二次創作小説(紙ほか)
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- 銀魂 妖刀を操る女 (仮題)
- 日時: 2016/10/25 11:29
- 名前: 雪姫 (ID: PGYIXEPS)
御観覧ありがとうございます♪
この小説は昔書いていた物を書き直したものです。
キャラ崩壊や設定無視など多々問題があると思いますが温かい目で見てやってくださいませ。
†character†
†story†
†shortstory†
- Re: 銀魂 妖刀を操る女 (仮題) ( No.3 )
- 日時: 2016/10/27 09:22
- 名前: 雪姫 (ID: rMENFEPd)
Prologue
何の音もしない静かな森——
風の音も
生き物達の声も
何もかもが無い静かな森——
森の中止に聳え立つ水晶で出来た柱がある——
その柱には、誰よりも美しい魔女が封じ込まれていた——
「・・・・・・・・・
あれから何年がたったんだろう・・・・・?
もうみんな死んでしまったかな・・・・・?
私はいつまでこの森に居るんだろう・・・?
何時まで私はあの人達を憎み続けるんだろう?
早く会いたいよ・・・ギン・・・トキ・・・・・」
僅かに口を開いた後、魔女はまた口を閉じた——
- Re: 銀魂 妖刀を操る女 (仮題) ( No.4 )
- 日時: 2016/10/29 16:31
- 名前: 雪姫 (ID: 7ZQQ1CTj)
第二訓 運命って信じる?
「え、えっと・・・///」
顔を真っ赤にした新八はモゾモゾしている。
あまりの美人過ぎてどうしたらいいのか分からなくなってしまっている。
「あの。」
「は、はいっ!」
氷のようなすぐに割れてしまいそうな繊細な声で新八に話しかけてきた。
「銀時はいますか?」
「えっ?銀さんですか?えっと・・・中にいますけど・・・。」
女のまさかの発言に新八は驚く。
そして、銀時になんの用があって来たのだろうと思った。
「あの、あがっても?」
「あ、ああ・・・どうぞ・・・。銀さーん、お客さんですよぉー。」
少しおどおどしながら女を家に招き入れる。
そして客が来たことを銀時と神楽に知らせるため大きな声で名前を呼んだ。
「あ゛−?俺に客かぁー?って・・・」
「銀時!」
「「・・・え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!!」」
頭をかきむしりながらめんどくさそうに出てきた銀時に女は嬉しそうな声を上げて銀時に思いっきり抱き着いた。
この光景に神楽と新八は口が閉まらないくらい驚き固まった。
・
・
・
「ご、ごめん。久しぶりだったからつい、興奮しちゃって///」
状況を建て直し、女を左側のソファーに座らせて話を聞く。
女はニコニコと笑いながら話す。
「え、えっと・・・銀さんこの人は・・・?」
まだ、いまいち状況が分かっていない新八は、銀時にこの状況の説明を求める。
神楽も銀時の顔をじっと見つめる。
「歌音・・・生きてたんだな・・・・。」
青ざめた顔で女を歌音と呼ぶ。
女はニコニコ笑顔のまま
「うん・・・・。」
「・・・・そうか・・・。」
「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
頬を少し赤らませた二人はいきなり黙り込む。
「あの、銀さん?」
「銀ちゃんこの人、5000・・・『バシッ』フグッ」
神楽が何かを言おうとしたが銀時が慌てて止めさせる。
「あっ、あはははーーー、ほんと久しぶりだなぁ〜あははは♪」
「ちょっ、本当にどうしたんですか銀さん?」
「そうネ。この人5000万の人アルヨ?」
「えっ?神楽ちゃん、5000万の人って何の話?」
「じつわネ。」
ヒソヒソと新八にさっき見たニュースの事を伝える。
そして、そのヒソヒソ話に銀時も加わって3人でヒソヒソ話し出す。
「ふふっ。」
歌音はそんな3人を楽しそうに見つめている。
太陽のように優しく温かいまなざしで見つめている。
- Re: 銀魂 妖刀を操る女 (仮題) ( No.5 )
- 日時: 2016/10/30 20:37
- 名前: 雪姫 (ID: bAc7FA1f)
第三訓 呼んでない客ほど迷惑な奴は無い
「えっと、歌音さんでいいんですよね?」
銀時から彼女の名前は吉田歌音。
昔の知り合いで何十年かぶりに再会したという事だけ教えてもらった。
自分たちの名前を名乗った後、新八はこれがあっているのがどうか歌音に尋ねる。
「ええ。間違いありませんよ。」
優しい笑顔で答える。
新八はまた頬を赤くしてもじもじする。
そんな新八を銀時はつまらなそうに横目で見てから歌音に目を向ける。
「お前何時から、菜華って名前になったんだ?
