二次創作小説(紙ほか)

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BLEACH−新−
日時: 2017/12/20 21:10
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


二人の親子、天堂 千月(てんどう ちづき)
15歳、長身の163㎝の女子。
その父親、飛永(ひなが)もまた長身、そして高校生じゃないの?と
思わせるぐらい若く見える。

「は、はい?お父さん一護くんと同じ死神だったの?」
「まぁ今は人間として生きてるがな。だからこっちの刀を
 千月にくれてやる」
その形はまさしく日本刀、ほんのり白い輝きを放つその刀、
斬魄刀・・・。
「それは斬魄刀、神楽っていうんだ。じゃ、とりあえず実戦で
 戦い方を学べ」
「え?」

Re: BLEACH−新− ( No.5 )
日時: 2017/12/22 17:14
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「あ、あそこ!ルキアさんが!!」
狼がその場所まで駆けていく。
ルキアを抱く男と一護、そして二人の男の間に着地する。

「千月!?」
辛い顔をした一護が千月を見つめる。

「桜月くん、だよね?桜色のこの狼。負傷してる二人を守ってあげて
 ごめん頼まれて!」
一旦降り、神楽を抜刀し構える。
「神楽、か・・・なら君が千月か」
「それが何か?言っておきますが私には訳がわかめなので悪しからず
 それに立場はすぐに逆転する」

すでに全死神が集まっていた。
ルキアを庇った白哉を始め全員が集まったと言ってもいい。

だがすぐに場は収まった。相手は逃げていき残された言葉は
—私が天の頂点に立つ。—

その言葉だった。

夕暮れ時、分かったことがある。
例え本当に血のつながっていない兄妹でも長くいる分だけ
大切な家族になれる、たとえ義理の家族であろうと家族が殺されるのを
黙って見ている家族なんぞいないってこと。



そして反乱がおこった一週間後。

「こんにち・・・は・・・?」
ケガを負った白哉さんにと思い見舞いに来たがすでに一触即発の
一護と恋次がいた。
また私がケンカに割り込むのか!まぁとりあえず落ち着かせたけど。
「何か私こんなことばっかりな気がするんだけど・・・それと
 これとこの花束、どうぞ」
これとは綺麗な桜を描いた札。

「これも神楽の応用だ」
窓から顔を覗く私の父、飛永ともう一人の死神桜月。
「な、貴方様は!」
「あーこっちもか。確かに俺だが今は神童千月の父だ硬くなるなよ
 それよりもだな、これから世話になるかもしれないがよろしくな」

Re: BLEACH−新− ( No.6 )
日時: 2017/12/22 18:08
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「ただいま」
「お帰り、千月となりの家に挨拶しに行ってみなさい」
母親に言われるがまま隣の家へ向かう。

ドアに手をかけたとき先にドアが開いて青年が出てきた。
「ッ!!」
「わぁっ!?」
桜色の髪を揺らして青年が目を見開く。
「え、桜月君!?」
「あ、貴方は・・・!!」
「なんで現世に!?それになんか成長してる!?」
「いやその俺はこっちの性格が元で、上の方々に現世に行けって
 進められてさ、今の名前は三直 桜月(みのうさつき)、
 これからよろしく頼むよ千月さん」

「うん」と返そうとしたがそれは霊圧によって阻止された。
「博物館の近くから!?」
「いこう、そこまでは結構な距離があるし俺が送ってく」
桜月に乗り、博物館へ急ぎ乗り込む。


「神堂さん、と君は?」
「な、お前は!」
ホッ、恋次さんには桜月のことが分かったみたいだ。

かくかくしかじかと説明し分かってもらえた。
「うわぁ、何!?」
私の肩に小さな狼が乗っていた、毛並みの色から桜月だろう。
体長まで帰れるようになったのか。

しばらく歩いて分かったことがあった。
私たちが無限ループしているということ。
つまりは。
「あ、ちょ石田くん!」
崩れた足場を平然と進む。

「そういうことか!全部幻術、全部僕の勘だけどずっと感じていた
 霊圧は部屋全体に幻術がかかっている。3×3縦と横にしか
 進めないからその先に罠を仕掛けていた」

『正解』
小さな女の子が化石の上に乗っていた。
「すごいね、じゃあ次のゲームしよっか」


そして移された場所は学校だった。

ルールは私、桜月、一護、恋次、井上、茶渡、石田の中から
ニセモノを探し出すというもの、時間は12時まで。
見つけられなければ友が消えるというもの。

Re: BLEACH−新− ( No.7 )
日時: 2017/12/22 18:45
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「(・・・よろしく頼みます)」
人型になった桜月が目を開いた。
「とにかく急いでニセモノを探さないと。井上さんたちも
 あの門に入った後のことは分からないようだし、あそこは
 異空間ってところか」
石田くんが眼鏡を指先で少し上げた。
「・・・入れ替われるとしたら私たちとは別行動をしていた二人が
 怪しくなるよね。私と桜月君と恋次さんと一護くんと石田君は
 別行動もしてないし誰かを見失ったこともないし。
 まぁでも手は打っておいたしここからは落ち着いていこう」
ここで誰かが落ち着きをなくせば・・・いややめておこう。

