二次創作小説(紙ほか)

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喰種と人間
日時: 2018/02/22 17:10
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

空咲 リア

年齢:18歳

人間側。ある意味では肝が据わっている少女で、レイトが人を
喰う喰種であることを聞いても怖がったりはせず驚いただけだった。


夕凪 レイト

年齢:18歳

半人半喰の少年。リアが喰種に襲われるところを見て彼女の前で
自身の喰種の姿を見せてしまう。

序章 >>01-03

Re: 喰種と人間 ( No.2 )
日時: 2018/02/22 15:58
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

2.彼女と彼

口元に付いた血を舌で舐めとり、レイトは目線を下に向けた。

「…なんで分かった?」
「…私のことを助けるような怪物はいないし、なんとなくね」
「怖くないのか?俺は人を喰うバケモノだぞ?いつかお前も
 手にかけてしまうと思うが…」
リアは怒るわけでもなく、怖がるわけでもなく、逃げることもなく
にっこりと笑った。

「いやー特には何も思わないや。だってかいつだって私を食べることは
 できたはずでしょ?でも食べてないからさ。怖くないよ、私頑張る。
 こういうことでビビらないように」
しばらくの沈黙。

 ■

レイトに案内されリアは『あんていく』という喫茶店を訪れた。
そこで話をした後、リアはさっきの疲れのせいかそこで眠ってしまった。

「君にこんな彼女さんが出来ているとは知らなかったよ」
芳村はリアの寝顔を見てそう呟いた。
「そんなんじゃねえよ、ただの友だちだ。…人間にしちゃあ肝が
 座ってるけどな」
「君の姿を見ても嫌悪しなかったことかい?彼女も言っていたじゃ
 ないか、彼女は嘘を吐くような子には見えないよ」

リアは確かに理由を語っていた。
『助けてくれたんだし正直言って怖いよりも驚きの方が上回ってた
 かな?』
「…勘弁してほしいぜ」

Re: 喰種と人間 ( No.3 )
日時: 2018/02/22 17:10
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

3.共存ってできないのかな?

翌日、リアは再びこの喫茶店を訪れていた。

「また来てたのか?リア」
「また、って酷いくね?まぁ良いんだけど…」
バァァンッと扉が蹴破られ息を切らした青年が中に入ってきた。
それに驚きリアは椅子から落っこちた。

「あぁ?客か?」
「ったく…アンタは少しぐらい落ち着いた行動をとれないのか?
 カシュウ」

カシュウと呼ばれた青年は中に入りリアの顔を見た。
そして黙って手を差し伸べる。
「悪いな。少し急いでたもんで…」
「あ、あーいいえ気にしないでください」
カシュウの手を取り立ち上がりまた椅子に座った。
「自己紹介が遅れたな。俺は東野カシュウだ」
「お邪魔してます」
「それよりも何があったの?」
「カネキさん、嫌な話さ。といってもCCGに追っかけられただけだがな」
確かに彼の服は所々切り裂かれていた。

「…」
「どうしたリア?」
「人間も喰種も共存できればいいのに…」
リアは俯き出されたコーヒーに自身の顔を映した。

「まぁ出来ねえことはないだろうが、喰種が食えんのは人肉だけだ。
 悪い奴を俺たちが食えば人間も俺たちのことをちったぁ
 分かってくれるんだろうがな」
カシュウはそれだけ言い残した。

リアは天井を見上げた。

これが約数年前の話だ。

Re: 喰種と人間 ( No.4 )
日時: 2018/02/22 17:41
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

キャラ紹介(主人公組以外)

東野カシュウ

レイトのような半人ではなく喰種の青年。
羽赫の喰種で、人間を喰らうことを拒絶している。(レイトも同じ)
明るく活発な性格で喰種に関わってしまっているリアを陰から
気にかけている。


<本編未登場>

神薙

レイトに付きまとう狐の仮面をつけた青年。
レイトと何か関係があるらしくリアを人質に取ったりし勝負を
何度も挑んでくる。

Re: 喰種と人間 ( No.5 )
日時: 2018/02/22 18:41
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

4.あんていくに乗り込んできた奴ら

リアは口をぽかんと開け情けない顔をしていた。
「あ、あの…どういう状況?」
「少し黙ってろ」
レイトの切羽詰まった声に反論できずそのまま黙り込む。
ついにトーカとレイトが動いた。

「リア!目、閉じとけよ!!」
リアはその場に伏せた。

「クソがぁ!」
レイトの九本の尾を束ね大きな一本の尾にするとその尾で相手を薙ぎ払おうと振るう。
「がぁっ!」
「トーカ!!」
舌打ちしもう一度、尾を振るうもアヤトと呼ばれた青年の羽赫に
弾かれ痛手を喰らい床に叩き落される。

「馬鹿野郎」
ついにはリアに付き添っていたカシュウも動き始める。
だがその攻撃もレイトと同じように軽く弾かれ痛手を喰らってしまう。

 ■

数分経って異変を感じたリアは顔を起こし急いで三人を見た。
そのタイミングで芳村たちも帰宅し三人をベッドに眠らせ、
重傷だったカシュウとレイトの手当てをリアがしていた。

「…ッ…リア…」
「よ、よかったレイトくん無事?」
レイトは起き上がり、体中に巻かれた包帯を見た。

「無事じゃなけりゃあ生きてねえよ。それより…」
カシュウも立ち上がり部屋を出てしまう。

「お前も来るか?カネキ救出作戦」
「へ?でも迷惑かけちゃうんじゃ…」

Re: 喰種と人間 ( No.6 )
日時: 2018/02/22 18:59
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

5.作戦

「カネキさん」
リアは赤いフードを取った。
黒く短いそして中性的な顔立ちの顔を見せて微笑んだ。

「みんなから、必ず助けるって“Nevergive up”」

 ■

それだけ言い残し急いで外に出た。
外にはすでに羽赫を使い宙を浮いているカシュウの姿があった。

「急ぐぞ」
カシュウに抱かれ外へ出た。

「少し動きが激しくなるから覚悟しとけよ」
そういうとリアを赤いローブの下に隠しさらに自身の赫子で
リアを覆う。

「カシュウさん…」
「気にすんな。お前には戦闘はできないが他人の心を動かす力が
 あるんだぜ?俺も含めレイトもその力を知ってるさ」


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