二次創作小説(紙ほか)
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- 東方鱗片録
- 日時: 2018/01/03 21:26
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
女子主人公は漢字を少し変えた葵ちゃんです。
第一章 外来人、真唯 廉 >>01-06
- Re: 東方鱗片録 ( No.6 )
- 日時: 2018/01/02 17:56
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
何処にあるかも分からない場所。
その建物の中の一つの部屋には一人の少年がいた。
彼の右手には青い火が灯され写っているのは葵たちが戦う姿。
そして決着がついた。
「あの人も彼女に勝つことはできませんでしたね。伊達葵、
彼女はただの人間ではない。彼女の両親も人間ではない…」
■
「ここが紅魔館か?」
目の前には大きく紅い館があった。
そして目に映ったのは寝てる門番らしき人物。
「あ、こっちの寝てる人は紅 美鈴さんです。これでも門番ですよ、
さぁさぁ入らしてもらいましょう」
門を開け中に入っていく。
館の中はとても広く廊下も長い。
「あら葵、彼は外来人かしら?見ない顔ね」
「咲夜さん。こちらは最近ここに来た真唯 廉さんです」
葵が紹介すると咲夜は廉の方を向き直る。
「私はここのメイド長、十六夜咲夜よ。よろしく」
「俺は先に言われちまったが真唯 廉、よろしく咲夜」
と自己紹介をし終えたときに紫が割って入ってきた。
「はーいごめんなさいね折角仲良くなれたようだけど貴方を外の世界に
返すわ」
「え?いいのか?」
「えぇそれに貴方も多少は楽しめたでしょう?だから」
「そっかじゃあ帰るよ、ありがとな」
- Re: 東方鱗片録 ( No.7 )
- 日時: 2018/01/03 15:06
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
2018年にいる私たちからすればとても未来的な場所、いやその世界は
かなり遠い未来の世界のある場所に数人、集まっていた。
「濁ってる…」
殺風景な部屋に一人の少年がいた。
扉の開く音が開く静けさを破った。
「リグ、どうしたんだ?」
「空を見てた」
「そ、そうか。後、招集をかけられてるから行くぞ」
リグは部屋を後にした。
「トワル、招集の理由って…?」
「あぁ、次の任務の説明だとよ。そういえばラングを見てないんだが
リグは見てないか?」
リグは少し考えた。
「そういえばちょっと出かけてくるってどこかに…」
「全くアイツは…!」
■
招集場所に入ると一人の少女が二人の方を向いた。
「あ、お二人とも。すみません急に呼び出してしまって…」
赤く長い髪をした少女が頭を下げると髪が揺れる。
「いや気にしなくていい、それよりもレナ任務のことを。
ラングはとりあえず早く帰ってこいと伝えておいたし俺から
話とく」
「は、はい。今から向かってもらうのは約100年前の幻想郷です
そこにも実力を持つ者がいるらしいのでその者たちの調査です。
その詳細はこちらです」
青いスクリーンに数枚の写真が映し出される。
「…スマン遅れた」
「遅いぞラング」
「遅刻ですよ?」
二人にラングと呼ばれた男は軽く頭を下げた。
そして四人はその写真に目を通していきふとレナ以外の三人が目を
止めた。
「レナ、こいつは?」
レナは写真をタッチする。
スクリーンには写真や名前などとその人物のことが色々書かれていた。
「オイオイ上の奴らはついに狂ったのか?」
「この子が危険度S…?」
「レナ、これは本当のことか?俺たちにはただの子どもにしか
見えないんだが?」
レナも困った顔をする。
「えぇ私も驚きましたよ。でもそれは出会ってみれば分かるかと…
では三人のところにこの情報は全部入れておきましたので、
任務、お願いしますね」
レナは笑顔で三人を送った。
- Re: 東方鱗片録 ( No.8 )
- 日時: 2018/01/03 15:30
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
人里、そこには人間しかいないが人間に化けた妖怪もいたりする。
もちろん半人半妖もいる。
そこに三人は到着していた。
「ここが100年前か、あまり技術などは発達してないようだな」
もらった資料を見ながらトワルは歩いていた。
「あ、トワル!」
リグは注意しようとするも遅かった。
「アイタッ!」
トワルも足を止め下を見た。
