二次創作小説(紙ほか)

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学園アリス 夢小説
日時: 2017/11/13 23:16
名前: ぷりん★ (ID: xx3C5VTW)

名前: ぷりん★
こんにちは。自己満足で書かせていたただきます、ぷりん★です。読んでくださって『感謝』です!
今回は学園アリスのその後を書きます。


こんにちは!高1の佐倉蜜柑です!
うちは今、アリス学園いうところにいます。
…ゆうても1週間前まで記憶を消されていて覚えてなかったんやけどww

棗、るかピョン、翼先輩、みんな…そして蛍……
大切なものを全部失ってた気分やねん。穴がぽっかり開いたような…

「おい、蜜柑、きいてんのか?」 
そうや、うちは今蛍を助け出す方法をみんなで話し合ってるんやった!
「ごめん。何の話やったっけ?」
「佐倉、今井は今過去にいて時空がぶれにくくチャンスだって話。」
るかピョンが説明してくれた。それにしても棗といいるかピョンといいイケメンやな〜

    −−−ガチャンッ

「なに?」 びっくりして棗に抱き着いてしもうた…
窓から入ってきた侵入者にみんなびっくりする。
「………ロボット?」 翼先輩が言う。

「我は7〇〇〇からきた未来型ロボットv-ihyfrsw3。蛍様の命でここに来た。」
「「「「「「蛍ちゃん!?」」」」」」
うち、棗、るかピョン、翼先輩、鳴海先生、颯が声をそろえて驚く。
「あの蛍ちゃんのこと何か知っているのかな?」 鳴海先生がおそるおそる聞く。
「知っているも何も私の主人だから。」
「「「「「「主人!?」」」」」」 またしても声がそろった。
「それより大変だ。蛍様は今アリスの使い過ぎで寝込んでいらっしゃる。昴様がついているとはいえ…
蛍…
「で、目的はなんなんだよ。」 棗が冷たくあたる。
「蛍様にはあなたたちに自分たちを探すのを止めることを任務として言われました。でも我は蛍様を助けたい。過去に戻って。我が蛍様の代わりに棗さんを助ければ蛍様も蜜柑様も苦しまなくて済む。」

…みんな急な話過ぎてついていけない。

「つまり、お前は蛍姉さんのアリスで作られたロボットで、蛍姉さんに幸せな人生を送ってほしいってことか?」
翼先輩が言う。やっと話がつかめた。
「今井すごいな。こんなロボットも作れるようになったんだね。」 るかピョンがうちを励ますように言う。
「でもそんなことをしたら君は消えてしまうではないか。」 と鳴海先生。
「いいんです。私を過去に連れて行ってください。」
「待て。お前はどうやってここに来たんだ?」 棗が言う。確かにそうや。
「それは体内にアリスストーンが入っているからですよ。」 のだっち?いたんだ…
「我はどんなアリスストーンも受け入れられる。」 志貴さんみたいなもんや。

……………どれだけたっただろうか。協議の末、明日の昼に決行されることになった。
蛍、大丈夫やろか。
「……心配すんな。」 棗だった。
「我は今日蜜柑様の部屋で寝ます。では。」
えっ。うち!?

「気をつけろよ、蜜柑。」
「佐倉、大丈夫?」
「…何かあったらいつでも来い。」  翼先輩、るかピョン、棗が言う。
「うん。ありがとうな///」

-in蜜柑’s room-
ロボットさん何でうちなんかと…一緒に寝るんや?
ガチャ ドアが開いた。
「蜜柑様、今日はお世話になります。」
「ええんよ、ええんよ。」
そういえばこのロボットに名前あるんかな?
「ロボットさん、あんた名前なんていうん?」
「我の名前はv-ihyfrsw3。」
「もっと呼びやすい名前がええんやけどな〜」
「蛍様は我のことを『あやめ』と呼んでおりました。」
「なんや。そっち先ゆうてくれればええのに。」
「蛍様はずっと蜜柑様の話をしておられました。よほど心配だったのかと。我はどんなお方なのか会ってみたく思ったのです。」
「蛍・・・」
「蛍様は……」  蜜柑とあやめは蛍の話で盛り上がり、すっかり打ち解けていた。
そして3時間ほどしゃべったら、安心していたのか眠ってしまった。

