二次創作小説(紙ほか)

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二次小説 魔天使マテリアル
日時: 2015/05/11 16:02
名前: あゆりん (ID: I69Bg0jY)

はじめまして。あゆりんです。小説書くのは初めてです。よろしくお願いします。

※はじめに、諸注意です。※
・私は小説初心者です。なので、「下手な小説を読んでるとイライラする!」という方は、ここで戻ることをオススメします。
・機械オンチですので、更新スピード亀並です。
・パクリ、荒らしはやめてください。
・コメント大歓迎&タメOKです。

登場人物紹介

 日守紗綾=サーヤ
小学6年生。料理やお裁縫が得意。破魔のマテリアル。
 日守黎夜=レイヤ
サーヤの双子の弟。馬鹿がつくほどの姉ラブ。光のマテリアル。
 風見志穂
小学6年生。知的で思いやりのある女の子。幼馴染の徹平に、いつも手を焼いている。風のマテリアル。
 稲城徹平
中学1年生。食いしん坊でいつも志穂に呆れられている。土のマテリアル。
 灰神翔・翼
中学3年生。双子の人気アイドル・ユニット、アクセルとして活躍中。火のマテリアル。
 雫沢圭吾
怪奇探偵団の顧問で、サーヤたちのクラスの担任。元水のマテリアル。
 伊吹涼
圭吾先生の後輩で、両親のいないサーヤとレイヤを引き取った。喫茶店「Windmill」のマスター。元風のマテリアル。
 三浦尚紀
高校2年生。マテリアルの秘密を知っている、唯一の一般人。元氷のマテリアル、凍堂雪成の同級生で親友。現在、「Windmill」でバイト中。
 稲城耕平
徹平の叔父で、サーヤたちのクラスの副担任。元土のマテリアル。


今日はここまでにします。小説は、今度書きます。

Re: 二次小説 魔天使マテリアル ( No.9 )
日時: 2015/12/23 14:22
名前: あゆりん (ID: CCab1VcE)

前回から、全く時間が経っていない事をわかって貰う為に、前回の文も、もう一度書きます。

    ☆ ★ ☆ ★

「Windmill」を出たサーヤは、中央公園に来ていた。
「…お兄ちゃん…。私の、家族…?」
 レイヤという家族の存在は、いつもサーヤを支えてくれた。でも——。
 家族、という言葉が、サーヤの心に落とした影は、とても大きくて——。
 泣いちゃ駄目だと思うのに。涙は、止めどなく溢れてきて——。
 サーヤはその場にうずくまった。

「泣くんやったら、思いっきり泣けや」
「え?」
 突然、誰かの声が聞こえた気がして、サーヤがつぶやくが、誰からも返事はない。
 一瞬止まった涙が、また、溢れてくる。
「だぁかぁら!めそめそすんな!子供は子供らしく、でっかい声出して泣け言ってるやろ!シカトすんな!」
 また、声が聞こえてきた。今度は空耳なんかじゃない。サーヤは顔を上げて、声が聞こえてきた方を見上げた。
 大きな木の上に、一人の少女がいた。
 中学生くらいだろうか。金髪の少女は、木の枝に座って足をぶらぶらさせながらサーヤを見下ろして、言った。
「あんた、まだ子供やろ?子供が辛気臭い泣き方すんな」
 泣き方に、辛気臭いも何もあるのだろうか。
 サーヤは首を傾げる。
「あなた…誰ですか?」
「うちはセレナ!魔界の公爵や!」
「悪魔…ってことは、私を殺しに来たの?」
 サーヤは緊張しながら訊ねる。公爵は、魔界でも魔王を抜いて二番目の地位で、今までにサーヤたちが戦った悪魔の中で、一番強い。
「そや!」
 セレナと名乗った悪魔は、座っていた枝から飛び降りた。
 スタッ。
 かなり大きな木だが、セレナは綺麗に着地した。
「うちは魔王様の命令で、ここに来たんや」
 セレナはサーヤにニカッと笑いかける。
「でも、やめた!」
「や、やめた!?」
「うん。そうや」
 驚きを隠せないサーヤだが、セレナはあっさりと頷いた。
「でも、どうして?」
「だって、元々面倒くさくて来たくなかったし。別に好きで悪魔やってる訳じゃないし」
 あっけらかんとセレナは言った。
「はぁ…」
 こんな悪魔もいるのかと、サーヤは少し呆れる。
「そういえばさ、何で姫さんあんた、護衛も付けずに、こんな所におるんや?」
 セレナの疑問も最もだった。
 サーヤは、これまでのことを全て、セレナに説明した。
 今まで、サーヤは何度も悪魔に欺かれた。けれど、セレナは信用できる気がして。

