二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

家庭教師ヒットマンリボーン!新ボンゴレリング
日時: 2018/08/05 13:28
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

リボーンはツナの友だちである真田久遠という少女のことを
知る。そして彼女をボンゴレに引き入れることを決意した。

次期の証 ( No.4 )
日時: 2018/08/06 21:22
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

真尋はボンゴレの9代目から届いた手紙を読んだ。
『ボンゴレの弟軍次期長、真田久遠
 
君の力を見込んでここに先代までの弟軍長の技を記そう。そして
次期の証としてある物を授ける』
袋には二つのブレスレットが一緒に入っていた。
「これが証、みたいだな」
アルトはそのブレスレットを興味深そうに見ていた。
「…Xブレスレット、どちらも星空の属性だけど
 蒼穹の守護者でなければ効果は発動しないと言われている。
 綱吉の持つXグローブの双子のようなもの。久遠これは
 使用者によって技とかが変わる。つまり自分の欠点を
 補うことができる。想像が重要」
「(想像…とりあえずやってみなきゃ)」

 ◆

翌日の朝…修行に向かう途中、ツナたちに出会った。
「そっか京子ちゃんのお兄さん、ヴァリアーの人に勝ったんだね!
 で、今日は獄寺くん?」
「おうよ!俺が絶対に勝ってやる!」
獄寺は力強く返した。とても頼もしい言葉だ。
「…私も応援しに行くよ!じゃあ私はこっちだから、またね!」
そう言って久遠は手を振り別れた。

嵐から雨へ ( No.5 )
日時: 2018/08/07 11:39
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「よしじゃあ円陣やるぞ!」
笹川はそう言って反対している獄寺を無理矢理巻き込んだ。
「久遠、朱恩さん、アルトも来いよ!」
三人も加わり全員で円陣を組む。
「獄寺、ファイッ!!」
『オ——!!!』

朱恩は獄寺の背中を叩いた。
「ぐおっ!な、何するんすか!朱恩さん!」
「沢田のためとはいっても、無茶すんなよ」
朱恩の言葉に獄寺は力強く頷いた。

 ◆

不安が募っていくばかりだ。
「もうすぐ時間切れになるぞ…」
取っ組み合っている獄寺とベルフェゴール、何より久遠たちは
獄寺の事を心配していた。
「ふ、ふざけるな!!」
ツナはそうカメラ越しに叫んだ。取っ組み合っていた獄寺も
彼の言葉に耳を傾けた。
「君が死んだら意味がないじゃないか!何かのために戦ってると
 思ってるんだ!」
「そうだよ獄寺くん!10代目云々の話じゃないんだ!生きていなきゃ
 勝っても意味がないよ、誰かが死んで勝利するぐらいなら
 —全員が生き残って無様に負けた方がマシだ!!」
久遠はツナに続けて叫んだ。その後カメラの画面が煙で
覆われた。全員は祈る、獄寺が無事に帰ってくることを…。

「す、すみません10代目…」
「よかった無事で…ほっ」
久遠は胸を撫でおろした。傷だらけの獄寺は山本の胸倉を掴む。
「後は、頼んだぞ」
「ん?」
山本が首を傾げると獄寺はそっぽを向いた。
「ホントは俺だって頼みたかねえよ」
「…わぁってるって!任せとけ」


新たな死ぬ気の炎 ( No.6 )
日時: 2018/08/07 18:50
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

どんどんバトルは進んでいき修行も進んでいく。
久遠もついに進化していた。
「お、おー!!ありゃあ死ぬ気の炎じゃねえか!」
「久遠の炎、今までの弟軍ボスにはいなかった」
アルトは久遠の右目と額、そしてブレスレットから燃え上がる
炎を見てそう言った。
額にはツナと同じような橙と赤の炎、瞳には藍と紫の炎、
ブレスレットには黄色と青の炎が灯っていた。
「久遠は元々特殊だった。観察力に長けていたから
 運動能力は低かった、まぁ元々彼女は運動が苦手だったけど…
 ツナや獄寺たちと触れ合ったから…俺も久遠に救われた…」
「…まぁ細かくは聞かねえよ。久遠レーザーとかテレビとかで
 見たことあるだろ!?色々想像してみろ」
真尋はそう伝えた。久遠の頭にすぐ思い浮かんだのは
あるゲームで見た跳ね返るレーザーだ。掌を向けると橙と赤の
一本の細いレーザーが放たれる。壁に当たると少し太くなり
跳ね返った。その先にはアルトが立っていた。
「ッ——!?」
久遠は目を閉じた。