次の日 蜜柑と棗は自分たちの運命に大きくかかわるので危険と判断され、残ることになった。
「あやめ、昨日は楽しかったで。いってしまうのはつらいけど、うちの分まで蛍を助けてきてや。」
あやめは照れているのか下を向いたままである。
「そうや。あやめがここにいた印としてみんなで写真撮ろうや。」
「蜜柑、蛍姉さんみたいになくなるかもしれないよ。」 翼先輩が言う。
「蜜柑様。最後にいい思い出ができました。ありがとう。我は幸せです。」 あやめは続けて言った。
「蜜柑様、蛍様をよろしく……」
「時間です。」 のだっちの合図によりるかピョン、翼先輩、颯、そしてあやめは過去へと旅立った。
「いってしもうた。」   …棗が手を握ってきた。きっと自分も蛍も無事に蜜柑のもとへ戻ってくるというように。

 (完)

この後どうなったかはご想像にお任せします。お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は蜜柑たちが中学生になったお話を書こうとおもいます!でわでわ。

Re: 学園アリス 夢小説 ( No.1 )
日時: 2017/11/13 23:23
名前: ぷりん★ (ID: xx3C5VTW)

今回はみんなが無事に平和に暮らしていたら…という場面です。
蜜柑たちは中学2年です。


ガラガラっ
蜜柑「おはよっ棗、るかピョン///」
教室に入ってきた棗に声をかける。
流架「おはよ。佐倉。」
棗「おう。」
最近は無視しなくなった。あの棗が///
委員長「今日はいつもよりごきげんだね。」
蜜柑「そうなんよ。実はな………」
じーちゃんからの手紙が届いたねん!
流架「佐倉…」
棗「またそんなことごときで喜んでるのかよ」
蜜柑「は〜?そんなことゆうなそんなこと怒」
アンナ「なんだかんだ言って仲いいよね、2人とも。」
のの子「ホントだよね。あこがれるなー。」

蜜柑と棗は中学に入る前から付き合っている。いつからかははっきり知っている人はいない。
棗「おい、蜜柑。今日俺の部屋8時な?」
蜜柑「今日は数学や。頑張らんと燃やされる泣」
心読み「いいな。俺も佐倉と勉強したいな。by流架」
流架「なっ///」
棗 蜜柑「・・・」
蜜柑「ごめんなるかピョン。うちのレベルに巻き添えになるのは棗で十分や。」
棗「・・・」 ボッ
蜜柑「ギャーーーーーーーーーーーーー!なにすんじゃこのぼけ!キツネ!」
棗「フンッお前が悪いんだろ。」
蜜柑「なんやと〜怒」
委員長「棗君、蜜柑ちゃん、やめて」
蛍「ほっときなさいよ。あの子たちは今を一緒に過ごせていれば幸せなんだから。」
流架「・・・。」

蛍「蜜柑、ちょっといいかしら。」
蜜柑「何ー?」
蛍「今度研究発表会があるの。その実験役に蜜柑と棗君を出そうと思ってるわ。どう?危険なことはしないから受けてくれない?」
蜜柑「蛍がうちを必要としてくれる!やるやる!」
棗「俺はいいのかよ…」
蛍「蜜柑がやるなら棗君はやらないわけにはいかないでしょ。蜜柑がほかの人に惚れたら困るものね。」
棗「!!!蜜柑に何をする気だ!!」
蛍「あなたが参加してくれるなら悪いようにはしないわ。」
棗「……わかった。」


何日か経っても蜜柑と棗は研究発表の内容を知らされずにいた。
蜜柑「蛍?うちだけにも教えてくれへん?」
蛍「ごめんなさい。あともうちょっとだから。」

そして研究発表の日。
蜜柑「なあ蛍、まだ教えてくれへんの?」
蛍「そうね。もうそろそろいいかしら。棗君にはまだ言っちゃだめよ。」
蜜柑「うん。」
蛍「今回は私が開発した強力なアリスだけをフェロモンでとめる虫型ロボット『むしもえ』よ。強力なアリスを持っててフェロモンに弱い棗君とそれを万が一のときように止められる蜜柑が必要だってこと。フェロモンはアリスではないから蜜柑にもかかったら効くかもしれないから。フェロモンって言ってもちょっと変わったフェロモンなんだけど、それは発表でのお楽しみ。さあ蜜柑あなた専属のお迎えが来たわよ。」
蜜柑「(棗に言うたら絶対怒って帰ってしまうな。だから蛍は今まで言わなかったんや。)」
蛍「じゃあいきましょうか。」