宝石屋のオッサンが探してたぞ。」
あのニュースの事を聞く。
歌音はさっきまでずっとニコニコしていたのにいきなり深刻そうな顔になり、重たい声で
「・・・私、狙われているんだ・・・・。」
と一言言った。
その言葉に皆超驚く。
「狙われているっていったい誰に?!」
「い、いや狙われているって言っても私じゃ無くてこの剣の方なんだけどね(汗」
そういいながら、コートの中に隠していた黒い龍と赤い龍がクロスしている剣を出した。
その剣からは禍々しいオーラが出ている。
「うわ、なにアルかその剣はっ!!」
けったいな物を見る目で神楽は剣を見る。それは新八と銀時も同じ。
「あ、ごめんなさい!すぐしまいますね(汗」
そういってすぐにまたコートの中にしまった。
「歌音、その剣・・・お前の愛刀の菜華か・・・?」
あの剣を睨む感じで銀時は歌音に聞く。
歌音は悲しそうな顔で重たく
「うん・・・そう。今は妖刀“菜華”だけどね・・・。」
「「「妖刀ぉぉぉぉぉぉ?!」」」
『ドドドドドドドン』
歌音の衝撃的な言葉のあとにドアが力強く叩かれる音が。
そしてドスの利いた声が
「すいませーん、坂田さーん。宅配便でーす。」
と言っているがこれはどう考えても郵便屋さんじゃない。
これは絶対・・・
「ぎ、銀さん・・・・(汗」
「おいおい・・・なんか珍客が来ちまったようだな。」
「どうするアルか銀ちゃん?」
「そうだなぁ〜・・・」
どうしようか頭を抱えて考えている銀時たちに涙目で歌音が
「あ、あの私が出ていけば済む話だし・・・だから」
善人満ちたことを言っている最中に外のドア辺りからまた声が・・・。
「仕方がありませんね。皆さん爆破の準備を。」
「ハイサァー!」
・・・・どうやらここを爆破するらしい・・・。
準備をし終わり、
「それでは行きますよ?
3
2
1 」
『ドカ————ン』
万事屋 銀ちゃんは謎の男達によって木端微塵に爆破された。
男達の中で一番偉い長髪でメガネをかけたインテリ系の男が中に入り周りを見る。
「・・・・・・ふふ、どうやら逃げられたみたいですね。」
メガネをピクッと上げ不気味に笑うと、部下達の方を振り向き
「さぁ、歌音様を探しなさい!
一緒にいる奴らは殺しても構いません。」
「ハイサァー!」
男達は一斉にかぶき町中に散らばった。
「ふふふ・・・・、逃がしませんよ。歌音様・・・。」
空を見上げまた不気味な微笑みを浮かべながら言った。
そして彼もスッと姿を消した。
謎の集団に万事屋を破壊された銀時たちは定春の背中に乗って逃走中。
でも4人は少し多すぎた為、新八だけ今にも落ちそうになっている。
「ちょっとォォォォォ!!何回壊されるんですか万事屋はッ?!」
猛スピードで走る定春の尻尾にしがみ付き、破壊された万事屋の方を新八は叫ぶ。
銀時も万事屋の方を見ているが・・・
「チクショー、なんなんだあいつらァー。
俺の・・・読みかけのジャンプがァーーー!!」
「ジャンプを悲しむ前に家がなくなったことを悲しめェー!!」
新八が銀時にツッコミを入れてる中、神楽と歌音はのんきに
「へぇ〜、定春ちゃんって言うんだぁ〜。」
「可愛いでしょ、定春はとってもお利口さんアルヨ。」
「そうなんだ、へぇ〜・・・」
「って、何のんびり雑談してるんですか?!
