二次創作小説(紙ほか)

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銀魂‐朱色の髪紐‐
日時: 2018/06/24 14:55
名前: 日陰屋 (ID: fiSsJsBf)

完全に自己満の小説です。すみません。
真選組は女禁ですが、原作と矛盾のでなないように設定があります。
のちのち出していくつもりですので、見てっていただければ…。

リクエストの方もお待ちしております。


とりあえず、主人公オリキャラの紹介します
 
 名前→更木麗ざらきうらら

 年齢→18歳

 真選組所属。2番隊隊長にして副長補佐を勤める(地位は沖田と同じくらい)

 
 
 容姿→黒髪ストレート(桂さんくらいの長さ)
    前髪の横に常に長くてまっすぐなおくれ毛がある。
    眼色は沖田や銀さんより少し明るい赤

    仕事中はポニーテールで、男用の隊服を裾を折り曲げて無理やり着ている。
    ズボンも、無理やりベルトでとめているためガウチョっぽくなっている。
    勿論、隊長服。2番隊隊長なので。

    仕事が休みの日は低い位置でのサイドテールのときが多い。
    服は、これまた男物のゆるい着物を好んで着る。わざわざ着崩す。
    一応胸にサラシを巻いているが、本人はごわごわして嫌らしい。
    
    身長160㎝、体重45㎏ やせ形。
    胸はお世辞にも大きいとは言えないが
    本人は、でかくても戦闘の邪魔になるだけだろうと気にしていない。

   
幼少期→親に捨てられたところを沖田姉弟に拾われ、近藤さんの道場で育てられた。
    近藤さんとミツバを本当の両親のようにしたっている。
    勉強や、剣術に関しては全て土方さんから受け継いでいる。
    (勉強するのは苦手だったため剣術の方が伸びた)
    一人称が"俺"で男口調だったが、ミツバと近藤さんに注意をされたため
    "私"になおした。男口調はいまだに抜けきらないときがある。 



誤字脱字、原作との矛盾、アドバイス、だめだし等ございましたら是非コメント下さい。

あとは、無いとは思いますが応援コメントもお待ちしております。

ではではお気軽に見ていってくだされ。

1.朝からうるさい上司にはマヨネーズでも与えとけ ( No.2 )
日時: 2018/08/23 23:38
名前: 日陰屋 (ID: q.UUedhu)

ドタバタと騒がしい

隊士たちの足音やらなんやらで今日も彼女は目を覚ます。

まだ眠い。もう一度寝てしまおうかと、そう考えた矢先。
……ぐぅぅぅ
腹の虫がないた。

腹、減ったな。とりあえず朝飯を食おう。

そう思い、布団から起き上がった女、
更木麗は寝巻きのまま顔を洗い食堂に向かった。








−食堂−


ふぁ…とおぼんを持ったままあくびをする。


「おはようございます!更木隊長!」


2番隊の隊員だ。麗はおう、おはようと短く返事をし、席に座る。

誰かと喋るテンションじゃないので出来るだけ人のいない席だ。


麗はご飯に手をつけ、食べ始めた。

食堂の味噌汁は、今日も美味しい。



と、そこへ彼女の前の席に座る影がある

真選組副長、土方十四郎だ。

「…おはようございます」
一応彼に挨拶をした。が、

麗は…というか土方の知り合いは皆だろう、
彼とご飯を食べるのがあまり好きじゃない。

ブチュ…ブチュブチュ…

土方はなんにでもマヨネーズをかける。
一緒に食べている方が気分を悪くしてしまう。

それに…

「おい麗。せめて、隊服に着替えてからこい」

始まった。説教、小言は彼の得意技だ。

「うるさいな、飯食ったらまた寝るんすよ」

「寝るな、働け」

「んなこと言ったら沖田だってまだ寝てるし、私ばっか怒んないで下さい」

「あいつも、あいつだ。つーか総悟は一応着替えてから寝てる」
「それがいいって訳じゃあねえが、女が寝巻きでうろうろすんな」

「女なのは関係ねーすよ。男女差別やめて下さい」


麗は、土方から逃げるように早々とご飯をたいらげ、
ご馳走さまでしたと手を合わせ席をたった。

2.寝たふりしてる間に悪口聞いちゃうとその後ちょっと気まずい ( No.3 )
日時: 2018/06/24 15:21
名前: 日陰屋 (ID: fiSsJsBf)

