二次創作小説（紙ほか）
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- 東方妖雲記
- 日時： 2017/08/26 17:39
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
初めまして幻想 神官です。
辰凪 光雅 / たつなぎ こうが
ある日、幻想郷にやってきた外来人。
中々辛い過去を持つ。
立花 寿実 / たちばな ことみ
光雅より前から幻想郷にいる。
能力を多々持ち、優しい性格をしている。
１． 幻想入りして紅魔館に
光雅「・・・そ、そうか。よろしく。」
たった今、幻想郷の事、紅魔館の事、そして自己紹介を終えたところ。
そしてレミリアは光雅をここの執事に任命したのだ。
その場には寿実も立ち会わせていたのだ。
寿実「・・・？」
咲夜「どうしたの？寿実。」
寿実「あーえっとさ、過去が見えたんだよ。」
レミリア「過去？光雅の、かしら？」
寿実「う、うん。すごく辛い過去・・・。」
その後、見たことを話そうと思ったが触れないでくれと言われた。
寿実は母が幻想郷へ送ったのだが、彼にはその母すらいない。
レミリア「寿実は多々なる能力を持っているのよね。」
光雅「そうなのか？」
寿実「うん、ほらアリアさんも私の能力で作った人だよ。」
セピア色のウェービーロングヘアに胸元に白い薔薇のコサージュを
つけたアリアが話に気づいたようでこちらに寄ってきた。
アリア「なんとなく察しはできます。私は寿実さんの力で
作られた存在なんですよ。」
間近で見ると更に綺麗に見える。
まるで人形のような・・・。
- Re: 東方妖雲記 ( No.14 )
- 日時： 2017/08/27 17:06
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
１５．修行の終わり
あの修行から数時間後、やっと終わりが来た。
寿実は特にヘトヘトだった。
そもそも体力がないため、こういった近接戦には向いていない。
だが回避はどんな人にも勝るだろう。
翡翠「大丈夫か？寿実。」
寿実「は、はい・・・あ、そうだ。」
寿実は紫に預けていたバッグを手に取り、
一冊のノートを取り出した。
寿実「これの中で何か間違いはありませんか？」
翡翠にノートを手渡す。
それを見て、全員が度肝を抜かす。
翡翠「お、おい！これ本当にお前が・・・！？」
寿実「は、はい。下手ですけど・・・。」
紫「この画力、プロね。」
友仁「違うところは何もないな。ホントに自分のプロフィールの
ようだ。」
翡翠「す、すごいな・・・。」
翡翠は寿実にノートを返す。
グエン「おっ！翡翠も一緒か！！」
翡翠「グエン！」
寿実「知合いなんだ・・・。」
以外ということしか思い浮かばなかった。
アリア「みなさーん！」
アリアは走ってきたが途中で転びかけてしまう。
翡翠「おっと大丈夫か？」
アリア「申し訳ございません、翡翠さん。」
- Re: 東方妖雲記 ( No.15 )
- 日時： 2017/08/28 15:08
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
１６．銃士、グレース＆オリビア
ひょっこり外に出てきたのはグエンたちやアリアに加え、
もう二人の少女。
服装からして銃士と言った感じだろう。
一人は金髪のショートヘアに赤色の銃士のような服装で
もう一人は緑色の銃士っぽい服装にクラウンブレイドヘアだ。
？？？「グエンたちが言っていた通りね。自己紹介させて
もらうよ。私はグレース、銃士でフェンサーよ。」
？？？「私は銃士オリビア。グレースとは違って歩兵小銃って
いうのを扱ってるの。貴方のことは知ってるからね。」
翡翠「二人とも久しいな。」
どうやら翡翠は二人のことを知っているらしい。
アリアや寿実、光雅が帰った後。
ジュリア「フフッ、大きくなりましたねまた。」
友仁「寿実の事か？」
紫「それ以外ないじゃない。彼女の母親が幻想郷に寿実を送ったのは
７歳だったかしら？早いわね、時が経つのは・・・。
でもやっぱりお世話になった人にはつい「お兄さん」「お姉さん」
って言っちゃうみたいだけど・・・。」