そして場所は発表会会場へ…
蜜柑「蛍、緊張するな!」
蛍「ええ、とっても。楽しみにしているわ。」
中にはたくさんの偉そうな人、お金持ちそうな人、研究者などがそろっていた。
蜜柑「わーーやっぱり蛍目当てなんかなこの人たち。」
棗「そうだろうな。」
蜜柑「蛍、がんばろうな。」

発表会が始まった。最初は蛍が英語でしゃべっている。
蜜柑「やっぱり別世界やわ。棗はなんて言ってるかわかる?」
棗「さあな。(こん位わかるだろ普通)」
そして蜜柑たちが呼ばれた。
蛍「(英訳)それでは彼に実践してもらいます。」
といった瞬間蜜柑はzのメンバーに連れていかれた。まあ本物ではない。
あまりに一瞬の出来事で棗は頭が追い付かず、気が付いた時にはもう火を出していた。
棗「おまえーー」  ボンッ   大きな爆発が起こった。そこには棗が倒れている。
蜜柑「棗っ」 フワッ  バタンッ  蜜柑も倒れてしまった。
蛍は何か説明を続けている。
ピクッ  棗がおきた。
棗「……み…か……ん…蜜柑///。」
そして棗は蜜柑に抱き着いた。その拍子で蜜柑も目が覚めた。
蜜柑「なつめ?棗///」
2人は抱き合ってキスをした。
棗「蜜柑!大好き!」
蜜柑「うちはもっと好きや!」

研究者1「なんということだ。敵のアリスを止め、フェロモンでメロメロにするなんて…」
研究者2「資料によるとあの女の子は無効化のアリスを持っているんだろう。どんなアリスやアリスストーンにも聞かないってことだな。」
蛍は何かを取り出し、蜜柑に向かい口を開いた。
蛍「蜜柑」
蜜柑 ピクッ
蛍「この小型スピーカーで名前を読んでから指示を出すと、何でも言うことを聞くようになります。」
そう言うと棗に抱き着いて離れようとしない蜜柑と棗に向かって話す。
蛍「蜜柑。今すぐ棗君から離れなさい。棗君。蜜柑を今すぐ離しなさい。」
蜜柑・棗 ピクッ
蜜柑「…わかった。」
棗「…ああ。」
2人は返事をしながらお互いを離していた。
蛍「彼女らが浴びたフェロモンは、浴びた人同士をメロメロにさせ、スピーカーを使えば意のままに行動するようになる特殊なフェロモンです。体に害がないことはアリス性が証明しているので資料を参考にしてください。また子供や大人の弱いアリスには効きにくいので安全です。今回お買い上げいただいた方は特別に……」

蛍は商品の説明をし出し、蜜柑と棗は教師たちによって休憩室に運ばれていた。
蜜柑「…蛍?」
蜜柑は目覚めたようだ。
蜜柑「棗は?棗はどないしたん?」
教師1「棗君はここにいますよ。何も心配いりません。」
教師2「佐倉さんも日向君もよく頑張りました。今回のMVPも今井さんに決まりそうだよ。」
棗「……蜜柑?無事なのか?良かった。。。」
蜜柑「棗///」

蛍の発表は無事MVPに終わった。
棗「・・・」(超不機嫌)
蛍「蜜柑、棗君、今日はよかったわよ。」
棗「うるせえ。」
蜜柑「うちも良かった♪棗のうちへの愛を再確認できたし///」
棗「・・・」

こうして研究会は幕を閉じた。
蜜柑と棗はさらに愛を育んだとさ。

(完)

Re: 学園アリス 夢小説 ( No.2 )
日時: 2017/11/13 23:30
名前: ぷりん★ (ID: xx3C5VTW)

棗目線で書きます!


……たくさんの人間が俺を利用しようとこっちを見ている。…ん?どんどん消えてゆく?どういうことだ。クラスのみんな、流架…………俺は暗闇に落ちていく。そういう運命だから何も変えられない。
1本の光が差した。
……………………………………………………………………………………………蜜柑!!!!