僕達あの変な連中に追われているんですよ?!」
定春の話で盛り上がっていたが、新八のツッコミでなにかのツイッチが入った歌音が突然泣き始めた。
「すみません、私が悪いんです!
私が万事屋に居たからこんなことに・・・皆さん私を宝石屋のご主人に売り渡してください!!
そうすればすべてが収まるはずです!」
「あ、5000万アルネ!」
泣きながら言う歌音に銀時は冷たく、
「いや、たぶん宝石屋のオッサンもあいつらとグルだろう。
歌音を渡したら5000万じゃなくて、打ち切り拷問が貰えるだろうよ。」
言う。新八も神楽も確かに・・・と納得する。
だが、歌音はそれはあり得ない!と言う感じで
「そんなはずはないよ!
たぶん私を連れてきた人は、切り殺されてアマゾン川に捨てられてわにのエサになるんだよ!」
真面目そうな顔をして言う。
「って、どのみち俺達殺されるんじゃねぇーか!!」
「えっ?ああぁぁぁぁーーーそうだぁぁぁぁーーーどうようーーー?!」
「今気づいたんですかぁぁぁぁ?!」
「嫌アル!私まだ死にたく無いアルゥゥゥ?!」
事の重大さに今やっと気づいた銀時たちは、とにかく叫んでいる。
「死にたくないー」と。でも、はたから見ると頭が可笑しくなった人たち。
「あら、新ちゃん。それに銀さんも神楽ちゃんも。
そんな騒いで一体どうしたと言うんですか?」
定春に乗ってしばらく叫び続けていると、買い物途中のお妙に出くわした。
「あ、姉上・・・。」
涙目でお妙を見ながら、新八は今あったことをすべて話した。
・
・
・
- Re: 銀魂 妖刀を操る女 (仮題) ( No.6 )
- 日時: 2016/10/31 08:10
- 名前: 雪姫 (ID: 8GPKKkoN)
第四訓 星空の思い出
場所が変わり志村家になる。
皆深刻そうな顔をして日本茶を飲んでいる。なんだか物凄くどんよりした空気が流れている。
「歌音、そろそろ具体的な事を教えちゃくれねぇーか?」
歌音をじっと見つめ、銀時は聞く。
歌音は「言いたくない」と言いたそうな顔を一瞬し銀時から目をそらしたが、すぐに真面目な目になり銀時の目をちゃんと見る。
「・・・・・・・・///」
歌音がまっすぐ真剣に見て来るから、銀時の頬が赤くなる。
「銀ちゃん、顔赤いアルヨ?熱でもあるアルか?」
「神楽ちゃん。今はそこ触れたらダメよ。」
銀時を心配する神楽にお妙が優しく「今は違う」と言う。
確かに今そのくだりやると、話が進まなくなる。
そして長い無言があった後、ついに歌音が口を開いた。
「銀時たちのお家を壊したのはたぶん、宇宙海賊 春雨第三師団 団長 白銀の龍琵(りゅうび)だと思います・・・。」
「は、春雨ッ?!」
「春雨」と言う名前にいち早く驚いたのは新八だった。
「もしかして、神威もいるアルか?!」
その次に神楽が驚く。
お妙と銀時は声にはあげなったが、物凄くビックリしているのは同じ。
そして驚いているのは別に銀時だけではない。
「えっ?神楽さん、あのマセガキ・・・あっ違った、神威さんとお知り合いなんですか?
