二次創作小説(紙ほか)

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喰種と人間
日時: 2018/02/22 17:10
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

空咲 リア

年齢:18歳

人間側。ある意味では肝が据わっている少女で、レイトが人を
喰う喰種であることを聞いても怖がったりはせず驚いただけだった。


夕凪 レイト

年齢:18歳

半人半喰の少年。リアが喰種に襲われるところを見て彼女の前で
自身の喰種の姿を見せてしまう。

序章 >>01-03

Re: 喰種と人間 ( No.1 )
日時: 2018/02/22 15:39
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

1. 人間、喰種

「…うー今日もなんか喰種とかいうのが関わる事件で記事が
 いっぱいだよね…テレビも」
そうリアは呟き空を見た。青空に太陽が輝いている。

「そうだな。まぁこればっかりは俺たちじゃどうにもならねえよ。
 ていうかお前、気を付けてくれよ?」
「何に?」
レイトは大きくため息をついた。
リアは首を傾げレイトの顔を覗いた。

「喰種だよ。だってつい最近だって銀行強盗に巻き込まれかけたとか
 事故に巻き込まれかけたとか言ってたじゃねえか」
だが返事が返ってこない。
この辺は人通りも少ないし喰種の話もよく聞く。

「ひえええええええええ!!」
腰の抜けたような悲鳴が聞こえレイトは舌打ちをした。
「アイツ!…間に合ってくれよ」
レイトは悲鳴のした方向へした走って行く。

 ■

一方リアは二人の喰種にじりじりと壁に追い詰められていた。

「流石に女を捕らえるのは楽勝だったな」
「(こ、これが喰種っていう奴らなの!?)」
喰われる!そう思い目を閉じる。暗闇の世界からは悲鳴が聞こえた。
その後はグシャッという音がし、しばらくリアは目を開くことが
できなかったが意を決して目を開いた。

「え?レイト、くん?」
赤黒い九尾のような尾が動きを止めた。
ゴクリとリアは息をのんだ。

「うげっ!」
その尾はリアの目を隠した。

「ち、ちゃんと説明してくれなきゃ分かんないよ!ねぇ!
 わ、私も頑張るから」
未だに無言のままでグシャッという音が何度も耳に入ってくる。

「…私のこと、嫌いなの?」
音が消え沈黙する。
目を隠していた尾が消えリアは首を振って立ち上がり歩み寄る。
予想通り彼はレイトだった。


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