二次創作小説(紙ほか)
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- 怪盗クイーンと旅行!?
- 日時: 2017/09/26 19:51
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
夢主です!
設定いろいろぶち壊す?
コメントくれたら嬉しいです!(屮°□°)屮
では。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.4 )
- 日時: 2017/09/27 19:03
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
トルバドゥールに来た頃、陽香は心許さなかった。
「・・・出ていけ」
その言葉で拒絶して。
しかし、しっかり者の性が出たのか、いつの間にか心許すようになった。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.5 )
- 日時: 2017/09/28 21:13
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
scene2 皇帝は可愛い子がお好き
「ジジイ!何をしてるんだ!」
ヤウズの血の叫びに、皇帝は耳を傾けない。
ヤウズはムッとして、パカンッと皇帝の頭をたたく。
「っせえな。なんだ、はやく陽香ちゃんと会いてえのか?おまえ、二股かけてんのか?」
「黙れジジイ!」
ヤウズが叫ぶ。
「いつ、約束したんだよ?」
皇帝は胸を張って、
「陽香ちゃんからだよ。クイーンのやつが、役に立たないそうでな。可愛い子の頼みなら、むげに断れねえ」
ヤウズは、ハァと溜め息を吐いた。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.6 )
- 日時: 2017/09/29 17:44
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
(可愛い子・・ねぇ。ジジイは女好きなだけじゃ・・・)
ヤウズが、そう思うと同時に、不思議だった。
陽香に対して、エレオノーレと同じような感じだったのだ。
皇帝はトランクを開けて、着替えをポンポンと入れる。
ヤウズのトランクも用意されていて、なぜか着替えを入れられている。
「小僧!料理のレパートリー、増やせよ!」
そしてつぶやく。
「・・・そろそろ、陽香ちゃんの“覚醒”も近いからな。俺の出番って、ヤツだ」
しかし、ヤウズに皇帝のつぶやきは耳に入らなかった。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.7 )
- 日時: 2017/09/29 17:51
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
scene3 探す者
ハァハァという、荒い息。
銀の狼は、自国の姫を捜し求めていた。
(自分が、ミスをしなければ・・・)
そして、狼は一瞬で美しい青年に姿を変えた。
銀の髪に、黄金の目。
その目はゾッとするほど、冷たかった。
(姫の“覚醒”は、はやくなる。その前に、連れ帰なければ)
姫には、特徴があったはずだ。
黒髪を後ろで結い、漆黒の瞳。
自国では、王族の者しか黒髪で漆黒の瞳の者はいない。
(紗那丸、お前が生きていれば・・・)
死んだ友の名を呼びながら、青年は竹林へと姿を消した。
- Re: 怪盗クイーンと旅行!? ( No.8 )
- 日時: 2017/09/29 21:23
- 名前: 絵鈴 (ID: El07VYkm)
scene4 覚醒
どうってことない、日のことだった。
いつものように、クイーンがだらけ、陽香とジョーカーとRDが怒る。
昼の終わり頃に。
シュンッと何かが、トルバドゥールに張り付いた。
RDがそれに気づく。
[クイーン!侵入者が─────]
RDはそこまでしか、言えなかった。
なぜなら、もはや侵入者はトルバドゥール内に入ったからだ。
侵入者は、銀髪の黄金の瞳で美しい青年。
青年は、陽香を見つけて駆け寄る。
「姫様!ご無事で・・・」
パシッと、音がした。
陽香が青年の頬を叩いたのだ。
そして、冷ややかに言った。
「その名で、呼ばないで。私は、姫ではない」
青年は、溜め息を吐いてから、
「美空丸という名は、知ってますか?」
「・・・・知ってるわ。紗那丸の友で私も、大好きだった」
青年の顔が、ほころぶ。
陽香は眉をひそめてから、
「まさか、あなたが美空丸だってこと・・・?」
青年─────美空丸は深くうなずいた。
「えっとお・・・」
空気を壊したのは、ほかでもないクイーンだ。
クイーンは、算数の問題を解いて答える生徒のように、挙手して、
「何のことか、分からないから詳しく話してくれないかい?」
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