二次創作小説(紙ほか)
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- 東方以心録
- 日時: 2017/12/11 16:57
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
—じゃあ天理ちゃんの名前の由来はなあに?
—えっと四字熟語の天理人情です。
—世の中で正しいとされる物事や、人に受け入れられたりする
物事の意味よね。変わった名前だけどとてもいい名前ね。
高世 天理(たかせ てんり)、母親は幻想郷に詳しく
紫と仲がある、そのため母親は私を幻想郷に送った。
〜そして今〜
私を住まわせてくれたのはアリス。
アリスは天風 奏真という人と夫婦関係にある。
まぁ仲が良くていいことだけど・・・だからその時は黙ってる。
まぁ妥当でしょ?
で、この奏真さんはなんとスサノオの魂を持っている。
アリスが出かけて二人だけが残された。
異変の序章 >>1-7
- Re: 東方以心録 ( No.6 )
- 日時: 2017/12/11 15:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
其の陸 決着の夜明け
「・・・?どうしたんだよ響樹兄ちゃん」
「ん、あーそうだな変な奴っていうか怪しいのがいるような」
「なんだそれ?」
〜アリス邸・前〜
「うわっと!!」
「ちょこまか動かないでくれないかしら?」
赤く光る瞳で睨む狂愛。
「今回の敵はニセモノまで作って異変を起こすのか」
どこからか投げられたナイフは狂愛の右肩を貫く。
「な、嘘!?さっき避けたはずなのに・・・」
「天騎!」
「今回のことはさすがに許せないな。大切な仲間のニセモノを
作り、仲間を攫うとはたとえ姿が同じであろうと許すことは
できないぞ?」
「・・・ッ!!?なんで、そんな!」
どうにか動こうとするもその場から動くことはできない。
その理由は簡単なモノ。
「まさか、貴方・・・!」
「あぁ能力でお前とその辺の地面を「合」わせた」
「どんなことがあったのかそれは私たちが知ったこっちゃないね。
でもこんなことして幸せになっても貴方の夜明けは絶対に来ない!
“明符「暁に燃ゆる」”」
「やったか・・・?」
- Re: 東方以心録 ( No.7 )
- 日時: 2017/12/11 16:48
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
其の漆 今、できること
「お疲れ様、それと礼夜貴方を外に返すわ、約束通りね」
スキマを開いたまま彼の前に立った。
「そう、ですか・・・分かりました。それじゃ短い間だけど
ありがとう、また会えたら会おう!」
それだけ言い残してスキマの中へ入った。
勿論紫も消えていった。
「急な別れって奴か・・・って、俺は伝えることがあって
ここまで来たんだったァッ!!
霊夢に伝言を任されてだな、レイもすぐアンタたちのところに
来るから、後異変が起きてるみたいだし私も協力するわよ、
だってさ」
「異変・・・」
そこへ何者かの声が割って入る。
「ごめん遅れた!」
赤がかった茶色の髪をした少年が駆けてくる。
神堂 レイ、そして彼と共に来ていた緑がかった黒髪の少女は
東城 美音(とうじょう みおん)。
彼女はクシナダヒメの転生体。
「美音、レイ!」
「アリスさん、本当に連れ去られちゃったみたいですね・・・
まぁきっとアリスさんなら大丈夫だと思いますし私たちは私たちで
今やるべきことを頑張りましょう!」
「そうだね美音の言う通りだ」
- Re: 東方以心録 ( No.8 )
- 日時: 2017/12/11 17:34
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第一話 楽園を創る者
だがその空気はすぐに消える。
「誰だ、そこにいるのは!」
「流石だな、天風 奏真・・・そして高世 天理、
神堂 レイ」
「俺らはスルーかよ・・・っていうかお前がアリスを攫ったのか?」
イライラを抑えつつアリスの件を口にする。
「それにこの手紙はどういう意味なのですか?
