二次創作小説(紙ほか)

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東方光華譚
日時: 2017/12/09 08:21
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

幻想郷には忘れられた者がいるが中には八雲紫が招いた者もいれば
なぜかここにいたという者もいる。
もちろんそんな者たちの中にもここに住みたいという者もいる。
「天華(てんか)」
「あ、うん」

仁威 天華(ひとい てんか)も外来人だが八雲紫の導きにより
やって来たのである。



Re: 東方光華譚 ( No.5 )
日時: 2017/12/09 19:15
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

伍枚目 妖夢、事件は続く

幻想郷にある小さな家に来都は住んでいた。
「・・・まさか誇り高い吸血鬼のレミリアも操られちゃうなんて
 いったいどんなことが起ころうとしてるんだろうね」
「そうだね、それに隗っていう人、逃げる間際に僕たちのことを
 危険と言っていたよ」
「確かにぼそぼそッと言ってたね、何言ってるか私は分かんなかった
 けど、まぁ気にしなくていいでしょ・・・」
ドアから何者かが扉を叩き声を上げる。
「おーい二人ともいるか〜!?」
魔理沙に呼び出され家へ連れてかれる。


魔理沙の家に妖夢がいた。
数個、掠り傷があった。
「呼び出したのは妖夢のことでちょっとな、ってことで話してくれるか
 白玉楼で何があったか」
「はい、ついさっきのことなのですが私も詳しいことは知りません。
 突然幽々子様が西行妖を咲かせると言い出して、私は止めようと
 しましたが幽々子様には勝てずとにかく逃げてきたんです」
「その幽々子さんの様子について何か情報があるといいんだけど」
妖夢は顎に手を当てうなる。

「あ、そういえば何か普段の妖気とは違うものを感じました」
「・・・そういえばレミリアも普段とは違うものを感じたな。
 前回と関連してるかもしれないな、白玉楼に行ってみるか」
「私も微力ながらお力添えします、幽々子様を助けたいので」

Re: 東方光華譚 ( No.6 )
日時: 2017/12/09 20:33
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

陸枚目 七色の人形使い

森を飛んでいるとと行く手を阻むようにアリスが立っていた。
「アリス?」
「魔理沙、貴方達どうせ冥界へ行くんでしょう?なら警告よ
 冥界に行って幽々子の邪魔をしないでここで大人しく私に
 捕まりなさい」
上海人形と蓬莱人形が数体同時に現れる。

「っと、アリスの様子とレミリアのあの時の様子は似てるし
 やっぱり何か異変が起きてることは確信だな」
「う、うんそういえばまた二人しか見てないけど、もしかして
 敵は誰かに憑依して操ったりどこかから洗脳染みたこととかが
 できるのかな?」
「その可能性は高そうだな」
「ここで時間を喰うわけにはいかないんだがなー・・・」
魔理沙が困り果てた顔をする。
「“戦操「ドールズウォー」”」
「アリスに安眠を“眠符「羊の数え歌」”」
未のような雲がアリスを包み、そのうちアリスが地面に落下した。

「・・・うおっ、アリス!?」
下で黒い男の魔法使いがアリスを抱いていた。
「あ、ひ響樹兄ちゃん!?」
「——ッ!魔理沙か!?久しぶりだな。魔理沙、俺も同行させて
 もらう、話は後に回す!
“火星「マーズバーニング」”!」
赤く燃える隕石が上から降り注いだ。
爆音と爆風、そして煙が収まると何者かが立っていた。
「むっあと少しでお前の首を取れたのに勘が鋭いな」

Re: 東方光華譚 ( No.7 )
日時: 2017/12/09 21:02
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