煙が晴れるとそこには片手を見つめるアルトがいた。
「ご、ごめんアルトくん!」
「大丈夫…でもこれならすぐにでも戦闘ができる。久遠の
 死ぬ気の炎、今までのボンゴレボスにも弟軍ボスにもなかった。
 だから名前は久遠がつける」
アルトにそう言われ久遠は少し難しい顔をしたがすぐに
明るくなる。
「絆の炎!これしかない!」
二人は少し笑みを浮かべた。

「よし、今日は大空戦だ。気合い入れてくぞ」

W戦、大空と蒼穹 ( No.7 )
日時: 2018/08/07 19:44
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「那由他お前も一緒に戦え」
ザンザスは那由他にそう告げた。
那由他は仕方なさそうに腰を上げた。
「大空戦では急遽、蒼穹戦も一緒にすることになりました。
 どちらもフィールドは学校全体です。これで負けたほうの
 守護者は全員死にます。各箇所にカメラを設置しました。
 更に守護者の皆様にはこの小型ウォッチで様子を見ることができます。
 では守護者の皆様は各々が戦ったフィールドへ向かってください」
そう言われすぐ全員が集まった。

「お、二人は10m以内にいればいいぞ」
クローム髑髏と雲雀恭弥に笹川はそう言った。
そしてアルトと朱恩、久遠も含めて円陣を組む。
「沢田、ファイッ!」
『お——!!』
「次だ次!真田、ファイッ!」
『お——!!』

そして全員が別々の場所に散った。
ザンザスとツナから離れた場所で久遠と那由他は向き合っていた。
「それでは大空と蒼穹のバトル、開始!」

同時に四人が動いた。
校舎内三階、そこには獄寺とベルフェゴールがいた。
「獄寺」
「うっ、朱恩…さん…!?」
「…見てみろよ、久遠の炎を」
朱恩は自身のウォッチの画面を見せた。
「この炎は…死ぬ気の炎!!?」
「そうだ。これは久遠の死ぬ気の炎、名付けた名は——」

久遠の炎を見て那由他は目を見開き思わず笑みを浮かべる。
「これが私の死ぬ気の炎…絆の炎だ!」

決着、パーティー! ( No.8 )
日時: 2018/08/09 12:13
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「‥‥降参しておこう。どうせヴァリアーが負けるんだからな」
那由他はそう呟いた。彼が指差した方向にはザンザスに今まさに
指輪をつけようとしているベルフェゴール、そして他のリングを持つ
マーモン、他にもルッスーリアなどが集まっていた。
「オイ審判、これは俺たちも加わっていいよな?」
那由他の質問にチェルベッロの二人は頷く。
那由他はすぐに久遠の背中を軽く押した。
「行って来い!!」
「あ、ちょ!わああああああああああああああああああああ!!!?」
隕石のように地面に落下していき地面寸前で体が止まる。
「違反行為、それはつまりヴァリアーの敗北を意味する」
「天才集団ってどうしてこうも自ら負けに行くのか…
 なぁ?馬鹿集団の馬鹿リアー共」
糸が切れたように久遠の体は地面に落ちた。

ツナの周りにはクローム髑髏、獄寺、山本、笹川、雲雀、
そしてアルトと朱恩、久遠が集まった。
「残念だけど、こっちには今、私たちの次に高い戦闘力を
 持ったヴァリアー隊員が向かってるわ」
「お前みたいに幻術でしか攻撃できねえ赤ん坊に言われたかぁ
 ないな。マーモン、テメェは自分の指でもしゃぶってろ!!」
朱恩の消えたような移動速度、更に長い脚を活かした蹴りを
マーモンは浴びてしまった。

「ししし、隙だらけじゃん!」
「そうとも限らないよ」
すでにヴァリアーたちの体は死ぬ気の炎で拘束されていた。
「久遠の炎は破れない」
「…ザンザス様の失格により大空戦の勝者は綱吉氏となります」

 ◆

昨日のことはとても嬉しかった。で、今はパーティー中だ。
アルト「美味しい…これが寿司、なんだ」
山本「あれ?アルト食べたことなかったのか?」
その質問にアルトはコクリと頷いた。
久遠「まぁ勝ててよかった。でしょ?」



Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。