二次創作小説（紙ほか）
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- 東方妖雲記
- 日時： 2017/08/26 17:39
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
初めまして幻想 神官です。
辰凪 光雅 / たつなぎ こうが
ある日、幻想郷にやってきた外来人。
中々辛い過去を持つ。
立花 寿実 / たちばな ことみ
光雅より前から幻想郷にいる。
能力を多々持ち、優しい性格をしている。
１． 幻想入りして紅魔館に
光雅「・・・そ、そうか。よろしく。」
たった今、幻想郷の事、紅魔館の事、そして自己紹介を終えたところ。
そしてレミリアは光雅をここの執事に任命したのだ。
その場には寿実も立ち会わせていたのだ。
寿実「・・・？」
咲夜「どうしたの？寿実。」
寿実「あーえっとさ、過去が見えたんだよ。」
レミリア「過去？光雅の、かしら？」
寿実「う、うん。すごく辛い過去・・・。」
その後、見たことを話そうと思ったが触れないでくれと言われた。
寿実は母が幻想郷へ送ったのだが、彼にはその母すらいない。
レミリア「寿実は多々なる能力を持っているのよね。」
光雅「そうなのか？」
寿実「うん、ほらアリアさんも私の能力で作った人だよ。」
セピア色のウェービーロングヘアに胸元に白い薔薇のコサージュを
つけたアリアが話に気づいたようでこちらに寄ってきた。
アリア「なんとなく察しはできます。私は寿実さんの力で
作られた存在なんですよ。」
間近で見ると更に綺麗に見える。
まるで人形のような・・・。
- Re: 東方妖雲記 ( No.1 )
- 日時： 2017/08/26 19:01
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
２． 神社でガールズトーク
霊夢「・・・はー、もう何だったのかしら？」
魔理沙「あー、夜の襲撃事件か。」
博麗神社は昨日の夜、死神の四人に霊夢は襲われたのだ。
軽傷を負わせ、どうにか退けた。そこはさすが博麗の巫女だと
称賛されるだろう。
？？？「霊夢、魔理沙！」
声の方を向くと深緑色の前下がりボブに紺色のベストスーツ姿の
少女がいた。
魔理沙「ノエルじゃないか、珍しいなここに来るなんて！」
ノエル「そうかしら？結構来ているつもりなのだけど・・・。
って霊夢、やっぱりすごいわね。四人の相手を退けるなんて
そう簡単にできることじゃないわよ？」
霊夢「すごい奴なんて他にもいるじゃない。アンタだってそうで しょ？」
ノエル「そんな勇気、持ち合わせてないわ。」
笑いながら霊夢の発言を否定する。
紅魔館。
アリア「どうしましたか？光雅さん。苦しそうですが・・・。」
光雅「い、いや気にしないでくれ。」
本人は隠しているつもりでもアリアの目はごまかせなかった。
いや、光雅が咳き込み吐血をしていたのだ。
たまたま通りかかった寿実が光雅に寄り添い、アリアは
レミリアたちを呼びに行ったのだ。
- Re: 東方妖雲記 ( No.2 )
- 日時： 2017/08/27 16:38
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
３．狂いと久しぶり
光雅「カア、サン・・・トウサン！サエ、カ・・・アイタイ！！」
寿実「え？（ちょっと待って、サエカ？私、会ったことある！！）」
そこで寿実も思い出した。
確かに辰凪家にお邪魔させてもらったことがある。
ハッと我に返る。
笑っていた、それも涙を流しながら。
レミリア「寿実！！」
パチュリー「ここは任せなさい。」
パチュリーは光雅の首筋に指を当て、少し電気を流し
気を失わせた。
アリア「私が彼を運びますね。」
パチュリー「えぇ、目が覚めるまでは大図書館で寝かせとくわ。」
レミリア「えぇ、分かったわ。」
フラン「・・・お兄さん、昔の私に似てた。狂気に怯えてた。」
そんなフランの独り言を聞き逃さなかった。
それに気になっていたことは分かった。
霊力が光雅本人、そして狂気の魔力がニセモノということ
だろう。
？？？「・・・効いてきたようだね、俺の作った菌・・・。」
数日後、目を覚まししばらく大図書館にいた。
寿実「あ、そうだ光雅さん。」
光雅「なんだ？」
寿実「あのさ私に見覚え、ありませんか？ほら冴香ちゃんが
連れてきた親子。」
うーん・・・としばらく考えるとハッと驚く。
光雅「あの時の子か！！」
寿実「そう！！改めて久しぶり。」
- Re: 東方妖雲記 ( No.3 )
- 日時： 2017/08/26 22:58
- 名前： 幻想 神官 （ID: 59nFPquI）
４．真夜中の門の上
夜中、頭を冷やすと言って光雅は外へ出た。
寿実は嫌な予感がした。
門の上、二人の男が紅魔館を見ていた。
その二人を見つけ、同じ場所へ来た。
黒い指だけ開いた手袋、マントを身に着けた男
桜並 友仁（さくらなみ ゆうじん）。
その隣に立ち、黒い髪の男、
海染 梨晴（うみぞめ りはる）。
梨晴「っ！！確か君は・・・。」
梨晴は目の前の二人を見る。
一人は両目を包帯で隠し、お札が貼られ、片膝をついている。
もう一人は寿実だ。
寿実「こんばんわ、眠いですけど不安ですよ〜・・・。」
梨晴「で、そっちの人は？さっきから黙ってるけど。」
口を開くことなく巻物を開き見せる。文字が浮かぶ。
？？？『青玉と申す者。彼女に従う式神だと思っていただきたい。』
寿実「絶対、霊夢を襲った人たちの仲間が来ます！たぶん！！」
青玉『そこは自信をもって欲しかった(´・ω・`)』
寿実「仕方ない、勘だから。」
友仁「・・・その堪は当たりのようだ。」
刀を抜刀し、構える。