二次創作小説(紙ほか)

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ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【完結】
日時: 2014/12/20 01:33
名前: 蟻 (ID: iv9jnC9n)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=18005

どうもー。蟻です。
クリスマス小説です。心拍数# .....忘れた。
まあ、わかったら言います。
ではどうぞ!!

Re: ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【短編】 ( No.4 )
日時: 2014/12/17 22:33
名前: 蟻 (ID: iv9jnC9n)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=18005

三話

さ「ねぇ、君がコタロウ君?」
コ「え。う、うん。そうだけど。よろしく、さよりさん。」
一瞬の沈黙。
次の瞬間さよりさんは顔を近くに寄せていた。そして
さ「もうっ!!さよりさんじゃなくて良いの。さよりんって呼んで!!」
顔をつねられた。
コ「ええ...解りましたよ、さよりん。」
さ「ついでに敬語じゃなくて良いよ。堅苦しくならないで。」
コ「わ、わかったよ...てか、俺も敬語じゃなくて良いし、コタロウって呼び捨てで良い。あと...顔近い。」
そう言うと、さよりんは満足そうに顔を離した。
同年と見えるが、少し幼く見える容姿は確かにちあきの言う通り可愛いコなのだろう。きっと人気になるんだろうな...
俺は内心苦笑いした。席が隣だから、俺のところにも集まるじゃん...
やはり明日から教室=地獄絵巻図決定かな。
さよりんとの出会いはこんなちょっと変わった感じになった。

コ「さよりんって楽器弾ける??」
さ「え?うん。ピアノを一応弾いてたけどね。うーんと...ごめん。」
コ「何で謝るんだよ。俺から聞いたことだし。」
さ「そうだね。ちょっと...ね。」
はぐらかされた。きっと秘密があるのだろう。けど、きかないことにしておこう。
さ「コタロウは?何かやってるの??」
コ「うん。トランペットを趣味として。」
さ「へえええ..格好いいね。」
コ「そうかなぁ...。」
さ「十分格好いいよ。あ、そうだ。いつか吹いて欲しい曲があるんだ。」
コ「ん?何て曲??」
さ「パッペルベルのカノン。」

Re: ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【短編】 ( No.5 )
日時: 2014/12/18 17:32
名前: 蟻 (ID: iv9jnC9n)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=18005

四話

さ「うわあああああああ!?」
そんな叫び声が聞こえてきた。朝6:30。十分早いであろう。
さ「検診のコと忘れてたああああ!!!!」
ああ。そういうことか...
俺はあまりのくだらなさのあまり、朝御飯と一緒に飲んでいた甘露をふきだしてしまった。
まあ、検診を忘れたら怒られるわけで。
そんなことを思っていると、突如ドアが勢いよく開いた。
そこにいたのは桃色の髪の少女。息を切らしている。
さ「コタロウ。聞きたいことがあるの。」
そうやってさよりんは真面目な顔で切り出した。
コ「え...何??」

さ「検診室何処にあるの?」
あまりのくだらさに二の句が継げない。
コ「そっちにいったらトイレがあるだろ?その向かいだよ。」
さ「ありがとう!!」
そういうと、彼女は超猛烈ダッシュで去っていった。
コ「何なんだ、あいつ。」
誰もいない病室で呟いた。
彼女とであって三週間過ぎた。そろそろ覚えても良いのに。
やはり、不思議なヤツだ。すごく、気になる。
『関わると面倒になる』とか『さっさと独りになりたい』という気もちのはずなのに、『一緒にいたい。もっと彼女のことを知りたい』という気もちが勝ってしまう。もしかして、もしかしてだけど。これこそが...
コ「恋...なのか?」

Re: ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【短編】 ( No.6 )
日時: 2014/12/18 20:00
名前: ほたるん (ID: fPGGnj/v)
プロフ: http://www.illustbook.net/sample/20141218481.html


遅くなりすぎたけど、奈羽と美琴。
手前が奈羽、奥が美琴です。

Re: ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【短編】 ( No.7 )
日時: 2014/12/18 23:05
名前: 蟻 (ID: iv9jnC9n)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no

五話

愛と言うものは人間の産物であった。
誰かが誰かを愛し、結ばれ、幸せになる。
まぁ、確かに他の生き物も、結婚くらいはするが....
くそっ 何で、よりによって俺が恋心なんて抱いているんだ!!
そう思っていると、何か熱いものが込み上げてくるような感覚が襲ってきた。苦しい。心が締め付けられるようで。いっそ叫びたい。好きなんだって...
今朝その事に気が付いてから、さよりんとはまともな会話をしてない。
.....パニックを起こしている。夜風に当たろう。
カラカラカラという心地よい落ち着いた音。冷たい風に当たりながら火照った頬を冷たくする。胸に手をおくと、いつもは平均70くらいの心拍数が110になっていた。
思わず焦れったい自分のせいで涙が出そうになる。慌てて隠すためにポフッと枕を叩く。何なんだ、俺は...

翌日、休日のため学校はないが、朝早く起きる俺にしては珍しく、遅くまで寝ていた。からからという扉の音が聞こえた気がした...

起きると11:35だった。跳ね起きようとしても起きられない。
何故だろうと恐る恐る見てみると
コ「なっ...」
さよりんが寝ていた。

Re: ホヒンダ村だより 心拍数が途切れるまで俺は…【短編】 ( No.8 )
日時: 2014/12/19 00:39
名前: 蟻 (ID: iv9jnC9n)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=18005

六話

コ「な、んで、さよりんが...!!!」
恥ずかしさのあまりわなわなと震えてきた。
震える手をそっと伸ばすと彼女の桃色の髪の毛が触れていた。
そのまま撫でていたいと言う(ただの変態な)思いを抑え、「おーい」と声を
かけてみる。
するとさよりんは「んにゅ ....んん.」と言う風に寝言を呟いた。
コ「大体なんでさよりんが寝ているんだよ。」
ついつい、昨日のことがフラッシュバックしそうになり、慌ててその事を
思い出さないようにしている。

さ「ん..ここは何処だろう...」
そう言ってさよりんは起きた。そして俺を見て
一瞬の間。
さ「いやああああああああ!!!!」
次の瞬間パシーンッという音とともに俺の左頬に痛みが生じていた。

さ「ご、ごめん...全然気が付かなかった。」
彼女は今赤面して謝っている。俺は別途に仰向けの状態で無反応だ。
さよりんは心配になったのか、俺の方を覗き込んだ。
とたんに匂ってくるシャンプーの甘い香り。そんな女子的魅力に俺の体は
耐えられなかったのか、気が付いたらさよりんを引き寄せていた。
そしてそのまま抱き締めていた。
さ「コ、コタロ...??」
さよりんは焦りながら軽くもがいていた。そんな姿も可愛らしかったためか、
ぎりぎりと抱き締め続けていた。


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