二次創作小説(紙ほか)
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- アイカツ☆Dreamy・the・love
- 日時: 2015/06/23 17:03
- 名前: cinnamon (ID: JYUE09Me)
どうも、コメライのroseことcinnamonです!
今回は、私のドハマり中のアニメ、アイカツのちょーっとした恋愛ものを書きます!
の前に、軽く自己紹介!
名前 cinnamon(コメライではrose)
学年 中1
性別 女
出身 滋賀県
まずは、アイカツってなんか聞いたことあるけど知らないなーって人用に、
説明を書きます!
- Re: アイカツ☆Dreamy・the・love ( No.15 )
- 日時: 2015/07/31 01:27
- 名前: cinnamon (ID: 76LSjzh0)
(どうしよう、やっぱり、私から話を振った方が良いのかな…)
瀬名とアトリエに戻ってからは、一緒に晩ご飯を食べ、瀬名のデザイン画を見たりと、楽しい時間が過ぎていった。
それは良いのだが、肝心の瀬名の悩みが、まだ聞けていない。
悩みというのは、一人で抱えこめば抱えこむほど、深くなっていく。
あかりは、そのことを、大スター宮いちご祭りで痛感したのだった。
☆*:.。. .。.:*☆ ☆*:.。. .。.:*☆
(ついに出来たんだ、星宮先輩の歌…!)
いちご、あおい、らんのソレイユと、あかりがレッスンをしていた時。
シンガーソングライターの花音が、本番まで迫っている、
『大スター宮いちご祭り』で披露する、いちごの新曲をついに持ってきたのだった。
花音は、新曲のタイトルと歌詞の書かれた紙をあかり達に配ると、優しいフォークギターの音色に歌声をのせて、歌いだした。
タイトルは、『輝きのエチュード』。
花音とあかり達しかいないレッスンルームに、花音の歌声が響く。
その歌声に、らんは目を閉じて聞き入り、あおいは歌詞の書かれた紙を穏やかな目で眺め、あかりはと言えば、ただただ花音を見つめ、聞いていたのだった。
いちごも、あかりと同じく、花音を見つめて聞いていた…が、その顔にはあかりのように、笑顔は浮かんでいなかった。
そして、あおいのように、歌詞の書かれた紙を眺める。
その表情は、彼女とは思えないほど静かだ。
花音は、そんな彼女とは違い、明るく堂々と歌っている。
輝きを追いかけながら 私らしく今日を走っていたい
何気なくて だけど力強い
確かな一歩ずつ 勇気に変えて
叶えたい明日で会おうね 微笑んで目覚めるの
ギターの音の余韻が消えた後、
「わぁ…!」
というあかりの呟きと共に、盛大な拍手が起こる。
拍手をする中に、複雑な表情の彼女がいることに、花音はすぐに気づいた。
「星宮さん」
いちごの瞳に、驚きの色が見える。
しかし花音はそれに構わず続ける。
「思ったこと、何でも聞かせて」
花音の声の優しさに励まされるように、いちごは本音を口にする。
「あ、あの…すごくいい曲だと思いました。それにお願いした通り、聴いてくれる人が元気になる歌だと思います」
大スター宮いちご祭りのコンセプトは、『見た人が素敵な明日を迎えられるようなステージ』だ。
実際、花音の歌詞には、そのコンセプトと同じ想いが書かれている。
それなのに、なぜいちごは、複雑な顔をしているのか。
そこには、ソレイユの三人のみが知る、大きな事情が隠されていた。
- Re: アイカツ☆Dreamy・the・love ( No.16 )
- 日時: 2015/08/03 01:18
- 名前: cinnamon (ID: 76LSjzh0)
☆読者様にプチお知らせのコーナー☆
えー、7/31の更新(これの前ね)で、一部、劇場版アイカツ!の小説を引用しております。
また、本当は輝きのエチュードの歌詞を全て書きたいところですが、文字数稼ぎと勘違いされそうなのでやめました…(ーー;)
歌詞はとても良い歌なので、是非是非皆さん、youtubeでお聞き下さい(・ω・)ノ
以上っ!
- Re: アイカツ☆Dreamy・the・love ( No.17 )
- 日時: 2015/08/05 17:16
- 名前: cinnamon (ID: 76LSjzh0)
前回のお知らせに追加!
輝きのエチュードは、花音ver.と、いちごver.があるので、
検索の際はご注意ください!
