二次創作小説(紙ほか)
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- 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話
- 日時: 2018/02/04 15:23
- 名前: えりかな (ID: Pvby2f.0)
最近、千と千尋の神隠しにハマり、ハク千小説を書きたくなりました。
ハクが湯婆婆の弟子をやめ、人間の世界に来る話です。
妄想だらけですが、付き合ってくださると嬉しいです。
とにかく、ハクかっこいい〜(≧∀≦)
- Re: 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話 ( No.5 )
- 日時: 2018/02/06 01:43
- 名前: えりかな (ID: MLDU0m30)
ガラガラ
千尋「っ?!」
『ここへ来てはいけない!すぐ戻れ!』
『忘れないでよ、私は千尋の味方だからね』
『不思議だね、千尋のことは覚えていた』
『私の本当の名前はニギハヤミコハクヌシだ!』
『靴を拾おうとしたんだよ』
『また会える?』
『うん、きっと』
『きっとよ?』
『きっと。さあ行きな、後ろは振り向かないで』
千尋「ハ…ク…」
先生「えー、では自己紹介を」
「速水琥珀です。よろしくお願いします。」
ザワッ
先生「静かにー!とう言う訳で、今日から仲良くするんだぞ」
気づいたら朝の会が終わっていた。
そっと誰かに肩を優しく包まれて振り向いた。
ハク「千尋、やっと会えたね」
千尋「ハク…」
これまで抑えていたものが全部、溢れてしまった。
千尋「ハクッ…ハク!とっても嬉しい。また会えたっ…」ポロポロ
ハク「だから言っただろう、きっと会えるって」
千尋「いっ今ね、ハクが教室に入ってきて、あの夏のこと一気に蘇ってきて…全部思い出したよ」ポロポロ
ハク「うん…」ギュッ
千尋「ハク…」
ギュッ
しばらくハクと抱き合っていた。
- Re: 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話 ( No.6 )
- 日時: 2018/02/07 01:26
- 名前: えりかな (ID: MLDU0m30)
しばらくして、周りの視線と声で現実に戻された。
千尋「あ、あわわわわ///ごめん、ハクこんなことして」
ハク「いいよ、むしろ嬉しいから」
より一層、ヒューヒューという声が大きくなってしまった。
千尋「ハク、また後で話そう…」
- Re: 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話 ( No.7 )
- 日時: 2018/02/07 19:29
- 名前: えりかな (ID: .Y/VNxAC)
千尋「ハク、帰ろう!」
ハク「うん」
ああ、やっぱりかっこいいなあ、なんて思いながら歩き出す。
千尋「あっ、ねえ、思ったんだけど、ハクってどこに住んでるの?」
ハク「千尋と毎日、一緒に登下校したいからね。千尋の家の近くに部屋を借りたんだ」
千尋「じゃあ、すぐ会えるのね!」
ハク「うん、そうだよ」
話によると、ハクはあれから時間はかかったものの、湯婆婆の弟子をやめ、油屋から出たそうだ。元々、ハクは神様だから、人間の姿のままでいられるようにして、トンネルをくぐったらしい。
どうやってしたのか聞いてみたけど、私には難しくてよく分からなかった。
何はともあれ、またこうしてハクと一緒にいられるならなんでも良かった。
千尋「もう着いちゃった…」
いつもなら長ーく感じる帰り道も、ハクがいるとなんだかすごく短かった。
ハク「また明日会えるから、大丈夫」
千尋「またね」
ハクは私が家にすっぽり入ってしまうまで、手を振ってくれた。
- Re: 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話 ( No.8 )
- 日時: 2018/02/08 19:46
- 名前: えりかな (ID: mUcdxMp7)
それからというもの、私とハクは常に一緒にいた。
でも、どちらかが告白してきちんとお付き合いをしているわけではなかった。
それが、少し気になっていた。
このままモヤモヤするのは嫌だから、私は勇気を出すことにした…!
- Re: 【ハク千】千と千尋の神隠し その後のお話 ( No.9 )
- 日時: 2018/02/09 21:05
- 名前: えりかな (ID: sursjWUQ)
ハク「千尋、帰ろう」
千尋「う、うん」
ハク「今日は5教科が全てあったから、少し大変だったね。千尋、分からないところはなかった?」
千尋「…なかったよ、ありがとうハク」
ハク「…千尋、どうしたの、元気がないようだけど。」
千尋「…」
ハク「千尋?」
千尋「ハク、あのね、今日はちゃんと話したいことがあって」
ハク「私、何か悪いことしたかな?」
千尋「違うの。…あのね、ハク!私、毎日ハクと一緒にいて、帰れて、本当に嬉しいの」
ハク「私もだよ」
千尋「これからもずっとハクと一緒にいたい!だからね、だからちゃんと言うね。」
千尋「ハク、私とお付き合いしてください!」
ハク「…」
千尋「…ダメ…かな?」
ギュッ
千尋「ハ、ハクッ?!///」
ハク「もちろん、こちらこそお願いします。ごめんね、私からきちんと言わず、千尋に負担をかけてしまった。私は少し不安だったんだ。千尋が今の私を受け入れてくれるのか。千尋のことは大好きで、信じている。信じているから、怖かったんだ。千尋から断られたら、立ち直れなくなりそうで」
千尋「ハクも不安なことがあるんだね」クスクス
ハク「千尋のことだからだよ」
千尋「ふふっ、私がハクを受け入れない訳ないじゃない」
ハク「千尋、ありがとう」
千尋「ハクもありがとう。これからもよろしくね!」
今日はいつもより特別な日になった。