、おいやめろ!」


 寧々「あははは」
 葵「仁乃ちゃんと睦彦くん仲いいんだね〜」


 仁乃「じゃ、いくよむっくん。真実か挑戦か?」
 睦彦「………真実」
 仁乃「私の可愛いところ、三つ教えて」
 睦彦「は?(カーッ)」


 義勇「答えられないとなると彼氏失格だぞ頑張れ」
 無一郎「頑張ってね睦彦(ニッコリ)」
 善逸「睦彦、お前ホントムカつくなぁ! でも応援してるから!」
 

 仁乃「どうしたの?(ニヤニヤ)」
 睦彦「か、可愛いところ…は、えっと…///」
 仁乃「(ニコニコ)」
 睦彦「か、顔…と、性格…と、仕草…(最後辺り声が聞こえない)」


 花子「アバウトすぎるよ…。刻羽の臆病者!」
 つかさ「そうだそうだー。普の言うとおりだー!」 
 光「もっと細かく行ってあげないと、仁乃ちゃんが悲しむぞ!」

 睦彦「て、テメエらには関係ないだろうが!」
 仁乃「むっくん……(うるうる)」
 睦彦「ぜっっったいウソ泣きだろ。お前も調子に乗んじゃねえ!」


 ********************



 炭治郎「次は…。霧雨魔理沙×我妻善逸」
 善逸「やったあああ! 女の子と一緒!」
 魔理沙「ぴちゅっていいか?」


 霊夢「否定はしないわ」
 善逸「ギャぁぁぁごめんなさい!」



 善逸「じゃあ俺はこれね!」
 魔理沙「じゃあアタシはこれで」
 二人「せーの!」


 善逸「クイーンだから一番でっかい数字だよ!」
 魔理沙「チッ。11」
 善逸「し、真実か挑戦か?」
 魔理沙「真実」


 善逸「ど、どんなタイプの男が好き?」
 魔理沙「うるさくない人。悲鳴が汚い高音じゃない人が好きだぜ」
 善逸「………え、それってつまり」


 炭治郎「ドン( ゜д゜)マイ」
 有為「見事に振られましたね。ご苦労様です」
 桜「魔理沙さんとは仲良くできる気がするわ。あとでお茶でもどう?」

 
 善逸「おいみんな、さりげなく『善逸とは付き合えん』って言ってるよね!?」
 一同「そうですけれど」
 善逸「傷つくぅぅぅ!」


 

 ネクスト→にのむつのお話です。次回もお楽しみに!

 

「恋ゴコロ」 ( No.254 )
日時: 2020/06/23 17:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 俺—刻羽睦彦は今、かまぼこ花子隊で町へ買い物に来ている。
 様々なものが市場に並び、人々の楽しい声が聞こえるなか、俺は…。
 

 目の前に居る胡桃沢が、暗い表情で立ち尽くしている。
 側にいる仲間の面々は何も言わず、じっと様子を伺うのみだ。
 なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。

 

 ********************


 1時間ほど前

 〈宵宮家〉


 有為「では、ボクは市場へ食料を買ってきますので皆さんも一緒に—」
 炭治郎「やった、みんな、支度しよう」
 善逸「俺、まんじゅう食べたい! 伊之助たちに伝えてくる」


 そう、今日は宵宮の買い物に付き合って、皆で市場に行くことになった。
 別室で刀をふいていた俺の元に、慌てて善逸が駆けて来たので驚いたっけ。


 善逸「(バタン)睦彦、有為ちゃんが市場に行くから皆さんもどうですかってさ」
 睦彦「マジで? ちょっと待って、準備するから」


 花子「準備できたよー行こう!」
 一同「いえーーーい」




 出だしは快調だった。市場へ着いた俺たちは、めいめいに好きな物を買って食べた。
 日当たりのいい野原で皆と食べたまんじゅうは美味しかった。
 そのあと、胡桃沢が新しい筆が欲しいとか行って、一旦別行動になったんだっけ。



 〈市場 売り場〉


 店長「いらっしゃいいらっしゃい。今日は極安だよ」
 睦彦「やっす! おいおじさん、こんなに安くて大丈夫かよ」
 店長「心配性な坊主だな。平気だよ。ちょっとこれ味見するか?」
 睦彦「? 野菜の酢漬け?(パクッ)」


 睦彦「(もぐもぐもぐもぐ)すっぱ! でもうまいな。買っていい?」
 店長「おう。そこの詰め合わせがお買い得だぞ。三十銭な」
 睦彦「(お金を渡して)ありがとうおじさん!」
 店長「はーいまいどありィ」

 
 俺は買った酢漬けを食べながら、途中で炭治郎たちと合流した。
 胡桃沢を除く皆で酢漬けをポリポリいわせながら道を歩き、胡桃沢が待っている文具屋へ急ぐ。


 炭治郎「これ美味しいな。ありがとう買ってくれて」
 睦彦「どういひゃしまひて(もぐもぐもぐもぐ)」
 禰豆子「ムームー!」

 有為「……こんなもの、ボクは食べないですよ」
 善逸「まあまあそう言わずに。はいあーん」
 有為「自分で食べれますから!(パクッ)」

 一同「どう?」
 有為「(もぐもぐもぐもぐ)おいしいですね」
 伊之助「だろ! うめえもんはうめえんだからよォ!」


 桜「そりぇで、にろしゃんはどちゅらかちら(もぐもぐもぐもぐ)」
 夏彦「あ、むひょうにいるお(もぐもぐもぐもぐ)」



 〈文具屋前〉


 つかさ「おーい!」
 仁乃「あ、みんなー。…そろって何食べてるの?」
 睦彦「野菜の酢漬け詰め合わせ」
 仁乃「また渋いものを」


 桜「筆はちゃんと買えたの?」
 仁乃「はい、バッチリ(袋を掲げて)」
 炭治郎「じゃあ、そろそろ帰ろうか。大分遅くなったし」
 有為「そうですね」




 俺は頷いて、来た方向とは逆の方向へ、義足をつけた右足を一歩進めた。
 そのとき。



   グシャリ



 ………変な音がした。
 サッと血の気が引くのが自分でもわかった。
 慌てて足をどける。どうやら、道に落ちていた金属製の髪留めを踏んでしまったようだ。


 紫色の桜型の髪留めが、真っ二つに折れている。
 ?でも、これ、どっかで見たような…。



 仁乃「……………これ、私のだ」
 かまぼこ花子隊一同「………」


 瞬間、空気が凍った。
 そうだ、これは、胡桃沢がつけていた髪留めだ。
 何かの拍子に地面に落ち、それを俺が踏んでしまったんだ。


 夏彦「仁乃ちゃんの大事な髪飾りが、割れちゃったね…」
 善逸「確かそれ、大事にしてるって前言ってたよね」
 睦彦「ご、ごめん胡桃沢…」



 胡桃沢は何も言わなかった。泣きもしなかった。
 ただ俯いて、じっと、俺の前に立っているだけだった。


 仁乃「…………」 
 睦彦「ホント、悪かった。また今度新しいのを買ってくるから…」
 仁乃「馬鹿みたい」



 睦彦「………え」
 仁乃「……むっくんの、むっくんのアホ…っ!(ダッと駆け出して)」
 睦彦「…………」


 善逸「バカ! 追いかけろよ!」
 光「急げば間に合うって!」
 睦彦「! 待てよ胡桃沢!」



 手足を振り、必死で追いかけたものの、道の角を曲がると彼女の姿はなかった。
 鬼の血が入っているので、まず走る速度が段違いなのだ。
 

 睦彦「ハァー、ハァー。ふう…」
 桜「大丈夫? はい、これタオルよ」
 睦彦「あ、ありがと(タオルで顔をふく)」


 炭治郎「…仁乃ちゃん、今まで俺らに見せたどの顔でもない表情だったな」
 善逸「いっつもニコニコしてるから、あまり怒らないんだって思ってたけど」
 伊之助「やっぱり、あんな奴でも怒るときは怒んだな」


 睦彦「………っ」
 花子「大丈夫。胡桃沢もきっと、本心であんなこと言ったんじゃないよ」
 寧々「そうよ。誰にだってそういうときはある。元気出して」

 睦彦「……胡桃沢は、俺を許してくれるかな…」
 有為「それは分かりませんが、これだけは言えます。貴方たち、相思相愛でしょ」
 夏彦「仲直りの秘訣、教えてあげようか?」


 睦彦「……教えて下さい」
 夏彦「相手の気持ちを考えて、どうしたら喜んでもらえるか考えることかな」
 つかさ「夏彦、たまには言うこと言うねー」
 夏彦「いつも言ってるよ?」


 睦彦「……八尋、アクセサリーって自分で作ったりする?」
 寧々「もちろん! 教えてあげる!」



  ・・・・・・・・・
 


  ・・・・・・・・




  ・・・・・・・・・




 仁乃「…………私の馬鹿……」





 ネクスト→初めてのスレ違い。二人は無事仲直りできるのか?次回もお楽しみに!




 

 



 



 

「恋ゴコロ」(2) ( No.255 )
日時: 2020/06/24 16:26
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈仁乃side〉




 あれは、一年前。
 私がむっくんと一緒に、鬼殺隊本部へ連行された後のことだった。
(詳しくは>>194からの仁乃編へGO!)

 私が不死川さんに刺された時、大声で怒鳴ってくれたこと。
 私を『自分の大切なもの』だといってくれたこと。
 その感謝を込めて、私はむっくんを浅草の商店街へ案内した。


 睦彦「………え、これ、全部人の数?」
 仁乃「そうだけど。もしかして、都会来るの初めて?」
 睦彦「うん、ちょっと今ドキドキしてる」

 
 子供っぽい感想を述べる彼が可愛くて、私もつられて微笑んだ。
 しばらく二人で店舗を眺め歩いていたけれど、髪飾りを売る店の前に来た時、むっくんがチラリと一瞬こっちを見た。


 仁乃「どうしたの?」
 睦彦「胡桃沢って、何色が好きとかあるのか」
 仁乃「紫かなぁ。なんかオシャレで素敵だと思わない?」


 好きな色は何かと聞かれるので、いつも身に着けている羽織の色が好きだと答える。
 むっくんは「そっか」と呟いたあと、店の前で何やら店員さんと話していた。
 

 そして、彼がこっちへ帰ってきたとき、その手には金属製の髪飾りがあった。
 紫色の桜型のもので、ピンとして使うものだった。

 その時はまだ、むっくんのことは名前くらいしか知らなかった。
 ……自分用、ではないだろうから、知り合いにあげるのかなと思っていたら。


 なんと、むっくんはその髪飾りを無造作に私に差し出したのだ。
 俯いて、顔を紅潮させるむっくんを、私はまじまじと見つめたっけ。



 睦彦「やるよ、それ」
 仁乃「私に? 他に、あげる人とか、いないの?」
 睦彦「………お前の方が似合うと思うよ」



 照れて不愛想に返事をする彼を、私は好きになった。
 だから今日、みんなで市場へ買い物に行くとき、その髪飾りをつけていこうと思ったんだ。
 むっくん、これを見てどう思うかなってワクワクしながら。


 でも、彼は、これを昔私にあげたことすら忘れているみたいだった。
 私の髪飾りを壊してしまったことを悔やんでいるみたいだった。それは当たり前だと思う。
 でも、「新しいのを買ってやる」って言ったのが何より腹が立った。


 私にとっては、あの髪飾りは好きな人がくれた、一番の宝物だったのだから。
 新しく買った他のモノとは価値がまるっきり違うのだから。



 でも……私もあそこまで言うことはなかった。
 人は、忘れる生き物だし。
 実際むっくんは、あの髪飾りを私みたいに、すごく大切だとは多分、思って…ないだろうし。



 仁乃「随分、遠いとこまで来ちゃったな…何もそこまで慌てて走ることないのに」


 やっぱり私はいつも、むっくんに何かさればかりの受け身状態だ。
 彼が私をかばって右足を失ったのも、先にあっちから告白されたのも、
 ……髪飾りをもらったのも。



 仁乃「………っ。うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」
 ??「………いきなり何泣いているの?」


 仁乃「………へ? (声がした方を見て)きゃああ!」
 無一郎「ひとの顔見て悲鳴を上げるなんて、失礼だね」
 仁乃「え、何でこんなところに。って言うかいつからいたの?」
 無一郎「ずっと、いたけど」
 仁乃「うそ! わ、私ったらなんて恥ずかしい…」



 無一郎「ずっと、声かけてたけど聞こえないなんて、耳悪いの?」
 仁乃「……あはは、そうかも…」
 無一郎「早く医者に行かないと、そのうち聞こえなくなるよ」



 時透無一郎くん、同年齢の霞柱。
 彼もまた、私に深く関係のある人物だ。
 本部へ私とむっくんを連行した張本人であり、胡桃沢仁乃という人間の血鬼術を見た人物。



 無一郎「君こそ何でこんなところにいるの? 一人でワアワア喚いてみっともない」
 仁乃「みっともなくない! いや、みっともないけど…」
 無一郎「僕は用事があるから、あまりここにはいれないからね」


 
 あまりここにはいれないからね=話は早めにお願いね。
 彼はわざとそう言う言い方をするのだ。



 仁乃「……むっくんと、ケンカしちゃって…」
 無一郎「振ったの?」
 仁乃「人聞き悪い! ただちょっと…小さなことなんだけど…(説明)」


 私は、ケンカの理由をかいつまんで彼に説明した。
 むいくんは、何も言わずに話を聞いてくれた。




 無一郎「ふぅん…で、胡桃沢さんはもう帰るの?」
 仁乃「……今、帰っても何て言われるかわかんないし」
 無一郎「僕んちに来るなら、前もって連絡くれないと困るよ」
 

 仁乃「……え?」
 無一郎「さっさとついてきなよ、はぐれるよ」
 仁乃「……ちょ、ちょっと待って!」



 スタスタと先を歩くむいくんを追いかけて、私は走り出した。
 何だかかの言いつつ、結局は心配してくれているんだよね?
 


 むっくんは私を許してくれるかな。
 意外にちょっと気難しい所があるから、すぐに仲直りは難しいだろうけど。
 私だって、好きであんなこと言ったんじゃないよ。
 ただ、……私の好きな物を、むっくんにも好きでいて欲しかっただけ。


 それは、そんなに変なことかな?


 胸が痛い。
 ……会いたいよ、むっくん。また『胡桃沢!』って呼んでほしいよ。
 ごめんね、むっくん。


 


 初めての、ケンカ。初めてのスレ違い。
 私たちの、どこかずれた恋ゴコロ。



 ネクスト→一方睦彦は、寧々と葵に協力してもらってアクセサリー作り!
      二人の恋路やいかに? 次回もお楽しみに!

 




 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.256 )
日時: 2020/06/24 16:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【むうの鎹鴉による情報】


 ◆にのむつケンカの話 作者からのサービス

 はい!
 むうです!
 恋愛経験ゼロ(ぜーんぶされたことorしたことありません!)です。
 しいて言うなら、恋愛マンガでキュンキュンしただけ…。
 全て想像で書いてるにのむつ編なんですけど…。


 この、にのむつケンカは、ちょっと『作者のレッドゾーンギリギリ』要素が入ります。
 何かは、お楽しみにしててください。

 アレかな? え、ま、まさかぁ〜するとしたらヤバいよ!


 ↑という声が聞こえてきそうです。


サービスで付けちゃうからね、もうこれ、麺ありチャーシューありに卵ありのラーメンかよ!
 だ、だからね、書き終わったら感想ちょうだいね? ねっ(←おい)
 


 ◆あとがき2つ目あります(おい)


 あ、あと、一回あとがき書いたんですけど、外伝を含めたお話についてのあとがきも、書きます。
 これまであなたが読んだ作品の中に、あとがき2つあるやつってあった?
 ないよね? それくらい作者は変なことしようとしてます!

 キャラたちも登場するのでお楽しみに!



 ◆この話を読んでくださる読者さんへ遅すぎる説明


 おっせえよ、まず親スレッドで説明すべきだろうが。
 ……すみません、この内容コピペしておくので許してください。

 ・Twitterでのつぶやきや拡散OKです! してくれると作者が泣いて踊ります!
 ・中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言はやめてくださいね。
 ・キャラの貸し出しとかはアリです。その場合コメントください!
 ・また、ネット上での自作発言もノーサンキューです!


 


 

「恋ゴコロ」(3) ( No.257 )
日時: 2020/06/26 16:51
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 日本全国、恋で頑張っているみなさん。
 むうは応援してます。


 〈睦彦side〉


 【宵宮家】


 寧々「さて、睦彦くん。アクセサリー作り始めましょ!」
 睦彦「悪いな、付き合ってもらっちゃって」
 寧々「友達なんだし気にしないで。ね、葵」
 葵「うん、いつでも力になるよ」

 睦彦「サンキュ。じゃ、よろしくお願いします(ペコリ)」
 葵「こちらこそ、よろしくね〜」
 寧々「では、寧々&葵の手作り講座、スタート!」



 【別室】


 花子「よかった。引きずってはないみたいだね」
 炭治郎「そうだな。でも俺らも、あまり口出しはしないでおこう」
 光「陰で見守ってるからな、睦彦」
 有為「とんだ果報者ですね、やれやれです」
 夏彦「そんなことを言いつつ、結局心配してる有為ちゃんだった」
 伊之助「陸太郎、あんま凹むんじゃねーぞ!」



 【一方睦彦】


 葵「睦彦くんにでも出来そうなボンボン。これでやろっか〜」
 睦彦「おい赤根。しれっと俺を無能扱いするな」
 葵「でも、卵焼き成功したことないんでしょ?」
 睦彦「否定できないから釈然としない!」

 寧々「じゃあ睦彦くん。このボンボンメーカーに毛糸を巻いてくれる?」
 睦彦「分かった」

 〜巻き巻き〜

 葵「それにしても、仁乃ちゃんの件残念だったね」
 睦彦「かたちあるものは、いつか壊れる」
 寧々「仁乃ちゃん、すっごく怒ってたし大丈夫かな…」
 睦彦「分からない。でも、こういうスレ違いはあって当たり前なんだろうな」


 寧々「今までは、運が良かったってこと?」
 睦彦「…運の良しあしじゃなくて、今回、こういうことを経験しておいてよかったなって」
 葵「真面目ねぇ〜」

 睦彦「…だから俺はガンバ…(グサッ)いっだあ゛あ゛ああああ!」
 寧々「た、大変! 絆創膏持ってるから、貼って…」
 睦彦「いや、俺も、沢山持ってるんだわ…不器用だから…」

 

 夏彦「hello☆ 俺も参加していい? お嬢になんか作ってあげよ」
 葵「歓迎しますよ。教えたりは、しなくていいですよね」
 夏彦「うん☆ ピンでも作ろっかな」

 寧々「夏彦先輩、作れるんですか? アクセサリー」
 夏彦「カンカクでいけば、何とかなりそう♪」
 寧・葵・睦「(絶対失敗するパターンだこれ)」


 桜「何作ってるの、夏彦」
 寧々「七峰先輩!」
 夏彦「お嬢に上げるための、ヘアピンだよ☆」
 睦彦「夏彦が作ったヘアピンのうまさは、保証しないけど(チョキチョキチョキ)」
 
 桜「私に? 他に上げる人とかいないの?」
 夏彦「逆に誰に。つかさとか? いや無理でしょ」
 葵「私たちって言う可能性は考えないんですね」

 

 —私に? 他に上げる人とかいないの?


 睦彦「(あれ、その言葉、どっかで…)チョキチョキ」
 夏彦「こうね、ヘアピンに布をかぶせて、縫って…(グサッ)いだああああああ!」
 寧々「………絆創膏、あげます…」
 夏彦「あ、ご丁寧にどうも」


 
 睦彦「……・……ああっ!」
 一同「(ビクッ)」
 桜「いきなりうるさい声出さないでくれるかしら」
 睦彦「(チョキチョキ)ごめん。いや、ちょっと大事なこと思い出して」


 夏彦「(縫い縫い)大事なこと?」
 睦彦「胡桃沢のヘアピン、あれ昔俺があげたやつだったんだ」
 葵「……じゃあ、仁乃ちゃんショックだったでしょうね…」
 睦彦「なんで今に限って思い出すんだよ…俺のアホォ…」

 夏彦「ま、ま。細かいことは気にせず、今はとにかく作ろ!」
 桜「そうね。自分が正しいと思ったことをやってるなら、それでいいんじゃないかしら」
 葵「おおー。やっぱ先輩、カッコいい!」
 睦彦「(チョキチョキ)できたっ」


 寧々「紫色の小さなボンボンね。ゴムとかにつけると可愛くなるわよ」
 睦彦「よしっ。ラストスパート頑張る!」
 一同「えいえいおー!」





 ネクスト→一方仁乃は? 次回もお楽しみに!
      サービスはもうちょっと後になります。楽しみにしててくださいね♪

 

「恋ゴコロ」(4) ( No.258 )
日時: 2020/06/26 17:10
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈仁乃side〉


 【無一郎邸】



 無一郎「はい。お茶淹れたから飲みなよ」
 仁乃「ありがとう。(ゴクッ)」
 無一郎「それにしても、君たちがケンカなんて珍しいね」
 仁乃「そうなの。逆に今までしてなかったのが不思議なくらい」


 無一郎「ケンカするほど仲が良いっていうけど、君たちは多分そっちのタイプだと思う」
 仁乃「どういう意味?」
 無一郎「…だって、君と睦彦のやりとり、楽しそうだもの」
 仁乃「そうかな。普通だと思うけど」
 無一郎「胡桃沢さんが睦彦をからかうときも、仲良さそうにしてるから羨ましい」


 仁乃「むいくんは、誰かと仲がいいとか、ないの?」
 無一郎「僕は…あまり人と話さないから。すぐ忘れちゃうし」
 仁乃「そうなんだ…」


 無一郎「でも、あの時はありがとう。胡蝶さんとケンカした時」
 仁乃「懐かしいね(詳しくは>>03からの本編へGO!)」
 無一郎「あのとき、皆が僕たちを仲直りさせようと頑張ってくれたでしょ」
 仁乃「うん、あまり大したことはできなかったけど」


 無一郎「そんなことないよ。僕にとっては凄く嬉しい事だったよ」
 仁乃「それならよかった」
 無一郎「だから、出来れば仲直りしてほしい。ケンカと仲直りはセットだから」
 仁乃「うん」


 無一郎「僕は何のアドバイスもしない。最終的に決めるのは君だから」
 仁乃「……うん。分かってる。私がしなきゃいけないこと」
 


 無一郎「分かってるならサッサと行動に移しなよ。バカなの?」
 仁乃「……うん、バカだよ。私は。まだ憶病で」
 無一郎「睦彦は、君に多分会いたがってるはずだよ」
 仁乃「……そう、だよね。むっくんも、私に会いたいって思ってるよね」


 無一郎「好きにすればいい。君、本当は睦彦にあげたいものがあるんじゃない?」
 仁乃「!? ど、どうしてそれをっ」
 無一郎「懐から、毛糸の束が見えてる」

 仁乃「ふうん。へえ。………!? どこ見てんのよ、エッチ!」
 無一郎「……………おい」
 仁乃「もう、もう行く! ありがとう、バイバイ!!」


 〜仁乃、戸口の方へ駆けて行って〜


 無一郎「…僕の変態説は取り消してくれないと『むいくんファン』が泣くよ」
 仁乃「ああそうですか! ごめんなさいね!〈プンプン)」

 無一郎「さっさと出て行って。じゃあね」
 仁乃「ありがとう。またねっ(バタン)」
 無一郎「あ、待って! 一年前の本部での事、ごめん…ね…ってアレ?」



 〜無一郎、外を除いて〜



 無一郎「もういない…まあいいや。きっと上手く行くだろうし(バタン)」



 ********************



 むっくん、今行くよ。
 待ってて。今、会いに行くからね。

 むっくん、大好きだよ。さっきはごめんね。
 また、一緒に美味しいもの食べて、綺麗な景色を見に行って。
 また二人で仕事しよう。


 待ってろバカヤロー!



 ********************



 ネクスト→いよいよ仲直り…できるか?
      そしてオドロキのアレも…? 次回もお楽しみに!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.259 )
日時: 2020/06/27 08:20
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【大正コソコソ噂話】


 ◆かまぼこ隊の名前をマオリ語で再翻訳したら変になりましたw


 竈門炭治郎→私たちは次郎です




 ん? ん? んん?



 竈門禰豆子→釜谷まめこ



 まめこも、カワイイ。



 我妻善逸→彼女はいい女です




 お前、女になっとるやないか! 善子やん




 嘴平伊之助く→井平兵平




 いへいへいへい……?
 いや読み方…ww


 胡桃沢仁乃→クルミクルミ



 名前はどこ行った?




 刻羽睦彦→常盤睦子


 お前も女化しとるやーんwww



 

「恋ゴコロ」(5) ( No.260 )
日時: 2020/06/27 09:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 みんな、準備はいいですか? ホント—にOKですか?
 顔爆発しても知りませんからね? ホント—にOK?
 ここまで忠告したから、多分大丈夫ですよね。
 問題は、私がどこまでこたえられるか…!
 レットゾーンギリギリのサービス、始まります。


 今日も、サービスサービス♪
 ↑古い?


 ********************



 【宵宮家】


 睦彦「出来たぁ! ボンボンチャームのヘアゴム!」
 寧々「すごい、可愛く出来たね。ねえ葵」
 葵「そうね〜きっと仁乃ちゃん喜んでくれるよ」


 炭治郎「なんだ? 何が出来たんだ?」
 禰豆子「ムー?」
 善逸「あ、ヘアゴム。めっちゃ可愛いじゃん、でかした!(バンッ)」
 睦彦「いてっ。背中思いっきり叩くのやめろ」

 伊之助「これであとは花乃に渡すだけだな」
 有為「また転移術起動させましょうか?」
 睦彦「ううん、俺が直接さがす。だから宵宮の転移術はなくていい」
 有為「承知いたしましたカッコつけ野郎」


 花子「それで、夏彦はなんでこんなに凹んでるの?」
 つかさ「夏彦—。どーしたの? 桜に振られたの?」
 夏彦「いや……違う…はぁ…」
 

 寧々「夏彦先輩、アクセサリー作ろうとして失敗しちゃったみたいなの」
 葵「それを見た七峰先輩に、能面みたいな顔されたらしいの」
 光「計画立てて作らないとダメっすよ」


 桜「ヘアピンだろうが紙くずだの知らないけど、また作ってくれればいいわ」
 夏彦「ごめん…俺もうやる気なくしちゃった…」
 

 睦彦「じゃあ俺、渡しに行ってくる!」
 善逸「頑張れよ。はい、これ差し入れのまんじゅう」
 夏彦「あれ、それって確か、有為ちゃんのデザートの…」


 有為「タンポポ……!!(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 善逸「ぎゃああああああああああ!」


 睦彦「じゃ、行ってきま…(ガラリ)」
 仁乃「ただいまぁ—————————!」
 仁・睦「(ごっつん)」


 花子「お、胡桃沢。おかえり、待ってたよ」
 寧々「おかえり仁乃ちゃん。大好きだよ!」
 もっけ「二ノ」「好きだぞ」「アメやる」


 睦彦「いだだだだだ、なんだなんだ、いきなり…」
仁乃「あ、ごめん! ブレーキかけるのが遅かったみたい」
 睦彦「お前はその、特急列車か!」


 炭治郎「ホラ睦彦くん。今だよ今。応援してるぞ」
 桜「二人っきりの方がいいかしら? 皆、私たちは違う部屋に行きましょ」
 伊之助「はあ? 何でそんなことしなきゃなんねーんだ」
 光・善・夏「空気読めよお前!」
 


 〜そんなこんなで二人っきりになった仁乃睦〜



 睦彦「…あ、えっと…その…」
 仁乃「なに?」
 睦彦「さっきは、ごめん。胡桃沢の、大事な物壊しちゃって…」
 仁乃「うん、悲しかったけど、仕方ないよ。もう壊れちゃったんだし」

 睦彦「あれ、俺がお前にあげたものだったろ。…ごめんなさい」
 仁乃「覚えてて、くれたの?」
 睦彦「気づくのが遅くて悪かった。……俺の事、嫌いになった?」
 仁乃「まさか。そんなこと言わないで。私はずっと、むっくんが好きだよ」

 睦彦「あんなにひどいことしたのに?」
 仁乃「まあ、最初はむっくんのバカヤロー位は思ってたけど、でも…」
 睦彦「でも?」
 仁乃「こうやって仲直りすることが、一番大事だと思ったから」


 睦彦「お前は、お人好しだな」
 仁乃「よく言われる」


 睦彦「そっか。あの…さ、これ、作ったんだけど…(ゴムを取り出して)」
 仁乃「わざわざ作ってくれたの? いいのに」
 睦彦「これが、お前のあの髪飾りの代わりになるってわけじゃないけど、でも…」
 仁乃「いいよ。その分、この髪飾りへの愛情も深まるよね」


 仁乃「むっくん。私も、あげたいものがあるんだ」
 睦彦「え?」
 仁乃「(スカートのボケッとから取り出して)はい、これ。あげるね」
 睦彦「マフラー? それ、お前が編んだのか?」
 仁乃「うん。冬に使ってほしいな。防寒具ないって言ってたでしょ」


 睦彦「そっか。ありがとう」
 仁乃「!? むっくん、手、怪我してる。絆創膏いっぱいついてるし」
 睦彦「……あ、これ。……やっちゃった」
 仁乃「むっくんってやる気はあるのに不器用だから変だよね」
 睦彦「それ、褒めてないよな?」
 仁乃「ふふふ」



 【別室】


 花子「よかった。上手く行きそうだね」
 寧々「そうね。ふー。なんか力入ってたみたい」
 光「お疲れ様っス先輩」





 【再び仁乃睦】





 仁乃「あの、マフラー、長さ丁度よかったか調べたいんだけど…」
 睦彦「どうやって…うわっ」


 〜仁乃が背伸びをする〜


 仁乃「あ、ちょっと動かないで! むっくん背が高すぎるんだよ!」
 睦彦「平均から見ると低い方だけど」
 仁乃「何? 私が低すぎるって言いたいの?」
 睦彦「まあ、背、伸びるといいな」
 仁乃「ふん。あとちょっと…よいっしょ(睦彦の首にマフラーをかけて)」

 睦彦「うわ、近っ。ちょ、もういいだろ。離れろよ」
 仁乃「もうちょっと長いほうが良かったかなぁ…」
 睦彦「だから近づくなって! やめ、ちょ、おいってば!///」



      


 


        ちゅっ








 【別室】



 炭治郎「へっ? こ、これはつまりあの…」
 禰豆子「ムッ」
 善逸「はああああああ!? む、睦彦お前…。はあああ!?」
 伊之助「お、おい、何だよあれは!」
 有為「自分で調べて下さい伊之助さん。ボクの口から語るのはちょっと」



 花子「……え、今のってつまり…///」
 寧・葵「きゃああああああ!」
 光「ハア……ま、マジすか…」

 つかさ「ゲッチューしたぁぁ!」
 桜「やめて、声に出すのは!」
 夏彦「お嬢の言うとおりだね。ちょ、こっちはもう見てられないって」
 つかさ「ゲッチューしたぁぁ!!」
 




 
 【一方仁乃睦】




 睦彦「!? ん゛……んん……プハッ!!」
 仁乃「え、えっとぉ…これはその、あのぉ…///」


 睦彦「お、お前何してるんだよふざけんなよマジでっ」
 仁乃「具体的に何してたか言ってくれないと、私も分かんないなー」
 睦彦「(ボフンッッと爆発)」

 睦彦「お前な、あのな、こんなところでな、そ、そんな行為許されると思」
 仁乃「……やだった?」
 睦彦「(カァ————ッ)」


 仁乃「じゃあ、むっくん、今のことは秘密だよ! 誰にも言っちゃダメだからねっ」
 睦彦「言うか! あ、あんな、突然の、キ…」
 仁乃「キ?」
 睦彦「き、き、き、キスなんか………///」




 炭治郎「わああああああ! やめてくれ、やめてくれ頼むから!」
 禰豆子「ムー」
 善逸「睦彦ぉおおおお! お前、殴るぅぅ!」
 伊之助「おい、なんだったんだよあれは!」
 有為「だから一人で調べて下さい!」



 睦彦「は、お、お前らどこで見てたっ? お、おい胡桃沢、お前が悪いからっ」
 仁乃「好きだよ」
 睦彦「え?(カァーッ)」



 花子「お、俺ら、お邪魔だったみたいだナ。は、早く行こ、みんな」
 寧々「そ、そうねー。睦彦くん仁乃ちゃんおめでとう!」
 葵「おめでとう〜」
 つかさ「初ゲッチューおめでとお!」
 桜「だから、大声でその単語を言わないでくれるかしら」
 つかさ「えぇー」
 夏彦「んじゃあ、睦彦と仁乃ちゃんの仲直りを祝して、」



 一同「祝して…?」
 夏彦「寝ます」
 一同「おー———————い!」



 ※('_')ボフンッッ
  作者の限界ギリギリ! 
  感想待ってます!



 


  

あとがきSP!!  ( No.261 )
日時: 2020/06/28 08:39
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 どうも、むうです!
 夢兎と書いて、むうと読みます))今更?
 今回のあとがきは、企画あり振り返り編ありの豪華な内容を予定しています。
 今まで見て下さった読者さんと一緒に、最後まで楽しんでほしいからです!
 ってことで今私は、かもめ学園放送室をお借りして話しているわけですが。
 


 まず最初はかまぼこ隊をゲストにお招きします。



 炭治郎「こんにちは! 【鬼滅のどこかずれた主人公】・竈門炭治郎です!」
 禰豆子「こんにちは、【ムームーヒロイン】・竈門禰豆子です」
 善逸「はい、【うるせえよバカヤロウ】我妻善逸だよ」
 伊之助「俺様は【凛とした素顔】嘴平伊之助だ!」
 仁乃「【ヒロインナンバー2(仮)】胡桃沢仁乃です♪」
 睦彦「【カッコつけ成り上がり】刻羽睦彦っす」
 有為「【毒舌マシンガン】宵宮有為です。お手柔らかにお願いします」
 

 善逸「まず初めに聞きたいんだけど、なんなの『うるせえよバカヤロウ』って」
 むう「私が皆につけた二つ名♪」
 睦彦「カッコつけ成り上がりって…」
 むう「だって実際あんた一番見どころあるでしょ」
 伊之助「凛とした素顔っておまえな…」
 むう「はーーーい早速始めて行きましょー!」


 んじゃ、皆、この前出した宿題を覚えてるかな?


 善・伊・睦「覚えとらん!」
 炭治郎「三人とも、やってはいるんだろうな?」
 伊之助「一応な! 破って燃やそうかと思ったけどやめた」
 仁乃「よかった…伊之助さんの中に善悪の区別があって」


 むう「んじゃ、宿題の内容を説明します!」


 Q、この小説のあらすじを自分なりに説明してください


 むう「じゃ、炭治郎から発表していこうか!」
 炭治郎「はい!」




 炭治郎 



「かまぼこ隊が旅をする過程で、有為ちゃんや花子くんたちと一緒に鬼を倒す話」



 さすが炭治郎だわ…。
 んじゃ、次禰豆子お願いねー。


 禰豆子


「私があんま喋ってない話…。およよ」



 すんませんでした……。
 いやあね、ほら、一回くらい喋らせてあげたからいいじゃん。
 ねえ? 泣くな。


 はい、善逸。


 善逸


「かまぼこ隊が鬼に襲われ、逃げたくても戦わなきゃいけない理不尽さを書いた小説」


 お前……よくそんな難しいことを考えるなぁ。
 逃げたくてもって、逃げたらめっちゃかっこ悪いよ?
 禰豆子に振られてもいいなら否定はしないけど。



 はい、伊之助


 「書いてねぇ!」


 ……おーいつかさくーん?
 この子やっちゃって?


 睦彦はちゃんと書いたんでしょうね?



 睦彦


 「俺と胡桃沢をつきあわせてくれてありがとう」



 うん、いいよー。
 ん? それあらすじじゃなくて感想じゃん!
 お前もルーミアに食べられなさい!)スパルタ


 仁乃


 「かまぼこ隊と柱と花子くんキャラで起こした奇跡の物語」


 やっぱ仁乃ちゃんと炭治郎だけだわ真面目なのは…。
 あとでアメあげるからねー。(´∀`*)ウフフ




 はい、このお話はむうversionだと、
 かまぼこ隊が有為ちゃん、柱、花子くんキャラと協力して、六新鬼月というボスキャラどもをフルボッコにする話だよ☆
 

 一同「フルボッコとか人聞き悪い!」
 むう「んじゃ、ボッコボコ?」
 一同「同じだ——————!」



 それでは、まず、あらすじの説明でしたー。
 次からはいよいよ、振り返り編(&作者が明かす執筆裏話)がスタートします。
 このお話をどんな感じだったか、振り返っていくのでお楽しみに。


 お楽しみにい…えっと、このラジオどうやって電源切るんだ?
 ちょっと夏彦せんぱーい? 桜ちゃーん? つかさくーん?


 おい、アイツらどこ行ったんだ?
 見つけたら、むうのところにまで連れて来てください。
 注意として、つかさくんに殴られないようにお気を付けください。


 最後は、クイズを出して終わりにします。
 答えは次回、お知らせするぜ!


 問題:このキャラはだーれだ?


 1、鬼
 2、とっととくたばれ糞野郎
 3、男
 

あとがきSP 振り返り編 ( No.262 )
日時: 2020/06/28 08:58
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)みなさん今日も元気に奇跡を起こそう! あとがきSP〜!

 …これでいいかな挨拶
 YouTuberみたいになっちゃってるけど、まあ許して。

 ってことで、今日も元気に奇跡を起こそう!
 作者のむうです!
 まず最初に、クイズの答えを言います。

 答えは、童磨です。
 ヒントは、しのぶさんの名言「とっととくたばれ糞野郎」です。
 ちなみにこのセリフ、本編でも何回かしのぶさんが言ってます。


 ということで、さっそくまずは第一章の振り返り編、始めるよー。



 炭治郎「第一章って言うと、蝶屋敷の話ですよね」
 むう「そうだねー。色々やったよね。一番印象に残ってるのはみんな何?」
 睦彦「俺が倒れたのに、診察してくれなかったことだな」
 伊之助「昆布野郎としのぶのケンカが一番だな」

 禰・仁「ね〜」
 有為「ボクはその時いなかったのでよく分かりませんが、そうなんですか?」
 炭治郎「うん、大変だったんだぞ」
 

 ・出来事1 むいくんとしのぶさんのケンカ



 善逸「はがねづかさんが、包丁持ってやってきたのも怖かったなあ」
 仁乃「あ、ああ、怖かったねぇ…」


 ・出来事2 はがねづかさん襲来


 伊之助「俺のハッピーバースデーもあったよな」
 むう「あれ書くのめっちゃ大変だったなー」
 一同「お疲れ様」


 ・出来事3 伊之助ハッピーバースデー


 むう「はいじゃあ、この3つについて説明していくよ」
 一同「はいよっ」
 むう「あ、その前に、一章でもうすでに伏線貼ってるんだよね」
 禰豆子「どんな?」


 むう「睦彦が、『俺の実家は神社だから〜』っていう場面かな」
 善逸「きっちり伏線回収できて良かったな」
 睦彦「そうだな」

 むう「はい、じゃあ説明! まずむいくんとしのぶさんのケンカだけど」
 炭治郎「元からこの二人を絡ませようとしたんですか?」
 むう「ううん、ただ、誰がいいかなって迷った時に」



 ☆ポイント1 あまり話さない二人を絡ませて見たかった



 むう「宇髄さんと義勇さんとかも考えてたんだけど」
 伊之助「確かにあの二人はあんま話してねえな」
 むう「ね。漫画とかでもあまりってことで、絡ませてみたんです」

 睦彦「その結果、ケンカしちゃったと」
 むう「でも結果的に仲直り出来たんだからいいよね」



 ちょっと時間ないので続きはまた次回説明します!
 それでは今回のクイズはコチラ!

 これはだーれだ?



 1妹がいるよ
 2この小説オリジナルキャラだよ
 3鬼だよ


 答えは次回。
 続きをお楽しみに♪

あとがきSP 振り返り編 ( No.263 )
日時: 2020/06/28 13:39
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)みなさん今日も元気に奇跡を起こそう! あとがきSP〜!


 むいくんとしのぶさんのケンカとかを語る前に企画コーナー入りまーす!
 その前に、クイズの続きと、ちょっと雑談をば。
 クイズの答えは彼岸です!
 ちょっと難しかったかな?


 今回の企画はコチラ↓


 ☆もしも、アニメ化(多分ならんと思うが)なるとしたら声優さん誰になるかな?


 これについて、私がさっき一時間で考えたのを話していきたいと思います。
『それな!』って思った人はぜひ教えて下さいね〜。


 私が考えた声優陣は、こちらです↓
 結構有名な人ばかり出てます。


 胡桃沢仁乃→佐倉綾音さんor水瀬いのりさん
 刻羽睦彦→斎藤壮馬さん
 宵宮有為→高橋李依さん
 燐月→代永翼さん
 銘祈→小林裕介さん
 求手名→坂本真綾さん
 新羅→加藤英美里さん
 骸→斎藤千和さん
 彼岸→村川梨衣さん


 どうでしょうか?
 仁乃ちゃんは、佐倉さんの声も水瀬さんの声もどっちも可愛くて選べなかった…。
 睦彦、斎藤さんにやってほしいなー。どうなるんだろ。
 有為ちゃんが高橋さんだとめっちゃ可愛くなるんだが!

 そして…六新鬼月豪華だなぁオイ。
 おいおいおいおい、自分で考えたけど自分に驚いたぞ。
 

 みなさんは誰がいいと思いますか?
 



 ☆私が選ぶテーマソング♪


 曲とか聞いてると、小説のオープニングとかにしたいなーって思うんですね。
 痛いって思われるかもしれませんが、私は本気です(痛いw

 曲名のせとくので、聞いてやってもいいなーって言う方はぜひ聞いてみてください。



 オープニング
 →紅蓮華/LiSA


 もう、これに限る気がします。
 あの、どうしたって! からの盛り上がりが大好き。
 LiSAさん神!


 エンディング
 →イエスタデイ/official髭男dism
  zutto/クラリス


 イエスタデイはエンディングにあってると思う!
 なんど、失ったって 取り返してみせるよ♪ いい!

 zuttoもめっちゃいい曲何でお勧めします!



 にのむつテーマ

 →「アスノヨゾラ哨戒班」/ウォルピスカーター


 二人がこう互い違いに歌ってる想像してはにやけてる日々です。
 いい曲だよな〜ボカロPってすごいな〜



 花子&つかさテーマ
 →準透明少年/ヨルシカ


 テンポが良くて二人が躍ってる姿を想像しちゃう。
 歌詞も二人にあってる気がします!




 以上、企画コーナーでした!
 次からちゃんと仕事します!
 だから減俸やめて下さい!!((´;ω;`)

あとがきSP 振り返り編 ( No.264 )
日時: 2020/06/28 14:00
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 むう「振り返り編続き! 次は伊之助のハッピーバースデーの件!」
 仁乃「wwwwwww」
 むう「仁乃ちゃんどした?」
 仁乃「あ、アルティメット冨坂www」
 むう「まだ話しはじめてもないのに、面白いところおしえてくれてありがと」


 むう「ハッピーバースデーはあれだね、むいくんの紙飛行機が凄かったね」
 善逸「そうそう、折るのめちゃめちゃ早かったもん!」
 睦彦「伊黒さんが小黒さんで、しのぶさんがMr.S!」
 伊・善・禰「wwwwww」


 睦彦「あの台本俺が書いたんだよな!」
 炭治郎「ああ、どうりでww」
 善逸「お前のネーミングセンス破綻してない? なんだよアルティメット冨坂って」
 禰豆子「義勇さんほぼ無表情でやってたからなーw」

 むう「いつも話の内容考えるときにギャグ挟むんだけど、あそこはそこなんだよね」 
 炭治郎「いやいや、Mr.S→小黒→アルティメット冨坂の下りはないですよw」

 むう「はい、はがねづかさんの話にはいるよ!」
 炭治郎「なんであんな危険人物を登場させたんですか」
 有為「その人を登場させたら何のメリットがあるんですか?」
 むう「面白くなるよね?」


 一同「こっち地獄なんだけど。。」
 むう「次は、第二章! ゲストに柱をお招きします!」
 桜「お疲れ様。こっちでお茶でもどうぞ」
 一同「桜さんありがとうございます!」


 ********************



 次回は二章と、これについて説明しまーす。

 ☆小説でやりたいことが全部できたか確認



 ・オリキャラを出す
 ・カップル作る
 ・柱登場 
 ・アニメの中で出た鬼登場させる
 ・カナヲと玄弥出す
 ・ボスキャラ登場
 ・新しい仲間が増える
 ・誰かを怪我させる
 ・オリキャラの過去を書く
 ・感動シーンを書く
 ・違うアニメとコラボさせる
 ・禰豆子をしゃべらせる
 ・花子×つかさタッグをやる
 ・悪役を味方に付ける
 ・戦闘する時ギャグ挟む
 ・伏線貼って伏線回収
 ・企画する
 ・なかなか話さないコンビをくっつけてみる
 ・君の名は。要素いれる
 ・悪役をメッチャ悪い奴にしない
 ・ハッピーエンドで終わる


 全部出来たかなあ?
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.265 )
日時: 2020/06/28 15:33
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

Σ(゜Д゜)スゲェ!!
ひょっとするとこの2人の名前決めた時から
もう物語始まってた?

名前占い恋愛の結果↓


胡桃沢仁乃さんが刻羽睦彦さんを引っ張ってくっつう相性だね。あんたが「こういうことをしたい」って言えば、あの人は「それならこうすればいいんだよ」って答えてくれる。あんたが進みたい方向に向けて、あの人は上手に追い風を吹かせてくれるってわけ。そういう人がいたら、何でもできそうでしょ?だから、遠慮しないでどんどんあの人を頼りなさい。でもそれはねぇ、寄りかかりなさいってことじゃないよ。あんたがちゃんと自立してないと、あの人を困らせるって、忘れないようにね。そこさえ忘れなければ、お互いの長所を生かせるんだよ。



めっちゃ当たってるううう!
え、凄!そして名前決めた自分でかした!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.266 )
日時: 2020/06/28 20:46
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

声優は分からなかったけど曲は同感!

髭男はいい……

あとがきSP 振り返り編 ( No.267 )
日時: 2020/06/29 16:51
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)みなさん今日も元気に奇跡を起こそう! あとがきSP〜!

 
 はーい。次は、第二章と第三章の振り返りを柱と共に行っていきたいと思います!
 はい、皆さん自己紹介をお願いします!


 義勇「水柱、冨岡義勇だ。よろしく頼む」
 しのぶ「蟲柱、胡蝶しのぶです。最後までお付き合いお願いしますね」
 蜜璃「恋柱、甘露寺蜜璃です〜。楽しみねぇ」
 伊黒「蛇柱、伊黒小芭内だ。さっさと話を進めろ」
 宇髄「まあまあ、取りあえず地味に雑談! 祭りの神・宇髄天元だ!」
 煉獄「鬼殺隊炎柱、煉獄杏寿郎!わっしょいわっしょい!」
 実弥「風柱の不死川実弥だァ。よろしく頼むぜェ」
 無一郎「あ、えっと、霞柱の時透無一郎です…どうも」
 悲鳴嶼「悲鳴嶼行冥だ…南無阿弥陀仏…」



 この、9人いる柱の名前を、私はやっと覚えることが出来ました。
 いつも最後の一人が分かんなくなってましたが、よーやくね。
 というわけで、第二章…の前に、私が『小説でやりたかったコト』が達成できてるか。
 見て行きましょう!


 ※作者のコメントが長くなりすぎるので柱とは後で話しまーす


  ☆小説でやりたいことが全部できたか確認



 ・オリキャラを出す
 ・カップル作る
 ・柱登場 
 ・アニメの中で出た鬼登場させる
 ・カナヲと玄弥出す
 ・ボスキャラ登場
 ・新しい仲間が増える
 ・誰かを怪我させる
 ・オリキャラの過去を書く
 ・感動シーンを書く
 ・違うアニメとコラボさせる
 ・禰豆子をしゃべらせる
 ・花子×つかさタッグをやる
 ・悪役を味方に付ける
 ・戦闘する時ギャグ挟む
 ・伏線貼って伏線回収
 ・企画する
 ・なかなか話さないコンビをくっつけてみる
 ・君の名は。要素いれる
 ・悪役をメッチャ悪い奴にしない
 ・ハッピーエンドで終わる



 はい、オリキャラは睦彦・仁乃・有為と六新鬼月出したからクリア!
 どうしても出したかった。だって、オリジナリティ出したかったから。
 前に母親に短編集の小説見てもらった時に、オリジナリティあと10%でてないって言われて。
 んで、私は電子辞書と「赤ちゃんの名前辞典」見ながら、オリキャラの設定を考えました。
 呼吸の技もね、二日くらいかけてやっと完成させて。
 頑張りましたね。

 ほい、次。カップルは、仁乃睦ができたからクリアね!
 有為×睦彦の可能性はあったのかって?
 あったらあったで…あの有為ちゃんとあの睦彦だと、めっちゃカオスになりそうw

 睦彦)俺は今日も目立ってる! これからも目立ってやる!
 有為)……あっそうですか。鬱陶しいですね。家の外で言ってください。
 睦彦)はぁぁ?


 ほらほら、ケンカになりそう。
 そういう意味では、仁乃はあのめんどくさい性格の睦彦を手なずける(?)凄い女です。


 三つ目、柱は登場した。



 四つ目。アニメの中で出た鬼再登場。
 ほら、アニメってさ、炭治郎たちが最終的に全員倒したけど、そいつがまだ生きてて主人公とバッタリ会ったら面白くなりません?

 んで、私考えたの。もう累でいいじゃないかと。
 だって、手鬼登場させたところで、なんかなります?
 ァァーーー! 年号が変わっているぅぅ! あっそ、で終わるよね?

 矢芭羽や朱紗丸も、なんかなあ…。
 下弦の伍以外はもうあっさり無惨にやられすぎて記憶にないし、累ってあん中で一番強かったじゃ
ないですか。

 あの炭治郎とお父さんの神回を作り上げたのも、サイコロステーキ先輩というあだ名が出来たのも累のおかげ。じゃあ登場したっていいじゃない!

 ってことで累登場になったわけです。
 そしてこいつ、珠世さんや愈史郎と気が合いすぎたw


 出番少なかったカナヲと玄弥も出せたからおっけ。
 ボスキャラ、六新鬼月も出せたね! これね、十二鬼月っていう名前ににた、カッコいい鬼のチームの名前、何かないかなあって考えるの大変だったんですね。


 一回、「六新月鬼」も考えたんですよ。ろくしんげっき、って読みます。
 なんかカッコ悪い。で、月と鬼入れ替えたら…何と言うことでしょう。
 ビフォーアフターでいっちょ上がりってわけですよ。




 ああっと、まだまだ続きそうですね。次回に延長します。
 振り返り編が遅くなっちゃうかもしれませんが。
 もう少しだけ、作者のトークにお付き合いください。
 
 
 では次、・新しい仲間が増える から↓が達成できたかチェック(&裏話)です。
 次回もお楽しみに!
 次回も、サービスサービス♪


 ↑余談ですが最近エヴァンゲリオンを見始めました。
 主人公の碇シンジくんの声、なんと花子くん&つかさくんと一緒なんですよ!
  声優さんマジすげえってなりましたね。
 ちなみに私はアスカよりレイの方が好きです。
 ちなみに一番の推しは、葛城ミサトさんです。




 
 

あとがきSP 振り返り編 ( No.268 )
日時: 2020/06/30 08:43
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、私が小説でやりたかったコト(&裏話)をとことん話すトークショーへようこそ。
 はっきり言って、私は誰かにこういうのを聞いて欲しかったんですよ。
 好きな本とかで「好きな話総選挙」とかあって、作者さんから語られる裏話が乗ってて。
 それが好きだったんで、この企画を始めました。

 ということで、早速話していきましょ!



 ・新しい仲間が増える
 ・誰かを怪我させる
 ・オリキャラの過去を書く
 ・感動シーンを書く
 ・違うアニメとコラボさせる
 ・禰豆子をしゃべらせる
 ・花子×つかさタッグをやる
 ・悪役を味方に付ける
 ・戦闘する時ギャグ挟む
 ・伏線貼って伏線回収
 ・企画する
 ・なかなか話さないコンビをくっつけてみる
 ・君の名は。要素いれる
 ・悪役をメッチャ悪い奴にしない
 ・ハッピーエンドで終わる



 新しい仲間が増えるっていうのと、オリキャラの過去を書くって言うのは話が繋がるのでまとめて話させていただきますね。

 えっと、新しい仲間=オリキャラ。
 有為ちゃんと会い、花子隊とあって、物語の幅が大きくなったんじゃないかなと思います。
 でさ、どんなアニメでも漫画でも、回想シーンってあると思うんですね。
 炭治郎たちは漫画とかでもう描いてあるけど、新しく出たオリキャラが、『お前過去何があって今鬼殺隊やってんの?』っていうのを書かなければ、あまりキャラの個性が出ないと思ったんです。


 ということで、睦彦は第一章で『自分の実家は神社』という伏線を貼り、仁乃に至っては短編集でお姉さんとのやりとりがあったので、そこを伏線回収して、クライマックス真っ只中というときに回想シーンを入れてみました。

 二人の過去の話、けっこうシリアスで。
 せめて大正コソコソ噂話だけは楽しくと思って、ゲストを登場させて見ましたがいかがでしょうか。


 次、誰かを怪我させると、感動シーンも同じまとまりになるのでそこも話していきます。
 まず、感動シーンって何が感動するんだろうって考えた時に、あの、私はそういうのあまり好きじゃないんですけど、誰かとの別れとか誰かが死んでしまったりとか、そう言うのが多いなって。


 で、前述した通り、私自身がそういうケガとかしちゃう話はちょっと悲しい。
 でも、小説で誰かを怪我させるんだとしたら、それを+に変える何かを絶対書きたい。
 ということで、目立ちたがりでちょっと最初ウザかった睦彦を怪我させて、告白シーンに持ってく、という構成を立てました。結果、上手く行った!

 あと、花子隊の中での一番の戦力・つかさ。地縛少年花子くんのマンガでは、拳骨一発で七不思議を殺したというヤバイキャラ。こいつが怪我したらどうなるんだろうと思って、追加で怪我させてみました。

 予想した通り、花子くんめっちゃくちゃ怒ってましたね。
 敵味方はあるけど、やっぱり双子の兄弟だからね。
 そこのあたりほっこりしますね。



 はい、その次。違うアニメとのコラボ・禰豆子をしゃべらせる・花子×つかさタッグ・悪役を味方に付ける・悪役をメッチャ悪い奴にしない、を全部まとめて話します。

 まずコラボをする! って言うのは、本編第四章を書いている時は全然思いませんでした。
 これからこの鬼滅一本でやってくんだと思ってて。
 そんな時に、何か面白いアニメやってないかな。友人が花子くんがどうたらこうたらって言ってたな。それで見てみたらメチャクチャ面白かった。

 それに花子くんは見ていない時でもチラホラ名前が挙がってたので、これは有名なんじゃないか、コラボしたら鬼倒すのすっごいことなるじゃん、と思ってコラボさせた結果大当たり!

 また、禰豆子をしゃべらせるのも、花子くんお願い叶えて、でいっちょ上がり。
 花子くん、マジ扱いやすい(おい)。

 んで、どのアニメや漫画でも戦闘がある奴は必ず敵がいますよね。
 私が今まで見たどのアニメや漫画も、典型的な悪役ばっかだったんですよ。
 ヒロアカだったらオールフォーワンとか、鬼滅だったら無惨とか。
 非道な行いをして、自分の欲望がままに行動する、というキャラばっかり。

 でも花子くんの敵……典型的な、って言う感じではないんですね。
 桜ちゃんだって夏彦先輩だって、噂流さないときは普通の高校生ですし。
 一番悪役っぽいつかさくんも、拳骨繰り出さなければカワイイし。
 なんとなく、「コイツラ絶対悪い奴だ!」って言えない何かがあって好きなんです。

 だから、六新鬼月の件でも、コイツラ元々人間だったんだからそこまで悪くしなくていいなって思って。やってることはえげつないですけど、でも人間だった頃の名残があって。みたいな感じで性格とかの設定を作っていきましたね。



 それで、放送室メンバー、敵として登場させるよりは、味方として花子くんや寧々ちゃんとワイワイやってほしいなって思って。

 あと、花子×つかさタッグにつながりますが、アニメで(漫画は見てないので分かんないですが)花子くんとつかさくん、あんま喋んないんですよ。特に花子くんの方から喋るって言うのはあまりなくて。そこのあたり二人の過去が関係してくるわけですが、私はちょっと寂しいなって思って。
 
 敵味方同士だけど、双子の兄弟なんだから、多分生前は仲良かったと思うし、もう顔も見たくないわけでは多分ないと思いまして。
 あと、花子くんの包丁とつかさの拳骨あったら最強じゃん!
 それで、本編ではちょっとこの二人を仲良くしてみたら…いいじゃん、君らめっちゃ仲いいじゃんってなって楽しかったです。



 次回は、・戦闘する時ギャグ挟む、から↓についてお話します。
 この企画もあとちょっとなんで、ぜひ振り返り編もお楽しみに!


 んじゃ、最後はキャラクタークイズ。
 このキャラはだーれだ?


