二次創作小説(紙ほか)

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東方勇元録
日時: 2017/12/12 16:03
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

episode1

私は千弦 久遠の母です。
私は幻想郷にいたこともあり紫や博麗の巫女さんや
幽々子とも縁がある。
ところがどっこい私の娘、久遠は能力を持っていると紫が
わざわざここまで来て伝えてくれた。

「どうしたの?久遠、何か見えた?」
「うんあのねすぐ消えちゃったけど全身黒い服でさ
 顔は見えなかったけど男の人がいたんだよ、誰なんだろう?」
「う〜ん誰なんだろうね。でもきっと久遠のことを見守ってくれてるの
 かもね、悪いことが起きたら助けてくれるかもね」

その人物のことは私は知っているけど秘密。
私は幻想郷にいったときに見たものや知っている人のことを
稗田阿求という子にまとめてもらいその本を久遠に手渡した。

そうしたことがあった数か月前。
もう彼女は幻想郷で楽しく暮らしている。

高天原 >>1-5

Re: 東方勇元録 ( No.6 )
日時: 2017/12/12 17:32
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

6.事件は突然に

「“凍符「パーフェクトフリーズ」”」
「チルノちゃん!!」
チルノの弾幕は簡単に消される。
大妖精は襲ってきたミルムの腕の中にいた。

「ハァ、妖精なんて何の脅威になるんだか・・・まぁあの方の
 命令だし仕方ないか」
「チ、チルノちゃん逃げて!!」
「大ちゃーん!!!絶対助けるからね、絶対!!
“雹符「ヘイルストーム」”」
氷の嵐が過ぎると雹がミルムを襲う。

「・・・“火符「ドラゴンフレイム」”」
鎌を横に一閃するとそこから炎が噴き出す。
「チルノちゃん!!」
「これで少しは大人しくなるか・・・」
彼は決着がついたと思っただがそうではなかったのだ。

「私の友だちに手を出したんだからそれ相応の報いは受けてくれる
 よね?たぶん貴方は死神だろうけど・・・」
「ッ!?」

地面に座り込んでいたチルノも捕まっている大妖精も目を見開き
驚く。
「「久遠(ちゃん)!!?」」
「ごめんねチルノちゃん、気づくのが遅れて後は任せて」

チルノは頷き少し離れる。
久遠はミルムを睨んだ。
「久遠、あのミルムってヤツ火を使ってくるんだ」
「そっかそっかありがとう!“神水「流れる生命線」”」
綺麗な水のレーザーと弾幕がミルムを襲う。
「こんなもの!「まだまだぁ!!」ッ!!?」
「“妖精「氷水ペダンクルスラップ」”」
大きな波はミルムを飲み込む、そして辺りは海のようになった。
チルノはギリギリ範囲外にいた。
ミルムから逃れた大妖精も空へ逃げていた。

氷でできた大きなクジラの尾がミルムに止めを刺した。

Re: 東方勇元録 ( No.7 )
日時: 2017/12/12 18:18
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

7.二人の従者

紅魔館へと久遠は足を踏み入れた。
「あら久遠、いらっしゃい」
「咲夜さん、どうもです」
「そうだわお嬢様が久遠を呼んでいたから一緒にホールへ
 行きましょうか」
ホールへ咲夜と向かう。

そこではカップに注がれた紅茶を飲むレミリアとお菓子を食べる
フラン、そして本を読んでいるパチュリー、他の二人は久遠と
初対面だった。
「久遠、いらっしゃい」
「あ、いやいやこんな時にごめんなさいレミリア、
 あの私を呼んだ理由・・・って?」
久遠は初めて見る二人に顔を向ける。
白を基調にしたメイド服を着た少女と黒い執事服の少年。
「久遠はまだ二人と会ったことはないわね。
 じゃあ二人とも先に自己紹介してあげてくれる?」
「はい私は魁 リアと言います。ここでメイドをしてます、
 これからよろしくお願いします」
「俺はここでフランの執事をさせてもらってる八神 シグだ
 よろしく」
「私は千弦 久遠です、よろしくお願いします」

「そういえば見たわよこの新聞」
レミリアは新聞を広げる、シグと久遠がそれぞれ相手も場所も違うが
死神と戦っているところが載っていた。
「たぶん霊夢も異変だから動いてるだろうな」
「まぁ面倒くさいとか言いつつやる気出すタイプだもんね?」

Re: 東方勇元録 ( No.8 )
日時: 2017/12/12 20:53
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

