二次創作小説(紙ほか)

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銀魂−意味わからなくても言いたい言葉−
日時: 2018/08/30 21:25
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

千葉早苗ちばさなえ、万事屋や新選組とも関わりがある少女だ。
彼女は彼らと関わりながら様々なことを学んでいく。

1章 死にたいとか思う暇があるなら仕事やれ(紅桜編) >>01-05
2章 妖刀とかが出てくると必ず何か起こる(真選組動乱編) >>06-09
3章 兄弟って似てるところもあるけど似てなかったりする(土方兄弟編) >>10-13
4章 人の恋人ってすっごい気になる!(山南黎助ノ彼女編) >>14-16
5章 大丈夫と思ってる人が被害者になることがある(白兎船編) >>17-18

その1 主人公以外からスタートするのもアリかも ( No.1 )
日時: 2018/08/17 18:52
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

千葉早苗の母、伊月は軍医をしていた。そんな彼女の元に
一人の少年が運び込まれた。彼は早苗と関わることになる
伊庭七郎という。
「この怪我…」
彼の腕は治療などできないほどまでだった。
「(この怪我、もう腕を切断するしか。でも麻酔も何もない)
そういえば貴方、怪我は痛くないの?」
伊月は伊庭にそう聞いた。彼は顔色一つ変えず首を横に
振った。
「大丈夫です。切断する必要があるなら切断してください」
そう彼は言い放った。麻酔も何もない、危ないと伊月が
言っても彼は意志を曲げなかった。伊月は溜息を吐き
準備を始める。
「痛いけどごめんなさいね…」
そう言って彼の左腕を切り落とした。激痛のあまり悲鳴を上げるのでは
泣いてしまうのでは下手したショック死してしまうのでは?そんな
不安は消し飛んだ。彼は痛がらなかったのだ。
「あ、貴方、大丈夫?麻酔も無しで…本当にごめんなさいね麻酔が
切れてしまってて…」
「あの大丈夫ですよ」
「そう…よかったわ。私、貴方よりも年下の娘がいるの。私は
軍医だからきっといつか死んでしまう。だから——」

 ◆

そして現在。
「へぇ…伊庭さんの治療をしたのがお母さんだったんだね。
麻酔無しでよく切られて痛がらなかったよね。私は無理だよ」
「あはは、僕もなんで痛くなかったのか分からないよ」
なんて伊庭は笑いながら話した。笑い事じゃないでしょと早苗は
心の中で呟いた。

その2 大丈夫って言ってる人が先にやられる ( No.2 )
日時: 2018/08/18 17:30
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「お嬢ちゃん、夜に歩いてると」
男は紅色の刀を抜いた。お嬢ちゃん、とは恐らく
早苗の事だろう。早苗の心拍数がどんどん上がっていく。

その刀が今、振り下ろされた。

「お前さん、何者だい?」
亜麻色の髪を一つに結った伊庭が刀を弾いていた。
「さぁ?何者に見える?人斬りさん」
「い、伊庭さん!?どうして」
早苗は伊庭の左腕の袖を掴んだ。そこにはやはり腕はなかった。
早苗は何かを察し、少し下がった。

目にもとまらぬ速さで二人の刀が動いた。
「お前、なるほど…噂で聞いた隻腕の剣士に会えるなんてね」
少し楽しそうに彼は話した。伊庭は少し警戒する。

「その刀…その刀を使ってはいけない何故、貴方がそんな
妖刀を手にしてるんだ!?」
「それは言えないねぇ。刀が君の血を欲している」
男の太刀筋がどんどん速くなっていく。

男の刀が止まると伊庭は地面を踏み切り跳躍し刀を上から
下に振り下ろした。それは躱されたが即座に横に振るい男の
頬に一筋の傷ができる。
「流石だねぇ。でも怪我、大丈夫かい?」
「ッ!?」
伊庭の左肩を妖刀が貫いた。それだけでなくいつの間にか頬に
掠り傷が出来ていた。
「七郎!!」
一人の男が走ってきて伊庭を刺した男に斬りかかる。
「ぎ、銀さん!?」
「銀さん、なんでここに来た!?」
「俺もアイツを追ってたんだよ。七郎はちゃっちゃと早苗を
連れて帰れ。酷い傷じゃねえか」
銀時にそう言われ大人しく引き下がった。そこに早苗は伊庭を連れて
自宅へと向かった。

早苗の家、救急箱から色々取り出し伊庭の手当てを早苗はしていた。
「伊庭さん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、このぐらいはね。にしても早苗も手当てが
上手いねぇお母さんにも負けないんじゃないかな?」


その3 辻斬り要注意 ( No.3 )
日時: 2018/08/24 10:59
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「旦那、助けに来ましたよ」
傷だらけの銀時にそう声をかけたのは沖田総悟だった。
もう一人、沖田よりも少し背が低く色白の隊士がいた。
彼はもう一人の副長である山南黎助である。
「見つけましたよ、辻斬りの犯人。随分と物騒な刀を
持っているようですね」
「やり合っても良いんだがねぇ、今日はこのぐらいにしておくよ」
辻斬りは暗闇に消えていった。
銀時は新八に肩を借り立ち上がった。
「旦那も辻斬り、妖刀を追ってたんですかい」
「仕事だ仕事」
「仕事熱心なのは良いことですけど、気を付けてくださいよ。
銀時さん、今回は辻斬りを相手にしてたんですから」
山南の言葉は説教じみていた。だが顔立ちがあれなので
気迫というものがあまり感じられなかった。
「じゃあぼくたちは帰らせてもらいますね。お大事に。
沖田さん、このことを報告しに行きましょう」
「へい」
二人もまた暗闇に消えていった。

真選組道場内。素振りをしている近藤に土方、沖田、山南はそれぞれ
分かったことを報告した。
「トシ、鬼兵隊について調べてくれ」
「分かってる。後、近藤さん、素振りは裸でやらなくていいんですよ」
「…そんなんだから妙さんにストーカーなんて呼ばれるんですよ」
山南が放った言葉が彼の心に突き刺さった。


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