 ・東方プロジェクト
 ・魔法使い
 ・紅魔館


あとがきSP 振り返り編 ( No.269 )
日時: 2020/06/30 15:47
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)今日も元気に奇跡を起こそう、あとがきSP〜!ヒャッハー!

 はい、まずはクイズの答えをお知らせします。
 答えは、東方のパチュリー・ノーレッジです。
 この小説でも何回か出てきてますよね。(にわかなんで、時々パチェリーと書いてしまいすみませんでした。反省してます)。


 はい、では、小説でやりたいことの振りかえり、ラスト行ってみよ!


 
 ・戦闘する時ギャグ挟む
 ・伏線貼って伏線回収
 ・企画する
 ・なかなか話さないコンビをくっつけてみる
 ・君の名は。要素いれる
 ・ハッピーエンドで終わる




 戦闘する時ギャグ挟みたかったのは、戦闘だねシリアスだねだと飽きちゃうよなと思って(私も読者さんも)。それに、どんなに戦闘で苦しくても楽しい会話って必要だと思うんですね。それで、どの話を書くときも、ギャグだけは入れるようにしてました。

 んで、企画するにつながりますが、第七章ではクライマックスなのもあり、ずっと戦闘しかしていないので、ギャグ要素としてゲストをお招きしてみましたー。
 ゲストコーナーで私は基本的に、つかさ&ルーミアに殴られております。いてて。

 伏線回収・・・これは正直できたかどうか分からないんです。
 伏線って書くのも回収するのも難しくて。

 一応第1章では『睦彦の家は神社』、幕間で『次は累が出るよ』『有為ちゃんのお兄さんは鬼の体の中にいるよ』、第6章くらいから『六人で六新鬼月なのにあと一人誰?』っていうのは書いてきたつもりなんですけど…。
 

 みなさん、六新鬼月、一人足りないなって思った人いましたか?
 それとも、全然気づかなかったよ! っていう方が多いのかな?
 伏線の貼り方ももっと勉強しないといけませんね。上手い作家さんとかは本当に上手ですからね。

 なかなか話さないコンビを絡ませる。
 しのぶ×無一郎、花子×つかさを始め、花子くんキャラや東方が出て来たことによって新しいコンビ名も沢山できて楽しかったですね。

 個人的に仁乃睦は外せませんが、それ以外で言うならば、善逸×睦彦×光の、光属性の相性が最高です。これは作者も予想しなかった展開なので、たまたまポジションで仲良くなっちゃったって感じです。


 君の名は。要素。これを聞いたとき、みなさんはどこら辺が君の名は。だと感じましたか?
 やっぱり、「重なる想い」らへんでしょうか。実はもう一つあるんです。

 第二章で、六新鬼月というラスボスといきなり戦うよりは、ちょっとした雑魚キャラ登場させた方がいいかなと思って出したオリキャラ鬼・伽札(かさね)。
 もう皆さんの記憶からはスポッと抜けてるでしょうが、コイツの術でかまぼこ隊が体が入れ替わっちゃう話がありました。


 俺たち、入れ替わっちゃってる———?(←♪ 前前前世)


 こういう要素や、誰かの名前を忘れてしまうというシーンは絶対入れたかったので、出来て良かったです。あそこ、感動していただけたでしょうか? 少なくてもうちの母親は、ぐすぐす泣いてました。恥ずかしい…w


 最後もハッピーエンドで終われて良かった良かった。
 


 では、ようやく、第二章&三章の振り返り編に入ります。
 話忘れちゃったよって方も、是非思い出して欲しいと思います。
 小説が完結するのは嬉しいやら寂しいやらで、複雑な気分のこの頃ですが、この長い長いあとがきも最後まで読んでくださる人がいるということが、何よりもうれしく思います。



 それでは、次回もお楽しみに!
 あ、そうだ。ゲストの順番は、


 第2章&3章→柱
 第4章&5章→花子隊
 第6章→累・珠世・愈史郎
 第7章→六新鬼月
 外伝→東方キャラ&本編登場キャラ全員


 という感じでお送りいたしますね。
 あと、人狼ゲームみたいに、またゲームもしようと思いますのでよろしくお願いいたします。
 エンディングテーマは、「六人の軌跡」にあやかって、「キセキ」。
 


 ♪)あした〜今日よりもすきーになれるー



 今回のお相手は、夢兎でした。ばいばーい!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.270 )
日時: 2020/07/01 09:44
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 [キャラのセリフを再翻訳したらどうなっちゃうのか?]

 はい、今から、この小説出てくるキャラの名言を再翻訳していきたいと思います。
 ちなみに使う言語はパシュト語。
 好きなYouTuberさんが言ってたけど、一番おかしくなる言語なんですって。

 まず、再翻訳する名言だけあげときます。
 何分か後には、再翻訳versionも書いておきますので、
 親とケンカした時なんかに見てみるといいかもしれません。



 [再翻訳する名言]


 ◆禰豆子

 「人は、守り、助けるもの。絶対に傷つけない」

  ↓

 「人々は保護し、助けます。けがをすることはありません。」


 むう)ご丁寧にどうも、ありがとうございます。



 ◆炭治郎

 「鬼舞辻無惨! 俺はお前を許さない! どこに行こうと絶対に!」
 
  ↓

 「スジキズミは惨めだ!許せない!どこへでも行く!」


 むう)誰だよスジキズミ。



 ◆善逸


 「ねぇぇぇぇぇぇえずこちゃああああああああん!」


  ↓

 「おいおいおいおいおいおい!」


 むう)あー、再翻訳してもこいつうるさッ!



 ◆睦彦


 「そうだ、俺は強いからな!」
 
  ↓

 「ええ、私は強いです!」


 むう)どっちにしろムカつく!



 ◆義勇


 「俺は嫌われてない」

  ↓

 「嫌いじゃない」


 むう)お、ついに冨岡さんのコミュニケーション力が開花された!




 ◆しのぶ


 「とっととくたばれ糞野郎」


  ↓

 「それは支持者です」


 むう)いいんですかしのぶさん、童磨を支持者にしちゃって。。



 ◆累

 「僕の家族になってよ」

  ↓

 「私の家族になれ」


 むう)命・礼・形!!


 ◆無惨

 「私の顔は青白いか? 長く生きられないと思うか? 病状だと思うか?」

  ↓

 「私の顔は着色されていますか?
  あなたは長生きできないと思いますか?あなたは病気だと思いますか?」


 むう)着色? なに、あんた頭からペンキでも被った? ハッ((苦笑


 ◆花子


 「お代はカラダで、支払ってもらうよ」

  ↓

 「あなたの請求書は肉体であり、あなたが支払うでしょう。」


 むう)めっっっちゃ業者っぽくなってる!


 ◆寧々


 「本当に、ただの変態幽霊じゃないのよね?」

  ↓
 
 「本当に悪魔じゃないの?」



 むう)いや寧々ちゃん、種族変わってます。。



 ◆もっけ

 「アメやる」

  ↓

 「私は甘い。」


 むう)もっけ? なにそれおいしいの?


 ◆葵

 「寧々ちゃんが元気になるなら、また聞かせてあげるからね!」

  ↓

 「ニンが良くなれば、私はあなたに知らせます!」


 むう)アオちゃん、誰だよその人…。忍者かな。




 ◆茜

 「アオちゃん、付き合ってください!」
 
  ↓
 
 「オノチン、一緒に行こう!」


 むう)茜くううううううん!!


 ◆桜


 「きっと仲良くなれると思うわ。だって私たち、似た者同士でしょ?」

  ↓

 「私たちは彼らと一緒にいると確信しています。私たちは同じ人だからですよね?」

 
 むう)え、同じ人って、クローンってこと? 怖ッ


 ◆夏彦


 「ってことでワンモア!」

  ↓
 
 「それは別の意味を持っています!」


 むう)何が!!?




 ◆つかさ


「俺さ、人が苦しんでいる顔見るのが趣味なんだよね」

 ↓

「人々の苦しみを見たい」と語ってた。


 むう)いや、お前が語ったんじゃないんかいな!! 誰ヨそんなこという人!

 



 

あとがきSP 振り返り編 ( No.271 )
日時: 2020/07/01 15:35
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)みなさん今日も元気に奇跡を起こそう! あとがきSP〜!

 
 はーい。次は、第二章と第三章の振り返りを柱と共に行っていきたいと思います!
 


 ☆第二章での出来事

 ・かまぼこ隊VS伽札戦
 ・累再登場
 

 むう「第二章は、かまぼこ隊VS伽札戦が繰り広げられました!」
 しのぶ「皆さん頑張っていましたね(ニッコリ)」
 義勇「一方俺たちは合同任務だったからな…」

 蜜璃「皆の体が入れ替わっちゃったのよねー」
 実弥「恐ろしい術だぜェ。倒せて良かったな」
 宇髄「派手に下弦の伍も登場したらしいじゃねえか」

 煉獄「うむ! 我々は第四章の柱合会議で初めて知ったな!」
 無一郎「累はかなりこの作品で活躍してるよね」
 むう「そうだねー。累=この作品のMVPですからね!」
 悲鳴嶼「我々も彼に負けないように頑張らなければ…南無阿弥陀仏…」



 ☆第三章での出来事


 ・燐月と骸初登場
 ・柱たちがピンチになる
 ・累&珠世&愈史郎登場


 むう「これはねー。あの珠世&愈史郎&累の相性がめっちゃくちゃいい!」
 伊黒「どこかだ。俺にとってはキャラ崩壊ありすぎると思ったんだが」
 蜜璃「まあ確かに、珠世さんとかは色々やらかしちゃってるからね〜」
 無一郎「燐月と骸の登場によって、柱ピンチ…って君、柱を何だと思ってるの?」
 

 むう「すみませええええん!」
 実弥「でもこの後どんどん盛り上がるからいいじゃねえのかァ?」
 しのぶ「おー。珍しく不死川さんが優しいです」
 実弥「胡蝶失礼だぞお前」


 煉獄「個人的に笑ったのは、累少年の三分クッキングだな!」
 義勇「笑えないぞ…テレレテテテ、血飛沫ビシャだぞ」
 伊黒「まあ、鬼滅はそう言うのもアリなんじゃないのか」

 むう「まあそうですね。というわけで第二章と第三章の振り返りは以上です!」


 次回・第四章&第五章は花子隊をゲストにお招きします!
 次回もお楽しみに!

あとがきSP 振り返り編 ( No.272 )
日時: 2020/07/02 15:59
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 つっちゃらーら、つっちゃらーら♪
 ♪)今日も元気に奇跡を起こそう、あとがきSP〜!ヒャッハー!


 さあさあ、今日は第四章と第五章の振り返り編です。
 この作品のMVPでもある花子隊をゲストにお招きします。
 実際彼らの協力がなければ、鬼も倒せなかったし禰豆子も喋らなかったし睦彦は告らなかった!
 そういう意味では、ホント花子隊のみんなありがとう!

 んじゃ、自己紹介よろしくお願いいたします♪


 花子「どもっ! 七不思議七番・トイレの花子さんだよ!」
 寧々「イケイケヒロイン(大根足)八尋寧々です」
 光「源光だ! 冥土の土産におぼえとけ!」
 もっけ「我らは勿怪(もっけ)という」「よろしくナ」「アメやる」

 桜「七峰桜よ。よろしくお願いするわね」
 夏彦「チッス☆ 永遠のチャラ男の、日向夏彦だよ☆」
 つかさ「やっほぉぉぉ! つかさだよ———ッ!」


 輝「外伝初登場の源輝です。皆よろしくね」
 葵「同じく外伝で初登場・寧々ちゃんの親友の赤根葵でーす」

 むう「はい、よろしくね〜」
 一同「よろしくっ」
 むう「それでは、第四章と第五章の振り返り、やっていこっか!」



 ☆第四章の出来事

 ・柱合会議があった
 ・お館様のキャラ崩壊(すみません)
 ・六新鬼月・陰陽師の存在が分かる


 花子「ま、第四章では俺らはいなかったわけだけど」
 寧々「そうねー。あの時はまだ、学園にいたわね」
 光「あ、でも、炭治郎たちから聞いてるんで大丈夫っすよ!」


 むう「柱合会議で、累のこと何かを話し合ったよね」
 葵「そうなんだ〜! 私あんまり知らなかったなー」
 つかさ「お館様がキャラ崩壊したよねー! にゃーんとか言ってた」

 輝「……むうさん? それってどういうことかな」
 夏彦「うわ、生徒会長怒ってる。真面目だネッ」
 むう「ギャグシーンとして、ちょっとやってみたかったの。許してください!」


 桜「六新鬼月の存在がここで初めて分かるわけだけど、そこのあたりはどうなの」
 むう「そうですねー。上弦の零って言う集団を登場させて、物語の筋を作りました」
 花子「なるほど。むうってさ、メチャクチャ六新鬼月の設定考えてたよね」

 寧々「確かに、めっちゃ弱くてもいけないものねー。お疲れ様ー」
 むう「ありがとう寧々ちゃん。涙が出ます。そうなんです。設定考えるのに一週間かかった」
 光「マジで!? そんなにかかったのか」

 つかさ「いつも頑張ってるむうが大好きだよーっ」
 むう「ありがとう、つかさくん! 茜くんが葵ちゃんを好きな位に私も大好き!」


 もっけ「それは相当だな」「やむなしやむなし」
 桜「はいじゃあ、次は第五章について話をしましょう」
 夏彦「お嬢、助かる。ありがと」
 桜「褒められても別に嬉しくないわ」

 花子「相変わらず冷たいなあ」
 むう「はい、第五章はね、花子隊登場だから感想も聞いていくよ!」


 ☆第五章の出来事

 ・花子隊登場
 ・有為登場
 ・有為VSかまぼこ花子隊の手合わせ


 むう「では皆さん。と言ってもまだ放送室メンバーは出てないんだけど、どうでしたか?」

 花子「うん、これについてはもう感謝だね! ありがとうむう!」
 寧々「最初に善逸くんが鼻息荒く話しかけて来たのは驚いたけど、もう平気よ」
 光「俺もあいつらとは、もうすっかり仲良しっス。ありがとうございました!」


 桜「私もみんなと会えて嬉しかったわ。あと味方として登場させてくれてありがとう」
 夏彦「うーん、ちょっとお嬢の当たりが強かった気がするけど、ま、愛ってことだよね」
 むう「さあ、どうでしょう…」
 つかさ「俺も普に会えて嬉しかったよ——ッ」


 花子「あのさあ。俺さ、宵宮から凄い色々言われてる気がするんだよね」
 輝「そうなんだ、いいじゃない。だって君はいずれ僕が払うんだから」
 光「物騒なこと言うなよ兄ちゃん!」

 葵「みんな仲良くですよ〜(ニコッ)」


 むう「ええっと、三人目のオリキャラの性格は、冷静な子がいいかなと思って」
 桜「冷静って言うより、毒舌って感じね」
 むう「毒舌僕っ子キャラ、で個性を出そうと考えたんです」

 寧々「凄く個性は出たと思うけれど、慣れるまでは大変だったわ〜」
 光「大根足とか、交通安全ピアスとか便所虫とか。とにかく口が悪いよなアイツ」
 葵「でもそこが有為ちゃんの可愛い所じゃない」
 寧々「そうね葵! さすが親友!」

 むう「このあとの第七章では、花子くんたちが大活躍するんですが、そこもちょこっと聞くね」
 花子「うん、まず、つかさとタッグ楽しかった。ありがとね、むうもつかさも」
 つかさ「いいよーっ。俺も嬉しかった! 大好きだよ普!」


 もっけ「なんかいい感じだナ」「アメやる」
 寧々「むうちゃんっ、私をもうお魚にしないでねっ」
 光「俺は先輩が魚になっても、ずっと応援していますよ」
 桜「可愛いと思うけどね」

 寧々「可愛くないですっ」
 むう「ごめんごめん。(ニコォ—ッ)」
 夏彦「むうちゃん、右手に持ってるのは…」
 むう「レモンと、お醤油と、塩です!」

 輝「八尋さんを焼き魚にして食べる気だね。許さないよ」
 寧々「キャッ。源センパイ!(ズッキューン)」

 むう「ってことで第四章と第五章の振り返り編は以上です!」

 桜「はい、それでは放送室メンバーによる情報コーナーよ」
 つかさ「この後は企画コーナーにて、東方キャラ参戦でゲームをやるよ!」
 夏彦「みんなで楽しくできる簡単なアソビを考えてるから、お楽しみね☆」


 むう「ってわけで、皆さん行きますよ、せーーーーのっ」
 一同「シーユーネクストタイム!」



 

 

キャラ全員参戦☆JUSTONE ゲーム! ( No.273 )
日時: 2020/07/02 16:56
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はい、企画コーナーその2です。
 JUSTONE(ジャストワン)というゲームは、実際に国内で売れているパーティーゲームでして。
 何でそんなことをお前が知ってるの? って言う方に向けてちょっと説明をば。

 私の父がですね、ボードゲームとかカードゲーム大好き人間でして、
 週末はよく皆でボードゲームして遊んでます。
 なので父から受け継いだ(?)ゲーム力を活かせないかなと思って、今回これを書きます。


 ちなみに。今回登場するのは、

 ・かまぼこ花子隊
 ・柱
 ・同期(玄弥・カナヲ)&蝶屋敷組(アオイなど)
 ・鬼組 (累、珠世、愈史郎など)
 ・六新鬼月
 ・東方キャラ


 の豪華CAST(&作者)ですのでお楽しみに!
 それではやっていきましょう!



 【むうの家】


 むう「ってことで今回お集まりいただきありがとうっ」
 一同「いえーーーい!」
 むう「では皆さん、今回は『JUST ONE』というゲームをするぞよ!」

 パチュリー「ジャスト・・・ワン? 何かしらそれは」
 無惨「おいお前。この私につまらないものを薦めるな」
 カナヲ「やってみなきゃ…分からないよ」

 むう「では、私とかまぼこ隊でルールを見せるので、ちゃんと聞いててね」
 無一郎「忘れるかもしれないけど、ごめんね」
 煉獄「大丈夫だ時透! 私がちゃんと伝えるからな!」
 
 むう「んじゃ、かまぼこ隊は準備に取り掛かってー」

 伊之助「ああん? 今ポテチ食べてんだ! ちょっと待て!(バリバリ)」
 善逸「俺今、禰豆子ちゃんとテレビゲームしてるから無理…ってあ、死んだぁっ」
 睦彦「よっしゃ善逸倒したっ! 見たか胡桃沢っ」


 桜「むうさん。厳しくしかってやりなさい」
 レミリア「あ、美鈴また寝てる。咲夜に怒られても知らないわよ」
 咲夜「めぇぇぇぇいぃぃぃぃりぃぃぃん!!!」
 美鈴「さ、さくやさんごめんなさいっ」

 むう「………お前らなぁ……リハしたでしょ? さっさとやれっ」
 炭治郎「そうだぞ三人とも! ここはむうの家だが、今はルールを見せるべきだ!」
 禰豆子「ムームー!(そうだよ!)」
 有為「ハッ。こんなことも分からないなら、所詮鳥の脳みそってことですよね」

 睦彦「待てよ今忙しい」
 仁乃「むっっっっくううううううん!!(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 睦彦「…は、はい、すみません!」


 むう「オラ、はいはいはいはい、行くよ!(三人を引きずって)」
 伊之助「ちょ、おいお前っ。やめろ、いででででででで」
 善逸「ぎゃああああああああああ! やめて羽織が伸びるからっ」
 睦彦「…俺の彼女怖い…。鬼…あ、実際鬼か…」


 むう「はい準備して! 早くね!」
 花子「わーお、すっごい迫力」
 寧々「むうちゃんお疲れ様。タオルあるわよ。どうぞ」

 蜜璃「私桜餅買ってきたの〜どうぞ」
 桜「白桃紅茶いれてきたわ。リラックス効果があるわよ」

 むう「ありがとう皆———ッ。じゃ、ルール説明します!」
 しのぶ「ありがとうございます。お疲れ様です」
 アオイ「ご苦労お察しします」

 むう「まず、誰か一人回答者を決めます」
 仁乃「じゃんけんでいいかな?」
 炭治郎「よし、じゃあじゃんけんで負けた人が回答者で」
 一同「じゃーんけーん、ぽいっ!」


 有為「負けました。よって、ボクが回答者になりますね」
 むう「勝った人は、私が手に持っているボックスの中からお題の書かれた紙を取ります」
 善逸「ちなみにお題には、この小説に関係する奴もあるぞ」

 仁乃「じゃあ今回のお題は、ルールだからみんなに見せるね(ゴソゴソ)」
 炭治郎「えっと、今回のお題は『みかん』だ」
 伊之助「えっと、次どうするんだっけ?」
 
 睦彦「回答者以外の人は、お題のヒントをホワイトボードに一個だけ書くんだったよな」
 むう「そうだよ。じゃあ例として皆、書いてみて」
 かまぼこ隊「(書きかき)」

 
 つかさ「ふぅん。面白そーじゃん」
 宇髄「こういう大勢でできる派手なゲームは好きだぜ!」
 実弥「どんなゲームだろうと容赦はしないぜェ」

 むう「じゃあ、ヒントを一斉にオープン!」


 炭治郎→丸い
 禰豆子→くだもの
 善逸→すっぱい
 伊之助→丸い
 睦彦→鏡もち
 仁乃→くだもの


 求手名「お、これ『丸い』と『くだもの』が被ったけどどーなるんだ?」
 伊黒「もしかして、被った場合そのヒントは取り除かれるとかじゃないだろうな」
 むう「伊黒さん正解です! よって、被ったヒントはなくなります」

 燐月「マジかぁ」
 ルーミア「じゃ、なるべく被らないようにしないといけないんだなー」
 有為「(目をつぶってる)え、何が被ったんですか」

 睦彦「んじゃ宵宮。ヒント見せるぞ。せーのっ」
 有為「えっと。すっぱくて、鏡もち…え、それだけですか?」
 悲鳴嶼「悪いがかまぼこ隊のヒントはそれだけになってしまった…南無阿弥陀仏」

 フ・葵「頑張ってー」
 魔理沙「ファイトだぜ!」

 有為「お答えします。みかんですね。鏡もちに乗っていますし、酸っぱいので」
 かまぼこ隊「正解っ。こういうゲームです」

 義勇「なるほど。大体わかった。やってみるか」
 輝「面白そうなゲームだね。でも人が多すぎないかい?」

 むう「そこで今回は、各チームから一人ずつ参戦してもらうことにします!」


 ・かまぼこ隊チーム
 ・花子隊チーム
 ・柱チーム
 ・同期チーム(玄弥・カナヲ)
 ・蝶屋敷組チーム(アオイなど)
 ・鬼チーム (累、珠世、愈史郎など)
 ・六新鬼月チーム
 ・東方キャラチーム



 むう「んじゃあ最初は、私が指名しますねー。うーんと…」
 一同「ドキドキ」


 

 【一回戦参戦キャラ】

 炭治郎(かまぼこ隊)
 花子(花子隊)
 宇髄(柱)
 カナヲ(同期)
 すみ(蝶屋敷)
 愈史郎(鬼)
 新羅(六新鬼月)
 霊夢(東方)


 むう「んじゃあ、第一回戦始めるよぉ!」

 炭治郎「頑張ります。俺は頑張ることしかできないから!」
 花子「よしっ。ヤシロ、応援よろしく!」
 宇髄「派手にぶちかましてやるぜ」
 カナヲ「……頑張り、ます」
 すみ「頑張りますっ」

 愈史郎「珠世様、見ててください。俺がしっかりゲームをするところをっ」
 新羅「んじゃ、ボク行ってくるね。さーて君たち足を引っ張らないでくれる?」
 霊夢「彼奴に言われたくないわ。異変解決の専門家がいるんだから大丈夫よ」



 むう「じゃあ、ジャストワンゲーム、始めるよ!」
 一同「オー——!」



 ネクスト→ゲーム開始☆ 次回もお楽しみに!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.274 )
日時: 2020/07/02 18:26
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

美鈴と咲夜が…


お決まり過ぎません?ww(悪い意味では無いんです!勘違いされたらすいませんっ!)
なんかよき……


えーと…

うるさいかもしれませんが




咲夜は美鈴をナイフでぶっ刺します!

寝てたら!wwww


すみちゃぁぁ?!

可愛いよね!
あそこの三人!(もう蝶屋敷の人たち可愛すぎっ!)


……あ

癒史郎居たのねw

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.275 )
日時: 2020/07/02 19:20
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 え…咲夜さんナイフでぶっ刺すってあんた…
あんた司と同じくらいやばくない?
私の小説ではそんなことさせませんよぉぉ!

めーさくをお褒めいただきありがとう!
ただしナイフは使わせんぞ!
まあ、グサッしたところで美鈴は復活するのか?


確かにあの蝶屋敷3人は可愛いね!

愈史郎いるよ(笑)
幽霊とかじゃないお(´;ω;`)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.276 )
日時: 2020/07/02 19:40
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

はい!
めーりんは平気です!

数時間経てば元通りになってまた寝てるとか…


これは咲夜のお仕事です♪

本当に!
メイド長としての…ね?


もしかしてめーさく好き?

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.277 )
日時: 2020/07/02 20:04
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

好きやで!
そうなのか。じゃあ、その要素も書いてみる!

「君の反応見てみたい 出張編」 ( No.278 )
日時: 2020/07/03 08:35
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 はい、外伝第4話で行った企画をもう一回やります。
 キャラに○○してみた、されてみた。
 スタート!


 1、待ち合わせ時間にちょっと遅れてみた


 ◆善逸


 「だ、大丈夫? 何か用時とかあった? うん、俺はダイジョブ! いこっか」


 (天使すぎます)


 ◆ミライ


 「おねーさん、なんか疲れてない? だいじょうぶ?」


 (ミライちゃんも天使すぎます)


 ◆もっけ


 「アメやる」「アメやる」「アメやる」


 (……アメを十個ほどもらいました)



 ◆四季映姫・ヤマザナドゥ


 「むう。貴方は遅刻をしたわね…(ゴゴゴゴゴゴゴ)」


 (ひぇっ。お許しを閻魔様…!)


 ◆ミツバ

 「は、はあああああ!? 君、僕を差し置いて何してんのっ!? 訳わかんないっ」
 
 (めっちゃ怒られました…。ミツバごめんッ)


 
 2、悲しいことがあって泣いてしまった



 ◆義勇


 「……取りあえず落ちつけ」


 (ハンカチをくれました。義勇さん神っす)


 ◆四島メイ


 「えっと、何かあったらいつでも話聞きますよ」


 (神しかいないよぉおお! メイちゃんありがと!)



 ◆伊之助


 「ちょっ!? 何で泣いてんだめんどくさい奴だな!」


 (めっちゃパニック伊之助)


 ◆葵


 「大丈夫? 何かあったらいつでも相談してって言ったじゃない〜」

 (アオちゃんの優しさに更に泣けてきます)



 3、ちょっと中二病出してみた



 ◆無一郎


 「…………………」


 (スルーされた…傷つく)



 ◆咲夜


 「何してるの。邪魔になるからさっさと出て行ってくれる?」


 (話が通じないようです…)


 ◆蜜璃

 「わぁっ。可愛いわね〜どこかの言語かしら?」


 (甘露寺さん、いつも優しくて好きです!←告白)


 ◆花子

 「……えっと、その、……………ごめん」


 (複雑な顔であやまられると逆に傷つきます)



 4、テレビの話題を向けてみた



 ◆仁乃


 「ごめん、テレビあんま見てないけど、おすすめとか教えてくれると嬉しいなっ」


 (さすがヒロインナンバー2。嫌みが全くないです)


 ◆光


 「えっと、昨日確か深夜ドラマやってたな。もしかしてお前も見た?」


 (ワクワクしているのがバレバレでカワイイ)


 ◆桜


 「ごめんなさいね。私テレビじゃなくてラジオ派なの」


 (かっけええええ!)


 ◆ヤコ姉さん

 
 「フン、今時の人間はそんなオモチャで遊んでるのね」


 (ヤコ姉さんが時代に疎いだけだと思いますっ!)
 (ヤコ「生意気言うんじゃないわよ」)


 ◆土籠


 「あまりメディア見んなよ。少しは勉強しろ。まぁ寂しい時に見る分には許す」


 (先生めっちゃくちゃ優しいじゃん! 先生大好きです!←また告白)


 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.279 )
日時: 2020/07/03 16:05
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 つい先ほど鬼滅の最新刊を読みました。
 ネタバレになるので話の内容は言えませんが、終始涙が止まりませんでした。
 やっぱり本家と比べると私のこの小説は、足元にも及びません。
 ですが私はこの小説が大好きだし嫌いになるつもりは一切ありません。
 小説大会も始まったので、本家も楽しみつつ、この本編執筆も頑張って行きます!
 

 ********************


 続き


 5、心霊スポットに一緒に行ってみた



 ◆村田さん

 

 「ぎゃあああああああああああああああああああっ!!」

 (あなたの悲鳴の方がよっぽど怖いです)



 ◆フラン


 「わー、早くお化け出てこないかなあ」

 (手に持っているレールガンが怖いです)


 ◆猗窩座

 「…ぜんっっっぜん怖くないな」

 (そもそも、あなた鬼ですからね)


 ◆霊夢

 「来るなら…き、来なさいっ。私は、い、異変解決の、専門家、博麗霊夢…なんだからねっ」


 (めっちゃくちゃビビってます)



 ◆アオイ


 「準備OKです。いつでも退治できますからね」

 (手に持っているチェーンソーが怖いw)


 ◆愈史郎

 「あ゛? 誰がお前なんぞと行くか。さ、珠世様行きましょう///」

 (………猛烈に腹が立ったので後で脅かしてやろう)


 ◆つかさ


 「うわぁぁぁい! 幽霊さんこんにちは!(グチャグチャグチャグチャ)」

 (こいつと来たのはある意味正解だったかもしれない)



 ◆寧々

 「こ、怖いわね…。でも大丈夫よ。何かあったらいつでも言って!」

 (強がっている寧々ちゃん。優しい…)


 ◆夏彦

 「ささ、お嬢さん。手を握って、一緒に行こう☆」

 (突っ込みどころがありすぎます)


 

 6、マジで幽霊見た



 ◆炭治郎


 「うわああああああああっ…って、鬼よりはマシ」

 (幽霊の方が怖いと思うんだがっ)



 ◆魔理沙


 「おらどうしたっ! 怖気ついてんのかっ? フン!」


 (魔理沙といると心強いです)


 ◆八雲紫


 「………………………霊夢、早く行きましょうか」


 (冷静すぎます、ゆかりちゃん)


 ◆ルーミア


 「わはー。んじゃ、いっただっきまーす♪」


 (食べちゃダメぇぇぇぇぇ!)


 ◆輝

 「任せて。霊は僕が遠慮なく祓っておくからね」

 (お祓い屋長男・生徒会長マジありがたやっ)


 ◆茜


 「あ、アオちゃん大丈夫っ!? 時間止めてあげるっ。は、早く行こうかっ」


 (ビビりつつも何とかカッコいい所を見せたい茜くん)


 ◆むう



 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!」



 (はい、私はこればかりはどうしようもありません)

 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.280 )
日時: 2020/07/03 16:16
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 次回がないのでキャラクイズをやって今日は終わろうと思う!
 アキネーターみたいに絞り込みやすくしてるから分かったらコメントして!


 男?→はい
 主人公?→いいえ
 原作は漫画?→はい
 学校に通っている?→たぶんそう、どちらかと言えばはい
 十巻以上漫画が出てる?→はい
 主人公?→いいえ
 妖怪や幽霊に関係する?→はい
 お兄さんがいる?→はい
 作品の中では悪役だった?→はい
 宙に浮いている?→どちらかと言えばはい
 


 これは、だーれだ?

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.281 )
日時: 2020/07/03 18:29
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: DlG4FP6O)

こんにちは、えと、ポケモン二次創作を書いているベリーです、、、
ずっと拝見させていただいてます!←花子君好き

答え言ってもよろしいでしょうか?
答えはずばり、つかさ君!

あたってますように、、、

えと、スミマセンそれでは失礼しました!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.282 )
日時: 2020/07/03 18:43
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

あー!

確かにー!
上手いわ!むうちゃん!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.283 )
日時: 2020/07/03 19:47
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

ベリーさんこんばんは!
いつもありがとうございます(*^^*)
花子くん面白いですよね〜コラボ出来て嬉しいです!

答えはつかさくんで正解です(●´▽`●)
つかさくん可愛いけど怖いですよね。でもスキだから…((ボソッ…
またこういうクイズをやるつもりなので楽しみにしてて下さいね。
お互い執筆頑張りましょう!

優羽ちゃんありがとう〜
また登場させて欲しいキャラいたら教えて!
場合によっては外伝増えるかも)話終わらんな。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.284 )
日時: 2020/07/04 09:00
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 それではジャストワンゲームの続きをやります。
 あと、小説イラスト掲示板に霊夢を書いたので、良かったら見てくれると幸い!

 
 【ゲームのルール】

 ・お題を決める
 ・出題者たちは、そのお題のヒントを一つだけ書く
 ・被ったヒントは無効になる
 ・回答者が答えを当てられたら3P
 ・回答者が一周して一番点数の多かった人が勝ち

 ********************


  【一回戦参戦キャラ】

 炭治郎(かまぼこ隊)
 花子(花子隊)
 宇髄(柱)
 カナヲ(同期)
 すみ(蝶屋敷)
 愈史郎(鬼)
 新羅(六新鬼月)
 霊夢(東方)


 むう「はいそれでは、適当な方法で回答者を一人決めて下さーい」
 炭治郎「せーの、じゃんけん、」
 一同「ぽいっ!」

 炭治郎「負けたから、俺から時計回りで回答者でいいかな」
 新羅「意義ナーシ! 君からでいいと思うよ。じゃ、始めよっか」
 しのぶ「今回のお題はこちらになります。炭治郎さんは見ちゃダメですよ」


 ※最初は皆さんにお題を見せます


 お題:妖怪


 伊之助「あーなるほど」
 レミリア「ふふふ、皆がどんなヒントを書くのか楽しみね」
 蜜璃「ええ、難しいわね〜。私だったら何て書こうかしら…」

 美鈴「zzzzzz」
 咲夜「め、い、り、ん! もう今日という今日は許さないわ!(ナイフグサッ)」
 美鈴「ぎゃああっ」

 かまぼこ隊一同「!!」
 柱一同「!!」
 

 寧々「何してるの何してるのっ。ダメじゃないそんなことしちゃっ」
 善逸「そうだよ咲夜ちゃんっ。こんな可愛い子を虐めちゃダメでしょ!」
 魔理沙「大丈夫だ。美鈴はすぐ復活するから」

 光「復活するの!?? ドラ●エのモンスターみたいだな!」
 無一郎「じゃ、こっちは大丈夫だからヒント書きなよ」

 花子「う———ん。あ、あれがいいかな」
 宇髄「俺はもう描いたぞ! 派手にな」
 カナヲ「私は…あ、かけました」
 すみ「私もですっ」
 愈史郎「(書きかき)俺も終わった。あとは二人だな」
 新羅「よし、終わり—」
 霊夢「みんな終わったわね。じゃあヒントを見せ合いましょう」



 【それぞれのヒント】

 花子→怪異
 宇髄→派手
 カナヲ→滅殺
 すみ→ひゅーどろどろ
 愈史郎→鬼
 新羅→七不思議
 霊夢→ルーミア


 パチュリー「あ、皆被らなかったわね。流石だわ」
 睦彦「(ひゅーどろどろって…なんか可愛いな)」
 炭治郎「できた? まだ?」
 花子「んじゃ、見せるよー」



 炭治郎「……えっと、怪異で派手で、滅殺だけど鬼ではない、と…」
 しのぶ「ニヤニヤ」
 葵「頑張って〜〜」

 ルーミア「ヒントに名前が出されたのだー。結構重要だなー。わはー」
 アオイ「ひゅーどろどろって…」
 すみ「笑わないでくださいアオイさんっ」

 光「怪異と七不思議ってことは『地縛少年花子くん』に関係しそうだよな」
 新羅「キメツにも関係するよ」
 炭治郎「えっと、答えます!」

 仁乃「もう行くの? じゃ、どうぞ」
 炭治郎「『幽霊』?」

 一同「惜しい————!」
 つかさ「正解は、『妖怪』だよー」
 輝「じゃあみんな、ヒントの説明をお願いできるかな」


 花子「了解。妖怪ってのを俺らは怪異って呼ぶから、これ」
 伊黒「呼び名が違うのか。難しいな」

 桜「宇髄さんの派手って言うのはどういうことかしら」
 宇髄「そのまんま、派手だからだ」
 夏彦「説明になっているような、なっていないような…」

 カナヲ「えっと、私は、妖怪って鬼も含むと思うから、悪鬼滅殺で」
 すみ「私はその、効果音っぽい奴を想像したので…」
 新羅「ボクは花子と同じだよ。七不思議に妖怪いるって聞いたからさ」
 霊夢「私は、ルーミアは妖怪だからかいただけよ」


 悲鳴嶼「ということで、炭治郎得点ならず…南無阿弥陀仏」
 炭治郎「くっそおおおおおお!」
 実弥「んじゃ、次は炭治郎の隣だから花子が回答者な」
 花子「りょーかい☆」


 むう「それじゃあ次回もお楽しみに! せーのっ」
 一同「シーユーネクストタイム!」

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.285 )
日時: 2020/07/05 14:40
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【キャラからの伝言】


 ※たまーにキャラから伝言が来ます。
  推しが来たらその日はHappy!




 あ、やっほ〜! つかさだよ? 俺の事好き?
 えっと、むうからなんかスキに喋っていいって言われたから来たんだ。
 あまねには俺がココに来たこと内緒だよ?
 
 んじゃ、ちょっと俺が話させてもらうね。
 えっとまず、この小説読んでくれてありがと!
 ふりかえりへん? は、企画コーナーが全部終わってから再開だってー。

 ま、俺は言葉ってまわりくどいってゆーか、
 ジツリョクコウシ派だから企画コーナー先で良かったな!
 キミは言葉で伝えたい方? それとも俺と一緒?

 まあ俺は言葉なんてそんなものより面と向かってテッテイテキにやりたいかな。


 むうから質問シートもらってるから話していくよぉ!
 えっと、【明日学校で嫌になってる人にアドバイスを】。
 うーん、学校いったらさ、まず俺んとこ来て? 一緒に夜まで遊ぼ。
 センセーとかは俺が何とかしとくから。

 あ、これもあまねには内緒だからね?
 もし伝えちゃったら……どうなるか分かるよね。冗談。

 あともう一つ質問が来てて、【コロナ消してください】。
 おっけー。キミの願いを叶えよう♪ってことは出来ないからさぁ。
 とりあえず、好きなことして楽しもうよーっ。

 んで、その、ころな? がなくなったら、絶対会いに来て!
 これ約束! あ、ごめんこの約束も桜や夏彦には内緒ね!


 んじゃ、いじょー、つかさでしたっ。
 またね——————ッ!


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.286 )
日時: 2020/07/05 14:52
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 事情で、ジャストワンゲームをやめます。
 理由は…構想が思いつかなかったから。
 でも記事そのものは削除してないので見たい人は見て下さい!
 
 おわびに、『演技力むうむう面接』をします。
 よくユーチューバーさんがやっている、

 「普通に」「かっこよく」「かわいく」

 みたいな感じで答えていくやつです。
 ぜひお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.287 )
日時: 2020/07/05 15:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:燐月


 『』→むう
 「」→燐月



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「やったあああああ! いええええええええええい!』


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「了解☆ よし、骸ちゃん見ててっ。俺がカッコよく決めるよ」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「俺の名前は燐月! みんなよろしく!』

 『カッコよく!』
 「俺の名前は燐月…ッ。よろしく頼むぜ…☆』

 『かわいく!』
 「燐月だよっ。仲良くしてくれると嬉しいなっ」

 『テンションゼロで』
 「はぁ……今日も人間食べれなかったよ。お腹すいた」

 『テンション100で』
 「骸ちゃぁぁぁぁぁぁん!」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「ピッカピッカァ☆」

 『お前だよ!』
 「マジかよΣ(゜д゜lll)」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「無惨様〜調子はいかがですか?」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「きーせきー」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「O・NI☆」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「ハイハイハイハイ!」



 『銘祈で』
 「よぉ燐月。お前弱っちいな」

 『求手名で』
 「あー暇。アタシちょっと運動してくるわ」

 『新羅で』
 「燐月さんって弱っちいよねー」
 

 『骸で』
 「何かしら燐月。うるさいのだけれど」


 『彼岸で』
 「骸大好きよ」


 『あなたの推しは?』
 「もちろん骸ちゃん!」

 『愛を語って!』
 「骸ちゃんを虐める奴は食べてあげる!』

 『最後に一言!』
 「楽しかったよー。これからもよろしく! 以上燐月でした♪」


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.288 )
日時: 2020/07/05 15:16
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:睦彦


 『』→むう
 「」→睦彦



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「どんな奴か分からねえが、取りあえずやってやるぜ!」


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「了解ー」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「刻羽睦彦だ! 覚えて置け』

 『カッコよく!』
 「はぁぁ? ……コホン。睦彦だぜェ! よろしく頼むぜェ!』

 『かわいく!』
 「睦彦だヨ☆ ってやるかよそんなもん!」

 『テンションゼロで』
 「………もうダメ。死ぬわ。みんなありがとう」

 『テンション100で』
 「うわああああああああああああああ!(うるさい)」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「何だよポケモンって!」

 『お前だよ!』
 「俺かよ!」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「とうとう来たか。俺が遠慮なく倒してやるぜっ」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「奇跡☆」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「た・の・し・く」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「おっけ!」



 『炭治郎で』
 「はい、ちょっと静かにしてください!」

 『禰豆子で』
 「ムームー」

 『伊之助で』
 「天ぷら喰いてえ!」
 

 『仁乃で』
 「大好きだよむっくん!」


 『有為で』
 「一遍死んでください」


 『あなたの推しは?』
 「く、…胡桃沢!」

 『愛を語って!』
 「胡桃沢いつもありがとう。好きだ!』

 『最後に一言!』
 「恥ずかしい質問作るんじゃねぇぇぇ! 許さねえからな!」


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.289 )
日時: 2020/07/05 15:24
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:寧々


 『』→むう
 「」→寧々



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「こういうの久しぶり!」


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「分かったわ。頑張る!」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「ヒロインの八尋寧々です!』

 『カッコよく!』
 「八尋寧々だ…よろしくな☆』

 『かわいく!』
 「寧々って言うよ。よろしくねっ」

 『テンションゼロで』
 「大根足……じゃないんだからね……」

 『テンション100で』
 「キャア源センパイっ」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「ポケモンってやったことないのよね〜」

 『お前だよ!』
 「まさかの私っ!?」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「もちろん逃げるわっ」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「きーせきー」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「エンジョイ☆」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「イエーイ!」



 『花子で』
 「お代はカラダで支払ってもらうよ」

 『光で』
 「花子! お前を祓う!」

 『葵で』
 「ん〜10点♪」
 

 『つかさで』
 「うわぁぁぁあい普———!」


 『桜で』
 「お茶でもいかが?」


 『あなたの推しは?』
 「箱推しよ。皆のことが大好き!」

 『愛を語って!』
 「告白はまだ無理〜! もうちょっと待って!』

 『最後に一言!』
 「ありがとう。また出来たらやるわね! 大根足じゃないんだから!」


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.290 )
日時: 2020/07/05 15:37
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:ミライ(七不思議1番)


 『』→むう
 「」→ミライ



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「楽しみー。くすすっ』


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「アレンジしまくるぞー」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「七不思議1番、三人の時計守のミライです♪』

 『カッコよく!』
 「ミライだぜ☆ くすすっ』

 『かわいく!』
 「おねーさんおねーさん! わたしの名前覚えてねっ」

 『テンションゼロで』
 「………七番様に会いたい…」

 『テンション100で』
 「おねーさんをカッコよくしてあげるね! くすすっ」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「わーい!」

 『お前だよ!』
 「ばーか(ニコッ)」」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「ばーか(ニコッ)くすすっ」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「ミライ☆」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「1番☆」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「ばーか!」



 『ヤコで』
 「お狐さんじゃないわよっ」

 『ミツバで』
 「エ〇ビデオみたいにぃぃっ———!(泣)」

 『土籠で』
 「なんだお前。何かあったら話聞いてやるよ」
 

 『茜で』
 「アオちゃん付き合ってください!」


 『花子で』
 「蹴散らせ白状代っ☆」


 『あなたの推しは?』
 「全員かな!」

 『愛を語って!』
 「おねーさんおにーさん、だいすきだよっ。くすすっ』

 『最後に一言!』
 「ばーか♪ ミライでしたっ」


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.291 )
日時: 2020/07/05 16:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:ミツバ


 『』→むう
 「」→ミツバ



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「ハンっ。本編にも登場させなかったくせに企画で登場させるなんて何なのっ?
  今頃になっても遅いんだからねっ!
  まあ、暇だしやってあげるよっ!』


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「……ふぅん」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「七不思議3番、三葉惣介!ってなんでキミに名乗らなきゃいけないの?』

 『カッコよく!』
 「はぁっ。カッコよくなんて言われてやる人間がどこにいるわけ?』

 『かわいく!』
 「元々可愛んだから、やらないからねっ」

 『テンションゼロで』
 「…………………これでいい?」」

 『テンション100で』
 「キミも僕を虐めるんでしょぉ! エ〇ビテオみたいにぃっ!」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「(カシャカシャ)←写真」

 『お前だよ!』
 「なんで僕が、あんな不細工な奴と一緒にされなきゃいけないわけっ?」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「ぎゃああああああああああああああああああ!」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「ねえもう帰っていい?」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「僕暇じゃないんだけど」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「曲止めてってば!」



 『寧々で』
 「大根足…」

 『もっけで』
 「アメやる」

 『夏彦で』
 「ってことでワンモア!」
 

 『ミライで』
 「ばーか!」


 『むうで』
 「どうも、むうです!」


 『あなたの推しは?』
 「なんで知らない奴を推さなきゃいけないの?!」

 『愛を語って!』
 「僕が可愛いからって、こんな問題解かせて虐めるつもりなんでしょ!」

 『最後に一言!』
 「………まあ、楽しかったよ。でももう金輪際しないんだからね!!」



 ※ミツバ書くの難しすぎる…。

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.292 )
日時: 2020/07/05 20:48
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

ヤバイ………


ミツバとミライかわいい………


出来たら葵か闇やって下さーい!
見てみたい!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.293 )
日時: 2020/07/06 16:16
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:奏闇(かなでアン)

 ※参照 優羽様『東方怨霊伝説』



 『』→むう
 「」→闇



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「こんにちは、奏闇です。コラボありがとう! 頑張ります!』


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「おっけー!」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「奏闇といいます。よろしくね!』

 『カッコよく!』
 「手出しはしないから黙っときなさい?』

 『かわいく!』
 「闇だにゃん☆」

 『テンションゼロで』
 「…私は奏とはなんの関係もない……」

 『テンション100で』
 「よきいいいいいいい!」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「ほわぁぁぁぁ!」

 『お前だよ!』
 「Σ(゜д゜lll)ガーン」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「あの方もスキマから迷い込んだのかなあ? 霊夢に聞いてみよっと」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「こんにちは、闇です♪」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「この度、六人の軌跡とコラボしましたっ」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「東方怨霊伝説もよろしく! ってわけで頑張ります☆」



 『霊夢で』
 「面倒だから退治する。それだけよ!」

 『魔理沙で』
 「弾幕はパワーだぜ!」

 『咲夜で』
 「私を分かってくれるのはお嬢様だけ」
 

 『チルノで』
 「あたいってば最強!」


 『ルーミアで』
 「そーなのかー」


 『あなたの推しは?』
 「東方のキャラも六人の軌跡も、みんなが大好きです!」

 『愛を語って!』
 「みんな大好きだよっ」

 『最後に一言!』
 「よきいいいいいいい!!」



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.294 )
日時: 2020/07/06 16:43
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:夜空葵(よぞらアオイ)

 ※参照 優羽様『東方怨霊伝説』



 『』→むう
 「」→葵



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「っ!? あ、ごめんびっくりしちゃった…(←神経質)」
 「わかった、出来る限り楽しく頑張る!」


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「ちゃんとできるかな…。よしっ」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「闇の妹の夜空葵よ!』

 『カッコよく!』
 「ん?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」

 『かわいく!』
 「やっほー葵だよ! みんなよろしくね!」

 『テンションゼロで』
 「………あ、えっと、その、こんにちは」

 『テンション100で』
 「ここが幻想郷? すごーい!!!」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「モフモフ!??」

 『お前だよ!』
 「やったあああああ!」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「…………怖いから無視しよ…」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「東方!」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「幻想☆」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「HООО☆」



 『夢月で』
 「人間の命なんか、何とも思ってないのよ」

 『紫で』
 「幻想郷は全てを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ」

 『妖夢で』
 「斬れぬものなど、あんまりない!」
 

 『小町で』
 「きゃん」


 『パチュリーで』
 「持ってかないで〜」


 『あなたの推しは?』
 「みんなが大好き!」

 『愛を語って!』
 「愛してる————! ……///」

 『最後に一言!』
 「東方怨霊伝説もよろしくお願いね☆」










 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.295 )
日時: 2020/07/06 16:41
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

ありがとうございましたぁぁ!

あの…葵が闇と葵のところで「奏」になってますよ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.296 )
日時: 2020/07/06 16:42
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 楽しくなってきたのでまだまだ続きます!
 ちょっとお題追加しました! それではバージョンアップした奴もお楽しみに!

 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:善逸




 『』→むう
 「」→善逸



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「いえええええええええええい! うおおおおおおお!」


 『うるせえな…』
 「あらやだごめんね!?」


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「了解。ねぇぇぇぇずこちゃあああああああん!」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「俺の名前は我妻善逸!」

 『カッコよく!』
 「禰豆子ちゃん、一緒にデートしようぜ…ッ☆(イケボ)」

 『かわいく!』
 「可愛くなんて出来ないよぉ! ああ嫌だいやだいやだ!」


 『テンションゼロで』
 「……死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、これは本気で死んでしまうぞ!」

 『テンション100で』
 「ねぇぇぇぇぇぇずこちゃあああああああん!!!」

 『もっともっと!』
 「うおおおおおおおおおおおお!」


 『うるせえ…』
 「理不尽!!((´;ω;`))」

 『先生来たよ』
 「………宿題はヤギに食べられました」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「ぎゃああああ!?? …ってなんだ、タダのネズミ(ピカチュウ)か」

 『お前だよ!』
 「嘘でしょ!?」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「ぎゃあああああああああああああああああああっ。何でいるんだよぉ!」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「六人のきーせきー(美声)」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「たのーしくー(美声)」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「やっふううううう↑」



 『義勇で』
 「俺は嫌われてない…」

 『しのぶで』
 「もしもーし、大丈夫ですかー?」

 『蜜璃で』
 「冨岡さんっ。あんなところで一人ぼっち、カワイイ!」
 

 『伊黒で』
 「竈門炭治郎。俺はお前を待っていた」


 『カナヲで』
 「さよなら(ニコッ)」


 『あなたの推しは?』
 「ね、ね、ね、禰豆子ちゃんだよ当然!」

 『愛を語って!』
 「ねえええええずこちゃあああああん大好きだよおおおおおお!」

 『最後に一言!』
 「つーか睦彦? なんかお前だけめっちゃ得してない? あーもうやだ、これだからリア充は」





Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.297 )
日時: 2020/07/06 16:45
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 >>295

 あ、ごめん!
 修正しました。
 こちらこそありがとう!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.298 )
日時: 2020/07/06 16:57
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 肝心のこの人をやってなかったよ!
 ってことで次は…。

 演技力むうむう面接〜☆
 挑戦者:花子(普{あまね})




 『』→むう
 「」→花子



 『演技力むうむう面接〜☆』
 「お、ついに俺の出番? 遅いよむう。おばーかさん」


 『うるせえな…』
 「そんなこと言っちゃってぇ、俺のこと考えてたでしょー」


 『お題に合わせて答えて言ってね。アレンジは自由です!』
 「無視しないでよ。ったく」

 『それじゃあいくよ〜。3,2,1、はい!』


  ♪


 『普通に(自己紹介)』
 「七不思議七番、トイレの花子さんだよ!」

 『カッコよく!』
 「俺からのおまじない♪」

 『かわいく!』
 「誰でもいーんだ?(ニコッ)」


 『テンションゼロで』
 「……俺もう帰るねさよなら…」」

 『テンション100で』
 「ドーナツだァ〜!!!」

 『もっともっと!』
 「やったああああああああああああ!」


 『うるせえ…』
 「ん?(包丁キラリ☆)」

 『先生来たよ』
 「やっほー土籠! 俺のこと心配なの?」

 『野生のポケモンだぁ!』
 「あらての怪異かな…?」

 『お前だよ!』
 「やめてやめて、風評被害!(泣)」

 『無惨発見!\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
 「………蹴散らせ白状代!」

 『コールをするヨ!』


 ♪)六人のきーせき〜

 「キセキ☆」

 ♪)みんなと一緒に〜

 「エンジョイ☆」

 ♪)エンジョイ奇跡を起こそうーぜー

 「(*‾0‾)/ オゥッ!!」



 『無一郎で』
 「なんだっけあの鳥…」

 『煉獄さんで』
 「俺は任務を全うする! 絶対に誰も死なせない!」

 『宇髄さんで』
 「俺が派手に頸を切ってやるぜ」
 

 『しゃねみで』
 「しゃねみwwwwww ぷっwww あははははは!」


 『悲鳴嶼さんで』
 「なんまいだーなんまいだー」


 『あなたの推しは?』
 「ん〜? 秘密☆」

 『愛を語って!』
 「……好きだよ?」

 『最後に一言!』
 「君の願いを叶えよう! 以上花子でしたーっ」





Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.299 )
日時: 2020/11/17 07:48
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はーい。振り返り編はもう少し待ってください!
 って言うか何で特別編書けるのに、振り返りはむりなんだ…。
 今回は、初の現代パロに挑戦したいと思います!
 コロナで行けなくなった遊園地。この小説で思いっきり満喫してくださいね!

 あ、あと、目次で「第壱の怪」みたいな感じで書かせていただきました。
 こっちの特別編は花子くん要素が強いです。
 なので、早い話がぜひお楽しみに(説明力皆無)。

 というわけで、
 てれれ、れれれれ〜〜♪(←花子くんの本編始まるときのリズム)


 ********************


 【遊園地】

 
 花子「ども、花子です! 今回は皆で遊園地に来てます!」
 寧々「で、でも花子くん、なんで学園の外に出られたの?」
 花子「宵宮が協力してくれてねぇ…ふふふふふ」
 有為「………その、いやらしい言い方は控えていただきたいですね」

 花子「ごめんごめん。でも、キミの協力がないとこの話【完】ってつくからさーぁ」
 輝「それはそれで悲しいね。まあここは宵宮さんの功績に拍手」
 桜「それはいいとして、かまぼこ隊のテンションが上がりに上がってるわね」

 炭治郎「な、な、な、なんだこのデッカイ建物はっ!」
 禰豆子「ムッ!」
 善逸「なになになにっ、ナニコレ! 凄すぎるよっ。うわぁぁ!」
 伊・睦「…………(人の多さに圧倒されている)」
 仁乃「数十年後には世界ってこんなことになってるんだねぇ…」

 光「っていうか花子! な、なんでコイツらまでいるんだよっ」
 ミツバ「フンッ。僕に聞いても答えが返ってくるとは思わないでよねっ!」
 つかさ「ミツバだぁ〜〜会いたかったよぉミツバ———」
 ミツバ「ギャッ」

 葵「あれれ、私たちお邪魔だったかな?」
 茜「そ、そんなことないよアオちゃんっ。僕はアオちゃんと一緒に遊園地、楽しいよ!」

 仁乃「あ、葵ちゃんたち、お久しぶりー」
 寧々「今日は葵と茜くんも連れて来たの。多い方が楽しいでしょ?」
 夏彦「…ミツバが何で来たのかは知らないけど、レギュラー入りってことかな?」
 ミツバ「やっと僕の可愛さに気づいた? 遅いんだよバーカ!」

 
 花子「ま、まぁ…ってことで一緒に遊園地を回っていきたいんだけど…」
 炭治郎「あの、柱や東方キャラも来るって話聞いたんだけど」
 花子「実はね、作者からミッションが出されておりまして」
 一同「おおっ!」


 寧々「えーっと、確か、メールによると…」


 『ミッション。昼間は皆で遊園地を楽しむべし。
  夜は、柱と東方キャラ、七不思議、六新鬼月がお化け役となり肝試しを行う。
  しかし、そのままでは楽しくないので…』


 つかさ「ってことで始まりましたー!『英語禁止遊園地—!』」
 輝「ん? キミに禁止させる筋合いはないんだけど(イケメンスマイル)」
 葵「いいえ生徒会長。作者さんからの命令なんで…」

 花子「ってことで、今から英語を喋った人は、俺が持っている箱の中から紙を取って」
 桜「書かれている罰ゲームの内容に従うべし、らしいわ」

 睦彦「うーわっ。マジかよ…」
 伊之助「でもこれ、俺らの方が有利じゃね? お前らのほうがその、『えーご』使うし」
 善逸「ということは、かまぼこ隊が負けるはずないよね!」


 有為「そういった人の致死率は100%ですが…」


 ミツバ「ハンッ、カッコよくタンカきって、最初にやられちゃえばいいんじゃない?」
 善逸「なんだとお前! っていうか前から思ってたけどめっちゃ偉そうだなオイ」
 ミツバ「クソダサタンポポと話す権利がどこにあるわけ?」
 善逸「…………(#^ω^)ピキピキ」


 夏彦「はいはーい。じゃ、そろそろゲーム開始!」
 炭治郎「それじゃあ、英語禁止ゲーム、只今からスタートです!」

 花子「えーっと、了解」
 桜「把握よ。取りあえず冷たい飲み物でも買いましょうか」
 有為「分かりました。それではみなさん、自販機のところへ行きましょうか」


 夏彦「(カバンを漁って)……………あれ」
 仁乃「夏彦先輩、どうしたんですか?」
 桜「まさかと思うけれど、お金を忘れたの? バカね」

 夏彦「………みんな、今からジャンケンで負けた人は今日一日俺におごってね☆」
 睦彦「おいおいおいおい。冗談はその薄っぺらな笑顔だけにしとけよ」
 ミツバ「そもそもキミの自業自得だよね。人に支払わせるなんてハラグロ〜」

 一同「どうする…?」
 

 ネクスト→やっちまったな夏彦先輩…。どうするどうなる?
      次回もお楽しみに!



