二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- D.Gray‐man √鳥居 祈
- 日時: 2018/05/03 13:15
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
日本人、鳥居 祈。
彼女は黒の教団の本部へやってきていた。
ここで彼女はエクソシストとして人生を進む。
- 真正、エクソシスト鳥居 祈 ( No.2 )
- 日時: 2018/05/03 15:58
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「祈、コムイ室長が呼んでるさ」
「了解!」
ラビの後に着き室長室へやってきた。
そこには化学班の責任者リーバーもいた。
「鳥居、完成したよ。ほら」
差し出されたのは二丁拳銃だった。そして黒の教団の団服も。
「見た感じスカートって感じじゃないし若干男っぽく
なってるけど…」
「いいえ気にしないでください。私ズボン派ですから!」
少し隠れて着替えてみた。黒に白いラインの入ったズボン、
黒いショートブーツを履いていた。
「似合ってますね」
「ホント、祈ちゃんにとても似合ってるわ」
「うん…後はこれを右腕にこれを巻く!」
赤と白の二本のバンダナを取り出す。
「といっても巻けないのでリナリー、巻いてくれない?」
「分かった‥‥はい」
「ありがとう」
コムイは立ち上がり祈の前に立った。
「じゃあ君には早速任務に就いてもらうからね!」
「了解です!」
◆
後日、祈たちの元にイエーガー元帥がノアの一族に襲撃されたことを
本部から伝えられた。
元々彼に用があって祈達はここに来ていた。
イエーガー元帥のいる場所にはティキとロード、そして銀髪の青年…。
「中々エグイなぁ、ロード姉さんは」
「そうかな〜?イッティル」
癒を司るノアの一族、イッティル・ドワーロ。
その数時間後。
祈達が駆け付けた時、すでにイエーガー元帥は。
近くの屋内でコムイも集まった。
「あのさっきから言ってるハートって」
「ハートは千年伯爵が狙っているものだ。それはとても大事なモノだ」
千年伯爵、聞きなれないがその相手がどれほどのモノかすぐに祈でも
分かった。
- 任務、in ギリシャ ( No.3 )
- 日時: 2018/05/03 16:22
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
一通り聞いて、祈は一時帰還した。
「鳥居ちゃん、君は自分の部屋の隣に行ってエトハくんを
呼んでまたここに来てくれないか?」
「わ、分かりました」
そう返事して自室の隣へ。
ドアをノックすると彼の声が聞こえドアを開けた。
エトは窓を開け風を通していた。
「オッス、祈!帰ってきてたのか!?」
「うん、ついさっき。そういえばエトはさっきまで何をしてたの?
すっごい汗だよ?」
「鍛錬してただけだぜ?体力づくり。で、どうしたんだ?」
そういわれ本題を思い出した。
彼にはコムイが呼んでいたことを伝え二人は室長室へ
向かった。
「二人とも揃ったね?じゃあ君たちにはギリシャに行ってもらう」
「「ギ、ギリシャッ!?」」
二人は同時にそう言った。
「その首都アテネで奇怪なことが起こってるらしくてイノセンスも
確認されてるから」
「回収して来いってことかよ。じゃあ早く行くか」
「話が早くて助かるよエトハ。彼女はまだ慣れてないところも
あるだろうし頼むよ」
◆
到着したのは約半日ぐらいだと思う。
「エト、久しぶりじゃない?母国に帰ってきたのは」
「あぁ、さらに生まれ育ったのはアテネだったしな!