とゆうかそもそも、春雨のことなんで・・・。」
歌音もまたみなと同じくらい驚いている。
「実は僕達、何度か春雨とやりあったことがあるんです。」
「えぇ?!嘘!マジですか?!」
「嘘じゃないネ!それに神威は私の兄貴アルヨ!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」
いろいろ発覚した新事実に歌音は驚きまくる。
驚きまくっている歌音しかり、新八と神楽を銀時が一言で、
「ウルセェェェェェ!!」
黙らせようとするが・・・
「「「お前の声が一番うるせぇーよ!!(アル)」」」
火に油を注いだみたいな感じになってしまい、余計にうるさくなって話し合いどころじゃなくなった。
そして何故か殴り合いの喧嘩に発展し・・・最終的には、
『シュッ』
「ッ!!」
「みんなぁ〜、晩御飯が出来ましたよぉ〜」
不気味な笑みでなぎなたを持ったお妙の手によってすべてが丸く収まった。
・・・収まったと言うよりはこれから地獄が始まった・・・・・・。
「今日は、腕によりをかけて作ったからみんな残さずに食べてくださいねぇ〜♪」
「「「・・・・・・・・・・・・」」」
「?」
銀時。神楽、新八は青ざめた顔をし、歌音は何故2人がそんな顔をしているのかまだこの時は分からなかった。
だが、1分後にすぐ分かってしまったけどな。
その日の夜。
もだえ苦しんだ後、皆気絶したように床に倒れたまま眠った。
ただひとり歌音を抜いて。
食べてすぐに吐き出したせいか…そこまでダメージを食らわなかったらしい。
倒れている仲間たち(新八神楽)を無視してササッと縁側の方へ行く。
見て見ぬ振り。他人のふり、みたいな。
「わぁ〜、綺麗な星空ァ〜…」
空を見上げるとそこには星達が物凄く綺麗に輝いていた。
満天の星空と言うものか…。
しばらくその星達に見入っていると後ろから、
『スッ』
「えっ///」
誰かに抱きしめられた。
キムタクがドラマでやった抱きしめ方で。
ビックリして後ろを振り返るとそこには、銀色のもじゃもじゃが……
「こんな所にずっといると風邪ひくぞ。」
「ぎ、銀時……」
少し意地悪げな笑みで言った。
歌音は顔を赤くし、また星空を見ながら
「か、風邪なんてひかないもん///」
とふくれた子供みたいな言い方で言った。
銀時はクスクス笑いながら、ギュっと歌音を抱きしめた。
「ねぇ、銀時。
あの時のこと覚えてる……?」
頬を赤らめ少し恥ずかしそうに歌音は言う。
「ああ、あの日のあの星空の事だろ。
ちゃんと覚えてるよ。」
こちらもまた顔を赤らめて星を見ながら言う。
「うん。あの日の星も綺麗だったよね///」
「ああ。あの日は星の方が綺麗だったが今はお前の方が綺麗だよ。」
「なっ?!!!///」
耳元でささやかれた甘い言葉に思わず体がビクンッと反応してしまう歌音。
「あっ、はは。歌音はホントにからかいがいがあるな♪」
耳まで真っ赤にしている歌音を同じく耳まで赤い銀時が笑う。
「う、うるさい!!
そもそも、弟がお姉ちゃんをからかうんじゃないの!!」
「くっ、あははは、お前のどこがお姉ちゃんなんだよ?」
「何処が?ってどっからどう見てもでしょ!!(怒
もう、私寝る!」
さっきまでいい感じの甘いムードだったのに、プンプンに怒った歌音は銀時の腕の中から脱出し、お妙の部屋へと行こうとする。
そんな歌音の背中を見て銀時は、
「おやすみ、歌音。いい夢を見れるといいな。」
と言い歌音は振り返らずに、
「ぎ、銀時もねっ!」
とだけ言うと、お妙の部屋へと全力で走って行った。
- Re: 銀魂 妖刀を操る女 (仮題) ( No.7 )
- 日時: 2017/09/02 12:28
- 名前: 雪姫 (ID: 5r6pEwjY)
よいしょ!
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