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.300 )
日時: 2020/07/07 17:53
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 続きでーす。


 ********************

 
 夏彦「いやだからあ、ジャンケンで勝った人は俺におごってよ」
 睦彦「嫌だって言ってんだろうが!」
 炭治郎「あの、すみませんが俺はお金の貸し借りはしないと決めているので」
 
 夏彦「えー、君ら鬼殺隊でしょ? 収入多いんじゃないの?」
 仁乃「自業自得でお金忘れた人に払うお金はありませ——ん!!!」
 かまぼこ隊一同「(コクリと頷いて)」

 ミツバ「ハッ! だから言ったでしょ? じ・ご・う・じ・と・く」
 夏彦「つかさ? ミツバちょっと黙らせといてくれる? 御免けどムカつく」
 つかさ「おっけー!」


 桜「あ…」
 寧々「あ」
 茜「…………あーね」


 つかさ「え??」


 炭治郎「つかさくん、失格!」
 有為「なるほど、こういう遊びなんですね。了解しました」
 つかさ「…あああ〜!!」

 善逸「油断しているとダメだねうん。今から俺は一言もしゃべらん!」
 禰豆子「ムー?(できるの?)」
 善逸「やっぱ無理! しゃべっちゃうっていうか喋りたい!」

 睦彦「お前諦めるの早っ。頑張ろうよ!」
 光「そうっすよ、喋んなかったの一瞬だろ!?」

 桜「やるわね夏彦」
 夏彦「いや、そういうつもりじゃなかったんだけど…」
 伊之助「んじゃ、フワフワ野郎の弟は【罰遊び】を頼むぜ」


 ※罰遊び≒罰ゲーム

 花子「罰遊び…あ、ああ、罰遊びね!」
 仁乃「じゃあ箱の中の紙を取るよ。せーのっ」



 『好きな人と一時間手をつなぐ』


 善逸「俺、罰遊びやってもいいかも! 禰豆子ちゃんとつなげるなら!」
 炭治郎「善逸はそう言うと思った…けど禰豆子は渡さないから」
 仁乃「じゃあ、むっくんは、有為ちゃんとつなぐんだねっ」
 睦彦「……………え? お前、今、その、え?!」

 仁乃「ばーか。冗談に決まってるじゃん。真に受けなくても…」
 睦彦「お、お前の冗談は冗談に聞こえないから怖いんだけど!」


 茜「アオちゃんは、僕と手をつないでくれるよね?」
 葵「ん〜無理♪」
 茜「アオちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんん!!(号泣)」

 
 つかさ「……ん、じゃ、手、つなげばいいんだよね? …///」
 花子「早くつなぎなよ、つかさ(ニヤニヤ)」
 ミツバ「僕が可愛いからってつなぐのは無しね! 許さないからっ」

 つかさ「じゃ、桜……手」
 桜「傍から見ると私、誰もいないのに左手だけ浮かしてる変人よね」
 つかさ「喜んでよちょっとは!!」
 桜「少しも喜んでないとは言ってないわ」


 炭治郎「あの二人の空気感は独特だなあ」
 仁乃「そうだねー。っていうかお金の件はどうするの?」
 

 輝「あのぉ、一応言っとくけど、この企画って作者から【自由券】渡されてるんじゃないっけ」
 寧々「? あ、そうなんですか? じゃあ乗りものとかで別料金取られないわね」
 夏彦「………え、そなの? じゃあ飲み物は店で買えば…」


 ※自由券≒フリーパス


 睦彦「ま、良かったじゃねーか。取りあえず中入ろうぜ」
 善逸「ちなみにこれって自由行動なの?」
 花子「うん、そうだよ。特に指定はないかな」

 善逸「ね、ね、禰豆子ちゃん、一緒にグルグルの回転してるやつ乗ろうよ!」
 葵「あれは、観覧車って言うんだよ〜」
 禰豆子「ムー!」

 睦彦「く、胡桃沢、あの、い、一緒に、その、ま、回ろうぜ…///」
 仁乃「うん、いいよ!」
 睦彦「よっしゃああああああ!」



 ※ちなみに自由行動する各組は


 善逸×禰豆子
 仁乃×睦彦
 炭治郎×有為×輝
 花子×寧々×光×葵
 つかさ×桜×夏彦×ミツバ


 ミツバ「青春を謳歌しているね。なに、あの二人付き合ってんの?」
 つかさ「そうだよー。あの、ってことは俺さ、手を繋いでいる限り桜と一緒に…」
 桜「当然そうなるわね。七番と回りたかったところ悪いけど」

 つかさ「やったあ! 桜、一緒に【ガーガー滑るやつ】乗ろうよ!」


 ※ガーガー滑る奴≒ジェットコースター


 夏彦「…待ちなさい。俺を忘れないでよ。ささ、お嬢、一緒に行こう☆」
 桜「結局のところ、このメンバーで行くのね…分かったわ」


 炭治郎「あ」
 ミツバ「OUT———!」
 つかさ「そんでもってミツバも【罰遊び】!」
 ミツバ「え、ああああああああああ〜!!」


 葵「じゃあ、七峰先輩は…あはは、『語尾に私に惚れた?』で」
 睦彦「良かったな、ミツバは語尾に『前言撤回』だそうだ」
 ミツバ「はあああああ!? 何で僕がそんなことっ…前言撤回!」

 桜「仕方ないわね。さあみんな行きましょうか。私に惚れた?」
 夏彦「お嬢ってよく命令当たるよね。うん、俺はいつでもお嬢に惚れてるから☆」
 葵「夏彦先輩、サイコーにチャラいですね(ニコッ)」


 一同「それでは、自由行動開始————!」



 ネクスト→遊園地レッツゴー! 次回もお楽しみに!
 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.301 )
日時: 2020/07/07 18:41
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

なんか霊夢たちが脅かすって…カオスになりそう…

フランとかルーミアとかつかさとか本気で殺しに掛かってきそう…www

頑張って!
続き気になる!マジで!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.302 )
日時: 2020/07/08 15:56
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

>>301

 ありがとう!
 確かにねww カオス絶対決定だ!
 本気で殺しにかかってきそうだが…。
 睦彦やミツバや善逸とかはめっちゃ悲鳴あげそう…。


 睦彦←不意打ちがめっちゃダメ
 善逸←ビビり
 ミツバ←いざとなったら無理そう

 
 三人の悲鳴をお楽しみに★←

 睦彦「お前Sかよ!」
 
 Sだが文句あるか…?(‾ー‾)ニヤリ

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.303 )
日時: 2020/07/08 16:29
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 さて、続きです!
 この話は…色んな意味で玉手箱みたいな感じになっております!
 時に笑いあり恋あり涙あり(あるかな)、お楽しみに♪


 ※ちなみに英語を喋った場合、各人にはむうからお知らせメールが届く設定です。
 しかし私のスマホの制限時間はリアルで一時間。
 

 ********************

 〈一方、柱〉

 【蜜璃×しのぶ×義勇チーム】


 〜園内にあるカフェテリアにて〜


 蜜璃「えーっと、こっちのルートはゲートをくぐって、こう行けばいいのね」
 しのぶ「はい。で、甘露寺さんはそこの植え込みのところで待機してもらえれば」
 蜜璃「分かったわ。うんと脅かしてやるんだから」

 義勇「衣装が届くのは夕方七時になるようだぞ」
 しのぶ「了解です。…あら、あちらにいらっしゃるのは…」
 蜜璃「睦彦くんと仁乃ちゃんねぇ。デートかしら?」



 〈睦彦side〉


 睦彦「……………」
 仁乃「うわぁ、何あれ何あれっ! あ、あそこのたこ焼き美味しそう!」
 睦彦「…………」
 仁乃「あ、むっくん、あっちに【うずまき牛乳】あるよ、一緒に食べようよ!」
 睦彦「お前、その、近いんだが…色々と」


 ※うずまき牛乳≒ソフトクリーム


 〜顔がくっつきそうなくらいに仁乃が顔を寄せてくる〜


 仁乃「ひょっとして照れてる?」
 睦彦「…………離れろよ」
 仁乃「あ、赤くなった! むっくんカワイイ!」
 睦彦「と、と、とりあえずその【うずまき牛乳】買いに行こうぜっ」


 しのぶ「青春って感じですね〜」
 蜜璃「うずまき牛乳って何なのかしら? しのぶちゃん何か聞いてる?」
 義勇「確か、英語禁止の企画をやっているんじゃなかったか」
 しのぶ「へぇ、面白いことを作者はやっているんですね〜」


 〜仁乃睦、ソフトクリーム屋へ〜


 店員「いらっしゃいませ〜。ご注文はお決まりですか?」
 仁乃「あ、この苺のやつ美味しそうっ。ね、むっくんはどれにする?」
 睦彦「えーっと、俺は…」


 店員「もしかしてお客さんたち、ご兄妹ですか?」
 睦彦「………は???」
 仁乃「違います! 恋人です!」
 睦彦「………ブッッ(飲んでいたお茶を吹き出す)」

 店員「あら〜最近の子は早いのね。おめでとう。あ、そうそうちょっと待ってね」
 睦彦「いや、ち、ちがっ! あ、いや、そのっ」
 仁乃「分かりました」
 睦彦「………お、お前なぁ……///」

 仁乃「あ、ひょっとしてむっくん、恥ずかしいんだ?」
 睦彦「(カァ—————ッ)」
 仁乃「照れちゃって、かわいい」
 睦彦「(天然なのか、そもそも恥ずかしさを感じないのか…)」


 店員「お待たせ—。あのね、これなんだけど(メニュー表を見せて)」
 仁・睦「?」

 店員「この、『初恋ソフト』、一つをカップルで食べるのが人気なのよー」
 睦彦「………ブッッ」

 仁乃「え、そうなんですか!?」
 店員「ええ。テレビでも紹介されたから、良かったらどうかなあ」
 仁乃「(チラッと睦彦を見て)」
 睦彦「…あ、じゃあ、それを……一つください…(めっちゃ小声)」

 店員「はーい。毎度ありがとうございます〜。初恋ひとつー」
 店員2「ラジャー」



 睦彦「全く心臓に悪いことばかりだ…」
 仁乃「むっくんってホント嘘つけないんだから〜」
 睦彦「………お前もだろ……あ、会ってすぐの店員さんにいきなりあんなこと言うか?」
 仁乃「だって本当じゃん」
 睦彦「………お前には負けるわ…」



 店員「はーい、初恋ソフトです。お待たせしましたー」
 睦彦「あの、【自由券】があるのでそれでお願いします」
 店員「自由券?」


 仁乃「えっと、これなんです(スマホの画面を見せて)」



 『企画で英語禁止やってます』


 店員「あー。もしかして貴方たちも? さっき黄色い髪の男の子も同じこと言ってたわよ」
 仁乃「じゃあ善逸さんが来たんだ」
 店員「はい、じゃあ自由券でのお支払いですね。毎度ありがとうございました〜」



 ・・・・・・・・・・
 

 ・・・・・・・・

 ・・・・・・



 〈ベンチで〉


 仁乃「じゃあ、いっただっきまーす! (ぱくッ)」
 睦彦「え、ちょ、おま、…///」


 無一郎「胡蝶さん甘露寺さん、ただいま戻りました…ってあれ」
 しのぶ「〜!! 甘露寺さん今の見ました?」
 蜜璃「見たわよ当然! きゃあぁ!」
 無一郎「何かあったんですか…?」
 義勇「ちょっとな」



 仁乃「ん〜! おいしい———っ。はい、むっくんも食べる?」
 睦彦「(ソフトクリームを受け取って)…っ。………/// (パクッ)」
 仁乃「!!」
 睦彦「お、これうまいじゃん。なあ胡桃沢…。あれ、どうした?」


 仁乃「バカ、こっち見ないでっ! ///」
 睦彦「………これってさぁ…何て言うんだっけ」
 仁乃「んもぉ!」
 睦彦「忘れちゃったなー。教えてくれないかな———」
 仁乃「自分で調べろっ。このアンポンタン!!」


 無一郎「アンポンタンってまた古い…」
 しのぶ「取りあえずあの二人は肝試しでペアになりそうですね」
 蜜璃「しのぶちゃん、怖いわっ。凄いイキイキしてる」
 義勇「………こいつよりも怖い奴がいるだろう…」


 ルーミア「はっくしゅん!」
 フラン「どうしたのルーミア? 風邪?」
 新羅「こんな暑いのに風邪ひくの? 人間ってつくづく不幸だよねぇ」
 霊夢「あなた失礼よ。あとで覚えてなさい」

 求手名「ということでお化け役、本気でやりましょか!」
 魔理沙「殺りましょか…ではないんだよな?」
 燐月「さあどうでしょう☆」



 ネクスト→一方善逸や花子sideでは? 次回もお楽しみに!
 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.304 )
日時: 2020/07/08 16:57
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【お知らせ】

 ◆この小説の略称が決まりました!

 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡の、『六人の軌跡』から


 ↓

 ろくきせ


 という感じに略します。
 なので友達に薦めるときとかは、
『この、{ろくきせ}ってやつ面白いよ!』と言ってくれると泣いて喜びます。


 ◆登場キャラ募集中!


 こんなことやってほしい、こんなキャラを登場させてほしいなどのリクエスト受付中です。
『コメントしてもいいのかな〜』と思わずに気軽にコメントくださいね。
 ですが、見て下さるだけでも作者は物凄く嬉しいので、見る専の人に無理強いはしません。
 これからも【ろくきせ】をよろしくお願いします。




 最後にキャラクタークイズをやって終わりにします。
 分かったらコメントしてください。
 それでは、このキャラはだーれだ?


 主人公?→いいえ
 男?→はい
 妖怪幽霊に関係ある?→はい
 刀を持って戦う?→いいえ
 原作は漫画?→はい
 10巻以上漫画がある?→はい
 グループの一人ですか?→どちらかと言えばはい
 悪役ですか?→はい
 夏に関係ありますか?→まあはい、どちらかと言えばはい
 

 このキャラはだーれだ?


 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.305 )
日時: 2020/07/09 15:40
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



 まずはクイズの答えをば。
 答えは〜…あの永遠のチャラ男の〜(こう言ったらもうわかるよね)…。
「ナッツンっすねっ先輩!」
 そうですね光くん!

「ん〜なんでチャラいかって? みんなの…AI…ッ☆」
 横で本人から決め顔スマイルをもらいましたw


 ********************


 〈炭治郎×有為×輝チーム〉


 〜遊具がある方へ移動中〜


 炭治郎「あのさ、有為ちゃん」
 有為「なんでしょうか傷野郎」
 炭治郎「もしかして、他の人と回りたかったとかだったら悪いかなと思って…」
 

 有為「ボクは別に構いません。……傷野郎が嫌でない限りは」
 炭治郎「本当? ありがとう優しいねー。傷野郎はやめてほしいけど」
 輝「宵宮さん、もうちょっと優しい言い方はできないものかな?」

 有為「失礼しました。では、炭治郎くんと輝さん、よろしくお願いしますね」
 輝「こちらこそ」
 炭治郎「輝さん良かったんですか? 俺と一緒に行動しちゃって」
 輝「うんまあ、たまにはこういうチ…組み合わせも悪くないかな」

 有為「……今、言いかけましたよね?」
 炭治郎「そうだね。その、これってセーフなんですかね」
 

 むう)炭治郎アウトぉ!


 炭治郎「くそぉおおぉ! 頑張れ炭治郎頑張れ! 俺は長男だから!」
 有為「長男でも次男でも、頑張るときは全員頑張りますが」
 炭治郎「ごもっともです!」


 むう)炭治郎は、30分間一人称を『僕ちん』で頼むね


 炭治郎「それって【人物崩壊】ではないんですか…」
 輝「遊びでの罰だから、崩壊にはならないんじゃないかな」
 炭治郎「そっか…分かりました。僕ちんは今日から僕ちんで行く」


 ※人物崩壊≒キャラ崩壊

 輝「悲しくなったらいつでもお母さん呼ぶからね♪」
 有為「はい。迷子札があれば【ご親切局】で迷子放送してもらえるでしょうし」
 炭治郎「…………二人とも、一旦黙ってくれるかな…」


 ※ご親切局≒サービスセンター


 炭治郎「取りあえず、向こうにある遊具に乗ろうか。あそこの結構派手な奴」
 有為「……………あの…言いにくいのですがアレはちょっとボクら向きではないかと」
 輝「宵宮さんに賛成。竈門くん、あれの推奨年齢多分小学生までだよ」



 炭治郎「え、【グルグルお馬さん】の推定年齢って決まってるんですか!?」
 輝「いや決まってないけど、良い年した人間が、お馬の背にまたがるのはちょっと…」
 有為「公衆の面前でそのような行為、ボクは遠慮します」
 炭治郎「乗らなきゃ分からない楽しみがある! 喰わず嫌いは良くない!(力説)」


 ※グルグルお馬さん≒メリーゴーランド



 炭治郎「僕ちんは乗ります! 乗り方分からないんで教えてもらえますか!」
 有為「乗り方って…ただあの馬車とかお馬の背に乗るだけの話ですが…」
 炭治郎「とにかく教えて下さい!」


 輝「……………仕方ないなあ」
 有為「無理に話について行かなくていいんですよ。人の意見はそれぞれですし」
 輝「竈門くん、一緒に乗ろうか。宵宮さんも早く来た方がいいよ」


 有為「訳が分かりません。貴方がそこまでお馬に乗りたかったとは」
 輝「もしかして、僕しか見えないのかな? あそこの馬の背に、いる人物」


 炭・有「え?(輝が指さす方向へ視線を向けて)」
 


 無惨「なるほど、この遊具はこうクルクル回るだけなのだな(メリーゴーランドデビュー)」
 炭治郎「ブ—————ッッッ」
 有為「ここまで自信満々だと注意する気も失せますね」


 輝「あの人祓うから、付き合ってくれないかな」
 炭・有「神様仏様輝様、一緒に行きましょう!!!」


 ネクスト→次は花子sideです。次回もお楽しみに!




 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.306 )
日時: 2020/07/09 16:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 【遊園地編の舞台裏】


 妖夢「こんちはー魂魄妖夢(こんぱくようむ)だみょん!」
 霊夢「あ、妖夢じゃない、久しぶりねー」
 紫「あなたもお化け役として参加するんですの?」
 妖夢「なんか、むうからはかまぼこ花子隊の方へつけって言われたみょん」

 ルーミア「そーなのかー。一緒にお化け役、やりたかったなー」
 パチュリー「なんでお化け役じゃないのかしらね」
 妖夢「聞くところによると、お化け役がヤバすぎるので護衛を頼む…らしいみょん」

 レミリア「なるほど…でも人数足りるかしら。あなた一人で全員を護衛って…」
 フラン「確かにねー」
 妖夢「ということでもう一人呼んできたみょん」

 華扇「…………呼ばれました。茨木華扇(いばらきかせん)、またのなを茨歌仙と言います」
 霊夢「華扇————!!」
 華扇「あら霊夢。久しぶりですね」


 
 魔理沙「照れてるな、霊夢!」
 霊夢「はああ? んなわけないじゃないっ。魔理沙貴方何言ってるの?」
 魔理沙「まあ、いい。取りあえず話でもしよーぜ!」

 美鈴「群像劇って面白いですね〜。咲夜さんもそう思いません?」
 咲夜「面白いとは思うけれど…キャラが増える増えないはともかく…美鈴の対処がね」
 美鈴「え、私変なことしてますか?」
 咲夜「してるわよ!!」


 ルーミア「ってことでルーミアたちは、花子隊にスペカずだだだーんってやるのだー」
 パチュリー「ずだだだーんで済むとは思えないけど…」
 霊夢「…まあ多少の傷は覚悟してもらいましょうか」

 妖夢「妖夢も頑張るみょん。というか放送室メンバーとかは対抗してきそうだみょん」
 魔理沙「噂の改変で、つかさって奴強くしたりとかしそうだな」
 華扇「あら困りましたね…確かその彼、かなりヤバいんでしょう?」

 レミリア「やばいのはあの子だけじゃないわよ」
 フラン「お姉さま、何でこっち見るの?」
 妖夢「フランやルーミアがいれば最強だみょん」

 パチュリー「ということで、夜の肝試しをお楽しみに」
 華扇「それじゃあ行きますよ。せーの、」
 一同「アデュー(だみょん)」
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.307 )
日時: 2020/07/09 17:59
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

わわわわわわわーいっ!



華扇に妖夢だぁ〜!

「みょん」がよく付くね

豆知識

原作で一回(なのか?)「みょん」と語尾を付けてしまった妖夢ちゃん
それで皆から「みょん」と呼ばれたりしているとか…
幽々子様のお世話で大変だとか

半妖の癖にビビリだとか

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.308 )
日時: 2020/07/09 20:30
名前: パドル (ID: 9Yth0wr6)

 
 夢兎です。
 弟が再翻訳にチャレンジしました。
 パドルは弟の本名を再翻訳した結果、こういうカッコいい奴になりましたw


 ◆弟からの挨拶を再翻訳

 ご協力ありがとうございました。
(どうも、よろしくお願いします)

 今日、初めて見ました。
(再翻訳を始めてやりました)



 ◆型を再翻訳


 ☆水の呼吸 壱ノ型


 呼吸の水
(水の呼吸)
 
 一野式
(壱ノ型)

 水面
(水面斬り)



 ☆水の呼吸 弐ノ型


 ドゥチャジュカボーダ
(水の呼吸)

 第2のタイプ
(弐ノ型)

 
 水車
(水車)


 ☆雷の呼吸 壱ノ型 


 雷のブレス
(雷の呼吸)


 一野式
(壱ノ型)



 カザナイ、役山、6リム
(霹靂一閃・六連)



 
 ◆弟から一言


 いつかまた、再翻訳したものを(勝手に姉のPCを借りて)出してみます!
 もし出せたら読んでみてください。


 【弟のプロフィール】


 好きなアニメ:僕のヒーローアカデミア&鬼滅

 鬼滅の推し:善逸、無一郎、義勇、錆兎
 ヒロアカの推し:轟焦凍



 ◆姉から一言


 たま〜に私のPC使って投稿するかもしれません。
 温かい目で見守ってやってください。
 感想も良かったら下さると弟が泣いて踊って喜びます。




 次回もサービスサービス♪


 ♪)ざーんこーくな天使のテーゼ〜(すみません)
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.309 )
日時: 2020/07/10 07:54
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

おおお!弟くんデビュー?!


おめでとうございます!

…私も妹誘おうかなぁ……w
まぁ…弟くん頑張って!
(「何を?」っていうのは聞かないお約束)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.310 )
日時: 2021/02/23 10:44
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 〈花子×寧々×光×葵チーム〉


 花子「さて、なに乗ろっか?」
 寧々「確か【地図】によると…もう少し言ったら【お茶碗】があるらしいわ」
 葵「あ、あれじゃない? 人もすいてるしいいかもね」
 光「じゃ、行ってみましょうか」


 ※地図≒マップ
  お茶碗≒コーヒーカップ


 〜テクテク〜


 寧々「それにしても、肝試しのお化け役、かなり凄い人たちがいるわよね…」
 光「えーっと、なんだっけ? 東方の人たちが使う技の名前」
 花子「俺に言わせようとしてるのかな。そんな手に乗るわけないじゃん」
 葵「ん〜、かめはめ波じゃなかったよね?」

 花子「【龍玉】なワケないじゃんアオイチャン…。この小説の題見てる?」
 寧々「メタ発言はやめよう!」


 ※龍玉≒ドラ●ンボール

 むう)寧々ちゃんOUTぉ!


 葵「ドンマイ寧々ちゃん。お疲れ様〜」
 光「先輩、ドンマイっす。気にせず頑張りましょう!」
 花子「あっれェヤシロ? 英語使っちゃうなんておばーかさん」

 寧々「うぅ…。だって、該当する日本語が思いつかなかったんだもん…」
 

 むう)寧々ちゃんは30分、関西弁で話すこと! よろしく!


 花子「はい、気を取り直してこー! 【お茶碗】の入り口見えたよ」
 寧々「そ、そうやねー。ほな、みんな行こか!」
 光「せ、先輩っ、めっちゃ命令似合ってます、可愛いです!」
 葵「寧々ちゃん頑張って〜。じゃあ入場しようか」




 新羅「(木の上)ほーほー。楽しそうだね、僕らも行こうか」
 求手名「お前、さては話し合いサボる気か?」
 骸「新羅、そのような真似は控えてちょうだい」
 新羅「ちぇ」

 妖夢「ここにいたの、みんな。一緒にお昼食べないかみょん?」
 新羅「いいねー、行こうか!」


 〈コーヒーカップ 入り口〉

 係員「ようこそ。何名様ですか?」
 寧々「え、えー——っと、四人です」
 係員「えっ、四人?」

 光「先輩、花子は俺ら以外には見えないんすよ(小声)」
 寧々「あ、そうやったね。あ、すみません間違えてたみたいです」
 係員「は、はあ。では、お楽しみくださいませー」


 花子「ね、ね、あそこの緑色のお茶碗に乗ろーよ!」
 寧々「ええで! 私もあの色好きやわ」
 葵「あれ、横のお茶碗にいるのは、ひょっとして…」


 〜コーヒーカップに乗り込んで〜


 善逸「ハァ…………」
 禰豆子「ムー?」
 善逸「あ、ごめん。いやさ、さっきの乗り物凄い怖かったね」
 禰豆子「ムー…」


 花子「我妻————!」
 善逸「あ、花子! それに皆も。土偶だな! いや、奇遇だっけ」
 寧々「どないしたん? なんかお疲れみたいやけど」

 善逸「な、なんでそんなに訛ってんの、寧々ちゃん」
 光「命令で当たったんだよ。どうしたんだ、善逸」
 善逸「【ガーガー滑る奴】に二人で乗ったんだけど、…アレはもう一生乗らない」


 ※ガーガー滑る奴≒ジェットコースター

 葵「私は面白いと思うけどなあ。光くんや花子くんは絶叫系大丈夫な方?」
 花子「うんまぁ。っていうか俺って『絶叫される側』だし…」
 光「俺も特に怖いとかは感じないっすね」
 寧々「私も、慣れれば多分大丈夫やで」

 善逸「俺も居場所ないわ! しょうがない、睦彦に連絡してみよ」
 寧々「善逸くん、睦彦くんと仲ええもんなぁ」
 善逸「寧々ちゃんの関西弁萌えるっ! 禰豆子ちゃんの関西弁も見てみたい!」

 禰豆子「ムームー」



 ********************
 
 〉刻羽睦彦


 善逸{お前ってさぁ、絶叫系の乗り物乗れる?}
 睦彦{何だよいきなり}



 【睦彦が『しつこい』スタンプを送りました】

 
 善逸{で、乗れんの?}
 睦彦{さっき胡桃沢と、【空中椅子】乗ったけど大丈夫だったぞ}
 睦彦{ただ、胡桃沢はちょっと苦手みたいだから、しばらくゆっくりしとくつもり}



 ※空中椅子≒空中ブランコ
 ********************


 善逸「俺の居場所なかった——————!」
 禰豆子「ムームー」


 係員「それでは、コーヒーカップ、スタートしまーす」

 花子「ヤシロ、思いっきり回してもいい?」
 寧々「何言うとんの!? ダメに決まってるやないか!」
 光「花子! 先輩に何する気だ!」



 ブ〜(←ブザー音)

 葵「始まったみたいだね〜。じゃあ、【取っ手】誰が回す?」
 花子「もちろん俺! じゃあ、ヤシロ、覚悟!」
 寧々「ぎゃあああああああああああああああああああっ!!」



   ぐるぐるぐる ぐるぐるぐるぐるぐるぐるっ



 光「花子ぉ! お前は今すぐに祓う! 兄ちゃんに電話するからなっ!」
 花子「自分では祓わないんだね……ってえええええええええええ!??」
 葵「それがいいかも〜光くんいい考えー(ニコッ)」
 花子「やめて少年、俺が悪かった! 俺もう回さないから許してっ!」


 寧々「光くんおおきに! 大好きやで!」
 光「先輩! 俺に任せて下さい。ビシッと祓ってやりますよ」
 花子「許してぇぇぇぇぇ!!」

 禰豆子「ムームー」
 善逸「花子の悲鳴は、永遠に止むことはなかった…そして俺の居場所は永遠に失われた…」


 睦彦{バカなこと言うなっ!}←メール



 ネクスト→次は、つかさside! ジェットコースターに乗ります!
      でもあのチームなら楽勝…あ、ミツバくんがいたわw


  

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.311 )
日時: 2020/07/11 11:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

今思えば、閲覧数4000サラッと超えてますがね! やったあ! 記念でまた何かやりたいけど、何がいい?

下から選んでコメントして!


☆ オリキャラに20の質問
☆作者に20の質問
☆その他リクエストあれば

コメント待ってます!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.312 )
日時: 2020/07/11 13:54
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

オリキャラに20の質問

企画限定オリキャラ
とか!

どーですかっ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.313 )
日時: 2020/07/11 14:24
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)



【閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問】



 挑戦者:睦彦

 「」→むう
 『』→睦彦




 「今から20の質問を行いまーす。嘘はいけませーん」
 『了解っ!』



 Q1 誕生日はいつ?


 『6月12日』


 Q2 血液型は?

 『B』


 Q3 現在鬼殺隊の階級は?


 『丁(ひのと)』


 Q4 好きな食べ物は?


 『辛いもの』


 Q5 黒歴史は?


 『家が神社だから、小っちゃいころに神様は親父だと思ってたこと』


 Q6 好きな人いる?


 『いる』


 Q7 付き合ってる?


 『………はい』


 Q8 告白した数orされた数は?


 『告白1回、告白された数一回』


 Q9 キスしたことある?

 『………………ある…///』


 Q10 現在何問め?


 『10くらいかな』


 Q11 特技は?


 『暗算』


 Q12 かまぼこ隊の中で仲がいい人は?


 『善逸』


 Q13 花子隊の中で仲いい人は?


 『光』


 Q14 柱の中で仲がいい人は?


 『時透と宇髄さん』


 Q15 東方キャラの中で仲がいい人は?


 『魔理沙さん』


 Q16 今何問め?


 『15くらい?』


 Q17 100万円あったら何する?


 『みんなでうまいもの食いに行く』


 Q18 こいつだけは許さないって言う人いる?


 『新羅。俺の右足返せ!』


 Q19 SorM?


 『どちらかと言うとS』


 Q20 私のことどう思ってる?


 『しつこい』



 +アルファ 仁乃ちゃんがもし浮気したらどうする?


 『………泣く、食欲落ちる、泣く』


 +アルファ 兄弟はいた?


 『兄ちゃんが一人』


 +アルファ その子の性格を一言で言うと?


 『むかつく』


 +アルファ 最後に一言、決め台詞で終わって



 『鬼の頸は俺が斬るっ!』

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.314 )
日時: 2020/07/11 15:54
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

お?
むっくん金髪キャラと仲良しやなぁw

Q17
優しすぎん?

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.315 )
日時: 2020/07/11 18:17
名前: パドル (ID: 9Yth0wr6)


 ※うちの弟がまたPCを貸してくれと言って来たので。
  姉は一旦引っ込んどきます、弟よ、書くのだ!


  【自己紹介】

 ヒャッハー↑↑ いえええええええええええい!↑


 僕の名前はパドルと言います。(嘘です)。ペンネームです。
 夢兎の弟です。小学3年生です。
 姉はあんまり遊んでくれません(姉「ええ!?」)
 ときどきPCを貸してくれます。(姉「(≧▽≦)」)
 推しは前のページを見てくれたらたぶんわかると思う。(姉「めんどくせーな」)
 また、書くのでよろしくお願いします。



 −−−−こっからは夢兎が喋ってます———

 ☆夢兎×パドルの姉弟でときどき書くのでお楽しみに!
  あ、あと記念の質問のやつは遊園地編書いてから書きます。
  ちょっと遅くなるけどよろしくお願いします。

 遊園地編で伊之助の存在を忘れていた…。
 キャラ多いからなぁ…ゴメンね伊之助、また書くね。
  

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.316 )
日時: 2020/11/23 09:14
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 まずはコメント返信を。
 >>314 
 wwww確かに金髪がおおいなぁww
 性格とかで相性を決めたけど、あれ、何で金髪が多いんだ?
 お腹痛い…ww


 ********************

 
 〈つかさ×桜×夏彦×ミツバ チーム〉


 【ジェットコースター前】


 ☆進行中の命令☆

 桜→語尾に「私に惚れた?」1時間
 ミツバ→語尾に「前言撤回」30分
 つかさ→桜と手をつなぐ 1時間



 つかさ「ねーねー、あれに乗ろーよ!」
 桜「私は別に構わないけど、夏彦たちはどうなの? 私に惚れた?」
 夏彦「俺はダイジョブだよ。お嬢がお金払ってくれるんでしょ」
 桜「…………さあね。私に惚れた?」

 ミツバ「ハッ。さっきからその『惚れた?』って聞くのうざったらしー! 前言撤回!」
 桜「撤回してくれたようでなによりだわ。私に惚れた?」
 ミツバ「勘違いしないでよねっ。今のこれはただの命令なんだから! 前言撤回」
 夏彦「こらこら、ウソツキはいけません」

 つかさ「んじゃ、行こ—! サクラの手あったかいね」
 桜「そうかしら。私に惚れた?」
 つかさ「俺はサクラのこと大好きだよぉ!」

 ミツバ「ふ、ふんっ。さ、さっさと行きなよ! 前言撤回」
 夏彦「んじゃ、乗ろうか。チビはこっそりついて来いよ。普通の人には見えないから」
 つかさ「りょーかい!」



 〜ジェットコースターに乗り込んで〜


 つかさ「やったぁ、サクラの隣ー!」
 桜「誰もいないのに【安全装置】が下がってるって噂になりそうね…私に惚れた?」


 ※安全装置≒安全レバー


 ミツバ「(ガクガクブルブルブルブル)」
 夏彦「どしたミツバちゃん。ひょっとしてこういうの無理な方?」
 ミツバ「そ、そそそ、そんなわけないでしょ! 前言撤回!」
 夏彦「自分で言ってるけど」
 ミツバ「ぼ、ぼ、僕が可愛いからって君も僕を虐めるんでしょ! 前言撤回っ」


 係員「そろそろ始まりますので、安全レバーをおさげください」
 桜「ここの【ガーガー滑る奴】、かなり怖いって有名らしいわよ。私に惚れた?」
 夏彦「おー。それは良かった」
 ミツバ「良くないよ! やめてよ!! 前言撤回!」

 ブ〜(ブザー音)



 〜ゆっくりとジェットコースターが動いて行って〜


 つかさ「うわああああああああい!」
 ミツバ「(ガクガクブルブルブルブル)死んだふり見なかったふり…何も見てないもん」
 桜「顔色が悪いけど大丈夫? 私に惚れた?」
 ミツバ「ぎゃあああああああああああああああああああっ!」




 〜ガ—ー〜



 ミツバ「いやあああああああああああああああ!!!」
 つ・桜・夏「(うるさい…)」



 ネクスト→伊之助side。次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.317 )
日時: 2020/07/13 15:37
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

〈伊之助side〉


 伊之助「どこだここはァ! って言うかアイツらどこ行ったんだ!?」



 〜伊之助絶賛迷子中〜


 伊之助「ど、ど、どうすりゃいいんだよっ。取りあえず歩き回ってみっか」


 〜テクテク〜


 女性「何あれ、ケンカかしら。怖いわねえ」
 男性「? あれちょっとまずいんじゃね?」

 伊之助「? 何か妙な感じだな。なんかマズい事でもあるのか?」


 
 
 『——ねえ、——ない?』
 『———いやあああっ!』


  ガシャッ


 伊之助「!? (人込みをかき分けて)お、おい何が起こってんだ?」
 男性「あ、あれ。数分ほど前から、あそこで男が女の子にナンパしてて…」
 女性「なんかだんだんヒートアップしてるみたいで、警察呼ぼうか迷ってるんだけど…」
 伊之助「?」



 ヤンキーA「お嬢さん、可愛いね。俺らとどっか行かね?」
 仁乃「…………」
 ヤンキーB「暇みたいだし俺のバイクて送ってくよ?」
 仁乃「………な、何なんですか貴方たち。やめてくださいっ」
 ヤンキーA「ハァ? キミ、立場分かってる?」


  ドンッッ

 仁乃「きゃっ」



 伊之助「……やべぇぞこれは…。っていうか陸太郎の奴はどこにいんだよ」
 


 ヤンキーA「へぇ何? 連れもいないなら一緒にどうですかってただそれだけなんだけど」
 ヤンキーB「って言うかさぁ、人の親切を踏みにじってるよねぇ?」
 仁乃「…………っ」



 伊之助「と、取りあえずむうに電話っ。番号は13、…」
 むう{はいもしもし。伊之助? どうしたの?}
 伊之助{や、やべえんだよ、広場で花乃の奴が絡まれてて」
 むう{マジで? 睦彦は側にいないの?}
 伊之助「それが間が悪いことにいねえんだよっ」


 むう{分かった、私は各チームに連絡しとくから。大丈夫だから」
 伊之助「お、おう…」



 ・・・・・・・


 〈寧々チーム〉


 寧々「はいもしもし。え、ほんま? 分かった、すぐ行くっ」
 花子「どうした八尋」
 寧々「に、仁乃ちゃんが!」


 ・・・・・・


 〈柱チーム〉


 義勇「!? それは本当か」
 伊黒「俺が睦彦を探しに行く。あとは頼んだっ」
 柱一同「了解」


 ・・・・・・


 〈炭治郎&つかさチーム〉


 炭治郎「仁乃ちゃんが!? よし、行こう」
 有為「転移術を起動させますので少々お待ちください」
 ミツバ「ぼ、僕先に行っとくから! あとで来てよねっ」
 輝「ありがとうミツバくん。善逸くんたちともし会ったら伝えといて」
 ミツバ「分かったっ!」



 ・・・・・・


 〈睦彦side〉


 睦彦「よし、ジュースも買えたし胡桃沢の元へ…」
 伊黒「睦彦、お前こんな時に何やってるんだ」
 睦彦「伊黒さん? どうしたんですか、そんなに慌てて」
 伊黒「広場で胡桃沢仁乃が絡まれているのに、お前は余裕だな」
 睦彦「!? (ダッと駆け出して)」



 ・・・・・・

 〈仁乃side〉


 ヤンキーA「だからさぁ。素直にはいって言えばいいだけのことなんだけど」
 仁乃「………ひっ」
 ヤンキーB「さあ大人しく、こっちにおいで」


 〜ヤンキーの一人が仁乃の腕を掴んで〜


 仁乃「助けて、むっくん!!」


 〜タタタタ〜


 睦彦「やめろ———!(仁乃をかばうように立つ)」
 ヤンキーB「は? 何お前。どいてくれる?」
 仁乃「むっくん…っ」
 睦彦「ごめん胡桃沢。大丈夫だ、俺が何とかする」


 ヤンキーA「ひょっとして君、この子の彼氏?」
 睦彦「そうだが何か?」
 

 ヤンキーA「………だっさ」
 睦彦「……………は」
 ヤンキーB「どけよチビ! 俺はお前に用なんかねえからよぉ」


   ガツッッ


 睦彦「(ドサッッと倒れこんで)」
 伊之助「!!」
 仁乃「むっくん!」


 ヤンキーA「ハッハ、だっさ! キミこんな彼氏つれててよく恥ずかしくないね!」
 仁乃「………………黙れ」
 ヤンキーB「ほら!(ガツッッ)弱っ!!w」
 仁乃「…………やめて!!」
 ヤンキーA「彼女の一人も守れないような男と交際しない方がいいよ?」


 無一郎「そろそろ出た方がいいですか」
 しのぶ「そうですね。大人が出て仲裁に入ったほうが…」
 ??「…ボクに任せて。君らは引っ込んでていい」
 霊夢「あんたは…」



 仁乃「…………やめて…」
 ヤンキーA「さ、行こうか。お嬢さん?」





 新羅「へーぇ。君ら何? よくもやってくれたじゃん」
 ヤンキーA「誰だお前」
 新羅「バカに名乗る名前は生憎持ってないんだ」
 ヤンキーB「ああ?」
 新羅「あれ、ボク今誰がバカか言った? 自分で分かったんだね」


 ヤンキーA「このガキ!」
  新羅「ボクはべつに挑発する気は無い。個人的な理由でキミらにムカついただけだから」


  睦彦「お前……」


 新羅「……今すぐここから出てってくれると嬉しいんだけど」
 ヤンキーB「は、お前ならヨユーで倒せるぜ!」

 
 新羅「血鬼術……眼導主従」

〜ヤンキーたちがドサっと地面に倒れ〜



 新羅「許して欲しいなんて言えない…」
 睦彦「……」
 新羅「あのこと、ごめんで済むはずないけど、キミには」


 新羅「キミには笑って欲しかったんだ」









 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.318 )
日時: 2020/07/13 16:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 ずっとやりたかった因縁の関係、睦彦×新羅の掛け合い。
 現代パロにしたおかげで色んなシチュエーションが出来ました!
 パロディってすごい。


 ********************


 〈炭治郎side〉


 人込みをかき分けて、睦彦くんの前に立ったのは他でもない新羅だった。
 俺は一瞬、彼が口に出した言葉が真実なのか疑ってしまう。
 だって彼は、上弦の零の集団、六新鬼月の中で弐番目に強く、
 また求手名を我が身に取り込み、睦彦くんの片足を失わせた人物なのだから。

 六新鬼月との戦いの決着はついたが、今でも睦彦くんの足は金属の義足のままだし、
 きっと今も睦彦くんは…。


 睦彦「なんで…なんだ? 何で、お前が、そんなに…」
 新羅「(睦彦を立ち上がらせて)…許してくださいだなんて分かったようなことは言えない」
 睦彦「お前は、俺に許してほしいのか?」
 新羅「…ううん、何ていえばいいか分かんないんだけどさ」


 新羅「キミの笑顔が見たいのは本当。あの時ボクと対等に戦った相手が傷つくのは嫌だ」
 睦彦「う、うん」
 新羅「キミ、さては『コイツ何言ってんだ』って思ってる?」
 睦彦「だ、だって、お前だぞ。『鬼は弱肉強食なのさ』とか言ってたお前だぞ!?」

 仁乃「……………どういうつもりなの。貴方のせいでむっくんは」
 睦彦「胡桃沢、ごめん。俺はコイツと話したいんだ」
 仁乃「でも、また、むっくんが傷つくだけっ」

 睦彦「伊之助、ありがとう。お前がむうに知らせてくれたんだろ。感謝してる」
 伊之助「お、おう」
 睦彦「柱のみんなも、花子隊のみんなも、かまぼこ隊のみんなにも感謝だらけだ」

 しのぶ「こちらこそ、睦彦くんにはいつも助けてもらってますよ」
 花子「まぁ俺は刻羽の相談相手だし? 何かあったら力になるからサ」

 睦彦「そして、めっちゃ皮肉だがお前もありがと、新羅」
 新羅「無理して言わなくてもいいんだよ。その常識くらい、ボクも分かってるから」
 睦彦「…いや、嘘でもなんでもなく、普通に嬉しかったから」
 新羅「…そう、か」


 新羅「…ボクは元々、愛とか友情とか絆とか、そういうものにはまるっきり興味がなかったんだ」
 睦彦「……」
 新羅「まだ人間だった時、仲いい奴がいたんだ。でも、そいつがボクのこと虐め出してさ。
    それで、思ったんだよね。あ、こんなもんかって」


 燐月「新羅…」
 銘祈「………」


 新羅「ずっとそう思ってたんだ。でもあの時求手名が、『一緒に地獄へ行こう』って」
 求手名「やめろよ、ここでそんな恥ずかしいこと言うのは」

 新羅「ボクがあんなにひどいことしたのに、許してくれたんだよ。
    自分が数千年間考えてた『友情』っていう定義が壊れた感じがしたんだ」


 仁乃「………」
 睦彦「それで、お前は『友情万歳』で俺を助けたつもりか? 俺はお前のこと、まだ…」
 新羅「それでいいよ。キミにとってボクは許してはいけない人物だ。でも」
 睦彦「でも?」


 新羅「——ボクはずっと、人間に戻りたかった」



 骸「新羅…」
 彼岸「……」


 新羅「人間に戻って、またやり直したかった。君らが、凄く楽しそうだったから」
 炭治郎「………っ」
 新羅「素直に、いいなって思ったんだ。楽しそうな君が泣いているのが想像できなかったんだ」
 善逸「新羅…」


 新羅「何回も言うけど、許さないでほしい。許してなんて言わない。でも、一緒にいてほしい」
 睦彦「…………うぅ…っ」
 新羅「強がって思ってもないこと言ったりしてごめん。でも、君がもしよければ」




 新羅「今日の肝試し、首を洗ってちゃんと待っててくれる?」






 睦彦「…………べ、別に、待たないとは、い、言って、ないだろ……っ」
 仁乃「………むっくん」
 睦彦「…………うあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあっ!」


 俺は初めて、睦彦くんが声を上げて泣くのを見た。
 初めて彼が、顔をくしゃくしゃにして、手の甲で顔をふくのを見た。
 
 かまぼこ隊のみんなは、やっぱり優しいな。
 俺だったら、あんなことされても睦彦くんみたいに平常心を装ったりは出来ないだろう。

 そして、忘れてはいけない事がある。
 鬼は、俺と同じ人間だったんだ。
 鬼となってしまった者も、前はちゃんと、俺と同じ種族だったんだ。

 
 そうだ、俺たちは、鬼と人間の関係を正しく保たなくてはならない。
 花子くんも言ってた。『人と怪異の関係を正しく保つのが俺の役目』だと。
 彼にできて、俺にできないなんてことはないはずだ。

 もっともっと、頑張らなくちゃ。
 仲間のすすり泣く声を聞きながら、かつての敵の優しい視線を感じながら、
 俺は改めて決意を新たにしたのでした。



 ネクスト→夜の部スタート! 肝試しをぜひお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.319 )
日時: 2020/07/13 16:26
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問】



 挑戦者:仁乃

 「」→むう
 『』→仁乃




 「今から20の質問を行いまーす。嘘はいけませーん」
 『はーい! 分かりましたっ』



 Q1 誕生日はいつ?


 『12月26日』


 Q2 血液型と星座は?

 『やぎ座のO型!』


 Q3 現在鬼殺隊の階級は?


 『上から二番目の乙(きのと)です♪』


 Q4 好きな食べ物は?


 『わらび餅と抹茶!』


 Q5 最近の悩みは?

 『髪を二つにくくるときに、いつも左右対称にならなくて…』


 Q6 好きな本は?


 『竹取物語』


 Q7 好きな花は?


 『あじさいと桜』


 Q8 告白した数orされた数は?


 『告白1回、告白された数一回』


 Q9 趣味は?

 『むっくんをからかうこと! 楽しいんだよなっ』

 Q10 現在何問め?


 『11くらいかな』


 Q11 特技は?


 『裁縫が得意だよ』


 Q12 かまぼこ隊の中で仲がいい人は?


 『全員!』


 Q13 花子隊の中で仲いい人は?


 『全員、特に寧々ちゃんと葵ちゃん』


 Q14 柱の中で仲がいい人は?


 『全員、特にむいくん。同い年だから気が合う』


 Q15 東方キャラの中で仲がいい人は?


 『美鈴ちゃんかなー。おっとりしてて優しいよね』


 Q16 今何問め?


 『15くらい?』


 Q17 100万円あったら何する?


 『半分は生活の為に貯金、あとはわらび餅買うのに使う』


 Q18 こいつだけは許さないって言う人いる?


 『できるだけみんなと仲良くしたいけど、鬼には同情できないな』


 Q19 SorM?


 『Sだろってむっくんにずっと言われてるよ』


 Q20 私のことどう思ってる?


 『いつもお疲れ様ー』



 +アルファ 睦彦がもし浮気したらどうする?


 『ビンタ百回! …でも、むっくんを信じてる』


 +アルファ 兄弟はいた?


 『お姉ちゃんが一人、妹が三人いるよ。五人姉妹だよ!』


 +アルファ 好きな動物は?


 『鳥! あ、そういえばチョコも鳥の形だったな』


 +アルファ 最後に一言、決め台詞で終わって



『作品に投票してくれてありがとうっ! これからもよろしくね!』

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.320 )
日時: 2020/07/13 18:04
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

おおー!

仁乃ちゃん皆と仲良しなのかぁ!
さすがぁ!

美鈴と仲良しなのには驚き…

Q5
めっちゃ分かる!
ツインテするとき毎回それ思うw

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.321 )
日時: 2020/07/14 08:59
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 やっとのことで肝試しスタートです!…と言いたいところですが…。
 朝起きたばかりで構成力がないので企画します(おい←)
 ↓の要素が肝試しにも出てくる(かもしれない)ので、ぜひお楽しみに。


 



 〔キャラに○○してみた、されてみた。〕



 7、袖くいしてみた+上目遣い ()内はする人

 
 花子くん(八尋寧々)


 「うわっ……な、なに八尋。どうしたの? /// 」


 珍しく余裕がない花子くん。振り返った途端、寧々ちゃんの上目遣いにやられました。
 徐々に顔が赤くなっていきます。効果アリ。そして照れた顔が尊いジュル


 つかさ(七峰桜)


 「おっとと。どうしたの桜? ん?」


 ニコニコと桜さんに顔を寄せてきます。笑った後に真顔になるのが怖い。
 対して桜さんも慌てず騒がず照れず、『用があっただけだから』と返します。
 ちょっと不満げなつかさくん、唇を尖らせます。尊死。おやすみ_(:3」∠)_



 善逸(竈門禰豆子)


 「うわぁっ…ね、禰豆子ちゃんど、どどどどしたNッ痛っ」

 一瞬用があるのかと振り返った善逸、直後禰豆子の真っすぐな視線にコロっといかれる。
 彼の心は99パーが(禰豆子ちゃん天使)で埋まってしまいました。
 どうしたの? と言おうとして盛大に舌を噛んだ善逸、アーメン。


 
 睦彦(胡桃沢仁乃)


 「お、っと。おいお前危っ——……………//////」


 注意しようと口を開きかけたところまでは流石、直情径行。
 その後口をつぐみ、急に大人しくなった直後に顔が染まっていく。
 何か言いかけようにも仁乃ちゃんの満面の笑みで顔がもうほぼ林檎。カワイイ。



 霊夢(竈門炭治郎)


 「ちょ、あっ、あぶっ、きっ」


 普段は絶対しない炭治郎の突然の行動にパ二くる霊夢。
 頭文字しか言えてません。内心冷や汗ダラダラなのが目に見えて分かります。
 炭治郎が『あ、ごめん』と謝るまでショートしていました(笑)。



 8、壁ドンしてって言ってみた。



 伊之助


 「お前何言ってんだ!! …か、壁ド、壁ドンってあのあれのあれだよな!?」


 最初は多分彼なら絶対言うと思った単語。そのあとに壁ドンの定義があってるのかと動揺する。
 毛皮の上からでも分かるほど顔が赤くなっている。
 意外な一面にスクリーンショット☆


 土籠


 「いつもしてるだろうが」


 はい! そうですね! 先生はそういう人でしたねごめんなさい!
 かお、顔と手があなたに、そして壁に近づいてきます。さらに肘ドンもやってきました、罪です。
 そして余裕そうな笑みがまたっ………懲役百年ですよ。


 
 日向夏彦



 「……うーん。ま、いっか☆」


 この人も余裕そうです。もうあれです、モテキング輝さんとは別の余裕です。
 チャラ男の余裕でそっと貴方の手を掴み壁の方へとエスコート。そしてドンッ。
 その様子を桜さんにこっそり見られドン引きされたのは火を見るよりも明らか。



 源光

 「ふぇっ!? か、壁ドンすk …こ、こうすか?」


 一回やってみる男、光くん。ドンッと壁に手を突いた瞬間思考停止。
 状況を整理した後に「…っ!?」と顔が染まりだす。…またこれも罪。
 尊すぎて一回昇天します。


 
 ルーミア


 「いーのだー。わはー(ボゴッ バキンッッ)」


 …………ニッコリと請け負ってくれたのはいいが、彼女の怖さを理解していなかった。
 まず、壁に手を突いた瞬間壁が崩れた。そして彼女の牙が顔面に迫ってくる。
 もうこれはアレだ、胸キュンとかそういうレベルではなく非常事態である!



 睦彦(『何かい登場させんだよ』という文句を聞きながら)



 「…………・…………・…/////」



 終始無言。顔だけは変わらず赤い。そして照れた顔も直絶天使。
 ドンッとしたはいいものの貴方のことを直視できず顔をそらす。そこがまた憎い。
 きっと彼の心拍数は120を超えているだろう。
 このタイミングで「やあ睦彦」と声をかけようものなら悲鳴が部屋いっぱいに響き渡る。


 源輝


 「分かったよ。はい」


 光くんとはまた違う怖さというものがあります。モテキングの怖さです。
 壁ドンも、顔を近づける仕草も余裕でこなすんだから怖いです。
 そしてここで終わりではありませんよ。この後何が起こったのかは…秘密です。



 ミツバくん


 「え、え、君ちょっと何言ってんの? 僕はする側じゃなくてされる側でしょッ!?」

 
 はい、平常運転です。さらっと『僕カワイイ』アピールするところもまた彼らしいです。
 一瞬迷ったように首を振り、おそるおそる貴方の横の壁に手を付ける仕草がまたッ…。
 そしてその後の「いーだッ」という声もまた尊いです。




 むう


 「………………これに懲りたら、さっさとおかえり♪」


 ドンッしました。はい、小説の中でしか発揮されない作者のS要素です。
 ヤンキーとかにリアルでこのセリフを吐きたいのですがそれが出来ないので読者さんに。
 おかえり♪ といいつつ構ってほしい私なのでこれからもぜひ読んでください!
 真に受けて帰らないでください、泣くから。




9、抱き着いてみた



 美鈴


 「!? …用事が終わったら一緒に外でも行きましょうか?」


おっとり口調が可愛いです。そして意外と照れていないみたいですね。
 門の前であなたと話していたものだから、咲夜に見つかってこってり絞られます。
 そして怒られた後にすぐ寝れるんだから、マイペースここに極まりです。


 有為


 「…………暑苦しいです離れて下さい警察呼びますよ」


 めっちゃくちゃ早口です、これは彼女としては珍しい行為です。
 さらに力を籠めてみると、こんどは顔が赤くなりました。
 ここで耳元で『好きだよ』って言ってみると、
 毒舌有為ちゃんは意外に素直に『…はい』と返してきます。いつもこうなら可愛いのに。



 無一郎


 「………え、っと」


 普段ならもうちょっと何か言ってきそうな霞柱さん。ですが今日はその余裕がないようです。
 数分間あなたのハグで完璧に身動きができませんでしたが、ふと我に返って貴方の顔にチョップ。
 『しつこいってば』というセリフを残し背を向けた彼の顔は、意外にも赤かったのです。



 ※キャラに○○してほしい、されてほしいなどのリクエストはコメントにて受付中です。

 
 




 


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.322 )
日時: 2020/07/14 08:55
名前: りめ (ID: f7aWX8AY)

おおお!

こーゆーパターンも有りか!
と思ったれす

…ん?!
ルーミアアアアアアアア?!

霊夢と炭治郎よき

愛されグループだね!
(愛さ霊夢、愛され炭治郎というタグが存在するらしいです!)

ヤバイこの二人いい……!

(名前変更忘れました!りめじゃなく優羽です!)

