二次創作小説(紙ほか)

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双星の陰陽師 Due stella twilight
日時: 2017/03/06 17:03
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

タイトルこれで良かったかなあ。

あ、説明しないといけないですね。

この作品は双星の陰陽師を元にしてますが、原作でこの先あるとされている『神子編』までは行きません。

親である《焔魔堂ろくろ》の代で全ての問題を片付けることを目的にしています。

強いオリキャラが出ます。

紅緒はヒロインになりきれません。

一部原作キャラが強くなってます。

原作の流れ次第では打ち切ります。

二次設定は別で書きます。

Re: 双星の陰陽師 Due stella twilight ( No.4 )
日時: 2017/03/09 20:13
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

亮悟は恥ずかしそうに服がはだけて気を失っている少女に筆で魔除けのような文字を書いている。


「悪霊なんて見たのは初めてですよ」

「悪霊…とはまた少し違いますかな」

少女の父親が呟くと老人は答える。


「元来この地上に存在する悪霊とは違い、今祓った化け物は…『禍野(まがの)』と呼ばれる異世界の住人。それが時折こちらに抜け出して来るのです。わたくしどもはこの化け物を『ケガレ』と呼んでおります。これらケガレと戦うのが、我ら『陰陽師』の使命なので御座いまする」


老人の名は《音海善吉》。五十年前は日本最強と謳われた陰陽師である。

そしてケガレを倒した青年は《椥辻亮悟(なぎつじりょうご)》。善吉の教え子であり、《焔魔堂ろくろ》の良き兄貴分だ。

Re: 双星の陰陽師 Due stella twilight ( No.5 )
日時: 2017/03/10 19:11
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

お祓いを終えた《音海善吉》と《椥辻亮悟(なぎつじりょうご)》が歩いている。


「また腕を上げたの亮悟」

「へへへ、ありがとじっさま」

「およ!」


そこで善吉がふと思い出した。


「そう言えば、《ろくろ》は結局今日は来れなくなったのか?」

「え…」

「いや、昨日声かけたって言っとったじゃろ」

「……あ゛…あああああああああ──っ!!!! そうだったすっかり忘れてたあああああ────!!!!」

Re: 双星の陰陽師 Due stella twilight ( No.6 )
日時: 2017/03/11 18:47
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

「あの野郎!! 今日こそ必ず行くとか現地で待ってるとか言っといて結局来なかったじゃないかあああああっ!!!」

「アイツの戯言を真に受けるお前もお前じゃがの」

大声で叫ぶ亮悟がやかましいので善吉は耳を塞ぎながら呟いた。


「それにろくろは強くなり過ぎたからのう。土御門の七人にも普通に勝ちおるし本気のわしも既に越した。その辺のケガレでは千匹いても1分と保たんよ」

「いや、まあそりゃそうですが土御門の七人もちゃんと仕事はしてるわけですし…」

この二年で《焔魔堂ろくろ》はその実力を知る者の中では『本土』最強とされるほどの陰陽師となっていた。それは陰陽師の家系で最高位たる土御門八家の内、七家の子息も認めるほど。

Re: 双星の陰陽師 Due stella twilight ( No.7 )
日時: 2017/03/11 20:11
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

で、その本人はというと………。

「ごめん。君のことは嫌いじゃないけど付き合えない」

女の子に告白されて断りの返事を入れていた。

「え…。私じゃ駄目なの?」

「目標が達成されてないからね。俺が普通の学生だったら喜んで付き合うんだけど」

「ろくろ君の理想に見合うよう努力するから悪いところがあったら言ってくれて良いよ?」

「君の悪いところなんて思い付かないけど、俺の何処がそんなに良いの?」(汗)


ろくろは陰陽師以外のことにも手を抜かずに努力をした結果、文武両道を地でいく万能の天才になっていた。

そして女の子に告白されることが日常茶飯事のことになり、正直疲れきっている。

俺はみんなの仇を討って全てのケガレを祓わなければならないというのに。

Re: 双星の陰陽師 Due stella twilight ( No.8 )
日時: 2017/03/12 12:35
名前: 名無 (ID: xPtJmUl6)

関東総覇陰陽連・
鳴神市鳴神町支部・『星火寮』

そこには

《椥辻亮悟(なぎつじりょうご)》

《音海善吉》

《額塚篤(すくもづかあつし)》

《国崎慎之助(くざきしんのすけ)》

の四人が揃い、来週入っている仕事の依頼をそれぞれに割り振っていた。


「田中のじいちゃんが最近肩が重くて『悪霊の仕業じゃ〜』って言ってるんだけど」

「「それ絶対ケガレじゃねえ!」」

亮悟の説明に
篤と慎之助が突っ込みを入れた。

善吉はリモコンを手にテレビを見ている。


「ただいま〜」

「ろくろ?どの面下げて帰って来やがった」

今日の仕事をサボったろくろに亮悟は少し不機嫌になる。


「俺の良いところって何処?」

「なんだいきなり…。まさかまた女の子に告白されたのに振ることになって、自分の良いところを知りたくなったのか?」

「俺の夢が叶うまでは女の子と付き合ってらんないだろう!?」


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