Re: 二次小説 魔天使マテリアル ( No.10 )
日時: 2015/12/23 14:23
名前: あゆりん (ID: CCab1VcE)

4 心優しき悪魔

「…なるほど」
 サーヤの説明を聞き終えたセレナは、細い指をあごにあて、「ふむ」と頷いた。
 サーヤはホッと胸をなでおろす。
(分かってもらえて、良かった。でも…)
「どうしてあなたは、私を殺さないの?」
 サーヤは、いちばん不思議に思ったことを訊ねる。
 なぜ、悪魔のセレナが、破魔のマテリアルであるサーヤを殺さないのか。悪魔なら誰でも、強くなることを望むはず。魔王の血を引くサーヤは、極上の獲物だ。
「…」
「ねぇ…」
「まぁ、それは措いといて…」
 セレナは、話を変えた。
「姫さんの話を聞くと、今頃王子とその悪魔が戦ってんとちゃうか?」
「あ…」
 セレナの言葉に、サーヤはハッとなる。
 あの時は頭が真っ白になって、店を飛び出してしまったのだ。
(そうだ、レイヤ君大丈夫かな…)
 笛以外に悪魔と戦う術を持たないサーヤと違い、レイヤは戦闘に長けている。普通の悪魔ならひとりでも十分倒せるが…。
 相手は上級悪魔だ。そう簡単に勝てる敵ではない。
 それに、先ほどの尚紀のように、水の檻に閉じ込められれば、息ができないレイヤは気を失ってしまうだろう。
 そして、気を失ったレイヤを、アドルフが見逃してくれるはずがない。
 レイヤの精気を吸い、飛躍的にパワーアップしてサーヤを倒しに来るか、レイヤの身体を乗っ取り、レイヤになりすまして何食わぬ顔で近づき、襲うチャンスを待つか、おそらく、そのどちらかだ。
 もしかしたら、伊吹と尚紀を襲うかもしれない。そうなれば、力を失った伊吹にはどうすることもできない。まして、気を失ったままの尚紀をかばいながら戦うなど——。
 最悪の考えが頭をよぎり、サーヤは駆け出した。
 が、
「おい!ちょっと待て!」
 セレナが止めた。
「止めないで!このままじゃ、伊吹さんが、尚紀さんが、レイヤ君が…レイヤ君が!」
「だからって、ひとりで行ってなにができるねん!落ち着け!」
 サーヤはヒステリックに叫び、セレナの手を振り解こうと身をよじる。セレナも鋭い声で言い、サーヤの腕をつかむ手に、力をこめた。
「離して!離してったら!」
「…そうや!うちも、一緒に行くで」
 セレナは何か思いついたらしく、サーヤの肩をガシッとつかんだ。

        §§§

「光よ、悪をたつ剣となれ!」
「おっ、光の剣。カッコいいじゃん?でも、当たらないよ!水よ!」

「行けっ!」
 アドルフが、レイヤに向かって水の珠を放つ。
 それは、レイヤの頬をかすめ、壁に穴を開けた。
「へぇ、避けちゃった。でも、まだまだ!」
 アドルフはさらに何発もの水の珠を打ち出す。
「うっ!?」
 弾丸のようなスピードで飛んだ水の珠のひとつが、レイヤの右肩を貫いた。
 肩を押さえた指の隙間から、赤い血が滴り落ちる。

    ☆ ★ ☆ ★

時間がないので終わります。

Re: 二次小説 魔天使マテリアル ( No.11 )
日時: 2015/06/01 19:57
名前: ノノの (ID: EJjJyNPn)

読ませていただきました!

またしても、兄と偽りサーヤ達に近づくなんて…。酷すぎる!って思っちゃいましたw
そして、セレナちゃんの関西弁(かな?)が私的にとってもツボです。めっちゃいいです!


