二次創作小説(紙ほか)
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- 東方永久華
- 日時: 2017/12/16 15:10
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
一年が経った。一回り大きくなった千弦 久遠。
そして新たな仲間。
模倣する程度の能力を持つレイヤとか・・・。
「やっぱり前より一回り成長したわね久遠」
「そりゃまだ成長期ですしお寿司」
レイヤと久遠は博麗神社に居候。
「どうでもいい話だけど・・・レイヤにアンタの能力、模倣されない
ようにしなさいよ?(小声」
二回ほど頷く。
なんで模倣されないようにしろって言われたかって?そりゃもちろん
不可能を可能にしたりできたらチートでしょ?
- Re: 東方永久華 ( No.3 )
- 日時: 2017/12/16 17:00
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
file3 戦い
突然結界が割れ同時に霊夢が目を覚ました。
だが霊夢はそこで黙っていた。
—大丈夫、霊夢は休んでて。
そんな久遠の言葉がしたからだ。
★
「大丈夫?辛いなら休んでても大丈夫だけど・・・」
レミリアと互角かそれ以上の力、戦っているのを見ると
格闘選手のように手慣れているように感じる。
逆にそれにまだまだ余裕がありそうなレミリアにも驚く。
人間の域を越していると感じるのはいつものことだが・・・。
「心配いらねえよ、まだまだ余裕そうだなレミリア」
「あら貴方達もう限界かしら?私はまだまだ余裕だけど・・・?」
「・・・レイヤさん、後4、5分いけそう?時間さえ稼いでくれれば
後は私がどうにかします!」
「分かった、任せろ!」
久遠は頷き、少し後ろに下がった。
「やっと貴方とタイマンできるのね」
「あぁ、じゃあやるかレミリア!」
レミリアに向かって右拳を放つ、レミリアは軽々と避け後退する。
「当たってないわよ?レイヤ」
「うっせえよ!」
■
どうせ近づいてくるんでしょ?分かってるのよ。
グングニルを近づいてきたレイヤの頭目掛けて突き刺す。
「なっ!?」
「残念だったな、そっちはニセモノ俺はこっちだ!」
同時に脇腹に衝撃が来る。
やはり力は侮れないわね。
■
レミリアのことだし多少力を入れても問題はないだろう。
追撃するためにレミリアの元まで行く。
「全く服が汚れちゃうじゃない」
「かはっ!?」
何かが深く刺さり大量に出血する。
その正体はレミリアの爪だった。
- Re: 東方永久華 ( No.4 )
- 日時: 2017/12/16 17:15
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
file4 日輪の女神
レミリアは嬉しそうに笑う。
すぐさまレイヤの首を掴み上に放り投げ膝蹴りと正拳突きを
喰らわす。
「ぐ、かふっ・・!?」
もちろん吐血し出てきた血はレミリアにかかった。
レミリアは舌で少しその血を舐めた。
そんな状況、久遠もとっくに分かっている。
後少しで・・・あと少し耐えて!
「は、はははっ・・・!!」
「何が面白いのかしら?まぁ私は今すごく楽しいけど」
「あぁ俺もだぜ?だけど一つ聞かせてくれ、傷が治らねえのは
お前の妖術か?」
「えぇとっておきのね、さぁ終わりにしましょう?」
「そうだな“模倣・禁忌「レーヴァテイン」”」
片手にレーヴァテインを握り構える。
レミリアがグングニルを持って踏み出したのと同時にレイヤも
レーヴァテインで迎え撃った。
「“降臨「天照の日輪」”」
レミリアの顔が青ざめていく。
レイヤは目を見開く。
太陽のように暖かい光を纏った久遠は片手をレミリアの背中に当てる。
「吸血鬼の弱点は太陽、私は今太陽神、天照大神を身に降ろしている。
つまり私は弱点そのもの、さぁレイヤさんの妖力を返して。
そして大人しく負けを認めて」
「・・・仕方ないわね、私の負けよ」
レミリアが妖力を返すとすぐに傷が癒える。
久遠の光も消える。
「ホッ、レイヤさん大丈夫ですか?その辛い役回りを任せてしまって
ごめんなさい!」
「き、気にすんなよ久遠。ぶっちゃけさっきお前が来なかったら
ヤバかったしな・・・」
「それは良かった」
「はぁせっかくレイヤを倒せると思ったんだけど・・・まぁ
仕方ないか、じゃあ私は紅魔館に帰るわね」
- Re: 東方永久華 ( No.5 )
- 日時: 2017/12/16 18:11
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
file5 夜明けの日常
日が昇り現在の時刻5:30a.m.
