二次創作小説(紙ほか)
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- 龍神王子‐宝田の子孫‐
- 日時: 2017/09/25 15:55
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
二次創作の旧・映像でも作品を作ってる城咲です。
学校などがあるので主に土日に投稿していきます。
ではまず初めに主人公はオリキャラを作ってあります。
宝田 永遠(たからだ とわ)
霊力をかなりの量、持っていることを自覚している。
使い方はイマイチ。
中学一年生で、勉強も運動も平均ぐらいで目立つことは苦手。
<永遠の友だち>
七風 絢香(ななかぜ じゅんか)
永遠の数少ない友だち。
永遠の家柄について知る数少ない人物で明るい性格。
朝生 華子(あそう かこ)
勉強ができて優しい友だち。
彼女もまた永遠の家柄を知っている。
- Re: 龍神王子‐宝田の子孫‐ ( No.3 )
- 日時: 2017/09/25 17:28
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
第三話 断ります
永遠「で、誰なんです?私は宝田 永遠、ここの関係者。」
ようやくいつもの落ち着きを取り戻す。
???「俺はリュウ、そこのばばあが持ってる宝珠を奪いに来たんだ。」
そういえばおばあちゃんが言っていた。
これは渡してはいけない、龍神界の王から授かったもの。
大事なものだ。渡すことを拒否しているのだから。
永遠「それはできません。どんな理由であろうと交渉相手は拒否しています。
無理強い、暴力で解決はよくありません。」
リュウ「うるs「断ります!!」」
とにかく断る!
相手も怒りが我慢できなくなったらしい。
近くにあったパイプ椅子を持ち上げる。
永遠「え、えぇっ!!?」
椅子が私目掛けて振り下ろされる。
とっさに頭を抱え目をつぶった。
がっしゃああああんっと大きな音を立てた。
私の頭に直撃したのではない。
いすが落ちたのだ。
何事かと思い目を開けるとコウが立っていた。
ちらっとこちらを見て微笑む。
コウ「大丈夫、永遠は僕が守るから。」
それだけ言うと目を鋭くさせリュウと向き合う。
コウ「リュウ、さすがにこれはやりすぎだ!君は先走りし過ぎている!」
リュウ「お前だって目的は俺と同じじゃねえか。おいばばあ、そいつを俺に渡せ!」
おばあちゃんは首を振るう。
リュウ「仕方ねえな、だったら力づくで奪ってやるよ!!」
耳についている赤いイヤリングに手で触れると赤い炎の火柱が上がる。
祖母「よいか永遠!よく見ておくんじゃあれが龍神じゃ!」
炎の柱は段々と人の形になっていく。
そして私は目を見開く。
永遠「えーーーーっ!!!?」
- Re: 龍神王子‐宝田の子孫‐ ( No.4 )
- 日時: 2017/09/25 17:49
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
第四話 仲裁
そこから見えたのはおばあちゃんから聞いた通りの似た容姿をした。
永遠「・・・あれが龍神。」
祖母「っ!!永遠!」
ハッとして前を見ると真っ赤な火の玉が飛んできたが周りは水の柱に
包まれた。
間違いない、これはコウも龍神?
祖母「赤い方は南方紅龍族の王子、でおそらく青い方は東方青龍族じゃ。」
永遠「じゃあ西と北も?」
おばあちゃんは黙ってうなずく。
紅い火柱と青い水の柱が交じり合う。
祖母「いかん!すぐに止めなければ!永遠、いいかよく聞け。
お主も飛ぼうと思えば飛べる。」
永遠「え・・・。わ、分かったから。」
空を飛ぶイメージをすると私の体はどんどん上昇していく。
そして争ってる二人の間に割り込んだ。
永遠「いい加減にしてください!ここは貴方達だけの場所じゃない、人間がいる。
それに強いだけじゃ王になったって意味がない。みんなが心から尊敬する王ってのは
強さも必要だけど優しさも必要なんです。どんな人とも交渉ができなければいけません!
