二次創作小説(紙ほか)

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カゲロウデイズ−新章−
日時: 2018/01/23 20:54
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

私ルナこと月神 宙(つきがみ そら)はある日メカクシ団に
勧誘された。
そこで見たモノは新たなstoryだった。

1.空色ステップ >>01-02
2.空色スキップ >>03-05
3.

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.2 )
日時: 2018/01/23 18:35
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「……」
私は全員で集まり夕飯を食べている今、全員を見た。
みんなは何らかの事情がありここにいる、私は特に思いつかない。

それに能力を持っている覚えもない。
「どうした?ソラ、いきなりキョロキョロし始めて」
団長であるキドさんは私の行動に疑問を抱いた様子だった。
彼女だけではなく全員が。

「い、いやその…私なんかがここにいていいのかなーって…」
無理矢理微笑みを浮かべてみた。
「初めは俺もそんな感じだったし気にしなくていいだろ」
「シンタロー君の言う通りだよ。でももしかすると知らないところで
 能力を手に入れてたりして…」
シンタロー君とカノくんの二人の話を聞き少しホッとする。

「ごちそうさま。洗い物、私が洗っておくね!なんか気分がいいからさ」

 ■

全員で買い出しに出かけることになった。
とはいっても近くのショッピングモールだ。

「いやー新鮮ですね!ご主人」
シンタロー君の携帯からエネちゃんの元気な声が聞こえる。
「たまにはいいかもな」
「うん、ソラちゃんが提案してなかったらこんなことしてないもん」
そう、全員で買い出しに出かけようと言い出したのは私。
こういうところに全員で出かけるのも良いモノだと思ったからだ。

遊園地など遠いところでも良いと思うが近場でも友だちで行けば
特別な思い出になる。

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.3 )
日時: 2018/01/23 19:27
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


繰り返されていた8月15日。
そしてその敵と戦ってきたメカクシ団、私はもしその場にいたら
何が出来たのだろうか?
答えは何もできなかったと思う。

「…マリーちゃん、セトくんのこと好き?」
「え?うん、みんな好きだけど一番最初にできた友だちだから」
「…そっか。ならさ、手紙で思いを伝えたら喜んでくれると
 思うよ。面白い手紙の書き方、教えてあげるよ」
そのために私は蝋燭のろう、白い紙を買った。

 ◆

全員が集合し、事件が起こった。
パァンッ!という発砲音が鳴り、買い物に来ていた客が一斉に出口へ
走っていく。

その集団で一人の青年は歩き集団とは別の方向へ進んでいた。
「ねぇあれ!」
「あの格好、とても警官には見えないな」
私たちは全員で頷きその青年の元へ急いだ。
その青年はついに銃を持った四人の男の前に立った。
同時に私たちも駆けつけた。

「オイ、お前!何してるんだ、ただの人間が危なすぎる」
キドさんは青年の肩を掴み下がるように言った。
だが青年はその手を振り払う、いや手を掴み離した。

「俺はただの人間じゃないから…すぐ此奴らも倒れるさ」
青年はキドさんに優しく微笑み向き直った。
ただの人間ではない、だとすれば私たちと同じように能力を
持っているのだろうか?
だとしたらどんな能力を…?

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.4 )
日時: 2018/01/23 20:32
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「っ!!マリーちゃん、誰でもいいから誰かを石にして!」
「え、あ、うん」
マリーちゃんは能力を使ったらしく一人の男は身動き一つしなくなった。
いつの間にか後ろに回っていたキドさんの蹴りがマリーちゃんによって
動けなくなった男の首筋に当たり、男が倒れた。

「なにっ、誰だコイツをやったのは!!お前らか!?」
「今、目が合ったな?」
「は?」
青年は閉じていた左目を開いた。
同時に男たちがバタンと倒れた。

「とりあえずメカクシ完了…だな。そういえばお前も俺たちと
 同じように能力を持っているみたいだな」
キドさんの考えが分かった。
彼も仲間、同じように能力を持った仲間と考えているに違いない。
「…目を回す、俺を中心に半径4メートルにいる人物で目を開いている
 人物を任意で気絶させる能力…。で、この能力がどうした?」
「お前、名前は?」
「李津波ナギサ」
キドはフッと笑い、ナギサに右手を差し出す。
「李津波ナギサ、俺たちメカクシ団に勧誘する」
「…?フッ、あぁよろしく頼むぞ…」
ナギサも左手でキドさんと握手を交わした。

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.5 )
日時: 2018/01/23 20:53
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「じゃあ名前はナギサで良いんだな?」
キドさんは向かい合って座るナギサに確認した。
「あぁ、下手に考えるよりシンプルな方が良いしな」
今日、新たな仲間ができた。
ナギサくんはこの近くに住んでいるらしく、すぐに来れるし
ここで寝泊まりはしないと言っていた。

 ◆

早朝、二人の青年はそっとアジトに入った。
「ここが君の居場所だろ?コノハ」
「ありがとうございます、えっと…」
コノハはド忘れしてしまった青年の名を思い出す。
「イヴ、俺の名はイヴだ」

それと同時に全員が起き、目を見開く。
「こ、コノハ!!」
「えっとただいま。みんな」
私以外の全員が「お帰り」と返した。
なんか感動のラストみたいだ…じゃないよ!!

「あ、あの初めまして…」
私に気が付き、彼が先に自己紹介してくれた。
「初めまして、僕はコノハよろしく」
「私はソラです。よろしくコノハくん。そういえばそちらは?」
私は後ろにいる青年の方に目を向けた。
暗い赤髪に赤と黒のオッドアイをしている。
「すまなかったな、俺はイヴ。アザミの弟だ」

私とコノハ君以外が「お…お…弟!!?」と叫んだ。
そんなに驚くことなんだ…?

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.6 )
日時: 2018/01/24 17:53
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


シンタローside
「で、どういうk「あーーーー!!」ど、どうしたんだよ!?ソラ」

ソラがでっかい声を上げた。
驚き話すのを中断してしまった。

「こ、この人イヴさん、どっかで見たことある!」
「なっ、それは本当か!?どういうことなんだイヴ!」
キドはイヴの方に目を向けた。
「なんだ、忘れてると思ったんだがなー…会ったことはある。
 次なるカゲロウデイズに備えて、な…」
カゲロウデイズには関わらなくなったと思っていた。
あの事件が解決し俺たちには平和な日々が残るだけだと思っていた。

なのにまた関わることになるのか。
だが少し引っかかることが一つ…もう終わったはずのカゲロウデイズが
何故また来るのか、ということだ。
「お前たちが言いたいことも踏まえて説明する。と言っても俺が
 此処にいられる時間も少ないし…俺は数人に能力を与えた。その中に
 ソラも入っている」
ソラはポカンとしているが状況はちゃんと飲み込めているらしい。
となると先日仲間になったナギサも同じようにイヴから能力をもらっと
考えれば合点がいくな。
そいえばイヴの身体の至る所に包帯が巻かれている、ケガでも
負っているのか?まぁ考えても無駄か…。

「消えちまったな」
「……」
しばらく沈黙が漂った。
ソラは一体どんな能力を持ったのか気になるがそのうち分るだろうな。


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