『七色の人形使い アリス・マーガトロイド
次の昼、家を出て森の中へ来てください。
貴方が恋人と仲間を救いたいなら必ず・・・。』
説明してくれますよね?」
「その前に名前ぐらいは名乗っておこう、イデアそれが今の名。
少し前までは違う名だったが・・・そしてその手紙については
教えられない、俺たちは幻想郷を本当の意味で楽園にするため
動いている」
光の無い黒い瞳が全員を見据える。
「この世界は歪んでいる、正義を名乗る者すら欲に走り、力なき者を
利用し力を得る者ばかり、欲のために他人を道具として扱う者や
他人を力で支配する者ばかり、さらに言えば欲まみれの醜い争い
ばかりお前たちはうんざりしたことはないのか?」
「まぁ世の中そんな奴ばかりだろ、そもそもそういうのが人間だろ。
争いがあってこの世ができたも同然だとは思うが・・・」
「すべて貴方の偏見だと私は思います。同意できる意見もありますが
そんな人間だけではありません。それに人それぞれの正義が
ありますし欲もあります。そしたら貴方の言う楽園を創るというのも
欲だと思いますが?」
「だろうな、だが俺が創る楽園に歪みなど存在しない!だがここには
歪みに対抗できる存在はいないようだしあっても無駄だな、
やはりここを破壊し楽園を創った方が良さそうだ」
- Re: 東方以心録 ( No.9 )
- 日時: 2017/12/11 18:43
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第二話 吹き始める風
すぐに攻撃が来ることが分かった。
「やはり避けられてしまいました。ごめんなさいイデア」
黒髪に桜色の瞳をした少女がいた。
どことなく美音に似た姿をしている。
「風璃、来ていたのか?」
「えぇ、それより彼らでは貴方のお考えを理解することはできない
でしょう。私もお手伝いさせていただきます」
レイ目掛けてナイフが数本飛ばされる。
だがすぐにそのナイフは地に落ちる。
「咲夜みたいな技を使うんだな、アンタ。割かし威力が高くて
驚いた」
「・・・風の噂で貴方は正義のためしか能力を使わないと聞きました。
なぜ貴方はそちら側に付くのです?」
「簡単だな、破壊して作り上げるのが正義とは思わない。
だから俺はこっち側に付く」
ナイフの先を風璃に向けて構える。
「少し残念です、貴方のような方が私たちの仲間だったら心強いのに
まぁこればかりは仕方ありませんね」
「まさか貴方は・・・アリスのニセモノ!?」
「うふふ、えぇ狂愛っていうの。さっきは彼らに倒されてしまった
けど今度は頑張らないといけないわね」
左右に赤い目をした上海人形と蓬莱人形が現れる。
「どうやら彼ら以外なら勝てると思っているようですね、
私も時間稼ぎくらいはできるのですよ?“豊符「霊妙の豊穣」”」
黄金色の米粒弾はゆっくりと動いていき花を咲かす。
「“戦操「ドールズウォー」”」
- Re: 東方以心録 ( No.10 )
- 日時: 2017/12/12 09:33
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
第三話 終戦
「二人とも、大丈夫!?」
天理が駆けつけた先には傷だらけの奏真とレイがいた。
何が起こったのか、それは簡単なことだと思う。
相手は魔法で雷を落とした、もちろん能力でなかったことにされるはず
だが消えたかと思われた雷は二人を直撃した。
「まさか・・・さっきのは彼の能力だっていうのかい?」
「うん、私も頭は良くないけど・・・たぶん奏真さんの
能力と同じなんだと思う。さっき雷を無いことにした、それを
相手は無いことにした?」
「・・・ご名答、俺は別の世界の天風奏真、だから能力も
同じ。敵に回せば厄介なのも分かっているだろう?」
「あら、それであきらめる人がいるとでも?“霊符「夢想封印」”」
「“恋符「マスタースパーク」”」
二つの弾幕がどこからともなく現れる。
「っ!!」
「あ、そうだ!あれか!」
「どうした?」
「まぁ大丈夫どうにかなります!“拘束「能力バインド」”」
そのスペルは対象の相手の能力を封じる、それがたとえ
防御面で最強の能力であろうと・・・!
「・・・」
「“絆符「幻想円舞」”」
END
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