「後1時間、早く決めた方が良いんじゃない?」
「あぁ分かってる」
全員が窓に駆け寄る。

同時に猫姿の夜一さんと砕蜂が窓を蹴り割る。
茶渡が怖がっているのを見て全員が確信した。
「決めたぜ、茶渡お前がニセモノだ!」
ビシィッと一護は指差した。
すぐに見ず知らずの男が姿を現した。
「なぜ気が付きました?」
「簡単だな茶渡がこんなことでビビるワケねえだろ」
「私もまだまだだったようですね」

「ねぇそろそろゲームも終わりにして最後の仲間を返してくれない?」

Re: BLEACH−新− ( No.8 )
日時: 2017/12/22 20:29
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「はぁ仕方ないな〜・・・このまま進んでも良いと思ったんだけど」
三人の姿が変わっていく。

「大虚!?」
「おい、行くぞ!」
私も神楽を握り飛び出した。

「光輝解放!神楽“千本桜雪染”!」
刃は桜の花びらになり束になって向かっていく。
大虚を貫くと大虚は凍りつき粉々に砕け欠片がキラキラと光る。

「今の白哉隊長の技と似ていたな」
「そりゃ千本桜を基に作った技ですから、じゃあやってみます!
 卍解!」

全員が耳を疑った。
「“光輝月光日光”(こうきげっこうにっこう)」
白銀と黄金の光が辺りを包んだ。

そしてしばらくして目を開けると大虚が跡形もなく消えていた。
「神堂、今のは!?」
「さっきのは浄化しただけだよ。お祓いってだけ
 ——ッ!!」
神楽が光り輝くのを見て、すぐ目を閉じた。

 ■


—ここはさっきまで町にいたはずなのに・・・。
『気になるかい?ここがどこなのか』
千月の目に黒から青になるグラデーションの髪、黒いファーのついた
ジャケットを着た男がいた。
『初めまして二人目のマスター、僕は斬魄刀・神楽の本体だ』
—マスター?そんなんじゃないよ私はそんな力ないし・・・。
『何を言ってるんだい?強さなんてどうでもいいんだよ僕にとっては
 僕は君の思いに比例し力を上げていく。技も自然と身についていく。
 僕こそ感謝するよマスター、本題に入ろうか、こっちにおいで』

千月は神楽の後を追う。

Re: BLEACH−新− ( No.9 )
日時: 2017/12/22 21:18
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

—え、わぁぁぁぁっ!!


そこには虚ろな目でフラフラと歩く少年がいた。
『ヤダあの子まだここにいたなんて…』
『ホントよねあの子、破面(アランカル)なんでしょ?
 早く消えてほしいわ〜』
少年が一人でいるところに一人の少年がやって来た。

『カグラ!遊ぼうぜ!』
友だちとカグラは遊びに遊んだ。
だがすぐにそこに血の海が出来上がった。
『あぐっ、ゴメン、ナ・・・カグラ』
友だちの胸に弓矢が突き刺さる。
『で、も良かった・・・カグラ、ゴメン』
その後カグラは手あたり次第魂魄を喰らい尽くした。
怒りと憎しみと哀しみに溺れながら・・・。


—そっか辛かったんだね、どうして自分がこんな目に?って
 それで自分の力で誰かを助けたくて・・・。
意識が遠のく中、声がした。

『—やっぱり優しいねマスターは・・・僕が君にプレゼントするよ
 それと優しくしてくれてありがとう』


 ■


「…ん、あれ寝てた?」
身体に違和感を感じ起き上がって確認した。
腰にある鞘が二つになっていた。
「な、斬魄刀が二本!?」
「あれ!?いつの間に・・・さっきまではなかったのに・・・」
神楽の青い柄とは違う赤い柄の刀を引き抜くと形は似ているが色は
青い光が輝いていた。
千月の精神世界にもう一人、神楽といる男がいて何か声が聞こえた。
『名を…くれ…俺の…』
「花神(かしん)かな、この刀は」

『やぁさっきぶりだねマスター』
「(え、神楽?)」
『…名をつけてくれて感謝する』
目を閉じると神楽の隣に凛とした赤と黒のグラデーションの髪をした
男がいた。
「(そっか貴方が花神なんだね、よろしくね)」
『!あ、あぁよろしく頼む…』


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