二次創作小説(紙ほか)
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- 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊
- 日時: 2017/04/12 17:41
- 名前: 彩月 (ID: w32H.V4h)
ー注意ー
・オリキャラ
・書き方が初心者
・不定期更新
- Re: 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊 ( No.4 )
- 日時: 2017/04/27 14:51
- 名前: 彩月 (ID: MHTXF2/b)
「...はぁ、くっそ」
学校が終わり、私は自分の席につっぷす様に寝ていた。私は席に着くやいなや寝てしまっていたらしい。分家の私を起こす者はいなかった様だ。当然だろう。ほっといても良い屑をわざわざ起こしに来る奴なんていないだろう。
「むしろ近づくのが嫌で起こさなかったのかなぁ?」
私は自分で言った独り言に笑う。にしてもよくずっと寝てたものだ。敵地にまで来てわざわざ寝ていたと言うのか?基本的には敵地で警戒を解くことは命を投げ捨てるのと同じ。
「...確かそう習ったわね」
そう独り言を続ける私に誰かが声をかける。
「あ、彩月様起きました?」
そちらを向くと小百合が廊下で待っていた。ずっと待っていたのだろうか?そう考えると申し訳ないことをしたと思う。だから私はすぐに鞄を肩にかけて。
「待ってくれてありがとう。じゃ帰ろうか」
- Re: 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊 ( No.5 )
- 日時: 2017/05/12 16:44
- 名前: 彩月 (ID: RnkmdEze)
「・・・ねぇグレン」
「ん?」
入学から大体一週間程だろうか。
変わった事と言えば真昼の存在と百夜教だろう。斉藤と言う奴が接触してきた。戦争が始まるだろう。それはグレンも分かってるはずだ。なら。
「勝手に行動してるのバレバレだから」
「・・・。」
グレンはめんどくさそうに頭をかく。
通学路は相変わらず変わらない。柊の息がかかった生徒が嫌悪と敵意をこちらに向けてきていているだけ。確か今日は何かあったと聞いたが何だったか。
「・・・あー思い出した」
「今日は喧嘩の日か」
- Re: 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊 ( No.6 )
- 日時: 2017/05/12 16:52
- 名前: 彩月 (ID: RnkmdEze)
「ぐあっ!」
そんなみっともない声を上げる。
今日は何かクラス対抗戦見たいな感じで戦いが行われている日だった。私は名も知らない強くもない奴にボコボコにされる。周りは爆笑の渦だ。何が面白いのだろうか?
ホイッスルが鳴る。
相手の圧勝と言う事で終わった。
私は立ち上がり、グレンの元へ向かう。
「・・・これで良いんでしょ?」
「もう少し吹っ飛んでた方が良かったんじゃないか?」
そのグレンの言葉に
「・・・確かにね」
そう相槌を打った時だった。
「ぐぁっ・・・はぁはぁ」
そんな苦しそうな声が聞こえる。そしてその声は聞き覚えがある。小百合だ。確か小百合の相手は。
「・・・柊征四郎」
- Re: 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊 ( No.7 )
- 日時: 2017/05/24 23:26
- 名前: 彩月 (ID: 5zQOJXWF)
「はぁ...はぁ...」
小百合はもう傷だらけだった。
そろそろホイッスルが鳴っても良い頃だが先生はホイッスルを吹かない。むしろ小百合の状態を見て笑っている。
それに隣にいたグレンは
「くそっ」
と、呟く。
すると征四郎の方に向かっていく。それを私は止めようとするが後ろからくる人物がちらっと見えて私は固まってしまう。
「お前がやるのか?」
征四郎がグレンを馬鹿にして爆笑している。グレンは優しいから小百合を助ける為に演技は無くなるだろう。本気、今まで馬鹿にしてきた者たちがグレンの本当の実力に触れたら、恐怖するだろう。
でも、そうはならなかった。
「やめなさい」
後ろから声がする。その声で辺りが静まり返る。そしてその声は聞き慣れた声。
柊真昼だった。
- Re: 終わりのセラフ 一瀬グレン16歳の崩壊 ( No.8 )
- 日時: 2017/06/25 04:15
- 名前: 彩月 (ID: UQfPEict)
「....っ」
私は後ろで柊真昼を見つめる。
凛とした表情に美しい紫がかったピンクの髪。美しい、と言う言葉そのものの様だった。
「んだよ、真昼」
「柊家を汚すつもりですか」
口喧嘩が始まる。だが、真昼の方が人望が厚いのだろうか、征四郎はじょじょに押された。
「ちっ」
最後には舌打ちをしてどこかへ行ってしまった。そのまま真昼はグレンに傷だらけの小百合を渡して行ってしまった。
「真昼....」
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