『ありがとう翡翠お兄・・・翡翠さん！』
その言葉が蘇る。
オリビア「当たり前ですよ、癖を治すのは大変なんですから。」
グレース「癖もある意味特徴だからね。そんだけ信頼してるって
ことよ。彼女自体、一人っ子だったし・・・。」
- Re: 東方妖雲記 ( No.16 )
- 日時： 2017/08/28 16:02
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
１７．怪しい雰囲気
寿実「あぁ、あの事ですか？聞いてたんですね。」
光雅はどうしても言いかけていたことの真相が知りたくて
聞いてみた。
寿実「私、七歳ぐらいのときに幻想郷に来たんですよ。母親の
関係上、詳しく知りませんが・・・。
で、その時にすごいお世話になった人たちのはつい
言っちゃうんですよね///」
光雅「なるほどな、じゃあ翡翠兄さんに世話になったんだな。」
寿実「兄さんと呼んでくれてもいいと言われたんですね。」
とある祠、そこには何万といる死神たちが集まる。
死神、魂の管理者であり魂のみの姿でさまよい続け悪霊となるのを
防ぐために魂を冥府へと導く神だ。
だが、何万もの死神の前に立つ死神たちは違う。
死神だけの世界を作ろうとする輩だ。
その中でも頂点に立つ者、それはグラージ。
グラージはある紙に目を通していた。
苦しみを経験し痛みを消した存在『辰凪 光雅』
幻想郷住民の少女『立花 寿実』
主にこの二人だ。
そして違う場所。もう一枚はある少女が持っていた。
黒がかったピンク色の髪をした死神、リフィア。
そしてもう一枚を黒髪に青色のメッシュ髪の青年、イアン。
５枚目を黒がかった緑色の髪をした青年、リフィアの兄エイデン。
その三人をまとめ、グラージの代理人ノアはその様子を見ていた。
- Re: 東方妖雲記 ( No.17 )
- 日時： 2017/08/28 16:40
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
１８．二人を狙った人物
紅魔館に届いた謎の手紙。
書いた人物はユジェンというらしい。
光雅と寿実だけを指定の場所へと呼び出す内容だった。
指定の場所到着。
暗闇には二つの人影が見えた。
？？？「悪いな、だがよく仲間を連れてこなかったな？」
光雅「俺と寿実を指定したのはどこのどいつだよ。」
？？？「フッ、そうだったな。俺がユジェンだ。
こいつはリジュンだ。
二対ニっつーことさ、文句はないだろ？」
ユジェンはリジュンとアイコンタクトを取るとリジュンが頷いた。
寿実「うわっ！！」
足元に魔方陣が展開し、寿実が消えた。
光雅「寿実！？」
ユジェン「よそ見してる暇はねえぞ！！」
ユジェンの回し蹴りが光雅を捕らえていた。
寿実「・・・どうしてこんなことを？」
リジュン「殺すことが目的じゃない、試すことが目的だ。
構えろ立花 寿実！お前の力、見させてもらう！」
リジュンの手に握られていた長い棍棒がヌンチャクへと変わった。
寿実「いきますよ！『月符「呉鉤剣」』」
刀は月のように反り曲がった曲刀に変わった。
リジュンは驚きつつもヌンチャクをうまく使い、攻撃する。
- Re: 東方妖雲記 ( No.18 )
- 日時： 2017/08/28 17:48
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
１９．奇跡
ユジェン「どうした！？素手のヤツ相手に押されてそうするんだ？」
おそらく強化能力でも持っているのだろう。
ユジェン「・・・弱い奴と戦う気はない。そうだなレミリアでも
殺してやるか。」
ユジェンはニヤリと笑い、光雅の首根っこを掴むが。
光雅「獅子奮迅！」
ユジェン「かはっ！？な、に・・・？」
数メートル吹き飛ばされ、大岩に背中をぶつけめり込む。
ユジェン「がはっ、ごほっ・・・こ、れは霊、力？ッ！？」
ユジェンは後ろに気配を感じ、目を向ける。
光雅「電光石火。」
そう告げ、すぐ後にユジェンの胴体から血が噴き出す。
ユジェン「なっ！？こ、れは・・・翡翠の！！？
なるほどな、納得した・・・。」
そう言って倒れた。
寿実『「夢想天生」』
リジュン「うぐぁっ！！？」
こちらも決着がついた。
寿実にとっても光雅にとっても大きな出来事となった。