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.323 )
日時: 2020/07/14 14:58
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 よし、肝試しだッ!
 しかし! あの東方キャラと柱と鬼たちがガチで脅しに(殺しに?)来るんだからねっ。
 東方キャラの技名とかもしっかり調べましたが、もし間違えてたら教えてください。



 ********************


 【夜】



 妖夢「さて……泣く子も黙る…丑三つ時だみょん……準備はぁ…いいですかぁぁぁ?」


 善逸「うぎゃあああああああああああああああああああああああああ!」
 妖夢「うるさいみょん…ちょっと静かにしないと叩くみょん」
 善逸「だ、だ、だってぇぇぇぇ」


 花子「ひょっとしてお化けが怖いのォ? 俺がいるのに?」
 善・睦「そ、そ、それとこれとでは訳が違うだろっ」
 花子「かっわいィ♪」

 
 有為「霊の存在などあやふやなものですよ。信じるか否かは自分次第です」
 花子「だから俺がいるんだってば…」
 炭治郎「見事にスルーされちゃったな。どんまい」

 輝「まあ僕に任せて。そこらの怪異は『全て』祓ってあげるからさ」
 有為「ありがとうございます輝さん。流石、お祓い屋。便所虫とは格が違いますね」
 花子「うっ(グサッ)」

 禰豆子「ムームー(花子くんよしよし)」
 寧々「それにしても、遊園地の裏の山でやるなんて、本格的ね」
 桜「雰囲気を出すにはちょうどいいんじゃないかしら」



 華扇「妖夢。ここは私が仕切っても大丈夫ですか?」
 妖夢「頼むみょん。妖夢は善逸の悲鳴で腰が抜けちゃった…」
 善逸「あらやだごめんね!?」

 華扇「では今から肝試しを行います。知っての通り、お化け役は」
 妖夢「東方キャラ、柱、六新鬼月がお化け役となり皆を襲うみょん」
 華扇「私たちは皆さんの後から森に入り、危なければ護衛をしますね」

 伊之助「ハァ? 護衛なんてそんなもんいらねぇ! 俺は自分の力だけで充分なんだよォ!」
 妖夢「あらそうですか。じゃあもしスペカぶっ放されても何とかするがいいみょん」
 
 光「おいおい伊之助、空気読もうぜ。せっかく協力してくれてんのに」
 茜「そうだそうだ!」
 つかさ「伊之助のおばーかさん」


 華扇「森に作られたルートに従って、各チームごとに森の中を進んでもらいます」
 妖夢「ゴールは森にある神社だみょん。ざっと30キロくらいはあるみょん」

 ミツバ「さ、ささ、さ、30キロ!? いじめだっ。これ絶対いじめだっ!」
 葵「登山って大変そう…。靴汚れないようにしないと」
 もっけ「我らも行きたいのです」「アメやる」


 妖夢「じゃあみんな、早速チームに分かれるみょん。霊夢から合図が着次第、出発だみょん」
 睦彦「…………う……。なんか腹痛くなってきた…」
 仁乃「わ、私、こういうの苦手かも…。寧々ちゃんとかは耐性ありそうだね」

 寧々「ま、まあそうねっ! 頼っても、いいんだから!」
 つかさ「でもキミたちチーム違うよね。だって遊園地回った人とチームになるんでしょ?」

 寧々「………仁乃ちゃんごめんね……(泣)」
 仁乃「大丈夫。正直、不意打ち苦手なむっくんと組んで正解だったのかという所だけど」
 睦彦「うっ(グサッ)」



 妖夢「んじゃあ各人に木刀を配るみょん。これは護身用として使ってください」
 華扇「では、チームに分かれて下さい」



 ☆各チームは☆


 ※ちなみに蜜璃ちゃんの作戦でカップル同士がチームになるようにしてあります。
 ※蜜璃ちゃんは只今準備中ですが、ずっと「キャ〜」と顔を赤らめています。
 


 睦彦×仁乃(&妖夢)チーム
 花子×寧々×光チーム
 茜×葵(&華扇) チーム
 つかさ×桜×夏彦×ミツバ チーム
 有為×炭治郎×伊之助×輝チーム



 霊夢{そっちの準備はどう?}
 妖夢「OKだみょん。じゃあ、もう一組目のチーム行かせてもいいみょん?」
 しのぶ{はい。最初はどのチームか教えてくれますか?}


 華扇「では最初は、善逸と禰豆子チーム、出発です」
 義勇{了解}
 魔理沙{くふふっ、せいぜい覚悟しとけよ!} 


 善逸「何で俺らが先に行かなきゃいけない訳!? 嫌だいやだ死ぬ死ぬ死ぬ!」
 禰豆子「ムー…」


 〜禰豆子 袖くい+上目遣い〜


 善逸「はうっ!(ずっきゅ—————ん!)わ、わかった、行こうか!」
 睦彦「(単純な奴だな…)」


 妖夢「んじゃあ、一組目入りまーす。何かあっても命だけは自分で守るんだみょん!」
 善逸「怖いこと言わないでくれます!?」


 
 〜テクテク〜



 ネクスト→肝試し始まりました! スペルカードずだだだーんです! 次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.324 )
日時: 2020/07/14 15:59
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 こんな噂知ってますか?
 作者は、お化け屋敷入ったことないのにこんな話を書いてる。
 恋愛経験ないのに恋愛要素入れてる。
 …………さて次は何を入れるのでしょうか…。

 ↑↑↑桜ちゃんやめて怖いこと言わないでぇ(泣)↑↑↑


 ********************



 【善逸&禰豆子 入山】


 善逸「ヒィ………フゥ………ゼぇ…フゥ…」
 禰豆子「ムー…」
 善逸「ゼぇ…フゥ…」
 禰豆子「ムー」
 

 善逸「ごめんね!? で、でも俺だって頑張ってるの。だ、だだ、だからさ許して?」
 禰豆子「フンッ」
 善逸「ね、ねずこちゃぁぁぁん、こんな男でゴメンねぇ…俺もうダメかもしんない…」
 禰豆子「ムームー!(元気出して)」
 善逸「うん、分かったよ、一緒に頑張ろう」



  
 〜看板を発見〜



 『ココカラ先 アノヨ』

 

 善逸「まったまたぁ」
 禰豆子「ムームー(怖いよ…)」
 善逸「だ、だだ、大丈夫だよ、これ多分ただの演出だからさぁ…」



   ガサッ


 善逸「……………い、いま、音がした…よね?」
 禰豆子「フ—ッ フーッ」
 善逸「…………し、しし、しましたよね? 禰豆子ちゃん唸ってるってことはしましたよね?」



  ガサガサガサガサッ


 善逸「やばいやばいやばいやばい、これは明らかにヤバい奴だ」
 禰豆子「フーッ フーッ フーッ」
 善逸「と、とと、取りあえず逃げよう禰豆子C」



  ブンッッッ ドサッ



 〜何かが奥から投げられて〜



 善逸「な、なに? なんか落ちたみたいだけど…」
 禰豆子「ムームー」
 善逸「あ、あれだよあれ。ただのおっきい石だよ、よか……」


 〜石がゆっくりと空中に浮かび〜




    それは人間の頭だった。





 善逸「ぎゃああああああああああああああああああああああっ!!!」
 禰豆子「ムッ!?」
 善逸「いやあああああああああああ! そ、そ、そ、そんなことあるぅぅ!??」



 
 〜人間の生首が空中を舞い、善逸の方へ〜



 善逸「な、な、な、何で追ってくんだよ、俺何もしてません見てません何もやってません!」
 禰豆子「ムームー!」
 善逸「何でよ何なのよ何がどうなったのよ、もう本当に嫌だぁぁ!」



 〜善逸、逃走中〜
 ※そして地味に五段活用
  『何で』『何なのよ』『何が』


 むう)活用とは、例えば『持つ』が『持った』みたいに動詞の形が変わることだよ




 【森の奥で】



 累「(糸で生首を操りながら)うまく行ったみたいだね」
 宇髄「ただのオモチャなのに派手に驚いてたなぁ」
 しのぶ「累くん、そのまま生首を操作してください。向こうの井戸のところまで誘導して」
 累「分かった」


 魔理沙「次はあたしたちの出番だな!」
 霊夢「ええ、準備はいい? 魔理沙」
 魔理沙「どんとこい!」





 〈再び善逸サイド〉



 善逸「ギャぁぁ(汚い高音)! 頼むよ神様、お賽銭なくてごめんなさい、俺を守ってぇ!」
 禰豆子「ムームー…」
 善逸「禰豆子ちゃん、そんな目で俺を見ないでぇ…」



 〜逃げているうちに井戸の前に到着〜



 善逸「…………これ絶対……井戸の中から何か出るパターンだよこれ絶対」
 禰豆子「ムーム—」
 善逸「…『お皿が一枚、二枚』とか言うやつだよこれ! に、逃げよう禰豆子ちゃん」



 ??「二 ゲ ラ レ ナ イ」


 ??「一緒 ニ ア ソ ボ」



 〜井戸の中から黒髪・白ワンピースの女性が二人姿を現す〜



 善逸「………(ゾクゾクゾク)で、で、で、出たぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 禰豆子「(キーン←善逸の悲鳴で頭痛が)」



 ??「……あは…・あははははははははは」
 ??「あ、ははははははははっはははは」



 善逸「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」
 禰豆子「フーフーッ。血鬼術・爆血!」


 〜禰豆子の爆血が女たちの方へ〜

 ??「あははははははははは…夢苻…フツマジン……!」
 ??「…一緒…ニ…死ヌマデ……踊ロ……マスタースパーク…!」




  ズダダダダダダダダダダァァァァァァァァァァァンン!!



 善・禰「うぎゃyw%×△〇Ua×●△%ああ死N●×yw!!!!!」





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・



  

 霊夢「やりすぎたかしら……。き、気絶したみたいだけど…」
 魔理沙「一応しのぶに診てもらおう。あたしたちの次の出番までまだ時間あるだろ」
 霊夢「そ、そうね、分かったわ」

 
 〜二人、善逸を担いで〜


 禰豆子「フーフーッッ」
 霊夢「禰豆子、私よ私。博麗霊夢よ。驚かせてごめんなさいね」
 禰豆子「ムームー♪」

 魔理沙「台本に書いた通りにやってみたら結構効いたな」
 霊夢「そうね…。でも私たちだったらまだいいけど、フランやルーミアだとヤバいわよ」
 魔理沙「確かフランたちの担当はつかさチームじゃなかったか?」
 霊夢「それじゃあ、向こうも何とかなりそうね…」



 妖夢「おーい、そっち大丈夫だったかみょん?(剣を構えて)」
 霊夢「な、何とかね…。やりすぎには注意が必要だわ」
 魔理沙「善逸、ごめんな。お気の毒でごめんけど、目覚めたらまた参加だからな」

 霊夢「一応神社がゴールだものね」
 魔理沙「よし、向こうにいるしのぶと珠世んとこにコイツ連れてくぞ。せーの」
 霊・魔「えっほいえっほいえっほい」



 ネクスト→続いて森に入るのは睦彦チーム! 次回もお楽しみに!


 


 



 


Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.325 )
日時: 2020/07/15 08:37
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 今日はなぜか企画の方がたくさん書けるのだ。
 こういう日ってけっこうあるのぢゃ。
 あとで本編も、質問コーナーも書くので許してなのじゃ。今日は更新いっぱいするのじゃ。

 ********************


 10、猫になってしまった



 しのぶ


 「っ!? すみません、本当にごめんなさい」


 あ、そういえばこの人は毛が生えている動物が嫌いなんでしたっけ。
 寂しいあなたは「にゃーん」と甘えた声を出します。
 しのぶさんは一瞬寂しそうな顔になり、直後にっこりと笑ってくれました。


 義勇


 「ぷにぷに(肉球) ぷにぷに」


 貴方の肉球を堪能しています。
 いつも無表情の冨岡さんですが、可愛いものには弱いようです。
 そのあと、貴方と一緒にこてんと横になります。可愛い。



 無一郎(の鴉)



 「フン! ナンナノカシラ! フン!」
 「ごめん…僕んちでは飼えそうになくて…」


 嫉妬心を燃やす無一郎の鴉。あからさまに貴方のことが嫌いなようです。
 仕方なく貴方を家の外に出す無一郎。
 彼の腕の中はとってもあったかいです。思わず喉を鳴らします。


 蜜璃


 「いやーん可愛いい————!!」


 まっすに駆けてきては貴方のモフモフの体を抱きしめます。
 甘露寺さんからはいい匂いがします。
 あなたも甘露寺さんもニッコリと笑い合い平和な時間が流れます。


 

 11、鬼になってしまった



 実弥


 「めっさつ!!!」


 怖いです。怖すぎます。第一声が『滅殺』です。
 早く逃げなければ禰豆子や仁乃のように、この方に刺されてしまいますよ。
 そんな時はおはぎをあげましょう。数秒間彼は固まってしまうから。


 煉獄

 
 「なんと! それはまことか! 柱として不甲斐なし!!」


 ハキハキと自分の行いを悔やんでいます。
 そして彼もまた同様、剣を振りかざしました。そ、その技は奥義の…っ!
 カッコいいけれど貴方は死にそうです。助けて誰か!



 伊黒


 「甘露寺に近づくな、ゴミども」


 敵意に溢れています。鋭い視線で威圧され、声が一言も出せません。
 そんな時に向こうから駆けて来た甘露寺さんは、もう女神のよう。
 伊黒さんは一瞬にして甘露寺さんの方へ狙いを定めました。(‾ー‾)ニヤリ



 悲鳴嶼


 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」


 お経を読んでくれるようです。貴方にはお経の意味が全く分かりませんが、優しい悲鳴嶼さん。
 長い長いお経を最後まで読み、その後に何をするかというと…。
 鉄球がついた鎖を構えました。そうだった、この人の武器は、ヤバし。




 宇髄


 「俺が派手に頸を切ってやるぜ」


 この人もヤバいです。キラッとポーズを決めた直後、二刀流の刀を構えます。
 確か宇髄さんの攻撃を食らった鬼は上弦以外みんな即死だったような。
 ぎゃあああああああああああああああああああっ!




 11、くすぐってみた



 パチュリー


 「や、やめなさッ…フ…フフフ…ッ」


 紅魔館の図書館で本を読んでいたところをコチョコチョ。
 プライドにかけて必死で笑いをこらえるパチェですが、もう我慢の限界のよう。
 本を持つ右手はいままさに、スペカ放とうとしている模様です。


 チルノ


 「やめッ あはははは…ひひひッ」


 けたけたと笑い転げ、貴方の手から逃れようと必死で背中の羽根を動かしています。
 そして寒い。とにかく彼女がまとっている冷気で凍え死にそうです。
 この場合コチョコチョ関係なく。



 フラン


 「…………なにしてるの?」


 この子をくすぐったことをまず悔やみましょう。
 フランは目を光らせ、口に生えている小さな牙を貴方に向けてきます。
 本気で血を吸いにかかって来ているようです。早く逃げて下さい!


 
 咲夜


 「あァァァァァ……んんんん……たぁぁぁぁぁ……ねぇぇぇぇ」


 この子も怒らせるとかなりヤバいです。もう美鈴か貴方かという問題ではなく。
 その右手にはナイフがキラリ。
 これは逃げましょう、メイドは色々大変なのです。




 四季映姫・ヤマザナドゥ


 「………それで?」



 流石閻魔様です。慌てず騒がないのは流石と言うべきでしょうか。
 でもこのあときっとお説教が始まりますよ。
 ほら、もう目が光った。


Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.326 )
日時: 2020/07/14 17:19
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問】



 挑戦者:有為

 「」→むう
 『』→有為




 「今から20の質問を行いまーす。嘘はいけませーん」
 『了解です。質問をお願いします』



 Q1 誕生日はいつ?


 『4月4日です。覚えやすいですね』


 Q2 血液型と星座は?

 『おひつじ座のAB型です』


 Q3 現在鬼殺隊の階級は?


 『陰陽師なので鬼殺隊には所属してません。頭でも悪いんですか?』


 Q4 好きな食べ物は?


 『ちらし寿司が小さいころから好きですね』


 Q5 最近の悩みは?

 『便所虫くんが、ボクを見ると舌を出してくるのですが…』


 Q6 好きな本は?


 『古事記ですね』


 Q7 好きな花は?


 『ご存知がどうか分かりませんが、キンモクセイという花が好きです』


 Q8 告白した数orされた数は?


 『ないです…誰かと違って』


 Q9 趣味は?

 『毬をつくことですね。最高で2000回行きました』


 Q10 現在何問め?


 『……そんなもの聞いてどうするんですか?』


 Q11 特技は?


 『占いです。当たったことがないですが』


 Q12 かまぼこ隊の中で仲がいい人は?


 『炭治郎くんとはよく話す気がします』


 Q13 花子隊の中で仲いい人は?


 『あまり話せてないので、ちょっともったいないですね』


 Q14 柱の中で仲がいい人は?


 『…時透くんとは前に毒舌合戦をした思い出があります』


 Q15 東方キャラの中で仲がいい人は?


 『すみません、まだ人の名前全部は覚えてなくて』


 Q16 今何問め?


 『…さあね』


 Q17 100万円あったら何する?


 『そんなにお金はいらないです。欲がないというのでしょうか』


 Q18 こいつだけは許さないって言う人いる?


 『ボクの兄を喰った鬼は全員、許して置けるものですか』


 Q19 SorM?


 『Sです』


 Q20 私のことどう思ってる?


 『駄作者?』



 +アルファ 兄弟はいた?


 『兄が二人いました』


 +アルファ 好きな動物は?


 『………動物は得意ではないので。ごめんなさい』


 +アルファ 最後に一言、決め台詞で終わって



 『それではまたお会いしましょう。ちゃんと見ないとダメですよ!』

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.327 )
日時: 2020/07/15 16:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〔燐月によるこれまでお話〕


 ども、上弦の零の伍、燐月です☆
 遊園地に来たかまぼこ花子隊、昼の部が終わり、始まりました夜の部!
 森に入った彼らに襲い掛かるのは、柱や東方キャラ、そして俺たち六新鬼月。
 果たして、一番綺麗な悲鳴を上げるのは誰なのでしょうか…?
 ちゃぁーんと見なきゃダメだよ?


 ********************


 〈睦彦×仁乃チーム〉


 【森へ入山】


 『ぎゃあああああああああああああああああああっ!』


 睦彦「善逸の悲鳴……。だ、大丈夫なんだろうか……」
 仁乃「怖いのかな、やっぱり」
 睦彦「だ、大丈夫だよ。何かあっても。俺が絶対何とかしてやる…出来るか分からないけど」
 仁乃「もう、本当にバカ」
 
 睦彦「なんでこのシチュエーションでバカって言うの!?」
 仁乃「……ちょっとは自分で考えろ、このボケナスッ」
 睦彦「彼女の言葉の真意が分かんないのは、俺のせいですか?」
 仁乃「……フンッッ」


 ※仁乃は感情がヒートアップすると口調が乱暴になる癖がある。


 〜テクテク〜


 仁乃「暗いね……」
 睦彦「そ、そ、そうだな…」
 仁乃「ねぇ…(ギュッ←袖食い+上目遣い)」

 睦彦「うわ、ちょ、お前危ねぇ………。ど、どうしッ ///」
 仁乃「手、つないでくれる? ちょっと、心細くてさ」
 睦彦「え、まぁ、別にいいけど…」


 
  ギュッ


 仁乃「ありがと。大好き」
 睦彦「……わ、分かってるってば! ///」





 〜テクテク〜



 睦彦「……あの、お前さ。遊園地で、絶叫系の乗り物無理して乗ってただろ。何で?」
 仁乃「むっくんと、一緒が良かったから。ごめん」
 睦彦「……ッ。///(なんか今日メッチャぐいぐい来る!)」

 睦彦「…い、いつでも、一緒に、いるじゃん……」
 仁乃「肝試し、一緒のチームで良かったね………ぇ」
 睦彦「そ、そ、そそ、そうだな、い、一緒で、よ、良かったっ!」
 仁乃「……………」



 仁乃が睦彦の方を振り返って、目を丸くしているのにようやく睦彦が気づく。
 


 睦彦「おい胡桃沢。どうしたんだ? ビビらせんなよ、なぁ」
 仁乃「む、む、む、むむ、むっくん、後ろ……」
 睦彦「後ろ? 後ろがどうし…(振り向いて)」




 睦彦の後ろに、首がない少年がだらりと立っていた。
 


 少年「ねぇ……おにいさん、僕の顔……」


 仁乃「ぎゃあああああああああああああああああああっ!!」
 睦彦「………っ。 ま、マジかよ……」
 仁乃「………むっくん、あれ、く、く、首がない…っ」


 少年「おにーさぁぁぁぁぁん。あーそーぼー」
 


 〜首なしの少年が追ってくる〜



 睦彦「く、くく、胡桃沢、に、逃げろぉぉおお!!」
 仁乃「いやあああああああああああっ」


 ビュー—————————ン!



 ※鬼の血が入っている仁乃の足の速度は半端ない

 
 睦彦「え。ちょ、待てッ、おい、俺を置いて逃げんな! 薄情者っ!!」
 少年「ズドドドドドドドドドッ」
 睦彦「うおおおおおおおおおおおおっ、トラウマサウンドォオォ!!」



 〜睦彦&仁乃、逃走中〜




 ??{無一郎くーん、そっちどう?}
 少年「こっち、計画通りです。今睦彦と胡桃沢さんを台本通り追ってます」
 蜜璃{じゃあ、向こうにある廃屋の前まで二人を誘導して! 向こうで待ってるから」
 少年「了解です。このネット暑いな…」


 ※無一郎、頭に黒色のネットを被って、首がない演出


 
 睦彦「胡桃沢、速ぇよ! バカやろっ。ちょっとはこっちの気持ちにもなれよっ!」
 少年「待てええ…待て待てええ……(睦彦、意外と足速いな。義足なのに)」
 睦彦「ま、ま、参ったか首なしっ。お、お、俺はつ、強いからなっ」


 ※あくまでブレない睦彦の性格



 〈一方仁乃〉


 仁乃「いやぁぁ、何あれっ。クオリティ高すぎじゃない!? …あれ、むっくんは?」


 

    し—————ん


 仁乃「やだ、私ったらまた全速力で走っちゃったみたい…」







 〈再び睦彦〉


 少年「ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド」
 睦彦「ってか、幽霊って、足、ないんじゃ、なかったっけ…っ(息切れが激しい)」
 少年「あしぃぃぃ………あるよォ……」

 睦彦「喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!! お、お前なんかと喋りたくもないんだよアホ!」
 少年「あっそ」
 睦彦「冷たいなぁぁオイ!」




 〜睦彦、逃げるうちに廃屋の前へ〜



 睦彦「フゥ……フゥ……幽霊、いなくなった……よ、良かったぁぁ…」
 仁乃「むっくん、ご、ごめんね置いてっちゃって」
 睦彦「お・ま・え・な!!」
 仁乃「……………ごめん」



 睦彦「ま、まあいいけどよ。こ、ここもまた不気味だな…」
 仁乃「……………そうだね。は、早く神社に行こうよむっくん」


  タタタタタ


 睦彦「い、今……足、足音がしたような気が…」
 仁乃「……こ、怖がらせるのはやめてよ」
 睦彦「い、いやほんとなんだってば」



  タタタタタ

  ドサッッ


 睦彦「うわっ! おい誰だ、いきなりぶつかってくんな危な……」
 雑魚鬼「グルルルルルッ」
 睦彦「う、うわああああああああああああああっ」


 燐月「あーはいはい。そういうのはいいから」
 仁乃「燐月……っ」
 燐月「誰かとは違って、俺は堂々と君らの前へ姿を見せたんだから、そこは褒めてよ」

 睦彦「な、何のつもりだお前(剣を構えて)」

 燐月「肝試しって言ったって、ずっとビビるのは嫌でしょ? だから俺と遊ぼう」
 仁乃「遊び?」
 燐月「そ。俺の血鬼術で出現させた雑魚鬼と君らが戦う。大丈夫、弱く作ってあるから」

 燐月「ただし。今日はコイツラを操るのは俺じゃない、新羅だ」
 睦彦「なっ………アイツかよ!!」
 燐月「ふふふふ、新羅を舐めるとどうなるか、君はもう分かってるよねぇ」
 睦彦「当たり前だぜ、なにせこっちは怪我した身だからな」


 燐月「ということで、そろそろゲーム開始と行こうか」



 ピィンッ←指を鳴らして



 雑魚鬼「グルルルルルル……ウガァァァァ」
 燐月「さて、君らはどこまで持ちこたえられるかな。新羅、よろしく」




 新羅「了解。睦彦、また君と戦えて嬉しいよ。血鬼術……眼導主従!」
 雑魚鬼「グルルルル……。ウがぁぁ!」
 睦彦「胡桃沢、準備はいいか。絶対にケガだけはすんなよっ」
 仁乃「上等!」



 燐・新「さて、宴を始めようか」



 ネクスト→新羅・燐月VS仁乃睦。そしてその後に待ち受ける出来事とは?
      気絶から目覚めた善逸も登場。次回もお楽しみに!
  
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.328 )
日時: 2020/07/15 17:05
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〔キャラに○○してみる〕

 最近ハマってるんだよな。


 12、嫉妬させてみた ()内はする人

 
 

 ミツバ(源光)

 「ちょ、ちょ、その人のどこがいいのっ!??」


 光くんの制服のシャツをくいくい。そして顔を近づけて必死に訴えてきます。
 僕のことちゃんと見て、と言わんばかりに真っ直ぐな瞳。
 それを見た光くんは、『からかっただけ』とニカッと笑いました。天使。


 
 燐月(骸)

 「む、む、むくろちゃぁぁァァあん、やめてぇぇぇえ」


 骸第一主義の燐月は流石に平常心を保てなかったようです。
 女の子はみんな大好き善逸もどきの燐月ですが、やっぱり骸が一番らしいです。
 涙で顔が濡れ、その顔で骸を見たものだから盛大に引かれました。アーメン。



 茜(赤根葵)


 「だ、誰だそいつ!! ゆ、許さないっ!!」


 鼻息荒く怒鳴った茜くん。
 スマホを操作し、雑誌に載っている俳優の事務所の電話番号をcheck。
 そして教室を出て、電話ボックスまでダ————ッシュ。愛の力って偉大。



 花子くん(八尋寧々)



 「や、ヤシロ……俺のこと好きなの? 嫌いなの?」


 いつもはひょうひょうとしている顔を今日は曇らせる花子くん。
 恐る恐る寧々ちゃんの顔色をうかがいます。
 寧々ちゃんが『好きだよ』と返すと、花子くんは寧々ちゃんの耳元でそっと「おばーかさん」。



 伊黒小芭内(甘露寺蜜璃)


 「か、甘露寺…ッ」


 ショックすぎて、甘露寺さんの名前を口に出した直後ショート。
 何も知らない蜜璃ちゃんは、屈託ない笑みを浮かべて「どうしたんですか?」と返します。
 悪意が全くない。全くないけどね、伊黒さんは相当ショックだったようですよ。


 
 13、からかってみた



 有為


 「暇な大学生とは遊ぶつもりはありませんよ」


 ごく最近、寧々ちゃんたちから『大学』というものがあることを知った有為ちゃん。
 頭だけはいい彼女、さっそくその言葉を使いズバッと毒舌披露。
 そんな言い方をするけど本当は寂しがり屋だから、また話しかけてあげてください。


 新羅


 「ふぅん。君たちのやり方は分かんないや」


 こいつッ……可愛い顔して生意気なッ。そして全然効いてない。
 ニコニコしているけど腹グロな彼、ビジュアルも女の子っぽいけど男なんです。
 喋らなければ可愛いのに。


 炭治郎


 「話がしたいなら、俺でよければいつでも相手になるよ」


 はい、通じません! 彼の天然発言で逆にこっちの毒気が抜かれます。
 炭治郎優しすぎるんだよおお…と思いつつ、貴方は炭治郎とお喋りを始めます。
 平和な時間がゆっくりと流れます。


 
 禰豆子


 「ムー……」


 不満そうに上目遣いでジッとあなたを見てきます。
 頭をなでると、機嫌を直して「ムームー♪」とニコニコ笑顔になりました。
 流石、ヒロイン。めっちゃくちゃキュートで可愛いです。



 八尋寧々


 「もぅ! 笑い事じゃないんだから!!」


 ぷうっと頬を膨らませ、明るい寧々ちゃんはしっかり叱ってくれます。
 流石、愛され系ヒロイン。
 大根足…(ボソッ) ←後日こってり怒られますので言わないようにしましょう。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.329 )
日時: 2020/07/16 17:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 きゃ、キャラを数えてみたら42人いましたぜ……。
 これどの七不思議や怪談よりも恐ろしいわ。
 
 桜)だから言ったでしょう……次は何を入れるのでしょうか…
 む)やめてぇぇぇぇぇ怖いこと言わないでぇぇぇ!


 ********************



 【新羅・燐月VS仁乃睦】


 仁・睦「(刀を構えて)」


 雑魚鬼「グルルルル………グルルルル…」
 新羅「ねえ燐月さん。一応聞いておくけどこいつ本当に弱くしてるんだよね?」
 燐月「うん♪ 俺の血はいつもより少なめに与えてるよ」
 新羅「よかった。ボクが本気出したらマジでヤバいからねアハハ」

 睦彦「笑い事じゃないんだけど……」
 仁乃「あなた本当に性格変わんないね。作者もなんでこんな奴再登場させたんだろー」
 新羅「あっははキミ、いいねいいね。敵意を隠そうとしないのがまたいい」
 仁乃「あんたに褒められても嬉しくなんてないからね」


 新羅「んじゃあ燐月さん、好きなようになっちゃって本当にいンだね?」
 燐月「いいよいいよ、焼くなり食べるなり好きにやっちゃって」
 新羅「お。食べてもいーんだ?(ニヤリ)」


 ※六新鬼月は、共食いをする鬼である←ここ重要。テストに出ます(は?)


 睦彦「……おい燐月お前……はい、とか言ったらマジで許さねえからな…っ」
 仁乃「もう時間の無駄。さっさとやってしまうから!」



 〜仁乃、地を蹴って飛び上がり〜



 仁乃「全集中・四季の呼吸 壱ノ型 春雷っ!!(ビュンッッ)」
 雑魚鬼「グルルルル……グルルルル……ッ(後ろに避ける)」

 新羅「危ない危ない。燐月さんの操り人形殺しちゃったら弁償だからね」
 燐月「あ、新羅俺の操り人形食べたらダメだよ!」
 新羅「ちぇ。お腹減ったなぁ」


 雑魚鬼「グルルルル………ウガァァ!」
 睦彦「光の呼吸・弐ノ型 光線昇降突!!(グサッ)」
 雑魚鬼「ギャアァァァ!!」
 睦彦「どうした新羅! これで終わりじゃねえだろーな!」


 新羅「当たり前でしょ。燐月さんちょっと失礼」
 燐月「? なにし…」
 新羅「ブンッッ(腕を振りかざして)」



  ビシャッッッ
  クルクルクルクル



 睦彦「なっ……!」
 仁乃「………こいつまた…っ」


 新羅「(バシッ)燐月さんの右手、おいしそーだからもらちゃった♪」
 燐月「痛いなぁ…前持って言ってくれないとさぁ…困るんだけど(右手再生)」
 新羅「(カブリ)一時的に能力得るためだから、許してよ」
 燐月「ふん」



 新羅「さてさて、求手名の方が味は美味だけど…燐月さんの方が能力は上だから♪」
 睦彦「お前……ッ。さっき『許してほしい』とか言ってたくせに…っ」
 新羅「ごめん。でもこっちは鬼なんだ。そして今はゲームの時間サ」

 


 新羅「血鬼術…肉体寄生」



 〜新羅の体に雑魚鬼たちが寄生し…〜


 仁乃「いやぁぁ、何あれ、気色悪っ」
 睦彦「胡桃沢、絶対にミスるなよ。こいつはマジでヤバいからな。くそ、ここにつかさがいれば」
 仁乃「(珍しくむっくんが弱気だ…)大丈夫、むっくんは絶対強いから」
 睦彦「そう言ってくれると嬉しいぜ。んじゃあ行くぞ胡桃沢!」
 仁乃「オーキードーキー☆」



 新羅「ちゃーんと避けてね!(ブンッッッ)」
 仁乃「四季の呼吸……」
 睦彦「雷の呼吸……」






  『あーもう嫌だいやだ、もう何なの!? ホントもう泣きたい!』


 睦彦「……は??」
 仁乃「い、今の声って……」



 花子「あっれぇ刻羽、何してんの…ってうわ、ヤバそうな状況。俺も参戦していい?」
 寧々「睦彦くん仁乃ちゃん、大丈夫だった? わ、私たち何とかスペカ防いでっ」
 光「うぉおお、マジでヤバかったッ! 花子、皮肉だが感謝しかねえ!」

 善逸「誰一人として泣いている俺に声もかけない…こんなに世の中は廃れたのか…」
 禰豆子「ムームー!(世を儚んでいる場合じゃないでしょ!)」


 睦彦「え……と、お前たち…。助かった、ちょっと協力してくれっ」
 仁乃「状況は…察してお願い!」

 花子「ま、いいよ。だって俺は刻羽の相談相手だからネ♪」
 光「さっき花子に守ってもらってプライド傷つけられたんで俺も参加するっす!」
 善逸「ィィィイイ———ヤァァァァ!!!(ぱうっ←気絶)」



 新羅「あーあ。燐月さん、敵増えちゃったけどどうするの?」
 燐月「まあ人数は多い方がいいし、まだ柱が向こうについてないみたいだし時間稼ぎには」
 新羅「了解。ボクとしても多い方がやる気が出るしね」



 新羅「さア、人間。遠慮なくかかっておいで」
 睦花チーム「それはこっちのセリフだ、新羅!!!」




 【出張編:大正コソコソ噂話(再開)】
 今日の大正コソコソ噂話:かもめ学園七不思議を教えて!


 花子「はーい。花子先生だよぉ! んじゃあまずは一番」


 七不思議1番:『三人の時計守』


 ・ミライ
 ・カコ
 ・茜


 花子「この三人がァ、時に関する能力も持ってるよ。東方で言う所のレミリアっぽいね」
 ミライ「ばーか! 私はミライ! 人に触るとその人の時間を進めるよ」
 カコ「わしはカコ…。人の過去を司るのじゃ……」
 茜「僕は時間を止める能力を持ってるよ」



 花子「お次は二番。ミサキ階段のお狐…じゃなくてヤコ」
 ヤコ「わざと間違えたでしょ!!」


 七不思議二番:『ミサキ階段』


 花子「ある階段の三段目を歩くとぉ、死者の国に連れていかれるよぉー」
 ヤコ「ふん!」



 花子「三番から俺こと七番は次回説明するから、ちゃーんと見てね。おばーかさん」



 ネクスト→善逸と花子くんたちも加わり戦い開始! 大正コソコソ噂話もお楽しみに。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.330 )
日時: 2020/07/16 18:08
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【閲覧数4000記念 作者に50の質問】

 ※何しろ50ですので時間があるときにゆっくり見て下さい。


 1、名前は? 『むう』
 2、性別『女』
 3、身長『152センチ』
 4、今欲しいもの『時間をplease! 受験勉強と小説書く時間を頼むよぉ!』
 5、金と銀どっち派?『どゆこと…』
 6、好きな絵文字!『_(:3」∠)_』
 7、寝る時は真っ暗にする派?オレンジ派?『暗くする派』
 8、おすすめの映画は?『Wonder』
 9、50メートル走タイムは?『……ゴメン、非公開で』
 10、得意なことは?『採点カラオケ、小説執筆』


 11、将来の夢!『作家』
 12、好きな芸能人は?『あんま知らん』
 13、家族構成教えてー、『父、母、弟』
 14、ラインの友達何人?『15人くらい』
 15、写真の枚数何枚?『いっぱい』
 16、LINEのアイコン頻繁に変える派?『YESキリスト』
 17、最高で何時間寝た?『9時間』
 18、好きなお菓子は?『カムカムレモン』
 19、結婚したいと思う人は誰ー?『優しい子』
 20、子供は好き?『うん』


 21動物はすき?『しゅき』
 22飼ってみたい動物は?『犬。家に猫がいるので』
 23、味噌汁とスープどっち派?『スープ!』
 24、自分の性格を一言で表すとー?『雑』
 25、行きたい国はー?『フランス』
 26、ジャンケンは強い?『まあまあかな』
 27、携帯の機種は?『アップル』
 28、機械音痴?『YESキリスト』
 29、方向音痴?『YESキリスト』
 30、あたまがいい人とお金持ちの人どっちがいい?『そりゃ頭いい方がいいね』
 31、髪何色に染めたい?『茶髪』
 32、1キロ何ぷんで走れる?『…運動はしません!』
 33、スマホ一日何時間触る?『制限時間あるので一時間』
 34、すぐ寝れる人ですか?『いいえ』
 35、人見知りですか?『はーい』
 36、好きな季節はー?せーの!『春!』


 37、好きな色は?『紫』
 38、好きな本は?『住野よるの、青くて脆くて痛い』
 39、好きなアニメは?『花子くんと鬼滅』
 40、好きな人いる?『いたらいいのに』
 41、今回の数学のテストの点数は?『黙れ☆』
 42、エスorM?『えすうううううう!』
 43、好きな声優さんは?『水瀬いのり』
 44、法律を変えられるとしたら?『…コロナの補償をしろっ!』
 45、占い信じる?『普通。信じるときもあれば信じない時もある』
 46、「私は神だ!」『私は女神だ』
 47、幽霊見たらまずどうする?『おまわりさアァァあん!』
 48、ねえねえ。ばーか『さらばおバカな自分』
 49、書いている小説、自分ではどう思う?『面白いと思ってくれればうれしい』
 50、最後に一言(ノ・ω・)ノオオオォォォ-『読者さーーーんいつもありがとなーーーー!』

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.331 )
日時: 2020/07/16 19:01
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

>>330

私もそれ作っていいですか?

やりたーい!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.332 )
日時: 2020/07/16 20:07
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

自由にコピペしていいよー!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.333 )
日時: 2020/07/19 07:08
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 みなさんへご報告。
 高校受験を控えているので更新が遅くなります、ご了承ください。
 楽しみに待ってくださること、とっても嬉しいです。
 週で一話は絶対更新する予定ですのでよろしく。


 余談:コメディライトにて執筆始めました。
 見て下さると嬉しいです。

 ********************


 【新羅・燐月VS仁乃睦&花子隊】


 新羅「さぁ、かかってきなよ!(ブンッッッ)」
 睦彦「行くぞ、ファイト—!」
 一同「オー————!」

 燐月「新羅。あまり無茶はしないでね。頼むよ」
 新羅「珍しくいいこと言ってくれるじゃん。どうしたの?」
 燐月「………………なーんちゃって」
 新羅「燐月さんの左手、おいしそーだなー———」
 燐月「ウソウソ、嘘に決まってるじゃんんアハハハハ」


 花子「隙アリ! 蹴散らせ、白状代!(ギュインッッ)」
 睦彦「光の呼吸・壱ノ型 爆光一閃!!! これでも食らえッ」
 新羅「!!」


 〜ビシャッッ〜

 〜ボタッ〜


 新羅「あーあ。痛い痛いのとんでけー。ブラジルらへんまでとんでけー(回復)」
 睦彦「どうした新羅! 弱気になるなんてらしくねえじゃねえか!」
 仁乃「これは好都合。さっさとあの体に寄生している雑魚鬼を倒そう」
 光「了解っス。えいッ」


 〜光、錫杖を新羅に向かって放り投げ〜


 新羅「あのさぁ。人がケガしてる時に、そんな行動する人、好きじゃないんだよね」


 〜ボキンッッ〜


 新羅「はい。ご苦労様。あ、ちなみに弁償は燐月さんが払うから」
 燐月「ぬおおおおおおおおおおおッ!?? 新羅お前何してんのッ!??」
 光「お、お、お、お祓い屋の家宝がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


 寧々「光くんっ。ちょっと貴方! おイタが過ぎるわよ。反省して!」
 花子「ヤシロ。こいつには何を言ってもダメだと思うよ」
 仁乃「光くんに、謝りなさい! 血鬼術・爆黒炎! ×1000個!!」


 〜ゴォオォオォ〜
 〜ビュンッッ〜


 新羅「血鬼術・呪縛の言霊。消えろ炎」
 

 〜仁乃の爆黒炎が、空気に溶けていく〜

 仁乃「なっ…」
 新羅「ごめんねぇ。ボクのこの術は、口に出したことは全て現実になるんだよ」
 光「チートすぎるだろうがっ! くそっ」
 新羅「骸さんの、全部の呼吸が使える能力の方がよっぽどチートだと思うけど…」




 と、その時。




 『……やっと追いついたわ。あそこにいるようね』
 『さ、咲夜さん、本当にやっちゃっていいんですか〜?』
 『行くわよ! 突撃!』



 パチュリー「水苻・プリンセスウンディネ!」
 美鈴「彩符・彩雨!!」
 咲夜「苻の壱・連続殺人ドール!」





 ズダダダダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁンンンン!!!」



 燐・新「あばばばばばばばばばばばばばば痛い死ぬ死ぬ死ぬ死ぬし死ぬッ!!!!」



 花子「危機は…去ったね」
 寧々「燐月、新羅。ちゃんとお花をお供えしてあげるからね……」
 燐・新「勝手に………殺すんじゃ………ねえっ……」



 ※アーメン。




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:かもめ学園七不思議を教えて!


 桜「はい。七不思議三番に来てもらったわ。うるさいのは覚悟して頂戴ね」
 ミツバ「フンッッ! 僕暇じゃないから!」
 桜「七不思議3番、カガミジゴクの怪のミツバよ。うるさいけど……うるさいわ」
 ミツバ「言いなおそうとして言い直せてないよバーカっ!」


 桜「続いて四番よ。四番の怪は『エソラゴト』というものね」
 メイ「四島メイです……よろしくお願いします」
 桜「彼女が七不思議4番よ。生徒会長と一緒に生徒会の仕事をしているわ。お疲れ様」
 メイ「はい、ありがとうございます!」


 桜「五番は、この小説でもよく出てくる土籠先生よ」
 土籠「16時になると出現する『16時の書庫』の管理人兼、光のクラスの担任をやってる」
 桜「かなりドSだけどいい先生だから、噛みついたりはしないわ」
 土籠「まあな。お前下校時刻過ぎたぞ。早く帰れよ」



 つかさ「六番はごめん、作者が漫画見てないから詳しくは分からないけど、死神らしーよ!」
 むう「どんな子か分からないけど、死神キャラは大好きだから、また漫画みたい!」


 花子「そして、七番が俺ことトイレの花子さん。便所虫…ではないからねヨロシク」
 有為「……え、違うんですかっ!?」
 花子「宵宮……あとで裏でて話そうか…(包丁キラリ☆)」


 ネクスト→次回は、つかさside。カオスになる予感しかない。次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.334 )
日時: 2020/07/18 19:06
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

スペル、咲夜しかわからなかったんだけど?!
ヤバっwww

受験勉強頑張って!
応援してるよ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.335 )
日時: 2020/07/19 17:27
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〔企画コーナー☆想像でキャラの中の人たちにインタビュー〕

 注:中の人たち=声優さんってことです。声優さんが喋る感じで行きます。

 【声優に詳しい方へ。○○のキャラの中の人はこう言う人じゃねえし! 
  と思うかもしれませんが温かい目で見守ってください。】


 今日のゲスト:放送室メンバー(ミツバ、桜、夏彦、つかさ)


 ——というわけで、よろしくお願いいたします。

 桜「よろしくお願いしまーすww」
 つかさ「やっふうううううううう!」
 夏彦「wwwwwwwww」
 ミツバ「wwwwwwwww」


 —−えー。それではまずは自分のキャラのことを教えて下さい。


 ミツバ「はいッ。……可愛いですね、うん!」
 桜「wwwwwwwww え、その声で行くの?」
 ミツバ「うん僕ってかわいいんでぇ」
 つかさ「おーい。おーいミツバーww」

 ミツバ「えっと、そうですね。本編では出てこないけど、番外編になってやっと出て来たね」
 つかさ「そうだねー。私も、途中からね、つかさ役もやらせてもらってましたけどねー」
 夏彦「…っていうかさ、お嬢からの当たりがこの小説めっちゃ強くない?」
 桜「……文句を言うようなら地獄へ落とすけど」
 夏彦「ごめんなさあああいww」

 つかさ「えー、つかさはね、なんかこの小説であんま怖くないよね」
 ミツバ「え、怖いよ!!」
 桜「……怖いですよね、漫画よりかはマシだけどグッチャグチャだし」
 夏彦「あーでも、花子との関係は最高ですよねー。楽しそうで」
 つかさ「その節はどうもありがとうございました—−−っ」

 桜「……えーっと、桜は…今まで通りですかね。突っ込み役で」
 夏・つ・ミ「おおww」
 桜「だって、夏彦先輩とかもう完全にボケキャラですもんww」

 
 —−っていうことは、放送室メンバーで唯一の真面目キャラ…。


 ミツバ「え、僕は!? 僕真面目じゃないの!?」
 桜「(ドヤァ)」
 ミツバ「ねえ!? ねえどういうこと!」
 つかさ「wwwwwwwww wwwwwwww」
 


 —−そんなこんなで仲がいい放送室メンバーですが、鬼滅のキャラとかでは誰が仲がいいですか。


 桜「………わっからん……」
 夏彦「あー。でも、睦彦と仁乃の件かとかで、睦彦と少しっ喋ったんだっけ」
 ミツバ「あーww あれでしょ、アクセサリー作ろうとして見事に失敗した奴w」
 夏彦「そうそう。それで接点は出来たので良かったですね」

 桜「私は…うーんw そうですねー全員と分け隔てなく接してる感じですかねー」
 夏彦「さっすがお嬢!」
 桜「はい、コミュ力高いんでね!」
 夏彦「wwwwwwwww」

 つかさ「えーっと私はそうですね、鬼滅じゃないけど東方のフランとかルーミアとかですね」
 ミツバ「狂人は狂人と仲良くなるっていうね」
 つかさ「そうそう。怖いことにww」
 
 ミツバ「あ、僕は自分が可愛ければそれでいいんでぇ、特にないです(笑)」
 夏・桜・つ「wwwwwwwww」



 —では、もうお時間来ちゃいましたので、最後に一言!


 桜「はい。えー本編は完結しましたが、まだまだ皆さんと繋がっていきたいと考えております」
 夏彦「はいよ」
 桜「よろしくお願いするわね」
 夏彦「はい、お嬢と一緒にボケますので、どうぞよろしく☆ ってことでワンモア!」
 つかさ「みんな、大好きだよぉおおおお!」
 ミツバ「ということで次回、ミツバの活躍をお楽しみに!」


 桜「それじゃあ行くわよ。せーのっ」
 放送室メンバー一同「シーユーネクストタイム!」
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.336 )
日時: 2020/07/20 17:04
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈つかさ、桜、夏彦、ミツバ チーム〉


 夏彦「何でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!??」
 ミツバ「何でどういうことちょっとねぇ、アンタのせいだよ!!」
 つかさ「俺のせいじゃないよぉぉ!!!」
 桜「………ケンカしている暇があるなら逃げてちょうだい」


 睦彦VS新羅の決着がようやくついたころ。
 放送室メンバー一同は、阿鼻叫喚で追っ手から逃走中でした。


 【五分前】


 桜「………ねえ、あれ。白いシーツが動いているわ。何かしら」
 ミツバ「ぼ、僕を怖がらせようたってそうはいかないから! トウホーの人たちでしょ!」
 つかさ「俺、見てくるよ。桜は危ないから下がっててい—よ」


 〜つかさ、シーツのようなものに近づいて〜


 つかさ「ねーねー。そんな分かりやすい方法じゃなくてさ、もっとテッテイテキにやろーよ」
 スーツ幽霊「………」
 つかさ「ね♪ (バサッとシーツを取って)」


 七峰先輩は言いました。
 誰かが中にいるだろうと。
 しかし。


 〜中には、誰もいなかった〜



 【そして現在】


 放送室メンバー一同「本物の幽霊だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 つかさ「凄い凄い! ねえねえラジオで強くしてぇ、グッチャグチャにしちゃおーよ!」
 ミツバ「ハッ君何言ってんの? 頭おかしいんじゃない?(泣)」
 夏彦「って言うか、強くしたらますます追ってくるじゃんんんん!!!」


 幽霊「ドドドドドドドドド」
 夏彦「しかも早いしいいいいいい!」
 桜「…………(ふらッと倒れこんで)」
 

 夏彦「お嬢!? 大丈夫? どうしたの……ってあれ、寝てる…?」
 つかさ「うーん。おでこ、こっつんしよーか?」
 ミツバ「ね、ねえ早く行こうよぉ……虐めないでよお…ねぇ…」

 つかさ「(桜のおでこをこっつん)なんか熱いねぇ」
 ミツバ「ひょっとして先輩、遠足で熱出すタイプ? うわー見えなーい!」
 つかさ「……ミツバ?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 ミツバ「ヒッ」


 夏彦「そういえばお嬢、この山に行くまでに車酔いしてたんじゃなかったっけ…」
 幽霊「ドドドドドドドドド」
 ミツバ「うわ、来てる来てるどうするの??」
 夏彦「もちろん、この俺がお嬢を抱えて果敢にも幽霊に挑——」



 つかさ「…………起きないと許さないよ」




 〜つかさが桜の口に自分の口を近づけて〜


 つかさくんは言いました。
 桜は俺のものだから、俺のしたいようにしていいんだよねと。


 そして、夏彦先輩はショートしました。




 夏彦「あ、が………つ、お、………なななななななななななッ」
 ミツバ「ふぁ? ちょ、ちょ、君何やってんの?? 訳わかんないッ」


 つかさ「初キスで、起きてくれないかなって。起きなかったら何回でもやるよ?」
 ミツバ「は、犯罪ッ! 変態ッ! 信じらんないっ」
 つかさ「ねぇ夏彦—。してもいいんだよ? 桜とゲッチュー」

 夏彦「あ、ば、ばばばばばばばばば、バカなこと言わないでくれる?」
 つかさ「バカ? 俺は馬鹿じゃないし桜も馬鹿じゃないよ。ねえ桜ー?」
 夏彦「つかさああああああああああああああああああッ!!??」


 つかさ「できないなら、俺のモノにしちゃっていいってこと?」
 夏彦「お前ドSなの??!!」
 つかさ「うん♪」


 つかさ「……………(ちゅッ)」
 夏彦「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!」
 ミツバ「はぁッ? 何で二回もするわけッ? やるべき相手は僕でしょッ…いや違うけどッ」


 桜「………ん………」
 つかさ「桜ぁぁぁぁぁぁぁ! おは—」
 夏彦「(ブンッッ←つかさを押しのけて)お、お嬢おは、おはようッ。大丈夫痛いところは?」
 つかさ「ぎゃうッ」


 桜「痛い所ではないのだけど…ねえ、さっき誰かが私に愛情表現で口づけを—」
 夏彦「き、気のせいだようんそれか夢だよ絶対」
 つかさ「それ俺—」
 ミツバ「黙っとけクソダサ和服野郎ッ(ブンッ)」
 つかさ「ぎゃうッ」


 桜「幽霊……もういないみたいね。車酔いでちょっとめまいがしたの」
 夏彦「あ、そ、そうなんだ。お、お嬢良かったよ、びっくりしたから」
 桜「どうしたの夏彦。いつになく歯切れが悪いけれど」
 夏彦「さ、さあね。お、負ぶってあげようか?」
 桜「お願いするわ」



 〜夏彦、桜おんぶ〜


 つかさ「ねー。夏彦、なんでしなかったのー? 初だよ、初ゲ」
 ミツバ「だから黙ってくんないッ?(ブンッ)」
 つかさ「ん?(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
 ミツバ「ご、ごめんなさいッ」

 桜「ねえ夏彦。私、ずっとあなたに言いたかったことがあるのよ」
 夏彦「え、何?」
 桜「………………………///」


 夏彦「(え、な、何この展開。まさかのまさかの、もしかしてアレッ?)」
 桜「………じ、実は私………あなたの……」
 

 (来た来た来た来た来た来た!!)


 (脳内の俺ちょっとシャラップ! ってことでワンモアお願いしますッ)


 桜「………あなたの………ズボンのチャックが開いてること……黙ってた方がいいかしら…」


 (うおおおおおお! さらば俺の非リア充ライフぅぅ!)




 夏彦「……て、え?」
 桜「…よく恥ずかしくないわね。ずっと隠しておいてあげた私を褒めてもいいくらいだわ」
 夏彦「? ……!?(チャックを閉めて)」


 桜「さて、行きましょうか」
 つかさ「次はどんな幽霊に会えるんだろー。楽しみだね!」
 ミツバ「べべ、べ、別に僕は怖くなんてないからね!!」
 桜「口調でもうバレバレよ」

 夏彦「(お、お嬢、ホントに平気なのかな? 全然大丈夫そうだけど……)」



 夏彦先輩はこう思ったのです。
 世界で一番怖い人間は、つかさじゃなくてお嬢なんじゃないかって。




 P,S こういう胸キュンな話を書くために、今まで読まなかった恋愛ジャンルものを読みました。
    結果。恋愛ジャンル最高!
    ↑単純。



 ネクスト→次回は炭治郎side。次回もお楽しみに!
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.337 )
日時: 2020/07/21 16:12
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【執筆裏話 むう流小説の表現方法!】

 

 其の1:!

 びっくり度は0〜3くらい。嬉しい感情を主張したいときにも使います。
 例「やったー!」「いえーい!」


 其の2:?

 きょとんと首をかしげる、みたいなニュアンスで使います。
「いいよ」を「いいよ?」みたいに、、『〜してもいいよね?』と確認する時もコレ。

 例「? どうしたの?」
   

 其の3:!!

 びっくり度は4〜5くらい。嬉しい感情は、!の時よりも強めです。

 其の4:!?

 びっくり度は6くらい。嬉しい時の表現にはあまり使いません。
 

 其の5:!!?


 びっくり度は7〜8。地震の震度で言うと5くらい。


 其の6:!!!???

 びっくり度マックス。地震の震度で言うとこれは7弱〜強。
 極度に驚いたり、状況を盛り上げたりするときはこれの出番。



 其の7:「っ」

 キャピっとしている感じを表します。
 ちょっと緊張してたり、キャラの性格を表現するのに必須。
 !と合わせて使うと効果大(自分ではそう思ってます)。
 例:「あっちいこうよっ!」


 其の8:「ッ」

 こっちは、平仮名の小さい「つ」よりかは切迫した時や怒っている時に使います。
 例:「訳わかんないッ」


 其の9:「///」

 はい、ニヤニヤしちゃう場面や、照れていることを表すのに使います。
 ただし/////////みたいにたくさん使うと苦手な人もいるので、斜線は三本までにしています。


 其の10:「……」


 文と文に空白をつけます。どういおうか迷ってるときや、ボソボソと喋っている様子を表します。
 例:「………あのさ…」


 其の11:「♪」


 スコーンと抜けるような口調と思って頂けたら。
 主に、花子くん(時にはつかさくん)がからかうときにこれをつけます。
 例:「かっわいィ♪」


 其の12:「☆」

 チャラさを表現したり、キラッと決めたいときなどに使います。
 ちなみによく使うのは夏彦先輩のセリフ。
 例:「おっけー☆」


 其の13:「——」

 「……」の別パターン。…に比べると空白は長め。
 説明文に使うと、『——そして』みたいに次に期待を持たせることが出来ます。

 
 其の15:〈〉

 どのキャラ目線か書くときにはこれを使っています。
 例:〈炭治郎side〉


 其の16:【】

 こちらは場所を表す時に使っています。
 例:【蝶屋敷】


 其の17:『』

 人が前に喋ったことは「」じゃなくて『』で表します。
 例:「前に、しのぶさんが『3時半集合ですよー』って言ってました」


 其の18:「S」などのローマ字

 これは、噛んでしまったり、人に話を遮られたときなどに使います。
「…」に比べるとひどく焦ったりしたときの方が効果はあります。
 例:「こんNッ」(こんにちは、と言おうとして噛む)
   「実H」「それでねー」


 其の19:「〜」

 おっとり感を出す時なんかに使います。
 あとは、説明文は〜を使って書いてます。

 例:「そうね〜」
   「〜そして炭治郎は剣を構え〜」

 
 其の20:()

 キャラが心で思っていることを表します。
 また、説明の補足としても()を使って表しています。

 例:「そうだね(全然分かんない)」




 参考にしてくれると嬉しいです。
 あくまでこれは私の表現なので、ちょっと違うな—と思ったらまた調べてみてくださいね!

 
 

 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.338 )
日時: 2020/07/21 16:37
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〔企画コーナー☆想像でキャラの中の人たちにインタビュー〕

 注:中の人たち=声優さんってことです。声優さんが喋る感じで行きます。

 【声優に詳しい方へ。○○のキャラの中の人はこう言う人じゃねえし! 
  と思うかもしれませんが温かい目で見守ってください。】


 今日のゲスト:仁乃睦関係メンバー(仁乃、睦彦、求手名、新羅)


 ——というわけで、よろしくお願いいたします。

 仁乃「よろしくお願いしまーす!」
 睦彦「どもー。俺はいつもカッコいい! 睦彦役の※※です!」
 求手名「www 求手名でーすww」
 新羅「人間のやり方ってよくわかんないよ。はい、新羅役の※※ですw」


 —−えー。それではまずは自分のキャラのことを教えて下さい。


 仁乃「はい。仁乃は、どのキャラとも仲良くできる凄い女の子だなと思っています」
 睦彦「さすが俺の…………か…」
 仁乃「か?w」
 睦彦「彼女!」

 求・新「言ったぁぁぁぁぁぁぁww」


 睦彦「睦彦は、そっすね。めんどくさいキャラ…って監督(むう)が言ってたけど、その通りで」
 新羅「どこら辺が?」

 睦彦「なんだろ。目立ちたがりで直情径行なのに、人からのからかいに動揺したりとか…」
 仁乃「不意打ちが苦手だったりとか、好きな人の話になると何も言えなくなったりとか—」
 睦彦「※※さん、めっちゃニヤニヤしてますねw」
 仁乃「あははははは」

 睦彦「まあ、なんか一番人間味があるキャラクターだなぁと思ってます」
 新羅「新羅はそうですねー。何て言うか……憎めない?」
 睦彦「憎めよ! アイツ…ッ」
 新羅「wwwww 口調は可愛いんですけど言うことは生意気って言うところが好きですねー」

 求手名「求手名は…うん、いい子なんです」
 新羅「そう、いい子なんですよ! だってねぇ、新羅に、食われたのに」
 仁乃「ね、許してくれて」
 求手名「求手名ぁぁぁぁ! love———!」
 
 
  —−求手名loveなんですか(笑)


 求手名「はい。やっぱ自分が演じてるからには好きになりますよ!」
 新羅「一緒に地獄に行くもんね」
 求手名「はい!!」


 —−みなさんはクライマックスで一番大変だったみたいですが。

 睦彦「そうですねー。なんと言ってもあそこは睦彦が一番目立つシーンですし」
 仁乃「もう私泣きそうでした。だってむっくんがぁぁぁぁ!」
 睦彦「ここで泣くなww まあ、自分のできる限りを尽くしましたね」

 新羅「こっちはもう…どこまで睦彦と仁乃をムカつかせるかでしたね」
 求手名「私も。食べられちゃうシーンの叫びは頑張りました。喉腫れるまで叫んだ」
 睦彦「でも、あのシーンホントこの小説を飾るシーンですし、ちゃんとできて良かったですね」
 一同「うんうん」


 —では、もうお時間来ちゃいましたので、最後に一言!