一人の少女は尻餅をつき顔を抑えていた。
黒髪に黒いショートパンツを身につけていている。
「ってて…あ、ご、ごめんなさい!」
「あ、いや俺の方こそすまなかった。ケガはないか?」
「えぇ心配ご無用です!」
三人は彼女の顔に見覚えがあった。
「なぁお前、伊達葵ってのはまさか…」
「え?それは私ですよ?私が伊達葵です。人里の人から聞いたんですね
で、何か御用とかが?」
葵は立ち上がり服についた砂を手で払った。
「あぁ実は俺たち少し旅をしていてあまりここのことを知らないんだ。
良ければ色々案内してくれないか?」
葵は少し考え込みそのうち答えを出す。
「はい、良いですよ。私で良ければ色々案内しますよ。
ちなみにここは人里、私のような人間が住む場所ですが妖怪も
訪れているんですよ。なので次は妖怪つながりで命蓮寺へ案内
します」
「命蓮寺?」
「えぇ、お寺ですよ。妖怪寺と呼ばれていてそこには妖怪がたくさん
いますから」
- Re: 東方鱗片録 ( No.9 )
- 日時: 2018/01/03 21:41
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
二手に分かれてしまい葵の独断だが葵は宿探し組の方を担当することに。
「おや、そこにいるのは葵じゃないか?」
「あ、にとりさん。こんにちは、それに天騎さんも!あ、ちょっと
聞いてくれません!?」
葵は早速話を持ち込んでみた。
彼らのことも、そして宿に困っていることも。
「…そうだな、なら葵。お前の能力でどうにかならないのか?
創り出す程度の能力」
彼に言われ確かにと口にした。
「創り出す…?」
「えぇ私の能力はn「彼女の能力はチート級さ!」
先に言われてしまうと思い諦めた。
その代わりににとりが続ける。
「彼女の能力は能力とスペルを創り出す程度の能力さ。スペルは
使用者の個性やセンスが出るものだから河童である私は
水関係のスペルさ。だけど彼女は私のスペルも使うことが出来て、
さらに私は知らないけど幻想郷の全員の技を使うことも能力を
使うこともできちゃうんだよ!」
「あー!それよりもにとり、お前使ってない研究場所があるんだろ?
そこを貸してやれば?」
「もちろん、そこについたら彼女の能力のすごさとかも教えてあげるよ
驚きすぎるなよ?」
にとりはニヤニヤと笑う。
「って、ちょっと待て!にとりだっけ、お前さっき河童って…」
「あぁ私は妖怪の河童さ、私だけじゃない妖怪ではないけど彼も
妖怪の血を持っている」
- Re: 東方鱗片録 ( No.10 )
- 日時: 2018/01/03 21:57
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
にとりに案内され彼らの宿が決まった。
「…?スマン、イマイチイメージが湧かないんだが?」
「まぁそうだろうさ。でも戦ってみれば分かる。見ても分かるさ。
百聞は一見に如かずっていうだろう?ということで人里から離れて
葵の能力を確かめてみようじゃないか、葵。拒否権はないからね」
葵は深いため息をついた。
まぁ大体予想してたよ…。
■
人里から離れた広い場所。
葵は片目を閉じラングを見据える。
その片目に見えていたのは彼の記憶、そして心。
『そういえばこっちでは回復ポイントがなかったんだ』
片目を開き今度は両目を閉じた。
黒い空間で見えたのは白い光の光子。
「…よし、完成!この結界の中なら貴方の心配事も気にすることは
ありませんよ。それに世界が崩壊しても耐えきるほどの硬く
したので大丈夫です」
「な、なんでそんなことわかったんだよ!?」
「あぁそれは葵の能力の一つだと思うぜ!」
いつの間にか天騎はいなくなっており代わりに響樹がそこに
立っていた。
「俺は霧雨響樹だ。で、葵が使ったのは心を読む程度の能力、
さとり妖怪の力だ、でもう一つは葵の創り出した干渉する程度の
能力だぜ。それとあーえっとラングだっけ?さっきリグから
聞いたんだがお前は素手で戦うんだろう?なら結構お前が
有利だぜ」
響樹はラングの方が有利だと言う。
二人はもちろんにとりまでもポカンとしている。
「なんでだ?」
「それはだな、葵は運動はからっきしだからだ。それでも負けることも
無いわけだが長期戦は結構不得意らしいからな。だろ?」
「それを言われたせいで心折れそうだわ…まぁやれるだけやるけども
あんまり期待しない方が良いですよラングさん。響樹さんの
言う通り、刀とかは良いんですが素手で戦ってくる相手は苦手意識が
高いんで…」
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