漆枚目 霧雨響樹

「当ったり前だろ!?妹が気付いて兄が気付かない訳ないだろ
 まぁでも・・・今の俺はこれでもかなり怒ってるんだぜ?
 アリスは妹の友だちだからな、俺にとっても友だちだ、
 友だちに好き勝手やったからにはそれ相応の報いを受けてもらうぜ?」
天華たちの前に響樹は出た。
空中で響樹とアリスを操っていたカノという男が対峙する。
「その前にいくつか質問させてもらう。レミリアを操っていた
 奴とお前は仲間なのか、そしてなぜこんなことをするのか、
 何が何でもこの質問に答えてもらうぞ?」
「・・・まぁいいぜそんぐらいなら。確かに俺は隗と仲間だな。
 それと俺達がこんなことをする理由、それは俺たち
 ブランク正規軍が幻想郷を支配するのさ、じゃあ質問には
 答えたしお前らに見つかった以上俺もお前らを倒さないといけない」
「上等だ、魔理沙たちは冥界に急いでるんだろ?俺も行きたいが
 相手は空気を呼んでくれないようだしすぐ追いつく、だから先に
 行ってろ!」
魔理沙たちはその場から離脱した。

——えぇ、可能な限り天華たちの手助けをしてほしいの。
——へぇ天華って奴は知ってるがとりあえず理由を教えてくれよ。
——そうね近々大きな異変が起こるかもしれない、その時に
  彼女たちの力が目覚める、それまで彼女たちに死んでもらっては
  困るのよ。
  だから協力してくれるかしら?響樹。

Re: 東方光華譚 ( No.8 )
日時: 2017/12/09 21:47
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

捌枚目 響樹vsカノ

「クソッ!“水星「マーキュリーサイクロン」”」
カノの足元に大きな渦潮が起こりカノはあっという間に
飲み込まれた。
「“回符「魂消え輪廻渡る」”」
紅い魔方陣が展開されると渦潮が消え、魔法陣は響樹の足元に
展開された。
「なるほど相手のスペルを魂として消す、そして本人も消すために
 身動きが取れないようにするってことかよ。面倒だな」
その場から動けないだけで腕は動く。

「まあなだがこれを喰らえばかなり痛いだろうよ、spellcard
“天符「罪人の天罰・Ζ」”」
大きな雷が響樹を貫く。
「ぐあああっ!!?」
地面に倒れ込む響樹を見下ろす。
「ふぅかなり上級の魔法使いだったようだが俺の方が上だったな!
 この一突きで終わらせてやるよ!」
雷の槍を作り振り下したその時だった。

「——なっ!?か、体が動かねえ!!」
「“土星「サターンリング」”悪いな、俺も使えんだよ束縛魔法。
 せっかくだから見せてやるよ努力し続けて鍛え上げた俺と
 妹だけのスペルカードをなぁ!!スペルカード!!
“恋符「マスタースパーク」”!」
「ぐっ、流石に逃げないと、マズイな・・・!!」

 ★

響樹と別れて数十分、三人は途中に二手に分かれた。
今は天華が一人で行動していた。

Re: 東方光華譚 ( No.9 )
日時: 2017/12/09 22:14
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

玖枚目 テンション高いよΣ(シグマ)さん

「ん、そこのショートヘア!えっと天華だったか?」
ショートヘアなんて呼び方されたの初めてなんだけど・・・と思いつつ
その声の主の方を見た。
赤いコートを揺らしながら天華の隣に着く。
「そういや初対面だったな俺は幻魔天騎!宜しくなっ!」
「あ、よろしくお願いします」
軽くも礼儀正しい挨拶をする。

「・・・?」
向こうに誰かが立っていた。

「んーやっぱりパーフェクトΣの方がいいのか?でもでも
 自分でパーフェクトっつうとなんかな〜・・・
 グレイトΣか?でもななんか物足りないんだよなー・・・」
「じゃあrightハンドΣとかがいいんじゃないかな?」
「お、おおお前らいつからそこに!!?っつうかなぜ俺が右利きだと
 分かった!?」
「勘」
「だがこの俺extraΣ(シグマ)様が門番としてお前らを
 倒してやるから覚悟しやがれ!」
「頭おかしい奴を雇うとかお前の上司は物好きだな」
「うるせぇ、誰が頭おかしい奴だ!?これでも結構上の立場に
 いるんだからな!!」
「自慢げに言っちゃったよこの人・・・っていうか初耳だけど?」
「同じく・・・調子狂うな」
二人してため息をつく。


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