二次創作小説(紙ほか)

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東方祈願録
日時: 2017/12/31 18:11
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

伊達 葵生(だて あおい)

13歳、女子。
能力・スペルを創る程度の能力。
黒髪のセミショート。


初生 祐也(はつい ゆうや)

20代前後、男性。
能力・有無を操る程度の能力。
高身長(180前後)


first story
壱。能力説明、異変がチラッと…>>01
弐。対面!祐也と藍月 >>02
参。集合する三人、終わりを告げる祐也 >>03
肆。決着し仲直り >>04
伍。緊急事態!! >>05
陸。勝率あるのはただ一人… >>06
漆。空亡封印 >>07

Re: 東方祈願録 ( No.3 )
日時: 2017/12/29 22:08
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「らぁぁぁっ!!」
顔面に拳をめり込ませ、その勢いで藍月は吹っ飛びさらに追撃するために
飛び膝蹴りを喰らわそうとする。

「んなっ!?」
藍月の姿は幽霊のように消える。
そして突然、後ろから首を絞められる。
「ッ!?なん、でお前!!」
「…」
遠のいていく意識を手放しそうになったその時だ。

「“霊符「夢想封印」”」
「“土星「サターンリング」”」
「“神技「八方鬼縛陣」”」
二人の技で吹き飛び、もう一人の技で藍月の身動きは封じられる。

「なんでお前ら…!?」
霊夢と勾時、響樹が助けに来ていた。
響樹は真っ先に魔理沙の元へ駆け寄る。
「魔理沙…眠ってる、な…」
「響樹、魔理沙は!?」
「あぁケガもしてないようだし魔法で眠らされてるだけだ
 ——ッ!?」
弓矢が降り注ぎ土捲が上がった。
幸い、ギリギリのところで響樹がガードし致命傷を逃れた。

「危ねえな…魔理沙たちに当たったらどうすんだよ!
“魔符「スターダストレヴァリエ」”!!」

 ★

「霊夢、勾時…サポート頼む。俺がきっちりアイツを倒す」
祐也は立ち上がり藍月の前に立った。

「藍月、終わりにしようぜ」

Re: 東方祈願録 ( No.4 )
日時: 2017/12/29 22:21
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


同時に二人が拳を振り下す。
霊夢のお札で藍月はバランスを崩し隙を狙い祐也は藍月の
顔面を殴った。

「ガハッ、なんで俺は、能力を使ったはず、だ…」
「さっき霊夢がお前に投げつけた札には能力を一時的に封じる力が
 付与されていたんだよ、因みに仕込んだのは俺達じゃない。
 ここに来る前に葵生に頼んで能力を少し付与してもらった」
勾時は祐也に「早くやれ」と言わんばかりの目を向けた。

「終わりだ藍月!うおおおっ!!」
魔力を込めた拳で思いっきり殴りつけた。



「…っ…ぅぁ俺は…」
「大丈夫か?藍月」
「なっ、祐也!?なんでお前…」
「これで仲直り、だろ?」
二人は笑い周りはその様子をそっと見守っていた。

 ■

「そう紫にお願いしてあの二人を外の世界に返したのね」
霊夢は茶を啜る。
今日は晴れ晴れとしていて暖かい。

外の世界でも同じように晴れているんだろうな…。

Re: 東方祈願録 ( No.5 )
日時: 2017/12/31 09:19
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「(なっ、そんな…こんなことホントに起きるなんて!)
 これはかなり大ごとね…」

 ■

「……」
その男は真っ赤に染まった死体を見ていた。
そう彼がその男を殺した張本人だった。

「やっぱり貴方だったのね、まぁ彼の能力をモノともしない輩といえば
 貴方ぐらいかしら?ねぇ空亡さん?」
空亡と呼ばれた男はフラフラと紫に近づく。
攻撃を紫は結界で防ぐも空亡はその結界に噛み付く。
「くっ」
紫は結界を最大まで強化する。
その硬さに空亡も目を見開いて驚くもすぐに冷静な顔をする。
そのうち結界に亀裂が走りやがて結界の欠片が辺りに散らばった。

その後の紫の判断は早かった。
「“魍魎「二重黒死蝶」”」
弾幕で辺りの視界を悪くしスキマの中へ逃げ込んだ。
正確には逃げたわけではない。

「揃える気か…」

 ■

「嘘…祐也が、死んだ!?」
「オイ紫、本当のことなのか!?」
「えぇ私も気づくのが遅くなってしまったのよ。来た時にはすでに 
 やられていたわ、まぁでも私は…その犯人を知ってるわ」

Re: 東方祈願録 ( No.6 )
日時: 2017/12/31 09:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「じゃあきっちり知ってることは全部吐いてもらうぜ?紫」
響樹は少し目を鋭くさせ紫を睨む。
「えぇそのためにここへ来たんですもの。彼を殺したのは空亡、
 彼の能力はいたって単純よ終わりにする程度の能力」
「そうか…確かに祐也が死んだのも頷けるな」
霊夢はキョトンとした顔で勾時の顔を見る。

「有無を操る、という言葉を永遠という言葉に置き換える。
 永遠に無くなることはない能力と捉えてくれ」
全員が頷く。
「永遠を終わりにするってだけだ…下手すれば俺たちの命も
 終わりにできるだろうな」
「チートの中のチートだな…」
最初に沈黙を破ったのは紫だった。
「…確かに勝てる者はいないわよ、ある一人以外はね」
霊夢と魔理沙、咲夜と葵生はキョトンとする。
響樹と勾時はなるほどな、と頷く。

「ったく、本人も忘れてるみたいだな」
「えぇそのようね。葵生、貴方なら勝てちゃうのよ?」
「え?私?」
「貴方は能力も作り出せる、そうね終わりと始まりを操る程度の
 能力ってところかしら?」
紫は立ち上がる。

「葵生はなるべく急いで能力とスペルカードを作って!私たちで
 空亡を足止めするわよ」

Re: 東方祈願録 ( No.7 )
日時: 2017/12/31 12:19
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「早かったなスキマ妖怪、それとそいつらが戦力と言ったところか」
空亡は舌なめずりをし全員を見据える。

「えぇ、こちらも負けられないのよ?こっちは大切な友を殺されたの
 だから…貴方が殺される覚悟をしておくことね」
紫は広げていた扇子を閉じる。
同時に空亡は地面を蹴り飛びかかる。

同時に後ろから弓矢と弾丸系統の弾幕が降り注いだ。
突然のことでガードしきれず全弾に当たる。

さらに三重の強力な結界が貼られる。
そしてさらに上から魔力の結界が貼られる。
「ッ!!少し気を抜いたらすぐやられそうだな!?」
「踏ん張りなさい、全員!!あと少しよ!!」
ピキッピシッという音と共に結界が崩れ始める。

「脆い…これが結界?」
同時に結界が崩壊する。
同時に全員が吹き飛ばされる。

「ってーなー…紫ィどうすんだよぉ…!!」
頭を押さえフラフラと立ち上がる。
立ち上がった響樹の目前に空亡が立っていた。



だがその空亡と響樹の間にレーザーが降り注ぐ。
「“終符「終わりは終わる、始まりは一」”」
「ッ!!?え?」
空亡の胸元に金色の大きな刀が突き刺さる。
そして空亡は静かに消えた。


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