麗は、ぶかぶかのズボンを無理やりベルトでとめて
ぶかぶかの隊服を羽織ったあと、
ズボンと上着の裾を大きくまくった。

そして
背中まである長い黒髪を
朱色の髪紐でまとめあげた。


これに、たいした意味は無い。

彼女が、自分一人しかいない女性隊員のために、
わざわざ女性用の隊服を作るのは違うと思ったから、
無理やり男用を使っているだけ。
というか、そもそも麗は大きめのサイズが好きなのだ。


だが髪紐は彼女が江戸にくるまえ、 

武州にいる頃から使ってるものだった。


彼女には近藤さんや、ミツバさんが
私の眼と同じ色で、凄く綺麗だと

そう、褒めてくれた記憶があるのだ。





「更木隊長、準備終わったでしょうか」

2番隊の隊士だ。

「副長が呼んでたんですけど、忙しいスか?」

麗はうなだれた。
別に忙しい事はないだろう。ただ正直面倒くさいのだ。

だが、麗は2番隊隊長でありながらも副長補佐。
つまり、彼の直属の部下なのだ。無視は出来ない。

「…大丈夫。土方さんどこにいた?」

「1番隊の隊舎…ていうか、沖田隊長のとこっスね。」

「了解。悪いね、自分の仕事いきな」

麗はそう告げると、土方さんの所へ向かった。



      ◆


「土方さん、何か用ですか?」

麗が声をかけると、土方はやっと来たとばかりにため息をはき手をこまねいた。

足元にはアイマスクをつけて沖田が横たわっている。

「総悟をおこすの手伝ってくれ、何やってもおきねぇんだ」

土方は頭を抱える。

「多分これ、ねたふりっすよ」

麗が言うと、土方さんは驚いた顔をして、は?と声を出した。

「つーか何してもおきないならでこに油性ペンで"肉"とか書いちゃえばいいんすよ」

麗は油性のマッキーをとりだし、沖田の前髪を持ち上げた。

そして、沖田の額にペンがつきそうになったそのとき。

すすす…と沖田の頭が後退した。


麗はもう一度チャレンジした

沖田の額にペンがつきそうになったそのとき…

ごろん、と沖田は寝返りをうった。

これはもう確実に狸寝入りだろう。


土方の額には、うっすらと血管が浮き出ていた。
そして、沖田の額にはうっすらと冷や汗が滲み出ていた。


少しの沈黙があった後、


「総悟ォォォ!!!てめえいっぺん死ねェェェ!!」という怒鳴り声が響いて

沖田と土方さんが追いかけっこを始めた。



毎日こんな風景が見られるのは

磯野家と真選組ぐらいでは無いだろうか。

3.たったまま寝てたらナンパに引っ掛かるから気を付けろ ( No.4 )
日時: 2018/06/24 15:34
名前: 日陰屋 (ID: fiSsJsBf)

まぁ何だかんだ、そんなこんなで

沖田、土方、そして麗の3人は、今日も仲良く見回りだ。



「はぁ、今日も江戸は平和だねィ」

沖田が呟く。

もっともだ。隊長格が出向く事件なんてそうそうおきない。

暇すぎて、たったまま寝てしまいそうだ。

麗がそんなことを考え、ボーッとしていたときだった。



ドンッ



誰かと肩がぶつかり、体制を崩した。

「痛てッ…」

麗はその場に崩れ、尻餅をついた。



「あ、すいません。ボーッとしてて…」

麗が尻をついたまま謝ると、


「や、こっちこそ…怪我ない?」

と、ぶつかった男性が筋肉質な腕を伸ばしてくれた。

よっこいしょ、と麗が起きあがると男は

気を付けろよ、と彼女の頭を優しく叩いた。

「−ってあれ、その制服…」

男が喋りかけたその時だった、


麗の背後から低い声が聞こえた。


「おう、万事屋ァ、うちの隊士に肩ぶつけるたァいい度胸じゃねえか」
 
土方だ。いかにも知り合いかのような口振りで話す。

「あァ?誰かと思えばチンピラ警察24時じゃねーか、喧嘩腰だな、買ってやろうか」

ふたりは既に喧嘩腰で今にも殴り合いそうだ。



「まぁまぁ旦那、抑えてくだせェ」

沖田が珍しくフォローをいれた。

「やるなら俺も混ぜてくだせぇよ、フルボッコにしやしょうぜ」

違った。一瞬フォローをいれたかに思えた沖田は、
実は自分の入るタイミングを作っただけであった。

「俺が下から股間いくんで、旦那は上から首をいってくだせェ」





「オイィィィィ!!!そうじゃねえだろォォォ!!!」

麗は思わずシャウトする。

「珍しくフォローいれたと思ったら、やっぱそうかよ!
まったく成長してねェなてめえはァァァァァァァ!!!!!」

「別に私、ツッコミキャラでも何でもないんだけど…!!?
周りがぶっとびすぎててつっこむしかないじゃねぇかァァァ!!」

「つーか土方さん、一体誰なんだよ?その人は!」

4.女の体は好きな人にしか触れさせちゃ駄目 ( No.5 )
日時: 2018/06/24 16:22
名前: 日陰屋 (ID: fiSsJsBf)

