二次創作小説(紙ほか)
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- あの日見た夕日
- 日時: 2017/10/22 01:50
- 名前: ミク (ID: .MshU8s5)
設定
朝比奈 朝日
14歳
男
身長は低い方。
朝比奈 夕日
朝日の双子の妹。
14歳。
あの日見た夕日を僕は忘れられない。
なぜなら
- Re: あの日見た夕日 ( No.4 )
- 日時: 2017/10/22 03:32
- 名前: ミク (ID: .MshU8s5)
今はリーンという人がオーナーの宿に泊まっている。
夕日たちを探しているのは、一度家のあった場所へ行って見たのだが、跡形もなく、なくなっていた。
町の人に聞いて回ってもしらないの一点張りで。
リーンさんは夕日たちが住んでいた町に知り合いがいて、その人にリーンさんの宿が近くにあると教えて貰った。
つまり今居る場所は僕の故郷。この町はリゼンといって、海と山がある自然豊かな町だ。
朝日:夕日たちは元気かな。
ぼんやり夕日、母さん、父さんの姿を想像してみる。
夕日たちは僕のことを探しているのだろうか?
いや、元気に暮らしていれば何でもいい。
例え僕のことを探していなくても。
- Re: あの日見た夕日 ( No.5 )
- 日時: 2017/10/22 13:18
- 名前: ミク (ID: .MshU8s5)
そんなことを考えているうちに朝になっていた。
最近は日記をつけるようにした。夕日たちのことを忘れないように。
朝日:今日は、4月3日か。
日記
4月3日
暖かい朝日がさしこんでいた。今日は、夕日たちのことを町できいてまわることにする。
そう、4月3日といえばあの出来事が起きた日からちょうど3ヵ月の日。
いつもこの日には思い出がつまった丘に出掛ける。
夕日たちが居るんじゃないかって。
僕は鞄を取って丘に出掛けることにした。
朝日:相変わらず綺麗だなあ。この丘は。
いつもよくここで遊んだものだ。
朝日:ここで悩んでいても何もならない。町に行こう。
丘を下って、お店がたちならぶ町に出掛けた。
- Re: あの日見た夕日 ( No.6 )
- 日時: 2017/10/22 14:27
- 名前: ミク (ID: .MshU8s5)
朝日:朝比奈夕日って子知りませんか?
人:知りません。田舎の事は詳しくないので。
朝日:そうですか。すみません。
相変わらず知っている人もいない。まるで町の人の記憶から消されたように。
数ヶ月で人は何かをすっきり忘れることは出来るのが不思議だ。まるで今までそれが存在していなかったみたいに。
僕にはよくわからない。
- Re: あの日見た夕日 完結編 ( No.8 )
- 日時: 2017/10/24 01:44
- 名前: ミク (ID: uLZUHjzo)
結局、僕は今日も、家族を見つけられなかった。
ポツッポツッ。
雨が降り始める。いつもなら走って戻るのに何故か今日は戻るきにならなかった。その代わりにある思い出がよみがえった。
夕日:兄さん、雨って綺麗だね。
夕日が普段言わない事を言って僕は驚いて無言になった。
それは、言葉おろか、表情にもならなかった。
朝日:何で?
夕日:ビー玉みたいで綺麗。
夕日らしくて、子供っぽい答えになぜか安心していた自分。
そう、この世界にはわからない事が溢れているんだ。
そんなことも分からなかった自分に笑ってしまった。
そんなことを教えてくれたあの日見た夕日に感謝している。
いつのまにか降っていた雨は、やんで空には虹がかかっていた。
きっと虹は何で七色なのかわからないように今も全世界の誰にもわからないことはあるんだろう。
僕はまた歩き出した。
- 作者より ( No.9 )
- 日時: 2017/10/24 01:52
- 名前: ミク (ID: uLZUHjzo)
はい。完結編終了いたしました。
この小説は少年が家族を探していく話ですよね。でもところどころこの年の人が考えないような事を書いてました。
すみません。
主人公は結局どうなったのか知りたい人も居るかもしれないので、続編作りたいと思います。
ノスタルジアもよろしくお願いいたします。
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