二次創作小説(紙ほか)

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拝啓ドッペルベンガー
日時: 2018/09/28 18:44
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)

  *注意*
拝啓ドッペルゲンガー と言うボカロを勝手な解釈で小説にしたものです。
想像していることと、異なる場合があります。語彙力はありません。





「どうも、こんにちは。君の分身です。」


何の冗談だと目を擦ってみても、変わらない。


僕の目の前には、僕がいた。

Re: 拝啓ドッペルベンガー ( No.6 )
日時: 2018/09/30 18:34
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)

あの言葉を言われた後、何も考えられなかった。
放心状態のまま授業を受け、気付けば僕は家にいた。

家には彼がいた。

あぁ、友達が言っている僕は、皆が見ている僕は、
...僕じゃない。

僕という存在は、彼という存在に奪われた。

僕の存在がなくなった今、僕は何なんだろう。考えれば考えるほど、分からなくなった。


「ねぇ、どうか僕の存在を返して!!」


「生憎様だが、此方は此方で随分心地が良くて、」
「もう貴方の居場所は此処には無いこと分かってるんでしょ。」
「奪われたんなん奪わえば良いだろ、」

「今度はお前の番だから。」




彼は...


いや...





...僕は

含み笑いでそう言った。

Re: 拝啓ドッペルベンガー ( No.7 )
日時: 2018/09/30 18:56
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)

僕という存在はもういない。

そりゃそうだ。そうだよな。命の椅子は1つだけ。

悔しくて。
悲しくて。
寂しくて。

泣いて。

泣いて。
泣いて。
泣いて。





「僕のほうがちゃんと君を生きてやるから、君も次の誰かちゃんと救わなくちゃ。」


「もう分かってんだろ、何をすればいいかさ。」









あぁ、そうだな。



誰でもいい、何でもいい、





僕に器をください。








どうか誰か僕に奇跡をくれよ。

Re: 拝啓ドッペルベンガー ( No.8 )
日時: 2018/10/01 15:43
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)

これは、きっと終わることの無い

人の業の連鎖


蝕まれた存在に世界は気付かずに今日も回り続ける

此処に起きた奇跡の輪廻が

狂った世界をまた染め上げていく


この悲劇は終わることは無い












「どうも、こんにちは。君の分身です。」











...そしてまた、悲劇は繰り返される。


 ~END~

Re: 拝啓ドッペルベンガー ( No.9 )
日時: 2018/10/01 15:50
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)


ご観覧ありがとうございました。


どうも、柊。と申します。
初投稿だったんですが、予想以上の方に見ていただき、本当に嬉しく思います。


拝啓ドッペルゲンガーの解説もしていきます。

Re: 拝啓ドッペルベンガー ( No.10 )
日時: 2018/10/01 16:35
名前: 柊 (ID: SiB1Ygca)

それでは、解説をしていきます。


まずは流れと簡単な解説をしていきます。

主人公である僕、の前に、彼=ドッペルゲンガーが現れる。
彼は何でもすると言ったので、僕は彼に学校へ行かせる。
彼は全て完璧に僕をこなす。僕が久しぶりに学校へ行くと、授業や友達の話題について行けない。

ちなみに、転校させたのは、数日の間で忘れるのは可笑しいと言うのが欲しかっただけです。

数日の間で、転校は無理があるかと思うですが、そこは...すみません。

しまいには、友達に「お前、誰。」とまで言われる。

ドッペルゲンガーに今度はお前の番だから。と言われ
僕は、他の人のドッペルゲンガーとなり、最後に


「どうも、こんにちは。君の分身です。」と、いいドッペルゲンガーと同じように存在を奪ばう。



詳しく解説すると、


No.6の「彼は、いや僕は」はドッペルゲンガーが僕を奪ばったため、彼では無くなったから。
No.8の「人の業の連鎖」は自分の存在が欲しいがために、人を騙し存在を奪うこと。
   「蝕まれた存在」はドッペルゲンガー。周囲はドッペルゲンガーだと気付かず過ごしている。

この話はずうっとループしている。僕がドッペルゲンガーになった後も話の冒頭に戻り、繰り返されている。




解説は終わりです。

もしよろしければ、「ボカロ解釈小説」を投稿しますので、そちらもよろしくお願いいたします。


此処までご観覧本当にありがとうございました。



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