これからも1ファンとして応援しておりますので、更新頑張ってください。楽しみにしておりますm(__)m

Re: 二次小説 魔天使マテリアル ( No.12 )
日時: 2015/12/23 14:24
名前: あゆりん (ID: CCab1VcE)

わぁ、ノノのさん、来てくれたんですね!?ありがとうございます!がんばります!セレナ、私も好きです。でも、この後、やっぱり悪魔だな、って思うシーンが…。ノノのさんも頑張って下さいね♪

    ☆ ★ ☆ ★

(早く、早く、早く!)
 サーヤは「Windmill」に向かって全力で走る。
(早く、早く行かなきゃ…レイヤ君が!)
 焦る気持ちとは反対に、走るスピードはどんどん遅くなる。
「はぁ、はぁ…」
 息が、荒い。足の裏もズキズキする。
 信号で止まると、追いついてきたセレナが気遣うようにサーヤの顔を覗き込んだ。
「無理しぃなや、姫さん。王子が心配なんはわかるけど…」
「でも!」
 サーヤは声を荒らげる。
 こうしている間にも、レイヤはアドルフと戦っている。そう思うと、居ても立ってもいられない。
 信号が青に変わり、サーヤは再び走り出す。

「はぁ…はぁ…」
 ようやく、「Windmill」着いた。
 ドアを少し開け、中を窺うが誰も居ない。どこかで戦っているような音も、悪魔の気配も無し。
 そっとドアを開け、店に入る。
 床は水浸しで、壁にはいくつも穴が開いている。
 ゆっくりと店内を見回して、サーヤはあるものを見つけた。それは——
「血?」
 壊れたカウンターの奥の壁に、赤黒い血痕が残っていた。
「まさか…!?」
 体中から、冷たい汗が流れ、心臓がバクバクとなる。
「レイヤ君…!」
 声に出すと、ますます絶望的な気持ちが頭を占める。
「落ち着いて、姫さん。まだ王子を見つけたわけじゃないやろ?」
(そうだ…まだ、レイヤ君が負けたと決まった訳じゃない。きっと大丈夫。レイヤ君がこんな所でやられるわけない!)
 セレナの言葉に、サーヤは心がフッと軽くなった。
「どっか、王子が行きそうな所は?」
 セレナが続けて問う。
「行きそうなところ…?」
 セレナの言葉を繰り返して、サーヤは自分が落ち着いて物事を考えられるようになっている事に気づいた。
 さっきまでパニックになっていたのに。自分は独りじゃ無い、という安堵感が、乱れた心と頭を癒してゆく。
「ありがとう、セレナさん」
「礼なんか要らん。それより、早く王子を捜さんと…」
 と、その時。
 店の裏で、大きな音が聞こえた。
 サーヤ達が慌てて駆けつけると、そこにはレイヤとアドルフがいた。
 レイヤは右肩を押さえ、立っているのもやっとという様子だ。
 対するアドルフもよほど精気を消耗したらしく、肩で激しく息をしている。
 レイヤの目の前の地面に、大きな穴が開いている。さっきの音は、これだったらしい。
「レイヤ君!」
 サーヤがレイヤに駆け寄る。が、それは悪魔によって阻まれた。
 サーヤとレイヤの間に、水の槍が突き刺さっている。

Re: 二次小説 魔天使マテリアル ( No.13 )
日時: 2015/06/05 15:23
名前: あゆりん (ID: I69Bg0jY)

「王女、ちょっと待っててくれる?今、取り込み中なんだよね」
 アドルフが、ニヤりと笑って言う。
 そのとき、
「アドルフ」
 セレナが小さく言った。
 その声がセレナの口から発せられたことが、サーヤには信じられなかった。
 低く冷たく、恐ろしい声だ。
「セレナ…様…?」
 アドルフが、ハッと振り返る。その顔が引きつっているのが、サーヤとレイヤにはすぐにわかった。
「何をしている?今すぐ、帰れ」
「今、帰れ、と?なぜです?セレナ様。わたくしは、魔王様の命令で…」
「そんなことはどうでもいい。去れ」
 セレナは、有無を言わさぬ口調で言い放った。
「破魔の力を持つ王女をかばうなど、どうゆうおつもりで?無法者として、わたくしから魔王様に報告してもよろしいのですよ?」
 挑発的に言うアドルフを冷ややかに見、セレナは言った。
「私も、魔王様の命を受けたからだ」
 その瞬間、アドルフが地面に両膝をついた。
 セレナが出した氷の槍が腹部に突き刺さっている。
「セレナ様、なぜ…?」
 かすれる声で訊ねたアドルフを一瞥し、セレナは口の端を歪めて少しだけ笑った。
「私は、お前に去れ、と言った。だが、お前は従わなかった。その上私に対して、無法者、などと侮辱した。故に、極刑に処した。当然の処置だろう?さっさと消えろ」
 セレナが言い放つと同時に、アドルフは消滅した。
 悪魔アドルフの、あっけない最後だった。


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