 睦彦「はい。そんなこんなで色々とめんどくさい睦彦を演じております!」
 仁乃「wwww」
 睦彦「胡桃沢、好きだぜ!」
 仁乃「ありがとう! 私もむっくんが大好き!」

 求手名「おおー」
 仁乃「これからも仁乃睦で頑張って行きますので、見逃さないで下さいねー」

 
 新羅「まあ新羅は性格がアレですが可愛いんで、新羅好きな人はこれからも好きでいて下さい!」
 求手名「はい、求手名です。これからも作品を通して、皆さんと繋がっていきたいです!」
 新羅「次回は炭治郎side。人間って本当に訳が分かんないや」

 睦彦「それじゃあみんな行くぜ! せーのッ」
 一同「シーユーネクストタイム!」

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.339 )
日時: 2020/07/21 17:17
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【キャラと作者の楽しい会話】

 むう「うーん……」
 炭治郎「どうしたのむう?」
 むう「受験勉強、大変で……。それに夏休み明けには習熟度テストがあるし」
 善逸「た、大変なんだね」

 むう「私、理科が苦手で、元素記号とかもうホント無理で…」
 寧々「分かるわー。難しいわよね」
 花子「えっそう? 簡単だと思うけど(花子くんは生前は理科が得意でした)」
 むう「教えてくれぇぇぇぇぇぇ!」
 花子「いいよー」



 花子「元素記号を覚えようのコーナー!」
 むう「すいへーリーベでしょ? でもさあ、なんで水平リーベなの?」
 寧々「七曲がりシップスクラークカルシウムって……わけわかんないわ」
 かまぼこ隊一同「ぜんっぜん話についていけない……」



 スイ(水素H)ヘイ(ヘリウムHe)リー(リチウムLi)ベ(ベリリウムBe)
 ボ(ホウ素B)ク(炭素C)ノ(窒素N、酸素O)フ(フッ素F)ネ(ネオンNe)


 ナ(ナトリウムNa)マ(マグネシウムMg)ガリ(アルミニウムAl)
 シッ(ケイ素Si)プ(リンP)ス(硫黄S)
 クラ(塩素Cl)ー(アルゴンAr)ク(カリウムK)カ(カルシウムCa)



 花子「リーベは確かドイツ語でloveって意味だよ。『水兵さんが僕の船好き』じゃない?」
 寧々「でも花子くん、でもその後の七曲がりシップスクラークカルシウムは?」




 昔々、自分の船が好きな水兵さんがいました。
 水兵さんは港に行くのに七つの角を曲がり、途中のお店で湿布とクラーク牛乳を買いました。
 おわり。

 花子「はい、これにて一件落着☆」
 むう「さすがぁ!」
 花子「難しく考えないで楽に行こうよ。例えば、月と惑星の距離ってどれが近いと思う?」

 寧々「えー、何なの?」
 花子「水金地火木土天海冥って知ってる?」
 むう「う、うん。聞いたことはある」
 花子「これはつまり、月からの距離が近い順に惑星の頭文字を並べたモノなんだ」


 水星<金星<地球<木星<土星<天王星<海王星<冥王星


 花子「つまり、地球は月との距離が三番目に近いってわけ」
 むう「へぇ…。ね、今度また理科教えてよー」
 花子「いいよ! 勉強って結構楽しいでしょ?」
 むう「うん、ありとう!」


 かまぼこ隊「………俺ら抜きで話が終わっちゃった……」



 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.340 )
日時: 2020/07/22 17:39
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈炭治郎、有為、輝、伊之助チーム〉


 輝「(カチッカチッ)ダメだ、電気つかない……」
 伊之助「どうしろってんだよ全く…」
 炭治郎「取りあえず、ここで立ち止まっててもどうにもならないし、歩いてみようか」
 有為「仕方ありませんね。祓魔術を起動して照明をつけます」
 炭治郎「さすが陰陽師の子孫! 助かるよ」


 つかさの行動に夏彦先輩が絶叫していたころ。
 炭治郎チームの懐中時計の電池が見事になくなった。


 伊之助「てかよ。お化けとかでんじゃなかったのかよ。いねえぞ」
 炭治郎「きっと、今頃幽霊も家に帰ってるんだよ伊之助」
 伊之助「マジかよ!」
 輝・有「(……………)」


 有為「祓魔術・伍ノ目 炎玉」


 〜有為が呪文を唱えると、炎の球が空中に発生し〜


 有為「これで照明の問題は解決できそうですね」
 輝「宵宮さん手際いいね。ありがとう」
 有為「褒めていただくことでもないので、お礼など結構です」
 輝「冷たいなぁ…。素直に喜べばいいのに」


 〜テクテク〜

 伊之助「お、あそこに誰か人がいんぞ」
 輝「ん? あの後ろ姿は……」


 葵「ちょ、ちょっと茜くんっ。迷っちゃったじゃない〜!!」
 茜「ごっ、ごめんアオちゃんっ! 許してっ。お願いっ!」
 葵「うーんちょっと待って、寧々ちゃんに電話してみるから……」


 有為「見事に迷ったんですか。自分で『アオちゃん僕に任せて』と言ってたのに」
 炭治郎「有為ちゃん、それ人の傷に塩を塗るからやめよう!」
 茜「(ズ———————ン)」
 炭治郎「だ、大丈夫か茜くん。気持ちは分かるよ、一緒に行かないか?」

 茜「うわぁぁぁぁん! 僕なにやってんだ! アオちゃんと二人きりの関係だったのにっ」
 葵「ごめん、ちょっと何言ってるか分かんない(ニコッ)」
 茜「(ガーーン)」


 〜テクテク〜

 有為「……何で皆さん、そう簡単に恋愛と結びつけるんですか」
 輝「おや、宵宮さんは恋バナとかは苦手なの?」
 有為「いえ。ただなんか…自分が自分じゃなくなるみたいな感じが嫌なんです」
 炭治郎「有為ちゃん、そんなふうに思ってたのか。ちょっとわかるな」

 葵「あれ? でも有為ちゃん、前に背の高い男の子と一緒に楽しそうにしてたじゃない」
 伊之助「………どうでもいんだよ、てか早く行こうぜ」
 葵「まあまあ、そんなこと言わずに」

 有為「ああ、あの男の子はですね……」
 炭・葵・輝・茜「ま、まさか………っ」

 有為「井戸で首をつって亡くなった怨霊で、全身血まみれだったので僕が浄化を……」
 伊之助「(……………)」
 輝「それはそれは。宵宮さんの実力は本当にすごいね(慣れてる)」
 茜・葵「(ゾゾゾゾ)」
 炭治郎「ぎゃああああああああああああああああああああああ!」




 〜とその時、茂みの陰から〜


 フラン「グッとしてドカ—ーーーン!」
 ルーミア「わは————!」



 一同「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!」
 ルーミア「? どうしんだー? 変な奴だなー」
 フラン「ねえねえルーミア、向こうに姉さまがいるの」
 ルーミア「そーなのかー。じゃあ一緒に行くのだー。炭治郎たちも行くのだー」

 ※空気を読まないお二人。


 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:有為×花子


 有為「では便所虫くん。今日はボクたちがこのコーナーを飾らなければいけませんね」
 花子「(うわ……宵宮と一緒か……。ちょっと勘弁してよぉ)う、うん」
 有為「どうしたんですか? ひょっとしてボクの事苦手なんですか」
 花子「え、そ、そんなこと、ないようん宵宮の事ヤシロと同じ位好きだよ」
 有為「……八尋さんの肩に並べられるキャラではないような気が」

 花子「めっちゃネガティブ! ご、ごめん……」
 有為「なんかボクって印象薄いんでしょうか。作者からも忘れられたことがあって」
 花子「すまーいる! 笑おう! とりあえず笑おう!」
 有為「………もう、ボクなんていないほうが……」
 花子「そんなことない! 俺宵宮のいいところ沢山知ってるよ」

 有為「そんなこと言って、『便所虫ばかり言う宵宮きらい』って思ってるんじゃ」
 つかさ「ううん、違うよー。普ってね、俺にずっと『宵宮の落とし方』教わってたもN」
 花子「ちょッ やめてつかさ!」
 つかさ「ホント—だよ? 仲良くなりたいって言ってたじゃん」
 花子「…………///」


 つかさ「ねー宵宮—。普とおトモダチになってあげなよー」
 有為「べ、別に、友達になりたくないとは言ってません!(食い気味)」
 つかさ「だってさ。良かったねぇ普!」


 有為「じ、次回、皆さんが神社に集まります。そこで何をするのかはお楽しみにしててください」
 花子「うーいちゃん!」
 有為「………花子くん……」
 つかさ「めっちゃ顔真っ赤」

 
 ネクスト→神社に集まった皆。何をするのか。次回もお楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.341 )
日時: 2020/07/22 18:18
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

>>339
習ったら参考にします!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.342 )
日時: 2020/07/23 16:34
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 はい、勉強して書いて勉強しての日々を送っております。
 全国の受験生のみんな、一緒に頑張りましょう!
 そして受験生じゃない人も、お互いハッピージャムジャムで頑張りましょう!

 ********************


 【そしてよくやく全員がゴールの神社に着いた】


 蜜璃「みんなお疲れ様〜。どうだったかしら。けっこう凝ってたでしょ?」
 伊黒「甘露寺のサポートがよかった、と俺は思っている」
 蜜璃「ありがとうございます伊黒さん!」

 実弥「お前らなァ、迷ってんじゃねえよドアホ。俺の出番がパァになっただろうがァ」
 葵「ごめんなさい……(チラッと茜を見て)」
 茜「ごめんアオちゃん。今度またお詫びに好きな物おごってあげるから!」
 葵「ホントっ?」
 茜「う、うん……」
 

 夏彦「おーい、おーいミツバー? 生きてるー? おーい」
 ミツバ「(ピクッ)」
 夏彦「おーい(ぺシぺシぺシぺシ)」
 ミツバ「ッひゃああああああッ!??」

 桜「大丈夫? なんだか顔色が悪いようだけど」
 ミツバ「誰のせいでこうなったか分かるよね!? 限度ってものがあるでしょ!?」
 つかさ「んー?」
 ミツバ「『んー?』じゃねえよバーカバーカ!!」

 睦・善「…………つっかれたぁ…」
 仁乃「もうクタクタ〜」
 禰豆子「ムー」

 炭治郎「お疲れ様。そっちのチームは大丈夫だったか? こっちはちょっと思い出したくないや」
 伊之助「なんか変な光がドーン! てドカーンってホギャーだったぜ!」
 仁乃「ど、どーん?」
 伊之助「ドーンだ!」

 フラン「グッとしてドカーンってやったんだよ姉さま。姉さまは何してたの?」
 レミリア「私はずっとこの神社で皆が来るのを待ってたわ」
 ルーミア「そーなのかー」

 花子「ヤシロごめん…。なんか、ごめん…」
 寧々(魚)「花子くん!! 何でなのよもうッ」
 花子「ごめん……」
 寧々(魚)「なんですぐに体をふいてくれないの! それで何で今もニヤニヤしてるの!」

 有為「なんで八尋さんはお魚になっているんですか?」
 光「新羅戦の後に、お化け役のしのぶさんに追いかけられて、先輩が池で転んじゃって」
 有為「それは自業自得だと思いながらもお気の毒だと思うことにしときますね」
 光「お前相変わらず口が減らねえな!?」


 善逸「ってか……ねえ君たち。スペルカードだっけ? マジでめっちゃ痛かったんだけど」
 霊夢「あらそう。なるべく力加減はしたつもりだったのだけど。ごめんなさいね」
 魔理沙「お前もちょっとは受け身とれよ。下手したら殺してたかもしれねえんだぜ?」
 善逸「地味にフォローできてない!」


 燐月「もう、人生最悪の出来事だったよ。まさかこの俺が、こんなお嬢ちゃんにやられるなんて」
 銘祈「……お前、頭のねじ大丈夫か? 数百本は外れてると思うんだが」
 骸「いいえ、千本は外れているわね」
 燐月「えーショックだよ」


 新羅「どうだった? 結構良かったでしょ、ボクらの出し物」
 睦彦「まあな。退屈はしなかったな」

 花子「(デレむつ……)」
 有為「ツンデレ……」
 もっけ「デレむつ」「デレむつ」「デレむつスキ」
 睦彦「黙っとけお前らッ」

 ミツバ「いるよねー、こういう素直になれない子って」
 輝「ミツバくんも人のこと言えないよね」
 ミツバ「ぐッ」
 

 妖夢「ということで、肝試しは終わり。この後は旅館でどんちゃん騒ぎだみょん!」
 華扇「私、こっちの世界の遊びというものにすごく興味がありまして…」
 無一郎「一緒にやる? 僕花札、負けないから」
 華扇「いいですよ。受けて立ちましょう」

 葵「どんちゃん騒ぎって今日日聞かないねぇ」
 パチュリー「そこは言わないお約束よ……この本面白い(読書中)」


 彼岸「ということで肝試しは終わり。お疲れ様でした」
 一同「お疲れ様でした—————っ」









 その後。



 【下山中に】





 悲鳴嶼「ただいま戻った………南無阿弥陀仏……」
 無一郎「ただいま戻りました。もう反省会終わったんだ…。皆さんお疲れ様です」
 宇髄「派手に戻ったぜ!」

 炭治郎「え…? さっき、皆さんお疲れ様会にいたんじゃ……」
 無一郎「何言ってるの君。僕は睦彦を追いかけてたら道が分からなくなって、やっと着いたのに」
 宇髄「おい地味に怖がらせんじゃねえよ。笑えない冗談はよせ」

 伊之助「い、いや俺も見たぜ。お、お前らの話が本当なら、あそこにいた奴は…」








 一同「出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



 ネクスト→お次の特別編は、旅館編です。皆でお泊りします。
      楽しみにしててくださいね。ジャンケンポン! 
 


 

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.343 )
日時: 2020/07/23 18:14
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 はいこんにちは(いやさっき小説書いてあげたばっかりですが)。
 勉強しなくていいのかって?
 あとでするのです←おい
 今回もやります、キャラに○○してみた、されてみたSP!
 スペシャルってことは沢山書きますよ———。


 ってことでまずは【花子くんキャラ詰め合わせ】で行きます。
 注意:アニメ派の人はネタバレ注意でよろしく。

 

 14、抱っこして、って言ってみた


 花子くん


 「ええ? 積極的だねぇ。まあ別にいいけど?」


 いつになくニヤニヤしてます。そして顔が少し赤いです。
 ゆっくりと貴方の背中に手を回してグイッ。
 けっこう力はあるようです。貴方の足がふわっと浮きます。
 バランスが崩れてもつれそうになるところもまたサービス。



 柚木普


 「えっ……抱っこ? い、いいよ」

 おそるおそる貴方を抱きかかえます。
 『痛い?』と何回も聞いてきます。優しい。
 教室の中央でそんなことをしていたものだから、後から来た土籠先生に見つかって
「フッッ」と微笑され、あまねくんはみるみる顔が真っ赤に。



 もっけ

 「アメやる」


 もっけでは……流石に抱っこは出来ませんね。
 あれかな、集まってでっかくなった時にしてくれるのかな。
 取りあえずアメでももらっときましょうか。


 ヤコ(狐version)


 「フンッッ! 何言ってるのかしら。こっちは忙しいんだからね!」


 チラッとこっちを見て、数歩歩いて、またチラッとこっちを見ます。
『だからしないって言ってんでしょ!』とのお叱り。
 無視しないところが彼女のいいところです。


 ヤコ(子供version)


 「だっこ? だっこするのぉ? あたしが? してくれないの?」


 純粋なキラキラお目目でこっちを見上げてきます。
 ヤバい、身長が貴方の胸までしかない。可愛すぎる。
 あなたは抱っこしてといったのを忘れて、ヤコちゃんをギュ————ッ!



 ミライ


 「ばーか!」


 といいつつあなたの体に手を回そうとしてきます。
 ……ハッ! な、なにお願いしてたんだこの子に触られるとヤバイんだ気づいてよかった。
 『ご、ごめんまた今度』と言い、とっさに距離を置くあなた。
 ミライはそんなあなたを
 「おねーさんおにーさんまたねーっ」とニッコリ笑顔で見送ってくれました。



 15、LINE交換してみた


 八尋寧々

「わ〜〜アイコン可愛いのね! 一緒にお話出来て嬉しいっ」


 ニッコリと笑う寧々ちゃん。その後も放課後にやり取りを繰り返しています。
 寧々ちゃんの返事はいつも可愛くて、こっちも和みます。


 源光(後輩設定)

 「せ、先輩……ッ スタンプカワイイ……ッ!!」


 自分の部屋で携帯に着信。LINEアプリを開き、トーク画面を見るとあなたからのメッセージ。
 送った猫のスタンプに光くんは小さな声で呟きます。
 その後、自分も貴方と同じスタンプを買おうか迷いに迷うところが可愛いです。



 源光(同い年設定)

 「返信……いや、きっと今は忙しいんだ多分……でも返信……」


 かまってちゃん光くん本領発揮。
 チラッと携帯を見て、そして勉強をし、また携帯を見るという動作を十回くらい繰り返します。
 そして返信が来た時の喜びようと言ったら最高。


 
 柚木司


 「俺とおハナシ? あまねじゃなくて俺と? ふーん。ま、いっか!」


 つかさくんの携帯はガラケーでした。
 ホーム画面には、多分昔二人で撮ったのでしょう花子くんとつかさくんのツーショット写真。
 なんだか無性に悲しくなってきて、あなたはつかさくんとのトークを大切にしようと思う。


 
 土籠先生(怪異version)


 「おい…今は会議中だって言ってんだろうが…まあ後で返信してやるか」


 優しいっ。優しい先生大好き!
 ちょっと迷惑そうな顔になりながらも携帯の蓋を開け、あなたに返信してくれます。
 そして締めくくりに、音声データで『またな』と録音し送信。神か!



 土籠先生(先生version)


 「あのですね。学校にそんな不要物持ってきちゃいけないんですよ。ったく…」


 お疲れのようです。きっと残業やらテスト製作やらで疲労がたまっているんでしょう。
 お疲れ様です。いつもありがとうございます。


 
 16、一緒にゲームしてみた


 ミツバ(スマブラ)

 「んもっ! これでも食らえっ。お仕置きしてやる———ッ」


 可愛いっす。言い方がまた可愛いです。
 コントローラーをガチャガチャ言わせて自分のキャラを動かしますが思い通りに行かないよう。
 そこがまたカワイイので、あなたは思わず微笑みます。



 輝(チェス)


 「はい。また僕の勝ちだね」


 頭脳派VS行動派の戦いはあっさりと終わります。
 表情を一切変えることなくプレイできるんだからまた凄いです。
 ポーカーフェイスここに極まり。


 桜(トランプ)


 「さあ、引きなさい」


 ここぞとばかりにトランプを突きつけてきます。
 その中に一枚だけわざと突き出ている札があります。
 絶対ジョーカーだ、と思い一番端を引いたらなんとジョーカー。うますぎる。

 


 



 

 


 
 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.344 )
日時: 2020/07/23 20:27
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

ミラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁイ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.345 )
日時: 2020/07/24 18:00
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ごめんなさい時間があんまりないので今日はお知らせだけ書いて終わるかも…。
 

 ☆お知らせ☆

 炭治郎「六人の軌跡、通称『ろくきせ』を読んでくださった皆さんいつもありがとう!」
 禰豆子「かまぼこ隊から大事なお知らせがあります!」
 善逸「今日から一週間後までを期限として、あるアンケートを取るよぉぉ!」
 伊之助「小説完結に深くかかわってくるんで、書ける奴は書けよな!」

 睦彦「追加で、イラストのリクエストも受付中だぜ!」
 仁乃「この小説に出てくるキャラだったら誰でもオッケー。リクエストはコメントにて」
 有為「頂いたリクエストは、小説イラスト掲示板にて採用する予定です」

 花子「頂いたアンケートの結果で、この作品を〆るか続けるか決まります!」
 寧々「どちらの結果になっても、作者も私も読んでくれたことに感謝よ」
 桜「期限は一週間後の7/31よ」
 光「まだコメントしたことがないって人もしてくれると助かりますっす!」

 

 ********************


 ☆アンケート☆


 期限7/24〜7/31


 1、鬼滅で誰推し?(漫画)
 2、花子くんで誰推し?(漫画)
 3、この小説で誰推し?
 4、東方で誰推し?(分かんない人は空欄でもオッケー)
 5、好きなコンビは?(東方もアリ)
 6、このまま小説続けてほしいor完結してほしい?
 7、出して欲しいキャラとかいたらどうぞ。
 8、描いて欲しいキャラとかいたらどうぞ。
 9、大人数で行きたいおススメの場所を教えて下さい!
 10、最後に感想とか意見とかあればお願いします!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.346 )
日時: 2020/07/24 18:34
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

はーい!
答えまーす!

1、カナヲ
 2、寧々 ヤコ ミライ メイちゃん
 3、仁乃
 4、霊夢 咲夜 華扇
 5、にのむつー!
 6、番外編は見たい
   でもむうちゃんが書く他の作品も
   見たい
 7、三妖精 仁乃ちゃんと悪戯してほし
   い
 8、妖夢!
 9、ゲーセン!
 10、いつも見てます!受験、頑張って下
   さい!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.347 )
日時: 2020/12/20 09:43
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 はい、遊園地に行った後は皆でお泊り会!
 旅館に泊まります!
 そしてそして、やっと『あの子』も……。

 ********************


 【旅館】


 炭治郎「ほわぁ………!」
 善逸「ナニコレナニコレでっかいよ、蝶屋敷よりでかいってどゆこと?」
 伊之助「すっげえ! 俺こっちで寝るから!」
 仁乃「まずはお風呂入りたいな。おっきいお風呂入ってみたい」
 睦彦「いやいや、まず荷物をまとめなきゃだろ」
 有為「皆さんテンション高いですね」


 花子「じゃあ女性陣の部屋はあっちね、男子一同集合!」
 つかさ「おー!」
 しのぶ「ふふふ、テンションが高い皆さん可愛いです」
 
 寧々「じゃあ荷物を置いた女性陣、一緒にお風呂行きましょー」
 蜜璃「美容効果にいいらしいわね〜楽しみ」
 

 光「俺、こう言うの持ってきたんだけど…」
 無一郎「トレーディングカードデッキ? キミ、そういうの好きなの?」
 寧々「光くん、意外ね」
 光「いや違っ、あのこれは俺がホント小さい時に遊んでただけでっ」

 宇髄「なぜ地味に隠す必要があんだ。好きなもんは好きでいいじゃねえか」
 伊黒「もっともだな」
 
 桜「東方チームはちょっと遅れるらしいわ。今メールが着たところよ」
 仁乃「了解! 賑やかなの嫌いじゃないよ!」


 〜賑やかなお泊り会が始まった〜



 〈一同がお風呂に行っている間〉


 【ロビーにて】


 カナヲ「では…《死体騎士》をタップ…対戦相手のクリーチャーに5点のダメージを与えます」
 メイ「ぐっ…」



 〜シジマメイ&カナヲ、光のカードゲームで対戦中〜


 カナヲ「次…どうぞ」
 メイ「私のターン。三マナ払って《スライムの盾》を出し、《魔女の使い魔》に装備します」
 カナヲ「これで攻撃力が3上がった……ってことは…」
 メイ「はい、対戦相手に10点のダメージです」
 

 カナヲ「負けた……」
 メイ「でもカナヲさんも結構手強いですね。私危うく負けそうでした〜」
 カナヲ「メイちゃんも凄かった……またやろ」
 メイ「はい!」


 ・・・・・・


 寧々「はー。いいお湯だったねぇ仁乃ちゃん」
 仁乃「うん! ドライヤー持って来てないや…向こうにあるのかな」
 寧々「ん? あ、あれ、シジマさんっ!?」

 メイ「あら八尋さん〜お久しぶりです(ニコッ)」
 カナヲ「こんばんは…」
 仁乃「お知り合いなの?」
 寧々「う、うん、まあ」


 ※メイちゃんは七不思議四番です。


 寧々「し、シジマさんは何でここに」
 メイ「作者さんからお呼ばれされましたので。さっきカナヲさんとゲームをやってたところです」
 寧々「そ、そうなんだ……私たちにまた何かする気なんですか?」
 メイ「そんな〜八尋さんに白状代がついているのに悪い事できませんよー」


 〜メイが立ち上がった拍子に背中に隠していたスケッチブックが落ちて〜


 仁乃「ふわぁ…絵、すっごく上手ですね! あ、私、胡桃沢仁乃って言います」
 メイ「仁乃さんですね。私はシジマメイです。よろしくお願いします〜」
 カナヲ「メイちゃんは…絵、すっごく上手だよ…」
 仁乃「プロが書いたみたい! あ、あの、リクエストしてもいいですか?」

 メイ「ええ。ため口でも全然大丈夫ですよー。何を書きましょうか」
 仁乃「え、えっと、じゃあ…(こそっと耳打ち)」
 メイ「了解しましたー」
 仁乃「(ニヤニヤ)」



 寧々「仁乃ちゃん、何を頼んだの?」
 仁乃「ちょっとね。えへっ」



 ・・・・・・・・・・



 〈一方、お風呂上がりの睦彦は〉


 睦彦「んじゃあ、《岸ザメ》と《ドラゴンの卵》の二体でアタック!」
 光「お、お前なにそのコンボっ…」
 善逸「お前、何も考えてないようなくせして結構論理的な攻撃すんなぁ」
 睦彦「おい善逸何言ってやがる。俺はいつでも真面目だ」

 輝「で、光。攻撃を防ぐ手段はあるのかい?」
 光「チッ。あと一ターンあれば……負けました……」
 睦彦「よし、ってことで俺の三連勝だな! 約束通り何でも好きなこと頼んでいいんだな?」
 光「あ、ああ。男に二言はねえよ」


 睦彦「んじゃあ、いつも俺をからかう仕返しだ。八尋に告って来い」
 光「はは、楽勝楽勝…………………はあああああああああ!!??」

 花子「(こ、コクバサンナニヲイッテルンデスカ)」

 睦彦「男に二言はないんだよな?」
 光「うっ……」
 ミツバ「フンッ、クソダサ交通安全ピアスくん災難だったね」
 光「…………分かった。やってくる……」




 〈別室〉


 花子「助けてつかさ! お願い、兄弟の絆で何とかして!」
 つかさ「ちょ、ちょっと落ち着いて普。らしくないじゃん」
 花子「お願い! なんかもやもやするの! ねえ、お願い!」
 つかさ「分かった分かった。俺の大好きな普のお願い、聞いてあげる」
 花子「持つべきものは弟—————!」


 桜「いつもと体制が逆ね」
 夏彦「さて、波乱のお泊り会が幕を開けそうだ。どうなることやら」



 ネクスト→お互いの感情渦巻く(人聞き悪い)お泊り会始まり始まり。
      メイも参加で楽しい旅館物語、次回もお楽しみに!
 

 


 

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.348 )
日時: 2020/07/27 16:12
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


〔自分を作品の世界観に沿って説明してみる〕


 【鬼滅だと】

 本柱。ただし運動オンチなので役立たず。
 上弦倒した数0、下弦も0。
 つまりザコ。村田さんより劣っている。


 【花子くんだと】

 七不思議が零番目、『フデヅカイ』の怪。
 小説カキコでのみ登場。
 キャラを思うがままに操ることができる。
 ↑強すぎるだろ。


 【東方だと】

 東海アリス幻樂団による東方プロジェクトに突如追加されたキャラクター。
 スペルカードは持つが、運動オンチすぎて使ったことがない。
 服装は大体体操服(おい)。

 種族:人間
 能力:物語が書ける程度の能力。
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.349 )
日時: 2020/07/27 16:48
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 更新が遅くなってすみません。
 昨日微熱だしたので書くことが出来ませんでした。
 今日は元気百%です。

 ********************


 〈仁乃side〉

 【大浴場の隣にある洗面所】


 〜ブオォオォオ(ドライヤー)〜



 仁乃「今日は疲れたなぁ…。あとで足よく揉んどかないと…」


 
 『かまぼこ権八郎! おいどこだ俺の毛皮は!』
 『い、伊之助、取りあえず服を着よう。冷えるぞ』
 『毛皮をどこにやった!』
 『ちょ、ちょっと落ち着け。あ、あっちには行くな女湯だぞっ』
 『それくらい分かってるわ!!』



 仁乃「炭治郎さんも大変だなぁ……」
 禰豆子「ムー!」

 葵「仁乃ちゃん、隣いい?」
 仁乃「あ、う、うん。どうぞ」
 葵「ありがとう〜。あ、そうそう、四島さんがあとで来てって」


 仁乃「もうかけたの? 早いねぇ」
 寧々「絵が書ける人って本当にすごいわ。画力を分けてほしい」
 葵「分かる〜」
 

 〜仁乃、髪を櫛でといて〜
 〜鏡に映る自分の顔を覗き込む〜



 仁乃「(……むっくんは、降ろしたほうが好きだったりするのかな)」




 寧々「どうしたの?」
 仁乃「そうだ!! ね、みんな。一緒にヘアアレンジしないっ?」
 葵「ヘアアレンジ?」
 仁乃「そう。髪型変えて、男子に見せるの。ねえ、やってみようよ」


 寧々「楽しそう〜。いいわねー」
 禰豆子「ムームー!」
 仁乃「禰豆子もやる? どんな髪型がいいとかある?」
 禰豆子「ムー(奥にいる蜜璃を指さして)」
 仁乃「みつあみね。了解!」



 〜ガラッ〜



 桜「へえ、宵宮さんは紅茶飲めないのね。おいしいのに」
 有為「はい、どちらかというと抹茶の方が好きなので」
 桜「じゃあまた今度、抹茶ラテを作って持ってくるわね」
 有為「ありがとうございます桜さん」


 仁乃「! そうだっ。ねえお二人さん!(二人の手を掴んで)」
 有為「な、何ですか仁乃さん」
 仁乃「一緒にヘアアレンジ大会しない?」
 桜・有「ヘアアレンジ?」

 仁乃「そう。髪型を変えて皆に見せるの。楽しそうじゃない?」
 桜「反対はしないけど…私の髪の長さでアレンジは難しいんじゃないかしら」
 葵「大丈夫大丈夫! 何とかしますから(ニコッ)」


 有為「あの……ボクは遠慮します…ボクなんかがお洒落しても誰も喜ばないと思うし」
 寧々「そんなことないよ。有為ちゃん髪サラサラだからきっと似合うわ!」
 有為「えっ……///」
 寧々「ということで、鏡の前へ来て!(ぐいぐい)」


 有為「あわわっ……」
 仁乃「じゃあ、ヘアアレンジ大会スタート!」
 禰豆子「ムー!」




 〈柱side〉


 しのぶ「ふふふふふ、冨岡さんだろうと容赦はしませんよ」
 義勇「別にどうでもいい。やるぞ」


 無一郎「それでは、冨岡義勇VS胡蝶しのぶの温泉卓球、スタート!」
 蜜璃「ピー(←笛)」

 しのぶ「カカカカカカ」
 義勇「タタタタタ」


 実弥「ぜんっぜん球が目で追えねえんだけどよォ」
 宇髄「派手でいいじゃねえか! ぶちかませぇ!」



 〈光side〉


 光「睦彦の奴、……クソ、でも言い出しっぺは俺だ。やるしかないか」


『お前にはいろいろ世話になったから、そのお返し』
『悪い方向に転がったら全部俺のせいにしていいから』



 光「なんだかんだ言いつつ、いい奴なんだよな。よしっ」
 

 

 〜光、廊下を進んで〜




 寧々「あ、光くん!」
 光「せせせせせせせせせ、先輩ッ……あ、あれ髪型が変わってる……」
 寧々「う、うん。ちょっとツインテールにしてみたの。ど、どうかな?」

 光「に、ににに、似合ってますッ。すっごく可愛いです!」
 寧々「ホ、本当? 良かったぁ」
 光「せ、せせせせせせせせせ、先輩、俺ッ」




〈壁の陰で〉


 花子「あ、やめ、今はやめて……ッ。つかさ何とかして!」
 つかさ「普って、あのコのこと好きなの?」
 花子「……………好きとか……別に……そういうんじゃないけど……」
 つかさ「チューしたんでしょ?」
 花子「掘り起こすのはやめてよ! /// 」


 つかさ「でもさー。俺より普が何とかしたほうがいいと思うんだよね」
 花子「で、でも……だって………そ、そうだよね」
 つかさ「いってらっしゃい。ちゃんと見とくからさ」
 花子「う、うん…」




 〈再び光side〉


 寧々「何?」
 光「お、おおおおお、俺ッ…せ、先輩のことが………」




 


 光「俺、先輩のことが、好きっス!!」
 寧々「え………?」



 花子「………………」
 つかさ「(あっちゃあぁぁぁ……遅かったぁぁ……)」





 光「い、いや違うんですもちろん友達としてって意味です別に変な意味じゃないんですよッ」
 寧々「そ、そうなんだ。わ、私も光くんのこと好きだよ!」
 光「あ、ああ、ありがとうございますっす!」



 光「(無茶だ……だって先輩が好きなのは兄ちゃんなんだから……)」
 花子「…………少年」
 光「花子………」

 寧々「あ、花子く——」


 花子「少年、ちょっと話いい?」
 光「お、おう」
 寧々「(花子くんは私の髪型なんて興味ないわよね……)」



 花子「ごめんヤシロ。その髪型、いいね。でも俺はいつもの方が好きかな」
 寧々「へっ!?」
 花子「寂しくさせてゴメンね。また後で」
 寧々「う、うんっ」



 ………………


 
 花子「少年はヤシロのこと、好きなんでしょ?」
 光「お、おう……お、お前は、ど、どうなんだよ……っ」
 花子「もちろん、」







 花子「少年には渡さないよ。どっちかが独り占めできるんだからね」
 光「ぜ、絶対に、お前なんかに負けねえ!」
 花子「俺も絶対少年に負けない」






 ・・・・・・・・・




 睦彦「お疲れさん。どうだった? ……その様子じゃ失敗したか」
 光「ごめん睦彦。せっかくチャンスくれたのに無駄にしちゃって」
 善逸「ホントそうだよな! コイツ人の気持ち全然考えてねえよ!」



 睦彦「怒ってもいいんだぜ? 俺も常識が分からない人間じゃねえし」
 光「ううん、大丈夫。自力で、また先輩を振り向かせられるように頑張るから!」
 睦彦「………!!」


 睦彦「応援してるぞ(ニコッ)」




『花子くんと光くんと寧々ちゃんの三角関係をずっと書きたかったので書けて良かったです!
 また感想などありましたらよろしくお願いします!』



 ネクスト→ヘアアレンジ大会の結果は? そしてむう主催でゲームもします! お楽しみに!
 




 







 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.350 )
日時: 2020/07/28 16:36
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 どうしようもなく寂しくなったとき、このカキコと読者の皆さんが心の支えです。
 そしてこの小説で皆さんにも元気パワーを注入できたらこれ以上嬉しいことはありません。
 この小説キャラ全員が読者さんの笑顔を願っております。
 寂しい時は、ぜひこの小説を読んで、笑って(泣いて)くださいませ。


 ********************


 【廊下】

 〈炭治郎side〉



 炭治郎「禰豆子! か、か、カワイイ! 三つ編みにしてもらったのか?」
 禰豆子「ムームー♪」
 炭治郎「葵ちゃんが結んでくれたのか。ありがとう」

 葵「お礼なんてなくていいよー。私はただ、こう言うのが好きなだけだから(ニコッ)」
 炭治郎「そうなんだ。助かるよ。良かったなぁ禰豆子。葵ちゃんにお礼言わなきゃな」
 禰豆子「ムームー」


 〜タタタタタ〜


 禰豆子「ムー!(ギュ————ッ)」
 葵「ふふふ、ありがとう禰豆子ちゃん。また一緒に遊ぼっか」
 禰豆子「ムー——!」


 〜と、奥から茜が駆けてきて〜


 茜「あ、ああああ、アオちゃんが髪降ろしてるっ!」
 葵「うん、ちょっと寧々ちゃんヘアにしてみたのー。この髪型も可愛いよね」
 茜「に、ににに、似合ってるよ! 今度からその髪型でもいいんじゃないかな」
 葵「そう? 前の髪型も気に入ってるんだけど…」
 茜「ぼ、僕は前の方も好きだよ!」



 有為「……………あ、あの……」
 炭治郎「あ、有為ちゃん。君もヘアアレンジしてるの? ポニーの方も似合ってるね」
 有為「へ、変じゃないですか? ……こんな髪型、初めてしたので……」
 炭治郎「とっても可愛いよ!」


 ※ドストレート炭治郎



 『可愛いよー可愛いよ−可愛いよー可愛いよー(有為の脳内コール)』


 有為「ふぇっ!?/// 」


 葵「やっぱり炭治郎くんもそう思う? これ考えたの仁乃ちゃんなの」
 茜「仁乃ちゃんってこういうの得意そうだもんね」
 炭治郎「へえ、凄いなぁ。俺にはそんなことできないから尊敬する」


 有為「あ、………ありがとう、ございます………///」
 葵「有為ちゃんって自分からはズバズバ行くのに人からされる分には苦手なのねー」
 炭治郎「(なんか誰かと似てるな……)」




(睦彦「ひぇっくしっ」)





【ロビーのソファで】

〈桜side〉

 つかさ「ねー。ねー普ー。元気出してよー。ねえー。ドーナツあるよ?」
 夏彦「何がどうして、七不思議様はこんなに落ち込んでるのかね」
 花子「……………なんか、心配し過ぎてたみたい…………」


 つかさ「ねー。ねえ普。一緒にトランプでもする?」
 花子「………ごめんつかさ、ちょっとほっといて……」
 つかさ「……分かった……ゴメン」


 〜つかさ、ソファに腰を下ろして〜


 つかさ「はー。普はそんなチョウシだし、桜はどっか行っててつまんない」
 夏彦「確かに、お嬢お風呂行ったまま帰ってこないね」
 つかさ「電話してみる? この前メアド教えてもらったんでしょ」
 夏彦「そだね。一応連絡してみようか」


 〜ガチャ〜


 桜「ただいま戻ったわ」

 花子「(チラッ)あ、お帰り七M……ん?」
 夏彦「お帰りお嬢………ふぇ?」
 つかさ「桜おかえりぃー。んん?」


 桜「そんなに見つめられると困るのだけど…何かホッペについてたかしら」
 花子「なに? ヘアアレンジが流行ってるの?」

 つかさ「桜かわいいっ! 桜大好き———!」
 夏彦「お嬢の二つ結びってなんか新鮮……。うん、似合ってるよ…ッ☆」


 桜「あ、ありがとう。勝手に八尋さんと赤根さんにアレンジされてしまって」
 夏彦「ナイス寧々ちゃん! 寧々ちゃん分かってる!」
 



 【廊下】

〈仁乃side〉



 睦彦「ミツバ遅いな。あいつのことだから写真の現像に手間取ってんのかな…」



 〜スタスタ〜


 睦彦「って言うか……輝といいミツバと言いなんかこっちとの差が凄い気がするぜ…」
 仁乃「うーん。ほ、本当にこれって可愛いのかな……」


 〜二人、角を曲がって〜


 二人「(ごっつん!)」



 睦彦「いてててててててて…。お、おいお前どこ見てんだ! …って、胡桃沢?」
 仁乃「むっくん! ちょ、丁度良かった」
 睦彦「何が丁度よK…………(顔を上げた瞬間ショート)」


 仁乃「あ、コレ? ちょっとお団子にしてみたんだけど、どうかな?」
 睦彦「………………い、いいんじゃねーの? 分からないけど………」
 仁乃「そうじゃなくて、可愛いかって聞いてるの」
 睦彦「かッ……///」



 仁乃「やっぱり、むっくんはいつものツインテの方が好き?」
 睦彦「………………ど、どっちも、い…か、可愛いんじゃ……ね?」
 仁乃「『可愛いんじゃね』じゃなくて感想が欲しいの」
 睦彦「……あーもうッ。可愛いよ! これでいいんだろこれで!!」


 仁乃「……何でそんなにヤケにやってるの? むっくんの照屋さん」
 睦彦「お、女には分からない男の気持ちってもんがあるんだよ!!」



 〜と、その時〜
 〜ピロン〜


 仁乃「あ、メールだ。むうちゃんから」



 『ゲームをするからメンバー集めて寝室に集まって! 東方メンバーも出来れば集めてきて!
  このメールが回ったら違う人にも回してくれると助かる。むうより』



 仁乃「よし、行こうむっくん。メンバーを集めて来よー。おー!」
 睦彦「(結局俺はこいつの手の上で踊らされるんだなぁ……)」



 ********************


 みなさんはどのコンビのアレンジ結果が良かったですか? また教えてね!
 また、「こんなことしてほしい」とかあったらコメントでよろしく!



 ネクスト→ゲーム開始! 次回もお楽しみに!



  
 
 


 
 
 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.351 )
日時: 2020/07/28 17:22
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 ゲームをしまーす。
 今回やるゲームは即興劇(エチュード)と呼ばれるものです。
 それでは、始まり始まり。
 ちゃーんと見ないとダメだよ? おばーかさん。


 *******************



 ※ゲームの都合上キャラ崩壊を含みます。苦手な人はお控えください。


【寝室】

 むう「はーい。集まってくれてありがとう!」
 霊夢「間に合って良かったわね」
 魔理沙「だな!」


 しのぶ「それで、今回は何をやるんですか? 前みたいに王様ゲームでしょうか」
 むう「今回は、即興劇(エチュード)をやりたいと思います!」
 一同「即興劇……?」

 寧々「それって、即興で役を演じるってことよね。できるかしら……」
 光「大丈夫ですよ先輩。俺も不安なのは同じなんで!(ニカッ)」
 ミツバ「そ、そんなことを僕にやらせるなんて、君も僕を虐める気なんでしょ!?」

 むう「虐めてないよ。ミツバくんが可愛いからお願いしてるの」
 ミツバ「………ふぇ?」
 有為「勘違いしないでください。今のはただのナンパです」


 むう「あーちょっと有為ちゃん、余計なこと言わないで!」
 有為「事実を言っただけです」
 ミツバ「…………君僕をそんな目で見てたの? 引くわ〜」
 むう「もお!」


 むう「それではルールを説明しまーす!」
 無一郎「メモしておくけど忘れちゃったらゴメンね」
 蜜璃「大丈夫よ無一郎くん。私が教えてあげるから」




 【ルール】

 ・主語カードと述語カードを一枚ずつ引いて役を決める
 ・各チームから一人演者を指定して、演劇スタート
 ・演じ終わったら演者は次の演者を指定、その人は同じ手順で演劇
 ・全員が役を演じたら終了


 むう「ってことで早速やっていきましょー! では、各チームから一人選んでくださーい」

 炭治郎「最初はそうだな、各アニメの主人公でいいんじゃないかな」
 宇髄「派手に賛成する。まずは主人公の座を派手に見せつけてやれ」
 伊黒「ということは竈門炭治郎と花子、博麗霊夢に霧雨魔理沙か」


 花子「よし。ちょっくらやってくるかぁ」
 霊夢「覚悟しなさい! 私は異変解決の専門家、博麗霊夢よ!」
 魔理沙「よし、頑張るぜ!」


 輝「それでは、主語カードと述語カードを一つずつ取って役を確認してね」
 演者一同「(ガサガサ)」


 炭治郎「………ブフッッ」
 花子「wwwwwwwww マジか」
 霊夢「……フフッッ」
 魔理沙「うお、強烈な奴来たぜ」


 仁乃「ではみんな、役を発表してねー」



 炭治郎「俺は、【パリピ化した時計守ミライ】ですw」
 花子「えーっと、【陰キャ100%のバーテンダー】だって」
 霊夢「私は、【動画再生回数ゼロ回の、日向夏彦】よ」


 (夏彦「マジか……」)


 魔理沙「そんであたしは、【家が台風で吹っ飛んだ、ろくきせ作者・むう】だぜ」

 
 一同「wwwwwwwww」
 桜「それでは、即興劇エチュード、スタートです」



 −−−−−−−−−−−−−−

 炭治郎→パリピ化ミライ
 花子→陰キャのバーテンダー
 霊夢→動画再生が伸びない夏彦
 魔理沙→家が台風で吹っ飛んだ、むう


 炭治郎「ばーか! うわぉ! おにーさぁぁぁあんおねーさぁぁぁん↑↑ イェア!」
 

 葵「wwwwwwwww」
 寧々「後で絶対寿命締められるわ……」



 霊夢「あーあ。また動画再生回数ゼロだった……もういっそお嬢に見せよっか…」
 炭治郎「あ、お兄ちゃん! ちょっと飲みに行こ! やっふうううううううう!」
 霊夢「………あ、いいよ。でも俺の動画見てくれたらじゃないとダーメ☆」


 
 無一郎「着実に閲覧数稼いでるwww」
 善逸「wwwwwwwww やめて腹が痛いww」


 炭治郎「おっけー。わたしが見てあげる! ヒャッハー!!」
 霊夢「……ガチャ。おーい、いつもの頼みます—。あ、君も俺の動画見て」
 花子「……………分かりました…………ご注文は………何にしましょうか………」



 ルーミア「草なのだー。声小っちゃいのだー」
 パチュリー「陰キャだから仕方ないのよ」



 炭治郎「んじゃあ、オレンジジュースで頼むよぉおお! ヨ・ロ・シ・クウ!」
 霊夢「俺はいつも通り、レモンスカッシュで☆」



 魔理沙「ガチャ。うーわ人生で最大の出来事に直面したわ…台風で家吹っ飛んだ……」


 つかさ「ブフッ wwwwwwwww」
 炭治郎「やめて、腹が、お腹がwwwwwwwww」


 花子「……………いらっしゃいませ……ご注文はいかがですか……」
 魔理沙「あー。えっと、お金持って来てないです」
 花子「……………出て行け」

 

 −−−−−−−−−−−−−−

 むう「ハ———イ終了---!!」
 花子「wwwwwwwww ダメだこのバーテンダーww」
 霊夢「っていうか彼奴が動画サイトに投稿する未来が見えたわ」
 夏彦「ヤバイ、俺終わってるじゃん…」


 むう「はい、次の人決めてねー」

 炭治郎「じゃあ睦彦くん、次よろしく頼むぞ」
 花子「じゃ、つかさよろしく!」
 霊夢「東方から、咲夜でお願いするわ」
 魔理沙「んじゃあ、柱の冨岡義勇で」



 蜜璃「では今回は、役を決めて終わりにするわ。演劇は次回、お楽しみに—」
 演者「(ゴソゴソ)」



 【次回】

 睦彦→見事に振られたオリキャラ・睦彦
 つかさ→人間へと化した花子くん・もっけ
 咲夜→めっちゃくちゃ照れ屋の東方・フラン
 義勇→原宿でナンパにチャレンジする鬼滅・善逸


 ネクスト→次回もお楽しみに!
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.352 )
日時: 2020/07/28 17:55
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

霊夢…

違和感なかった!

でもって咲夜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
(うるせぇよ)

花子くんがなんか可愛かった…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.353 )
日時: 2020/07/29 17:25
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 な、な、なんと閲覧数が5000行きましたッ!
 嘘ですよもうこれ嘘ですよ、絶対放送室メンバーが噂流してるでしょ!?
 ねえ! 桜ちゃんたちこれは遊びじゃないんですよ!?


 むう「ちょっと! キミたち何様のつもり!?」
 桜「何様って……桜様よ」
 むう「そうだけど……って違う! 閲覧数が5000いってるんですけどッ」
 夏彦「お、良かったじゃんむうちゃん」
 むう「あなたたちの仕業ってことは…」
 つかさ「ヌレギヌ着せないでよーむうー」

 むう「ってことは本当に本当に本当!?」
 桜「ええ、本当に本当に本当に本当に…何個言ったかしら」
 むう「やったあああああああああ!」
 つかさ「良かったねぇむうー(ギュ————ッ)」

 

 ありがとうございます!
 リアルタイムで3月くらいから見てたよって人、
 最近見始めたよって言う人、
 友達や知り合いに薦められて見たよって言う人、この作品を見て下さり感謝感激感動です!
 
 コメントくれた人もモニター読者になってくださった人も、
 5000というでっかい数字に達したのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!


 5000突破記念でまた何かやりたいので、「こういうのして—ッ」て言うのがあったら
 受験勉強の合間に書きますのでぜひじゃんじゃん送ってくださいませ。


 あとあと、SSストーリー版で
 花子くんの世界観をモチーフにしたショートストーリーを投稿しました。
 どちらかというと詩に近い感じですが、どこら辺に要素が含まれているか
 考えながら見ていただけると嬉しいです。


 それではまた次回お会いしましょう!
 今回はここまで、次回をお楽しみに。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.354 )
日時: 2020/07/30 18:10
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 さてさて、勉強も終わったし書きますよ。
 あー解放感最高!
 

 ☆今回のエチュードは☆

 睦彦→見事に振られたオリキャラ・睦彦
 つかさ→人間へと化した花子くん・もっけ
 咲夜→めっちゃくちゃ照れ屋の東方・フラン
 義勇→原宿でナンパにチャレンジする鬼滅・善逸


 *******************


 睦彦「………笑えない。笑えないぜこれは。なんだ? 俺の引き運が悪いのか?」
 仁乃「あはははははww」

 つかさ「もっけの擬人化だってー! いえーい!!」
 もっけ「しっかりやれ」「うむうむ」「やむなしやむなし」
 咲夜「照れ屋フランって絶対あり得ないですよね…」
 フラン「わーい咲夜頑張ってー!」

 義勇「…………原宿でナンパする善逸って……」
 伊黒「ずるずると引きずるのはよせ冨岡」
 善逸「さ、さっさとやってください冨岡さん! じゃないと俺がいたたまれないんで!!」


 炭治郎「それでは即興劇エチュード2回戦、開始です!」



 −−−−−−−−−−−−−−


 睦彦→見事に振られたオリキャラ・睦彦
 つかさ→人間へと化した花子くん・もっけ
 咲夜→めっちゃくちゃ照れ屋の東方・フラン
 義勇→原宿でナンパにチャレンジする鬼滅・善逸



 睦彦「………振られた……もういい。もう帰って寝る。もう嫌。さらば」
 つかさ「おいそこの人間。アメやる」
 睦彦「………いらねえ……ちょっとほっといてくれ頼む……」
 つかさ「やむなしやむなし」

 
 寧々「睦彦くんかなりショックだったのね…」
 有為「恋は盲目と言いますからね」
 

 咲夜「えっと……新宿に来たけど、怖いよ…姉さま早く来てよぉ……」
 義勇「お、そこの君! 俺と飲みに行かない?」


 伊之助「ブ—————ッッ」
 しのぶ「冨岡さん最高でーすww 頑張ってくださーいww」
 煉獄「うむ! 冨岡に似合わないものはこれ以上ないといっていいだろう!」
 無一郎「く…ッ ふふ……ッ」


 咲夜「え、えっと……」
 義勇「俺の名前は我妻善逸! 君の名前を教えて〜」
 咲夜「フ………」
 義勇「ふ?」
 咲夜「ふ、フランドール………スカーレットです…フランって呼ばれてます……どうも」


 美鈴「咲夜さん可愛い〜〜!!」
 パチュリー「いつもとは雰囲気が違うわね」
 魔理沙「演劇はパワーだぜ!」

 
 つかさ「そこの人間、我らがアメやる」
 咲夜「えッ……アメ…くれ、るの?」
 つかさ「うむ。アメやるぞ。なでろ」
 
 睦彦「ハア—————ッ あ、ごめんやっぱアメくれ」
 つかさ「アメやる」
 睦彦「……………甘い恋の味がする……はぁ—————ッ」


 茜「逆効果だったらしいね」
 夏彦「あー。睦彦、ガンバ」
 桜「やる気のないガンバは相手に届かないわよ夏彦」


 仁乃「むっくん頑張れ———! ww」
 新羅「いつもの睦彦らしくないじゃん、頑張れ————!」
 銘祈「ふん、くだらない」


 輝「はい、終わり—————————!」


 −−−−−−−−−−−−−−


 睦彦「俺分かったわ。俺ってとことん作者から虐められる立場なんだな」
 むう「ふっふっふ———ッ。よくぞ分かったな!」
 睦彦「お前なんか大っ嫌いだぁぁぁ!! 俺の失くした右足を返せぇぇぇぇ!!」
 
 花子「おー、あらぶってるあらぶってる」
 彼岸「当分あの子には近づかない方が良さそうね骸」
 骸「そうね、落ち着くまで待ちましょうか」


 フラン「咲夜、すごい良かったよー。可愛かった!(ニコッ)」
 咲夜「あ、そ、そう………ありがとうございます///」
 ルーミア「照れ咲夜なのだー。わはー!」
 咲夜「うるさいですねルーミア! ちょっと黙ってください!!」
 ルーミア「逆切れされてショックなのだー」


 つかさ「アメやるしか言ってなかった…」
 桜「お疲れ様」
 つかさ「ありがとう桜————!」


 ネクスト→次回はちょっとイフストーリー的なものを書きます!お楽しみに!
 
 


 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:光×ミツバ


 光「よし、やっとこさ回ってきました俺とミツバのターン! 頑張るぞ!」
 ミツバ「黙れクソダサ交通安全ピアス」
 光「(雷霆杖を構えて)」
 ミツバ「わーごめんなさああああい!!」

 光「ていうかミツバ、遊園地で撮った写真の現像は出来たのかよ」
 ミツバ「ふ、ふん。出来たけど君に見せるもんではないからね」
 光「……別に見せろなんて言ってねえよ。自意識過剰じゃね?」

 ミツバ「アー———! 悪かったよ! まあ暇だったら見てみてもいいんじゃない!?」
 光「そんな回りくどいいい方しなくても『見てみて』オーラが凄いぞ」
 ミツバ「ハン、そんなこと、な、ないし」
 光「そうか。俺お前の写真結構好きなんだけど」

 ミツバ「あーもう、はい、これ現像写真! 見てよね!」
 光「おう、サンキュ」


 ミツバ「次回のゲストは【燐月×銘祈】暇だったら見てみるくらいでいいんじゃない?」
 光「次回もお楽しみに! 以上光とミツバでした!」


 


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.355 )
日時: 2020/07/30 17:18
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

咲夜…バタッ

またまたアドバイス

咲夜は美鈴以外には敬語だよ!
でもタメ口咲夜かあいい

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.356 )
日時: 2020/07/30 17:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

>>355

 教えてくれてありがとう!
 にわかだからまた色々教えてね!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.358 )
日時: 2020/07/30 18:35
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

あ、ごめん
書くの忘れた

紅魔館の人に対して…ね?