気が付けば夢から覚めた。
蜜柑「棗大丈夫?すごい汗かいとるよ。怖い夢見たんとちゃう?」
隣には心配そうに見つめてくる蜜柑がいた。
「ばーか。お前みたいに高校生になっても夢の中で大泣きするような奴いねーよ。」
軽く返す。しかしなぜ今更あんな夢みたのだろう。
蜜柑「そんならええけど。」
俺は歳は高校生ながら飛び級で合格した専科に通っている。蜜柑は普通に高校へ通っている。
昨日も数学を教えてたんだっけか。

蜜柑「なあ棗。今日は久しぶりにセントラルタウンにいかへん?じーちゃんに誕生日プレゼント買いたいんやけど。」
「わかった。」
今日はなんかいやな予感がする。蜜柑を一人にしない方がいい。そう思った。

inセントラルタウン

蜜柑「これもええな…こっちもええな…」
「用が済んだら早く帰るぞ。」
蜜柑「棗なんか用事あるの?」
「別にない。」
蜜柑「じゃあええやんか。」

バーーーーン

近くで爆発音が聞こえる。
「蜜柑、逃げるぞ。ターゲットは俺たちだ。」
蜜柑「なんでわかるん?」
「Zだ。あの顔あのアリス。」
2人はただただ寮に向かって走った。

鳴海「蜜柑ちゃん、棗君。無事でよかった。Zの侵入情報が入ったときはただただ心配で…」
蜜柑「鳴海先生〜」
鳴海「まだこの学園にいる可能性が高いから、十分注意するように。」
「じゃあ今日も俺の部屋で寝るんだな。」
鳴海「(おいおい・・・)」

俺はいつまで蜜柑を守ってやれるかわからない。だからこそ『今』が大切だな…

(完)

次回はパーマ×心読みでいきたいと思います。

Re: 学園アリス 夢小説 ( No.3 )
日時: 2017/11/13 23:34
名前: ぷりん★ (ID: xx3C5VTW)

パーマ×心読みです!

ああ恋愛小説っていっつも同じパターンでつまんないな〜
『いつも幼馴染がピンチを救って主人公はニブくて三角関係で… はあー。』
「あんた!心読むんじゃないわよ!」
心「小説がつまらないならさ、自分で自分の恋愛物語作っちゃいなよ。僕を相手として。」
「はあ〜〜〜〜?」
心「きっと読むより作る方が大変で楽しいよ。僕はパーマの3番目でいいから。」
こいつ何を言っているの?私の1番2番は棗君ルカ君よ。それでもいいっていうの!?
心「いいよ。」
///「わかったわよ。やってやろうじゃない!」
心「素直じゃないね〜」
「うるさい!1番好きなのは棗君ルカ君なんだから!」
心「明日10時に僕の部屋集合ね。セントラルタウンでデートしよう。」
「わかったわよ。10時ね!」

次の日…
「何着てこうかしら。これは子供っぽいし…やだ!もう5分前じゃない!」

心「パーマにしては遅かったじゃん。ふーん。洋服迷ってたんだ。」
「着ていける服がなかったのよ。」
心「それにしてはいつも見ない服装だけど?」
「うるさいわね!」
いつもそうだ。こいつには何でもお見通しなのについつい見栄を張ってしまう。
心「まあ少しは僕に気があることがわかってよかったけど。」
「あんたこそあたしのどこがいいのよ!」
思わぬことが口に出てしまった。
心「?僕はパーマの全部が嫌い。僕の人生を変えてしまった存在だから。でも反対に光の世界に引きずり込んでもらった。その恩を返したいだけだよ。」
「・・・・・・バカ。」
心「今、僕にちょっとは付き合ってあげようって思ったでしょ。」
「ううん。一生。一生支えていこうって思った。」
心「…スミレ。好きだよ。」
「私も…。」

私の人生で1番素直になった瞬間はあの時だったと思う。
「なつめく〜ん、るかく〜ん。私と踊って〜」
私は心読みの彼女となった。
同時に棗流架ファンクラブ会長でもある。
やめようと思ったこともあったけど、
心「棗君と流架君を追いかけてないのはパーマじゃない。」
って言われたから続けています!

今がとっても幸せです!