ここで争っても仕方ないでしょう?」
二人は目を見開く、たぶんそんなこと言われるなんてって感じだろう。
リュウ「ちっ、分かったよ仕方ねえな。」
コウ「ここまで言われちゃうなんてね。今度からは気を付けるよ。」
- Re: 龍神王子‐宝田の子孫‐ ( No.5 )
- 日時: 2017/09/27 16:36
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
第五話 姿現せ、玉呼びの巫女
祖母「・・・そうじゃな、龍神であるお主たちにちゃんと説明しなきゃならん。」
珍しく真剣な顔をするおばあちゃん。
祖母「お主らがここに来たということはそろそろ王が引退するのじゃろう。なら尚更
聞かねばならん。ただ単に龍の宝珠を手に入れても意味はない。」
その言葉に二人は耳を疑った。
リュウ「意味がないぃ!?どういうことだよ!」
祖母「まぁ落ち着け、まずは自分自身の玉を手に入れるんじゃ。」
コウ「自分自身の玉?」
祖母「もうすでにお主らに玉を渡す玉呼びの巫女は分かっておる。永遠、お前が
玉呼びの巫女じゃ。」
指差しされ私もそしておばあちゃん以外がみんな耳を疑った。
永遠「え、私?そんな代役を私が?」
祖母「そうじゃ、よく聞け。彼女が出した玉は課せられた試練をクリアしなければ
実態はない。その試練をクリアした者がその玉を持つのだ。そして玉は四つ、
炎、水、光、闇じゃ。出し方はわしも知らん。」
「そして・・・」とおばあちゃんが言葉を足した。
祖母「きっと永遠は恐ろしい目に合うことがあるじゃろう、わしらでは力になれん。
もしものことがあったらお主らに永遠は任せる。それとお主らを
ここにホームステイさせる!」
な、なんですとぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?
わ、私が気まずくなるからその提案はやめて欲しかった。
ちらっと二人を見ると納得いったようだ。仕方ない、でもこういうのあこがれてたかも。
夜が過ぎ朝になり、私の学校の教室1−5と書かれている。
絢香「あ、そういえば今日って転入生が来るんだよね。」
華子「そうそう女子ばっかだし男子とかきてくんないかな。」
先生が入ってきて後ろにいたのはなんと・・・。
先生「じゃあ自己紹介してくれますか?」
- Re: 龍神王子‐宝田の子孫‐ ( No.6 )
- 日時: 2017/09/27 17:13
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
第六話 驚きの転入生
女子たちがみんなキャーキャー言っている。
リュウ「俺は赤城 リュウ、これからよろしくな!」
絢香「背は小さいけどカワイイし、顔はカッコいいよね!!」
華子「耳にピアス付けてて不良っぽいところもいいと思うよ。・・・ん?どうしたの
永遠ちゃん?」
永遠「リ、リュウくん!!?どうして!」
絢香「え、知り合いなの?・・・あ、もしかして。」
永遠「お察しの通り、なんか私が玉呼びの巫女っていう大役を持っていたらしい。
その関係でリュウ君ともう一人、年上の人がいるんだよね。」
華子「いいな〜、でも永遠ちゃん私もお兄さんが欲しかったかなとか言ってたよね。」
先生「じゃあリュウさんの席はあそこでいいかしら?」
指した場所は私の前の席、うっそだ〜〜〜っと言いたい気持ちはしまった。
リュウはその席に座った。
このまま無事に事が進むといいんだけどね。
朝のホームルームが終わるとみんなが一斉にリュウの周りに集まる。
「ねぇどこの学校から来たの?」
「どこに住んでる?」
リュウ「実はよ俺・・・」
と言いかけたところで何か思い出したらしい。
リュウ「俺、永遠と親戚関係なんだ!」
「え、でも苗字違うじゃん。」
華子「家系によってはそういうのもあるんだと思うよ?」
「あ、そっか!」
一瞬ヒヤッとしたが華子ちゃんのナイスフォローによりどうにか乗り越えた。
華子ちゃんと絢香ちゃんは私の家柄も知っている。
二人がいてくれてよかった〜。
帰りの会を終え、教室をでて廊下を歩いていく。
いつもなら一人で帰るが今日は二人。
昇降口に到着するとそこには制服姿のコウさんが立っていた。
高等部に転入したらしい、すぐ女子からの注目を浴び人気者になっている。
この二人の間に私がいるのはおかしいと思っちゃうな。
- Re: 龍神王子‐宝田の子孫‐ ( No.7 )
- 日時: 2017/09/27 18:03
- 名前: 城咲 (ID: 59nFPquI)
第七話 夕焼け、とある再会
お母さんに頼まれたものも買い終わり、空は真っ赤に染まっていた。
ふとそこで足を止めた。
壁にもたれたまま腕を組んだ長身の男、見た目から見て獰悪に見える。
でも私は見たことがある。
???「よぉ、永遠。久しぶりだな。」
永遠「時谷(ときや)さん!」
私はまぁ信じてもらえないこと前提に二人のことを話した。
時谷さんはよく学校の警備員をやっている。
そして私と同じく霊力を持つらしい。
時谷「・・・なるほどな、永遠モテモテじゃねえかよ。」
永遠「そういうんじゃない、決してそんなんじゃない!!」
時谷「おっといけねえ、お前ひとりでいた時に何か感じたら気を付けろよ?
今は理解しなくていい、時期に分かるからな。」
それだけ言うとスタスタと帰っていってしまった。
気を付けろとは一体?
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