二次創作小説(紙ほか)
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- BLEACH−新・change−
- 日時: 2018/01/13 12:57
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
三度目です、ごめんなさい。
14以降です。
Rasage de près
15.千月がなんだかんだ知り合った後輩 >>01
16.なんだかんだ知り合った後輩が… >>02
17.神楽卍解!鏡花風月 >>03
18.怪しい仮面の二人 >>04
19.紫音、死の覚悟と絶望 >>05
20.到着、そして参戦! >>06
21.桜色の狼と死神・凛音 >>07
22.全ての決着 >>08
23.真夏、みんなで一緒に >>09
キャラ紹介 >>10
Un incorrigible
24.夏休みエンジョイ?>>11
25.
- Re: BLEACH−新・change− ( No.2 )
- 日時: 2018/01/03 11:07
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
確か虚じゃなくて無害な幽霊もいるんだよね。
確かあっちには同い年の女の子の幽霊が…。
「嘘でしょ!?だって…」
『僕も千月先輩の手伝いをしますよ』
と言っていたのに違う方向にいる…。
■
突っ立っている紫音を前に立ち止まった。
「話が違うよ紫音くん…さっきの子…」
「話が?別に他の用事があったからそっちを優先しようとしただけ
ですが…?」
「多少のことなら許すけどこれはアウトだよ?」
『——ッ!?待った、千月!』
「(どうしたの神楽?)」
『気を付けてくれよ千月。戦闘になるとしたら…いやそれよりも
僕と変わってほしい』
「…それに僕は死神じゃないんすよ?それは貴方の仕事でしょう?」
「確かにそうだけど…君の力なら多少の時間稼ぎだけでもできたん
じゃないか?戦う理由や義務はなくても、ね…」
一つ置いて千月の身体を借りた神楽は話を続ける。
「君ぐらいなら気付いてるんじゃないかな?今、会話してる存在が」
「…千月先輩ではないんですね?」
「もちろんさ。僕は彼女の心を代弁しているだけ…戦闘になるとすれば
変わってあげるよ?」
「なら僕が千月先輩に勝てば何も言いませんよね?」
紫音の背中から黒い翼が二対現れる。
すぐ後に千月と神楽は入れ替わり千月は神楽を握りしめた。
- Re: BLEACH−新・change− ( No.3 )
- 日時: 2018/01/03 12:31
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ッ!!」
紫音に殴り飛ばされビルの壁が近づく。
『大丈夫かい、千月?ダメージは軽くしたけど…それより彼に勝つには
僕たちも本気を出さないと、新たな卍解を…』
ビルを片足で蹴り紫音に突進する。
「卍解…!鏡花風月」
前不利構わず紫音は接近してきた千月に向けて蹴りを放った。
だがその蹴りは彼女の体を貫通した。
「え?」
「どんな力でどんな攻撃が来ようと捉えることはできない。
見えるだけで捉えることはできない!それに今の神楽はもう一つ
卍解している」
紫音は耳を疑った。
二つも卍解を使い同時に操るなど…。
「なら僕も少し見せますよ」
彼は左手で顔の左半分を覆った。
『何っ、あの仮面は…』
「もしかしてあれが…破面!!」
すると彼の背後に黒い空間の切れ目のようなものが現れる。
「いつかこの勝負に決着をつけましょう?
さようなら千月先輩」
■
今日は休日で本当に良かった。
あんなことがあった次の日に学校に行くのは少し苦だ。
外に出て近くを歩いていた。
「千月」
「え?桜月くんと…?」
桜月の隣には頭一つ高い背丈の男がいた。
「お前が神堂千月か。俺は萱野凛音、お前と同じ死神だ。
よろしくな」
「はい、よろしくお願いします…そういえば二人はなんでここに?」
「今日だけですけどここの担当になったんですよ」
二人とは別れ今日一日は終わった。
- Re: BLEACH−新・change− ( No.4 )
- 日時: 2018/01/03 13:04
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
彼に彼女は勝つことはできなかった。
だがどうだろう?彼は彼女に負けたとほんのり思っていた。
「どうしたんだ?紫音、さっきから浮かない顔してよ。死神と何か
あったのか?」
破面の男が後ろから声をかける。
「レイ…」
レイ・ヴィルムだった。
「あーなんだっけ?神堂千月だったか?俺も見ていたがまさか
同時に複数の卍解を使えるなんてな」
「それだけじゃない…先輩の目は黒崎先輩と似ていた。そっくりと
言ってもいいほどに…」
「ならどうする?彼女らに協力を求めるか?」
■
その数時間後の空座町。
その上空にある戦いが起こっていた。
仮面をつけた二人、ヴラドとリムル。
「織姫ちゃん、大丈夫?」
下の方ではひどい重傷を負った紫音を織姫とちゃたまたま通りかかった
飛永が彼を手当てしていた。
「井上…先輩と…貴方は…」
「飛永だ、千月の父ってそんなことはどうだっていいんだよ!