霊夢や魔理沙、早苗とか自機組にはタメ口かな

原作では華扇には敬語でしたね

YouTubeとかにゆっくり茶番劇とかが投稿されてるよ
にわか様が投稿してない限り、大抵合ってるよ

でも咲夜は分かりにくいからねぇ…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.359 )
日時: 2020/07/31 16:52
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 前の話を消してごめんなさい!
 消した理由はやっぱ好き嫌いあるよなー不快にしてしまったらダメだな
 と思ったからです。
 代わりにこの話書くので許してください。
 最近の中で一番の私のギャグを詰め込みました。


 *******************


 【旅館】

 〈六新鬼月side〉


 銘祈「と言うことで、引け燐月(トランプを突きつけて)」
 燐月「んー………。じゃあ端っこの……うーわ」
 新羅「あはははは! 銘祈さんやりぃー」
 燐月「ちっ。んじゃあ求手名ちゃん、引いて」


 〜六新鬼月、ババ抜きの真っ最中〜


 求手名「んー。じゃあこれで。おっし、これでワンペア」
 燐月「むう」
 骸「ジョーカーはまだ貴方の手札にあるのね。良かったじゃない」
 燐月「良くないよ!!」


 彼岸「さあ、じゃあ求手名のカードを引きましょうか……」



 〜と、その時〜


 ??「首を垂れて、つくばえ。平伏せよ」
 六新鬼月一同「ババッ(土下座)」

 新羅「(この声は無惨様……! でも一体どこから?)」
 求手名「(チッ。今まで姿も現さなかったのに今となって現れるとか)」


 無惨「久しぶりだな諸君。早速だが貴様らに問いたいことがある」
 銘祈「ご健勝なようでなりよりです。どうぞ、何なりとお申し付けくださいませ」
 無惨「私はずっと疑問に思っていたのだ」


 無惨「なぜ、六新鬼月はここまで弱いのか?」
 燐月「(そんなことを俺たちに言われても…)」
 無惨「『そんなことを俺たちに言われも』なんだ、言ってみろ」


 六新鬼月一同「…………」
 無惨「私はお前たちに期待していたのだ。なのに新たな敵にあっさりと破れるとは何事か」
 骸「それは私たちではなく作者に問い合わせてみてはいかがでしょうか」
 無惨「……貴様は私の話を聞く耳を持たないようだな」


 〜ベンッ(←三味線の音)〜

 〜ベンッ〜

 〜ベンッ〜



 【無限城】


 新羅「わっは! 久しぶりの無限城だァ!」
 銘祈「お前、今どういう状況か分かってんのか」


 鳴女「指示通り全員を転移させることに成功しました」
 無惨「ご苦労。さて貴様ら、最後に言うことはあるか?(右手を突き上げて)」
 
 骸「………」
 彼岸「………」
 燐月「………」
 銘祈「………」
 求手名「………」



 新羅「そうですね。あえて言うならば、上方に注意——というところでしょうか?」
 無惨「何を言っているんだ貴様は……」



 〜と、その時〜

 〜ベンッ〜

 〜ベンッ〜

 〜ベンッ〜



 炭治郎「うわあああああああああああ!!」
 善逸「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!」
 伊・仁・睦「ぎゃああああああああああああああああああああああ!」



 〜空からかまぼこ花子隊、柱、東方キャラが落ちてくる〜


 新羅「残念でしたね。彼らを舐めてはいけないんだな。ってことでヨロシク!」
 魔理沙「ってことでスペルカード撃ってやっかあ!」
 霊夢「覚悟なさい。私は異変解決の専門家・博麗霊夢よ!」



 〜レイマリがスペカを放とうとしたとき〜



 花子「あ、俺の人魚の鱗がっ! だ、誰か拾ってぇぇ!!!」
 パチュリー「え? (スカッ)」
 光「俺がとる! あッ(スカッ)」



 〜鱗が入った巾着から鱗が二個こぼれて〜



 花子「あっ」
 寧々「だ、誰か早く拾って!」

 つかさ「え?(パクッ)」
 無惨「(ゴックン)」


 睦彦「あ」
 仁乃「あ」
 桜「あ」



 花子「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」
 つかさ「え、え、え!?」
 花子「つかさ、早く出して! 早く口から出して!!」
 つかさ「(ごっくん)」
 花子「ちょ、ちょ、ちょおおおおおおお!?」




 {地縛少年花子くん一巻より抜粋}


『これは人魚の鱗。これを飲んだ人同士は呪いを受ける代わりに、
 強力な縁で結ばれることから「縁結び」なんて言われてる』




 桜「と言うことは、鬼舞辻無惨とあの子は強力な縁で結ばれたと言うことかしら」
 夏彦「わ、笑えない……。笑えないよこれは」
 つかさ「え、え!? ど、どういうことなの普!」


 寧々「つまり……つかさくんと無惨様は……」
 新羅「両想い、と同じ状態になってしまったと、そういうわけだねご苦労さん!w」

 一同「嘘でしょぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!???」




 【大正コソコソ噂話】

 今日の大正コソコソ噂話:銘祈×燐月


 燐月「銘祈くんと話すのは本編の戦闘時以来だよね! と言うことで今日はよろしく」
 銘祈「フン。お前と話す喜びが俺には分からない。そもそもお前と話したくもない」
 燐月「Σ(゜д゜lll)ガーン」

 銘祈「一番最初にあっさりやられた奴と話して楽しいか?」
 燐月「勝ち負けにこだわっているようじゃ、まだまだお子様だねぇ」
 銘祈「ぬかせ」

 燐月「まあ俺は骸ちゃんや彼岸ちゃんと話せるならHappyだけど? なんなら君はオサラバ」
 銘祈「おいお前どんだけ骸様loveなんだよ」
 燐月「そりゃあ、善逸が禰豆子を好きな位、茜くんが葵ちゃんを好きな位に好きだよ」

 銘祈「こんな奴に絡まれる骸様も苦労人だな」
 燐月「褒めてないのが良ーくわかったよ」

 銘祈「次回は【有為×仁乃×禰豆子×無一郎】という同年齢のコンビでお届けするぜ」
 燐月「次回もお楽しみに! あと俺推しのコはいつもありがとう!」
 銘祈「お前の推しが一人もいないことを祈るぜ。銘祈だけにな」
 燐月「銘祈くんのファンが一人もいないことを俺も祈っておくよ」


 ネクスト→次回。無惨←→つかさの危ない関係性が結ばれたがどうなる? 
      次回もお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.360 )
日時: 2020/08/01 07:36
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

皆さんおはようございます!
早速ですが大事な話をさせていただきます。この小説は、あと一話、いや一章か?(実際にはいくつかに話を区切ります)で外伝も含めて完結します! 本編で曖昧にしていた部分もあるので、本当の意味でのクライマックスになります! ですがあと10話くらいは続くので最後までお楽しみに!詳しくは次回ちょこっと話します。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.361 )
日時: 2020/08/01 19:35
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 ずっと物語が続くわけにはいきませんよね。いつかは終わらせないと。
 でも寂しいし悲しいという思いからずっとこの結論に辿り着きませんでした。
 それでもオリキャラ3人を始めとする、この小説の中での鬼滅・花子くん・東方キャラを
 愛してくれた読者さんのために、本当の最後のお話を書きたいと思います。

 *******************



 〈仁乃side〉


 ——朝起きると、大体いつも少し、泣いている。


 つかさ「ねーねーどうしよう。この鱗って奴取れないの?」
 伊之助「分かんねーけど、飲んだんなら無理じゃね」
 蜜璃「だ、大丈夫よ! 今しのぶちゃんに頼んで薬作ってもらってるし…」
 実弥「まあ何かあったら八尋に相談してみればいいんじゃねえのかァ?」


  今日も普通の毎日だ。
  特別嫌なこともない平和な一日。
  昨日もそうだった。もしかしたら明日も同じかもしれない。
  
  それは、この上なく嬉しいことなのに、私の心は暗いままだ。



 仁乃「(満たされるほど、将来が不安になるのは何でなんだろう…)」
 善逸「おはよう仁乃ちゃん! 禰豆子ちゃんも」
 禰豆子「ムームー」
 仁乃「あ、お、おは、おはよう」


 花子「どうしたの胡桃沢。具合でも悪いの?」
 光「しのぶさんに言って、診てもらうか?」
 仁乃「ううん大丈夫。ちょっと怖い夢見ただけ…」

 ルーミア「そーなのかー。もう現実だから怖くないぞー」
 煉獄「うむ! そう言えば先ほど四島が呼んでいたぞ!」
 仁乃「ああ、多分頼んだ絵が出来たんだ。ちょっと行ってくる」
 一同「はーい。いってらっしゃい」


 〜仁乃、廊下を進んで〜
 〜廊下で誰かが話している〜


 ミツバ「ハンッ何? どーせ僕は機械音痴だよ!! フンッ」
 睦彦「何だよお前。せっかくコピーの仕方教えてやってんのに。写真現像したくないのかよ」

 寧々「ケンカはダメよぉ〜」
 ミ・睦「お前(君)は黙っとけ!!」
 寧々「あ……う……ごめんなさい」


 睦彦「大体お前はいっつも本音を言わない! そこが嫌いなんだよ!!」
 ミツバ「何それ!! 誰もが皆、君みたいに脳みそスカスカじゃないでしょ!!」
 睦彦「は? 何だとお前今なんて言った!!」
 ミツバ「何度だって言ってやるよ! お前は本当は皆から嫌われてんだよッ」

 寧々「ふ、二人とも………(ヘタ〜)」
 仁乃「(なにこれ……なんか……嫌だな……)」


 炭治郎「どうしたんだ、大きい声出して」
 有為「大丈夫ですか? 何かあったんですか?」

 〜部屋から皆が出てきて〜

 寧々「じ、じつは……(説明中)」
 桜「あなたたちいい加減にしなさい。朝から騒ぎ立てられると困るのよ」


 睦彦「……お前も…本当は俺のこと嫌いなのか」
 桜「そんなことないわよ」
 睦彦「嘘つけ!! お前も陰で『あの子うるさいわよね頭おかしい』って言ってんだろ!」
 桜「……………何かしらその言いがかり」


 炭治郎「む、睦彦くん一回落ち着いたらどうだ?」
 睦彦「炭治郎。いい子ぶりはもう飽きたよ。優等生気取りで何言ってんだよ」
 炭治郎「…………!」

 仁乃「むっくんもうやめて! こんなの、私嫌だよ!!」
 睦彦「……あ、そうそう俺みんなにずっと言いたかったんだけどよ」


 睦彦「……俺と胡桃沢の関係が羨ましいからって寄ってたかってくんのマジムカつく」
 善逸「は? 何だと睦彦、お前言っていいことと悪いことの違いがないのかよ」
 霊夢「…………嫌よ私、こんな…皆がバラバラになるの……」

 睦彦「お前らなんか皆きらいなんだよッ。そんなに俺が嫌なら話しかけんな!」
 花子「…………刻羽。ちょっと殴ってもいい?」
 葵「花子くん……ッ」
 睦彦「好きにしろよ」


 花子「(ブンッッ)頭冷やしな」
 睦彦「う゛っ………分かった、頭冷やしてくる。よかったな俺がいなくなって(スタスタ)」
 有為「睦彦くん……ボクは……ボクが悪かったんでしょうか…ごめんなさい」



 ・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・



 睦彦「………………………………最悪だ………」






 ネクスト→バラバラになってしまった皆。仲直りは出来るのでしょうか?
      そして睦彦が怒鳴った意味とは? 次回もお楽しみに。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.362 )
日時: 2020/08/01 09:22
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

まさかの喧嘩…

むっくううううん!
どうしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

そろそろ終わるのか…
悲しいなぁ…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.363 )
日時: 2020/08/03 16:52
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 更新遅くなってごめんなさい!
 これからさらに遅くなるかも……。
 待ちすぎて読者さんの首がキリンみたいにならないことを祈る!

 *******************



 〈炭治郎side〉


 睦彦くんはもう三時間も部屋から出てこない。
 それに関係して、みんなもどこか心ここにあらずという感じで、口数少ない。
 なんか、これまで皆でつくってきたものが、輪郭を失ってぼやけていく感じがする。
 
 早めに何とかしないと、もうそれは元通りにできなさそうで、
 だからと言って何かが出来るわけでもなく、俺は廊下の床に座っている。



 炭治郎「……………ハァ………」
 禰豆子「ムームー……」
 炭治郎「ごめんな、禰豆子。兄ちゃんがこんな調子じゃ、困っちゃうよな」
 禰豆子「ムームー」

 炭治郎「どうすればいいのか、分かんないんだ。どうするのが正解なのかも」
 禰豆子「ムームー」
 炭治郎「なあ、禰豆子は、どうすればいいと思う?」
 禰豆子「ムー………」



 〜と、奥からメイが駆けてきて〜


 メイ「ど、どうされたんですか? 皆さん元気がなさそうですが…」
 炭治郎「四島さん……実は、——ということがあって……」
 メイ「あら…。残念です。折角みんなで仲良くできると思ったのに…」

 炭治郎「睦彦くんにはきっと、色々思っていることがあるんだと、思います」
 メイ「そうですね…これを渡すのは、もうちょっと後にしましょうか」
 炭治郎「これ?」
 メイ「はい。仁乃さんからの依頼で、絵を」


 炭治郎「ごめんな四島さん。……俺たちが、こんなふうで」
 禰豆子「ムー」
 メイ「そんなの気にしてないですよ。お互い様ですから」



 〈ミツバside〉



 【廊下】



 ミツバ「最初は、何てことない会話だったんだ……」
 光「………」
 ミツバ「僕の写真をみんなが見たがるから、旅館の一階のコンビニで現像しようと思って」
 光「………」
 ミツバ「カメラの操作は出来るのに、コピーが出来ないんで睦彦は呆れててさ」


 睦彦『教えてほしいなら言えよ! 教えてやるから!』
 ミツバ『嫌だよ君に教えてほしいことなんてないし!!』


 ミツバ「………僕は、わざと思ってることと反対のことを言っちゃう癖があるから、つい…」
 光「それが睦彦には気に食わなかったのか?」
 ミツバ「僕も睦彦のああいう性格、慣れてないんだよ…嫌いってわけじゃないんだけど……」


 光「それで、感情がヒートアップして、出たのがあの言葉か」
 ミツバ「…………ほんと、ダメだなぁ……僕も……」
 


 〜ポンッとミツバの頭に光が手を置いて〜


 光「大丈夫。きっと睦彦も、言いたくてああいうこと言ったんじゃないだろうから」
 ミツバ「触らないでよ、バカ」
 光「元気出せよ! な、ミツバ!(ニカッ)」




 〈睦彦side〉


 【自室、夢の中で】


 光彦「おう睦彦。久しぶりだな、元気にしてたか?」
 睦彦「…………」
 光彦「どうした、しみったれた顔して。らしくねえじゃねえか」


 睦彦「…………兄ちゃん……俺……うまくいかなかった……」
 光彦「…取りあえず座れ。話ならいくらでも聞いてやるから」
 睦彦「…………うん」


 〜睦彦、兄の隣に腰を下ろして〜


 睦彦「ケンカ…しちゃったんだ。みんなに酷い事言っちゃったんだ……」
 光彦「そっか。……謝ったか?」
 睦彦「ううん。……だって、怖いんだ。……皆からどう思われているか」



 『何度だって言ってやるよ! みんなお前のことなんか嫌いなんだよ!!』


 光彦「そんなの……気にしなくていいじゃんか。お前はお前のままで…」
 睦彦「でも!! ………鬼殺隊に入隊した一カ月くらい後にさ、俺、言われたんだ」




 −−−−−−−−−−−−−−


 そいつは俺の同期で、亜門って言う変な名前で。
 もともと貧民街の最下層の出身で、親に捨てられたところを育手が拾ったとか言ってたっけ。

 亜門はもうこの世にはいない。
 体が弱かったのが災いして、二年くらい前に肺炎で死んだらしい。

 取り柄も何にもなくて、ただ生きるためだけに鬼殺隊を目指してる奴だった。
 そいつが最終選別のあと、俺を人目に付かない場所に連れ出して、俺にこういったんだ。



 亜門「お前なんか大っ嫌いだ」
 睦彦「………へ?」
 亜門「僕には何のとりえもない。剣士になることだけが唯一の夢だ。それなのに」

 亜門「最終選別で、鬼は皆お前が倒しちゃったじゃないか」
 睦彦「…………お前が倒せないのが悪いだろ」
 亜門「……世の中には、才能に恵まれてない奴もいるんだよ!! それなのにお前は!!」


  〜ガツッ〜

 睦彦「う゛っ!」
 亜門「この害悪! 害っっ悪!! 害悪!!(ガツッ ガツッ ガツッッ)」
 睦彦「う゛っ あ゛っ、ぐっ」
 亜門「お前なんか大っ嫌いだ! お前なんか嫌いだ!!」


 −−−−−−−−−−−−−−


 睦彦「亜門は俺に会うたび、そう言って俺を殴った……」
 光彦「………」
 睦彦「俺はアイツが嫌いだったからお互い様だと思ってたけど、今となって思うんだ……」


 睦彦「………怖いんだ兄ちゃん。右足を失って、今度は何を失うんだろうって…怖いんだ…」
 光彦「………」
 睦彦「もちろんみんなは優しいよ。そんなみんなを俺は傷つけたんだ……最悪な人間だ」

 光彦「それは違う」
 睦彦「違わねえ。俺は自分の弱さが嫌いでわざと虚勢張るような人間だ、嫌われて当然なんだ」
 光彦「………睦彦」
 睦彦「なんだよ……うわっ」



 振り返った直後、俺の肩に兄ちゃんが手を回してきた。 
 夢の中なのに、抱き着いた兄ちゃんの体温がしっかりと伝わってきて。
 それだけで泣けてきそうで、でも必死に涙をこらえた。

 カッコ悪いと思ったからだ。
 泣くなんて男のすることじゃないと思ったからだ。
 つらいことなら、もうとっくに経験してるし、その時に涙も出し切った。


 光彦「………睦彦、兄ちゃんはずっとお前が好きだ。いつもお前を見てる」
 睦彦「………嘘だよ。いねえじゃん……化けてでも出て来たり……しねえじゃん…」







 光彦「睦彦、頑張ったな」









 睦彦「……が、頑張ったよ、俺、めっちゃ頑張ったんだよ。足失って痛かったし辛かったけど」
 光彦「うん」
 睦彦「いい仲間にも恵まれてんのに怖くて怖くてたまらないんだよ……っ」
 光彦「うん、分かってる」


 光彦「睦彦。兄ちゃんはずっとここにいたいけど、それはむりだ。目を覚ませば俺はいない」
 睦彦「………いやだ」
 光彦「そういう決まりだ」
 睦彦「………いやだ……ずっとここにいたい……生きててほしい…見守っててほしい……」
 光彦「大丈夫。ちゃんと見てるから」




 兄ちゃんは、生前と変わらない笑顔で俺を見た。
 その笑顔に振れた瞬間、心の中で眠っていた黒い感情が、じゅうっと解けていった。
 そしてその黒い感情が消えるのと同時に、両目から涙がこぼれ落ち、それはやむことはなく。


 睦彦「………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 光彦「よしよし。お前は自慢の弟だ」



 兄ちゃんはそっと俺の背中を叩いてくれた。
 俺はずっと泣き続けた。もういない兄のぬくもりに触れながら。
 兄の体の輪郭がぼやけ、見えなくなるまでずっと、俺は泣き続けていた。





 

 




 −−−−−−−−−−−−−−




 〈仁乃side〉



 【外】


 

 どうしようもなく寂しくなったとき、私は外を散歩することがよくある。
 今日も、そういう気分だった。


 人と接している限り、仲たがいは仕方のないことなのかもしれない。
 このまま元通りに戻らなかったらどうしよう…。
 そもそも、元通りになるという根拠も何もない。


 仁乃「………はぁ………帰るか………」











 ??「おや、もう帰るのか?」










 仁乃「……誰っ!!?」
 ??「初めましてではないだろうから『おやすみ』とでも言っておこうか」





  

 ぞわっと身の毛がよだつ感覚に、私は警戒心を強め振り返る。
 直後、後ろか前か、はたまた斜めからか、音もなく自身へと伸びて来た鋭い刃。






 仁乃「……カハッッッ」





 その刃はのど元を突き、鮮血を飛び散らせる。
 赤い、真っ赤な血がドクドクと流れ、命の終わりを告げていた。
 
 

 —−−−−痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い死にたい死にたくない死ぬ。



  





   ドサッ




 







Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.364 )
日時: 2020/08/04 16:35
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 はいすみません←謝罪大好き作者・むうです。
 現代パロと大正時代がごっちゃになってます。
 舞台はパロと同じ旅館、しかし大正時代真っ只中だよ! ということにしといてください。
 そうしないとあれです、仁乃が…ヤバす(説明を終えるな)

 
 *******************


 〈仁乃side〉

 【外、襲撃を受けて】


 身体が熱い。
 喉を突いた刃の斬撃で、喉からは血が滴り落ちる。
 それは何故か体から漏れ出る熱気によって気体となり、赤黒い水蒸気へと変化する。
 
 二つに結わえていた髪がほどけ、頭から大量に血を浴びたせいで色はどす黒い。
 鬼の血の影響で喉の傷が塞がる。
 血の不快な感触に顔を歪ませながら、私はよろよろと起き上がった。



 仁乃「う………」
 ??「まだ死なないとは頑丈だな」
 仁乃「いきなり誰? あなたは…………」



 襲撃犯の顔を拝もうと顔を上げた直後、鋭い切れ目の双眸がこちらを見やる。
 その視線は酷く冷たく、見覚えのある顔は悦しげに笑っている。


 無惨「私の名前を聞きたいか? 頭の悪い娘だ」
 仁乃「鬼舞辻無惨………っ!!(剣を構えて)」
 無惨「そう焦るな、私は貴様と話がしたいだけだ」


 仁乃「お前と話してなんのメリットがある? お前は私の姉妹と家族を奪った」
 無惨「胡桃沢仁乃、貴様は非常に珍しい個体だ。鬼化しない、出来ない人間だ」
 仁乃「それがどうした」








 無惨「貴様に私の血をくれてやろう」








 仁乃「意味が、分からない」
 無惨「簡単なことだ。貴様が鬼化に耐えられる血の量は決まっているはずだ。そこで」
 仁乃「………」
 無惨「更に多量の血を与えるとどうなるか? 貴様の体は血の量に耐えきれない」
 仁乃「誰がお前のそんな手に乗る!!」


 無惨「私はずっとこの時を待っていたのだ。竈門炭治郎を倒すこと」
 仁乃「……」
 無惨「そして今日はあの旅館に大勢の人間が集まっている最高の日ではないか」
 仁乃「……・そんなこと、何としても止めてやる!!」



 無惨「聞き分けのない人間だ。手荒な真似はしなくはないのだがな(仁乃を見据えて)」
 仁乃「覚悟しろ無惨!! 私は鬼殺隊【乙】、胡桃沢仁乃だ!!」



 勝算なんてない。
 片や鬼の始祖、片や柱以下の鬼殺隊員が一人だ。
 不利なのは目に見えて分かっている。


 それでも私は、たった1%、100%に届く最後の希望を捨てたくはない。
 かまぼこ隊や花子隊や柱や、みんなの大切な笑顔を失わせたくはない。
 もう誰も死なせたくない。もう誰も泣いて欲しくない。



 ——だから今、私は剣を構える。




 二本の短刀を構えた腕を大きく振りかぶって地を蹴る。
 加速した足は止まらず、正面にいる相手の元へ一直線に駆けていく。



 無惨「………人間とは、愚かな生き物だ(腕を振りかざして)」
 仁乃「はぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」




 ——願わくば、自分が失われたことを知った時、彼の心にさざ波がおきますように。





 −−−−−−−−−−−−−−





 〈つかさside〉



 つかさ「ん? あ、黒状代が戻ってきたっ!」
 黒状代「(慌ててつかさの元へ)」
 つかさ「どーしたの? なんでそんなに慌ててるの? 胡桃沢はブジ?」


 黒状代「(かくかくしかじか)」
 つかさ「……………え」




 【別室】



 睦彦「………あ、みんな……」
 無一郎「睦彦……」
 寧々「…………」


 睦彦「ごめんみんな。さっきはごめん。俺が悪かった。許してくれ」
 寧々「睦彦くん……(ホッ)」
 ミツバ「僕の方こそ、ごめん……。あんなこと言って」


 炭治郎「俺も色々悪かった。またみんなで楽しいことをしよう」
 有為「全くもう。ボクも、色々と悪かったです。ごめんなさい」
 一同「(ホッッ)」

 しのぶ「はい、ではみんな仲直りも終わったことですし、何かして遊びませんか?」
 夏彦「っていうか仁乃ちゃんがまだ戻って来てないから迎えに行かないとね」
 レミリア「どこ行ったのかしらあの子…」


 つかさ「みんな大変———————————!!!(奥から駆けてきて)」
 花子「ど、どしたのつかさ、そんなに慌てて」
 茜「らしくないね、どうしたの?」


 つかさ「どうしよう………胡桃沢が………っ!(説明)」
 一同「!!」




 −−−−−−−−−−−−−−



 〈炭治郎side〉


 【外】



 炭治郎「仁乃ちゃ——————ん!!」
 善逸「仁乃ちゃんどこだ—————ー?」
 睦彦「胡桃沢———————!! ………え」



 睦彦くんが突然口をつぐみ、目を見開いた先にいたのは。
 悲惨なまでに傷ついた、仁乃ちゃんの姿だった。



 紫色の羽織と隊服は返り血の量が凄くて、本来の色が分からなくなっている。
 トレードマークの二つ結びはほどかれ、血を被った長い髪が肩にかかっていた。
 そして顔や腕には無数の擦傷がついており、苦しそうに肩で息をしている。
 その顔はうつむき加減なので、表情は分からない。



 寧々「仁乃ちゃんっ……。どうしたの、何があったの、大丈夫??」
 しのぶ「寧々さん待ってください。私が診てみます」



 仁乃ちゃんと仲がいい寧々ちゃんと、救急箱を抱えたしのぶさんが彼女の方へ近づく。
 ………多分、付き合いが長いからだろう。
 彼は彼女の様子がおかしいことに真っ先に気づいた。



 睦彦「待て八尋!! 胡桃沢の方に近づくな!!」



 睦彦くんが鋭く叫ぶのと、仁乃ちゃんが寧々ちゃんに飛び掛かるのがほぼ同時だった。
 不意を突かれた寧々ちゃんは驚いて尻餅をつく。
 それが幸いして、怪我をすることはなかったのだが……。







 仁乃「…………ウガァァァァァァァァァァァッッ!!」






 仁乃ちゃんは、明らかにいつもの仁乃ちゃんではなかった。
 いつもの人懐っこそうな顔は凶悪に歪められ、優しい瞳は血走っている。
 手や足の爪は長くのび、額には血管が浮き出て、額には白い美しい角が一本。







        鬼、だ。





 善逸「な、何でだよ…っ。仁乃ちゃんがそんな……嘘だろ……!?」
 花子「(ハッと睦彦の表情を伺って)」
 睦彦「くる、み、ざわ………?」



 無惨「ふふふふふふふふ、すべてうまく行った」
 一同「!!!」


 炭治郎「鬼舞辻…………っ」
 有為「仁乃さんをどうしたっ。お前は何が目的だっ!」

 無惨「何が目的だと? それは愚問だ。私はただお前たちを倒す、そのためにここにいる」
 光「じゃあ、なんで仁乃ちゃんを……っ」
 無惨「簡単なことだ。今からそいつにはお前たちを殺してもらう」


 一同「!!」
 睦彦「いやだ、いやだ、嫌だいやだいやだいやだ………」
 無惨「さあ、いけ【紅羽】。こいつらを始末しろ」



 仁乃「…………ウガァァァァァァァァァァァッッ!!!!」





 ネクスト→怒涛の展開、スタート。次回もお楽しみに!




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:無一郎×禰豆子×仁乃×有為


 無一郎「さて、みんな。こんな怒涛の展開の後でこのコーナーってふざけてんのかな」
 禰豆子「ムームー!(ふざけてるよ!)」
 仁乃「ウガァァァァ!(作者がここではリラックスしてほしいって)」
 有為「出来ませんよ……だって仁乃さん……自我ないじゃないですか…」


 無一郎「ということで、みんながザワッとしたシーンだったと思うけど…」
 仁乃「ウガァァァァァァ!!」
 禰豆子「ムームー(これからさらに盛り上がってくるから楽しみにしててね!)」

 有為「次回、鬼化仁乃さんVSかまぼこ花子隊&柱・東方キャラ」
 無一郎「まさかの仲間同士の戦いという、ちょっと見苦しい場面になるけど応援よろしくね」
 禰豆子「ムームー!!」
 
 むう「ちなみに鬼化仁乃に無惨が付けた名前は紅羽(くれは)と読むぜ!」
 無一郎「可愛いけど実際は……」
 仁乃「ウがぁぁぁぁぁ!」
 有為「皆さん早く仁乃さんを直してください……っ」





 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.365 )
日時: 2020/08/05 16:50
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 【拡張編 大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:花子×つかさ




 花子「どうもっ! みんないつもありがとう! 花子です!」
 つかさ「つかさだよ————!」


 花子「あっれ今日は本編更新じゃないのは何でかな」
 つかさ「コメディライトの執筆とこっちの本編執筆が難しいからだってー」
 花子「あれ、むうまた違うの書いてるの? また尻切れトンボにならない?」
 つかさ「んー俺は分かんないけど、なる可能性は大らしーよ」

 花子「おばかさんだなあ……んじゃあつかさ、前置きは置いといて早速始めるよ!」
 つかさ「おー! 普と一緒、すっごく嬉しいよ!」

 花子「はーい、いよいよ本当のラストに向かって突っ走っている本編」
 つかさ「俺がもうちょっと早く気づいてたら……仁乃ファンはほんとゴメンね」
 花子「う、うんまぁ悪いのはつかさじゃくて無惨でしょ」
 つかさ「ん。無惨ってさぁ、スマブラとかLINEとかしてなかったっけ…」

 花子「実はそれも俺らを油断させるためだったり?」
 つかさ「でも割とガチで楽しんでたらしいけど。んーよくわかんない」

 花子「そっか。俺さぁ、つかさと一回してみたかったコトあるんだよねー」
 つかさ「えっ何? なんなの? ねぇねぇねぇねぇ(ずいずいずい)」
 花子「ちょ、近づくのはやめて! ほら…このご時世アレだからさ」


 つかさ「えーっと、なんだっけ、そーしゃる? でぃすたんすだっけ」
 花子「そうそれ」
 つかさ「ええええ嫌だぁぁぁ! 桜にも普にも抱っこできない!!」
 花子「…………(かわいい)」


 花子「(ギュ————————ッッッ)」
 つかさ「ふぁ? ちょ、ちょっと普さっき自分で……うぐ」
 花子「つーかーさーっ!」
 つかさ「ちょ、やめ、苦しい゛ってば……」


 花子「やっとしたかったことできた」
 つかさ「え、もしかして普のやりたいコトって……」
 花子「んーどうでしょう?」
 つかさ「ゼッタイそうでしょ! だって普…いつも俺に抱っこしてくれないじゃん」

 花子「あー…。んー、なんか……ね?(察して)」
 つかさ「あーまあ……まあここでは仲良くやろ!(ギュ————ッ)」
 

 花子「それでは次回、戦闘に入ります! ……あ、残念だけど俺はヤシロと行動するからー」
 つかさ「えええええ、さっきまでは俺と一緒にタッグ組むって言ってたじゃん!!」
 花子「そうだっけ」
 つかさ「ねえ何でダメなの、何が悪かったの、ねぇねぇねぇねぇ」


 花子「ハアーしょうがないなあ。分かったよ、一緒にやってあげる」
 つかさ「うわーい普ありがとぉ! 大好きだよ———————ッ」
 花子「………まあ、俺もやりたかったし(ボソッ)」

 つかさ「無惨のお腹殴ってぇ、カラダの中身調べられたらいーなー」
 花子「つ・か・さ!」
 つかさ「はーいごめんなさい」

 花子「では、次回・鬼化仁乃VSかまぼこ花子隊・柱・東方キャラ。お楽しみにぃ」
 つかさ「みんなまたね———————っ!」
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.366 )
日時: 2020/08/05 21:21
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

おお…
もうクライマックスか…
悲しいなぁ…

戦闘シーンに期待!
東方&花子くん&鬼滅かぁ…

もうワクワクしてる…
私戦闘シーン苦手だからさー

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.367 )
日時: 2020/08/06 14:39
名前: 蜂蜜林檎 (ID: yVm7rndf)

こんにちは、雑談の方ではお世話になっております蜂蜜です。
感想ぶん投げに来ました〜。

【 ぐっだぐだな感想 】

まず言わせてください。好きです。←
いや、単刀直入過ぎるんですが、好きなんですよ。むうちゃんの笑いのセンスが。
ろくきせはほのぼのしてて楽しい話と、しっかり戦う戦闘シーンがあって凄いなぁって思います。
あと思ったことは、オリジナルの技名。かっこいい。めちゃめちゃかっこいい。
だって聚蚊成雷とか絶対思い付きませんもの。私が厨二っぽい言葉大好き人間なんで、技名が出る度に
「 うっひょおぉかっこよ !!! 」ってなってます。へへ (?)

【 好きなシーン達 】

>>19『 アルティメット冨坂 』
ここね、めっちゃ笑った。雑談の方でも言ったんですけど、かなり好きなシーンの一つです。

>>38『 貞子かと思った 』
あれ、また冨岡さんのシーンだ。その前の蟲&水の電車の場面もほのぼのしてて可愛い。

>>42『 累の3分クッキング 』
テレレテテテ、テレレテテテ......( 幻覚 ) 真面目なシーンかと思いきやギャグをぶっこんで来て笑いました。

>>43『 君もサイコロステーキにしてあげようか 』
デ、デー○ン閣下......

>>47『 睦彦くんの発言 』
この会めっちゃ仁乃ちゃんの事守ろうとしてないですか ? かっちょよい。

〃 『 このセリフ前も言った気がする 』 完全なるデジャヴ(笑)
〃『 君たちの喧騒、良く響いてたよ 』 ひぃぃ......お館様......

>>50『 宇髄・実弥「ギャ!」 』
可愛いかよ......


どうしよう、めっちゃ長くなってしまう。愛が語りきれない......
ということで、好きなシーンの続きはまた今度書きますね。まだまだあるのでね !
シーン書き出していくの楽しい !


Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.368 )
日時: 2020/08/06 15:42
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 >>367 蜂蜜さん

 うきょーーー! 
 ありがとうございますぅぅぅぅっ!! やばいにやけが止まんない…っ!
 この作品を好きだと言ってもらえることが何よりも嬉しいですっ!
 


 >>読者さん全員へ

 ↓に私も真似して書いてみましたので、興味あったら見てみてください!
 なんか自慢みたいになりそうなので、どこら辺を頑張ったか…(興味ないと思いますけど)
 書きますっ!


 【作者なりに好きなシーン達】



 >>06『 あ、むっくんが倒れた! 』
 はい、まさかの睦彦が倒れたのに看病しないしのぶさん…。
 このシーンはちょっと地味だけど私は大好きです。
 
 >>28『 俺たち、入れ替わっちゃってる—————!?』
 ♪)前前前世から僕はー君を探し続けたよー

 >>55『まあ僕より後に鬼になったわけだから、口出しするだけ無駄だけど』
 はい、作者は六新鬼月の中で新羅が一番好きです。
 え、アハハ嘘ですよみんな好きです(白い眼)


 >>68『便所虫……俺もう帰るねさよなら……』
 はい、ここはアニメで花子くんが寧々ちゃんに「変態幽霊」と言われ、
 言ってたセリフをもじってみました。www ドン( ゜д゜)マイ
 

 >>99『スキップってどう思う?』
 はいw はいww ダメ男からの成り上がりっぷりがね…
 何て言うかインド人もびっくり、作者びっくり。


 〃『くるみざわ、 いつも、ありがろん』
 
 はいww このネタは前に塾で一緒だった女の子が、こう書いてしまったようですw


 >>173からの神回(と言われた話)『睦彦かっこええ』
 

 まあここは作者として外せないところですねー。
 そしてそのあとの>>180っ! んもうっ! 私はこーゆーの書くの苦手なのにっ。
 ったくもう睦彦はっ!


 あ、ヤバい前半で好きな部分あげたら仁乃睦ばっかりになってしまった!
 あとでもう半分書いてから本編更新するので待っててくださいっ!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.369 )
日時: 2020/08/06 15:56
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

【作者なりに好きなシーン達その2】

 >>143『このラジオ、アンテナ折れてるんだけど』

 犯人のつかさくんは後日、桜さんにこってり絞られたようです。
 アーメン。


 >>213からの第43話

 〃『こんな噂知ってますか? 私はまた、みんなに会いたいです』

 桜ちゃぁぁぁぁぁぁんん!!(泣)
 ↑お前が書いただろ。


 >>237『俺を倒そうとしてるぅぅぅぅ!』

 こちらは、『放課後少年花子くん』を試し読みしたときに瞬間で思いつきました。
 やっぱ外伝で輝さん登場させて良かったぁぁ。


 >>347-350

 〃『コクバサンナニヲイッテルンデスカ』

 寧々ちゃんをとられそうになりパニック花子くんが可愛くかけたと思ってます。


 〃『楽勝楽勝………はあああああああああっ???』


 こちらも急に核心をつかれ慌てる光くん、好きです。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.370 )
日時: 2020/08/06 16:36
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 よっしゃ戦闘だ気合入れて行くか!
 でも初めての仲間同士の戦闘だから頑張って行くぞ!
 よし、全集中!

 *******************


 〈寧々side〉

 【外】


 嘘だと、そう思いたかった。
 うん、これは嘘。紛れもない夢。そう思い込みたかった。
 でもいくらホッペをつねってみても状況は全く変わらないまま。


 悲しいとか寂しいとか怒りとか、そういう言葉では到底表せないような感情がこみあげてくる。
 ああ、ここで泣けたらいいのに。
 何で泣けないんだろう。泣けないくらい私は、仁乃ちゃんのことを怖がっているのだろうか。
 

 寧々「私って、最低だな………」
 仁乃「ウガァァァァァァ!!」



 いつだって去来するのは皆と話したこと。ケンカしたこと。泣いたこと。
 笑ったこと。笑ったこと。沢山笑ったこと。笑いあったこと。



 花子「ヤシロ、大丈夫?」
 寧々「ごめん。大丈夫……って言いたいけど、無理みたい」
 魔理沙「無理はないぜ。折角、仲直りできたと思ったんだけどな」


 無惨「ふふふふふふふふ」
 妖夢「何でお前は人を痛めつけて笑ってるの!? 何でお前はそんなことをして楽しいの!?」
 華扇「妖夢、落ち着いてください」
 妖夢「止めないで華扇。あいつのせいで仁乃はああなったんだ。全部全部あいつのせいだみょん」

 

 仁乃「ウガァァァァァァ!!」


 仁乃ちゃんが赤い相貌で、威嚇するようにこっちをギッと睨んだ。
 その視線の鋭さに、私は「うっ」と息をのむ。

 仁乃ちゃん、辛いよね。苦しいよね。
 ごめんね、守ってあげれなくて。気づいてあげれなくて。
 でも……大丈夫だよ。絶対みんなが、なんとかしてくれるから。



 睦彦「フウ………ハァ………フウぅぅ……ハァァ……」
 伊之助「大丈夫か陸太郎。刀持つ手が震えてんぞ」
 睦彦「大丈夫……大丈夫……俺は強い俺は強い俺は強い……ハァ……」


 睦彦くんの体が小刻みに震えている。
 その額にはしっとりと脂汗が浮かんでいて、
 泣きたいのか笑いたいのか、どちらともつかない複雑な表情で、仁乃ちゃんを睨んでいた。



 その様子を見て、私は小さく首を振った。
 違う。『みんなが何とかする』んじゃない。
『私がなんとかする』んだ。


 

 有為「———ボクが先に行きます」
 しのぶ「有為さん!?」
 実弥「おいおいおいおい、気持ちが分かるがちょっと落ち着け。ここは俺たちでやってやっから」








 有為「——ボクはまだ自分の本音を言ってない」
 一同「…………………」
 有為「いつもそうだった。みんなにひどい暴言を言った。それで許してくれる皆さんに甘えてた」

 蜜璃「そんなことないわよ。有為ちゃんが優しいって信じてるから—」
 有為「分かってる」


 有為「ねえ皆さん、何でボクが一人称を私で言わないのか分かりますか?」
 輝「僕もずっと気になってた。なんで?」
 有為「弱い自分を守りたかった。ただ、それだけ。敬語で話せば嫌われないと思った。それだけ」


 ミツバ「宵宮……」
 桜「みんながみんな、苦しみや葛藤を抱えて生きているのね」
 夏彦「何だかなぁ……よし、有為ちゃん思いっきり行ってらっしゃい! 俺らもさぽ手伝う!」
 有為「………はいッ」



         ・・
 有為「睦彦くん。私に任せて。絶対、何とかして見せる」
 睦彦「宵宮………」


 仁乃「ウガァァァァァァ!!!(有為に向かって猛進)」
 有為「はぁぁああぁぁぁぁぁあぁあ!!!(仁乃に向かって猛進)」










     ズダァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!



 


 大音量と共に、有為ちゃんの小さな体が仁乃ちゃんの髪に触れた瞬間、宙に浮いた。
 腹部の傷からは真っ赤な血飛沫があがり、小さな少女は受け身も取れず、頭から着地。
「う゛っ!」という悲鳴をあげ、有為ちゃんの体は数メートル先の地面に崩れ落ちた。




 無一郎「宵宮さ———————ん!!」
 しのぶ「有為さん、大丈夫ですかっ。今診ますからね!!」


 
 一同が有為ちゃんの元に駆け寄る。
 幸い彼女は腹部に擦傷を負っただけで、命に別状はなかった。



 ミツバ「馬鹿……っ。この、向こう見ず……っ!」
 光「おいミツB」
 ミツバ「だって!! あの子もああなって君まで怪我したら僕っ……僕は……」


 一同「……………」


 

 有為「助けて……っ」
 善逸「有為ちゃん? どうし—」
 有為「助けて……っ。みんなが、本当にバラバラになっちゃう……っ」


 有為ちゃんの両目から、大粒の涙がぽろぽろと零れ落ち、地面を濡らした。
 初めてだった。彼女が声を上げて泣いたところを見るのは。
 その行動に、私は—。

 炭治郎「——俺はみんなと一緒に得たものは、宝物だと思ってる」
 義勇「炭治郎……」
 炭治郎「俺らは何のために戦うのか? 誰の為に戦うのか?」


 パチュリー「もちろん仁乃さんを守るため。もう一度みんなで笑い合えるようにするため」
 葵「みんなで得たものを失わないようにするため」
 睦彦「大切な人の笑顔を、守る。カッコ悪くたっていい。ただ、守りたい」


 花子「……よしみんなっ。やろう、力を合わせて。本当に、陳腐な言葉だけど」
 寧々「ううん、陳腐でもいい。私も頑張るっ」
 ルーミア「じゃあいくぞー。かまぼこ隊、ファイト————!」
 一同「オー!」




 ??「ああ、さむさむ。友情ごっこかよ」
  一同「!?」


 求手名「あんたホントに口が悪いね銘祈。そんなアンタがまさか人間の肩を持つとは」
 銘祈「勘違いするな求手名。俺はただ、自分の望む形でもう一度成仏したいだけだ」
 新羅「こーゆーのってツンデレ? あはは、銘祈さん似合わない!w」
 銘祈「黙れ新羅」

 燐月「まあまあ。俺も正直、上司の仕打ちに納得がいっていないし、ね」
 彼岸「これで貸し一つ、ってところかしら。私たちも参加していい?」
 骸「私たちのような罪人が、いいのかしらね」


 禰豆子「ムームー(もちろん!)」
 宇髄「派手でいいじゃねえか! 賛成するぜ」
 煉獄「うむ! みんなで一緒に力を合わせよう!」


 花子「それじゃあ、改めて、胡桃沢救出隊、出動!!」
 一同「オー—————————!!」


 ネクスト→戦闘開始。次回もお楽しみに!
 



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.371 )
日時: 2020/08/06 18:54
名前: パドル&むう (ID: 9Yth0wr6)

 またお姉ちゃんにPC借りています。(姉「いい加減にしいや」)
 今回はお姉ちゃんと5000突破記念で座談会をしまーす!


 ※実際に弟が言ったことを打ってるので、リアルで言ってると思ってくださいな。


 むう「ということで今回は弟のパドル(変な名前だなぁ)に来てもらいました。自己紹介どぞ」
 パドル「(来てもらいましたじゃないよね)こーんにーちはーーーーー! パドルだよ」
 むう「うるせえな…。こーんにーちは——————っ! 作者の無むうでーす!」

 パドル「もうちょっと静かにして」
 むう「……はいごめん」
 パドル「自己紹介をしまーす!(ハイテンション)まず年齢は小3男子です!」
 むう「まだまだお子様でちゅね」
 パドル「(# ゜Д゜)」
 

 むう「はい、私の自己紹介は…、まあ一応言うと頭のねじが数千本外れている作者です」
 パドル「自己紹介って交互にやるものなの?」
 むう「しょうがないでしょ一度に喋ることできないじゃんここでは…んね♪」
 パドル「好きなアニメは(←突然違う話)鬼滅の刃と僕のヒーローアカデミアです!」


 むう「作者の好きなアニメはもう皆さん分かってるので…まあ言うか。鬼滅と花子くんっス」
 パドル「いつもお姉ちゃんのPCを打つところを見ていると、早すぎて目が追い付きません!」
 むう「褒めてんのか、けなしてんのか」

 パドル「好きな遊びは、ボードゲームとカードゲームと鬼ごっことカクレンボです!」
 むう「ゲームばっかりやないかい!!」
 パドル「鬼滅の話題について話していきまーす」
 むう「はいよ(仕切るの私なんすけど)」


 パドル「っていうかさ…鬼滅の刃ってさぁ鬼殺すけんちょっと恐怖系じゃない?」
 むう「うーん鬼殺すっていうと人聞き悪いから、鬼を滅ぼすって言おっか」
 パドル「でさー、鬼滅の刃ってさぁ、面白すぎじゃない?」
 むう「(無視しないでぇぇ……まあ、それな)」


 パドル「ちなみに好きなキャラは轟焦凍と我妻善逸と無一郎です」
 むう「(鬼滅の話に轟君入ってきた_(:3」∠)_)」
 パドル「あ、話ずれた」
 むう「いいやないか。私も善逸と無一郎好きだよ気が合うね(´∀`*)ウフフ」
 パドル「まあ兄弟だからね」

 むう「んじゃあ、次何話します?」
 パドル「何の話すんの? 花子くん?」

 むう「っていうかアンタ花子くん知らんじゃん…話すも何も」
 パドル「一緒に見てたじゃん」
 むう「さすが弟話が早いっ!」


 パドル「っていうか花子くんの主人公って花子くんなの? それともあの名前の忘れた女の子?」
 むう「花子くんでしょ主人公は。あと寧々ちゃんの名前を忘れないで可哀そう」
 パドル「まあでも花子くんには興味は少ししかないので…」
 むう「もうちょっと興味もとう悲しい!! まあそう言う人もいるよね」


 パドル「ということで、今日はここまで。できればコメントを書いてください」
 むう「図々しいな…まあ私もコメント欲しいです!(←おい)」
 二人「では、次回の本編も(この座談会もあるかも)お楽しみに!」
  

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.372 )
日時: 2020/08/06 19:21
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

いや、仲良いなw

私たちもそうだったらどれだけ良いことか…ねぇ?りめ〜?
りめ「……は?何その圧」

パドルくん、まったねー!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.373 )
日時: 2020/08/07 17:32
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 はい。今日はなんかもう、カオスオブカオスです。
 詳しくは雑談掲示板を見て下さい。全てアイツが悪いんだ…。


 *******************

 〈睦彦side〉

 【外 戦闘開始☆】



 睦彦「いいか! 俺が言うことをよく聞け。まずお前ら!」
 霊夢「な、何かしら」
 睦彦「いいか、お前らはとにかくその、スペルカードって奴を打て」

 フラン「グッとしてドカーン!」
 ルーミア「わはー。了解なのだー」


 睦彦「た・だ・し! 胡桃沢の顔面傷つけたら、こ〇す!!←」
 華扇「……………ぶッ」
 輝「ふ、ふふっっ」

 葵「む、睦彦くん、さ、最高wwwww」
 無一郎「(ホッペをギューッと引っ張って)……笑ってないからね。僕全然笑ってないから」
 実弥「嘘つけ時透。めっちゃ我慢してるじゃねえか」

 パチュリー「(本を閉じて)分かったわよ、魔法使いを舐めないで。ちゃんとやるわ」
 咲夜「お嬢様は下がってください。この咲夜が倒して差し上げます」
 レミリア「いいえ、私も一緒に戦うわ咲夜。いいえ、戦わせて」

 咲夜「お嬢様………っ」


 無惨「ふふふふふふふふ、無駄だ。貴様らがどんなに足掻こうが結果は変わらない」
 銘祈「……おい。こんな話聞いてないぞ」
 無惨「当然だ。話すつもりがなかったからな」
 銘祈「………アホが。お前はもう話すな頭が痛くなってくる」

 無惨「成り下がったな銘祈。お前が人間の肩を持つとはな」
 銘祈「勘違いするな。俺はただ、お前が嫌いなだけだ。遺伝子レベルで」
 一同「(遺伝子レベルで!??)」

 銘祈「さあ俺を倒すならやってみやがれ。俺を支配してえならやれ、全力で足掻いてやる」
 無惨「面白い。この私に戦いを挑むという愚か者の思想、褒めてやってもいいのだぞ」
 銘祈「ぬかせ」



 ブンッッッ
 ビシャッッ


 〜銘祈が自分の右腕を切断して〜



 銘祈「新羅——————ッ!!! 喰え————————ッ!(ブンッッ)」
 新羅「(パシッ)………そうこなくっちゃ!」


 ガブリ


 新羅「うーん銘祈さんちゃんと運動してる? 肉スッカスカで味しない。つまりマズい」
 銘祈「手なんだからあたり前だボケナスッッ!! 腕に美味を求めんなアホ!!」




 と。


 〜タタタタタ〜


 珠世「話は聞きました! あの、これ使ってください。鬼化の進行を遅らせる薬です」
 愈史郎「さすが珠世様っ。珠世様は今日も美しい!」

 炭治郎「ありがとうございます珠世さん。助かります」
 珠世「六新鬼月戦の時に、血鬼術が使える薬をしのぶさんと研究しましたよね」
 しのぶ「そういえば、そんなこともありましたね」


 〜珠世、ポケットの中から薬の入った注射器を取り出して〜

 珠世「その薬の研究が進んで、この薬も開発できたんです。ただ、まだ効果が分からなくて」
 寧々「それでもいい! 仁乃ちゃんが元に戻るならそれでもいい!」
 光「そうっすね。ありがとうございます珠世さんっ」


 宇髄「それで…だれがこの注射を胡桃沢に打つんだ?」
 つかさ「うわーすごーい。ねーねー、これってグシャッでしょ? やっt」
 夏彦「やめなさい、つかさ」
 つかさ「はーい」

 睦彦「俺にやらせてください」
 一同「…………」

 ミツバ「ま、異論はないよ。やりたいならやれば?」
 花子「よし、俺たちは全力でサポートに回ろう!」


 仁乃「ウガァァァァァァ!!!(一同に向かって突進)」
 睦彦「覚悟しろ胡桃沢!! 今までお前に勝ったことなんてないけどっ!!」


 そうだ。
 俺は胡桃沢よりも足は遅いし、頭は悪いし、不器用だし、血鬼術だって使えない。
 でも、それでも。


 睦彦「それでも、俺は俺の力を信じる!! 舐めんなよ胡桃沢!!」
 義勇「行くぞ! 突進!!」
 一同「オー————————————!」



 ※あ、戦闘がまた出来なかった……。




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:夏彦×桜


 夏彦「はいよっと、ってことで回ってきました俺とお嬢のターン!」
 桜「お手柔らかにお願いするわね。ってことでナッツン」
 夏彦「久しぶりに懐かしい名前がっΣ(‾□‾|||)」

 桜「ナッツン、今日は何を話すの?」
 夏彦「えーっと、最近どうですか、お嬢調子は」
 桜「キレッキレよ」
 夏彦「あ、それは良かった。俺はちょっと夏バテ気味だな」

 桜「あら。ガリガリ君が必要かしら。確か近所のスーパーで350円(税込み)よ」
 夏彦「何でそんなに詳しいの!??」
 桜「勉強したから。経済の勉強」
 夏彦「経済の勉強!??」

 桜「ナッツンはいつもよりかなりチャラいわ。でもそこが貴方のたった少しの魅力ね」
 夏彦「褒めて………ない!!」
 桜「いつもヘマをしてギャグシーンを作るのによくも懲りないなとは思うわ」
 夏彦「あっはっはありがとうお嬢。毒舌のフォローが俺のハートを射抜いたよ」


 ※あくまで夏彦先輩はショックでした


 桜「サクシャが戦闘をしない件について。こればかりは私も仕方ないと思っているわ」
 夏彦「まあ小説書くのって難しいしね」
 桜「当分、駄作者のレッテルははがれそうにないわね。ご苦労様」

 夏彦「次回。は絶対戦闘すると思うから、引き続き応援よろしく☆」
 桜「一同は何を掴み、何を失うのか。ナッツンのボケにこうご期待ね」
 夏彦「サラッとハードルを上げに来るお嬢も大好きだよ!」


 二人「それでは次回もお楽しみに!」


 ネクスト→本当の本当に戦闘開始。お楽しみに!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.374 )
日時: 2020/08/09 15:01
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 お久しぶりです!
 ずっと微熱あって(今もあるんですが)書きたい気持ちが抑えきれず。
 戦闘頑張ります。ついでに熱も治します。

 *******************

 
 〈善逸side〉


 銘祈「俺はここで無惨を止める! 後は頼んだぞ人間ども!」
 無惨「ふふふ、その虚勢もどこまで持つかな?」
 銘祈「血鬼術・棘血飛来紅!!」


 〜銘祈の体から放たれた血液が有刺鉄線状へと化し無惨の元へ〜


 無惨「(飛んで避ける)ふん。覚悟しろ銘祈。お前もろとも支配してくれるわ」
 銘祈「やってみやがれ! お前が作った【六新鬼月】はそこまでヤワじゃねぇ!!」


 仁乃「ウガァァァァァァ!!」

 善逸「怖えよ仁乃ちゃん。な、なあ睦彦。本当にやんのか? てかお前何してんだ?」
 睦彦「珠世さんからもらった薬を刃にしみこませてんだよ」
 伊之助「何でそんなことする必要があんだよ。そのまま打てばいいだろうが」

 伊黒「恐らく睦彦は不器用だから、上手く血管に打てないんだろう」
 しのぶ「確かに—」

 睦彦「こっちの方が性に合ってるからな。よし、準備できたぞ!」
 霊夢「じゃあ、こちらもスペカ行きましょうか」
 魔理沙「だな! 照準は仁乃の横らへんでいいな?」

 ルーミア「わはー。楽しくなってきたのだー」
 フラン「だねー」

 義勇「頼んだ。花子、つかさもよろしく頼むぞ」
 つかさ「オッケー! 夏彦、桜、と普の助手は噂の準備お願い」
 桜「分かったわ。行きましょうナッツン、八尋さん。赤根さんも危ないからこっちへ」

 寧々「はい! 光くん花子くん、頑張って!」
 葵「茜くん、頑張ってね。応援してるよー」
 茜「あ、ああああ、アオちゃんありがとうっ。僕頑張る!」
 光「あざっす先輩! くれぐれも怪我だけに気を付けて!」

 花子「了解。3番はカガミジゴクの能力使ってサポよろしく。4番も同じく」
 メイ「えー。大っ嫌いな七番様の言うことなんて聞きたくないですよー」
 花子「…………状況分かってる?」
 メイ「冗談も分からないんですかぁ? ふふ、しょうがないですねえ今日きりですよ?」

 ミツバ「ふ、フン。この可愛い僕を戦闘させるんだから、責任は取ってよね」
 花子「分かってる。ちゃんとうまくやるから。あと1番も頼む」
 茜「危なくなったらいつでも時間止めるから!」


 花子「よし、刻羽、準備できたよ! よろしく!」
 睦彦「よし、じゃあ東方陣、スペカ思いっきりぶっ飛ばせぇぇぇ!!」



 魔理沙「行くぞ!! 仁乃上手く避けろよ! 恋符・マスタースパーク!!」
 ルーミア「わはー!! みんな、ぶっ飛ばすのだー! 月符・ムーンライトレイなのだー!!」
 美鈴「行きます! 虹符・彩虹の風鈴!!」
 

  
   ズダァァァァァァァァァァァァァァァァァンン!!!





 仁乃「!!?(飛んで回避)」

 炭治郎「うわっ。うわぁぁぁぁぁァァ!!」
 善逸「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 〜スペルカードが放たれたときの突風で一同の体が宙へ〜



 寧々「持ちこたえて!! うまく行けば仁乃ちゃんの真上に行けるわ!」
 無一郎「りょ、りょうかい〜〜! うわぁぁぁぁあ!」
 蜜璃「よいっしょ。(空中で体を反転)皆大丈夫!?」


 光「大丈夫っス! おい、スペカもういっちょ頼む!! 爆風で頼むぜ!!」
 パチュリー「注文が多くて大変だわ。水符・プリンセスウィンデネ!!」
 咲夜「連続殺人ド————ル!!」



  
  ズダァァァァァァァァァァァァァァァァァンン!!!




 睦彦「うわぁぁぁぁぁっ。よっと。行くぜ、光属性!!」
 善逸・光「おう!」


 仁乃「グルルルルルル……グルルルル………」
 無惨「【紅羽】! お前は十分強いんだ。自信を失うな。大丈夫だ」
 銘祈「うるせえ! 新羅!!」

 新羅「あーあー、はいはい。血鬼術・眼導主従!!」
 無惨「ぐっ………精神攻撃か。面白い」
 新羅「(ズキッ)やっぱり無惨様ほどの相手だとこっちの制御が……っ」


 睦彦「負けんな新羅!! お前が強いってこと、俺の右足が証明してる!!」
 新羅「あはははは、そうだね! 褒め言葉ありがとう!」


 新羅「さあ、チキンレースだ無惨様。ボクらが支配されるのが先か」
 銘祈「はたまた俺らがやられるのが先か。宴を始めようぜ!」
 無惨「ふふふ、望むところだ!」



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:フラン×ルーミア

 フラン「やっと私たちの出番だねルーミア!」
 ルーミア「そーなのだー。やっとで嬉しいのだー。フランはどうだ?」
 フラン「うん、すっごく楽しみだよ!」
 ルーミア「良かったのだー。そうそうフランは戦闘終わったら何したいのだー?」

 フラン「うーん、お腹がすいたからご飯食べたいな」
 ルーミア「そーなのかー。だったら夏彦がおすすめなのだー。前食べたらうまかったのだー」
 フラン「え、ホント? 夏彦はなんでまだ生きてるの?」
 ルーミア「大人の事情とか言うやつらしいのだー」

 フラン「へー。じゃあまた今度試してみるね♪」
 ルーミア「了解なのだー」


 ネクスト→戦闘、まだまだ続きます! お楽しみに!
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.375 )
日時: 2020/08/09 15:26
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

戦闘シーンが萌える…(漢字合ってる?)