(完)

文章おかしくてすいません。次回は流架×蜜柑(棗の死後結ばれるような感じにしようかと。)

Re: 学園アリス 夢小説 ( No.4 )
日時: 2017/11/13 23:43
名前: ぷりん★ (ID: xx3C5VTW)

流架×蜜柑×棗(エンドは流架)

蜜柑「なあ棗、、そろそろ返事してーや!」
棗「あ˝?なんかいったか?」

棗と佐倉はたぶん両想い。でも俺も佐倉のことが好きだ///
この気持ちは変わらない。だけど棗には佐倉が必要なんだ。
俺は棗にも佐倉にも幸せになってほしいと願ってる。

蜜柑「るかピョン?顔赤いよ?大丈夫?」
流架「あ…うん。」
ヤバい。佐倉の事考えると顔が赤くなってしまう。
棗「どうせあいつのこと考えてたんだろ?」
棗が俺にだけ聞こえるように言ってきた。
流架「なっちがっ」
蜜柑「ほんまに2人とも仲良しやな〜」

棗「おい、蜜柑。明日セントラルタウンいくぞ。流架も一緒にな。
蜜柑「?ええよ。」
棗「流架も来るよな?」
流架「うん。。。」
こうして3人は明日セントラルタウンに遊びに行くことになった。

蜜柑「なあ棗?棗からセントラルタウンに誘うなんてめずらしいな?なんかあるん?」
棗「葵に誕生日プレゼントを買うんだよ。」
蜜柑「ほんま棗は葵ちゃん想いやな〜」
(棗は十分佐倉想いだと思うけどな…)と心の中でつぶやく俺。
流架「どんなのを買う予定なの?」
棗「決まってない。だから探すの手伝ってもらおうと思った。」
蜜柑「な〜んや。そんなことか。この蜜柑大先生にまかしとき!」
棗「お前は黙ってろ。」
流架「葵ちゃんは棗から貰ったものなら何でもうれしいんじゃない?」
蜜柑「るかピョン、ええことゆうな〜!」
棗「女にプレゼントとか何したらいいかわかんねーんだよ。」
流架「じゃあ髪飾りとかどう?葵ちゃん好きそうだし。」
蜜柑「ナイスアイディア!それがええよ。」
棗「…そうだな。」

そしてとあるアクセサリーショップに入った。
蜜柑「わ〜!きれ〜い!これもええな…あれもええな…」
棗「お前のやつを見に来たんじゃねえ!」
流架「まあまあ…佐倉がいなきゃ俺たちこんなとこ入れないし…」
そう。店内には女子、女子、女子。

しばらく3人で探していた。
蜜柑「これなんかどうかな〜?棗?」
気が付くと棗は1つのアクセサリーに釘付けになっていた。
流架「きれい・・・」
蜜柑「ホンマや・・・・・・って高っっ」
値札には『8000ラビット』と書いてあった。
流架「棗?これにするの?」
棗「いや。これは違う女にやる。葵のはこれでいい。」
そういって指さしたのは佐倉が持ってるヘアピンだった。
蜜柑「これでええの?」
棗「お前が勧めてきたんだろうが。」
そういうと棗はレジに向かいヘアピンを買った。
そのあと俺たちは違う店も見て回ることにした。


おなかがすいてきて3人でイタリアンレストランに入った時、事件は起こった。
・・・ドガーーーン
『黒猫、佐倉蜜柑、他1名確認。』
『了解。』

爆発音の直後、かすかに声が聞こえた。
棗「蜜柑!俺から離れるな!お前も俺も死ぬぞ!流架はナルに報告しに行け!」
流架「棗・・・。わかった!必ず戻って来いよ!」

それが俺と棗の最後の会話だった。
そう。棗は佐倉をかばって佐倉に向けられた力アリスを浴びてしまった。それは棗のアリスと相性の悪い、
   『闇のアリス』
だった。ペルソナのアリスよりも強いうえに相性が悪い。
最悪な状況の中今井のお兄さん、殿先輩、そして佐倉の盗みのアリスで懸命の治療をしたけど…
「・・・ダメだった。」
そうナルに告げられてから俺や佐倉を含め、クラスのみんな、かかわってきた人たちみんなが涙した。
流架「クソっっっ」
蜜柑「ううっっるかピョン・・・」
そうだ。一番つらいのは佐倉じゃあないか。大切な人を何人も亡くして。
今俺が慰めてやらないでどうするんだ!しっかりしろ!俺。
流架「佐倉・・・」
結局俺は佐倉を抱きしめてあげることしかできなかった。