懐かしいぜ!」
二人は歩きながら話していた。
「エトハ?」
「うおぉぉ!!マティア姉さん!」
赤いロングヘアの女性が声をかけてきた。
どうやらマティアというらしくエトの姉という。
彼女らの自宅にお邪魔させてもらった。
「初めまして私はエトの姉、マティア・ティドールです」
「鳥居 祈です、宜しくお願いしますねマティアさん」
- エトハの家族、初戦闘! ( No.4 )
- 日時: 2018/05/03 16:59
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「にしてもエトにこんな可愛いガールフレンドがいたなんてね」
「なっ!!ガールフレンドって///」
マティアと祈は彼の反応を見て笑った。
「でもエトは良い人ですよ。明るいんで」
「それは私も分かっています。何年も一緒にいましたから
そういえば二人はなぜここに?」
「俺たちは仕事で来たんだ。姉さん、ここでなんか怪奇なことが
起こったとかねえか?」
マティアは手元にある新聞を開いた。
「この写真の場所って…アテネの観光地パルテノン神殿ですよね?」
祈はそう聞いた。
「えぇ、そこにお宝が眠っているって話なんだけどね、剣なんだって。
抜こうと思っても誰も抜けなかったって」
「となるとそれがイノセンスかも…」
そう考えこんでいるとマティアは席を離れた。
「剣の形をしたイノセンスか。らしいっちゃぁらしいな。
あそこは戦闘の知識や戦を司る女神アテナが祀られてる」
「祀られてる?ってことは日本でいう神社みたいなところかな」
外から何やら叫び声が聞こえた。
「姉さん!ちょっくら俺たち行ってくるぜ!」
「あ、気を付けてね〜〜!!」
マティアはそう言って二人を見送った。
二人は人混みをかき分けて進む。
「なんかみんな誰かから逃げてない!?」
「あぁ、もしかしてもしなくとも——」
そこには数体のAKUMAがいた。
「おっし、祈行くぜ!」
「うん!」
エトは鉤爪のイノセンス、祈は銃のイノセンス。
- 蝕を司りし者 ( No.5 )
- 日時: 2018/05/03 18:00
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「“炎爪”!」
炎を纏った鉤爪でAKUMAを切り裂いていくエトを祈は
的確に彼を援護する。
「…終わったかな?」
「みたいだな」
「君かぁ、二丁拳銃を使ってる日本人って」
祈の目の前に一人の青年がいつの間にか現れた。
額には七つの十字架の聖痕があり、灰色の肌をしている。
髪は黒で顔の横にある髪は白い、瞳は赤色をしている。
「お前、ノアの一族だな?」
「もちろん、僕は蝕を司るノア、アクト・トードっていうんだ。
たまたま歩いてたら可愛いエクソシストがいて話しかけたら
二丁拳銃を持ってたんだよ!会えて嬉しいよ——鳥居 祈?」
彼は不気味な雰囲気を出すがすぐに引っ込め無邪気な笑みを
浮かべた。
「また会おうね?そしたら君の実力をもっと見せてよ。
もちろんその日本神のイノセンスもさ」
そう言って彼はまたどこかへ行ってしまった。
「祈、今日は一旦帰ろうぜ」
「うん」
◆
夕食ではマティアの作ったオムライスが出された。
「いただきます」
手を合わせてからスプーンでオムライスを少しすくい
口に入れた。
そして食べ終わるともう一度手を合わせた。
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
「そう?よかった」
「姉さん、ありがとな!ここまでしてもらってさ」
エトはマティアを見てそう言った。
「いいんです。私たちは貴方たち黒の教団に守られていますから
これぐらいはしなくちゃいけません。お部屋は二階にあるから
使ってください」
- 義弟話 ( No.6 )
- 日時: 2018/05/03 18:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ねぇ祈ちゃん、貴方は兄妹とかはいる?」
マティアにそう質問され首を振った。
「一人っ子ですよ」
「そうなの?実は私もそうなんですよ。彼とは義理の関係です。
家の近くでたった一人で泣いていてね。話を聞いたら
両親は殺されちゃったって言っていたの…」
「両親を…」
いつも快楽そうで、笑顔のエトからは想像できなかった。
「一か月ぐらいして彼とも仲良くなって楽しかったわ。でも
私の両親もAKUMAに殺されてしまった。彼は二回も辛い思いを
してしまった。私は自分のことよりも彼のほうが心配だった。
それから彼は色々学び始めたの。武術とか色々ね。
私は今はもう治ったけど車椅子がないと動けなかったときだったの
彼は疲れているのに私を気遣ってくれた」
彼女は俯きながらそう語っていた。
「だから私は彼の役に立ちたいの。困ったときはいつでも
私に相談してね?できる限り答えて見せますから」
「分かりました!」
◆
翌日。
パルテノン神殿へ向かうために二人は外に出た。
「…?エトか?」
「ラナ!久しぶりだな!氷みたいなところは変わらねえな!」
「お前もだろ。で、そいつは仕事仲間か?」
ラナと呼ばれた青年は祈のほうを向いた。
「あぁ、日本人の鳥居 祈だ!祈、コイツは俺の友人ラナ・ライン
で、お前どこに行くんだ?」
「パルテノン神殿」
「なら俺たちも行かせろ。俺たちもそこに用があるんだぜ!」
そう言って同行させてもらった。
Page:1 2