あと先生や友達に小説投稿してること言ってんのかー…
先生に何言われるか分かんないから言ってない…
友達なら…数少ない友達なら言ってるかな

がんばって!
あと少し!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.376 )
日時: 2020/08/10 14:23
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 >>375

 燃えるでは?
 萌える…でも嬉しいよ!
 言ってるのは一部の先生と友達だけどね。
 応援してくれてるので感謝!


 

 そ、し、て!
 このあと! 投稿する次回のお話は!!
 アレがあーなってあーなる、つまり花子くんファンはすっごい盛り上がる内容に
 なっていると思うのでお楽しみに!

 あと! 仁乃が喋ります。
 鬼化仁乃の喋りは怖いけど可愛いんでそこんあたりもお楽しみに!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.377 )
日時: 2020/08/10 15:02
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 続きでーす。
 盛り上がってこー!

 *******************


 〈睦彦side〉




 ズダァァァァァァァァァァァァァァァァァンン!!!




 睦彦「うわぁぁぁぁぁっ。よっと。行くぜ、光属性!!」
 善逸・光「おう!」


 
 仁乃「ウガァァァァァァ!!!」
 睦彦「行くぜ俺の奥義! 光の呼吸・拾ノ型……」


 俺は思いっきり両腕を振りかぶって胡桃沢に接近した。
 さっきのスペルカードの爆風で、彼女は絶句した表情のまま固まっている。
 これ以上の好機はそうない。
 ここで決める!!


 睦彦「光の呼吸・拾ノ型 円旋虹——……」


 

 

       ズルッッ





 ………足が滑った。
 不幸にも、前に一歩踏み出そうとした右足の下にはそこそこの大きさの小石があった。
 その石に、俺の義足の金属棒が引っ掛かる。

 

 小石に棒が乗っかかり、ズルリと滑る。
「睦彦!!」と、善逸と光が慌てて後ろに傾く俺に手を伸ばす。
 その手を俺は掴もうとして……。


 ——無防備な俺を、胡桃沢は見逃さなかった。




 仁乃「………………死ねそす」
 睦彦「……く、胡桃沢、喋っ」
 仁乃「紅羽はうるさいの嫌いそす。とっとと、出て行くそす!!」



 ………胡桃沢、いや今は『紅羽』なんて名前を付けられている鬼は、唸るように呟き、そして。
 その赤い瞳で俺を睨み、一直線に俺に向かって突進してきた。
 

 睦彦「(ヤバい、避けねえと!!)う゛っ」


 瞬間、俺の右足に焼けたような痛みが走った。
 ここにきて、足の痛みが再発するとか……。


 仁乃「………くらえそす!! 血鬼術・爆黒炎!!」
 しのぶ「———睦彦くんっ!!」


 くるっ。
 ギュッと両目をつぶり、肩に力を入れる。
 



 その時。
 不意に、胡桃沢の左腕に、黒い腕が巻き付いた。
 黒い腕は彼女の腕を強く引っ張る。


 仁乃「……!!?」


 胡桃沢の体は後ろに倒れ、黒い腕にずるずると引きずられて行く。
 何だ? 何が起こっている?
 思わず周囲を見回し、腕の発生源を確認する。

 謎の黒い腕。それは七峰が持っている鏡から出現していた。
 胡桃沢はそのまま引きずられ、鏡の中に連れて行かれそうになる。


 睦彦「待てっ!」
 仁乃「……離せそすっ!!」

 
 俺は慌てて胡桃沢の開いた右手を掴む。
 黒い腕——カガミジゴクはは俺たち二人を、鏡の中の世界へ連れ込んだ。





 ・・・・・・・・・・・・・・・・



 〈紅羽(鬼化仁乃)side〉




 ここは……どこそす?
 やけに高い部屋の天井には、『封』と書かれた黒い札が貼られてある。
 壁壁壁、ありとあらゆる壁には様々な種類の鏡がかけられ、その鏡面はキラキラと反射している。



 ??「………間一髪ってとこかな」
 仁乃「? 誰そすっ」
 ミツバ「別に、僕だよ。そんなに警戒されると困るんだけど」


 仁乃「——誰かと言われても紅羽には理解しかねるそす」
 ミツバ「そう。じゃあ改めてもう一回この可愛い僕が自己紹介してあげる」


 桃色の髪を撫でつけて、目の前に居る小柄な少年は髪から除く赤い瞳で我を見る。
 そして彼は唇を楽し気に開き、


 ミツバ「僕の名前はミツバ。かもめ学園七不思議が三番目、カガミジゴクの怪」
 仁乃「…カガミジゴク? かもめ学園? 意味が分からぬそす」
 ミツバ「……取りあえず、記憶が戻るまで暇でもつぶしといたら?」


 仁乃「…何を」




     カーン



 仁乃「…!!?(音のした方を振り返って)」
 炭治郎「おーにさーんこーちらー。てーのなるほうへー」
 仁乃「舐めんなそすっ!!」




 ・・・・・・・・・・・・

 


 炭治郎「来た来た来た来た! よし作戦通り!!(だだだだだだだだだだ)」
 仁乃「お前なんか食ってやるそす! 丁度腹が減ってるそす(だだだだだだだだ)」
 炭治郎「よし、交替、頼む善逸!」



 〜炭治郎、曲がり角で不意にUターンして〜


 善逸「おーにさーんこーちらー。てーのなるほうへー! 仁乃ちゃん俺と鬼ごっこだよ!」
 仁乃「仁乃? 我の名前は紅羽そす!!(だだだだだだだだ)」
 善逸「思った以上に速い!!」


 善逸「そんな怖い顔すると睦彦が悲しむよぉ!! 俺だって悲しいよぉー」
 仁乃「睦彦? そんな奴は知らんそす! 紅羽が信頼してるのは無惨だけそす!!(だだだ)」
 善逸「アイツ、こんなにカワイイ仁乃ちゃんに何をしたって言うんだよ!(だだだだだだ)」
 仁乃「戯言は好かんそす!!」


 善逸「交代だ睦彦! あとは頼んだァァァ!」



 〜善逸、曲がり角で不意にUターンして〜


 睦彦「了解! 胡桃沢—今は紅羽か。俺が睦彦だ! しっかり覚えとけ!(だだだだだだだ)」
 仁乃「お前なんか覚えとく対象にはならんそす!!(だだだだだだだ)」
 睦彦「悲しいいい!! ってことで頼みましたシジマさん!」


 
 〜睦彦、曲がり角で不意にUターンして〜



 仁乃「なんだそす。どいつもこいつも……」
 メイ「やっとお会いできましたねー。紅羽さん」
 仁乃「お前は誰そす!! 早くここから出せそす」

 メイ「残念ながらここは3番の領域ですので私には何もできません。その代わり」
 仁乃「……なんだそす」
 メイ「あなたを私の領域に案内しましょう」





  こんな噂、知ってますか?
  七不思議が四番目、「美術室のシジマさん」。



 メイ「——ようこそ、エソラゴトの世界へ」



 ネクスト→ろくきせエソラゴト編開幕! 次回もお楽しみに!




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:シジマメイ×栗花落カナヲ×むう


 メイ「はい、シジマメイです。やっと、次回は私の活躍が期待できそうですねー」
 カナヲ「私は…今回は出番はないけど…メイちゃんの世界で出るからね」
 メイ「サクシャさんが、エソラゴトのお話がすっごく好きなんですよねー」
 むう「はい! 1番がエソラゴト 2番がカガミジゴクです!」

 カナヲ「それで今回はこんなに燃えてたんだ…」
 メイ「読者さんが盛り上がる内容になってますかね?」
 カナヲ「なってるんじゃない? ……なってなかったらごめん…」

 メイ「ちなみにこの作戦、『オー!』と言った後に皆で考えてまして」
 カナヲ「それをかけなかった作者も悪い人だよね」
 むう「ごめんね!??」


 カナヲ「それでは次回、ろくきせ『エソラゴト』編開幕です」
 メイ「皆さんも、エソラゴトの世界へお招きしますねー」
 むう「次回もお楽しみに!」




 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.378 )
日時: 2020/08/11 15:14
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 【大正コソコソ噂話】

 今日の大正コソコソ噂話:教えて、むう先生

睦『先生! なんで俺の身長は低く設定してあるんですかっ!』
む「目立ちたがり屋は身長低い子が多いらしいからだよ!158で高いと思うなよバーカ」
睦『うるせえ!! 152センチに言われたくねぇ!!』

む「……有為ちゃん。君は同志だ。私の気持ちを分かってくれるよね?」
有『身長が同じだからと言って無理やり味方につけようとするの、やめてくれない?」
む「……僕っ子だった理由が明かされて晴れ晴れするけど、なんか違和感すごい!!」

花『先生! なんで花子くんキャラ追加したんですか!』
む「今更!!!』


仁『先生! いつになったら私は元に戻るんですか!』
む「焦らず待て! 今終わるには早すぎる!』

メ『先生! なんで大っ嫌いな7番様と私が一緒にいるんですかっ』
む「好き嫌いするな————ッ!」

ミ『先生! なんで僕に戦闘させるんですかっ! お前もエ〇ビテオですかっ』
む「麗しき乙女にはエ〇ビデオの『エ』の字もないよ!」


茜『先生! なんで僕と善逸の性格は微妙に似てるんですか!』
む「先生に言われても困るよ!!」

無『先生! 何故私は今頃になってようやく登場したのだ?』
む「まさかの鬼舞辻無惨本人が把握できてない件!!!」

パ『先生と言うかお姉ちゃんっ。なんで僕のシーンはないんですかっ』
む「ああもうわかった、今日また二人で執筆しよう!」

伊『先生! 何で俺の出番はゼンッゼンねえんだよ。陸太郎と花乃だけ無駄に多いじゃねえか』
む「う゛っ。痛いところを突くな!!」

父『むう。受験勉強は?』
む「ちょっと今お父さん引っ込んでてええ!!」

夏『むうちゃん。可愛いね』
む「しれっとナンパしないでください!!」


つ「ねえねえ、むう。なんでコロナは収束しないの?」
む「世界で頑張っている医療従事者さん、むうは応援してます頑張ってください!」



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.379 )
日時: 2020/08/11 15:58
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 はいッ。むう先生だよ!
 さて。エソラゴト編、今回から開幕です。
 頑張れ紅羽ちゃん! 頑張れメイちゃん! 
 あと、鏡の外で必死に戦っている六新鬼月、なんかゴメン。

 *******************


 〈六新鬼月side〉


 燐月「陰陽師の力を使って、向こうの学園とこっちの世界をつなげる、か。別にいいけどさぁ」
 骸「無惨様が鏡の中に入らないよう頼んだよ、と言われても…」

 霊夢「これは、あれね」
 魔理沙「ああ」

 一同「(俺たちの扱いが……………雑!!!!!)」


 無惨「チッ。卑怯な手を使うとは……。まあいい。いずれ私もその鏡の世界とやらに入る」
 茜「そ、そそそ、それだけは、絶対にさせないぞ!」
 求手名「お前、いたんだ」

 茜「ヒドッ! いつだっているよ!! 僕そんなに空気薄い?」
 一同「うん」
 茜「うッ。そこまで否定されると、何かあれだな。燃えるね」

 ミライ「おにーさんおにーさん、影薄ーい! ばーか!」
 茜「あはははは、…………ってミライ? 何でいるのっ?」

 ミライ「おんみょーじのおねーさんが、学園とこっちを繋いだから来ちゃったー」
 茜「さすが有為ちゃん!! ミライ、お願いがあるんだけど」

 ミライ「何ー?」
 茜「あの、無惨って言う男にタッチ出来たら、アメあげるよ」
 ミライ「やったーーーー! よーし頑張るぞー!」


 レミリア「向こうではミツバが、無惨が来ないように見張ってるのよね」
 妖夢「じゃあ、こっちは全力で時間を稼ぐんだみょん!」
 一同「おうっ!」



 *******************


 〈紅羽side〉


 世界が、変化する。
 壁の質感は、鉛筆で繊細に書かれたタッチへと変わる。
 青空は水彩絵の具をいっぱいに流したような、透明な色彩へ変化する。
 ただ永遠と鏡と通路が繰り返されるだけだった風景は、突如知らない世界へと変わっていく。


 仁乃「………お前、何を、何をしたそすっ」
 メイ「七不思議が四番目、『美術室のシジマさん』。私は人の希望の世界を反映します」
 仁乃「………希望の、世界」
 メイ「はい。人が願った希望を描いた絵の世界に、人を閉じ込めます」


 仁乃「じゃあここは、紅羽の希望の世界だって言うそすか? そ、そんなの嘘そす」
 メイ「なぜ、そう思いますか?」
 仁乃「見覚えがないからそす。見覚えがないなら、希望じゃないってことそす」


 メイ「果たして、本当にそうですか?」
 仁乃「………何を根拠に」
 メイ「本当に、この風景を観たことがありませんか? この世界の住人を、ホントに知らない?」
 

 メイ「本当に見たことがない? 記憶にない? 思い出せない?」
 仁乃「……………そ、それは……」



 言われて、我は周囲を見回す。
 ここはシジマメイが描いた絵の世界。
 まあ実に綺麗で、そういう陳腐な言葉でしか表せないのが癪だ。

 でも、我には本当に覚えがないのだ。
 例えば、診療所か何かだろうか。
 ベッドがならぶ部屋で、蝶の耳飾りをつけた二つ結びの少女が寝ている男の子たちに話している。


 『今日から皆さんには、機能回復訓練を受けていただきます』
 『ま、マジか……』


 『要するに、あの二つ結びの女と勝負すんだろ? この俺様が負けるはずがない!』
 『睦彦、お前やったことあんのかよ』
 『ねえよ。だが俺は知っている! 何せ俺は強いからな!』

 『アオイさんを見くびったらためだよ睦彦くん。アオイさんは凄いんだから』
 『あいつマジでやべぇからな!』
 『むっくんのプライドがズタズタになっても知らないぞー』


 …………覚えが、ない。
 こんなの、知らない。知らない知らない知らない知らない。
 誰だアイツらは。誰だ。何の話をしている。ここはどこだ。誰だ。

 なんで我はこんなに、焦っているのだろうか。
 知らないはずなのに、胸がざわめくのはなんでなんだろう。
 なぜ、どうしようもなく寂しい気持ちになるのだろう。


 心が、さっきから何かを訴えかけている。
 


 仁乃「…黙れ黙れ黙れ黙れ黙れっっ! 我の全ては無惨のため! 他の奴らなんて知らない!」
 メイ「………ここから出る方法はただ一つです。私の、命令に従うこと」


 メイ「従わなければ、この場所はおろか、3番の領域からも出られませんから」
 仁乃「その、命令とは何だそす。何を、この我に求めるそす」


 メイ「1つ、自分自身と向き合え。 2つ、失ったものに気づけ。 3つ」



 


 メイ「皆さんが、仁乃さんが大好きだと言うことを、あらためて感じて下さい」






 仁乃「仁乃? 誰の名前だ? さっきも、他の人間が言っていたが……あっ」



 気づけば、メイの姿はどこにもなく、ただ診療所のリノリウムの廊下が伸びているだけだった。
 腑に落ちないものを考えながら、取りあえず道なりに沿って歩くことにする。


 仁乃。
 誰だそれは。誰の名前だ。何者だ。
 何故こんなにも心がざわつく。何故こんなにも引っかかる。
 ただの他人の名前だ。きっとあの人間たちの仲間か何かだ絶対。


 仲間。そう、自分には関係ない。




 仁乃「取りあえず、部屋に入るとするそす。自分自身と向き合えとか、訳が分からぬそす」
 

 廊下の左右にある無数の扉のうち、一番自分に近い手前のドアノブに手をかける。
 ドアは蝶番の音をきしませて開いた。

 差し込んだ日光の眩しい日差しに、思わず目を細めて。
 

 ——そこは、診療所の病室ではなかった。



 石段の固い感触。
 遠くにそびえているのは、神社の赤い鳥居だ。
 そこは、どこかおこがましい雰囲気の、小さな神社だった。


 仁乃「………なんで、急に、こんなところに……」


 ここは、自分自身の希望を反映させた絵の世界。
 でもこんな場所は知らない。
 なのに、どこかとても懐かしい。

 
 中央の拝殿の前の賽銭入れに向かって足を踏み出す。
 と、その時。




 ??「誰?」




 植え込みの陰に隠れていた一人の少年が、怪訝な目つきでこっちを見ていた。
 白い小袖に青色の袴。少し長い髪の、十、十一歳くらいの少年は。

 


 ——その数年後、鬼殺隊へと入隊する前の刻羽睦彦、それを紅羽はまだ知らない。


 ネクスト→二人の再開はしかし……。次回もお楽しみに!
      六新鬼月sideもやります!



 

 −−−−−−−−−−−−−−


  このあとどんな展開になると思いますか? 感想や気づいたことなど何でもいいので
  教えて下さると嬉しい!
  仁乃睦ばっかりになってしまう悪癖がありますごめんなさい。
  次回はかまぼこ隊や柱の目線でもやりますのでお楽しみに!



 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.380 )
日時: 2020/08/11 16:46
名前: むう&パドル (ID: 9Yth0wr6)


 【むうと弟の第二回座談会】

 むう「いつもありがとうございます、むうです! そしてまた!」
 パドル「(え、いきなり?)●×△%@」
 むう「おいおいおいおい声帯大丈夫か? カゼか?」
 パドル「ちょっとー今から—↑ ちょっと書いてみたー小説を紹介したいなーと思います」
 むう「………弟よ……( ´∀`)bグッ!」


 パドル「(さっき言ったことは本当じゃない)(‾ー‾)ニヤリ」
 むう「ん? パドルさんなんかニヤニヤしてません? まさか嘘とかじゃないですよね?」
 パドル「いきなり話しかけるけどさぁ、パドルパドルうるさいんだけど。なんか違う名前がいい」

 むう「あーあー、分かりました。じゃあ下から気に入った奴選んでくださいまし」


 ・竹男
 ・太郎
 ・次郎
 ・三郎
 ・カムイ
 ・アルティメット冨坂
 


 むう「さあどれがいいですかー?」
 パドル「じゃあ、二三一」
 むう「にーさんいち? これはあれかな、一ニ三のひふみの反対で『みふひ』か?」
 パドル「いや、ふみかず」

 むう「ふ………ふみかず……だと!? 小3の厨二センス、かっこよ!!」
 パドル「僕ちなみにコナンも好きでーす。あ、名探偵の方ね」
 むう「話飛びすぎ!! んで、ふみかずでいいの? もっとカッコいい名前あるかもよ?」

 パドル「じゃあ、はなちゃんで」
 むう「ブ—————ッッ ん、今何か脳裏に花●夏〇さんが……」

 パドル「いやいや、花●夏〇の真似してるだけだし」
 むう「うちの弟がどうもすみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ————ッ」

 パドル「って言うかぁ…なんか、あの、下に乗っていた名前ってどれもカッコ悪くない?」
 むう「………(゜_゜>) んなわけないじゃんアルティメット冨坂よ? カッコイイじゃん?」
 パドル「でー………(何言おう、もうついていけなくて)」


 むう「弟の視線が冷たい。もうあれですか? 反抗期ですか?どんな事実も受け止めるよ…」
 パドル「って言うか思ってることとかさぁ…書いたり言ったりしてるけんさぁ…分かるよねー」
 むう「ひぃぃ弟が怖いよ、姉をGでも見るような目で見てるよおお!」

 パドルはなちゃん「ナニカワカンナァァーイ」
 むう「ちょ、ちょ、ちょ、パドルさん、本家に失礼ですよΣ(‾□‾|||)」
 
 パドル「……………………・…・なか小説カキコでやるといちいち言わんといけんしやだ」
 むう「じゃあとっととお帰り下さい! GO home!」

 パドル「さようなら………(ヒュー)」
 むう「あああああああ、違う…・ああ…待ってええ…待ってよおお……・」

 むう「次回、パドルはくるのでしょうか…次回もお楽しみに!」
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.381 )
日時: 2020/08/11 17:02
名前: パドル (ID: 9Yth0wr6)


 ※名前、ふみかずに変えたんじゃなかったんかい


 姉)ちょっと弟が書きたいって言ってるので変わります。
   ちょっと変な問題とかあるかもですが弟なりに頑張って書きましたので
   (゜-゜)←こんな目で見守ってくださいませ。


 今日はパドルだけのものにしようと思いまーす
 お姉ちゃんになんで一緒にやらないのか聞かれたので書いときます!
 一緒にやらないのは、なんか取りあえず自分だけの奴かいてみたいし!(年相応の語彙力)
 お姉ちゃんがついてるとなんか色々とさっさとやれとか言われそうです! 嫌です!


 ※すまん。。。


 じゃあ〜今から〜鬼滅の刃と(弟からのサービスで)花子くんのクイズを出すので
 答えが分かった人はコメントで書いてください。
 よろしくお願いします。

 姉)あ、ちなみに分からなくても答えは後程お知らせしまーす
 

 ☆難易度高いのは目をつぶってください☆


 ・鬼滅のクイズだよぉぉぉぉ! by善逸


 第壱問「胡蝶しのぶの誕生日は 何月何日でしょうか?」
 第弐問「水の呼吸の陸ノ型は?」
 第参問「弐ノ型 昇り炎天は誰の呼吸の技でしょうか」
 第肆問「手鬼が食べた人の数は 次のうちどれ? ①11 ②12 ③13」
 第伍問「蜘蛛の鬼の母を倒した呼吸と名前は何でしょうか」

 
 ・花子くんのクイズだよぉぉぉぉお! by善逸


 第壱問「寧々ちゃんが女子トイレの奥から3番目の扉をノックして出て来た人は?」
 第弐問「花子くんが好きな食べ物は?」
 第参問「七不思議1番は、カコと、ミライと、○○」
 第肆問「七不思議の五番目の場所はどこ?」
 第伍問「アメやる妖怪は〜? せーのっ」

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.382 )
日時: 2020/08/11 18:01
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 弟がどうもすみません……。
 何か無駄にませてんですよ。
 いうなればミツバくんに近い性格?
 
 *******************


 〈放送室メンバーside〉

 【カガミジゴクの部屋】


 有為「●×△%●×△%」
 つかさ「宵宮そのままお願いね!」
 有為(了解。詠唱をやめると空間が歪んで、学園と繋がらなくなるから念話で話すよ)


 夏彦「なんか…僕っ子やめちゃったから、違和感がすごいね…」
 桜「人は変わる生き物だし、どう生きようと本人の自由よ」
 夏彦「そっか。そだね。ってことでワンモア俺たちもやってやりますか!」
 桜「ええ。今回は4番もえらく協力的だしね。どんな手を使って口説いたの?」

 夏彦「口説いたとか人聞き悪い。ただ単に、七番がめっちゃお願いして受け入れてくれただけ☆」
 つかさ「よし、行くよ桜ー」

 ミツバ「こんなに頑張ってる僕をほっといて話を進めるとか脳みそ腐ってんの!??」
 桜「頑張っているそぶりなんてないわ。ああ、見張り…お世話様」
 ミツバ「キィ—————! 褒めてないねありがとう!」

 つかさ「そう怒らないでよミツバ—。だいじょうぶ、桜は優しいから」
 桜「ええ」
 ミツバ「うーわ自画自賛とか痛い……」
 夏彦「人の事言えないけどね」
 ミツバ「うーわ耳が痛い……」


 つかさ「じゃあ改めて行くよ、桜!」
 桜「ええ。ナッツン、ラジオの電源入れて。行くわよ(ヘッドホンスチャ)」
 夏彦「(カチッ)」


 こんな噂、知ってますか?
 七不思議が四番目、「美術室のシジマさん」
 彼女の絵の世界に閉じ込められたものは、彼女の命令を執行しない限り、
 二度と生きては戻れないでしょう。

 そして………。



 ・・・・・・・・・・・・・



 〈紅羽side〉

 【神社】


 〜紅羽(鬼化仁乃)、絵の世界の睦彦と出会い〜



 睦彦「…………だれ??」
 紅羽「お前こそなんでそんなとこにいるそす。ここはどこそす」

 
 睦彦「…………俺んちだよ。つかお前は何? 客なら金払えよ」
 紅羽「生憎我は、天下不滅の一文無しそす」
 睦彦「何だよ冷やかしかよ! 行った行った! お前なんかに付き合ってられっかよ」


 紅羽「何でお前は隠れてたんそすか?」
 睦彦「掃除サボると親父に叱られるんだよ。あと兄ちゃんにチクられる。怖いんだぜ」
 紅羽「この世で一番怖いものは、そいつはそすか?」

 睦彦「ああ。親父は怒るとそろばん投げつけてくるんだぜ。そんな親がいてたまるか」
 紅羽「鬼は、怖くないそすか」
 睦彦「鬼? なんだそれは」
 紅羽「………知らない? 馬鹿な。だってお前はさっき、紅羽に追われてた人間そす」


 睦彦「何のことだか知らねえが、俺がここに隠れていることは内緒にしてくれ。えっと、お前—」
 紅羽「………紅羽そす」
 睦彦「可愛い名前だな。俺気に入ったよ」


 そう言って愛嬌のある顔でにっこりと笑う少年に、また胸がずきりとうずいた。
 先ほどから何かがひっかっかる。
 何でなのか、まだ分からない。けれど、心が何かを訴えかけているのは分かる。

 こんな奴は知らない、記憶にないと考えると、焼くような痛みが頭を直撃する。
 その頭痛は自分に何かを知らせようと、しているのかもしれない。


 紅羽「お前……睦彦、とか…う゛っ」


 また、頭痛が精神を蝕んだ。
 ズキズキと、その痛みはやむことはなく。


 睦彦「おいおい、大丈夫か。マジでヤバそうだぞ」
 紅羽「よくあることそす。気にすんなそす」
 睦彦「そうか。無理すんなよ」


 紅羽「お前に、聞きたいことがあるそす。我、ここから出たい。どうすればいいのか知らんそす」
 睦彦「………こことは?」
 紅羽「あのおさげの女は、我を絵の世界に閉じ込めたらしいそす。出る方法、教えてくれんそす」
 睦彦「………」
 紅羽「せめて無惨が助けに来てくれればいいのに……」


 そう言った直後だった。
 目の前にいる彼の様子が、劇的に変わったのは。


 睦彦は、さっきまでの表情とは違う、裏表があるような怪しげな表情をしていた。
 そして我を押し倒すと、呆気にとられた我の顔を覗き込む。
 女の体の上に男が乗っかかる光景はいささかどうかと思うが、今はそこに突っ込む余裕はない。

 
 ——睦彦の表情は、暗く暗く、怖気を与えるには充分だった。



 紅羽「睦彦? ど、どうした……そす……」
 睦彦「………………」
 紅羽「ね、ねえどうしたそす………むっくん………」


 むっくん?
 あれ、何で今、そんな言葉がするっと口に出たんだろう。
 むっくんなんて愛称、目の前に居るコイツは呼んでくれなんて一度も言ってないのに。


 睦彦「…………ねぇ……」
 紅羽「な、何そす……っ 怖いそす……」
 睦彦「…………その、無惨って奴は……ホントにお前のこと好きなのかな?」


 紅羽「え?」
 睦彦「おかしいと、思わない? 助けにずっとこない無惨……」
 紅羽「き、きっと後で来るそす。絶対絶対来るそすっ」


 睦彦「…………無惨は、ホントはお前の事、何とも思ってないんじゃない?」
 紅羽「ち、違うそすっ。お前に何が分かるそすっ」

 睦彦「ねえ。お前をそんなふうにさせた男は今何をしてるのかな」
 紅羽「な、何を言うそす」
 睦彦「…………お前が一生懸命、悪と対峙している時に、そいつは何をやってたのかな」


 紅羽「………やめてそす……」
 睦彦「…………そいつがいなかったから、お前は今こんなふうに、無惨にも裏切られた」
 紅羽「……そいつって誰そす! な、なんでそんなこというそす………っ」






 睦彦「…………ねえ。そいつ、……睦彦の事、殺したほうが、いいんじゃない?」












 紅羽「…………聞きたくなかったそす」
 睦彦「………!!?」
 紅羽「…………お前の口から、そんなこと、聞きたくなかったそす!!」



 なんで、何で何で何で何で。
 なんで紅羽は、睦彦のことをそんなに庇ってしまうのだろうか。
 なんでこんなに、胸が痛いのだろうか。

 求める答えは、もう少しでつかめるはずなのに、なんで、つかめないのだろうか。
 怖い。怖い怖い怖い怖い怖い。
 自分が、怖い。



 睦彦「…………殺さないんだ。じゃあ、俺が殺してあG」
 ??「仁乃ちゃんにそんな物騒なこと、言うんじゃぁぁぁぁねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」




  ズバァドンパスべスブスベリべりべりベリべりベリッッッ



 妖艶な笑みを浮かべて、睦彦が我の腕を掴もうとしたとき。
 甲高い大声が、そして自分の耳を疑いたくなる轟音が、神社の敷地内に鳴り響いた。



 ネクスト→思わぬ助っ人とは一体? 次回もお楽しみに!


 

 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.383 )
日時: 2020/08/12 17:34
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 私は戦闘シーンを書くとき雰囲気作りでテンポの速い曲を流してます。
 今回のこのお話を書くにあたって、PCの横にiPadを置き
 大音量で「ロキ」を流しました。
 内容も「ロキ」にあってると思うので、ぜひ曲を聴きながら聞いていただきたい!
 では、「死ぬんじゃねぇぞお互いにな!」

 *******************


 〈六新鬼月side〉


 骸「水の呼吸・拾壱ノ型 凪!!(ブンッッ)」
 無惨「むッ(飛んで避ける)どうした銘祈! 動きが止まったぞ!」
 銘祈「(う゛っ。無惨の支配が強くなってきた……っ。思うように体が動かせない……っ)」


 燐月「負けないで銘祈くん。先に逝ったらこの俺が許さないからね」
 銘祈「お前に心配されるほどヤワじゃねえよ!」
 燐月「ちぇ。可愛げのない。血鬼術・不死の魂獣!!」

 〜燐月、死なない雑魚鬼を出現させる〜


 燐月「それ、かかれぇ!!」
 雑魚鬼「ウガァァァァァァ!!」
 無惨「っっ!(すんでのところで避ける)」


 フラン「さっきから避けてばかりでちっとも攻撃してこないね」
 彼岸「当然。あの方にとっては私たちは大事な駒。傷一つ付けたくないんでしょう」


 魔理沙「マスタ—スパーク!!」
 ルーミア「ムーンライトレイ!!」



 ズダァァァァァァァァァァンン!!!




 パチュリー「やった……かしら」
 茜「!? 姿が消えたっ? ま、まさかっ。おい後ろっ」
 一同「(バッと振り向いて)」



 無惨「この姿見の中に入れば、紅羽と会える。吸収すれば私の能力もさらに強くなるだろう…」
 レミリア「あいつ、いつのまにっ」
 求手名「ダメだっ。早くしろ! 中に入らせるな!!」

 
 〜無惨、姿見に手をかけて〜

 〜瞬間、姿見の中から黒い腕が伸び〜


 無惨「ぐっ。離せ!!」
 燐月「今だ、操り人形、行け—————————っ」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁ!!」


 

 雑魚鬼が無惨に向かって突進する。
 無惨はニヤリと笑い、右腕を高く上げた。



 茜「(ヤバイ。何か嫌な予感がする!) 止まれぇぇぇ時間!!」
 雑魚鬼「ウがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 茜が壱番の能力を使い、時間を止めた僅か0.1秒前。
 燐月の雑魚鬼たちが、鏡の世界に吸い込まれた。


 茜(っやばい!! 有為ちゃんミツバ聞こえる!? そっちに雑魚鬼襲撃!)
 ミツバ(何だってぇぇぇ!?? ちょ、うわっ ギャッ)


 ガタンッ
 バキンッ
 ボコッ


 グチャグチャグチャグチャグチャッ



 ・・・・・・・・・・・・・・・


 〈紅羽side〉


 大爆音が鳴り響き、慌てて音をした方に視線をやると、睦彦の体が地面にめり込んでいた。
 反射的に振り向くと、黄色い髪の少年は二タァッと笑みを浮かべたのち、


 善逸「こんな可愛い子になにやってんだ睦彦! お前な! このアホッッ」
 伊之助「てめぇもちょっと落ち着け——————ッッ(ボカスカッ)」
 善逸「ギャウッ」


 伊之助「ここは絵の世界だっつってんだろ! この陸太郎はあの陸太郎じゃねぇ!」
 善逸「知ってるよそれぐらい! つかさの奴が調子乗って色々いじったんだろ? 馬鹿が!」
 

 花子「こんなところでケンカしないでくれる? せっかく案内してあげたのに」
 善逸「花子おまえな!! ………その恰好は何だ」
 花子「これ? カッコイイでしょー(マントバサッ)」
 善逸「あーもうムカつく! 何よコレ何よコレ!! でも俺やってやったよカッコつけたよ!」


 睦彦「……ちょっと危ないからこっち行こうな、胡桃沢(紅羽も手を取って)」
 紅羽「……ヒッ」
 睦彦「勘違いするなよ。お前を襲ったのはあくまで『絵の中の俺』であってこっちの俺とは違う」
 紅羽「意味が分からんそす」

 
 睦彦「いいよ今は分からなくても。取りあえず俺と一緒に来い!(グイッ)」
 紅羽「うわっっ」


 その時。


 茜(そっち聞こえるっ!? ちょっとヤバい状況になった!)
 花子「え、ど、どしたの1番」
 茜(実は無惨がこっちに来そうになって、慌てて時間止めたんだけど、)

 茜(止める瞬間、燐月の雑魚鬼がこっちの世界に入っちゃって)
 一同「マジいいいいいいいいいい!??」


 茜(柱たちが今対処してるけど、そのうちそっちにも来るだろうから気を付けて!)
 善逸「何やってんのお前!! それで、時間を止められる期限は?」
 茜(五分だよ、だから急いで!!)


 善・伊・睦「短けぇぇよ!」
 茜(仕方ないんだよ!!)



 〜と、奥から土ぼこりが上がって〜

 

 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァァァァ!!」
 善逸「ギャ————! 来たぁぁ!!」


 睦彦「よっし分かった。俺は胡桃沢連れて鏡の外を目指す! お前たちは、」
 花子「全力で足止めね。おっけ!」
 善逸「ええええええええ、うもう分かったよ! 俺頑張るっ」
 伊之助「つべこべ言うんじゃねェ! 行くぞ!」



 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァァ!!」
 花子「蹴散らせ、白状代!!(ビュンッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!!(ダダダダダンッ)」
 伊之助「獣の呼吸・参ノ牙 喰い裂き!!(ビシャッッ)」


 善逸「今だ行け———————————ッ」
 睦彦「了解—————!(駆け出して)」



 睦彦が我の腕を掴んで駆け出す。
 後ろから聞こえる、鋼が打ち合う音がどんどん遠ざかっていく。
 彼の手のぬくもりを感じながら紅羽は、なぜかとても満たされた気持ちになっていた。


 
 理由は分からないけど、彼と二人で逃げ出すことが嬉しかった。
 



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 睦彦「大丈夫かっ 胡桃沢っ。疲れてないか? もうちょっとペース上げてもいいかっ」
 紅羽「好きにするそすっ。あと我は紅羽そすっ。仁乃でも、胡桃沢でもないそすっ」
 睦彦「そうか! それでも俺は胡桃沢って呼ぶぜ。あとペース上げるぞ!!」
 紅羽「話を、聞けそす!!」



 紅羽「前から聞きたかったけど、その足どうしたそす」
 睦彦「大事な人を守るために、俺が一っっ番嫌いな奴にあげた!」
 紅羽「その大事な人とは?」
 睦彦「…………お前だよ(ボソッ)」



 紅羽「? 何て言った?」
 睦彦「なんでもない!」


 

 〜ダダダダダダダダ〜


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァ!!(前から突進してくる)」
 睦彦「チッ。次から次へと……。面白い。胡桃沢、ちょっと下がってろ」


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァ」
 睦彦「光の呼吸・壱ノ型 爆光一閃!!(ビシャッッ)」
 雑魚鬼「………ァ……ぁぁぁ……」


 睦彦「はい、進めぇぇぇぇぇぇぇ!!(だだだだだだだ)」
 紅羽「無理そす。ここはメイとか言うやつの命令に従わない限り出られないそす」
 睦彦「そのっ、命令とはっ? ……やべえ息キレて来た……っ(だだだだだだだ)」
 紅羽「自分自身と向き合え、失ったものに気づけ、仁乃が愛されていることを感じろ」


 睦彦「なら話は早い。足は止めないでこれでも見とけ!(懐から紙を出して)」
 紅羽「………これは、写真?」
 睦彦「猫被りの生意気なミツバって奴がとってくれた現像写真だ(だだだだだだだ)」



 そこには、遊園地かどこかで撮った集合写真や、
 木刀で手合わせをする男の子と女の子の写真などが映し出されていた。
 


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「睦彦、ごめん取り逃がした————!(向こうから駆けてくる)」
 睦彦「おっけー! 光の呼吸……」

 紅羽「一つ、聞いていいそすか」
 睦彦「このタイミングで!? いいけど簡潔によろしく! 参ノ型 暗暗流打!(ビシャッッ)」
 

 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「霞の呼吸・漆ノ型 朧!(ブンッッ)」
 紅羽「なぜおまえは、我を見ても首を斬ろうとしない?」
 睦彦「光線昇降突!(ドスッ)なんだ、そんなことか?」


 睦彦「好きな奴の首を斬るとか、できるわけないだろうが!」
 紅羽「え、ちょ、お前なにしてるそすっ」
 睦彦「俺の口からそれを言わせんな!」


 〜紅羽の体がふわっと浮く〜


 無一郎「………おんぶだよ」
 睦彦「時透てめぇ! ありがとうあと後ろからも来たから後頼む!」
 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 無一郎「了解。胡桃沢さんのこと、よろしく頼むね(駆け出して)」


 睦彦「おう、任せとけ!」
 紅羽「はな、降ろせそすっ。ちょ、お前っ」
 睦彦「絶対にお前を元に戻す。約束する」




 


 
 ネクスト→雑魚鬼VS鬼滅隊&花子隊&東方。次回もお楽しみに!




 【大正コソコソ噂話】

 今日の大正コソコソ噂話:むうのひとりごと


 
 ( ,,`・ω・´)ンンン?
 ちょとまてちょと待て。この後どうやって絵の世界から抜け出すか全く考えてねぇ!!
 愛と勇気で何とかなるのだろうか。それともみんなが一生懸命、仁乃を説得してくれるのか?
 それともこういう展開にありがちな『過去エピソード』を書いた方がいいのか……。
 あ、そうそう有為ちゃんの過去エピソードかけてないいい……。
 どうしようどうしようこのままだとなんか上っ面だけいい子になっちゃう。
 そんなの嫌だ有為ちゃんエピと仁乃の鬼化戻る方法考えなきゃ……。




 あと、




 燐月お前、地獄で待ってろ(ドス)。
 

 


 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.384 )
日時: 2020/08/13 16:47
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 今日のハイライト。
 一人で見えない友達と会話した後に、弟、

 弟「中二病がキツイ」

 *******************


 〈放送室メンバーside〉

 【カガミジゴクの部屋】


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 ミツバ「ギャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 頼むから鏡だけは割らないでぇぇぇ!!」

 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 ミツバ「………ひいいいいっ」


 雑魚鬼がミツバへと迫る。
 鏡の外にいる無惨の様子を伺っていたミツバは、不意を突かれてじりじりと後ずさる。
 雑魚鬼がゆっくりと口を開く。その口には鋭利な牙がびっしりと生えていて。


 ミツバ「っっっっ!!」
 つかさ「ブンッッ(ドスボキャビシャッッ)」



 凄い音が響いて、思わず顔を上げる。
 眼前にいるはずの雑魚鬼は、何故か白目をむいて倒れていた。
 どうなったのかは、部屋に飛散した血飛沫の量で大体わかる。


 つかさ「だいじょーぶ? ミツバ」
 ミツバ「え……っと、ありがとう……っってぎゃあああああああああ!!」
 桜「無理もないわ。ここではあの子はかなりの危険人物だもの」


 お礼を言おうとして振り返った瞬間、司の着物を真っ赤に染めた血の量に悲鳴を上げるミツバ。
 司が拳骨一発で雑魚鬼を地獄へ送ったのだ。
 胸に去来する、鬼への同情心と既視感。


 夏彦「確かつかさって、前代のカガミジゴクも拳骨一発で殺したよね」
 桜「………つくづくお気の毒だと思うわ」
 ミツバ「………た、助けられて嬉しいと思いたいんだけど思えないごめん……・」


 有為「私の術でメイさんの領域とこの鏡の領域を繋いでる。そのうちここも危なくなるよ」
 夏彦「そだよね。俺らはつかさに敵殴ってもらって終わりだけど、ミツバはどうする?」

 ミツバ「え、え、え、僕一人になるのっ? 守ってくれないのっ?」
 桜「残念ながら私たちは噂を変える能力しかないから……すまないのだけど一人で…」
 ミツバ「いじめだっ! これ絶対いじめだっ!」

 有為「……何を言っているの? 私がミツバさんもろとも助ければいいだけの事でしょ」
 夏彦「さっすがー有為ちゃん話分かってる。もろともの使い方間違えないで怖いよ」
 ミツバ「た、たた、助けてもらうまでの事でもないしっ! 君は自分の命を守りなよっ」


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 有為「………分かった。じゃあここで一旦解散、お疲れ様です」
 ミツバ「分かったよ!! 守ってくださいお願いします!」


 つかさ「よし。じゃあ俺たちは普と合流するから、後頼んだよ宵宮!」
 桜「よろしく頼むわね。じゃあナッツン行くわよ、全速力で逃走!」
 夏彦「りょーかい!」


 
 ※茜の時間停止が終わるまで、あと3分50秒




 ・・・・・・・・・・・・・・・・


 〈義勇×しのぶside〉


 【エソラゴトの世界】



 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 しのぶ「蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ!!(グサッッ)」 
 義勇「水の呼吸・弐ノ型 水車(ビシャッッ)」



 〜雑魚鬼の頸が斬れ〜


 しのぶ「ふぅ……。頸を斬っても死なないとか言ってませんでしたっけ? あれ?」
 義勇「この量…。恐らく何体もの鬼に血を与えているから、そこまで強くはしてないのだろう」
 しのぶ「なるほど。数は力なり、いや、烏合の衆ですかね」

 義勇「さあな。行くぞ胡蝶。まだ向こうに敵が残っている」
 しのぶ「分かってますよ。善は急げです」


 ・・・・・・・・・・・・・・・



 〈蜜璃×伊黒side〉




 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」

 蜜璃「きゃあぁいっぱい来た! 受けきれるかしらっ。いや、頑張るっ!」
 伊黒「14体いるから一人7体で行くぞ。行けるか?」
 蜜璃「大丈夫です。任せて下さい!」


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 蜜璃「恋の呼吸・壱ノ型 初恋のわななき!(ビシャッッ)」
 伊黒「蛇の呼吸・伍ノ型 蜿蜒長蛇!(ブンッッ)」


 雑魚鬼「ァァ………ァ……ぁぁぁぁ……(シュウッ)」


 蜜璃「やりましたね伊黒さん! この調子でいけば時間を稼げるわ」
 伊黒「了解した。油断は禁物、判断を怠るなよ」
 蜜璃「はい!」


 
 ・・・・・・・・・・・・・・


 〈宇髄×煉獄×炭治郎×禰豆子〉


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 炭治郎「禰豆子来たぞ———ッ。お願い!」
 禰豆子「ムー! 血鬼術・爆血!!」


 〜ゴォオォオォオォ〜


 雑魚鬼「ギャッ」
 炭治郎「今だ! 水の呼吸・肆ノ型 打ち潮!!(ブンッッ)」


 雑魚鬼「ウガァァァァァァァァァァァッッ」
 宇髄「的がでかいとやりがいがあるぜ! 音の呼吸・壱ノ型 轟!(ゴオオン)」
 煉獄「炎の呼吸・壱ノ型 不知火!!(ブンッッ)」


 炭治郎「ありがとうございます宇髄さん煉獄さん!」
 宇髄「なあにお礼を言われるまでもねえよ。それよかお前の技も派手になったな!」
 炭治郎「本当ですか! そう言ってもらえると嬉しいです」


 茜(時間停止が切れるまで、あと1分!! 急いで!!)
 燐月(みんなホント俺の不注意のせいでごめん。もうちょっと辛抱して!)


 煉獄「了解した! 無惨の卑劣な行い、許すわけにはいかない!」
 禰豆子「ムームー!(仁乃ちゃんは絶対助けるよ!)」



 ・・・・・・・・・・・


 〈紅羽side〉


 〜エソラゴトの世界脱出を目指して逃走中〜
 〜ついでに紅羽おんぶ中〜


 睦彦「おいシジマさん聞こえるかっ? これ、何とかなんないのかっ?(だだだだだだだ)」
 紅羽「おい、離せっ。離すそすっ!」


 メイ(もちろんこの世界を消滅させることは出来ますが、……それでいいんですか?)
 睦彦「それは、どういう意味だ?(だだだだだだだ)」
 メイ(七番様の弟さんも、もちろん私も出来る限り、仁乃さんが記憶を取り戻せるようにしてる)

 メイ(自力で何とかしないと、いけないのではないですか?)
 睦彦「…………そう、だな。言われてみればそうだ。ごめん、俺やっぱり焦ってるかも」
 メイ(お疲れ様です)



 睦彦「なあシジマさん。胡桃沢、戻ると思うか? ……まだちょっと、不安で(だだだだだだ)」
 有為(希望とか魔法とか勇気とか、そんなものにすがるのが正しいとは思わない)」
 睦彦「っ。てめえ何を言っ」


 有為(でも、起こせないかもしれない奇跡を願うのは悪いことじゃないよ)
 睦彦「宵宮、お前……っ」
 有為(実体験があるから…。奇跡、一緒に起こそう。みんなで、一緒に)


 睦彦「いつもバリバリの毒舌で攻撃してたやつに言われると不思議な気分だな。ありがとう」
 メイ(自力でやらなきゃいけないけれど、睦彦くんがサポートすることは悪いことではない)
 睦彦「そうだよな! よっし分かった。こうなったら全力で思い出させてやる!」



 
 
 みんなは、まだ知らない。
 茜の能力が解け、みんなが懸念していた無惨の鏡の世界侵入が、
 もう既にされてしまっていると言うことに。




 無惨のたくらみは、まだ終わらない。



 ネクスト→無惨、鏡の世界侵入!? 次回もお楽しみに!




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:しのぶ×無一郎


 しのぶ「いつしかのコンビでお送りいたしますね〜。よろしくお願いします」
 無一郎「よ、よろしくお願いします」
 しのぶ「いよいよ激しくなってきましたが、体調管理は大丈夫ですか?」
 無一郎「はい。キレッキレです」

 しのぶ「良かったです〜。冨岡さんはちょっとお腹の調子がわるそうでしたので」
 無一郎「……それは、心配ですね」

 しのぶ「直前に『そんなんだから、みんなに嫌われるんですよ』と言ってからですね」
 無一郎「……それが原因なのでは……」

 しのぶ「それでは次回もお楽しみに!」
 無一郎「いつも応援ありがとう。これからもよろしくね」



 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.385 )
日時: 2020/08/15 21:55
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 お久しぶりです。
 うちのパッパが家にいるので家族の時間大切にしてました。
 あ、そうそう今日のイメージ曲は、YOASOBIの「夜に駆ける」です。
 ぜひ聞きながらお読みくださいませ。
 
 *******************


 〈ミツバside〉

 【カガミジゴクの部屋】


 有為「炭治郎くんたちからの念話で、多少雑魚鬼の数も減ってきているようですね」
 ミツバ「そ、そう? それは良かった。…ってあれ、僕っ子再発?」
 有為「勘違いしないでください。どうにも、敬語なしだと慣れないんです」
 ミツバ「そ、そなんだ。いいんじゃない? 自分の好きなようにすれば」
 有為「そうだね…ですね」


 

 と、その時。
 



 ドンガラガシャンドシャッッ
 バラバラバラバラバラッッ

 


 無惨「やっと中に入れた。貴様が鏡の世界の支配者か? 随分と警備が甘いようだが」
 ミツバ「ッ!? 無惨? な、なんで…東方の人たちはどうして…」
 無惨「ああ、あいつらは少し動けなくしただけだ。しぶとい奴らだった」

 有為「ろ、六新鬼月の皆さんは?」
 無惨「……裏切者たちの事なら、深手を与えた。まぁ少しばかりの時間稼ぎは出来たと思うが」


 ミツバ「……何てことをっ」
 無惨「ミツバと言ったかな。よくもまあ好き放題してくれた、今から地獄に送ってやろう」
 ミツバ「嫌だッ!」



 ミツバの腕が無惨の襟元を掴む。
 鋭い爪が無惨のシャツに食い込み、無惨は鬱陶しそうに首を回す。
 そして彼は、数分前と同じようにニヤリと笑い、腕を振り上げようとして……。



 彼岸「させないっ!」
 骸「光の呼吸・玖ノ型 閃光爆裂!!」


 壁にかけられた鏡からカガミジゴクの部屋へと落ちて来た、六新鬼月の壱の双子の姉妹。
 自身の血鬼術で全ての呼吸が使えるようになった骸は、常に装備している剣を振りかざす。


 バチィィィィィィィィィィッッ!



 無惨「ッ。この私に勝負を挑むとは面白い!」



 無惨が赤い相貌を細めて振り向く。
 彼の視線の先には、六人の鬼—六新鬼月たちが立ちはだかっている。


 燐月「ここで決着をつけよう無惨様。俺たちは俺たちらしく行動する自由があるんだ」
 求手名「いつまでもお前の命令に従ってはいられないな!」
 新羅「そこの陰陽師と怪異くんはどうする? 逃げてもいいんだよ?」


 有為「逃げる? そんな選択肢は残念ながらありませんね!」
 ミツバ「と、とと、当然僕も、こいつにお仕置きしてあげるよ!」


 無惨「——愚かだな。そうしている間にも、紅羽の支配は強まっているのだぞ」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 〈睦彦side〉



 睦彦「ハァ、ハァ。出口がどこかも分かんねえ。取りあえず胡桃沢の記憶を取り戻す!(だだ)」
 紅羽「………刻羽さん」
 睦彦「え?」


 鬼化した胡桃沢が、不意にポツリと呟いた。
 今まで「お前」とか、「睦彦」としか呼ばれてなかったので、驚いて背中の彼女を見る。
 胡桃沢は罰の悪そうに、ぼそぼそと続ける。



 紅羽「睦彦くん」
 睦彦「へ?」
 紅羽「睦彦さん」
 睦彦「お前、何を言って……」


 紅羽「むっくん」




 刹那、俺は目を見開いていた。
 久しぶりに聞いたような感覚に、再び振り向く。
 昔は「刻羽さんと呼べ」だなんて怒鳴っていたけれど、今となればそれ以外で呼ばれることが、とても変に思う。



 紅羽「なんか、むっくんって呼ぶと、安心する」
 睦彦「………」
 紅羽「紅羽のせいで無理をさせてしまってるなら、謝る」
 睦彦「………そ、そんなこと」

 紅羽「分かってるそす。我もずっとモヤモヤしているから。答えはすぐそこにあるのに」
 睦彦「そうだよ、あと少しなんだ。お前に早く戻ってほしい」
 紅羽「どうすればい……う゛っ」



 思慮深げな顔で何やら考えていた彼女が、急に悲鳴を上げて俺の背中から滑り落ちた。
 頭を抱えて地面にうずくまっている。


 睦彦「ど、どうした? 大丈夫か?」
 紅羽「や……やだッ……やめて……ッ 紅羽はお前のものじゃない……っ」


 睦彦「どうしたんだ? なぁ、胡桃z」
 紅羽「ウガァァァァァァァァァァァッッ」



 突然、牙をむき出して胡桃沢が俺に遅いかかってきた。
 不意を突かれた俺は、慌てて剣の柄で攻撃を受け止める。
 彼女は苦しそうに、何かを必死で我慢しているような表情で、こっちを睨んでいた。


 睦彦「っ!?」
 紅羽「違う……グルルルル……違うそす……頭から離れろ無惨…グルルルル……」


 無惨!?
 無惨が鏡の世界に、はたまたこっちのエソラゴトの世界に来ているのか?
 そして胡桃沢がこんなに苦しんでいる原因は、もしかして……。



 睦彦「頑張れ胡桃沢、負けんな! 大丈夫だ、俺はここにいるっ」
 紅羽「我は紅羽じゃない……そんな名前じゃなかったはず……っ お前の言う通りなんか……っ」
 睦彦「負けるな胡桃沢!! こんなの、お前は望んでないだろっ! お前はもっとっ」


 そう、あの胡桃沢仁乃は、ここで折れる人間じゃない。
 俺は彼女を一番近くで見てた。
 いつだって明るくて、優しくて、強くて。
 こんな俺を好きだと言ってくれて、必要だって、そう言ってくれて俺は嬉しくて。

 二人で肩を並べて歩くのが、
 同じ話題で盛り上がるのが、
 彼女にからかわれるのが、ただただ楽しくて。


 だからここで終わっちゃダメだ。
 まだまだ、やりたいことが残っている。
 だからふんばれ、負けないで、また笑って俺を「むっくん」って呼んでほしいから。


 紅羽「離れろ無惨………っ。紅羽は! 仁乃は! お前なんかの支配になんか負けない……っ」
 睦彦「フンバレ! 頑張れ胡桃沢!!」


 紅羽「無惨っ………う゛っ!」



 また、胡桃沢が苦し気にあえいだ。
 どうやら無惨の支配に逃れることに成功したようだ。
 きっと、見えないところで炭治郎たちが無惨と戦ってくれていたのだろう。
 そのことに感謝しつつ、俺は胡桃沢の腕を引っ張って起き上がらせる。



 胡桃沢はまだ瞳や牙は鬼のままだったが、自我はしっかりと取り戻した様子だった。



 睦彦「大丈夫か? 胡桃沢」
 紅羽「思い出した……。全部思い出した。私は、胡桃沢仁乃だった」
 睦彦「ああ、そうだよ。いつだって明るくて優しい、俺の自慢の彼女だよ」


 紅羽「むっくん、一緒に抜け出そう。きっともう、大丈夫だから」
 睦彦「おう。俺はいつでも、お前の味方だ」



 胡桃沢にそっと手を差し出す。
 彼女は俺の手に、自分の小さな指をそっと絡ませた。




 メイ(おめでとうございます。どうやら命令をクリアしたようですね)


 ははは、甘かったなシジマさん!
 俺たちはずっと信じてた。
 こんなことで折れるほど弱い人間じゃないんだぜ!



 睦彦「よし、走るぞぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 紅羽「うん!!」



 二人の歩調がしっかりと合わさる。
 俺たちは、二人で夜に駆けだしていく。



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:むうのひとりごと



 随分あっさりと支配を外した仁乃ですが、これには理由があります。
 何故こんなにもあっさりと事が進んだのか?
 種明かしはまた次回。お楽しみに!
 
 


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.386 )
日時: 2020/08/18 14:56
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 つい先ほど、有為推しのネッ友から
「ねぇ、有為ちゃん地味だけどめっちゃ頑張ってるよね! ねえ!」と言われて、
「そうだよ! 有為ちゃんファンいるよね? いなかったらなんかゴメン」
 というやりとりをしていたのであーる。

 *******************

〈東方キャラside〉

 【鏡の外】


 霊夢「いたたたたた。何がどうなって……ま、魔理沙っ? 大丈夫?」
 魔理沙「くぁ…ん。お、おうこっちは大丈夫なんだけど、無惨が中に…」
 華扇「…ど、どど、どうしましょう。直ぐに私たちも中に入るべきでしょうか」

 有為(その必要はありません)

 妖夢「有為! どういうことだみょん? そっちは平気なの?」
 有為(先ほど仁乃さんがシジマさんの命令をクリア。よって、エソラゴトの世界が消えます)
 ルーミア「そーなのかー。良かったなー。でも本当に大丈夫なのかー?」

 有為(こっちは今、無惨を対処してます。ここに皆さんが来られては、睦彦くんたちが)
 パチュリー「なるほど、了解したわ。私たちはここで見守る。何かあったら言ってね」
 有為(了解です。皆さんも、くれぐれもお気をつけて。絶対に、勝ちます。では)

 
  プツリ


 レミリア「良かった……あともう少しで戦闘が終わるのね」
 フラン「よし、みんな待とう。最後まで」
 一同「ええ」


 ・・・・・・・・・・・・・・



 〈花子side〉


 花子「!? 雑魚鬼が消えたっ? 燐月がこっちの世界に来たのか」
 善逸「ね、ねえなんかエソラゴトの世界が揺れてない? 俺の気のせいかもしれないけど」
 伊之助「確かにミシミシいってんな」


 メイ(七番様聞こえますか? 仁乃さんが命令をクリアしました)

 花子「ほんと!? でかした4番。じゃあ、この世界はいずれ…」
 メイ(はい、消滅します。有為さん頼んでカガミジゴクの部屋につなげてもらいますので)
 花子「分かった! 我妻、嘴平、俺についてきて! こっち!(駆け出して)」





 善逸「おい仁乃ちゃんはどうなったんだ? 記憶、戻ったのか?(だだだだだだ)」
 花子「うん!」
 善逸「ま、マジ? でかしたっ! やったぁぁぁ!」
 花子「急ぐよ!」
 善・伊「おう!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・

 〈六新鬼月side〉

 【仁乃が支配に逃れようとしている時と同時期】



 有為「ここまでです無惨! ボクの兄たちを殺した罪も重ねて、お前を倒す!」
 ミツバ「あの子を元に戻せ!」


 無惨「致命傷を与えたはずだったのだがな」
 新羅「残念でした。さっきちょうど、みんなでお互いの体の一部分を食べたばかりだからねー」
 ミツバ「言い方が怖いよ!!」


 燐月「あ、あと陰陽師たちは何もしなくていいよ。一発で終わるから」
 求手名「みんなに、よろしくって伝えといてくれるか?」
 有為「? どういう意味ですか?」



 有為が首を傾げたその時。
 無惨が六新鬼月の話を遮って、真っ直ぐに彼らに向かって突進してきた。


 無惨「お前たち、これで終わりだ!(腕を振りかざして)」
 彼岸「………血鬼術・無灯籠」


 彼岸が右手を無惨の方に向けて、呟く。
 瞬間、掌の先から黒い煙が発生し、無惨の体を包んだ。
「!!?」と何が起こったのか把握が出来ない無惨は、目を細める。


 燐月「愚かだね。人の記憶から消える鬼の始祖。笑いものだね」
 求手名「はは、滑稽だ。何のために生まれて来たの?」
 

 頭上から自分を見つめる瞳が、怖い。
 そんな目で見られることが、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。

 なんだ、何が起こっている?
 頭がガンガンとうずき、立っていることもままならなくて、無惨は地面に崩れ落ちる。


 有為「なるほど、こう言うことですか。……少し、残念ですね」



 何がだ? お前は何を知っている?
 そんな目で私を見るな、やめろやめろやめろやめろ。

 殺意の籠った視線が刺さる。酷く冷たくて、まるで人間のモノとは思えないもので。
 あ、まあ、この場にいる7人は鬼なのだけど。


 ミツバ「地獄に落ちろ、クソダサ野郎」


 彼の言葉をきっかけに、無惨の意識は、中途途絶えた。




 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:睦彦×伊黒×亜門


 睦彦「祝! 胡桃沢の支配解除&閲覧数6000突破—————!!」
 伊黒「嬉しそうだな」
 睦彦「だって! だってだって!! す、好きなコが元に戻った……ん…ですよ……」
 伊黒「何で言葉がしりすぼみになるんだ。恥ずかしいのか」
 睦彦「当たり前でしょ!?」


 亜門「おい刻羽。何をニヤニヤしているんだ見苦しい」
 睦彦「………あ、あ、亜門っ!? え、ええええええええええ!?」


 ※亜門って誰?って思った人は>>363へGO!