ふと目が覚め仕方なく起き上がる。
寝坊し霊夢とレイヤに迷惑をかけるわけにはいかなかった。
すると片手で腕立て伏せをしているレイヤがいた。
久遠はたまには・・と思い幻で自分が寝ているように見せかけ、
存在を隠しレイヤの上にそっと腰かける。
「うぉっ!!?急に重くなった?この感じ、久遠か?」
レイヤはキッと虚空を睨む。
そこには隠れた久遠が・・・。
「・・・それっ!!」
勢いよく立ち上がり何かを上に放り投げる。
「ちょっ!!?」
かなり高く放り投げられ能力を解除してしまった。
重力に逆らえずそのまま地面に叩き落されると思われた。
「っと、やっぱり久遠か」
「あの〜・・・ごめんなさい!!」
「ははっ、怒ってねえよ寧ろ手伝ってくれたようなもんだぜ」
地面に降ろされ、元の目線に戻る。
「でもやっぱりすごいよ!!片手で腕立て伏せしててさレミリアと
互角で戦ってたもん!両手ですらあまりできないからね、あ。
でも無理しちゃダメですよ?他の人に心配させちゃうしさ」
「お、おう。分かった」
その後はみんなで朝食、私は少ししか料理はできない。
にしてもこのご飯のおいしさ・・・レイヤさんが夫になったら
その女の人は大助かりなんだろうなーと思ってしまう。
- Re: 東方永久華 ( No.6 )
- 日時: 2017/12/16 19:01
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
file6 秘密
突然、紫にレイヤは呼び出されマヨヒガにいた。
その間、久遠は出かけていた。
★
「なんだよ紫、なんかあるのか?」
紫は真剣な表情で切り出す。
「貴方、最近おかしいこととかないの?体が痺れるとか
思うように動かないとか・・・」
腕を組み唸る。
少しして話し始めた。
「なるべくバレないようにしてたがな、思うように体が
動かないときがあるんだ」
紫はそれを聞いてさらに真剣になった。
少しの沈黙が流れる。
だがすぐに紫とレイヤは何か二つの気配に気づく。
「あら誰かしら?かくれんぼをしているのは」
「かくれんぼじゃないさ、盗み聞きさ」
姿を現したのは二人の男女だった。
「っ!?貴方、もしかして・・・!」
女の方は久遠そっくりで、男の方は三本の狐の尾と狐の耳が生え
片目に眼帯を付けていた。
「初めましてねレイヤ君、いつも久遠が世話になってるわ。
私は彼女の先祖よ」
「俺はまぁ名前なんかないが紫には天狐と呼ばれてる」
「この二人は今から話す貴方に宿っている妖怪に関係しているの。
ネタバレするなら封印したのがこの二人よ」
- Re: 東方永久華 ( No.7 )
- 日時: 2017/12/16 20:28
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
file7 昔の話
「昔、大きな黒狐が暴れまわっていた。その狐は弱い者の泣き顔を
見てはとても喜んでいたそうよ、そんなとき同族の狐と
弱き人間の巫女が姿を現した。もちろん巫女と狐、黒狐は
戦ったわだけど巫女に黒狐は倒された、そしてもう二度と
悪いことをしないよう二人はきつく封印した、そして数百年後
力を亡くした黒狐は貴方に目を付け宿ってしまった」
話を聞き終え、ハッとする。
「じゃあその封印したのは天狐と久遠の先祖様なのか!?」
「えぇ天狐はその神通力を全て封印に使ってしまったせいで
野狐に戻ってしまった、そして私はもう死んでしまった、私は
子孫に全ての力を授けたわ、それと身勝手だけど私の最期の
願い聞いてくれないかしら?
久遠を頼んでいいかしら」
「分かったお前の子孫は任せろ」
それを聞くと彼女は微笑んで消えてしまい久遠は力なく倒れた。
天狐のいた場所には誰もいなかった。
「それとレイヤ、きっと貴方にもかなりの負担がかかる。それを
覚悟しておきなさい」
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