あと、花音さんの曲で、『Goodbye・Tears』もオススメですので良ければ是非♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
この前も書きましたが、文字数稼ぎに引っかかると、いろいろ厄介なので…
本っっっ当にすみませんっっっっっ!
以上っ!
- Re: アイカツ☆Dreamy・the・love ( No.18 )
- 日時: 2016/02/11 20:20
- 名前: cinnamon (ID: j/F88EhV)
・始めに注意!・
ここから少し大スター宮いちご祭りの話になります。
しかし、映画の小説版とは違う、私のオリジナルでいこうと思っていますので、その点をご了承ください。
では…
「……それが、神崎さんがアイドルをやめようとしているって事か」
「はい。聞いた瞬間、私驚きすぎてつい声出ちゃったんです」
瀬名は黙ったまま、あかりの続きを促す。
あかりは、当時の記憶を、感情を、全てを辿りながら、言葉を紡ぐ。
「……今から思えば、アイドルをやめると決めたくらい、美月さんは悩んでいたんだと思います。美月さんのアイカツは、私なんかよりもずっとずっとずっと輝いているから…それが問題になっちゃったのかは分からないけど、輝きが悩みにすり替わっていたら、本当に辛いと思うんです」
もしも。
もしもあかりの夢、大切に育てている自分の輝きが、辛くて苦しいものになった時、考えるだけでも嫌なものになった時……
「私だって、夢を追いかけられなくなるし、輝きが見えなくなると思います。それに、輝きが見えなくなったら、自分のしたい事、希望も消える。星宮先輩は、美月さんにそうなって欲しくなくて…自分の輝きを見つめ直して欲しくて、歌に想いを込めたんだと思います」
「……」
「瀬名さんはどうですか?」
「どうって……」
「悩んで悩んで悩んで悩んで、自分の輝きを、夢を、想いを、目標を、希望を、見失っていませんか?」
「……!」
「私は分かります、瀬名さんの輝き。いつもいつも、瀬名さん、自分の限界を超えようと頑張っています。感じるんです、どんなドレスを着たって、想いの力強さを……」
「想い……」
何とか言っているものの、これでは伝わっているかどうか怪しい。
必死に頭を使いながら、一言一言を呟く。
「私の名字、知ってますか?」
「はぁ?知ってない訳ないだろ。大空」
「ふふっ、確かに。瀬名さんいつも、大空って呼びますもんね……
みんなの目の前に広がっている大空も、時には雲が多くて、太陽が見えなくなります。でも、必ずまた元の青い空が見えるように、瀬名さんも、今は雲が多くても、また希望を持って、自分の太陽を見つけて、前を進んで下さい!」
暫くの沈黙。
その後に、ふっと小さく笑って、瀬名は顔を上げた。
その顔にもう、悩みはなかった。
「ありがとう、大空」
「瀬名さん……」
「俺、何のためにここにいるのか、それすらも見えなくなってたんだな……今分かった気がする………!」
瀬名は情けなそうな表情を見せたが、また『何か』が頭に降ってきたらしい。
いきなり机に向かい、鉛筆を勢いのままに走らせる。
「太陽が夢や輝き、雲が迷いや悩みなら……」
「?」
言いながらゆっくりと窓に近づき、大きく開け放たれる。
山に囲まれているからこそ感じられる、清々しい風が、あかりの周りを包み込む。
ひとしきり風を感じた瀬名は、爽やかな笑顔で振り返り、その真っ直ぐな視線であかりを射抜く。
「広い大きな空は、心を表す」
「……!」
「雲に太陽を隠されたとしても、信じられない嵐があったとしても、いつまでも太陽……夢と共に生き、夢を届けている、大空を」
「瀬名さん……!ありがとうございます!」
(私も、まだまだ夢を…太陽を…!)
今のあかりの夢、その一つは『ソレイユ』だ。
意味そのままに、それぞれが太陽のごとく輝いている。
いつかの自分も、あんな風に輝いていたい。
瀬名の言葉を噛み締め、あかりは窓の向こうに広がる空を見た。
- Re: アイカツ☆Dreamy・the・love ( No.19 )
- 日時: 2017/11/03 15:34
- 名前: にゃあこ (ID: 59nFPquI)
どうもです。
良い話だし作るのが上手ですね!
私もアイカツの二次小説を作ってみようと思います!