 伊黒「知り合いなのか? というかお前透けてるんだが」
 亜門「うるさいな。ああそうですよ僕は去年病死した鬼殺隊員でコイツの同期です」
 睦彦「……おいおいおいおい、むう、こいつだけはやめろ、俺コイツの事が嫌いなんだ!!」


 むう)この機会に親睦を深めて下さーい


 睦・亜「嘘だろぉおおおおおおおお!??」


 睦彦「……まあ亜門のことはいいとして、何で今日は伊黒さんが?」
 伊黒「甘露寺と仲良くなるにはどうしたらいいのか聞きに来ただけだ」
 亜門「聞くってコイツに? こんな奴に聞くのが間違ってる」
 睦彦「うるせえよ!! あっちいってろバーカ!!」


 伊黒「お前は何でそんなに胡桃沢と仲良くできるんだ」
 睦彦「え、その、何でって言われても……す、好き……だ、からです…」
 亜門「は、はあああああああ? お、お前、胡桃沢さんとどんな関係なんだよ!!」
 睦彦「………つまりその、好き同士だよ…分かんだろ」

 亜門「お前の分際で胡桃沢さんと吊り合うのか!? そっちの方が怖いけど!!」
 睦彦「お前はちょっと黙ってろボケナスッッ」


 伊黒「犬猿の仲か…。うるさいのでそろそろ帰りたいが意見だけ聞かせてほしい」
 睦彦「好きならとにかくアプローチ…って俺に言わせないでくださいよ恥ずかしい」
 伊黒「お前はどんなアプローチをしたんだ?」


 睦彦「えーっと、胡桃沢にヘアピンあげたけど自分で壊して」
 亜門「お前……」
 睦彦「告白しようと思ったらチョコにかく文字間違えて」
 亜門「お前ぇぇぇぇ………」


 睦彦「そ、それでは次回もお楽しみに。さ、さよならッ」
 亜門「逃げたあの馬鹿」
 伊黒「なるほど参考になった。礼を言おうとは死んでも言わないが」



Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.387 )
日時: 2020/08/18 15:46
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 はい。ついに、物語がフィナーレにさしかかっています。
 このまま良かったねちゃんちゃん、になるのか。
 はたまた作者の天邪鬼気質のせいでまさかの展開につながるのか。
 頑張って執筆するのでよろしくお願いしますm(__)m

 *******************


 〈寧々side〉

【カガミジゴクの部屋】


 光「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
 寧々「きゃあぁぁぁぁぁ!」
 葵「あわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 有為「皆さん無事でしたか」
 ミツバ「だ、大根センパイ!」
 禰豆子「ムー———!」


 〜ドスンッと鏡から三人が部屋に落ちてきて〜


 光「いてててて。でも、無事こっちに戻って来れてよかったすね」
 寧々「そうね。仁乃ちゃんの記憶も元に戻ったって聞いたし」
 

 メイ「お疲れ様です、皆さん」
 葵「シジマさんも、色々と頑張ってくれたんですよね。ありがとうございます〜」
 メイ「これっきりですよ。あの大っ嫌いな七番様の言うことを聞くだなんて」

 花子「……大っ嫌いな七番様って、4番あのねぇ…」
 メイ「でも、上手くやれて良かったですね」


 善逸「良かった、みんな無事にカガミジゴクの部屋について。つ、疲れたぁ」
 伊之助「ホントに紋逸は弱っちいな。俺様に比べたらこんなもん何ともねえ!」
 禰豆子「ムームー!」


 しのぶ「あとは、放送室メンバーたちと睦彦くんたちだけですね」
 花子「ああうん、つかさたちはさっきすれ違ったから、すぐに来ると思—」



 〜ドスンッ〜


 つかさ「たっだいまぁぁぁぁぁぁぁ! 普—会いたかったよぉ!(ギュ—ッ)」
 花子「ぐぇッ。苦しい……」

 悲鳴嶼「皆の声がきけて誠に嬉しく思う……南無阿弥陀仏…」
 桜「そうね。睦彦くんも、そろそろこっちに着くと思うわ」

 蜜璃「無惨も倒すことが出来たし、これでようやく平和な時が戻ってくるわね」
 煉獄「うむ! みんなで力を合わせた成果だ!」

 有為「……………そう、ですね」
 無一郎「? 宵宮さん、浮かない顔だけどお腹でも痛いの?」
 炭治郎「有為ちゃん、元気がないようだけど大丈夫なのか?」

 有為「あ、はい。ごめんなさいちょっと考えごとしてて…」
 炭治郎「(? なんだろう、このモヤモヤした感じ)」


 〜ドスンッ〜
 

 睦彦「お、っとっと。遅くなって悪い!」
 仁乃「……………」

 宇髄「地味に遅かったがうまくやれたようで嬉しいぜ。なぁ不死川」
 実弥「あァん?  まあ上々の出来じゃねェか。褒めてやるぜェ」
 

 寧々「仁乃ちゃんっ。良かった……良かった、無事で………っ」
 花子「ヤシロったら涙もろいんだから」
 寧々「花子くんだって泣いてるじゃないの!」
 花子「そ、そそ、そん゛なわけないじゃん゛っ!」


 仁乃「……………みんな……ごめん私…心配かけて……っ」
 炭治郎「そんなことないよ」
 仁乃「……………ごめん。ごぉめんっ。ごめ゛ん゛なざい゛………っ」

 一同「……………」


 睦彦「ごめんなさい、より、ありがとうの方が嬉しいよ。ごめんは、また後でだ」
 仁乃「む、むっぐぅぅんんんんんん——————!! うわ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ」
 睦彦「お、ちょ、だから泣くなって……」

 善逸「そそそ、そうだよ、まだやること残ってるもん。注射打たなきゃ」
 しのぶ「ここでは無理ですから、向こうに戻ってからですね」


 有為「では、繋げていた学園との境界を閉じます。転移術起動。揺れにご注意ください」



 〜ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん〜



 義勇「本当に、色々あったな…。かまぼこ隊と、」
 伊黒「柱と、花子隊と、東方の面々で戦ったな」

 炭治郎「本当に、疲れたし苦しかったけど、でも……」
 寧々「大切なものにもう一度気づけたわね」


 夏彦「………あれ?」
 桜「どうしたのナッツン。ここまで来て忘れものをしたとか言ったらぶっ飛ばすわよ」
 つかさ「どうしたの?」


 夏彦「本当に、これで全員だっけ。柱と、かまぼこ隊と、東方キャラと、花子隊だけだっけ」
 有為「…………」
 善逸「何言ってんだ夏彦。これで全員だぞ。何がおかしいの?」

 しのぶ「大丈夫ですか? 夏彦さん」
 夏彦「あれ、なんか他にメンバーがいたような気がするんだけど……夢かなあ」


 有為「…………転移術起動。行きますよ!」



 〜ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん〜

 〜ドサッ〜




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 〈炭治郎side〉

 【外】
 


 〜ドサ〜



 魔理沙「あ、戻ってきた! おーい大丈夫か?」
 華扇「良かったです、皆さん無事で」

 パチュリー「どうやらうまく行ったようね。無事で何よりだわ」
 霊夢「記憶も戻ったそうじゃない。良かったわ」


 花子「それじゃあ、最後の締めくくり、行こうか」
 炭治郎「本当にその方法で行けるのか睦彦くん。剣に薬をしみこませてたけど……」


 俺は少し離れたところで鞘から剣を抜いている睦彦くんに声をかける。
 彼はニヤリと笑って、「大丈夫だって」とおざなりに手を振った。

 睦彦くんの数メートル先には仁乃ちゃんが立っている。
 瞳や牙は鬼化のままだが、人格はしっかりと以前の仁乃ちゃんに戻っている。
 妹が鬼化したその瞬間を見ている俺は、睦彦くんのこれまでの気持ちが手に取るようにわかる。


 炭治郎「本当に……良かったなぁ………!」
 禰豆子「ムームー」


 善逸「終わったら絶対みんなでパーティーでしょ当然! 楽しみ!」
 伊之助「天ぷら天ぷら!!」


 善逸と伊之助が食べ物論議に花を咲かせる中、睦彦くんは抜いた剣を構える。
 キリッと仁乃ちゃんを睨むと、数メートル先の仁乃ちゃんも口元をきゅっと結んだ。


 睦彦「行くぞ胡桃沢!! ちゃんと見とけ!!」
 仁乃「な、何をっ?」



 瞬間、ビュウウウウウウウンという突風が吹き荒れる。
 雷の呼吸特有の、足の筋肉に空気を沢山いれて一気に加速する走術だ。
 加速する速度。睦彦くんはあっという間に仁乃ちゃんとの距離を詰めると、地を蹴った。



 ふわっと、彼の体が宙を舞う。
 その姿勢は流石、バランス神経がいいだけあって、不安定な場所でもピクともしない。
 身体を操って仁乃ちゃんの頭上に移動した睦彦くんは、よく透る大きな声で叫ぶ。



 睦彦「今から、お前の……恋B…いや、英雄がいい! 英雄が、お前を救う所だよ!!」
 仁乃「………っ」



 睦彦「光の呼吸・拾ノ型—————」


 一瞬「恋人」と言う恥ずかしい単語を言いかけた睦彦くんの顔に赤みがさす。
 彼は顔を左右に振って雑念を追い払うと、剣をまっすぐに仁乃ちゃんへと振り下ろした。


 睦彦「円・旋・虹・光————————————!!!」



 剣が大きな円を描き、仁乃ちゃんの頬の皮膚を数センチ切った。
 もちろん彼が威力を最小限にまで抑えて剣を振るったのだ。
 不意をつかれた仁乃ちゃんの体が後ろへ傾く。







 その身体を、睦彦くんは剣を地面に投げ捨てると、ギュッと抱きしめた。




 背中から伝わる体温のぬくもりに触れて、睦彦くんの肩が震える。
 そしてそれは、抱き着かれた仁乃ちゃんも同じだった。
 何かを我慢するように、今まできゅっと結ばれていた口が開く。
 その口から漏れたのは、嗚咽と、ただただ『ごめんなさい』の言葉だった。



 仁乃「ごめんなざい……ごめ゛んなざい……っ。わ、私、みんな゛がいでくれで、本当に……っ」
 睦彦「お前……っ。馬鹿だろ、そんな一人で……敵を相手したりとか……っ」
 仁乃「ごめ゛ん……ごぉめんっ。み゛んながいだから゛ッ……私は……私はまたっ」


 涙で前が見えない。
 嗚咽はやむことなく、彼女の頬を流れ顎へとつたっていく。
 

 睦彦「大丈夫だ。大丈夫だから。ちゃんと、全部分かってるから」
 仁乃「ごめ゛んなざい………! 本当に、ごめ゛んなざい………っ」
 睦彦「言ったろ、ごめんねは後でいいんだって。生きててくれて、ありがとうが先なんだって」



 仁乃ちゃんは一瞬キョトンとして、睦彦くんを見る。
 そして、一瞬俯いて視線をそらし、そしてすぐに顔を上げ、ゆっくりとほほ笑む。
 その両目には沢山の雫がついていて、それはゆっくりと流れ落ちた。



 彼女の涙は、ゆっくりと地面を揺らしていった。



 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.388 )
日時: 2020/08/18 16:06
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

むっくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!

「ごめんなさい、より、ありがとうの方が嬉しいよ。ごめんは、また後でだ」

…は…ね?

かっこよかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
彼氏になって下さいお願いします…

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.389 )
日時: 2020/08/18 16:49
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)


 >>388


 むっくうううううううううううううん!!
 フタマタは許さんぞぉ!

 炭治郎にはカナヲ! 善逸には禰豆子! 伊之助にはアオイさん!
 睦彦には仁乃!! 花子くんには寧々! 光くんにも寧々! 
 茜くんにはアオちゃん! 桜ちゃんには夏彦! つかさくんにも桜ちゃん!


 この盤面で睦彦を彼氏にしてほしいなんて言ったら…。
 寧々ちゃん桜ちゃんにならぶフタマタになってしまうぅぅ。
 でも責任はこんな性格にしちゃった作者のせいだ。
 だからいつでも貰ってくださいな(理不尽)


 有為ちゃんは………ま、頑張れ(理不尽)。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.390 )
日時: 2020/08/18 20:51
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 
 よし分かった。今日は皆さんの期待に応えてもう一話更新だ!
 頼むから泣かないでね?
 うちのマッマはこの話見て泣いちゃったけど頼むから泣かないでね?
 とか言って感動してほしいむうです。

 *******************


 〈有為side〉

 【外】


 わんわんと、子供みたいに泣きじゃくっていた仁乃さんがやっと泣き止んだ。
 すすんと鼻をすすって、恥ずかしそうに笑っている。
 反対に、睦彦くんの自慢の小袖は、よれよれになってしまっていた。


 睦彦「………ま、いっか」
 仁乃「あ、ごめん……」
 睦彦「いいっていいって。薬が効いて、ちゃんと人間に戻れるなら、それでいいって」
 仁乃「うん、ありがとう」


 夏彦「……みんな、無事で良かったね」


 咲夜「何回同じこと言ってるんですか?」
 美鈴「さ、咲夜さんだってずっと頭の中で考えてたくせに!」
 咲夜「そんなこと、これっぽちも思ってないわよ!」
 美鈴「顔に書いてあります!!」


 有為「みんなで………」 
 炭治郎「どうしたの、有為ちゃん。さっきから何か変だぞ?」

 

 みんな無事だった……。
 みんな、怪我もなく、無事だった。
 ううん、違う……。本当は、本当は……。



 『みんなに、よろしくって、伝えといてくれるか?』



 これを、みんなに見せるべきだろうか。
 事実を知って、みんなはどんな反応をするだろう。
 悲しむかな。泣いてしまうかな。それとも、怒るだろうか。


 でも、これを見せなかったら絶対後悔する。
 やっぱり、見せよう。
 そう、彼らが望んだのならば、ボクは任された役目を全うしなくてはいけない。


 
 有為「皆さん、大事な話があるんです」
 一同「大事な話?」


 ミツバ「っ……」
 有為「ミツバくん。いうしかないんです。あれ、見せて下さい」
 ミツバ「わ、分かったよ……。みんな、これ見て……」



 ボクの横に立っていたミツバくんが、観念したように肩をすくめた。
 そしていつも持ち歩いているデジタルカメラを操作し、画面をみんなに向ける。
 一同はその画面を、一緒に覗き込んだ。


 ミツバ「頼まれたんだ。これを見せてほしいって。頼まれたからさ……」


 カメラの画面には、彼がとった写真が映し出されていた。
 土の固い地面に、棒か何かで書いた、ある文章の写真だった。
 それはところどころ筆跡が違っている。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 親愛なる戦友たちへ


 君たちがこれを見ているということは、もう戦いが終わったころだと思う。
 お前らの戦いはうまくいったか?
 その様子だと、きっとうまく行ったんだろうね。
 ボクたちの出る幕もなかったってところかな。

 俺らは考えた。
 今まで300年間ずっと悪事を働いてきたアタシたちが、勝手に人助けをしていいのかって。
 みんなが「一緒にやろう」って言ってくれても、私たちはまだ怖かった。
 そんなに優しくされたことが今までなかったから。


 だから僕たち俺たち私たちは、ここで終わりにするよ。
 無惨様の、俺たちや今日の戦闘に関する記憶は彼岸が消した。
 これでもう何かしてきたりはしないだろう。そしてアタシらの出番はここまでだ。
 彼岸の血鬼術で俺たちの記憶を消す。そしてそのまま天国に行くことにする。


 本当はこんな手紙なんて書かなくても良かったんだけど、やっぱり未練が残ったわね。
 俺たち鬼にこんな思いをさせるなんて、やっぱりキミたちは罪作りだよ。

 
 ごめんねと書くのはやめる。代わりに、今までありがとう。
 色々と迷惑かけた、いやこれも書かない方がいいな。色々と沢山ありがとう。
 今度会うときはまた、よろしく頼むよ。

 ま〇←今度は泣かない


 今までありがとう。キミたちお前たち貴方たちに、不滅の幸あれ。


 燐月 銘祈 求手名 新羅 骸 彼岸



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

 有為「皆さんの記憶のなかでは、彼らの存在はいないんです。ボクらは知ってたので」
 ミツバ「……………っ」


 夏彦「……引っかかったのは、これだったのか…」
 炭治郎「人の存在を消す能力を使って、無惨の記憶もろとも自分たちの記憶も消した…」
 


 睦彦「…………っ。ふっざけんな!!!」
 善逸「む、睦彦……」
 睦彦「何だよっ。こんなことをして、俺たちが喜ぶと思ったか! なあ!」


 善逸「……っ。クソ!! せっかくみんなでまた会えると思ったのに!」
 禰豆子「ムー……」
 伊之助「アイツらッ。今度あ…今度なんてねえじゃねえかクソッ!」



 寧々「……ふっ。うっ。うあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!」
 花子「ヤシロ……(寧々の背中をさすって)」
 寧々「うあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ………」



 炭治郎「……俺たちは馬鹿だった。本当に、最後まで…感謝も伝えられないまま……」
 桜「悲しいわね。こういう終わりもあるってこと、分かってたのに目をそらして」


 仁乃「う゛ああああ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!」





 *******************


 【白い空間】



 新羅「……ハァ。大丈夫、燐月さん。目が赤いよ?」
 燐月「そういう新羅だって、らしくないじゃん」
 新羅「まあね。涙なんて久しぶりに流したよ」


 銘祈「……これで、良かったのか?」
 求手名「いいんだよ。アタシらはそろそろ罪を浄化しなきゃいけねーだろ」
 銘祈「心残りとかは」
 求手名「ばっか! あるわけ……ねぇ……」


 求手名「あるよ! ありまくりだよ! 言わせんなよなあ!!」
 銘祈「………すまない」
 求手名「少しの間だけど楽しかったし! 楽しかったんだよ!」


 彼岸「分かるわ。本当にいい時間を過ごしたもの」
 求手名「仕方ないんだよ!! 仕方ないけど、もう少し、もう少しだけ……っ」


 骸「それは、もう無理なようね。仕方のないことだけど、そろそろ」
 燐月「そうだね。あの手紙もいずれ、消えちゃうのかな。寂しいね」
 求手名「それでもいつか、思い出してくれたらいいなぁ」
 燐月「そうだね」



 六新鬼月一同「またね、鬼狩りさん」





 ネクスト→ありがとう、六新鬼月。ありがとう、みんな。次回もお楽しみに。
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.391 )
日時: 2020/08/18 20:41
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

お…終わってまう…えぇ…やだよぉ…
(ワガママ)

あと、誤字発見!
すいません、上から目線ですねw

「咲夜「何回同じこと言ってるんですか?」
 美鈴「さ、咲夜さんだってずっと頭の中で考えてたくせに!」
 咲夜「そんなこと、これっぽちも思ってないわよ!」
 咲夜「顔に書いてあります!!」」

美鈴が咲夜になってるよ!↑
めーさくよきよきでした&#9825;

私の方ではむっくんと仁乃ちゃんは出てくる予定です!
キサツ学園の公認カップルとして&#9825;
(おけですか?)
頑張れ、頑張れ、あとちょっと!
私からのメッセージです
今回はまだ最終回じゃないので感想は省かせて頂きます


*******************
むうさん

いつも小説投稿お疲れさまです。
毎回物語や表現法、キャラとの繋がりに驚かされています。
やはり中3だなぁと感心します。
あと…ここだけの話、私の雑談小説はむうさんみたいに長い連載物語を作りたかったからなんですよ?
勝手に張り合ってましたw
これからも、受験勉強、小説投稿、その他色々楽しんで下さい。
年下の私が言うのもアレですが、人生って終わりの方にいけばいくほど短く感じるものです。
「授業早く終わってー!」
って思っていた時期も大人になれば短く感じるものです。
人生後悔もしながら、幸せになって下さい。
*******************

何この文
おばあちゃんかよw
まぁ…はい、頑張れ!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.392 )
日時: 2020/08/19 13:51
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

>>391 優羽ちゃん

コメントありがとう!
これからも小説に勉強に頑張ります!
あと公式カップルだって!?
嬉し恥ずかしなのは私も。
睦彦)へ!?
仁乃)やったー!よろしくね〜!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.393 )
日時: 2020/08/19 16:34
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 あと、2,3話で完結をひかえたろくきせ。
 3月から5カ月にもわたって連載してきた本編も、ようやくラスト。
 最後までお付き合いいただきありがとうございました!


 *******************


 〈睦彦side〉

 【蝶屋敷】


 あれからどうなったのか、簡単に話そうと思う。
 胡桃沢はあれから、昏倒状態へ陥ってしまい、蝶屋敷で介抱してもらっている。
 幸いすぐに意識は戻ったが、鬼化から人間へと戻る過程でかなりの体力を消耗したらしく、
 全身の筋肉のしびれなどの症状が続いていて、体力回復が優先される。


 しのぶ「後遺症もないですし、ぐっすりベッドで眠ればすぐに良くなると思いますよ」
 睦彦「そうですか。良かったぁ……」
 アオイ「消化にいいものを食べて、安静にすれば大丈夫です。あと」


 アオイ「仁乃さんが寂しがっていたら、声をかけてあげてくださいね」
 睦彦「おう。了解」



 『———』の手紙は、跡形もなく消え失せてしまった。
 何が書かれてあったのか、送り主の名前は何だったのか、覚えている人はいない。
 けれど何故か胸には、あったかいものが今でも残っている。
 だから大丈夫だと、俺は信じている。



 
 ・・・・・・・・・・・・・・・



 【厨房】


 桜「えっと、コーヒーを飲む人は私とあの子と、あと誰か飲みたい人はいるかしら」
 寧・葵・善・夏「はい!」
 
 夏彦「お嬢が作ったものは残さす飲むのが俺の役目ですから」
 つかさ「やったー。桜のコーヒー! ねぇねぇミルクたっぷり入れてね!」
 桜「お子様」
 つかさ「えーいいでしょー。ねぇねぇねぇねぇ」

 寧々「七峰先輩の紅茶やコーヒーっていつも美味しくて憧れるわ〜」
 善逸「さささ、桜さんのつくったものがマズいわけないよ! 睦彦じゃあるまいし!」
 睦彦「おいッ」


 有為「(トトトトトト)野菜、切ったらボウルに入れといてください」
 光「了解っす。アオイさん、こっちの野菜は使っちゃっていいすか?」
 アオイ「ああ、その野菜は好きに使って結構ですよ」


 茜「あれ、伊之助や柱たちはどこに?」
 寧々「伊之助くんは禰豆子ちゃんの相手。他の柱のみんなは臨時柱合会議に行っているわ」
 茜「ああそっかぁ。この前の事報告しなきゃいけないのか。大変だね」

 
 睦彦「よし、…できた。いつも卵焼きすら失敗した俺が、ちゃんとおかゆ作れた」
 有為「料理の腕、上がってるみたいだね」

 炭治郎「いつも夜遅くまで練習してたもんな。良かったな睦彦くん」
 睦彦「どうしてそのことッ」
 カナヲ「私から……炭治郎に伝えたの。私は…しのぶ様に聞いて…」
 睦彦「伝達早すぎだろうが!! さすが師弟の絆!!」


 カナヲ「あ、私、仁乃ちゃんの状態…、見て、くるね。じゃあまた(バタン)」
 炭治郎「ありがとうカナヲ」
 カナヲ「あ、あと睦彦……メイちゃんが、後で来てって言ってたよ」
 睦彦「? わ、分かった」


 花子「ねえねえ刻羽。そのおかゆ、胡桃沢に『あーん』してあげなよ」
 睦彦「は、はああああ!? おま、お前バッカじゃないの!? ///」
 花子「だって胡桃沢、手足しびれてるんでしょ? そんな状態でスプーン持てる?」
 睦彦「あがッ///」


 ※羞恥心<正論


 睦彦「………『あーん』って……」
 つかさ「(からかっちゃえ)あ、そうそう、胡桃沢が前に言ってたんだけどさー」
 睦彦「何を?」
 つかさ「私将来、むっくんに『あーん』してもらいたいなーって」
 睦彦「はあああああ!? あ、あいつ、そんなこと言ってたのかッ!??」

 善逸「良かったなぁ睦彦。これがモテてるってことだよ。いいな頭お花畑で……」
 茜「憧れるなぁ。僕もずっと告白してるんだけど、アオちゃんに振り向いてもらえない…」
 夏彦「俺もなんか鼻であしらわれてる感が……」


 ※リア充爆発しろと言う気持ち<恋人がほしい気持ち


 睦彦「お、俺ちょっと昼飯持って行ってくるわ! あ、あとでな非リア充!」
 善・茜・夏・花「最後の言葉は消せ—————!!!」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・


 【寝室】



 睦彦「(ガラッッ)お、胡桃沢、起きたのか」
 仁乃「あ、むっくん。うん、さっき起きたとこ」


 ベッドから起き上がっている胡桃沢の腕には、点滴のチューブがまかれてある。
 顔には包帯がまかれ、ところどころ血が滲んでいる様はとっても痛々しそうで…。
 何だか、ちょっと触ったらすぐ崩れてしまいそうで……。


 仁乃「……何て顔してんの。ごめんねは、また後でなんでしょ?」
 睦彦「……そ、そうだったよな。言い出しっぺなのに、なんかごめん」
 仁乃「ううん。心配してくれてありがとね」


 ……『あーん』。
 やばいやばいやばいやばい、俺は何を考えてるんだ。
 そうだ、これはやらしい気持ちとかそんなんじゃなくて、相手が病人だから。
 そう、それだけの理由。決して俺が自分からしたいとか思ってないし。うん。


 睦彦「……ほら!!」
 仁乃「ふぇ?」
 

 おかゆが入ったお椀の中のものをスプーンですくって、彼女の口元へ差し出す。
 もちろん、直視は出来ない。
 だって、きっとまたからかわれるだろうから。

 
 睦彦「……ほら!!」
 仁乃「むっくん、そんなに私に『あーん』したかったの?」
 睦彦「ちがうよ!! そ、そんなんじゃ……そんなんじゃ……」

 仁乃「顔、赤いよ?」
 睦彦「食えよ!!」
 仁乃「そんなふうに無作法にやられても困るよ。ほら、言ったでしょ、『あーん』って」


 ……きっと、俺はいくつになっても、彼女には勝てないんだろう。
 仕方ない。コイツのそういうとこが好きなんだから。


 睦彦「あ、『あーん』」
 仁乃「よくできましたー。(パクッ)ん〜〜!! お米の味しかしない!!」
 睦彦「………お前…どんだけ俺をからかえば気が済むんだよ……」


 っていうかおかゆなんだから米の味しかしなくて当然だろ。
 あんなに一生懸命作ったのに、第一声がそれかよ。泣く。

 仁乃「私、むっくんしかからかわないよ?」
 睦彦「ふぇ? ///」
 仁乃「いつもいい反応するから、手元においてなきゃ寂しいんだー」
 睦彦「……………俺はぬいぐるみかよ……」



 でも、良かった。コイツが元に戻ってくれて。
 好きな人ができると、自分が自分でなくなるって言うけど、そうかもしれない。
 実際、あんなに走ったことなんてなかったし、怪我したことなんてなかった。

 
 まあ、今日は『あーん』だけでも良しとするか。
 


 ※ちなみに睦彦の『あーん』は花子の指示によってミツバに盗撮されてました。



 ミツバ「僕がしたくてしたわけじゃないんだからね!! ここ重要だから!!」

 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.394 )
日時: 2020/08/20 15:43
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 みんな、最終回まで(これ入れて)残り2話の心境はどうだ?

 炭治郎「終わって悲しいです!」←正直
 禰豆子「ムー…。ムー!」(でもみんなの応援があってこそだよね!)←そうだね!
 善逸「いつになったら禰豆子ちゃんと付き合えるんだよぉぉおお!」←そこかよ!
 伊之助「天ぷら天ぷら!!」←おいw
 睦彦「色々あったけど、最後はハッピーエンドで終わりたいな!」←うん!
 有為「みなさんと一緒に歩めたことがとても嬉しいよ」←うん(泣くぞ)
 仁乃「みなさんが素敵な奇跡を歩めますように♪」←作者も願ってます。


 **************************************



 【産屋敷邸】


 〈臨時柱合会議〉


 お館様「なるほど。無惨は炭治郎を狙って、仁乃を襲撃したんだね」
 
 義勇「そうです。胡桃沢仁乃を鬼化させて我らもろとも殺そうとしていました」
 蜜璃「そ、それでも、あの、えっと、誰かが助けてくれたんですっ」
 お館様「誰かとは誰だい? 蜜璃」
 蜜璃「えっと、えっと………。ごめんなさい、思い出せません……」


 煉獄「思い出せないのは私も同じですが、無惨を撃退できたのは彼らのおかげです!」
 お館様「なるほど……名前は皆忘れているが、助けてもらったことは覚えている、と」
 無一郎「思い出そうとすると、霧がかかったように思考がぼやけます。意図的に」

 お館様「どうやら誰かの狙いで、記憶の干渉を拒絶されていると考えるのが妥当だね」
 伊黒「そうです」
 宇髄「こういう形で助けられると地味にモヤモヤするんだよなぁ」
 実弥「当たり前だろ。思い出したくても思い出せねェんだからよォ」

 お館様「誰かがは分からないけど、私もその助っ人たちに心から感謝するよ。
     実際彼らの功績がなければどうなってたか分からないからね」


 悲鳴嶼「はい……皆が怪我無く戦闘を終えられたこと、まことに嬉しく思います…」
 無一郎「同じく。……東方や花子隊、かまぼこ隊の協力があってこそですね」

 お館様「そういえばしのぶは今日ここにいないけど、どうしたのかな」
 義勇「胡桃沢の看病とその他の仕事が重なり、どうしても出席できないそうです」
 お館様「なるほど」


 お館様「君たちは突然の襲撃にも動じず行動してくれた。そのことをとても嬉しく思う」
 柱一同「ありがとうございます!」

 お館様「それでは今日の柱合会議は終わりにするよ。皆の活躍を期待しているよ」
 実弥「お館様に関しましても、くれぐれもご自愛くださいませ」
 蜜璃「(ああ〜また言われちゃった…お館様への挨拶…)」


 お館様「それと、睦彦たちによろしく。あと」
 黒髪「こちら、暑中見舞いになります。胡蝶隊士によろしくお願いします」
 柱一同「これは……」


 お館様「梅酒だよ」
 無一郎「梅酒………」
 伊黒「何を羨まし気に呟いているんだ時透。お前は未成年だろうが。あと6年は飲めないぞ」
 無一郎「……いえ、何でも(おいしいお菓子かと思ったのに)」


 蜜璃「ねえ、しのぶちゃん家に行く前にちょっと市場に寄っていきませんか?」
 伊黒「甘露寺が行くなら俺もいく」
 煉獄「賛成する! 確か胡蝶が調味料が切れたと言っていたからな!」
 無一郎「……僕はどちらでも……すぐ忘れるので…(やったお菓子)」


 お館様「それでは、お疲れ様」
 柱一同「お疲れ様でした———————っ」




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・




 【市場】



 宇髄「それで、何を買おうかねぇ。胡蝶からはなんか言われたのか?」
 無一郎「……あ、会議に行く前に源兄弟からこれを渡されましたけど……」
 悲鳴嶼「なんと愚かな子供だ……時透に最新機器を渡すなんて…壊れたらどうなるか……」
 無一郎「……悲鳴嶼さんも結構失礼ですね」

 蜜璃「それ、スマートフォンでしょ? 光くんたちなくていいのかしら」
 義勇「胡蝶と俺たちの連絡用にと一時貸してくれた。胡蝶には八尋のスマホが渡されたそうだ」
 煉獄「なるほど! 心から感謝申し上げる!」



  ピロンッ


 伊黒「おい着信が来たぞ。さっさと画面を開け」
 無一郎「……あ、はい。メールが一件来てます………ブッッ」
 実弥「どうしたよ時透。何か変なことでもあったのかァ? ……ブフッ」
 
 義勇「何があった…。このメールだよな?(画面をのぞき込んで)」




 【ヤシロの大根足:しのぶさんが、醤油とサンマと油買って来てだってー】


 一同「ンフフッwww」


 無一郎「……これは、あれですね。何が起こってるのか想像が出来ますね…」
 悲鳴嶼「なんと哀れな子供だ…鬼がついているのかもしれない…南無阿弥陀仏」
 宇髄「なかなか派手ないたずらじゃねえか。あとで八尋が怒ること間違いなしだなこりゃ」
 蜜璃「取りあえず返信した方がいいんじゃない?」

 無一郎「分かりました。(カタカタ)」



 【みなもとこう:無一郎です。了解。もう少しで帰るね】
 【八尋寧々:あ、ごめーん。お願いねー!(^^)!】


 蜜璃「あ、名前が戻ってる…。寧々ちゃんが名前変更したのね」
 義勇「八尋も大変だな…。俺は嫌われてない」
 宇髄「あ、それだ冨岡! ちょっと貸せ時透(スマホを奪い取って)」


 【タピ岡:いいってことよ( ´∀`)bグッ!】
 【大根センパイ:そうー? ありがとうー(^▽^)/】


 無一郎「あ、気づいてない…ww」
 悲鳴嶼「これは言わない方が相手のためだろう……私たちも買い物を急ごう…」
 蜜璃「了解ですー。ほら、みんな行きましょー」
 一同「はい!」




 ・・・・・・・・・・



 寧々「あ、名前が『大根センパイ』になってる!? こんなことするのは……」
 ミツバ「僕じゃないよ! 僕じゃないってば!!」
 寧々「はぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁこぉぉぉぉくぅぅぅぅん!!(阿修羅の顔)」


 花子「だから言ったよねぇ? 電源切らずに放置しちゃダメだって。おばーかさん」
 寧々「花子くんなんか嫌いっ!(バタンッ)」

 花子「え!? ちょ、ちょっとヤシロ! ごめんってば! ねぇ!」
 寧々「もう話しかけてこないでっ!!」


 ※アーメン。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.395 )
日時: 2020/11/19 18:10
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 いよいよ! 最終巻です!
 今までご愛読いただきありがとうございました。
 スピンオフが出るのかはまだ決まっていませんが、ろくきせ祝完結!
 みなさんが素敵な奇跡を歩めますように。

 それではもう一度smile again!!
 EDイメージ曲:claris「プロミス」


 *******************


 〈一週間後〉

 【蝶屋敷】



 炭治郎「それでは〜〜、仁乃ちゃん復帰&戦闘お疲れ様会を始m」
 一同「いっただっきまーす!!」
 炭治郎「あ、ちょっとまだ挨拶が終わってない…」

 花子「いーからいーから♪ こういうのは楽しんだもん勝ちだよ」
 伊之助「天ぷら天ぷら!(パクッ)」
 善逸「そうだよそうだよ、こんなに豪華な食事なんだぞ!? お金どこから来てんの!?」
 有為「それは言わないお約束だよ…です…? だよ」

 禰豆子「ムームー(有為ちゃんカワイイ!)」
 有為「可愛くないですっ!」
 禰豆子「ムー……(絶対カワイイのに…)」

 一同「意思疎通取れてる……!!」


 霊夢「お皿回してー。順番に入れて行くわね」
 魔理沙「張り切ってるな霊夢! やっぱりこーゆーの好きなんだな!」
 霊夢「違うわ。これはしょうがなくやってんのよ。しょうがなく参加してるだけ」
 魔理沙「嘘つかなくていいって! っていうか私らの間でそんなもん必要ないだろー」


 光「あ、このだし巻き卵は俺が作りました」
 夏彦「俺はこっちの和え物を作りました☆」

 寧々「へぇ。やっぱり流石光くんね。手際いいもの」
 光「あはは、そうっすか? 先輩にそう言ってもらえると嬉しいですね!」
 輝「仕方ないんだよ八尋さん。うちの家事は全部コイツに任せてあるからね」
 光「……兄ちゃんにやらせると洗い物が倍になるんすよ。一種の怪談ですね」


 睦彦「この和え物、夏彦が作ったのか? ……同志だと思ったのに…」
 夏彦「ヒコヒコの戦いに負けたね睦彦」
 桜「何がどうしたらそこまで腕が上がったの? 出来すぎてて気味が悪いわ」
 夏彦「うーん……愛の試練……かな(イケメンドヤ顔スマイル☆)」

 仁乃「ブッッッ」
 夏彦「…仁乃ちゃんなんでそこで吹くの」
 宇髄「いやこれは不可抗力だろ。ンフフフフッッ」
 実弥「ブッッ やめッ おいお前のせいだかんな……ww」


 ルーミア「そーなのかー。元気出すのだ夏彦ー。ドンマーイ」
 しのぶ「お疲れ様です。この和え物、とっても美味しいですよ」
 桜「残念なことに美味しいわ」


 睦彦「そういえば胡桃沢、あの絵ありがとな」
 仁乃「?」
 睦彦「シジマさんに頼んで、俺の似顔絵書いてもらったんだろ? 誕生日祝いに」
 仁乃「あ、うん。ほら、むっくんの誕生日の6月って、『——』との戦いで忙しかったでしょ」

 睦彦「あー。ま、またどっか、二人で遊びに行く?」
 仁乃「どうしちゃったのむっくん。そっちからデートのお誘いなんて」
 睦彦「言語化するなよ恥ずかしい!!」


 善逸「俺もいつか禰豆子ちゃんとデートする! 頑張る!!」
 光「(俺もいつか先輩と一緒に食べ物を共有したい……!)」

 茜「アオちゃん、好きです、付き合ってください!」
 葵「うーん60点♪」
 茜「………え、ろ、ろくじゅッ!? 前までは2点だったのに」

 ※100点中です

 アオイ「進展しているようで何よりですね」
 カナヲ「アオイは好きな人とかいないの?」
 アオイ「いない!! 伊之助さんが好きとかないない!」
 カナヲ「私、伊之助なんて一言も言ってないけど……」
 アオイ「!? ち、違うってばぁ……///」
 
 パチュリー「妖夢、この丸い物体は何かしら」
 妖夢「グリーンピースとか言ったと思うみょん。パチェ嫌いなの?」
 パチュリー「………ちょっと苦いけど食べれないほどではないわ」

 フラン「うー。これ何なの、姉様」
 レミリア「これはレバーというものね。フランには苦かったかしら」
 咲夜「好き嫌いはいけませんよ妹様」
 フラン「えぇ……。華扇食べる?」

 華扇「自分が嫌いなものを、なぜ人に勧めるんですか……」
 美鈴「ダメですよ、ちゃんと食べないと大きくなれませんよー」
 メイ「……すぐに死んじゃってもいいなら否定はしませんよ」

 つかさ「普—。ねぇねぇ隣で食べようよー。ねぇねぇねぇねぇ」
 花子「『うん』って言う前に隣に座られたら何ていえば正解なの」
 つかさ「あのねー。デザートはドーナツだって———」
 花子「ほ、ほんとッ!? ホントに本当にドーナツ?」


 無一郎「ミツバも突っ立ってないで座りなよ。ご飯冷めちゃうよ」
 煉獄「うむ! 美味しいものは皆で食べるのが良い!」
 ミツバ「えーっと、みんな、笑って笑ってー(カメラを構えて)」


 一同「……(ニコッ)」
 ミツバ「とるよー。はい、チーズ!」
 


   カシャ


 光「…………ミツバ。なに撮ってんだ?」
 ミツバ「僕にとって、大切なもの、かな」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 【白い空間】


 〈燐月side〉


 燐月「さーて。そろそろお別れの時間となりましたがどーでしょーか。はい、新羅答えて」
 新羅「何それ、燐月さんが仕切ってるのなんかヤダ」
 燐月「ちょっ!? せっかく場を明るくしようと思ってんのに!」

 新羅「なーんちゃって。そうだね、寂しいし悲しいけど、サヨナラではないよね」
 求手名「そうだな。また会える時を願って、違う道に進むだけだもんな」
 銘祈「字面だけみるといかにも馬鹿が考えそうな言葉じゃないか」

 骸「相変わらずね銘祈。無惨様に戦いを挑んだのは誰だったか忘れたのかしら」
 銘祈「……っ。チッ、ああそうですよ。掘り起こすのはやめていただけますか骸様」
 骸「ごめんなさい。つい悪い癖が出てね」

 彼岸「よし、じゃあ、最後に円陣でも組む?」
 燐月「うーん。円陣もいいけど、やっぱり俺たちにピッタリなのは、呼名じゃない?」
 求手名「そーだよな。円陣なんて組むほど仲良しこよしじゃねーもんな」

 骸「よし、じゃあ私から行くわ。上弦の零の壱、骸」
 彼岸「同じく、零の壱、彼岸」
 新羅「上弦の零の弐、新羅」
 
 求手名「上弦の零の参、求手名」
 銘祈「上弦の零の肆、銘祈」
 燐月「上弦の零の伍、燐月」


 六新鬼月一同「1つ、人間は大嫌い! 1つ、天下無敵! 1つ、生きて帰れると思うなぁ!」



 骸「よし、じゃあそろそろ行くわ。またどこかで会いましょ」
 新羅「……またね。みんなで戦えて嬉しかったよ。今度は全員食べてもいいかも」
 銘祈「……ふん、さっさと行け。じゃあな」
 彼岸「みんなに幸せが訪れますように」



 仲間が、それぞれ違う方向に向かって歩いていく。
 向かう先に何があるのか、それはまだ分からない。
 けれど俺たちが一緒にいられることは、多分もうないだろう。
 サヨナラは言わない。またいつか、また会う日まで。




 

 

 燐月「骸ちゃん!!」







 俺たちは六新鬼月。
 強欲で、向こう見ずで、最悪の罪人だ。

 



 骸「どうしたの燐月。何か?」
 燐月「あ、あのさ………俺、………」




 でも俺の一番の罪は。





 燐月「俺、骸ちゃんのこと、ずっと好きだよ。だから、君が嫌じゃなければ」





 君に、最後の最後まで、本音を伝えられなかった事だと思う。
 だから今から、その罪を償うよ。
 今まで弱い弱いって言われてきたし、自分でも自覚してるけど、こんな俺を認めてくれたから。



 
 燐月「生まれ変わって、また出会えることがあったら、骸ちゃんの人生の半分、俺に下さい」




 好きだよ骸ちゃん。
 ずっとずっと好きだよ。
 人間だけに得をさせてたまるか。人間だけ幸せになってたまるか。


 俺だって得をしたい。俺だって幸せになりたい。俺だって好きな人がいた。
 だからもし、今この地の下で俺の事をもし見ているなら、笑い飛ばしてほしい。
 遅すぎるだろって、俺の顔を見て笑ってほしい。


 


 骸「言質は取ったわよ」
 燐月「え?」
 骸「また、よろしくお願いするわ」



 

 求手名「おめでとー燐月!!」
 新羅「公開告白かっこいい————————! 遅いんだよ馬鹿!」
 銘祈「……お前らしいとは思う」



 燐月「え、えっと」
 求手名「みんな気づいてたし、お前いっつも大声で言ってたろ。そりゃ応援するわな」
 燐月「あ、あはは……えーっと、なんか…ごめん」
 新羅「いいっていいって! 生まれ変わってまた会うことがあれば、菓子折りでも持ってくよ」
 銘祈「……良かったな」



 
 見てるか人間。ちゃんと見てるか戦友。
 俺たちは六新鬼月だ。俺たちは本当に悪い鬼だ。



 骸「じゃあ、また」
 新羅「ばいばい! またどこかで会おう!」
 求手名「ありがとよ」
 銘祈「……それじゃあな」
 彼岸「バーカ」


 誰もサヨナラは言わなかった。
 その理由は、もうわかっている。



 空には、ただただ明るい星空が広がっていた。
 これは、俺たちの軌跡と奇跡の物語だ。





 ——【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 完




 







 

 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡(8/20完結) ( No.396 )
日時: 2020/08/20 21:09
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)



 ☆3回目にもなるあとがき☆

 
 どうも、むうです。
 史上初(?)、あとがきを3回も書き、戦闘するよと言ったのにせず、
 完結と言ったのに本編を終わらせずようやく今日完結というダメダメ作者です。

 この本編は前作の短編集がなんか味気なかったので、
 あと今度は長編で書いてみようと思って書き始めたんですが、
 まさかこんなにスレが伸びるとは思ってませんでした。

 更には違う作品とコラボしたり、
 ○○と××がイチャイチャするなんて要素を入れることも想定外。
 書き終えてから、謎の充実感と少しばかりの寂しさを抱えています。


 小さいころから小説を書くのが好き。
 漫画やアニメが大好きだった私は、超絶インドアキャラとして中3まで生きてきましたが、
 今までかいた二次創作の中で本編が一番好きです!

 はい、好きです!
 こんなにも読者さんの愛をすごい感じれる作品を作れたこと、見て下さったこと、
 そして個性豊かなキャラをかけたことなど全部こねて丸めてレンチンして食べれますね。


 そしてこの作品がここまで楽しい作品になったのは、
 読んでくださった読者さんを始め、私の良き相棒でもある弟と、
 陰ながら応援してくれた学校の一部の先生や友達。
 本当にありがとうございましたm(__)m。


 これで終わるのか、はたまたスピンオフ的な感じでまた新たな物語が始まるのか。
 まだまだ分かりませんが、みなさんの心の片隅に、ろくきせという世界を作ってくださり
 本当にありがとうございました!!

 
 仁乃・有為・睦彦を始め六新鬼月などのオリキャラたち、
 そして今回作品に使わせて頂いた『鬼滅』と『花子くん』のキャラたち。
 私の物語の中でのアニメキャラたちを愛してくれて本当に感謝・感激・感涙です!

 みなさんが素敵な軌跡を歩めることを、心からお祈りしております。
 そして! 完結した後でもコメントは受付中ですので気軽に書き込んでくださいね!
 あと、完結処理を行ったので、まとめ読み読者さんとはそこでお会いしましょう!


 今までお付き合いいただきありがとうございました!




 むうより


 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.397 )
日時: 2020/08/20 21:40
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

びえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!

終わってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(泣)

もうミツバ最高かよ
僕にとって大切なものとかさぁ?!

感動して泣かないタイプだけどジーンとくるわ!
ヤバイ!

もう夜遅いので感想は明日投稿させて下さいね!

お疲れさまでしたー!
最高の作品をありがとうございました!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.398 )
日時: 2022/09/29 23:17
名前: むう (ID: Gl8CGjD8)


 誠におそくなりましたが、
 2021年冬⭐︎小説大会「二次創作合同」にて、金賞受賞、ありがとうございました!
 中学時代、ずっと私はこの「ろくきせ」をかいていたので、青春みたいなものです。
 本当にありがとうございます。 これからも小説カキコを始め、
 ちょくちょく戻ってくるかもしれませんのでよろしくお願いします。

 皆さんにとっての軌跡になれたなら幸いです。


 2022,9,29 むう

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.399 )
日時: 2023/11/21 20:34
名前: むう (ID: F7nC67Td)

 【4年ぶりに顔出ししてみたらどうなるか】※閲覧35000ありがとう!
 4年ぶりに、オリキャラとの会話を書き下ろしました。
 時間に都合があれば見て行ってください。

 
 むう「チラッ。ご無沙汰しております、むうです。ろくきせ閲覧数35000突破、ありがとうございます。完結してもちょくちょく覗いて下さる方がいて、嬉しく思っています。おーい、オリキャラ三人衆、元気かああああ!??」

 睦彦「ひっさしぶりぃ! 元気だぜ!」
 仁乃「お、むうちゃん。4年ぶり~。相変わらずドタバタ過ごしてるよー」
 有為「皆さんが元気すぎて疲れます……」


 むう「4年たっているというのに、私は三人のセリフを未だに覚えてるよ」
 睦彦「マジか。まあそうだよな。あんだけ長いこと連載してたらな」
 むう「にのむつ、あのあとお変わりないですか?」
 仁乃「一週間に一回喧嘩するくらいかな。相変わらずやってるよ」
 有為「毎回いちゃつかれて、しんどいです」

 睦彦「そういえばむう。お前、いつの間にかカキコ復帰してコメディ書いてるらしいな」
 むう「そうなんです~。色々書いてますよ」
 有為「カオ僕、なんか連載終了してましたね(カオスヘッドな僕ら:コメディ版)」
 むう「子供の事情というやつで……」

 仁乃「今はアレだよね。コメディ版で、憑きもんを書いているんだよね」
 むう「はい!『憑きもん! ~こんな日常疲れます!~』です」
 有為「昔から、妖怪幽霊のお話が好きですね」
 むう「オカルト大好きなもので」

 睦彦「どうやら憑きもんは、台本形式ではないらしいな。ていうかカキコ作品の中で、台本形式なのは俺らの話だけだって聞いたんだが」
 むう「そうだね。二次創作以外はずっと地の文で書いてるね」
 有為「成長しましたね。前までは全然書けなかったのに」

 
 むう「ろくきせ連載当初、私は中2。今では高3。通信高校で頑張ってます」
 睦彦「行けなかったかあ、私立高校」
 むう「行けませんでしたねえ~、受験合格したのに行けなかったねえ。ま、カキコも不登校の時に書いてたし、状況はあんまり変わってないね」

 仁乃「じゃあむうちゃんは、最近はコメディ版にいるんだね」
 むう「はい。憑きもん!を更新しつつ、雑談掲示板でひたすら独り言を呟いています!」
 睦彦「独り言は寂しいから、みんなもよかったら覗いてやってくれ」
 むう「フォローありがと、むっくん」
 
 有為「憑きもん!の進捗はいかがですか?」
 むう「今は、特別編を書いてるかな~。明日あたり更新できたらいいけどね」
 仁乃「特別編かあ。ろくきせも沢山特別編したよね。ねえむっくん」
 睦彦「あー。閲覧数突破記念とかやったり、本編終わってもパロディとか書いてたな。俺はずっとネタ要員だったな」

 むう「あああああ、あの説はごめんなさ――――いっ」
 睦彦「おい、今は大丈夫だよな。また誰かをいじったりしてねーよな?」
 むう「あ、ああ、うん。だ、大丈夫だと思うよ?(しどろもどろ)」
 有為・仁乃「これは絶対大丈夫じゃない奴だね(ですね)」

 むう「三人は、憑きもんキャラの中だったら誰と仲良くなれそう?」
 仁乃「私はコマリちゃんとこいとちゃん! 一緒におしゃべりしたいな♪」
 むう「あー。確かに、仁乃ちゃんとは気が合いそうだね」
 
 有為「ボクは美祢さんがいいです。冷静で大人しいですしね」
 むう「有為ちゃんと美祢は、ツッコミ役同士で波長が合いそうだね」
 睦彦「俺は正鷹さんと喋りたいな。あの人めちゃくちゃ話うまそうじゃん」
 むう「むっくん&バンはちょーっと不安かなあ……(熱々コンビだからな)」
 睦彦「なんでだよっ!!」

 むう「さて、そんなお三方。4年ぶりに帰ってきた作者をどう思っていますか?」
 仁乃「……また話の冒頭で小話してるなあって思ってるよ」
 有為「まだ克服してないんですね、戦闘長引き病」
 睦彦「ラスボスもネタ枠なんだな。いい性格してるぜ」
 むう「およ? なんでそんなに私を睨むんだい」

 むう「近々三人のイラストを描きたいです。描いていいですか?」
 睦彦「もちのろん! かっこよく書いてくれよ!」
 仁乃「楽しみにしてまーす」
 有為「どれだけ画力が上がったのか、気になりますね」

 むう「最後に、自分のお気に入りの技を教えてください!」
 睦彦「光の呼吸・拾ノ型:円旋虹光えんせんこうこう。本編の最終章で見せた技だ」
 仁乃「血気術・爆黒炎ばっこくえん! 読者さんからも好評だった技だよー」
 有為「色んな術を使いましたが、念話術ですかね。毎回効果音が『ひゅんひゅんひゅんひゅん』だったのを覚えています」

 むう「ということで、皆さんありがとうございました。久しぶりに話せて嬉しかったです! むうは今、コメディ版で小説を書いています。良ければそちらもお願いします!」
 オリキャラ三人衆「よろしくお願いしまーすっ」
 
 むう「それではまた、どこかでお会いしましょう! せーのっ」
 オリキャラ三人衆「またね―――――っ!」
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.400 )
日時: 2024/02/02 20:23
名前: むう ◆CUadtRRWc6 (ID: F7nC67Td)

 【復刻★大正コソコソ噂話】
 あと2か月ほどで、ろくきせ4thアニバーサリー!
 ということで、ろくきせ復刻しまーす。
 本編は終了済みですので、暫くは企画コーナーをすると思います。
 古参の方も新規の方も楽しんでいってくださいね。

 また「ろくきせ」は、各年の夏大会・冬大会で金賞や管理人賞を頂いております。
 ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
 ―――――――――――


 【今回は!:4年ぶりに小説を読み返してみた】
 ってことで、作者的に好きなお話まとめパート2になります。
 自分の小説に自分でツッコミを入れるという……。それではやっていこー。

 >>01 善逸「俺と禰豆子ちゃんを静かに照らし……」
 →どんな夢を見てるんだお前は。夢の癖が強すぎるぞ。

 >>03-06「ウエストが締まらないとか殺害されたとか仰った下郎がいらっしゃいましたので」
 →無一郎、朧で消えるんじゃない。

 >>08-12 睦彦「とりゃああ(とりあえず踊ってから薬湯ぶっかけ)」
 →なぜ踊ったし。

 >>15-19

 無一郎「大丈夫。僕の紙飛行機、最大で三町先まで飛ぶんだ」
 →!!???

 善逸「思い付きの落雷キック!」
 →黒子になって毬を蹴るという発想は凄い良いと思う。このシーン大好き

 伊黒さん「俺は伊黒ではない。小黒だ」
 →すごい真面目な顔で言ってそう

 義勇「俺の名前はアルティメット富阪」
 →なぜ二回言った

 >>26-32

 仁乃「一番入れ替わりたくない人と入れ替わっちゃった」
 →確かに上半身裸は嫌だよね。女の子だし。

 睦彦「俺を見くびると痛い目に合うぜ」
 →そうだった、こいつ不意打ちできなかった……。

 >>34-35

 義勇「初めて聴いたぞ、『毛深いモノ恐怖症』」
 しのぶ「人の症状に名前など付けなくて結構ですよ。いやがらせでしょうか?」

 →義勇さんのネーミングセンスが安直だなあ

 義勇「俺がアルティメット富阪をやったやつだな」
 しのぶ「それを言うなら私もⅯr.Sを演じましたしお互い様ですよ」
 →なんでしのぶさん、女性なのにMr.なんだ。

 >>40-41
 骸「私は食べれないのよ」
 →なんで食べれないんだ? 説明プリーズ(無理だけど)

 >>42 累「テレレテテテ」
 →嬉々として切り刻むな。

 >>43 累「うるさいな。君もサイコロステーキにしてあげようか」
 →もうあの先輩、呼び名サイコロステーキで確定されたんだね。

 >>44 
 睦彦「つーか話聞いとけよ!」
 →反抗期の弟を窘める面倒見のいい兄みたいになってるw

 炭治郎「俺がケアしたいのは善逸の方だ。最近情緒不安定だし」
 →炭治郎のツッコミ的確すぎる。

 善逸「だから一遍殺してこようかと思いまして!」
 →サイコパスすぎるだろう。

 伊之助「殺してえのはお前のその発想だな」
 →ツッコミが的確過ぎる(二回目)

 ―――――――――――

 こんな調子で、暫くはツッコミしていくのでよろしくお願いします!