1週間後
蜜柑「おはよ〜!」
元気に入ってくる蜜柑。
アンナ・のの子「おはよ!」
俺たちのクラスでは何事もなかったかのような日常だ。
ただみんな心の中は棗でいっぱいだ。
蜜柑「る〜かピョン!おはよ。」
流架「おはよ。」
佐倉は異常に元気良くふるまっている。
蜜柑「るかピョン。話したいことあんねん。」
流架「じゃあ放課後俺の部屋においでよ。」

俺たちは放課後に集まることになった。話したいことって何だろう。
コンコン「はいるで。」
佐倉がやってきた。
流架「まあ座りなよ。」
蜜柑「うん。」
それとなく元気がない。棗の話だろうか。
蜜柑「あんな?棗の最後とうちに最後に言った言葉をるかピョンに聞いてほしいねん。」
棗がどうして死んだのか。詳しい状況は佐倉しか知らない。まだ誰にも言えていないのだろう。
蜜柑「るかピョンが先生たち呼びに行ったあとから始めるな。」
そして回想が始まった。
棗「あいつは闇のアリスの持ち主だ。蜜柑、お前のアリスで自分とできれば俺を守れ。1発食らっただけで下手したら死ぬ。」
蜜柑「わかった。」
闇「クックックッ。そんなのを盾に俺に近づく気か?甘いな。」
棗「何が何でも俺から離れるな。」
そして戦闘が始まった。
バリンっ
蜜柑が作っていたフィールドがやぶけ、蜜柑と棗は離れ離れになってしまった。
棗「クソっ」
闇「めんどくさい無効化からいくかな。」
蜜柑「いやや!」
蜜柑は必死に逃げた。
アリスが蜜柑に向けられた。
ドンっ
アリスが蜜柑に当たった。と思ったら棗が倒れている。
蜜柑「棗!」
闇「フンっふざけた坊主が!」
蜜柑「なんやと!こんなことはしたくないけど…」
蜜柑は2つの石を取り出した。もちろんアリスストーンだ。
闇「!?」
蜜柑はペルソナの石アリスストーンと逆成長の石アリスストーンを敵の体内に埋め込んだ。
闇「ぬおおおおおおーーー」
蜜柑は棗の体内にあるだけの治癒の石を入れた。
蜜柑「棗?目え覚ましてや。棗!」
棗「み・・か・・ん・・・るか・・・と・・し・・あ・わ・・せに・・な・・・お・・れは・・・み・・か・・・んが
・・・・・・・だいすきだ。」
蜜柑「棗!棗!」

「・・・そこに先生たちが助けに来てくれたってわけや。」

棗がそんなことを…
思わず涙が出た。
流架「こんなこと1人で抱え込んでつらかっただろっ。俺がっ俺がっ佐倉を守る!」
蜜柑「るかピョン・・・ありがとうな。でもうちなんかにばっかりかまってなくてええんよ。」
流架「なっっ好きな女の子が悲しんでるのほっとける男いないだろ///」
蜜柑「るかピョン・・・」
それから数年。
蜜柑「な〜つめ〜!お誕生日おめでとう!」
流架「おめでとう、棗」
俺たちは棗の墓参りに来ていた。
蜜柑「棗、やっとうちら結婚することになってん!応援してえな!るかピョンな、今も『蜜柑』って呼ぶの恥ずかしいらしいで。でもプロポーズの言葉はな、うれしかったんよ。『俺が棗の分まで幸せにします』ってな!」
流架「蜜柑。何でもかんでもしゃべりすぎだろ。」
蜜柑「ええやろ〜。それでな棗、」

蜜柑「や〜いっぱいしゃべったわ。ウチ、もしるかピョンがいなかったらまだ落ち込んでるんとちゃうかなって思うんよ。ありがとうな。」
流架「蜜柑に渡したいものがあるんだ。」
蜜柑「なになに〜?」
俺は棗の死後すぐに買ったものがあった。
蜜柑「これって…あの時の…」
流架「そう。棗が蜜柑のために買おうとしていた髪飾りだよ。」
蜜柑「るかピョン・・・」

・・・・・棗はほほえましく天から見守っているのだった。・・・・・・・・・・・・・・・・・

(完)

次回はアリス祭を舞台にして書こうかなと。ここまで読んでくださってありがとうございます。


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