織姫ちゃん少し休め、ツラいだろう?」
「ご、ごめんなさい…」
「気にすんなよ」
飛永は傷を確かめる。
深い切り傷、そして刺し傷に何者かに殴られたであろう痣や打撲傷が
多数あった。
「すごい…」
見る見るうちに傷は癒えていった。
「織姫!」
上から降りてきたのは一護や千月たちではなく千月の斬魄刀、霊神の
本体だった。
「あ、危ない!」
巨大な斬撃が四人を襲うが、霊神の結界が全員を守った。
「…オイオイ紫音、助けに行くとか言ってこのざまかよ。
おーい一旦休戦しようぜー!!」
千月は手を止めて地面に降りた。
「「え?」」
「ヴラド、流石に分が悪い。撤退しよう」
リムルはヴラドの手を引きその場から離脱した。
- Re: BLEACH−新・change− ( No.5 )
- 日時: 2018/01/03 13:46
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「…で、貴方は?」
「破面、か?さっきの行動からして敵ではないようだが」
千月と飛永は彼を改めてみた。
「まあな俺も破面だ。俺はレイ、レイ・ヴィルムだ。それと
こいつの手当て感謝する、後は大丈夫だろうしな…」
「あ、ちょっと!」
織姫は引き留めようとしたがすぐに消えてしまった。
■
学校。
「そういえば私のお父さんがさ…紫音くん過去に大切な人を失って
辛い思いをしてるって、だから自分の力の無さを感じてるって…
もしかするとさっきの奴らに挑んで負けちゃったのかも?」
千月の言葉にみんながうんうんと頷く。
「で、どうするんだ?」
「もちろん」
間を開けて千月は言った。
「助けに行くよ」
■
完全に復活した紫音はレイと共にヴラドたちに挑んでいた。
「流石としか言いようがありませんね!ですが清城紫音、
油断しましたね?」
「ッ!?」
紫音は何か刃物で刺された。
そしてその犯人を見つめた。
彼にとって大切な存在だった。
『紫音くん、こっち行こうよ!』
『私はあの子をほっておけないよ!!』
「美夜ちゃん…なんで?」
「彼女は死にました、私たちにとっても邪魔な存在でしたし
でも結構良いモノを持っていたので借りたのですよ…」
自分には護る力なんてなかった。
遅かった…。
このまま死んでいくんだ。
- Re: BLEACH−新・change− ( No.6 )
- 日時: 2018/01/03 20:12
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「解放、霊神!!」
紫音を中心に赤い炎を灯した花が咲き乱れた。
「黄泉流れ!」
「なっ!?くっ——火の川!こんなもの!!」
リムルは左手を左から右に一閃した。
するとパッと火の川と花が消えた。
いや花は辺りに散り赤い花吹雪が起こった。
そして紫音たちの前に立ったのは。
「なんで…どうしてここに…先輩方!」
千月に一護、織姫に石田に茶渡が立っていた。
「…」
霊神の刃を木に変え長く伸ばし紫音の頭を思いきり叩いた(二回)
「いった〜い!!ちょっと、何するんですか千月先輩!!」
「それ相応の報いを受けてもらっただけだよ?じゃあじゃあ仕事を
しようか」
霊神の刀身が大きくなった。
■
「見たことない方ですね急に現れて…敵?」
白いフードを目深にかぶっていて顔も分からない。
外見からして男ということは分かる。
そしてかすかに見えた肌は人間というより雪のように真っ白な
肌をしていた。
男は足を横に振るうが千月は上に飛び躱した。
霊神を上から振り下ろすも腕でガードされる。
「…貴様か、神堂千月という奴は…」
「あの私、名乗った覚えないんですが…それよりも貴方のこと
全て教えてもらいますよ?」
「…まぁ敵か味方かというなら今は敵、貴様が俺の心をうてば
味方になる…俺の名は、カイ」
カイと名乗った男は右腕の袖をめくった。
その腕にはギリシャ文字のχが書かれていた。
「い、意味的に不吉ですね…おしまいとか死ぬって意味ですか」
「ふぅん、中々物知りだな貴様…」