「えーと…改めまして万事屋銀ちゃんこと、坂田銀時です…」 
「同じく万事屋で働いてます。志村新八です。」
「神楽アル」

前回土方と喧嘩してたこの人、坂田銀時は
「万事屋」という、いわゆるなんでも屋を経営してるらしい。

後ろふたりは初登場だけど…まあ説明いらないだろう。
これ見てる人は皆どうせ銀魂民だ。
今会ったばかりの麗よりよっぽど知ってる。

「私は真選組2番隊隊長…兼副長補佐やってる更木麗って言うもんす!」
「以後見知りおきを!!」

万事屋3人に続き、麗も自己紹介を済ます。

「あの、真選組って、女禁だと思ってたんですが…女性もいたんですね」

眼鏡をかけた小柄な少年…志村新八がおずおずと口を開く。

「ああ、女はこいつだけだよ」

土方が答える。

「俺たちゃ田舎にいた頃からの仲で、真選組結成時からいるメンバーなんだよ」
「こいつのことは田舎においてきて総悟の姉貴に預けるつもりだったんだが…」

土方は、ハハ…と一人苦笑する。

「この頑固娘、ついていくって聞かなくてですねィ」

沖田が言葉を引き継ぎ、麗を横目で見る。

沖田に見られた麗は、

「だっておかしいだろ?小さい頃から同じ道場で同じ稽古つけてもらって、
その仲間で一旗あげるってのに女ってんで私だけ仲間はずれっつーのはどーにも…」
と、答え、

「まあ、その主張を聞いて、
『確かに麗も仲間なのにおかしいな』と近藤さんは引き下がってくれた。
近藤さんへの恩は私の一生を捧げても返しきれないかもしれないな。」
と、続けた。

沖田は聞こえなかったかのように無視し、

「まあ、麗の主張を聞いた近藤さんが、『確かに麗は実力もあるし、そもそも男同然だから』と
言ったとたん全員が納得したんですけどねィ。」
と、話した。

麗は、『男同然』という言葉にツッコミをいれなかった。
むしろ、男同然に思ってくれていたということが嬉しかった。

だが、本人が突っ込まなかったことをわざわざ掘り返すものがいた。

「え、こんなに可愛いのに男扱いってこと…?いやいやいや、んな訳ないじゃん」
銀時だ。
「絶対いるよ、意識してないふりしてバリバリすきになってる奴、絶対いる。」
「そうアル。男は皆ケモノの皮かぶった狼ネ!ん?いや狼の皮かぶった獣だっけ?あれ?どっちだったっけ?」
「いや、どっちでもいいよ!つまり、獣の皮被った獣だよね!?被る必要ないよね!?」
神楽の良くわからないボケに新八がツッコミをいれた。


「私のこと、狙ってる野郎なんかいやしませんよ。ほら、見ての通りガサツだし」
麗は正直にそう思っていた。実際、長いあいだ真選組にいてもそういうことは一度もなかった。


「いやいや、気の強い女はモテるんだよ。気弱なM野郎からも、気の強い女を調教したい鬼畜系ドS野郎からも。」
銀時は沖田を指差し、沖田は目を血走らせて見開き力強く親指をたてた。

−いや、悪ノリすんな沖田てめえ
麗は脳内で沖田にキレた。

「ていうか、だとしても隊内の連中とどうにかなる気はねえっす。」
麗がそう言うと、

「安心しな、どっちにしろてめえのこと好きになるやつなんざいねえから大丈夫でイ」
沖田が言った。

彼は皮肉を言ったつもりだったのか、はたまた本当に安心させたかったのか、
麗には分からなかった。

だから、その言葉には返答をせず、
沖田の尻にけりをいれると、『いくよ』と言って仕事に戻った。


Re: 真選組唯一の女隊士【銀魂】 ( No.6 )
日時: 2018/06/24 16:43
名前: 日陰屋 (ID: fiSsJsBf)

観覧数100行きました!!

ありがたや!ありがたや!

これからもぜひよろしくお願いいたします!


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