8.運命の三女神

博麗神社、霊夢と魔理沙はもちろんその二人に加えて
神童と響樹がいた。

「あ、あのもしかして私たち待たしてしまいましたか?」
「来たか、三人とも」
「遅かったな、どうしたんだよ?」
魔理沙は三人が遅れた理由を聞いた。
青色の長髪の少女が長女ウルズ、緑がかった黒いミディアムヘアの
少女が次女ヴェルダンディ(ヴェルと呼ばれてる)、
金髪をポニーテールにした少女が三女スクルド。
もちろん三人とも女神。
「ごめんなさい、途中襲われそうになって・・・その」
「ま、そういうのだったら仕方ないよな気にすんなよウルズ」
「異変が起きてる以上、お前たち三人が狙われるのは仕方ない
 お前たち三人が能力を使えばどんな運命も変えてしまうからな」

「そうだよねでも運命は簡単に変わっちゃうんだよ、そうだなー
 例えばこれから霊夢がここでケガするって未来だったら霊夢が
 少し気を付ければ変えられちゃったりできるんだよね」
「ま、そうだろうな」
スクルドの言葉に魔理沙はそれだけ返す。

「そういえば新聞で見たが結構派手に動いてるようだな・・・
 奴ら、たぶん強者を先に潰したがると思うぜ」

Re: 東方勇元録 ( No.9 )
日時: 2017/12/12 21:43
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

9.訪問、第二の不老不死

「こっちだぞー!」
昨晩は雨が降り辺りは水たまりなどでグショグショ、
ルーミアやチルノたちに追いつくのはかなり苦労する。
道中何度転びかけたか・・・。

「もしかしてここ?」
目の前には大きくもなく小さくもない家。
「「藺草ぁ!!」」
二人はドア越しにそう叫んだ。
少しすると中から声がした。
「ドアは開いてるから入っていいよぉ!」
「おっじゃましまーす!!」
「お、お邪魔させてもらいます」
奥の方から皿を持って黒髪の男が現れた。
なぜかは本人にも分からないが彼を目に映し呆然としていた。
「久遠、久遠!大丈夫?」
「ん?あ、うん大丈夫だよ!ごめんね」
「よ、よかった〜・・・」
チルノはホッと胸をなでおろす。
「あー先に自己紹介しなきゃ私は千弦 久遠です、よろしくお願い
 します」
「うんよろしく。僕は明野 藺草(あけの いぐさ)だ、
 あゴメン君のも準備しないとね」
「あ、いや気にしないでくださいよ」
控えめな久遠は申し訳なさそうに椅子に腰かける。

「あのね藺草はね不老不死?だっけ?で、藺草が作ってくれる
 お菓子がすっごく美味しいんだよ!」
「不老不死・・・(だからこんなところに住んでるってことなんだ。
 何度も人の死を見てきて辛い思いをしてるからなるべく大切な人を
 作らないようにしてる?)」
ふと藺草の開いている新聞を見る。
やっぱり・・・

「こうやって会うのは初めてだけどこの新聞で君のことを
 知ったんだ、神童も惹かれる二人のうちの一人。後ろ姿しか
 写ってなかったからてっきり男の子かと思ってたよ。
 そういうのよく言われてる?」
「まぁ、よく・・・」


Re: 東方勇元録 ( No.10 )
日時: 2017/12/13 10:36
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

10. 関門

紅魔館から少し離れた場所で激戦が繰り広げられていた。
紅魔館に宣戦布告を申し出てきた者がいたからだ。

「嘘、確かに攻撃は全部当たっていたなのに・・・!

 なんで倒れないのよ!?」
全員がそのタフさに驚愕する。

「吸血鬼が聞いてあきれる、色んな奴に能力の使用は禁止されてるし
 本気は出してないんだぜ?」
「タクト、と言ったかしら?貴方、ホントに人間じゃないみたいね
 まさかフランを一撃で沈めるなんて・・・」
黒い刀からは禍々しい何かを感じる。
かなりの強さを持つフランを倒すほど相手が強い。

「・・・不死、かしら?」
「あ?」
「よく考えてみれば可笑しいじゃない。フランは能力で両腕を
 破壊した、でもいつの間にか両腕は戻ってる。
 咲夜の投げたナイフも確実に貫いていた、でも傷はない
 私もグングニルで急所を貫いたし、相手もひるんだそこから
 シグの刀で一閃した、ここまでに二回死んでもおかしくないような
 攻撃を受けてきた・・・でも耐えているということは貴方は
 藤原妹紅と同じ不老不死なんじゃない?」
レミリアの推理はすべて納得できるものだった。

「まぁそういうことだ、殺すことはできない」
「なら気絶させることはできるってことか・・・ならやるしかないな」
刀を握る力が強くなった。


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